収容する鎮守府
犯罪を犯した艦娘たちによるほのぼのとした鎮守府の日常をお届けしたい。
思いついたら書く方式故に頻度は『不定期』
「さあ、新天地だ。果たしてどんな艦娘が来るのやら」
移送される車の中、まるで新しい家に引っ越すかのように男ははしゃいでいる。
「…はぁ」
それとは対照的に移送する憲兵は鬱陶しそうな顔をしてため息をついている
男「どうされましたか?車酔いですかね」
憲兵「…よく会話する気が起きるなお前は」
男「だって車に乗ってる間は暇じゃないですか」
さも当然かのように男は言い放った。
憲兵「…これからお前が行く鎮守府がどんなものかはわかっているよな?」
男「新しく出来た鎮守府らしいですね。楽しみです」
憲兵「…明らかに認識に齟齬が生まれいるようだが」
男「ああ、あとは犯罪を犯した艦娘が集まるとかなんとか」
憲兵「何故そっちが後に出るんだ?」
男「まあまあ、ほら。ちょうどその鎮守府に着いたことですしそんな心配は死んでからしましょう」
男は憲兵が車のドアを開けるとさっさと鎮守府の方に向かってしまった。その背中を見て憲兵は頭を抱えた。
憲兵「提督よ…これから後処理をするのは憲兵長の俺なんだよ?」
ーーーーーー
提督「…という事でここに着任することになった青山志論だ。よろしく頼むよ」
不知火「不知火です。ご指導ご鞭撻…」
青葉「ほうほう。こんな所に着任とは。何故?青葉、気になります!」
磯波「青葉さん…そんなんだから鎮守府追放されるんですよ…」
北上「磯波の言う通りだと思うよ?どうせ盗撮かそれに伴う機密漏洩でしょ?」
提督「あぁ…えっとまあ、一つだけ聞かなきゃいけないことがあるんだが、…何か禁句とか特別されたくない事はあるか?」
青葉「青葉は特にないです!」
不知火「不知火も特には」
磯波「私もないですね」
提督「北上はどうだい?」
北上「あー…前の鎮守府の話はちょっと…あと姉妹も…」
提督「オーケー。基本この鎮守府に仕事は来ないから訓練と巡回でいい。くれぐれも仲間割れはしないでくれな」
青葉「ほうほう」
北上「適当だね〜。まぁいいんだけど」
提督「どうせこの後爆発的に艦娘が増えるから」
青葉「ほう?それはなぜ?」
提督「なんかやらかした艦娘の居場所が新しく出来たんだから、そりゃあ待遇の悪いところの艦娘がやらかすに決まってるじゃん?」
青葉「待遇の悪い鎮守府があることが前提なんですね…」
提督「規則は…まあ、他者に対して著しく不快感を与えなければいい。騒音や盗撮、暴力だね。喧嘩はまあある程度なら。殺し合いは即刻止めるけど」
北上「ゆるいねぇ〜」
提督「寧ろこれ以上必要かい?」
北上「海軍としてどうなんですかね…」
青葉「というか、私達の罪状は聞かなくて大丈夫なんですかね?」
提督「お前が知りたいだけじゃないのかい?それに把握してなくてもそこまで支障はないし、精神面に傷を負わせる危険性があるしね」
青葉「ほうほう」
提督「人によってはトラウマになる事もある…うん。人の過去を詮索する際は原則相手の許可を取ってから。…そうだね規則に加えとこう」
北上「助かるよ〜」
青葉「ほーう?北上さんの過去は気になりますねぇ?」
不知火「不知火は殺意を向けられる前にやめた方がいいとだけ言っておきますね」
提督「ま、そういう事だから、警備と訓練だけだね今のところは。だんだん人が増えていけば変わるんだろうけどね…」
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青葉「とは言ってもまあ詮索しますよね」
磯波「私は止めますよ?次は数十年は牢屋にぶち込まれるんじゃないですか?」
青葉「青葉的には何年捕まる予定だったかまでは聞いておきたいんですよね」
不知火「やめときなさい」
青葉「不知火さん!ちょうどいいところに」
不知火「北上さんはトラウマ的に犯罪は重いものでしょう。刺激してはロクな事にならないと思いますし。…一応仲間ですので」
磯波「ほ、ほら、不知火さんもこう言ってますし」
青葉「いやほら仲間ですからそんな険悪になるようには…」
不知火「いえ、例えあなたでも死なれると気分が悪いので」
青葉磯波「「…?」」
不知火「ここは犯罪者が集まるところですよ?…提督殺しや仲間殺しがいる事も視野に入れては?」
青葉「…!…ご忠告ありがとう。…あ、ところで予定での懲役は?」
磯波「青葉さん!?正気で!?」
不知火「…ないわ」
