五人の転生人と艦娘達の物語〜最後の戦争編〜
最後の章
最後の戦争編です
本編を更新するのはこの最後の戦争編が本当に最後です。
今回もさまざまな戦闘シーンや面白いシーン、シリアスな雰囲気を頑張って表していきます。
どうぞ温かい目で見守ってやってください。
今回は主題歌を既に決めさせていただいております。
また、あくまで主の妄想での付け加えなので無視しても構いません。
他の候補ももちろん、後書きにて記させて頂きます
さまざまな組み合わせをお楽しみください。
OP:僕のヒーローアカデミア「ポラリス」New!
ED:BLEACH「乱舞のメロディ」(2章ED)
19:00
〜間宮食堂〜
ワイワイガヤガヤ
吹雪「ん〜!頬が落ちちゃいます!」
秋月「モグ…ング」
妖精達「ほいっ!よっ!あっそーれ!」
リセイはアレク達と共に間宮食堂で食事をしていた
リセイの左右には相変わらず艦娘達が座って、一緒に間宮から受け取った食べ物を美味しそうに頬張っている
妖精達もたくさん集まり、今日も間宮食堂は賑やかである
アレク「(ゴッ…ゴッ…ゴッ…)プハァ!おいエイジ。例の噂はもう耳に入れてるはずだな?」
エイジ「うん。艦娘達全体がその噂で持ちきりだよ。不安がっている子も居れば、新たな情報が来るのを待つ子も居るみたいだけど。」
大和「…山のように大きな怪物ですよね…私たちは見たことはありませんよね…?」
武蔵「ああ…そもそも私たちは提督達に時を止められていたからな。その噂も今さっき聞いたばかりだしな。」
リセイ「おうふ!そう言われると辛い…しかし、作戦中にどっかに行くわけにも行かなかったからな…時を止めるしか方法がなかったんだよ。許してくれい!」
北上「あたしは良いけどみんながどう感じるかだよそれ。」
大井「全く…どうせ暴れるくらいならもっと本気を出したら良かったのに…」
ジン「まぁ…君たちに見せた記憶の中の怪物は、僕たちは最初そいつをみくびっていたからね…まさかあそこまで戦闘力があるとは思わなかったよ…」
リア「あの時は力を出しきれなかったって言うより、ちょっと焦ったよね…私も結構不完全燃焼っぽかったし…」
榛名「そ…それでもやはり…提督達がそれぞれの『モード』を展開させた時には…あっさりと倒してしまいましたね…」
アレク「チッ…あん時は俺たちが力の加減をわかってなかったからな…わざわざ『モード』を使わなくても本来なら簡単にぶっ倒せてたんだがな…」
リセイ「それはそうだが…あんまり力み過ぎても周りにも影響があるかもしれなかったからな。まだまだ俺たちも力の使い方を学ぶ必要がまだあるな…」
リア「……そうだね…けどやっぱり一番力を使い分けてるのはリセ兄ぃだよ!」
エイジ「うん…僕たちじゃどうしても『モード』の力を強く使ってしまうからね。制御が出来てるのはリセイくらいだ。」
リセイ「ま、お前らと何度も殴り合ってるからな…俺の次に力を使いこなせそうなのはアレクか?」
アレク「ああ。てめぇのしつこい波動気弾乱発とかまともに受けてる俺からしたらただの嫌がらせだぜありゃ…」
川内「それを平然と殴ったり蹴ったりで跳ね返すのも人間技じゃないよね?」
雷「そうよ!アレクもそんな力があるんだから司令官達の攻撃を全部跳ね返せるんでしょ?」
アレク「辛いわ!跳ね返すのも大変なんだよ!」
悪雨「……まぁ、常識的に考えて普通じゃ無理だね…」
ジン「跳ね返す側にもやっぱり負担がかかるんだよ…僕の反撃モードなら負担は無いけど、跳ね返したものは威力が倍増してしまうからね。」
深雪「うわ…それなかなかエグいよな…」
ゴーヤ「エネルギー玉とか跳ね返したものが当たったら軽く吹っ飛びそうでち…」
リア「あっはは!そうかもね!」
リセイ達がそうやって雑談をしていると…
ピロロロ…
リセイ「ん…俺の電話か…?すまん、ちょっと出てくる。おそらく莫科提督だろう。今度の演習について話し合ってくる。」
村雨「はいはーい!いってらっしゃい!でもあんまり長電話しないで早く戻ってきてね?」
リセイ「ん。わかってる。」スタスタスタ…
〜間宮食堂前廊下〜
ピッ
リセイ「俺だ。久しぶりだなアキト君。」
年に一度の戦果10位以内の提督達が集まる作戦会議が大本営で行われる出張がある。
そこでリセイは莫科提督と再会し、連絡先を交換しあった。
莫科提督→アキト「お久しぶりですリセイさん!声を聞いただけでわかります。お元気そうで何よりです。」
リセイ「うん。まぁそれなりによろしくやらせてもらってるよ。そっちはどうだ?」
アキト「はい!僕の方も調子は良いですよ!艦娘達も元気でやってます。」
リセイ「それは良いことだな。っとそれより、演習の件についてだが…元帥殿から連絡はもうあったか?」
アキト「はい。1週間前に連絡がありました。まさかリセイさんの鎮守府の艦娘達と演習をするなんて…」
リセイ「……不安か?」
アキト「はい…少し…僕なんか…いや、僕たちなんかが正王鎮守府の艦娘達についていけるのかって…」
リセイ「演習は勝つためにあるんじゃない。艦娘達の練度、そして提督自身の指揮能力を高めるための訓練だ。それはもうアキト君だってわかってるだろ?もう君も大人だ。」
アキト「…!そうですね…!その通りです!リセイさん…!僕たちは負けませんよ!」
リセイ「ふっ…望むところ!お互い全力で戦おう。」
アキト「はい!」
リセイ「…そう言えば君はあれから大佐から少将になったんだな。おめでとう!昇進するってのはいつになっても嬉しいものなんだからな。それに、艦娘達を良く導く君が少将にまで上り詰めてるんだ。さぞ大変だろう。」
アキト「いいえ!今の僕があるのは、あの時莫科鎮守府を視察に来ていただいたリセイさんのおかげでもあるんですよ!あれ以来、艦娘達も僕を更に構ってくるようになって…僕自身もやる気がうなぎ上りでしたよ。」
リセイ「ははっ!そうか?そう言われると嬉しいよ。でも、もしアキト君が上から変なことを言われたらすぐに俺に相談してくれ。俺がなんとかしてやれる。」
アキト「あ…ありがとうございます!心強いです!」
リセイ「かわいい後輩の為だ。何があったらいつでも連絡してきてくれ。さて、そろそろ切るぞ。わかってると思うが、演習は今から1週間後だ。改めて言わせてもらう。お互い、全力で戦うぞ!」
アキト「はい!こちらこそよろしくお願いします!それでは…!」
リセイ「ああ…」
ピッ
リセイ「……って言ったものの…うちの艦娘達はもう他の鎮守府の艦娘達より強いってレベルじゃねぇんだよなぁ…超手加減するよう念を押しておくか…許せアキト君…!強くなりすぎたあいつらがいけないんだ!」
〜間宮食堂〜
スタスタスタ…
島風「あ!提督おっそーい!」
リセイ「えー…席を立ってから10分くらいしか経ってねぇぞ?」
浦風「それでも遅いわぁ。ほら、提督さんが頼んだうどんがもう冷めてしまってるよ。」
リセイ「なに、これくらいがちょうどいいんだよ。」ズルズルゴクゴク
リセイは飲み物のようにうどんを一瞬で腹に収めた
赤城「…!今の食べ方…!私たちに引けを取りませんね…」
加賀「あら…私も負けてられないわ…」
リセイ「やめんか!食うことに勝負を持ち込もうとするな!俺はお前らみたいに胃袋デカくねぇぞ?」
赤城「ふふっ!冗談ですよ!」
レ級「冗談に聞こえないんだよねほんと…」
アレク「へっ!情けねぇな。てめぇから負けを認めるとはよ…」
リセイ「黙ってろバカヤロー」
ギリギリギリギリ…
リセイとアレクはお互いの額をぶつけ合い、睨み合った!
エイジ「まただ…」(ため息)
リア「お!喧嘩の予感!」
ジン「ぷっ…」
長門「おいおい…」
間宮「いけませんよ?提督、アレクさん。いくら提督達でもここで暴れたら許しませんからね。」(真顔)
アレク「………ちっ!なら勝負はお預けだ。後で屋上で泣かせてやる!」
リセイ「その言葉が偽りになることも知らずに…」
霧島「ちょ…ナレーション風に言わないで下さい…!」(ピクピク)
翔鶴「そういえば提督。1週間後の莫科鎮守府との演習メンバーはどうなさるのですか?」
リセイ「そのことについてなんだが…実はまだメンバーが決まってないんだ。だから立候補制にしようと思うんだが…誰か行きたいやつはいるか?」
由良「なら、由良と鬼怒と阿武隈の3人が行きたいです。最近出撃が無いので鎮守府内での身体強化だけじゃ流石に身体が鈍ります!」
鬼怒「そうそう!そろそろ何かしら戦っておかないと戦い方を忘れそうで怖いよ。」
阿武隈「提督?良いですか?」
リセイ「わかった。由良達三人だな。あとは3枠残ってるけど…他は?」
ジャーヴィス「darling!私も行きたーい!」
タシュケント「同志!あたしも行ってみたいな!」
リセイ「お!ジャーヴィスとタシュケントか。了解だ。あと1人…行きたい奴は居ないか?」
ウォースパイト「Admiral!私も立候補するわ。たまには演習に参加しないとね。」
リセイ「ほう?珍しいなお前が積極的になるなんて。いいぞ。じゃあ演習候補は決まり。1週間後にお前たち6人を司令室に呼ぶから来てくれ。」
鬼怒「了解!」
リセイ「よし、やるべきこともあらかた終わったし…アレク。組み手やるんだろ?屋上に行くぞ。」
アレク「そうこなくちゃなぁ?手加減するんじゃねぇぞ?」
リセイ「こっちのセリフだ。その代わり、波動やモードは無しの縛りだ。いいな?」
アレク「いいぜ…とことん殴り合いたいわけだな…」
エイジ「相変わらず戦闘狂なんだから…」
ジン「リア、僕たちもついて行こうか。」
リア「うん!」
アークロイヤル「…私たちも見に行くか?」
球磨「球磨はもちろん行くクマ。」
多摩「にゃ〜…」
木曽「…まぁそりゃ見に行くだろうよ…」
雪風「いつになってもしれぇ達の戦いは気になります!」
白露「じゃあ私達も行こっか!」
春雨「はい!」
レ級「……悪雨…どうする。」
悪雨「…良い暇つぶしにはなりそうだね…見に行こう。」
妖精「わたしたちもいきますー!」
イクー!ゴーゴー!
間宮「……ちょうど洗い物もリアちゃんや陸奥さん達が手伝ってくれたから終わったし、私たちも見に行く?伊良湖ちゃん…」
伊良湖「はい!そうしましょう!って…もうすぐ閉店時間ですし…」
鹿島「ふふっ…それじゃあ私たちも向かいましょうか。」
イク「はーい!」
リセイ達は屋上に向かい、いつもの殴り合いという名の修行を始めようとしていた。
艦娘達や妖精達はそれを見学するため、リセイ達と共に屋上に向かった。
それぞれ顔から笑みがこぼれ、正王鎮守府は今日も平和であった…
〜正王鎮守府屋上〜
リセイ達と艦娘達は屋上に足を運んでいた
リセイ「さてと…久々に暴れてやるか…!」
エイジ「そんなに久しぶりってわけでもないけどね…」
アレク「…おい、良いことを思いついた…」
リア「うわ…ロクでもなさそう…」
アレク「最後まで聞けやアホンダラァ!」
鳳翔「まぁまぁ…それで…何を思いついたのですか?」
アレク「………俺たちはいつもタイマンで修行し合ってるだろ…たまにはチーム戦をやってみねぇか?」
ジン「…!」
リセイ「へぇ…お前にしては良いアイデアじゃねぇか。」
アレク「うっせえ…嫌味かお前は!」
黒潮「でも…チーム戦をやるにしても、5人じゃ割りに合わんやろ?そこはどうするつもりなん?」
アレク「ならレ級か悪雨が参戦すれば良いだろ。」
艦娘s「!?」
白露「い…いくらこの二人が正王鎮守府で一番強いからって…」
悪雨「…私とレ級じゃついていけないよ?」
アレク「……今から始める乱闘の時だけ、俺がどっちかに爆破術を使えるようにしてやらぁ。それでほぼイーブンだろ。」
リセイ「……お前って奴は…戦闘に関してだけはジンよりも頭が回るな…」
リア「でもそれって楽しそう!リセ兄ぃ達にとってもチーム戦って初めてじゃないの?良い機会だからやってみようよ!」
ネルソン「だが…ルールはどうするつもりだ?屋上は私たち艦娘全員が入ってもAdmiral達がいつもの力で広くしてくれているとはいえ、お前達全員が戦うとただではすまんぞ…」
エイジ「…そうだね…ならこうしよう。リセイもさっき言ってた通り、波動とモードは禁止。ただし波動は治療は無し。それ以外なら使っても良し。僕が作る自然治療結界の中で戦う。刀、もしくは剣なら使用は可能。僕の場合は氷刃のみ。一人一人の勝敗判定は、僕達が結界の範囲内から出たら負け、これでどうだい?」
ジン「僕は賛成です。兄ちゃんはどう?」
リセイ「いいな。面白そうだぜ。要は結界まで吹っ飛ばされなけりゃいいんだろ。けどレ級か悪雨はどっちが俺たちと一緒に戦うんだ?」
レ級「…悪雨…どうすんの?」
悪雨「………レ級と私が戦うと仮定して、実力が上なのはレ級の方だから…私は勝負の判定でもしようかな…」
レ級「…だそうだけど…アタシがリセイたちと一緒に戦ってもいいかな?」
リセイ「いいとも。俺の見ていない間にどれほど強くなったのか見せてもらおうじゃないか。」
初月「けど…チーム分けはどうするんだ?」
リア「それなら簡単!ほい!」パシッ!
ポンッ!
リアは手拍子を一拍し、箱に入った6本の棒を出現させた。
金剛「?これは一体なんですカ?」
リア「くじ引きだよ!私たち6人でこれを引いて、赤い印が付いた棒を引いた人がそのチーム、青い印がついた棒を引いた人がそのチームだよ!」
ジン「うん。わかりやすくて良いね。」
妖精「おおー!いったいだれがどのチームになるんでしょう?」
艦娘s「…………」(ゴクリ)
エイジ「……みんなそれぞれ棒を掴んだね…じゃあ…せーの…」
バッ!
リセイ「あ、赤だ。」
アレク「…青…」
ジン「僕は赤だね…兄ちゃんと一緒か…」
エイジ「僕も青か…アレクと組むのは本当に久しぶりだな…」
リア「私は…あっ!やったぁ赤だ!ジン君と一緒…!えへへ…」
レ級「アタシは青だね…」
神州丸「と言うことはつまり…」
赤チーム:リセイ・ジン・リア
青チーム:アレク・エイジ・レ級
ガリバルディ「……すっげぇ…これは面白い組み合わせになったな!」
摩耶「どっちが勝ってもおかしくねぇな…」
エイジ「さ、結界を張るよ。みんな離れて!」
朝潮「あ、はい!」
ブォン!
バーーーーーン!!!
エイジは屋上全体に結界を張った。艦娘達はその結界にギリギリ入らないところまで下がった。
アレク「おいレ級。背を向けろ。力を一時的に貸してやる。」
レ級「うん?わかった。頼むよ。」
バシン!
ボォン!!
レ級「痛っ!?もう少し優しく出来ないのかな!?」
アレクはレ級の背中の中心に軽く掌底を当てて、力を流し込んだ。
アレク「しょうがねぇだろ。こうでもしなきゃ力ってのは使えるようにならねぇんだから。」
エイジ「爆破術を使うのにもかなりの反動が来るからね。レ級がそれに耐えられるようにもしたんだよ。」
レ級「…まぁ、これでリセイ達と戦えるラインに入ったってことだね…」
悪雨「私一人が判定をするのは少し厳しいから…青葉と瑞鶴…手伝ってくれない?」
瑞鶴「うん!任せて!私も喜んでやるわ!」
青葉「確かに一人だけじゃ判定するのは難しいですしね…了解しました!」
リセイ「よし…じゃあそろそろおっ始めようぜ…!」
エイジ「リセイ…負けないよ!」
リア「リセ兄ぃやジン君が居るとはいえ…私も忘れてもらっちゃ困るよ…!」
悪雨「それじゃ…」
悪雨・瑞鶴・青葉「始め!!!」
審判の3人がゴングを鳴らした!
戦闘BGM:新鬼武者「蒼鬼序章・蒼鬼テーマ」
https://youtu.be/qtywsPsTaDs
〜リセイvsレ級〜
リセイ「ッ!アレクの力を少し使ってるとはいえ…それについていけるお前もなかなかだな…」
レ級「……おかしいな…結構本気で当てに行ったんだけど…」
リセイ「良いスピードであることに変わりは無いが…当たらなきゃ意味ねぇよ!」
レ級「なら当ててやるまでさ!!」
リセイ「やってみたらどうだ!?」
ドババババババ!!
ボゴォオン!!
〜アレクvsジン〜
ドォン!バババ!
ヒュン!ヒュン!
キィン!!
ズザザザ!!
アレク「ケッ!いい剣速してやがる!」
ジン「アレクさんこそ…一撃でも当たろうものなら即お陀仏レベルですね…」
アレク「オラ!さっさとかかって来な!久々に剣の修行つけてやる!」
ジン「…じゃあ…スピード全開!!」
アレク「ハハハハ!どうした!?そんなもんか!?」
キキキキキキキン!
カァン!キン!ドオオオオオオン!!!
〜エイジvsリア〜
シュイン!
ギュオン!!
キキィイ!!
リア「エイちゃん流石!やっぱスピードは私たちの中で一番だね!」
エイジ「リアは剣を持つと速度を特化させることが出来るみたいだね…君もやはり僕たちとは違う異質な力を与えられたようだ…」
リア「お互いさま!私だってリセ兄ぃたちと一緒に戦えて嬉しいもん!エイちゃん!ちょっと本気で行くよ!」
エイジ「…うん!どこからでも来なよ!」
リア「ハァ!!!」
ズビィ!!
ビシュン!!
