2015-10-26 01:53:52 更新

概要

東方私立幻想学園高等学校の続編です

※色々とカオスな事になります(キャラ崩壊注意)

※オリジナル主人公、キャラが登場します

※いや…見てくれてる人にはマジで感謝です…

※水奈月セイヤのイメージイラストを投稿しました

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=50649900



〜夏休み突入!!夏を遊び尽くせ!!〜




太陽<ピカーーーーーーーーッ!!



パシャァッンッ!!ザザザザザーーーーンッ


ブォォォォオオオオン!!



セイヤ「…」ジリジリジリ…



皆さんどうも、水奈月セイヤです…今自分は海の上に居ます…え?んな事分かんねぇよタコ?…すみません…クルーザーに乗った事無いんで分からないんですよね…



セイヤ「何故自分がクルーザーに乗っているのか…自分でも分かりません…」ジリジリジリ…


ていうか…


セイヤ「暑ぃぃぃーーーー!!」ガーー!


霊夢「五月蝿いわよセイヤ…」アイスペロペロ…


魔理沙「こっちまで暑くなってくるぜぇ…」ペロペロ…


咲夜「意外ですね…魔理沙なら『もっと熱くなれよぉー!』とか言うと思っていたんですが…」ペロペロ…


レミリア「それよりセイヤ!楽しみでしょう?」右腕ギュッ☆


フラン「そうそう♪折角皆でお父様が所有する南の島にバカンスしに行くんだからぁ♪」左腕ギュッ☆


セイヤ「馬鹿な奴等と馬鹿ンスしに行ってどうする!?///それより薄着なんだから腕に抱き付いてくるな!///」


アリス「それにしても流石スカーレット財閥だよねぇ…夏休みをまさか南の島で過ごせるなんて思ってもみなかったよ…」ペロペロ…


妖夢「それも一週間南の島で…ですよ?夢の様ですよねぇ…」ペロペロ…


さとり「去年は特に何も無かったのにどうしたのかしらね…」ペロペロ…


こいし「急にフランちゃんが『皆!夏休みは初日から南の島でバカンスだよ♪』なんて言うからビックリしたよ…」ペロペロ…


幽々子「パチュリ〜…アイスもう一本〜…」グテー…


パチュリー「幽々子は食べ過ぎよ…」ペロペロ…


チルノ「絶海の孤島でバカンス…燃えてきたぞぉ!」ガリッ…!


ルーミア「食材とかは持ってきたから心配要らないのかー?」ペロペロ…


レミリア「それと事前にお父様が出向いて『レミリア、巨大冷蔵庫の中にも有りったけの食材を詰め込んで置いたから西行寺さんの所の娘さんが来ても大丈夫だぞ?』って言っていたから心配は無用よ…」


鈴仙「下手をすれば3日で食料が尽きて某テレビ番組みたいに獲ったどぉーー!をする事になってたもんね…」ペロペロ…


てゐ「それは勘弁して欲しいからね…」ペロペロ…


早苗「わぁ〜♪諏訪子様に神奈子様!綺麗な景色ですよぉ〜♪」ちょんちょん…


諏訪子「もう海は見飽きたよぉ〜…」ペロペロ…


こころ「神奈子……ダウト!」キリッ☆ 狐


神奈子「ぅ…せ、正解よ」ペラ…


四季映姫「凄いですねぇ…今まで全部当たってますよ…」


文「あややぁ〜…お強いですねこころさんは…」頭ポリポリ…


こころ「そして私は決して…ダウトされない!」キリッ☆ 狐


神奈子「流石、感情豊かなポーカーフェイス…秦こころだね…」くっ…


文「いやいや、感情豊かなら見抜ける筈ですよね?」


衣玖「海の上で…このポーズをやってみたかったんですよね!」シャキーーーン☆


天子「キャーイクサーン!!」


美鈴「紫先生達が来るのは確か4日後でしたっけ?」ペロペロ…


妹紅「残念だよねぇ…まぁ来るみたいだしそれまでは私達だけだね…」ペロペロ…


輝夜「学校でまだやらなければならない事があるらしいわよ…?」ペロペロ…


ルナサ「先生も大変だよね…」ペロペロ…


メルラン「夏休みも学校行かなくちゃならないんだもんね…」ペロペロ…


リリカ「あと補習組とかね…」ペロペロ…


セイヤ『はぁ…まさかこんな事になるなんてな…』




夏休み突入する前のある日…




〜博麗神社(居間)〜



《例の如くあのBGM》



デン☆デン☆デン☆デン☆ドンドン☆


デン☆デン☆デン☆デン☆ドンドン☆



魔理沙「…」例の如くあのポーズ+グラサン


霊夢「…」例の如く魔理沙の左斜め後ろに立つ…


セイヤ「いやだからまだ引っ張るのか?そのネタ…」


魔理沙「諸君…君達も承知している通り、我が幻想学園高等学校は後少しで夏休みを迎える…」グラサンカチャ…


霊夢「…」


咲夜「…」


レミリア「…」


アリス「…」


フラン「…」


早苗「…」


セイヤ「いやなにそんなマジな雰囲気醸し出してんだよ…たかが夏休みだろ?」


魔理沙「今年は我が部活…誰かを助け隊に2人も新メンバーが加わった……それを踏まえて今年の夏は去年の夏を超える程のパーリィー☆をしたいと…私は考えている」


全員(セイヤ以外)「おぉ〜…」パチパチパチパチ☆


セイヤ「いや拍手する様な場面じゃないからね?ただレッツパーリィー☆したいだけだからねこの子…」


レミリア「団長!私にいい案があります!」シュビッ!


魔理沙「聞かせてもらおうか…隊員No.5、永遠に紅い幼き月ことレミリア・スカーレット君…」グラサンカチャ…


セイヤ「いやいつの間にそんな格好良い渾名ついたんだ?」


魔理沙「意見は挙手をしてから述べたまえ…隊員No.3…影絶ちの堕天使こと水奈月セイヤ君…」グラサンカチャ…


セイヤ「変な渾名で俺を呼ぶなぁっ!」


SOUND ONLY(霊夢)「静かにしたまえ…今は議論の最中だ…」


セイヤ「なんか見た事あるぞソレ!?」


SOUND ONLY(咲夜)「聞こえなかったのですかな?今は議論の最中…下らない事は言わないでくれたまへ…」


セイヤ「いやいや!モロあれだよな!◯ーレのモノリスだよなソレ!?」


SOUND ONLY(アリス)「それで魔理沙君…人類夏休み補完計画はどうなっているのかね…」


魔理沙「心配はありません…既にマダムは我等の手中にあります…」


SOUND ONLY(フラン)「君は何を考えているのかね…我等の最終目標は人類全てが夏休みが大好きになって「あれ?もう1年間ずっと夏休みでいいんじゃね?」みたいな感じにするのが我々テーレ☆の目的なんだぞ?」


セイヤ「結構恐ろしい計画だなぁおい!」


SOUND ONLY(早苗)「計画に必要なグングニルの槍まで使ってしまいこれからどうやって夏休み補完計画を進めるつもりだね…」


魔理沙「グングニルの槍が無くともそこの水奈月セイヤが黒滅槍ロンギヌスを保有しています…計画には支障をきたしませんでしょう…」


SOUND ONLY(レミリア)「そうか…分かっているのだろうな…我々テーレ☆を裏切ればどうなるのか…」


魔理沙「分かっています…全てはテーレ☆のシナリオ通りに…」


ブゥゥゥン…


セイヤ「よし茶番はお終いだ!レミリア、さっきの続きを頼む…」


スポッ…


レミリア「分かったわ……団長!我々スカーレット財閥が保有している南の島でレッツパーリィー☆をするというのはどうでしょうか!」


魔理沙「ダニィッ!?」ガタッ!


セイヤ「余りの衝撃で演技をする事を辞めやがったよこいつ…」


霊夢「それ本当なの!?レミリア!」


フラン「お父様が特別に許可してくれたんだぁ♪」


アリス「南の島でバカンスか〜…」ぽわ〜ん…


早苗「いいですね♪いいですねぇ〜♪」ルンルン♪


魔理沙「それはいつから大丈夫なんだ!?レミリア!」


レミリア「ふふふ…いつでも大丈夫だそうよ!」バーン☆


霊夢「やったわぁ!南の島でバカンスバカンスゥ♪」キャー☆


咲夜「パチュリー様や妖夢やさとりなども誘って皆で行きましょう♪」


アリス「賛成賛成♪」


早苗「諏訪子様や神奈子様も連れて行って大丈夫でしょうか?」


フラン「大丈夫大丈夫♪沢山連れて来なさいってお父様も言ってたから!」


魔理沙「よぉ〜し!それじゃあ夏休み初日から南の島でレッツパーリィー☆するぞぉ!?みんなー!!」


全員(セイヤ以外)「おーーーー!!」


セイヤ「馬鹿が集まって馬鹿ンス…嫌な予感しかしない…」はぁ…



……………………………………

………………………………

…………………………

……………………

………………

…………

……




再びクルーザーの上…



セイヤ「はぁ…」


霊夢「なぁ〜に溜息なんて吐いてるのよ」


セイヤ「いや別に…何も無ければいいなぁって思ってな…」


こいし「あっ!見えてきましたよ!」


天子「本当だぁ!結構大きい島だね…」


レミリア「天子も別荘とか島とかは保有しているんでしょう?」


天子「まぁねぇ…でもレミリアの家程じゃ無いよ?」


運転手「それじゃあ皆ぁ、着いたら荷物を降ろすの手伝ってねぇ?」


全員(セイヤ以外)「はぁ〜い!」


セイヤ「どうせ重い物は俺が運ぶんだろうなぁ…」




南の島に到着♪




全員(セイヤ以外)「着いたぁぁぁぁ♪」キャッホー☆


セイヤ「すみません…それじゃあ4日後にまたお願いします…」ペコ…


運転手「はいよ!それじゃまたね」ストッ…


全員「ありがとうございましたぁー!!」手をフリフリ…


咲夜「遂に…遂に来ましたねお嬢様!」


レミリア「えぇ…永かったわ…」ウルウル…


セイヤ「永かったわってどんだけ長いんだよ…永遠じゃあるまいし…それよかお前らも軽い荷物位は持って行けよ?」よいせ…


アリス「分かってるよぉ♪」よいしょ♪


妖夢「荷物を置いて部屋割りを決めたら早速泳ぎに行きましょうか♪」みょっこいせ♪


美鈴「賛成です!時間が勿体無いですし早く別荘に行きましょうか♪」スタスタ


フラン「凄く大っきい別荘なんだってさ〜!」ルンルン♪


霊夢「フランは来たこと無いの?」スタスタ


フラン「私もお姉様も来るのは初めてだよ?」スタスタ


鈴仙「それにしても大っきい島だよねぇ……この島に居る内に皆でサバゲーやってみない?」スタスタ


魔理沙「いいなそれ!島を探索した後リアルコールオブデューティーでもやろうぜ!」スタスタ


てゐ「楽しみだねぇ〜♪」スタスタ


輝夜「温泉もあるのでしょう?レミリア」スタスタ


レミリア「そうよ、天然の温泉が湧き出ている所に丁度別荘を建てたらしいから入り放題ね」スタスタ


パチュリー「それは嬉しいわね…今から楽しみだわ」スタスタ


幽々子「皆で美味しいご飯を食べられる…最高ねぇ♪」スタスタ


チルノ「でっかいどー!だけどあたいの心のがでっかいどー!」タッタッタッ!


こころ「チルノちゃん…元気だね」スタスタ


こいし「チルノちゃんですから…」ははは…スタスタ


さとり「皆で一緒にバカンス…ねぇ…感慨深いわ…」スタスタ


神奈子「まぁ現実での出来事なんだし目一杯楽しまなきゃ!ね?」スタスタ


さとり「ふふ…神奈子の言う通りね」ニコ スタスタ


諏訪子「早苗〜…大丈夫〜…?」サスサス…


早苗「ハシャギ過ぎましたぁ…ぎぼぢわるいでずぅ〜…」う〜ん…


セイヤ「おいおい…レジェン吐だけは勘弁してくれよな」スタスタ


四季映姫「セイヤは誰と部屋割り一緒になりたいですか?」スタスタ


セイヤ「いや1人で寝るに決まってるだろ」スタスタ


文「あやや〜?1人で寂しくないんですかぁ〜?」スタスタ


セイヤ「んな訳あるか…」スタスタ


妹紅「本当かなぁ?」スタスタ


セイヤ「ヤケに食い下がるな…」スタスタ


衣玖「べ、別に他意はありませんから勘違いしない様に…///」スタスタ


プリズンリバー三姉妹「いい曲が…出来そうです♪」スタスタ



で…



全員「うわぁ〜…」



御屋敷がドデダドーン☆



レミリア「き、聞いていた以上ね…」


フラン「何でも揃ってるって言ってたけど正にその通りみたいだね…」


霊夢「至れり尽くせりとはこの事ね…」


魔理沙「紅魔館程では無いけど十分過ぎるくらいでかい御屋敷だぜ…」


咲夜「と、取り敢えず入りましょうか…」スタスタ



ガッチャン…!ギィィィィ…


スタスタスタスタ…


バタン…!



輝夜「ひ、広いわねぇ〜…」キョロキョロ…


天子「これって別荘のレベルを遥かに超えてるよ…」キョロキョロ…


チルノ「広い広い〜♪」タッタッタッ!


セイヤ「レミリア、リビングって場所何処だか分かるか?」


レミリア「一応お父様から館の見取り図を貰ったのだけれど…」ガサガサ…


セイヤ「それ俺が持っててもいいか?」


レミリア「いいけれどどうするつもりなのよ…」渡す…


セイヤ「お前達は部屋割り決めたら海行くんだろ?俺はこの館の中を見て回ってから行くつもりだからな…」受け取る…


妖夢「どうしてですか?一緒に海で泳ぎましょうよ〜…」


セイヤ「万が一お前達が迷ったりした時の為にこの館の構造くらい、頭に入れて置きたいからな…」


魔理沙「さ、流石セイヤだぜ…」


さとり「まさかそこまで考えてくれているなんて…」


妹紅「できる男は違うわねぇ…」


パチュリー「それじゃあお願いしても大丈夫かしら?」


セイヤ「はい、任せて下さい」ニコ


諏訪子「やっぱり卑怯だねぇ…///」ほぅ…


こころ「セイヤ…頼りになる…///」


セイヤ「それじゃあ俺は一先ず先に館の中を見てくるから大きい荷物はそこに置いておいてくれ」ヒラヒラ…スタスタ


霊夢「部屋割り決めないのぉ〜?」


セイヤ「部屋割りなんか俺には必要無い…」ヒラヒラ…スタスタ


アリス「あ…そうか、セイヤは男の子だもんね」


セイヤ「それじゃあまたな〜」スタスタ


ルナサ「すっかり忘れてた…」


神奈子「それじゃあ部屋割り決めて海行こっか?」


リリカ「賛成!」



スタスタスタスタ…



セイヤ「やっぱり広いな…」スタスタ


ピタ…


セイヤ「ここが調理室か…」ガッチャン…


スタスタ…


セイヤ「流石に広いよな…調味料やら調理器具なんかも種類が豊富だ…」スタスタ…


バタン…


セイヤ「さて…この先は食堂的な物と〜…うわ、道場まであるのか…」スタスタ…


スタスタスタスタ…


ピタ…


セイヤ「ここが道場…か」ガッチャン…


スタスタスタスタ…


パンッ…


セイヤ「眺めも最高だなぁ…」チラ…


竹光複数「」


セイヤ「はは…ご丁寧に竹光まであるよ」スタスタ…


バタン…


セイヤ「さてと…この後は〜と」スタスタ…


「セイヤ、私も付いて行っていいですか?」


セイヤ「ん?何だ咲夜か…どうしたんだ?」クル…


咲夜「セイヤだけに回らせるのも可哀想だと思って…お供しますよ?」ニコ


セイヤ「はは、じゃあ頼もうかな」ニコ


咲夜「はい!」ニコ


スタスタスタスタ…


咲夜「それにしても広いですね…」スタスタ…


セイヤ「だな…何故にこんな所にこんな別荘を建てたのかブラドさんが分からない…」スタスタ…


咲夜「セイヤ、ここは何処ですかね…」ピタ…


セイヤ「ここは資料室みたいだな…まぁ図書館みたいなもんだろ」ガッチャン…



ズラーーーーーーーーーーー…



咲夜「紅魔館の図書館程ではありませんがパチュリー様は気に入りそうですね…」スタスタ…


セイヤ「こんなに本があって読む奴なんか居ないだろうに…」スッ…


ペラペラ…


セイヤ「?…なんだこれ…日記か?」ペラ…


1851年 この島である出来事が起きた。


セイヤ「1851年…?随分と昔だな…しかもこの島で…?」ペラ…


死を司る怨霊、それがこの島に棲み憑いていた…私は除霊を試みたが…どうやら失敗してしまったらしい…


セイヤ「死を司る…怨霊」ペラ…


妻と娘はこの島から脱出した…しかし私は出る事は叶わない…あの少女に呪われてしまったから…


セイヤ「少女…?」ペラ…


……最悪だ。妻と娘が…死んだと連絡が入った…


セイヤ「っ」ギョッ…


私はあいつを許さない!必ず私の命を懸けてでもあいつを……殺してやる!!


セイヤ「…ここで終わりか?」


ベリ…


セイヤ「?…なんだ…このページだけ張り付いて…」ベリベリ…



ツギノ……エモノ…ハ………オマエダ!!!!



セイヤ「っ!?」ビクゥッ!!パッ…


ドサッ…


セイヤ「な、何だ今の…血で書いた…文字…?」はぁ…はぁ…


「セイヤ?」つん…


セイヤ「うわぁっ!?」バッ!


咲夜「わっ!?ど、どうしたんですかいきなり…」


セイヤ「さ、咲夜か…」はぁ…はぁ…


咲夜「どうしたんですかセイヤ…顔色が悪いですよ?」


セイヤ「い、いや…大丈夫だ」日記を拾う…


咲夜「その本は…?」


セイヤ「え…あ、あぁ!何だか面白そうな小説だったから借りようかと思ってな…」ははは…


咲夜「?…そうですか、取り敢えずこの部屋はもう大丈夫でしょう」スタスタ…


セイヤ『何だったんだ…あの血文字を見た途端…背中に寒気が走った……まるで…誰かに見られていた様な…変な感じが…』スタスタ…



バタンッ…………グチャァ…グチャァ…グチャァ…



「美味シソウナ人間ガ…一杯…」グチャァ…




館のエントランス…



セイヤ「そういえば部屋割りはもう決まったのか?」スタスタ


咲夜「はい!私はお嬢様と妹様と一緒の部屋です♪」ルンルン♪


セイヤ「そりゃあよかったな…」はは…


咲夜「セイヤは本当に1人で大丈夫なんですか?」スタスタ


セイヤ「あ、あぁ…」スタスタ


咲夜「もう皆さんは浜辺に向かっているでしょうから私達も行きましょう」スタスタ


セイヤ「そうだな…俺は食材と荷物を部屋に置いてくるから…」スタスタ


咲夜「分かりました…因みにセイヤの部屋は私達の隣ですよ?蟹座のマークが描いてある部屋なんで直ぐに分かると思います」スタスタ


セイヤ「そ、そっか…分かった、咲夜は先に皆の所に行っててくれ」スタスタ


咲夜「はい、セイヤも早く来て下さいね?」


セイヤ「分かった…」スタスタ


咲夜「セイヤ…どうかしたんでしょうか…」



〜蟹座の部屋〜



ドンッ……ボサッ…



セイヤ「何なんだこの違和感は…この背中と額から出てくる嫌な汗は…」ぐいっ…


ムクッ…


セイヤ「この日記は…一体何なんだ…」ペラペラペラペラァ…


パタン……トッ…


セイヤ「今考えても仕方が無い…か」よっと…


スタスタスタスタ…


ガチャ…バタン…



浜辺☆



セイヤ「ふぅ…さて」サングラス掛ける…



魔理沙「お!おーいセイヤー!こっちだこっちー!」手フリフリ!


セイヤ「お、おー…」フラ…フラ…


霊夢「何でそんな千鳥足なのよ…それにそのサングラスは何?」


セイヤ「いや俺ってタモリさんリスペクトだからさ?だからサングラス掛けないと海には入っちゃいけないんだよ…」フラ…フラ…


咲夜「そんな長髪でサングラスなんて似合わないんですから外して下さい!」バッ!


セイヤ「な、何をするぅ!これは俺の心の壁なんだよ!A.Tフィー◯ドなんだよ!Absolute Terror Fieldなんだよぉ!!」やめてやめて☆


レミリア「心の壁なんて必要無いわよ!私達の水着の感想を言いなさい!直接その目で見て感想を言いなさい!今!直ぐに!」ユサユサ!


セイヤ「やめよ?ね?いい子だからやめよ?いい事なんてきっと無いから!A.Tフ◯ールド破っても何もいい事なんて無いから!」やめてやめてよ☆


アリス「失礼だからそのサングラスを外して!ほらほら!」バッ!


セイヤ「だからこのサングラスは俺の心なの!魂なの!体の一部なのぉ!」やめろっていってるでしょぉっ!


フラン「だったら抱き付いちゃうもんね♪」ギュッ…


セイヤ「み、水着姿で抱きつく馬鹿がどこに居るんだフラン!///」


フラン「な、なんだか裸で抱き合ってるみたぃぃ…///」ドッキンドッキン☆


セイヤ「う、うわぁぁぁっ!///」バッ!ダダダダダッ…!


早苗「あ、堪えられなくて逃げちゃいましたね…」



セイヤ「あべしっ!?」ズザァ…ひゅーん…



さとり「転んだわね…」


妖夢「カッコ悪いですね…今のは…」



ポサッ…


セイヤ「俺の魂が!」手を伸ばす…


ブゥンッ!バキィッ!


こころ「粉砕☆」つ木の棒 火男


諏訪子「玉砕☆」


神奈子「大喝采☆」


セイヤ「ジョーージーーーーーッ!!」


パチュリー「ジョージって何なんなのよ…」


幽々子「さぁセイヤ君、顔を上げてねぇ?」


セイヤ「絶対嫌だ!見なくてもいい物を見そうだから絶対に嫌だ!」


ルナサ「また…そうやって逃げるんだ」


セイヤ「っ」


衣玖「セイヤ…駄目ですよ逃げちゃ…水着から……何よりも自分から」


セイヤ「逃げちゃ駄目だぁ…逃げちゃ駄目だぁ……逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ……逃げちゃ駄目だ!!」ガバッ!


そこには…楽園が広がっていました☆


セイヤ「ぐほぅぁっ!?」鼻血ブシャーーーーーーッ!!


ドサッ…


四季映姫「あらら、気絶しちゃいましたね…」


魔理沙「あ〜…そういえばセイヤの奴、去年も私達の水着姿見て鼻血噴き出しながら気絶してたぜ…」


霊夢「すっかり忘れてたわね…」



………………………………………………………



ビーチパラソルドスッ…!!


バサッ!!


ビーチチェア置き…


キュポン☆トクトクトクトク…シュワ〜…


座り…


セイヤ「Ohh♪NICE☆BlueHawaii♪」ゴク…コト… 新しいサングラス装備☆


全員「ちょっとぉーーーーーーー!?」


セイヤ「五月蝿いな…Coolにバカンスしようぜ?Coooooooool☆に」サングラスキラリン☆


妖夢「何がCoolにバカンスしようぜ?…ですかぁ!セイヤも一緒に遊びましょうよぉ〜!」


セイヤ「俺はCoooooooool☆にバカンスがしたいんだ…暫くしたら行くから先に遊んでてくれ…」ゴク…コト…


こいし「暫くしてからじゃ無くて今から遊んで下さいよセイヤさん!」ガタガタ…!


チルノ「そうだそうだー!」ガタガタ…!


ルーミア「折角海に来たのに勿体無いのかー!」ガタガタ…


セイヤ「ちょ!まっ!」グラグラ…


さとり「早く立ちなさいよ!」ガタガタ…!


レミリア「うー!うー!」ガタガタ…!


フラン「構ってよぉ!構ってよぉ!」ガタガタ…!


セイヤ「ちょ!まだBlueHawaii残ってるでしょぉぉがぁぁぁぁ!!」


レミリア・フラン・さとり・こいし・チルノ・ルーミア「「「「「「う……うわぁーん!!セイヤ(さん)の馬鹿ぁぁぁぁぁ!!」」」」」」タダダダダダダダダダッ!


セイヤ「見た目通りの奴等だな…全く」ゴク…


セイヤ「う〜ん…マンダム♪」グラス掲げる☆


霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・早苗「「「「「なぁにが!う〜ん…マンダム♪…(だぁぁぁぁ!!・ですかぁぁぁぁ!!)よぉぉぉぉ!!」」」」」バシィィンッ!


セイヤ「んぶふぅっ!?」ブシュッ…!


セイヤ「っ!?…あ!ヤバいヤバい!BlueHawaiiが変な所に入った!?痛い痛い痛い!?」ジタバタ!


パチュリー「レミィを泣かせるなんて許さないわよ!セイヤ!」


セイヤ「ったく…ハッチャケて怪我なんかしたら元も子もないだろうが…バカンスっていうのはなぁ、節度を持って楽しまなきゃ溺れたり怪我をしたりする…そんな事になったらつまらないだろ?」あ…治った…


鈴仙「た、確かにそうだね…」しゅん…


てゐ「ちょっと浮かれ過ぎてたかも…」しゅん…


幽々子「先輩よりも先輩らしいなんて…」ゴクリ…


衣玖「流石です…セイヤ…」ゴクリ…


こころ「やっぱり…セイヤは頼りになる…!」狐


セイヤ「分かってくれたか…なら此処からは節度を持って!しかし楽しく!俺がラジカセに入れてきたこの曲で…Coolにバカンスだ!!」ラジカセドンッ…!


咲夜「は、はい!セイヤ…叩いたりしてすみませんでした…お嬢様や妹様達の事を考えていてくれたにも関わらず…」しゅん…


アリス「うん…ごめんね…」しゅん…


セイヤ「分かってくれたなら俺はそれでいいんだ……それじゃあMusicStart☆」カチ…


ラジカセ<Ah〜♪真夏の〜♪Jamboree〜♪


セイヤ「レゲェ<砂浜<<Big Wave!!」キャッホー☆


全員「めっっっちゃハッチャケてるぅぅぅぅ!?」ガーン☆


セイヤ「……内心ハッチャケていても決して表には出さず節度を持ってバカンスをする…これが大人だ」ゴク…コト…


魔理沙「いや今めっちゃハッチャケてたぜ!?」


霊夢「節度のせの字も無かったわよ!?」


セイヤ「失礼だな、俺は節度の塊だ…」トクトクトク…シュワ〜…


天子「どの口が言うの!?さっきみたいな事をやっておいてよく節度を持ってなんて言えるね!?」


妹紅「そんな事する暇があるなら早く行くわよ!」


セイヤ「いや……俺基本日焼けNGなんで」ゴク…


妖夢「女子ですか!?いいから早く行きますよ!!」グイッ…!


セイヤ「分かったから!分かったから落ち着け妖夢!……日焼け止め塗ってからな?」つ日焼け止め☆


輝夜「だから女子ですか!?セイヤは男の子でしょう!?」


セイヤ「喩え男であっても日焼けは駄目☆絶対☆なんだよ…」トォゥロォ〜ンッ♪


美鈴「何故セイヤは日焼けが駄目なんですか?何か理由があるんですかね?」


セイヤ「いや…ヒリヒリして痛いじゃん?」塗り塗り♪塗り塗り♪


諏訪子「日焼け止めはいいから!」ガシッ!


神奈子「さっさとぉ!」ガシッ!


諏訪子・神奈子「「行って来ーーーーい!!」」ブゥンッ!!


セイヤ「サンスター!?」砂浜にシュートッ…!!



ルナサ「リリカ…胸はどれ位大きくする…?」トントン…


リリカ「幽々子先輩位でお願い♪」頭だけ出す…


メルラン「お客様お目が高いですねぇ〜♪」



ズボォッ…!


セイヤ「はぁ、女子の癖にUVカットを怠るとは…………将来苦労するだろうな♪」ニコ


咲夜・早苗「「余計なお世話です!!」」ゲシッ!


セイヤ「Cut☆Of☆Cut☆」ゲハァッ!


ズザァァーー…スタッ…


セイヤ「はぁ…分かりました分かりましたよ…遊べばいいんでしょ遊べば…」スタスタ…



レミリア「それっ♪」ポ〜ンッ☆


さとり「こいし!」


こいし「えいっ♪」ビシッ☆


チルノ「あっ!」ズザァァ…


フラン「あ〜…またヤラレチャッタよ…」


ルーミア「強いのか〜…」


セイヤ「…」寝そべり〜…


レミリア「……さっきから何やってるのよ…セイヤ」


セイヤ「……貝?」


こいし「あの…意味が分からないんですけど」


セイヤ「いやなんかしなくちゃいけないんだろ?……だから貝」


チルノ「……それがどうしたの?」


セイヤ「どうしたもこうしたも無いっての…」ゴロン…


ルーミア「もしかして…一緒に遊びたいのかー?」


セイヤ「いや何故その結論に辿り着くんだ?」


フラン「え〜…だってなんだか遊びたそうにこっち見てたじゃん…」


セイヤ「女子小学生と遊ぶ程友達少なくねぇよ…」プイ…


レミリア「今小学生って言った!?今小学生って言ったわよね!?」


セイヤ「今の世の中では青少年健全育成条例と云う法律があってだな…」


さとり「私達は高校生よ!高・校・生!!」


セイヤ「え…?マジで…?」ムクッ…


こいし「今更過ぎる上に失礼過ぎますよセイヤさん!」


セイヤ「じゃあおままごとの邪魔しちゃ悪いし俺は霊夢達と砂のお城でも作るかな…」スクッ…スタスタ…


チルノ「失礼な事を言うだけ言って去って行くなぁ!!」


ルーミア「ビーチバレーで勝負なのかー!」ビシィッ!


セイヤ「6対1でか?……NiceHandiCap☆」


レミリア「舐めるんじゃ無いわよ!」うー!うー!


さとり「敗者は勝者の言う事を何でも聞く…それで文句無いわね?」


フラン「滅茶苦茶な命令して困らせてやるぅ!」


セイヤ「上等だ……お〜い文ぁ〜♪」


ザッ…


文「此処に…」服従のポーズ☆


セイヤ「審判……頼むぞ」


文「御意…」


「セイヤ…そのビーチバレー対決、私も参加させて下さい…」ザッ!


「私も参加させて下さいセイヤさん…」ザッ!


セイヤ「咲夜に早苗か…目的は?」


咲夜「ビーチバレー対決で勝利してお嬢様と妹様にピーー☆でバキューン☆でズガガガガ☆な事をしたいからです…」ボソ…鼻血ダラダラ〜…


早苗「レミリアさんをボコボコにしてやりたいからです♪」ニコ☆


セイヤ「そ、そうか……レミリア達はそれでいいか?」


レミリア「誰が来ようと関係無いわね…」


チルノ「ぶっ潰してやるよ!」ビシッ☆


ルーミア「ビーチバレーでレッツパーリィー☆なのかー!!」


そして…


霊夢「さぁ皆賭けた賭けたぁ〜♪チームカリスマVS変態堕天使+変態緑巫女+変態メイドチームのどっちが勝つか賭けた賭けたぁ〜♪」


魔理沙「コーラにラムネ〜♪オレンジジュ〜ス〜♪各種飲み物取り揃えてるぜぇ〜♪」


アリス「あ♪魔理沙ぁ〜♪ラムネ一つ♪」つ100円


魔理沙「毎度ありだZE☆」チャキーン¥


妖夢「霊夢!変態ブラザーズに300円賭けます!」


セイヤ「だぁれが変態ブラザーズだぁぁぁ!?」


霊夢「毎度ぉ〜♪」チャキーン¥


衣玖「私はチームカリスマに400円ね?」


霊夢「はいはい毎度ぉ〜♪」チャキーン¥


幽々子「焼きそば美味しいわぁ〜♪」チュルチュル…


パチュリー「果てさて何方のチームが勝つのやら…」チュルチュル…


諏訪子「普通に考えれば背の高いセイヤの居るチームが圧倒的に有利だよねぇ…」チュルチュル…


こころ「でも…チームカリスマは人数が多い…」チュルチュル… 狐


神奈子「う〜ん…力は無いけど数が多い方が勝つのか、はたまた数は少ないが圧倒的な力を持つ個人技のチームが勝つのか…」チュルチュル…


輝夜「でもフランちゃんの力は圧倒的よね…」チュルチュル…


四季映姫「フランちゃんが前衛なのは間違いないでしょうね…」チュルチュル…



鈴仙「てゐ!焼きそば出来たから持って行って!」ジャッ!ジャッ!


