垣根「イギリス行ってくる」食蜂「いきなりどうしたのぉ?」
一方「悪ィ遅れた」垣根「遅ぇぞモヤシ!」の人です。
〜2月上旬〜
垣根「イギリス行ってくる」
一方「」
垣根「あ?イギリスじゃわかんねーの?じゃあグレートブリテン及び北アイルランド連合王国に行ってくるわ」
一方「……また急な話だなァ」
垣根「そりゃそうだ。今決めたんだから」
一方「持病のメルヘン病が発症したンだな。すぐ病院に連れてってやるから待ってろ」
垣根「んな病気になった覚えはねぇよ」
一方「でェ?なンでそンな突拍子もねェ事言い出したンだァ?」
垣根「イギリスに呼ばれてる気がしてな」
一方「重症だなこりゃァ」
垣根「そういう訳でイギリスに行ってくるから
麦野達に伝えといてくれ」
一方「俺がかよ」
垣根「テメェ以外いねぇだろうが。今この場に」
垣根「じゃ行って来まーす」ファサ
一方(飛ンで行くのな)
〜inイギリス〜
垣根「ほい到着っと」スタ
垣根「さて、早速観光を…ん?」
垣根(誰かいやがるな…。コソコソしてるって事は見られたくねぇのかねぇ…その割には下手くそだが)
垣根「なあアンタ」
「」ビクッ
「だ、誰ですか…?」
垣根「俺は垣根帝督つっーもんだけどよ」
垣根「テメェ、コソコソ何やってんだ」
「あの…私、滅多に外に出られなくて…」
垣根「だから抜け出して来たって事か」
垣根(何処かの貴族か?随分と派手な格好してやがる…)
垣根「テメェの名前はなんだ」
ヴィリアン「ヴィリアンと言います…英国第三王女です…」
垣根(マジモンの皇族かよ…)
ヴィリアン「あの…言わないでくれますか?」
垣根「言わねぇよ。じゃあな」
ヴィリアン「あ、あの…待ってください!」
垣根「あぁ?」
ヴィリアン「一緒に居てくれませんか…?その方が見つかりにくいと思いますし…」
垣根「あ?まあいいけどよ」
ヴィリアン「ありがとうございます!」
垣根「んじゃまずはそのクソ目立つ格好をなんとかするか」
ヴィリアン「は…はい!」
騎士団長「何?第三王女が居ない!?」
騎士「ええ、城中をくまなく探したのですが…」
騎士団長「…ウィリアムを呼べ。今私は動けん」
騎士「は!」
騎士団長(もうすぐ女王とアメリカ大統領の謁見があるというのに…)
騎士「連れて参りました!」
騎士団長「話は聞いたか?我が友よ」
アックア「第三王女が抜け出したのであるな?」
騎士団長「そうだ。私は今動けん。探して来てくれるか?」
アックア「引き受けた」
アックア「では行って来るのである」
騎士団長「頼んだぞ…」
垣根「ま、さっきよりは目立たねぇな」
ヴィリアン「わあ…!」
垣根「服買ったけど、次どうすんの?」
ヴィリアン「あ…」
垣根(やーっぱりノープランかよ)ハァ
垣根「しゃあねぇ。俺がエスコートしてやる。着いてきな」
ヴィリアン「はい…」
垣根(つっても俺もイギリスは詳しくねぇ…。どうすっかな…)
垣根「着いたぞ」
ヴィリアン「ここは…どういった場所なのですか?」
垣根「日本人街。来たことねぇよな?」
ヴィリアン「はい…初めてです…」
垣根(さて…どうすっかなぁ…)
垣根(王女様は庶民的な物に触れたことがねぇ筈だ…よな?)
垣根(……ほんと、どうすっかなぁ)
垣根「!」
垣根(ペットショップか…)
垣根「なぁ、アンタ動物とか好きか?」
ヴィリアン「好きですけど…触った事なくて…」
垣根「じゃああのペットショップ行かねぇか?」
ヴィリアン「い、行きたいです!」クワッ
垣根「あ、ああ…分かった。んじゃ行くか」
ヴィリアン「動物…」キラキラ
垣根(予想以上の食いつきだったな…)
アックア「むぅ…見つからないのである」
騎士団長『第三王女は見つかったか?』
アックア「まだだ。予想以上に遠くに行っているかもしれん」
騎士団長『空いてる騎士を送る。そいつらと協力して探してくれ』
アックア「了解した」
アックア(第三王女…無事だといいのであるが…)
ヴィリアン「わぁ…」キラキラ
ヴィリアン「可愛い…」
垣根「そりゃ何よりだ」
ヴィリアン「飼いたいなぁ…」
垣根「駄目なのか?」
ヴィリアン「私達の護衛の人の中にアレルギー持ちがいて…」
垣根「あー…」
垣根(ん?待てよ…?)
