呉鎮守府の艦隊日常 指揮官「旧呉壊滅。」
指揮官「・・・元帥。具体的な損失は?」
元帥「・・・大半が死亡か大破、少数が行方不明ね。鎮守府は半壊したらしいわ。」
指揮官「・・・そうですか。」
元帥「着いたわ。ちび波返すわね。」
指揮官「・・・はい。」
元帥「車は用意してあるわ。それと貴方はしばらく休みなさい」
指揮官「わかりました。」
~旧呉鎮守府~
指揮官「・・・」
指揮官「・・・・」
指揮官「・・・・・」
指揮官「まぁ・・・出迎えはないよな。そりゃ・・・とりあえず執務室行くか」
~執務室~
指揮官「・・・一応ここは壊れてないのか。」
指揮官「医務室は?」
~医務室~
指揮官「通りかかった入渠施設壊れてたから察してたが・・・ここも壊れてたか。」
指揮官「・・・元帥」無線機
元帥『はいはい。』
指揮官「綾波達は今どこに?」
元帥『私の鎮守府。大破ですんだ子は治療してる。』
指揮官「・・・ウェールズは?」
元帥『・・・微妙なところね。』
指揮官「そう・・・か。わかりました」プツッ
???「うわー派手に壊れてーら。」
指揮官「あ?」
ピュリファイアー「やっほー」
指揮官「・・・・ピュリファイアーか。」
ピュリファイアー「何事?これ。」
指揮官「俺が出掛けてる間に襲撃があって壊滅した。」
ピュリファイアー「へぇ~。」
指揮官「お前達の差し金か?」
ピュリファイアー「もし私達なら返り討ちにあうなんて簡単に想像つくでしょ?ここ叩き潰せる戦力持ち込むなら本土行くし。」
指揮官「・・・それもそうか。」
指揮官「ピュリファイアー。」
ピュリファイアー「ん?」
指揮官「俺を殺してくれ。」
ピュリファイアー「そうだねぇ・・・それはそれは楽しそうだけど・・・嫌かなぁ」
指揮官「何でだ?」
ピュリファイアー「もし指揮官を殺すならこんな第三者が心おるんじゃなくて私の手で心も体もへし折って地獄に叩き込みたいのよ。」
指揮官「・・・」
ピュリファイアー「さて。わかったらぱっぱとこの事件の犯人見つけてぶち殺がしましょ。」
指揮官「・・・協力してくれるか?」
ピュリファイアー「勿論。私以外に殺されたらたまったものじゃないもの。さてまず証拠探し(???「ちょっと待った。」
ピュリファイアー「え?」
瑞木「これの犯人ならいくつか心当たりがある。」
指揮官「ほう。取り敢えずどこからわいて出てきたかは聞かないでおこう」
瑞木「ペトラと言うやつだ。人形使いのかなり厄介なやつだ。」
指揮官「・・・一応聞くが何でそいつが怪しいと?」
瑞木「ペトラは前から聖杯について嗅ぎ回ってる。」
指揮官「????俺と聖杯とか言うやつに関係性無いと思うが?」
瑞木「少し昔、人工的に神の赤子が産み出された。だがそいつはあまりに危険だったため生まれてすぐ封印されることになった。が、失敗してこの世界にいる誰かの精神につけこんで乗っ取ろうとしてる。そしてお前がその神の赤子を宿している。と言うことだろう」
指揮官「人工的に産み出された神の赤子?封印?全くわからんぞ」
ピュリファイアー「聖杯とも関係なさそうだしねぇ。」
瑞木「その神の赤子を仲間に率いれて聖杯を手にするつもりなんだろう。」
指揮官「聖杯ってそんなにすごいものなのか?」
瑞木「使いようによっては複数存在する世界すべてを支配することもできる力があるからな。」
指揮官「ふーん。」
瑞木「もう1つは教会上層部だな。」
指揮官「あのうさんくさいの?」