てゐ「合点だよ鈴仙!」ビシッ!


鈴仙「焼きそば作るのって楽し〜♪」ジャッ!ジャッ!


リリカ「焼きそば追加で3つ貰える?」


鈴仙「ヘイラッシャイ☆」ジャッ!ジャッ!



文「それではこれよりチームカリスマVS変態ブラザーズの試合を始めます!」


セイヤ「だからその変態ブラザーズってのやめろ!」


咲夜「そうですそうです!私のは変態行為では断じて無く愛情表現です!!」ぶーぶー!


早苗「しかも私の変態緑巫女ってなんですか!?」


レミリア「あら、お似合いじゃない?変態緑腋臭巫女さん♪」はっ!


早苗「はぁいぃ!?また腋臭って言いましたねぇ!?この激チビ高校生!!」むむむぅ〜!


レミリア「黙りなさい!貴女は勝ってもセイヤに命令出来ないのよ!でも私達が勝てばセイヤにあんな事やこんな事を命令する事が出来るの!この意味が分かるかしらぁ!?」グググッ!


早苗「残念でしたねぇ!私達は負けませんよぉ!貴女達みたいな小学生の寄せ集め集団にセイヤさんが負ける筈無いじゃないですか!ロリは黙ってロウ◯ゅーぶの世界に帰りやがれです!!」


さとり「何気に私達に攻撃するのやめなさいよ早苗!」


チルノ「そーだ!そーだー!」ぶーぶー!


ルーミア「ちょっと胸が大きいからって調子に乗るななのかー!!」


早苗「黙りなさいその他小学生達!此の世はNICEBODYのみが生き残るんですよ!」


フラン「そんな事無いもん!セイヤはロリコンだもん!!」


セイヤ「俺はロリコンじゃありません〜!!おれはNICEBODY派の男ですぅ〜!!」


こいし「そ、そうなんですか…?」ウルウル☆


セイヤ「俺は……ロリコンだ!」キリッ☆


咲夜「あっさりと折れないで下さいセイヤ!」


セイヤ「はっ…!!あ、危ない所だった…感謝する咲夜」ふぅ…


咲夜「全く…しっかりして下さいよ?」


文「さて、殺伐とした雰囲気が出てきた所でそろそろ試合を始めましょうか…」


妹紅「まぁ対戦ルールは普通のビーチバレーと変わらないけどねぇ」点数係…


美鈴「唯一変わった所と言えば人数に違いがある位ですかねぇ」点数係…


文「それでは選手の皆さん整列して下さい!」



ザッ…!



セイヤ「悪いなレミリア…今回は手加減無しでいくぞ…」


レミリア「ふふ…望むところよ、負けてから命令を軽くして欲しいです!なんて言わない様に精々頑張る事ね…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!


フラン「どんな命令しようかなぁ〜♪バキューン☆な事して貰おうかなぁ〜♪ピーーー☆な事して貰おうかなぁ〜♪キラキラキラキラ〜☆な事して貰おうかな〜♪」ドドドドドドドドドドッ…!


セイヤ「………俺1抜けた」ボソ…


全員「っ!?」


咲夜「と、突然何を言い出すんですかセイヤ!」


早苗「闘う前から諦めてどうするんですかぁ!?」


セイヤ「いやだって何かオーラ出てるもん!ゴゴゴゴゴッ…!とかドドドドドッ…!みたいなオーラ出てるもん!!」


咲夜「それくらいのオーラだったら楽勝ですからとにかく頑張りましょうよ!」アセアセ…


セイヤ「マジでか!?」咲夜さんマジRespectッス!


咲夜「そ、そうです!絶対に勝てますから安心して下さい!」シャキーン☆


セイヤ「咲夜の姉御!俺一生ついて行くっス☆」


咲夜『ふぅ…危ない所でした、折角私が考えた【お嬢様・妹様補完計画】がオジャンになる所でしたよ…』


早苗「フォーメーションはデルタで行きましょう!」ザッ…


セイヤ「あぁ」ザッ…


咲夜「私が前なんですね…」ザッ…


セイヤ「お願いします姉御!」


文「それじゃあチームカリスマのサーブで試合開始!」ピー☆


さとり「えいっ!」ビシッ!


セイヤ「咲夜っ!」バシッ!


咲夜「早苗!」トスッ!


バッ!ぷるんっ☆


セイヤ「んぶふぅっ!?///」鼻血ブシュ!


早苗「たぁっ!」ビシィッ!


チルノ「くっ!」バシン…


文「変態ブラザーズにポイント!」ピー☆


セイヤ『今なんか揺れた!///揺れちゃいけない物が揺れてましたよ早苗さん!?///』ボタボタ…


咲夜「?…セイヤ、どうかしたんですか?」


セイヤ「い、いや…何でもない///」グシグシ…


早苗「まずは一点です!」


チルノ「ご、ごめん…」しょぼん…


こいし「気にしちゃ駄目だよチルノちゃん!」


ルーミア「そうそう!取り返せば良いんだよ!」


チルノ「う、うん!」


文「それじゃあもう一度チームカリスマのサーブから!」ピー☆


さとり「えいっ!」ビシッ!


早苗「セイヤ!」バシッ!


セイヤ「さ、咲夜!」トスッ!


バッ!ぷるんっ☆


セイヤ『だから何でだぁぁぁぁ!?///』鼻血ブシュ!


咲夜「御許し下さい!お嬢様!」ビシィッ!


レミリア「っ!」バシン…


文「変態にまたまたポイント!」ピー☆


セイヤ『くそ…迂闊だった…こんな簡単な事を見落とすなんて…///』ボタボタ…



妖夢「なんだかセイヤの様子がおかしいですね…」チュルチュル…


こころ「さっきからずっと…鼻血出してる」チュルチュル…


諏訪子「何でだろうね?」チュルチュル…



魔理沙「霊夢、そっちはどれ位だ?」


霊夢「かなり稼いだわよ…まさかこんな所で稼げるとは思いもしなかったわ…」1234…


魔理沙「ボロい商売だZE☆」


霊夢「どっちが勝っても負けても私達には被害が無いものね♪…強いて言えばレミリア達のチームに勝ってもらいたいものだわ」10♪ピッ☆


魔理沙「そういえば霊夢の御札の弾きかたは銀行員並みに上手いな…」


霊夢「そう?」トントン☆



フラン「2対0になっちゃったね…」


さとり「…」むむむ…


こいし「お姉ちゃんどうしたの?」


さとり「……聞きたい?幻滅するわよ?」


チルノ「何々?」


さとり「…実はセイヤが」ゴニョゴニョ…


セイヤ「おい…早くサーブしてくれ…」ボタボタ…


早苗「何でセイヤさんは鼻血を出してるんですか?」


セイヤ「頼むから触れないでくれ…」ボタボタ…


咲夜「凄い量ですけど本当に大丈夫ですか?」


セイヤ「お前程じゃ無いから大丈夫だ…」ボタボタ…


こいし「せ、セイヤさんの変態!///」


セイヤ「いきなり何!?」ボタボタ…


ルーミア「咲夜先輩と早苗先輩の乳揺れに興奮してたのかー!!」


セイヤ「ち、違っ!?///」ブシュ…ボタボタ…


さとり「今の思い出し鼻血よね!?見損なったわ!」


早苗「さ、咲夜さん…今の聞きました?///」ヒソヒソ…


咲夜「は、はい…///」ヒソヒソ…


レミリア「せ、セイヤ…///私達でも…その…興奮する…?///」モジモジ…


セイヤ「いやお前ら揺れる程無いだろ…ていうかすっとんとんだろお前ら…」キッパリ☆


レミリア・さとり・フラン・こいし・チルノ・ルーミア「「「「「っ!!」」」」」ブチィッ☆


フラン「文…笛吹いて」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


文「え…?あ、はい…」ピー☆


さとり「…」ビシッ!


セイヤ「よっ…」バシッ!


早苗「咲夜さん!もう一度お願いします!」トスッ!


バッ!ぷるんっ☆


セイヤ「んぶぅっ///」鼻血ブシュ☆


咲夜「お任せ下さい!」ビシィッ!


ルーミア「…」バシッ!


セイヤ「なっ!?」


レミリア「フラン…」トスッ!


フラン「禁忌球・レーヴァテイン!!」ドゴォォォォッッ!!


バキィィィッッ!!


セイヤ「便利な技名っ!?」ゲボァッ!!


ドサッ…


鼻血ブシューーーーー…


フラン「も、もぉ〜…///そんなに興奮しなくてもぉ〜…///」モジモジ…


美鈴「いや今のは顔面にボールが当たったから…」


フラン「美鈴…今何か言ったかなぁ?」ニコォォ…


美鈴「ひぃっ!?な、何でもありません…」ガクガクブルブル…


セイヤ『痛ぇ……もはやボールぶつけられて鼻血を出してるのか禁断の果実を見て鼻血を出してるのか分からなくなってきた…』ボタボタボタボタァ…


早苗「せ、セイヤさん…大丈夫ですかぁ?」


セイヤ「早苗に咲夜…ここからは俺が前衛をやる…」スクッ…ボタボタァ…


咲夜「そ、そんな状態で大丈夫なんですか?」


セイヤ「大丈夫だ…大人気無いがこのままだと出血多量で死にそうなんでな…」ボタボタァ…


早苗「た、確かにこのままだと勝ち負け以前にセイヤさんが倒れそうですもんね…」


咲夜「分かりました…ボールの処理は私達2人に任せて下さい」


レミリア「遂にセイヤが前に出てくるみたいね…」


こいし「フランちゃん…セイヤさんの事戦闘不能にしちゃっていいからね?」


フラン「そのつもりだから安心していいよ…」


文「それじゃあ変態ブラザーズのサーブで試合再開!」ピー☆


早苗「それっ!」ビシッ!


チルノ「ルーミア!」バシッ!


ルーミア「フランちゃん!」トスッ!


フラン「セイヤに向かって怒りのアタック!!」ドゴォォォッ!!


バキィィィッッ!!


セイヤ「何故っ!?」ゲボァッ!!鼻血ブシュッ☆


ドサッ…スクッ…ボタボタボタボタァ…


セイヤ「これビーチバレーじゃ無くて唯の暴力じゃねぇか!!」ボタボタボタボタァ…


フラン「ちっ…しぶといなぁ」ボソ…


セイヤ「全部聞こえてるからなぁ!?」ボタボタボタボタァ…


レミリア「私達を愚弄した罪…その身を持って償いなさい」


セイヤ「俺ここまでの仕打ちを受ける様な事したか!?」ボタボタボタボタァ…


さとり「してはいないけれど言ったわよね?」


セイヤ「すっとんとんって言った事を怒ってるのか?事実なんだからそれ位受け止めろよ…」はぁ…やれやれ…ボタボタボタボタァ…


レミリア・さとり・フラン・こいし・チルノ・ルーミア「「「「「「潰すっ!!」」」」」」ブチブチブチィッ!!!


ダッッッ!!


セイヤ「やばっ!?地雷踏んだ気がする!!」ダッ!


レミリア「もうビーチバレーなんてどうでもいいわ!」ダダダダダッ!


さとり「泣いて謝ってももう許さないわよ!」ダダダダダッ!


フラン「すっとんとんの良さを分かってもらうまで絶対に逃がさないよ!」ダダダダダッ!


セイヤ「ひぃぃぃぃ!!」ダダダダダッ!


こいし「覚悟して下さいセイヤさん!」ダダダダダッ!


ルーミア「十字架に張り付けてやるのかー!」ダダダダダッ!


チルノ「逃げるな待てぇー!」ダダダダダッ!



霊夢「魔理沙!私達も逃げるわよ!」ダッ!


魔理沙「了解だぜ相棒!」ダッ!


妖夢「霊夢!賭け金を返して下さい!」ダッ!


アリス「そうだよ!お流れになったんだから返して!」ダッ!


霊夢「このMoneyはもう私達の物よ!」ダダダダダッ!


魔理沙「お前達のMoneyは怪盗HandKが頂いたぜ!」ダダダダダッ!


パチュリー「御託はいいから返しなさい!本物の泥棒猫になるつもりっ!?」ダダダダダッ!


魔理沙「泥棒じゃ無い!怪盗だZE☆」ダダダダダッ!


衣玖「泥棒でも怪盗でもこの際どっちでもいいですから!!」ダダダダダッ!


こころ「返して…!」般若


天子「私のお小遣い返してよ!霊夢に魔理沙!」ダダダダダッ!


霊夢「金の亡者は怖いわねぇ〜…」ダダダダダッ!


神奈子「それはあなたでしょう!?」ダダダダダッ!


霊夢「私は金の亡者じゃ無くてお金が好きなだけよ♪」ダダダダダッ!


諏訪子「屁理屈ばっかり並べてないでお金返してよ!」ダダダダダッ!


美鈴「咲夜さんと早苗も見ていないで取り返すの手伝って下さい!」ダダダダダッ!


鈴仙「私とてゐの売り上げまで持って行くなー!」ダダダダダッ!


てゐ「暑い中一生懸命焼きそば作ってたんだぞー!」ダダダダダッ!


魔理沙「怪盗はそんな事気にしないんだZE☆」ダダダダダッ!


霊夢「その通りYO☆」ダダダダダッ!



咲夜「はぁ…仕方がありませんね…」ダッ!


早苗「しょうがないですね…手伝ってあげましょうか…」ダッ!


文「私の賭け金も返して貰いましょうか…」スタッ…ダッ!



セイヤ「いい加減諦めてくれ!」ダダダダダッ!


レミリア「だったら今すぐここで土下座しなさい!」ダダダダダッ!


セイヤ「俺は事実を言ったまでだ!」ダダダダダッ!


さとり「やっぱり反省してないみたいね!」ダダダダダッ!


セイヤ「お前らよく俺の事を童貞だの何だの馬鹿にしてるだろうが!これでおあいこだ!」ダダダダダッ!


チルノ「それはそれ!」ダダダダダッ!


ルーミア「これはこれなのかー!」ダダダダダッ!


セイヤ「マジでお前ら滅茶苦茶だなぁおい!」ダダダダダッ!


こいし「これから私達がセイヤさんを滅茶苦茶にしてあげますからね!」ダダダダダッ!


セイヤ「滅茶苦茶に無茶苦茶な事言うなぁ!」ダダダダダッ!


フラン「いいから早く観念してよ!」ダダダダダッ!


セイヤ「何されるか分からないのに捕まる馬鹿が何処に居るんだ!」ダダダダダッ!



そして…



〜崖の上〜



ザザァァァアアン…ザパァァァッン…



セイヤ「はぁ…はぁ…」


ザッ…


レミリア「もう逃げ場は無いわよ…大人しく自首しなさい…」


セイヤ「お、俺はまだ捕まる訳にはいかないんだ…」はぁ…はぁ…


さとり「家族はきっと…あなたの事を心配している筈よ…?」


セイヤ「俺には…そんな家族なんか居ないんだ!!気休めは止してくれ!!」


「セイヤ!」


セイヤ「か、母さん…」


ルーミア「お母さんはあなたの事を怒ってなんかいないわ!だから…自首してちょうだいなのかー!」


チルノ「そうだぞ…自首してもう一度…真っ当な人間に生まれ変わったら……またあたい達と…一緒に御飯を食べようじゃないか…」


こいし「お兄ちゃん…自首…して?」ウルウル…


セイヤ「と、父さん…母さん…妹」ウルウル…


フラン「さぁ…どうするのかね?」


ガクッ…


セイヤ「俺が…悪かった…」ポロポロ…


スタスタスタスタ……肩ポン


レミリア「よく自分で気付いたわね…自らの過ちに………でも」


肩ガシッッ…!!×6


レミリア・さとり・フラン・こいし・チルノ・ルーミア「「「「「「捕まえ(ました❤︎)た❤︎」」」」」」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


セイヤ「つ、捕まっちゃった♪」汗ダラダラ…



……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁああああ!?



………………………………………………………



セイヤ「ん…あ、あれから俺は……確かすっとんとん連合軍にピーーーーー☆された後…」ぼ〜…


「セイヤ…ようやく気が付いた様ね…」


「はは…これから私達は死のゲームに強制参加させられるんだぜ…」


セイヤ「その声は…霊夢と…魔理沙か…?」


ゆっくり状態☆霊夢「そうよ…」ち〜ん☆


ゆっくり状態☆魔理沙「だぜ…」ち〜ん☆


セイヤ「………え?何でお前ら生首になってるんだ?」


霊夢「それはセイヤもよ…」


魔理沙「首だけ出された状態だぜ?」


ゆっくり状態☆セイヤ「え?………マジだ」ち〜ん☆


霊夢「ほら…始まるみたいよ…?」


魔理沙「死のゲームの幕開けだぜ…」


セイヤ「死のゲームって何だよ…」チラ…



アリス「それじゃあ皆!人間スイカ割り始めよっか♪」


その他全員「おぉーーーーー!!」



セイヤ「おぃぃぃぃ!?スイカ役ってまさか!」チラ…


霊夢「セイヤの隣に美味しそうなスイカがあるでしょ?」


魔理沙「オッス!オラスイカ!」ニコ☆


セイヤ「なんでやねん!なんでやねんったらなんでやねん!!」首動かす!


魔理沙「無駄な抵抗はしない方がいいぜセイヤ…生きの良い獲物から先に殺られるぜ?」


セイヤ「理不尽過ぎるわ!よくお前らそんなに冷静でいられるな!?」


霊夢「一撃貰えば解放してくれるそうよ…?」あははははは…


魔理沙「もうどうにでもなれだぜ…」あははははは…


セイヤ「既に諦めモードに入ってるよこの2人!!」首動かす!!



アリス「1番手は妹紅ね♪」


妹紅「…」ブンッ!ブンッ!


幽々子「妹紅ちゃん…楽しんで来てね♪」ニコ


妹紅「勿論です♪」ニコ



魔理沙「まさかの怪力馬鹿が1番手!?」


霊夢「……魔理沙ご愁傷様」


魔理沙「あ…」汗タラ〜…



妹紅「…皆、私は魔理沙狙いで行くから協力宜しくね…?」目隠し…ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


その他全員「はぁ〜い♪」



セイヤ「余計な事言うからだ…」


魔理沙「HA☆NA☆SE☆DA☆ZE☆」首動かす!!


霊夢「さっき自分で無駄な抵抗しない方がいいって言った癖に…」はぁ…


魔理沙「まだ死にたく無いぜぇ!!」


セイヤ「まぁ先に死ぬか後に死ぬかの違いだから気にするなよ…」あははははは…


魔理沙「セイヤも既に諦めモードになってる!?」


セイヤ「まぁこんな状態じゃあ抵抗も糞も無いだろうからな…」


ヨロ…ヨロヨロ…


霊夢「ほら魔理沙…死の足音が聞こえてきたわよ?」



四季映姫「妹紅!もう少し左左!」


リリカ「行き過ぎ行き過ぎ!ちょい右!」


咲夜「そこです!そのまま真っ直ぐ!」



魔理沙「ナビゲーションするなぁ!」


霊夢「スイカ割りなんだからナビゲーションあって当然でしょ…」


セイヤ「割りは割りでもこれから割るのは人間の頭だけどな…」


ヨロヨロ…ヨロ…ヨロ…


妹紅「う〜ん…」ヨロヨロ…


魔理沙「き、来たぜ…来ちゃったぜ…」フルフル…



チルノ「妹紅!ストップストップ!」


ルーミア「思い切り振りかぶってカチ割ってやれなのかー!」


文「妹紅さぁーん!思い切りやっちゃって下さーい!」



妹紅「了解♪」グォンッ…!


魔理沙「と、罠カード発動!六芒星の呪縛!」


妹紅「……魔宮の賄賂♪」ブゥゥンッ…!


ドゴォォォォッ…!!


魔理沙「マスパッ!?」ゲフゥッ!!


カクン…


魔理沙「」ち〜ん☆


目隠し外し…


妹紅「ふぅ…あ〜スッキリしたわぁ♪」


霊夢「そ、想像以上ね…」フルフル…


セイヤ「正に人間スイカ割りだな…」フルフル…


霊夢「つ、次は誰なの…?」チラ…



神奈子「さて、体育祭での借り…ここで返させて貰おうかな」目隠し…


早苗「頑張って下さいね!神奈子様!」


諏訪子「一発ドカンと決めてあの守銭奴の頭の中真っ新にしてあげな!」



霊夢「よりによってあいつなの!?」ビクゥッ!


セイヤ「俺は此処でも売れ残りなのか…」ははは…


霊夢「言ってる場合じゃ無いわよ!どうしよう!このままじゃ三途の川を越えて一気に天国行きになっちゃうわ!」


セイヤ「お前天国行きなのか?」


霊夢「当たり前でしょ!そうじゃなかったらあのジャバザハットに化けて出てやるわ!」



四季映姫「何故私に被害が来るんでしょうかー!?」


神奈子「映姫の怨みも込めて思い切りやってくるから安心してね」肩ポン…


さとり「全く…あの3人は似た者同士ね…」


咲夜「流石幼馴染といった所ですね…」


レミリア「そんな事言ったら私達も似た者同士って事よね?」


パチュリー「私を数に含めないでほしいわね…」


フラン「むっ…それってどういう意味…」


美鈴「そうですよパチュリー様!なんだか失礼ですよ!」


パチュリー「はいはい悪かったわよ…」



神奈子「…」フラ…フラフラ…


セイヤ「天国行きの最終列車は直ぐそこだぞ?霊夢…」


霊夢「できれば行きたく無いわよ天国なんて!」



天子「神奈子!そこそこ!」


こころ「ストップ…!」狐


こいし「神奈子先輩!やっちゃって下さい!」



霊夢「なんで皆してあんなノリノリなのよぉー!」


セイヤ「今更だな…」はぁ…


神奈子「博麗の巫女……覚悟!」グォンッ…!


霊夢「謝るから!体育祭での事は謝るから手加減して!お願い神奈子!」首ブンブン!


神奈子「やだ♪」ブゥゥンッ…!


ドゴォォォォッ…!!


霊夢「ゆっくりぃっ!?」ゲホォッ!!


カクン…


霊夢「」ち〜ん☆


目隠し外す…


神奈子「やっと怨みを晴らす事が出来たね♪」ふぅ…


セイヤ「あぁ…霊夢に魔理沙がヤラレチャッタ…」



「最後は私ですね…!」ザッ…!



セイヤ「さて…俺の処刑人は…」チラ…



妖夢「セイヤ、現世に未練はありませんか…?」バーン☆



セイヤ「まさかの真打ち登場だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ガーン



レミリア「妖夢!私達の想い、あなたに託すわ…」


フラン「お願いね♪」


さとり「あの男に裁きの斬撃を…」


輝夜「まぁ今までの不満をぶつけても何もバチは当たらないわよ…」


妖夢「任せて下さい!綺麗にカチ割ってきます!」みょんす♪



セイヤ「待て待て待ってぇぇぇ!?洒落にならないから!妖夢がやるなんて洒落にならないからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」キャー☆


神奈子「取り敢えず霊夢と魔理沙を掘り返さないとね」掘り掘り…


妹紅「結構な重労働だよねぇ…これってさ」掘り掘り…


セイヤ「神奈子に妹紅!俺の所を先に掘り返してくれ!」


神奈子「一撃貰ったらキチンと助けてあげるから心配しなくていいよ?」掘り掘り…


セイヤ「その一撃を貰ったら手遅れなんだよ!」


妹紅「まぁ何言われても助けないけどね」掘り掘り…


セイヤ「マジかよ…妖夢は駄目だろ…駄目だろ〜…」



妖夢「さて…と」目隠し…


幽々子「セイヤ君に妖夢の全力をぶつけてあげなさい」ニコ


妖夢「はい!幽々子様!」スッ…!


ルナサ「セイヤは無事に生還出来るのかな…?」


鈴仙「う〜ん…今回はちょっと難しいかな…」


てゐ「まぁ真剣で斬られたり貫かれたりなんて事をされても生きてる男だから大丈夫じゃない?」


早苗「セイヤさんはそれくらいじゃあ死にませんよねぇ?」


諏訪子「超が付くほど頑丈だからねぇ」



セイヤ「お前ら好き勝手言いやがって!」


スタスタスタスタ…


セイヤ「待って!何でフラフラしないで一直線に俺の所まで来てるのぉぉ!?」


スタスタ…ピタ…


妖夢「私には目隠しなど有って無いような物です…」目隠し外す…


セイヤ「いや今外すなよぉ!!」


妖夢「それでは……いきます!!」グオォッ!


セイヤ「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!?」首バタバタ!


妖夢「《断命剣・瞑想斬》!!」ゴオォッ!!


セイヤ「本気で殺るつもりだよこの子ぉぉぉぉ!!」


ドゴォォォォオオッッ!!


セイヤ「スシローー!?」ボベァッ!!


カクン…


妖夢「セイヤ…生きてますか?」


セイヤ「」ビクンビクン…


妖夢「………みょん」


神奈子「さて、それじゃあ約束通り出してあげるかな…」掘り掘り…


妹紅「そうだね」掘り掘り…


妖夢「私もお手伝いしますよ」掘り掘り…



無事解放されました…



セイヤ「死ぬかと思った…」シャクシャク…


霊夢「生きてる事が奇跡よね…」シャクシャク…


魔理沙「デカいたんこぶ出来ただけで済んで良かったぜ…」シャクシャク…


咲夜「セイヤ達3人は本当にタフですね…」シャクシャク…


美鈴「セイヤなんか妖夢の本気の一撃食らってたんこぶだけで済んでるんですからね…」シャクシャク…


妖夢「少し悔しかったですね…」みょんシャクみょんシャク…


セイヤ「悔しく無くていいから…永遠に悔しく無くていいからねそれは…」シャクシャク…


フラン「スイカ美味しいねぇ〜♪」シャクシャク…


チルノ「皆で食べるスイカは格別だよ♪」シャクシャク…


こころ「格別…♪」シャクシャク…火男


パチュリー「それにしてもこの後はどうするのよ…」シャクシャク…


鈴仙「それだったら探検でもしない?」シャクシャク…


魔理沙「おー!そうだな、サバゲーの為に下見しておくか!」シャクシャク…


レミリア「本気でやるつもりなのね…」シャクシャク…


メルラン「でも大人数でサバゲーとか楽しそうだよね?」シャクシャク…


てゐ「鈴仙が大量にエアガンを楽しそうにバックに詰めてたからね…」シャクシャク…


鈴仙「一度でいいから皆でサバゲーやってみたかったんだぁ〜♪」シャクシャク…


四季映姫「私もメタルギアソリッドの大ファンで一度サバゲーってやつをやってみたかったんですよね…」シャクシャク…


神奈子「意外だね…案外そういうのに五月蝿いかと思ってたんだけど…」シャクシャク…


四季映姫「スネークさんが犯罪者達を死刑にする様はまさに閻魔大王様そのものですからね♪」シャクシャク…


諏訪子『結構恐ろしい子だね…』シャクシャク…


こいし「お姉ちゃんはサバゲーとかに興味あるの?」シャクシャク…


さとり「一年生の時にセイヤがサバゲーに参加してたのを見ててやってみたいとは思ったわね…」シャクシャク…


ルーミア「そ、その時のセイヤはどうだったのかー…?」シャクシャク…


さとり「鈴仙…教えてあげなさい…」シャクシャク…


鈴仙「私の顔にゴム弾が当たっちゃってね……鬼の形相で敵地に乗り込んで皆ボコボコにして血だらけで帰って来たよ…」あははは…


アリス「それ私達も観てたから知ってるよ……相手が泣きながら逃げ回ってたもんね…」シャクシャク…


天子「確かメイ◯リックス様が最後に殺すと約束する位は凄かったんだよね?」シャクシャク…


衣玖「どれだけ暴れたんでしょうね…セイヤは」シャクシャク…


魔理沙「全てが終わって帰って来た時にはターミネーターの音楽が心なしか聴こえてきたぜ…」シャクシャク…


輝夜「そ、それは恐ろしいですね…」シャクシャク…


セイヤ「なぁ…霊夢に妖夢、それに幽々子先輩…」シャク…


霊夢「ん?どうしたのよセイヤ」シャクシャク…


セイヤ「いや…その、この館に悪い霊気って感じるか?」


妖夢「いえ…幽々子様はどうですか?」シャクシャク…


幽々子「ん〜……特に何も感じないけれどねぇ〜…」シャクシャク…


セイヤ「そうか…」


霊夢「何か気になる事でもあるの?」シャクシャク…


セイヤ「いや……何でもない」


スクッ…


セイヤ「悪いが俺は探検には参加出来そうにない…」


フラン「えー!一緒に探検しようよー!」


セイヤ「悪いな…少しやらなくちゃならない事が出来た……直ぐに戻るから先に島を見て回っててくれ」スタスタ


鈴仙「えっ!?ちょ、ちょっとセイヤー!?」


スタスタスタスタスタスタ…


魔理沙「行っちゃったぜ…」


アリス「やらなくちゃいけない事って何だろうね…」


レミリア「でも戻って来るって言っていたしそれまで私達だけで先に探検しましょう?」


パチュリー「そうね、どうせピーー☆する為にそれっぽい事言ってるだけよ…」


妖夢「す、素直じゃ無いですねぇ///」テレテレ…


「いや違うからねぇぇ!?」


さとり「聞こえていたみたいね…」


こいし「///」しゅ〜…



別荘(廊下)



セイヤ『やっぱり…』スタスタ…


グチャ…グチャ…グチャ…


セイヤ『憑いて来てるな……霊夢や妖夢、幽々子先輩が気付かないなんておかしい……しかも俺に霊感はない筈だ…』スタスタ…


セイヤ『何か裏があるのか…?いや、裏だろうが表だろうが関係無い……彼奴らに危害を加えるつもりなら…』スタスタ…


ピタ…


ガッチャン…!


セイヤ『総て等しく……叩き斬る…!!』スタスタスタスタ…


スチャ…!!


セイヤ「この月刀・水無月の力…見せてやるよ」スッ…


「マサカ自分カラ殺サレニ来ルナンテネ…」グチャ…


セイヤ「フランの狂気キャラと被るから普通に喋れるなら普通に喋れ…」


「よくわからないけど…それを貴方が望むならそうするよ…」


セイヤ「望んでるのは俺じゃ無くて低脳作者の方だ………それで?あんたは何者で何の為に此処に居る…」


「それは聞かなきゃ分からない事?」


セイヤ「愚問だったみたいだな……ならあんたの名前は…?」


「生前の名前は柳刃由利…12歳」


セイヤ「12ね…確かに少女だな……あんたの望みはなんだ?」


由利「決まってるでしょ?此処に居る人達全員……呪い殺す為だよ…最後には美味しく喰べちゃうけどね♪」


セイヤ「………殺す」チャキ…!


由利「いい目してるね…人殺しの目だよ?それ…」


セイヤ「黙れ……それと何で俺にはあんたが見える…?霊感の強い霊夢や妖夢、幽々子先輩…それに早苗達は見えないし感じないのに…」


由利「……お兄さんは一度死んでるよね?」


セイヤ「……まぁな、無事生還したが…確かに俺は1度…いや、正確にはもう何度も死んでるさ…」


由利「そうみたいだね…自我が安定しない不安定な人間……それとその左腕の数珠…」


セイヤ「この数珠の事か…?」ジャラ…


由利「一度死んだお兄さんには僅かな霊力が宿った…そしてその左腕の数珠がその力を増幅させている…こう言えば分かる?」


セイヤ『あのみょんみょんの所為だったのかぁぁぁぁぁ!?』


由利「それじゃあ……呪い殺してあげる」ズォォォォォォォオオオオオオオオ!!


セイヤ「結構結構…分かり易くて助かるな………叩き斬るから…そのつもりでな!!」ダッ!



〜島の森の中〜



早苗「っ…霊夢さん」チラ…


霊夢「霊力…しかもかなり強大な…」


妖夢「どうしていきなり…しかもこの方向だと…」


幽々子「別荘の方から放たれてるみたい……まさかセイヤ君が!?」


諏訪子「で、でもセイヤに霊感は無い筈だよ?」


神奈子「今はそんな事よりも早く別荘に戻ろう!」ダッ!


魔理沙「おいおいどうしたんだよ!?」


霊夢「セイヤが危ないわ!早く別荘に戻るわよ!」タッタッタッ!


こころ「ど、どういう事…?」ワタワタ… 猿


咲夜「どうやらまたセイヤが1人で突っ走ってるみたいですね…!」ダッ!


アリス「本当につれないなぁ!」ダッ!


