艦娘「私達が救った世界は…」
深海棲艦と人類の戦争は数年前終戦した
深海棲艦は全滅結果人類が暁の水平線に勝利をもたらした―だが
深海棲艦が全滅しても艦娘の存在は残り続けた
艦娘は見た目は少女から女性と幅広いが力は成人男性の何倍にもあたる
さらに艦娘は艤装を操り主砲や魚雷まで撃てる
もしそんな存在が人類に牙を剥いたらどうなるだろうか?
想像がつくだろう―人類は滅亡する
これに関しては散々会議が行われた
艦娘を殺すや生かすなどなど
結果としては殺すのが手っ取り早いだが彼女達は結果として深海棲艦の手から人類を救ってくれた
そんな存在をいざ殺すとなると殺すに至れない
そして何回目の会議だろうか?
ある一人の人物が名案を出した
それは艦娘はいずれ我々人類に牙を剥くかもしれないとか言って殺すのなると艦娘が暴れたりと大変になるそれならこれはどうでしょう?
【艦娘同士を殺し合わせるのです】
※注意次項
•このssはグロテスク表現が沢山あります。
•このssは艦娘が殺し合いをするssです。
•艦娘の暴言などがあります。
•艦娘のキャラ崩壊が多くあります。
•かなり胸糞悪いです。
上記でも大丈夫な方は是非【艦娘「私達が救った世界は…」】を読んでいってください!
登場人物
《阿武隈》
•昔横須賀鎮守府に着任
•当時横須賀鎮守府で軽巡洋艦エース
•当時横須賀鎮守府で一軍トップ
•現在では多くの艦娘を殺しておりキル数ではトップ
•装備 主砲 魚雷
•魚雷による攻撃や誘導が得意
•全人類を恨んでいる
•艦娘を殺すのは躊躇があるが生き残る為にと殺している
•青葉と現在組んでいる
《青葉》
•昔横須賀鎮守府着任
•当時横須賀鎮守府で重巡洋艦エース
•鎮守府着任時代は記者をやっていたが今は記者はできてない
•趣味は写真や新聞作り
•鎮守府着任時代は何度大破轟沈寸前までになっても絶対に鎮守府に帰ってくることから艦娘の間では【不死身】と言われていた
•鎮守府時代は戦闘は好きじゃないと言っていたが今は違う…?
•阿武隈と現在組んでいる
なんでこうなったのだろう…
私達艦娘は人類から深海棲艦を救った
なのに何故私達は仲間を…艦娘を殺さなきゃいけないんだろう?
でも、私達艦娘はこうするしか生きていられない―貴方を殺さないと私が死んじゃう
だから私の変わりに――沈んで
アナウンス『おおっと!ここで艦娘が艦娘を殺した!絶望の顔をしてますねぇ!』
「「「うおおおぉぉぉ!!!」」」
「いいぞやれー殺せー!」
「もっと殺せ!」
「殺せ!」
「殺せ!」
「―――っ――ごめんね」ドン
「―――ぁ――っ」
私は目の前に倒れている艦娘に主砲を突き付け
殺した―周りには死んだ彼女の血が海に流れ周りを血の海にした
鉄の匂いが鼻を突き嫌な匂いをだす。
彼女はお腹を撃たれ内蔵や器官、血が大量に錯乱しており見るにも無残な姿をしていた
これで何度目だろうか?