陽炎「司令頑張れ!踏ん張りどころよ!」
青葉「うわ〜…両チーム凄まじい戦闘を繰り広げてます!」
あきつ丸「う…うーむ…手に汗握るであります…!まさかこれほどまでに激しい戦闘を行えるとは…!!」
イムヤ「でしょー?提督ったら普段でもかっこいいのに戦うときになったらより一層カッコ良さが際立つのよ!」
神通「確かに提督は一番お強いですが…アレクさん達も負けてはいませんね…!」
ジェーナス「いけいけー!提督ー!アレクー!どっちも頑張れー!」
〜リセイvsエイジ〜
リセイ「ふっ…お前とガチでやるのは…初めて会った時以来だな…!」
エイジ「そうだね…!僕も久しぶりに…燃えてきたよ!」
リセイ「(ニッ…)行くぞ!」
エイジ「……うんっ!」
ズビシィ!!!
キィィィィン!!!
〜アレクvsリア〜
リア「そりゃぁ!!」ブォン!
アレク「うんぬぅ!!」ガキィィン!!
キンキンキンキンキン!!
カン!ドン!
ドカァン!!
スタッ!
バッ!
リア「すっごい…!パワーは確実にリセ兄ぃより上だね…!」
アレク「おめぇも決して弱え訳じゃねぇ…その速度…神速モードのエイジと肩を並べるほどだ…素直に誇ってろ!」
リア「えへへ!それほどでも!けど、まだまだ実力を出し切ってないからね!行くよアーちゃん!」
アレク「来てみやがれリア!」
〜ジンvsレ級〜
ボゴォオン!!
ガン!ゴン!ガス!ガッ!
ドォオオオン!
ジン「くっ!アレクさんの力を短時間で使いこなすなんてね…防戦一方だよ…」
レ級「ジン…傷を一つも受けてない奴が言うことかな?アタシも当てようとするだけでいっぱいいっぱいだよ!」
ジン「お互い様…!少し速く行くよ!」
レ級「よぉし…!ならアタシも!おりゃあ!!」
比叡「し…司令達が凄い事に…!」
悪雨「……まさに大乱闘だね…」
ジジジジジジ…
夕立「わっ!?」
霞「きゃあ!?」
レ級「ぐふっ!くっ…やら…れた…!」
レ級はジンの回し蹴りで結界をぶち破りながら吹っ飛ばされてきた!
同時に、破られた結界が自然に修復しながら元に戻った。
青葉「あーっと!レ級さん脱落です!」
長門「大丈夫か?ほら、捕まれ!」
レ級「くっそ…こりゃ悔しいな…」
睦月「にゃしっ!?」
那珂「リ、リアちゃん!?」
リア「いったたた…!んも〜…もうちょっと手加減してくれも良いじゃん…!」
レ級に続きリアが、アレクに波動を纏わせた風をリアにぶつけて、結界を通して吹っ飛ばした!
瑞鶴「ああっ!リアが脱落!結構残ると思ってたけど…」
大和「リアちゃん!少し休みましょう。運びますよ?」ヒョイ
リア「ああ〜…大和さんにお姫様抱っこ〜…」
〜リセイvsエイジ〜
ギィン!キンキン!バキィ!
ドスン!ドカァン!
ズドドドドドド!ドォオオオン!
リセイ「ぬおお!!」
エイジ「!」
アレク「させねぇよ!!」
ジン「こっちこそ!!」
艦娘s「!?」
4人の顔面に強烈な拳がそれぞれにクリーンヒットした!
アレク「ってぇな!!邪魔すんじゃねぇよリセイ!」
リセイ「こっちのセリフだわ!エイジとの勝負に水差しやがって…!いってぇ…」
エイジ「ジン…今のはなかなか効いたよ…!」ヒリヒリ
ジン「そのセリフ…そのままお返ししますよエイジさん…」ズキズキ
時津風「うわ〜…しれー達もう限界じゃない?息も切れ切れだよ…」
武蔵「うむ…そろそろ決着がつく頃か…いくら提督が一番強いと言っても…ああまでスタミナを消費しては誰が残るかわからんな…」
不知火「…司令にはまだ底力と言う切り札があります。そう簡単には諦める人ではありません。」
神風「そんなのもうどうだって良いでしょ!司令官!頑張ってー!!」
蒼龍「………勝負は最後までわからないね…」
リセイ「ふぅ…応援ってのはいつ聴いても元気が出るものだな…さて…ラストスパートだ…!ジン…エイジを頼む!俺はアレクと一騎打ちだ!」
ジン「わかった。アレクさんが強いからって…簡単に負かされないでよ!」
エイジ「させないよ!ジンを場外に放り出して…アレクの加勢に入る!」
アレク「舐めんなてめぇら!俺がリセイを吹っ飛ばしてジンも放り投げんだよ!」
リセイ「まず俺をそうしてみなぁ!!」
バキィ!!
アレク「ぐあっ!?」
ジン「うりゃっ!」
エイジ「ふっ!遅いよ!」
バキィ!
ズドドドドン!
ドカン!ガンガンガン!
それぞれ激しいバトルを繰り広げ、エイジの貼った結界がボロボロになるほどに暴れ回った!
そして…
〜エイジvsジン〜
ドドドドドドドドドドド!!
ダダダダダダダダダダダダ!!
ドバン!バキィ!ドガガガ!
ズダァン!
エイジとジンの瞬速の速さで走り合いながら格闘戦をしていた!
エイジ「ッ!僕にスピードでついてこれるのは本当にリセイ達だけだね!正直言って楽しいよ!」
ジン「…あの時…僕は意識はあっても邪悪な意志と邪悪な力で動きを制限されてましたが…今は違います…思い通りに動ける…エイジさんを止めることができる!」
エイジ「そう簡単にうまくいくと思うかい…?ハッ!」
ジン「だぁっ!!」
ジン「うあああああ!!」
ドスンッ!ガンッ!ガッ!ゴロゴロゴロ!
なんとエイジはジンの鋭いアッパーを全身を使って受け流し、ジンの胸部に全力の掌底を喰らわせて吹っ飛ばした!
ジンは超人的なエイジの躱しに対応できず、なす術もなく結界を壊しながら吹っ飛ばされた!
サラトガ「っ!?ジンさん!Are you ok!?」
ジン「……参った…読み負けちゃったか…くっ…兄ちゃん…後は頑張って…」
悪雨「……ジン、脱落…お疲れ様。とりあえず、リセイ達の戦いの行方を見届けよう。」
リア「ジン君!!大丈夫!?」
ジン「なんとかね。後は兄ちゃんに託そう…」
リア「う…うん!リセ兄ぃ!アーちゃんとエイちゃんが二人がかりだからって負けないでよー!」
レ級「いくらリセイでもあの二人を相手にどこまでやれるんだ…?」
叢雲「司令官がそんな簡単にやられるわけないでしょ!戦ってる最中にも悪知恵が働くんだから…」
漣「ぶはっ!それは言えてる…!」
電「笑ったら失礼なのです!」
飛龍「言い方を良くすると、危なっかしい状況でも頭が切れるって事でしょ!提督ー!やっちゃえー!」
雪風「しれぇー!頑張ってくださーい!!」
朝霜「アレク!エイジ!あんたらも負けんなー!!」
〜リセイvsアレク&エイジ〜
リセイ「うわっ!汚ったねぇぞお前ら!二人がかりだなんてよ!!」
エイジ「一人になったもの負けだよ…リセイ!」
アレク「チッ!あんまり気は進まねぇが…負ける気は毛頭ねぇな!覚悟しろや!」
リセイ「誰が諦めるなんて言った?纏めて相手してやる!!来い!!」
アレク「その鼻っ柱へし折ってやるぁ!!」ズビィ!
エイジ「でやっ!!」ビシュン!
リセイ「……甘いな!!」
アレク「チィッ!」
エイジ「くっ!」
リセイはアレクとエイジの目にも止まらぬ速度でリセイを殴ろうとしたが、リセイは二人の拳を受け止めていた!
リセイ「あ、もうエイジは終わったな!」
エイジ「!?」
アレク「なにっ!?」
ボッ…
エイジ「うぐうっ!!!」
なんと突然、エイジの立っていた場所が爆発を起こし、エイジを結界から叩き出した!!
ガングート「のわぁ!?」
明石「ひぃーっ!」
悪雨「はいエイジも脱落。敗因はもうわかってるね?」
エイジ「くそっ…僕としたことが…アレクの爆破術の片割れに気がつかなかったなんて…」
ベイ「wats?一体何が…」
レ級「あ…アタシが爆破術を使って踏んだら大爆発する仕掛けをしておいたんだった。ちょうどエイジがそれを踏んで作動したんだね。気がついたのはリセイだけだったみたいだけど…」
エイジ「一本取られたよ…ほんと…」
陸奥「そんなことをしていたなんてね…」
卯月「抜け目のなさは世界一ぴょん…」ボソ…
レ級「誰が抜け目なさ世界一だってぇ!?卯月ぃ!!!」ギロッ!
卯月「うびゃあーーっ!?地獄耳だっぴょん!?」
リア「あっははは!まぁまぁ…!」
ジン「でもこれで残るは…」
春雨「司令官とアレクさんだけ…です…!」
朝風「司令官!頑張りなさい!」
瑞鳳「提督ー!頑張れー!」
翔鶴「あの疲労度ではどちらが勝つかはもう…予測不能ですね…」
ろー「アレクさんも頑張ってください!!」
妖精「どっちもがんばれー!」
〜リセイvsアレク〜
アレク「結局いつもこうなるんだな!俺は構わねぇがな!」
リセイ「ったく…そろそろ終わるぞ!」
アレク「ああ…!行くぜ!」
ズビィ!
ズドン!ガァン!
リセイ「うおおお!!」
ビシィッ!ズバァン!
アレク「おらぁ!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴ!!
両者共に戦いの疲労が貯まり、全身にアザを作りながらも殴り合い続けた。実力はほぼ拮抗していたが、いよいよ差が見え始めていた!
ドッゴォ!!
アレク「おぐっ!」
リセイ「ぬおおりゃ!せい!だっ!うらぁ!!」
ズバババババ!ドカッ!
バキィ!ドォオン!!
ガンッ!ガッ!ガッ!!
ドバキィイ!!!
リセイ「アレク!トドメだぁ!!」
アレク「っ!!!」
アレク「ぐおおおおおお!!」
リセイは激しい拳の乱打を繰り出し、怯ませた直後に波動を纏った拳をアレクの腹部にぶち当て、結界ごと吹っ飛ばした!!
龍鳳「きゃあー!」
夕張「あぶなっ!?」
青葉「アレクさん場外!脱落です!よって勝利チームは赤チームです!!」
オー!
ケッチャクツイター!
ワー!キャー!
ジン「よし…!流石は兄ちゃん…」
リア「やったぁ!リセ兄ぃのおかげで勝ったよ!」
レ級「あちゃあ〜…負けちった…」
エイジ「…ふぅ…そう簡単には勝てないか…」
アレク「あー!くそったれー!またお前の勝ちかよ!!」
リセイ「っしゃあ!!って…やべっ…」フラッ…
リセイは力を使い果たしたのか、その場に跪いた…
巻雲「司令官様!大丈夫ですか!?」
リセイ「お…おう…まだほんの少し歩ける程度にはな…白露…!悪いけど肩貸してくれ…!」
白露「わ…わかった!ほら、担ぐよ!」
アレク「情けねぇぞリセイ…修行をサボりがちにしてるからだ!」
リセイ「…それについては反論の余地もねぇ…また鍛え直すさ…」
アレク「…………チッ………」
エイジ「……フッ…僕たちも一旦休もう。みんな、遅くまで観戦してくれてありがとう。とりあえず全員談話室にでも行こうか。」
ジン「そうですね…流石にちょっと疲れました。」
悪雨「まぁ、あれだけ暴れたらそうなるよ普通は…」
リア「はははは〜…それも仕方ないか…大いなる力の代償ってね!」
リセイ「ほんとそれだ…」
ヴェールヌイ「談話室に行くのかい?足元に気をつけて。」
時雨「白露。僕も一緒に付き添うよ。提督、大丈夫?」
リセイ「おお…時雨もすまんな…白露は右肩の方を頼むよ。時雨は左肩を。」
白露「うん!りょーかい!」
時雨「わかったよ。」
リセイは白露と時雨に担がれながら、アレク達と艦娘たちは組み手の休息を取るため、談話室へと向かった。
彼らの凄まじい戦闘は、エイジが作った結界を張っているにも関わらず、屋上一面がボロボロになっていた…
21:00
〜正王鎮守府・談話室〜
アレク「ぐー…ぐが〜…」zzz
リア「スゥ…スゥ…ジンく〜ん…」zzz
ジン「よしよし…」なでなで
アレクとリアはリセイたちと乱闘をした後、疲れ果てて談話室で眠りこけていた
リセイ、ジン、エイジも同じく疲れてはいるが、眠気がやってこない為、艦娘達とそれぞれ会話を楽しんでいた
ジンとリアは談話室の隅のソファで、リアはジンの膝を枕にし、眠っていた
一部の艦娘達は風呂や就寝に入り、また一部の艦娘達はリセイ達について行き、談話室で時を過ごしている。
エイジ「リセイ。身体は大丈夫かい?」
リセイ「んー?まぁ、お前らの波動の治療と、みんなが手当てしてくれたから治ったも同然だ。」コキッ!
リセイは首を左に捻って音を鳴らしながらそう言った
春雨「司令官…いくら修行でもあまり無茶はしないでください…」
リセイ「へっへ…悪い悪い…!つい盛り上がり過ぎちまった…」
利根「元気なのは良いことだが、吾輩達に心配はかけさせんでくれ…我々はもう提督達の戦争のような修行を目の当たりにして来たが…本当に大丈夫なのか?」
エイジ「僕たちがあんな程度じゃかすり傷程度で済むことくらいはみんなもうわかってるはずだよ。大丈夫。一番ダメージが大きいリセイがあれだけ元気なんだから…」
リセイ「ふぁ〜あ〜あ〜…」アクビ
春風「…クスッ…司令官様ったら…」
アレク「ぐが〜…ぐご〜…」
アレクの鼻から鼻ちょうちんが飛び出していた
妖精「……それっ!」
パァン!
それを妖精が小さな両手を使って鼻ちょうちんを潰した!
アレク「んごっ!?な、なんだ!?敵襲か!?」
妖精s「キャハハハハハ」
アレク「……またお前らが俺を起こしたんかよ…ったく…」
リセイ「よう。目が覚めたな?気分は?」
アレク「身体は平気だが目覚めは最悪だぜ…」
リセイ「良いじゃねぇか。妖精たちもお前に懐いているからこそ、そういうちょっかいをかけてんだよ…なぁ?みんな。」
妖精「はい!アレクさんもみんなもだいすきです!」
アレク「……………」
リセイ「とにかく…今日入れての1週間後まではゆっくりとしとこうぜ。演習は大本営の周辺海域で行われるし。」
陸奥「あらあら…流石の提督達もあれだけ暴れたらやっぱり少しでも疲れはあるのね?」
ジン「…そうだね…僕たちだって人間だ。スタミナは無限ってわけじゃないしね。」
大和「ふふ…提督。そろそろ私たちもお休みしましょう。後数ヶ月…休暇がたくさんあるとは言え、1週間後の演習があるように、それについての準備もしておかないと…」
リセイ「うん。そうしようか。おいアレク、エイジ、ジン。一っ風呂行くぞ。汗流さないで寝るのは俺が許さん。」
アレク「俺だって汗だくで寝んのは嫌だね。気持ち悪ぃったらありゃしねぇ…」
エイジ「アレク。タオルを忘れちゃダメだよ。」
ジン「リア、起きて。リアも艦娘のみんなと風呂に入った方がいいよ。僕もそろそろ汗を流したいしね。」
リア「うう…はーい…レっきゅん連れってって〜…」ゴシゴシ
レ級「レっきゅん言うなし!…ほらよ…早くおぶさりな。」スッ
レ級は調子の良いリアに文句を言いつつも、リアをおぶってやった。
漣「レっきゅんは流石に草ですね…」
曙「……ごめ…本当にちょっと…面白いんだけど…」プルプル
榛名「ふふふ!可愛らしいあだ名ですね!」
涼月「私も今度それで呼んでみましょうか…」
レ級「冗談抜きでやめろ。」
リセイ・アレク「ブハッ!」
エイジ「やれやれ…」
ジン「早く行こうよ…兄ちゃん…」
リセイ達とリア、そして艦娘達はそれぞれ入浴場へと向かった
22:30
ストーリーBGM:サムライチャンプルー「Pretending To ...」
https://youtu.be/J93Bf5QV9Kw
〜男性用入浴場(温泉)〜
ここは簡単に言えば男風呂であるが、正王鎮守府に男はリセイ、アレク、エイジ、ジンの4人しか居ない為、ほぼ彼らの貸切になっている。
たまに妖精達があそびにやってくるが、彼らは人では無いので、リセイたちにとってはセーフである。
カポーン…
アレク「……うっうぃ〜…たまにはこうやってだらけんのも悪かねぇ…」
ジン「アレクさんがそうなるのも珍しいですけど…ふう〜…」
エイジ「そりゃあれだけ暴れればそうなるよ。かく言う僕だって…んん〜…」
リセイ「…人間だからね…仕方ないね…ほぅ…」
リセイ達は温泉に浸かりながら、力のない会話をしていた。
リセイ「そう言えばさ…リアと正式に付き合ったんだろ?ジン。あんな良い奴が彼女になったんだ…ちゃんと守ってやれよ。つっても、あいつは自分の身は自分で守れるだろうが…」
ジン「やっぱり兄ちゃん達には…って言うよりみんなにはわかっちゃうか…もちろん、リアが危ない状態になってたりしたら放っておくことなんて出来やしないよ。たとえ死んだってね…」
エイジ「良い心がけだよ。でも、君も僕たちを頼ることを忘れてはいけないよ。僕たちだってジンやみんなの仲間だ。」
アレク「はっ!俺には助けなんて要らねぇがな!」
リセイ「照れ隠しはもう飽きた。」
アレク「うっせぇわ!てめぇの(ピーーー)潰すぞ!」
リセイ「おおっ!ゴールデンボールがぞわっとしたわ…怖ぇ怖ぇ…」
エイジ・ジン「(きた)ないです。」
〜艦娘・女性用入浴場(温泉)〜
妖精a「おにごっこするです」
妖精b「まけないです」
妖精c「こっちこっち!」
妖精d「キャハハハ!」
村雨「はぁー…休まりますねぇ。」
白露「だね〜…あんなの見せられたらこっちも見てるだけで汗かいちゃうよ…」
暁「見てるだけで疲れちゃったわ!」
リア「ふへぇ〜…身体に染みる…」
レ級「ってかあたしらは入る必要ないんだけど。」
悪雨「気分だよ。気分。」
レ級「……」
天津風「リアって不思議ね…私たちと同じ女の子なのに…私たち以上の力を宿してるなんて…」
リア「えー?そんなの〜…リセ兄ぃ達だって一緒だよ〜」
初風「そうそう。ライドさんが提督達を鍛えたのなら、リアも一緒でしょ。」
リア「そのと〜り〜…」
球磨「いきなり思ったクマ……リアはいい体つきしてるクマ。」
リア「ん?そう?そんなこと言われたことないよ…私ってそんなに綺麗…?」
武蔵「ふっ…そうだな。もしも私が男なら放って置かないぞ?」
時津風「おお…!胸も意外とある!えい!」ムニュ
リア「うひっ!?どこ触ってんの!あはは!やめて!くすぐったい!」
夕立「私も混ぜて〜!ぽいっ!」ムニュ
リア「やっ…!///ちょ…ちょっと〜やめてよもう〜!あっ…///」
赤城(……何故でしょう…)ムラムラ
大鳳(あの反応をするリアさんを見ていると…)ムラムラ
加賀(……妙に気分が高揚します…)ムラムラ
プリンツ(……私は女同士の趣味は無い…筈だけど…あれは反則です…)ムラッ
悪雨「こら…その辺にしておきなよ。リアが休めないでしょうに…」
時津風「はっ!つい…」
リア「…ハァ…ハァ…///」トロン
艦娘s(…………可愛い………)
0:00
それぞれ風呂から上がり、眠りにつく者、未だ友と部屋で会話を続ける者、ゲームをしている者など、さまざまな過ごし方をしていた。
〜ジンの部屋〜
ジン「リア、今日は本当にお疲れ。兄ちゃんが一人勝ちしたみたいな感じだったけど、僕たちだって勝利に貢献したし、満足だよ僕は。」
リア「へへへ〜それを言うなら私もだよ。やりきった感はあったし、悔いはない終わり方だったしね!アーちゃんが強すぎだけどね。」
ジン「……まぁ…兄ちゃん、そしてアレクさんとエイジさんはいざとなれば頼れる存在だ。僕たちもあの三人に追いつけるように頑張ろう。」
リア「うん!もちろんだよ!でも…リセ兄ぃやエイちゃんが言うには、エイちゃんよりもジン君の方が強いって言ってたよ?」
ジン「確かに強さでは僕の方が上かもしれない…けど…エイジさんには僕自身…まだまだ敵わないのさ。それは何故か?経験の差だよ。まだ格が違うんだよ。」
リア「えー?そういうもんかな〜?」
ジン「そういうもんだよ。」
リア「…………くぁ…眠たくなってきちゃった…」
ジン「じゃ、そろそろ寝ようか。電気を消すよ。」
リア「うん…!」
カチッ
ジン「…ん?また僕の隣で寝るのかい?」
リア「うん…こうしてると…ジン君の暖かさが感じられるから…えへっ…///」
ジン「ふっ…好きにしたらいいよ。じゃあ、おやすみ。……好きだよ…リア…」
リア「うん…私も…」
二人は向かい合い、互いに目を閉じて眠りについた。
〜アレクの部屋〜
アレク「………はぁ…一人が落ち着くぜ…さっさと寝てやる…今日はアホどものせいで一段と疲れたしな…」
ぴょん!ドホォン!