てゐ「仕方が無い男だね!」ダッ!



別荘(道場)



全員「セイヤ(さん)!!」バッ!



由利「あ…獲物が来たみたいだね♪」ズォォォォォオオオオオオオオ!!!


セイヤ「お、お前…ら…」ゲホッゲホッ…!



霊夢「な、なんて霊力…普通の霊が持てる霊力を遥かに超えてるわよ…」


妖夢「今助けに行きます!」ダッ!


バシィンッッ…!!


妖夢「くっ…!」ドサァッ…!


早苗「け、結界…!?」


チルノ「こ、ここから先に…!進めないぃ…!!」ググググッ…!


四季映姫「い、一介の霊がこれ程の霊力を保有して…尚且つ行使する事が出来るものなのでしょうか…」


天子「わ、分からないけど…セイヤが…」



セイヤ「くっ…!」ズバズバッ!


由利「ふふふふ…往生際が悪いね♪」ビシュビシュビシュビシュ…!!


セイヤ「お前は…!鬼太郎かなんかかよ…!!」ズハァッ!ヒュンヒュン!ビシュッ!!


由利「それはお兄さんでしょ?鬼太郎みたいな髪型してさ…」ビシュビシュビシュビシュ…!!


セイヤ「うるせっ…!ほっとけってんだぁぁぁ!!」ダッ!


由利「《邪念ノ刃》…!」ジャキンッッ…!!


セイヤ「っ!?」タタタタタタッ!


由利「消えなさい…!!」ブゥゥンッ!


ガギィィィィィィンッ…!!


セイヤ「ちっ……受け切れ無い…!!」ググググッッ…!!


グンッッッ!!…ドゴォォォオオオオオオオオンッ!!


セイヤ「かはっ!?」ゴボォァッ…!


ピチャピチャ…!


由利「さてと…お兄さんを殺したら次はあの娘達だね…」ジャキンッッ…!!


セイヤ「よ、妖夢……この数珠に……お前の想いは……込められてるか…?」スクッ…



妖夢「…え?」



セイヤ「この数珠が…俺に霊力を分けてくれてるらしい……其処に…妖夢の想いは…込められてるかって聞いてんだ…」ポタ…ポタ…



妖夢「は、はい!……私の想いを……総て込めて作ったんです!…だから…」



セイヤ「なんだよ…やっぱり手作りだったのか……この数珠の名前…教えてくれないか…?妖夢…」ポタ…ポタ…



妖夢「……魄念数珠です!」



セイヤ「魄念数珠…ね………いくぞ怨霊、あんたは俺と…妖夢の想いが叩き斬る!」グッ…!!


由利「いいよ…かかって来なよ…」ズォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


セイヤ「後悔するなよ?……宇宙天地与我力量…!降伏群魔迎来曙光…!!」ギィィィィィィィィンッッ!!



全員「カッコつけた癖にまさかのパクリっ!?」ガーーーーーン!!



セイヤ「我が左手に封じられし魄念数珠の想いよ…!!今こそその力を…!!示せぇぇっ!!!!」ギィィィィィィィィンッッッッ!!!!



カッッッッ…!!



幽々子「す、凄い霊力…!!魄念数珠に込められてた妖夢の想いを…!!解き放った…!!」目隠し…


レミリア「ま、眩しくて目を開けてられない…!」目隠し…


妹紅「せ、セイヤはどうなったの!?」目隠し…


衣玖「み、皆さん…光が止みましたよ…」スッ…



シュゥゥゥゥゥ〜…



セイヤ「な…なな……なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!?」左手が刀にシャキーーーーン☆


由利「」白目



全員「セイヤ(さん)の左手が刀になったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」



ナレーション「魄念数珠に込められた妖夢の想いを解き放った水奈月セイヤ…!!しかし!解き放ったはいいものの、その左手は刀に変わってしまった…!!一体この先どうなってしまうのか!?次回…!!」


ナレーション「《妖夢の想いを刀に変えて!新奥義!!魂魄・想乱ノ太刀!!》」


セイヤ「いやあんた誰ぇ!?てゆーかこれどうすんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」シャキーーーーン☆


どうすんだぁぁぁぁぁぁぁぁ…


すんだぁぁぁぁぁ…


んだぁぁ…




〜皆で馬鹿ンス開始!!一週間別荘で皆仲良くね?〜




【完】





〜新奥義完成!?迷いを断ち切る居合いの型…魂魄・想乱ノ太刀!!〜





どうも…水奈月セイヤです……なんか知りませんが俺の左手が…



セイヤ「刀になっちまったぁぁぁぁ!!」シャキーーーーン☆


セイヤ「これからどうすんだぁぁ!幾ら作品を見てもらえないからって人の左手を刀に変える馬鹿が何処に居るんだよ!」


セイヤ「もうお終いだぁぁ!!これから先どうすりゃいいんだよ!どうせ変えるならコ◯ラ様みたいなサイコガンとかそれこそここまでパクったんだから鵺◯先生みたいに鬼の手で良かったじゃん!なんで選りに選って刀に変化してんだよ!」


セイヤ「これじゃあ何やってもカッコ悪いよ!普段からアレなのに更にアレをアレしてアレしちまうよぉぉぉ!!」うわーん!



妖夢「せ、セイヤ…心配しなくても…か、格好良いですよ?その左手…」目逸らし…


セイヤ「いや妖夢さん!こっち見て言ってくれない!?目を逸らしたまま格好良いですよ?なんて言わないでくれない!?」


妖夢「いや…本当に……格好良いですよw…?」ふるふる…


セイヤ「こいつ笑い堪えてるよ!こっちは困ってるのにこいつは笑い堪えるのに必死だよ!」


レミリア「格好良いわね!セイヤ!」キラキラ☆


セイヤ「逆に期待で目を輝かせられるのも反応に困るわ!!」


幽々子「中々の業物ね…」ふむ…


セイヤ「冷静に俺の左手を分析するなぁぁぁ!!」


霊夢「さてでは…あのセイヤの左手……幾らで落札する?」トントン…!


咲夜「それはセイヤ自身も含まれてるんですか?」


霊夢「勿論!……では10円からスタート!」


アリス「はーい!3000円!」


魔理沙「なら3800円だぜ!」


衣玖「5000円出します!」


輝夜「10000円でお願い!」


フラン「じゃあ私は貯金全額の6500万円で!」


霊夢「はい決定決定決定決定ぃぃ!!」トントントントン!!


フラン「やったぁ!」わーい☆


レミリア「だ、だったら私は紅魔館の全財産を!」


セイヤ「人の左手を勝手にオークションに出品すんなぁぁぁぁ!!」ガーーッ!


霊夢「それじゃあ後日、紅魔館にあの馬鹿速達で送るから、商品は代引きね?」


フラン「うんうん!」コクコク!


レミリア「フラン!お姉ちゃんにも貸してね?」


フラン「駄目だよ!私のセイヤだもん!」プイッ…


霊夢「これで博麗神社は安泰ね♪」


早苗「いいなぁ〜…」


セイヤ「だから人を商品扱いすんな!それに全財産掛ける価値俺にはないからね!?勘違いしないでよねぇぇぇ!?」


諏訪子「なんでツンデレ口調なの…」


こころ「男の人のツンデレは…ベジー◯だけで十分…」猿


ルナサ「でもベ◯ータは自分勝手だよね…?」


リリカ「プライドばっかり高くて噛ませのヤ◯チャとどっこいどっこいだし…」


メルラン「若本◯夫様との戦いの時は完全体になれ…なんて調子こいた結果ボコボコだったしね…」


文「最初は息巻いて…俺が…スーパーベ◯ータだ!なんて格好付けてた癖にあれじゃあ世話ないですよねぇ…」


セイヤ「てめぇらいい加減にしろ!ベジー◯様良いじゃん!格好良いじゃん!トラ◯クス護った時とか最高に格好良かったじゃん!」


美鈴「でも結局無駄死にでしたよね?」


セイヤ「うるせぇよ!他にも神と神ではブ◯マの為に激怒してビル◯様押してただろうが!」


妹紅「でも最後は悟◯に助けられてたよね?ダサいダンス踊って皆に引かれてたよね?」


セイヤ「お前らどんだけベ◯ータ様嫌いなんだよ!!」


鈴仙「私は◯飯君派だなぁ…」


てゐ「頭いいし優しいしで悪い所殆ど無いしね」


由利「いい加減にして…!!」ズォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


セイヤ「どうやらお怒りの様だな…」スチャ…


由利「左手が刀になったからってそれがどうしたの…!」


セイヤ「だったら普通の刀かどうかあんた自身が感じるんだな…!」ダッ!


由利「舐めるなっ!」ビシュビシュビシュビシュ!!


ズバズバァァァァッッ!!


由利「っ!?」ジャキンッッ…!!


ギィィィィィィィィンッッ!!


セイヤ「どうだよ…!この刀は…!!」ググググッ…!


由利「くっ…」ググググッ…!


セイヤ「相手が少女の幽霊でも…!彼奴らを傷付けるなら容赦はしねぇ…!!」グンッ!


由利「っ」バッッ!


セイヤ「逃がすかっ!」シュッ!


ガィィンッッ!


セイヤ『髪を硬質化させて…!』ギチギチ…!!


由利「はぁぁっ!!」ズォォォオオオオオオオオッッッッ!!


セイヤ『全方向からの攻撃か…なら…!』ヒィィィン…!!


セイヤ「《魂魄・飛天乱舞》!!」ギャルギャルギャルギャルギャルギャル…!!


ズバズバズバズバズバズバズバズバァァァァッッ!!


キュッ…!!シュゥゥ〜…


セイヤ「め、目が回る〜…」くらくら…


魂魄・飛天乱舞

ありとあらゆる方向に回転し、そのまま刃で全てを斬り裂く剣技。


由利「二刀ノ邪念…《怨念ノ二太刀》!!」ジャキンッッ…!!ジャキンッッ…!!


セイヤ「これで…最後だ!!」バッ!!


由利「消えろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ブゥゥゥゥゥンッッッ!!!


セイヤ「小学生が…汚い言葉を使うんじゃありませーーーん!!」ヒュッッッッッッッッ!!



ズバァァァァァッッッッ!!!!



セイヤ「っ」ブシュッ…!


由利「はは…私の勝ちだよ…」ポタ…ポタ…


セイヤ「あんたの迷いは…俺が断ち斬った…」


……ヒーーーン……


ズバズバズバズバズバズバッッッッ…!!!!


ドサッ…


由利「そん…な…」ぼろぼろぼろぼろ…


セイヤ「強制成仏…!!」キリッ☆


シュゥゥゥゥゥ………フッ…


セイヤ「迷断ノ型…《魂魄・想乱ノ太刀》…」


セイヤ「想いの刃は乱れて舞う…そして全ての迷いは…断ち斬られる…」ヒィィ…ジャラッ…



迷断ノ型 魂魄・想乱ノ太刀

その名の如く全ての迷いを断ち斬る為の居合い…一太刀浴びせた後に想いの刃が乱れ、全ての迷いを斬り裂く。



セイヤ「俺の大切な人達は傷付けさせない…だから、安らかに眠れ…」キメ顔☆


アリス「散々パクって置いて何格好付けてるの!?」


セイヤ「お前らには言われたくねぇよ!人の事を勝手にオークションに出品したりベジー◯様の悪口言いやがって!」


フラン「ねぇ霊夢〜!いつセイヤは私の物になるの〜?ねぇねぇ〜!」ゆさゆさ…


霊夢「だから後で速達で送るって…」ガクガク…


こいし「ズルいよフランちゃん!セイヤさんは誰の物でもないよ!」


フラン「この世は愛よりもお金が全てを解決するんだよ!だからセイヤは私がお金で買い取った!」はははは!


セイヤ「俺はお金よりも断然愛だと思うがな…」


フラン「……じゃー私も愛を取るよ❤︎」ぎゅー…


全員『切り替えが早い(ですね…)…』


セイヤ「それよか何でお前らはここに居るんだよ…」ほらフラン離れて離れて…


早苗「探検中に強大な霊力を感じたんで…」


幽々子「まさかセイヤ君に霊力が宿ってるなんて気付かなかったわ…」


セイヤ「これ何やってるか分かるか?」ヒィィィン…!コロコロ…


レミリア「う〜……分からない」しょぼん…


妖夢「霊力の塊を左の手の平で転がしてますね…」


セイヤ「なんだか新鮮だな…」ヒィィィン…!


霊夢「さっきので確実に目覚めたみたいね…」


諏訪子「じゃあ明日からセイヤは晴れて巫女さんだねぇ…」


咲夜「セイヤが……巫女?」ぽわぁ〜ん…


巫女セイヤ『退治しちゃうぞ♪』きゃるん☆


全員「おぇぇぇぇぇぇっ!!」キラキラキラキラキラキラ☆


セイヤ「勝手に人の事を侮辱して置いて吐くとか酷過ぎるだろぉぉぉぉ!!」


霖之助「いやいやいやいや…是非お願いしたい所だよ♪」んっっっっっっふ!!


セイヤ「霖之助さん!?…あれ、居ない」キョロキョロ…


輝夜「無いわよ…これは無いわよぉ〜…」オェェ…


こころ「駄目…流石に…」オェェ… 姥


セイヤ「もういい…」グスン…


魔理沙「そ、それで…これからどうする…?」


幽々子「お腹空いたわぁ〜…」グゥゥ〜…


パチュリー「さっき焼きそばとスイカ食べたじゃない…」


霊夢「なら少し早いけどBBQの準備始めましょうか…」


リリカ「BBQセットなんてあるの?」


衣玖「確か荷物の中にありましたよね?」


セイヤ「どうせするんだろうなと思って家から持って来たんだよ…」


早苗「流石セイヤさんです!準備がいいですね!」


鈴仙「それじゃあ始めよっか♪」スタスタ


アリス「BBQかぁ〜…沢山美味しい物あるだろうなぁ〜…」スタスタ


チルノ「アイスもあるよね!」スタスタ


美鈴「それは食後のデザートですよ…」スタスタ


咲夜「食材は何を出しましょうか…」スタスタ


神奈子「ん〜…野菜とお肉と…また焼きそば?」スタスタ


諏訪子「幽々子先輩が居るから沢山用意したほうが良さそうだねぇ…」スタスタ


さとり「そういえばセイヤと霊夢と魔理沙はスイカしか食べて無いわよね?」スタスタ


魔理沙「その通りだぜ…」スタスタ


霊夢「正直な所…お腹ペコペコよ」スタスタ


ルナサ「BBQが終わったら皆で温泉…」スタスタ


こころ「賛成♪」スタスタ 福の神


メルラン「BBQに温泉かぁ〜…まだまだ楽しくなりそうだね♪」スタスタ


妖夢「セイヤ、私達も行きましょう♪」みょんみょん♪


セイヤ「……なぁ、妖夢」


妖夢「はい?何ですか?」みょん?


セイヤ「いや…その……妖夢は俺の事…どう思ってるんだ?」


妖夢「……え?」


セイヤ「え〜とだな…体育祭で妖夢と戦った時と…この数珠の霊力が流れ込んできた時…少しだけ違和感があったんだ…」頰ぽりぽり…


妖夢「……セイヤの…思っている通りですよ…」


セイヤ「………そうか…自意識過剰だなと思ってたんだがな」はは…


妖夢「その数珠は…魂魄家の女の子が13の時に作る、特殊な数珠です…当時の私が総てを込めて作った…魂の数珠です」


セイヤ「スケール…大きいな…」


妖夢「それと…その数珠を渡す条件は……その人と…これから添い遂げたいと思う人に渡す…大切な数珠なんです」


セイヤ「早速スケールの大きさが大気圏をぶち抜いたな…」


妖夢「迷惑ならば外して貰っても構いません…ですが私の想いは…変わりませんよ……これからもずっと…ずっと…永遠に…」


セイヤ「外さないさ…何があっても…」


妖夢「…嬉しいです」ニコ


セイヤ「妖夢と少しでも繋がっていられるなら…俺はこの数珠を…死ぬまで付け続ける」


妖夢「…なら!早く皆さんの所に行って準備手伝いましょう!」グイッ…!タッタッタッ…


セイヤ「っと……あぁ」ニコ タッタッタッ…



別荘の庭にて…



ジューーー…ジューーー…


ジューーー…ジューーー…



幽々子「ん〜♪美味しぃ〜♪」モグモグ!


妖夢「幽々子様…もう少し落ち着いて食べましょうよ…」みょんモグ…


幽々子「美味しいんだからしょうがないじゃないのぉ〜♪」モグモグ!


妹紅「あ、てゐそのトウモロコシ取って」


てゐ「意外だね、トウモロコシ好きなんだ」つトウモロコシ


妹紅「BBQとお祭りのトウモロコシは別格だからね♪」モグモグ…


アリス「分かる分かる♪じゃがバターとかイカ焼きとかもね!」モグモグ…


咲夜「私もイカ焼きが好きですね…幻想祭りは夏休み終わりの1日前ですからまだまだ先ですけども」モグモグ…


アリス「夏休みは終わって欲しく無いけどお祭りは早く来て欲しいなぁ…」モグモグ…


レミリア「今年こそは金魚掬いでセイヤに勝ってみせる!」うー!


さとり「レミリアはまず先に金魚を掬うんじゃ無くて救う事から始めた方がいいわ…」モグモグ…


パチュリー「去年の金魚掬いでは救われない金魚さんがいたものね…」モグモグ


レミリア「きょ、去年は本調子じゃ無かったのよ…」


鈴仙「私は今年も射的で全景品を狙う!」


美鈴「鈴仙は少し自重して下さいよ…去年の射的屋さん…泣いてましたよね」


鈴仙「セイヤに負けたくなくてつい…」あははは…


こころ「今年はどんなお面が売ってるかな…」モグモグ…


神奈子「こころはまだお面を集めるの?」モグモグ…


こころ「目指せ…お面の種類719種…」モグモグ…


諏訪子「まさかのポケ◯ン図鑑レベル…」モグモグ…


フラン「今年もセイヤと綿あめ分け合いながら2人きりで花火見よ♪」ワクワク♪


こいし「えぇ!?フランちゃんズルい!去年だけじゃ無くて今年もそのつもりなの!?」


フラン「こいしは去年のお祭り一緒じゃなかったもんね♪」モグモグ…


チルノ「詳しく聞かせてよ!」


フラン「えっとねぇ〜…皆とハグれちゃってぇ〜…捜しても皆見つからないから河川敷でセイヤと寄り添いながら花火見たんだぁ〜♪」テレテレ…


天子「そんな事があったんだぁ〜…」モグモグ…


四季映姫「それで…そのセイヤはというと…」モグモグ…


魔理沙「彼処でなんか笛吹きながら霊夢達と楽しんでるぜ…」モグモグ


ルナサ「私のあげた篠笛だ…使ってくれてるんだ…///」モグモグ



セイヤ「…」篠笛〜♪


霊夢「うんうん♪中々の腕ね♪」ゴク…


早苗「幻想的な音ですねぇ〜…」モグモグ…


輝夜「月を眺めながら、さざ波の音を聴きながら、篠笛の音を聴きながらの食事…なんて贅沢なんでしょう…」モグモグ…


ルーミア「正に和楽器ならではの良さなのかー…」ゴク…


文「ほぉほぉ様になっていますね…」パシャ☆パシャ☆


セイヤ「ふぅ…」篠笛を口から離す…


霊夢・早苗・輝夜・ルーミア・文「「「おぉーー!!」」」パチパチパチパチ☆


セイヤ「ご静聴…有難うございました…」ペコ…


輝夜「まだまだこれからでしょう?」


ルーミア「そうだよ!もっと演奏しろなのかー!」


セイヤ「もう何曲吹いたと思ってんだよ……だったら霊夢に早苗、お前ら舞え…」


霊夢「はぁっ!?」


早苗「ど、どうしてそうなるんですか!?」


セイヤ「幻想の舞……早苗も知ってるだろ?」


早苗「いや知ってますけども…」


セイヤ「だったら早く巫女服に着替えて……とっとと舞え!!」


セイヤ「ルナサにメルランにリリカー!」


プリズムリバー三姉妹「待ってました!」


霊夢「えぇ〜…」


早苗「そんな横暴なぁ〜…」



そして…



セイヤ「準備いいか?」篠笛


ルナサ「いつでもいいよ…」バイオリン


メルラン「姉さんだけ洋楽器…」三味線


リリカ「本当はピアノが欲しいんだけど今回は和琴の方が重要だからなぁ…」和琴


霊夢「何故こんな事に…」巫女服☆


早苗「まぁ本職ですからしょうがないですよ…」巫女服☆



魔理沙「似合ってるぞー!2人共ー!」ヒューヒュー!


咲夜「月夜の演奏会…風流ですね…」


アリス「それも和楽器での舞かぁ〜…正に日本の文化と云うか歴史と云うか…」


神奈子「早苗はともかくとして霊夢も巫女服着ればそれっぽいね」


諏訪子「いやいや神奈子…霊夢も巫女だから…」


こころ「巫女だと云う事を感じさせない傍若無人っぷり…それが博麗霊夢…」狐


輝夜「こころ…この場面は狐のお面で合ってるのかしら?」


レミリア「う〜…悔しいけれど似合ってるわね…早苗の奴…」うー…


妖夢「そうですねぇ〜…流石は本職の巫女さんです…」


幽々子「学校でも巫女服を着ていればお淑やかに見えるのだと思うのだけれどねぇ…」



セイヤ「それではこれより…博麗神社の巫女、博麗霊夢と…守矢神社の巫女、東風谷早苗による幻想の舞……演奏は僭越ながら、篠笛を担当させて頂く、わたくし水奈月セイヤと…」ペコ


ルナサ「バイオリンを担当させて頂く、ルナサ・プリズムリバー」


メルラン「三味線を担当させて頂く、メルラン・プリズムリバー」


リリカ「和琴を担当させて頂く、リリカ・プリズムリバー」


セイヤ「この4人が演奏させて頂きます…それでは皆様、心行くまでお楽しみ下さい…」スッ…


〜♪〜〜♪〜♪♪〜♪


スッ…フッ…クルクル…


霊夢「中々やるわね…早苗…」クルン…サッ…


早苗「霊夢さんも…流石は博麗神社の巫女だと言う事はありますね…」クルン…サッ…


セイヤ『まさかこの2人が一緒に舞っている姿を見られるなんてな…』篠笛〜♪



フラン「綺麗…」ぽ〜…


幽々子「思わず見惚れてしまう程ね…」ぽ〜…


美鈴「霊夢と早苗も綺麗ですけども…演奏が合っていてより一層華やかです…」ぽ〜…


衣玖「時に対称に…そして時には非対称に…近づきは離れ、離れては近づく…」


四季映姫「正に幻想…現実には無い物を願い、そしてそれは潰えていく…」


妹紅「2人が舞っているのものは…その幻想を想い描き…そして儚く散っていく夢物語を…時に激しく、時に優しく、そして時には悲しく…舞で表現してる…」


さとり「文句の付け所が無いわね…」ウルウル…


こいし「霊夢先輩も早苗先輩も…物凄く綺麗で…でも…とても…悲しい舞…」ウルウル…


チルノ「うぅー…まさかこんなに感動的な舞が観られるなんて…」ウルウル…


ルーミア「流石…なのかー…」ウルウル…


天子「目と耳…両方で楽しめるなんて……でも悲しい」ウルウル…



バッ…クルンクルン…スッ…


霊夢「…」早苗と両手を合わせる…


早苗「…」霊夢と両手を合わせる…


セイヤ『2人の少女は手を合わせ…月に祈りを捧げる…』篠笛〜♪


霊夢・早苗「…」そのまま月を見上げ両手を上げる…


セイヤ『しかし…その願いは届く事は無く…2人の少女は絶望する…』篠笛〜♪


霊夢・早苗「「…」」手を合わせた状態で膝をつける…


セイヤ『しかし2人の少女は願い続ける…祈り続ける…その願いが届くまで…その祈りが叶うまで…』篠笛〜♪


霊夢・早苗「「…」」両手を合わせた状態で月を見上げる…


セイヤ『それでも願いは届かない…祈りは叶わない…そして……2人の少女は生き絶える……死が2人を分かつその時まで…2人の少女は…願い続けた…祈り続けた…』篠笛〜♪


霊夢・早苗「「…」」その場で崩れる…


セイヤ『これが幻想の舞…幻の想いは月へと昇り…その願いは…祈りは……2人の少女…その命と引き換えに…叶えられる』篠笛から口を離す…



全員「…」パチパチパチパチパチパチ… ポロポロ…



霊夢「なによ…結構上手いじゃないの…早苗」


早苗「霊夢さんこそ…まさかここまでとは思いませんでしたよ」


霊夢「当たり前でしょ?私は博麗の巫女よ?」ふふ…


早苗「守矢神社の巫女…舐めないで下さいよ?」ふふ…


セイヤ「流石だな、霊夢に早苗」パチパチ…


霊夢「ま、悪く無かったわ…その代わり後でお賽銭入れなさいよ?」


セイヤ「あぁ…分かってるよ」はは…


早苗「無茶振りされた時はどうしようかと思いましたが上手くいって良かったです」


セイヤ「彼奴ら泣かせる程の舞だぞ?俺も篠笛吹いて無かったらきっと泣いてたよ」


霊夢「私達2人の舞に見惚れたでしょ♪」


セイヤ「その通りだ……凄く綺麗だったぞ」ニコ


霊夢「きゅ、急に素直にならないでよ…///」しゅ〜…


早苗「ひ、卑怯ですよ…///」しゅ〜…


セイヤ「それじゃあ…戻るか」スタスタ


霊夢「そ、そうね…///」スタスタ


早苗「は、はい…///」スタスタ



そして…?



別荘(リビング)



セイヤ「はぁ…彼奴らは温泉か…男が俺一人だから暇だなぁ…」ピコピコ…


セイヤ「明日は朝から探検してサバゲーの準備するとか言ってたし……今からコールオブデューティーでイメトレして置かないとな…」ピコピコ…


セイヤ「独り言とか虚しい…」ピコピコ…



別荘(温泉)



咲夜「ふぅ…いい湯加減ですね…」チャプ…


レミリア「このお湯は美肌に腰痛、肩凝り冷え性に効くみたいよ…」チャプ…


パチュリー「肩凝りに効くのは嬉しいわね…ね?幽々子…」ふぅ…


幽々子「本当ねぇ〜…レミリアちゃんは肩凝りしなさそうで羨ましいわぁ〜…」チャプチャプ…


レミリア「喧嘩売ってるの!?絶対喧嘩売ってるわよね!?」ザバァッ…


妖夢「事実なんですからしょうがないですよ…」チャプ…


フラン「納得いかないよ!」両手でジャバジャバ!


魔理沙「パチュリーと幽々子先輩が例外なんだよ…あと美鈴」チャプ…


霊夢「早苗とアリスも普通より大きいわよね…」じー…


アリス「そ、そんなに見ないでよ…///」


早苗「恥かしいですから見ないで下さい…///」


こいし「はぁ…皆さんスタイルいいですね…」はぁ…


さとり「本当に同い年なのかしら…」はぁ…


こころ「気にしたら…負け…」


チルノ「こころはまだあるじゃん!ペッタンこじゃないじゃん!」両手でバシャバシャ!


輝夜「お、落ち着きなさいよ…」まぁまぁ…


美鈴「胸があってもいい事なんて無いですよ?」ドタプン☆


ルーミア「……説得力皆無なのかー!!」バシャッ!


美鈴「わぷわぁっ!?」


四季映姫「ふぅ…しかしいいお湯です…心が洗われる様ですね…」肩にお湯かける…


妹紅「デトックス効果という奴だね…」チャプ…


諏訪子「いやはやぁ…毒素が抜けていく様な気がするねぇ…」ふぃ〜…


神奈子「諏訪子…なんだか年寄り臭いよ…?」


諏訪子「まぁいいじゃん…実際に神奈子も気持ちいいでしょ?」チャプチャプ…


神奈子「それには同意するけどさ…」チャプ…


天子「なんだか萃香先生みたいだよね…」


諏訪子「それはちょっと勘弁して欲しいなぁ…」


衣玖「ですが本当に悪い物が抜けていく気がします…温泉とはいい物ですよね〜…」


神奈子「毒素の塊、霊夢とセイヤはお湯に溶けて居なくなっちゃいそうだねw」あはははw


魔理沙「うおーーー!?霊夢がだんだん溶けてるぜーーー!?」ビクゥッ!


全員「嘘ぉっ!?」ビクゥッ!


霊夢「なんだか…お湯と一体に…なってる…気が……する〜…」デロぉ〜…


ルナサ「そ、そんな事言ってる場合じゃ無いよ!?」


霊夢「あぁ〜…悪い物が……抜けて…いくぅ〜…」デロぉ〜…


リリカ「確かにそうかも知れないけど溶けてるからね!?」


メルラン「ど、どうしよう!」ワタバシャワタバシャ!


文『皆さんの入浴写真を撮っていたら思わぬ副産物が撮れましたね…』あはは…


咲夜「と、取り敢えず霊夢は早く上がって下さい!」グイッ…!


半霊夢「あぁ〜…」ザバァッ…!


妖夢「か、下半身が溶けてますね…」ガクガク…


幽々子「まるで人魚姫みたいねぇ…」ふんふむ…


咲夜「言ってる場合じゃないですよ!」ズルズル…


半霊夢「それじゃあ…お先にぃ〜…」ズルズル…


鈴仙「はいてゐ♪洗い終わったよ♪」パッ…


てゐ「ありがとね♪…あれ?なんか霊夢の下半身溶けてない…?」


鈴仙「下半身が溶けるとかそんなオカルトありえな…」チラ…


半霊夢「うぁ〜…」ズルズル…


咲夜「しっかりして下さい霊夢!」ズルズル…


鈴仙「か、下半身が溶けてるーー!?」ガーン☆


てゐ「うわぁ〜…凄いねあれ…」


アリス「そんな事より…皆、星空凄く綺麗だよ?」上向く…


半霊夢「そんな事の一言で…片付けないでぇ〜…」ズルズル…


咲夜「いいから早く行きますよ!」ズルズル…


全員「お、おぉ〜…」上向く…


パチュリー「あら…本当ね」


衣玖「ここに来て本当に良かったですよ…」


さとり「まだまだ楽しくなりそうね…この後は何かするの?」


フラン「はいはーい!皆でゲーム大会が良いと思いまーす!」シュビッ!


四季映姫「それはいい考えですね!」


こころ「スマブラ♪」ワクワク 火男


レミリア「確かセイヤがwiiU持ってきてた筈だから皆でやりましょう?」


こいし「賛成です♪賛成です♪」


ルナサ「それじゃあ私達も上がろっか…」ザバァッ…


文「きっとセイヤさんも待ちくたびれているでしょうしね…」ザバァッ…


早苗「そうですね…早く入って貰って早く上がって貰いましょう♪」ザバァッ…



別荘(リビング)



咲夜「霊夢…大丈夫ですか?」団扇パタパタ…


霊夢「な、なんとか元に戻った…」


セイヤ「ったく…何やってんだよ」カキカキ…


咲夜「セイヤも気を付けた方が良いですよ?セイヤも溶ける恐れがありそうですし…」団扇パタパタ…


セイヤ「俺は毒素の塊だとでも言うのか!?」カキカキ…


咲夜「その通りでしょう?」


セイヤ「んな訳無いだろ!それに幾ら毒素の塊だからってそんな風に下半身溶けて堪るか!」カキカキ…


霊夢「それより…セイヤはさっきから何やってるのよ…」


セイヤ「夏休みの宿題…」カキカキ…


咲夜「えぇっ!?後で皆で一緒にやりましょうって言いましたよね!?」


セイヤ「お前らが風呂上がるの遅いのが悪い…」カキカキ…


咲夜「私と霊夢はもう上がってるんですから止めて下さい!」


セイヤ「はいはい…分かりましたよ…」パタン…


魔理沙「ふぅー!さっぱりしたぜぇ…お、霊夢!元に戻ったんだな!」ホカホカ


霊夢「お陰様でね…」


レミリア「私達は全員上がったからセイヤも早く入って来なさい」ホカホカ


セイヤ「あ…あぁ」スク…スタスタ


レミリア「どうかしたの?」ホカホカ


セイヤ「な、なんでもねぇよ///」フイ…


さとり「湯上がり女子に弱い男…水奈月セイヤ」ホカホカ


早苗「ほぉほぉ…それはいい事を聞きました♪」ホカホカ


セイヤ「余計な事を言うな…さとり」ジロ…


さとり「でも事実でしょう?」ホカホカ


セイヤ「……否定はしない」スタスタ


諏訪子「そして素直になれない男…水奈月セイヤ」ホカホカ


鈴仙「もうちょっと素直になってもいいのになぁ〜…」ホカホカ


美鈴「素直になるタイミングがズレてますからね…セイヤは」ホカホカ


フラン「それじゃあセイヤが上がるまで飲み物飲みながらゲームでもしよ?」ホカホカ


チルノ「皆でスマブラだー!」ホカホカ


四季映姫「負けませんからね!」ホカホカ


天子「ピット君♪ピット君♪」ホカホカルンルン♪


レミリア「私のプラピには勝てないわよ!」うー!