青葉「ほう?なら何故ここに…」
不知火「解体待ちの時に奇跡的にここができたのよ。…そういう事もあるから、尚更人に聞くのはやめなさい」バタン
青葉「……」
磯波「青葉さん…だからやめようって」
青葉「…ますます罪状を知りたくなりました」
磯波「牢屋に戻ったらどうです?それか解体に…」
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執務室にて二人は大本営から送られてきた紙と睨み合っている。
提督「予想通り何名か送られてくるようですね?」
憲兵長「ああ、名前だけしか情報がないのは多分上の嫌がらせだろう。…決して俺の職務怠慢じゃないからな?」
提督「一応そういうことをする人じゃないって理解はしてますよ」
憲兵長の表情が少し緩む。
憲兵長「よかったよ。…友人にすら信頼されてないってなったら割とへこむしな」
提督「そういうところは女らしいんですね~」
憲兵長「黙ってろ。…しっかしあれだな罪状がわからんってのが少々きつくないか?」
提督「いえそこまで」
憲兵長「過去がわからんとどこにトラウマがあるかわからなくならないか?」
提督「あ、そこは地雷を先に聞いているので」
あっけらかんと答える提督。憲兵長の顔に驚きの表情が浮かぶ。
憲兵長「よくもまあそんな勇気あるな」
提督「ええまあ、というか早く艦娘の名前教えてくれませんかね…?」
憲兵長「ああ、すまない。今回来るのは曙、明石、夕張、加賀、その一日後に大井だ」
提督の眉がピクリと動く。
提督「大井、大井ねぇ…うん。大井…」
憲兵長「…?どうした?」
提督「いや…」
提督は座っている椅子をくるくると回しながら頭を抱えた。
提督「早速地雷を引き当てる屑運っぷりはさすがだと思うのよ…」
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翌日
明石「工廠を占拠してもいいですか?」
提督「初手で交渉してくるパターンは初めてかなぁ?」
明石「工廠だけにってことですか」
明石提督「「HAHAHAHAHA」」
夕張「明石…少しは自重を覚えなさいよ。まったく」
明石「いやまあね?許可を取りに行くだけましになったでしょ?夕張のあの頃より…」
提督「さて、でそっちのあけぼn「…こっち来ないで」
提督「なるほど提督にトラウマがある感じだな。それならアオバーー」
青葉「お呼びで?司令官」
提督「曙の案内を頼んだ」
青葉「なぜ私に?」
提督「闇が浅そうだし、呼んだら来てくれそうだったからな」
青葉「じゃあインタビュ「詮索はアウト」アッハイ」
提督「ということで明石、夕張、ついてきて…おっといけない。なにか禁句とか、特別されたくないこととかあるか?」
明石「特に何もないですね!」
夕張「同じく。過去の詮索だけですね」
提督「ならよし。案内していくぞまずは気になってるだろう工廠から…」
ーーーーーー
北上「いやー哨戒だけでも時間ってつぶれるもんなんだね~」
不知火「ですね」
北上「不知火っち固いね~ほらもっと笑顔笑顔」
不知火「顔をいじらないでください」
北上「いいじゃないの。ぬいっちいっつも真顔じゃ~ん」
不知火「べつにいっつもでは…待ってぬいっちって何」
北上「略してぬいぬい」
不知火「ぬいぬい!?結局文字数変わってないし!?」
提督「お取込みのとこ少しいいかい?」
不知火「…ああ、提督。どうされました。不知火に落ち度でも?」
提督「いや、北上のほうに用事があってね」
北上「私?何の話?」
不知火「…一対一で話さなければならない内容ですか?」
提督「いや…まあそのほうがいいんだけど…北上次第かな」
北上「ふーん?つまりどういう」
提督「姉妹関係が禁句だったよな?」
北上「…着任するっての?球磨型の誰かが」
不知火「ああ…これは席を外したほうがいいですね?」
提督「ああ、そうd「いや、居て」ん?」
北上「あのパパラッチは信用ならないけどさ。ぬいぬいなら最悪協力してもらえるかもしれないじゃん?」
不知火「…犯罪者を信用するには早くないですか?」
北上「まあ多分この鎮守府憲兵以外犯罪者だからね。そのなかでも信用できるほうだから」
提督「今日来た娘含めて七人しかいないと思いますけど」
北上「提督、それは余計な一言」
不知火「さっさと話すなら話してください」
提督「あたりがひどいのはさておき…大井って艦娘に心当たりはあるか?」
北上「…そうだね、覚えてるよ」
