ArkResona〜キャラ別ストーリー〜side ユアン 後編
スマホゲームアプリArkResonaのifストーリー
特殊なマキナを得るため、2人は小さな島へと足を運ぶ
とある小さな島 船着場
ハフナー「着いたわぁ、ここがそのマキナのある場所よ」
ユアン「一見普通の島に見えるが」
ハフナー「そう見えるだけ♪ここには高密度のマナが集まってるんだからぁ」
ユアン「ふん、そうか」
ユアン「ずっと疑問に思ってたんだがハフナーは何故ここに高密度のマナが集まっているのを知っている?」
ハフナー「あぁん嬉しいわぁん♡やっと名前で呼んでくれた♪」
ユアン「うるさい!いいから答えろ!」
ハフナー「んもぅ、イケずゥ!」
ハフナー「島の生態に詳しい知り合いから聞いたのよ、マキナはアタシが見つけたんだけどね」
ユアン「そうか、なら早く見つけにいくぞ」
ハフナー「あら、もっとまったりといきましょうよぉ♡」
ユアン「僕は1秒でもお前といたくないんだ!!」
ユアン「さっさと森に入るぞ!」
ハフナー「あぁん♡待ってよぉ」
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小さな島 森の中
ユアン「おい、ずいぶん歩いたと思うがまだ着かないのか?」
ハフナー「んもぅ、ユアンちゃんはせっかちねぇん」
ユアン「なっ…誰がユアンちゃんだ!!」
ハフナー「うふふ♡こっちの方がしっくりくるのよねぇ」
ユアン「どういう意味だ…」
ハフナー「かわいいからよん♡」
ユアン「ぐっ…お前の相手は疲れる…」
ザザザザッ
ユアン「……!!!」
ハフナー「…!!」
ユアン「ふざけるのもここまでのようだな」
ハフナー「そうねぇ、お出ましってところかしらぁ」
ワーグの群れ「グルルルルル…」
ユアン「ふん、こんなやつら僕1人でも余裕だが…」
ユアン「ハフナー、お前の実力みせてもらおうか」
ハフナー「あらいいのん?もしかしてアタシってば弱いと思われてるのかしら?」
ハフナー「いいわぁ、アタシの実力、ユアンちゃんに見せてあ・げ・る♡」
ユアン「だからユアンちゃんって言うな!」
ワーグ「グルルルゥゥゥ!!」ザザッ
ハフナー「あらやだ、そんな攻撃当たらないわよぉん」
ユアン「(ほう、ふざけているように見えて精錬された動きだな)」シュッ
ハフナー「ふぅん、そこよぉん!」バーン
ワーグ「クゥゥゥン...」バタッ
ハフナー「そぉれ♪」バーン
ワーグ「クゥゥゥン...!!」バタッ
ハフナー「止めよぉん!」バンバン
ワーグ「クゥゥゥン…」バタバタッ
ハフナー「ふふっ、どう?ユアンちゃん、アタシの力。これで少しは見直したかしr...んんっ!!?」
ユアン「ん?そっちは片付いたのか、意外と早かったな」
ハフナー「ユアンちゃん…それ」
ユアン「だからユアンちゃんって言うな!…それって、このワーグたちのことか?」
ワーグの群れだったもの「」
ユアン「ふん、こんなもの僕の相手にもならない」
ハフナー「(す、すごいわ…アタシが数匹倒す間にその倍は軽く倒してる…)」
ハフナー「(なんて恐ろしい子なのかしら!)」ゾクゾクッ
ユアン「…!!なんだ、今ものすごく背筋が…」
ユアン「気のせいか?」
ハフナー「ユアンちゃんがいれば大丈夫そうねぇ!ほらほら、先にいくわよぉん♡」
ユアン「くっ、近づくな!後ユアンちゃんって言うなぁ!!」
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小さな島 山 中部
ユアン「結構登ったが、まだ着かないのか」
ハフナー「ユアンちゃんそればっかねぇ…もう少し我慢を覚えなきゃダメよぉ?」
ユアン「まさに僕は今ハフナーといることに我慢を覚えているんだが」
ハフナー「んまぁそれってアタシの魅力がすごくて辛抱たまらんってことぉ?照れるわねぇん♡」
ユアン「どこをどう聞けばそんな解釈をできる!?」