仲間を…艦娘を殺すのは
死んでいく艦娘は皆恨むような憎むようなそんな目を私に突き付け死んでいった
私はその考えを振るうかのように首を震わせ
殺した艦娘の弾薬、燃料、回復剤を回収した
この場所は海…いや
【艦娘専用バトルロワイヤルフィールド】だ
まず最初に艦娘は自分の艤装、最低限の燃料のみだけで各鎮守府から出撃
指定された場所に移動し艦娘皆が配置についたら開始される
逃げよう者ならば即座に殺される。
これがこの戦場でのルールである。
各艦娘は最低でも2kmは離れておりすぐ様の戦闘は無い
海には弾薬や燃料、ボーキサイト、回復剤が入っているドラム缶があり艦娘はそれを使い利用して生き延びていく
海…とゆうよりも円形状の島で真ん中に小さな島がある
海上はただの海ではなく高く連なった山や大きな岩が露出しており障害物は結構多い
そして範囲があり海軍が開発した円形状に広がる猛毒ガスがありそこに入ればいくら艦娘でも1分も持ちこたえられない
1時間ごとに範囲は狭くなり何処かに安全地帯があるこれは地図で分かるこれを最後の1人になるまで艦娘を殺さなければならない
艦種によって力の差があるがそこは海軍が調節してる為落差は無い
今までの経験と感と自分の艤装を信じ戦うしかない
それが私達…艦娘に残された戦いだ
私―軽巡洋艦阿武隈は一人の艦娘を殺し物資を獲得しこの戦闘で銃撃音が周囲に響いてしまって好戦的な艦娘が集まってしまうかも知れない
私は地図を出すと安全そうな場所に目星をつけそこに一目散に海を走っていった
阿武隈「はぁ…はぁ…」
なんとか安全そうな場所にはこれた道中では艦娘は見えなかったが銃撃音は所々聞こえる為ここの安全な場所は直ぐになくなってしまうだろう
だがその少しの時間だけでも有り難い
海上では常に周囲を警戒し艦娘が居るか居ないかをずっと確認しないといけない為かなりの精神力、集中力が必要となる
ずっと隠れずに動き回っては燃料もそうだが精神や集中力が切れてしまう
こんな状況で少しでも休めれるのは大きい
だがさっきまでの銃撃音は聞こえなくなった
つまり決着が付いたのだろう。そろそろ移動しなければ戦闘が終了した艦娘がここに来てしまうのかもしれない私は安全地帯を目指しまた走り出した
今私達の殺し合いは全世界へ配信されたちの悪い金持ちや貴族は私達で誰か勝つのかを大金で掛けているらしい
私達の殺し合いを見て何が楽しいのだろう?
私達が頑張って救った世界は何故こんなにも汚く汚れているのだろう?
私には分からない深海棲艦との戦争が終戦し私達艦娘をどうするのかの議論の時あっさり私達艦娘を見捨てた提督―こんな趣味の悪い戦いを考えた脳から腐っているクズな人間
そしてこの戦いを見て喜んだりお金を掛けるのしか脳が無い多くの人間
こんな事になっても誰しもが反対しない心の底から腐っている人類
海軍も発案者も人間も人類も皆腐っている
私の敵がそんな人間なら私は容赦なく殺すだろう私は艦娘を殺す為じゃなく人間を殺したい
でもなんで…
なんで…あの人は…
私を置いてったの…
先に行っちゃったの…
こんな考えがずっとずっと私の頭の片隅に出てきてその考えをどんどん増幅していく
だがそんな考えは直ぐに消し飛んだ
艦娘が私の進行方向を居るのだあの体格や腕に付けている飛行甲板から正規空母だと思える
ここを通り抜けないと安全地帯には行けない
空母は銃撃ができない変わりに艦載機を使い長遠距離攻撃が可能な艦娘だ
遠距離攻撃は厄介だが近付いてしまえば簡単に殺せる問題は近付くまでに艦載機に見付かってしまえば面倒臭いとゆう事だ
私は空を見上げるとあの空母の艦載機だろう数機飛び回っていた
正直艦載機に見つけられずに軽巡洋艦の射程範囲内に入るのは熟練者でも相当な苦労がいる
だが軽巡洋艦での空母相手は射撃の場合は難しいが魚雷の場合は簡単だ
そう簡単に言えばカモだ
魚雷での空母相手ではまずワザと艦載機に見つかり空母の艦載機での攻撃を避けながら静かに魚雷を撃つ
軽巡洋艦のそのフットワークなら簡単に空母の艦載機程度など避けられる自信がある
だがもうこの戦いも結構長く続いている
こんな初歩的な攻撃では簡単に避けられてしまうだが私にとっては空母がカモなのは変わりない
………あれ?
なんでこんな考えがでるんだろう
私は艦娘を殺したくない今でもそう思っているはずなのに何故…
こんなにあの空母の殺し方が出てくるの?
