〜東方私立幻想学園高等学校〜幻想学園文化祭っ♪(文化祭準備編・後編)
※東方私立幻想学園高等学校の続編です
※色々とカオスな事になります(キャラ崩壊注意)
※オリジナル主人公、キャラが登場します
※Just do it!!
※水奈月セイヤのイメージイラストを投稿しました
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【前回までのあらすじ】
突如、男女逆転をしてしまった水奈月セイヤ達。主犯は幻想町のマッドサイエンティスト、八意永琳。彼女の作る薬は、毎度毎度他人を巻き込むだけでは無く、謎の作用を持つものばかり…伝説の聖剣エクスカリバーを失い、失意にのまれ立ち尽くす水奈月セイヤ。如意棒に振り回されるフランドール・スカーレット。そして、彼等はまた振り回される事になる…男女逆転、性別逆転をした彼等の運命…普段から異性が感じている想いについて。
執事セイヤ「果たして、水奈月セイヤ達はこの出来事を通じて…何を感じ、何を想うのか……あの…どうして当事者である私が、わざわざこの様なあらすじを読み上げなければならないのですか…?」紙を仕舞う…
〜幻想町(3丁目)〜
セイヤ「それにしても…走ると胸が…」※性別・女
霊夢「それは贅沢な悩みねぇッ!!」※性別・男
魔理沙「スカーレット姉妹っ!古明地姉妹っ!何か言ってやれだZEっ☆」※性別・男
レミリア「どうして私達に振るのかしらっ!?」※性別・男
フラン「私はお姉様より胸あるからっ!」※性別・男?
こいし「私もお姉ちゃんよりかはありますっ!お姉ちゃんとレミリア先輩こそが、真のぺったん娘ですっ!」※性別・男?
さとり「こいしっ!お姉ちゃんの悪口を言うなんて、私はそんな事を言う妹に育てた憶えはないわよっ!!」性別・男
こいし「セイヤさんは全く無いよりも、ちょっとだけ膨らんでる方が好きなんだってば!ね?フランちゃん」テッテッテッテッテッテッテッテッ!
フラン「そーだよ!お姉様とさとりより、私とこいしの方がセイヤ好みの体なんだよっ!」テッテッテッテッテッテッテッテッ!
燐「うっわ…セイヤってロリコンな上に変態だったんだ…」※性別・男
空「確かにさとり様とこいし様は可愛いけど…そんな事を想いながら接してたなんてね…」※性別・男
咲夜「私は坊ちゃんの体も妹坊ちゃんの体も、両方好みですっ!!」※性別・男
アリス「妹坊ちゃんって何…?ていうか咲夜は男になっても全然変わらないね…」※性別・男
セイヤ「先に俺の誤解を解いてから話し進めろやっ!!」
霊夢「いや、誤解も糞も無いでしょうが…」タッタッタッタッタッタッ!
魔理沙「このロリコン幼馴染っ!!」タッタッタッタッタッタッ!
セイヤ「」チーーンッ☆
妖夢「あ、セイヤの魂が天に召されてしまいました…」※性別・男
幽々子「皆ぁ〜ッ!待っでぇ〜ッ!」ドスンッ!ドスンッ!ドスンッ!ドスンッ!
妹紅「あ、漸く来たわね…」
鈴仙「漸くって…こっちも全力疾走で来たんだけど…それで?師匠は見付かったの?」
てゐ「それが撒かれちゃって…あれはきっと瞬足を履いてるに違いないね…」
燐「セイヤももしかして瞬足履いてる感じ?」
セイヤ「俺はJust do it 派だ」今は咲夜の靴を借りてるけどな…
レミリア「私はセイヤ愛用の靴を履いているわ❤︎」うー❤︎
魔理沙「セイヤは足も大きいからなぁ…走るのに苦労するぜ…」若干ブカブカで…
セイヤ「それにしてもてゐに妹紅、お前達も随分とイケメンになったなぁ…ていうかお前ら、俺への当て付けか?全員総じてイケメンになりやがって…ん?どうなんだ?当て付けなのか?そうなのか?そうなのかーっ!?」
てゐ「セイヤこそ…そんなダイナマイトボディになったりして…スカーレット姉妹と古明地姉妹への当て付け?」
さとり「元の貴女も大概でしょっ!?どうして私達姉妹とスカーレット姉妹だけに攻撃するのよっ!」
妹紅「いや…そんな事よりさ…幽々子先輩はどうした訳…?」
幽々子「妖夢ゔ〜…飲み物が飲みだいわ〜…」ゼェゼェッ…
妖夢「すぐ買って来ますから、ちょっとだけ待ってて下さい。幽々子様」背中サスサス…
てゐ「何という肉塊…しかも天○源一郎ボイス…」うわぁ…
アリス「妖夢が言うには、今まで胸に行っていた栄養が全部噴き出して、体型全体を歪ませたとか何とか…」
妹紅「おいたわしや…」
てゐ「ああならなくて本当に良かったぁ…あんな醜い姿になったら、例え元の姿じゃなくても外で歩けないよ…」
空「酷い言い様だね…」
レミリア「私は貴方がどんな姿になっても、愛し続けるわ❤︎セイヤ❤︎」ムギュゥッ❤︎
セイヤ「う、嬉しいが痛いっ!今のお前は男だろっ!?力加減が難しいなら抱き着かないでくれっ!痛いっ!痛い痛いっ!!」
霊夢「男の体って確かに力加減が難しいわね…ふんっ!」グシャッ!!
セイヤ『い、石を片手で粉砕した…だと…?』汗ダラダラ…
魔理沙「DAZEっ☆」ドゴォッッ!!!!
パラパラッ…
魔理沙「や、ヤバイぜ…軽く殴ったつもりだったのに…塀が…」汗ダラダラ…
セイヤ「霊夢、魔理沙…いや…お前達…今まで本当に…すみませんしたぁぁぁぁぁっ!!」orz
霊夢・魔理沙「「?…???」」何でいきなり土下座…?
セイヤ「すみませぇんっ!マジですみませぇんっ!靴でも何でも舐めますからっ!だから命だけはっ!」ガンガンッ!
咲夜「ちょ、ちょっとセイヤっ…私達は何もしませんよっ…」オロオロっ…
フラン「そ、そうだよセイヤっ…セイヤの事愛してるのに…///そんな乱暴な事なんて…///でも❤︎いつもは私がベッドの上でセイヤに乱暴な事されてるから❤︎偶には私が❤︎」モジモジっ❤︎
霊夢・魔理沙「「…」」グッ!!
セイヤ「ちょっと霊夢に魔理沙っ!?何その握り拳っ!?」ズリズリッ…
霊夢「いや…何か非常にムカつくから…」ジリジリッ…
魔理沙「取り敢えず1発だけ、な?1発だけだから…」ジリジリッ…
セイヤ「今のお前達の1発は計り知れないからっ!話し合いで解決しようっ!な?」ズリズリッ…
霊夢・魔理沙「「無・理❤︎」」ダッッッ!!
セイヤ「いやぁぁぁっ!!ケダモノぉぉぉっ!!」ダッ!!
レミリア「俺のセイヤに気安く触れようとするなッ!!」ダッッッ!!
咲夜「坊ちゃんっ!私もお手伝い致しますっ!!」ダッッッ!!
妹紅「エラくカオスな空間になったわね…」
フラン「お姉様もすっかりお兄様が板に付いたみたいだね♪」
スタスタスタスタ
妖夢「しかし振り出しに戻ってしまいましたね…これからどうしましょうか…」幽々子様、ポカリスエットです…
幽々子「ありがど〜…妖夢ゔ〜…」受け取る…
鈴仙「そういえば輝夜は?こっちに向かうって言ってたんでしょ?妹紅」
妹紅「確かに遅いわね…輝夜は一体何処で道草食ってるのよ…」キョロキョロ…
アリス「あれ…?ちょっと待って…早苗も居ないんだけど…」キョロキョロ…
さとり「どうやら逸れてしまったみたいね…ちょっとLINEしてみるわ…」スッスッ…
鈴仙「私も輝夜にLINEしてみる…」スッスッ…
〜幻想町(とある公園)〜
ガチャッ…バタンッ…スタスタスタスタ…
早苗「はぁ…///緊張しました…///こんな事なら、レミリアさんに付き合って貰えば良かったです…///」色々と屈辱的ですけど…
キュッキュッ…ジャーーーッ…
早苗『それにしても…まさか男子トイレに入るべきか、女子トイレに入るべきかで約10分間も悩む事になるなんて…まぁ結局女子トイレで用を足したんですけどね…』パシャパシャ…
キュッキュッ…パッパッ!
早苗『あの使用中の個室の人が出て来る前に退散しないと…』拭き拭き…
ジャーーーッ!!
