ｺﾝｺﾝ

？？「誰だ？」

鹿島「練習巡洋艦、鹿島です。提督さんをお連れ致しました」

？？「分かった。入れ」

鹿島「失礼します」

ｶﾞﾁｬ

俺「し、失礼します！」ﾍﾟｺｯ!

？？「提督よ...貴方はここの長なのだから、頭を下げて入る必要は無いぞ」ｱｷﾚ

俺「あ、あぁ...ハハハ...そうだよな」

そう言って俺はお辞儀した体制から元に戻す。

長門「これで、貴方の顔もしっかり見えるな、提督よ」ﾆｺｯ

俺「長門！？」

島風改「提督、おっそーい！」

俺「島風」

時雨改「ふふっ♪︎会いたかったよ提督」ﾆｺｯ

俺「時雨」

？？「私もいますよ！司令官♪︎」

俺「っ！？」

背後から声がした。

俺は、その声と その呼び方で誰なのか直ぐにわかった。

俺「吹雪！」ｸﾙｯ

吹雪改「はい！司令官！」ﾆｺｯ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

俺「すごい嬉しいんだが、なんで......」

長門「『なぜ私達が、この様になったか？』だろ？」

俺「あぁ」ｺｸﾘ

？？「それは私がご説明致しましょう！」

俺「っ！？君は......」

明石「工作艦、明石です。宜しくお願いしますね♪︎」ﾆｺｯ

俺「えっ？！てことは君が俺をここに？」

明石「はい！その通りです♪︎」

俺「君も艦娘だよね？でも俺のアーケードカードに『明石』と言う艦娘は、いないはずだが」

明石「提督だけでなく、そもそも私は『艦これアーケード』には登場してないですからね〜」

俺「えっ！？じゃあどうして、ここにいるんだ？」

明石「それは......私が提督によって生み出されたからですよ」

俺「えっ？！」

明石「提督が、Aimeカードを使い始めた7月の事です。その時に私達の世界ができました」

俺「世界？」

明石「はい、それぞれの提督（ユーザー）の『鎮守府』と言う世界があります。その中の１つである貴方の世界に、自我が生まれました。理由としては、提督が私達に感情移入しながら話したことですね。それが募りに募って、この世界に自我が出来ました」ﾆｺｯ

俺「えーと...それって、俺の操舵が下手でみんなに、被弾させちまった時とかか？」

明石「まぁ〜それもありますね。その時の艦娘に申し訳ない事をしたなや、敵に対しての怒り、他にも母港での艦娘とのやり取りでも、貴方は艦娘達と話されています。その『気持ち』が、彼女達に自我を与え、私を作りました」

俺「マジか」ﾊｧｰ

島風改「これで、いっぱい提督とお話できるよ！」

俺「ま、まぁ嬉しいけど急に、皆と顔を合わせづらくなったな」

長門「む？なぜだ？」

俺「いやさっきの、俺の操舵が下手な話になるけどさ、皆に被弾させちまったな〜とか考えると」

島風改「でも提督、わざと私達に被弾させようとしてない事くらい分かるよ」

俺「島風」

島風改「だって、提督の２番デッキ艦隊の旗艦である私が言うんだもん！」

島風改「提督に文句があるとしたら、『なんで私が1番デッキ艦隊の旗艦じゃ無いんだろう？』くらいだから！」

俺「あ〜えーとだな」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

島風改「やっぱり吹雪ちゃんが1番？」

俺「あぁ、今の俺のパートナーにしたいのは、吹雪だからな」

吹雪改「////」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

島風改「そっか〜」

島風改「正直私が、提督の1番になりたかったなぁ〜」

俺「ごめんな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

島風改「そこで撫でるのは、卑怯だよぉ〜」ﾄﾛｰﾝ

俺「ははは、悪い悪い」

そんな時、突然ドアがノックされる。

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

長門「誰だ？」

天津風改「第1デッキ艦隊、天津風以下4名と」

皐月改「第2デッキ艦隊、皐月以下3名」

『提督（司令官）に挨拶に参りました！』

俺「えっ？！」

長門「よし、入れ」

『失礼します！』

ドアが開き、そこから9人の艦娘達が入ってきた。

吹雪と時雨と島風も、自分たちの艦隊の場所に戻った

。

第1デッキ艦隊

吹雪改

天津風改

暁改

ヴェールヌイ

雷改

電改

第2デッキ艦隊

島風改

皐月改

雪風改

時雨改

潮改

不知火改

俺「みんな......」

天津風改「あなた、会いたかったわ！」ﾆｺｯ

暁改「無事に来れてよかったわ！司令官、ごきげんよ〜なのです」ﾆｺｯ

ヴェールヌイ「やぁ司令官、さっきぶりだね」ﾆｺｯ

雷改「もっと私を頼っていいからね♪」ﾆｺｯ

電改「こ、今度は司令官さんと、お話するのです！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

皐月改「司令官！これからは、ずっと一緒だね！」ﾆｺｯ

雪風改「これからは、今まで以上に司令に運と勝利を運びます！」ﾆｺｯ

潮改「あ、あの......お会い出来て光栄......です」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