私は艦娘ではなく腐っている人類の方が殺したい、なのに…
でも…アイツを殺らないと安全地帯に行く時さっき聞こえた銃撃音の場所に行ってしまう…
なんで…私はどうすれば…
阿武隈「ぁ…ぁ………ぁぁ」ブルブル
でもこんな考えは今でも何度もあったその時は震え凍えて自分自身に恐怖した。
こんな考えしか出ない自分に…
なんで…分からない…分かりたくない
なんで…私は…こんな事しか考えられないの?
この前聞いた私が合計キル数が一番多いのは
私は心の底から…殺したいと思っていたの?
深海棲艦ではなく…仲間を…艦娘を…
私が深海棲艦を殺していたのは【あの人】の為でもなくただ単に自分の心の底から出てきたドス黒い考えが私を動かしていたの…?
阿武隈「ぁ…っ…ぁ……」ブルブル
私は頭を抱えて体を小刻みに震わしていた怖い…怖い……あの時…
初めて殺した艦娘の顔が思い浮かんでくる
繊細に…恨むような今まで殺してきた艦娘とは全く違う怖さが……何故かその娘の顔がいつまで経っても忘れられない
私は今までかなりの数の艦娘を殺してきた
その娘達の顔は酒を飲んで一晩寝て無理やり忘れていた
なのに何故…初めて殺した艦娘の顔が忘れられないの!?
………だめだ……取りあえず急いで迂回して安全地帯を目指そう今の状態で戦ったら間違いなく負けてしまう
空母は私には気づいてないらしく艦載機の操作に夢中の用だ不意を付けば殺せるだろうが今の状態で誰かを殺してしまうと余計悪化してしまいそうだ
もし悪化してしまえば自分に恐怖し震え発狂して何も抵抗できないまま他の艦娘に簡単に殺されてしまう
少々危険だがこれしかルートはない私はさっきまで銃撃音がしていた場所に足を走らせた
―――
その後なんとか安全地帯に入り休憩できる岩陰に身を潜み岩にもたれかけた
阿武隈「はぁ…はぁ…」
阿武隈「なんで……」
阿武隈「……なんで忘れられないの!」
低くそう叫ぶとまるで答えたかのように風が荒くビュウビュウと音を出し
波高く岩に打ち付け盛大な音を出していた
そしてまたあの娘の顔が浮かんでくる
鮮明に繊細にあの私を恨む―いやその言葉では一言では表せられない程の恐ろしい顔だ
今思えばあの娘の顔は私にもできるだろう
私は【あの人の約束が果たせていない】
約束できていないのに死んでしまう…それだけは絶対に嫌だ!
きっとあの娘も大事な人が居たのだろう
だからあそこまでの顔ができたのだろう
考えればあの人が頭に浮かんでくる
一緒に笑った日々や遊んだり一緒にご飯を食べたりでも
そんなのはもう出来ない
「どうしたんですか?」
阿武隈「っ!」バッ
私は声がかけられた方に主砲を向け突きつけた
でも何故だろう私はコイツの存在に気づいていなかったその気になれば私を簡単に殺すことが可能だったはずなのになぜ?
いや今はそんなことよりもコイツの事だ
「ちょっ!待ってください!」
阿武隈「は?何が待つよ!ここでは待つなんてものはない!どちらかが死ぬまで…えっ!?」
「あ、やっとき気づきました?」
阿武隈「青葉…さん?」
青葉「そうですよ青葉です!…いやーまさか阿武隈さんに出会うとは感激ですねぇ!写真いいですか?」
重巡洋艦青葉―彼女は私が昔着任していた最前線であった横須賀鎮守府の重巡エース
彼女は鎮守府着任の時はよく色んな記事を書いたりしていたほとんどがデマだったが
鎮守府時代の彼女は明るくいつも皆を励まてくれた
戦闘は本人いわく好きじゃないらしいが…
だが彼女が重巡洋艦エースと言われていたのは何度大破轟沈寸前になっても絶対に鎮守府に帰ってきたという事だ艦娘の間では【不死身】とも言われていた
そんな彼女は明るさや口調は変わらないが服には艦娘の返り血だろうベッタリと服に真っ赤な血が付いていた
しかもまだ鉄の匂いがする為さっきの戦闘は彼女のものだろう
…でも何故話しかけてきたのだろう?