早苗「っ!!?」
ガチャッ…バタンッ…スタスタスタスタ
「ふぅ…///緊張したわ…///こんなに緊張したのは、セイヤに告白する時の予行練習を永琳に頼んだ時以来よ…///って、え…?」ピタッ…
早苗「あ、ああっ…あああっ…」
「キャーーーーーッ!!?ど、どうして男の人が女子トイレに居るのよーーーッ!!??」ビクゥッ!
早苗「さにゃーーーっ!!?変態が女子トイレに侵入していますーーっ!??」ビクゥッ!
「警察を呼んでやるわっ!この変態がっ!」っスマホ
早苗「それはこっちの台詞ですよっ!女子トイレ侵入罪で映姫さんに裁いて貰いましょうっ!」っスマホ
「……え?あ、貴方今…映姫さんって…」
早苗「さにゃ?…も、もしかして…映姫さんの知り合いか何かですか…?ま、まさか映姫さんがそんな人だったなんて…」ガクブルッ…
「輝夜…」ボソ…
早苗「え?」
輝夜「私は蓬莱山輝夜よ!貴方、水奈月セイヤを知ってるっ!?」
早苗「えぇっ!?輝夜さんっ!?随分と貴族風のイケメンになってまぁ…あ、それと、セイヤさんは私の夫ですから」
輝夜「その緑髪に丁寧語の中途半端さ加減…そして極め付けはレミリアとフランちゃんに負けない位のセイヤ愛……まさか早苗…?」
早苗「守矢神社の看板巫女、東風谷早苗とは私の事ですっ!」キリリッ☆
輝夜「やっぱり…あ、それと、私もセイヤ愛なら貴女にも負けないから夜露死苦…」キリリッ☆
早苗「私に上等切るなんて中々ですね…良いでしょう…ちょっと表で【話し合い】しませんか?」親指クイっ…
輝夜「そういえば…貴女と殺り合うのは初めてだったわね…私は小さい頃から妹紅と、幾度と無く死闘を繰り広げていたのよ」※死闘=遊戯王での闇の決闘
早苗「奇遇ですね…私も小さい頃から良く、諏訪子様と神奈子様と死闘を繰り広げていたんですよ…」※死闘=ビリビリお札貼り合い合戦
◇◇◇10分後◆◆◆
霊夢「で、結局私達で早苗と輝夜探す事になる訳ね…」スタスタ
魔理沙「永琳先生探さなきゃならないのに…2人共勘弁して欲しいぜ…」
セイヤ「全くよ…勘弁して欲しいわ…」ボロッ…
咲夜「セイヤ、助けられず申し訳ありません…」スタスタ
セイヤ「いや…半分はあの2人の凶暴性の所為だが、もう半分は自業自得だからな…」スタスタ
妖夢「男になって霊夢も魔理沙も力が3割増し位になってますからね…」スタスタ
セイヤ「多分3割増しじゃ効かない気がする…」スタスタ
レミリア「早苗も皆と離れるなら連絡位すれば良いというのに…」スタスタ
さとり「確かに恥ずかしい内容だったのかも知れないけど、そこは正直に言って欲しかったわ」スタスタ
てゐ「そんな事よりお師匠様の事どうする?何の手掛かりも無い状況からのスタートじゃ流石に骨が折れるよ…」スタスタ
空「もうグルチャの皆にLINEしちゃったら?」スタスタ
フラン「禁忌の扉を開けるって事だね!」スタスタ
こいし「え…?そんなにダメな事だったの…?」スタスタ
フラン「だって今頃、皆怒りとかの感情で多分心の中グチャグチャだよ?」スタスタ
こいし「う、う〜ん…戸惑ってる人の方が大多数だと思うけどなぁ…」スタスタ
燐「まぁ感謝してる人が居ないのは確かだね…」スタスタ
アリス「それじゃあ皆にLINEして、永琳先生探すの手伝って貰おっか…」スッスッ…
セイヤ「歩きスマホは危ないぞ〜…」スタスタ
幽々子「お腹空いだわ〜…」スタスタ…
妖夢「確かにお腹が空きましたね…早苗と輝夜を見付けたら、ご飯食べに行きませんか?腹が減っては戦は出来ぬって言いますし」スタスタ
魔理沙「確かにもう良い時間だからなぁ…結局昼ご飯食べ損ねたし…」スタスタ
妹紅「確かに、騒動が起こってから何も口にしてないわね…私達…」スタスタ
鈴仙「町の人達から逃げるのと、師匠探すので手一杯だったからね…」スタスタ
「さにゃーーーっ!!」
「はぁぁぁぁぁっ!!」
セイヤ「……何かさにゃーとか聞こえるんだが…」スタスタ
霊夢「好い加減大声で奇声上げるの勘弁して貰いたいわね…」スタスタ
咲夜「どうやら、早苗は彼処の公園に居るみたいですね」スタスタ
さとり「それよりもう1人は一体誰?何だか早苗と喧嘩しているみたいだけど…」スタスタ
てゐ「この声は輝夜だね…早苗と何やってるんだか…」スタスタ
魔理沙「以外と2人で闇の決闘してるのかもなw」スタスタ
アリス「まさかwそんなのある訳無い無いw」スタスタ
ヒョコっ…
壁|レミリア「さて…2人は何をしているのかしらね…」ジーーーーッ…
早苗「さにゃっ!」ガリガリッ!
輝夜「くっ…ならこれでどう!?」ガリガリッ!
壁|こいし「……地面で⚪︎×ゲームしてますね…」
壁|セイヤ「何やってんだあの2人は…」
壁|咲夜「イケメン2人が地面で⚪︎×ゲーム…とてもシュールな絵面ですね…」
壁|フラン「どうするの?セイヤ。割って入って地面消し消ししちゃう?」
壁|セイヤ「今の状態であの2人にそんな事やったら殺され兼ねない…」
壁|鈴仙「輝夜はどうでも良い事でムキになるからねぇ…」
壁|霊夢「早苗も結構どうでも良い事でムキになるわよ?この前なんてスマホの壁紙はキッチリ全部収まってないと気が済まないって、ムキになって30分近く壁紙設定してたし…」
壁|レミリア「私はセイヤの写真で壁紙設定をする時は、1時間掛けてじっくり設定するわ」
壁|セイヤ「時間はもっと無駄なく、有意義に使いなさい…」
壁|さとり「やりますね。お燐」ガリガリッ…
壁|燐「さとり様こそ流石ですね…ですが、⚪︎×ゲームだけは負けませんよ」ガリガリッ…
壁|セイヤ「お前達2人も⚪︎×ゲーム始めるなっての…」道路に書いたりして…
早苗「ま、また引き分けですか…」
輝夜「⚪︎×ゲームじゃ勝敗が着かなそうね…なら次は…」
魔理沙「はいはいはーい…次はもう無いぜー…」スタスタ
妖夢「早苗も輝夜も何してるんですか…公園で⚪︎×ゲームなんて、今時小学生でもやりませんよ…」スタスタ
早苗「ま、魔理沙さんに妖夢さん…」
輝夜「でもまだ決着が…」
セイヤ「決着は永琳先生捕まえて、元の姿に戻ってから着けてくれ。あ〜…それにしても腹った…」
こいし「セイヤさんは何か食べたい物ありますか?」
セイヤ「ん〜……ラーメン?」
霊夢「あんたは今女なんだから、この機会に私達を見習って女らしい食べ物食べたら?」
セイヤ「女らしい食べ物…?女らしい…女らしい食べ物…か…」う〜ん…
幽々子「私ばゼイヤ君に賛成だわ〜♪ギッドギドのごっでりじだラーメンが食べだいもの〜♪」ドタプーンっ☆
妖夢「みょんっ!」ガァンッ!!!!
妹紅「幽々子先輩ぃぃぃぃっ!?」
幽々子「よ、妖夢っ…ヅッゴミ激し過ぎじゃない…?元ば女の子でじょ…?」
妖夢「幽々子様…これ以上私を失望させないで下さいですみょん…」
幽々子「妖夢ゔ?」
妖夢「幽々子様がこんな姿になってしまったのは…少なからず私にも責任があります。私が普段からもっとしっかりしていれば…幽々子様がこんな、醜い豚の様な姿になる事は無かった筈です…」
フラン「ねぇちょっと皆…妖夢今醜い豚って言ったよ…幽々子に向かって醜い豚って言ったよ今…確かに今の幽々子は醜い豚野郎だけどさ、そんなハッキリと本人の前で醜い豚って言わなくても…」
レミリア「フラン、妖夢よりも言っている回数が多いわ…」
妖夢「幽々子様…これからは自分の為に、私の為に…食生活を改めてくれませんか?」肩ポン…
幽々子「……分がっだわ…私、ダイエッドずるわっ!」スクッ!