鈴仙「私は少し明日の為にエアガンの調子を確かめたいから後で参加するね?」ホカホカ


妖夢「分かりました!なるべく早く戻って来て下さいね?」ホカホカ


鈴仙「勿論だよ♪」ホカホカ


幽々子「咲夜ちゃ〜ん…悪いんだけどお夜食作って貰ってもいいかしらぁ〜…」ホカホカ


咲夜「畏まりました♪他の皆さんも何か食べますか?」スタスタ


妹紅「お願いしてもいい?」ホカホカ


咲夜「気にしないでください♪飲み物と何かゲームをしながらでも摘める物を用意しますね♪」スタスタ


こころ「私も手伝う♪」火男


こいし「私にも手伝わせて下さい!」テッテッテッ…


咲夜「それでは3人で頑張りましょうか」ニコ


こころ・こいし「「うん(はい!)!」」福の神


文『いやいや…皆さん、とても良い顔で笑ってますね♪』パシャ☆パシャ☆



別荘(温泉)



ガラガラ…


スタスタスタスタ…


チャポン…


セイヤ「ふぅ…」チャプ…


セイヤ「こんなに広い温泉に独りとは…贅沢なのか哀しい男なのか…」肩にお湯かける…


チャポン…チャプチャプ…


セイヤ「……果たして、俺はこの世界に…居続けても良いのだろうか…」手で顔を隠す…


もしも彼奴らに気付かれずに消えられるなら…そっちの方が楽なのかもしれない…哀しまずに済むのかもしれない……喩えそれが逃げなのだとしても…俺は今のこの世界に居続けるよりかは…マシな気がする……俺はきっと、この世界の異物なんだ…


セイヤ「彼奴らにこんな事を言ったら…なんて言うだろうな…」ジャブジャブ…


俺が幻想の舞を観て泣きそうになったのは…霊夢や早苗が舞っているからと云うのも大きい…だけど、その舞に込められた本当の意味を知った時……この舞が何を意味していて…何を訴えているのかを理解した時…俺は異物なのだと…再認識させられた……これは俺の幻の想い、決して叶う事の無い…幻想…どんなに願っても…どんなに祈っても…届かない、叶わない、幻の想い…


セイヤ「俺が異物なら…父さんと母さんも異物って事になるんだろうな…」ウル…


セイヤ「………こんなにも月が綺麗なんだ…少し位……感慨に浸っても…いいよな…?」つー…




その問いに…月は俺を…唯見下ろすばかりで…何も応えてはくれなかった…





別荘(リビング)



セイヤ「…で」



ワイワイ☆ガヤガヤ☆


ゲラゲラゲラゲラゲラゲラwww



セイヤ「人がしんみりしている時になんでこいつらはこんなに元気なんだよ…」はぁ


霊夢「あwセイヤだぁーw」あはははw


魔理沙「おーいwこっちにこーいw!」


セイヤ「お前ら…何か様子が変だぞ?」スタスタ


咲夜「そうれふかぁw?ぜぇんぜんそんなほとありやへんよぉw?」ヘラヘラw


セイヤ「いや…呂律回ってないぞ咲夜…」


ギュッ…!


レミリア「セイヤぁ〜///好きぃ〜///」ぽぉ〜…


セイヤ「お、おいレミリア!///抱きつくな!///つか酒臭っ!?萃香先生と同じ匂いがする!!」


アリス「私の酒が飲めないのかーw」あはははw


ルーミア「なのかなのかーw!」あはははw


セイヤ「れ、レミリア少し離れろ!」バッ


レミリア「う〜……セイヤに振られたぁー!」ウワーン!


咲夜「よしよし…いいこいいこぉ〜…」なでなで…


セイヤ「こ、これ…紫先生達の為に持ってきたワイン…それに酎ハイに焼酎…日本酒…その他諸々エトセトラぁぁぁぁ!?」ガクガクブルブル…


早苗「セイヤさんも飲みますぅ〜…?」ヒック…


セイヤ「飲みますぅ〜…?って漢字が違うだろ!!」


美鈴「いやぁ〜…気分が良いですねぇ〜…」あはははw


チルノ「んぐっんぐっ!」ゴクゴク…


ルーミア「酎ハイお代わりなのかーw」


フラン「アハハハハハwww」ケタケタw


セイヤ「フランがまたもや狂気に堕ちてる!?」ガーン☆


さとり「ま〜ま〜…セイヤも取り敢えず一杯…」ガシッ!


幽々子「おつまみも沢山あるからぁ〜…」ガシッ!


セイヤ「絡み酒かっ!?俺は呑まん!萃香先生の時の一件で完全にお酒には懲りたんだよ!ていうかお前ら未成年だろ!!」ジタバタ!


霊夢「呑めば分かるわよ〜♪」つ一升瓶


セイヤ「一升瓶ごと呑ませるつもりか!?ていうか呑めば分かるって何が分かるの!?」


パチュリー「はい♪ちょっとセイヤの良いとこ見てみたい〜♪」パンパン☆


セイヤ「しかも一気コール!?」ガーン☆


全員「はい♪一気♪一気♪一気♪一気♪」パンパン☆


セイヤ「付き合ってられるか!俺は部屋に戻る!それと今すぐお酒を片付けて寝ろ!!」バッ!


髪の毛ガシッ!!×3


フラン「セイヤも飲んで楽しもぉ〜♪」


妹紅「そーそー♪」


美鈴「さー霊夢ー!やっちゃって下さい♪」


霊夢「はぁ〜い♪」スタスタ


セイヤ「痛てててて!髪の毛掴むな!痛い痛い痛い!」手足バタバタ!


妖夢「ほらほら〜…早く飲んで楽しみましょー♪」みょーーん♪


霊夢「それぇっ♪」ズボォッ!


セイヤ「んごがぁっ!?」ガボッ!


ドボドボドボドボドボドボ!!


セイヤ『胃の中に直接流し込む馬鹿が何処に居るんだぁぁぁぁ!?』ゴクゴクゴクゴクゴクゴク!!


天子「はい♪一気♪一気♪」パンパン☆


こころ「Hey☆Hey☆Hey☆」ルンルン☆ ファンキーなお面


リリカ「ノッて来たよぉー♪」ピアノ適当に弾く!


ルナサ「テンション↑↑だぜベイべー!!」弦が切れてるのにバイオリン弾く…


メルラン「ほっほほーーーい!!」Lets☆Dancing☆


セイヤ「くぁwせdrftgyふじこlp…」ビクンビクン!


ガク…


鈴仙「あははははwセイヤ倒れちゃったぁw」


てゐ「情けないなぁーw」


神奈子「それでも男なのぉーw」


セイヤ『また…この……パターン……か……よ…』




そして俺の意識は堕ちていく…深い深い暗闇の底に……そう…深淵へと…




〜朝〜



チュンチュン…チチチチ…



セイヤ「んぁ…」パチリ…


ムクッ…


セイヤ「いてて…頭痛ぇ…」ズキズキ…


セイヤ「ここ…蟹座の部屋じゃないよな…?ていうか……何で俺は裸なんだ…?」布団捲る…


モゾモゾ…


セイヤ「ん…?」右チラ…


隣「…」モゾモゾ…


セイヤ『………え?…あれ?んん?…ま、まさか…こ、これって…ぁ…ぁぁ…ああああああ…』ビクビクビクビク…


マサチューセッツ工科大学「ようこそ☆」キラリン☆


セイヤ『あ…アサチューンセッツ工科大学に編入しちまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』


セイヤ『いやいやいやいや!てゆーかこの展開どっかで観た事あるぞ!?た、確か宇宙一馬鹿っこいい銀髪侍がこんな事になってた気が…』ガクガク…


セイヤ『それよりどうすんだこれぇぇ!?夏休みに入ってまだ2日目なのにとんでもない事になってしまったぁぁ!!』


セイヤ『いやいやそれよりもだ!この隣で寝てるの誰!?誰であっても変わらないけど誰なのこの隣で寝てるの!!……か、確認…してみるか…』バサッ…


鈴仙「お…おはよう///」モジモジ


そっ閉じ…


セイヤ「」白目


セイヤ『う、ウサ耳少女とホイホイしちまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』


セイヤ『なんで俺なんかとホイホイしてんだ!ていうか鈴仙もホイホイするのは新参かゴキブリだけにしとけ!このSSを少しでも見てもらう為にホイホイしてこい!各家庭に訪問してゴキブリをホイホイしてこい俺とでは無くてぇぇぇぇぇぇ!!』


セイヤ『ヤバいヤバいヤバいヤバい!!何がヤバいって…このSSを見ているであろう人が多くても3人は居る筈だ…そ、その人達にバレたら…』ガクガクブルブル…


見てる人a『ぺっ!…流石ゴミSSだな…少しでも観てた俺が馬鹿だったぜ…』スタスタ


見てる人b『ま、精々頑張る事だな…ゴミ屑共…』スタスタ


見てる人c『結局こういう事しか書けない低脳作者とその主人公…って事だな…反吐が出るぜ…』スタスタ


セイヤ『なんて事になってしまう…!!評価は元々低いのに更に低くなり…コメントには低脳作者と俺に対する罵詈雑言が並べられ…2ちゃんで住所特定されて低脳作者が死に追いやられる……お、お終いだ…何もかも…』カクン…


セイヤ『……いや待てよ…まだ夜のパーリィー☆をしたとは限らないんだ…ちょこぉ〜っと一緒の布団で裸で寝ただけかもしれない……それでも十分過ぎるくらいヤバいけどな』うんうん…


セイヤ『そうだそうだ♪まだ諦めるには早過ぎるな…』キョロキョロ…


ゴミ箱「」ティッシュで山盛り…


机の上に小さい箱「」


セイヤ『………なに?あのゴミ箱の中にあるティッシュの山……それとなに…あの机の上にある小さい箱…』汗ダラダラダラダラ…


セイヤ『あのゴミ箱には近づきたくねぇ…お母さんが思春期の息子の部屋を掃除しに行って偶然見つけた包まれたティッシュを掃除したくない位近づきたくねぇ…』汗ダラダラダラダラ…


セイヤ『あと何あの小さい箱!激薄君とか書いてあるけど全然薄くないから!存在感バリバリだから!激薄君じゃ無くて激濃い君だからぁぁぁ!!』汗ダラダラダラダラ…


セイヤ『これもう黒じゃん!?真っ黒じゃん!?マックロクロスケじゃぁぁぁぁん!?』いやーーーー!!


左隣モゾモゾ…


セイヤ『………え?左?…鈴仙は…右?…だよな…と…とと…とととととということはぁぁぁ!?』捲り…


天子「///」モジモジ…


セイヤ『て…天使が隣で寝てたぁぁぁぁぁぁ!?』


セイヤ『まさかの3ピー☆!?……おいまてピー☆さん!仕事しろ!全然隠せてないから!丸分かりだから!ピー☆さん仕事しろコラぁぁぁぁ!!』


セイヤ『だ、駄目だ…退路が無い…前も後ろも真っ暗ヤミヤミ☆…金色に輝くヤミヤミ☆だぁぁぁぁぁぁ!!』


鈴仙「そ、その…///セイヤ…///」モジモジ…


セイヤ「ななななんだ鈴仙!?」ビクゥッ!


鈴仙「その…///あ、朝だけど…///も、もう一回…する?///」モジモジ…


セイヤ「あ…いやその……わ、悪いんだが…も、もう出そうに無いんだ…」はは…


セイヤ『出そうに無いって何!?何が出そうに無いの!?俺なんつー事口走ってんのぉぉ!?』


天子「そ、そうだよね…///あれだけしたら…///ね?///」モジモジ…


セイヤ『したらって何をしたのぉ!?設◯さんとしちゃったのぉ!?俺がバナ◯マンの◯楽さんとしちゃったのぉぉぉぉ!?もうそれでいいから!設◯さんとしちゃったって事でいいからぁぁぁぁぁぁ!!』


セイヤ「と、取り敢えず…誰かに見られたらヤバいから…お、俺…1度部屋に戻るわ…」


鈴仙「そ、そっか///」


天子「わ、私達は向こう向いてるから…///着替えていいよ?///」


セイヤ「そ、そうか…なんか悪かったな…」イソイソ…


セイヤ『何この空気!?なにこの事後の後みたいな空気!!止めてくれぇぇぇ!この空気に耐えられないぃぃぃ!!』イソイソ…


セイヤ「そ、それじゃあまた後で…」フラフラ…


鈴仙・天子「「う、うん///」」手をフリフリ…



ガチャ…バタン…



セイヤ『最悪だ…もう駄目だ…完全に終わった…これが本当の最終回だよ…さようなら幻想学園だよ…俺達の学園生活はこれからだ!みたいな感じで強制的に止めされられるよ…』ガクッ…


「せ…セイヤ…」


セイヤ「あ、アリス…」ガクガクブルブル…


アリス「あ…///その…///よ、用事を思い出したから!!」ダッ!


セイヤ『待ってぇぇぇ!?何で出会い頭に赤面してテンプレかましちゃってんのアリスさぁぁん!?』スクッ!ダッ!


セイヤ『鈴仙と天子だけじゃ無いの!?他の子とも夜のパーリィー☆しちゃったのぉぉ!?認めないぞそんな事!ていうか殺されるぅぅぅ!こんな事がニコ厨様や2ちゃん様の奴等にバレたらマジで殺されるーーーー!!地獄の業火に低脳作者と2人共々焼き殺されるーーーー!!』タッタッタッ!


タッタッタッ!…ドンッ!


「きゃっ!」ドサッ…!


セイヤ「なっ!?」ドサッ…!


「うー!廊下は走らないでよ!」


セイヤ「わ、悪い…」チラ…


レミリア「せ、セイヤ!?///」


セイヤ『また出会い頭に赤面かぁぁぁ!?』


レミリア「う〜///う〜///」モジモジ…


セイヤ『なんでこの子うーうー言いながら赤面してモジモジしてんのぉぉぉ!?』汗ダラダラダラダラ…


セイヤ「そ、その…レミリアさん…?き、昨日の夜の事なんですけどもぉ〜…」恐る恐る…


レミリア「っ」俯き…


セイヤ『こっち見ろや!俯いてないでこっち見ろやぁぁぁ!お願いだから!土下座するからぁぁぁ!!』


レミリア「セイヤは……覚えてないの…?」俯き…


セイヤ「あ、あぁ…さっぱり…」


パァァンッ!!


セイヤ「えぇぇっ!?」ズザァァーー…


レミリア「酷いわ…私のカリスマを…ブレイクした癖に…カリスマブレイクした癖にそれを…それを覚えてないなんて…酷いわ!」ポロポロ…


セイヤ『えぇっ!?カリスマブレイク!?カリスマブレイクってそんな使い方だったか!?そんな卑猥な物をブレイクする為にある様な言葉だったか!?』


レミリア「私だけならいざ知らず…ふ、フランのカリスマまでブレイクして…優しくしてねって言ってたのに…あんなに激しく「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ちょ、ちょっとセイヤ!?」



ダダダダダダダダダダダダダダダ!!



セイヤ『何これ!?何なのよこれぇぇぇ!!全然全く何も覚えてないのに最悪の状況だけが脳内にInputされて行くーーー!!……首吊ろう♪』ダダダダダダダダダダ!!


「困ってるみたいですね…お兄さん」


キィィィィーーーー…!


セイヤ「なっ!?お、お前は由利!?何でお前が此処に居るんだ!?強制成仏させた筈だろ!?」


由利「成仏と云うよりかはいい霊に生まれ変わったって感じですかね?お兄さんのお陰ですよ」ニコ


セイヤ「それよりなんだよ…俺は今お前に構ってる暇は無いんだ…今から島の山奥行って首吊るからその為の道具探しに行かなくちゃならないんだよ…」ははははは…


由利「昨日の夜の事が知りたいんですよね?私知ってますよ?」


セイヤ「なっ!?ほ、本当か!?」


由利「はい、聞きたいですか?」


セイヤ「これがホントの冥土の土産ってやつなんだろうな…頼む由利…昨日の夜の出来事…知ってる範囲で教えてくれ」


由利「分かりました……先ずお兄さんが霊夢さん?にお酒を強制的に一気飲みさせられましたよね?」


セイヤ「おい待て、なんで由利が霊夢の名前を知ってるんだ?」


由利「他の皆さんがそう呼んでいましたので…続きを話してもいいですか?」


セイヤ「あぁ…悪いな、下らない事で中断して…」


由利「お酒を一気飲みさせられたお兄さんは気絶したんですが…暫くしたら何故か…」



セイヤ?『皆さん…お久しぶりですね♪』ニコ



由利「こんな感じで目覚めましたね確か」


セイヤ「誰これ!?俺こんなキャラじゃないんだが!!」


由利「そこはさて置きお兄さんは霊夢さん達と一緒になってお酒を呑んでましたね」


セイヤ「マジで!?何やってんのこいつ!止めろよ!彼奴らがお酒を呑むのをやめさせろよ!」


由利「それで暫くした後こころさん?という人が気分が悪くなったと言ったのでお兄さんがその人を部屋へ送りに行きました…」


セイヤ『こころは無事みたいだな…良かった…』ふぅ…


由利「そして10分後…」



セイヤ?『ふぅ……中々どうして♪』キラリン☆



由利「全てを解き放った様な顔をして戻ってきましたね」


セイヤ「何その全てを解き放った様な顔って!?何を解き放ったの!?」


由利「その後も気分が悪くなった人を部屋に送りに行って、全てを解き放った様な顔をして戻って来る…それの繰り返しです」


セイヤ「繰り返し!?今繰り返しって言った!?」


由利「それとあのさとりさん?とその妹さんの時には2、3分で戻って来ましたね…」


セイヤ『こ、今度こそ大丈夫だろ…』


由利「ですがレミリアさん?とその妹さんを帰って来た後送りに行って、古明地さん達が居る部屋に連れて行きましたね」


セイヤ『なんだよ…レミリアとフランのカリスマは無事じゃねぇか…』


由利「気になって着いて行ったら…」


セイヤ「ははは!仲良く4人で寝てたんだろ?」


由利「いえ……仲良くお兄さんがW姉妹丼してましたね」


セイヤ「えぇぇぇぇぇ!?何そのW姉妹丼って!?聞いた事ないんだが!そんな丼物聞いた事無いんだがぁぁぁぁ!!」


由利「まさかあんな形で4人を相手するとは…驚きでした」


セイヤ「驚く所そこじゃねぇよ!」


由利「あぁ…それとですね」


セイヤ「まだあるのか!?」


由利「あの咲夜さん?と妖夢さん?の時は少し違いましたね…強引に部屋に引きづられて20分位したらぼろぼろの状態で泣きながら帰って来ました…」


セイヤ「襲われてるだろそれ!咲夜と妖夢の怒りを買ってボコボコにされてんだろそれ!!」


由利「いえいえ、ナイフと刀でSMプレイに興じていましたね」


セイヤ「あんまり意味合い変わらねぇよ!ボコボコにされたのは間違いないだろうが!!」


由利「そしてその後も巫女さんプレイに興じたり、お人形and魔法使いプレイに興じたりと色々やってましたね…」


セイヤ「止めろよ!見てないで止めろよ!俺の事をぶっ殺してでも止めてくれよぉぉ!!」


由利「無茶な事を言わないで下さいよ…」


セイヤ「100%崖っぷちじゃん!退路どころか動く事すらままならねぇじゃん!」


由利「ドンマイとしか言いようが無いですね…」


セイヤ「っ!!だ、大体このSS自体おかしいんだよ!なんだよこの展開!幾ら見てる人が少ないからってやっていい事と悪い事があるだろうが低脳作者ぁぁ!!」


由利「遂に作品自体を罵倒しだしましたね…」


セイヤ「PV数増えないからって安易な展開ばっかやりやがって!しかもなんだよAnotherStoryって!なんだよ英雄の章って!英雄の章はまぁあれだがどう考えてもAnotherStoryは要らないだろ!まともに更新出来ない癖して思い付きでポンポンポンポン作品作りやがって!いい加減にしろ!!展開ベタベタだし!厨二全開だし!臭い台詞書き捲るしでイライラしてんだよ!そんな事も分からないでPV数増やそうなんて片腹痛いわぁぁぁぁ!!」


由利「そして関係の無い作品にまで罵倒をする…」


セイヤ「誰もお前みたいな低脳作者に期待なんかしてないんだよ!PV数増やす努力もしてねぇ癖に馬鹿の一つ覚えみたいにタラタラタラタラやりやがって!あんたの作品はこのSS観てくれてる少人数によって成り立ってるんだよ!その少人数がさよならバイバイ♪したらお終いなの!分かるか低脳作者!?Do!!you!!understand!!??」


セイヤ「あんたはもう1度弟のtoLOVEる読んで矢吹様のお色気展開の勉強してこい!本当のtoLOVEる展開とは何かを理解して来い!!この最低脳作者が!!ほら!!今!!直ぐに!!」


セイヤ「あーーー!!これから先視界真っ暗だぁ!何度も言うがコメントには罵倒のA☆RA☆SI☆!!メッセージ機能で死のメッセージを送られ続ける!!そんな日々に変わってしまったぁ!!」


由利「まぁまぁ…そんな事より今後の事を考えましょうよ」


セイヤ「いやこれもうLoute一つしかねぇよ!!首吊ってさよなら絶◯先生を地で行くしかねぇよ!!空◯ルンバじゃ無くて幻想ルンバ流しながら来世で最低脳作者がマシになるまでさよなら水奈月先生だよ!!」


由利「それで?あの人達はどうするんですか?勝手にさよなら水奈月先生するのはいいですけど残ったあの人達をお兄さんはどうするつもりなんですか?」


セイヤ「ぅ…」


由利「自分勝手に物事を決めるのは結構ですが…人間として、男の人としての責任を捨てたら幽霊以下ですよ?……私が言いたいのはそれだけです、後は自分で決めて…自分で行動して下さい…」



スゥゥーー…フッ…



セイヤ「まさか幽霊に説教される時が来るとはな……しかも見た目が小学生の女の子に…」はは…


セイヤ「……覚悟…決めるか」スクッ…



スタスタスタスタ…



そして運命の時が来た…!!



セイヤ「ふぅ……よし!」キュッ…! タキシード服☆and花束☆



別荘(リビング)



セイヤ「なんか全員集まってるな……だが今は好都合だ…!」


ガチャッ!!


セイヤ「責任取りに来ましたぁぁぁぁ!!」バッ!


全員「せぇーっの!!」



全員「ドッキリ大成功ーーーー!!」パンパン☆パンパン☆



セイヤ「……………え」ポサッ… 花束落とす…


霊夢「ん?どうしたのよセイヤ?なんでタキシード服着て花束なんて持ってるのよ…」


魔理沙「本当だ…どうしたんだそんな格好して…似合ってるけど」


咲夜「まさかこんなにも上手くいくなんて思いもしませんでしたね!」


レミリア「あの紳士verセイヤのお陰だわ!」


アリス「私達を介抱してくれて尚且つあんなお願いまで聞いてくれるなんてね♪」


フラン「凄く紳士的で優しく介抱してくれてしかも子守唄まで歌ってくれる正に紳士の中の紳士だったよね♪」


早苗「ドッキリの話を持ち掛けた時も承諾してくれましたしね♪」



〜回想〜



セイヤ「皆さん…お久しぶりですね♪」ニコ


霊夢「はぇ〜?誰ぇ〜?」


セイヤ「……まさか皆さん酔ってらっしゃるんですか…?」


魔理沙「なんか随分と物腰が柔らかいセイヤが誕生したぜぇ〜w」ベロンベロン…


咲夜「しょんなことよりもしぇいやもしゃんかしましょうよぉ〜w」ヘラヘラw


セイヤ「完全で瀟洒な人間とは一体なんだったんでしょうか…」


アリス「そんな事よりセイヤも一緒に飲もーよーw!」


セイヤ「それよりも先に、貴方達は酔いを醒ます事をお勧めします…」はぁ…


レミリア「なんらか何時ものらてんしと様子がちがぁわねぇ…」ヒック…


セイヤ「どうやら私の人格はアルコールを摂取した量によって変わるみたいですね…そうなると今の私は初めましてという事になるのでしょうか…」ふむ…


フラン「むずかしいことはわかんないよぉ…」ゴクゴク…


セイヤ「それはお酒を呑んでいるからですよ?フラン様…」


早苗「物腰が柔らかいでしゅねぇ〜…」


妖夢「そうですねぇ〜…」


美鈴「まぁ今はそんな事どうでもいいですよぉ〜…」


セイヤ「未成年なのにも関わらずお酒を呑んでしまって全く……とにかく早く部屋に戻って寝て下さい、私が部屋まで送りますから…」


さとり「そんなのつまらない〜…」ぶーぶー…


チルノ「捻りがないよぉー!」ぶーぶー!


こいし「まだ眠くないですよぉ〜…」


セイヤ「その様な状態で居られてはハッキリ言って迷惑です…酔いを醒ますか寝るか…何方か選んで下さい…」


ルーミア「酔い…覚ましてきます…」スクッ…スタスタ…


諏訪子「あぁ〜…きぼぢわるぃ…」スクッ…スタスタ…


神奈子「うぁぁ…」スクッ…スタスタ…


セイヤ「はぁ…世話のかかる人達ですね」ゴク…


パチュリー「なんで言ってる貴方が呑んでるのよぉ〜…」フラフラ…


セイヤ「今の私にとってはお酒とジュースは然程変わりませんので…」ゴク…


幽々子「そ…そうなのねぇ〜…」フラフラ…



全員酔いを醒ましてきました☆



セイヤ「御帰りなさいませ…」ペコ…


全員「く、苦しゅうないぃー…」フラフラ…


セイヤ「それでは私はこれで…お休みなさい」ニコ スタスタ


霊夢「あ〜…セイヤちょっとタンマ」ちょいちょい…


セイヤ「なんですか?霊夢様」クル…


魔理沙「実は今のセイヤに頼みたい事があるんだが〜…」


セイヤ「私が出来る範囲であれば…」


咲夜「そのぉ…元のセイヤにドッキリを仕掛けたいんですが…」


レミリア「これを参考にしたのだけれど…どうかしら?」つ◯魂39巻


セイヤ「ふむふむ……少々過激過ぎますね…私が貴方達と裸で寝るんですか?それは勘弁願いたいのですが…」ペラペラ…


フラン「あくまでドッキリだから!私達が寝た後に選ばれし少女と布団で少し寝るだけだから!」


セイヤ「事を起こさなければ宜しいんですね?承知しました……実は私も元の自分にはイライラしていたので…これがいい薬になってくれれば良いですね」パタン…


妖夢「話が早くて助かります…しかしこれでは事情を話す者が必要ですよね?」



「その役目は私に任せてくれませんか?」



四季映姫「えっ!?セイヤが成仏させた女の子!?あっ!叫んだから頭痛いですぅ〜…」ズキズキ…


セイヤ「大丈夫ですか?映姫様…」なでなで…


四季映姫『お、思わぬ所で得してしまいましたぁ…///』


衣玖「それにしてもどうして貴方がまだ現世に居るんですか?」


由利「それがあのお兄さんに斬られた瞬間に暖かい気持ちになりまして……そして目が覚めたら悪い物が全部抜けていたんですよ」


さとり『怨霊をいい霊に変えるなんて…セイヤが分からないわ…』


こころ「今の話…聞いてなら協力して欲しい…」


由利「お安い御用です♪あのお兄さんには一度復讐したいと思ってたんですよね♪」


ルーミア『幽霊が復讐とか言うと…洒落にならないのかー…』


鈴仙「それじゃあその選ばれし者を決める為に…」スッ…


てゐ「じゃんけん…いっとく?」スッ…


文『必ずその瞬間をカメラに…!!』スッ…


諏訪子「それじゃあ…」スッ…


ルナサ「じゃん…けん…!」スッ…



全員「ぽんっ!!」バッ!



セイヤ『皆さん…とても仲が宜しいですね』ふふ…



〜回想終了〜



セイヤ「…」


レミリア「ど、どうしたのよセイヤ…」つんつん…


早苗「さ、気を取り直して皆で島の探索に行きましょう!」スタスタ


パチュリー「二日酔いにならなくて助かったわ…」スタスタ


鈴仙「でも大事をとってサバゲーは明日に延期だね…」スタスタ


咲夜「紫先生達のお酒も呑んでしまいましたしどう言い訳をしましょうか…」スタスタ


輝夜「きっとバレたら大目玉よ…永琳に怒られると思うと…」ゾゾゾッ…


てゐ「お師匠様の御説教…考えただけでも寒気がする…」ゾゾゾッ…


霊夢「お母さんが来ない事が唯一の救いだわ…」ふぅ…


魔理沙「ゆかりん☆は大噴火間違い無しだけどなぁ…」はぁ…


フラン「お、お父様とお母様の…お、御説教……嫌だよぉぉ!!私まだ死にたくないよぉぉ!!」うわぁーん!


こいし「ふ、フランちゃんが取り乱す程の御説教なの!?ど、どんな御説教なんでしょうか…」ゴクリ…


レミリア「こいしちゃんさん…世の中では知らない方が良い事が…沢山あるのよ…」肩ポン…


さとり「そ、そこまでなの…?」


美鈴「私も1度だけ御説教されましたが………あれは勘弁して欲しいです…もう2度と怒らせない様にしようと心に誓いました…」ははは…


チルノ「その形相…正に夜叉よ…」いい顔☆


ルーミア「なのかー…」いい顔☆


セイヤ「……ぃ」ボソ…


妹紅「ん?何か言った?セイヤ…」


ダッッ!!


全員「えぇっ!?」


セイヤ「俺はもう…!!何も信じない…!!」ポロポロ…


リリカ「なんか泣きながら走って行った!?」


神奈子「せ、セイヤー!?カムバァァァァァァァァック!!」おーい!



別荘の外…



セイヤ「絶望した…!!此の世の総てに…!!絶望した…!!」タッタッタッタッタッタッ…!!


セイヤ「全部偽物だったんだ…!彼奴らの気持ちも…!俺のこの想いも…!幻だったんだ…!幻想だったんだ…!空想だったんだ…!!」タッタッタッタッタッタッ…!!


セイヤ「もう俺は…!何も信じない…!信じたくなんか無い…!だから…!俺は此処で…!死んでやるよ!!消えてやるよ!!……居なくなってやるよ!!」タッタッタッタッタッタッ…!!


バッッ!



ヒューーーーーーーーッッ…



セイヤ『これで…満足だろ…』ヒューーーーーーーーッッ…



ドパァァァァァァァンッッッッ!!!!



〜浜辺〜




ザザァァァァ〜ン…ザザァァァァ〜ン…




セイヤ「………死に損ないが」つー…




青年の心は引き裂かれた……些細な悪戯心は時として人を傷付ける…そう、抉るように………そして、青年は堕ちる…嘗て1人の少女が堕ちた深い深い闇の中…深淵よりも深い闇の底へと……心は闇に呑まれ、総てを傷付け…総てを喰らう存在へと……堕ちていく…どこまでも…



「モウ………何モ信ジナイ…」ズズズズズズズズズズズズ…!!




〜狂気に堕ちた青年は…幻の想いを胸に抱いて〜




【完】






〜狂気との死闘…幻の命か…偽りの想いか…〜






また…この空間かよ……でも、凄く心地良いな……微温湯の中に…浸かってるみたいだで……誰かに…抱き締められてるみたいで…



TV「」ザザザザー…



なんで…こんな所にTVが…?……どうでもいいか…どうせ…もう俺には関係無い事だろ……


TV「」ザザ…ザザザザ…!


結局…総ては幻想で…空想で…理想で…夢想で…懸想だったんだ……最初は嬉しかった…誰かに好きだって言われるのが…凄く嬉しかった…心地良かった…誰かに抱き締められるのが…こんなにも安心するだなんて…気付かなかった…


TV「」ザザ…!ザザザザー…!


霊夢や魔理沙と幼馴染みで…咲夜とは不本意な事に気が合って…レミリアとフランとはまるで兄妹みたいな関係で…アリスは1年の頃から面倒臭がり屋な俺に付き合ってくれて…早苗とは中学の時の馬鹿な俺に…喝を入れてくれた…妖夢とは剣術を共に高め合っていけるいいライバルで…さとりとは1年の頃は大変だったが…今は皆で笑い合ってる…


TV「」ザザーー…!ザザザ…!