阿武隈「…なんで?」
青葉「私が阿武隈さんを殺さなかったですか?」
阿武隈「……そうですよ」
私は青葉を警戒していたいくら昔の仲間とはいえいつ向こうが攻撃してくるか分からないからだ
それは今の青葉を見れば分かる
ここまでに来たのなら彼女自身艦娘を殺している筈だし
艦娘によっては自ら銃撃音がする場所まで行く好戦的な艦娘までもがいる
青葉はその好戦的な艦娘に該当するだろう
こんな相手にスキを見せたら一瞬で殺されそうだ
青葉「そんなに警戒しないでくださいよ〜」
阿武隈「その格好でよく言えますね」
青葉「あ〜これですか?さっき艦娘に見つかっちゃいましてね〜」
阿武隈「青葉さんは艦娘を殺すのに躊躇はないんですか?」
青葉「そりゃあありますよ。でも生きるためですからね仕方なくって感じです」
阿武隈「…そうですか」
阿武隈「じゃあなんで私を殺さないんですか?」
青葉「いくらなんでも昔の仲間を殺すこのなんてできないですよ」
阿武隈「そう…ですか」
青葉「そうですよ阿武隈さんは昔横須賀鎮守府一軍トップで、しかも現在キル数トップですからね。もし殺そうとして殺しきれなかったら青葉が死んじゃいますよ」アハハ
阿武隈「青葉さんは不死身でしょ?」
青葉「やめてくださいよーそれ結構恥ずかしいんですから」
青葉「それに青葉だって死ぬときは死にますよ」
私は最前線の横須賀鎮守府の軽巡洋艦エースであり一軍トップでもあった。
鎮守府時代は結構ビビリとも言われていた
だが素の性能が非常に高く能力や身体能力が他の艦娘に比べて非常に高かったらしく危険海域の出撃は多くあり私はいつの間にか一軍トップになっていた
その経験などのおかげか今私は生きている
阿武隈「……で、なんで話しかけたんですか?」
青葉「んー単刀直入にいいますと組みませんか?」
阿武隈「は?」
青葉「駄目ですかね?」
阿武隈「…いいですけど」
阿武隈「裏切ったら殺しますからね?」ギロッ
青葉「おー怖い怖い裏切るなんてしませんよ」
阿武隈「青葉さんこそいいんですか?」
青葉「はい?」
阿武隈「私が裏切る可能性もあるんですよ?」
青葉「いやー阿武隈さんはそんな事しないですよ」
阿武隈「……そうですか」
どこからそんな確証が出るのか…やっぱりこの人の考えている事はよく分からない
青葉「それよりもさっきなんで頭を抱えてたんですか?」
阿武隈「……」
青葉「………もしかして」
阿武隈「言わないでください!」
青葉「っ!」
阿武隈「……すみません」
青葉「いえ青葉こそすみません」
青葉「………まだ忘れられないんですか?」
阿武隈「……はい。いくら時間がたってもあの人の事が…忘れられないんです…」
青葉「……そう…ですか」
青葉「……無理もないですよ……だって」
阿武隈「っ!」ギリッ
青葉「…!……辞めておきましょう」
ブーン
阿武隈「っ!」バッ
青葉「おっと」ヒラ
ズガガガガッ
突然艦載機が私達に向かってきてさっきいた場所の岩は銃弾で穴だらけになっていたもし当たっていたら即轟沈だったろう
周りを見渡すが見つからない相手は空母か軽空母だからか視界には全く姿が見えない
阿武隈「何処から…?」
青葉「あ、見つけましたよ!」ジー
阿武隈「え?何処ですか?」キョロキョロ
青葉「こっから南西に…1.2kmぐらいですかね?」
阿武隈「よくわかりますね…」
青葉「だてに昔記者やってましたからね目と耳には自身ありますよ」
