2021-10-12 23:14:08 更新

概要

お待たせしました!「救い」シリーズの④話目です!①〜③話を読んでない方はそちらを先にお読みください。


前書き

提督…トラック泊地在任。ここに来るまで様々な役職を転々としていた。亡命したサミュエルの対応に追われる。





金剛…帰国子女。友軍救出作戦で被弾する。




比叡…熱血少女。サミュエルの亡命に対し、意外にも慎重な態度をとる。





榛名…冷静沈着。よく気配りができる。救出した友軍を励ます。





霧島…頭脳明晰。判断力が高い。金剛に庇われ被弾を免れるが、負傷した金剛を見て落ち度を感じる。





朝潮…遠征中、アメリカ艦隊に攻撃され救難信号を発し、金剛たちの助けを待つ。





満潮…遠征メンバー。悪態が目立つ。





荒潮…遠征メンバー。豪胆な性格。





大潮…遠征メンバー。意外と運が良い。





アイオワ…遠征艦隊を襲った旗艦。冷酷で残忍な性格。実験と称し、ジョンストンたちを相手もろとも撃った。





コロラド…遠征艦隊を襲った一人。ジョンストンたちを撃つのをためらう。





ヒューストン…遠征艦隊を襲った一人。単艦で金剛たちの相手をさせられた。





サミュエル・B・ロバーツ…遠征艦隊を襲った一人だが、突然戦列から離れ、金剛たちに投降する。





大淀…秘書艦ではないが、提督の補佐を行う。
































金剛「アァッ!!シーット!!痛いネ!!」



榛名「お姉さま、ちょっと我慢してください」



比叡「まったく、あまり無茶しないでくださいよ。心臓止まるかと思いました…」



霧島「…」



金剛「でも、キリシマが無事で良かったネ…痛ァ!!」



霧島「ごめんなさい…お姉さま…」



榛名「…よし、これで大丈夫です。今の持ち物ではこれが限界ですから、帰ったら入渠してくださいね」



金剛「thanksネ!」



比叡「…で、これからどうするのよ、霧島」



榛名「とにかく、あの戦艦を叩かなくては…」



赤城《その事なのですが…》



榛名「?」



赤城《どうやら全艦撤退したようです》



榛名「え?」



比叡「ますます訳分かんないわね…」



金剛「なら今のうちに友軍を助けに行くネー!!」










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満潮「…もうっ!いつになったら来るのよ!!…イタッ…!!」



朝潮「こら満潮!動いちゃだめ!」



荒潮「もしかして連絡が伝わってないとか…?」



満潮「敵はどっか行っちゃうし姉さんの包帯の巻き方はヘタクソだし…なんなのよもぉーーーっ!!!」



朝潮「わ、私だって包帯巻いたことないんだもんっ!!」



満潮「こんなんだったら荒潮に巻てもらえばよかった!!荒潮なんで巻いてくんないのよ!」



荒潮「えー」



満潮「えーじゃない!!!!」



荒潮「おー」



満潮「あんたバカにしてんのッ!?」



荒潮「うわーこわいこわい」



満潮「…ぶっころす」



大潮「あああああああ!!!!!!!」



満潮「大潮うるさい!!!」



















大潮「おねーちゃーん!!助けが!助けが来たよぉーっ!!!!」




















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榛名「あっ!あそこです!!」



比叡「ちゃんと全員いるわね」




















金剛「ヘーイ!!待たせたネ!!」



満潮「何が『待たせたネ」よ!!遅すぎるわよ!!何してんのよ!?」



朝潮「満潮ッ!!失礼よ!!…みなさんすみません…」



榛名「いいんですよ。大変でしたね…」



比叡「いやーいろいろ厄介なことがあってね…」



荒潮「やっと帰れるわ~…」



大潮「あれ!?金剛さんそのケガは!?」



金剛「あー…かすり傷ネ!こんなんじゃ沈まないからno problemネー!!」



大潮「かすり傷に見えないですよ!?」



金剛「と、とにかく早く帰るネ!!もう夜デース!」



榛名「霧島、泊地に連絡を」



霧島「…」



比叡「霧島…?」



霧島「…ハッ!は、はい!!」



榛名(どうしたのかしら…?)