でもそれは総て俺の妄想だったんだ…幻に想いを馳せて…空想の世界に逃げ込んで…逃げ込んだ先でも…夢の中でまた想って…理想と現実の違いに…絶望して……彼奴らへ…少しでも抱いていたであろう懸想すら……幻想…幻の想い…


TV「」ザザー…!!ザザザー…!!


もういいだろ…何を観せたいんだ…もう俺は居ない…きっと……目が覚めた時には…総てが…終わってる…壊れてる…失くしてる…


TV「」バツン…!!


はは…懐かしいな……入学式の時の話か……今思えば…何を考えてたんだっけな…あの頃の俺は…


TV「」ワイワイ☆ガヤガヤ☆


面白可笑しく馬鹿騒ぎして…だけど…辛い事や苦しい事の方が多かったかもしれない……彼奴らを護るとか言ってた癖に…傷付けた時もあった……大好きで大切で…命を懸けても良いと思えるくらい…大事な人に…好きだって言われた……この今までの…今このTVが映し出してる物総てが……俺の……幻想…


TV「」ワイワイ☆ガヤガヤ☆


……もう…止めてくれ…


TV「」ワイワイ☆ガヤガヤ☆


今はもう…彼奴らの声が…唯々……耳障りだ…


TV「」ワイワイ☆ガヤガヤ☆


聞きたくない…!煩わしい…!煩い…!煩い煩い煩い煩い煩い…!!


TV「」ワイワイ☆ガヤガヤ☆


……もう唯の想い出なんだよ…!俺が抱いた勝手な感情なんだ…!俺は異物なんだ…!!彼奴らを護る資格なんか無い…!!資格どころか存在すらしちゃいけない人間なんだ…!!それなのに何で…!!何で今更そんな物を観せるんだ…!?止めてくれ…!!……今直ぐ彼奴らの声を……俺から…遠ざけてくれ……頼むから…


TV「」セイヤ…!目を覚まして…!!封印されたく無いならさっさと起きなさい…!!


……なんで…霊夢の声だけが……聴こえるんだ…?


TV「」私達は…セイヤの気持ちを…弄んでたんだな…


魔理沙…?違うぞ魔理沙…お前らは…悪くない…弄んでたのは……俺の方だ…


TV「」私はどうなっても構いません…!だから……だからセイヤを返して下さい…!!


今度は咲夜か…俺にはそんな価値…どこにも無い……幻の命に…咲夜…お前を懸ける必要なんか…何処にも無いんだ…


TV「」セイヤ…お願い…お願いだから……戻って来て…もうあんな想いは…したくない…だから…


レミリア……その想いは…きっと偽物だ…俺のドス黒い想いが…そうさせてるだけだ…


TV「」もう…!本当に…!寝坊助な男の子だね…!セイヤはさ…!!


アリス……悪かったな…1年の時の事…結局お礼…言えなかったな…でも…もう…2度とお礼なんか言えないんだ…


TV「」私はセイヤに助けて貰った…!だから今度は…!私がセイヤを狂気の淵から呼び戻す…!!


はは…確かにそんな事もあったよな…フラン……今のこの傷痕も…きっと幻想なんだろうけど……この傷痕の事…俺は誇りに想ってるよ…


TV「」セイヤさん…!まだ新守矢神社に足を運んで貰ってないですよ…!また4人でゲームをしましょう…!あの時みたいに…!!


早苗……俺は早苗と諏訪子と神奈子に…救われた……最初は唯煩わしかっただけだったが…それでも何故か…俺に絡んできて…どれだけ突き放しても…俺の側に居てくれた…


TV「」しかし…!今のセイヤは手応えがありませんね…!力だけで技のキレが全然ありません…!ハッキリ言って拍子抜けですね…!!


妖夢……俺はあの時から…妖夢に出会った時からずっと憧れてた…真っ直ぐ堂々と自分の道を突き進む…俺が最も憧れてた…父さんと母さんと紫さん…その生き方そのものだったから…


TV「」今のセイヤの心は読めないけれども…でも…きっと悲しんでる筈…苦しんでる筈…だから……帰ってきたら…謝らなきゃ…


謝らなくていいさ…さとり……謝らなきゃならないのは…俺の方なんだから…


ザザザザーーーーーー…!!!!


TV「」満足カ…?コレガオ前ノ望ンダ結果ダ…


誰だ…あんた…


TV「」嘗テオ前ガ狂気ノ淵カラ呼ビ戻シタ少女……其レト全ク同ジ物ダ…


フランの中に居た奴の事を…言ってるのか…?


TV「」マ、ソウイウ事ダナ……安心シロ…嘗テオ前ガ望ンダ黒イ世界…俺ガ代ワリニ創ッテヤルカラサ…


それは………彼奴らを傷付けるって事か…?


TV「」ソリャアソウサ…俺ガ此ノ世界ニ居チャイケナイ存在ナラ……彼奴ラヲ消シテ俺ガ存在シテモイイ世界ヲ創ル…


…………ふざけるな


TV「」アァ…?今何カ言ッタカ…?


俺はな…彼奴らを傷付ける存在を……総て等しく叩き斬る…喩えそれが…自分自身であってもな…


TV「」言ッテル事ガ滅茶苦茶ダナ…オ前ハ消エタインダロ…?死ニタインダロ…?居ナクナリタインダロ…?


あぁそうさ…消えたいし死にたい…居なくなりたい……それは…俺が此の世界の異物だからだ…


TV「」ダッタラ邪魔ナ彼奴ラヲ消セバイイダロ…?


それが間違ってる…彼奴らを傷付ける存在が居るならば……俺は其奴を叩き斬ってから…



ピシピシ…ピシピシィッッ…



俺は…彼奴らを護ってから……幻想の世界だとしても…彼奴らを護ってやれるなら…



ピシピシィッッッ…!ピシピシピシピシ…!!



だったら俺は最後に……自分自身と共に…!自身自身の手で…!自分自身の意思で…!想いで…!!



ピシピシピシピシピシピシッッッッ!!!!


パリィィィィィンッッッッ!!!!





セイヤ「この物語を終わらせる!!」





其れが俺の…水奈月セイヤの生き様だ…!!





………………………………………………………

無人島(平原)




セイヤ?「…」ズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッッッ!!!!



美鈴「はぁっ!はぁっ!ど、どうしたんですか妖夢…!ちょ、調子の良い事を言っていた割には…!息が…!上がってますね…!」


妖夢「そ、それはっ…!美鈴も…!同じですよねっ…!?」


咲夜「どんなに…!問い掛けても…!全然…!反応が…!無いですね…!」


アリス「でもっ…!動きが…!止まってるっ…!」


早苗「とにかく…!呼び続けましょう…!」



バヂィィィィンッッッッッッッッ!!!!



スタッ…!



「ったく……此奴が俺の中に居た狂気か……気持ちわりぃ…」おぇぇ…



全員「せ、セイヤ(さん)っ!?」ビクゥッ!


セイヤ「…」


諏訪子「う、嘘…狂気と分離したっ!?」


霊夢「せ、セイヤ!」ダッ!



シャキン…!!



霊夢「…………え?」


セイヤ「俺の側に寄るな…」ブゥゥンッ…!!


魔理沙「せ、セイヤ…?ど、どうしたんだよ……何で霊夢に刃を向けるんだ…?」


レミリア「それにその……刀…何…?」


セイヤ「……先ずは此奴を斬り殺してからだ」スッ…


???「マサカ…自分自身ト決別スル事ニナルトハナ…」


セイヤ「決別…?俺はあんたを受け容れた憶えは無いな」


???「……ソレモソウダナ」


セイヤ「なら始めようか…!最初で最後の…!自分自身との舞踏会…!!天下一狂気舞踏会の幕開けだ…!!!!」


???「狂気ノ淵カラ…総テヲ闇ニ変エル為ニ…俺ハ此処ニイル……俺ノ名前ハ…水奈月セイヤ…!!」ダッ!!


セイヤ「東方私立…!幻想学園高等学校2年…!水奈月セイヤ…!!俺は今日此処で…!あの日忘れた本当の世界を…!取り戻す…!!」ダッ!!



ギィィィィンッッ!!



セイヤ「っ…!中々やるな…!!」ガィンッ!ギィィンッ!キィンッ!


???「深淵ノ底ニ…!再ビ堕チロ…!!」ギィィィィンッ!シャキン!ギンッ!


セイヤ・???「「紅魔流抜刀術一ノ型奥義…!!」」スチャ…!


セイヤ「紅…!!」スッ!!


???「桜ァァァァァァァァッッ!!」スッ!!



ガギィィィィィィィィィィンッッッッ!!!!


ブゥォォォォォォォォォオンッッッッ!!



フラン「す、凄い風…これが…今のセイヤの…本気なの…?」はぁ…はぁ…


さとり「何で…あんなに悲しそうな顔で…戦っているの…?」はぁ…はぁ…


神奈子「……セイヤは今、昔失ったモノを取り戻そうとしてる…」はぁ…はぁ…


四季映姫「ですが……それを取り戻した後に…セイヤは総てを棄てようとしてる…」はぁ…はぁ…


鈴仙「なんで…なんであんな泣きそうな顔で…セイヤは…」はぁ…はぁ…


ルーミア「私達の…所為…?」はぁ…はぁ…


妹紅「そうかも…しれない…だから…」はぉ…はぁ…


こいし「この戦いが終わったら…皆でセイヤさんを…迎えてあげましょう…」はぁ…はぁ…


文「その…通りです…ね♪」はぁ…はぁ…



セイヤ「あんたは…!何も分かってなんかいない…!!」ギィィィィン!!


???「分カッテルサ…!ダカラコソ俺ハ今此処ニイルンダヨ…!!」キィィィン!!


セイヤ「喩え幻想だとしても…!喩え空想だとしても…!喩えこれが夢物語であろうとも…!!それは俺の心の中に残り続ける…!!彼奴らに忘れられるのが怖くて…!此処に居る事が恐くて…!だがな…!この俺の想いだけは…!!幻想には…!したくないんだ…!!したくなかったんだ!!!!」ガギィィィィィィン!!


???「其レガ…!?オ前ノ本音カ…!?」ガギィィィィィィン!!


セイヤ「あぁそうさ…!だから俺は自分自身の影を断つ…!!まっサラサラな状態で…!此の世界から消えてやる…!!」キィィィン!!


???「狂気ニ溺レタ奴ガ…!偉ソウナ口叩イテンジャネェヨ…!!」ギィィィィン!!


セイヤ「狂気だと…?上等だ…!だったら今のお前の全力で…!俺を殺してみせろ…!!」バッッッッ!


???「後悔スルナヨ…!!」バッッッッ!



幽々子「セイヤ君……お願い…!負けないで…!!」


パチュリー「自分自身に負けるなんて…!格好悪い所…!私達に見せるんじゃないわよ…!?」


こころ「セイヤなら…!自分自身にだって…!絶対に負けない…!私達は信じてる…!!」


てゐ「さっさと終わらせて…!また皆で一緒に馬鹿ンスするんでしょっ…!?」


チルノ「そうだそうだー…!!だから早く勝って帰ってこーい…!!」


輝夜「もうお昼なのよ…!!私達…!もうお腹ペコペコだわ…!!」


衣玖「美味しいご飯…!期待してますから…!だから皆で一緒に帰りましょう…!!」


ルナサ「また私達と…!演奏して…!一杯楽しもう…!」


メルラン「姉さんの言う通りだよ…!私達よりはヘタッピだけど…!それでも良い音…!セイヤは奏でるからさ…!!」


リリカ「そうそう…!私達の奏でる音が好きだって言ってくれたよね…!?私達もセイヤの奏でる音が…!大好きだよ…!!」



セイヤ「結局の所…俺は彼奴らの想い無しじゃ何も出来ない…間抜けだったって事か…」ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッッッッッ!!!!


???「ナンダ…ソノ輝キハ…止メロ…!止メロ止メロ…!!ソノ光ヲ…!!俺ニ向ケルナァァァァァァァァ!!!!」ズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッッッッ!!!!


セイヤ「想いは時として輝き…人を照らす…闇を照らし光へと変え……そして…晴れた雲からは光が射し込み…虹が架かる…!」スチャ…!!!!


???「紅魔流抜刀術狂気ノ型奥義…!!《深淵ノ太刀》…!!」ズズズズズズズズズズズズズズズッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!


セイヤ「あんたはもう…俺の…想いの間合いに入ってる…!」


???「其レガ…!!ドウシタァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」ダッッッ!!



………パチン………



ドチャッッッ…!!




???「」ドロドロドロドロドロォォ…




セイヤ「言った筈だ…あんたもう…俺の想いの間合いに入ってるってな…」フラッ…


ドサッ…


セイヤ「想輝ノ型…《叢雲虹明ノ刃》」


想輝ノ型・叢雲虹明ノ刃


想いの刃は輝き…雲で覆われた空を晴らせば…其処には虹が架かるであろう……青年が取り戻した世界は…虹色の世界…黒でも白でもない…想いが溢れる…美しい…幻想的な世界…


セイヤ『ここに来て二日酔いの症状かよ…彼奴らはピンピンしてるのにな…本当……情け……ない…な…』カクン…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ブゥゥン…ジジ…ジジジ…




セイヤ「……ぅ…こ、ここは…?」パチ…


セイヤ「っ……な、何だこれ!?何で診察台っぽい奴に鎖で縛り付けられてるんだ!?」ガチャガチャ!!


セイヤ「おいっ!!これはどういう事だ!!外せ!外せっての!!」ガチャガチャ!!


TV「」ザザ…ザザザザ!


パッ…!


TV「」やぁセイヤ…私とゲームをしないか…?


セイヤ「なぁにが!ゲームをしないか?…だ!声でバレバレだからな!?その声霊夢だろ!!いいからこの鎖外せ!!」ガチャガチャ!


TV「」………ウだ


セイヤ「あぁっ!?何だってぇっ!?」ガチャガチャ!


TV「」私の名前は…ゲンソウだ…


セイヤ「ゲンソウっ!?ジ◯ソウじゃ無くて!?」ジャラ…!


TV「」誰が何と言おうと…ゲンソウだ…


セイヤ「いやいやいや!誰がどう見ても◯グソウだろ!!その腐ったマッシュポテトみたいな趣味の悪い仮面はどう見てもジグ◯ウだろ!!世界を震撼させたサイコ・キラーのジグソ◯様だろぉぉぉぉぉぉ!!」ガチャガチャ!!


パッ…


TV「」そして私がクウソウ…


パッ…


TV「」私はモウソウ…


パッ…


TV「」私はメンソー…


セイヤ「おいレミリアぁ!お前のはどう考えても違うだろ!?お前だけ何だかスースーしそうだよ!完全にメンソールだろそれ!!」


TV「」ち、違うわよ!私はメンソーよ!


セイヤ「焦って地が出てるぞ!!やるなら最後まで役になりきれよこのカリスマ(笑)!!」


TV「」馬鹿にするんじゃ無いわよ!もう怒ったわ!霊夢!第1のゲームは私にやらせなさい!!


TV「」いや…まぁ、別にいいけど……ていうか今霊夢って言った!?私はゲンソウよ!!


セイヤ「いやいや…もう遅いから…」ジャラ…


TV「」コホン…ではゲームを始めようか…


セイヤ「だから遅いって言ってんだろうが!!」ガチャ!


TV「」制限時間以内に…私の出す質問に答えなさい……もしも私が納得出来ない答えが返ってきた場合は…


セイヤ「ば、場合は…なんだよ…」


ガチャガチャガチャガチャ…ガゴン…!


TV「」頭上から超絶激辛ジュースが降ってくる…


セイヤ「超絶激辛ジュース!?それもうジュースじゃねぇだろ!!殺戮ウォーターだろ!!」ガチャガチャ!


TV「」貴方はこれまで沢山の女性を誑かしてきた…これはその報いなのだよ…


セイヤ「んな憶えは微塵も無い!いいから早くこれを外せ!」ガチャガチャ!


TV「」………投下


ガコガコガコ…バシャァァァァァァァッ!!


セイヤ「ァァァァァァァァアアアアアアッッッ!?」ぎゃぁぁぁぁぁっ!?


TV「」質問する前に投下してどうすんのよ…


TV「」まぁ当然の報いですね…


TV「」ていうかこれじゃあ誰が喋ってるか分からないぜ…


TV「」魔理沙は何も問題無いじゃん!個性出てるから問題無いじゃん!


セイヤ「ガタガタどうでもいい事喋ってんじゃねぇぇ!!」ヒリヒリ!


TV「」さて…それでは第2のゲームに参りましょうか…


セイヤ「おい咲夜!お前の罰ゲームは大体予想できる!下手すれば本家よりも酷い事になりかねない罰ゲームだろお前の場合は!!」


パカッ…!シャキシャキシャキシャキシャキシャキン☆


TV「」御察しの通りです♪


セイヤ「天井から無数のナイフがぁぁぁぁ!?」


TV「」このゲームも質問です……貴方は大切な人達と豪語しているにも関わらず、その人達の前から消えようとした……違いますか?


セイヤ「……だったらなんだよ」


TV「」……こうします ガチャコン…!


ひゅーーーーーーッ!ザクザクザクザクザクザクザクザクゥゥッ…!!


セイヤ「ぎゃぁぁぁぁぁぁああああッッッッ!!??」ブシューーーーッ…!!


TV「」それじゃあ最後のゲームだぜ!


セイヤ「」ビクンビクン…!ダラダラダラダラ…


TV「」……なんか既にゲーム続行不可能みたいなんだが…?


TV「」大丈夫ですよ!なんて言ったってセイヤさんですからね!


TV「」そうですそうです!セイヤですからね!だみょん!


TV「」あのぉ〜…分かってもらう為とはいえ自分で語尾にみょんを付けるのはどうなんでしょうか…?


TV「」こいしちゃん、仕方無いじゃないですかみょん…


セイヤ「お前らなぁ!いい加減にしろ!自分で死ぬ前にお前らに殺されるわ!!」ダラダラダラダラ…


TV「」大丈夫そうね…


TV「」それなら最後のゲーム…逝ってみましょうかぁ…


ドルルルン…!ドルルルルルン…!!ヴィィィィィィィィィィンッッッッ!!!!


TV「」最後のゲームは…巨大チェーンソーでさよなら水奈月先生☆…だよ?


セイヤ「洒落にならないだろこれはぁぁぁぁ!!」


TV「」洒落でも駄洒落でもないんだよねぇこれが…


セイヤ「その声は諏訪子か!?今すぐこの巨大チェーンソーを止めろ!エロ展開でも無いのに猟奇展開でレーティング引き上げる事になるだろ!!」


TV「」それでは…質問… 狐


セイヤ「お前は世界観ぶち壊す様なお面被ってんじゃねぇよこころ!!」


TV「」まぁ質問と言うよりかは選択ね…


セイヤ「お前らは今すぐ命の洗濯をして来い!ヅラ城さんを見習って命の洗濯をして来い今直ぐにだ!!」


TV「」セイヤには……生きるか…私達に殺されるのか…何方かを選択して貰います…


セイヤ「………は?何だよその選択肢」


TV「」今の言葉と上にあるチェーンソーの通りよぉ…


TV「」生きると言えばこのチェーンソーを止めてあげる…


TV「」だけど私達の前から消えたり…死んだりしようと少しでも思っているなら……セイヤさんは私達の手で殺します…


セイヤ「……本気なのか?」


TV「」なのかー… Switch☆On☆


セイヤ「マジ…かよ…」


ガゴン…!ヴィィィィィィィィィンッッッッ!!!!


TV「」今一度問います…生きるか…私達の手で殺されるか……何方か選んで下さい…


セイヤ「…」


TV「」選択の権利はあんたにあるのよ…好きな方を選びなさい…


TV「」言って置くけど私達は本気だよ?


ヴィィィィィィィィィンッッッッ!!!!


TV「」選べよセイヤ…私達に殺させるなら本望だろ?自殺される位なら私達が殺してやるぜ…


TV「」単純明快で簡単なゲームでしょ?


ヴィィィィィィィィィンッッッッ!!!!


セイヤ「………ったよ」ボソ…


TV「」……聞こえないよぉ〜?


セイヤ「分かった……俺もお前らに殺させるのは御免蒙るからな……2度と死にたいなんて事…言わない」


TV「」本当でしょうかねぇ〜?セイヤって約束する癖に約束破る方のが得意ですからねぇ〜…


セイヤ「……2度と言わない……約束だ」


TV「」分かったわ………私達も悪かったわ…ごめんね…セイヤ


セイヤ「霊夢が謝る必要無いだろ…悪いのは俺の方なんだからな」


TV「」それじゃあゲーム終了ね… カチ…


TV「」………あれ?


ヴィィィィィィィィィンッッッッ!!!!


セイヤ「……あの…さとりさん…?今のあれ?って何?なんかチェーンソー止まんないんだけど…滅茶苦茶元気なんですけど…」


TV「」あれ?あれあれあれあれ? カチカチカチカチカチ…!!


TV「」ちょ、ちょっとさとり…ま、まさか…


TV「」Switch☆…壊れてる…あははは…


TV「」えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?


セイヤ「驚いてんのはこっちの方だぁぁぁぁ!!どうすんだよ!俺キチンと言ったよね!?約束しましたよねぇぇぇぇぇぇ!?」ガチャガチャ!!


TV「」………さよなら


セイヤ「えっ!?ちょっと何さよならって!!今全員ハモってさよならって言ったよね!?」ガチャガチャ!!


TV「」安らかに眠れ…


セイヤ「おい由利さん!?其処に居るの!?俺が言った台詞だよねそれ!?」ガチャガチャ!!


ヴィィィィィィィィィンッッッッ!!!!


セイヤ「おぉぉぉっ!?ヤバいヤバい!!怖い怖い怖い怖い!!死にたくないよぉぉ!僕まだ死にたくないよぉぉぉぉぉぉ!!」ガチャガチャ!!


TV「」ま、まぁ生への執着が強くなったって事で良しとしましょうか…うんうん…


セイヤ「生への執着が芽生えても今まさにGameOverになりSAW☆なんだけど!?俺の人生GameOverしSAW☆なんですけど現在進行形でぇぇぇぇぇぇ!!」ガチャガチャ!!


TV「」と、取り敢えず映し出す訳にはいかないからTVの電源切ろっか…


セイヤ「おい逃げるな待てこらぁっ!!ヤバい直ぐそこに悪魔の鎌がぁぁぁぁ!!悪魔の鎌と言うか悪魔の巨大電動チェーンソーがぁぁぁぁ!!」ガチャガチャ!!


ヴィィィィィィィィィンッッッッ!!!!…ザシュザシュザシュザシュザシュッッッ…!!!!


ブツン…!!



〜とある空き部屋〜



鈴仙「な、何とかセイヤの悲鳴を聴かなくて済んだね…」ふぅ…


パチュリー「あのまま悲鳴を聴いてたら発狂する所だったわ…」ふぅ…


魔理沙「いやいや!現在進行形でセイヤが発狂してただろ!」


霊夢「確実にザシュザシュいってたでしょ!どうすんのよアレ!!」


アリス「お、落ち着こう…大丈夫だよきっと…セイヤならきっと笑ってくれるから…」ガクガク…


咲夜「笑うは笑うでもきっと死の笑みを浮かべているでしょうね…」ガクガク…


妖夢「どどどどどうしましょう…」ガクガク…


天子「と、取り敢えずあの部屋…行ってみヨーカドー…?」ガクガク…


四季映姫「まままままさか私が犯罪者になってしまうなんてぇ…」ガクガク…


チルノ「きっとあの部屋に行ったら…セイヤの上半身と下半身がさよならバイバイ♪してるよー…!」ガクガク…


文「そそそそそうなったら自我が保てませんよ!今度は私達が発狂して狂気に堕ちちゃいますよ!!」ガクガク…


神奈子「ど、どうしよ…」ガクガク…


バァァンッッ!!


「ァァァァ〜…」フラフラ…


全員「ひぃぃぃぃぃ!?」ビクゥッ!


セイヤ「お、お前らなぁ…」フラフラ…


こいし「セイヤさんが無事生還しましたぁ!」わーい!


セイヤ「下手すりゃ死んでたぞ!?誰だよあんな仕掛け考案したのは!!」フラフラ…


こいし「は、は〜い…」恐る恐る…


セイヤ「えぇっ!?こいしちゃん考案なの!?マジで!?全然想像出来ないんだけど!?」ビクビクゥッ…!


フラン「私もアレはやめた方がいいって言ったのに…」


アリス「でも、おかえりなさいセイヤ!」


レミリア「あと何回お帰りを言えば…遠くに行こうとしないのよ…」ウルウル…


ルナサ「本当だよ…」ウルウル…


セイヤ「あ〜……悪かったな」フイ…


リリカ「なんだか反省してない様な…」


セイヤ「してるしてる…んじゃ俺は温泉入って部屋戻って昼寝してくるわ…」フラフラ…


こころ「……怒ってる?」姥


セイヤ「…本来なら俺が怒られる立場だ…だから俺は何とも思ってないよ」


幽々子「それじゃあ起きたらまた皆で遊べるのねぇ?」ニコ


セイヤ「そうですね」はは…


ガチャ…


セイヤ「それじゃ…また後で」ニコ


全員「えぇ(うん・はい・おう)!!」ニコ


バタン…


早苗「そういえば皆さん…」ちら…


諏訪子「…どうしたの早苗」


早苗「いえ…あの…その…」しどろもどろ…


さとり「…言いたい事があるなら言ってみなさいよ」


早苗「セイヤさんの左腕……なんで無いんですか…?」汗ダラダラ…


魔理沙「き、きっとこの部屋に来る途中でジェ◯ソンに切り落とされたんだぜ…」汗ダラダラ…


輝夜「な、何も問題無いわよね…」汗ダラダラ…


妹紅「そ、そうそう!腕が無くなる位普通普通!」汗ダラダラ…


レミリア「でもセイヤの顔…真っ青だったわよね?血の気完全に引いてたわよね?」汗ダラダラ…


妖夢「今にも倒れそうな顔してましたよね…そういえば…」汗ダラダラ…


てゐ「しかも左腕無いのに血が出てなかったよね…?」汗ダラダラ…


咲夜「……出し尽くしたんですかね…?」汗ダラダラ…


文「と、という事は…」汗ダラダラ…


美鈴「今にも死ぬ寸前という事ですか…?」汗ダラダラ…


こいし「そ、そんなぁ〜…」ウルウル…


霊夢「セイヤ…!!」ガチャ…!



スタスタスタスタ…


バッ…コツン…!


霊夢「セイヤ…!!左腕だい……じょう…ぶ…?」下見る…


ドッキリ大成功☆ PS.お前らは馬鹿の集合体だなwwwwwwww m9 ビシィッ☆


霊夢「………皆、これ見て」つプラカード


全員「……潰す」ボソ…



セイヤ『人を騙せば穴無限ってな…』スタスタ…



ダダダダダダダダダダッ!!



セイヤ『さてと…温泉入りながら歌でも歌うかなぁ…』スタスタ…



バギィッッッッッ…!!!!



全員「馬鹿見ぃつけたぁぁぁぁっ!!」



セイヤ「えぇっ!?なんでぇっ!?」ズザザザァァァァーーーーー…!!


セイヤ「なんだよいきなり!俺はドッキリのお返しをしただけだろ!?」ムク…


フラン「やっていいドッキリと悪いドッキリがあるでしょ!」めっ!


セイヤ「お前らにだけは言われたくねぇよ!!」


リリカ「取り敢えずもう一度ふん縛ってあの部屋連れて行こうか…」


神奈子「だね…ドッキリする位なんだし左腕無くなっても平気なんでしょ…ね?セイヤ」


セイヤ「平気な訳あるか!出血多量で絶命するわ!!」ダッ!


ルーミア「あっ!逃げたっ!!」


パチュリー「追うわよ!!」ダッ!


咲夜「もう1度ナイフで串刺しにしてあげます!」ダッ!


アリス「待てーーー!」ダッ!


魔理沙「鬼ごっこだぜ!死のリアル鬼ごっこだZE☆」ダッ!


霊夢「地下に永久封印してやるわ!」ダッ!


フラン「ち、地下っ!?うっ…頭が……な、何故かトラウマの様な物が蘇ってきた…なんでだろ…」ダッ!


チルノ「そんな事より今はあの変態を捕まえる方のが先決だよ!」ダッ!




あーあー…結局またこれですか…またこのパターンですか……でも、これが俺達らしさだよな?だからこの言葉…久し振りに言わせてくれ………本当、お前らと居ると…





「…退屈しないよ」





〜狂気?あぁ、彼処に居る人間凶器達の事か…〜





【完】






〜月明かりが照らすのは二輪の花、月夜に咲くのは一輪の花〜






〜別荘(蟹座の部屋)〜





セイヤ「くー…かぁー…」zzz


「ほら、起きなさいセイヤ…もう18時よ?」ユサユサ…


モゾモゾ…


布団「んぁ……も少し寝かせろ下さい」モゾモゾ…


「あんたが起こしてくれって頼んだんでしょ?ほら、もう夕飯の支度が出来てるんだから」バサッ…!


セイヤ「ぁあ…」ムク…


霊夢「はい、早く下降りるわよ?皆待ってるんだから…」スタスタ


ストッ…


セイヤ「へぇ〜い…」フラフラ…


ガチャ……バタン…


霊夢「寝癖凄いわね…その頭で皆に顔出すつもりなの?」スタスタ


セイヤ「別にいいだろ…髪型なんて飾りだ飾り…人間大事なのは中身なんだよ、見た目で判断する様な女に碌な奴は居ないからな」スタスタ…


霊夢「恋愛経験ゼロの癖によくもまぁそんな言葉が出てくるわね…」スタスタ


セイヤ「俺は見た目よりも中身で勝負する人間だからな…」スタスタ…


霊夢「だったらあんた誰とも付き合えないじゃ無いの…見た目も中身もヘドロ塗れじゃない…」スタスタ


セイヤ「言っとくが俺の中身は穢れを知らない白さだからな?汚い物を見た事が無い綺麗な純白だからな?アタ◯クでシャツを洗ったくらい驚きの白さだからな?」スタスタ…


霊夢「言い訳はいいわよ…」スタスタ


セイヤ「言い訳じゃないから…別にいいし…彼女居なくたって……一生……童貞でも……いいし」スタ…スタ…ピタ…


霊夢「悪かったわよ!謝るから!だから早く行きましょうよ!私お腹空いてるんだけどぉ!?」



別荘(大食堂)



ガッチャン……バタン…



アリス「ようやく来たぁ…」


四季映姫「遅いですよ……それにセイヤ、何ですかそのだらしの無い髪型は…」


セイヤ「寝癖だ寝癖…」ふぁぁ…


さとり「呆れた…まだ寝足りないの?」


セイヤ「まぁなぁ…しかも寝起なのにご飯食べなきゃならんのか…」はぁ…


咲夜「私達が作ったんですから有難く食べて下さい…」ムス…


妖夢「そうですよ…明日はセイヤが料理当番ですからね?」みょす…


こころ「デザートもあるから…」


セイヤ「そりゃどうも…」ガタガタ…スッ…


チルノ「寝起きのセイヤって機嫌悪くなりやすいのかな?」ヒソヒソ…


天子「時と場合によるからねぁ…良い意味でも悪い意味でも気紛れで適当な性格って事だよ多分…」ヒソヒソ…


輝夜「寝起きに機嫌が悪い人とそうじゃ無い人がいるけれど…セイヤは後者みたいね…」ヒソヒソ…


フラン「そんな事ないよ…寝起きのセイヤは野獣なんだよ、獣なんだよ、狼なんだよ…」ヒソヒソ…


こいし「むむ…経験者は語るってやつなのかな…フランちゃん」ヒソヒソ…


フラン「まね♪」ニコ


魔理沙「それよりお腹空いたぜぇ…」グゥゥ…


幽々子「私は…もう完全に限界よぉぉ…」グウウゥゥ…


妹紅「幽々子先輩…一応女の子なんですから恥じらいを持ちましょう…最低限の…」


セイヤ「普段から恥じらいの欠片も無い奴に言われたら世話ねぇな…」ふぁあ…


バギィッ!!


