第1巻 第79話 ソーラー
楽 「凡矢理太陽発電所?」
メガオン 「ああ、この凡矢理市内の電力を一括に管理する太陽光発電所だ。
凡矢理市内が一斉に停電になる原因など、あそこ以外考えられない。」
千棘 「そこで星獣や星神が何かをして、電気の流れをおかしくしてるって事?」
メガオン 「その可能性が高いな。まあ、一番いそうな属性は………あ!着いたぞ、ここだ!」
凡矢理太陽発電所
楽 「ここが………随分大きな発電所だな。」
メガオン 「行きましょう。一条楽、お嬢!
このままだと町中が混乱に巻き込まれる!」
その頃 発電所最深部 電力貯蔵庫
ジャリーン♪
? 「シャア♪これでボルトに大量のエサは与えたし、あとはこの太陽の光が大量に集まるこの発電所内に「アレ」が無いか調べるだけだ♪」
楽 「ハァ…ハァ…こんだけ発電所内を一気に最深部まで走ったのに軽く息切れするだけになってる………蒼也に言われたメニューのお陰だな………」
千棘 「あ!楽、見て。アレが貯蔵庫よ。」
バンッ
楽と千棘は貯蔵庫の部屋の扉を開けた
? 「?」
楽・千棘 「!」
? 「何だい?ユー達は?」
楽 「………何だアイツ………」
? 「ン?太陽と月の属性の光の大学生くらいの若い男女2人組………もしやユー達が火向の邪魔をしてマンダを倒した?」
千棘 「!あんた、あの赤髪男の仲間なの?」
? 「イエス!私はユスフ・エレキテル。
パピヨンコクーンの星神ネ!」
楽 「!この前、蒼也が言ってた組織だ!やっぱりあいつも………」
ユスフ・エレキテルと名乗ったその男は、色んな方向に立った派手な金髪に黒いサングラスをして、エレキギターを持った20代後半くらいの派手な男だった
エレキテル 「火向だけではなく、ワタシの邪魔までするならユルセナイネ!
行くよ〜〜〜」
ジャリーン♪
エレキテル 「金星雷鹿 (きんせいらいか) ボルト!」
シュンッ
ボルト 「お呼びですか、ユスフ党首」
エレキテルの星匣から出て来たのは、黄色の金星属性の星の光を纏った、日本の角(ツノ)に金色の球を持った黄色い鹿(しか)だった。
千棘 「やっぱりあいつも星神………」
楽 「行くぞ千棘。」
千棘 「うん!」
第79話 完
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