提督「まあ、もしかしたら前の鎮守府と同じ大井かもしれないってことで一応」
北上「いや、それはないよ。ただ…大井自体にトラウマがあるから…」
提督「なるほど」
不知火「関わり合いは避けたいといった内容ですね。それなら不知火にも手伝えます」
提督「了解。…あれ、そういえばなんで…いや、そうか」
不知火「…?提督どうかしましたか?」
提督「いや、何でもないさ。それじゃあ大井には接触に関して伝える予定だから。時間をとってすまなかった。おやすみ」
北上「おやすみ~」
不知火「…おやすみなさい」
ーーーーーー
北上「…気づいてたね提督」
不知火「何にですか」
廊下。北上は小声で周囲を窺いながら隠すように話を振りだした。
北上「…私の罪状が………ってね」
不知火「ああ、なるほどそれで」
北上「…幻滅しないの?怖がりもしないの?ぬいぬいは。」
北上は不知火が特に感触を示さなかったことに驚いた。
不知火「…だって……も……を…………も一緒なんですよ?こそ不知火こそ幻滅されるのではと」
北上「…」
不知火「…」
隠すような会話が微かに溢れていた廊下に二人の笑い声が響いた。
「「アッハハハハ!」」
北上「なにが『幻滅される』なのさ。私と一緒じゃない!」ゲラゲラ
不知火「まさか罪状が同じだったとは…」クスクス
北上「お?初めて笑ったんじゃない?ぬいぬい」
不知火「だからいつも真顔なわけでは…!」
肩を軽く叩き合う二人の談笑は寮の方へと離れていった。
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?『やめてって言ってるでしょ!?あんた提督って自覚あるの!?』
?『別に俺はこういうことを目的として提督になったから自覚なんて関係ないな。それに…反抗したらどうなるかはわかるよな?なぁ?曙』
曙『…ッチ!このくそ提督…あんたにプライドってもんは…』
?『口の利き方には気を付けろよ?…いや逆にこういった子を犯すのも背徳感が…』
?『…セクハラはそこまでですよ?』
?『『!?』』
?『私の可愛い大事な後輩に手を出そうとするとは…呆れましたよ…ええ』
曙『大井先輩!?』
?『おい!お前…俺に主砲なんざ突き付けてどうするつもりだ!?』
?『…むしろ何をされるとお思いで?』カチッ
?『!?』ドッ
?『…当てなかったことに感謝しなさい』
?『…クソが!司令室内で発砲だと!?曙諸共仲良く収容所送りにしてくれるわ!覚悟しておけ!』
曙『お、大井先輩!?なんで…』
大井『…ごめんなさいね』
曙『え…?』
大井『私のせいでこんなことに巻き込まれちゃって…収容所送りだなんて』
曙『…いえ、こっちこそ…大井先輩を巻き込んで申し訳…』
大井『そう…なら仲良く向こうに行くとしましょう。…今度はあんな奴がいなければいいけど…挨拶は済ませておいたほうがいいわよ』
曙『はい…』
ーーーーーー
青葉「へぇ~そんな経歴が」
曙「ええ…だから私はあの提督を信頼する気はさらさらないわ」
青葉「いい人…だと思いはするんですけどねえ…」
曙「大体、こんな収容所みたいな鎮守府に送られてる時点でろくでもないことは確実じゃない!」
青葉「確かに…お?いや待てよ?これはスクープの予感!」
曙「…ほどほどにしときなさいよ」
ーーーーーー
青葉「というわけでして、で?どうなんですか司令官」
提督「廊下で待ち伏せてまで尋ねに来るとは…まあ特に問題を起こしたわけでないのなら大目に見るとしようか。…勿論、許可も取ったのだろう?」
青葉「勿論ですよ!青葉を信頼してないんですか?」
提督「この点に関しては…」
青葉「ひどいですねぇ…それで司令官も何か前科をお持ちで?」
提督「あるけどねぇ。…話すべきかは迷うな…主に青葉が言いふらした場合の士気的なもので」
青葉「ほう…そこまで言うなら他言しませんが?」
提督「その言葉に信用があると思うのかい?」
青葉「ないですね」
提督「よくわかってらっしゃる」
青葉「…というよりこれは時間が過ぎてから公表した方が士気が下がるのでは?」
提督「…それもそうなんだがなぁ」
青葉「では!」
提督は少し困ったような顔をした。しかし、いつもの笑みを浮かべ。意を決したかのように立ち上がった。
提督「…それじゃあ、具体的な過去を話す気は無いが罪状だけは話そう」
青葉「おお!」
提督「罪状は…殺人だ」
青葉「…おおぅ。成る程、どこかの司令官を?」
提督「自分の部下の艦娘だ」
青葉「…はぇ?」