阿武隈「そうですか…それじゃあ私が魚雷等で攻撃するんで援護お願いしますね」
青葉「わっかりました〜」
私―正規空母加賀
昨日の戦いでの最終決戦時最後の相手が赤城さんだった
昔深海棲艦を倒していた時はそれぞれ別の鎮守府に着任していたがプライベート時よく一緒に街にでかけたりしていた
私にとって赤城さんは憧れで私よりも艦載機の扱いが上手くてその場の判断も的確で合同艦隊時は艦隊を導いてくれた
そして深海棲艦と人類の戦争が終戦してから合っていなかった。いつか会いたいのは思ったがまさかこんな形で合うなんて最悪だった
私は赤城さんを見つけ話しかけよう、そうした時赤城さんの艦載機が牙を向いた
加賀「あ、赤城さん!」
赤城「…」
ブーン
加賀「っ!」
ズガガガガ
赤城「チッ」ギギギッ
加賀「赤城さん?」
赤城「うるさい!」
加賀「っ!」
赤城「早く…死んでよ…」
加賀「…え」
赤城「私は死にたくないの!早く沈んで!」バシュッ
赤城さんは狂っていた自分は死にたくないそう言いながら私にずっと攻撃してきた
でもその攻撃は単純で昔の赤城さんの様子は全く無く腕は五抗戦の七面鳥レベルまで落ちていた
逆に良くここまで生き残れたと思える程だ
私は失望した私が憧れていた赤城さんの姿では無く、ただただ生き残りたいだけに攻撃してくる
私が憧れていた赤城さんはもっと賢く冷静でいつでも真剣だったでも今の赤城さんはただの狂った艦娘だ。昔の姿など一欠片も無かった
その後私は赤城さんを殺し戦いに勝利した
私は赤城さんを殺したのに対し何も悲しくない
あんなのは私の憧れていた赤城さんじゃない
そう…そのはずだ…
加賀「……赤城さん」ボソッ
加賀「…?」
私はいつもどうりに艦載機での索敵をしていると二人の艦娘が岩陰で何かを喋っていた
攻撃してない事から一緒組んでいるのだろう
実際に一緒に組んでいる自体は何も問題は無いだが大抵どちらかが裏切り相手を殺す
実際私も昔組んだ事がある
私が着任していたラバウル鎮守府の艦娘だったが私の物資が揃ってきたところで背後から突然私に砲撃してきた
狙いどころが悪かった為何とか中破ですんでギリギリで殺す事ができた……
正直あのときはかなり危なかった
まあそんなことよりも…
敵の艦種は……軽巡洋艦と重巡洋艦か…相手に対空砲を持ってなさそうだからたとえ二人でもどうにかなるだろう
加賀「…全機発艦」バシュッ
艦載機を飛ばし攻撃をしたが二人は気づき難なく避けて見せた
周りを索敵しているがかなりの距離がある為向こうからの視認はほとんどできないだろう場所がバレなきうちに片付けないと接近されてしまえばコッチが確実に殺られる
いや……あの動きはバレている…どうする?
位置がバレてしまえば敵の射程距離に入ってしまえば空母などただの動く的だ
何とか近寄らせないように艦載機で攻撃はしているが全く当たらない
阿武隈「危ないですね」
青葉「ほいほいほいっと〜〜♪」
加賀「くっ!」
ここは一旦距離を離すか?いやいっその事逃げたほうがいいのでは?
いや確実に位置がバレているなら、フットワークの軽い軽巡洋艦から逃げるのはほぼ出来ない
重巡洋艦だけならどうにかなるが相手2、軽巡洋艦もいる為これは逃げれないだろう
考えは迷っていたが艦載機での攻撃する手は休めない
正直軽巡洋艦、重巡洋艦なら楽勝だと思っていたがここまでの手練とは思いもしなかった。
昔戦った戦艦2隻より今の状況の方が圧倒的にマズイ!
