主人公の弱みを握ったが故に毎日命令してくる金持ちお嬢様「さあ、さっさと足を舐めなさい?」
金持ちお嬢様の犬になる話 なおお嬢様は独占欲が強い模様
正真正銘のラブコメです
「…なに?その反抗的な目は。…ふふっ。私が貴方の弱みを握っている事、忘れているの?……さぁ、早く足を舐めなさい」
「ああっ…!良い、良いわ…その姿。無様以外の何物でもないその姿っ…!」ゾクゾク
「…ふふふっ。貴方が何を言おうが、私に服従している事は変わりないのよ?」
「さぁ…次は私の事を愛している、と言いなさい。…ほら、早く。……なに?足を舐めることよりも苦痛だとでも言うの?」
「……バラされたいの?」
「…ふふっ…ふふふっ…それで良いのよ。…不釣り合いで身の程を弁えない告白だけど…仕方なく受け取ってあげるわ」
「…私も、愛してるわよ?」ボソッ
「勿論、犬としてだけどね…ふふっ、顔赤いわよ?」
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「…あぁ、いたわね。犬。ちょっとこっちに来なさい」
ドンッ
「……私以外の女と話すなって…言わなかったかしら?」
「なんの事か分からない…?そう、白を切るつもりなのね。…じゃあ詳しく言ってあげる」
「今日の13時32分45秒のときに、1年3組出席番号6番の女と楽しそうに会話してたわよね?」
「……やっぱり、話してたんじゃない。どうして嘘を吐くの?ねぇ、どうして私の命令を無視するの?それが自分の首を絞める行為だって、どうして気付かないの?」
「はぁ…所詮犬ね。四足歩行で過ごしたらどうかしら?…いや、これは命令よ。今すぐ四つん這いになりなさい」
「…さぁ、その姿で私の言葉を復唱しなさい。『俺は二度と命令には逆らいません』『俺は貴女だけを愛します』『貴女の犬でいられて幸せです』」
「…そう、それで良いわ。しっかりと今言った言葉を呑み込んで、行動に移しなさい。…いいわね?」
「分かってくれたならいいわ。…罰としてしばらくそのままよ。自分の立場をしっかりと認識しなさい」
「ああそれと…明日学校が終わったら私の家に来なさい。…は?その日用事がある?貴方ねぇ…断れる立場だとまだ思ってるわけ?」
「…ねぇ、一応聞いておくけど……その用事って、女との遊びなんかじゃないでしょうね?」
「ふぅん…違うならいいのよ。…とにかく!明日私の家に来なさい!私から誘われるなんて光栄な事なのよ!ましてや今の貴方は犬なんだから…」
「…ふん!来るのなんて当たり前よ!……何?いつ帰るのか?そんなの泊まり込みに決まってるじゃない!私の家に泊まれるなんて、ほんっとうに光栄な事なんだからね!」
「…ふん、17時に家に来なさい。遅れたら承知しないわよ?あぁ…あと、服は持ってこなくて大丈夫よ。こっちで用意するわ」
「…分かった?…さっ、今日はもう帰りなさい。…何言ってるの?四つん這いのままに決まってるでしょ?」
「…じゃあね、私の犬」
「……私だけの…犬」ボソッ
犬になりたい
あ^~いいっすね~
続きを知りたい^p^