艦娘になっちまった俺
始まり
俺(ゴクゴク)
俺「くぁ〜やっぱアーケード後のビールはうめぇな〜」
俺「今日なんか夕立と筑摩と綾波と榛名の改二が引けたからな〜(みんなホロりもしなかったけどなww)満足満足!」
俺「ブラウザの方も順調......っと」
俺「ふわぁ〜」アクビ
俺「やべぇ〜もう夜中の1時じゃねぇかよ〜」
俺「明日現場あるしアラームセットして寝よ寝よ」
部屋の明かり消灯
ゴーイングベッド
おやすみ〜
俺は眠りに落ちた。
カンッカンッカンッ
俺(んぁ?なんだぁ?......)
カンッカンッカンッ
俺「うるせぇな〜こんな時間に工事してんじゃねぇよ」
俺「......あれ?」
俺はそんとき気づいた......俺の声が女の声になっていることを。
俺(女声)「うぇ!?なんだこれ!?」
俺は女声になっていてしかもカンッカンッカンッと鉄板を金槌で叩くような音のする真っ暗い球状の中に居た。
??「あれ?!もう出来てる......あの〜聞こえますか〜?」
突然、外から声が聞こえた。
俺(女声)「聞こえますっ!!出してくださいっ!!」
`Д´)ノドンドンドン
??「わわっ!?開けますから!壊れるんで叩かないで〜!!」
シュコーと蒸気と共に俺は球状の物の中から出れた。
俺(女声)「ぜぇ......ぜぇ......ぜぇ」orz
俺(良かった〜出られた〜)
??「あの〜大丈夫ですか?」
俺「ん?」
俺は四つん這いのまま顔を声のするほうにあげた。
そこには、とんでもないくらい見覚えのある『艦娘』がいた。
俺「明石?」
そう、紛れもなく工作艦・明石がそこに居た。
明石「えっ!?なんで知ってるんですか!?」
俺「え?......だって俺は......ん?」
俺はその時に機材に反射した『俺』の姿を見た。
俺「はぁあぁあああああああぁああああああああああああああああああぁぁぁ!!?!?!!?!!」
明石「ちょっ!?どうしたんですか!?」
俺「え?え?え?!」
そこに写ってる『俺』を見た後に俺は、自身で腕とか服装とか『艤装』を見た。
今の俺は、緑がかった黒髪のロングポニテで、スラッと高く胸もデカい......なのにウェストはクビレてるナイスバディな女子高生で、鏡越しだが目つきは少し悪そうなものの顔も可愛い。
そして艤装は...........
明石「とりあえず貴方の名前を教えてもらってもいいですか?」
俺「ん?あぁ...俺か?俺は【超速多目的重巡】の椎名(シイナ)だ。宜しくな」
俺→椎名
椎名(...........ん?まて!?......俺は椎名じゃねぇだろ!!俺は......俺は...........あれ?......俺の名前ってなんだっけ?......やべぇ思い出せない。ってか超速多目的重巡って何だよ!?艦これやっててそんな巡洋艦聞いたことねぇぞ!!)
明石「超速多目的重巡......椎名?」
椎名(そりゃキョトンともするよ!!俺も口からスラスラっと出たけど分かんねぇもん!!)
明石「初めて聞きますね......ちょっと提督に挨拶する前にステータスを見ても宜しいでしょうか?」
椎名(そうだな......俺も『この体』について分からないことだらけだし、見てみるのもいいかもな)
椎名「あぁ...頼む」
明石「了解です♪ではそこに置いてある機械の前に立ってください♪」ユビサス
その方向には、カメラ付きの体重計(学校とかに置いてありそうな、踏む箇所と計測メモリが別になってるやつ)のような機械が置いてあった。
椎名「ん?...それは?」
明石「艦娘専用能力測定機ですっ!」(`-ω-´)✧
椎名(なぜにドヤ顔)
椎名「えーと......その測定機は、どんな風に使うんだ?」
明石「はい♪それはですね〜」
明石「この台の上に体重計みたいに乗るだけです♪」
椎名「やっぱ体重計じゃねぇか!!」
明石「え!?椎名さん体重計知ってるんですか!?」
椎名「お前なめとんのか!?あぁ?」( º言º)
明石「ひっ......ふ、普通『生まれたての艦娘』は日本語は喋れど電化製品云々とか知らないはずですよ...」ビクビク
椎名「え................マジ?」
明石「は、はい」ビクビク