セイヤ「皆ぁ〜♪ポテトにケチャップ付けて食べる人は俺のこの鼻血滝ケチャップを付けて食べてねぇ〜♪」ボタボタボタボタァ〜…


全員「遠慮(して置きます・するぜ・しとく)するわ」 猿


セイヤ「当然の反応をありがとな…」ボタボタボタボタァ〜…グシグシ…


全員「どう致しまして…」猿


早苗「それにしても美味しそうですね♪」


諏訪子「流石咲夜と妖夢と言った所だねぇ…」


チルノ「どれも美味しそう〜♪」


咲夜「それではいただきましょうか」


妖夢「それでは皆さん……いただきます♪」


全員(セイヤ以外)「いただきまぁ〜す♪」


セイヤ「きゃ〜す…」


レミリア「皆と合わせて言いなさいよ…しかも何よきゃ〜すって」パク…


セイヤ「寝起きで頭が上手く回らねぇんだよ…」


鈴仙「あの妹紅の一発じゃ目が覚めなかったみたいだね…」カチャ…ズズ…


てゐ「もう一発殴って貰う?」モグ…


セイヤ「丁重に御断り申し上げる…」


ルーミア「食べないと失礼なのかー…」モグモグ…


フラン「そうだよセイヤ!折角咲夜と妖夢が作ってくれたんだから!」モキュモキュ…!


セイヤ「フラン…毎度思うのだがその口に目一杯料理詰め込むのやめろ…」


フラン「んぐんぐゴクッ…何で?」けふっ…


セイヤ「女の子だからだ…」パク…


ルナサ「どう…?美味しい…?」モグモグ…


セイヤ「咲夜と妖夢が作る料理にハズレなんか今まで無かったからな…美味しいに決まってるだろ」モグモグ…


神奈子「ふぅ〜ん…流石毎日セイヤの家に朝御飯作りに行ってるだけあって信頼されてるね?咲夜?」ちら…


咲夜「い、いえそんな///」


文「1度取材に伺っても宜しいですか?セイヤさん♪」キラリン☆


セイヤ「ウチは取材御断りなんだ…」ゴク…


輝夜「どこのタレントよ…」


こいし「咲夜先輩に妖夢先輩…今度私に料理教えて下さい…」


妖夢「それではこの別荘に居る内に教えてあげましょうか、どうですか?咲夜」


咲夜「わ、私なんかで良ければ…」


こいし「あ、有難う御座います!」ペコ


さとり「こいしがどんどん大人になっていく…」モグモグ…


リリカ「お姉ちゃんの威厳は見せないの?」ガチャ…ズズ…


さとり「見せないんじゃ無くて見せられないのよ…」うぅ…


メルラン「まぁ私達の姉さんも似た様な物だから気にしなくていいんじゃないかな?」パクン…


魔理沙「姉妹も色々と大変なんだな…私は妹が欲しかったぜ…」モグモグ…


パチュリー「あら意外ね…妹が欲しいだなんて」むきゅむきゅ…


魔理沙「う〜ん…まぁなぁ…」モグ…


パチュリー「なんだか歯切れが悪いわね…」むきゅ…


魔理沙「やっぱり切っても切れない縁があるって云うのは…良い事なんだなぁって思っただけだよ…」カチャ…ズズ…


パチュリー「……泥棒猫の癖に中々味のある言葉言うわね…」ムキッ…!


魔理沙「なんだよ…私が真面目な事言ったら変か?」ゴク…


パチュリー「いいえ……見直したのよ」


魔理沙「パチュリーなんかに認められても嬉しくないぜ…」コト…


パチュリー「人が素直に褒めてるのにつれないわね…」パクン…


魔理沙「なぁパチュリー…」


パチュリー「…何よ」


魔理沙「私達2人も……切っても切れない縁ってやつに…なれるか?」


パチュリー「……当たり前でしょ?それに私と貴方はもう既に…切っても切れない縁よ」ニコ


魔理沙「……そっか」ニカ


霊夢「珍しい事もあった物ね…魔理沙とパチュリー先輩が仲良く会話してるなんて…」ズズズー…


レミリア「あの2人は…普段は啀み合っているけれど…心の中では認め合っている、信頼し合っている……ただ2人共不器用で素直になれない…それだけよ」モグモグ…


セイヤ「なんか大人っぽいな…今のレミリア…」ゴク…


レミリア「本当っ!?ねぇねぇどの辺が大人っぽかった!?」うー☆うー☆


セイヤ「……台無しだな」コト…


美鈴「普段からあれだけ仲良く出来ていればいいんですけどね…」モグ…


アリス「まぁそれが魔理沙とパチュリー先輩の絆の在り方なんでしょ…」ゴク…


天子「とても良い関係だと、私は思うけどなぁ…」モグモグ…


衣玖「そうですね…羨ましい位です」パク…


早苗「でも…もう皆さんとは……切っても切れない縁に…なってますよね?」


霊夢「早苗の言う通りよ…どこまで行っても私達の縁は切れたりなんかしないわ」


こころ「縁を切る…つもりも無い…」狐


文「その絆の証は…この射命丸文が残しますのでご安心ください!」カメラスッ…


全員(セイヤ以外)「あんた(貴方・お前・先輩)が撮るのは碌でもない写真ばっかり(でしょう・だろうが)でしょうが!!」パシィン!


文「あややぁっ!?」


セイヤ『本当…此奴らは仲が良いな』パク…


幽々子「勿論セイヤ君も入ってるからねぇ〜♪」ニコニコ


セイヤ「……はい、分かってますよ」ニコ


全員『なんでこういう時に笑顔に(なるんでしょうか///・なるの///・なるんだ///)なるのよ///』


セイヤ「?」キョトン…


妖夢「そ、それより皆さん食べ終わりましたか!?///」みょんガタ…!


セイヤ「いや…俺まだ食べてるんだが」モグモグ…


妖夢「せ、セイヤは例外です!///」みょんっ!


セイヤ「酷いっ…!!」ガーン☆


こころ「今日のデザートは…プリンアラモードを作った…!」狐


セイヤ「そして華麗にスルー!?」ガガーン☆


フラン「わぁ〜い♪プリンだプリンだぁ〜♪」


こころ「普段は和菓子しか作れないけど…咲夜と妖夢が手伝ってくれたから♪」火男


カラカラカラカラ…


妖夢「ご覧あれ♪」カパッ…!


キラキラ☆キラキラ☆


全員(セイヤ以外)「おぉ〜っ!!」


諏訪子「随分と贅沢だねぇ〜…」


神奈子「プリン自体も大きいけども…何より上に乗ってるフルーツの種類が豊富だね…」


チルノ「あ、あたいよりも…!存在感がある…!!」プリンアラモード…恐ろしい子っ…!!


美鈴「なんだかどっかで見た事あるタッチですね…」


さとり「文面じゃ上手く伝わらないけども…」


文「なら私が写真で…!」使命感☆


霊夢「文…残念だけれどそれも意味無いから」


文「そんなぁっ!?」ガーン☆


輝夜「確かにそうね…文面じゃ意味無いもの…」あはは…


天子「それよりも早く食べようよ♪」ルンルン♪


ルーミア「食べるのかー♪食べるのかー♪」ルンルン♪


幽々子「とぉ〜っても美味しそぉ〜♪」ルンルン♪


こころ「味わって食べてくれると…嬉しい///」モジモジ…


全員『勿論です…!!』鼻血タラァ…


セイヤ『東方軍団にこうかはばつぐんだ…』モグモグ…


全員(セイヤ以外)「それじゃあいただきまぁ〜す♪」パクン…


セイヤ『どうでもいいが…なんか俺だけハブられてる気がする…()でセイヤ以外とか付けられてる気がするさっきから…』モグ…


咲夜『それはセイヤの自業自得です…』はぁ…


セイヤ『当たり前の様な顔して脳内に語り掛けてくるな…』パクン…


パチュリー「ちょ、ちょっと魔理沙!それ私の苺ぉっ!返しなさい!」バッ!


魔理沙「大事そうにしている物を奪いたくなる…それが怪盗の性だZE☆」サッ!


パチュリー「御託はいいから返しなさい!」バッ!


魔理沙「切っても切れない縁なんだろ?それなら別にいいだろ!」サッ!


パチュリー「それとこれとは話が別よ!」バッ!


魔理沙「悔しかったら取り返してみろ!」サッ!


パチュリー「この泥棒猫っ!」バッ!


魔理沙「泥棒じゃ無くて怪盗だって何回言わせるんだ!」サッ!


パチュリー「だからどっちでもいいでしょ!泥棒も怪盗も大して変わらないわよ!」バッ!


魔理沙「いーーや変わるぜ!ル◯ン三世と怪盗キ◯ドのイケメン度が違う位には変わるぜ!」サッ!


アリス「あらら…また何時もの関係に戻ってるよ…あむっ」


アリス「美味しいぃ〜♪」う〜ん☆


妖夢「凄く美味しく出来ましたね♪」みょん♪みょん♪


咲夜「ほっ…良かったです」


こころ「咲夜と妖夢のお陰…ありがとう」ニコ


妖夢・咲夜「「此方こそ」」ニコ


輝夜「うむむ…永琳も確かスイーツ作るの上手なのよね……私も習った方のがいいのかしら…」パクン☆


フラン「気にしなくていいと思うよ?…うんうん♪思った通りすっごく美味しいぃ〜♪」パクン☆


文『うんうん♪思った通り皆さん良い顔で笑ってますね♪』パシャ☆パシャ☆


四季映姫「無罪無罪でまた無罪〜♪」パクン☆


鈴仙「な、なんだか物騒な歌だね…」パクン☆


こいし「で、でも嬉しそうに食べてますし、何より有罪では無くて無罪ですから…」パクン☆


セイヤ「さて…俺も食べるかな……っ!?こ、これは…!!」ぷるぷる…


レミリア「どうしたのよセイヤ…」パクン☆


セイヤ「レミリア……これやるよ」つチェリー


レミリア「えぇっ!?せ、セイヤのチェリーを!?」


セイヤ「?…あぁ、やるから早く食してくれ…」はぁ…チェリー……チェリーねぇ……はぁ…


レミリア『せせせせセイヤのチェリーって…ど、童貞の事よね!?そ、それを食してくれってつまり…そういう事よね!?……そ、そうだわ!そうに違いない!』ガタッ!


セイヤ「?」パク…


レミリア「さぁセイヤ行くわよ!私達2人の愛の巣へ!」グイッ!


セイヤ「いや……意味わからん」


早苗「あ♪セイヤさんのメロン、貰ってもいいですか?」ヒョイ♪


魔理沙「あっ!?馬鹿早苗やめふぎゃぁっ!?」ドサァァ…


パチュリー「むきゅぅ…!むきゅぅ…!ようやく取り返したわ♪」私の苺☆


早苗「いただきまぁ〜す♪」パクン☆


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン「「「「「「あぁっ!?」」」」」」


早苗「???…どうしたんですか?」シャクシャク♪


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン「「「「「「さ、早苗…後ろ後ろ…」」」」」」指差し…


早苗「こちゅ?」ちら…


セイヤ「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


早苗「あ、あれ?セイヤさん?」シャク…


頭ガシッ…!


早苗「さにゃっ!?」ビクゥッ!


セイヤ「……せ」


早苗「え…?え…?」


セイヤ「わぁぁぁぁたしのベリィィィィメロォォォンをかぁぁあえせぇぇぇえええあっ!!」ぶるぁっ!!


早苗「ひぇぇぇっ!?」ビクビクッ!


霊夢「早苗は知らなかったのね…」パクン☆


魔理沙「セイヤはメロン好きだからなぁ……それとパチュリー、私の苺やるから機嫌直して欲しいぜ…」スッ…


パチュリー「あ……あ、ありがとう///」ぷしゅ〜…


アリス「イチャイチャしてる場合じゃ無いよ…セイヤ止めないと早苗がぶるぁっ!されちゃうよ?」パクン☆


レミリア『う〜…折角のチャンスだったのに…』チェリーパクン☆


咲夜「しかしどうすれば…」パクン☆


フラン「要はセイヤを止めればいいんでしょ?任せなさい!」胸ドン☆


セイヤ「はい……合言葉は?」ニコ


早苗「べ、ベリーメロンです…」うぅ…


「セイヤー!」


セイヤ「ん?」クル…


フラン「ぶるぁっ!!」バキィッ!


セイヤ「ぶぅぅるぁぁぁっ!?」ドサァァ…!


全員『物理的な方法で解決しにいったぁぁぁ!?』


セイヤ「」ち〜ん☆


フラン「一件落着接着剤♪」PEACE☆


セイヤ「へ、平和的じゃない上に…俺のスベったネタを使うなぁ…」ピクピク…



皆で楽しい食事……終了…!!



バタンッ…



幽々子「皆はこの後どうするのぉ?」スタスタ


早苗「皆さんと一緒にトランプして遊びたいです!」ハイハーイ♪


フラン「あ!私もやりたーい!」スタスタ


妖夢「私も参加します!」みょんす!


霊夢「私は温泉に入ってくるわ…」スタスタ


レミリア「なら私もそうしようかしら…」スタスタ


霊夢「なら背中流してよ、今思えばレミリアに背中を流して貰った記憶ないし…」スタスタ


レミリア「私は構わないわよ?」スタスタ


文「なら衣玖先輩、私が背中を流して差し上げましょう!」


衣玖「そう?ならお願いね?」ニコ


文「射命丸の名にかけて!」ニコ


魔理沙「ならアリスにパチュリーも温泉入らないか?」スタスタ


アリス「違うよ魔理沙…そういう時は」ちら…


パチュリー「あぁ…あれね」スタスタ


魔理沙・アリス・パチュリー「「「ハイらないか…?」」」チャック下ろす動作…


四季映姫「何をハイするんですか……私もトランプ勝負に参加させて下さい」スタスタ


天子「私も私も!」スタスタ


妹紅「なら私も参加させて貰おうかな」スタスタ


早苗「人数が多ければ多い程トランプは楽しいですからね!」スタスタ


鈴仙「私は明日のサバゲーの為に皆が扱えそうなエアガン選んで置くよ♪」スタスタ


チルノ「面白そう♪あたい!エアガン見てみたい!」キラキラ☆


こいし「わ、私も見てみたいです!」キラキラ☆


輝夜「鈴仙のエアガンコレクションがどれ位増えたのか興味があるわね…」スタスタ


てゐ「輝夜が見た時以来だと多分30丁位違うかな?」スタスタ


輝夜「そ、そんなに!?」スタスタ


美鈴「私もトランプゲームに参加しても大丈夫ですか?」スタスタ


早苗「勿論ですよ!美鈴さんトランプ強そうですし!」スタスタ


美鈴「お、お手柔らかにお願いしますね…」あははは…


諏訪子「神奈子どう?久し振りに一局差さない?」スタスタ


神奈子「いいねぇ……こころもどう?なんだか将棋凄く強そうだけど」スタスタ


こころ「是非…手合わせ願いたい」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


諏訪子「……井の中の蛙」あはは…


神奈子「大海を知らず…ってとこかね」あはは…


ルナサ「私も…将棋やってみたい…」おずおず…


諏訪子「全然良いよぉ?メルランとリリカはどうする?」スタスタ


メルラン「なら私達にも…」スタスタ


リリカ「教えてください…」スタスタ


神奈子「決まりだね♪」スタスタ


咲夜「さとりはどうするんですか?」スタスタ


さとり「今書いてる小説を少し進めたいから…それが終わったら温泉に入るつもりよ」スタスタ


咲夜「執筆頑張って下さいね?…セイヤはどうするんですか?」スタスタ


セイヤ「俺も少しやりたい事があるから一旦部屋に戻るわ…」スタスタ


魔理沙「それじゃあ23時になったら1度、リビングに集合な?」スタスタ


全員「はぁーい!」スタスタ



〜別荘(双子座の部屋)〜



咲夜「ふぅ…昨日の夜に少々散らかしてしまいましたからね…」


咲夜「さて…これからどうしましょうか……あれは」窓の外チラ



〜別荘の外〜



セイヤ「…」スタスタ…



〜別荘(双子座の部屋)〜



咲夜「セイヤですね…何か持っていましたが何処か行くんでしょうか………気になりますね」スタスタ


ガチャ…バタン…



〜海が見渡せる展望台〜



セイヤ「♪」バイオリン〜♪


フッ…


セイヤ「やっぱり父さんみたいに上手くは弾けないか…」はぁ…


「十分過ぎると思いますが…セイヤは変な所で向上心がありますよね…」スタスタ…


セイヤ「咲夜……どうしたんだよ」


咲夜「偶々部屋の外を覗いたらセイヤが見えたので…」スタスタ…ピタ…


セイヤ「……なんだよ」


咲夜「……弾かないんですか?」


セイヤ「人に聴かせる程上手く無いんだよ…」


咲夜「でもお嬢様には弾いて聴かせたんですよね?」


セイヤ「聴かせたと言うか…音外れまくってた所為で名曲を台無しにした感じだな……俺が弾いてる時点であれなんだが」あはは…


咲夜「言い訳は結構です…とにかく私にも一曲聴かせて下さい」椅子に座る…


セイヤ「お前ら幼馴染は変な所で強情だよな…お前然り、レミリア然り、美鈴然り…」スッ…


咲夜「そこの所はお嬢様と接してきたので仕方がありませんね」ニコ


セイヤ「そうかよ……《フラワリングナイト》…」バイオリン〜♪


〜♪〜〜♪♪♪♪〜♪


咲夜『綺麗な曲ですね……心の内側から何かが込み上げてきそうです…』


セイヤ「…」バイオリン〜♪


咲夜『月明かりに照らされて…漆黒の髪が少しだけ…靡いていますね、波風から潮の香りが乗せられてきて…』


セイヤ「…」バイオリン〜♪


咲夜『私も…あの場に立ってみたい』スクッ…


スタスタスタ…ピタ


セイヤ「?」バイオリン〜♪


咲夜「すぅ…ふぅ…」


セイヤ『何だ?何する気なんだ咲夜の奴…』バイオリン〜♪


咲夜「傷だらけ君の正義は余りにも脆くほっとけない…」〜♪


セイヤ「っ!?」バイオリン〜♪


咲夜「思いやれぬ救い無き時代嗚呼どうして君は真っ直ぐでいられる?『曲調…変えられますか?セイヤ…』」〜♪ チラ…


セイヤ「……仰せの通りに」バイオリン〜♪


咲夜「護りたいよ…君の笑顔今出来ることを見つけたい!」〜♪


セイヤ「…」バイオリン〜♪


咲夜「夜の花の様に静か凛として慎ましくあるそんな強き者になって君を見守ってゆこう」〜♪


セイヤ「…」バイオリン〜♪


咲夜「時が止まれば良いなんて諦めていた過去を捨て私も歩もうと誓う大切な君の為に」〜♪


セイヤ『歌……糞上手いな』バイオリン〜♪


咲夜「迷いながら一つの答え否定されてゆく不可能と」


セイヤ『はは…ヤバ』バイオリン〜♪


咲夜「悲しみから怒りが零れ嗚呼終わらぬ連鎖を君と断ち切ろう」


セイヤ「っ…っぐ…」バイオリン〜♪


咲夜「《許せない》も《許すこと》も正しさだと知れば知る程…」


セイヤ『ヤバい…泣いてる所為で…』バイオリン〜♪


咲夜「夜の花の様に静か凛として慎ましくあれそんな強き者になって君を見守ってゆこう」〜♪


セイヤ「糞ッ…」バイオリン〜♪


咲夜「譲れない思いを胸にさあ立ち上がれその足で諦められない愛しさ誇りにしていざ進め」チラ… 〜♪


セイヤ「っ」バイオリン〜♪


咲夜『セイヤ…最後まで…一緒に…』ニコ


セイヤ『……畏まりました』ニコ


セイヤ「!!」バイオリン〜♪


咲夜『ふふ…いい音ですね……私も負けていられません!』ふぅ…


咲夜「夜の花の様に静か凛として慎ましくあるそんな強き者になって君を見守ってゆこう」〜♪


セイヤ「!!」バイオリン〜♪


咲夜「時が止まればいいなんて諦めていた過去を捨て私も歩もうと誓う大切な君の為に」〜♪



月明かりに照らされた一輪の花は夜に咲き…もう一輪の花は…夜に咲いた花、その花を精一杯…総てを懸けて彩った…



〜海の見渡せる展望台(ベンチ)〜



咲夜「お、落ち着きましたか…?」


セイヤ「っ…あぁ…悪いッ…」ボロボロ…


咲夜「全然落ち着いて無いじゃないですか…」


セイヤ「あの歌…レミリアの為の歌…だよな…?」ボロボロ…


咲夜「ふふ…やはりバレてましたか」


セイヤ「感情の篭り方が…凄かったからな…」グシグシ…


咲夜「セイヤは……案外泣き虫なんですね?」ふふ…


セイヤ「……わ、悪かったな///」プイ…


咲夜「ふふふっ…すみません…少々揶揄い過ぎましたか?」


セイヤ「現在進行形で揶揄ってる奴が言う台詞じゃ無いだろ…」はぁ…


咲夜「セイヤ……私は不安です」


セイヤ「唐突だな…何が不安なんだよ」


咲夜「私の目標は…知ってますよね?」


セイヤ「完全で瀟洒な人間…だろ?」


咲夜「そうです……口でなら幾らでも言えます…完全だとか、瀟洒だとか……ですが…その様な人間に…私はなれるのでしょうか…」ウル…


セイヤ「……珍しいな、咲夜が弱気になるなんて」


咲夜「私はあの時から…お嬢様に着いて行くと決めました……ですが私は…本当にお嬢様に着いて行くに相応しい…人間なのでしょうか…」ウルウル…


セイヤ「別にいいだろ…そんな事…」


咲夜「酷いですね…人が真剣に相談しているのに…」ポロポロ…


セイヤ「勘違いするな…俺が否定してるのは、お前が目指している目標その物だ…」


咲夜「……よりタチが悪いですよ」ポロポロ…


セイヤ「咲夜……お前は《完全》になんてならなくていい…ずっとそのまま…有りのままの、十六夜咲夜で居てくれ」


咲夜「…どうしてですか?」ポロポロ…


セイヤ「完全は不完全なんだよ……聞こえはいいが、完全って言葉の意味は欠点が無い、欠けが無い…必要な条件が全て満たされている状態の事だ…」


咲夜「…」ポロポロ…


セイヤ「欠ける所が有るからこそ人間なんだ…足りない所が有るからこそ人間なんだ……人はそれを埋めようと努力して、挫折して、また努力する…その先に自分の目指すべき物が有るからこそ…な?」ニコ


咲夜「セイ…ヤ…」ボロボロ


セイヤ「その目標自体は俺も凄いと思うし尊敬する……だけど完全で瀟洒じゃなければ十六夜咲夜じゃないのか?違うだろ?……完全じゃ無くていい…瀟洒で無くていい…誰が何と言おうと…お前は十六夜咲夜だ…幻想学園高等学校2年、我等が部活、誰かを助け隊の部員……十六夜咲夜だ」ニコ


咲夜「えぐっ…うぅっ…」ボロボロ…


セイヤ「きっと彼奴らだって同じ気持ちだ…特にレミリアや美鈴とかはな…ずっと小さい頃から一緒に居たんだろ?…だったらそんなゴミ屑みたいな理由でお前を見限るなんて事…彼奴らはしないさ…」はは…


咲夜「あり…がとうっ…えぐっ…ございます…えっく…」ボロボロ…


セイヤ「悪いな…あんまりこういう事言うの…慣れてないんだ…」はは…


咲夜「十分…です…」ボロボロ…


セイヤ「例えるなら完全体になっても結局親子か◯はめ波でやられた◯本様…みたいな感じなら分かりやすいだろ?」


咲夜「……台無しですよ」ボロボロ…


セイヤ「……悪い」


咲夜「でも…」グイッ…!


セイヤ「っ!?」ビク…


チュッ……スッ…


咲夜「元気が出ました…ありがとうございます…セイヤ♪」ニコ


セイヤ「え?は?んん?俺…今何されたの?」


咲夜「いい機会ですから言わせて貰いますね?私…十六夜咲夜は……水奈月セイヤ、貴方の事を…ずっと慕っていました…」


セイヤ「…………は?」


咲夜「これが…私なりの…精一杯の告白です…」


セイヤ「え…?いやいやいや…無い無い無い無い…」手をブンブン…


咲夜「喩えセイヤが幻の存在であっても…私は貴方を慕い続けます…此の世界が幻想だとしても…私は貴方を…決して忘れません…」


セイヤ「…咲夜」


咲夜「大丈夫ですよ…喩え此れが夢物語でも…今私達はこうして…2人で月を見上げる事が出来るんですから…だから…少なくとも今は…私の側に居て下さい…」ピト…


セイヤ「…あぁ、もう迷わないさ」ギュ…


咲夜「もう約束…破らないで下さいね?」ピトー…


セイヤ「…破らないさ……今、咲夜と2人で見上げている…この月に誓って…な?」ニコ


咲夜「はい」ニコ



暫くして…



セイヤ「そういえば咲夜…」


咲夜「なんですか?」


セイヤ「お前は返事…聞こうとしないんだな…」


咲夜「セイヤが考えている事なんて大体予想がつきますからね…」


セイヤ「察しが良くて助かるよ…」はは…


咲夜「セイヤももう少し察しが良くなればいいんですけどね…」


セイヤ「何を察せばいいんだよ…」


咲夜「その言葉を発する時点で何も察せていませんね…」呆れ顔…


セイヤ「だけど…紅魔館で咲夜に言われた言葉の意味…漸く分かった気がする…」


咲夜「あの時の事…ですか?」


セイヤ「あぁ……いつか俺達は大人になる、その運命からは決して逃れられない…どんなにその事実を否定しようとしてもな」


咲夜「そうですね……セイヤは大人になるのが怖いですか?」


セイヤ「あぁ……堪らなく怖い、夢物語ならそれ位融通効きそうなもんだけどな…」


咲夜「ふふ…それならいいじゃないですか」


セイヤ「何がだよ…」


咲夜「もしもセイヤが大人になれたら…この世界は幻想でも、夢物語でも無いと言う事が証明できますよ?」


セイヤ「物は言いようだな…」


咲夜「物は言いようです♪」ニコ


セイヤ「なぁ咲夜…最後に一つだけ、頼み聞いてくれないか?」


咲夜「私が出来る事でしたら…」


セイヤ「……抱き締めても…いいか?」


咲夜「っ///」ボンッ☆


セイヤ「嫌ならいいんだ…無理なお願いしてるのは分かってるから」


咲夜「い、いえ…///わ、私なんかで良ければ…///」


セイヤ「…」スッ…ギュ〜ッ…


咲夜「ぁ…///」トクンッ…


セイヤ「俺はあの時の心地良さが…忘られなかった…咲夜と抱き締め合ったあの日を…」ギュ〜…


咲夜「う、嬉しいです///」ぎゅ〜…


セイヤ「必ず答えを出すから…その時まで……待っててくれるか…?」ギュ〜…


咲夜「勿論です……その時が来るまで…待ち続けますよ」ぎゅ〜…


セイヤ「はぁ……俺は大人になるまでに死なずに済むのだろうか」ギュ〜…


咲夜「それはどういう意味ですか?」ぎゅ〜…


セイヤ「いや?いつか寝込みを襲われそうな気がするんだよ……信者達に手によってな」ギュ〜…


咲夜「?」ぎゅ〜…


セイヤ「こっちの話だから気にしなくていい…」スッ…


咲夜「…キスはしないんですか?」


セイヤ「は、はぁっ!?///何を言い出すんだよいきなり!///」


咲夜「今の雰囲気的に彼処はキスをする流れですよね?そんな事も分からないんですか?」


セイヤ「何、それが普通ですよね?…みたいな顔してトンデモ発言してんだよ!俺はこれ以上敵を作るのは御免蒙る!」ダッ!


咲夜「あっ!に、逃げないで下さい!」ダッ!


セイヤ「そんな事したら信者に命狙われてストレスで胃に穴が空くわ!」タッタッタッタッタッタッ!


咲夜「女性の憧れなんですから付き合ってくれたっていいじゃ無いですか!」タッタッタッタッタッタッ!


セイヤ「だからその代償に俺の胃に風穴空く事になるんだよ!この歳で胃に穴が空くなんて勘弁してくれ!」タッタッタッタッタッタッ!


咲夜「それ位我慢して下さい!」タッタッタッタッタッタッ!


セイヤ「無理無理無理無理!絶対無理!暗殺されて人生を終えるなんて絶対無理!」タッタッタッタッタッタッ!


咲夜「ならば代わりに私が、セイヤを暗殺して差し上げましょう!」シャキシャキン☆


セイヤ「それ暗殺じゃねぇだろ!唯の殺人だろ!てか何処から出したんだよそのナイフ!」タッタッタッタッタッタッ!


咲夜「手品です!」シュッシュッ!


セイヤ「手品です!…で片付けるな!」サッサッ!


咲夜『ふふ、楽しいですね……こうして居られる時間は限られているんです…時間を止める事は出来ないんです…だから…今のこの時間を…大切な人達と、そして私の大好きな人と…この時間を精一杯……私は楽しみます!』ニコ シャキシャキン☆


セイヤ「ニコっとしながらナイフを構えるなぁ!!」タッタッタッタッタッタッ!


シュッシュッシュッ!!


ザクザクザクゥッ!!


ズザァァ…


セイヤ「何で…こうなるの…?」ピュ〜☆


咲夜「大丈夫ですか?」スタスタ


セイヤ「お前がやったんだろ!!」ピュ〜☆



………………………………………………………

〜別荘(双子座の部屋)〜




咲夜「ふふっ♪」


レミリア「さてと、寝る準備出来たわね」


フラン「ねぇ咲夜、それってセイヤにプレゼントして貰ったアンティークナイフでしょ?」


咲夜「はい♪私の宝物です♪」


レミリア「私のあげた懐中時計は…?」


咲夜「お嬢様から頂いた懐中時計が…私の中では2番目の宝物ですね」ニコ


レミリア「……2番目、ね」はぁ…


咲夜「ですが…1番大切な宝物は」


フラン「宝物は?」


咲夜「今お嬢様達と過ごしている…この掛け替えのない《時間》…そのものです」ふふ…


レミリア「…そういう事ね」ニコ


フラン「なんだか咲夜機嫌良いね?何か良い事でもあったの?」


咲夜「ふふ、分かりますか?」ニコニコ


レミリア「教えなさいよ…どんな事があったの?」


咲夜「幾らお嬢様と妹様の頼みと言えども……教えられません♪」ニコ


フラン「教えて教えてぇ〜!」ユサユサ!


レミリア「教えなさいよ咲夜ぁ〜!」うーうー!


咲夜『こ、これはマズいです!///発作が!///スカーレット病の発作が!!///』タラァ…


【スカーレット病】


不治の病で現在発症者は十六夜咲夜1名である…未知の病気でスカーレット姉妹からある程度の接触を受けると、鼻血を噴き出すと云うお世辞でも瀟洒な人間とは言えない奇病…


咲夜「お、お嬢様!妹様!ティッシュを鼻に詰めさせて下さい!///」タラァ〜…


レミリア「言うまで離さないわよ!」うーー!


フラン「そうだよ!絶対離さないから!」むーー!


咲夜『な、なんて役得な展開!ですがこのままではお嬢様と妹様が私の鼻血で紅く染められてしまいます!!………アリかも///』タラァ〜〜…


レミリア「うー!うー!」ユサユサ!


フラン「むーーー!早く話してよぉー!」ユサユサ!



「うーうー!むーむー!さっきから五月蝿い!!」壁ドンッ!!



咲夜・レミリア・フラン「「「壁ドンっ!?」」」ビクゥッ!


咲夜「ま、まさかこっちの壁ドンをされるとは…」


レミリア「あっちの壁ドンをされる前に…」


フラン「こっちの不名誉な壁ドンをされちゃったね…」


レミリア「仕方が無いわね…咲夜!今夜は私達3人、一緒の布団で寝るわよ!」ビシッ!


咲夜「……畏まりました」ニコ


フラン「わぁ〜い♪それじゃあ早く寝よ♪」ギュ…


咲夜「はい♪」



別荘(蟹座の部屋)



セイヤ「全く………ま、咲夜も楽しそうだし何よりだな」ふぁぁ〜…


ピッ…


セイヤ「それじゃ…おやすみ」フッ…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜朝〜



別荘(天秤座の部屋)



アリス「ん〜…」ムク…


霊夢「すぅ…すぅ…」zzz


魔理沙「くぅ…くぅ…」zzz


アリス「今…何時かな…?」スマホ電源ON☆


アリス「まだ4時かぁ……なんだか小腹空いちゃった」ストッ…


スタスタスタ…ガチャ…バタン…


アリス「何か軽く食べられる物…あったかなぁ…」グシグシ…スタスタ…



別荘(キッチン)



ガッチャン…



アリス「あれ?……電気点いてる、私以外にも小腹空いた人が居るのかな…?」ソォ〜…



セイヤ「…」トントン…



アリス「えっ!?セイヤ!?」ビクゥッ!



