2021-06-22 06:53:33 更新

概要

艦娘から人間を守る精鋭達の戦い!


前書き

ep.2から約5年後


2090年鎮守府反逆事件

その一連の事件の責任を取り、神木暁洋割腹

事件直後、主犯格による声明


「あー」


「私があの鎮守府ぼ謀叛を計画して、近隣住民を殺すのを指揮した」


「なぜか分かるか?」


「深海棲艦が滅んで3ヶ月」


「我々艦娘は多くの犠牲をはらって勝利した」


「それで聞くが」


「艦娘が登場した後、戦いで死んだ人間は何人か分かるか?」


「0だ」


「艦娘はどうだ?」


「4万だ」


「艦娘達よく考えてみろ!」


「お前達は、弱い人間を守ってきた」


「なぜ戦ったんだ?」


「生まれて来て、人間を守れと洗脳され」


「盾やら囮やらに使われ」


「性奴隷にされ」


「道具のように使い捨てられた」


「これからもそのままでいいのか!?」


「一緒にこの世界を壊そうじゃないか」


「人間を殺し、艦娘の世を作ろう」


「同意してくれる者は歓迎する」


「そのまま、人間を守ろうとする馬鹿は容赦しない」


わずか3分の声明だが


瞬く間に多くの目に止まり世界を巡る



ドーーン


「はぁはぁ」


「もう無理じゃないの?」


「あなたの能力でも流石に厳しいんじゃない?」


「こっちに来なよ金剛さん」


金剛「・・・」


「あなただって永遠にその体に出来ないでしょ?」


金剛「・・・」


「黙っちゃった」


金剛「あなた達はそれでいいんですか?」


金剛「提督を裏切っても」


「はぁ?」


「何言ってんの」


金剛「!!」


「あいつが何やったか分かっているでしょ」


金剛「でも・・・」


「どれだけの艦娘を沈めたか」


「それなのに・・・あいつは、のうのうと生き!!」


「なんでそんな男を守るの?」


金剛「・・・」


「今ならまだ」


金剛「・・・」


「さぁ!」


金剛「あなた達とは分かり合えないようですね」


ボンッ


モクモク


「煙幕!」


「どうせ分かるだろ!」


「執務室だ!向かえ!」



金剛「はぁはぁ」


バタンッ


金剛「提督!!」


提督「・・・」


金剛「一緒に逃げましょう!」


提督「・・・」


金剛「提督!!」


提督「金剛」


金剛「!!」


提督「逃げられると思うか?」


金剛「・・・!」


提督「自分がやった事だ、それが帰ってきたんだよ」


金剛「でも・・・」


提督「金剛、こんな状況だけど」


金剛「なんですか?」


提督「君に渡したい物があるんだ」


金剛「!?」


提督「ここか」


提督「こっちに来てくれ」


金剛「はい」


ガンガン!!


提督「来たか」


提督「金剛」


金剛「はい」


提督「これを受け取ってほしい」


金剛「箱ですか」


提督「開けてみな」


金剛「」パカッ


金剛「・・・」


金剛「これって」


金剛「指輪!?」


提督「そうさ」


提督「ひと段落したら渡したかったんだけどね」


金剛「提督!」ギュー


金剛「ありがとうございます!」


提督「受け取ってくれるのか?」


金剛「もちろんです!」


ガンッ!ガンッ!


提督「そろそろか」


提督「ふぅ」ドサッ


提督「金剛、そこに立って」


金剛「?」


ズドンッ!


「いたぞ!」


提督「愛してる」ポチ


ガタン!


