2019-05-13 07:38:28 更新

概要

金剛型4姉妹がワードウルフをするだけのお話


前書き

概要にもある通り、金剛型4姉妹がワードウルフをするお話です。
全4回あるので、よければそれぞれワードウルフとお題を予想しながら読んでもらえればと思います。

ワードウルフのルールについては作中でざっくり触れていますが、より詳しく知りたい方はググって頂けると、もっとちゃんとした説明が出てきます(アプリなんかもある、割と有名な遊びです)。

*注意
 直接的な性的描写はありませんが、解釈によっては割と凄いことになるので一応R15にしてあります。それだけご了承下さい。

では、本編をどうぞ。


―とある昼下がり 金剛型私室―


金剛「Hi! 今日のティータイムはみんなで“ワードウルフ”をするネー」


榛名「ワードウルフ、ですか?」


榛名「榛名、存じ上げません」


比叡「それってなんです?」


霧島「それはこの霧島から説明しましょう」スチャ


霧島「ワードウルフでは、まず全員にある共通のお題が出されます」


霧島「しかし、微妙に違うお題の人がいます」


霧島「その人がワードウルフです」


霧島「お題を全員が確認した後、そのお題についての会話をしていきます」


比叡「分かった!」


比叡「その会話の中で、ひとりだけ不自然な発言をしているワードウルフを見つけるわけね」


金剛「オフコース! その通りネ」


金剛「でも逆に、ウルフをあぶり出そうとして、ヒントを出し過ぎると」


金剛「お題がバレて、ウルフに同調されてしまいマース」


金剛「そのあたりの駆け引きが、とっても重要になってくるネ」


榛名「つまり、゛仲間ハズレを探すゲーム゛なのですね。榛名、理解しました!」


霧島「似たようなもので、“人狼ゲーム”というものもありますが」


霧島「ワードウルフは人狼ゲームよりも少人数かつ短い時間でも楽しめる遊びですね」


霧島「個人的には、初めは自分ですらワードウルフかどうか判別できないカオスさが非常に好みです」スチャスチャ


比叡(ひえー! 霧島がやけに張り切ってるよー)


榛名(ルールやコツも熟知しているようですし、金剛姉さまが言い出したのも霧島のせいかもしれないわね・・・・・・)


金剛「大まかな説明はこのくらいデース! あとの細かい所はプレイしながら覚えていきまショー」


~~~


妖精さん「ワードウルフの進行をするのです、妖精でした」


妖精さん「クッキーが貰えると聞いて馳せ参じたのですけど」


妖精さん「来てみたら労働が待ってたのです」


妖精さん「何という、雇われ妖精」


妖精さん「でも悲しき性かな、クッキーは欲しいので」


妖精さん「働かざる者食うべからずというかいわないか」


妖精さん「それではお題の書かれた紙を配っていくのです」


妖精さん「今回は4人なので、ワードウルフはひとりかも」


妖精さん「疑わしきは罰せよと忠告すべきか」


妖精さん「では、各自配られた紙をオープンざゴマ塩」


金剛「んー」ピラッ

比叡「比叡! 気合!入れて!めくります!」ピラッ

榛名「榛名も確認しますね」ピラッ

霧島「ワードチェック、ワン、ツー」ピラッ


4人「「「「・・・・・・」」」」


金剛(なるほど、分かりました)

比叡(ひえー、最初から難しいお題だよ)

榛名(・・・・・・少し榛名には、想像しにくい言葉ですね)

霧島(このお題だと、対抗ワードは・・・・・・)


金剛「確認、終わりましたカー?」


比叡「はい! 金剛お姉様」


榛名「榛名も大丈夫です」


霧島「ぬかりありません」


金剛「じゃあ、話し合いに入るヨ」


妖精さん「いい感じになったら、声をかけてくださりやがれ」


金剛「初めは私がみんなに質問ネ-」


金剛「ずばり、みなさんは自分で“それ”になりたいと思いますカ?」


霧島(なるほど、面白いアプローチですね。流石金剛お姉さま)


霧島(さて、どうでましょうか・・・・・・)


霧島「・・・・・・」


霧島「どちらかと言えば私は、なりたくないですかね」


霧島「楽しそうそうですが、その分気苦労も多そうですし」


榛名「私はそうですね、ちょっぴりなってみたい気もします」


金剛「ふたりで意見が分かれましたネー」ウーン


金剛「私は姉妹の仲では、霧島が一番似合いそうだと思いましたが」


金剛「言われてみれば、榛名がもしそうだったらとっても素敵ネ!」


金剛「きっとみんなの人気者デース!」


榛名「そ、そんなっ。人気者だなんて・・・・・・榛名にはもったいないです」テレッ


比叡「でも、私たちの中で“それ”が一番合うのは、やっぱり金剛お姉さまだと思います!」


比叡「お姉さまと言えばそれ、それと言えばお姉さまと言っても過言ではありません!!」


霧島「・・・・・・なるほど」スチャ


霧島「では、比叡お姉さまに質問です」


霧島「“それ”は、どこにいるイメージですか?」


比叡「?」


比叡「えっと」ヒエーイ


比叡「日本的に考えれば・・・・・・どこにでもいる、イメージかな?」


金剛「」ピクッ


榛名「」ピクッ


比叡「ひえっ、私なにかおかしいこと言いましたか?」


金剛「まあ、そういう言い方も出来なくはないとは思いますが・・・・・・」


金剛(けど、違和感はぬぐえないネー)


榛名(もっと質問を重ねていく必要がありそうですね)


榛名「では、次は榛名が全員に質問させていだだきます」


榛名「重巡洋艦のなかでしたら、誰が一番それっぽいと思いますか?」


霧島「重巡洋艦のみなさんだったら、ですか」


霧島(どうしてそんな重巡洋艦なんて縛りを・・・・・・ああ)ハッ


霧島(そういうことですか)ピキーン


霧島(金剛お姉さま)チラ


金剛「・・・・・・」コクッ


金剛(榛名、我ながら末恐ろしい妹デース)


比叡「ええっと」


比叡(急にそんなこと言われても・・・・・・)


比叡(でも、そうですね)


比叡(重巡洋艦ならあの方でしょうか)


榛名「準備はいいですか? ではいっせーのでお願いします」


榛名「いっせーの」


金剛「足柄」

比叡「愛宕さん」

榛名「羽黒さん」

霧島「那智さん」


金剛「・・・・・・」


金剛「妙高型が3人で、ひとりが高雄型」


榛名「しかも高雄さんや鳥海さんではなく、愛宕さんですか」


霧島「これはもう、決まりましたね」スチャ


比叡「ひ、ひえ~~~~っ」ヒエビーン


金剛「比叡、なにか反論はありますカー?」


比叡「じゃ、じゃあ私が霧島にされた質問を皆さんにもします!」


比叡「それは一般的にどこにいるイメージですか、いっせーのっで3人同時に答えてください」


比叡「いっせーのっ」


金剛「学校ネー」

榛名「学校でしょうか」

霧島「学校ですね」


比叡「」チーン


霧島「さっ、投票にいきましょうか。お姉さまがた」


榛名「はい、榛名は大丈夫です」


金剛「比叡ー、いきなり飛ばしすぎデース」


妖精さん「では、投票に移るのです」


妖精さん「かけ声と一緒に、それぞれワードウルフだと思う人を指さすの」


妖精さん「あ、ちなみに同数票だったら、決選投票であるからして」


妖精さん「サドンデス、もえますなぁ」


妖精さん「では」


「「「「ワードウルフはだーれ?」」」」ビシッ


〈第1回 投票〉

投票者  投票先

金剛 → 比叡

比叡 → 霧島

榛名 → 比叡

霧島 → 比叡


妖精さん「投票結果、比叡3票、霧島1票」


妖精さん「よって、比叡はジャッチメントですの!」


妖精さん「さてさて、結果は・・・・・・」


妖精さん「正解! 金剛、榛名、霧島の勝利!」


〈1回目 結果〉

勝ち:金剛,榛名,霧島 

お題:先生

負け:比叡(ワードウルフ)

お題:神様


金剛「Yes! 私たちの勝ちネー!」


榛名「榛名、やりましたっ!」グッ


霧島「当然の結果ね」フフン


比叡「そ、そんな・・・・・・」


比叡「最初からお姉さまと別のお題だったなんて」ヒエエ


榛名「いえ、そこですかお姉さまぶれませんね」


比叡「はあ、不幸だわ・・・・・・」


妖精さん「どさくさに紛れて、別の艦娘のキャラをとってはいけない(戒め)」


霧島「初手から悪手を打ってしまいましたね、比叡お姉さま」


金剛「自分でも、姉妹で一番先生は似合わないと思いマース」


榛名「それに、流石にそこら中に教師がいるというのはどうも・・・・・・」


霧島「致命的だったのは、重巡洋艦の質問でしたね」


霧島「一緒に艦これのアニメをみて、答えが揃わないのはおかしいです」


妖精さん「メタ発言やめーや」


榛名(メタ発言に言及してる時点で、それもメタファーなのでは?)


金剛「まあ、気持ちは嬉しかったデスヨ、比叡」


金剛「さあ、サクサクいくネー」