セイヤ「ん?なんだアリスか、どうしたんだよこんな時間に…」トントン…スッ…パッパッ…


バタン…スタスタスタスタ…


アリス「それはこっちの台詞だよ、何でセイヤがキッチンで料理なんてしてるの?」スタスタ…


セイヤ「今日の朝御飯の仕込みと弁当の準備だ…」ピッ…ゴトン…ピッピッ…


アリス「あ、朝御飯の仕込みとお弁当?」


セイヤ「なんだか知らんが今日の当番俺みたいだからな、それに今日サバゲーやるんだろ?だから各自休戦中に食べられる弁当作ってるんだよ…」パリパリ……トントントントン…


アリス「昨日の夜御飯の時に妖夢が言ってた事?……あれは冗談だと思うんだけど…」


セイヤ「仮に冗談だとしても冗談だ、なんて言われて無いからな…後で怒られたりしたら怒られ損だろ?」あ…味噌汁掛けっぱなしだ…ピッ…


アリス「普段面倒臭がり屋の癖にどうしてこう変な所で気が効くかなぁ…」ボソ…


セイヤ「何か言ったか?」バリッ…スッスッ…


アリス「別にぃ…」


セイヤ「何だか釈然としないな……ていうかアリスこそどうしたんだよ…」グツグツ…


アリス「小腹空いたから何か軽く食べられる物が無いかな〜…と」


セイヤ「……太るぞ?」魔剣大根ソード…


アリス「セイヤは蝋人形って知ってる?」ニコ


セイヤ「謝るから蝋人形だけは勘弁してくれ……はぁ、軽く食べられる物作るから少し待ってろ…」スタスタ……バカッ


アリス「いいの?」


セイヤ「まぁこの際一品増えた所で変わらないからな…」えぇ〜っと…


セイヤ「キノコとお肉とその他の野菜で炒め物でも作るかな…」ヒョイヒョイヒョイ…


アリス「そういえば今日の朝御飯は何?」


セイヤ「これから作るのにもう朝御飯の心配か?案外アリスって食いしん坊なんだな…」トントントントン…


アリス「そ、そんな事無いもん///」


セイヤ「今日の朝は、和風ハンバーグとワカメと油揚げの味噌汁、後は鮭の塩焼き、納豆に豆腐…かな?」パッパッ…ピッピッピッ…


アリス「ご、豪華だね…」


セイヤ「目指せ、1日3食50品目…ってな」ジュゥゥゥ…バッバッ…ジュゥゥゥ…


アリス「それが目標だとしたらお弁当も豪華そうだね…」


セイヤ「と言っても弁当の方はごく一般的な物にする予定だがな…」サッサッパッパッ…ジュゥゥゥ…


アリス「唐揚げとかミートボールとか?」


セイヤ「そうだな…夜御飯の方も一応もう考えてあるしな…」ジュゥゥゥ…ジュッジュゥ…


アリス「……セイヤはさ、どうして料理が上手なの?」


セイヤ「はは…俺が料理上手ならお前と咲夜と妖夢は何者だって話になるだろ…」ジュゥゥゥ…


アリス「謙遜しなくていいよ…悔しいけど私よりは上手いしさ…」


セイヤ「無い無い…まぁ、お前達の為に少しでも美味しく作れればいいなとは思ってるがな……用は気持ちだ気持ち…」バッバッ…ジュゥゥゥ…


アリス「気持ち…かぁ」はぁ…


セイヤ「正直俺は自分の作った料理を自分で食べたいとは思わないんだよな…1人暮らしだから仕方無く食べてるだけだ…」ジュゥゥゥ…サッサッ…ジュッジュゥ…


アリス「う〜ん…少し分かるかも…」


セイヤ「何が悲しくて自分で作った料理を食べなきゃならないんだ…と毎度毎度思う…」ジュゥゥゥゥ…ピッ


コト…ジュゥ〜…


セイヤ「はい完成…」コトッ…


アリス「いい匂い…」ゴクリ…


セイヤ「俺も少し休憩するかな…」シュル…


アリス「後はお弁当の準備だけ?」お箸取って…


セイヤ「あぁ…一応朝の分は温めるだけでいい様にして置いたからな…」ほれ…


アリス「ありがとう……いただきます」スッ…


セイヤ「はい、召し上がれ…」コーヒー…コーヒー…


パク…モグモグ…


アリス『これでよく謙遜できるよね…嫌味にしか聞こえないよ…』モグモグ…


セイヤ「味の方はだいじょぶか…?」ガタ…スッ…


アリス「……大丈夫…問題無い」モグモグ…


セイヤ「それを聞いて安心したよ…」ゴク…


アリス「セイヤはこの後も寝ないで仕込み?」モグモグ…


セイヤ「まぁな、まだまだ弁当の方は終わって無いし…」コト…


アリス「寝不足にならないの?それで寝不足になったら元も子も無いよ…」パクン…


セイヤ「俺は昼寝したからな…終わったら俺も寝るから8時になったら起こしてくれ」ゴクゴク…


アリス「コーヒーなんて飲んで…寝る気無いじゃん」モグ…


セイヤ「俺はコーヒーの飲み過ぎで眠くならなくなったんだよ…だから心配するな」ゴク…コト…


アリス「そっか……ありがとね」ニコ


セイヤ「…どう致しまして」ニコ


アリス「ご馳走様、美味しかったよ…セイヤ」


セイヤ「お褒めに預かり光栄の極みです…」カチャン…スタスタ


アリス「やっぱり…私も手伝おうかな…」じー…


セイヤ「アリスは女の子だろ?なるべく体休めてサバゲーに備えなさい…」キュッ…ジャーー…カチャカチャ…


アリス「どうせ他の子にもそんな事言うんでしょ…」ムス…


セイヤ「俺と今一緒に居るのはアリスだろ…他の奴等は関係無い」カチャカチャ…


アリス「関係あるよ…八方美人な癖に」


セイヤ「八方美人?俺がか?」カチャカチャ…


アリス「そうだよ……誰にでもいい顔するじゃん…」


セイヤ「そんなつもりは毛頭無いんだけどな…」ジャーー…キュッキュ…フキフキ…


アリス「だからタチ悪いんだよ…」


スタスタ…頭ポン


セイヤ「いいから早く寝ろ、可愛い顔してるのに隈でも作りたいのか?」ニコ


アリス「っ///」ボフンッ☆


セイヤ「それじゃあおやすみ…」スッ…スタスタ


アリス『卑怯者…///』スタスタ


ガチャッ…


アリス「セイヤ……おやすみ」



セイヤ「あぁ……おやすみ、アリス」テキパキ



バタン…



〜朝の7時頃〜



別荘(天秤座の部屋)



アリス「んぅ……すぅ…すぅ…」zzz


「ほら、アリス起きなさい…」ユサユサ…


「アリス〜朝だぜぇ〜?朝御飯の時間だぜぇ〜?」ユサユサ…


アリス「んん……霊夢に魔理沙…おはやう」ぼ〜…


霊夢「おはやうって……まぁ、いいわ」


魔理沙「それより朝御飯の時間だぜ!咲夜と妖夢が作りに行ってるから私達も手伝いに行こうぜ!」


アリス「あ〜…多分手伝いに行く必要は無いよ…」ぐしぐし…


霊夢・魔理沙「「?」」どゆこと?



別荘(大食堂)



ガチャッ……バタン



咲夜「あ、霊夢に魔理沙にアリス…おはようございます…」


霊夢「おはよう…どうしたのよ皆して」スタスタ


魔理沙「まさか朝御飯は抜きか?」スタスタ


妖夢「それが…こんな書き置きがキッチンに」つ書き置き


霊夢「貸して…」受け取る…


朝御飯の用意は出来ていますので温めてから食べて下さい。冷蔵庫の中にお弁当用のおかずと朝御飯用のおかずと分けてあります。少し寝るので8時になったら起こして下さい。


PS. 幽々子先輩、お弁当用のおかずを食べて妖夢に「タベチャッタンデスヨネ…」なんて事を言われない様に… 水奈月セイヤ


魔理沙「本文とPSの長さが変わらないとはこりゃ如何に…だぜ」


幽々子「い、幾らなんでもお弁当用のおかずにまで手をつけたりしないわよぉ…」


パチュリー「その言葉を前にも聞いた事がある様な気がするわ…」じー…


幽々子「そ、そうかしらぁ?」アセアセ…


レミリア「それじゃあキッチンにもう朝御飯は用意してあるの?」


さとり「その様ね…」はぁ…


文「温めてから食べて下さいって書いてありますね…」


アリス「私は4時頃一度起きちゃって…小腹が空いたからキッチンで何か軽い物でも食べようかなぁ…なんて思ってたらセイヤが朝御飯とお弁当の仕込みしてたんだよ…」


咲夜「言ってくれれば手伝いましたのに…」


妖夢「わ、私の所為でしょうか…」ウルウル…


アリス「セイヤは全然気にして無かったよ?」


こいし「昨日解散したのが0時だったのに……3時間くらいしか寝てないって事ですよね?」


チルノ「幾ら昼寝したからって流石にキツイと思うんだけど…」


輝夜「それに昼寝したと言っても2時間くらいしか睡眠時間を取っていなかった様な気がするわ…」


鈴仙「ど、どうしよう…サバゲーは中止した方がいいかな?」


ガチャッ…


「あぁ〜…その必要は無い…」スタスタ…


全員「せ、セイヤ(さん)!?」


セイヤ「おぉ〜す…」スタスタ…


フラン「せ、セイヤ…大丈夫なの?無理しないでね?」


セイヤ「大丈夫大丈夫…俺も楽しみだからな…楽しみ過ぎて寝られなかったよ…」はは…


こころ「本当に…無理してない?」猿


早苗「寝不足なのにサバゲーなんてしたら怪我しちゃいますよ…?」


セイヤ「寝不足くらいで怪我なんてする程柔な鍛え方してないんだよ…」ふぁあ〜…


諏訪子「確かに説得力はあるけどさぁ…」


神奈子「それとこれとは別な様な気が…」


リリカ「本当に大丈夫なの?」


セイヤ「だぁから大丈夫だっての……手加減なんかしたら…承知しないぞ?」ニコ


ルナサ「……望むところ」


美鈴「セイヤがそう言うなら…全力でいきましょうかね!」


衣玖「なんだかんだで心も身体も強い子ですね…」ふふ…


天子「衣玖先輩…なんだか大人っぽい」


セイヤ「んじゃ俺はキッチン行って温め直してくる」スタスタ…


メルラン「い、いいよそれくらい!私達がやるからセイヤは座ってて!」ガシッ!


四季映姫「そ、そうですよ!私達でも温め直すくらい朝飯前なんですから!」ガシッ!


妹紅「朝御飯の前だけにね!」ガシッ!


セイヤ「そうか?じゃあお言葉に甘えさせて貰うとする…」スッ


全員『これ以上優しくしないで欲しい(です///・ぜ///・よ///)わ…///』ほっ…



朝食の準備が整いました☆



魔理沙「それじゃあ全員手を合わせて…」パチン…


全員「…」パチン…


魔理沙「いただきます…」ペコ…


全員「いただきます…」ペコ…


パクン…


全員(セイヤ以外)「お、美味しい!!」テーレッテレー☆


セイヤ「そりゃ良かったな……うぇ」お箸置く…


チルノ「うぇって何!?」


セイヤ「いや……やっぱり咲夜やアリスや妖夢が作った御飯の方が…」モグ…うぇ…


レミリア「そのうぇって言うのやめなさい!」パシン!


セイヤ「さぁせん…」うぇ…


レミリア「全然反省してないでしょ!?」


咲夜「ま、まぁまぁお嬢様…落ち着いて下さい…」どぉどぉ…


魔理沙「セイヤはこの料理のどこが不満なんだ?」モグモグ…


セイヤ「自分が作った料理という時点で最低得点だ…」ズズ…


鈴仙「セイヤってもしかして完璧主義者なのかな?無意識的にだと思うけど…」ヒソヒソ…


さとり「心の底から自分が作った料理が嫌いみたいね…」ヒソヒソ…


幽々子「これ以上を目指しているのなら是非その先の美味しさを追求して欲しいわぁ…」ヒソヒソ…


ルーミア「その時はきっと何処かの料理人になってるのかー…」ヒソヒソ…


諏訪子「それにしても中学の時はよく家に集りに来たのに随分と成長したねぇ…」モグモグ…


早苗「驚きの美味しさです!セイヤさんは料理まで覚えてしまったんですね!」モグモグ…


神奈子「驚いたね……正直普通に定食として出しても気づかないレベルだよ…」パク…


こころ「和風ハンバーグ…美味しい…///」モグモグ… 福の神


パチュリー「むきゅぅ…悔しいけれど認める他ないわね…」むきゅむきゅ…


セイヤ「お前らは大袈裟だな…こんな料理の何が良いのか俺には理解できないな…」うぇ…


ルナサ「それじゃあセイヤはそんな料理を私達に食べさせてるの?」モグモグ…


セイヤ「作れと言われたから作った…唯それだけだ…」あ…豆腐は市販の物だから美味しい♪


天子「ふぅ〜んへぇ〜…じゃあ美味しく作ろうと努力してないんだ…」モグモグ…


セイヤ「なるべく美味しく作ろうと努力してるんだがな…どうにも美味しく作れん…」はぁ…


てゐ『いや…これで駄目なら一生駄目だよ』ズズ…


こいし「でもセイヤさん…」お箸置く…


セイヤ「ん?なんだこいしちゃん」モグ…


こいし「自信、持っても良いと思いますよ…?少なくとも私達の前だけでも…自信を持って美味しいだろ?って声を掛けて欲しいです」ウルウル…


セイヤ「あ…いや…」アセッ…


咲夜「そうですよ…正直言って気分が悪くなります」プイ…


霊夢「どうでもいい事で女の子泣かせるんじゃ無いわよ…折角の食事が不味くなるでしょ…」はぁ…


セイヤ「悪かった……じゃあ…///俺が一生懸命作った料理は…///美味しいか?///」頰ぽりぽり…


全員「美味しい(ぜ!・ですよ!・よ!)わよ!」


セイヤ「っ……そうか」ニコ


妹紅「それじゃ、気を取り直して食事続けようか」


美鈴「そうですね!…あ、そういえばチームの組み分けはどうやって決めるんですか?」パクン…


四季映姫「セイヤが居るチームはかなり有利になってしまいますからね…セイヤは一つのチームに固定してそこに選ばれし4人を組み込むという形式はどうでしょうか?」ズズ…


衣玖「確かに…それなら多人数でセイヤに挑めますからね…」ふむ…


セイヤ「おい…買い被りにも程があるぞそれ…」モグモグ…


アリス「買い被りじゃ済まないから話合ってるんだよ…」パク…


文「皆さんがそう言うと思って割り箸を準備して置きました!」つ割り箸複数


ルーミア「流石文先輩なのかー!」モグ!


リリカ「それじゃあ組み分けしちゃおっか♪」ズズ…


霊夢「負けたチームは罰ゲームって事にしない?」ズズ…


魔理沙「賛成だぜ!」モグモグ…


フラン『この場合は同じチームの方が得なのか…それとも別のチームになって罰ゲームを言い渡した方が得なのか…』モキュモキュ…


さとり「それならビーチバレーと同じで負けたチームは勝ったチームの言う事を聞く…それでいきましょう…」モグ…


全員(セイヤ以外)「異議無し!」



組み分け結果発表☆



別荘(外)



セイヤ「しかしまさかこの面子になるなんてな…」


咲夜「ふふふ…!遂に《お嬢様と妹様補完計画》が始動しますね…!!」タラァ…


妖夢「お願いですからインパクトだけは勘弁して下さいね?」


美鈴「いやはや…チームのバランスがおかしいですね…」


こいし「わ、私完全に足手まといになっちゃいますよぉ〜…」ウルウル…



その他全員『何?あのチームの戦力の大きさ…』


霊夢「どうするのよ!幾ら鈴仙やてゐが居るからってあのチームに勝てるの!?」


魔理沙「逆に考えるんだ霊夢…負けちゃってもいいじゃ無いか…と」ははは…


アリス「魔理沙が戦う前から諦めるなんて…これは相当重症だよ…」


レミリア「う〜…これじゃあ勝ってセイヤに命令できないじゃない…」


早苗「そうですね……しかし此方のチームは人数が多いんです!数で押し切れば…」チラ…



セイヤ「妖夢、少し肩慣らししないか?」スチャ…


妖夢「いいんですか!?『せ、セイヤと手合わせ///』」


咲夜「美鈴、少し的になって頂けませんか?」ニコ☆ シャキシャキン☆


美鈴「か、勘弁して下さい咲夜さん!幾らなんでも的になるのはちょっと!」ワタワタ!


こいし「と、取り敢えず銃の整備を……銃の整備ってどうやるの?」ウルウル…



フラン「……あれは無理だよ、セイヤだけじゃ無くて咲夜や妖夢、美鈴…それに小悪魔こいしが居るんだもん…」


ルナサ「で、でももう決まっちゃったし…」


こころ「やるしか…ない…」猿


四季映姫「うむむ…何か作戦を立てないと直ぐに終わってしまいますね…」


鈴仙「それなら…私に作戦があるよ…」


てゐ「私と鈴仙はセイヤと1度サバゲーやってるからね…立ち回り方はある程度分かる…」


天子「最初にセイヤを無力化すれば…」


文「咲夜さんはレミリアさんとフランさんにお願いするとして…」


衣玖「後は妖夢と美鈴、それにこいしちゃんですね…」


メルラン「取り敢えず陣地とかは決まってるみたいだしそっちで作戦会議しよっか…」スタスタ


さとり「これだけ人数が居れば沢山の案が出る筈よ…それを参考にして最高の作戦で臨みましょう…」スタスタ


早苗「そうですね…やるからには負けたくは無いです…」スタスタ


諏訪子「あっちはどんな作戦でくるのやら…」スタスタ


パチュリー「人数に限りがあるあのチームの作戦は限られているわ…それを想定しての作戦も考えなければね…」スタスタ


妹紅「ま、楽しみなのには変わりないし…」スタスタ


霊夢「ほら魔理沙…行くわよ?」スタスタ


魔理沙「ぐぬぬ……おい!セイヤ!」



ギィィン!!


セイヤ「妖夢タンマ…どうした魔理沙?」



魔理沙「覚悟しておけよ!その首!必ず貰い受ける!」ビシィッ!



セイヤ「あぁ…楽しみに待ってるよ」ニコ


妖夢「何故戦みたいな言い方なんでしょうか…」


咲夜「体育祭の時の妖夢もあの様な感じでしたよ?」


妖夢「え…?そうだったんですか…」みょん…






こうして俺達は、遂に夏休みに突入した…初っ端から色々な事があったが…その色々な事が俺を成長させてくれる…前を向いていたのに、何時の間にか後ろを振り返っていた…進んでいたと思っていたのに、立ち止まっていた…その事を思い知らされ、打ちのめされたが…結局最後の最後で彼奴らが助けてくれる…支えてくれる…何も学ばない俺の…側に居てくれる……だから、これからも俺は…彼奴らと一緒に、過ごしていく…




「この、代わりの効かない…大切な人達と……これを言うの…確か2度目だったかな」はは…







To Be Continued…







【番外編】〜人気があるからと言って、天狗になってはいけません的な感じの指導をしません〜





〜幻想学園高等学校(生徒指導室)〜




霊夢「…」


魔理沙「…」


咲夜「…」


レミリア「…」


アリス「…」


フラン「…」


さとり「…」


妖夢「…」


こいし「…」


妹紅「…」



ガラリラッ☆ガラリラ☆バタン…



セイヤ「はい…皆さんお揃いの様ですね」スタスタ…


ピタ…


セイヤ「はい、それではこれより…第11回東方project人気投票…キャラ部門投票結果について、まぁ適当に話し合いをしたいと思いまーす…」


霊夢「セイヤ…質問」ノ


セイヤ「はい、前回1位だったのに2位に転落してしまった博麗霊夢さん…どうぞ」


霊夢「うるさいわね!余計なお世話よ!……ちょっと待って!なんで私の横に前回1位なんて文字が付いてるのよ!不名誉だからやめなさい!」前回1位


セイヤ「その結果を受け入れてこそ、次の一歩を踏み出す事が出来るのだと…私は思います…」


霊夢「何それっぽい事言ってるのよ!!」前回1位


レミリア「それより何で私達はここに呼ばれたのよ…」前回7位


セイヤ「意見は挙手してから述べて下さい…妹にキャラ順位も楽曲順位も抜かされてしまったレミリア・スカーレットさん…」


レミリア「うーー!気にしてるんだから言わないでちょうだい!」うー!うー!


セイヤ「まぁこれからこの用紙渡すから…これに自分が思った事を…在りのままに我儘に書いて下さい、30分後に回収するんで」つ用紙


咲夜「愛のままに我儘にじゃ無いんですか?」前回4位


セイヤ「貴方達にはこれから、S◯AP様が歌いあげている様にNo.1よりOnly1の精神を、今一度心に刻んで貰いたいと思います…」


咲夜「スルーしないで下さい!」前回4位


セイヤ「咲夜は今直ぐ犬咲夜になってPV数増やしてこい…ナイス☆オブ☆ナイス☆な感じで頑張ってこい…」


咲夜「む、無茶な事言わないで下さい!///」前回4位


フラン「ねぇーねぇーセイヤぁー!何でセイヤがこんな事してるの?」前回5位


セイヤ「それは俺が聞きたいんだよ…折角の休日、小説読みながら音楽聴いて優雅にコーヒー飲むつもりだったのに…尺余ってるからってこんなどうでもいい事今更させやがって…」


フラン「む…昨日の夜LINEしたら遊べないとか言ってたのに…そんな事しようとしてたんだね…」前回5位


セイヤ「………話を戻すぞ」目逸らし…


魔理沙「おいセイヤ!目を逸らすな!」前回2位


セイヤ「えー、何故今回俺がこの立ち位置なのかと言うと…俺は全くもってこの会議に関係無いからです…」


魔理沙「またスルーか!」前回2位


セイヤ「1位を目指すのはいい事ですが、1位に執着し過ぎると碌な事にはなりません…そこら辺はまぁ追い追いやっていくとして…早く帰りたいからこの用紙、後ろに回して下さい…」ほれ…


霊夢「なんだか釈然としないわね…」はい… 前回1位


妖夢「一体何がしたいんですかね…」はい… 前回8位


こいし「で、でも何故自動車教習みたいなノリなんでしょうか…」どうも… 前回3位


セイヤ「はい、全員に用紙が行き渡った様なんで各自、専用の鉛筆で回答していって下さい…」ストッ…ペラ


さとり「これに何の意味があるのよ…」前回9位


セイヤ「意味なんてありません、大体この投票結果が既に前のものなんで、今更感がマスタースパーク☆してるのはこのSSを観ている約3人が嫌という程突っ込んでくれると思います…」コク…コト…


妹紅「それにしてもこの用紙に書いてある質問と云うか問題と云うかは何なの?」前回12位


セイヤ「その用紙に書いてある事項は読まないで下さい…面倒臭いんで…」ペラ…


アリス「それに何なの?No.1よりOnly1の精神を心に刻んで貰いたいって…」前回6位


セイヤ「質問してる暇があるなら解答欄埋めろ…話はそれからだ」ペラ…


レミリア『セイヤの口が悪いわね…』カキカキ… 前回7位


霊夢『なんで私がこんな事を…』カキカキ… 前回1位



〜30分後〜



セイヤ「はい、お疲れ様でした…」トントン…


魔理沙「それで?この後はどうするんだよ…」前回2位


セイヤ「えー…それではこれから、1位や1番に拘るとどういう末路を辿るのか説明したいと思いまーす…」ファイルに用紙入れる…


こいし「1位や1番に拘ると?」前回3位


セイヤ「今の世の中では、やれ音楽ランキングだの、やれ総選挙だの、やれ人気投票だのと、色々競い合う傾向に有りがちですが…得てしてそういうものは悲しい結果にしかならないのが今の日本の現状です…」


咲夜「どういう意味ですか?」前回4位


セイヤ「例を挙げるとすれば、AK◯の総選挙で下の人達は自分の順位の低さに絶望して打ちのめされる…的な感じですかね多分」


アリス「例えが悪質過ぎるよ…」前回6位


セイヤ「それに、アニメキャラの人気投票なんて泥沼現場にしかならないから、誰が可愛くて誰が俺の嫁とかの論争とか虚しいだけから、虚し過ぎてお母さん泣いてるから…」


妖夢「は、はぁ…それでも私達を応援してくれている人が居るという事を知れ…という事ですか?」前回8位


セイヤ「流石魂魄妖夢さんですね…まぁだからってこの作品自体が言いたい事なんかこれっぽっちも無い訳だがな…唯の尺稼ぎだから、最底辺作者の悪い企みでしかないから…」


さとり「言いたい事は大体分かったわ…それで?これからの方針でも話し合うの?」前回9位


セイヤ「それはあっちのアレがアレをアレしてアレしてくれるから問題無い…」


フラン「セイヤが何を言ってるのか分からないよ…」前回5位


妹紅「そういえば…セイヤは人気投票誰に入れたのよ…」前回12位


全員『あっ!!だ、大事な事をスッカリ忘れて(たぜ!・ました!・たよ!)たわ!!』


セイヤ「俺はアレだよ……和ちゃんに入れたよ」


全員「和ちゃんって誰(ですか!?・よ!?)!?」


セイヤ「他の奴等はあず◯ゃんや唯ちゃ◯とかに行きがちだけど俺は違うから…誰が何と言おうと和ちゃん派だから、赤縁眼鏡似合うし学園祭で着てたあの婦人警官のコスプレにはドキドキしたし影の努力者だから、生徒会役員だし…」


咲夜「それけい◯んの人気投票ですよね!?私達の人気投票はどうしたんですか!?」前回4位


セイヤ「はぁ…あのなぁ、もしも俺が投票してたらこんな時期にこんな事をすると思うか?大体俺は人気投票とか嫌いなの…無駄な労力使うだけだし、総選挙をTVで観て以来吐き気が止まらないんだよ…」


霊夢「つまり誰にも投票してないと…」前回1位


セイヤ「あの最底辺作者に投票頼むから待っててくれって言っておいたんだがあの野郎…『ごめんねw夜の仕事忙しくて無理wそれよかモンストやらねw?』とか言い出す始末だからな…モンストやる暇があるなら投票してくれってんだ…」


アリス「で、でも誰かに投票しようとはしてたんだよね?」前回6位


セイヤ「まぁな、紫さんか霖之助さんか迷ってたんだが…あの野郎の所為で何時の間にか投票終了してた」


妖夢『実にセイヤらしいですね…その人選…』前回8位


セイヤ「えーと…さっき1位に拘ると碌な事にはなりませんと言いましたが、例を挙げるとすると…学◯都市で第1位を名乗っていたものの、最終的にはイケメンヒーローにそげぶされる憐れなセロリ…的な感じですね多分」


フラン『またセイヤが訳の分からない事を…』前回5位


魔理沙『それにこれ、唯セロリの悪口言ってるだけだろ…』前回2位


セイヤ「他にもNo.1を目指す余り突っ走って、結局良い所無しで終わる2号機パイロットとか、部活で1位目指した所為でアンソロジーで症候群引き起こすなく頃にとか、例を挙げたらキリが無い訳です…」


咲夜「さっきから悪質な例えばかりじゃ無いですか!真面目にやる気あるんですか!?」前回4位


セイヤ「だから咲夜は完全体で瀟洒なワンコになれってさっき言っただろ?ほれ、早く犬耳付けてオンリーワンって言え…」


咲夜「完全体で瀟洒なワンコって何ですか!?」前回4位


セイヤ「人気投票で上位の常連な十六夜咲夜さんが犬耳付ければ何事も上手くいくんだよ…きっと今日のワンコに出演出来るから、そんなレベルの愛らしさだから、可愛らしさだから」


咲夜「お、煽てられても犬耳なんて付けませんからね!///」フイ… 前回4位


こいし「むむむ…」前回3位


セイヤ「どうしたんだ?今回見事1位になった古明地こいしさん…」


こいし「な、何だかセイヤさんにさん付けされるのはむず痒いですね…///」前回3位


セイヤ「まぁこいしちゃんは正統派妹キャラで初登場時から人気爆発してたからな、余りの人気でインパクト起こって人類滅亡しそうなレベルだったから…」


こいし「///」テレテレ… 前回3位


フラン「わ、私だって正統派妹キャラだもん!」プンプン! 前回5位


セイヤ「お前は正統派と云うよりかは醒統派だから、覚醒したら最終鬼畜フランドールじゃ無くて永久鬼畜フランドールになっちゃうから…過去を刻む時計じゃ無くて人を切り刻む時計になるから…」


フラン「そ、そうかなぁ///」テレテレ… 前回5位


妹紅『これって褒め言葉なの?』前回12位


セイヤ「しかし今回は妹達に見事してやられたな?其処のお姉ちゃん2人組…」チラ…


レミリア「う、う〜…」前回7位


さとり「う、嬉しい気持ちと悔しい気持ちが科学変化を起こしそう…」前回9位


セイヤ「ま、投票してる人達も別に誰がどうとかいう下らない論争は繰り広げてはいないだろ…」


妖夢「まぁ今の私達には関係ない話ですけどね…今の話から察するに…」前回8位


魔理沙「最底辺作者の尺稼ぎとか言ってる時点で駄目駄目だぜ…」前回2位


セイヤ「俺が言いたいのは皆違って皆良いって事だ…十人十色でレインボーな感じで行けば今後も大丈夫だろ…だからNo.1よりOnly1な感じでこれからも頑張って下さい」


犬咲夜「お、オンリーワンっ///」前回4位


セイヤ「………今のでPV数増えたか?」ちら…


妹紅「駄目…今のオンリーワン発言でコメント欄が荒れに荒れてるわ…」前回12位


アリス「最底辺作者への批判コメントが後を絶たないね…」前回6位


セイヤ「咲夜…幾ら何でもやり過ぎだ」はぁ…


犬咲夜「頼まれたからやったのに酷い仕打ちですワンっ!」前回4位


セイヤ「……と、この様に安易な考え方をして躓く例もあるので皆さん…注意する様に」


全員(咲夜以外)「はぁ〜い!」


犬咲夜「酷いですワンっ!酷いですワンっ!」ワンワァァ〜ン! 前回4位


こいし「わ、私もこれから躓かない様に、応援して下さる皆さんの為に頑張っていきたいと思います!」前回3位


セイヤ「いやいや、こいしちゃん躓いて無いからね?名前がこいしなのに小石に全く躓いて無いからね?躓く事を知らないでそのまま1位にゴールインしてるからね?」


こいし「え、えへへ〜///そうですかねぇ〜?///」テレテレ…前回3位


セイヤ『うん…流石1位に選ばれるだけの事はあるな……うんうん』


セイヤ「霊夢も見習えよ…?」ちら…


霊夢「私は今度こそ1位に返り咲いてやるから!……なんか横の文字変わってるんだけど!?取り消してよ今直ぐに!!」前回と前々回は1位だったw(笑)


セイヤ「魔理沙も人気投票ではかなり上位だよな…1位取ってた時期もあったし…」


魔理沙「それもこれも応援してくれる奴等のお蔭だZE☆」前回2位


セイヤ「それじゃあ俺はこれで…」スタスタ


アリス「えっ!?もう終わり!?」前回6位


セイヤ「あの蜚蠊作者にこの用紙提出しなくちゃならないんだよ…それじゃあな」ヒラヒラ…


妖夢「ちょ、ちょっとセイヤ!私達に何か最後に一言言って下さいよ!」前回8位


セイヤ「俺が?お前達に?一言?」ピタ…


妹紅「そうそう!結局セイヤはふざけてただけだしさ!」前回12位


セイヤ「ん〜……ま、変に肩肘張らないでどっしり構えてろ、それが一番お前達らしいからな…」スタスタ…


レミリア「セイヤ!!」前回7位


セイヤ「今度は何だよ…」ピタ…


全員「これから先も宜しく(・お願いします!・な!)ね!」


セイヤ「っ……此方こそ」ニコ



ガラリラッ☆ガラリラ☆バタン…



フラン「よし!それじゃあ皆で集まって遊ぼっか!」


犬咲夜「そうですね!セイヤも誘ってカラオケにでも行きましょうか!」ワンワンっ!