ハフナー「うふふ♡冗談よ♡」
ユアン「……」
ユアン「(目が笑ってない)」
ハフナー「おっと静かにね...うん、大丈夫そうねぇ」
ユアン「?」
ハフナー「ここよぉん、ここに例のマキナがあるはずよぉ」
ユアン「ここは...遺跡?」
ハフナー「そう、元々古い遺跡だったらしいわぁん♡」
ユアン「……」
……バサバサバサバサバサッ
ユアン「なんだ?この音は、なにかがくる!?」
ハフナー「はっ、ユアンちゃん上よ!」
ユアン「!?」
鳥ワーグの群れ「グワァァァ!!」
ハフナー「鳥型のワーグ!?んもぅ今日は遭遇率高いわねぇ!」
ユアン「数は…10匹行かない程度か」
ハフナー「けど動きが早いわぁ、あれじゃあ銃を使ってもかわされちゃう!」
ユアン「ふん、そんなことか」
ハフナー「え?」
ユアン「ハフナーは下がっていろ、ここは…僕がやる!」
ハフナー「やるって、さすがにユアンちゃんでもぉ…」
ユアン「僕は、天才スナイパーだ」シュッ
鳥ワーグ「グギャァァァァ!?」
ユアン「あまり僕を、みくびるな!」シュッシュッ
鳥ワーグ「グワァァァ!?」「ガギャァァ!?」
ハフナー「すご...!森の中でも早いと思っていたけどぉ、あんな上空にいるワーグに確実に当てるだなんてぇ...」
ユアン「これで、おしまいだ!」シュッ
鳥ワーグ「グワァァァ!??」ボトッ
ユアン「ふん」
ハフナー「ユアンちゃんって本当に天才なのねぇ…」
ユアン「当然だ、あのぐらいのデカさなら外しはしない。後ユアンちゃんって言うな」
ハフナー「うふふ…♪」
ーーーーー「グワァァァ!!」
ユアン「ーー!?」
ハフナー「!?ユアンちゃん危ないわぁ!!」ドスッ
鳥ワーグ「グワァァァ!!」
ハフナー「きゃぁ!」ドサッ
ユアン「ぐっ、ハフナー!ワーグめ、撃ち抜く!!」シュッ
鳥ワーグ「グワァァァ…!?」バタッ
ユアン「はぁ…はぁ…」
ユアン「はっ、ハフナー、無事か!?」
ハフナー「え、えぇ問題ないわぁ。少し腕を切っただけよぉ」
ハフナー「しかしまだ岩陰に潜んでいたなんて思わなかったわねぇん♪」
ユアン「…すまない、僕のミスだ」
ハフナー「え?」
ユアン「僕が油断していなければこんなことには」
ハフナー「ユアンちゃん」
ユアン「…??」
ハフナー「アタシたちは一時的にとはいえ、もう立派な仲間同士だわぁん」
ハフナー「仲間同士助け合うのは当たり前でしょう?」
ユアン「……」
ユアン「…そうだな、その通りだ」
ハフナー「ふふっ、落ち込むユアンちゃんもかわいいわぁ♡」
ユアン「ぐっ、お前には緊張感というものがないのか!?」
ハフナー「うふふ、オカマというのは常に一定の精神を保っているものなのよぉ?」
ユアン「知るかそんなもの!早くマキナをみつけるぞ!」
ハフナー「んもぅ、イケずゥ!」
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小さな島 古き遺跡
ユアン「…!!あった、これじゃないか!?」
ハフナー「うん、それで間違いないわぁん、やったわね♪」
ユアン「あぁ、早速これを持ち帰ろう」
ハフナー「うふふ、このまま無事に帰れるといいんだけど♡」
ユアン「変なことをいうな、だいたいここに来るときにあらかたワーグは…」
ゴゴゴゴゴゴ...
ハフナー「な、なんの音かしらねぇ...」
ユアン「っ……」
ーーー「グォォォォ!!」
ユアン「これはっ…!」
ハフナー「あら、おっきなくまさんねぇ!」
大熊ワーグ「グォォォォ!!」
ユアン「呑気に言ってる場合か!」
ユアン「くっ、逃げ道を塞がれた、こいつを倒すしかないか…!!」
大熊ワーグ「グォォォォ!!」
ハフナー「ふふ、ほらくらいなさい!」バンバンッ
大熊ワーグ「グォォォォ!!」カキンカキン!!
ハフナー「えぇ!?アタシの銃が効かないわぁ!?」
ユアン「なら僕が…!!」シュッ
大熊ワーグ「グォォォォ!?」スッ カキンカキン!!