~~~


妖精さん「では、第2回なのです」


妖精さん「配られたお題をオープンザプライス」


金剛「Burning Open!」ピラッ

比叡「今度は負けませんよ!」ピラッ

榛名「榛名、今度も勝利を」ピラッ

霧島「さあ、ワードウルフ開始するわよぉ」ピラッ


4人「「「「・・・・・・」」」」


金剛(・・・・・・・・・・・・What’s?)クビカシゲ

比叡(簡単なようでいて、難しいお題ですね)

榛名(これの対抗ワード・・・・・・榛名、まったく思いつきません)チンプンカンプンガク

霧島(・・・・・・)フム


妖精さん「確認が済んだようなので、話し合いドゾー」


霧島「・・・・・・」


霧島「早速ですがお姉さま方」


霧島「不肖この私、金剛型4番艦、霧島にお任せいただけないでしょうか」


比叡「なにか作戦が?」


比叡(結構、難しいお題だと思うけど)


霧島「はい、私に進行させていだたければ、簡単にワードウルフを割り出せるかと」


妖精さん「屁の突っ張りもいらないです?」


榛名「妖精さんのことばの意味はよく分かりませんが・・・・・・とにかくすごい自信です」


金剛「そこまでいうなら霧島、貴方に任せマース」


霧島「ありがとうございます」


霧島「それではまず確認ですが・・・・・・今回のお題は“乗り物”でよろしいでしょうか?」


金剛「Yes」


比叡「まあ、乗り物ですね」


榛名「ええ」


霧島「はい、分かりました」


霧島「では、それは1人乗りですか? 私のお題は1人乗りです」


金剛「ハイ、私のも1人乗りデース」


金剛(乗り物で人数を聞くのはかなり絞られるのでかなりリスキーな質問ネ)


榛名「榛名も同じく」


榛名(しかも自分から発言することで、他の人が回答拒否しにくい状況を作ってる。策士ね)


比叡「そうね!」


比叡(ばなな)


霧島「全員1人乗り、と」フムフム


霧島「では、車輪はありますか?」


金剛「あるヨー」


比叡「あるわ」


榛名「ありますね」


霧島「車輪もあり、ですね」


榛名「・・・・・・霧島」


榛名「今のところみんな意見が一致しているけれど」


榛名「本当に、こんな風に質問を繰り返してるだけでウルフが分かるの?」


霧島「ええ、榛名。ただし・・・・・・」


霧島「次の私の質問でほぼ、確実にワードウルフをあぶり出せます」


霧島「質問というよりは、発言ですけどね」


3人「「「!!!」」」


霧島「では、行きます」


霧島「この乗り物を乗りこなしているアニメ(漫画)の主人公を、言えますか?」


金剛「この乗り物を乗りこなしてる・・・・・・」


比叡「アニメ(漫画)の・・・・・・」


榛名「主人公・・・・・・」


3人「「「・・・・・・」」」


金剛「・・・・・・???」

比叡「・・・・・・ああっ」ヒラメキ

榛名「・・・・・・はっ」ヒラメキ


霧島「・・・・・・ふふっ。どうやらホシがしっぽを出したようですね」


金剛「」ギクッ


榛名「これはどうにも、ならないわね。このお題の人じゃなきゃ絶対に分からない質問だもの」


比叡「霧島、恐ろしい子」


比叡(そしてまた、お姉さまとは別のお題でしたか・・・・・・ああ、不幸だわ)


霧島「褒めていただき恐悦至極」


金剛「ななっ、なんでそこだけ盛り上がってるデース!?」


金剛「私が単に思いついてないのをいいことに、ワードウルフが便乗してるかもしれないヨ!」


金剛「まだ結論を出すには早いデース!」


榛名「残念ですが、その言い訳は厳しいかと」


比叡「そういったものに疎い私たちですら、知っている作品のキャラクターですからね。こうもひとりだけ分からなければ庇いようも」


金剛「そんな~、比叡まで私を疑うのですカ」ヨヨヨ


霧島「とはいえ、万が一ということもありますので、金剛お姉さまにだけ、追加で質問させていただきます」


霧島「容疑が晴れたら、改めてみんなで質問しあうことにしましょう」


金剛「!」


金剛「分かったネ! さあ、かかって来なサーイ」


金剛「私がワードウルフ? 中々面白い推理デース! でも別に、この状況下で私が真のワードウルフを探し出してもかまいませんネ。そし

て・・・・・・・この勝負に勝ったら、私、提督とケッコンして幸せな家庭を築くのデース」←盛大なフラグ


*この回のワードウルフはお察しの通り金剛です。以下、金剛のワードを参考にしながら、他3人のワードを推理してみてください。


金剛(とはいえ、絶体絶命デース)


金剛(お題の乗り物に乗った主人公の作品なんて、到底思い浮かびまセン!)


金剛(だって、私のお題“セグウェイ”ですヨ!? セグウェイ!)


金剛(ピンチの時に「助けに来たぜ」ゴロゴロゴロ ってやられたって全然格好良くないデース!)


金剛(むしろあんな、竹馬に車輪をつけたような乗り物で、どうかっこつければいいんデスカ!?)


霧島「では、お姉さまに続けて質問です」


霧島「その乗り物は、どのくらいの速さですか?」


霧島「大体でいいです、車と同じくらいとか。新幹線よりは遅いとか」


金剛「速さデース?」


金剛(どうしまショウ・・・・・・)


金剛(ここは、思ったまま言ってみますカ)


金剛「・・・・・・人が歩くよりは速くて、自転車より遅い?」


霧島「・・・・・・」


霧島「・・・・・・なるほど」


霧島「ちなみに、私が想像しているキャラクターはこの乗り物でトンネルの壁を走っていましたよ」


金剛「えっ」


金剛(セッ、セセセグウェイで壁!?)


金剛(どうやってるデース!? 車輪から接着剤でもまき散らしながら走ってるんデス!?)


霧島「しかも、車とカーチェイスしてました」


金剛(Oh!クレイジー! クレイジーすぎるデース!!)


比叡「そういえば、他にもビルからビルに飛び移ったり、雪崩の起きている雪山を滑走してたこともありましたね」


金剛「ええっ!?」


金剛(セグウェイですヨ!?出来るわけないデース!)


比叡「まあ、流石にアレは改造してありますからね。市販のものであの馬力は出ません。フツーに道路交通法に違反でしょうし」


金剛(いやいや、改造とかそういう問題じゃないネ! そもそもそれをセグウェイやる意味がないデース! それ、絶対ダサいですヨ!?)


榛名「うろ覚えなのですけれど、たしか水上を走ったり、空も飛んでいたような」


金剛(なにそれ、怖い)


金剛(ガ〇ダム? ひょっとしてyouたちのお題はガ〇ダムなのデース!?)


霧島「いえ、流石に空は飛ばないかと」


金剛(水上を走るのは否定しないんですね)


霧島「精々、ジェットコースターのレールを滑って、大ジャンプしたくらいかしら」


金剛(ますます分からないヨ!)