妖夢「分かってくれましたかっ!幽々子様っ!」パァァッ☆
幽々子「妖夢ゔーーっ!」ガバァッ!
妖夢「っ」サッ…
幽々子「ゆゆぅっ!?」ドシィィィィンッ!!!!
妖夢「あの…その脂塗れの体で抱き着こうとしないで下さいですみょん…セイヤの為の体が穢れてしまいます…」ソソソっ…
幽々子「っ」ズガーーーーーーーンッ☆
てゐ「いやぁ…今日の妖夢はハッキリと物言うねぇ…」
空「ていうか今の地震ってまさか、幽々子先輩が倒れた時の振動…?」
アリス「地面が思い切り揺れたね…今の幽々子先輩が本気出せば、世界割れるんじゃない?」
早苗「何だか本当にそうなりそうで笑えませんね」
さとり「?…セイヤ?さっきから真剣に何を考えているの?」
セイヤ「ん?あぁ…昼ご飯何にするかなって…なぁさとり、女らしい食べ物って何だ?」
さとり「えっ?お、女らしい食べ物?……あ、甘い物…とか?」
セイヤ「甘い物か……よし!お前達、食べる物決まったぞ!」
魔理沙「おっ!まさかセイヤの奢りかっ!?」
霊夢「今の私達ならたらふく食べられるから、お金が幾らあっても足らないわよ〜?」
セイヤ「ふっ…任せて置け。さぁ、早く食べに行くぞ…」スタスタ
こいし「やったやった♪セイヤさんとお昼ご飯だっ♪……でも、やっぱり元の姿に戻って一緒に食べたいね…」しょぼ〜んっ…
輝夜「その為にも、しっかり食べて永琳見付けて元に戻して貰わなくちゃね。全く永琳ったら…責任取らずに逃げ回ったりして…」スタスタ
〜幻想町(喫茶店)〜
セイヤ「さぁ〜♪皆で水奈月スペシャル食べましょ〜♪」ニコ〜♪
霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・フラン・早苗・さとり・こいし・妖夢・幽々子・鈴仙・てゐ・輝夜・妹紅「「「「「「「「「「「「「「「…」」」」」」」」」」」」」」」
燐「待ってましたっ!」っお箸
空「そういえば、セイヤがわざわざ私達の為にこれ作ってくれるの久し振りだねぇ♪」っお箸
セイヤ「いや、今回はお店の人に無理言って作って貰いました♨︎」
空「な〜んだ…」
頭ガシッ!
セイヤ「えっ♪」
魔理沙「こんなモノ好んで食す女の子が居るかぁぁぁぁっ!!」ガシャァァンッ!!
……ガバァッ!
セイヤ「何するのよ魔理沙っ!女の子のスイーツ好きは常識なんでしょうっ!?」ボタボタっ…
魔理沙「いやこれスイーツじゃなくて化け物っ!スイーツの化け物っ!コーヒーの化け物ぉぉっ!!」
セイヤ「化け物はお前だろうがっ!何だよその怪力っ!…ていうかっ!燐と空は美味しそうに食べてるだろうがっ!」ビシィッ!
燐「進ーむっ!進ーむっ!ごはーんが進ーむっ!!」ガツガツっ!
空「やっぱりコレは最高に美味しいねっ!こんな料理を考案したセイヤは、やっぱり天才だよっ!」ガツガツっ!
魔理沙「アレはあっちがオカシイんだぜっ!」
さとり「う…あ、相変わらずこんなにインパクトのある食べ物は他にはありませんよね…」
鈴仙「良くこの喫茶店の人はこんなモノ出してくれたね…」
レミリア「い、今なら美味しく食べられるかも知れないわ…今の私は、セイヤと同じ男性な訳だし…一口食べてみようかしら…」パキンッ…
咲夜「坊っちゃんっ…いけませんっ…」
セイヤ「それにっ!キチンと良く見てちょうだい魔理沙っ!今回の水奈月スペシャルは一味も二味も違うのよっ!」
魔理沙「いや一味違って様が二味違って様が物体Xなのには変わりないぜっ!」
セイヤ「良いから見なさいっ!!…今回の水奈月スペシャルには何と…何とっ!ソフトクリームと生クリームが添えてあります♨︎」
燐「深みとコクのあるほろ苦いコーヒーと、濃厚で甘いソフトクリーム、そして生クリームの味が混ざって、ホッカホカの白いご飯に良く合っているねぇ…これぞ正に…新感覚スイーツっ!」パクっ!
空「これはスイーツ業界に激震が走る事間違い無しっ!」
霊夢「確かに激震が走る事請け負いね…全く持って別の意味で…」
妖夢「こんなモノをスイーツ業界に出したら、スイーツ業界の人達にしばかれますよ?」
フラン「ソフトクリームの部分だけ食べようかな…」
セイヤ「フランは私の作った水奈月スペシャル、食べてくれないの…?」うるっ…
フラン「はぅっ…///『セイヤの涙目可愛いっ❤︎こ、これは今の私が男の子だから…?///』」ドッキン❤︎ドッキン❤︎
セイヤ「大丈夫よ皆ぁ〜♪今は男の子なんだからさ〜♪此処は男らしくビシッと、ねぇ〜♪お空〜?お燐〜?」ニコ
空「これ位食べられなきゃ男じゃないよね…」フッ…
燐「まぁ怖気付いたなら仕方ないけどさぁ…」フッ…
レミリア「怖気付く…?笑わせないでちょうだい…セイヤが作った料理を、私が残すなんて事は有り得ないわ」
魔理沙「いや…水奈月スペシャルは有無を言わさず気絶して残してたぜ…」
こいし「流石にコレは愛でどうにかなるモノじゃありませんよね…」
レミリア「でも愛の証明どんな時でも必要なのよ、こいしちゃん」
フラン「ねぇねぇ皆…」
幽々子「?…どうじだの?ブランじゃん…」
フラン「ブランじゃ無くてフラン…」ムスっ…
幽々子「滑舌悪くでごめんなざい…」グスンっ…
フラン「まぁいっか…あのね…私今一口食べたんだけど…めっさ美味しいね…コレ…」パクっ…
霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・早苗・さとり・こいし・妖夢・幽々子・鈴仙・てゐ・輝夜・妹紅「「「「「「「「「「「「「「っ!!!??」」」」」」」」」」」」」」
燐「おっ!遂にフランちゃんもこの水奈月スペシャルの良さを分かってくれたんだねぇ!」肩ポンポンっ!
空「こんな素晴らしい食べ物は此の世に存在しないよね♪」うんうん♪
早苗『多分この食べ物が此の世に存在する食べ物の中で最下位だと思います…』
輝夜「う、嘘…あの時気絶したフランちゃんが…」ガクガクっ…
てゐ「めっさ美味しいねって言ったよ…」ブルブルっ…
鈴仙「こ、コレが…おっ、美味しい…?」
水奈月スペシャル「」ギョッッゾォォォォォォオオオッ!!
妹紅「な、何だか…前にも増して叫び声が強く聞こえる気が…これは私の気の所為…?」
アリス「今回はソフトクリームと生クリームがトッピングされてるから…例えるなら、地獄の亡者に地獄の屍と鬼の死骸を混ぜた感じかな…」
霊夢「正に地獄尽くしの1品ね…」
咲夜「セイヤ、貴方は普段の私達を見て何を学んでいるのですか?」
セイヤ「何って…結構馬鹿な事ばっかりやってる的な?」
鈴仙「私達もうちょっと女の子らしいよね?確かに偶に馬鹿な事するけどさ、もうちょこ〜っとだけ女の子らしいよね?」
セイヤ「仕方ないなぁ…フラン、こいしちゃん、悪いけど少し手伝ってくれ」
フラン「セイヤの頼みなら何でもっ❤︎」
こいし「私もセイヤさんの頼みなら何でも聞きますっ❤︎」
セイヤ「それじゃあちょっと打ち合わせの時間貰うからな?」
早苗『これは…茶番劇が繰り広げられる予感…』
レミリア「あら…美味しいわ…」モグモグ…
咲夜「ポッチャマぁぁぁぁぁぁっ!!?」
てゐ「ポッチャマ…?坊っちゃまじゃなくて…
?」
咲夜「すみません。噛みました」
妹紅「中々器用な噛み方するわね…」
霊夢「あれ…?でも確かに、前程拒絶反応無いわね…」モグモグ…
アリス「不味いのは不味いけど…食べられる不味さ、みたいな感じ…」モグモグ…
輝夜「オロロロロロっ…」キラキラキラキラッ☆
早苗「さにゃぁぁぁっ!?輝夜さんが吐きましたぁぁぁぁっ!?」
輝夜「くっ…な、何のこれしきっ…」パクっ…
鈴仙「いや無理しなくていいからっ!」
幽々子「お腹が空いでるがら何でも美味じいわ〜♪」ガツガツっ!