比叡(なんかさっきから元気ないし…)







朝潮「…?金剛さん、後ろに誰か…」



サミュエル「…」



朝潮「…誰…?」





















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【トラック泊地:指令室】











大淀「提督!入電です!」



提督「やっと来たか!代わってくれ、俺が直接出よう」









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《…こちら救援艦隊、旗艦霧島。指令室、聞こえますか?》



提督「こちら提督、バッチリ聞こえるぞ」



霧島《たった今、友軍の駆逐艦4隻を発見・合流しました。これより彼女たちを連れて帰還します》



提督「全員無事か?」



《戦艦からの突然の砲撃を受け…金剛が…中破。投降したアメリカ艦、サミュエル・B・ロバーツが同じく砲撃により小破。また、救出した駆逐艦4隻のうち、朝潮・荒潮が小破、満潮が大破。ですが、満潮は応急処置を施されなんとか自力で航行できるようです。》



提督「了解した。霧島、全員に繋いでくれ……みんなよくやってくれた、ありがとう。日没後だから気を付けて帰るようにな」




《了解しました》


《分かってますって!》


《ご心配なく》



















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朝潮「あの…金剛さん…この娘は…?」



金剛「アー…えーっと…こ、これはキリシマに聞いた方が分かりやすいネ!!」



朝潮「…だそうですが…」



霧島「か、彼女は先ほどの…












サミュエル「私はサミュエル・B・ロバーツ。『元』アメリカ海軍太平洋任務部隊所属の駆逐艦です」





















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【トラック泊地:錨地】











満潮「どういうことよッ!?なんでアメリカ艦なんか連れて帰ってきたの!?」



サミュエル「…」



比叡「これには深い理由があってねぇー…」






提督「それは俺が説明する…といきたいところだが、とにかく全員休め。入渠が必要な者は今すぐドッグへ。話はそれからだ」



金剛「Oh!!テートク!!ただいまネ!!ドドドドト!!!!



提督「こらっ、暴れるな!!傷口が開くぞ!」



榛名「お姉さま!!早く入渠しないと治りませんよ!!…ほら、行きますよっ!!」グイグイ



金剛「ちょっ!!待つデース!!テートクに話したいことがッ!!」ズルズル










提督「ふぅ…やっと入渠しに行ったか…」



朝潮「あのぉ…私たちは…」



提督「こっちのことは気にしなくていい。艤装の修理や補給は全部我々に任せてくれ」



朝潮「いいんですか!?」



提督「困ったときはお互い様さ」



朝潮「ありがとうございます!!!」パァァァァ



提督「さ、君も風呂に入ってこい」

















デサーカクカクシカジカナンダヨ

ワイワイガヤガヤ
















満潮「…チッ」ギロリ



サミュエル「…」



満潮「なんでこんな奴が…」ブツブツ









スタスタ…






























提督「…君がサミュエル・B・ロバーツ…だね?」



サミュエル「はい」



提督「自己紹介が遅れた…俺がここ、トラック泊地の提督だ。名前はーーー



サミュエル「あなたは、私のことを嫌わないんですね」



提督「…当然だ」



サミュエル「…」



提督「仲間のことは…残念だ…すまない。俺はあの時何か行動を起こすべきだったのに…」



サミュエル「…致し方ありません…これがアメリカ海軍の現実です…それに、もう慣れたことですから」



提督「…とにかく、君もドックに行った方がいい。ケガもしてるし、疲れただろう」



サミュエル「お気遣いありがとうございます。これくらいの傷でしたら自分で治せます」



提督「工作艦でもないのにどうやって治すんだ?」



サミュエル「こうするんです」カチカチッ













ゴゴゴゴゴゴゴ…









提督「!?艤装が変形した…!?」






シュウゥゥゥゥゥゥゥゥ…







提督「これは…霧…?…いや高速修復材か!?」













サミュエル「ほら、治りました」



提督「こんなことが…」



サミュエル「私の艤装は他と違い、生存性と防御力に特化した構造になっています。全てはここに来るためです」



提督「君の目的は一体何なんだ?」



サミュエル「そのうち分かるはずです」



提督「…まぁいい。とりあえず今日はここに泊まってくれ。部屋は大淀に頼んでおく。風呂は俺の私室のやつを使ってもらって構わない」



サミュエル「…私室?」



提督「今彼女たちと会うのは気まずいだろ?そのための配慮だ」



サミュエル「…ありがとう、ございます」



提督「風呂上がったら知らせてくれ。しばらくは執務室にいる……不明な点があれば遠慮なく聞いてくれよ」



サミュエル「…はい」






スタスタスタ...


