垣根「ヴィリアン、店の外で待ってろ」
ヴィリアン「あ、はい…」
垣根「待たせたな」
ヴィリアン「あ、お帰りなさい」
垣根「ほらよ」
ヴィリアン「えっ…これ…」
垣根「ハムスターだ。ちなみにアレルギーの人間でも問題ねぇ」
垣根(俺の未元物質で創ったなんて言えねぇ…)
ヴィリアン「あ…ありがとうございます!」
ヴィリアン「えへへ…可愛い…」
垣根(罪悪感パネェ…)
ヴィリアンを「本物のハムスターなんて初めて触りました!」
垣根「」グサ
垣根「そ、そりゃ良かったな」サッ
ヴィリアン「?どうしたんですか垣根さん?」
垣根「な、なんでもねぇ」
ヴィリアン「?」
垣根「そ、それよりも次はどこ行くんだ?」
ヴィリアン「もうお昼ですし、何か食べませんか?」
垣根「そうだな。ファミレスとかで大丈夫か?」
ヴィリアン「ふぁみれす?」
垣根「あー…行けばわかる」
ヴィリアン「では早速参りましょう」
垣根「こんなとこ来た事ねぇだろ?」
ヴィリアン「ここが「ふぁみれす」なるものなのですね」
垣根「これオーダーね。決まったら教えろ」
ヴィリアン「垣根さんは決まっているのですか?」
垣根「まぁな」
ヴィリアン「ええと…ではこれを--」
垣根「ん。じゃあ店員呼ぶぞ」ピンポ-ンピンポ-ンピンポ-ンピンポ-ン
ヴィリアン「そんなに押して大丈夫なのですか?」
垣根「ファミレスでは普通こうすんだよ」
ヴィリアン「そうなのですね…」
垣根(嘘だけどな)
ヴィリアン「美味しい…」
垣根「そりゃ良かった」
垣根(そういやコイツって王女なんだよな…)
垣根(漫画みたいに許婚っているのかねぇ)
垣根(漫画なら許婚と王女の想い人での三角関係が出来るって前滝壺が言ってたな)ソウイエバ
垣根(ちょっと聞いてみっか)
垣根「なぁ」
ヴィリアン「はい?」
垣根「アンタさ、許婚とかっていんの?」
ヴィリアン「いえ…いませんよ?」
垣根「ふーん」
垣根「じゃあ好きな奴とかは?」
ヴィリアン「!?コホ、コホ!」
垣根「あ?大丈夫か?」
垣根「でもその反応はいるって事だよな」
ヴィリアン「い、いいいいいいいません!!」
垣根「いるんだろ?」
ヴィリアン「いません!」
垣根「でもじゃあアイツとはどういう関係なわけ?」
ヴィリアン「ウィリアムさんとはそういう関係では…」
垣根「ふーん、俺はウィリアムなんて一言も言ってないけどなぁ」
ヴィリアン「あ…!」
垣根「ふーん。ウィリアムって奴なのかー」
ヴィリアン「うう…」
垣根「で?好きなんだろ?」
ヴィリアン「……ハイ///」
垣根「どんな奴なんだ?」
ヴィリアン「とても強くて、格好良くて…私が一度襲われた時に助けてくれるような人です…」
垣根(こりゃあマジで惚れてんな)
垣根「手伝ってやろうか?」
ヴィリアン「え?」
垣根「そいつと上手く行くように協力してやろうか?」
ヴィリアン「え…あの…」
垣根「いいのか?そいつが他の女に取られても」
ヴィリアン「そ、それは困ります!」
垣根「なら他の女に取られちまう前にテメェで取っちまわねぇとなんねぇだろ?」
ヴィリアン「それは…はい…」
垣根「なら今すぐにでもアタックするべきだ。だがヴィリアン、お前にその度胸はあるか?」
ヴィリアン「ない…です」
垣根「だから俺が協力してお前でも出来るアピールを手伝ってやろうっつってんだよ」
垣根「なあ、やってみようぜ?」
ヴィリアン「は…はい!」
垣根「じゃあ男が好きな女の性格についてレクチャーしてやる」
ヴィリアン「お、お願いします!」
垣根「んじゃまずは--」
アックア「日本人街まで来てみたが…」
アックア「流石にいなかったか」
アックア「戻るか--!?」
アックア「あれは…!」
その時アックアは見た。第三王女ヴィリアンが、どこの誰とも知れないチャラ男と一緒にファミレスから出て来たのを。
アックア(チャラ男とファミレス→騙されている)