クカ~…
アレクもリセイ達に文句を垂れながらも布団に飛び込んで一瞬で意識を手放した。
〜エイジの部屋〜
エイジ「みんな眠りについてしまったようだね。よし、今日も何事もなく1日が終わった…リンネさんやライドさんが見守ってくれているおかげかもしれないね…」
エイジは窓から見える夜空の景色に向かって、リンネとライドに語りかけるように呟いてから、彼も眠りに入った
〜司令室横寝室〜
リセイ「さぁ…さっさと寝るか…だいぶ疲れちまったし…流石に修行と言えど…大規模すぎたな…鍛え直しもほどほどにして、しばらくは自重しよ…ふぁ〜は〜は〜は〜は〜…」ボフッ
ス~…ス~…
リセイは笑っているかの様なあくびをして、枕に顔を埋めて彼も眠ってしまった。
彼らの愛、友情、強さが…五人と艦娘達の絆を深めていくのであった。
リセイ達の大規模な修行から1週間が経ち、いよいよ莫科鎮守府との演習の日を迎えた
9:00
〜司令室〜
コンコン
ウォースパイト「good morning!admiral、おはようございます!」
ノックと共に司令室の扉が開かれ、演習に参加する六人が揃った。
リセイ「うーい、おはようさん。悪いなせっかく休暇中なのに演習に参加させて。」
ジャーヴィス「平気平気!だって久しぶりに演習するんだもん!散歩するみたいな感じ!」
リセイ「えぇ…(困惑)」
タシュケント「まぁ、同志が演習をほとんどやってないって言うのも影響してるけどね。あたし達は仕方ないけど…」
リセイ「しょうがないでしょーが。お前らが強くなりすぎたのがいけねぇんだよ。」
由良「ふふ…由良が言うのもなんですけど…ここで強くなっていく事が楽しくて…気がついたら今に至る…みたいな…?」
阿武隈「それに…私たちもみんなに置いていかれたくないですから!北上さんとか北上さんとか北上さんとか!」
リセイ「北上しか言ってねぇし。あいつら球磨型は化け物だからな…実力を比べるのは無理がある…と言いたいけど、それは軽巡の中での話だからな。お前らなら追いつけるのもそう難しいこともないだろう。」
鬼怒「そうそうそう!鬼怒はねぇ、タイマンならいつでも受けて立つけどね。得意分野だしね!」
リセイ(………みんながこう…脳筋化してるのは半分は俺のせいか…ま、それも仕方ないか…)
ジャーヴィス「darling♡えへへ〜」ぎゅう
リセイ「お前は隙あらば抱きつくな!」
ジャーヴィス「だってぇ〜」
ウォースパイト「ジャーヴィス。その辺でやめておきなさい?admiralも対応に困るじゃない。」
ジャーヴィス「はーい!」ぱっ
鬼怒「で、提督ー?大本営にはいつ行くの?」
リセイ「…ああ…12時集合で13時から開始だから…11:00くらいに車で行くか。」
阿武隈「あれ?今日は瞬間移動で向かうんじゃないんですね?」
リセイ「俺が運転したい気分なんです。」
由良「な…なるほど…」
タシュケント「ドライブみたいな?ははは〜!たまには良いんじゃない?」
リセイ「車に執着してるわけじゃないが、人間らしい方法を使って過ごしとかないと本当に人間じゃなくなるような気がしてな。」
由良「提督さん…たとえ提督さんが人間じゃなくなったって、私やみんなは提督さんの味方ですよ?」
ウォースパイト「そうよ。それといつも言っていることだけど、自分を追い込みすぎちゃダメよ。」
リセイ「うん。わかってるつもりだ。」
リセイと艦娘達がそんな会話のやりとりをしていると…
リセイ「!」
由良・鬼怒・阿武隈・タシュケント・ウォースパイト・ジャーヴィス「!?」
突然司令室の壁が爆破された!
ストーリーBGM:ぷよぷよ20th 「ありゃりゃ〜?」
https://youtu.be/GfCP8LJ_TQ0
アレク「ッハァーー!!!リセイ!今日こそ俺が1本当ててやるぞオラァ!!」
リセイ「お前は普通に扉から入って来れねぇのかアホンダラァ!」
アレク「扉あけんのすらもめんどくせぇわ。つかおめぇらここで何やってんだ?」
リセイ「今日が莫科との演習の日だよ!こいつらが朝早くにこうやってここに来てくれてなんか色々話してるうちにてめぇが話の腰を折ってんだろが!」
アレク「あぁん?そういやそんな話もあったな…」
リセイ「そう言うわけだからさっさと失せとけ。」
アレク「やだね!ここまで来たらお前を張っ倒すまで引かねえぞ!」
タシュケント「ア…アレクってば…」
リセイ「…はぁ…ん?おいアレク。お前後ろに誰かいるぞ。誰だそいつ。」
アレク「あん?何だよ後ろには誰も…」
リセイがアレクの後ろを見るように促すと…
リセイ「なんてね♡」
タ~マヤ~
リセイが身体を回転させて鋭い回し蹴りを真っ直ぐにアレクの胸部へとぶち当てて窓の外へと吹っ飛ばした!!
リセイ「おとといきやがれバカが!」スッ
リセイは文句を言いながら爆破された壁とアレクを蹴っ飛ばした際に破壊した窓ガラスを腕を振って元どおりにした。
阿武隈「……やっぱり二人の掛け合いって…エイジさん達とは迫力が違いますよね…」
鬼怒「もはや掛け合いで済まされるレベル…!」
ウォースパイト「それくらいに見慣れてしまったと言うことね…」
ジャーヴィス「慣れって怖いね…本当に…」
リセイ「すまん…俺のせいでもあるがアレクのせいでもあるからな…後でエイジに軽く説教させとこ…」
タシュケント「あはははは!もういつも通りすぎて笑えるよwww」
由良「あれは…アレクさんは大丈夫なんでしょうか…」
リセイ「放っておいても勝手に起き上がって周りの敵を蹂躙するくらい元気な奴だから心配するだけ無駄だ。」
艦娘s「………ぷっ…」
リセイ「どうする?出発までまだ1時間程あるけど…なんかする?」
タシュケント「同志!ぷよぷよでもやろうよ!頭の体操になるし!」
リセイ「ん…1時間ぷよぷよか…まぁ確かに良い頭の目覚めにはなるか…」
ウォースパイト「私は紅茶でも飲んでここで待つわ。貴方達が時間を忘れないように、私が時計を見ててあげる。」
リセイ「ははっ…悪いなウォースパイト。」
鬼怒「よぉーし!提督!私意外とこういうのは得意だよ!」
阿武隈「…あとで私もちょっとだけやってみよ…」
由良「もう…提督さんったら…あんまりやりすぎちゃダメですからね?ね?」
リセイ「わかってるわかってる。」
10:00
〜莫科鎮守府・司令室〜
アキト「それでは、説明を終わります。みんな、緊張しすぎないようにね。」
日向「今回の演習相手は全国でも最強クラスだそうだが…」
アキト「勝つことが目的じゃないさ。正王の人たちから戦い方を学ぶ事が目的。でも…うちだって弱いわけじゃない。黙ってやられるわけでもないよ。僕たちの実力も知ってもらいたいしね。」
伊勢「ふーん…でも、私たちだって改二になって長いよ?今のメンバーで負けることはそうそうないんじゃない?」
リシュリュー「……戦艦3に空母3なんてやりすぎな気もするけど…アナタがそこまで張り切る事なんて初めてだからね…余程の相手と見たわ。」
アキト「うん…今まで僕達が戦ってきた相手とは訳が違うんだ…間違いなく…今の日本…いや、世界最強の艦隊だよ。もう一つ言えることは、明らかに深海棲艦よりも強いという事。」
葛城「……その人たちが居たら深海棲艦との戦争を終わらせる事が出来るんじゃないの?どうして攻めようとしないのよ。」
アキト「この前の召集会議で会った時も、僕も葛城と同じ質問をしたんだ。そしたら…」
〜2ヶ月前〜
〜大本営会議室〜
アキト「あの…リセイさん…」
リセイ「ん?アキト君か。どした?」
アキト「元帥から聞いたんですが…どうして深海棲艦達を攻めようとしないんです?正王鎮守府の皆さんなら、この戦争を終わらせることが容易であろうって…元帥も独り言のように…」
リセイ「……なんでかって?そんなもん、あいつらと戦う理由が無いからさ。」
アキト「……え?」
リセイ「そりゃもちろん深海棲艦は人類の敵だ。人を殺し、平気で建物や皆の大切なものを壊す存在だ。俺達はそう言う考えを持つ奴としか戦わないようにしてるんだ。」
アキト「と言うと?」
リセイ「深海棲艦はな…艦娘と表裏一体なのさ。どいつもこいつもそれがわかってない。深海棲艦だって普通に生きて普通に過ごしたい筈なんだ。元々艦娘も深海棲艦も人間の欲が作り出したようなもの…俺はそう考える。初めてアキト君と会ったとき、俺は安心したんだ。」
アキト「な…何故ですか?」
リセイ「君なら…艦娘達と共に戦い、艦娘達を大切にし、艦娘達と共に生きることができるって思えたんだ。目を見たらわかったよあの時は。」
アキト「…………」
リセイ「まぁつまり、やろうと思えばいつでもやれる。向こうが仕掛けて来ないからこっちもやらない。ってだけだよ。至極、簡単なことさ。」
(ほとんどアレクとエイジの受け売りだがな。この考えは俺も同感できる。)
アキト「リセイさん…」
〜現在〜
天城「……変わった考えを持つ方なのですね…正王鎮守府の提督は…」
雲龍「けれど、私はその考え方は好きね。深海棲艦を完全に敵として見ない…か…私も深海棲艦と仲良くなれるなんて思ってはいないけど…最近は沈めれば沈めるほど敵が哀れに思えてくるようになってしまっていたから…」
伊勢「…それ私もだよ…まさかそう言う考えをしてる人が居るとは思ってなかったけど…」
アキト「…僕もリセイさんみたいに立派な指揮を執れるようになりたい…そのために…君たちを犠牲にしてしまう…」
すっ…
アキトの唇を雲龍が人差し指を当てて言葉を止めた。
雲龍「そんなこと言わないで?私たちは犠牲になるなんて思ってないから。私達は提督の力になれて凄く嬉しいのだから…」
日向「君がここに来てもう2年以上だ。私たちが提督のことをわかっていないわけがないだろう?提督。君はもっと私たちを頼るんだ。」
アキト「…みんな…」
天城「あら…そろそろ大本営に向かった方がよろしいですね。もうすぐで、11:00です。」
アキト「……そうだね。それじゃ行こうか。みんなありがとう。今更すぎるけど、これからもよろしく。」
雲龍「ふふ…ええ、こちらこそ。」
葛城「ほんとに今更ね…でも、私だってあなたの事嫌いじゃない…から…シャキッとしなさいよ!」
アキト「うん!もちろん!」
莫科鎮守府の彼らにも強い絆が生まれていた。
正王と莫科の演習はいかなる結果をもたらすのであろうか…
10:55
〜正王鎮守府門前〜
リセイ「おーし。そろそろ出発するけど、準備はいいか?何かやり残したことがあるならあと5分以内なら取り返せるが?」
6人「ありません!」
リセイ「よろしい。じゃ車に乗れ。助手席に座る奴はベルト忘れんなよ〜」
ジャーヴィス「私がdarlingの隣がいい〜!」
鬼怒「何を!?ここは鬼怒だよ!」
リセイ「いいからさっさと乗らんかお前ら!」
バタン!ブロロロロロ…
車の席の取り合いを宥め、リセイと演習メンバーは大本営へと向かった。
〜大本営司令室〜
元帥「む…そろそろ正王鎮守府と莫科鎮守府の演習の時間だな…一体どちらが勝つのか…見るだけだと言うのに楽しみだな。どちらの鎮守府も私の信頼のおける提督のところだからか…」
憲兵「元帥様!お時間です。港までお送りします。」
元帥「わかった。案内頼むよ。」
憲兵「ハッ!」
〜リセイが運転する車内〜
リセイ「お前たちに言っておきたいことがある。」
リセイは車を運転しながら艦娘達に話しかけた。
タシュケント「なんだい同志?」
リセイ「演習が始まって戦う時、お前らは絶対本気を出すな。はっきり言うぞ。正王鎮守府に所属する艦娘、つまりは俺の部下であるお前らは全国の艦娘のどのやつよりも強い。下手をすりゃ相手を轟沈させかねないぞ。」
ウォースパイト「あら、そんなこと?わかっているわ。admiralが私たちをここまで強くしてくれたんだもの。他の艦娘に負けるわがないわ。だから100%中の2%ほどで行かせてもらうわよ。」
リセイ「…わかってるなら良いが…本当に頼むぞ?」
由良「大丈夫ですよ提督さん。力の加減ぐらいは身に染みついてますし。エイジさんによくその辺を教えていただきましたから。」
リセイ「ふっ…エイジのやつ…なかなか気が効くじゃないか。俺の仕事だってのによ。帰るときになんか買ってってやるか。」
阿武隈「お土産ですね!よもぎまんじゅうにでもしましょう!」
リセイ「おめえが食いてぇだけじゃね?」
リセイ達は車内でそんな雑談を交わしていた。
11:55
〜大本営門前〜
キキィ!
リセイ「着いたぞ。ほれ、ジャーヴィス!起きろ!」
ジャーヴィス「ふあ?あ、着いたんだ!」
バタン!
鬼怒「さーて!腕がなるねぇ!一体どれだけ強いのかな!」
タシュケント「手加減忘れちゃだめだよ?」
鬼怒「わかってるって!」
リセイ「まぁ、お前らが負けるなんて…俺たちくらいじゃないとな…」
阿武隈「提督たちは格が違いすぎるんですー!」
ウォースパイト「クスッ…」
スタスタスタ…
憲兵「正王鎮守府の提督と艦娘さん達ですね?お待ちしておりました。元帥様はすでに演習が行われる港でお待ちです。莫科鎮守府のみなさんもすでに待機済みです。ご案内致しますので、ご同行願います。」
リセイ達の前に大本営に勤める憲兵が現れた。
リセイ「はい。じゃあ案内を頼みますよ。」
憲兵「こちらです。」
スタスタスタ…
〜大本営前港演習場(待機室)〜
スタスタスタ…
コンコン、ガチャ
憲兵「元帥様!正王鎮守府の皆さんをお連れ致しました。私はこれにて持ち場に戻らせていただきます。」
元帥「うむ。ご苦労。下がってよろしい。」
憲兵「ハッ!」
ガチャ、バタン
元帥「やぁリセイ君と艦娘たち。数週間ぶりだね。元気でやっているかな?」
リセイ「おかげさまで。お前達、挨拶。」
6人「!」ビッ!