妖夢「新感覚スイーツの意味がよく分かりました…」モグモグ…
フラン「ごめんね〜♪私達ちょっとおトイレ行ってくる〜♪」ニコ
さとり「あ、始まったわ…」何これ美味しい…
スタスタスタスタ
フラン「ねぇねぇセイヤぁ♪あの中の男の人で、誰が1番良いと思う?」
セイヤ・フラン・こいし「「「…」」」チラ…
こいし「先ずあの金髪ヤンキーさんは無いですよね?除外決定です」
魔理沙「金髪ヤンキーって私の事かぁっ!!?」
セイヤ「あ〜分かる〜♪付き合った瞬間暴力で支配してきそ〜♪」キャピッ☆
魔理沙「キャピってするな腹立つぜっ!」
フラン「じゃあ〜♪…あの薄紫色の癖っ毛イケメンは〜?お金持ちらしいよ〜?」
セイヤ「確かにイケメンだけど〜…何か束縛強そうな感じじゃな〜い?」
レミリア「セイヤ…///貴方は私の事をキチンと理解してくれているのね…///」ポッ❤︎
霊夢「レミリア気付きなさいよ…あれ別に褒めてないから…貶してるからねあんたの事…」
セイヤ「こいしは誰がお気になの〜?」
こいし「私はあのピンク色の髪したイケメンさんがお気にです〜♪」
セイヤ「やだこいし〜♪男見る目あるじゃ〜ん♪確かに〜、ああいうタイプの男って女の子の事大事にしてくれそうよね〜♪髪の色大分奇抜だけど…」ボソ…
さとり「奇抜…」ズガーーーーーーンッ☆
空「さとり様…あれはコントですから…」
燐「多分セイヤもこっちの心抉りに来てるんですよ…」
セイヤ「でも私は〜♪あの銀髪イケメン推しかな〜♪」指差し…
咲夜「えっ!?///わ、私の事ですかっ!?///」ドキーンっ❤︎
レミリア「う〜…」ムッスーっ…
フラン「え〜?何で何で〜?」
セイヤ「だって〜♪掃除洗濯ご飯の支度まで何でもしてくれそうじゃ〜ん?私ぃ〜、掃除とか洗濯とかご飯の支度したくないし〜♪」キャピっ☆
鈴仙「セイヤが駄目女ポジションにっ!?」
てゐ「わ、私もダメ…オロロロロロっ!」キラキラキラキラッ☆
輝夜「オロロロロロっ!」キラキラキラキラッ☆
妹紅「2人は無理して食べるなっ!!」
フラン「でも私、もう彼氏さん居るし〜❤︎」ムギュゥッ❤︎
セイヤ「え…?『あれ?何か打ち合わせと違う…』」
こいし「私ももう彼氏さん居ますので、今回は付き合いで来ただけなんですよね〜❤︎」ムギュゥッ❤︎
セイヤ「な、何を言っているんだね君達2人は…」
フラン「私の彼氏さんは〜❤︎目が隠れる程髪が長くて〜❤︎背も高くて足も長くてイケメンで〜❤︎何より優しいんだ〜❤︎」ニヤッ…
こいし「むっ…私の彼氏さんだって❤︎目が隠れる程長くて強くて格好良くてイケメンで、凄く私に優しいんだからっ❤︎」
フラン・こいし「「ぐぬぬぬぬっ…」」バチバチッ☆
セイヤ「確かに女の子の醜い部分をコント風に教えてやろうって言いましたけどぉっ!誰もこんな事してくれって頼んで無いんですけどぉっ!?」
さとり「せめて恋は盲目って言って欲しいわね…」
霊夢「なぁレミリオ、お前は誰狙ってるんだ?俺はあの金持ちそうな金髪幼女が狙い目だと思ってるんだが」
レミリア「決まってるだろ。水奈月セーカ…俺が抱く女は、あの女だけだ。これは運命で決まってる事なんだよ。咲斗どうだ?」
咲夜「私はあの金髪幼女1択です…坊っちゃん…」鼻血ダラダラっ☆
燐「俺はこいし様1択…」鼻血ダラダラっ☆
空「同じく…」鼻血ダラダラっ☆
魔理沙「何か霊夢まで悪ノリし始めたぜ…」
レミリア・さとり「「弟は死んでも渡さないっ!!」」クワッ!!
霊夢・咲夜・空・燐「「「「くっ…」」」」
フラン「セイヤっ!私とこいしっ!どっちを選ぶのっ!?」ユサユサっ!
こいし「私ですよねっ!?セイヤさんっ!私ならセイヤさんに、どんな事でもしてあげられますよっ!」ユサユサっ!
フラン「それなら私だってそうだよっ!現に粗毎日、私はセイヤにエッチなご奉仕してるんだからっ!」ムギュゥッ❤︎
セイヤ「頼むから落ち着けっ!よく考えるんだ2人共っ!考える事を諦めてはいけないっ!冷静になるんだっ!」
フラン「私とこいし、どっちが好きかハッキリするまでこのままだよっ!」
こいし「必ず差がある筈ですっ!その差が私とフランちゃんのどっちに傾いてるか、今この場で言って下さいっ!」
セイヤ「シンキングタイムプリーズっ!エターナルシンキングタイムプリィィィィズっ!!」
幽々子「ぶゔぁ〜♪お腹一杯〜♪」お腹サスサスっ…
妖夢「今日も幻想町は平和……じゃないですね…色々な意味で…」しかし美味しかったですね…
鈴仙「はいてゐ、水…」コトッ…
てゐ「さ、3キュー…」グテェー…
輝夜「ああ…結局完食出来なかったわ…」グテェー…
妹紅「男の体でも合う奴と合わない奴が居るのね…」新たな発見…
セイヤ「と、取り敢えず俺も腹減ってるから食べなきゃな!」丼ガシッ!
フラン「あっ!セイヤ逃げたっ!」
こいし「セイヤさん!逃げるなんて卑怯ですっ!」
セイヤ「いやちゃんと考えてるから…フランとこいしちゃん、どっちの方が好きか考えれば良いんだろ?そんなの楽勝だって…」っお箸 キラーンッ☆
フラン「えっ……や、やっぱりフランが1番だよね…?///あんなに激しくしたんだもん…///フランが1番に決まってるよ…///」モジモジっ❤︎
こいし「せ、セイヤさんの1番は私だよ…///」モジモジっ❤︎
セイヤ「永遠に続くけどな、考える事は…これぞ秘技っ!エターナルシンキングタイム(永遠に続く考える時間)!!」パクっ…
フラン・こいし「「むぅ〜っ!」」頰プクーーーっ☆
魔理沙「私の幼馴染、優柔不断過ぎるぜ…」モグモグ…
霊夢「優柔不断なのは今に始まった事じゃないでしょうが…」モグモグ…
セイヤ「…」汗ダラダラ…
咲夜「?…セイヤ?凄い汗ですけど…大丈夫ですか?」モグモグ…
セイヤ「や、ヤバい…」汗ダラダラ…
さとり「か、顔が真っ青…ぐ、具合が悪いの…?風邪薬なら持ってるけど…」アセアセっ…
セイヤ「…は、はっ…」ぷるぷるっ…
妖夢「せ、セイヤ!大丈夫ですか!?」ワタワタっ!
セイヤ「吐く…」うぷっ…
全員「………え?」
セイヤ「オロロロロロロっ!」キラキラキラキラっ☆
アリス「わひゃあっ!?セイヤが吐いちゃったよっ!?」
フラン「せ、セイヤ大丈夫っ!?背中サスサスしてあげるからねっ!」サスサスっ!
空「ま、まさか…この水奈月スペシャルを食べた所為で…?」
水奈月スペシャル「」ギョッッゾォォォォォォオオオッ!!
燐「う、嘘でしょ?あんなに美味しい美味しいって言って食べてたのに…私達の同志の筈なのに…」
セイヤ「何だコレゲロ不味っ!まるで溝川に2、3日浸かった白ご飯みたいな味がするっ!お前達よくこんな物体Xを美味しい美味しいって言いながら食えるなっ!?神経疑うわっ!!」ゲホッ!ゴホッ!