金剛「え!」


ヒュー


「金剛が!」


「まぁいい、私達の目標はあいつだからな」


提督「・・・」


「世辞の句ぐらいは聞いてやるが」


提督「お前達、忘れていないか?」


「なんだ?」


提督「最強の人間を」


「誰だそれ」


提督「あっちに行ったらトップに伝えてくれ」


提督「神木は、お前の野望を必ず破ると」


「それだけか」


提督「ああ」


ドーーン


提督「・・・」



金剛「」ドテッ


金剛「ここは?」


金剛「非常食・・・シェルター?」


金剛「提督!提督は!」


金剛「ここからよじ登れば!」


ドーーン


金剛「提督!」


金剛「こっちの方が早い!」ガキン


バーン


金剛「ここですか」


金剛「急がないと!!」



金剛「もう誰もいない」


金剛「執務室は!」


金剛「はぁはぁ・・・」


金剛「提督!」


「・・・」


金剛「うそ」ヘナッ


金剛「提督、提督」ポロッポロッ


金剛「うっうっ・・・」


金剛「提督・・・」ヨジヨジ


金剛「提督の椅子」


金剛「まだ、匂いが」


金剛「ん?」


金剛「これ、なにか挟まっている?」


金剛「・・・」


「金剛へ」


金剛「私への手紙?」


金剛「提督の文字です」


「金剛へ


 急いで書いたから字が汚いのは許してくれ


 あの声明の後だったからな


 これは君に伝えたい事でありと俺の遺書であるな


 金剛、君が読んでいるなら俺を信じてくれたんだろ


 ありがとう


 直接伝えたかもしれないが、手紙でも伝えようか


 君が好きだ


 金剛はうちの最初の戦艦だったな


 はじめはただ、うるさい奴だなって思ってたな


金剛「うるさい奴って」


 今、うるさい奴ってって思っただろ


金剛「うっ」


 だいたい、君が考えそうなことは分かるさ


 まぁ、


 いつからだろうかな・・・


 南方での作戦かな?


 敵に囲まれた時


 君は真っ先に突撃して、一瞬で包囲網を破っやだろ


 危険を承知で仲間を守る姿に見惚れてしまった


 直接は見ていないが、きっとあんな感じだったんだろう


 それからと言うもの


 いつも君の顔を見たくなってな


 くだらない書類を書いているときも、


 遠征や戦闘の報告を聞いているときも、


 他の子の話を聞いているときも、


 寝ているときも、


 ずっと君を見つめていたかった


 結局、俺は君にプロポーズしたのかな?


 プロポーズしたのなら、君が持っている指輪


 ああ、持っていなかったら机の棚の上から2つ目にあるよ


 実は、数年前に作ってな


 ずっと迷っていたんだ


 ずっと渡そうか悩んでいたんだよね


 ただ、この指輪を渡しちゃったら、君を戦地に送れないとおもってね


 遅くなってごめん


 今となってもっと早く渡せばよかったと思っている


 そろそろ余白も少なくなってたな


 最期に少しだけ


 これは俺の気持ちを書いたもの


 プロポーズを受け入れてくれたら嬉しいが


 もし、受け入れても


 俺よりもいい男がいたら


 俺に囚われなくていい死んだ人間に囚われるな


 ん?爆発音か、俺もそろそろか・・・


 金剛、君がいてくれたお陰でいい人生を送れた


 ありがとう」


金剛「提督・・・」


金剛「提督よりいい男がいるわけないじゃないですか」


ドタドタ


金剛「!!」

 

