2019-02-08 23:43:20 更新

(#^ω)「・・・報告しにいこうと考えてた矢先に呼び出しくらって・・・真面目なものなのかと思って大本営支部に来たら・・・ちょっとオハナシしましょうか。元帥」ガチャ!


元帥「まって!待って!やめて!悪かったから!悪かったからその対セイレーン用兵器下ろして!」


(#^ω)・・・まぁ良いか・・・何で急にそんなこと言い出したんですか?くっだらない理由垂れ流したらその瞬間斬首刑にしますけど・・・


元帥「大本営命令!大本営命令だから!」


(#^ω)あの大本営・・・憲兵だけじゃなくて上層部全員しばき回すぞ・・・


元帥「待って!?それは私の首も危うい!」


(;#^ω)・・・流石にそれは不味いな・・・元帥の首飛んだらストレス発散に元帥しばけなくなるわ・・・


元帥「あれ・・・?私・・・ストレス発散剤?」


(^´・ω)それにしてもまたセイレーンが攻めてくる可能性があるのに士官代わりとか・・・何かあるんですか?


元帥「・・・あれ?露骨に話題逸らされた・・・まぁ良いや。それがね・・・何でも特異点汚染の影響を受けた娘達みたいで・・・」


特異点汚染・・・?大本営直属の娘じゃないのか・・・


元帥「・・・どこの鎮守府の娘かも不明。どう育ったもかも不明。どういう経緯で特異点汚染を受けたかも不明。と、全くわからないんだよね。」


(^´・ω)・・・他の士官にでもやらせればいいんじゃないか?


元帥「おいおい・・・特異点汚染の恐ろしさは誰よりも知っているはずだろ?」


(^´・ω)・・・だからこそだ。


元帥「・・・と言うと?」


(^´・ω)特異点汚染した娘と向き合うのは俺には無理だ。て言うか指揮官自体も辞退しようか迷ってる。


元帥「・・・何かあったの?」


(^´・ω)ちょっと・・・ね。


元帥「・・・と言っても断れないんだよね・・・」


(^´・ω)・・・は?


元帥「断ったら色々不味いんだと・・・」


(^´・ω)・・・案内してくれ。


元帥「おっ!やってくれるの!?」


(^´・ω)どうせ断っても強制だろ?


元帥「ピンポンピンポーン!」


(#^ω)シバくぞ。


元帥「やめて!?」


        ~軍学校~


元帥「到着~!」


(^´・ω)うわ懐かし!


元帥「あれ?来たことあるの?」


(^´・ω)候補生時代に散々イタズラして三笠元帥にシバかれた。


元帥「・・・」


(^´・ω)んで問題の教室は?


元帥「え~とね・・・」


        ~教室前~


元帥「ここ。」


(^´・ω)・・・お前もしかしなくてもここの教師か?


元帥「何故バレた!?」


(^´・ω)すれ違った娘に先生とか言われてたらそりゃそうなるわ。


元帥「てへ☆」


(∨ω)おrrrrrr


元帥「酷い!」


(^´・ω)まぁ取り敢えず開け・・・」


黒板消し・・・着任初日に仕掛けたら三笠先生引っ掛かってたなぁ・・・そのあと笑ってたらフルボッコにされたけど・・・


ガラッ


指揮官「おいおい仕掛けるならもう少し目立たないように・・・」


バシュッ!


指揮官「うぉっ!?」バシッ!


???「惜しかったねぇ・・・」


???「もう少し発射を早くすれば・・・」


???「砲撃の方がよかったんじゃない?」


???「砲撃じゃ駄目だよ!」


指揮官「・・・え~・・・と・・・何これ?学級崩壊してない?」


元帥「~♪」


指揮官「おいクソ元帥」


元帥「クソ!?」


指揮官「学級崩壊何て聞いてないんだが?」


元帥「言ってもないからね!」


・・・駄目だコイツ・・・早く・・・何とかしないと・・・


指揮官「とりあえずクソ元帥は後で金属バットで顔パン1000本ノックの刑に処すとして・・・今日から君達の元に士官として着任することになったジョンと呼ばれてるものだ。気軽にジョン先生と呼んでくれ」


元帥(偽名・・・のセンスがダサい)


指揮官(100本追加)


元帥(こいつ・・・直接脳内に・・・!?)