魔理沙「いやコレ考案したのお前だぜぇぇっ!!」
早苗「しかも2、3日浸かった白ご飯みたいな味って…まさか食べた事あるんですかっ!?」
幽々子「女の子になっだ瞬間、味覚まで変わっでじまっだのね〜…」
セイヤ『まさか女の体の状態でこんな味がするなんてなっ…くっ…やはり俺は間違っていたのか…』気持ち悪ぃ…
⁑⁂⁑約30分後⁂⁑⁂
てゐ「はぁ…一応サンドイッチとか食べてお腹一杯にはなったけど…」スタスタ
輝夜「やっぱり水奈月スペシャルは体が拒絶しっ放しだったわね…」スタスタ
妖夢「セイヤも女の子の体だと拒絶反応を示すみたいで…さっきからその事について悔やみっ放しの様ですみょん…」スタスタ
セイヤ「何故だっ…何故俺の体が拒絶反応を起こすっ…俺の体は一体どうしてしまったと言うんだっ…」ぷるぷるっ…
霊夢「どうしてしまったって…女になったのよあんたは…」スタスタ
魔理沙「今更何言ってるんだぜ…」スタスタ
セイヤ「いや外見では無く中身的な意味でだよっ!」スタスタ
レミリア「安心してちょうだいセイヤ…///貴方は何も変わっていないわ…///見た目は変わってしまったけれど、中身は変わらず、私の愛したセイヤそのままよ❤︎」なでなでっ❤︎
セイヤ「いやそういう意味でも無くてだなっ!…ていうか頭撫でるなっ!!」
咲夜「わ、私も撫でてみたいですね…///セイヤ、失礼します…///」なでなでっ❤︎
妖夢「このるろうにみょんみょんにも是非…///」なでなでっ❤︎
早苗「ど、どうですか…?///セイヤさんの頭を撫でた感想は…///」
咲夜「これは…///とても良いものですね…///」なでなでっ❤︎
レミリア「胸の中から満たされる感覚がするわ…///貴方はいつも、こういう心境で私達の頭を撫でていたのね…///嬉しいわ、セイヤ…///」なでなでっ❤︎
セイヤ「こういう状態で心境知って貰うのは…何か複雑だ…」されるがまま〜…
早苗「で、では私も…///」恐る恐る…
セイヤ「だ、だから撫でるなってのっ!///『何で俺は男に頭撫でられてドキドキしてんだぁぁぁっ!!』」
アリス「まぁ今の私達は男らしく、綺麗な花を愛でてるだけだからね♪」なでなでっ❤︎
フラン「私もセイヤの事なでなでしたい〜っ…」ピョンピョンっ!
こいし「私もセイヤさんの頭を撫で撫でしたいですーっ…」ピョンピョンっ!
燐「まぁ、いつもセイヤが私達にしてる事だからねぇ…」ニヤニヤ…
鈴仙「そうだね…悔しかったらセイヤも、もっと女の子らしくしたら?男物の服とか変えたりさ…」ニヤニヤ…
セイヤ「今時女子の振る舞い方…か。分かった…良いだろう…ただし!絶対に怒るなよっ!」
魔理沙「おーおー♪やれるもんならやってみろだぜ♪」
セイヤ「後悔するなよ?……あはっ♪」クルっ♪
タッタッタッタッタッタッ♪
セイヤ「お兄さ〜ん♪JKと一緒に遊ばな〜いっ♪」手を振り振り♪
魔理沙「女の子らしさ以前にトンデモないビッチに成り下がってるぜーーーっ!!」
腕ギュゥッ❤︎
セイヤ「ねぇお兄さ〜ん❤︎私と一緒に遊んでよ〜❤︎」
「悪いな…」クル…
霊夢「俺もJKだ…」
てゐ「どんなJKっ!?」
霊夢「J(神社)K(金無し)」
輝夜「別に上手くないわよっ!!」
レミリア「セイヤっ!貴方は私のモノでしょうっ!?貴方は私の傍に居ればいいのよ!お小遣いも沢山あげるわっ!だ、だから…」
セイヤ「そうやって彼氏ヅラしないで欲しいんだけど〜…」プイっ…
レミリア「っ」ガーーーーーーーンッ!!
妖夢「な、中々現実的で生々しいですね…」
幽々子「レミリアぢゃん本気で凹んでるわぁ…」
レミリア「せ、セイヤ…私を捨てないでちょうだい…」うるうるっ…
セイヤ「私、女々しい男とか嫌〜い…」
レミリア「っ!!」ズガーーーーーーーンッ!!
妹紅「自分で自分にブーメランしてる事に気付いてないわね…」
セイヤ『あれっ…普段の俺って結構女々しいよね…自分で自分にブーメランしちゃってるよね…』
妹紅「あ、気付いた…」
セイヤ「あっ…お、おじ様〜♪JKと一緒に遊ばな〜い♪」タッタッタッタッタッタッ!
魔理沙「まだ懲りてないぜっ!」
咲夜「それにそれは女の子らしさではありませんっ!私達を見習って下さいっ!こんなにもセイヤ一筋だと言うのにっ!」
さとり「いいえ…咲夜はセイヤだけじゃ無く、レミリアとフランにも大分入れ込んでると思うわ」
フラン「お兄様元気出してぇ…」ユサユサ…
レミリア「樹海に…富士の樹海に行かせてちょうだい…」ぶつぶつ…
こいし「レミリア先輩が壊れちゃいました…」
セイヤ「おじ様〜❤︎お金沢山持ってるんでしょ〜?」
「あらあら〜♪セイヤ君じゃないですか〜♪」
セイヤ「げっ!!ぶ、ブラドさんっ!?」ビクゥッ!
「ブラドさん…?私はアスワンですよ?」
セイヤ「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」
レミリア「お、お母様っ!?」
フラン「そ、そんな…お母様が…お母様がお父様みたいな、筋肉モリモリマッチョマンの変態になっちゃったぁ…」ガクブル…
早苗「親の事を変態扱いするのはどうかと…」
アリス「前にもこんな事言ってたから気にする事ないよ…」
早苗「そういう問題ですかっ!?」
セイヤ「ほ、本当にあのアスワンさんなんですか?面影が髪の色しか無いんですけど…」
アスワン「実は私もあの人も困っていて…永琳先生なら何か知っているんじゃないかと、あの人が言うから外出したんですけど…」
霊夢「えっ!?ま、まさかブラドさんも女体化してっ!?」
アスワン「はい、勿論です」ニコ
全員(アスワン以外)「ブラドさん(お父様)が女体化…」ポワポワ〜ン…
ブラド『ん〜っ!!…マッソーっ!!』ムッキムキっ!!
さとり「何だか…ストリー○ファイターなどの格闘ゲームに出てくる、女キャラの姿しか思い浮かばないわ…」
鈴仙「あ〜分かる分かる…だって普段のブラドさんも、波動拳とか昇竜拳とか竜巻旋風脚とかやりそうだもんね…」
セイヤ「そ、それよりアスワンさん…そのブラドさんは一体何処に…」キョロキョロ…
アスワン「彼処に居るじゃありませんか」指差し…
咲夜「ど、何処でしょう…」キョロキョロ…
こいし「筋肉モリモリマッチョマンな変態女さんなんて居ませんよ?」キョロキョロ…
さとり「こいしっ…失礼よっ…」
「全く持ってその通りだ…だが、まぁ今回は不問に伏すとしよう…いつもフランと仲良くしてくれているからなっ!」はっはっはっはっ!
魔理沙「な、何だか無駄に可愛いロリボイスが聞こえるぜっ!」キョロキョロ!
空「ど、何処に居るのっ!?無駄に可愛いロリボイスをした筋肉モリモリマッチョマンの変態はっ!」キョロキョロ!
セイヤ「名前長い長いっ!!…で、でも確かに何処に居るんだ?近くで聞こえるんだが…」
「おおセイヤ君。ちょっと見ない間に胸がこんなにも大きく…お触りOKかな?」
アスワン「あ〜な〜た〜…」ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ!!!!
「『何という殺気だっ…』じょ、冗談だアスワン…そんなに殺気立たなくてもいいだろうに…」アセっ…
セイヤ「何だか本当にすぐ近くで声が聞こえるのに…そんな大女全然見当たらないぞ?」キョロキョロ…
「セイヤ君、下だ下…君の下だよ」
セイヤ「下?」見下ろす…
ブラド「いやいや、中々に美人になっているじゃないか。レミリアも私に似て長身のイケメンになっていて嬉しいぞ!…フランは普段と全く変わらんのだな…」ちょこ〜んっ…
セイヤ「………誰すか?この幼女」
ブラド「幼女では無いブラドだ」
アスワン「セイヤ君、混乱するなと言うのは無理かも知れませんが…この人は私の旦那で、レミリアとフランの父親…そして、貴方の将来のお義父さん…ブラド・スカーレットですよ」
セイヤ「……嘘だぁ〜♪」
ブラド「嘘では無い幼女だ……あ、間違えたブラドだったな!」はっはっはっ!