椎名「あ、あぁ〜ゴメン明石!怖がらせちまったな!」
俺は手を合わせて謝罪した。
明石「あ、い...いえ......別にし...椎名さんは、こ......怖くありませんので」ダラダラ
椎名(めちゃめちゃ怖がってんじゃん)
椎名「ゴメンな...とりあえずこの台に乗ればいいんだな?」
明石「は、はい......そこの上に乗って計測を開始します」
椎名「おう」
俺は体重計(仮)の上に乗り計測を開始する。
俺が乗ると体重計のメーター部分がモニターになり、俺のステータスを次々と表示していく。
計測結果
【重巡洋艦】椎名 Lv1
━━━━━100/100 ☆
〇20.3cm四連装砲☆☆☆☆☆☆
〇20.3cm四連装砲☆☆☆☆☆☆
〇15.5cm三連装砲(副砲)☆☆
〇全域対応型電探☆☆☆☆☆
耐久:100 火力:90
装甲:68 雷装:85
回避:60 対空:74
搭載:20 対潜:40
速力:超速 索敵:61
射程:中 運:72
明石「え?」
椎名「は?」
ガチャ
大淀「明石さん?そろそろ新しい艦むs」
明石・椎名『えええええええええ!?』
大淀「え!?え?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
大淀「これは......貴方は、いったい......」
俺と明石が混乱してる時に大淀が入ってきていて、俺のステータスを見て唖然としていた。
椎名「俺にも何がなんだかさっぱりなんだ」┐(´д`)┌
大淀「とにかく着任したからには提督にあって頂きますね」
椎名「あぁ...宜しく」
大淀「あと申し遅れました。私は【軽巡】大淀です。貴方は?」
椎名「ん?あぁ俺か?俺は【超速多目的重巡】の椎名だ。宜しくな」
俺はさっきのようにスラスラと口から出た。
大淀「聞いたことない艦娘ですね......まぁステータスを見れば分かりますが......ちなみに『超速』とは?」
椎名「あ、そう言えば」
明石「そうですね!それも調べなくては!椎名さん!もう一度乗っていただけませんか!?」
椎名「おう」ダイノウエニノル
計測結果
【超速】
44ノット
3人:(゚д゚)ポカーン
3人「(ホントに重巡かよ)」
俺はそのあと大淀から
大淀「色々と規格外な艦娘ということがわかりましたので、そろそろ提督に挨拶に行きましょうね」
と言われ大淀先導で提督がいる執務室へ向かった。
椎名(......いったいどんな奴が提督をやってるんだ?......大淀たちの様子や鎮守府内の綺麗な環境から見てココはブラックじゃねえみてぇだけど......)
大淀「椎名さん。到着しましたよ」
椎名「ん?あぁ......ありがとな」
大淀が執務室の扉をノックする。
??「誰だ?」
椎名(女の声?ココは女性提督の鎮守府か?にしても聞き覚えのある声だなぁ〜)
大淀「軽巡大淀です。新しい艦娘が着任しましたので案内しに来ました。」
??「分かった......入れ」
大淀「失礼します」
椎名「失礼します」
椎名(......ん?)
長門「お前が新しい艦娘だな?私は提督の秘書艦をしている戦艦長門だ。宜しくな」
椎名「あ、あぁ......超速多目的重巡の椎名だ......宜しくな」汗
椎名(聞いたことあると思ったら長門か〜てことは提督は別にいるのか)
大淀「あれ?長門さん、提督は?」キョロキョロ
長門「あぁ...提督なら執務を終えてトイレに行ったぞ」
大淀「あ、もう終わしてたんですね。さすが提督です」
椎名「なぁ...ここの提督ってどんな奴なんだ?」
大淀「あ、そういえば言ってませんでしたね!ココの提督は」
タッタッタッ
??「ごめんごめん!そろそろ新しい艦娘が来るよ......ね...........え?」
執務室の扉から走ってくる音が聞こえ声の主を見た。
子供「え?え?......う、うそ......」ナミダメ
子供が提督着を着ていた。いわゆるSSや同人本に描かれる『ショタ提督』と言うやつだった。にしても何か泣きそうな目をして俺を見ているんだが
ショタ提督「お姉ちゃんっ!!」ダキッ!
椎名「んぇ!?」
椎名(おいコイツ子供じゃん!?しかも今なんてった!?お姉ちゃん!?)
