超能力者 アルミン・アルレルト
アルミンSide
アルミン「エレン、どうして…」
アルミン「僕のかわりに…」
アルミン「エレン…エレン…エレン!」
その時、アルミンは強い怒りを感じた。
訓練兵団を実戦に使う、上の人たちへの怒り。
エレンを喰った、巨人への怒り。
そして。
仲間を助けられずに。
まったく動けもしなかった。
自分への、怒り。
そして、のちのエレンと同じことがおきた。
アルミンは、覚醒したのだ。
アルミン「うぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
アルミンから、クリアな空色の光がほとばしった。
その光が消えると、アルミンの英知をたたえた空色の瞳は、赤になっていた。
アルミン「仇を…討ってやる!」
アルミンは右手からさっきの空色よりも紺がまざってある色の光線を発射した。
その光線はエレンを喰った巨人の顔に当たり、巨人の顔がごっそりと消滅した。
アルミン「次は、トーマスを喰った巨人だ!」
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アルミンは知らなかったが、アルレルト一族は超能力を秘めている。
どうすれば覚醒するのかは解らない。最新の超能力者はアルミンの曾祖母である。
覚醒すると、治療の力、瞬間移動、飛行が使える。一つオリジナルの能力も持ち、アルミンの場合は破壊の力である。
また、超能力を使用するときは瞳の色が赤くなる。自傷行為は不要である。
精力のようなものを使用するたびに消費し、巨人化する場合に必要な体力はいらない。
コニー「アルミン!アルミン、大丈夫か!お前の班はどうした!」
アルミン「全員…殉死した」
コニー「う、嘘だろ…」
ユミル「この劣等生だけ残って、エレンたちも悔しいだろうよ」
クリスタ「そんなこと、言うことないでしょ!」
ユミル「さーすが私のクリスタ!帰ったら結婚しような」
コニー「おい、アルミンがいないぞ!?」
クリスタ「う、嘘でしょ?立体起動を使ったの!?」
ユミル「だけど、立体起動装置もブレードも置いてってるぞ!」
コニー「そんなの、自殺行為だぞ!?」
モブA「うわぁ、金髪が空に止まってるぞ!」
モブB「立体起動か!?」
モブA「立体起動で止めることはできないぞ!」
アルミン「ふん!」ジュバッ
モブB「なんだ、あの光線は!?」
モブA「あいつ、訓練兵団のアルミン・アルレルトじゃねえか!?」
アルミン「しぃっ!」
モブB「どこへ消えた…?」
エレンSide
エレン「殺してやる…」
アルミン「エレン、怖い」
エレン「あれ?どうしてこんなことに…」
アルミン(覚えてないのか…)
小鹿「貴様は巨人か!?人間か!?」
アルミン「人間でしょ?DNA的に」
小鹿「貴様には聞いていないー!」
アルミン「だって」
アルミン「誰に聞くとか言ってないし」
エレン「うん、アルミンやばくね?」
ミカサ「アルミンには正解を導く力がある」
ミカサ「ので」
ミカサ「アルミンを信じる」
エレン「はい」
小鹿「もう一度問う!貴様は巨人か人間か!?」
アルミン「そもそもどこからどこまでを人間と定義しますか?日常生活の6割人間だったら人間?それとも…」クドクド
5分後
アルミン「巨人の生態もわかっておらず…」ペラペラ
小鹿「もういい撃て!」
ドーーーン
ミカサ「アルミン!エレン!」
アルミン「僕に任せろ!…セィッ!」ブン
エレン「光の…ドーム?」
リコ「!?大砲がきいていない!?」
アルミン「僕の前では無力だ!」ジュギィン
イアン「光線が…手のひらから小鹿をかすめて…」
リコ「焼け焦げを!?」
アルミン「僕の名前はアルミン・アルレルト…超能力者さ」
アルミン「つまり!」ダン
アルミン「エレンやミカサを守ったりここにいる全員を殺るのもわけない」
ミカサ「超能力…」
エレン「で、でもアルミン…超能力に攻撃手段はないんじゃ」
アルミン「僕を覚醒させたトリガーが《怒り》だからね」
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