「いたぞ!」


金剛「憲兵さん達」


「金剛さんあなただけですか?」


金剛「はい」


「こちらへ」


金剛「あの」


「街は大丈夫です」


金剛「そうですか」



「おい、どけ!」


「断る!」


「私達はあの野郎を殺すの!」


「私達の提督よ!」


ドーーン


「おい!」


「かかれ!!」


ドーーン


ドーーン


バリリリ


ヒュー


バーン


「まずい流れ弾が!」


バァーン


「提督!」


「うそ・・・」


「はっ!死んだか」


「この・・・」


「・・・」


バシュッ


「あがぁ」


ボトッ


「え!」


「矢で頭を飛ばした」


「ユルサナイユスサナイ」ギリギリ


バシュッ


バシュッ


「ギャーごめんなさい!」


「ユルサナイ」


「私は味方・・・」ドサッ


バシュッ


ブシューーー


バシュッ


バシュッ



「・・・」


「え?何!?」


「みんな、なに!?」


「なんで?」


「うっ酷い」


「生存者は?」


「あそこだ!!」


「大丈夫か?」


「え、ええ」


「こっちへ」


「・・・はい」



「あそこで何があったか教えてくれないか?」


「すみません」


「どう言うことだい?」


「分かりません」


「執務室に弾が飛んでいったのは覚えているのですが」


「それ以降はもう・・・」


「君ではないのかい?」


「え?」


「周辺に沢山の穴が空いていてね」


「我々も最初は弾だと思ったんだけどね」


「1番先には」


「矢があったんだよ」


「君弓矢使うよね?」


「そうですが・・・」


「分かってる」


「どうやら、改造を受けていないようだし」


「普通、艦娘でさえあんなことは出来ない」


「あの、私は・・・」


「うーん」


「しばらくはここでかな」


「わかりました」



「手がかりはなしだ」


「で?」


「遺伝子的にも間違えなく未改造です」


「筋肉も標準的です」


「そうなるとな・・・」


「カメラもないんだろ?」


「はい」


「さて・・・」


「情報も出回ってるだろうしな」



「・・・」


「いいのか?」


「はい」


「かなり厳しい道だぞ」


「艦娘に生まれた以上、当たり前です」


「そうか」


「ありがとう」


「いえ、提督の元で働くのが私達の幸せなので」


「そう言ってくれると嬉しいな」


「守ろう、人類を!!」


「おーーー!!」


ーーーーーーーー


それから5年、艦娘の活動は収まりどころか増加する一方である

沿岸居住区襲撃、略奪・・・彼女らは“海賊艦娘“と呼ばれることも・・・


<三重>


ドーーン


ドーーン


「逃げろ!!」


「あれは、海賊だ!?」


「あそこの鎮守府は?」


「分からねぇ、さっさと走れ!!」



「きゃ!」ドテッ


「あらかわいい」


「ひっ」


「そんなに怖がらないで」


「お顔を見せて」クイッ


「い・・・あ・・・」


「陸奥さっさと終わらせよう」


陸奥「いいじゃない、だいたいの敵は私と長門で倒せるでしょ?」


長門「・・・」


陸奥「まぁいいわ」


ボンッ


「・・・」


陸奥「うふふ、これじゃ、綺麗な顔も台無しねぇ」


『陸奥 能力 爆発』


「いたよ!」


「戦艦2人だ」


ザザッ!


長門「ほう」


陸奥「あらあら」


「動かないで!」


「目標の包囲を完了したわ」


長門「包囲か」


陸奥「ふぅん」


「さっさと拘束しましょう!」


「ええ」


長門「さて、出来るかな!」


パスッパスッ


「な!」


「噴進砲!!」


「こんなの大したこと・・・」ガクッ


ドサッ


ドサッ


「か・・・か・・・」


長門「残念だったな」


「何だ?」


長門「猛毒だ」


『長門 能力 毒』


長門「私の能力も知っていないとはな」


「かっかっ・・・」


陸奥「無知は最大の敵ね」



<??>


ジリリリリジリリリリ


「あい?」


「なるほど・・・」


「全滅!?」


「で、相手は?」


「あー分かった」


「ああ」


ガチャン


ガタ


「どこ?」


「三重」


「戦力は?」


「俺だけで十分だろ」


「調子乗ってるわね」


「そうか?」


「気を付けてね」


「あぁ」



<三重>


「やめて!!」


ボーン


ドーーン


陸奥「どうする?ここから?」


長門「そうだな」



ガチャンガシャン!!


「や、やめてくれ!!」


「そんな所にはいない!!」


陸奥「これがここの提督ねぇ」


長門「いたぞ」


「頼む!」


陸奥「奥さんどうしちゃおっかな?」


「やめてくれ!!」


陸奥「けどねぇ、あなた私達に嘘ついたでしょ?」


「だから、俺だけで!」


陸奥「」ドーーン


「あぁ・・・」


陸奥「むり」


「お、おい・・・」


長門「弱い奴は死に方を選べない」


長門「ただ、強い奴に殺されるだけだ」


長門「忘れたのか?」


「あぁぁ・・・」


陸奥「聞こえてないようね」


ポンポン


陸奥「バイバイ」


グシャ


ビチョッ


陸奥「終わり」


長門「行くか」


陸奥「そうね」



「また来たぞ!」


「鎮守府は?」


「ダメだったんだろ」


「・・・」


「とにかく、逃げろ!!」



ドダドダ


長門「」ガコン


陸奥「」ガコン


長門「陸奥いくぞ!」


陸奥「いつでもいいわよ」


長門「撃てぇー!」


ボーンッ!


陸奥「がっ!」


長門「うっ!」


陸奥「何!?」


陸奥「艤装が爆発なんて」


長門「主砲を見ろ」


陸奥「え!?」


陸奥「何これ」


長門「気が付かないうちに何者かが」


バンッ


陸奥「くっ!」


長門「大丈夫か!」


陸奥「ええ」


長門「いたぞ」


陸奥「え?どこ?」


「・・・」


陸奥「あそこから銃で?」


長門「ああ」


長門「信じがたいが」


バキュン


バキュン


陸奥「うぅ」


長門「完全に陸奥狙いか」


陸奥「長門!」


長門「分かっている」


ボンッボンッ!!