6人は敬礼し、元帥に挨拶をした。
元帥「はっはっは…!いいんだよ畏まらなくて。君たちは休暇中だと言うのに、演習を辞退せずに参加するとは感心だからな。本来なら私が挨拶に行かなければならん立場なのだが…すまんな。」
リセイ「いえ、俺も由良達も望んで参加していることなので心配はありません。」
元帥「ふむ。流石だリセイ君達は。おっと、アキト君!莫科にいる艦娘達もこちらへ。顔見知りかも知れないが、演習は演習。挨拶はせんとな。」
アキト「は、はい!リセイさん!お久しぶりです!今日はよろしくお願いします!」
リセイ「ん!アキト君達も来ていたか!久しぶり!こっちこそ今日はよろしく!」
リシュリュー「あら、ウォースパイト。今日はお互い全力を尽くしましょう。」
ウォースパイト「ええ。もちろん。(…ああ…やっぱり手加減してあげなければ…sorryリシュリュー…本気を出したら貴女達はチリも残らないから…)」
葛城(………こっちは空母3人と戦艦3人なのに…向こうは軽巡3と駆逐2と戦艦1…負ける要素なくない?こっちが圧勝なんじゃ…まぁ…油断はしないけどね…全国最強の鎮守府の艦娘だし…正王鎮守府の提督も只者じゃなさそう…)
元帥「さて、これもわかっていると思うが、演習のルールを説明しようか。一応やらねばならんからな。」
リセイ「お願いします!」
アキト「お…お願いします!」
艦娘s「…!」
元帥「ルールは至って簡単。昼戦と夜戦を通して、どちらかが全員戦闘不能判定が出るか、制限時間で勝敗を決める。昼戦以内で決着がつくも、夜戦で決着がつくもダメージの大きい艦隊の方が負けだ。」
リセイ(いつも通り…)
元帥「と言うことで説明は以上。早すぎるとは思うが、演習の説明などしてもあまり意味はないからな。」
リセイ「ふっ…同感です元帥殿。」
アキト「リセイさん…僕たちの力をお見せしましょう…!」
リセイ「ああ…こちらも負けんぞ。」
元帥「……そろそろ13:00だ。外に出るぞ。各員戦闘用意を済ませておくのだ。」
全員「ハッ!」
12:55
タシュケント「…あたしは敵と見定めた者には容赦はしないつもりだけど…流石に手は抜かないとね…」
由良「うん…けど、相手も結構強いみたいだし、それなりに力を出して戦いましょう。」
ガガ…ピー
リセイからの無線が由良達に伝わった。
リセイ『よーしお前ら、俺は一応莫科提督と元帥殿とさっきの部屋で観戦するけど、手加減だけは絶対しろよ?』
ジャーヴィス「うん!大丈夫だよdarling!」
リセイ『よし。無線は切っとく。好きなように戦いな!』
鬼怒「了解!」
ピッ
ウォースパイト「…さて、果たしてどうなるのかしら…」
〜〜〜〜〜〜〜
ガガ…ピー
莫科艦隊の無線にもアキトからの通信が入った。
アキト『みんな!準備はいいかい?』
日向「いつでも完了済みだ。任せておけ。」
アキト『うん!無線の電源は今切るけど、大丈夫?』
雲龍「問題ないわ。後は私たちの判断で…でしょ…?」
アキト『……うん!みんな!頑張ってね!』
天城「お任せください提督!」
ピッ
伊勢「…さぁ…いよいよ始まるよ…」
両艦隊はそれぞれ位置につき、お互いが構えて睨み合う状態になった…
アナウンス『それでは、演習を開始します。』
ドクン…ドクン…
葛城「……………」
阿武隈「……………」
演習が開始されるアナウンスが辺りに響いた!
戦闘BGM:エヴァンゲリオン「EM20#070720」(モンストループver)」
https://youtu.be/W8-XSg51vI4
ウォースパイト「fire!」
ドォーン!
ウォースパイト莫科艦隊に向けて主砲を発射した!
日向「全員散開!」
ブオオオン!
葛城「制空権は貰った!」
ブロロロロロ!!
雲龍たちはありったけの艦載機を正王艦隊に向けて放った!
鬼怒「ま、制空権は取られちゃうよねー!でも、当たるか当たらないかは別問題ってね!」
阿武隈「みんな!対空砲を全部使って!」
ジャーヴィス「OK!shoot!」
タシュケント「Урааа!」
ドガガガガガガガ!!
ヒュンヒュン!
制空権はとられはしたが、艦載機を全て機銃のみで撃ち落としてしまった!
伊勢「じょ…冗談でしょ…こっちが制空権をとったとは言え、一人一人の一つの機銃だけで三人の空母の艦載機を全部撃ち落としたりする!?」
リシュリュー「Dans les attentes!今度はこちらも砲撃を当てれば良いわ!Feu!」
ドーン!
日向「っ!そうだな!伊勢!行くぞ!」
伊勢「オッケー日向!」
ドドォーン!!
リシュリューに続き、伊勢と日向も大砲を発射し、由良達を狙った!
由良「遅いです!」バッ!
タシュケント「ほっ!おっと!」ヒョイヒョイ!
鬼怒「こっちこっち!」ダッ!
由良達は伊勢たちの砲撃を擦りもせず余裕で避けていた。
リシュリュー「くっ!」
天城「…弾着観測射撃なのに…普通は避けることなんて至難の技なのに…ああも容易く…」
阿武隈「それだけ?ならこっちも行きますよ!」
〜〜〜〜〜〜
アキト(……凄い…編成の重さでは明らかにこっちが上なのに…全く攻撃が当たらない…けど…こっちだって全力じゃない…負けるもんか!)
リセイ(へぇ…手加減してるとは言え、あいつらのスピードについて行っているとはな…やるな莫科艦隊…)
元帥「素晴らしい戦いだ。双方攻守共に一歩も譲らないこの戦い…私が目にしたのは何十年振りだろうか…」
リセイ「あいつら自身があそこまで力を伸ばしたんです。俺たちはきっかけを与えただけ。一度得た力は死ぬまで自分のものですし。」
アキト「でも、リセイさんの艦隊は息を切らしてませんよ…凄い体力です!」
リセイ「そっちこそ!あのリシュリューの冷静な判断と伊勢と日向のチーミングに空母三姉妹の圧倒的回避力。常軌を逸してるのはお互い様だ。」
元帥「ふっ…どちらが勝つのか結果が楽しみだな!」
〜〜〜〜〜
伊勢「主砲!全門発射!」
鬼怒「はい、そうはさせないよ!そりゃあ!!」
鬼怒は伊勢が主砲を撃つ前に瞬時に後ろに回り込み、零距離で主砲を撃ち放った!
ドゴォオオン!
伊勢「うっ…嘘でしょ…たった一撃で私が…」大破
アナウンス『伊勢、戦闘不能判定。莫科、残り5隻』
雲龍「!?伊勢さんが!」
タシュケント「よそ見したろ?今!」バシュウ!
バァン!ドンドンドン!!
タシュケントは雲龍が伊勢の身を案じ、一瞬気を晒してしまった隙をついて、魚雷を発射しつつ飛び上がり、主砲を三連発した!!
雲龍「しっ、しまっ!きゃあああ!!」
ドドドドドォン!!
タシュケント「……回避する能力だけはあたし以上だったよ。」
雲龍「うっ…」大破
アナウンス『雲龍、戦闘不能判定。莫科、残り4隻』
日向「ば…化け物か!あっという間に2人を…」
リシュリュー「まだまだ!ne pas abandonner!」
ウォースパイト「ふっ…受けて立つわ。」
天城「くっ!葛城!」バッ!
葛城「わかったわ!艦載機!行くわよ!」バッ!
天城と葛城は残り少ない艦載機を全発進させ、由良達にダメージを与えようとしたが…
鬼怒「何度やっても同じこと!!うりゃりゃりゃ!」
ガガガガガガ!!
由良「足元がお留守ですよ!」バシュンシュン!
鬼怒が艦載機を全て撃ち落とし、由良が魚雷を全発進させた!
葛城「うっ…嘘!?避けきれな…キャアアア!!」ドゴォオン!
天城「そんな…!ああああああ!!」ボゴォオン!!
アナウンス『天城、葛城、戦闘不能判定。莫科、残り2隻』
日向「おのれ!!このまま負けてなるものか!!」ドォォン!シュンシュン!
日向は瑞雲と主砲を全発射し、阿武隈を狙いつつ突進した!
阿武隈(…大丈夫…こんなの…北上さんと修行した時に比べたら…!)スッ…
阿武隈は目を閉じ、正王鎮守府での出来事を思い出していた。
〜〜〜〜〜〜〜
北上『駄目じゃん阿武隈。動きが丸分かりで先読みしやすいよー。』
阿武隈『もー!絶対当ててやるんだからー!!えーい!!』
北上『相手の行動を予測するかは目で見るのも大事だけど、相手が何を考えて何をしようとするのかを予測しないとね。球磨姉とエイジの教えだけどね!』
〜〜〜〜〜〜〜
日向「うおおおおお!!」
阿武隈(………相手の行動…予測…!瑞雲を撃ち落として、主砲を飛んでかわして、かわした先を予測される…それを裏取り、日向さんに反撃を!)
ドガガガガガ!!ヒュン!バァン!!
スタッ!
日向「阿武隈!避けることは読んでいたぞ!貰った!」
阿武隈「……!」カッ!
日向は阿武隈に刀を振り下ろした!
ヒュッ
バシィ!!!
日向「なっ…なに!?」
阿武隈は目を見開き、自分の主砲を投げ捨て、日向の刀を真剣白刃取りで受け止めた!!
阿武隈「とりましたよ!日向さん覚悟!はぁぁぁぁぁ!!!」バシュシュシュ!
日向「ぐっ!ぐああああ!!」ドゴゴゴォン!!
阿武隈は日向の動きを止め、その場で魚雷を全てぶちこみ、日向を吹っ飛ばした!
アナウンス『日向、戦闘不能判定。莫科、残り1隻』
リシュリュー「ッ!全員が一回の攻撃で大破だなんて…なんて力…!」
ジャーヴィス「hey!リシュリュー!あとは貴女だけです!行きますよー!」
リシュリュー「たとえ駆逐艦でも容赦はしないわ!Feu! Feu!!」
ドォンドォン!ドォォン!
リシュリューは主砲を乱発し、ジャーヴィスを目掛けて撃ち放った!
ジャーヴィス「slow!まだまだよ!えーい!」
バシュン!
ジャーヴィスは砲撃を避け、反撃の魚雷を放った!
リシュリュー「こんなもの!」
バッ!
リシュリューは魚雷をよけ、再びジャーヴィスへと照準を合わせたが…
ウォースパイト「後ろの警戒が甘いようねリシュリュー!」ドォオオン!
リシュリュー「っ!?ふっ!」
ウォースパイトがリシュリューに奇襲をかけたが、間一髪避けたリシュリュー。しかし…
ジャーヴィス「はーい!そこout zoneね!」ドォン!
リシュリュー「なっ!?」
ボゴォオオオオン!!
なんとジャーヴィスが魚雷を主砲で狙い撃って爆発させ、威力を倍増させつつ、リシュリューにクリーンヒットさせた!
アナウンス『リシュリュー、戦闘不能判定。莫科、残り0隻。よって、勝利チームは正王!』
鬼怒「よっしゃー!」
タシュケント「やったね!同志ー!見てた見てたー!?」
伊勢「………完敗ね…まさかここまで強いなんて…」
天城「……私たち…一度も攻撃を当てられなかった…正王の皆さん…本当にお強いのね…」
〜〜〜〜〜〜
アキト「………完敗です…リセイさん…」
元帥「………勝負ありだな。アキト君。見事な戦いぶりであった。」ポン
リセイ「…いや、こっちも勉強になったことがいっぱいあった。こっちこそ、今日はありがとうな。」
元帥「よし。では艦娘達を呼び戻そう。高速修復剤と資材はここにあるものをつかってくれ。」
リセイ・アキト「はっ!」
正王と莫科…勝利を収めたのは正王であるが、どちらも納得のいく表情で演習を終えた。
莫科鎮守府のメンバーは最後まで諦めず、アキトのために戦った彼女らの目は、深海棲艦の瘴気を凌駕するほどの気迫であったのだった。
アキトや彼女達も決して弱いわけではない。しかし、リセイたち正王鎮守府の艦娘達は最早艦娘の力を大きく変えてしまっていた。彼女らを鍛え、心身ともに強くしたリセイ達の力は計り知れないものである…
〜大本営司令室〜
リセイとアキトは元帥とともに司令室に足を運んでいた
艦娘達は入渠、補給を済ませて帰る準備を整えて、それぞれ車に入り提督の二人を待っている。
元帥「…というわけで、今回はわざわざ大本営で演習を行ったわけだが…すまなかったな。遠いここまで来てもらって…」
リセイ「いえ、気になさらないで下さい。俺たちは元帥のおかげでこうやって提督をやれているんです。元帥の命令なら何だって受けますよ。」
アキト「僕も同じです。みんな元帥さんに感謝しております。僕も…元帥さんの為ならば…」
元帥「く〜…良い部下を持てて私は幸せ者だよ…!まぁ、とにかく今日は二人ともご苦労であったな。長話すると艦娘たちにも悪いからな。早く行ってやりなさい。」
リセイ「はっ!失礼いたします。」
アキト「失礼いたします!」
ガチャ…バタン
元帥「私のためならば…か…君たちはまだ若いのだ…私よりも目前の命や大事な目的を優先するのが正しい…リセイ君…アキト君…いずれは君たちが世界を救うのだ…」
〜大本営門前〜
リセイ「アキト君。ここでまたお別れだ。よかったら今度うちの鎮守府に遊びに来てくれ。」
アキト「はい!是非お願いします!リセイさんも時間があればまた莫科鎮守府にいらしてください!」
リセイ「ふっ…ああ。その時はたくさん話そう。それじゃあな。艦娘達と早く帰ってゆっくりするんだぞ?」
アキト「もちろん。それではリセイさん。僕はこれで失礼します!また!」
リセイ「ん。またな。」
バタン、キキィ…!
アキトは莫科から乗ってきた車で、伊勢たちと共に帰っていった。
リセイ「ふぅ…アキト君も提督だから車の運転をしなきゃならんか…あいつもまだ20歳だろ…頑張ってるなぁ…」
ウィィィン
ジャーヴィス「darling!早く帰ろうー!」
車の窓からひょっこりと顔を出したジャーヴィスがリセイを急かした
リセイ「おっと。悪いな!今行くよ。」
ガチャ、バタン
キキィィィィ!
リセイも車に乗って運転し、正王鎮守府へと戻って行った。
15:00
〜莫科鎮守府司令室〜
アキト「さてと、帰って来たね。6人ともお疲れ様…その…」
リシュリュー「何も言わないで。私たちがあんなにコテンパンにやられて、海域に出撃するときの戦意を削られたとでも思ってるんでしょ?」
アキト「…………うん…」
伊勢「逆よ。むしろもっと強くなっていつかまた正王と演習するときにリベンジしてやるんだから!」
葛城「…まぁ正直言って正王の人達を舐めてたってのもあったし…まだまだ私も強くならなきゃって思えたの。」
天城「そうね…それに…あの人たち…全く本気を出していなかったように見えました…戦いを楽しんでいるような感じもしましたし…」
アキト「………正王鎮守府がNo. 1だと言うことがよくわかったろ?あの人たちは本当にやろうと思えば世界を崩壊させてしまうことだってできるかもしれないんだ…何より元帥さんが言ってたことだし…」
雲龍「ふふ…本当に怖いのはあの人たちかもしれないわね…深海棲艦とはまた違う恐ろしさを感じたしね。」
日向「まぁとにかく…私たちレベルトップ勢がああも容易くやられては認めざるを得ないだろう…正王の艦娘達の実力は紛れもなく本物だ。」
アキト「…ははっ…ほんと凄かったなぁ…リセイさん…僕もいつか貴方のような人になりたいです…」
〜正王鎮守府司令室〜
ガチャ
リセイ「ただいまーっと。」
タシュケント「おかえりーってあたし達もお帰りか。」
エイジ「ん?やぁリセイ。由良達もお帰り。演習はどうだったんだい?」
リセイ「おかげさまで圧勝だ。ますますみんなの力が上がってたような気がする。」ピースピース
司令室に戻ってきたリセイ達を迎えたのは、妖精と共に部屋の掃除をしていたエイジである。
阿武隈「あれ?アレクさん達は?」
エイジ「屋上でジンと組み手してるよ。リアは体育館で球磨達と川内達とで運動しに行ってるようだね。」
ウォースパイト「フフフ…!相変わらずねうちは。」
リセイ「全くだ。」
ジャーヴィス「ねぇねぇdarling?私そろそろお部屋に戻っていい?ちょっとsleepな感じ…」
鬼怒「鬼怒もちょっと疲れちゃった…休んできても良いよね?」
リセイ「ああ。本当に今日は良く頑張ってくれたな。うんっと休んでうんっとだらけてくれ。」
由良「ふふっ!ありがとうございます提督さん!じゃあ、由良達はこれで。」
タシュケント「同志ごめん…演習の報告書とかは明日出すよ…」
リセイ「あ、いいよ俺がついて行って結果を見たし。そんなもん忘れてぐっすりしてくれ。」
タシュケント「そ…そう?Спасибо!それじゃまた明日ね!」
リセイ「んー。」
ガチャ、バタン
演習組の6人は自室に戻っていった
エイジ「………艦娘ってもしかして…人間よりも人間らしいんじゃないの?」
リセイ「今更過ぎるわ。艦娘だって普通の生活をしてたら人間と変わりねぇ事はお前もわかってるだろ?」
エイジ「もちろん。でも彼女達は提督である君を頼りにしてる。リセイも艦娘達をしっかりとみててやらないとダメだよ。当然、僕たちも力になるよ。アレクやジンやリアだってね。」
リセイ「へっ!言うなエイジ!まぁ、お前らの力だって必要だしな。これからも頼むぞ。」
エイジ「うん。」
妖精a「ていとくていとく〜。そろそろあめがふりそうです。」
妖精b「わたしたちはとじまりしてきます。」
リセイ「お、ありがとう。頼むよ。」
妖精c「はーい!」
妖精d「すぐおわります。」
フワフワフワ…
エイジ「…雨に濡れて風邪でも引いたら面倒だ。アレク達を呼び戻すかい?」
リセイ「……そだな。俺はアレク達を連れてくる。リア達は頼む。」
エイジ「わかった。もうすぐ夕飯の時間だしね。間宮食堂で待ち合わせておいて大丈夫?」
リセイ「おう、そうしてくれ。俺もあの2人を連れてすぐ行く。」
エイジ「了解。」ブン!
エイジは瞬時に姿を消した。
リセイ「……さて、俺も行くか。」シュン!