瑞木「元々神の封印に積極的だったしな。危険な神は討伐するのが目的の教会なのに。」
指揮官「それで怪しいと。」
瑞木「可能性としてだがな。教会上層部が神を使って聖杯を探ろうとしてるのかもしれない」
指揮官「皆聖杯欲しがるな。f〇teかよ」
瑞木「それだけすごい力を持つ物だからな。」
ピュリファイアー「個人的にもほしい」
指揮官「お前持ったら人類滅びそう。」
ピュリファイアー「リンゴジュースいれたら美味しそう。」
指揮官「世界一もったいない聖杯の使い方やめろ。」
瑞木「とりあえず監視カメラかなんか無いのか?」
指揮官「ぶっ壊されてるだろうけど録画された映像かなんかあるやろ。」
~セキュリティルーム~
指揮官「こいつか?」
瑞木「これだな。やっぱりペトラか。」
指揮官「面倒くさそうだなぁ。」
ピュリファイアー「ゲロビで消せばいけるいける。」
瑞木「もし教会の方だったら数倍面倒だったぞ。」
指揮官「それマジ?」
瑞木「教会殴ったら他の方からも教会の人達来るだろうしな。それこそ海軍と教会の全面戦争とかもあったかもな」
指揮官「うわめんど。」
???「よいしょお!」
指揮官「あ?」
ズリャータ「ドーモ。」
指揮官「何でお前来てんだよ。」
ズリャータ「いやぁ植物使って盗聴してたらペトラボコるらしいじゃない?」
指揮官「それで?」
ズリャータ「個人的に恨み深いやつが居るからついでにシバいて貰おうかなぁと。」
指揮官「ならお前も手伝え。」
ズリャータ「えぇ~。」
指揮官「えぇ~じゃない。」
ズリャータ「えぇ~。」
指揮官「二度言うと思うなよ?」
ズリャータ「平沢かな?まぁとりあえずなんだけどさ。」
指揮官「はいはい。」
ズリャータ「ペトラが綾波を誘拐したの知ってる?」
指揮官「は?そいつ殺すか。」
ズリャータ「まぁ落ち着いて。あいつの本拠地があの神社なんだけどさ。」
指揮官「よし今から殺しにいくか。」
ズリャータ「ダメダメ。昼間とか結界張られてて入ったらバレる。」
指揮官「は?じゃぁどうすりゃええねん。」
ズリャータ「ちょうど今日あの神社で夜祭りなんだよね。」
指揮官「うん。」
ズリャータ「人多いから結界切るんだよね。」
指揮官「うん。」
ズリャータ「まぁズリャータさんは、てんっさいですから?」
指揮官「うん?」
ズリャータ「その祭りの日に暗殺しようと思うんですよ。」
指揮官「うん。」
ズリャータ「あいつの部下をばっさばっさ薙ぎ倒してですね。」
指揮官「うん。」
ズリャータ「それを生放送してですね。」
指揮官「うん。」
ズリャータ「それを見たリスナーさんに、ズリャータちゃんカッコいい!可愛い!とか言われちゃうんですよ!いやー困っちゃいますねぇ!ね!いい考えでしょ?指揮官チャン!」
指揮官「」
指揮官「」
指揮官「」
指揮官「」
指揮官「ワカル」
ズリャータ「ヤッター!」
ピュリファイアー「んでその部下なぎ倒せる実力は?」
ズリャータ「無い♥️」
ピュリファイアー「ha?」某鳥の着ぐるみ
指揮官「ha?」某鳥の着ぐるみ
瑞木「ha?」某鳥の着ぐるみ
通りすがりの鳥「ha?」
ズリャータ「・・・・」
ズリャータ「植物学者に戦力求めんな。」某鳥の着ぐるみ
四人「・・・」
ズリャータ「オッパイ」
四人「」カイテン
ズリャータ「と言うわけで頼んだ!では諸君!さらば(指揮官「逃がさんよ?」
ピュリファイアー「当たり前だよなぁ?」
ズリャータ「助けてー!集団ストーカーに襲われてまーす!集団ストーカーに襲われてまーす!」