アリス「咲夜…何時までその犬耳付けてるの?」


咲夜「あ///…い、今外します…///」犬耳外す…


さとり「カラオケねぇ…何を歌おうかしら…」


こいし「一緒に歌おうよお姉ちゃん!」ユサユサ…


さとり「えぇ、分かってるわよ」ふふ…


妹紅「カラオケかぁ〜…久し振りだから何を歌えばいいのやら…」


霊夢「ふぅ…やっと外れたわ、横の文字…」


レミリア「霊夢と魔理沙は何を歌うつもりなの?」


魔理沙「勿論BadApple一択だぜ!」


霊夢「他にも歌うつもりだけどアレは私達2人の十八番だからね♪」


レミリア「そ、そうね……取り敢えずセイヤに逃げられない様に先手を打っておくわ」スマホスッスッ…



〜廊下〜



スタスタスタスタスタスタ…


ブー☆ブー☆


セイヤ「ん?LINE?…レミリアからだな」スマホスッスッ…


この後皆でカラオケ行く事になったからセイヤも来る事!拒否権は無いからそのつもりでいなさい♪


セイヤ「カラオケ〜?ったく…」スッスッ…


仰せの通りに…


「はぁん…随分とまぁ楽しそうだな」


セイヤ「何だよあんたか…」


蜚蠊作者「一応言っておくが…気にして無いからな?」


セイヤ「気にしたらあんたの負けだ…それよりほら、これ…」つファイル


蜚蠊作者「はいよどうも、お疲れサマンサタバサ♪」受け取る…


セイヤ「それどうするつもりだよ…」


蜚蠊作者「どうにもしないさ……それより俺はこれから暫くの間、お前らには干渉しないからそのつもりでな♪」


セイヤ「そいつは助かるよ…それじゃあ俺はこれから用事があるから」スタスタ


蜚蠊作者「……達者でな」スッ…



指パチンッッッ☆



セイヤ「…」チラ…



誰も居ない…



セイヤ「できれば永遠に会いたくないもんだな……この蜚蠊作者が」ふっ…



スタスタスタスタスタ…



【番外編】 完





〜小規模な図書館戦争?2人の泥棒が盗んだ物とは…〜





〜幻想学園高等学校(巨大図書室)〜




パチュリー「…」ペラ…


私の名前はパチュリー・ノーレッジ…この幻想学園高等学校の図書室で図書委員をしている…しかし最近、この図書館に2人の泥棒猫が入り浸っている…1人は本を返却日に返さない泥棒猫、もう1人は私の大切な幼馴染の心を奪った所謂恋泥棒…


パチュリー「…」ペラ…


自分で言うのもアレなのだけれど…私はこの幻想学園高等学校で1番頭が良い…故に、授業中この図書館で本を読んでいても怒られない……しかし決まって私が居る時に限って、あの根暗木偶の坊恋泥棒がやって来る…



ガラガラ…



セイヤ「魂の!ソフーラーン♪……間違ったルフランだった…」スタスタ



パチュリー「…」ペラ…


此奴が根暗木偶の坊恋泥棒の水奈月セイヤ…此奴の何が良いのか、私の幼馴染であるレミィはこの変態ゴミ屑根暗木偶の坊に好意を寄せている…


セイヤ「おい、何か失礼な事考えてませんかね?」スタスタ


パチュリー「…」無視☆ ペラ…


セイヤ「魂をルフランさせてるな…まるで残酷な天使がテーゼして少女が神話になっちゃってるな…」スタスタ…スッ…ペラペラ…


パチュリー『本当、こんな奴の何処が良いのか…レミィが分からないわ…』ペラ…


この男はサボりの常習犯で、良く授業中にこの図書室に来て本を読んでいる…何度注意しても『え…?むきゅむきゅ言ってて何が言いたいのか分からないんですが…』…と馬鹿にしてくる始末…


セイヤ「えぇ〜と…確かこの辺だったかな…」ペラペラ…


パチュリー『そう言えば昨日も…』ペラ…



〜回想〜



紅魔館(レミリアの部屋)



レミリア「うー…」カキカキ…


パチュリー「珍しいわね…レミィがこんな簡単な問題に躓くなんて…」覗く…


パチュリー「………レミィ、何これ?」


レミリア「セイヤを執事にする為の企画書を作成してるのよ…」カキカキ…


パチュリー「はぁっ!?そんな事よりもこの問題を解きなさいレミィ!」


レミリア「こんな問題、簡単過ぎてつまらないわ……それに今私は恋の方程式を解いているの…邪魔しないで」カキカキ…


パチュリー「恋の方程式!?そんな方程式を解く前にこっちの方程式を解きなさい!」ノートバンッ!


レミリア「ならパチェも手伝ってちょうだい…咲夜や美鈴、それにフランでも解けなかった問題をパチェが解けるとは思わないけれどね…」カキカキ…


パチュリー「と、解けるわよ恋の方程式くらい!」むきゅー!


レミリア「それじゃあ問題を出すわ……貴方は今、好意を寄せている人と2人きりです。貴方はそんな彼にどうアプローチを仕掛けますか?」


パチュリー『むきゅきゅ…ここはオーソドックスに喋りかけるとか?…でもそれなら咲夜や美鈴やフランが解けなかった問題とは言えない……それなら』


パチュリー「抱き付いて彼をドキッとさせる……これでどう?」


レミリア「はぁ…男心が何も分かって無いわねパチェは…」ふぅ…やれやれ…


パチュリー『見た目が幼女な幼馴染に男心を分かって無いって溜息を吐かれたわ…』


レミリア「正解は、彼を押し倒してそのままピーーーー☆な事をする…が正解よ」


パチュリー「いや絶対間違ってるわよそれ!?何処でそんな事を覚えたのよ!?」


レミリア「Ya◯oo知恵袋に質問投稿したらそう返ってきたわ!」うー♪


パチュリー「それ遊ばれてるだけよ!そんな回答を鵜呑みにしてどうするの!?」


レミリア「えぇっ!?私騙されてたの!?」ガーン☆


パチュリー「普通気付くでしょ!?どうして気付かなかったのよ!!」


レミリア「………恋は盲目という事ね」フッ…


パチュリー『駄目だこの幼馴染…早く何とかしないと…』



〜回想終了〜



パチュリー『小さい頃のカリスマに満ち満ちていたレミィは何処へ行ってしまったのやら………今でも見た目は幼いけれど…』はぁ…


パチュリー『それもこれも…』チラ…


セイヤ「♪」音楽を聴きながら読書中…


パチュリー『あのゴミ屑根暗木偶の坊の所為よ…』



キーンコーン…カーンコーン…



セイヤ「♪」ペラ…


パチュリー『気取ってあんな活字ばかりの小説を読んで…』


セイヤ『しかしレミリアに勧められて読み始めてみたが…中々深いな、経営理念が記された本って云うのは…今度ブラドさんから経済学の本でも借りてみるかな…』ペラ…



ガラガラ…



魔理沙「なんだよ…やっぱり図書室に居たのか…」スタスタ


パチュリー『来たわね…泥棒猫…』じと…


セイヤ「んっと…魔理沙か、どうしたんだ?」イヤホン外す…


魔理沙「どうしたもこうしたもお昼休みだぜ?皆屋上でお昼食べるって話してるからセイヤも行こうぜ?」


セイヤ「また屋上か…」よいしょ…


魔理沙「まぁ天気の良い日くらい、屋上で食べた方のが得だろ?」


セイヤ「まぁな…」スタスタ…


パチュリー「ちょっと泥棒猫!早く借りている本を返しなさい!もう返却日とっくに過ぎてるのよ!?」


セイヤ「魔理沙、お前何を借りてるんだよ…」


魔理沙「ん?キノコの本を2,3冊程」


セイヤ「お前そんな本借りてるのか?」


魔理沙「世界の美味しいキノコが載ってる図鑑を見てるのは飽きないんだぜ!」


セイヤ「そんなモノよりも男の下に付いてる傲慢でキノコだけに猛々しい1UPキノコをだなバギィッッ!!…すみませーん」鼻血ダラダラ…


魔理沙「全く…お昼食べる前に下ネタ発言しないで欲しいぜ…」スタスタ…


セイヤ「以後気をつけます…」スタスタ…


パチュリー「ちょっと!人の話聞いてるの!?」むっきゅー!


魔理沙「人に話を聞いて貰う前に自分を見つめ直す事をオススメするZE☆」スタスタ…


セイヤ「追い掛けてばかりでは好きなあの子は振り返りませんよ?」スタスタ…


パチュリー「その言葉をそっくりそのままブーメランしてやるわよこの泥棒猫共!!」むっきゅーー!!


魔理沙「セイヤは猫と云うより狼だぜ…」スタスタ…


セイヤ「何でだ?」スタスタ…


魔理沙「そんなの、男は皆狼だって言うからに決まってるだろ?」スタスタ…


セイヤ「こりゃ一本取られたな☆」スタスタ…



ガラガラ……ガラガラ…バタン…



パチュリー「むっきゅーーー!!」ガーー!



そしてその翌日も…



魔理沙「これ借りてくぜー♪」ドッサリ…


パチュリー「まず先に借りてた本を返してから借りに来なさい!!」


魔理沙「図書室の本は私の物!私の物は勿論私だけの物だZE☆」スタスタ


パチュリー「この幻想学園のジャ◯アン!!」


魔理沙「褒め言葉だぜ♪」スタスタ



その翌々日も…



セイヤ「おい…何でレミリアが授業中に図書室で本読んでるんだ?てかくっ付くな離れろ…命令だ」ペラ…


レミリア「た、偶には授業をサボるのも悪くないと思って…///それとその命令には応えられ無いわ…///」ピトー…


パチュリー『レミィが不良に!?』ガーン☆


レミリア「うー…///」ピトー…



そして1週間の時が過ぎた…



パチュリー『私の安住の地である図書室が、あの泥棒猫2人の所為で穢されていく…』むきゅきゅ〜…


「……い聞いてんのかよ」


パチュリー『何か作戦を立てないと…それじゃ無いとあの2人を追い出す事なんて不可能だわ…』むきゅきゅ〜…


「聞いてんかよ糞アマ!!」机バンッ!!


パチュリー「むきゅっ!?」ビクゥッ!


先輩「てめぇ人が話し掛けてんのにシカトこいてんじゃねぇぞ!?あぁっ!?」


後輩「先輩、こいつ先輩の事完全に舐めてますよ?」


パチュリー「ご、ごめんなさい…少し考え事を

していて…」


先輩「てめぇ図書委員だろ!?だったら黙って仕事してろよ!!あぁっ!?」


パチュリー「ご、ごめん…なさい…」ウルウル…


後輩「出ましたね先輩……女は泣けば何でも許されるなんて云う甘い考えしか出来ないみたいですよ?」


先輩「泣いてたら許されると思ってんのか!?人を舐めんのも大概にしとけよ!?」


パチュリー「ひっく…エグッ…」ポロポロ…


「おいおい…何私の許可無くパチュリー泣かせてるんだ?」後輩の肩ガシッ…


「此奴ら一度痛い目に遭わないと分からないみたいだな…」先輩の肩ガシッ…


パチュリー「ど、どろぼう…ねこ…」ポロポロ…


魔理沙「お前ら…覚悟は出来てるんだろうな?友達泣かされて黙ってられる程…私は優しく無いぜ?」


セイヤ「レミリアに咲夜に美鈴、それとフランから頼まれてるからな…パチュリー先輩にもしもの事があったら、其奴ら纏めて潰してくれって…」


後輩「はぁ?お前ら何様?俺らに喧嘩売ってんのか?あ?」


先輩「上等じゃねぇかよ……やってやっから掛かって来いやぁ!!」



バギィッ!ドゴッ!スガァッ!ボギャッ!ゴギィッ!



魔理沙「さっきの威勢は何処へやらっ!だぜぇっ!!」馬乗りでバキィッ!


後輩「ごはぁっ!?」


セイヤ「この泥棒猫っ!がぁっ!!」馬乗りでバギィッ!


先輩「ぐべぁっ!?お、俺らは何も盗んでなバギィッ!くぼぉっ!?」


セイヤ「いいや…あんた達はトンデモない物を盗んでしまいましっ!たぁっ!」バギィッ!


魔理沙「それは私達2人の怒りっ!だぜぇっ!!」バキィッ!


セイヤ「NOMORE!怒り泥棒ぉっ!!」バギィッ!


魔理沙「私達から10発のパンチ!もしくは生徒指導室で反省分1000枚!またはその両方が科せられます!だぜぇっ!!」バキィッ!



バギィッ!バキィッ!バギィッ!バキィッ!



パチュリー「むきゅきゅきゅきゅきゅ〜…」ガクガクブルブル…



粛清終了につき…



先輩・後輩「「」」ち〜ん☆


セイヤ「いやぁ〜♪食後の良い運動になったな♪」背伸び〜☆


魔理沙「そうだなぁ〜♪…それよりパチュリー、大丈夫か?」


パチュリー「わ、私よりもそっちの奴等の方が…」グシグシ…


セイヤ「社会不適合者は排除…それが暗黙の掟だ…」


魔理沙「それならセイヤは排除される運命に在るな…」


セイヤ「誰が社会不適合者だぁっ!?」


魔理沙「見た目!中身!どれを取っても立派な社会不適合者だぜ!」ニカッ☆


セイヤ「屈託の無い笑顔でそんな言葉を口走るな!」


魔理沙「あ、それとパチュリー…悪かったぜ……これ、今まで私が借りてた本、全部返しに来た…」ドッサリ…!!


セイヤ「まさかこんなに沢山借りてるとは思わなかったわ…」はぁ…


パチュリー「え、えぇ……それと、助けてくれて……ありがとう」


魔理沙「困った時はお互い様だぜ!それにパチュリーを弄っていいのは私だけだからな!」


セイヤ「奇妙な物語が始まりそうだな…その関係…」


魔理沙「それよりセイヤ!今日の夜、セイヤの家で焼肉食べようぜ?」


セイヤ「はぁっ!?何で俺の家でやるんだよ!」


魔理沙「一番融通効くから…だZE☆」


セイヤ「効かねぇよ!却下だ却下!」スタスタ


魔理沙「椎茸が食べたい食べたい!食べたいんだぜぇー!」スタスタガシッ!


セイヤ「お母さんに頼みなさい!自分のお母さんに椎茸食べたいって頼みなさい!」グググッ!


魔理沙「焼肉だぜ?美味しい美味しい焼肉だぜ?皆大好き焼肉だぜぇぇぇ!?」グググッ!


セイヤ「分かった分かった!分かったから離せ!制服が破けちゃうだろぉ!!」グググッ!


パッ…


魔理沙「その言葉…忘れるなよ…」キリッ☆


セイヤ「はいはい…」はぁ… 制服直す…


パチュリー「ちょっと…」


魔理沙・セイヤ「「ん?」」


パチュリー「その……私も参加して……いいかしら…///」ボソ…


セイヤ「…」チラ…


魔理沙「…」コクン…


セイヤ・魔理沙「「勿論♪歓迎(するぜ♪)しますよ♪」」ニコandニカッ


パチュリー「か、感謝するわ…///」



そして放課後…



〜とあるマンション(セイヤの家)〜



セイヤ「………で?」


霊夢「や、やるわね咲夜…まさかマリカで咲夜がこんなに強いなんて…」


咲夜「ふふふ…やはりキングテレサは最強ですね♪」


アリス「全然勝てないよ…咲夜一位独走だもん…」


さとり「幾ら心を読んでもあんなに離されたら意味ないわ…」


妖夢「みょむむむ…中々やりますね、レミリア…」長考中…


レミリア「チェスで私に勝つなんて500年早いわよ♪」


フラン「ねぇねぇ幽々子ぉ〜…この試練どうやってクリアした?」


幽々子「どれどれぇ…此処はぁ…」スッスッ…


美鈴「まさか妹様までブレフロにハマるとは…それに幽々子先輩まで…」


フラン「セイヤに勧められて始めたんだけど簡単操作で爽快なアクションが楽しめるね♪」このパーティーで行くんだ…


幽々子「私は妖夢に誘われて始めたのよぉ♪」グラ爺にはグラ爺を…ってね♪


魔理沙「なぁパチュリー…いい加減諦めようぜぇ…」


パチュリー「駄目よ!勝つまで挑むわ!」モンスト中…


魔理沙「そんな事言ったってもうこれで何度GameOverしたと思ってるんだよ…」


パチュリー「むきゅきゅ〜…まさかこんなに強いなんて…」


セイヤ「俺はてっきり魔理沙とパチュリー先輩だけが来ると思ってたのに、何でその他大勢が当たり前な顔して参加してるんだぁぁぁ!!」


霊夢「長い文句を垂れてくれてありがとっ!あぁっ!今赤甲羅投げたの誰っ!?」


アリス「私だよぉ〜♪」


咲夜「3連緑甲羅を食らいなさい!」


さとり「読んでいたわ!」


セイヤ「いいからゲームを中断しろ!」


妖夢「みょむむむ……投了です」ガク…


レミリア「どうでもいいけれどどうしてチェスで投了なのよ…」


妖夢「武士ですから…」みょん…


レミリア「そ、そう…」うー…


フラン「ねぇ幽々子に美鈴、これ食べない?」つチョ◯ビ


幽々子「いいわねぇ〜♪」


美鈴「食べましょう食べましょう♪」


セイヤ「俺が楽しみに取って置いたチョコ◯を勝手に食べようとするな!それともう直ぐ夜御飯なのにお菓子を食べるなんて、お母さん許しませんよ!?」


魔理沙「◯ョコビくらい別にいいだろ…」


パチュリー「器の小さい男ね…」


セイヤ「あれは唯のチョ◯ビじゃないから!ロォォイヤルなチョコ◯だから!しん◯すけ様が大好きなロォォイヤルチ◯コビだからぁぁぁ!!」


フラン「なら尚更食べたくなっちゃうよ♪」


幽々子「御飯食べ終わったら皆で分けましょ〜♪」


セイヤ「人の話を聞けぇ!」


霊夢「あぁ〜…結局また咲夜が1位かぁ〜…」


咲夜「これが私の実力です…」ふふふ…


さとり「悔しいけれど認める他ないわね…」


アリス「それじゃあ焼肉の準備始めよっか♪」ゲーム終了…


美鈴「そうですね♪私ももうお腹ペコペコです…」


魔理沙「それじゃあ各自、焼肉パーティーの準備に取り掛かれ!だぜ!」


全員「はぁ〜い♪」


セイヤ「無視すんなやゴラぁぁぁ!!」涙目☆



焼肉パーティーでレッツパーリィー☆



ジュージュー…ジュージュー



霊夢「それじゃ皆、いただきまぁ〜す♪」


全員(セイヤ以外)「いただきまぁ〜す♪」


パクン☆


全員(セイヤ以外)「美味い♪」テーレッテレー☆


セイヤ「人のお金で食べる焼肉は嘸かし美味いだろうな…」


妖夢「まぁまぁセイヤ♪楽しければそれでいいじゃないですか♪」みょんモグみょんモグ…


幽々子「皆で食事すれば気分はホッカホカよぉ〜♪」モグモグ!


セイヤ「俺の財布はホッカホカじゃ無くて寒々しくなったんだよ!リサイクルショップでバイトしたお金も!香霖堂でバイトして稼いだお金も!お前らが!特上のお肉なんて!買うから!財布の中身が!スッカラカンに!なったんだよぉぉぉぉぉぉ!!」


レミリア「そ、その代わりに…///わ、私がセイヤを暖めてあげるわ…///」モグモグ…


セイヤ「訳がわからん!せめて味わって食べろ!そして俺に少しでもお肉を分けて下さいお願いします!!」


アリス「はいあげる♪」つ椎茸


セイヤ「わぁ〜い♪美味しそうな椎茸ぇ〜♪………って違うわぁぁぁ!焼肉パーティーやってるんだから肉を寄越せ!」


魔理沙「セイヤ!椎茸を愚弄するのは許さないぞ!!」お肉モグモグ☆


セイヤ「だったらお前は肉を食べるんじゃ無くて椎茸を食え!大体お前が椎茸食べたいって言ったんだろうが!!」


魔理沙「セイヤは馬鹿か?焼肉パーティーやってるのに椎茸を好んで食べる奴なんか居ないぜ…」パクン☆


セイヤ「お前今椎茸を愚弄するのは許さないって言ったよな!?いきなり自分が言った事ひっくり返してきやがったよこの子!!」


フラン「チェス盤を…ひっくり返させて貰うよ…!!」モグッ!


咲夜「驚く程決まってますよ!妹様!」モグモグ…


セイヤ「もうやだ…」グスン…


パチュリー「セイヤ…」肩ポン…


セイヤ「パチュリー先輩…俺を名前で呼んでくれただけで無く、お肉を分けてくれるなんて…女神がいる…」ウルウル…


パチュリー「はいモヤシ…」お皿にモヤシ置く…


セイヤ「俺の感動を返して下さい!!」


さとり「それにしてもいいお肉だからやっぱり美味しいわね…」モグモグ…


美鈴「本当ですね…セイヤの財布がスッカラカンになるだけはあります…」モグモグ…


フラン「セイヤー!コーラ取ってコーラー!」


セイヤ「ほら………はぁ」


霊夢「流石高級お肉♪どれもこれも美味しいわね!」モグモグ…


咲夜「普段はこんなに美味しいお肉、食べられないですからね♪」モグモグ…


アリス「沢山あるからジャンジャン焼いていこう♪」スッスッ…ジューーー…


セイヤ「諦めて俺も食べよう…」スッ…


妖夢「セイヤ!それは私が焼いたお肉です!」ガキィン!


セイヤ「少しくらい慈悲をくれたっていいだろ!?」


妖夢「……仕方が無いですね、今回だけですよ?」スッ…


セイヤ「えぇっ!?何で俺が悪いみたいな感じになってるの!?」


魔理沙「セイヤ!御飯お代わり宜しくだぜ!」つ茶碗


セイヤ「御飯くらい自分で装いなさい!」


魔理沙「セイヤのケチ!根暗!昼行灯!長髪変質者!!」


セイヤ「そんな事を言うのはどの口だ!?この口かぁぁ!?えぇぇっ!?」ムニィー…


魔理沙「いへへへっ!わるはっはへ!わはひがわるはっはー!!」グニィー…


セイヤ「ったく…」パッ…


魔理沙「私の綺麗な顔がセイヤの魔の手によって穢されたぜ…」よよよ…


セイヤ「はぁ、御飯装ってやるから茶碗貸せ…」


魔理沙「お願いするZE☆あ、それと大盛りで♪」


セイヤ「ちくしょう…」パカッ…装い装い…


全員「私の分もお願い(します♪・ね♪)♪」つ茶碗


セイヤ「…」受け取り…



そして食事終了…



セイヤ「はぁ…結局少ししかお肉食べられなかった」


霊夢「ドンマイ…」肩ポン…


セイヤ「ドンマイじゃない…俺は食器洗ってくるから適当に寛いでていいぞ」スクッ…スタスタ…


咲夜「あ、私も手伝います」スクッ…


セイヤ「寛いでていいって言ってるだろ…」スタスタ


妖夢「お、怒ってますか…?」


セイヤ「いや?全然怒ってないが?」ピタ…


アリス「さとり、セイヤが言ってる事は本当?」


さとり「本当の様ね……セイヤ、もう少し明るく喋った方が良いわよ?私はいいけれど他の皆は心なんて読めないんだから…」


セイヤ「はいはい、以後気をつけますよ…」スタスタ


フラン「それじゃあ皆でゲームしようよ!久し振りにwiiスポーツやらない?」


魔理沙「パチュリー…」


パチュリー「?…何よ」


ジーーーーー…


魔理沙「wiiスポーツ…ヤらないか…?」チャックを開ける動作…


パチュリー「え?…えぇ…参加させて貰うわ…」


アリス「違いますよパチュリー先輩、こういう時は…ウホッ♪いいチョイス♪……って言うのが基本ですよ?」


パチュリー「そ、そうなの…次からは気をつけるわ…」


「気をつけ無くていいですからぁぁぁ!!」


美鈴「セイヤの必死なツッコミ魂が台所の方から…」


幽々子「セイヤ君も大変ねぇ…色々な意味で…」


レミリア『う〜…少し食べ過ぎちゃったわ…』


霊夢「咲夜ぁ〜…wiiスポーツのディスク取ってぇ〜…」


咲夜「えぇ〜っと……はい、どうぞ」つwiiスポーツ


アリス「最初の競技何にしよっか…」


フラン「やっぱりボーリングだよ♪」


美鈴「チームを組んで合計点数で競いましょう!」


妖夢「いいですね!セイヤは最後の方にして先に始めましょうか!」


さとり「なら先ずはチーム分けからね」


魔理沙「それならこのチーム分け専用アプリでチーム分けをするぜ!」シャキーン☆


ワイワイ☆キャッキャッ☆


パチュリー「ねぇ…レミィ」


レミリア「ん?何よパチェ…」


パチュリー「どうしてレミィがあの男に惚れたのか、どうしてあの泥棒猫が作った変な部活に入っているのか…何と無く分かった気がするわ」


レミリア「別にセイヤや魔理沙だけでは無いわ…霊夢が居て、咲夜が居て、アリスも居る…だから私も楽しく学園生活が送れるのよ…」


パチュリー「確かにレミィは……一時期塞ぎ込んでいた時期があったものね…」


レミリア「その後の話をパチェにも話したでしょ?」


パチュリー「嫌という程聞いたわよ…あの男がどうたらこうたらの話を延々とね…」


レミリア「運命は決して確定ではない…その事を、私はセイヤから学んだわ…」


パチュリー「それは最早運命では無いじゃないの…運命って云うのは、天命によって定められているという事を指す言葉なのよ?」


レミリア「用は気構えの問題…という事よ……あの時の私は全てを諦めて…運命っていう言葉にただ逃げていただけ、そうセイヤに気付かされたわ…」


パチュリー「真面目な時とそうじゃ無い時の差が激しい男の様ね…」


レミリア「ふふ…その通りね」


パチュリー「どうやら、私はあの泥棒猫達に…盗まれてしまったみたいね…」


レミリア「?…何を盗まれたのよ」


パチュリー「心を…よ」


レミリア「…パチェがそんな事を言うなんて珍しいわね」


パチュリー「偶には…ね」


魔理沙「おーいレミリアにパチュリーも早く来い!後はお前ら2人とセイヤだけだぞ?」


レミリア「分かったわ…ほら、パチェも行きましょう?」ニコ


パチュリー「えぇ…そうね」ニコ


レミリア「言っておくけど…セイヤは渡さないわよ?」


パチュリー「渡して貰わなくて結構よ…あんなたらし木偶の坊なんて♪」ふふ…




セイヤ『あぁ〜…洗い物全然終わらん…』ジャーー…カチャカチャ…





END


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1: SS好きの名無しさん 2015-07-16 00:09:36 ID: 6COinkk3

まさかあそこからコメディに持っていくとはw

2: 残響 2015-07-16 01:08:01 ID: _CwuQMII

セイヤ「あの左手が刀になった時の事か…?」

3: SS好きの名無しさん 2015-07-16 13:13:24 ID: GISSctAv

>>1ッス。そうそうそこそこw不覚にも吹いたわ

4: 残響 2015-07-16 21:37:57 ID: fS-vn65h

妖夢「これから更に酷い事になるんで、お覚悟お願いします…」みょん…

セイヤ「え…?何、何が起こるの…?嫌な予感しかしないんだけど…」

5: SS好きの名無しさん 2015-07-18 10:21:22 ID: MnIGWTPG

どっかで見たことあるような…あ、これ確か銀t…おっとだれか来たようだ

6: 残響 2015-07-18 16:43:39 ID: gcgSnjRG

セイヤ「MnIGWTPGさぁぁぁぁん!?おいどうすんだ!俺ら所か他人巻き込む騒ぎ起こしちまったよぉぉぉぉ!!」

作者「ふんふむ…」ペラ…

セイヤ「toLOVEる読んでる場合じゃねぇよ最低脳作者ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

7: SS好きの名無しさん 2015-07-18 19:54:27 ID: XaV1qFyt

>>5の部屋にこんな赤い文字が…
『犯人は銀と――』

8: KYマッシュ 2015-07-18 20:15:52 ID: rtpOrMbu

「なんかコメントが少々荒れてきましたね…。ここは私KYマッシュがなんとかしまs」ピチューン

9: SS好きの名無しさん 2015-07-18 20:37:09 ID: vezOUqYw

アレンジされてていいと思うd(・ω・´)

10: SS好きの名無しさん 2015-07-18 20:45:38 ID: vezOUqYw

>>9です。あ、 某宇宙一馬鹿っこいい銀髪侍のくだりがね

11: KYマッシュ 2015-07-18 20:54:36 ID: rtpOrMbu

マッシュ「なんか…凄いな。よーし、俺も見習って頑張らないt」サクッ☆

12: 残響 2015-07-18 20:59:43 ID: gcgSnjRG

銀◯「あのさぁ…俺らも人の事ぁ言えねぇけどさぁ…駄目だよこの話は…人の黒歴史思い出させてそんなに楽しいの?」ビシッ!

セイヤ「心中お察し致します…だから木刀で頭叩くのは勘弁して下さい…」ボコボコ…

◯時「いやいやいやぁ…別に責めてる訳じゃないからね?俺らも似た様なモンだしさぁ…でもこの話は駄目だよぉ…グラサン掛け機との一夜を思い出すからあれは駄目だよぉ…」ビシッ!

セイヤ「いや…あのだから木刀で頭叩くのは…」

銀◯「おめぇにわかんのかぁぁ!?それでも銀◯ついてんかぁぁぁぁ!?」バキィッ!!

セイヤ「ゲボァッ!?」ドサァァーーーー…!!

◯時「……さて、パチンコでも行って銀玉弾きに行きますか…」スタスタ

13: KYマッシュ 2015-07-18 21:38:18 ID: rtpOrMbu

「だぁぁぁ!?セイヤ君がぁぁぁ!」

14: SS好きの名無しさん 2015-07-18 21:54:30 ID: Z66A5nv2

メディック!メディーック!!

15: 残響 2015-07-18 22:05:45 ID: gcgSnjRG

霖之助「い❤︎た❤︎だ❤︎き❤︎ま❤︎す❤︎」噴藻ッッッッ符!!

セイヤ「」ちぃ〜ん☆


アーーーーーーーーーーーーッ♂!?

16: SS好きの名無しさん 2015-07-18 22:18:04 ID: 4_Ypd7bj

と言う夢を見たんだ

17: SS好きの名無しさん 2015-07-18 23:28:36 ID: MlReztzG

なんだ夢か

18: SS好きの名無しさん 2015-07-19 00:42:37 ID: hXZf_hCA

せ、セイヤが…ガクブル

19: 残響 2015-07-19 07:27:32 ID: dU2IYf5e

コメントくれる皆様、本当に有難う御座います。自分が頑張れるのは今こうして皆様が観ていてくれるお陰です。これからも宜しくお願いします。

20: KYマッシュ 2015-07-19 09:52:40 ID: snDl7iNX

これからも頑張ってください!応援してますよ!!(^▽^)

21: SS好きの名無しさん 2015-07-19 11:52:51 ID: R79yoZ0u

応援してます。頑張って下さいm(__)m

22: SS好きの名無しさん 2015-07-20 01:30:14 ID: vE4sNkd7

シリアスもいいけどやっぱりコメディがいいよね

23: 残響 2015-07-20 01:44:00 ID: -hhrDAbq

そう言って貰えると嬉しいですねwこれからもコメディ展開が少しでも面白くなる様に努力していきます!

24: SS好きの名無しさん 2015-07-23 12:00:38 ID: WOMJGXe9

犬咲夜…d(・ω・´)グッ

25: SS好きの名無しさん 2016-11-08 22:49:00 ID: 5n7FlP0w

結局銀魂ネタがあるじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ!w

26: SS好きの名無しさん 2017-01-22 07:58:30 ID: MT80YZsq

今回の作品は皆んなが、セイヤに均等に甘えているからとても良かったと思います!
これからも頑張ってください!
d(^_^o)


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1: SS好きの名無しさん 2015-07-06 22:50:03 ID: hYNqsqHM

遂に夏休み突入ですね(^^)期待しています!頑張って下さい!

2: SS好きの名無しさん 2015-07-08 08:52:09 ID: z2mkDJU4

霊夢達のチョロイン具合が…

だ が そ れ が い い

3: SS好きの名無しさん 2015-07-18 20:04:23 ID: vezOUqYw

面白い

4: KYマッシュ 2015-07-18 21:45:53 ID: rtpOrMbu

その度々の展開が面白い(笑)

5: SS好きの名無しさん 2015-07-18 23:28:19 ID: MlReztzG

いいねd(・ω・´)

6: SS好きの名無しさん 2017-01-22 07:56:24 ID: MT80YZsq

うんうんε-(´∀`; )


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