金剛「・・・・・・もういいネー。降参するデース」


金剛「3人がいいなら、投票に移りまショウ」


霧島「では、妖精さんお願いします」


妖精さん「お呼びなのですか」


妖精さん「では、また指をさすのです。せーの」


「「「「ワードウルフはだーれ?」」」」ビシッ


〈第2回 投票〉

投票者  投票先

金剛 → 金剛

比叡 → 金剛

榛名 → 金剛

霧島 → 金剛


妖精さん「投票結果、金剛4票」


妖精さん「潔し、というかあきらめが良すぎるです」


妖精さん「もっと熱くなれよ、シジミとるために極寒の海で働いてる人もいるですよ」


妖精さん「ともあれ、結果は・・・・・・言うまでもなくですが」


妖精さん「正解! 比叡、榛名、霧島の勝利です!」


〈2回目 結果〉

勝ち:比叡,榛名,霧島 

お題:スケートボード

負け:金剛

お題:セグウェイ


霧島「セwグwウェwイw」


霧島「それは予想外スグルwww」ウヘッ


榛名「・・・・・・霧島、今日のあなたちょっと変よ」


比叡「疲れてるんでしょう、そっとして置いてあげましょう、ね?」ポンッ


金剛「スケートボード・・・・・・Oh!」ポンッ


金剛「名探偵コ〇ン、江戸川ボーイのコトですネ!」ナットク


金剛「勝負には負けましたが・・・・・・なんだか、もやもやが取れた気がしマース」スッキリ


榛名「なかなかウルフが勝てませんね」


比叡「まあ、最初から3対1だからね」


比叡「素早く対抗ワードを察知して、うまく潜伏しないと勝つのは難しいのかも」


霧島「さて、次はどんなお題が出てくるのかしらぁ」ワクテカ


3人(((ノリノリだなぁ)))


~~~


妖精さん「それでは第3回戦」


妖精さん「お題をどうぞ」


金剛「紅茶が飲みたいネー!」ピラッ

比叡「お姉さま、比叡がお淹れいたしましょう!」ピラッ

榛名「お姉さま、もう飲んでいらっしゃるじゃないですか? あと、比叡お姉さまはキッチンに近づかないで下さいねお願いしますなんでも

島風さん」ピラッ

霧島「・・・・・・(ゼッタイカツゼッタイカツゼッタイカツゼッタイカツゼッタイカツカレーゼッタイカツゼッタイカツゼッタイカツゼッタイ)」ピラッ


4人「「「「・・・・・・」」」」


金剛(・・・・・・・・・・・・oh)

比叡(これはなんとも)

榛名(ロマンチックですね。榛名、気分が高揚します)ポッ

霧島(・・・・・・承知しました)


妖精さん「おい、話し合いしろよ」


榛名「では、榛名から参りますね」


榛名「3人は、“これ”をされたいですか? それともしたいですか?」


比叡「どちらかといえば比叡はされたいですね」


比叡(もちろん、金剛お姉さまに)


金剛「私もいつかされたいデース」


金剛(提督にはいっつも私からしてますし)


霧島「・・・・・・」


霧島「まあ、私はお姉さま方に比べてそういうのには疎いのですが」


霧島「どちらかと言えば、まだする方でしょうか。榛名はどうですか?」


霧島(ここは様子を見ましょう。ボロが出た人を全力で叩きます)


榛名「は、榛名は」


榛名「榛名は・・・・・・もちろんされるのも素敵だと思いますけれど」


榛名「でも、好きな人には、自分からしてみたいという気持ちもあります///」テレッ


金剛「スウィート! 乙女ですね、榛名はー」コノコノー


比叡「榛名は可愛いから、きっと指令も喜ぶと思うよ」


比叡(そして憔悴しきったお姉さまを私が・・・・・・)グヘヘ


霧島「今のところ半々ですか」


霧島「しかし、これといった食い違いはなさそうですね」


霧島「誰か次の質問があればどうぞ」


比叡「じゃあ、はい」キョシュ


比叡「自分がしたいシチュエーションと、されたいシチュエーションを言っていくのはどうでしょうか?」


榛名「もう完全にラブコメチックな質問ですけれど、それでワードウルフを特定出来るでしょうか?」


霧島(最初にあんな質問から入ったあなたがそれを言うの、榛名)


金剛「いいじゃないですカ、面白そうデース。それに、こういうガールズトークも女子には大切ネー」


比叡「賛同、ありがとうございます。お姉さま」


比叡(よっし。これでお姉さまの好みを知れば私にもチャンスが・・・・・・)


比叡(そして指令には嘘の情報を流して・・・・・・)ヌフフ


霧島「そうですね、いいんじゃないでしょうか?」


榛名「霧島もいいの?」


榛名(熱の入ってる霧島が1番いやがりそうだと思ったのだけれど)


霧島「ええ。どんな質問であれ、そこから少しでも情報を得て見せるわ」


霧島「ただ、両方言っていくと長くなりそうなので」


霧島「する側かされる側か、どちらかにするというのはどうでしょうか?」


金剛「異議無しネ」


比叡「ですね」


榛名「そう・・・・・・なら、そうしましょうか」


榛名(なにか考えがありそうね、霧島)


榛名(いいわ、やってみましょう)


榛名(それに、今後の参考にもなるかもしれませんし///)カオマッカ


金剛「では私からいくデース」


金剛「私はされる側、シチュエーションは夏祭りに行った帰り道デース」


~以下、金剛の妄想~


金剛「屋台、色々あって楽しかったですネー」浴衣姿


「そうだな」


金剛「折角なら、ふたりきりじゃなくてシスター達も誘えば良かったデース」


「折角ふたりきになのに、それはちょっと嫌かな」


金剛「えっ」ミアゲ


ピュー ドーン


「花火、始まったな」


金剛「そう、ですネ」


  「・・・・・・」


金剛「・・・・・・」


金剛「ねえ、花火見ないんですカ」


金剛「花火に背を向けてちゃ見えないヨ」


  「・・・・・・見えてるさ、金剛。とっても鮮明にな」

  

  「君の潤んだ瞳に映り込んだ花火」

  

  「綺麗だ」


金剛「」ドキッ


金剛「そ、そんな恥ずかしいことしてないでフツーにm「でも、それ以上に」」


  「金剛」ガシッ


  「君という、俺の世界で一番大きくて綺麗な一輪花を、これからもずっと側で愛でていたい」


  「もし約束を覚えているのが俺だけじゃなかったら」

  

  「これを受け取ってくれないだろうか」スッ

  

  「好きだ、金剛」つ玩具の指輪


金剛「・・・・・・」


金剛「忘れるわけ、ないじゃないですカ」グスッ


金剛「はい、マイダーリン」


金剛「私も大好きデース」


金剛「とってもとっても大好きでーす」ギュッ


~妄想終わり~


金剛「ちなみにふたりは幼馴染みで」


金剛「指にはめた玩具の指輪は、昔私が告白した時に渡したもの、という設定デース」


金剛「どうでしたカ?」


榛名「すごくロマンティックでした///」ドキドキ


霧島「ええ、そうですね」


霧島(少女漫画の読み過ぎでは? とは言いますまい)


比叡「幼馴染み・・・・・・長い付き合い」ハッ


比叡(戦艦時代から数えれば、提督よりも一緒に居る時間の長い私にもチャンスが)


金剛「じゃあ次は比叡! よろしくお願いしマース!」


比叡「あ・・・・・・はい、金剛お姉さま」


比叡「比叡、全力で、妄想します!」


~以下、比叡の妄想~


比叡「ひっひえ~、ひひっえ~、ひっひひっひえ~♪」フフフフーン


カレーの鍋「」グツグツグツ


  「Oh、比叡。カレーを作ってるんですカー」


比叡「そうなんです・・・・・・あの、味見をお願いしてもよろしいでしょうか」スッ


  「Of Course! 可愛い比叡の頼みを私が断るわけないネー」ペロ


  「・・・・・・で」


比叡「で?」


  「Delicious! おいしくできてマース」


比叡「よかった」パァ


  「毎週のように料理に付き合った甲斐があったネー」


比叡「最初の頃は本当に・・・・・・スミマセンでした」


  「ノーノー、私が好きでやってたことデース」

  

  「さあ、早速提督に食べさせてあげてくるといいネー」


比叡「はい、そうします!」


  「・・・・・・」


比叡「では早速行ってきますね」


パシッ


比叡「・・・・・・えっと」


比叡「どうしたんですか? 離してくれないと指令に持っていけ・・・・・・んぐっ」チュッ


比叡(今の唇の感触って・・・・・・まさか)

  

  「・・・・・・」


