2021-02-26 00:31:45 更新

前書き

注意事項

駄文

お題被り

艦娘が残酷な目に遭います。

胸糞悪い終わりととられる可能性があります


山城「仕事してください。」


提督「山城は・・・手厳しいなぁ。」


山城「しまいにゃ殴りますよ?」


提督「そうは言われてもなぁ・・・」


山城「・・・まぁそうですね。」


提督「もういつここも落ちるかわからんもんなぁ。」


山城「扶桑姉様は先週の戦闘で轟沈。残る主力は私と何人かの艦娘だけであとは非戦闘員の第六駆逐隊の子達だけですからねぇ。」


提督「・・・つい先日・・・とうとうあれ来ちゃったし。」


山城「・・・核爆弾のキーですか。」


提督「・・・山城。」


山城「・・・なんでしょう。」


提督「この片方・・・君に渡そう。僕は君を一番信用してるよ。」


山城「・・・扶桑姉様の次に。の間違いでは?」


提督「・・・彼女はこの場にいないからなぁ。」


山城「・・・そうですね。」


天龍「提督!大変だ!」


提督「ん?お帰り天龍」


天龍「それどころじゃねえ!電達が深海棲艦に襲われた!とりあえず俺だけ戦線離脱して報告に来たとこだ!」


提督「山城。」


山城「はい!」タッタッタッ


提督「とりあえず山城達が行く。お前は入渠だ。」


天龍「わかった。」タッタッタッ


提督「・・・」


        ~近海~


山城「主砲!よく狙って!てー!」ドォン!


イ級f「」ドカァン!


イ級f「」グバァ!


山城「!電ちゃん!危ない!」


電「えっ?」


        ~執務室~


提督「・・・」


山城「・・・戦艦山城。帰投しました。」


提督「遠征組は?」


山城「・・・駆逐艦電が轟沈しました。上半身を噛み


提督「良い。わかった。それ以上言うな。」


山城「・・・はい。」


提督「夜の哨戒は他のに変わってもらう。休め。第六駆の子は入渠後二日の自室休養だ。申し訳ないがあの子たちの周囲の見回りを強化させる」


山城「・・・わかりました。」


提督「第六駆の子達に言ったら休んでくれ。精神面的に疲れただろう。」


山城「・・・ありがとうございます。失礼します」


パタン


提督「・・・」


       ~工廠~


提督「例のあれ・・・どの程度開発進みましたか?」


明石「とりあえず船体は完成しました。あとは駆動検査とか武装とかです・・・本気でやるんですか?」

 

