2019-11-01 22:07:36 更新

概要

スマホゲームアプリArkResonaのifストーリー 二次創作

アリアの力で遺跡のマキナを止めようと試みるが...


第1章 5話 遺跡の封印


フォルエンの街 宿屋


ジーク「……」


アリア「ふわぁ...おはようございます」


ジーク「…よく眠れたか?」


アリア「はい、バッチリです!」


ジーク「そうか、なら身支度を整えておけ。すぐに出発する」


アリア「はい!お待ちくださいね」


ジーク「…あぁ」


ジーク「……」


ジーク「(なにを普通に話しているんだ俺は…)」


ーーーーー

ーーーーー

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アグニボロス火山 道中


アリア「山の麓まで来るとますます暑くなってきますね〜」


ジーク「そうだな…こまめに水分は摂っておけ」


アリア「はい、ありがとうございます」


ゴゴゴゴゴゴ...


アリア「わっ、揺れて...」


ジーク「…!」サッ


アリア「んっ…あ、支えてくれてありがとうございます…」


ジーク「礼はいい、気をつけろ」


アリア「はい…」


ジーク「……」


ジーク「(再び火山が噴火するかもしれないな)」


ジーク「(急ぐとしよう)」


ーーーー



アリア「ジークさん、ここが…」


ジーク「あぁ、遺跡の入り口だ」


アリア「……」


ジーク「どうした?」


アリア「いえ、なんか懐かしい感じがして…」


ジーク「…いくぞ」


アリア「ま、待ってください!」





アグニボロス遺跡 最下層


ジーク「……」


アリア「ふぅ、ワーグがたくさんいましたね」


ジーク「あぁ」


ジーク「(マナの均衡が崩れたせいでワーグが凶暴化している…世界の滅亡が近づいている証拠か)」


ジーク「(滅亡を食い止めるためにはARIAの力が不可欠…記憶はなくとも、この遺跡で自身の力を自覚してもらおう)」


ジーク「…着いたか」


アリア「あれ、なんでしょうか。機械…?あ、マキナもありますね」


アリア「あれ…このマキナ…」


ジーク「……」


アリア「とてもつらそう…」


ジーク「(早速声を聞いたか)」


ジーク「アリア、頼みたいことがある」


アリア「はい、なんですか?」


ジーク「この遺跡の権限を自分のものにしろ」


アリア「…え?」


アリア「どういうことですか?」


ジーク「お前には古代遺跡のプログラムを操作する権限がある。それを使ってここの遺跡のマキナを永久封印させるんだ」


アリア「その...なにを言っているかわたしには」


ジーク「記憶がないのはわかっている、だが簡単だ」



ジーク「アリアが思うままに、遺跡に語りかければいい」


アリア「……」


ジーク「…頼む」


アリア「…わかりました、やってみます!」



アリア「……」


ジーク「……」


アリア「…マキナさん、もう悲しまなくていいんだよ」


アリア「あなたは十分がんばりました、だから…」


アリア「ーー安らかに眠って」


アリア「……」


ジーク「……」


アリア「あれ、なにも起こりません...」


ジーク「…いや」


ピカーン...


ジーク「成功だ」


<強制停止シグナルを検出>

『アグニボロス』ノ機能ヲ停止シマス。


尚、権限はハARIAニ受諾。

再起動ヲ行ウ際ハARIAノ許可ガ必要ニナリマス。


アリア「……っ!」


ジーク「……」


アリア「本当に起動した…」


ジーク「これがお前の力だ、実感はないだろうが…」


アリア「……」


ジーク「(いきなりのことで動揺してるか...無理もないな)」


ジーク「ここではもうやることはない、いくぞアリア」


アリア「…はい」


ジーク「……」


アリア「……」


ジーク「(ずっと無言のままだな…そこまで取り乱すものなのか?)」


ジーク「(…今のは失言だ、アリアの心は思っているより幼い。現実を受け止めるには早すぎたか…)」


ジーク「(選択肢が無かったとはいえ、甘かったか…)」


アリア「…大丈夫ですよ、ジークさん」


ジーク「…!」


アリア「少し驚きましたけど、自分が普通じゃないってのはなんとなくわかってましたから…」


ジーク「…すまん」


アリア「謝らないでくださいって、ジークさんも言ってたじゃないですか。大丈夫です」


ジーク「…あぁ」



アリア「………」



アリア「(わたしは...)」


アリア「(わたしは一体誰なんだろう…)」












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