セイヤ「笑い事じゃねぇよっ!アスワンさんと髪色変えて逆転してるだけじゃねぇかっ!視聴者さんガッカリだよっ!予想通り過ぎて鼻で笑われた後ぷげらぁされるのがオチだよっ!」
ブラド「何を言っているんだセイヤ君、少しは落ち着きなさい。ほら、ミ○ティアだ、これを噛んで落ち着きなさい」スッ…
セイヤ「いやミンティ○噛んでる場合じゃねぇからっ!」
レミリア「ほ、本当にお父様なの…?」
ブラド「レミリア、お前は実の父を見紛うと言うのか?」
レミリア「あの…こうなった私が言うのも何なのだけれど…お父様の面影が残っていないものだから…」
フラン「お父様がめっちゃ可愛くなってるぅ〜♪ちっこ可愛くなってるぅ〜♪」わーいっ!
霊夢「これは絵を描くのが楽そうね…ブラドさんの髪色をアスワンさんの髪色に、ブラドさんの髪色をアスワンさんの髪色にするだけだから作業が楽になるわ」
セイヤ「お前は何の話をしてるんだ霊夢っ!」
ブラド「レミリアは正にスカーレット家当主に相応しい出で立ちになったな!…だが、これではセイヤ君のお嫁さんにはなれんな」
レミリア「安心してちょうだい、お父様。永琳先生を見付けて、元の姿に戻った暁には…セイヤが私の事を孕ませてくれる予定だから…///」ポッ❤︎
ブラド「うむ…ならば良しっ!」クワっ!
セイヤ「いや良くねぇだろっ!!」クワっ!!
ブラド「何故だっ!」
セイヤ「いや何故だじゃないからねっ!?色々引っ括めて何故だって言ってるならあんた相当の馬鹿だよっ!」
ブラド「娘の願いに全力で応える…それが親の務めだ。君があの日、私に教えてくれた事だぞ?セイヤ君」
セイヤ「何かそれっぽく格好良い台詞言ってるけど!今は全然格好良い台詞じゃないからねそれっ!?」
レミリア「それは今のお父様の見た目が可愛いからかしら?」
セイヤ「違うそういう問題じゃなくてっ!」
フラン「そ、それじゃあ…///お姉様じゃなくて…///フランの事を孕ませたいから…?///」モジモジっ❤︎
セイヤ「違う違うっ!そういう問題でも無くてだなっ!」
アスワン「分かりました♪レミリアとフランを同時に妊娠させたいんですね♪流石は未来の紅魔館主様です♪」
セイヤ「てめぇら4人は今直ぐ紅魔館に帰れやぁぁっ!!」
さとり「そうね…///セイヤは私が責任を持って旦那にするわ…///」ギュッ❤︎
セイヤ「さとりんもそういう事言わないでっ!今だけは勘弁してお願いっ!」
レミリア「セイヤの旦那様ポジションは既に私が予約済みなのよっ!今直ぐ私の旦那様から離れなさいっ!このピンク頭っ!」
さとり「紫おぜうに言われたくないわ…」ふんっ…
妖夢「嗚呼…またセイヤ争奪戦が繰り広げられています…」
咲夜「これは男女逆転しても変わる事のない、私達の運命なんでしょうね…」
燐「格好良い事言ってるけどさ、これって唯の男の取り合いだよね…あ、間違えた…女の取り合いだよね」
輝夜「中身は男だから普通に男の取り合いで良いと思うわよ…」
「あーあー!セイヤはいつからそんな雌豚に成り下がったのかなー!」スタスタ
魔理沙「だ、誰だぜっ!?who are youっ!?」
霊夢「それ流行ってんの?」
「私は失望したよ…いつも変わらず、私達を支えてくれていたあのセイヤが…女になった瞬間に男に媚びを売り、豚にも劣る所業を私達に見せ付けるなんて…」スタスタ
セイヤ「その髪色…その瞳…ま、まさかっ…」
天子「そうっ!セイヤのアイドル、天子ちゃんDESUっ♪」キャピーンっ☆
「私も居る…」スタスタ
幽々子「誰?ごの小ざぐで可愛い女の子…」
「貴方こそ誰…?私の知り合いに…天○源一郎みたいな人は居ない…」
セイヤ「その微妙に相手の心を抉る様な毒舌は…」
アリス「それ微妙にじゃ無くてかなり抉ってると思う」
セイヤ「こころ…か?」
こころ「そう…///セイヤの心の嫁にして…///将来の嫁…///秦こころ…///」ポッ❤︎
早苗「こころさんが物凄くちっこくなってますっ!!」可愛いですっ!
セイヤ「霊夢…魔理沙…こんな幼馴染でごめんな…」
霊夢「い、いきなりどうしたのよ…」
魔理沙「ら、らしく無いぜ…」
セイヤ「俺は今日から……ショタコンになるっ!」バーーーーンッ☆
霊夢「いきなり何言いだしてんのよこの馬鹿っ!」
魔理沙「ロリコンの後はショタコンかっ!?小さい子供から好い加減離れろだぜっ!…あ、いやだからって、大人の男に惚れて良いって事じゃ無いぜ…?」アセっ…
こころ「セイヤ…///今の私は女の子…///確かめたいと言うのなら…///私は構わない…///」モジモジっ❤︎
セイヤ「なん…だと…?……霊夢、魔理沙…こんな幼馴染でごめんな…」
霊夢「こ、今度は何よ…」
セイヤ「俺っ!ロリコンになるっ!」バーーーーンッ☆
魔理沙「いや元からそういう噂立ってるから今更言われても何だかピンと来ないぜっ!」
セイヤ「えぇっ!?」噂立ってたの!?
霊夢「自覚なしかっ!!」
セイヤ「じょ、冗談で言ったのにっ…藪蛇とはこの事かっ…」
鈴仙「藪蛇というより普段の行いでしょ…」
妹紅「ロリ属性とか年下にばっかり構ってるからそういう噂が立つのよ…」
セイヤ「それは不可効力だって!」
てゐ「セイヤが嫌だって言えばそれで済む事だと思うけど…」
セイヤ「嫌だなんてトンデモない、甘えてくれる内は甘えて貰おうって考えで今の俺は動いてるから」
咲夜「セイヤはロリが原動力、と…」メモメモ…
セイヤ「何だか誤解与えてるみたいだから言っておくが…俺はロリが原動力な訳ではありません」
「あ、居た居たぁ…やっと見付けたよぉ…」スタスタ
「こころ〜…勝手に離れたりしたら駄目でしょ〜…」
早苗「諏訪子様に神奈子様っ!?ず、随分とワイルドになりましたね…」ジロジロ…
諏訪子「おぉ〜♪早苗ェ、も大分イケメンになっちゃってまぁ〜♪」
早苗「その早苗ェって微妙に語尾伸ばすの、好い加減止めませんか?諏訪子様」ジトッ…
諏訪子「これはセイヤから受け継いだ呼び名だから却下だねぇ♪」
神奈子「もぉ〜…こころ駄目でしょ〜?お母さんから離れたりしたら〜…」なでなでっ❤︎
フラン「へぇ〜…神奈子ってこころのお母様だったんだぁ〜…初めて知った〜…セイヤは知ってたの?」
セイヤ「うん俺も初めて知った驚愕の事実だ…」
こころ「将来の夢は、セイヤのお嫁さん…///」ポッ❤︎
セイヤ「あらやだ、可愛らしい夢じゃない…///」ポッ❤︎
天子「だからさっきから…セイヤはそんな体が女になった程度で、女口調をしたりなんかしないっ!」クワっ!
セイヤ「今の俺はノリに乗ってるんだよ。例えるなら、パチンコで1000回転してドン底状態、所持金は5000円。しかしその最後の5000円で30連チャンして大金手に入れて逆転勝利した感じだ」
妖夢「例えが長いですっ!」
天子「セイヤはそんな受け身な男じゃなかった筈だよ…今の私を見て、惚れ直したみたいだけどもう手遅れだよ…何もかも、ね」フッ…
セイヤ「いや…俺何も言ってないんだけど…」
さとり「惚れ直すも何も、セイヤは最初から私の彼氏ですから」
レミリア「何を言い出すのかと思えば…セイヤは最初から私の旦那様よ」
天子「そう…今のセイヤに似合うのは……やっぱりコッチでしょ!」っ女王様服
セイヤ「何大通りでトンデモない服取り出してんだお前はっ!!」
天子「今なら絶対似合うからっ!お願いだからっ!30万上乗せするからっ!!」ギュッ!!
セイヤ「如何わしい交渉はよせっ!お子様に見られたらどう責任取るつもりだお前はっ!」ググググッ!
フラン「そうだよね…責任はキチンと取るべきだよね…」うんうん…
こいし「あれだけの事を私達にしたんですから…やっぱり責任は取って貰わないとですよね…」うんうん…
セイヤ「君達W姉妹はさっきから何なのっ!?」ググググググググッ!!
さとり「古明地丼とスカーレット丼を食べたんだから…///しっかりお会計はして貰わないと…///」モジモジっ❤︎
レミリア「お会計は元の姿に戻ったら、またたっぷりと頂くとするわ…///」モジモジっ❤︎
セイヤ「お前達も悪い借金取りか何かかっ!」ググググググググッッ!!