大淀「ちょっ!提督!どうされたんですか!?」
ショタ提督「うっぐ......お姉ちゃん......会いたかったよぉ......っぐ」
椎名「お、おい!誰だかわかんねぇが俺はお前の姉貴じゃねぇぞ!!」
ショタ提督「え?......お姉ちゃん?......どうしちゃったの!?ミカお姉ちゃん!!僕だよ!!ヒロトだよ!!」
椎名「いやすまん......ヒロトと言われても俺は知らねぇ........」
ショタ提督「そんな...」ウルウル
椎名「わりぃな...それに俺はミカじゃ無くて椎名っていう重巡洋艦なんだ」ナデナデ
ショタ提督「し、シーナ?」グスン
椎名「あぁ」ナデナデ
ショタ提督「で、でも声も見たm「おい貴様」
ショタ提督(ヒロト)が話してる最中に長門が割って入ってくる。
椎名「んぁ?」
長門「さっきからその態度はなんだ......姉に似てるかなんか知らんが私達の提督を泣かさないで貰おうか」ギロ
ヒロト「な、長門さん......僕は別に「提督は黙っていてくれ」
椎名:ピクッ
ヒロト「で......でも「提督......私はコイツに用があるんだ」
椎名「おい、ツノゴリラ」
長門「なっ!?......貴様......今なんといった...」
ヒロト・大淀「あわわ」
椎名「クソデカブツタンサイボウツノゴリラと言ったんだ」
ヒロト・大淀(もっと悪くなってる!?)ガタガタガタ
長門「貴様......死にたいらしいな......」ギロ
椎名「ガキの主張も聞かないで自分勝手な意見しか言えねぇヤツに殺される気なんてサラサラねぇな」
長門「この「待ってください!!」
椎名「大淀?」
長門「どけ大淀......お前には関係ない」
大淀「仲間同士で争うのは、やめてください!!」
長門「仲間だと?......提督を泣かせるようなヤツを仲間と呼べるものかっ!!」クワッ!
提督「ひっ」
椎名「明らかにお前の方が泣かしてるよな?それも当事者ほっといて自己主張のみとかww」
長門「黙れ!!」
大淀「お二人ともやめてください!!」
椎名・長門「......」
大淀「お互い納得が行かないなら、せめてここ以外で戦ってください」
そして俺と長門は鎮守府内の演習場で1対1の模擬戦闘をすることになった。
大淀「ルールはお互い、個人が搭載可能な偽装を使用して1対1で戦ってください!」
大淀「勝利条件としましては、相手のHPを1(大破)にするもしくは、相手が負けを認めたり演習場外に逃亡したら自動的に相手の敗北となり勝者が決まります!」
大淀「両者なにか確認したいこととかありますか?」
椎名・長門『無い!』
大淀「それでは......始めてください!!」
戦闘開始
(アーケードみたいに動き回っているのを想像ください。)
長門「はあっ!」ドンッ!
椎名(戦艦特有の遠距離砲撃か......先手を取られたな)
椎名「なら俺は突っ込む!」
俺は自身の速度を一杯にするイメージをした。
そしたら俺が背負ってる艤装と足に付けてる艤装のタービン部分が青白く光りながら『ヴィーン』と音を立てて回転する。
そしたら
椎名「う、うぉ〜!?!?」
海上を時速80キロ以上で航行(はし)ってる。
その瞬間俺の後ろに大量の水柱が出来る。
さっき長門が撃った弾が着水したのだ。
椎名(は、はええええええええ!!!)
高速道路を走行中の車の窓から顔を出した時みたいにすんごい風邪が俺に当たってきて、髪とかゲームバグみたいに荒ぶってる。
椎名(始まって2秒弱で中距離に来やがったよ......副砲発射ァ!!)
副砲:ドドドドドドドド
長門「なっ!?」
副砲を長門の上半身から上(特に顔面)を狙って急速接近する。
長門「くっ......何も見えん......」
そう言って長門は、顔面に当たらないように頭部を腕でカバーする。
めちゃめちゃ近づいたあと後は『お土産』を投下して副砲を連射しながら長門の背後に回り込む。
長門「くっ......調子に乗るなぁ!!」ドンッ!
長門は俺の進行方向先を読んでノールック状態で砲撃する。
椎名(見えなくても正確に撃つな......まぁ止まるけど)
俺は速度を低速にした。
それにより俺の数メートル先に長門の弾が着水する。
長門「ぐっ......またしても貴様......」
長門が俺を恨めしげに見てる途端に(サー)っと背後からの弟に気づき長門は「まさか!?」と言って振り向こうとした瞬間に『魚雷』が命中する。
長門「ぐぁっ!」中破
椎名「あ〜やっぱ戦艦は硬ぇや」
長門「おんのれぇ〜!!!」
長門は怒りに捕われ俺に接近戦で殴りかかって来る。
椎名「うぉっ!?マジか!?」
俺は再装填完了の副砲を長門に連射しながら長門から距離をとる。
長門「ぐっ......逃がすかぁぁあああ!!!」
長門は俺に飛びつこうとして来たが......
椎名(甘い!!)
俺は長門の飛びつきの威力を利用して、長門の片手を胸ぐらを掴んで背負い投げをする。
長門「がっ......ぁ......」
受け身の取り方を知らない長門は、そのまま海面に叩きつけられる。
長門「はぁ......はぁ......はぁ......」
椎名「...........」
長門「ど、どうした......早くトドメをさせ......」
椎名「......わかった」
ヒロト『待って姉ちゃじゃ無くてシーナ!』
椎名「......」
長門「提督......はぁ......これは......我々の戦いだ......邪魔を」
ヒロト「黙れぇぇぇええ!!!」
長門「っ!?」ビクッ
椎名「......」
椎名(へぇ)
ヒロト「この勝負はシーナの勝ちだ!これにて演習を終了する!」
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