アニ「もう一度、花言葉」
キャラ崩壊
これは続編です
花についてのオリジナル設定あり
↑の続編です
エレンSide
アルミン「はぁ…」
アルミンが帰ってきた。
きれいな花の冠をつけて。
ラベンダーと、あとタンポポか。
アルミン「別離、か。この想いと、別れろってことだろうな。でも…」
この想いってなんだ?
別離…花言葉か?
アルミン「アニが…だなんて、気がつかなかった。…はかわいいけど、でも、本当に、僕の気持ちなのかな…」
なにがなんなんだよ。
そうだよ、俺は鈍感だ。
だから言わなきゃわかんねえんだよ。
どうして、話してくれないんだ、アルミン…
アルミンSide
金木犀。
花言葉は、『真実』。
?「金木犀かー、いい香りだな!」
ああ、そうだね。
君はいつも、笑って僕の話を聞いてくれた。
金木犀を見てれば、答えが見つかると思った。
でも、悲しくなるだけだったんだよ…エレン。
ミカサ「それは、押し花?」
アルミン「うん。金木犀だよ」
エレン「ああ、あのちっこい花な」
ジャン「ミカサ!お前にこの押し花を!」
ジャンが青い薔薇の押し花をミカサに渡した。
エレン「薔薇か?」
アルミン「青い薔薇の花言葉は、『夢叶う』だよ」
ミカサ「夢。つまり、あなたもエレンを家族として守りたいということ?」
ジャン「うわああああ!」
アルミン「色によってちがうのさ」
マルコ「じゃ、バイバイ。ジャンは僕がひき肉にするから」
エレン「じゃあな!」
ミカサSide
アルミンは、花言葉に詳しい。
ならば、これを静かに渡せば!
アルミン「ん、なんだい?」
ミカサ「アマドコロ。かわいい花。花言葉は、」
アルミン「『元気を出しなさい』、でしょ」
ミカサ「…」
アルミン「僕、今は、無理だよ」
アルミン「この僕に、なにを期待しているのさ?」
アルミン「真実が、僕には、わからないよ」
アルミンが落としたのは、金木犀の押し花。
確か花言葉は、『真実』。
アルミン、なににぶちあたっているの?
アニSide
してしまった。
アルミンに、告白を。
アニ「っ///」
ミーナ「どうしたの、アニ?布団かぶって」
アニ「な、なんでもないし」
ミーナ「もしかして、告白した?」
アニ「ピキーン」
ミーナ「口で言うのかい。そして図星だね」
アニ「こ、告白してないし」
ミーナ「へぇ。アニは座学一位に告白したのかと思ったんだけどなー」
アニ「アルミンじゃない!」
ミーナ「アルミンだなんて言ってないよ?」
アニ「///」
ミーナ「前にアルミンに聞いたことあるんだよ、話術。自己流らしいけど、やっぱこれは定番だよね」
アニ「う、うるさい!」がそっ
ミーナ「いったっ!ひどいよアニ。で、返事は?」
アニ「されてない…」
ミーナ「そ、そうなんだ…」
エレンSide
アルミン「はぁ…」
アルミンが、暗くなった。
前は薄桃色のオーラだったんだけど、今は…
マルコ「アルミンからおびただしいほどの負のオーラが…」
アルミン「はっぁ…」モヤモヤ
ベルトルト「そういえば、アルミンに聞いてみたのかい?」
エレン「聞いても、なんかかわされるんだよ」
マルコ「鈍感エレンに遠まわしで言った僕らが馬鹿だった…」
ミカサ「アルミン!これ、あなたに借りてた…」
アルミン「はぁ…」モヤモヤ
ミカサ「ほ、ん…」
アルミン「わかった…おもしろかったでしょ…うふふふ」モヤモヤ
ミカサ「おもしろかった…ふふふ」モヤモヤ
ジャン「ミカサがアルミンオーラに洗脳されてる!」
ライナー「二人とも目が濁ってるな」
ジャン「ほら、エレン。不気味な幼馴染をどうにかしてくれ」
不気味とはなんだよゴミが。
でも、確かに不気味だ。
エレン「わーかったよ。…アルミン、ミカサ!」
ミカサ「なぁに、エレン?…うふふふふ」モヤモヤ
エレン「や、やっぱむり!ライナー頼んだ!」
ライナー「お、俺!?」
エレン「あいつら怖ええよ!なんだようふふふふって!兄貴分としていってこい!」ドン
ライナー「うわぁっ!…アルミン、なにかあったのか?」
アルミン「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」
クリスタ「どうしたのアルミン?!」
ユミル「うわぁ、驚いた!」
エレン「叫びすぎだ!」
アルミン「本当のこと、本当の気持ち、本当のこと…」ブツブツ
ライナー「気が狂ったのか!?」
アルミン「エレンは鈍感、ライナーはホモ、ベルトルトは空気、マルコは作戦が成ってない、ジャンは馬、コニーは馬鹿、女子は論外、フランツはいちゃいちゃ…」ブツブツ
一同「!?」
コニー「なんかすごい悪口言われてる気がする」