提督「あぁ。非戦闘員巻き込むよりましかと思います。」


明石「提督のためなら自分の犠牲なんて気にしないと思いますが・・・」


提督「・・・今日、電が死にました。」


明石「・・・」


提督「初期の頃から頑張っていてくれたあの子が。」


明石「・・・」


提督「上半身を噛み千切られて見るに耐えなかったそうです。」


明石「・・・」


提督「せめて第六駆のあの子たちだけでも生きてほしいんです。」


明石「・・・そうですか。」


提督「開発に人手が足りなければ言ってください。手伝います。」


明石「はい。」


提督「それでは。」スタスタ


       ~執務室~


妖精「テガミダヨー。」


提督「ありがとう。どれどれ・・・なるほど・・・」


山城「何かあったんですか?」


提督「山城。休んで良いといったはずだが・・・」


山城「ここが一番落ち着くので。それで何があったんですか?」


提督「非戦闘員の避難要請が却下された。」


山城「非戦闘員の避難要請ですか・・・何故・・・?」


提督「・・・ここもいつ落ちるかわからないから(山城「何か隠してますよね。」


提督「・・・さて。なんの事だか。いやぁ・・・困ったものだな。本当に皆が死ぬまで戦わせる気か大本営は。まぁ他のとこも良い調子とは言えないらしいから仕方ないが。」


山城「・・・」


提督「そう不満げな顔をするな山城。無いものはない。第六駆の子達だけは巻き添えにしたくなかったがわがまま言えないよな」


山城「そうね・・・一発逆転のなにかがなければもうこのままあの子たちと自決かしら。」


提督「・・・あぁ。」


       ~夜の工廠~


提督「突然の呼び出しですね、明石さん。完成したんですか?」


明石「はい。まぁ・・・本当に行くんですか?」


提督「日本男児として、後に残す人達のためせめて本拠地突撃して自爆するのが一番戦果を出せますからね。」


明石「なら私達も着いてきます。」


妖精「イクゾー!」


提督「ダメだ。」


明石「非戦闘員だけど、何かさせてください!そうさせてくれない限りここから動きません!」


提督「・・・なら砲撃を頼みます。避難用のカッターは積んでますよね?」


明石「えぇ。艦娘、妖精専用の超高速です!」


提督「じゃぁ決行は明後日の早朝です。今日はゆっくり寝ましょう」


山城「・・・」モノカゲカラノゾキ


       ~翌日、執務室~


提督「眠い!もう一眠り!」


山城「ダメです、仕事してください。」


提督「嫌じゃ!ワシは仕事何かしたくないぞデンジ!」


山城「パワーちゃんみたいに言ってもダメです。」


提督「デンジ君。今日は仕事をサボろうか。」


山城「マキマさん風に仕事をサボることを提案しないでください。そして何で私がデンジ役なんですか」


提督「とにかく嫌だぁ!」


山城「今日の夕飯ハンバーグなんですけど無事終わったら好きなトッピング乗っけてあげますよ。」


提督「仕事サボるやつなんてバカだな!明日やろうは皆殺し!」テキパキ


山城「現金ですねぇ・・・」


       ~数時間後~


提督「終わったかもー!」テッテッテーテッテッテテー


山城「良かったですねぇ。ただし塩コショウをアル中盛りしないでくださいね。」


提督「そういえば山城。」


山城「?はい。」


提督「夕飯後時間あるか?」


山城「?まぁありますけど。」


提督「話がある。」


山城「わかりました。」


       ~夕飯時、食事場~


提督「チーズハンバーグと目玉焼きだぁ」


山城「めっちゃ盛るかと思ってたんですが意外ですね。」


暁「」ジー


提督「ん?暁、目玉焼き食うか?」


暁「い、良いわ!何たってレディだもの!」


響「ハラショー、そいつはうまそうだ。」


提督「響、食うか?」


響「いただこう。」


暁「(´・ω・`)」


雷「目玉焼きちょうど皆の分焼けたわ!」


暁「」パァ


提督「良かったじゃないか暁。」


山城「じゃぁ皆手を合わせて!」


一同「いただきます!」


提督「おいしいなぁ。」


暁「えぇ!」


響「こいつは良いな。スパシーバ」


雷「うん!美味しい!」


山城「良かったわね。」


       ~数分後~


一同「ごちそうさまでした!」


オイシカッタワネー! イヤァヨカッタ マタタベタイワー


提督「さて。山城。話に入ろうか。」


山城「何でしょう。」


提督「君にこの指輪をあげよう。」


山城「偉く唐突ですね。」


提督「いつ死ぬかわからんからな。とりあえずあげるかと思ってな。」


山城「ありがとうございます。」ソウチャク


提督「ま、話ってのはそれだけだ。」


山城「・・・提督。」


提督「ん?」


山城「明日死ぬ気ですよね。」


提督「んーなんの事だか。」


山城「とぼけないでください。昨日全部聞きました。」


提督「乗せろと?」


山城「はい。」


提督「だめだね。」


山城「・・・だけど爆発には二人居ないとダメですよね。それにキーも私が持ってます」


提督「・・・・・・わかった。早朝、遅れないように」


       ~早朝、工廠~


明石「お待ちしてました。あれ?山城さん?」

 

提督「聞かれちまってな。何やってんだか・・・」


山城「そう言うことです。」


明石「・・・わかりました。いきましょう!」


       ~本拠地前~


ドカァン!  ドォン! ドォォン!


明石「流石に抵抗すごいですね・・・」


提督「カッターはまずったかもなぁ。」


明石「知らないんですか?濃縮核なるもので爆風は最小限です!と言っても半径10kmは爆風範囲内ですけど。」


提督「何やそれ。」


山城「何処の出かもわからない漂流物の設計図でしたっけ?」


明石「それです!」


提督「んなもん採用すんなよ・・・」


明石「これでも姫級や鬼級の撃破実績多数なんですよ?大抵が艦娘の特攻による爆破なんですけど・・・」


提督「最後だけ聞きたくなかったな。」


妖精「ソロソロダッシュツダヨー!」


明石「・・・・では、私はこれで。貴方は私の中で一番尊敬していた提督でした!・・・・・長い間!!クソお世話になりました!」


タッタッタッ・・・・ザーッ!


提督「俺等も上あがるか。」


山城「そうですね。」


       ~甲板~


提督「・・・あれが姫級か。」


中枢棲姫「・・・ナンダ」


山城「恐ろしいものですね。」


中枢棲姫「ナニヲスルキダ!」


提督「そろそろ明石達も行ったろ。」


山城「はい。」


中枢棲姫「ヤメロ!」


提督「なぁ山城。」


山城「なんですか?」


提督「・・・空が・・・青いなぁ。」


山城「・・・えぇ。とっても」


カチリ


       ~翌日鎮守府~


ラジオ「・・・速報 先日未明、全深海棲艦が降伏するとの声明を発表しました。」


明石「・・・やったんですね・・・提督」


     ~第六駆逐隊の部屋~


ダダダダダダ!


暁「大変よぉ!」


響「なんだい暁?非番なんだしもう少し寝かせてくれないか?」


暁「そんな場合じゃないわ!雷も起きなさい!」


雷「何!?襲撃!?」


暁「それが・・・ついに終戦を迎えたのよ!」


響「・・・何かの冗談かい?」


暁「冗談じゃないわ!」


雷「あの沖の爆発と何か関係あるのかしらね・・・?」


暁「そう言えば昨日今日と山城さん達が居ないわね。明石さんが何か知ってるかも!」


        ~工廠~


暁「と言うわけで!何か知らない?」


明石「・・・・えっとね。」


響「明石さん。元気がないね。」


雷「そんなんじゃダメよ!いつでもニッコリ!」


明石「落ち着いて聞いてほしいの。山城さん達は・・・・」


     ~数年後、元鎮守府前~


暁「・・・久しぶりね提督。」


暁「あれから何年もたったわ。」


暁「響達は現在情報秘匿で行方知れず、私は今、艦娘保証で暮らしてる。」


暁「艦娘や深海棲艦に対する差別はひどくて、またいつ深海棲艦が武装蜂起するかわからない。そしてそのとき艦娘は人類の味方をするか・・・絶対に人間側につく・・・とは暁も言い切れないわ。・・・これが司令官や山城さんが命を賭してまで私達に得てほしかった未来なのか・・・少し疑問だわ。」


暁「だけど、暁は成長して、立派な立派なレディーになれたわ!」


暁「・・・司令官や山城さん、電にも見てほしかったけどね。」


暁「・・・それじゃ司令官!また来るわね!」


タッタッタッ


後書き

チカレタ

次投稿はアズレン北方関連かな。


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