アックア「殺す」ジャキ
垣根「飯も食ったし、次どこ行くかな…」
ヴィリアン「あの、私からリクエs「おおおおおおおおおおおおおお!!!!」へ?」
垣根「は?ちょ待--」
ドガァァァァァァァァァァン
ヴィリアン「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
アックア「ヴィリアン様!大丈夫であるか!」
ヴィリアン「ウィリアム様!?」
アックア「怪我はないようであるな。とにかく、下がっているのである!!」
ヴィリアン「え?あの…」
「痛ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!何しやがんだクソゴリラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
アックア「!!生きていたか!」
垣根「余程愉快な死体になりてぇらしいなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」バサァ
アックア「ヴィリアン様には指一本触れさせん!!」
ヴィリアン「ウィリアム様!ちょっと待ってください!」
アックア「先にこの男を倒してからである!!」
ヴィリアン「ま、待って!!話を聞いて!」
アックア「」ピタ
アックア「……分かったのである」
ヴィリアン「実は--」
ウィリアム「そうか…すまなかったな少年」
垣根「すまなかったなじゃねぇよクソゴリラ。殺すぞ」
ウィリアム「……やはりコイツは殺しておくべきな気がするのである」
垣根「あ?やんのかコラ」
アックア「……」チャキ
ヴィリアン「や…やめて…」
アックア「……やれやれ」
垣根「テメェとは仲良くなれなさそうだわ」
アックア「奇遇であるな。私もだ」
〜バッキンガム宮殿〜
垣根「お邪魔しまーす」
アックア「帰れ」
垣根「あ?こちとらヴィリアンに誘われてんだよ。ざまぁみやがれ」
アックア「貴様は一度死ぬべきである」
垣根「黙れ脳筋」
ヴィリアン「あ、いらっしゃったのですね。どうぞこちらです」
垣根「はーい」ニヤ
アックア「」イラッ
ヴィリアン「ここです」
垣根「……何か聴こえるんだが」
テメェ! ジョウオウナラモウチョットマトモナカッコウシヤガレ!!
ソレダトキンチョウサセテシマウダロウガ!!
ウルセェ!サッサトキガエロ!!
騎士団長「……すまない。待たせたな」
垣根「お、もう大丈夫なのか?」
騎士団長「一応な」
垣根「んじゃ失礼しまーす」
エリザード「おお!私の娘とデートしていたというのは君か!」
垣根「……なんだこのババァ。やたらテンション高ぇぞ」ヒソヒソ
騎士団長「……こんなのでもうちの王女なんだ。失礼のないようにしてくれ」ヒソヒソ
エリザード「まあとにかく座った座った!」
垣根「」ポス
エリザード「それで、ウチの娘と何をしていたのか聞かせてもらおうか」
「あら、お客さんかしら?」
エリザード「おお、リメエア!丁度いい、お前もこっちに来い!」
垣根「あ?誰だ」
リメエア「初めまして。ヴィリアンの姉で第一王女のリメエアよ」
エリザード「キャーリサはどうした?」
リメエア「もうすぐ来ると思うわ」
キャーリサ「ようやく着いたし」
リメエア「ね?」
ヴィリアン「これで三姉妹揃いましたね」
垣根「全く似てねぇな」
エリザード「そうだろうそうだろう」
垣根「褒めてねぇよ」
キャーリサ「それで母様、面白い話ってのはなんだし」
エリザード「この男とヴィリアンのデートの内容が聞けるんだとさ!」
キャーリサ「別に興味ねーし」
リメエア「あら、そうなの」
ヴィリアン「デートじゃありません!」
垣根「そうだぞババァ。それにヴィリアンには心に決めた男がいるんだ」
エリザード「ほう」
リメエア「まあ」
キャーリサ「ふーん」
ヴィリアン「か、垣根さん!」