指揮官「と言うわけで夜まで待つか!」
ズリャータ「嫌だぁ!私まだ死にたくなぁい!」
~夜~
指揮官「あのあと色々ペトラについて知った。」
指揮官「人形を操作し触れたものを人形にする力もある。」
指揮官「もし俺らの侵入がバレたら躊躇なく祭りの客を人形に変えるだろうな。」
指揮官「全く・・・恐ろしいな。」
ズリャータ「私まだ人形にされたくなぁい!」ジタバタ
瑞木「大丈夫だズリャータ。」
ズリャータ「えっ?まさか守ってくれ(瑞木「お前が人形になったら九尾様が一思いに焼いてくれる。」
ズリャータ「もっと嫌だ!」ハナセー
指揮官「よーし行くか!」
ズリャータ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!」
~神社~
ズリャータ「おぉ~!わたあめ!わたあめ!」
瑞木「子供か。」
指揮官「な。ピュリファイアーみたいに真面目にや(ピュリファイアー「ねぇ!金魚すくいあるよ!金魚すくい!」
指揮官「」ピキッ
瑞木「」ガシィッ!
指揮官「こ の 野 郎 !」
瑞木「落ち着けぇぇぇ!」
ピュリファイアー「そんなに怒る!?」
ズリャータ「怖いなぁ。」
ズバッ!
???「3」
指揮官「あ?何か切られたぞ」
瑞木「敵か?」
ズリャータ「気づくの早くなぁい?」
ピュリファイアー「ここらの客消し飛ばす?」
ズバッ!
???「2」
指揮官「クソ!どいつだ!?」
ズバッ!
???「1」
指揮官「複数か!?」
???「とどめをさしなさい!」
???「0」
指揮官「あ?何か貼り付けに・・・」
ガブゥ!
指揮官「」
ズリャータ「指揮官!」
ピュリファイアー「死んだ!?」
瑞木「クソッ!」
???「・・・」タッタッタッ
瑞木「九尾!」
九尾「はいはーい」ヒュン!
バシッ!
???「!」
九尾「よいではないか~よいではないか~」クルクル
???「ッ!」
九尾「捕獲完了!」
瑞木「・・・お前は何者だ。」
リーノ「・・・リーノよ。」
瑞木「能力は?」
リーノ「一定回数切りつけた相手を仮死状態にさせる。」
瑞木「よし。今すぐ直せ。直さないなら焼き殺して直す」
リーノ「・・・わかったわ。」
指揮官「・・・あー!死ぬかと思ったぁ!」
リーノ「・・・これで勝ったと思わないことね。」タッタッタッ
ピュリファイアー「逃がしてよかったの?」
指揮官「まぁええやろ。ペトラちゃうし」
ピュリファイアー「本音は?」
ズリャータ「あんなクソかわいいの逃がしたのもったいねぇな・・・なんちゃ(指揮官「よしこいつ生け贄に綾波返してもらうか。」
ズリャータ「待って!ごめん!冗談だから!離して!」
指揮官「チッ」パッ
ズリャータ「死ぬかと思った・・・」
指揮官「ほら行くぞ。」
ズリャータ「はーい。」
ピュリファイアー「焼きそば♪焼きそば♪」
ズリャータ「あー!ずるーい!」
ピュリファイアー「ふっふーん!」
瑞木「おいお前ら静かにな。」
九尾「かき氷美味しい」シャクシャク
瑞木「・・・」
九尾「あー!」
指揮官「何だ?」
九尾「キーンって来た!」
指揮官「はり倒すぞ」
~神社前~
指揮官「さて。と」
九尾「ついたねぇ」カキゴオリシャクシャク
ピュリファイアー「ついにペトラとご対面か。」ヤキソバモグモグ
ズリャータ「あぁ嫌だなぁ。」タコヤキモグモグ
瑞木「変な罠が無いと良いが。」ポテトフライウメェ
指揮官「・・・突っ込まないからな。」
バタァン!
