鈍感提督が着任?やばい艦娘?3
3作目です。楽しんでいただければ幸いです。
お気に入り評価や応援コメントしてくれた方ありがとうございます!
今回は提督が甘える描写があるので注意です!
追記、大幅に修正しました。7月4日
3作目です。ちょっと小説を書くのも慣れてきた頃です。今回は大井がメイン?となっています。誤字、脱字等があるかもしれません。
キャラ崩壊注意です。
大幅に修正いたしました。7月4日
提督「‥‥‥‥‥」カリカリ
提督「よし、そろそろ良いかな‥‥。」
吹雪「zzz‥‥‥‥‥」スヤスヤ
隣に吹雪が寝息を立てている。執務中に疲れて寝てしまったようだ。
提督「ははは、まったく‥‥。執務中に寝ちゃうとはな。」ナデナデ
吹雪「えへへ‥‥‥‥。」ニコニコ
提督「うん?寝てる‥‥よな?」ツンツン
吹雪「zzz‥‥‥‥‥‥」スヤスヤ
提督「‥‥寝てるようだな。さて、そろそろ天龍たちと飲む時間だったな」チラ
ヒトキュウヨンマル
時計を見ると約束の時間に迫っていた。
提督「うん、ちょうど良いな。それじゃ、毛布をしっかりかけてと‥‥。」パサッ
提督「吹雪、お疲れ様。」ガチャ
バタン
吹雪「‥‥‥寝てしまっていたようですね‥‥。というか執務中に寝てちゃ秘書艦としてダメだよね‥‥。しっかりしなくちゃ!」
仕事になると真面目な吹雪であった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
コンコン
提督「俺だ、来たぞ〜」
ガチャ
龍田「は〜い、提督いらっしゃ〜い♪」
提督「ああ、お邪魔するよ。」
天龍「お、提督来たな。」
北上「やっほ〜。」
大井「こんばんは提督」
そこには北上と大井がいた。二人は着任して1週間後に大本営から送られてきた。二人とも明るく、気軽に話しかけてくれるので話していて楽しいと思う。大井はたまに魚雷を向けてくるが‥‥。
提督「お、今日は北上と大井も一緒か。楽しくなりそうだな。」
龍田「えぇ、そうね〜♪」
提督「ああ、あと、これ。」ポスッ
天龍「提督?これは?」
提督「ああ、ちょっと余してたお菓子でな。作りすぎて一人じゃ食べられないから是非とも食べてくれ。」
そこにはクッキーやガトーショコラが置かれた。
北上「お〜提督さーこんなのも作れるんだねぇ。」
大井(すごい女子力高いわね)
提督「まあ、趣味で結構好きだからな。お菓子を作るのは普通に楽しいし。」
大井「(今度教わろうかしら‥‥。)」
龍田「それじゃあ始めましょう〜♪」
ワイワイ、ガヤガヤ
提督「うやぁ〜‥‥‥‥」グデ-ン
北上「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
大井「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
大井「提督ってこんなにお酒弱かったのね‥‥。」
北上「もういつもの原型がないよ‥‥。」
龍田「うふふ〜。まあ、お酒が弱いのは本当だけどこれを飲ませたからね〜。」ジャ-ン
『アルコール濃度95%※お酒が弱い方は飲酒を控えてください』
天龍「おいおい‥‥。こんなの飲ませていいのかよ。」
龍田「大丈夫よ〜。ただだらけているだけのようだしね
提督「やぁ〜‥‥‥。」グデ-ン
大井「本当に大丈夫なのかしら‥‥。」
北上「あはは〜。でもいつもと違ってなんか可愛らしいじゃん。まあ元から可愛らしいところもあったけどさ〜。」
大井「そう、ですね‥‥。」
そう、いつもはキリッとしている提督がこんなにも溶ろけそうな状態になっているのだ。元から身長が低いから可愛らしい一面もあったが、今の状態を見るとさらに可愛らしく見える。
提督「大井〜」ヒック
大井「え、はい!どうしたんですか?」
提督「手、貸して〜。」
いきなり手を出してくれた要求された。一体何をするのだろう。
大井「はい?手ですか‥?まあ、良いですよ。」サシダシ
提督「‥‥‥‥‥‥」ギュ-