垣根「あれ?言っちゃマズかったか?」
エリザード「是非詳しく聞かせてほしいね」
垣根「おお、いいぞ」
ヴィリアン「だ、駄目です!」
垣根「もうバレたんだし別にいいだろ」
ヴィリアン「そ、それは…」
エリザード「でもこの男じゃなかったんだねぇ」
キャーリサ「こんなチャラ男と付き合うなんて姉として認めねーし」
垣根「あ?んだとコラ」
垣根「テメェこそそんな派手なドレス着てやがんじゃねぇか。年齢にあってねぇぞ」
キャーリサ「私はまだ20代だし!!」
垣根「うるせぇ!テメェなんかよりリメエアの方が若く見えらぁ!!」
キャーリサ「な、なんだと!!」
キャーリサ「す、少なくとも姉上には負けてねーし!適当な事言うな!」
垣根「ハッ!どうだか!少なくとも俺はテメェみてぇな女よりリメエアの方が数倍好みだわ!」
リメエア「あらあら、嬉しい事言ってくれるじゃない」クスクス
キャーリサ「姉上は引っ込んでろ!」
キャーリサ「わ、私みたいなのが好きって言う人もきっとたくさんいるし!」
垣根「ないない。そうだったらもうテメェは結婚してる。ん?その年齢でしてねぇって事は婚期を逃したんじゃねぇか?」プ-クスクス
キャーリサ「姉上だってまだ結婚してねーし!!」
垣根「リメエアはいずれ出来るだろ。テメェは出来ねえがな」
キャーリサ「」ブチ
キャーリサ「殺す!!」
ガヤガヤ
垣根「世話になったな」
キャーリサ「二度と来るな」
リメエア「またいつでもいらっしゃい」
ヴィリアン「あの、ありがとうございました」
エリザード「またいつでも来な!」
騎士団長「気をつけてな」
アックア「早く帰れ」
垣根「あ、ヴィリアン、ちょっといいか?」
ヴィリアン「?なんでしょうか」
垣根「昨日教えた事、覚えてっか?」ヒソヒソ
ヴィリアン「男性の気を引く為の方法ですよね?」ヒソヒソ
垣根「覚えてるならいい。頑張れよ!」
ヴィリアン「が、頑張ります!」
垣根「それじゃ帰るわ」
アックア「早く帰れ」
垣根「テメェいつか殺すからな」
キャーリサ「早く帰れ」
垣根「結婚出来ると良いですね(笑」
キャーリサ「殺す!!」
垣根「ま、俺は学園都市に住んでっからいつでも来いよ」
エリザード「近いうちに行こうかね」
リメエア「そうね。前々から学園都市には興味があったし」
垣根「そんじゃまたなー」
垣根「さて、ここからは飛んで帰るか」バサァ
アックア「ヴィリアン様、何用であるか」
ヴィリアン「」ス-ハ-
ヴィリアン(教えてもらった通りに…!)
ヴィリアン「べ、別にただ呼んでみただけ…あ!かっ、勘違いしないでよね!べ、別にあなたと一緒にいたいとか、そういうのじゃないんだからね!!」
アックア「」
アックア「……ヴィリアン様、そのような事、どこで覚えたのですか」
ヴィリアン「え?か、垣根さんに…」
アックア「……」
アックア「あんの野郎ォォォォォォォォォォォォ!!!!」
終わり
第二話
〜2月上旬〜 inこたつ
垣根「……」ケ-タイポチポチ
一方「……」ス-ス-
麦野「……」ザッシパラパラ
御坂「……」テレビジ-
食蜂「……」ウトウト
削板「……」ミカンムキムキ
垣根「……狭い」
一方「……」ス-ス-
麦野「……」パラパラ
御坂「……」ジ-
食蜂「……」ス-ス-
削板「……」パクパク
垣根(……全員無視かよ)
御坂「削板さん、私にもみかんちょうだい」
削板「……」ポイ
御坂「ありがと」パシ
垣根「……」ポチポチ
麦野「……」ジ-
一方「……」ス-ス-
食蜂「……ふわぁ」
御坂「……」ジ-
削板「……」ボ-
垣根(……眠ぃ)
麦野(小説でも読もうかしら)
御坂(麦野さんの雑誌借りよっと)
削板「……」ボ-
ピンポ-ン
一方「……」ピクッ
垣根「……」ムシムシ
麦野「……」パラ…
御坂「……」ムシムシ
食蜂「……」ス-ス-
削板「……」ボ-
オ-イ.ダレモイナイノカ-?