指揮官「おーい!」
タァン!
指揮官「・・・あり?」
ピュリファイアー「閉め出されたね。」
ズリャータ「おーい瑞木~」
???「よくここまでつきました~。」
指揮官「おし殴り殺すか!」
???「おっとと。それはやめた方がいいよ?」
綾波「指・・・揮官・・・!」
指揮官「綾波!」
???「下手するとこいつが人形になるよ?」
指揮官「クソッ!」
スタスタ
ペトラ「君が旧呉の指揮官か。僕がペトラだ。彼女はニーシャ」
ニーシャ「・・・」
ペトラ「にしても君の艦隊は実に弱かったな。簡単に殺せた。」
指揮官「敗北者・・・?」
ピュリファイアー「乗るなエース!戻れ!」
ペトラ「足柄?だっけな?彼女は能力逆流させて爆破したっけ。」
指揮官「!」
ペトラ「最後まで皆指揮官~指揮官~って言ってたねぇ。」
指揮官「てんめぇ!」ダッ!
ペトラ「撃て。」
ズダァン!
指揮官「カハッ!」
人形「・・・」
指揮官「・・・てめぇ・・・!」
ペトラ「僕達をフルボッコにしたいんだろうけど、もう時間切れだね。」
指揮官「・・・?てめぇ何言って・・・!」
グチャァ!ポタポタ
指揮官「・・・?・・・?何だ・・・これ・・・」
綾波「あっ・・・あっ・・・指揮官・・・!」
指揮官「」ドシャァ!
ペトラ「とうとう生まれたぞ!神の赤子が!」
ニーシャ「これでようやく聖杯を!」
ズバッ!
ペトラ「・・・え?」ズルゥ
ベシャッ!
パペット「はいはい。ここまでご苦労さん。」
白狐「これが神の赤子か~。」
パペット「はい。」
白狐「じゃ、聖杯取りに行きましょ。」
パペット「ですね。」ヒュン!
ピュリファイアー「おーし綾波。今ほどくよ~。」ズバッ!
綾波「指揮官!指揮官!」
ズリャータ「神社吹っ飛ぶかもだけど火薬草をほんのちょっぴり・・・」
ドガァン!
瑞木「おい!ペトラはどうなった!」
ズリャータ「死んだ。代わりにパペットが赤子持ってった。」
瑞木「クソッ!」
九尾「厄介だねぇ・・・あの狂信者に持ってかれると。んで、そこの君大丈夫?」
指揮官「うぅ・・・死ぬほど痛ぇ・・・」
九尾「そりゃ背中裂けてるからねぇ。よく生きてるよむしろ。」
瑞木「治しますか。」
九尾「だね。陣書いて瑞木。治すから」
瑞木「はい。おい。めちゃくちゃ痛むぞ。」
指揮官「はぁ・・・?何言って・・・
グチャァ!ズボォッ!
指揮官「ッッッッテエエエエエエ!」
綾波「指揮官!」バッ!
瑞木「すまんな。治療に必要でな」
ピュリファイアー「あきらか追い打ちなんだよなぁ。」
瑞木「よし!陣かけた!」
九尾「はーい!」パァァァ!
指揮官「・・・あ?」ペタペタ
指揮官「治ったぁ!」
ピュリファイアー「何ィ!?」吉良ボイス
綾波「えぇ・・・」
瑞木「聖職者か何か居たらこんな荒治療じゃなくて済んだんだがな。生憎俺は狂信者でな。」
ピュリファイアー「狂信者ァ?の割に狂ってない気もするけどねぇ。」
瑞木「主に命捧げられるような狂ったやつってことだな。基本的に供物や生け贄なしに主を呼べるのは狂信者か聖騎士だけだ。」
ピュリファイアー「・・・ん?その九尾とか言うのが主ってこと?」
瑞木「あぁ。」
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