ユアン「なっ、僕の銃弾も弾かれた!?」
大熊ワーグ「グォォォォ!!!」ブンッ
ユアン「!!?」ササッ
ハフナー「危ないわねぇ!?」サッ
大熊ワーグ「グォォォォ!!」
ハフナー「どうしましょ、アタシたちの銃が効かないなんて!」
ユアン「…いや、僕に考えがある」
ハフナー「えぇ?」
ユアン「(やつが銃弾を受けるとき、必ず腕に当たっていた。僕の射撃のときもわざわざ腕で防いでいた)」
ユアン「(察するにやつが硬いのは腕とその付近のみ、狙うなら…体の中心!)」
ユアン「ハフナー!やつの動きを錯乱してくれ!その一瞬の隙に僕が仕留める!」
ハフナー「…わかったわぁ!あとはユアンちゃんに任せる!」ダッ
ユアン「だからユアンちゃんって…いや今はこっちに集中だ」ダッ
大熊ワーグ「グォォォォ!!」
ハフナー「ほぅらくまちゃんこっちよぉん!!」バンバンッ
大熊ワーグ「!!グォォォォ!!」カキンカキン!!
ハフナー「相変わらず硬いわねぇ!でもいいの、今のアタシの役目は引きつけ役!引きつけるのは得意だわぁん♪」バンバン
大熊ワーグ「グォォォォ!!!」
ユアン「……」ダッダッダッダッ
ユアン「(上手く引きつけているな、よし)」
大熊ワーグ「グォォォォ!!」
ユアン「(よく見ろ、やつの動きを。一瞬の隙をつけ、その一発で仕留める!!)」
大熊ワーグ「グォォォォ!!!!」
ユアン「!!今だ!」シュゥゥン…
ユアン「これが僕のとっておきだ!」
ユアン「セラフィックシューター!!」ドォォォンンン!!!!
大熊ワーグ「…!!?グォォォォ!!?!?」ズドーン!!
大熊ワーグ「グ…グォォォォ...」ドスンッ…!!
ハフナー「や、やったわぁ!倒したわぁん!!」
ユアン「…ふぅ、なんとかなったな」
ハフナー「すごいわぁ!ユアンちゃんほんとすごいわぁん!!」ダキッ
ユアン「この、ひっつこうとするな!」グイッ
ハフナー「あぁん、イケずぅ〜」
ユアン「はぁ…正直ワーグを相手にするより疲れる…」
ハフナー「うふふ、オカマは最強なのよん♪」
ユアン「どうでもいい、早く帰るぞ」
ハフナー「あぁん♡」
ーーーーー
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王土の島 ブリッシュ ハンターギルド
ハフナー「ふふっ、これで依頼達成ねん♪これ、報酬金。後そのマキナは自分のものにしていいわん♪」
ユアン「確かに受け取った」
ユアン「ハフナー、今日はその…」
ハフナー「うん?」
ユアン「その助けてくれて、ありがとう…」
ハフナー「!!?」
ハフナー「うふふ…」ニヤニヤ
ユアン「な、なんだその顔は!?」
ハフナー「えぇー?なんでもないわん♡それよりもさっきのちょっと聞こえなかったからもう一度いってくれるかしらぁ??」
ユアン「な!なんでだ!!」
ハフナー「うーん??聞こえなかったものしょうがないじゃなぁい♪ほら、もう一回言って♪」
ユアン「ぐっ…!!」
ハフナー「ほらほらぁ、今度ははっきり聞きたいわぁ」
ユアン「このっ、聞こえてたんじゃないか!」
ハフナー「ええ??そんなの忘れたわぁぁ??ほらはやくぅ♪」
ユアン「〜〜〜〜!!!」
ユアン「…わかった、こう言えばいいんだろ、あ・り・が・と・お!…これで満足か?くそっ…」
ハフナー「あぁん♡やっぱユアンちゃんかわいいわねぇぇん♡」
ユアン「だ、だから…!」
ユアン「ユアンちゃんって言うなぁぁ!!」
ーーーーー
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ー
王土 ブリッシュ 船着場
ユアン「はぁ…昨日は災難だった…」
ユアン「(悪いやつなら即射抜いてやったんだが、そうでもないから余計に疲れる…)」
ユアン「だが…」
ユアン「(悪いことばかりじゃない、金はそれなりに貰えたしなにより僕のケルベロスが強化されたのも大きい)」
ユアン「(これで僕はもっと強くなれる…そしてあの人を捜しだしてみせる)」
船員「まもなく出発しまーす、お乗りの方はお急ぎくださーい」
ユアン「…出発するか」
ユアン「(ようやくだ、ようやく旅立てる)」
ユアン「(待っていてくれ、必ず見つけだす…そして)」
ユアン「(ここから"彼女"を捜す旅が…始まるんだ)」
Fin...
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