指揮官「・・・と言うわけでz23。今度からこういうことをするときは開けようと扉に手をかけた瞬間撃つんだ。分かったか?」


Z23「!どうして私の名前を・・・」


指揮官「士官として来たのに生徒の名前を士官が把握してなくてどうする。それとアマゾン。机で隠してこちらに主砲を向けるな。危ないだろ?」


アマゾン「・・・チッ」


指揮官「・・・全く・・・」


ブゥゥゥン!


指揮官「おっと」サッ


ドォォォン!


指揮官「サラトガ。教室内で航空機飛ばしたら危ないだろ?」


サラトガ「(´・ω・`)」


指揮官「・・・んで・・・グラーフシュペー・・・君は落ち着いてるな。」


グラーフシュペー「zzZ」


指揮官「寝てるし・・・」


元帥「まぁジョン先生がしばらくこの教室の担任となる。」


指揮官「よろしく。」


元帥「それじゃ」パタン


指揮官「・・・とりあえず皆自己紹介と行こうか。名前こそ知ってるけど先生は皆の好きなこととか分からないし。」


Z23「では私から。」


指揮官「どうぞ。」


Z23「Z23です。好きなことは・・・勉強とか?」


指揮官「・・・そうか。」


アマゾン「・・・アマゾンだ。好きなことは・・・そうだな・・・戦闘とかか?」


指揮官「・・・」


サラトガ「私はサラトガ!好きなことはイタズラ!」


指揮官「・・・うむ。じゃぁ最後にグラーフシュペー・・・あれ?どこに・・・」


ブォン!



指揮官「ッ!危な!」


グラーフシュペー「・・・どうも。グラーフシュペーです。好きなことは・・・特にない」


指揮官「・・・そうか。」


・・・なるほど・・・それほど強い汚染を受けているわけではないのか・・・


グラーフシュペー「・・・」ドォォォン!


指揮官「・・・」バシッ!


・・・グラーフシュペーを除いて・・・こりゃ誰かもう一人呼ぶか・・・


飛龍「・・・」チラッチラッ


指揮官「・・・飛龍。」


飛龍「」パァッ


指揮官「グラーフシュペーが暴れないよう見張っといて。」


飛龍「了解!」


指揮官「・・・まぁとりあえず今日は自習!」


・・・まだ詳しくはわからないが・・・俺の勘が正しければ・・・


        ~校長室~


指揮官「おんどらぁぁぁぁぁぁ!」バタァン!


元帥「わぁぁぁぁぁ!?」ガタァァン!


指揮官「・・・おい元帥。」


元帥「・・・ん?」


指揮官「・・・お前・・・あいつ等についてまだ何か知らないか?」


元帥「・・・」


指揮官「・・・黙ってるつもりなら大本営の資料室漁ってくるけど。」


元帥「分かった分かった・・・あいつらは・・・余命がほとんど無いんだ」


指揮官「・・・何?」


元帥「・・・原因は特異点汚染。除染しようにも除染の方法が不明で・・・」


指揮官「・・・そうか。」


元帥「・・・知ってることはそれだけしかない。」


指揮官「・・・ふ~ん・・・」


元帥「ふ~んて・・・」


指揮官「・・・思った以上に酷いわけではないんだなと。」


元帥「・・・あのなぁ・・・」


指揮官「・・・余命は?」


元帥「・・・長くて三年。」


指揮官「・・・そうか。」ヨッコイセ


元帥「あっそうだ。」


指揮官「・・・何か?」


元帥「・・・何で指揮官をやめたがってるのか。理由を聞かせてくれないか?」


指揮官「・・・それがですね」


       ~校長室前~


綾波「・・・」E学生服


綾波「・・・何でついてきてしまったんだろ・・・ん?何か話し声が・・・」


『何で指揮官をやめたがってるか。理由を聞かせてくれないか?』


綾波「え・・・?指揮官を・・・辞める・・・?・・・い・・・いやまだ指揮官て決まったわけじゃ・・・」


『理由は簡単だ。綾波と大喧嘩しちまってな・・・』


綾波「・・・」


『・・・そうか。』


『用事がそれだけなら俺は帰るけど・・・』


『あぁ。また明日』


『了解。』


ガチャ


綾波「おっと・・・」


指揮官「・・・ん?」


綾波「・・・あっ・・・すみません。」


指揮官「・・・元s・・・校長に用事かい?」


綾波「え?あっ・・・はい」


指揮官「校長なら部屋に居るから入っていいと思うよ。」


綾波「ありがとうございます。」


綾波(あれ・・・?指揮官・・・まさか気づいてない・・・?確かに帽子被って服も違うけど気付かないほど!?)