ベルトルト「普段から言われてることでも、アルミンから言われるとダメージが半端ない…」ガクッ
ハンナ「聞いた、フランツ。いちゃいちゃしてて素敵ですって」
フランツ「ああ、そうだねハンナ。アルミンありがとう!」
アルミン「聞いてた?僕はいちゃいちゃしてて気持ち悪いって言ってんだよ?それとも日本語は理解できないの?耳大丈夫?耳鼻科行ってくれば?」
ジャン「アルミンなんかすごいぞ…」
エレン「あるんだよ…悩みすぎるとめちゃくちゃ鋭くなるんだよ。たとえ親でも俺らでも」
アルミン「なんでエレンは鈍感なの?気づけよ死に急ぎが。駆逐駆逐うるさいし。たまには正常な日本語を話せよ」
エレン「はいはい」
ライナー「もう流すしか手段がないのかよ」
アルミン「ライナーは正直ホモだし、そもそも同性愛者が殺されてた時代もあったんだって。その時代に行きたい」
ライナー「…」
アルミン「空気といっしょにホモしてろよ僕を入れるなよ。僕はホモじゃないし」
ライナー「うわぁぁ、俺はホモじゃなねえええ!」
マルコ「アルミンの刃が正確にライナーの急所をえぐったね」
アルミン「マルコは帰れよ日曜に。指揮官とか言って笑わせるなよ。そもそも指揮官タイプってなんだよ指揮官ってことは作戦練れるの?でもマルコは座学でその問題ぼろぼろだったし、はっ」
マルコ「ぐはぁ」
アルミン「ベルトルトは空気だし。巨人だよねホント」
ライナー「!?」
ベルトルト「!?」
アルミン「超大型巨人でしょ?空気なのに巨人化すれば空気あるもんねよかったねー。はっ、馬鹿じゃねえの。ホモとつるんでろよ」
エレン「このときは無意識だから、記憶がないのがまたやっかいなんだ。しかも本心じゃないしな」
コニー「記憶ないのかよ」
アルミン「…」
ベルトルト「ほっ、終わった…アルミン「死ねば?」ニッコリ
ベルトルト チーン
コニー「ベルトルトォ!」
アルミン「はぁ…」テクテク
ジャン「アルミン何があったんだ?」エレン「俺に聞くのか」
エレン「俺に聞くのか」
コニー「俺に聞くなよ」
ジャン「あ、そっか。鈍感ブラザーズだもんな」
エレン「否定はしねえ…」ズーン
ミカサ「はっ!…なにがあったの?エレン」
エレン「目が覚めたのかミカサ。ほら、アルミンがあれでな」
ミカサ「なるほど。それから、アルミンオーラに洗脳されている際、悩み事が分かった」
エレン「本当か!?」
ミカサ「ええ」
アルミンSide
僕は、アニが告白しているから付き合おうとしてるのか?
それとも、本心からアニが好きなのか?
いつまで考えても答えは出ない。
エレン、ミカサ。正解を出す能力なんて、僕にはなかったよ。
アルミン「はぁ…」
最近エレンにもよそよそしい態度をとってしまっている。
最悪な親友だな、僕は。
好きな人が同じで、両想いだっただけなのに。
エレン「アルミン!」
アルミン「あ、エレン…」
そもそも、僕はなぜクリスタを好きになったんだっけ?
そうだ…
あの思い出だ…
アルミン「ぐ…ぐすっ」
いじめA「もうアルミン動くこともできねえな!」
いじめB「うわ、なんかうまそうなパイもってんじゃん!貰っちゃおうぜ!」
アルミン「ダメ…それは僕の…母さんが…」
いじめC「ああ?!聞こえねえよwwwww」
?「なにやってんだい?あんたたち」
金髪碧目の女の子…小柄かな?
あんなかわいい子にいじめっ子が倒せるはずない…
アルミン「早く…逃げろ…」
いじめA「異端者はだまってろ!」
いじめC「やっちまえ!」
いじめB「うぉぉぉぉ!うがっ」がすっ
?「邪魔だよあんたたち」
いじめC「ふたりがかりならいけるはずだぜ!!!」
いじめA「いけええええぐぼぉぉぉ」
いじめC「うげえええええ」
?「大丈夫かい?」
アルミン「うん…ありがとう…」
?「まったく…か弱い男だね」
アルミン「あはは。自覚済みだよ…そうだ、これあげる」
?「なんだい、これ?ヘアゴム?」
アルミン「うん。僕が作ったんだ…」
?「ありがと」ぼそっ
アルミン「喜んでくれれば…」
天使…
天使みたいな子だった…
だから僕はクリスタだと思っていた
よく考えれば、アニとあの子はぴったりと合う…
それに。
アニが結んでいたのは桜の押し花のヘアゴム。
小さいときに僕が作ったヘアゴムだった
なんだ。僕の初恋は…
アニ「大切にしといてやるよ」
…アニじゃないか
エレン「お前、クリスタのこと好きなんだろ?」
アルミン「いや、いいんだ」
エレン「でも」
アルミン「初恋はアニだったから」
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