鳩が豆鉄砲を食らった顔、というものに当たるのだろう。青葉は質問をしたその顔のまま。口を開けたまま固まっていた。
提督「自分の部下の艦娘だ」
青葉「えっと…事故による轟沈でなくて?」
提督「殺人だと言っているだろうに」
青葉「だろうじゃなくて…え?…大人しそうな顔に似合わない前科をお持ちのようで。…まあよく考えたらそれぐらいじゃなきゃ海軍に揉み消されますわな」
信じられない。といった顔でいる。それでいてそれが真実であると悟っているようで、顔から焦りと不安が見て取れる。
提督「以上だ」
青葉「ええ…そこに至るまでの過程とかは…」
提督「んん…その艦が死にたがっていたから"殺してあげた"ってところだね。そしたら他の艦娘に通報されてそのまんま前科持ちって感じだな」
青葉「まさかのただのサイコパスだったのか…」
すると心底心外である、といった顔をして、
提督「…?いやいや。だって死にたがってたんだぞ?」
青葉「…まあ、その艦からしてみれば幸せだったかもしれませんしね…因みになぜ死にたがってたんですか?その方は」
提督「それは…とある…病気?建造施設のバグ?みたいな何かでね…捕まる前に友人に研究を頼んだ筈だから現在研究中だと思うが…まあ、そんなところで…人間でいうところの多重人格ってやつだ」
青葉「…治らなかったんですか?」
提督「次第に悪化したよ。初めは2、3人の人格が突然現れてたんだが、私が殺す頃には…もう…元の人格がほとんど無く…姉妹が部屋から出そうとしなかったよ…数分で記憶ごと変わるんだからねえ」
青葉「……」
提督「これでもまだ聞くかい?…私が前の鎮守府にいた頃の話を…私が救えなかった話を…私が苦しめた話を…」
青葉「し、司令官?」
気づけば提督の顔に張り付いていた笑みはそのまま、しかし目からはどこか狂気と何か悔いとも怒りとも感じられる感情が読み取れ、そこに何かプラスの感情は一切感じられなくなっていた。
提督「…最後まで聞く勇気はあるか?愛する人の苦しみとと自分勝手な生きていて欲しいという欲を天秤にかけた愚かな昔話を…」
青葉「…いえ、その…」
提督「…そうだろう?もう遅い。明日に備えて寝るといい」
ーーーーーー
『 " 司"'(令/官?』バタッ
『皐月、皐月!?どうした部屋から出て…おい?大丈夫か?』
『「/司令:.官…^お<°願い/,が\<ある#:の…・,』
『…なんだ?皐月…何をすれいいんだ?私に何をして欲しいんだ?』
『-\ギュッ<・ と=^抱きしめ^, て…一回^で|いいん-だ。…そうし:.たらさ…,|僕を…=:僕.を…』
僕を殺してくれないかい
『…!?…皐月ッ』ギュッ
『お願いだ-:よ…-/もう…|,もう…=$苦l^しk'.み*_たく#ない.,'ん(/だ-.^つら°+い:^|ん.j,'だ」,-よ<>^』
『皐月ッ』
『意識^」*が+〒はっ%€きkh%りし"&てるp○うち*☆<に"rj@さ…÷^|\ね€?』
………………
『ご主人さ…ま?何をして…』
『皐月に何してんのよ!?アンタッ』
『ヒッ…なんで…提督…」
『『『『『『最低ッ』』』』』』
ーーーーーー
「…またこの夢だよ」
「…ああでも、きっと二度と後悔しないさ」
「今の自分には…自分なら」
「あれが最適解であったと」
「思えるし、思っている」
「天秤にかけたのが間違いなんだ」
「最適解が"殺す"であっても」
「それが正しいのならば」
「それを躊躇ってはならない」
「そうだ。そうなんだよ」
「何かのためであったなら」
「殺すことにも躊躇してはいけない」
「目的をまた見失ってしまう」
「やるべきだった物を失ってしまう」
ーーーーーー
提督「さて大井さん」
大井「…なんでしょう」
提督「何か特別されたくないことや禁句はありますかね?」
大井「特には…」
提督「…ほう?」
大井「なんでそんなに意外そうなのですか?」
提督「いや〜初手で拒絶された過去が…」
大井「…ああ曙ですね…まあ曙は元々のトラウマに加えセクハラですからね…辛いと思うのですが…その…」
提督「ん?ああ、勿論ちゃんと考慮しているよ…というか多分この先もっと提督嫌いが来るだろうから慣れないとね…」
大井「…そうですか」
ーーーーーー
提督「さてはてとりあえず地雷を乗り切ったと思ったら…これとはなぁ」
憲兵長「ん?そこまで地雷か?一応この娘はその鎮守府が出来たときの初期艦だとか…」
提督「いやそれは知っているが…いや待てどっからその情報手に入れた?」