阿武隈「何をボーッとしてるんですか?」
加賀「っ!」
あの軽巡洋艦の声が聞こえたと同時に目の前に大きな水柱がでてくる。
魚雷が水中で爆発したのだ
幸いカスリ程度だったから小破ですんだが相手は一人じゃない
加賀「っ!」バッ
青葉「あ〜惜しかったですね〜」
私のすぐ横に重巡洋艦の砲弾が飛んでくる
こちらは何とか避けた為無傷だが狙いがいやらしいことに飛行甲板がついている右側に打ってくる。
これだと飛行甲板が邪魔で砲弾が見づらくなる
飛行甲板がないと艦載機を飛ばす事は不可能な為必須だが現状艦載機による攻撃も当たらない
為ほとんど意味を成してない
むしろ邪魔になっていた
どうする?どうやってこの状況を打開する?
今の状況は数百メートル先に軽巡洋艦と重巡洋艦の2人。
この状況じゃあ逃げるのは不可能、近くに遮蔽物はあるにはあるが小さな岩だから重巡洋艦の主砲で通ってしまうだろう。
軽巡洋艦は魚雷での攻撃、重巡洋艦は右側に主砲を撃ってきている。
そして艦載機の攻撃が全く当たらない
私が攻撃できる唯一の方法は……
無い
艦載機による攻撃も当たらない
普通の矢でもきっと当たらないだろうだって、艦載機による攻撃が当たらない相手に普通の矢が当たるわけがない
阿武隈「…あれ?」
青葉「止まりましたね」
阿武隈「…まあ諦めたのでしょう」
青葉「それじゃあ青葉が止め刺していいですか?」ソワソワ
阿武隈「……どうぞ」
青葉「ありがとうございます!」
………やっぱり想像どうり青葉は戦闘狂らしい
戦闘事態好きじゃないのは嘘だろう
だが実際に艦娘を殺すことで、この戦争から目を避けることができる。
艦娘が飛び散る血や内蔵などの匂いや感覚などで感覚が壊れ、鎮守府時代大人しかった娘が戦闘狂になることは私自身何人も見たことがある。
だが一度そうなってしまうと体が壊れる。
戦う相手が見つからなくなると自身の体に傷を付け血の匂いなどを楽しむ
痛みなどもむしろ苦痛よりも歓楽に感じているようだった
その自分でつけた傷で命を落とした艦娘もいるらしい
青葉はまだそこまで落ちこぼれてはいないようだが時間の問題だろう
最悪なのは発狂し、私き襲いかかってくる時だ今更な気もするが元々の仲間を殺すのはいくらなんでも出来そうにない……そのはずだ
青葉「終わりましたよ〜結構雑魚でしたね」
何となく気になってさっきの正規空母がいた場所を見てみると見るにも無残な姿となっていた
顔はグチャグチャになっており原形が全くわからないほどにまでなり
ナイフで腹を開けてそこから血やら内臓やらが散乱し、大腸だろうか?は中身が完全に出ていた
正直ここまで酷い姿は見たことが無い
何人も殺している私が言えないがこの姿は流石に可愛そうと思ってしまった…
阿武隈「……結構やるんですね」
青葉「ん?あ〜死体遊びですか?」
…私が言った意味とは違うが、この艦娘は死体遊びまでするのか……結構落ちているのかもしれない
阿武隈「……そんなことまでするんですか」
青葉「あれ?阿武隈さんはしないんですか?」
阿武隈「……しませんよ」
青葉「あれ?そうですか…あ、後で今までの艦娘の死体写真見ます?」
阿武隈「いいです私はそんな趣味ないので」
青葉「そうですか〜残念ですね〜」
そんなちっとも残念じゃそうな顔で言う
誰にも見られたくないのだろうか?それともただの独占欲?どっちにしろいつ裏切られるのか分からない…
正直ここで解散するのも考えたら逆に攻撃してきそうだし、ただの感だが青葉は最後まで残ってきそうな感じがした
これは結構厄介な奴を仲間にしちゃったなぁ…
青葉「あ、そうだこの後どう動きます?」
阿武隈「………一応ここは範囲には入っているから、さっきの岩陰で次の安全地帯が出るまで待ったほうが良いかと…」
青葉「う〜んでも、まだ物資が潤ってないから安全地帯間際で艦娘殺しませんか?」
さっきの空母と今までの道中で倒した艦娘だけでも十分の物資が確保できている筈なのにまだ艦娘を殺そうとするのか…