不知火改「司宜しくお願いします、司令」ｷﾘｯ

俺「おぉ！」

俺「すげぇ！こうやって皆に会えるのがすげぇ！」

俺「改めてだけど、宜しくな！」

『はい！』ﾆｺｯ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それからも俺のいる執務室に、多くの艦娘達がやって来た。

金剛「Hey！ テートク！会いたかったデース！」

俺「お、おぉ金剛。ごめんな駆逐艦ばかりで、お前達に構ってやれなくて」

金剛「No problem デース！」

比叡「気にしないでください！提督が私たちのことも考えてくれてるの知ってますから！」

榛名「でも、提督」

榛名「そろそろ、榛名達の事も構わないと大変なことになりますよ？」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ

俺「お、おぅ頑張って皆も育てるよ」

霧島「はい！お待ちしております！」ﾆｺｯ

俺「あ、あぁ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

扶桑改「提督、いい天気ですね」ﾆｺｯ

俺「だな、いい天気だ」ﾆｺｯ

扶桑改「はい！提督と、こうやってお話出来て感激です！」ﾆｺｯ

俺「そんなオーバーな」

扶桑改「いいえ、そんなことございません」

山城改「提督、扶桑姉様と合わせて、いただいただけでなく同じ艦隊にもして頂き、ありがとうございます！」ﾍﾟｺｯ

俺「気にするなって」ﾆｺｯ

扶桑姉妹『////』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ﾄﾞｱｶﾞﾁｬ

北上「やっほ〜提督」

大井「失礼します」

俺「おぉ！2人共さっきぶりだな！」

北上「だね〜」

そう言った後に、北上は俺の顔をじっと見る。

俺「ん？どしたん？」

北上「いや〜画面越しよりカッコイイな〜と思ってね」

俺「お、おぅ......そうか、ありがとな」

北上「あ、提督〜その顔は信じてないね？」

俺「そりゃあ、そうだろww」

俺「俺がカッコイイなら、今頃リアルで彼女が出来てるわww」

北上「いや提督にリアルの女は、いらないよ」ﾎﾞｿｯ

俺「え？」

北上「ううん、なんでもないよ〜」ﾆｺｯ

俺「そ、そうか」

大井「...」ﾌﾟｸｰ

俺「ん？大井？どうかしたのか？」

大井「いえ...北上さん、ばっかり提督と話してるので」

俺「え！？」

大井「『え！？』って何ですか！『え！？』って！」

俺「いや、大井と言えば【クレイジーサイコレズ】の異名を持つほどの北上さんラブ勢だから、『俺に』じゃなくて『北上』に嫉妬してるのが意外で」

大井「そりゃあ〜北上さんも好きですけど」

大井「ソレとコレとは、話が別です！////」

俺「お、おぅ」

俺（やべぇ...可愛い）ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

大井「ちょっ！いきなり、なにをするんですかっ！魚雷打ちますよ！////」

大井「え？」ﾋﾟｶｰ

俺「うわ！まぶし！」

突然大井が光り始めたかと思うと、大井の服の色が深い緑色になっていた。

俺「うぇ？！」

北上「大井っち？！」

大井改「へ？」ｷｮﾄﾝ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おまけ

鎮守府

俺は執務室以外のところも、みんなに連れられて見ていた。

皐月改「司令官！司令官！ここがボク達が食事するところ！間宮食堂だよ！」

俺「へぇ〜間宮食堂か〜」

？？「あら？皐月ちゃん？それにあなたは？」

皐月改「あ、間宮さん！この人は、ボク達の司令官！主人公中将だよ！」

間宮「えっ！？提督さんでしたか！？誠に申し訳ございません！」ﾍﾟｺｯ

俺「いやいや、気にしないでください。この世界だとすごい階級ですが、リアルだと一般ですし」ｱｾｱｾﾍﾟｺﾍﾟｺ

間宮「そ、そんな私などに中将さんが、頭を下げないでください！」ｵﾛｵﾛ

俺「え、えええええ〜と、で、でも俺だってそんな大した人間じゃないので！」ｵﾛｵﾛ

間宮「」ｵﾛｵﾛ

俺「」ｵﾛｵﾛ

皐月改「まずは2人とも落ち着こうよ」ｱｷﾚ

この場で、1番落ち着いていたのは、金髪の幼女でした。