憲兵長「一応報告の紙を提督室に置きに行こうと思ったら不知火と会ってな…」
………………
不知火「…こんにちは。ご苦労様です」
憲兵長「ああ、こんにちは。そちらこそご苦労様で」
不知火「…あら、漣…あれ、この鎮守府…」
憲兵長「…?この紙かい?次の着任の…」
不知火「元所属鎮守府の初期艦です」
憲兵長「まじか」
不知火「まじです」
憲兵長「情報ありがとう」
不知火「いえいえ」
………………
憲兵長「的な」
提督「情報漏洩ィ!!??」
憲兵長「今更じゃないか?」
提督「まぁ、そういえばそうでしたね」
憲兵長「むしろ何故お前が知っている」
提督「…今回からなのかちゃんと元所属鎮守府が書いてあるじゃないですか」
憲兵長「あぁ、なんの配慮かは知らんが」
提督「…私の元所属鎮守府ですよ…そこ。嫌がらせなのか見せつけなのか…」
憲兵長「あれっ?てことはお前不知火とも同じじゃ?」
提督「初対面だったので多分不知火は次の提督の時に着任したんでしょうね」
憲兵長「なるほど」
提督「しっかしそこの漣ねぇ…」
憲兵長「まあ、顔見知りってんなら楽じゃ?」
提督「いえ、多分嫌われてると思いますよ?」
憲兵長「ええ?」
提督「まあ、確実にアレのせいではあるんだけど」
憲兵長「…ふうん」
提督「で、聞きたいのはこっちだ。…なんだこれ?なんで『蒼龍?』なんだ?」
憲兵長「それについては珍しく説明の紙が」
提督「いやな予感しかしないんですけど?」
^^^^^^
報告書
蒼龍?について
対象の外見は二航戦の蒼龍と何ら変わらず、また、艦娘としての運用が可能である。
対象は「悪」に関して一定の価値観を持っており、対象の標的が基準以下の悪とみなされる行為を行う、または行っていたことが発覚した場合、異常性を示します。
対象は自身の体を黒い不透明かつ不定形な塊へと変形させ、自身の足元に黒いサークルを作り、罪の自覚と反省を強制させます。
この時標的が逃亡を図るまたは罪への懺悔を行わなかった場合サークル内に標的を引きずり込むものと思われます。
罪から目を背けてはいけません
あなたはその罪から逃れられないのだから
ーーーーーー
提督「最後の文字が手書きという件に関して。確実にこの報告書とは別なんですが?第三者の書き込みなんですけど怖ッ」
憲兵長「ノーコメント」
提督「何?犯罪者とは違うベクトルのやつも来るの?絶対私の仕事じゃないよね」
憲兵長「オタッシャデー!」
提督「クソッ‼︎」
憲兵長「男ならもうちょい頑張ってどうぞ」
提督「男でも異能力は無理ですどうぞ」
ーーーーーー
?「えっと…鎮守府の…ここどこ?」ガチャ
明石「おっ新人さんですか?」
?「あっはい!えっと…すいません、執務室ってどこですか?」
明石「ああ、提督にまだ会ってないんですね。あの建物の三階ですよ」
?「あ、ありがとうございます…で、何をしてるんですか…?」
明石「工廠の改造ですが?」
?「…へぇ、一応聞いておきますが…」
許可は取ってますか?まさか無断じゃないですよね?
圧、というよりは最早殺気。有無を言わせない力が彼女から感じられた。
明石「えっ…と、取ってますよ?」
?「あ、そうなんですかすいません…」
明石「…失礼ですがお名前を…」
蒼龍「あっ、すいません私は蒼龍っていいます」
明石「ありがとうございます。私は明石っていいます。以後よろしくお願いします。で、なんですが提督に会って鎮守府の案内が終わったらでいいんですが、工廠に来てもらえますかね?」
蒼龍「…?別に大丈夫ですよ。でも何故…?」
明石「まあ説明は来た時に…それよりも早く提督に会った方がいいのでは?」
蒼龍「そうですね。ありがとうございました!」バタン
明石「…夕張…あの子多分…」
夕張「私と同じタイプですね…」
明石「さっさと工廠の改造終わらせてあの子の治療の準備始めないとね…」
夕張「ただ…」
明石「ん?」
夕張「あの子、異常性が精神面に出てるのがきになりますね…」
明石「その場合…どうなるかねぇ…」
ーーーーーー
漣「お久しぶりですね!…クソ野郎」
右手に中指を突き立てた漣が執務室の扉を開けた。
提督「ようこそ。なにかトラウマとかの禁句とか…特別やって欲しく無いことはないかな」
漣「お前に対して関わり合いを持ちたく無いですね!」
そして左手の中指も突き立てた。
提督「うん、だと思った。青葉案内よろしく」
青葉「ええ…なにがあったんですかね…?」