大井「えっ‥‥‥‥///」カアァ
提督「あったかいね〜。」ギュ-
突然手を握られる。しかし普通に握られたわけじゃない。いわゆる恋人つなぎのように握られた。
北上「お、お〜あの大井っちが真っ赤だよ〜。」
龍田「ふふ、提督は酔うと甘えてくるのよね〜。」
天龍「まあ、そこがいつもと違って可愛らしいんだけどな。」
大井「あ、あう〜‥‥‥‥」プシュ-
大井は今にも気絶する寸前だった。
大井「(て、提督が私の手を‥‥‥///)」
提督「大井〜〜?どうしたんだよ〜。」ウワメヅカイ
上目遣いをした提督が大井を見る。それを見た大井は鼻血を出して気絶した。
大井「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」ピクピク
北上「あっ!大井っちがついに倒れちゃったよ!」
天龍「今のは反則級に可愛かったな‥‥‥。」
龍田「うふふ‥‥大井さんはそこに寝かしときましょう。」
提督「あれ〜。大井が気絶してるぞ〜。何でだ〜〜。」ヒック
北上「(いや、提督があんなことするからでしょ‥‥。)」
原因は提督100%だろう。しかし、そんなことも知らずに提督は次の人に向かう。
提督「まあ、いいや〜。それじゃあ、北上〜」
北上「え?私?どうしたのさ。」
提督「‥‥‥‥‥‥‥‥」ポスン
提督が北上の膝に座る。提督の身長は北上より低いので頭がちょうど北上の首近くに来る。
提督「はあ〜なんか安心する〜〜。」
北上「そ、それは良かったよ〜‥‥///」
提督が膝に座ることで提督の匂いがすごく伝わってくる。
北上「(すごくいい匂いするな〜。後、めっちゃなでなでしたい‥‥。)」
龍田「あら〜、撫でてみるといいわよ?」
北上「え?それじゃあ一回‥‥‥。」ナデナデ
提督「ん‥‥気持ちいいな〜。」トロ-ン
提督が撫でられるととろけた表情になる。それを見た北上は‥‥
北上「(やばい‥‥可愛すぎる!)」
龍田「あらあら〜提督はもう眠そうになっているわね〜。」
天龍「すごくとろけた表情だしな。」
提督「うぁ〜‥‥‥‥‥」ウトウト
提督はいかにも眠そうで、もう意識を保つのも難しい状態だった。
天龍「寝ても大丈夫だぞ?提督。」
提督「ありがと〜。‥‥‥zzz」スヤスヤ
龍田「あらあら〜もう寝てしまったようね。」
北上「というか私ずっとこのままなの?」
そう、提督は北上の膝の上で寝ている。提督は寄りかかってきているので、動くと提督を起こしてしまう可能性がある。
天龍「そうだな‥‥。一回ベッドに移すか。」
龍田「そうね〜、よいしょっと。」
龍田が提督を持ち上げると、すごく軽く感じる。
龍田「軽いわね〜しっかり食べているのかしら。」
北上「ほらほら!大井っちもそろそろ起きて起きて!」
大井「はい‥‥‥。って、私は一体‥‥。」
気絶していた大井が起きた。
北上「提督が上目遣いして大井っちが気絶したんだよ。」
大井「ああ‥‥思い出しました‥‥。」
大井「(あれは反則級でした‥‥‥。)」
大井「提督本人はどうしたんですか?」
龍田「今は寝てしまったようだわ〜。」
提督「‥‥‥‥‥‥」スヤスヤ
そこにはぐっすり寝ている提督がいた。
天龍「まあ、あんなに酔っていたんだしな。休ませてあげたほうがいいだろ。」
大井「そうですね‥‥‥。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
提督「う〜、頭がクラクラする‥‥。」
大井「大丈夫ですか、提督?」
現在、提督の部屋まで見送りをしているのだった。
提督「ああ、すまないな。迎えまで頼んじまって。」
大井「いえ‥‥‥その、気にしないでください。」
あんな提督を見た状態なので、提督と顔を合わせるのがすごく恥ずかしく感じる。そうしているうちに提督の自室の前までついた。
提督「よし、着いたな」
大井「ええ、それでは私は行きますね。」
提督「大井、ちょっと待ってくれ、お前に渡したいものがあってな」
大井「え?私に‥‥ですか?」
