第1巻 第250話 イショウ
2017年10月30日(月) AM:13:00
凡矢理会館
草鹿 「えーっと、
午前中のハロウィンゲームも無事終わった事ですし、
これからいよいよお待ちかねの、
衣装合わせに入りまーす。」
客A 「来た来たーー!」
客B 「待ってましたーー!」
楽 「いよいよ衣装合わせか………
で、その衣装はどこにあるんだ?」
草鹿 「ああ、
それは向こうの更衣室にあります。
男女に分かれているので、
皆さん、好きな衣装を1つずつ選んで下さい。」
一同 「はーい。」
そんな訳で………
集 「楽ーー!
そっちは着替え終わったかい?」
集は、大きなハロウィンカボチャの被り物をしていた。
楽 「ああ、まあな。」
楽は、狼の被り物をして、
狼男の衣装をしていた。
集 「オオカミ男か〜〜、
無難だねーー。」
楽 「そういやあ俺、
最近なんだかオバケ屋敷やオバケの格好ばかりに縁があるな………。」
集 「それで、女性陣の方は?」
楽 「そうだな………
そろそろ出て来る頃だと思うんだが………。」
万里花 「楽様ーー!」
楽&集 「おっ?」
女子更衣室から、
万里花が初めに出て来た、
いわゆる「女ドラキュラ」の格好だった。
万里花 「どうですかー、楽様?
似合ってますか〜〜?」
集 「似合ってるよ、万里花ちゃん!」
万里花 「舞子さんに言われても………。」
楽 「いや、俺も似合ってると思うぞ。」
万里花 「それは光栄ですわ!
楽様の血なら、ホントに吸いたいですわ〜〜。」
楽 「バッ!
こえー事言うんじゃねーよ!」
万里花 「ウフフ………。
冗談ですわ冗談。」
鶫 「まったく………
何故私がこんな格好を………。」
集 「お!」
次に出て来た鶫は、
全身包帯だらけのいわゆる、「ミイラ」の仮装だった。
集 「誠士郎ちゃんも、似合ってるじゃない〜〜!
その包帯、剥がしてもいい?」
鶫 「いい訳ないだろう!
これをめくったら、中が丸見えになるんだ!
その時は………
貴様を銃殺する!」
集 「やだな〜〜、
誠士郎ちゃんってば、相変わらず冗談が通じないねーー。」
小咲 「アハハ………
みんな、似合ってるね。」
集 「お!」
楽 「!」
次に出て来た小咲は、ネコミミに猫のしっぽと、「猫娘」の格好だった。
集 「小野寺も、似合ってるじゃない〜〜。」
鶫 「お似合いです、小野寺様。」
楽 (いや、ホントに可愛い〜〜!
小野寺のネコ耳………。
千棘にはわりーけど………。
アレ?そういやあ、千棘は?)
千棘 「お待たせ、みんな。」
一同 「お。」
最後に出て来た千棘は、
黒い帽子に黒い服、
ステッキと、
いわゆる、「魔法使い」の格好で出て来た。
鶫 「お嬢、似合ってます。」
小咲 「可愛いよ、千棘ちゃん。」
万里花 「まあ………桐崎さんにしては、
まあまあですわね。」
千棘 「そっか………ありがと、みんな。
どうかな楽、私………似合ってる?」
楽 「え?
まあ………似合ってると思うぜ。」
千棘 「そっか………良かった。」
ニコッ
楽 「ドキッ」
第1巻 第250話 完
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