ご注文はうさぎですか?
とある町にひっそりとあるカフェ、「ラビットハウス」
そこで働く1人の少女があることをしようと動き出した。
原作を買おう買おうと思いながら、中々買うことが出来ていないです。なのでアニメしか観てないです。
話が変だと思いますが、最後までお付き合いください。(キャラ崩壊はないかな?)
…
……
………
こ「今日、まだ一人もお客さんきてないね…」
チ「…そうですね…でも、よくあることじゃないですか」
こ「そうだけどさぁ〜…暇だよぉ〜。」
(スリスリ)
チ「ゔ〜…ココアさん頬ずりやめてください…今お仕事中ですよ。」
こ「お仕事中って言っても、お客さん一人もいないんだよ〜。だからチノちゃんに頬ずりしても大丈夫なんだ〜♪」
チ「ゔ〜…全然大丈夫じゃないです…もし急にお客さんが入ってきたらどうするんですか…」
こ「それはないと思うよ♪」
チ「えっ」
こ「だってね…外は人が歩いてるのに、ラビットハウスには目もくれてないから大丈夫だよ。」
チ「ココアさん…その考えはどうかと…それに、みんな用がないならお店には入りませんよ。」
こ「違うよ!用がないから入らないんじゃないんだよ!きっとラビットハウスがラビットハウスってことに気づいてないだけだよ!」
チ「意味がわかりません…」
り「つまり、ここが『店』ということがわかる何かがないってことか?」
こ「そう!そういうことだよ!」
チ「でも外には看板がありますし、わからないということはないんじゃないですか?」
り「確かに…看板はあるな。」
こ「うっ…じ、じゃあきっと、魅力がないからこないんだよ!」
チ「魅力…ですか?」
こ「そう!魅力だよ!魅力!」
り「例えば?」
こ「例えば……看板メニューとかさ!どうかな?」
チ「前にも言いましたが、ラビットハウスにそんなもの必要ないと思うんですが…」
こ「何言ってるの!このご時世必要だよ!じゃないとお客さん永遠に来なくなるかもよ!?」
チ「えっ…そ、それは困ります…」
り「う〜ん…看板メニューか〜…確かに、『これを目当てに来ました!』っていう声も聞いてみたいしな…」
て「ワシは看板メニューは必要ないと思うんじゃがのぉ。町の中にひっそりやっているカフェを望んでいるのじゃが。」
こ「ティッピーまで…でも何か看板メニューを…そうだ!今のこの世の中は、可愛い女の子が頑張らなきゃいけないから、ここは看板娘の可愛いチノちゃんが脱ぐしか…はっ…!でもチノちゃんが変な男の人たちに…あんなことや…そんなことを…や、やっぱり駄目だよぉ〜!チノちゃんのピュアはお姉ちゃんであるこの私が守らなきゃ!」
チ「何1人でブツブツ言ってるんですか…それに脱ぎませんし、そんなことしません!ココアさんは変態さんですか…」
こ「うえ〜ん!リゼちゃ〜ん!チノちゃんに変態呼ばわりされた〜!」
り「その考えはチノがココアのことを、変態って呼びたくなるのもわかるな。」
こ「リゼちゃんまで!?」
チ「ところで、ココアさんは一体何を考えてたんですか?"あんなこと"や"そんなこと"って。」
り「えっ!あ〜…ち、チノはまだ知らなくて大丈夫だ!大人になったらわかることだからな!」
こ「そうだよ!チノちゃんはまだ子どもだから知らなくていいんだよ♪」
チ「私を子ども呼ばわりするのはやめて下さい!もう子どもじゃないですから!」
こ「そうだね〜♪チノちゃんは子どもじゃないよね〜♪」
り「(完全に馬鹿にしてる…)」
チ「ゔ〜…だから頬ずりはやめて下さいと…(というかそこまで言われると、とても気になります…この二人は教えてはくれなさそうだし…そうだ…千夜さんなら何か教えてくれるかもしれません。それにどうやったらお客さんが来てくれるのか後で聞いてみよ…)」
〜営業時間終了〜
り「じゃあ、また明日な。」
こ「うん。じゃーねーってチノちゃんどこ行くの?」
チ「ちょっと用があるので。夜ごはん前には帰ってきます。」
こ「そっか♪いってらっしゃ〜い♪」
(バタン)
こ「お米炊かなきゃ。」
(米を洗う音)
こ「ふふ〜ん♪……チノちゃん誰に相談するんだろ…多分千夜ちゃんに相談してるんだろうな……」
(野菜切る音)
こ「………とても、気になる…!」
〜〜〜〜〜〜
り「用ってなんだ?」
チ「ちょっと気になることがあるので、ある人に相談するんです。」