漣「そいつがクソ野郎ってだけですよ!初めまして青葉先輩!お世話になります!」
提督「理解されないことがわかっていて説明することに必要性を感じなかった」
青葉「ん…?…あぁ、あれかな?」
提督「ということで案内を頼んだ…で、青葉よ蒼龍をみていないか?」
青葉「いえ?一応外見は知ってますが見てませんね…着任してるんですか?」
青葉「ああ、だとすれば…大方迷子だろうな…会ったらここを教えてやってくれ」
青葉「了解です!」
ーーーーーー
青葉「…ところで漣さん」
漣「何ですかい?」
青葉「ここに送られるはめになった罪状って…お聞かせ願えますかね?」
漣「おう?そういう話禁止されてんじゃないんですかね?一応ここ海軍ですしおすし」
青葉「いや、許可さえ取れれば…」
不知火「あら、お久しぶりですね、漣」
漣「ぬいぬいじゃん!久しぶり!」
青葉「お、おお?知り合いだったんですか?」
不知火「…元々同じ鎮守府です」
漣「そういうことよ」
青葉「成る程成る程…」
不知火「…また秘密でも探ってるのね」
青葉「まぁ、ちゃんと許可は取ってからやってますよ?」
漣「あ、漣は…んー…罪状はオッケーですぞ。動機はぬいぬいの許可取れたら聞いてね」
青葉「何故…?」
不知火「漣…ああ、貴女まさか…」
漣「ごめんよぬいぬい、お察しくださいとだけ言っておきますね!」
青葉「ほうほう…動機を諦めて罪状聞きますね」
漣「罪状はですね…まあ簡単に言って、殺しちまったんですよ、提督」
不知火「…やっぱり」
青葉「へぇ!?」
漣「そこまで驚くことですかね?」
青葉「いえまあ、たしかに…?うーん?…いや、驚くことですね…」
漣「ま、これ以上は許可取れたらどうぞお話ししますよ〜っと」
不知火「許可は下ろさないわよ」
青葉「その理由も聞きたいところですが…まあ、青葉は新人の案内という大役を背負っているので、失礼しますね〜」
蒼龍「すいません…」
青葉「…ん?…あぁ、こっちも新人さんですね?」
蒼龍「はい、迷子になってしまって…執務室はここの三階で合ってますか?」
青葉「はい、蒼龍さんですよね?提督が心配してましたよ〜」
不知火「それは急いだ方がいいのでは…」
蒼龍「あ、それもそうですね、失礼します!」トトトト
…場に走っていた緊張が解けた。
漣「…どす黒いオーラが見え隠れしてませんでしたかね?」
青葉「青葉でもアレに取材する勇気を持ち合わせていませんね」
不知火「流石にその取材は提督が止めるでしょうね…それ以前に提督が生きられるかは知らないけど」
青葉「着任すぐで司令官が殺されるのは草も生えない」
漣「…別に死んでもいいところではあるんですけどね。漣としては」
ーーーーーー
蒼龍「申し訳ございません遅れました。蒼龍、着任しました」
提督「ああ、そんな畏まらなくてもいいから」
蒼龍「え…?…失礼ですが、工廠をみた時からお聞きしたかったのですが…ここ、本当に海軍の鎮守府ですか…?」
提督「一応そうだけどね。ってことは、えっと、ここについて何も聞かされてないのかな…?」
蒼龍「はい」
提督「マジ…?。ここは収容するための鎮守府。犯罪を犯したりして何らかの事情で懲役くらったり解体されたりする事になった艦を、救済的な感じで…救済でいいのか…?まあ、ここに収容させるわけです。何でも減った分の艦を補う為の資材が足りないとか何とか」
蒼龍「え…!?なんで…私はただ異動としか…。ここの他の人はそれを知ってるんですか…?」
提督「ここが収容するとこだってのは知ってるとは思うよ。それ以上は人それぞれじゃないかな。私も聞かれたら答えるけど聞かれてないから答えてないし」
蒼龍「…そう、ですか」
提督「ああ、それでだ、この鎮守府になる前のトラウマとか、何かされたくない事とか、したくない事はあるかい?」(オーラ?が黒くなったな)
蒼龍「それは…あ、その前にひとつ質問よろしいでしょうか?」
提督「…何かな?」
あなたは艦娘を殺した事がありますか?
提督「…!?」
蒼龍「或いは艦娘に理不尽な暴力を振るったことがありますか?正直に答えてください」
提督「…ほう」
蒼龍「この件に関して嘘は通用しないと思ってください」
提督「…あぁ、そうだな…そうだね、部下の子を殺したよ」
蒼龍「そうですか。では続いて、その子に対しての反省及び後悔の心はありますか?」
提督「…」
蒼龍「答えてください」
提督「…反省すべき点も、後悔すべき点も、」
…無かったと思っているよ?