〜???〜
???1「…さーて…そろそろ動き出すか?」
???2「あん?まだ俺たちの準備が整ってねぇだろうが。」
???3「僕達が行く世界は3か所だね。アズールレーンの世界に、別世界の強者達の世界に、転生神界だ。」
???4「…禁忌中の禁忌だね。僕たちのオリジナル以上の次元を開いてしまうよ。」
???2「チッ…それで?誰がどこに行くんだ?」
???1「俺が転生神界だ。「 」と「 」は別世界の強者達のところ。「 」はアズールレーンの世界だ。俺たちがそれぞれの世界に行くまで後1週間だ。準備運動するには良い時間だ。俺たち自身が世界を壊しに行く事を転生神達はすぐに勘付くはずだ。いや、もしかしたらもう気付いている可能性もある。だからそれを利用し、オリジナルの俺たちを誘き出す。俺たちの目的は…オリジナルの足止めだ。」
???4「わかった…」
???3「………ふっ…」
???2「………」
???1「……待っていろ……」
誰にも見つけることのできない世界で、リセイ達を狙う者達が暗躍していた。彼らは一体何者なのか…何故リセイ達と関係のある世界に危険を及ぼそうと言うのか…それはまだ謎のままである…
20:00
〜間宮食堂〜
リセイとアレクとジンは、一部の艦娘達と共に先に間宮食堂に居た。今日はバイキングデーなので、様々な料理が食堂中に広がっている。
比叡「またそんなにボロボロになって…二人とも大丈夫ですか?」
アレク「……なんとかな…ジンが想像以上に力を上げてやがったから俺も多少本気を出さざるを得なかったんだよ。」
ジン「お互い様です。僕だってアレクさんに勝てるなんて思ってはいないですけど…負ける気は毛頭無いんで。」
リセイ「ま、俺がこいつらを呼びに行った時にはすでにこの状態だったしな。やりすぎだお前らは。」
アレク「うっせ!お前が言えたことじゃねぇだろ!」
弥生「……司令官。リアさん達はいつ来るのですか?」
リセイ「ん?エイジが呼びに行ったからな。じきに来るだろ。」
ヴェールヌイ「それは良かった。……それはそうと、今日の演習はどうだったんだい?」
リセイ「おう。みんないきいきとして戦ってたよ。被弾なしのピッカピカで帰ってきてやった。」
電「あ…莫科鎮守府のみんなは…」
リセイ「大丈夫。ちゃんとこっちは手加減してやったさ。けど手加減したとは言え、流石は全国10位以内に入る実力だけは認めれらるな。あっちもいい艦隊だったよ。」
朝潮「そうですか…なら安心ですね…」
アレク「ばあ(か)やろジン!それはおえ(俺)のぶんだろーがぁ!」ズゾゾゾゾー
ジン「いいや!ぼう(僕)が先に目をつえ(け)てたんです!」モッギュモッギュ
愛宕「もう!食べる時でも争っちゃだめよ!」
リセイ「おいおい…」
夕立「あはは!二人とも口がハムスターみたいになってるっぽい!」
瑞鶴「提督さんは何か食べないの?」
リセイ「んー…じゃあローストビーフでも取って来るか。」
翔鶴「あ、私もご一緒します!」
10分後…
リア「おーい!みんなお待たせー!ってあれ?アーちゃんとジン君めちゃくちゃ食べてるね!お腹空いてたのかな?」
エイジ「ふっ…そうみたいだね。」
川内「わーお。赤城さんと加賀さんみたい。」
木曽「言ってる場合か。止めねえと間宮が怒るぞ。」
北上「そうなると面倒だねー。宥めに行こっか。」
神通「お二人共。もう少し落ち着いて食べてください!」
ジン「んぐ…(ゴクン)つい熱くなってしまった。ごめんよ。静かに食べましょうアレクさん。」
アレク「(ゴクッ)ったく…うめぇからこそ食い合いも激しくなっちまうんだよ…」
大井「それは褒めてません。」
その場の全員「ぶほっ!」
リセイ「お、エイジ達も来たか。そっちはいい運動が出来たようだな。良い顔してるし。」
那珂「顔を見ただけで分かるもんなんだね…さすが提督!」
エイジ「いい運動をした後の良い料理を食べると身体のコンディションが最高になるからね。間宮さんと伊良湖さん、そして鳳翔さんにも感謝しなくちゃね。」
白露「バイキングの日は鳳翔さんも手伝いに来るしねー!美味い料理がたくさんだよ!」
リセイ「ははは…だな。………ん?」
アレク「…!」
エイジ「…?」
ジン「………なんだ…?」
リア「あれ…?」
リセイ達が突然、何かに気づいた様子で動きを止めた。
加賀「……提督?どうかしたの?」
青葉「アレクさん達も…なんだか様子が変ですよ?」
アレク「……おいリセイ…さすがにてめぇも気づいてるだろ…得体の知れない力が屋上に居やがる!」
艦娘s「!?」
リセイ「そうみたいだな…ちょっと様子を見に行くか…この力…深海棲艦…はありえないな…とすれば他の何か…」
リア「明らかに人じゃないよね。リセ兄ぃとアーちゃんだけじゃ心配だから私も行くよ!」
エイジ「待って、それなら僕も行こう。この力…もしかしたら…」
リセイ「エイジ…察しがついてるな。多分あの人だろな。ジン。せっかくだからお前もついてこい。」
ジン「わかってるよ。これは僕たちが行かないといけないみたいだからね。」
リセイ「みんなは待っててくれ。遅くても30分で戻るよ。」
浜風「え…でも!」
リセイ「心配はいらねぇ。俺たちが感じたのは邪気じゃない。みんなも会ったことがある人だ。神州丸とあきつ丸は初めてかな。まぁ、ここに連れてくるよ。大事なお客さん達だ。『思いっきり』もてなさないとな?」ニヤリ
エイジ「そう…『思いっきり』ね…」ニ…
長門「うっ…そ…そうか…わかった。気をつけるのだぞ。」ゾワ…
ジン「それじゃ行こうか。どうやら僕たちのことを待ってるみたいだしね。」
アレク「ああ…一体何しに来たんだかあいつらは…」
スタスタスタ…
リセイ達5人は屋上へ向かっていった…
あきつ丸「あの…提督殿達が言っていたお客と言うのは?」
神州丸「皆の反応から察するに大事な人なのはお見受けするでありますが…」
飛龍「ああ…それはね…」
〜正王鎮守府屋上〜
ガチャ…
リセイ「……さてと…一体どう言う風の吹き回しなんですかね……」
リンネ「お久しぶりですね。リセイ君。そしてアレク君達も。リアさんもお元気そうで何よりです。」
リア「……久しぶりです!本当に…リンネさん達だったんですね…」
ライド「へへ!ずいぶん見ない間に強くなったみたいだね!アズールレーンの世界に送ったのにこの世界で暮らしてるなんてビックリだよリア。」
ジン「貴方達も人が悪いですよ。どうしてリアをアズールレーンの世界へ移動させたんですか?」
リンネ「リアさんにはまず、戦い方を学んで欲しかったのです。そして、ちょうど貴方達がアズールレーンの世界に居るみたいだったので、直接貴方達に会わせた方が話が早いと思いました。」
アレク「全て計算づくだった訳かよ…神様の考える事は常に先を見据えてやがる…」
リンネ「あら…私達を褒めるなんて…アレク君も随分と丸くなりましたね?」
アレク「……ほっとけ!///」
エイジ「……お二人はどうしてまたここへ?」
ライド「…二つの要件があって来たんだ。一つは、君たちがどうしてるか様子を見に。」
リンネ「もう一つは…貴方達に頼みがあってきました…」
5人「!」
リセイ「俺たちに頼み…ですか。」
ライド「うん。君たちにぜひお願いしたい事なんだ。」
ジン・リア「…………」
リンネ「まぁ、その話は後ででも大丈夫です。今気になるのは、今の貴方達ですよ。あれからの調子はどうですか?」
アレク「……!!」ビシュン!
エイジ「アレク!」
リア「アーちゃん!?」
ライド「ん!」
何とアレクはリンネに向かってストレートパンチを繰り出そうとしたが、ライドが瞬時に反応して、片腕で受け止めた!
ライド「随分な挨拶だねアレク?」
アレク「…戦闘に関しての調子がどうかと思ってよ…」
リセイ「そっちじゃねぇよアホ!この世界での生活のことを聞かれてんだ。」
アレク「………ふん…」
リンネ「あらまぁ!良いパンチですねぇ!一度ライドがリセイ君達と戦っただけはありますね…もっとも、その時よりも段違いに腕を上げているようですが。」
エイジ「…………」
ジン「まさか今回来たのは今の二つの理由の他にも、僕たちの強さも確認しに来た…とかはないですよね…?」
ライド「……正解。実はそれと頼みたいことが少し繋がるんだ。」
リセイ「……なるほど…そう言う事ならば今すぐにでも俺たち全員で実力をお見せしたいところなんですけど…」
リンネ「ええ、わかっています。艦娘さん達のことが気になるのですね?もちろんちゃんとお話ししに行きましょうか。」
アレク「そういやお前は初めてだったな。あいつらに会うのは。」
リンネ「そうですね。実に楽しみですね!リセイ君の部下達とはどんな方々なのか!」
リア「みんな可愛い人たちですよ!ね!リセ兄ぃ!」
リセイ「…ふっ。そうだな。みんな頼りになる存在で…俺たちの大事な仲間です。」
リンネ「…………本当に…貴方は私と最初に会った時以来、とても逞しく成長しましたね。転生神として貴方を転生させたことを良かったと思えます。」
リセイ「いや、それは俺だけではなくアレク達だってそうですよ。こいつらが居なかったら俺だってここまで強くなんてなれるはずなかったんだから…」
ジン「兄ちゃん…」
ライド「最っ高だねそれ!君達を転生させて僕も良かったよ!ま、ジンに関してはあの大馬鹿のおかげでもあるけどね。ほんと不本意だけど。」
アレク「そりゃ言えてらぁ。俺でもマルトと関わるのはごめんだぜ。会ったこともねぇが、オメェらでさえてこずった奴を相手にしたかねぇからな。」
ライド「僕達は神だからねぇ…人間とじゃ差があり過ぎるからこればっかりは仕方ないよ。」
リア「あ、そうそう!リンネさんライドさん!私、ジン君と付き合ってるんです!うふふ〜」
ジン「ちょ…リア!///」
リンネ「まぁ!貴女達はもうそんな仲に!?おめでたいですねぇ!」
ライド「うぐほっ!?まじでぇ!?早くない!?リアを転生させたのつい最近だよ!?」
リセイ「うっははは!まぁそんな話は中でしましょう。あいつらは待たせ過ぎたら怒りますから。」
リンネ「あら、私たちを招き入れていただけるのですか?」
ジン「………半分遊びに来たってのも目的の一つでしょう?」
ライド「はぁ…ほんと凄い洞察力だねジンは…神様顔負けだよ…」
アレク「おめぇらがそうなんだろうが。」
エイジ「まぁまぁ。」
リア「というかリンネさんまでこの世界に来て転生神界は大丈夫なんですか?」
リンネ「すぐに帰りますからそこは心配はありませんよ。ただ、念には念を入れてどんな存在でも入り込めない結界を張っておきましたが。」
ライド「神の作り出した世界はそんな簡単には入り込まれる訳にはいかないからね。ってか君たちは一回その禁忌を犯したけどね!」
エイジ「あ…黎斗達が迷い込んでしまった時のことですね…」
リンネ「……あれは…私達のせいでもありますからね…仕方ありませんよ。リセイ君と黎斗君が力を合わせれば神の領域にたどり着けると言う事でもありますが…それも一歩近づいた程度…とは言え、そもそも神に匹敵する様な力にまで成長したリセイ君達や…別世界の勇者ながら、凄まじい力を手にしている黎斗君達の力は決して侮れませんね…」
アレク「あんたらが異常過ぎんだよ!!大体神にも強い弱いがあんだろうが!あんたらは前者で化け物クラスなんだよ!リセイがどんなに力振り絞って勝てねぇなら俺にも勝てねぇっつーの…」
ライド「まぁそんなカッカしなさんなって。ほら、艦娘達を待たせてるんだろ?早く行こう!」
リセイ「…そうですね…こっちです。」
何とリンネとライドが正王鎮守府へ来日した。リセイ達を圧倒する実力を持つ彼らは一体、どのような事をリセイ達に頼むのであろうか…
〜間宮食堂〜
スタスタスタ…
リセイ達はリンネとライドを連れて間宮食堂へと戻った
吹雪「あ!司令官達!戻ってきたんですね!って…ライドさん!?」
艦娘「!?」ガタッ
神州丸(……あ…あのお方が提督殿達のお師匠でありますか…なぜか…無性に身体が震える…)
吹雪がそう声を上げると同時に全員が驚いていた
ライド「やぁみんな!こんばんわー!お邪魔するよ!おお!いい匂いがすると思ったら豪勢な食べ物がいっぱいだね!」
リセイ「良ければ一緒に食いますか?大勢で食った方が料理も美味いし。」
リンネ「それは嬉しい申し出ですが…その前にやるべきことがありますよ。」
サラトガ「あら?提督…そちらの女性は?」
電(はわぁ…す…凄く綺麗な方なのです…!)
リンネ「うふふ!初めまして艦娘の皆さん。私はライドの姉でありリセイ君の師匠でもある、リンネと言うものです。以後よろしくお願い致します。」
艦娘s「……………」
グラーフ「あ…貴女がアトミラールの!?」
松風「うっわ…こんなに綺麗な人初めて見た…」
悪雨「……リセイとアレク達の師匠でもあり、ライドさんの姉でもある…それが貴女なのね…想像以上に美しい人だね…」
リンネ「いやぁん!そんなに褒められると照れますわぁ〜!」
アレク「だははは!?お前そんな声どっから出してんだきっしょ!」
如月「きゃっ!?」
鳥海「ひっ!?」
なんとリンネは腹を抱えているアレクの額にデコピンをくらわせ、間宮食堂の出入り口を粉々に破壊しながら吹っ飛ばした!!
エイジ(……嘘だろ…リンネさんが何かをするところを見るのは初めてだったけど…まさかアレクがあんな吹っ飛び方をするなんて…ライドさんでもあんなことをしてるところを見た事ないよ…)
リセイ(……おいおいおいおい…マジかよ信じらんねぇ…!アレクの叫ぶ声すらも聞こえなかったぞ!?どんな速度でデコピンごときで吹っ飛ばしたんだ!?リンネさん…ここまで化け物だったのか!?)
艦娘s「……………」ガタガタガタガタガタガタ…
ライド「もー…リン姉ちゃんはいつもやりすぎだよ…」
リンネ「酷いですアレク君〜。私も一人の乙女なんですからそんなこと言わないでくださいよ…あ、ごめんなさい艦娘の皆さん…!出入り口を散らかしてしまいまして…すぐ元どおりに致しますね!はいっ!」
ブン!パァァァァァァ!
キュルルルルルルルル…
リンネは杖を振りかざし、破壊したボロボロのバラバラになった出入り口を時間を巻き戻して元通りにした!
伊良湖「す…凄い…」
ジン「………時間を巻き戻す力は僕たちには無いはず…やっぱり僕達とは桁が違う力を持っていますね…」
リア「…………正直久しぶりに会って、今のを見てても…手の震えが止まらないよ…アーちゃんをあんな一瞬で…」
リンネ「あ…あらあら…そんなに怖がらないでください…!アレク君はちゃんと生きてますよ!ほら。」トン!
パッ!
ドサッ!
アレク「ぶほっ!ゴホッ!ゴホゴホ!」
リンネは杖を床に軽く一突きして、アレクをリセイ達の目の前に出現させた!
ザラ「あ…ああ…」
霞「う…嘘でしょ……」ブルブル…
祥鳳「嫌っ…!」メカクシ
リセイ達と艦娘達が見たのはアレクが全身血塗れになって過呼吸を起こしていたところである。
一部は見ておれず、目を覆ってしまうほど惨い怪我を負ったアレクである…!
リセイ「……おいアレク!大丈夫か!今治してやる!」
リンネ「待ってリセイ君。私が治します。力加減はしたつもりでしたが…こうさせたのは私ですから…」
リセイ「……はい…お願いします。」
ポゥ…
ピュオン!