指揮官「帰ろっと。」スタスタ


綾波(・・・呑気だなぁ・・・)


指揮官「・・・」スタスタ


綾波「・・・」コンコン


元帥「はーい。」


綾波「・・・綾波です。」


元帥「・・・どうぞ。」


綾波「失礼します。」ガチャ


元帥「・・・」


綾波「・・・」パタン


元帥「どうかしたのかい?」


綾波「・・・指揮官の事で話が。」


元帥「・・・聞いてたの?」


綾波「・・・はい」


元帥「・・・聞いた通りよ。あいつはこの士官の仕事が終わったらこの指揮官業を辞めるつもり。その後どうするかは知らないけど・・・」


綾波「・・・」


元帥「まず、大喧嘩の理由について聞こうか。」


綾波「・・・特異点汚染の事で・・・」



              ~少女説明中~


元帥「・・・大体分かった。」


綾波「・・・」


元帥「あいつもあいつで色々あったからあいつは綾波の気持ちが分からなくはないだろうね。」


綾波「・・・それって・・・」


元帥「・・・だから黙ってたのかもしれない。」


綾波「・・・」


元帥「・・・あいつを止めるも止めないも君次第だ。」


綾波「・・・1つお願いがあります。」


元帥「・・・聞こうか。」


綾波「・・・私がここに居ることは黙っといてください」


元帥「・・・分かった。」


綾波「ありがとうございます。」


        ~鎮守府~


指揮官「・・・ほ~ん・・・」


ウェールズ「・・・珍しくPCで調べもの?」


指揮官「ピュリファイヤーから情報パクってきた☆」


ウェールズ「・・・?それってどう言う・・・・」


指揮官「何かあのアホの武器カチ割ったらデータチップ見たいかの出てきてな。何か出てくっかなぁって。おっ?」


ウェールズ「特異点汚染とその除染方法・・・?」


指揮官「・・・良かった良かった。見つかんなかったらまた大本営まで遊びにいかなきゃいけなくなってた。」


ウェールズ「遊びに行くんじゃなくて襲撃の間違いでしょ?」


指揮官「違うわ!」


ウェールズ「・・・それで除染方法は・・・」


指揮官「・・・これあきらかにセイレーン製の薬だよな?」


ウェールズ「・・・そうね。」


指揮官「えっ先に言ってよぉぉ!?(ピュリファイヤー帰っちゃったから)もう無理なんだけど~!詰んだ詰んだ~!ふぁっきゅ~ふぁっきゅふぁっきゅ~ふぁぁぁぁっきゅぅぅぅ!」


ウェールズ「落ち着きなさい。まだ何かあるかも・・・」


ピュリファイヤー「呼んだ?」


指揮官&ウェールズ「わぁぁぁぁぁ!?」


ピュリファイヤー「そんな驚かないでよ~♪」


指揮官「驚くわ!」


ピュリファイヤー「特異点除染でしょ?」


指揮官「そうだよ・・・何だよ。何だ?何かあるのか?」


ピュリファイヤー「・・・これ、な~んだ?」


指揮官「・・・それもしかしなくても・・・」


ウェールズ「除染用の薬・・・?」


ピュリファイヤー「ピンポンピンポーン♪」


指揮官「・・・見せびらかしにでも来たのか?」


ピュリファイヤー「どうしようかなぁ~♪」


ガッ


指揮官「・・・黙って渡すか、そのまま首がもげるか・・・どっちが良い?」ゴゴゴゴゴ


ピュリファイヤー「分かった分かった!渡すから!とりあえず離して!?」


指揮官「・・・」パッ


ピュリファイヤー「ひゅー・・・死ぬかと思った・・・はい。これ」


指揮官「ありがとう。」


ピュリファイヤー「・・・」


指揮官「・・・」


ピュリファイヤー「・・・変わんないなぁ~♪昔と」


指揮官「・・・何の事だ?」


ピュリファイヤー「あの時だよ。君はあの娘の事見捨てて逃げた・・・」


ガチャ!