蒼龍の目から色が失われた
蒼龍「…そうですか、そうですか?そうですか」
提督「そうだと言っている」
蒼龍「あなたは悪人ですね」
提督「何が悪だなんてわかることではないだろう」
蒼龍「部下を殺しておいて悪でないと?」
提督「あぁ、私はあの選択を間違いだと思ったことは無いさ」
蒼龍「それはもう悪人罪人どころか救い様のない屑でしかないですよ?」
提督「君にとって屑であろうが悪であろうが私に関係のないことだというのは確かだろう。私に関わらなければいい。なんならそのように調整しよう」
罪人悪人は裁かれるべきだ
蒼龍が形を失い始めている
黒ずんだ液体のような身体となりつつある
形を保っている顔からは怒りが見て取れる
こちらに向けられている感情は
殺意以外の何者でもないだろう
提督「…知ったことではない。君にとっての正義を私に押し付けないでいただこう」
蒼龍「悪に正義を語る資格があると思っているのか!?」
提督「あるさ。少なくとも悪と正義で分けている奴には教えなきゃいけないことがあるからね」
蒼龍「何を…」
提督「…ははっ。全ての争いが正義同士だって話からしなければならないのだから、山ほど言いたいことが湧くよ。少なくとも、全ての罪を一律に考えてる時点で君に裁く側は向いていないよ」
蒼龍「何をわかったかのように…!」
不知火「…そこまでにしてくれる?」
提督「あらら?」
蒼龍「…⁉︎」
不知火「悪いのだけれども、それでもそいつは提督なの。それにそれを殺すのは罪にあたらないのかしら?」
蒼龍「…」
蒼龍が形を取り戻してきた。
提督「…あぁ、私が気に入らないならそれはそれで。寮の部屋番号だけ教えておくから。…不知火さん案内頼めますか?(小声)」
不知火「…了解」
蒼龍「…」
ーーーーー
提督「…ってことがありまして」
憲兵長「ふむ…精神的に病んでしまっただけととるには…すると、ちょっと前の所属調べないといけなくなりましたな」
提督「割と論としてはいろんな人が持ってはいるが…まぁ、怒りがそのまま身体に現れるのはね。多分違建だねぇ」
青葉「あの…違建ってなんでしょう。というか何故青葉はここに…?」
提督「偵察を頼みたくてね。あの蒼龍は自分の中の『正義』を押し付けてくるタイプだ。それが喧嘩を起こすとかなり面倒なんでね。それと違建は…噂ぐらいは聞いたことがあるだろう。『違法建造』の略さ」
青葉「え、本当にあるんですか!?」
憲兵長「…機密だがな。理論上可能だと言われてはいる。勿論使われないのには理由があって少しのズレでバグが起こってしまうからだ。だが、『理論上可能』という情報だけが一人歩きして挑戦するバカが絶えなかったんだ」
提督「その結果生まれた異常建造艦はこの鎮守府に流れ着くって話」
青葉「うわぁ…」
提督「…元々の建造システムですらバグの発生を完全には防げてないというのにね…」
青葉「えっ…?」
憲兵長「おい!」
提督「おっといけないいけない。また営倉に入れられるところだった」
青葉「それ、今は大丈夫なんですか?」
憲兵長「….現在は許可のない建造は禁止されている。発覚後とある鎮守府に研究、改良を依頼している」
提督「…あの多魂重複症は治る病気には見えなかったんだけどどう治療する気なんだかねぇ」
青葉「多魂重複症ってなんです?ちょっと初めて聞くものが多すぎて…」
提督「…本来は発覚当時に各鎮守府には緘口令が敷かれているはず…この鎮守府には来てます?」
憲兵長「いや…緘口令後に設立された鎮守府だからな…それに緘口令は元々その症状を目撃したことのある艦娘と研究施設の人とそこを担当したことのある憲兵に対してのものだったはず。そこの『提督』に対してではない。…おそらく殺す気であったからやらなかったんだろうな」
提督「なら都合が良い。多魂重複症は建造のタイミングで別の魂が入る現象だよ。よければ裏表が激しいだけで済む。悪ければ…」
青葉「えっ、二重人格とかですか?」
憲兵長「……」
提督「多すぎる人格によって自我を失い始め最終的に精神が壊れる」
青葉「はっ…?」
憲兵長「緘口令の敷かれた理由がわかるだろう?」
提督「これが実際に起こったからねぇ。そりゃ出回らせるわけにはいかないだろうねそんな話」
青葉「確かに初耳ではありますね…というかなんでそんなこと知って…いや、」
提督「そうだね。元いた鎮守府だね。これが起こったの」
青葉「まさかそれであんなことを…」
提督「…そうでもあるし、そうでもないね。動機は、まぁ、うん。それが動機に至るまでの過程にはあるけれど」
青葉「歯切れが悪いですねぇ」
憲兵長「長くなるなら先にやるべきことを話せ」
提督「そうだそうだ。蒼龍との衝突を防いで欲しいんだ。特に…不知火と北上だねぇ」
青葉「わかりました。具体的にはどうやって?」
提督「青葉って鎮守府中にカメラ仕掛けてるじゃん」
青葉「え"っ"」
憲兵長「…ん?」
提督「それを憲兵に差し出してもらって…あぁ、逮捕代わりにだから。拒否権はないよ」
青葉「そんなぁ〜」
憲兵長「勝手に決められては困るんだが…」
提督「最悪ここら一体が消えてもおかしくないからねあの様子だと。まぁそれでも青葉捕まえたいんだったら止められないけど」