___サミュエル!!行こ!!___











___サミュエル!一緒にお昼食べよー!___











___おやすみ~サミュエル…___







































サミュエル(仲間がいないって…こういうことなんだね…)





















________________________________________________











【トラック泊地:ドック】





















金剛「ギャアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!」



満潮「うるっさいわね!!!それくらい我慢しなさいよ!!!こっちの方が重傷だってのに…!」



金剛「ソ、sorryネ!思った以上に傷にしみるネ…」




朝潮「満潮!!助けてくれた相手を何だと思ってるの!?私たちのせいで金剛さんはケガしたのよ!!」



満潮「違う!!私たちのせいなんかじゃない!!!アイツらのせいよ!!アメリカ艦があんな事してくるからッ…!!」



朝潮「…ッ…どっちにしろ、助けてくれたことに変わりはないでしょ!あのままだったら私たち沈められてたかもしれないのに…それに、艤装の修理もしてくれてるしご飯と部屋まで用意してくれるって言ってるのよ?」



満潮「…ッ」



朝潮「だから皆さんに迷惑かけちゃダメ!満潮がイラついてるのもわかるけど、今は我慢して。ね?」



満潮「はぁ……ったくもう嫌になっちゃう…」



朝潮「…金剛さん、ほんとにごめーー



金剛「大丈夫ネ!私も久しぶりにここ以外の艦娘と話ができて嬉しいデース!」



朝潮「そ、そうですか…」



金剛「いやーやっぱり誰かと話すのは気持ちいいネ!!」



朝潮(…ん?金剛さんは今「久しぶり」って言った?)