反対するのもありだが逆に艦娘を殺せずに私に攻撃されるのも厄介だからなぁ…
阿武隈「……ならそうしますか」
青葉「了解です。この辺りにいい場所があるんですよ、そこ行きましょうか」
阿武隈「…分かりました」
青葉「ここですよ。ここ高所でかつ周りからは撃たれないですからね艦載機にさえ気おつければ一方的にコッチから見えます」
阿武隈「……いいんですか?」
青葉「ん?」
阿武隈「こんなポジション私に教えてしまって」
青葉「まあ、私達以外の艦娘が死んだとしてもどちらかが死ななければこの戦いは終わりません、それに長く続いた戦いも今日で終わりですしね、教えても大丈夫ですよ」アハハ
阿武隈「………え?」
青葉「どうしました?」
阿武隈「今日で……終わりって」
青葉「ああ、今日始まる前に立ち話している人間の会話が聞こえましてね、今回でこの戦いは終了らしいですよ?まあ残った艦娘は多分殺されるんでしょうけど」
阿武隈「………そんな…」
まだ………終わってないのに………
青葉「あぁ、それと最近、深海棲艦がこのフィールドで発見されたらしいですよ?」
阿武隈「………そうですか…」
青葉「…?どうしたんですか?」
阿武隈「いえ、なんでも…」
青葉「?そうですか」
絶対に生きててよ……必ず殺すから
青葉「う〜ん全く艦娘が通りませんねぇ、いつもならこのルートだと結構艦娘通るんですけど…」
阿武隈「……潜水艦もいなさそうですしね」
青葉「あれ〜?おかしいな…」
阿武隈「……収縮もすみましたし移動しませんか?ここ、安全地帯から真反対ですよ」
青葉「そうですね……ん?」
阿武隈「どうしました………」
青葉「うへぇ噂程度に聞いてましたけども本当に復活したんですか…」
阿武隈「しかも、結構な数居ますよ」
追記
現在今後も登場してほしい艦娘を募集します。
と言っても敵キャラ扱いですし加賀見たいな過去を書きます。最終的には多分死にます。
それでもよろしければ是非コメントに書いてください。
PV1000ありがとうございます!
まさかこんな殺伐としたssがPV1000行くとは思いもしませんでしたw
正直今現在あまり戦闘シーンは書けていないですが今後書いてゆく予定なのでよろしくお願いします。
このssは不定期更新です。
現在作者の受験勉強がありまして更新は遅いかもしれません
取りあえず公開だけはしました。
このssは作者の受験勉強の休憩の時に思いついたssです。
どうかこんなssでも最後まで読んでください
応援
ありがとうございます!
今年自分が受験がある為あまり更新出来ませんがそれでも、待っていただけると助かります。
今後も【艦娘「私達が救った世界は…」】を読んでいってください!
やらなきゃ殺られる
でも、一つでも命を奪ったら、もう後戻り出来なくなる。
頑張って下さい。( *・ω・)ノ
コメントありがとうございます!
まあこの世界観上殺さなきゃ殺されるなんですしね
自分のss絶対に誰か一人は死んでいるんですよね…
今後もこんな感じですがどうかよろしくお願いします!
なんたる胸糞展開(誉め言葉)
いいぞもっとやってください
褒め言葉ありがとうございますw!
まあ殺伐としたssなんで登場する艦娘の過去を書くときは加賀見たいな過去になりそうですw
次からは戦闘シーン入りますが苦手なので期待はしないでくださいw
今後ともよろしくお願いします!
受験勉強がんばってください!
リクエストで、長門を…お願いしても…よろしいでしょうか?
(できたら陸奥と組んでる設定がいいな……なんて)
コメントありがとうございます!
受験勉強も頑張りながらss更新頑張っていきたいです!
リクエストで長門ですね、陸奥と組んでいるのは今現在ではなんとも言えません。もしかしたら組んでいるかもそれませんが戦艦の登場はまだ先の予定ですので…わかりません。長門は出したいと思います。
つくづく人間ってのは屑で身勝手だなぁ。
まぁ、俺もそんな人間やねんけど。