  「気が変わりましタ」



  「いえ、我慢のリミットを超えたというべきですカ」


  「やっぱり、私の比叡を提督に渡したくありまセーン」カベドンッ


比叡「ええっ///」ドキドキ


  「比叡、これからは私のためだけにcurryを作ってくだサーイ」


  「そうすれば貴方に、貴方のcurryよりスパイシーな体験を、味合わせてあげるカラ」クイッ


比叡「ひっ」


\ヒエー♡/ 


~妄想終わり~


比叡「どうでしたか!? 金剛お姉さま」


金剛「ははは、比叡は想像力豊かで羨ましいネー」ウツロナメ


榛名(比叡お姉さまの愛と比叡お姉さまのカレー)


榛名(金剛お姉さまのあの表情は、果たしてどちらに対してのものなのでしょうか)


榛名(それはさておき)


榛名(比叡お姉さまのお話はどこか少し引っかかるような)チラッ


霧島「・・・・・・」


榛名(霧島も顎に手を当てて、考えているようですし)


榛名(この違和感、少し大事にした方が良さそうですね)


比叡「じゃあ、次は榛名よろしく」


榛名「・・・・・・」


比叡「榛名?」


榛名「は、はいっ」ビクッ


榛名「それでは次は榛名の番ですね」


榛名(まずは自分の番を済ませてしまいましょう)


榛名「では榛名、行かせていただきます」


榛名「ではシチュエーションは“彼の私室”です」


~以下、榛名の妄想~


  「はぁ~、今日は疲れたー」ボフッ


榛名「ふふ。お勤め、お疲れさまでした」


  「・・・・・・榛名」


榛名「はい、分かってますよ」スッ


榛名「どうぞ、おこし下さい」ポンポン


  「じゃあ失礼するよ」


榛名「では、まず頭を私のお腹の方に、顔は外向きにお願いします」


  「うむ」ポフッ


榛名「始めますよ」スッ


  「よろしく頼む」


スッ カサッ カリ カリカリカリッ


榛名「痛くないですか?」


  「ああ、大丈夫だ。むしろとっても気持ちいいよ」


榛名「それはよかったです」


  「・・・・・・ふぅ」


  「仕事帰って、寝る前に寝室のベッドで愛する人に耳掃除をしてもらえる」


  「俺はなんて幸せものなんだ」


榛名「もう、大げさなんですから///」

 

  「・・・・・・なあ、榛名」


榛名「はい、なんですか?」


  「俺たちがつきあい始めてからもう5年」

  

  「長いようで短かったな」


榛名「いきなりですね・・・・・・でも、まあ、はい」


榛名「この5年間、私はあなたと一緒にいられて、とっても幸せでした」

  

  「俺もだ」

  

  「そんな君に、不躾なお願いがあるんだけど、聞いてくれるか?」


榛名「?」


榛名「はい、なんでしょうか?」


  「実は、もうひとり・・・・・・耳掃除をしてあげて欲しいひとがいるんだけど。どうかな?」


榛名「その方はどんな方なんですか?」


榛名(この人のお父さまかお母さまかしら? それとも・・・・・・)

  

  「いまはこの世いない」


榛名「えっ」


  「性別も顔も名前も性格も」


  「まだなにも分からない」


  「“その子”が、温かい家庭で幸せに暮らせるかもね」

 

  「でも、誓うよ。君も、その子も絶対に幸せにすると」


榛名「!・・・・・・そ、それって」


  「待たせて悪かった」


  「こんな風に、君に背を向けていないとプロポーズもまともに出来ない未熟な男だが」

  

  「これからも、こうして耳掻きをして欲しい。これから生まれてくるはずの俺たちの子供と一緒に」


  「結婚してくれ、榛名」


榛名「は・・・・・・はいっ」ウルッ


榛名「榛名、とっても嬉しいです」ウルウルッ


榛名「ふつつか者ですが、これからも末永くお願いします」ニコッ


~妄想終了~


榛名「ど、どうでしょうか?」


榛名「ひょっとしたら、賛否両論分かれるかもしれませんけれど」


榛名「でも、私は。好きな人には弱いところを見せて欲しいですし」


榛名「サプライズよりもこんな風にさりげなく、してくれるのに憧れるんです」


榛名「こういうことを口にするのは、な、なんだか恥ずかしいですね////」


金剛「」


比叡「こ、金剛お姉さまが」


比叡(し、死んでるっ!?)


金剛(勝手に殺さないでくだサーイ)


比叡(!? こいつ脳内に直接!?)


霧島「・・・・・・はぁ」


霧島(まあ、榛名の妄想を聞かされてしまっては)


霧島(金剛お姉さまのそれは、ただの少女漫画に憧れる中学生でしかない)


霧島(金剛お姉さまを乙女と表現するのなら、榛名は)


3人((アゲ〇ンです(ネー))))


金剛(女子力は榛名の方が上。それは認めざるおえまセン)


金剛(でも、最後には絶対勝って見せるネ)


金剛(提督のハートを掴むのは、この私デース!)


霧島「では、最後は私ですね」


霧島(まあ、3人の話でいくつか“判断材料”は手に入りましたから)


霧島(後はわたしが、ボロを出さないようにするだけですね)


霧島「私の考えるシチュエーションは、放課後の小学校の教室です」キリッ


~以下、霧島の妄想~


小学3年生霧島(以下、霧島)「・・・・・・先生」


  「ん、なんだ? 霧島、まだ不安なのか」


霧島「・・・・・・」


  「大丈夫、これだけ練習したんだ。明日の運動会ではちゃんとやれるさ」ポン


  「お前が人前に立つのは苦手だけど、やるときはやれる子だって。知ってるからさ」ナデナデ


  「明日はお父さんやお母さんに、カッコいいところ見せてやろうなっ」ニカッ


霧島「・・・・・・うん」


霧島「ねえ、先生」ギュッ


霧島「1回だけ、いい?」


  「・・・・・・ああ、いいぞ」


  「お前が満足するまで、付き合ってやる」


霧島「ありがとうございます、先生」


霧島(・・・・・・緊張する)モジモジッ


霧島(でもこれで、最後にするわ)


霧島(心音チェック、ワン、ツー)


霧島(平常よりちょっと早い気もするけれど、この程度なら大丈夫)


霧島(霧島、これで決めます)スウッ


霧島「センセイっ」


霧島「私はっ――」


~霧島、妄想終わり~


霧島「と、まあこんなものかしら?」


比叡「ひぇ~」ホワー


比叡「こういうのはあまりと言っていた割りには、設定が細かかったね。霧島」


比叡(ひとりだけ年齢と立場まで弄ってたし)


榛名「はい、まるで青春小説の一節を読んでいるようでした」


榛名「榛名、続きが気になります」


金剛「そうですネー。良かったと思いマース」


金剛(ひとりだけ、無難に纏まり過ぎていた気もしますけどネー)


比叡「さて、じゃあそろそろ質問はほどほどにして」


比叡「誰がワードウルフなのか指摘してみましょう!」


霧島「そうですね、意外と内容の濃い話し合いが出来ましたし」


榛名「そ、そうかしら?」


榛名(ほとんど各人の妄想話だったような・・・・・・)


金剛「・・・・・・」


金剛(最後に話したからでしょうカ)


金剛(やっぱり霧島の話が気になるネー)


金剛(特に気になるのは、“妄想の中で霧島はどうして最後まで言い切らなかったのか“ということデース)


金剛(最後まで言うのが恥ずかしかった、とするのは簡単ですガ・・・・・・)


榛名「・・・・・・」


榛名「榛名は」


榛名「榛名は、比叡お姉さまが怪しいと思います」


霧島「!」


金剛「!」


比叡「ひえっ」ビクッ


比叡「な、何を言い出すの榛名!?」


榛名「根拠となる疑問ならいくつかあります」


榛名「まずひとつめ」


榛名「比叡お姉さまのカレーが美味しくなるなんて、未来永劫あり得ません」カッ


比叡「ぐはっ」クリティカルヒット


金剛「榛名もうそれただの悪口デース」


金剛(否定はしませんが)


霧島「なにも口にしなくても・・・・・・」


霧島(私も全くの同意見ですが)


比叡「伝わってるからね!? 口に出さなくてもその態度で言いたいことは伝わってくるからね!?」


榛名「そして次の疑問点は」


比叡「スルー!?」


金剛(榛名はメンタル強すぎるネー)


榛名「比叡お姉さまの妄想には他のお題ともとれる部分が多くあったことです」


榛名「この説明を、していただけますか?」


3人「「「!?」」」