一瞬にしてアレクの傷を治し、額に強烈な一撃をもらう前の姿に戻った。
アレク「はぁ…はぁ…はぁ…おいテメェ…あの力…まさか1%の力も出してねぇだろ…!」
艦娘s「え…」
ライド「……………」
リンネ「正確には0.01%ですね。ですが、もしもライドを吹っ飛ばすなら1%ぐらいは出したかもしれませんが…」
エイジ「………凄い…流石ですよ…言葉では言い表す事は不可能ですね…」
艦娘s「………」ブルブル…
リセイ「……こう言う人たちなんだ…良かったろ?この人達が俺たちの味方で。深海棲艦との戦争ごっこに付き合う程身が軽いわけじゃないしな…」
ライド「ちょいちょい!勘違いしちゃだめだよ!?僕たちは君たちをとって食おうってわけじゃあないからね!?だからそんなに怯えないで!もう!リン姉ちゃあん!!」
リンネ「ご…ごめんなさい…!」シュン…
レ級「…………」
リセイ「…さて!アレクの悪ふざけは一旦おいといて、改めて紹介するぞ。ライドさんとその姉上であるリンネさんだ。みんなはもう知ってると思うが、二人は俺たちの師匠である。」
間宮「ど…どうぞよろしくお願い致します…」
リンネ「うふっ!そんなに畏まらないで下さいな。」
五月雨「凄く強いんですね…リンネさんも…」
清霜「アレクさんを一瞬で吹っ飛ばしちゃったもん…」
ライド「僕の150倍の強さを誇るからね。勝てる奴が居るなら教えてほしいくらいだよ。」
艦娘s「ッ!」ゾクッ…
リア「ちょっ!ライドさん!みんな怯えちゃってるじゃないですか!」
ネルソン「……大概のことにはもう驚かないと思っていたのだが…」
ベイ「お二人がadmiral達の味方で…師匠で良かったです…」
リンネ「私たちも世話をする者を選びますからね。誰彼構わず面倒を見るほど甘いわけではありませんから。ただ…リセイ君達は別ですが…」
ライド「澄んだ瞳を持って、自分よりも誰かを助けるこの5人だからこそ、僕たちは力になることができる。そうだろ?リセイ、アレク、エイジ、ジン、リア。」
エイジ「はは…お二人にそう言われると照れますね…」
ウォースパイト(admiral…貴方達はやはり…人間として超越しすぎてるわね…でも…私は…私たち艦娘は貴方が…admiralで良かった…)
大鳳(こんなすごい方達に認められる提督達も…やっぱり偉大です…)
リンネ「くんくん…あら?あの美味しそうなスープは何という名前ですか?」
伊良湖「あっ…あれはコンソメスープです…良かったら…っ…て…提督さん?よろしいんでしょうか…」
リセイ「…部外者や無関係な人なら即刻退場してもらってますが…リンネさんとライドさんなら話は別だ。この二人にも一緒に間宮食堂で食事を取って貰いましょう。間宮さん、伊良湖さん。お願いします。」
ライド「いぇーい!ちょうどお腹空いてたんだ!」
5人(神様でも腹って減るんだな(ね)…)
リンネ「でも…本当に私達も一緒に良いのかしら…」
大和「もちろんです!何より提督が一緒にって仰ってくれたのですから。さぁ、リンネさん達も提督達も、食事の再会といきましょう?」
アレク「ふっ…おい間宮!豚キムチはまだ作れるか?」
間宮「ええ!まだまだございますよ!どんどんと召し上がってくださいね!」
リセイ「リンネさん、ライドさん。話は食べながらでも出来ますよ。さぁ、こっちへ。アレク達も来い!」
ジン・リア・エイジ「うん!」
アレク「おう。」
ライド「リセイ…」
リンネ「ふふっ!ありがとうリセイ君!それじゃ、可愛い弟子達にお任せしましょうか。」
白露「あ、提督待ってよー!」
ろー「ろーちゃんも一緒に行くってー!」
不知火「司令!不知火もご一緒致します!」
リセイ「っはは!いいぞー!どんどん来いや!」
リア「ぷふっ…なんのノリなの?」
リセイ達はリンネとライドの手を引き、間宮食堂の奥の席へと案内した。
リンネとライドは一体なぜ、リセイ達の世界へと足を運んだのであろうか…
〜間宮食堂〜
ライド「うん!美味いね!これなんて言う食べ物?」モグモグ
ジェーナス「ミートソースパスタだよ!」
リア(神様って普段どんなものを食べてるんだろ…)
初月「……本当に美味しそうに食べるな…」
リンネ「まぁ、私達は食べても食べなくてもどっちだって良いんですが…」
リセイ・アレク(そりゃ神様だからな。)
霞「で、私達に一体なんの用があって来たん…ですか…」
リンネ「ふふっ!いつも通りで構いませんよ。そうですね…美味しい料理も堪能させて頂きましたし、そろそろ本題に移りましょうか。」
5人・艦娘s「!」
ライド「んぐ…んぐ…ふぅ…まずはどこから話せばいいかな…とりあえず先にこれだけは伝えておくよ。」
エイジ「………」
5人・艦娘s「!?」
旗風「え…?司令達が…」
香取「提督たちの命が…狙われているって…どう言うことなのですか?」
リンネ「順を追って説明します。私たちが普通の人間ではないことは当然の如くわかってはいますね?」
谷風「う…うん…」
リンネ「ならば、ジン君を操っていた者の存在は覚えておいででしょうか?」
潮「えっと…確か…マ…マルトっていう人でしたっけ…」
リセイ「……ああ。」
ライド「…そのマルトは僕たちが倒したから、あいつが蘇ったりすることは無いんだ。でも…」
リンネ「そのマルトさんの意志を継ぐ者が潜んでいた事を私たちは最近知りました。その名は「グラナルド」。マルトさんの双子の兄です…」
アレク「な…」
ジン「なんだって…」
艦娘s「………………」
あまりの衝撃の知らせにリセイ達を含め、艦娘達は言葉を失った…
リセイ「あいつに双子の兄が居たんですか!?…って…それはそれで驚きましたが…それと俺たちが狙われるのはどう関係するんです?」
ライド「実は…さ…グラナルドはやってはいけない禁忌を犯したんだ…」
エイジ「禁忌…?」
リンネ「……彼は貴方達…そっくりな存在…つまりドッペルゲンガーを作り出し、それぞれあなた達を狙うように命令したようなのです…」
リア「……………は?どう言うこと?」
ライド「……君たちが命を狙われてるって言うのはそう言う意味。唯一リアのドッペルは作り出せなかったみたいだけどね。(最近転生した君は新しすぎてコピーが間に合わなかったんだよ。)」
ライドは最後の部分をリセイ達にだけ心話で話した…
ジン「………ちょっと待ってください。どうして僕たちを狙うような真似をするんですか。リンネさんとライドさんの言ったことが本当だとして、グラナルドは一体何を考えているんですか!」
リンネ「マルトさんと同じ事ですよ。貴方達の邪魔が入らないよう、貴方達の力をぶつけて私たちに加勢に入らせないためです。グラナルドさんは直接私たちの元へ来るでしょう。今、私たちの住んでいる所では結界が貼ってある事は先程伝えましたが、正直グラナルドさんならその結界を解いてしまうかもしれません。」
ライド「だからあいつが僕たちの動きを調べていないうちにこうやってリセイ達に伝えに来たんだよ。」
大淀「何故ですか…リンネさん…ライドさん…どうしてそんなことを知っているのですか?」
リンネ「実は…既に一度、リセイ君のドッペルゲンガーが私たちの元へ攻めて来たのです。」
リセイ「なっ!?転生神k…いや、リンネさん達が住んでるところは大丈夫だったんですか!?」
ライド「そこは大丈夫。ドッペルゲンガーと言ってもリセイと全く一緒ぐらいの実力だったから軽く送り返してやったよ。そのついでに記憶のログを全部見させて貰ったのさ。だからあいつらとグラナルドの計画は全部筒抜けってわけ。そしてさらに余計な企みをしないようリセイのドッペルは僕たちの力で異次元空間に閉じ込めてあるよ。まぁ、いつまでも閉じ込められてる訳じゃ無いだろうけど…」
リア「ほっ…って安心してる場合じゃないです!グラナルドが攻めてくるなら二人とも無事じゃすまないですよ!!リセ兄ぃ達をコピーするくらいの力なんて…いくら二人でも…!」
艦娘s「………………」
リンネ「………そうですね…たしかに無事ではすまないでしょう…ですが、私たちも逃げるわけにはいきません。私とライドで、グラナルドはなんとかして見せます。ですが…」
ライド「僕たち二人の力を使ってもグラナルドを食い止めるのが精一杯なんだ…しかもリセイ達のドッペルは最初に君達を狙うんじゃ無くて…君たちの大事な者たちを奪おうとしてるんだよ!だから…!」
アレク「俺たち自身のドッペル野朗をぶっ倒せってか?」
全員「!」
アレクが口を開き、皆の注目を集めた
アレク「(ニヤ…)面白ぇ!そいつらが今どこにいるか教えろや!!要は俺たちに喧嘩売りに来たって事だろうが!」
リセイ「アレク…お前ってやつは…でも2人とも。出来れば教えていただきたい。俺たちの姿で悪巧みを実行されちゃ困る。それに…俺のドッペルは閉じ込められたままなのはあり得ません。俺をその世界に連れてってください!」
『だめ!!』
全員「!?」
白露「………だめだよ提督…もうあたしたちは提督に置いていかれたくない!そんな危険なところにどうしても行きたいなら…あたしはたとえ艦娘の立場を捨ててでもついて行く!」
リセイ「白露!?」
金剛「………テートク…sorry…白露と同じ気持ちネ…私も艦娘を辞めたって構わないヨ…だから…絶対について行く…!」
艦娘達全員がリセイ達を睨みつけるように、否が応でもついて行こうとしていた…
リセイ「みんな…」
ライド「……リセイ…艦娘達は本気だよ。彼女達のこの叫びを無視するのは流石に出来ないよね?」
リセイ「…………なぁみんな…ジンと戦った時から一体何年経ったと思ってるんだ?俺はもうおまえらを置いていく考えなんてとっくに捨ててるよ。」
艦娘s「!!」
村雨「じゃあっ…!」
リセイ「……俺に……俺たちに…力を貸してくれ…みんなの力が必要だ!!」
大井「当たり前です!!何を今更!」
熊野「私たちは最初からそのつもりですわ!」
エイジ「……でも…一体僕たちのドッペルゲンガーはどこへ…」
リンネ「リセイ君のドッペルは先ほど話した通り、アレク君とエイジ君は黎斗君達の世界から攻めに入るようです。」
アレク「あぁ!?黎斗達の世界だぁ!?」
悪雨「…リセイ達を救った戦友達の世界にまで…」
リセイ「……(ギリッ)許せねぇ…黎斗達の世界までも狙うか…」
エイジ「……なるほど…そうはさせない…彼らが黙ってやられらような玉じゃないのはわかるけど…やらせはしないよ…」
アレク「そもそも俺とエイジのドッペル程度じゃくたばるなんてありえねぇだろ…どの道俺たちに対する挑発に変わりねぇだろうが!」
リンネ「………そして、ジン君の行先はどうやら…アズールレーンの世界のようです…」
ジン「ア…アズールレーン!?そんな…結界まで貼ったのに…!」
リア「………っ…なんて奴…!ジン君やリセ兄ぃ達の姿を使うだけじゃなくて…私たちの大事な友達を襲おうとするなんて…許せない…絶対に許せないよ!グラナルド…!!」ワナワナ
ライド「……とにかく…君たちには今すぐに向かってもらいたいんだけど…その前に、リセイとジンに会わせたい人が居るんだ。リン姉ちゃんと君たち二人だけ、ちょっと行って来てくれるかい?すぐに済むから。アレクとエイジ。君たちは僕が用があるから、後で来てね。」
リセイ「………わかりました。」
ジン「…はい!」
アレク「……?まぁいいが…」
エイジ「はい…」
リア「えー?私はお留守番?」
リンネ「ごめんねリアさん。ほんの数十分とは言え、艦娘さんたちに何かあれば守れるのは貴女だけですから…お願いします…」
リア「…冗談ですよ!でも、早く帰ってきてくださいね。リセ兄ぃ、ジン君!気をつけてね!」
ジン「うん。わかってるよ!」
ライド「さて、念には念を入れて時を止めておくとしようか。」ダン!
ライドは右足で地を一蹴りし、一瞬にして時を止めた!
峯雲「……提督さん達が4人がかりでやった技を…」
江風「やっぱすげぇ…」
リンネ「…では、リセイ君とジン君。私の肩に触れてください。行きますよ!」
リセイ・ジン「はい!」
バシュウン!
ライド「じゃあ僕たちも行こうか。アレク。エイジ。」
アレク「おう…」
エイジ「はい!」
バシュウン!
鹿島「皆さん…ライドさんが時を止めてくれているとはいえ…早く戻って来てくださいね…」
リンネとライドはリセイ達に衝撃の事実を告げた…
リセイ達のドッペルゲンガーは彼らを狙うと共に、彼らの戦友達をも破滅へと導こうとしている…
一方のリセイとジン達に会わせたい人物とは…
そして、アレクとエイジにどの様な話をするのであろうか…
〜リンネサイド〜
バシュン!
リセイとジンはリンネに連れられて、真っ白な空間に訪れた
リセイ「……リンネさん。俺たちに会わせたい人と言うのは?」
リンネ「……先に言っておきます。貴方達はおそらくびっくりするでしょう。心の準備はよろしいですか?」
ジン(…?リンネさんの顔つきが変わった…そんなにすごい人なのかな…)「僕も兄ちゃんも大丈夫です…お願いします…」
リセイ「……」コクッ
リンネ「……それでは…」
ポォオオオオ……
リンネは杖を地に一突きしたのち、リセイとジンの目の前に青白い光を出現させた!
……リセイ達は目を見開き、とても喋れるような状態ではなくなっていた…
そして、リンネの力によって現れた謎の少女は蹴伸びをしていた…
リンネ「…………」
ジン「どうして…………どうして?……なんで………」ポロポロポロ…
リセイ「………そん…な…一体…どう…なってんだ…」
ストーリーBGM・キングダムハーツ2「Roxas」
https://youtu.be/5puYowHjSyQ
???「……!?リセイ!ジン!あんたらこんなとこで何やってんの!?ちょ…ちょっと待って!?リセイ!?死んだんじゃ…い…生きてる…!?リセイ…!!!」ガバッ!!
リセイ「っ!?姉貴…!!」
ジン「うわっ!姉ちゃん!」
謎の少女はリセイを見るなり、涙を流しながら二人に抱きついた!!
リセイ「あね…き…う…うう…姉貴こそ…生きて…」ボロボロ…
ジン「姉ちゃん…!姉…ちゃん…!!」ポロポロ…
ジンと同じように、リセイも大粒の涙を流してしまっていた…
リンネ「……3人とも…お気持ちは十分にわかります…ですが今はこうなった経緯をお話ししたいのです…」
???「うわぁ!?誰この美人すぎる人!ぐすっ…」
少女は泣きながらリンネの存在に驚いた。
リンネ「……まずは、『サノ』さん。貴方に、リセイ君に…そしてジン君あった全ての出来事を頭の中に映像を送ります…リセイ君達も構いませんね?」
サノ「えっ!?」
リセイ・ジン「…………………」ポロポロポロ…
リンネ「…………どうやら嬉しさのあまり聞こえていないようですね…まぁ、時間がありません…では、いきますよ。」
カッ!カンッ!
リンネはサノと呼ばれる少女に、リセイ達にこれまで起きた全ての出来事を見せた…
……………
サノ「……凄い…今の芸当…え?現代科学を超越してるやん……い…いやそんなことより……リセイ…ジン…あんた達…すっごい大変な目に遭ってたんだね…でも…こうやってまた会えて…嬉しいよ…!あたしはっ……!!」ギュ…
ジン「姉ちゃん…!うっ…うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
リセイ「姉貴っ…!!!あああああああああ!!!」
リンネ「……はぁ…時間がないと言うのに…まぁ仕方ありません…向こうでは時は止まっておりますし…少しだけ待ってあげましょうか…」
15分後…
ストーリーBGM・ライアーゲーム「prologue」(二回目・最終章前半)
https://youtu.be/x4dtbs-IRVc
リンネ「……落ち着きましたか?3人とも…」
リセイ「……………はい…リンネ…さん…これは一体どう言う事なんですか…どうして…姉貴は…」
ジン「…………」
リンネ「……一体どこから話せば良いでしょう…ひとまず…サノさんは生き返った訳ではありません。今も死んでいるままです…」
サノ「へぁ!?あたし死んでんの!?いやまぁ死んでたけどさ!ってかあたしたち家族はリセイ以外は全員病気で死んじゃったんだけど!?何がどうなってんの!?ええ!?」
リンネ「……サノさんの今の状態は幽霊と変わりありません。実態を持った幽霊と考えてもらって構いませんよ。」
サノ「い〜ひっひ!逃さへんでお客さ〜〜〜ん!!!って何やらせんの!!誰が幽霊じゃい!……まぁ…死んでたし、今見せてくれた常識はずれの力があったら信じないわけにも行かないよね…」
リンネ(……つくづくリセイ君の家系には驚かされますね…もう私たちの力に慣れています…)
ジン「リンネさん…姉ちゃんは…死んだままって事なんですか…」
リンネ「……そうですね…ぬか喜びとなりうるでしょうが…完全に現世に戻す事は出来ませんでした。」
リセイ「……どうして…姉貴はこうやって…俺たちの前に…」
サノ「………リセイ……」
リンネ「簡単に言わせていただきますが…半年以上前、ジン君がマルトさんの与えた力の断片によって蘇った事はお分かりですね?」
ジン「………はい……」
リンネ「その際に貴女やリセイ君の両親にも生き返る程のエネルギーが移ってしまったようでしてね。ですが私やライドがそれに気づいたのはほんとつい数日前でした…時間が経ちすぎて、エネルギーが無くなってしまい、両親はすでにあの世へと旅立ってしまいましたが…唯一サノさんにだけはまだエネルギーが微かに残っていました…しかしそのエネルギーも魂を復活させる程度しかなく…今サノさんが得ているその体は仮初の身体なのです。墓に埋められている遺体とはまた別の身体ですね。私がサノさんの魂の記憶を元にその身体を与えました。」
リセイ・ジン・サノ「……………」
リンネ「……私たちは転生神として失格です…貴方達の力になると言っておきながら…せっかく生き返るチャンスを逃してしまって…その上サノさんを死んだまま現世に戻すなんて…」
サノ「…いやいやいや!あたしは死んだままでもいいよ!だってこうやって可愛い弟達にまた会えたんだから!リンネさんって言ったっけ?ありがとう!あたしをこいつらに会わせてくれて!魂に語りかける事ができるリセイは墓参りに来ては自分がちゃんと働いてるって事を逐一報告してくれてたし!記憶も見せてもらったし…あたしは心残りなんてないよ!」
リセイ「姉貴…」
ジン「姉ちゃん…」
リンネ「本当に…貴方達と言う人は………どこまでお優しい性格を…」ツー…
リセイ・ジン・サノ「!?」
なんとリンネはリセイ達の優しさに涙を流していた!
リンネ「……ふふっ…!私がこんなことでは行けませんね!サノさん!先ほどお見せした通り、私たちやリセイ君達には時間がありません!再会を喜ぶのは後です!リセイ君!あなたに更なる力を与えます!」
リセイ「え!?俺に更なる力?ど…どういう事ですか!?」
リンネ「あ、ごめんなさい!リセイ君の力の前に、サノさんにも力を与えなくてはなりませんね。」
ジン「……姉ちゃんも!?」
サノ「おお!あたしもリセイ達みたいに大暴れできるの!?」
リンネ「それはダメです。貴方はどの世界に行っても死者の扱いになりますから…だから貴女には時戻しの力を与えます。」
サノ「へ?ときもどし?」
リンネ「『全ての時間を戻す力』ですよ。例えば誰かが無茶をして身体に大きな負担をかけてしまった時、あなたはその対象の人に触れるだけで万全の状態に戻す事ができます。」
サノ「うっそぉ!?何そのチート能力!それがいい!!お願いします!!」
リンネ「……ず…ずいぶん乗り気ですね……」
サノ「だってそんな凄い力が得られるなんて夢見たいじゃん!お願い!!あたしにその力を頂戴!」
リンネ「……よろしいのですか?使い方を間違えれば相手の存在そのものを無かった事にだって出来てしまうものなのですよ?」
サノ「えー?時間に関する力って全部危ないじゃん。それを易々と与えようとするってことは、その力を完全コントロールをする力もくれるってことでしょ?」
リセイ・ジン「姉貴(姉ちゃん)……さすがに凄い洞察力だ…」
リンネ「それを言うなら貴方達二人もですよ…全く…本当に神様顔負けですねぇ貴方達は…」
キュオン!パァァア!
リンネは再び地に杖を突き、サノに眩い光を纏わせた!
サノ「……ん?今ので終わり?」
リンネ「ええ。試しにこの槍の刃こぼれの部分に、念じながら触れてみてください。」ぱっ!
リンネは空間から刃こぼれた槍を取り出し、サノに手渡した。
サノ「うん…こう?」すっ…
ギュン!
なんとサノが触れた槍が神々しく輝く槍に変化した!
ジン「うわぁ…!」
リセイ「すっ…すげぇ…!まるで新品の槍だ…!俺たちには時を止めることはできても時間を巻き戻すことは出来ないぞ!」
サノ「うわーー!!すっご!!あたしにこんな力を宿してくれるなんてー!リンネさん!ありがとうー!」
リンネ「ふふっ…ええ!どういたしまして!」
サノ「あ、そういえばさ、どうでもいい事なんだけど…どうしてあたしの身体は16歳くらいに戻ってんの?あたしが生きてると仮定して、リセイ達より早く生まれてるから…あたしは26歳のはずなんだけど?十年も若返ってるよ!?」
リセイ「そう言われて見たら…」
ジン「…姉ちゃんの昔の姿だね…」
リンネ「………おそらく、魂を復活させる際にエネルギーが少な過ぎたのが影響して、再生させた身体もそれ相応の姿になってしまったのでしょう…」
サノ「あら〜…そうだったんだ…ま、いいけど。」
リセイ・ジン(……いいんだな…)
リンネ「…さて…だいぶ話が逸れてしまいましたが…改めて…」
リセイ「!」
リンネ「リセイ君。貴方に更なる力を与えます!」
何と謎の少女はリセイとジンの姉、サノであった!