憲兵長「…仕方ない」
提督「それで日没後は部屋内待機で鉢合わない。食事の時間も変えている。近海の哨戒の編成も変えている。だから、日中の自由時間にだけ僕の指示に従って鉢合わないようにさせて欲しいんだ」
青葉「…それ青葉の自由時間が」
提督「憲兵さん出番です」
青葉「アッスイマセン」
提督「それじゃあ、よろしくね?」
青葉「ヒェッ」
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ーーーーーー
提督「とりあえず何とかなるかねぇ」
憲兵長「しかしそこへこんなものが」
提督「あやっぱりまだ来ますか。えーっと金剛比叡加賀赤城?…なんか主力っぽいんですけど何があったんでしょうかね」
憲兵長「主力クラスが送られてくるんだからそりゃあ理由があろうよ」
提督「…もういっそ接触時に問題が起こらないようにそれぞれに家作って待機させますかね?」
憲兵長「そんな余裕はない」
提督「デスヨネー。…えっと加賀が北上と同じ鎮守府からで…金剛は蒼龍と同じ鎮守府から!?…何もなければいいんですけど…」
憲兵長「そしてここの比叡と赤城が一緒の鎮守府と…複雑というほどでもないが絡まってはきたな」
提督「他の情報は…あぁ、比叡は時間差で来ますね。そういえばこの差ってなにでできるんです?」
憲兵長「多いのは元々解体や営倉行きが決まっていて移送途中だったのをこっちに変更した為余計な時間がかかるパターンだが」
提督「なるほど。それで比叡だけ遅れるんですかね…まあ特に今発覚している問題点がないだけ良いですね。次は比較的安心!」
ーーーーーー
提督「ということで着任おめでとう。私が提督の青山志論だが…加賀、体調が優れないのか?」
加賀「あっ…いえ、その…大丈夫ですっ…。」
提督「…まぁ早めに終わらせようか。とりあえず今後の説明をするのと…そうだそうだ、何らかの理由で絶対にされたくないこと、したくない事はあるか?」
金剛「私はないデスね…」
提督「二人はどうかな?」
加賀「…」
赤城「ごめんさない金剛さん。…あなたに罪がないことはわかっているのだけれど…」
金剛「What?」
赤城「…凄く苛ついてくるのよ。前の鎮守府の輩を思い出してしまって…。一応生活に差し支えない範囲ではありますが、その…できれば、」
金剛「oh…まぁ、それぞれ皆事情があるのは仕方ないデース。テイトク、そこの調整はヨロシクデース」
提督「わかった。で、加賀…加賀?」
赤城「…大丈夫ですか?その」
加賀「あっいえ、ヒッその、ごめんなさい!」
提督「赤城、離れててくれ」
赤城「は、はい」
提督「二人は曙に案内してもらっててくれ。…多分離れてたほうがいいだろうから」
金剛「わ、わかりました…いきましょ…赤城、さん?」
赤城「赤城でいいですよ。失礼します」
加賀「はぁ、はぁ…」
提督「…大丈夫か?」
加賀「ご、ごめんなさい。ちょっと空母にトラウマがあって…」
提督「わかった。極力他の空母と会わないよう取り計ろう。…もう寮に戻ってていいよ」
加賀「…ありがとうございます。すみません…」
ーーーーーー
憲兵長「…どうだった?」
提督「加賀、赤城には何か闇がありそうだったねぇ。あからさまに」
憲兵長「金剛は特にはなかった感じか?」
提督「ん、まあ。強いて言うなら特徴的なデース口調がわざとらしかったですね」
憲兵長「まあ確かにあの口調はそう思えるが…」
提督「いえそうではなくて、口調が後付けっぽかったんですよね。加賀に驚いた時は口調剥がれてましたし」
憲兵長「すると金剛も…?」
提督「口調だけなら心配することじゃないですけど、まぁまだ安心はできないってことで」
憲兵長「比叡…どんな子が来るのか」
提督「胃が痛い」
改善しながら進んでいきます故更新速度が蛞蝓とか言わないでね。多分蛞蝓の方が速いから。蛞蝓必死に生きてるから。なんで非公開にしてたかって?ボタン戻すの忘れてた。
言葉の前に名前をつけて貰えると読みやすいかなと思います
わかる人なら誰が喋ってるのかわかるんですが、わからない人からしたら誰が喋ってるのかわかりにくいかなと思います
なかなか良い作品だと、自分は思っています
頑張ってください
某収容違反ゲームみたいな感じですねぇ(言ってほしくなかったらすいません)
うーん自分的には、言葉の前に誰がしゃべっているのかつけたほうがいいと思います、なんせ誰がしゃべってるのかわかりませんので、
更新待ってますよ!
長文失礼しました。
蒼龍が確保・収容・保護を英語にしてそれぞれの頭文字をとったあれみたいになってるぅ・・・
誰が喋ってるのかわかりにくいのはたしかにありますね。
名前付けてくれないと誰が誰かよくわかりません。良ければ付けてくれませんか?
つまり!S!C(殴ゴフッ
すいませんでした...
蒼龍は...罪を数える系のscpがあるからそれっぽい!
1に同じ 名前を付けてくれると分かりやすいですね 続き待ってます!
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