指揮官「これ以上喋るな。」


ピュリファイヤー「・・・分かった分かった。素直に帰りますよっと・・・」


ウェールズ「・・・どう言うこと?」


指揮官「・・・お前の知る必要のないことだ・・・と電話か。ちょっと電話出てくる」


ガチャパタン


ウェールズ「・・・」


         ~廊下~


指揮官「・・・俺だ。」


大淀「提督。」


指揮官「・・・何だ。」


大淀「・・・その・・・急に電話をかけて申し訳ありません。」


指揮官「本題を言ってくれ。俺も暇じゃない」


大淀「・・・鎮守府に戻ってきてくれませんか?」


指揮官「・・・それは無理な相談だ。」


大淀「・・・とうしても・・・ですか?」


指揮官「残りは深海のバカの残党を捕まえるなりするだけだろ?俺はもう戻るつもりはない。」


大淀「・・・貴方の後任がとんでもないクズでも・・・ですか?」


指揮官「・・・あぁ。そいつを追い払ってまたそこの鎮守府に着任する資格は俺にはない。」


大淀「・・・」


指揮官「・・・憲兵を送っとく。そいつに任せろ。」


大淀「・・・」


指揮官「まだ何かあるか?」


大淀「皆戻ってきて欲しいと・・・」


指揮官「くどいぞ大淀。自分の身も、仲間も守れなかった奴に再度着任する資格はない。」


大淀「・・・」


指揮官「俺なんかより優秀な人間はいくらでも居る。」


大淀「・・・」


指揮官「今度はろくでなしのクズが着任しないよう祈れ。」


大淀「・・・はい。」


指揮官「それじゃ。」ピッ


指揮官「・・・はぁ~・・・」


足柄「・・・指揮官。」


指揮官「・・・聞いてたのか?」


足柄「・・・はい。どう言うことですか?自分も仲間も守れなかったって・・・」


指揮官「・・・昔・・・一人の男がいた。とんでもない弱者だった。ひ弱でふけば吹き飛ぶような。そんな奴が指揮能力の良さと人員不足で最前線の鎮守府の提督に採用されたんだ。」


足柄「・・・」


指揮官「そいつはある時、自分のミスが原因で鎮守府に敵が攻め込んできた。その時主力は出撃中。鎮守府には練度の低い奴しか居なかった。」


足柄「・・・」


指揮官「一応主力がすぐ帰ってきて鎮圧したが鎮守府は壊滅状態になった。そしてそいつは全ての責任から逃げるように提督を辞職した。」


足柄「・・・」


指揮官「今ではその少し前に視察した呉で指揮官として働いてる。」


足柄「・・・」


指揮官「そんなひ弱なバカに頼る事はない。そんなんより優秀な人間は山ほど居る。」


足柄「・・・」


指揮官「まぁ、そいつは呉でまた犠牲者出したくなかったんだろうな。最前線に居たころよりずーっと力をつけた。」


足柄「・・・」


指揮官「特異点汚染は人間やお前らの弱った精神につけこむ。視察してたときは、敗戦色が濃かった。その中で突然視察だ。鎮守府が襲われてるんじゃないかと恐ろしくて仕方なかった。だからもろに特異点汚染の影響を受けた。姿が変わり、精神も壊れ、感情が不安定になった。その代償に力を手に入れた。なのに・・・その力があったのに・・・鎮守府を・・・皆を守れなかった・・・!」


足柄「指揮官・・・」


指揮官「」バタッ


足柄「指揮官!?指揮官!?起きてください!?指揮官!」


(∨-_-∨)・・・・


足柄「・・・と・・・とりあえず医務室に!」


        ~医務室~


明石「・・・全く分からないにゃ。明石はもうお手上げにゃ・・・」


足柄「・・・そんな」


明石「ウェールズに大本営支部の書庫に何か無いか探してもらってるけど・・・少なくとも明石の知ってる限りでは特異点汚染のどの症状にもあてあまらないにゃ。かと言って疲れで倒れた訳でもないにゃ。」


(∨-_-∨)・・・・


明石「・・・何があったんだにゃ・・・指揮官。」


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