金剛「…?どうしたのネ?急に黙って…」



朝潮「いえ…さっき金剛さんが『久しぶり』って言ったのが気になってしまって…」



金剛「なんだ、そんなことだったのネ。ここは深海棲艦との戦いの最前線デース。なので、万が一に備えてここから動かないんデース!」



朝潮「そうだったんですね…だからこんなに楽しそうに…」



金剛「そうデース!!だからアサシオたちが帰る前にもっとお話しさせてくだサーイ!!」



朝潮「ふふっ…はい!」



金剛「それじゃあ……あれ?」



朝潮「どうしました?」



金剛「私たちアサシオたちがどこから来たのか聞いてなかったネ!」



朝潮「…確かにそうでしたね。すっかり忘れてました」



金剛「この辺りだと…パラオ?」



朝潮「そうです、パラオから来ました」



金剛「そうだったのネ!…でも、なんで護衛も無しに遠征に行ったのデスカ?」



朝潮「安全な海域だと言われていたので…アメリカ艦と鉢合わせたのは予想外でした」



金剛「そういえばあの娘たちは今どうしてるのか気になるネ…」



朝潮「…えぇ」










________________________________________________






































【ハワイ近海】










コロラド「…ぐ……」



ヒューストン「…ぅう……」



アイオワ「分かったかしら?私に背いたらどうなるか」



コロラド「こ…んなこと…して、許される、訳が…」



アイオワ「残念、あなたたちは戦闘で負傷したことになってるから何を言っても無駄。私の存在は『特別』だからね…これくらいは許容範囲内なのよ」



ヒューストン「な、何のために…」



アイオワ「あら、さっきも言わなかったかしら?実験よ、実験」



ヒューストン「…?」



アイオワ「敵もろとも撃たれたら、あの娘たちはどんなリアクションをとってくれるのかを試したかったの。まぁ…結果はあまり良くなかったわね」



コロラド「…この…クズが…ッ…」



アイオワ「…」



コロラド「アンタはッ!!…悪魔よ!!この人間性のかけらも無い外道がッ!!」



アイオワ「…そう、確かに私は悪魔よ。でも、いつか滅ぼされる。せめて、それまでの間に…楽しみがあってもいいんじゃないかしら」



スッ…



コロラド「な、なにを……グハッ!!」ガツッ‼︎



ガシッ!! ゴスッ!! バシッ!!-----





アイオワ「へぇ…戦艦ってこんな苦しみ方をするのね…」



トゴォ‼︎



コロラド「あ"ッ…がっ……」



アイオワ「ふーん…」



ドスッ‼︎



コロラド「ぐあ"ぁ"ッ!!!…」



アイオワ「……最後、いくわよ」



スッ…



ヒューストン「…もうやめろおぉぉぉぉ!!!」


ジャキッ‼︎










ドオォォォォォォォォン!!!!






























アイオワ「…ほら、帰るわよ」



コロラド「…ハッ……ハッ…ハッ」



ヒューストン「…あ"ぁ"…あ"ッ…ゲホッ!」





アイオワ「…しょうがないわね」





『こちらアイオワより司令部、被弾した2隻が航行不能。これより『曳航を試みる』」



《…こちら司令部、おまえ…またやったのか?》



『…えぇ』



《まったく…お前も変わったやつだな。仲間を打擲してそんなに楽しいか?》



『笑いを抑えきれないくらいにはね』



《…俺はお前が怖いよ、畜生。とりあえず、お遊びはおしまいにしてさっさと帰ってこい。いくらお前を自由にしていいとはいえ、限度があるってことをいい加減覚えてくれよ。じゃないと俺がヤバいんだからな》



『分かってるわよ、…じゃあね』










アイオワ「…艤装は置いていくわよ」



ガチャガチャ…



コロラド「や……め…て」




アイオワ「錨をだして…と」



ジャリジャリ…



コロラド「ぅっ…う」



アイオワ「うまく巻けたわね。それじゃあ…」




















機関、最大戦速










________________________________________________





















【トラック泊地:執務室】









コンコン...オオヨド,ハイリマス





大淀「失礼します。提督、お疲れ様です」



提督「それは金剛たちに言ってあげてくれ。俺は何もしてないんだから」



大淀「…そうですね」



提督「…」



大淀「…提督」



提督「なんだ?」



大淀「これから『彼女』をどうするおつもりですか?」



提督「正直関わりたくないんだよな…これ以上ここに置いておくのも他の娘たちにとってあまり良いことではない。それに『彼女』は『亡命しに来た』と言ってるらしいし…万が一ここにいることがバレたら向こうから何をされるか分かったもんじゃないからな。だけどなぁ…」



大淀「放っておくわけにはいかない、ですか?」



提督「…大正解だ」



大淀「提督は人一倍艦娘を大切にされる方ですし、その気持ちはわかります。ですが、今回は事態が事態です。見切りをつけることも選択の視野に入れなくてはならないでしょうね」



提督「はぁー…困った…」






コンコン......






提督「…?誰だ」






ガチャ...






提督「…ッ!」






サミュエル「失礼…します…」



提督「(まずい、聞かれたか?)…どうした」



サミュエル「…お風呂、ありがとうございました」



提督「あぁそのことか…例には及ばない。他に何か要望があれば言って欲しいが、ないか?」



サミュエル「…私は、邪魔ですか」



提督「…ッ聞いていたのか」



サミュエル「…」コクリ



提督「…」



サミュエル「…」



提督「…君が何者で目的は何なのか分からない以上、ここに置いておくのは難しい」



サミュエル「…」



提督「どうしてもここにいたいのなら居させてあげても構わない。だが、条件がある」



サミュエル「…?」











提督「全てを今、話してくれ」











________________________________________________





















【トラック泊地:食堂】






朝潮(この傷なら明後日には治ってるかな…)