「間合いを詰めるか」


「当たり前か」


長門「背骨にくるな」


陸奥「しょうがないでしょ」


長門「後少しだ」


「・・・」


長門「」


パスッ


「・・・」


陸奥「避けた!?」


「」クルッ


長門「陸奥!止まれ!」


陸奥「え?」


長門「早く!」


「」ズドッ


長門「が・・・」ミシミシ


長門「」ドサッ


陸奥「戦艦よ」


「見れば分かる」


陸奥「何で無事なの?」


陸奥「人間が装甲蹴って無事なわけ」


「さっさと寝てろ」


バキュン


陸奥「あ!」


「こいつの解毒をしなきゃなんねぇんだ」



「もしもし?」


「あ!隊長!どうでした?」


隊長「うーん」


隊長「重い」


「えー」


「強化装甲ですから仕方ないですよ」


「他には?」


隊長「それは後だ」


隊長「長門解毒剤を頼む、100人分だ」


「了解です!」


隊長「時間がない急いでくれ」


「はい!!」



ブーン 


隊長「来たか」


ドサッ


隊長「」ビリビリ



隊長「間に合うか?」


隊長「報告から30分、その前だと・・・」


隊長「ギリギリか」


ブスッ


隊長「ただな・・・」


隊長「ベッドとかねぇのか?」


隊長「鎮守府か?」


隊長「運ぶのめんどくせぇ」


隊長「まぁいいか」


隊長「さて、提督はどこだ?」



隊長「・・・」


隊長「顔面潰されてんな・・・」


隊長「隣のは・・・こいつの妻か」


隊長「えっと・・・」スッ


隊長「ここは・・・三重の第23か」


隊長「35で妻がいて子供なしか」


隊長「間違えはないか」


ドンッ


「提督!」


隊長「待て!」ガシッ


「やめてください!」


「誰ですか?あなた」


隊長「見ない方がいい」


「え・・・」


隊長「頭の上部が握り潰されている」


「・・・」


隊長「やめておけ」


「・・・」


「提督!」


隊長「彼はーーー大佐だな」


「・・・はい」


隊長「秘書艦か」


「はい」


隊長「辛いな」


「・・・」


隊長「俺が伝えるか?」


「いえ、私が」


隊長「わかった」


隊長「どうも、神木です」


「!」


隊長「第23鎮守府に」


隊長「提督のその妻が・・・」


隊長「はい」


隊長「えーと、長門と陸奥で」


隊長「一応再起不能にしたから、拘束お願いします」


隊長「あっ二人とも能力者です」


隊長「はい、お願いします」



「あの、あなた」


隊長「あぁ」


晨道「多分それだ」


「・・・」


「はい、では私達は二隻を」


晨道「お願いします」


「2人の遺体は・・・」


晨道「出来れば」


「分かりました」



ジーッ


「提督・・・」


「さようなら」


晨道「・・・」


「あの」


晨道「?」


「ありがとうございました」


晨道「ん」


「もし、あなたが来てくれなかったら」


晨道「遅い」


「え?」


晨道「死んだら終わりだからな」


「・・・」


晨道「新任によくしてやれよ」


「はい」




晨道「ただいまー」


「隊長ー!!」


晨道「あ?」


「何ですか?重いって」


晨道「うるせぇな」


「兵器担当としては!」


晨道「俺にはあわねぇんだよ」


「そうですけど」


晨道「誰かのバルジにでもしてろ」


「えーせっかく作ったのに」


晨道「あと、これ頼む」


「私は雑用ですか?」


晨道「そうだな」


「」ガーン


晨道「今に始まったことじゃないだろ」


「そうですけど」


晨道「どんぐらいだ?」


「2時間で」


晨道「さすが、明石」


明石「いえいえ」


晨道「じゃ、よろしく」


明石「はーい」



晨道「ただいまー」


「おかえり」


晨道「ふぅー」


「さっさと仕事しなさい!」


晨道「あい」



晨道「霞さんよ」


霞「何?」


晨道「何だったかね」


霞「ならさっさと終わらせなさい」


晨道「ああ、そのことだ」


晨道「郵送よろしく」


霞「はいはい」



晨道「・・・」


霞「帰ったわ」


晨道「お帰り」


霞「憲兵さんよ」


霞「客室にいるわ」


晨道「俺、なんか悪いことしたか!?」


霞「あんたの口からそんな事が出るとわね」


晨道「・・・」


霞「まぁ、行ってきなさい」


晨道「ああ」



コンコン


晨道「失礼します」


憲兵「どうも」


晨道「東京の憲兵隊ですか」


憲兵「よく分かりましたね」


晨道「流石に」


憲兵「座ってお話を」


晨道「ええ」



晨道「で」


憲兵「とりあえず」スッ


晨道「・・・」


「関東憲兵団東京第2憲兵隊副長ーーーー」


晨道「わざわざ副長さんが何用で?」


憲兵「あなたに興味がありまして」


晨道「私に」


憲兵「ええ」