金剛(『比叡「どうしたんですか? 離してくれないと指令に持っていけ・・・・・・んぐっ」チュッ 比叡(今の唇の感触って・・・・・・まさか)』

……た、確かに)


霧島(『「やっぱり、私の比叡を提督に渡したくありまセーン」カベドンッ』……改めて考えると、別のお題についての妄想だとしてもおかしくはないわね)


比叡「そ、そんなの。やってほしいことを詰め込んだだけだって!」


比叡「信じてよ、みんな!」


榛名「それが、理由ですか」


比叡「そうだよ! ねえ分かってよ、みんな!」


金剛「比叡……」


榛名「お姉さま、残念ですが。ワードウルフは比叡お姉さましk霧島「ええ、比叡お姉さま」」


霧島「霧島は、お姉さまのことを信じますよ」


金剛 榛名「「!?」」


比叡「き、霧島ぁ~」ホロリ


榛名「な、何を言っているの!? お姉さまの発言に疑いが残る以上、比叡お姉さまがワードウルフとしか・・・・・・」


霧島「確かに、今の時点では一番怪しいのは比叡お姉さまかもしれない」


霧島「でも、それ以上に怪しい人物に私はこころあたりがあるの」


榛名「そう、貴方よ。榛名っ」ビシッ


榛名「っ!?」


金剛「今度は榛名デース!? 霧島説明プリーズ!」


霧島「もちろん、そのつもりです」


霧島「とはいえ、私から榛名に指摘することはたったひとつ」


霧島「けれど榛名、あなたはそれひとつだけで敗北に至る、決定的な矛盾を抱えているのよ」


榛名「っ」


榛名「榛名は、そんなものありませんっ」


榛名「いいでしょう、霧島そこまで言うのなら。その矛盾を言ってみなさいっ」


霧島「・・・・・・榛名」


霧島「貴方は最初、“これ”をするのとされるのどちらがいいと答えましたか?」


榛名「・・・・・・」


榛名「するほうです。それがなにか?」


霧島「では、あなたが語ったシチュエーションで、あなたがしていたことはなにかしら?」


3人「「「・・・・・・」」」


3人「「「!?」」」


比叡「そうだ、確かに」


金剛「私たちとお題が同じなら、榛名は妄想のなかで」


霧島「そう、“それ”をされる側にいるんですよ」


榛名「・・・・・・そっ」


榛名「そんなの屁理屈です」


榛名「それに、別に“それ”をしたいからと言って」


榛名「妄想立場も一緒にするなんてことは誰も言ってなかったはずです」


霧島「確かにそうね」


霧島「けれど、“それ”をしたいというのに、わざわざその反対の立場で妄想する正当性をたてられるかしら?」


霧島「それに榛名、私の言い分を屁理屈というのなら」


霧島「あなたの比叡お姉さまに足しての言い分も、ただのこじつけに過ぎないのよ?」ドーン


榛名「なっ!?」


榛名「・・・・・・」


榛名「た、たまたまなんです。榛名がたまたま浮かんだシチュエーションがされる側だったというだけで、それで・・・・・・」


霧島「比叡お姉さまの言い分を“残念ですが”の一言で片付けた貴方が」


霧島「そんな苦しい言い訳で難を逃れられるとでも」


榛名「・・・・・・榛名は、ワードウルフではありません」


榛名「榛名のお題は、皆さんと同じです」


榛名「信じてくれるのなら、比叡お姉さまに投票を」


霧島「より、信憑性のある屁理屈が勝つ」


霧島「私は勝ちますよ、榛名」


霧島「榛名に投票、お願いしますっ!」ババ-ンッ


妖精さん「それでは投票にうつるのです!」


金剛(どうしまショウ)


金剛(この回の勝敗は、私の1票が大きな意味を持ちマース)


金剛(榛名は比叡に、霧島は榛名に票を入れる)


金剛(比叡は疑われている以上、霧島にならって榛名に投票するはずデース)


金剛(・・・・・・まだ、結論を出すにはピースが足りない気がしマス)


金剛(あるいは気づいてないだけ? でもどちらにしろ)


金剛(ここで私がとるべきはひとつ)


金剛(『妖精さん「あ、ちなみに同数票だったら、決選投票であるからして」』)


金剛(同数票狙いでサドンデス、話し合いの場を設けて改めて議論するネ)


妖精さん「せーのっ」


「「「「ワードウルフはだーれ?」」」」ビシッ


金剛「・・・・・・Why!?」

比叡「ひえー!?」

榛名「・・・・・・」

霧島「ふっ」


〈第3回 投票〉

投票者  投票先

金剛 → 比叡

比叡 → 榛名

榛名 → 比叡

霧島 → 金剛


妖精さん「投票結果、金剛1票、比叡2票、榛名1票ですか」


妖精さん「ここに来て割れましたね、まさしくモーゼの海割りのごとく」


妖精さん「ですが、一番多い投票数はかぶってないのでつるし上げは確定です」


妖精さん「さてさて、結果は・・・・・・」


妖精さん「不正解! この勝負」


妖精さん「ワードウルフ、霧島の勝利!」


〈3回目 結果〉

勝ち:霧島 

お題:選手宣誓

負け:金剛,比叡,榛名

お題:告白


妖精さん「これにて、ワードウルフ終了ですます」


妖精さん「妖精さんは、報酬のクッキーをもらってあらほらさっさしやがるのでした」ピューン


〈ワードウルフ終了!〉


霧島「対戦、ありがとうございました。お姉さまがた」ニコ


金剛「Noooooo~」


金剛「してやられまシタ~」


比叡「ひえ~、まさか霧島だったなんて!?」


比叡「というか、良くそのお題で勝てたね」


比叡(かけ離れすぎてすぐにボロがでそうなものだけど)


榛名「結局、どちらの転んでも負けだったのですね」


榛名「榛名、ちょっぴり、大丈夫じゃありません」


金剛「まったく気づきませんでした・・・・・・ひょっとして、霧島は私たちのワードに気づいてましたカ?」


霧島「ええ、序盤ですぐに」


霧島「榛名の『3人は、“これ”をされたいですか? それともしたいですか?』という発言で、少なくとも私のお題が仲間ハズレであると確

信しました」


霧島「そこから妄想暴露大会の流れで完全にもう・・・・・・」


霧島「むしろ分からない方がおかしいかと」


金剛「Oh・・・・・・戦犯は私たち3人全員ってことですネ」


比叡「面目ありません」


榛名「でも、霧島。どうして最後あんなに目立つマネをしたの?」


榛名「あのままいけばどのみち、比叡お姉さまに票が集まって、霧島は勝っていたのに」


榛名「結果的に比叡お姉さまか私への決選投票になったけれど、ひょっとしたらあの言動でもう一度じっくり話し合うことになっていたかも

しれない」


榛名「そうすれば、あなたも吊し上げの候補に入ってきたかもしれないのよ?」


金剛「確かに」


霧島「いえ、私が喋らなくても話し合いを継続する可能性は十分にありました」


霧島「その場合、発言の少ない私にも疑いがおよぶでしょうから」


霧島「適当な人間に疑惑を向けさせて、即投票にいくよう仕向けたんです」メガネクイッ


金剛(な、ナルホド-)


比叡(そういえば、妖精さんに投票をはじめるように煽ったのは霧島でしたね)


霧島「それに、アンフェアだと思って、私も一応ヒントは出してましたしね」


金剛「What’s?」


比叡「ヒント?」


榛名「・・・・・・ああっ」ハッ


榛名「告白のシチュエーションね!」


榛名「最後の霧島の『「センセイっ』は」


榛名「先生じゃなくて、選手宣誓のことだったのね!?」


霧島「・・・・・・ふっ」ニヤリ


金剛 比叡「「な、なんだってー(デース)!?」」


比叡(それなら台詞を最後まで言わなかったのも納得がいく)


金剛(あれ以上言ったら、絶対お題が違うことがバレてしまいますからネ)


霧島「絶対安全圏から、出来レースで勝ってもそこに価値は」


霧島「この勝つか負けるかのスリル」


霧島「そしてそのスリルの上で相手を打ち負かしてこそ、私は勝利に酔いしれることが出来るのです」ジュルリ


3人(((・・・・・・私たちの妹が生粋のギャンブラーだった(ネー)))


金剛「末恐ろしい末っ子を持ったものデース」ガクブル


比叡「霧島は的に回さない方が良さそうですね。のちほど賄賂(比叡特製カレー)でも献上しておきましょう」ブツブツ


榛名「比叡お姉さま、それは逆効果だと思いますよ」


金剛「ともあれ、楽しかったネー」ノビー


比叡「そうですね、たまにはこういうのもいいと思います!」


榛名「はい、お姉さまたちともっと絆を深め合えた気がします」