奇跡的な再会に喜んでいる暇もないまま、リンネから新たに力を授けられようとしていたリセイであった…!!
一方…
〜ライドサイド〜
アレク「………で、だ…お前はなんの企みがあって俺たちを呼んだ?」
ライド「…うん。時間がないから要件だけ言うね。君たちの更なる力についてだよ。」
エイジ「!?更なる…」
アレク「力…?」
ライド「そう…その名も、『真・ハイパーモード』…!」
アレク・エイジ「『真・ハイパーモード』!?」
ライド「君たちがそのモードに達する条件は満たしてるよ。ただ、完全に開花するには…僕達神の試練を受けなきゃならない。」
エイジ「……まさか…」
ライド「察しの通り。僕と戦ってもらう。今頃リン姉ちゃんがリセイに僕と同じことをしてると思うけどね。僕は君たちを本気で相手にする…真・ハイパーは己の全てを解き放ち、全てのモードもハイパーモードを遥かに超越した力で敵を滅する力だ。それを解放するには…今君たちが持てる限界の力を引き出す……それが実戦形式さ。」
アレク「ケッ…つまり…殺しにかかってくるってことかよ…」
ライド「一言で言えばそうだね。逆に言えば、もしこの真・ハイパーをものにすれば、君たちは神に近い力を得ることになる。」
エイジ「そこまでして…どうやら僕たちのドッペルゲンガーは想像を絶する強さのようだね…」
ライド「………そりゃ向こうだって神に近い力を得てしまってるんだ。目には目を、だよ。負ける選択肢を選びたくないなら…君たちがより強い力を得るしか方法はない…どうする?」
アレク「決まってらぁ!相手しやがれライド!強え力が手に入るならなんだって構わねえ!おら!はやくしろ!!時間ねぇんだろ!?」
エイジ「……言葉はいりません…ライドさん!お願いします…!」
ライド「………話が早くて助かるよ…それじゃ…行くよ!『試練モード解放!!』」
アレク「ぐっ…!」ビリビリ
エイジ「っ…!初めて戦った時以来だ…この威圧…他の誰にも真似できない…!」ビリビリ
ライド「はぁぁぁぁぁぁぁぁあ……」ギロッ!
ライドは初めから試練モードを展開させ、アレク達を鋭い目つきで睨みつけた!
アレク「最初っから全開かよ…!なら俺達も!おおおおりゃぁあ!!!」
エイジ「『ハイパーモード』…!!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ライド・アレク・エイジ「………………」シュウウウウウウウウ…
互いに全身から熱気を発して、睨み合ったまま対峙した…!
戦闘BGM・Undertale「メガロバニア」
https://youtu.be/B2jVbSI9H4o
ライドは神速でアレクとエイジに突撃し、周辺を大爆発させた!
しかし、エイジが全力の防護結界を貼って防いだ!
エイジ(うぐっ!!じょ…冗談じゃない!!今のは僕の全力だった!それなのにこんな簡単に破かれるなんて…!あの時と全く違う…!!!僕達だってハイパーモードなのにっ!!)ビキビキビキビキ…
アレク「おおおおおおお!!!」
バギィ!!!ドドドドドドドド!!!バゴォオオン!!
アレクはエイジの結界を破られた後すぐに無数の拳で反撃した!
ライド「………」ヒュンヒュンヒュン!ガガガガガガ!!
だがライドは無表情でアレクの拳を親指だけで受け止めていた!!
アレク「くっそがぁぁぁ!!うぁりゃあ!!!」
ブォオン!!
ガッ!!
ライド「はっ!!」
なんとライドは殴りかかろうとしたアレクの脚攻撃を片腕で受け止めて、そのまま前後へ地面に叩きつけた!
アレク「ぐはっ!ごわぁ!!ぐぁ!!おぐっ!!」
エイジ「アレク!!はぁあ!」ダンッ!
エイジがアレクの助けに入ろうとした瞬間…!
ライド「進歩がないよエイジ。」
アレク「ぐほっ!!」
エイジ「うああっ!!!」
ドササッ!
ライドは掴み上げていたアレクの脚を振り回しながら、エイジに向けて放り投げた!!
エイジ「ぐぅ…くそ…」
アレク「んのやろ…!」
ライド「ダメじゃないか…あの時とあんまり変わってないよ…同じ手にやられてるようじゃ…真・ハイパーを得るどころか…僕に一撃与えることすらままできないね…」
アレク「うるせぇ!!!」ダァン!!!
エイジ「うおおおおお!!!」バァン!!!
ライド「さぁ…もっと本気でかかって来なよ!」
アレクとエイジはライドに何度も立ち向かい、何度も打たれ、倒され続けた…
二人はライドの試練を乗り越え、真・ハイパーモードを得ることができるのか…!?
同時刻…リセイ達は…
〜リセイ・ジン・サノサイド〜
リセイ「ぐうっ!!」
ズザザザザ!!
アレク達と同じように真・ハイパーモードについて聞かされたリセイはリンネと戦闘を始めていた!
ジン「兄ちゃん!」
サノ「リセイ!」
リセイ「ぐほっ!」ビチャッ…
リンネ「……リセイ君。一度休憩をとりましょう…」
リセイ「っ!全くもう!時間が無いんでしょうが!休んでる暇もないはずですよ!お願いします…!」
リンネ(……私は初めてリセイ君と戦っています…貴方という人は………何度も思います…)
リセイ・ジン・サノ「!?」
リンネはそう呟いた後、全てを飲み込むかのような強大なエネルギー弾を作り出した!
リセイ「………は?…何やってるんですか…そんなものをこの世界のどこかに一触れでもしたら…いくらリンネさんでも…」
リンネ「……ええ…ですから止めてみなさい…貴方の全ての力を持ってかかって来なさい。」
リセイ「冗談はやめてください!そんなこと…」
ブン!!
なんとリンネはリセイが言い終わる前に腕を振り下ろし、凄まじい勢いでエネルギー弾を放った!!
リンネ(………さぁ…止めてみなさい…貴方の真なる力を引き出して!!)
リセイ「………」
リセイはハイパーモードを展開させ、エネルギー弾に向かって突進した!!
リセイ「ぐうううううううう!!!!」
リセイがエネルギー弾を両手で抑えて、地への衝突を避けたが、勢いが僅かにエネルギーが上であり、徐々に押され始めていた!!
ジン「やはりダメだ!あれは普通のハイパーモードだ!」
サノ「リセイ!!足踏ん張って腰入れろ!男ならもっと気合い入れんかーーー!!!!」
リンネ(………やはり…だめ…なのでしょうか…)
リセイ(まだだ!!俺は…!!俺たちはこんなところで終わるわけにはいかねぇんだ!!たかが修行で命落とす間抜けになってたまるかぁぁぁぁ!!)
「う゛うううあああああああ!!!!」
リセイの全てをかけて、エネルギー弾を食い止めても、押され続けてしまう様子を見ていたジン達も諦めかけていた…
その時…!!
リセイ「……………え……?」
ジン「ぐっ!!!」
サノ「うあああああ!!」
リンネ「っ!」
突如として、リセイの身体が大きな光に包まれ、リンネのエネルギー弾を跡形もなく吹き飛ばした!!!
サノ「リセイ…あんた…」
ジン「やった…やったよ兄ちゃん…!」
リセイの周りに、通常のハイパーモードよりも多く稲妻が迸っていた…
リンネ「……っ!凄い…おめでとうリセイ君…!それこそが…」
リセイ「これが…真・ハイパー…俺が俺じゃ無いみたいだ…」
リンネ「いいえ。紛れもなくそれは、貴方が死への合間に見出した己自身の力です。アレク君達もきっと…真・ハイパーモードにたどり着くでしょう…」
ジン「アレクさん達まで…」
サノ「リセイ…大丈夫…?どっか変なところとか無い?」
リセイ「……大丈夫だ…力がみなぎる…これなら…」
ジン「…………」
リンネ「サノさんは戦闘が出来ないので、真・ハイパーはおろか、ハイパーにすらなることは出来ませんが…神と同等の力を与えましたのでそれで我慢してください。」
サノ「私はいいけど…ジンやさっき記憶で見たリアちゃんは?真・ハイパーにはなれないの?」
リンネ「もちろん可能性はあります…ですが、お二人ともまだその器が完成していません…逆境…!貴方達が更なる逆境を味わえば、その力を見出せるかもしれません…しかし…」
ジン「わかってます。僕達まで教える時間はないってことですね。大丈夫。自分の力で切り開いて見せます!」
リンネ「……ええ!楽しみですね。その時が。」
リセイ「…………っ!」
リセイの真・ハイパーモードが解けてしまった…
リセイ「……ハイパーモードの倍は体に負担がかかりますね…この力は決戦用に取っておくべきだな…」
サノ「まったく…しばらく見ないうちに逞しくなりすぎだっての…アホ!」ビシッ
リセイ「いて!」
リンネ「ふふっ…さぁ…後はアレク君達が来るのを待つだけです…ライドが私と同じことをアレク君とエイジ君にしているはずですから…」
リセイ(……お前らも真・ハイパーに…)
一足先に真・ハイパーモードを会得したリセイ。
残るはアレクとエイジの真・ハイパーモードの到達…彼らもその領域に足を踏み入れることが出来るのか…?
リセイが真・ハイパーモードにたどり着いた直後…
アレクとエイジもライドによってその力をひきだされようとしていた…
アレク「うごぉ!!」
エイジ「ぐぅ!!!」
スタッ!
ライド「…………まだだね…君たちはハイパーモードを解放しただけだ。そんなものは真なる力ではない。ただ強いパワーを体に纏わせただけさ。」
アレク「ぐっ…くそったれが…!んなことわかってんだよ!」
ライド「わかってない!!君たちはなんのためにあの世界に転生したんだ!!力を振り撒くだけで何も役に立たないことばかりだったよ!」
エイジ「……たしかに…僕もアレクも最初は…世界を救おうとはしなかった…だけど!僕たちはもう自分勝手に生きたりはしない!リセイが…艦娘達が僕たちを変えてくれたから!」
ライド「…………口だけならなんとでもそう言うことを言えるんだけどね…本当に変わったと言うなら…僕が今から放つ技を防いでごらんよ。君たちの居る世界へ放つエネルギーをね…」
アレク「……………は?」
エイジ「……な…何を…言って…」
ライド「……元々あの世界に蔓延る敵が多く増えすぎたせいで、別次元からもさまざまな悪が入り込むようになってきているからね。いくら君たちが強い結界を張ろうともそれを打ち破る物だっていずれは出てくる。ならばもういっそ…」
アレク「ざっけんな!!!いきなり何考えてんだてめぇ!!」
エイジ「…………いくらなんでも理解に苦しみますね…僕たちがそんなことをさせると思ってるんですか!?」
ライド「もうあの世界が存在する必要はないよ。もし本当に救いたいと言うなら止めて見せなよ。」
アレク「おいおい…よく考えやがれライド…てめぇは転生神だろうが!!俺たちがいるからあの世界も今まで平穏を保ててたんだろうがぁ!ライド!お前がそう言ったんだろ!?」
エイジ「……!!止めます!もし本気でリセイや、アレクや僕…ジンやリア…そして艦娘達がいる世界を滅ぼすと言うなら…!全力を持って止めます!!」
ライド「なら証明してよ。君たちが…世界を守ることができると言うなら……ね!!!」
ブォン!!!
アレク・エイジ「!!!!!」
なんとライドは自身の頭上にとてつもない大きさのエネルギー弾を作り出した!!
アレク「………止めてやる……」
エイジ「僕たちが守ってみせる!どんなものが相手でも!!」
ライド「……………期待するよ…さあ!止めてみなよ!!!」
ブン!!
ライドはアレクとエイジに向けてエネルギー弾を飛ばした!!!
ライド(止めてくれ…!このくらいの力でないと真・ハイパーモードには辿り着けない!アレク!エイジ!)
アレクとエイジは全ての力を解放して、エネルギー弾に向かって2人がかりで押さえ込んだ!!
ライド「っ!まさか!?あのエネルギーを押し返してる!?かき消すつもりだったのに…こんなにも早く…!?」
シュウウウウウウ………
アレク、そしてエイジは、ライドの放ったエネルギー弾を見事かき消した…!!!
アレク「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」ギュンギュン!
エイジ「ふぅ…ふぅ…くっ…」キュイイイイン…
さらに、二人の体から神々しい光が迸り、凄まじいパワーが溢れていた!!
スタッ!
ライド「………本気で艦娘達のいる世界を消すつもりはなかった…だけど君たちは…すごいな…本当に…まさかこんなに早く…」
エイジ「こ…これが…」
アレク「真・ハイパー…か?ぐお!!」
バシュゥン!!!
二人は元の状態に戻ってしまった!
ライド「……はは…おめでとう!早いなんてもんじゃない…もはやえぐいね…君たちの戦闘の才能は…」
アレク「ふざけんじゃねぇっ…!こっちはマジで死にかけたんだ…才能なんて安い言葉で片付けてくれんなよ……」
エイジ「…………」
ライド「ふっ…そうだね。悪かった、言い直そう!」
エイジ「……ありがとうございます…ライドさん…!」
アレク「けっ…」
リセイに続き、アレクとエイジも真・ハイパーモードにたどり着いた二人は、ライドと共に一時の休息を取ったのであった…
〜リンネ・リセイ・ジン・サノ サイド〜
リンネ「休憩はもう大丈夫ですか?貴方達には一刻も早くそれぞれへの世界へ赴いてもらわなければ…」
ジン「問題ありません。その前に、一旦みんなの元へ戻らないと…」
サノ「戻るって…さっきの艦娘って子達のこと?」
リセイ「うん。今は俺の部下だけど…それ以上に、信用できる奴らだ。」
サノ「へぇ…そりゃ楽しみだわ。あんたがどれほど慕われてるか見てみようじゃない。」
リンネ「ふふっ…では、一旦あなた達を元の世界へ戻しましょう。私は…ライドと共にグラナルドさんを迎え撃ちます。さぁ…お行きなさい。後のことは頼みましたよ…」
ジン「縁起でもないことを…」
リセイ「リンネさん…俺たちは信じてます。あんたとライドさんが必ず勝つって…」
リンネ「…!ええ。こちらのことは心配無用ですよ。必ず…必ず勝ちます!」
リセイ「………ふっ…また会いましょう。」
リンネ「………」カンッ!
シュウウウウウ……
リンネは杖を地に突いて、リセイたちを元の世界へ戻した。
リンネ「……ライドもじきにここに戻るでしょう…さ、私も神として腹を括らないといけませんね…」
〜ライド・アレク・エイジ サイド〜
ライド「よし!君たちはもう大丈夫だね!僕は二人を元の世界に戻してからリン姉ちゃんのとこへ戻るよ。」
エイジ「ライドさん…貴方も神さまなんですから…同じ神とはいえ、グラナルドと言う奴に負けたりしないでください…」
ライド「心配はいらないって!僕もリン姉ちゃんもそんな簡単にはくたばらないよ。大丈夫!」
アレク「……まぁいい…テメェらも急いでんだろ?さっさと俺たちを帰しやがれ!」
ライド「わかってるわかってる!じゃ、それぞれの世界のことは頼むよ!僕たちも必ず勝つ!」
アレク「ああ…」
エイジ「はい!」
バシュン!!!
ライドはアレクとエイジの体に光を纏わせ、そのまま姿を消させて、元の世界へと送った!
ライド「………さて、リン姉ちゃんの方はとっくに終わったみたいだ…僕も急ごう!」
スッ…
ライドはリンネの元へ、戦闘の準備を整える為に向かった…
〜間宮食堂〜
バシュン!
リセイ「戻ってこれたな!あとはアレクとエイジだけだ!」
ジン「あの二人ももうすぐもどってくるよ。」
サノ「オーノー…すっごい広いなあここ…」
リア「ジン君!リセ兄ぃ!遅いよもう!ってあれ?その子は?」
サノ「………か…」
リセイ・ジン「か?」
その場の全員「!?」
サノは突然悲鳴のような声をあげてリアに抱きつきつつ、ジンにちょっかいをかけていた。
リア「あぁあ!?///ちょちょちょ!?いきなり抱きついちゃあ!?」
リセイ(……出たよ…姉貴の癖…)アタマカカエ
ジン「ね…姉ちゃん…///」
朝風「司令官?この人は一体誰なの…?」
朧「なんか…すごく誰かに似てるような…」
リセイ「………この人は…俺とジンの…実の姉であるサノという名前だ。」
親潮「は…」
大淀「え…」
30分後…(時止め中…)
あらかた説明を終え、詳細を聞いた艦娘たちは、驚きを隠すことなぞ出来なかった。感動のあまり、涙を流す者まで居た。サノは既にリセイ達の事情をリンネの力による記憶で知っており、艦娘たちの反応を見て、サノ自身も嬉しくなって少し涙を流していた。
サノ「…まぁ、そう言うことで、貴女たちの事情はよく知ってるし、貴女達も私の事を詳しく知ってくれた。説明するのってこんなに疲れるもんだっけね?」
鈴谷「提督…ジン!良かったね!ほんとに…鈴谷も泣けてきちゃったよ…」
電「司令官…姉弟3人揃いましたね…」
武蔵「………こうして見ると本当に家族のオーラが出てるな…」
レ級「ほんと…血の繋がった姉弟が全員揃ったんだ。リセイ達にとってこれほど嬉しいことはないんじゃないの?」
リセイ「ふっ…もちろんそうだが…それと同じくらいお前らと出会えて良かった…俺たちの事情はお前たちにしか知ってほしくないしな。」
比叡「司令…」
リア(……さっきは唐突すぎてよく見てなかったけど…サノさんってめちゃくちゃ可愛い…って言うより肉体が若返ってるって言ってたよね…じゃ本来の姿になったらどれだけ美人なんだろ…)
サノ「ん?なにー?リアって言ったよね?あたしの体に何か付いてる?」
リア「あ!ううん!なんでもない…です!サノさん!」
サノ「あはは!あたしのことはリアの好きな呼び方で良いよ!それと、敬語はいらない!いつも通りに話してね!」
リア「…!うん!ありがとう!サーちゃん!」
サノ「おっほぉー!良いねそのあだ名!」
摩耶「………仲良くなんの早すぎだろ…やっぱ似てるな…提督に…」
鹿島「ジンさんにもですけど…」
リセイ達と艦娘たちがそうやって話していると…
バァン!!