垣根(誰も出ねえのかよ)
御坂(腐ってるわねコイツら)
シャアネェ.カエルカ
垣根(あーあ。帰っちまったよ)
一方「……」ゴロン
麦野「……」パラ…
御坂「……」パラパラ
食蜂「……」ス-ス-
削板「……」テレビジ-
垣根「……」ポチポチ
ピンポ-ン
垣根(またかよ)
一方「……」ゴロン
麦野「……」ペラ
御坂「……」ペラ
削板「……」ジ-
食蜂「……」ス-ス-
垣根「……」イジイジ
「お邪魔しまぁーす!」ドゴ
御坂「!?」
木原「あぁ?んだよいるじゃねぇかよ」ドカドカ
一方「」
垣根「……」
麦野「……」
木原「おい、聴こえてんだろ?」
垣根「……」イジイジ
一方「……」ネタフリ
御坂「……」パラパラ
麦野「……」ペラ…
食蜂「……」ス-ス-
削板「……」ジ-
木原「え?マジで聴こえてねぇの?」
一方「……」
木原「オーイ、アクセロリータァー」
一方「……」
木原「垣根帝督ーん」
垣根「……」
木原「ビリビリ中学生ー」
御坂「……」
木原「シャケ弁むぎのーん」
麦野「……」
木原「痛々しいたけ食蜂祈操ー」
食蜂「……」
木原「似非修造こと削板軍覇ー」
削板「……」
木原「……」
木原「マジで聴こえてねぇのか…?」
木原(能力開発の副作用か何かか?でもそんな話は聞いたことねぇ…)
木原(……いや、待てよ?)
木原(コイツらただ、俺のこと無視してるだけじゃね?)
木原「あーあー御坂の部屋勝手に入っちゃおうかなー」
御坂「……」パラバラ
木原「一方通行の部屋に大量のゴキブリでもばら撒こうかなー」
一方「……」ゴロン
木原「そ、削板の部屋にある筋トレ道具全部没収しちゃおうかなー」グス
削板「……」ジ-
木原「か、垣根と麦野のベットを勝手に入れ替えちゃおっかなー」
垣根「……」イジイジ
麦野「……」ペラ…
木原「食蜂のベットで勝手に寝ちゃおうかなー」グスン
食蜂「……」ス-ス-
木原「……チクショウ」
垣根(あーあ、誰か相手してやれよ)チラ
一方(テメェがすれば良いじゃねェか)チラ
垣根(……麦野)
麦野(嫌よめんどくさい)
垣根(御坂しかいないな。頑張れ)
御坂(ちょっと!なんでよ!)
一方(テメェ!木原くンが可哀想に思えねェのか!!)
御坂(だったらアンタが相手しなさいよ!)
麦野(今はテメェが可哀想に思うか話してんだよ。一方通行は関係ないわよ)
御坂(そりゃちょっと可哀想だなーとは思うけど…)
一方(思うンだろ?だからテメェが行け)
垣根(さもなくば…)
御坂(な…何よ)
麦野(テメェの噂をでっち上げてそこら中にばら撒くわよ)
御坂(ちっさ!やる事ちっさ!)
垣根(さあ、どうする!)
垣根(テメェが実はド淫乱って事をバラされたくなけりゃ…)
一方(今すぐ相手してやるンだな)
御坂(ふざけんな!)
垣根(はいさーん、にーい、いーち)
御坂(ああもう!)
御坂「き、木原さん?」
木原「!?み、御坂ぁ…」
御坂「ご、ごめんね?ずっと無視してて」
木原「い、いやいいんだ…気にすんな」
垣根「ったく。ようやく御坂が喋りやがった」
麦野「遅ぇっつの」
御坂「アンタら後で覚えてなさいよ…」
一方「でェ?なンの用だ木原くンよォ」
木原「あ?いや久しぶりにどっか食べに行こうと思ったからよ、テメェらを誘ってやろうかなとな」
一方「焼肉な」
麦野「シャケがあるところ」
垣根「可愛いねーちゃんが働いてる店」
御坂「特に無し」
食蜂「……んぅ?」ゴシゴシ
削板「焼肉!」
木原「んじゃ焼肉に決定な」
麦野「チッ」
オラサッサトイクゾキハラクン! ヤキニクカ-ヒサシブリダナ
木原(……無視されたまま終わらなくて良かったー)
終わり
最近pixivの方にも投稿始めました。掌握通行ネタです。
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