霧島「今度は他の艦娘も誘って大人数でやりましょう」


霧島「あ、いえ、得意な頭脳戦で無双したいとか、そんなことはありませんよ。純粋に親睦を深めるのが目的です」


金剛「紅茶を淹れ直したネー。みんなドウゾー」コトリ


比叡「ありがとうございますお姉さま」ズズズ


榛名「榛名もいただきます」ズズズ


霧島「勝利の紅茶は最高ですね」ズズズ


金剛「時間もいい頃合いですし、この一杯を飲み終えたら午後の業務を始めまショウ」ズズズ


金剛(あれ、そういえば今日の午後って私たちなにかありましたカ?)


金剛(まあ、後で提督に確認しに行きましょう)


金剛(提督の顔も見れて、一石二鳥ネー)


金剛「・・・・・・」ズズズ


金剛「・・・・・・あーそういえば」


金剛「最近提督と“アレ”、してない気がするネー」ポケー


比叡「」ピクリッ


榛名「」ピクリッ


霧島「」ピクリッ


比叡「・・・・・・そういえば、そうですね」


比叡「前は割と高頻度で、私も指令としてた気がします」


比叡「毎回、結構楽しみにしてたんだけどなぁ」


霧島「意外ですね」


霧島「てっきり比叡お姉さまは指令と仲が悪いと思ってました」


霧島「あれも上官だから嫌々付き合っているのかと」


比叡「まあ、最初はそうだったんだけどね」


比叡「回数を重ねるうちに、この人も悪い人じゃないのかなって」


比叡「今じゃ、お互いに良きライバルって認めあえるくらいにはなったよ」ハハハハ


比叡(すっかり、私の好みは知り尽くされちゃってる感じだしね///)


金剛(比叡、なんだか満更でもなさそうネー)ムムム


金剛(私の知らないところで他の艦娘に、しかも私の大事なシスターに変なことしてませんヨネ-? 提督)


金剛(私、信じてますからネ・・・・・・)


榛名「榛名たちは、比較的早くにこの鎮守府に着任しましたからね」


榛名「当時は艦も少なくて、提督は毎日全員とコミュニケーションをとってくださってましたけれど」


榛名「今はずいぶん大所帯なって、仕事量も増えましたから」


榛名「特別、プライベートで艦娘ひとりひとりを相手にする時間も体力も、確保するのは難しいのでしょう」


榛名(提督が榛名に構ってくれないのは、実はけっこう寂しかったり・・・・・・ですけれど)


霧島「指令のお財布事情もありますしね」


霧島「後から来た艦娘の中には、指令にお誘いを受けたことがない子もいるので」


霧島「まだ、私たちはマシなほうなんじゃありませんか?」


金剛「だからって、放置プレイもいいところデース」


金剛(・・・・・・あんまり焦らしすぎると、次にするときは反動で凄いことになっちゃいますヨー)クネクネ


比叡「・・・・・・チッ」


榛名(本当に提督といいライバルなんですよね、比叡お姉さま?)


霧島「お姉さまは、次に指令とするならどこでしたいですか?」


金剛「そうですネー」


金剛「・・・・・・やっぱり、高級ホテルですかネー」


金剛「海の見える個室でグラスを傾けて、潮風と波のさざめきをBGMに」


金剛「提督と私のラヴを謳う・・・・・・みたいなのもありネー」


金剛「あとはベタですけど、高層ホテルからロンドンの街並みを見下ろしながら」


金剛「“君の美貌は、この100万ドルの夜景にも勝るよ”って、耳元で囁いて貰うのも捨てがたいネー///」キャー


榛名(先程のワードウルフでの妄想とあまり変わらないですね・・・・・・)


榛名(それに、100万ドルの夜景ってロンドンじゃないんじゃ・・・・・・)


霧島(みなまで言わないのよ、榛名。それが姉をたてる良き妹というものです)


霧島(夜景のくだりも、諸説あるらしいですし・・・・・・)


榛名「でも、確かに素敵です」


榛名「女の子なら1度は憧れる、シチュエーションですものね」


霧島「同じく」


比叡「・・・・・・」


比叡「幸せそうだなー、金剛お姉さま」


比叡「・・・・・・チッ」


霧島「比叡お姉さまはさっきから舌打ちしてますけど、仲良くなったんですよね?」


比叡「ははは、モチのロンよ。霧島」


比叡「指令とはマブ(正真正銘)のライバル(怨敵)だわ」


霧島「楽しみにしてたのって、寝首をかけるチャンスが巡ってくるからとかじゃないんですよね?」


榛名「じゃ、じゃあ比叡お姉さま」


榛名「お姉さまは、提督とどちらに行かれたいですか?」


比叡「・・・・・・うーん」


比叡「・・・・・・遊園地、かなぁ」


金剛「うん?・・・・・・ああ」ナットク


榛名「えっ?・・・・・・はい・・・・・・えっ」


霧島「・・・・・・興味深い回答です」スチャ


比叡「? どうしたんです」


比叡「おかしなこといいましたか?」


金剛「一瞬ウーンとも思いましたが・・・・・・まあ、比叡ならあり得るかもネー」


金剛(どちらかと言えば、アウトドア派な気がしますしネ)


榛名「榛名は、・・・・・・大丈夫です。多分」


霧島「・・・・・・まあ、比叡お姉さまですからね。けど金剛お姉さまの前でそんな発言をなさるとは」


比叡「ひえいっ!?」


比叡「ただ遊園地いきたいって言っただけでしょう!? なんで驚愕の視線を全員からカムヒア!?」


金剛「比叡の英語力は置いておいて・・・・・・比叡、それだと当初の目的から逸れてる気がするネー」


比叡「え?・・・・・・あっ」


金剛「分かりましたカ?比叡」


金剛「遊園地は本来アトラクションを楽しむ場所」


金剛「それをゆっくり楽しむには、あまりにも煩雑な気がしマース」


金剛「全否定するつもりはないケドネ」


霧島「というか、遊園地に男女でいくのは完全にただのデートですしね」


比叡「ひえっ!?」


比叡「ち、違いますよ。指令とはそんな・・・・・・」


比叡(それも姉さまを差し置いて・・・・・・)


金剛「まあ、比叡も提督と大分仲良くなってきてくれてることは」


金剛「姉として嬉しいかぎりデース」


霧島「最近の遊園地はアトラクションだけでなく、フードメニューやお土産のお菓子なんかも充実してますしね」


霧島「ちゃんと場所を見つけられれば、それなりの囲気も作れるでしょう」


霧島「ただするだけでは、飽きが来るのも事実ですし。比叡お姉さまが別の刺激を求めるのも仕方ありません」


霧島(私も、もっと別の指令の顔を知りたいと思わなくもないですし・・・・・・)


榛名「盛り上がって、声が大きくなってしまったときは恥ずかしいかもしれませんね」


榛名「それを知り合いにでも見られた日には榛名は、榛名はもう・・・・・・」


榛名「まあ、そういうドキドキも楽しみ方のひとつかもしれませんけれど///」ポッ


榛名(けれど提督がOKしてくださっても、青葉さんあたりがその情報を鎮守府に流して)


榛名(まったく提督とイチャつけないのは目に見えてますけれどね・・・・・・)


比叡「そうですね」


比叡「とっさに思いついたものを口にしてしまったんですが・・・・・・もう少し、ムードを考えた方が良かったかも」


比叡(・・・・・・ムード、ムードか)


比叡(観覧車、とかならどうだろう?)


比叡(あのアトラクションなら、ちょっとぐらい大胆になっても人目は少ないし。大丈夫そうかなぁ)


比叡(隣に座ってお互いに、とか?)


比叡(ニオイで気づく人なんてそうそういないだろうし)


比叡(まあ、万が一シートにやズボンなんかに垂れてて)


比叡(気がつかないで、拭き取らずにそのままだったら、少し気まずいかもしれないけどさ・・・・・・)


比叡(そういうのも・・・・・・ありといえばありかな//)


比叡「指令と観覧車・・・・・・いいかも」


比叡「////」


榛名「・・・・・・」


榛名「・・・・・・金剛お姉さまはやっぱり隠れ蓑でしたか」ボソッ


霧島(もうやだこの姉妹)


金剛「榛名はどうデース」


榛名「榛名ですか?ええと・・・・・・」


榛名「榛名はショッピングセンターがアリだと思います!」


霧島「ショッピングセンター・・・・・・」


金剛「遊園地と比べたら、まだ落ち着けると思いますケド」


比叡「でも、それだとショッピングがメインになっちゃうんじゃ?」


霧島「いえ、お姉さま方」


霧島「ショッピングセンターには、遊園地に比べいくつかの利点があります」


金剛「どういうコト?」


霧島「第一に、ショッピングセンターでは比較的、“それ”を行いやすい環境であるということです」