全員「!!!」
アレク「ふぅ…やっと戻ってきたぜ…」
エイジ「今戻ったよ。みんな!」
リセイ「アレク!エイジ!やっと来たか!」
ろー「アレクさん!エイジさん!おかえりなさいです!」
満潮「……これで役者は揃ったわ。司令官!」
リセイ「ああ…」
サノ「……」
エイジ「……君がサノだね。ライドさんから話は聞いたよ。リセイとジンの実の姉なんだってね。僕はエイジ。リセイの仲間です。よろしく。」
サノ「…!うわ…すごい礼儀正しいじゃん…へへっ!こちらこそよろしく。エイジ!良い仲間持ったじゃんリセイ!」
リセイ「信用できる奴らさ。背中を預けられるほどにな。」
アレク「俺たちのことも知ってんなら話は早え。俺がアレクだ。」
サノ「お!アンタがアレクだね?リセイのライバルらしいじゃん!うちのバカ弟達の世話してくれてありがとうね!ついでに、これからもめんどうみてやってくれると嬉しいよ!」
アレク「……ふん…」
パンパン!
互いに自己紹介を済ませ、リセイが本題に入ろうと注目を集めた
リセイ「みんな!とりあえず俺たちの家族団欒に時間を費やす暇はない!俺たちにはやらなきゃならないことがある!それぞれの世界に行って、みんなを助けるぞ!だが今回は俺たちの力だけでは足りない!だから…」
弥生「わかってます…みんな一緒に戦います…」
リア「でも…誰がどの世界に行くかだよ…」
ジン「艦娘達みんな一緒に連れて行くと正王鎮守府の守りが無くなるからね…」
エイジ「……ローテーションしたら良いかもしれない。」
祥鳳「!どう言うことですか?」
エイジ「簡単だよ。僕たちは三つの世界に行くんだ。ならば3つの艦隊を使って6人ずつ、一緒に出撃すればいい。メンバーはランダム。それと、交代のタイミングは…」
アレク「燃料、それか弾薬が尽きればだろ?それ以上の戦闘をしても、言い方を悪くすりゃ足手まといだ。」
リセイ「…ふっ!お前ら…俺よりも艦娘たちの心配してねぇか?」
アレク「っせぇな!黙ってろ!!///」
ジン「ぷっ…」
サノ「ぷくく…」
リセイ「…だが、俺も同じような考えだった。俺だってみんなが心配だ…でもそれ以上に、その心配が杞憂に終わると信じてる!お前らはもう強すぎるしな。」
大和「提督…みなさん…!」
リセイ「誰が最初に俺たちについてくるか、それはみんなで決めてくれ。」
リア「それなら、交代する時はそれ専用のゲートも作っておかなきゃね!」
明石「あ!それもそうですね!」
ジン「うん。みんなが安全に交代できるようにね…」
リセイ「………さ、そろそろ行こうか。姉貴…俺と来てくれ。変に離れるより、一緒に居た方が守れる。」
サノ「……わかった…そのかわり…しっかりあたしを守ってよ?信じるからね。」
リセイ「まったく…弟を信用出来ないのか…?」
サノ「冗談!そんじゃ、任せるよ!」
ジン「兄ちゃん!僕とリアはアズールレーンの世界に行くよ!どうしても僕の鏡の存在と戦って見たい…それ以前に…リアが助けたアズールレーンの世界は穢されたくない!」
リア「…ジンくん…」
リセイ「……止める理由はないさ…だが…気を付けろよ…」
ジン「うん!わかってる!」
リセイとジンは右腕同士で手を掴み合った!
サノ「はは…あたしの弟達もすっかり男前になっちゃってからに…」
リア「わかるー!二人ともカッコいいよね!!ジン君は特に…その…///」
サノ「うははは!リア!ジンをよろしくね!」
リア「う…うん!///」
アレク「じゃ、俺とエイジは黎斗達の世界だな…俺たちの真似をしてる奴らを殺したい半分、黎斗たちに手を貸してやるのを半分って感じだがなあ…」
エイジ「リセイ…良いだろうか?」
リセイ「…ああ…本当なら俺が行きたいところだが…俺自身のドッペルに好き勝手させるわけにはいかない…黎斗達のことは頼んだぞ!あいつらだって絶対に死にはしないが…それでも万が一と言うこともある!」
アレク「随分と黎斗達のことを買ってるじゃねえか。まぁそれほど信用してるってことだろうが。」
リセイ「はっ!当たり前だ!」
金剛(……ワタシたちも…一緒に…テートク!みんなで!)
白露(提督達と一緒に戦えるってだけで…すごく闘争心が湧き出る…絶対に提督は守ってみせる!)
翔鶴(私たちは…提督達には及びませんが…それでも、敵の雑兵くらいは掃除できます…!必ず勝ちます!)
皆がそれぞれの結束を固め、リセイたちと共にそれぞれの世界へと向かおうとしていた。
リセイ達のドッペルゲンガーは一体何をしようと言うのか…そして、黎斗達やアズールレーンの世界の人々はどうなってしまうのだろうか………!!
10:00
〜正王鎮守府・グラウンド〜
リセイ達と艦娘たちはグラウンドへ移動して、それぞれの世界に向かう準備を整えていた。
リア「リセ兄ぃ!私とジン君はもう準備は出来てるよ!ゲートを開いて!アズールレーンの世界の人たちが心配!」
リセイ「わかった!だが…さっきも言ったが気を付けろ。相手はジンのドッペルだ。何をしてくるかわからん上に見た目はジンとそっくりらしいからな…決して惑わされるなよ!」
ジン「本物がここに居るんだから邪気とかで間違えることなんか無いと思うけど…」
リア「あはっ!大丈夫!私が好きなのはここに居るジン君だけだから!」
ジン「っ!///」
アレク・長波・川内・松風「はいはいごちそうさま(だぜ)」
サノ「……ぷっ…」
リセイ「茶番繰り広げてる暇はないんだが…まぁいい…最初に向かうのはジンとリア達…そして、秋月型の四人とアブルッツィとガリバルディだな…ジンとリアを頼むぞ。6人とも!」
照月「はい!任せて提督!」
ガリバルディ「ジンとリアに遅れは取ったりしないから安心してな!提督!」
リセイ「ああ…!」
〜〜〜〜〜
リセイ「さて…開けるぞ!!どりぁぁあ!!!」
バギィ!!
リセイは力一杯に空間を殴り、アズールレーンへ続く世界への道をひらけた。
ジン「……兄ちゃん…みんな…先に行きます!そっちも頑張って!」
エイジ「ジンたちも油断は禁物だよ。」
アブルッツィ「ええ!常に気を張っておきます。」
リア「よーし行くぞぉ!!」
秋月「了解です!」
タタタタタタッ!
ジンたちは空間に入り、走ってアズールレーンの世界へと向かった!
アレク「俺たちも黎斗達の世界に行くぞ。さっさとしねぇと手遅れになる可能性だってあるだろ。相手は神の力も含んでんだろ!」
エイジ「……そうだね…僕もその意見が当たりだと思う…」
リセイ「……決して油断するな…真・ハイパーモードがあるとは言え、お前らだって無敵な訳じゃないんだ。」
アレク「安心しろや。てめぇから完膚なきまでの勝利を得るまでは死なねえからよ…」
サノ「気に入られてるなぁリセイ…ちゃんと相手してあげなよ?」
アレク「その言い方だとおれが構ってちゃんみたいじゃねぇか!」
サノ「あら?違うのかな?」
アレク「ちげぇ!!///」
艦娘s「ぷっ…」
エイジ「とにかく…早くゲートを開けよう!アレク!!」
アレク「わかったようるせぇな!おぉあらぁ!!」グオン!!
悪雨「くっ…!いつ見ても凄い拳撃だ…私もやってみたくなるね…」
アレク「俺たちに着いてくる艦娘どもはさっさとあとに続け!置いてくぞ!」
祥鳳「あ!待ってくださいアレクさん!」
霧島「今行きますよ!」
アレクの号令で霧島、祥鳳、龍鳳、瑞鳳、レーベ、マックスが集った!
マックス「アレクたちについていくのはいいけど、もし最初に本命の敵にあったらどうするつもり?」
アレク「決まってらぁ!そのままなぶりごろs…むぐーー!?」
エイジがアレクの口を塞いで、こう言った。
エイジ「とりあえず君たちは僕たちのそばを離れないこと。そして、本命であるドッペルゲンガー…つまり僕とアレクの分身が出た時、君達は絶対に手を出してはいけない。約束してくれるね?」
レーベ「……うん。提督にもそれは散々聞かされたしね。大丈夫。指示には必ず従う!」
アレク「ぶはっ!てめっ!窒息するだろが!」
エイジの手を振り払い、文句を言うアレク。
しかしエイジはすぐに言い返し…
エイジ「先走って変なことは絶対にしては行けないよ。リセイにもそう言われたはずだ。それに僕たちがいく世界は黎斗たちの世界だ。基本は彼らに任せたほうがいいのさ。僕たちの役目は彼らの支援だ。」
リセイ「その通りだアレク。あいつらは強い!絶対大丈夫だ…と言いたいが…もしもの時のためにお前らが居る。あいつらを助けてやってくれ!」
アレク「……わーってるよ…」
龍鳳「提督!私たちも行ってまいります!」
瑞鳳「そっちも気をつけてね…絶対帰ってきてね!」
リセイ「そのままセリフを返すぞ瑞鳳。無理だけは絶対にするな!」
霧島・祥鳳・龍鳳・瑞鳳・レーベ・マックス「了解!」
タッタッタッタッタ!!
アレクとエイジ達も霧島達を引き連れ、黎斗たちの世界へ向かった!
リセイ「さぁ…最後は俺たちだ。姉貴、俺のそばから離れんなよ。」
サノ「うん…頼りにしてるぞ。弟よ!」
朝潮「行くのは私と満潮と…」
曙「潮と一緒に私も行くわよ!」
吹雪「私も叢雲ちゃんと一緒に行きますよ!」
リセイ「……後ろの守りは任せる。俺にとってはお前らが頼りだ。よろしく頼む!」
満潮「今更すぎんのよ…さっさとゲート開けなさいな。」
叢雲「安心しなさい司令官。後ろを気にするようなことがないように掃除してあげるから。」
リセイ「頼もしいんだか怖いんだかよくわからんな!?全くもう!……はっ!!」ガンッ!!!
潮「っ!提督の次元割りも…すごく身体に響きますね…」
朝潮「三年も居れば流石に朝潮も慣れます。司令官!いきましょう!」
曙「クソ提督も無茶だけはしないでよ…お願いだから…」
リセイ「おう!他のみんなも…ここは頼む!交代する奴はまた後でな!いくぞお前ら!」
吹雪・叢雲・朝潮・満潮・曙・潮「了解!!」
ダダダダダダダダ!!
リセイ、そしてサノと吹雪たちもドッペルゲンガーのリセイの元へ向かった…
伊良湖「提督さん…どうかお気をつけて…」
明石「大丈夫。必ず無事に帰ってきます!生きてさえいれば…私たちだって治す技術もあるから…!」
正王鎮守府に残った艦娘達は、彼らの帰りを…無事を祈るばかりであった…
続く…
最後の戦争編主題歌候補一覧です
前書きの通り、既に決めさせて頂いておりますが、他の組み合わせでも聴いていただけると幸いです。
OP
Superfly:「alright‼︎」(一章OP、全SS主題歌)
アイシールド21「breakthrough」(二章OP)
ONE PIECE「One day」(最終章OP)
鬼滅の刃「紅蓮華」(アズールレーン編OP)
銀魂「桃源郷エイリアン」
青の祓魔師「IN MY WORLD」
僕のヒーローアカデミア「THE DAY」(優柔不断な転生人と怪物狩りの転生人OP)
僕のヒーローアカデミア「ポラリス」
ED
クレヨンしんちゃん「ファミリーパーティー」(一章ED)
BLEACH「乱舞のメロディ」(二章ED)
プロメア「inferno」(最終章ED)
るろうに剣心「Mighty Long Fall」(アズールレーン編ED)
家政婦のミタ「やさしくなりたい」
NARUTO「LIFE GOES ON」
銀魂「サムライハート」(優柔不断な転生人と怪物狩りの転生人ED)
涼宮ハルヒの憂鬱「super diver」
おおっ!ついに始まりましたな~!!
とりあえず今のところ平和ですが…ワクワク展開になるんでしょうな♪
楽しみにしてますね\(^o^)/
こんばんわぴぃすうさん!
始まりました最後の戦争編!
まだ初っぱなですが、しばらくはまたよろしくお願いします!
こんにちは~♪
今回もバトル凄いですね!!
僕的には、リアの「大和さんにお姫様抱っこ~」が最強に萌えましたが(笑)
負けても余裕あるやんリアちゃん♡
レ級ちゃんもおつ~♪
ぴぃすうさんコメありです!
はい!彼ら5人とレ級の戦いは艦娘達の目を魅了する形にしました!
リアのあのキャラがみんなの癒しになっておりますw
レ級も悪雨とほぼ互角でしたが、ほんの少しだけレ級の方が強いので、彼女を参戦させました!
ばんちゃです~♪
わーお♡ジンとリアがリア充になっとる~!?(笑)
とりあえずジン君、艦娘達にリアをNTRされないよーにねっ( ̄▽ ̄)フッフッフ
毎度!ぴぃすうさん!
この二人はそんじゃそこらの邪魔が入った程度では絆は壊れません!w
リセイはともかく、アレクやエイジにも良い人が見つかると良いなぁ…
こんばんわ
最後の戦争編も楽しく見させていただいてます
艦娘達との絆が強く感じれる表現が伝わります
リセイとアレクの掛け合いでいつも笑わせてもらっておりますw
どうもムーキーさん!
拙い描写ながら、お褒めの言葉感謝です!
リセイ達はいつもああなんです…w
こんちゃ~♪
早い更新…筆が乗ってますね~!!羨ましい(笑)
アキト君の鎮守府も強い絆が出来てますね!良い演習になりそう♪
こんにちわぴぃすうさん!
そうなんです!モチベも時間も出来上がって、SS!書かずにはいられない!って心境ですw
正王鎮守府と莫科鎮守府は兄弟会社みたいなものですからねー
第二章の初めて視察に来た時からリセイに憧れてるアキト君です…笑
リセイとアレクの掛け合いが異次元過ぎて一周まわって二周まわって三周まわってよく分からなくなってきてしまった...
体調にお気をつけて執筆なさってください!
>>11さん
ありがとうございます!ありがとうございます!
体調を万全に安全に健全?にして書きます!
リセイ達の仲間は全員がぶっ飛んでまーす!w
おひさで~す(^o^)
演習では正王の艦娘達はやはり格が違いましたね!!
ラスボス達も暗躍を始めましたし…今後の展開が楽しみ~♪
ぴぃすうさんおはようございます!そしてお久しぶりです!
もう彼女らは艦娘の域を超えてしまってますからね。仕方ないね(真顔)
さぁ、ラスボスの正体は勘のいいぴぃすうさんならわかっていると思いますが、裏ボスの名前はすでに出ております。
最後には大乱闘になってしまうかもしれまん…!
ばんちゃです~♪
いよいよ大乱闘に向けて、役者が揃ってまいりましたね!
派手にいきましょ♪派手に♡(笑)
ぴぃすうさん毎度です!
次回は本当に派手に行きますよー!
ほんの少し次回予告すると、転生人組・艦娘組・転生神組でのお話?が開かれております…笑
ばんちゃです~♪
わーお!リン姐さんハンパねー!!(笑)
もうこいつだけで良いんじゃないかな?リセイ(主人公)ガンバっ!!www
毎度の事ですがロリ好きアレクちゃんは不憫枠ですな~(大爆笑)
こんばんわです!
そうなんです。リセイにとってリンネとライドはトランプで言うジョーカー的存在なので何をしようと無駄なのです。(真顔)
師匠と言う程で話を進めるリンネ達の判断力は流石は神様と言えるでしょう!w
アレク「俺はロリじゃねぇ!」
アルティ「メタいぞアレク君!?」
リセイ「ぷっ…」
こんちゃ~♪
いよいよ楽しくなってきましたね~♡
グラナルドにドッペルさんたち…展開が楽しみですな♡
うーん…今日も眠れない、眠らせない♪(笑)
お久しぶりですー!ぴぃすうさん!
多分…多分ですが文字が埋まり切らないかもですので第二部も用意するかもしれません…w
さぁ…最後に笑うのは誰だ…!
こんちゃ~す♪
なんだと…ここに来て新キャラだとぉ?
嬉しいじゃあーりませんか♡(笑)
それにしても凄い更新スピードですなぁ
!!
私も見習いたいのですが…超絶スランプなのです!困ったのです!仕方がないのですっ!!(笑) (´O`)°エーン!
こんにちありです!ぴぃすうさん!
はっはっは…最近頭に文章が浮かぶもんで…仕方ないね
はいー!新キャラです!名はサノと言うリセイとジンの実の方姉を登場させました!
リンネ殿の与えた能力、時戻しの力は使い方によってはリセイ達を簡単に殺ってしまうかもしれない力です!
こんちゃ~す♪
流石はリセイですね♪一足先に真・ハイパー到達おめ~♡
確かに修行で死んだら洒落にならんもんね(笑)
しかし…物腰柔らかでもリン姐さんは容赦ないな…怖っ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
さあ♪アレクもエイジもガンバやね!!特にアレク…ロリってる暇はないぜぇ~♡(笑)
コメありでふ!ぴぃすうさん!
神様の強さはもう手に負えないどころではない(真顔)
アレクやエイジの真・ハイパー!書いてる僕も楽しみです!w
アレク「だ・れ・が!ロリってるってぇ!?」(怒)
リセイ「ばははははー!」(ゲラゲラ)
エイジ「はぁ…」
アルティさんおかえり~♪待ってたぜぇ!!(笑)
めでたくアレク&エイジも真ハイパー到達しましたね!!
最後にライドさんが某破戒僧みたいになってて腹筋崩壊www
この先の展開が楽しみです♪
ちなみに私は1月より酷い帯状疱疹で休業中なのです…
更新までしばらくお待ちを…(;ω;)トホホ
お片付け♪✖︎4
るろ剣ネタに気づいてくれましたか!さすがぴぃすうさん!
ということで久しぶりです!
私は帰ってきたぁ!
お体は大事になさってくださいね!
俺はいつでも更新待ってます!
アルティさんこんちゃ~(^o^)
役者も揃って、ついに多方面同時のバトル開幕ですねぇ!
力んで力んで力を溜めときましょ♪
【力み無くして解放のカタルシスはありえねェ】って某地上最強の生物さんも仰っておられますし…ね♡(笑)
こんにちはーぴぃすうさん!
いやぁこの先どうなるか俺自身もわかりませんねえ〜(しらきり)
力みすぎて空回りするのもいつも通りでごぜえます…