提督「ああ、そうだ。まぁ中に入ってくれ。」
大井「‥‥わかりました」
そう言われて提督の部屋に入る。中はすごく綺麗な状態だった。
大井「で?提督渡したいものとはなんですか?」
提督「ああ、前お茶会したじゃんか。その後にお前が‥‥
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『提督!ケーキ作ってもらっただけだとあれなので、これ‥‥。』
大井に小袋に綺麗に包まれたクッキーをもらった。
提督『ん?これは、クッキーか?』
大井「はい‥‥そうです。」
提督「おお、ありがとうな!」ニコ
大井「勘違いしないでくださいね!あくまでもお返しですから!///」
提督「わかってるって。ありがとうな大井。」ニコッ
大井「いえ‥‥別に‥‥///」プイッ
提督「と、こんなことがあっただろ。」
大井「まあ、ありましたけど。それがどうしたんですか?」
提督「いやさ、あの時もらったクッキー食べたけどすごく美味しかったよ。」
大井「それは‥‥ありがとう‥ございます///」
提督「おう、後な、あのときにお茶会した時のケーキはお前達の好みも知らずに普通に作ったショートケーキでな。でも、あのクッキーの味はすごい俺の好みだったよ。それで何で俺の好みの味を知っているのか北上に聞いたんだよ。」
大井「えっ!?それって‥‥。」
提督「ああ、北上に聞いたら『大井立ちが頑張って提督の好みの味を考えて、間宮さんとかに聞きながらやってたからね〜。』と聞いてな、正直すごく嬉しかったよ。」
大井「あ、はい‥‥‥///」
せっかく提督に内緒にしていたのに、まさか北上さんがバラしていたなんて‥‥。
提督「それでな、俺も北上とかに大井の好みの味を聞いたんだよ。そして作ったのがこれだ。はい」
渡されたものはリボンが付いていて綺麗に包装された箱だった。
大井「これは‥‥‥」
提督「ああ、大井の好きな味を聞いたら北上はな、
『え〜?大井っちの好きなもの?ん〜甘いものとかなら全部好きなんじゃないかな?あ、でもね、よく抹茶味のもの食べてたよ。』と言われてな。」
提督「そして作ったのは抹茶ケーキなんだが、大井って抹茶好きか?」
大井「ええ‥‥それはすごく好きですけど。これじゃあお返しした意味ないじゃないですか!」
そう、あのときに渡したクッキーはお茶会の時のケーキのお返しとして渡したものだ。それなのにまたもらってしまったら意味がない。
提督「でもな、俺の好みの味を一生懸命聞いたりして作ってくれたんだろ?しかもお前達は出撃もして頑張ってくれている。これはご褒美とでも思ってくれよ。」ニコッ
‥‥‥本当に提督はすごく優しい。提督の笑顔がすごく輝いて見える。
大井「はあ‥‥。わかりました。美味しくいただきますよ。」
提督「おう、そうしてくれ。それといつもありがとな。」
大井「こちらこそです。いつもありがとうございます。」
提督「それじゃあそろそろ時間だしな、おやすみ、大井。」
大井「ええ、おやすみなさい、提督。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自室に戻り、私は提督にもらった箱を開ける。中にはすごく綺麗な形で作られた抹茶ケーキがある。その抹茶ケーキを一口口に含む。
『美味しい』この一言に尽きた。
ケーキを食べていると、箱の中から紙が出てきた。
その紙を開くと中には‥
『大井、いつもお疲れ様。』
こう書かれていた。この言葉を見ると不意に笑みがこぼれる。
大井「本当に提督は‥‥‥‥。」フフ
私はずっと提督についていく。そう心で誓うのであった。
3作目はここで終わりです!楽しんでいただければ幸いです。
今回は大井がメインでしたがどうでしたでしょうか。
最後にここまで読んでいただきありがとうございました。次の作品もよろしくお願いします。それでは!
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