霧島「今のショッピングセンターには、色々な施設が併設されていますからね」


霧島「レストランは当然あるとして、カラオケボックスや映画館、水族館なんかも敷地内にあるショッピングセンターも存在するとか」


比叡「うーん」


比叡「カラオケは・・・・・・まあ分かるとして」


比叡「映画館ってのはどうかと・・・・・・あっ」


比叡(広義的に考えれば、あの行為も含まれるのか)


比叡(それと言ってしまうには、いささかチープな感じもするけれど)


比叡(一緒にいる人や場所によっても変わるっていうしね)


比叡(私の観覧車も・・・・・・そういう理屈だし)


比叡(まっ、映画館じゃ音がうるさくないか気になるから、私はあんまり好きじゃないんだけど)


金剛「水族館でも、できる場所はありますしネー」


金剛「ショッピングセンター・・・・・・選択肢がいっぱいあって何度行っても飽きが来ないかもしれまセーン」


霧島「それに、ショッピングセンターなら」


霧島「他の艦娘にも言い訳が立ちます」


比叡「そっか、見つかっても一緒に買い出ししてたとか、理由もつけやすい」


金剛「アフターケアまでばっちりネ!」


金剛「榛名! グッドアイディア!」


榛名「榛名には、もったいないお言葉です」


榛名「では、最後に」


榛名「榛名のとっておきの場所を教えします」コホン


榛名「そえはズバリ、ゲームセンターです!」


金剛「なっ」ガクゼン


比叡「なんですって」ガクゼン


霧島「ゲームセンター、流石にそれは・・・・・・」アキレ


比叡「榛名、そこはゲームを楽しむところであってそれをするところでは・・・・・・」


金剛「そのチョイスはミステイクですネ、榛名」


榛名「・・・・・・」


榛名「ええ、おっしゃる通り。ゲームセンターでそれをするのはTPOに反します」


榛名「見つかって下手をすれば、最悪出禁になるでしょう」


榛名「けれどどうですか? ゲームセンターでもし、二人っきりの空間を作るコトが出来たとしたら?」


3人「「「!?」」」


比叡「それって」


金剛「まさか」


榛名「はい、プリクラです!」


榛名「そこなら上半身は見えませんから。騒がなければ問題ありません」


霧島「あまり褒められたことではありませんが・・・・・・」


金剛「まっ、入るのに手荷物をチェックされることもないですしネ。持ち込むのはイージー」


金剛「ショッピングセンターですから、途中でいくらでも準備するチャンスはありマース」


比叡「・・・・・・で、でも」


比叡「立ったままでするんですか?」


比叡(行儀があまりよろしくないような)


比叡(少なくとも、私と指令は立ったままではしたことはないけどなぁ)


霧島「この場合、座っている方がおかしいかと」


金剛「立ったままするのが売りのお店もありますしネー」


金剛(はやい、やすい、うまい)


金剛(今後の提督との時間のために、1度勉強に行ってみるですカ・・・・・・)


金剛(・・・・・・誰か一緒に行ってくれるシスターはいませんカ?)


金剛(1人じゃ不安デース・・・・・・)


比叡「あと、散らかさないようにするのが大変そう」


霧島「道具を使わずに、手だけで済ませられるものにすれば問題ないかと」


榛名「はい、霧島の言うとおりです」


榛名「・・・・・・勘違いして欲しくはないのですが」


榛名「ちゃんとしたものは、そのあとにキッチリ時間と場所を用意しておこないます」


榛名「けれど、こういう前菜? みたいなものもたまにはアリじゃないかと、榛名は考えるんです」


榛名「昼間にしたこのイベントを夜に振り返えれば、きっと盛り上がると思います!」


金剛(盛り上がるって・・・・・・辱められて嬉しがるとか。榛名ってMなんデース?)


霧島(いえ、この場合。指令の反応をみて楽しむSという可能性も否めません)


比叡「・・・・・・」


榛名「それに」


榛名「プリクラで、達成したいのは本来の目的ではなく」


榛名「提督との思い出を、プリクラという媒体で形として残すことにあります」


榛名「そうすれば、今みたいに。提督が榛名を相手にしてくれない時にも」


榛名「プリクラを見て、提督さんを側に感じられると思うんです」エヘヘ


榛名「・・・・・・でも、そうですね」


榛名「こういうのは、はしたなすぎるかもしれませんね」シュン


比叡「・・・・・・榛名」


比叡「ううん。榛名の気持ち。私も分かるよ」


比叡(大切な思い出は、記憶だけじゃなくちゃんと記録しておきたいって思うもんね)


比叡(ただでさえ私たちはいつ命を散らせてもおかしくない立場にあるんだから)


比叡「1回くらいなら、いいんじゃないかな。してみても」


比叡「私も・・・・・・もしそんなチャンスがあったら指令にお願いしてみるね」


榛名「比叡お姉さま」


比叡「榛名」


榛名「比叡お姉さま!」


比叡「榛名!」


金剛(・・・・・・イイハナシダナー)


霧島(ソウデスネー)


榛名「まあ、このプリクラの他に問題点としてあげられるとすれば」


榛名「ポーズをとるときと、プリクラにデコレーションをするとき」


榛名「そして印刷されて手に取ったときの羞恥心なんですが」


榛名「それはまあ・・・・・・快楽に変えられるメンタルがあれば問題ありません///」


榛名(比叡お姉さまではありませんけれど、不特定多数に見られるかもしれないというスリルも、味わうことができますし///)ジュルリ


金剛「榛名、言い方言い方」


霧島(というかそんなメンタルになってる時点で問題なのでは?)


霧島「・・・・・・」コホン


霧島「霧島が最後ですか・・・・・・」


霧島「・・・・・・」


比叡「霧島?」


金剛「どうかしたデース?」


榛名「思いつかないの?」


霧島「むしろ逆といいますか・・・・・・」


3人「「「?」」」


霧島「1度、指令を私たちのお部屋にお招きして」


霧島「4人の味を食べ比べていただくのはどうか?」


霧島「というのを、真っ先に考えつきまして///」


3人「「「!」」」


金剛「きっ、霧島///」


比叡「それは反則よっ。霧島///」


榛名「もう、霧島ったら///」


霧島「///」


金剛「霧島みたいな優しいシスターを持って、私はとってもとっても嬉しいネー」ジーン


比叡「そのときは私が気合い! 入れて! 準備しますね!」


榛名「榛名も、皆さんをよろこばせられるように頑張りますね!」


金剛「私は提督が好きって言ってお酒を用意するネー!」


比叡「じゃあ、比叡は特製のカr金剛「食べ物全般は私が用意するから比叡は衣装でもお願いするネー!」」


比叡「えっ、服なんて今の格好で十分なんじゃ・・・・・・」


榛名「せっ、折角提督をお呼びするんですから。どうせなら驚かせてあげましょう! サプライズです!」


霧島「適材適所、金剛型の中で比叡お姉さまが、一番ファッションセンスがあるとデータから導き出されています!」


金剛「私たちに似合う服を見つけてくれたら、とっても嬉しいネー!」


金剛「それにいつもと違う格好の比叡もすごく興味がありマース!!」


比叡「こ、金剛お姉さまっ」ジーン


比叡「分かりました! この比叡、気合い!入れて!コスプレします!」


金剛(た、助かりました~)ホッ


霧島(流石金剛お姉さま。命拾いしましたね)ホッ


榛名(こんな形で天に召されるのは、榛名、本意ではありません・・・・・・)ホッ


榛名「では、私はみんなで楽しめるグッズを用意しますね!」


霧島「霧島は幹事を務めましょう。日程調整や飾り付け、当日の司会進行などの雑務はお任せください」


金剛「プランが順調に決まっていくネー。あとは・・・・・・Oh!」


金剛「一番大事なことを忘れていまシタ!」


霧島「誰が指令をお誘いするか、ですね?」


比叡「今回の主役と言っても過言ではありませんからね」


榛名「ここは平等に、ジャンケンで勝ったものが提督をお誘いするということにしてはどうでしょう?」



霧島「ではのように」


比叡「異議はありません!」


金剛「私もOKネ!」


金剛「じゃあ、私のかけ声でいきますヨ」


金剛「最初はグー」


金剛「ジャン、ケン」


「「「「ポンッ!」」」」