大潮「おねーちゃん!!」



朝潮「あ、大潮!」



大潮「傷、治った?」



朝潮「うん、ほぼ治ったよ」



大潮「よかったー!」



朝潮「そういえばよく無傷で帰ってこれたね…」



大潮「運が良かったんだよ!!」



朝潮「運ねぇ…」






吹雪「ちょっと!そこの2人!」ズイッ






朝潮「うわっ!…って吹雪さん!?」



吹雪「…あの姉妹の前でそのワードは禁句だからね…!?」ヒソヒソ



朝潮「あ、あの姉妹って…」ヒソヒソ



吹雪「扶桑・山城姉妹だよ。ほら、あそこにいる…あの2人は『運』って言葉に敏感だから目の前で絶対言っちゃダメだよ!?」ヒソヒソ



大潮「なんでー?」



吹雪「教えてくれないんだけど、多分トラウマか何かがあるんじゃないかな…」ヒソヒソ



大潮「そうなんだ」



吹雪「それだけ頭に入れといてね。『アレ』が始まるとここの空気が最悪になるから…」



大潮「はーい」



朝潮「わ、分かりました…(『アレ』とは一体…)」



吹雪「それじゃ!」











朝潮「…さて、これからどうする?大潮…」



大潮「私、お腹空いたなー」



朝潮「そうね、とりあえず何か食べましょ。大淀さんが言うには鳳翔さんのところに行けばいいって言ってたけど…」



大潮「あそこじゃない?」











朝潮「…すみませーん…」



鳳翔「あら!いらっしゃい。話は聞いてますよ。大変でしたねぇ…」



朝潮「ご迷惑をおかけしてすみません…」



鳳翔「いいのよ、それよりお腹空いたでしょう?何か作ってあげるからちょっと待っててね」



朝潮「ありがとうございます」











鳳翔「ごめんなさい…他の娘たちが食べ尽くしちゃって…こんなものしか作れなかったのだけど…いいかしら…?」



大潮「うわー唐揚げ!!美味しそー!」



朝潮「作ってくださっただけでも十分です!本当にありがとうございます!いただきます!」



鳳翔「本当にごめんなさいね。もし足らなかったらおにぎりくらいなら作れるからいつでも声掛けてくださいね」



大潮「いただきまーす!」











???「…」ジロリ





















________________________________________________





















【執務室】










サミュエル「…分かりました、話しましょう」



提督「ではこちらの質問に答えてもらう形でいいか?」



サミュエル「はい」



提督「…まず初めに、君がここに来た理由を話してくれ」



サミュエル「はい、私の『元』所属集団であるアメリカ海軍太平洋任務部隊の戦列を離れ、国そのものから逃げるためです」



提督「つまりは亡命、だな?」



サミュエル「その認識で間違いありません」



提督「では、なぜ亡命した?」



サミュエル「……っ」



提督「…どうした、なにか答えられない事情でもあるのか?」



サミュエル「…とある…機密を知ったためです」



提督「機密…?」



サミュエル「アメリカ海軍で行われていると言われている研究のことです」



提督「何なんだそれは?」



サミュエル「詳しくは分かりませんが、おそらくー」











コンコン...











提督「…誰だ、今は取り込み中だ」











シ-ン...











提督「…誰だ、名乗れ」











シ-ン...











提督「イタズラならやめてくれ、今は重要な話があるんだ。用があるなら早く済ませてほしいんだが」











シ-ン...











提督「…サミュエル、そこから動くな」



サミュエル「はい」



提督「おい、用があるのかないのかはっきりしろ」チャキ...



サミュエル(拳銃…!?)






スタスタ...






提督「…開けるぞ」











ガチャ











ドバァァァァァァァァァン!!!!!!!











提督「うおっ!?(なんだこの力は!?)」ドサッ






???「…」コツ..コツ..コツ..コツ






提督「ッ!動くなッ!!!」チャキ






???「この娘、返して」






サミュエル「ッ!!!!!!」





















パァァァァァァァァァン!!!!!!!!































第④話 完





________________________________________________



























































後書き

投稿が半年後となってしまい本当にごめんなさい。次回作はなるべく早く投稿できるよう最善を尽くします。







追記:PV数激減したのなんで…?投稿遅すぎ?
ていうか②から③までで半分になってるんだが。


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