り「チノもとうとうそういう歳頃になったのか。」
チ「?」
り「その歳で他人に相談をするなんて大人っぽいな〜って思ってさ。私がチノぐらいの歳の時は悩みなんてなかったからな~。」
チ「こういうことをすると大人になれるんですか?」
り「え…あ…そ、そう!な、なれるぞ!」
チ「そうですか…やっと私も大人に近づいてきました(キラキラ)」
り「(…)」
チ「では。私はこっちなので。」
り「おぉ。じゃあ、また明日な。」
チ「はい。さようならです。」
り「(確かそっちって千夜の店があったよな…千夜に相談でもするのか?って考えすぎか。…今日の晩御飯なんだろ…)」
〜庵兎甘前〜
ち「あら?チノちゃんじゃない?」
チ「千夜さん、今大丈夫ですか?」
ち「もうすぐお店が終わるから、その後なら全然平気よ。何か私に用でもあるのかしら?」
チ「はい、千夜さんに相談したいんです…リゼさんにもココアさんにも相談出来ない事なので…」
ち「あら〜、もしかして私、ココアちゃん以上に頼られているのかしら〜。いいわ、相談に乗ってあげるわ。」
チ「本当ですか!?ありがとうございます。」
ち「いいえ〜。じゃあ、隣で待っててね♪」
チ「え」
〜〜〜〜〜〜
し「……で、千夜にここで待っていろ、と。」
チ「…はい…」
し「もー何なのよー!私の家は待合室じゃないのよー!」
チ「(ビクッ)す、すみません…」
し「あ…ご、ごめん…」
(ガチャ)
ち「あらあらぁ〜。シャロちゃん、大声なんか出してどうしたの?」
し「そりゃあ、大声出したくなるわよ!私の家は待合室じゃないのよ!」
ち「いいじゃない♪チノちゃんが相談してほしいって私に言ってきたのよ。でも、私だけじゃ力になれないと思ったからシャロちゃんの力も借りたいな、と思ってここで待ってもらったのよ。」
し「相談?」
チ「はい…」
し「そんなのココアやリゼ先輩に相談すればいいじゃない。」
ち「出来ないから私たちのところにきたんじゃない?」
し「それもそうね…で、その相談事ってなんなの?」
チ「はい…実は……」
〜〜〜〜〜〜
ち「なるほどねぇ〜。つまりお客さんがどうやったらもっと来てくれるか、ってことよね。」
チ「はい…」
ち「そうよね〜。その気持ちわからなくはないわ。でも私はあの静かな雰囲気、好きよ♪」
し「私も。あの静けさが、"ラビットハウス"そのものなんだと思うのよ。」
チ「静けさがラビットハウス…」
ち「あら〜シャロちゃんにしては良いこと言ったわね〜♪」
し「ど、どういう事よ!」
ち「でもその通りだと思うわ。もし繁盛してるラビットハウスだったら、ラビットハウスだとしても、"ラビットハウス"とは呼べないわよね。」
し「そうよね。ラビットハウスだからこそあの静けさが良いものなのよね。もし繁盛しているならそれはそれでいいかもしれないけど、多分あの雰囲気はなかったと思うの。だから、あまり気にしない方がいいわよ。今のままのラビットハウスを維持すればいいと私は思うわ。」
ち「シャロちゃんの言う通りだと私も思うわ。」
チ「シャロさん…千夜さん…あの…良いアドバイスありがとうございました。お二人に相談して良かったです。何だかモヤモヤしてた気持ちがスッキリしました。」
ち「良かったわぁ〜♪チノちゃんのお役に立てて♪」
し「また、いつでも相談してもいいわよ。」
チ「はい。あ…あともう一つ相談が…」
2人「ん?」
〜〜〜〜〜〜
ち「ちょっと、刺激的な話しちゃったかしら?」
し「あのねぇ…あそこまでハッキリ言わなくても良かったじゃない…チノちゃんはまだ中2なのよ…あんなピュアな中2は見たことないわよ…」
ち「そうよねぇ〜…あのぐらいの歳の頃のシャロちゃんは凄かったわよね〜。」
し「どう凄かったのよ…」
ち「ひ・み・つ♪」
し「…あっそう…」
ち「ところで…いつからそこで聞いていたのかしら?ココアちゃん。」
し「えっ!?ココア?!何処よ?!何処にいるのよ!?」
こ「あ…あはははは〜…ばれちゃったかぁ〜…」
し「ココア、あんた何してるのよ…」
ち「盗撮…かしら?」
し「それを言うなら盗聴でしょ…ていうかあんた、気付いてたなら教えてくれたっていいじゃない!」
こ「盗撮だなんて、そんな人聞きの悪いことはしてないよ!」
し「いや、だから盗聴だって!」
こ「ただチノちゃんの相談事が気になっちゃって〜…それでつい…こっそりと〜…」