~~~


ー司令室ー


コンコンコンッ


提督「入ってくれ」


ガチャ


提督「・・・・・・君か」


提督「先程はなにやら盛り上がっていたみたいじゃないか」


提督「何故知っているかって」


提督「盗撮や盗聴なんかするわけがないじゃないか」


提督(見つかったあとが怖いし)


提督「敷地内を見回っていたら声がもれてきてね」


提督「謝ることはない。姉妹仲がよさそうで、結構なことだ」


提督「それで、なにか報告か?」


提督「もしかしてこの近海に大規模な敵艦隊でも?」


提督「・・・・・・違う?」


提督「今回は私的なお願いをしにきた?」


提督「まあ、聞くくらいなら大丈夫だ」


提督「それでお願いとは」


提督「・・・・・・何」ピクッ


提督「最近ご無沙汰だったから、例の“あれ”を金剛型とシて欲しいだって?」


提督「・・・・・・」


提督「因みにそれぞれなんと?」


提督「・・・・・・ふむ」


提督「金剛は海が見えるか、夜景の綺麗なホテルがいい、と」


提督「まあ、金剛らしいと言えばらしいな」


提督(相変わらず、乙女してるな。金剛)


提督「で、比叡は?」


提督「遊園地っ!?」ガタッ


提督「何を考えてるんだ比叡。誰かに見られたら一体どうするつもりだ・・・・・・」ヤレヤレ


提督「観覧車の中で、か」


提督「・・・・・・」


提督「・・・・・・考えておこう」


提督「それで榛名は?」


提督「・・・・・・」


提督「すまん、聞き間違えかもしれん。もう一度頼む」


提督「・・・・・・うむ」


提督「・・・・・・聞き間違えであって欲しかった」ズーン


提督「ショッピングセンターって」


提督「カラオケボックスや映画館、水族館もあるって・・・・・・いや、そんなことは聞いていない」


提督(むしろ聞きたくなかった)


提督「そして極めつけに一番したいのはプリクラの中でだと」


提督「正気か?」


提督「大事なことだからもう一度言う」


提督「正気か? 榛名」


提督(比叡も榛名も、他人にそういう所をそういうところを見られたいとか。どういう性癖なんだ)


提督(あまつさえ榛名に至っては、形として残したいとか)


提督(Mなのか?)


提督(いや、この場合恥ずかしがってる俺を見たいSなのかもしれないな)トオイメ


提督「・・・・・・で結局、最終的に纏まった霧島の案が」


提督「私と金剛型4人で一緒に、ということか・・・・・・」


提督「もう、分からん」


提督「お前達が何を考えているのか、俺はもう分からない」ウナダレ


提督「なんなんだ? 普通は好きな相手を独占したいんじゃないのか?」


提督「自分で言うのもなんだが、お前達はなんだかんだ恋愛的な意味で、俺のこと好きなんじゃないの?」


提督「そんなシェアみたいなので満足できるの? というか以前に倫理観とかどうなってるの?」


提督「え、金剛は特別な酒を用意する?」


提督「比叡はコスプレ衣装」


提督「榛名はグッズを大量に」


提督「そして霧島はパーティーの進行役」


提督「ノリノリやないですか」


提督「すごく、ノリノリやないですか」


提督「・・・・・・」ズーン


提督「知らなかった」


提督「お前達が、そんなに進んでいただなんて。俺は知らなかった」シクシク


提督「こんなお誘いをしてくることもそうだけど」


提督「お前達がティータイム中にいつも、そんなあけっぴらな会話をしてるなんて・・・・・・」


提督「こんなことになるなら、忙しさにかまけてないでもっと構っておいてやれば・・・・・・」


提督「・・・・・・なんの話をしてるのか、だって?」


提督「いや、俺もなんでこんな話をしてるのか知りたいよ」


提督「いや、もはや永遠に知りたくないよ」


提督「全て忘れてしまいたいよ」


提督「・・・・・・」


提督「・・・・・・は? “食事”?」


提督「誘いに来たのは食事会についてで」


提督「話してたのは俺とどこに食事しに行きたいかだって?」


提督「比叡の観覧車や、榛名のプリクラってのは?」


提督「広義的にみれば、アイスクリームやお菓子の食べさせあいっこは食事の延長?」


提督「紛らわしい言い回しをするんじゃない! ビックリしたじゃないか!」クワッ


提督「しかもとんでもない勘違いを。もうこれセクハラじゃん・・・・・・」


提督「憲兵呼ぶなら呼べばいい、さあ、遠慮するな。さあ」


提督「・・・・・・ふっ」


提督「そんなことしたら食事会を開けない、か」


提督「優しいな、君は」フッ


提督「分かった」


提督「その食事会、是非参加させてもらうよ」


提督「候補日が決まったら教えてくれ」


提督「最近、食事に連れて行けなくて悪かったな」


提督「誘ってくれてありがとう。じゃあまた」


提督「・・・・・・」


提督「・・・・・・なんだ、まだ用事があるのか?」


提督「何? 今夜空いているかって?」


提督「まあ、空いているには空いているが」


提督「まさか今夜食事会を? いくらなんでもそれは性急すぎないか?」


提督「違う? 個人的な誘い?」


提督「・・・・・・なるほど」


提督「今日のティータイムの序盤ではワードウルフという遊びをやって」


提督「で、それが一段落ついたあとも、君だけ延長戦をしていた、と」


提督「と、いうことはさっき聞いた食事のくだりでの君の発言は」


提督「私の勘違いした通りの意味合いで話していたと」


提督「・・・・・・ふむ」


提督「実に、いい趣味をお持ちだな。君は」


提督「幻滅したかって?」


提督「・・・・・・」


提督「いや」


提督「実に、俺好みで嬉しいよ」ニッ


提督「よし、分かった」


提督「フタフタマルマル、俺の私室に来なさい。鍵は持っているね?」


提督「久々に、朝までたっぷり可愛がってあげよう」


提督「もちろん、他の姉妹には内緒にするんだよ?」


提督「彼女たちは、まだ色気より食い気」


提督「穢れを知らない、無垢な少女なんだから」


提督「・・・・・・」


提督「あの言葉を言ってくれたらそうするって?」


提督「ベッドまで待てないのか」


提督「・・・・・・ああ、分かったよ」


提督「もっと近くによりなさい」


提督「・・・・・・」


提督「・・・・・・」ギュッ


提督「愛しているよ、○○」ボソッ


ギィー バタンッ


「・・・・・・」


「ふふ」


「私(ワードウルフ)はだーれ?」


後書き

最後まで読んでいただきありがとうございました! 全部簡単過ぎましたかね(汗)

実はこの作品が、私の初めての艦これSS完結作品です。楽しんで貰えてれば嬉しいです。

次は、『山風「かまわないd提督「俺にかまわないでくれぇ~~~っ」ウワーン」山風「」』みたいなのを書きたいと思ってます(いつか、必ず・・・・・・)

それでは、また次の作品(があればそこ)で。


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2018-12-08 14:20:35

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2018-12-03 19:15:00

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1: SS好きの名無しさん 2018-12-29 22:46:13 ID: S:TIfLeb

ネタバレです、

最後のは…金剛ですね?

2: kure 2018-12-29 23:55:44 ID: S:Ktl70T

→1さん
コメントありがとうございます!

そういう解釈もできなくはないかもしれませんが……残念ながら私が想定して書いた人物とは違いますね(汗

実は全員一回ずつワードウルフになるように書いてます!
(もう、答えを言っちゃってるようなものですかね、これ)

3: SS好きの名無しさん 2020-11-02 17:40:17 ID: S:iG6Qsh

最後のは、霧島ですどうでしょう。

4: kure 2020-11-07 21:08:38 ID: S:RDUCPK

→4さん

コメントありがとうございます!
すみません、霧島も私が想定していた娘と違いますね(汗)

「まさか、こいつじゃないよな?」みたいた娘が最後のワードウルフです。

となるとあとは‥‥‥


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