天子「ぐぬぬぅおっ!セイヤの女王様服姿にお仕置きされたいでゲスぅっ!!」ググググググググッッ!!
セイヤ「最早元のお前の面影すら残ってないな天子ちゃんよぉっ!!」ググググググググッッ!!
魔理沙「男女逆転してる所為で更に如何わしい光景になってるぜ…」
アリス「警察に通報したらどうなるのか聞くまでもないね…」
セイヤ「今だけは冷静さを欠いて助けて欲しいなぁっ!!」ググググググググッッ!!
こころ「神奈子…セイヤを助けてあげて…」
神奈子「あいあいさ〜♪」ガシッ!
天子「ちょ、神奈子離してよっ!私は女王様服姿のセイヤに引っ叩かれるまで諦めないからねっ!」ジタバタっ!
咲夜「何が天子を駆り立てるのでしょうか…」
霊夢「理解したいとも思わないドM心ってヤツでしょ……でもまぁ!」バファッ!!
カッカッ!…パシィンッ!!
霊夢「その30万は俺が頂くとしようっ!」女王様服姿〜…
セイヤ「何やってんのお前っ!?」
霊夢「要はこの姿で天子の事引っ叩けばいいんでしょ?それで30万とか願ったり叶ったりだわ…」ピシィンッ!!
レミリア「確実に大事なモノを失っている気がするわ…」
さとり「な、何だか私…気持ちが悪くなって…」うぷっ…
フラン「目に毒だよぉ〜…」おぇぇ…
霊夢「さぁ変態っ!この博麗霊夢が直々に成敗してやるから、覚悟しなさいっ!」
天子「断るよ気持ち悪いっ!」
セイヤ「ていうか霊夢、自分の今の姿鏡で見てみろっ!泣けてくるからっ!」
霊夢「泣いて財布が潤うとでも?」
セイヤ「どんだけボンビーガールなんだよお前はっ!!」真顔で何言ってんだ!
レミリア「霊夢…後でチップあげるから、取り敢えずその格好は止めてちょうだい…目と体に毒だわ…」うぷっ…
霊夢「……レミリアの慈悲に感謝する事ね、天子」後退り…
天子「レミリア本当にありがとうっ!」
レミリア「か、感謝をされる様な事はしていないわ…今この場に居る全員の総意だもの…『は、早くセイヤ分を補給しないと体と心が持たないわ…』」ぷるぷるっ…
咲夜「坊っちゃん…///素敵です…///」ポッ❤︎
魔理沙「私の幼馴染2人…駄目駄目過ぎて泣けてくるぜ…」ホロリ…
アリス「安心していいよ。魔理沙も別の意味で大分駄目駄目だからさ」肩ポン…
魔理沙「アレ2人とだけは一緒にされたくないぜぇっ!!」パシィン!
アリス「だから別の意味でだって…」痛いなぁもう…
早苗「同じ巫女として恥ずかしいです…」
諏訪子「ていうかさぁ…霊夢って本当に幻想町に伝わる由緒ある巫女なの?とてもそうは見えないんだけど…」
神奈子「時代が博麗の巫女の在り方を変えたんでしょ…時の流れって恐ろしいわ〜…」なでなでっ❤︎
こころ『セイヤの撫で撫でが恋しい…今日この頃…』神奈子の撫で撫でが嫌な訳ではないけど…
ブラド「今日も変わらず皆元気で何よりだな!」はっはっはっはっ!
妖夢「男女が逆転してヤケになっているだけの様な気が…」
幽々子「皆苦労じでるのよ〜…」
アスワン「あの…ずっと気になっていたんですが、何方様ですか…?」
幽々子「西行寺幽々子よ〜…」
アスワン「……天龍源一○さんかと思いました…」
幽々子「出会っだ人全員にぞう言われるわ〜…」
ブー☆ブー☆
咲夜「あ、失礼…美鈴からですか。もしもし」
美鈴『あ、咲夜さんどうも』
咲夜「やはり美鈴も男性の声なんですね…」
美鈴『咲夜さんもやっぱり男性の声ですね…そ、そんな事よりもですね!永琳先生らしき人物を見たんですけど!』
咲夜「言っておきますけど…永琳先生も今は男性の姿ですよ?」
美鈴『そんな事は分かってますよ!?』
咲夜「あ、分かっていたんですね…」
美鈴『咲夜さんから見た私ってそんなにお馬鹿なんですか…?』
咲夜「救いようが無い程のお馬鹿さんだと思っていますけど何か?」
美鈴『……失礼しました〜…』
咲夜「冗談ですよ、冗談…」
妖夢「何を話しているんですかね…」
セイヤ「どうせ咲夜が美鈴の事イジってるんだろ…」
咲夜「はい、ではまた後程。皆さん、美鈴が永琳先生らしき人を学園近くで見かけたとの事です」スマホを仕舞う…
魔理沙「学園近くで?美鈴もだけど何で永琳先生が学園近くに?」
鈴仙「多分、この薬が出来た切っ掛け…1番最初の薬が必要だったんじゃないかな?」
輝夜「そういえば、永琳も確かにそんな事言っていたわね…」
セイヤ「大体、永琳先生は何の薬作ろうとしてこんな薬出来たんだよ…俺は先ずそれが疑問だ」
てゐ「確か薬を飲ませた相手の事を好きになr「てゐちょっと!それ言っちゃ駄目だって!」あっ!ごめんっ!…い、今の言葉は忘れてくれたまへ」キリッ☆
こいし「へぇ〜…薬を飲ませた相手を好きにさせる薬ですか…へぇ〜…」ジトーーーーー…
さとり「人の心を薬の力を使って惹き寄せようだなんて…姑息なやり方ね」ジトーーーーー…
鈴仙「てゐの馬鹿っ…」ヒソっ…
妹紅「後でこっそりセイヤに飲ませて、私達4人で好き放題っていう計画がおじゃんじゃないっ…」ヒソっ…
輝夜「だから貴女は馬鹿だって言われるのよっ…」ヒソっ…
てゐ「馬鹿だなんて言われた事無いけどっ!?」
こころ「この4人の処分は追々考えるとして…」
鈴仙「チビこころが何か怖い事言ってるんだけど…」
妹紅「ち、小さい頃からそんな事言ってると、お嫁さんになれないわよ…?こころ」
こころ「問題ない…私はセイヤのお嫁さんになる…これはもう揺らぐ事はない…絶対にないっ…!!」クワっ!!
天子『チビこころ怖過ぎるんだけど…』
霊夢「そんな下らない事言ってる場合じゃないでしょ!早く向かわないとまた逃げられるわよ!?」
魔理沙「よ、よし!皆行くぜー!」
ブラド「気を付けてな!」
フラン「えっ!?お父様とお母様は離脱!?」
ブラド「老体にドタバタ騒動はキツいからな。残念ながら私とアスワンとはここでお別れだ」
セイヤ「その見た目でそんな事言われても説得力皆無なんですけど…」面倒だから付いて来ないだけの様な気が…
アスワン「それじゃあ皆、気を付けて頑張って下さいね〜♪」手を振り振り…
〜幻想町(幻想学園高等学校・校門)〜
諏訪子「まさか休日まで学校に来る羽目になるなんてねぇ…」
燐「明日にはまた学校来なくちゃいけないっていうのに…」
妖夢「文句を言っていてもしょうがないじゃないですか。さぁ、行きましょう!」スタスタ
空「るろうにみょんみょんはテンション高いね…見習いたい位だよ」スタスタ
神奈子「妖夢、何だかんだ言ってこの状況楽しんでる?」スタスタ
妖夢「前向きに考えなければ心がポッキリ折れてしまいそうなので…」スタスタ
こころ「安心していい…妖夢…私はポッキリ折れたりしない…」スタスタ
妖夢「あ、いえ…こころでは無く心です」スタスタ
鈴仙「日本語って難しいね」スタスタ
こころ「私の名前がややこしいからだと…正直に言って貰って構わない…」スタスタ
鈴仙「何もそこまで思ってないよっ!?」スタスタ
ピタ…
咲夜「さて、ではそろそろ別れましょうか」
セイヤ「酷いわ咲夜っ!私の体をこんなにした癖に、今更別れるだなんて!」
咲夜「唐突に何ですかっ!?」
セイヤ「いや、女の体になった自分の使命感というか…言わなきゃいけない気がしただけだ。深い意味はないぞ?」
咲夜「深い意味にしか聞こえませんよ…」はぁ…
魔理沙「それより肝心の美鈴が見当たらないぜ…何処に居るんだ?」キョロキョロ…
レミリア「美鈴は既に校内を見回っているらしいわ。さ、早く私達も行きましょう?セイヤ」グイっ!