ち「全くココアちゃんったら…どこから聞いていたのかは分からないわ。でも、聞いていたのであればわかるわよね。だから一生懸命協力してあげてね。私たちも協力するわ♪」
こ「うん!お姉ちゃんとして可愛い妹に協力するよ!」
し「それより早く帰ってあげなさいよ。チノちゃんが心配するわよ。」
こ「そだね。じゃあ、また明日ね〜。」
し「まったく…ココアは全くブレないわね…」
ち「あの性格だからチノちゃんと上手くやっていけるんじゃないかしら?」
し「そうかもね。」
〜〜〜〜〜〜
こ「ただいま〜。」
チ「ココアさん!一体何処に行ってたんですか!?」
こ「あはは〜…ちょっと用事を思い出して…」
チ「心配したんですからね!家に帰ってくるとココアさんが居なくて、家中さg…」
(ダキッ)
チ「コ…ココア…さん…?!ちょっ、いきなり抱きつかないでください!離r」
こ「チノちゃん…しばらくこのままでいさせて…」
チ「えっ…(ドキッ)」
こ「チノちゃんは私よりしっかり者だね…お姉ちゃんビックリしちゃったな…」
チ「きゅ、急に何を……はっ…ま、まさか…」
こ「うん…そのまさかだよ♪でもね、大丈夫。大丈夫だよ。チノちゃんなら絶対やっていけるからさ…私もチノちゃんに協力するよ…だからね…チノちゃんだけで解決しようと思わないで、私を頼ってね♪いつでも相談してね。」
チ「ココアさん……はい…!(涙目)」
こ「あ〜、チノちゃん泣いてるの〜?」
チ「(はっ)な、泣いてないです!//」
こ「(クスッ)そっか♪じゃあ夜御飯食べようっか♪」
チ「は…はい…!」
チ「…ココアさん…?これは…」
こ「えっ?なになに〜…ふえっ!?何これ!?お粥じゃん!」
チ「何自分で驚いているんですか…これどう考えたって、お米に対してお水の量が多かったですよね?」
こ「う〜ん...お米2合に対して、お水どんくらい入れちゃったかな...?と、とにかくごめんね!」
チ「大丈夫ですけど、後は何ですか?」
こ「後?後はシチューだよ!」
チ「お粥とシチューって凄い組み合わせですね…」
こ「えへへ〜…」
チ「というよりココアさんお米炊けないのでは…」
こ「た、炊けるもん!今日はチノちゃんのことで頭がいっぱいだったから、お水の分量を間違えただけだもん!」
チ「はぁ…(頼り難いです…)」
〜次の日〜
り「結局昨日はどうだったんだ?」
チ「モヤモヤしてた心がすっきりしました。相談してよかったです。」
り「そうか。よかったな。」
(カランカラン)
こ「たぁだいま〜♪」
り「お、おかえり」
チ「おかえりなさいです。」
こ「着替えてくるね〜。」
チ「はい。」
〜〜〜〜〜〜
こ「はぁ〜…」
り「仕事中にため息なんかついて…」
こ「だってさ〜、今日もお客さん来ないのかな〜って思ってさ〜。」
り「また言ってる…」
チ「昨日言った通りですよ。」
こ「そうだけどさぁ〜……(クスッ)」
り「?」
こ「やっぱこれが"ラビットハウス"だよね♪」
チ「そうですね。」
り「…?なんだ…?」
チ「この静けさが"ラビットハウス"っていうことです。」
り「なるほど…静けさがラビットハウス…いいな!」
こ「でしょでしょ〜♪お客さんがいない静けさの中に生まれるこの空間が"ラビットハウス"なんだよ♪」
り「じゃあ、お客さんが来たらどうなるんだ?」
チ「それはラビットハウスという名のお店です。お客さんが来てくれることは嬉しいことですが、だからと言って無理に繁盛させなくていいのです。この雰囲気を保ちながらお客さんに来てもらう…これが私が思うラビットハウスです。」
て「フォッフォッフォッ。チノも成長したのぉ〜。」
チ「おじいちゃん…」
こ「よぉ〜し!今日も頑張るぞ!」
り「だな!」
(カランカラン)
チ「あっ」
3人「いらっしゃいませ!」
〜fin〜
ども、9-@-9です。
艦こればかりだと指が動かないないので、別の作品も書いてみました。
好きなキャラはチノと千夜です。チノと付き合いたいですが、付き合ったりしたらお巡りさんに連れていかれてしまうので、千夜と付き合いたいです。
また機会があればごちうさで何かを書きたいと思います。
追記:11/26 少し修正しました
12/16 少し修正しました
いいセンスだ!!
QZUWL88Aさん
ありがとうございます。