比叡「比叡と」 蒼龍「蒼龍の」 比叡、蒼龍「お料理コーナー、ホワイトデー編!!」
生暖かい目でよんでいただけたらうれしいです。
比叡「こんにちは比叡です」ペコッ
蒼龍「こんにちは蒼龍です」ペコッ
比叡「さあやって参りましたお料理コーナー、担当は私比叡と」
蒼龍「蒼龍が」
比叡、蒼龍「「お送りします!!」」
蒼龍「さて、比叡さん今回はホワイトデー編ということで…」
比叡「はい!!バレンタインでーへのお返しにぴったりなお菓子を作ります」
蒼龍「わくわくしますね!!ところで今日は何を作るのでしょうか?」
比叡「はい!!今回作るのは、チョコとまるで正反対の立ち位置にある…」
蒼龍「何でしょう?」
比叡「…ガムです」
蒼龍「…はい?」
比叡「細かいことは気にしないで下さい」
蒼龍「………」
比叡「まずは大きな容器に水をたっぷり入れます」ジョバー
蒼龍「はい、いれました」
比叡「次に、カーバイドをアルミホイルで包んで水の中に入れます」トポンッ
蒼龍「おお~アセチレンが発生してきましたね」
比叡「はい!!そしてこのアセチレンを集めます」
~~~
蒼龍「集め終わりました!!」
比叡「はい、そして今度はアセチレンに触媒を用いて酢酸を付加させます」
蒼龍「酢酸ビニルを作るわけですね」
比叡「はい、そしてこちらが酢酸ビニルです」
蒼龍「おお~」
比叡「付加重合させます」
蒼龍「ポリ酢酸ビニルの完成ですね!!」
比叡「はい!!」
蒼龍「味付けはどうしましょう?」
比叡「素材の味を引き出すために塩と胡椒だけにします」パラパラ
蒼龍「…成る程…ところで比叡さん」
比叡「何ですか?蒼竜さん」
蒼竜「…これ、料理じゃないですよね…」
比叡「………」
蒼龍「…でも今までで一番、料理らしいことをしたって思っちゃったんです…」
比叡「………」
蒼龍「…何故でしょう…そもそも料理って…」
比叡「…蒼龍さん、私、思うんです…それを食べて皆が笑顔になれるなら、それは立派な料理だって…」
蒼龍「…比叡…さん…」
比叡「胸を張ってください蒼竜さん!! あなたはガムと言う名の料理を作りあげたのだから」ニコッ
蒼竜「!!…比叡さん…」
比叡「わかっていただけましたか?」
蒼龍「はい!!ゴメンなさい比叡さん、私、間違ってました」
比叡「いえ、いいんですよ、さあ、分かったら顔を上げてあの夕日に向かって走り出しましょう!!」ダッ
蒼龍「はいっ!!」ダッ
ポリ酢酸ビニル「………」ポツーン
二人は逃げた
-完ー
読んでくれてありがとう!!
化学選択ではないのでいろいろおかしいな所がありますがおおめに見てください
おかしな部分がありましたら、ぜひ知らせてください、なるべく訂正します
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