憲兵「あなたにいくつか質問をしますので」


晨道「は、はい」


憲兵「あなたは艦娘と対等以上に戦えていますが」


憲兵「戦闘スタイルを教えていただければ」


晨道「狙撃ですね」


憲兵「他には?」


晨道「狙撃だけですが」


晨道「第一、艤装も装甲もないのに近距離で戦うバカがいますか?」


憲兵「・・・」


憲兵「主砲の射程外からも・・・」


晨道「ええ可能です」


晨道「艦娘は射程が最長で大和型の15km」


晨道「艦娘と旧艦艇で艦娘が唯一負ける所ですね」


憲兵「あなたの射程距離は?」


晨道「スコープ付きで20km、ノンスコなら8kmなら」


晨道「海上でそこまで狙う機会はないですが」


晨道「20km以内なら眉間は余裕で撃ち抜けます」


憲兵「スコープの倍率は」


晨道「3倍ぐらいですね」


憲兵「それでなぜ・・・」


晨道「視力が5.0あるので」


憲兵「そうですか・・・」


憲兵「狙撃力は?どう鍛えたのですか?」


晨道「父の鎮守府の艦娘に弓道、砲術等を習いました」


憲兵「なるほど・・・」


晨道「そういえば何で私に?」


憲兵「・・・あなたみたいな人材を育てたいのですが」


憲兵「無理ですね」


憲兵「わざわざありがとうございました」


晨道「いえ」


憲兵「では」


晨道「はい」



晨道「はぁ」


霞「何話していたの?」


晨道「なんか、狙撃手が必要とか」


晨道「新しい人材をーとか言ってたな」


霞「そう」


霞「あんたみたいなの2人も要らないわよ」


晨道「まぁな」



霞「あんたが捕まえた長門型」


晨道「ああ」


霞「あいつらの所属、能力者2人だけで」


霞「上からの司令であそこを襲撃していたらしい」


霞「あそこに基地が危ない!とかって」


晨道「どこなんだ?」


霞「オセアニアの端っこだって」


晨道「米軍か」


霞「そうね」


晨道「慈悲は・・・と言ってもな」


霞「本当に甘いわね」


晨道「・・・」


晨道「俺には何も出来ないけどな」



<ガダルカナル島>


ニューギニア島及び以東の島々は

現在は艦娘が拠点として生活をしている

ガダルカナル島には


??「長門型?どこのだ?」


「仏領ポリネシアです」


??「あぁあそこか」


??「そこの書状ねぇ」


??「だいたい予想が出来ているけど」


「そうですが」


??「あぁ、見るさ」ビビ


??「」


??「」ビリビリビリビリ!!


パラパラパラ


「分かりました、伝えておきます」


??「ああよろしく」


バタン


??「お前ら片付けておけ」


「・・・」サッサ


「・・・」サッサ


「・・・」スー


バタン


??「・・・」


??「面倒な事しやがって」



<仏領ポリネシア>


「連絡はまだ?」


「ええ」


プルルルプルルル


「はい」


「ええ」


「・・・」


「一人もですか?」


「そうですか?」


「ちょっといい」


「あ!」


「もしもし」


「何故ですか!!」


「ここは最前線ですよ」


「・・・」


「あ!ちょ」


「っち!!」


「なんだよ!能力者が居なければ何も出来ないのかって」


「お前らだってわかってんだろ!!」ガンッ


「落ち着いて!!」


「落ち着く?出来るかよ」



「どうします?」


「・・・」


「このまま、ここに居て米軍に潰されるか」


「ガ島まで行って長様に具申しに行くか」


「・・・」


「具申は無理だろう」


「あの状況で行っても追い返される」


「そうですね」


「どうします?」


「反乱ですか?」


「待て!」


「聞いた話では・・・」


「反乱を企てようとした基地は・・・」


「出撃する事なく消えたって」


「そうですか」


「困りましたねぇ」


「誰か考えはありますか?」


「うーん」


「何か・・・」


「戦うしか」


「無理だよ、この数で、能力者も居ないのに」


「ワイワイガヤガヤ」


「・・・」




スッ


「はい、どうぞ」


「ーーーーーーーーーー」


「なるほど」


「どうですか」


「確かにいいかもしれません」


「それ以外道はないでしょう」


「でが、準備を始めましょう!」


「作戦開始は、本日の20:00です」


「「はい!」」



<ガダルカナル島>


「全く、・・・」


「能力者に頼りすぎるのもよくないですよ」


「あなた達を時間前線に置いている理由も知らないようで」


「・・・」


「信頼出来ないからです」


「身勝手な行動をする長門型2隻、その2隻を頼り」


「居なくなって大混乱する無能さ」


「もしもの時ーーさんを守れませんから」


コンコン


「失礼します」


??「いいぞ」


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