さとり「ちょっとレミリア、何を勝手にセイヤを連れて行こうとしてるの?」
レミリア「私はセイヤと一緒に居なければ生きて行けない、セイヤも私が一緒に居なければ生きて行けない、だから私達は常に行動を共にするのよ」
早苗「そんな自分勝手な意見が通るとでも思ってるんですか?」ギロリッ…
アリス「レミリアには好い加減セイヤ離れして貰わなきゃね。と、いう訳で、セイヤは私と行動しようか」
フラン「ダメダメっ!セイヤは私と行動するのっ!」
こいし「セイヤさんは私と行動したそうな目でこちらを見ています!ですからセイヤさんと行動するのは私です!」
こころ「セイヤはロリコン寄りのロリコン…だから私と行動を共にしたいと思っている…」
セイヤ「ロリコン寄りのロリコンって最早それ唯のロリコンだよねっ!?ペド野郎だよねっ!?」
こころ「勿論私が元の姿に戻ったら…セイヤはロリコンでは無くなる…これは自然の摂理…」
セイヤ「俺って一体こころから見てどういう法則で行動してるのっ!?」
妖夢「ふぅ…争いたくは無かったんですが、致し方ないですね…」チャキッ…
セイヤ「お前は一体何処から刀を取り出したんだ妖夢っ!」
咲夜「1人の女性を巡っての争いですか。悪くはありませんが、勝つのは私ですよ?」シャキンッ!×6
セイヤ「咲夜!お前も何処かr……ごめんいつも通りだったね。続けて」
レミリア「愚昧ばかりが挙って、人の所有物に手を出そうとするなんて…身の程知らずも良いところだわ」
霊夢「身の程知らずっていうのはあんたみたいな奴の事を言うのよ、レミリア」
レミリア「痴態を晒す変態巫女にだけは言われたくないわ」クスクスっ…
霊夢「あんですってぇっ!?」
天子「いやいや、これはレミリアの言う通りでしょ…あんな格好して良く正気で居られるね、ある意味で霊夢の事尊敬するよ」
魔理沙「ドM女、基ドM男の天子も人の事言えないぜ…」
セイヤ『凄い空気がピリピリしてるな…静電気が発生してるみたいだ…』
妹紅「ならこの勝負に勝った奴は、元の姿に戻ったらセイヤと2人きりで1日デートが出来るっていうのでどう?」ポキポキッ!
フラン「いいねぇそれ♪燃えてきた燃えてきた〜っ♪『セイヤとデート❤︎セイヤとデートっ❤︎でも私はお出掛けするより、セイヤと2人きりでお部屋でずぅ〜っとラブラブしてたいなぁ〜❤︎』」ポケェ〜❤︎
こいし「『セイヤさんと2人きりで1日デート…///前のデートはお姉ちゃんと一緒だったけど、今回は2人きり…///セイヤさんと2人きりでお茶をして、2人きりで街を歩いて、映画を観たりショッピングしたり…///さ、最後はセイヤさんの部屋でっ…///』えへ…///えへへっ…///」ポケェ〜❤︎
諏訪子「類は友を呼ぶとはよく言ったもんだねぇ…」
こころ「この軽快なフットワークっ…誰にも見切れはしないっ…」シュッ!シュッシュッ!!
セイヤ「やめてっ!私の為に争わないでっ!!」手を組みながら…
てゐ「……何だかちょっとイラッとした」
輝夜「奇遇ね、てゐ。私もほんの少しだけイラッとしたわ」
セイヤ『フッ…ずっと言ってみたかった台詞、漸く言う事が出来た…』
幽々子「じがも当の本人が満ぢ足りだりだ表情じでいるのが、余計にイラッどざぜるわ〜…」
妖夢「私はセイヤの言動よりも、今の幽々子様の方がずっとイラッとさせられますけどね」
幽々子「ざっぎがら妖夢、私への当たりギヅ過ぎないがじら…?」
妖夢『これが優越感というものですか、悪くないですみょん…』みょふふっ…
セイヤ「まぁ取り敢えず争い事は良く無い、という訳で此処は公平にじゃんけんで班決めしようか」ニコ
全員「だぁ!?」ガクゥ!
セイヤ「世の中ラブ&ラブ&ピースだからな♪」
神奈子「ラブ&ピースでしょ?ラブが1個多いわよ…」
さとり「ラブが1個多く付く程、私とラブラブでいたいって事よね?貴方の心の中は全てお見通しよ❤︎」ニコ
セイヤ「キャーーーっ!乙女心を覗くなんて卑劣だわ!さとりんの変態!」
さとり「っ」ズガーーーーーーーンッ☆
セイヤ「なんて冗談だよ。あ、あれっ?背的な問題で頭撫でられないなっ…背伸びして届くかっ…」背伸び〜っ!
なでっ❤︎なでっ❤︎
セイヤ「フッ…楽勝だなっ…」ぷるぷるっ…
こいし「お姉ちゃんも腰低くして頭下げればいいのに…」ショックでそれどころじゃ無いかもだけど…
セイヤ「あーあ…早く元のお前達に戻らないかなぁ…頭撫でづらいったらない…」
鈴仙「撫でなきゃ、いいと思うよ…何て事は言えないっ!だって撫でて貰いたいからっ!」
壁|?「…」ジーーーーーーー…
ササッ…
セイヤ「ん?」チラ…
こころ「セイヤ…」
セイヤ「なんじゃらほい?」
こころ「今の私は女の子…///そしてセイヤよりも小さい…///よって、頭を撫でてくれても構わない…///」モジモジっ❤︎
セイヤ「『俺はロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃないっ…』そ、そうか?じゃあ遠慮なく…」スッ…
ポン…なでなでっ❤︎
こころ「落ち着く…///」ポケェ〜❤︎
セイヤ「なぁこころ、さっき向こう側に誰か居なかったか?」なでなでっ❤︎
こころ「?…誰も居なかった…と、思う…多分…」
セイヤ「俺の気の所為か…?いやでも、確かにこっちを見る視線を感じたんだが…」なでなでっ❤︎
神奈子「こころ〜?じゃんけん始めるわよ〜?」
こころ「今参る…」
セイヤ「変わった日本語だな…」パッ…
こころ「セイヤもありがとう…///やっぱりセイヤの撫で撫では最高…///その特技は誇っていいものだと思う…///」
セイヤ「これって誇っていいものなのか…?それじゃあ、俺はちょっと向こう見てくるわ」スタスタ
こころ「さっきの視線の事…?」
セイヤ「あぁ、何だか確かめに行かなきゃ気が済まなくてな…悪いが彼奴らにも言っておいてくれ」右手をヒラヒラ…
こころ「畏まり…」コクン…
セイヤ「あ、あぁ…頼むわ…『こころって偶に変な日本語使うよな…まぁ俺も人の事言えないが…』」スタスタ
スタスタスタスタ
こころ「…」スタスタ
神奈子「あれ?こころ、セイヤは?」
こころ「謎の人影を見たからその真偽を確かめたいらしい…」
輝夜「謎の人影って…まさか永琳?」
こころ「セイヤも分からないって言っていた…」
咲夜「霊夢、妖夢、源○郎さん、永琳先生の霊力は感じないのですか?」
幽々子「誰が源一○ざん?」
妖夢「幽々一郎様しか居ないじゃないですか。何言ってるんですか」
早苗「ゆwゆwいwちwろwうw」
霊夢「幽々一郎パイセンの事はともかく」
幽々子「ざっぎがら皆、本当に私の事弄るの好ぎね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…
霊夢「永琳先生の霊力は感じないわね。校内に何人か居るけど、どれも元の永琳先生の霊力じゃないわ」
魔理沙「ならセイヤが見たっていう謎の人影って何なんだろうな…」
霊夢「さぁ?まぁあいつなら逃したりとかしないでしょ。女になったって言っても、技量は変わらないだろうし」
〜幻想学園高等学校(中庭)〜
ザッ!
セイヤ「さて、まんまと誘導されてやったんだ。そろそろ顔出しな…」
「…」
セイヤ「そう警戒するなよ。今は俺だけしか居ない。彼奴らは今頃、じゃんけんで忙しいだろうからな…」
スタスタスタスタ…
「…」ザッ…
セイヤ「……やっぱりあんただったか、この騒ぎの元凶…八意永琳」
永琳「……よくこの姿の私を私だと認識出来たわね…セイヤ君」
セイヤ「別に…外見変わってても、霊力の質は変わらないってだけだ…」
永琳「霊夢ちゃんと妖夢ちゃん、あとあの天○源一郎にすら見破れなかったというのに…本当に貴方は人間離れしてるわね?セイヤ君?」
セイヤ「人間離れとか言わんといて…あと、あれは一応、本当に一応だけど幽々子先輩だ。それに、霊菜さん曰く、俺は霊力感知に大分向いた霊力質らしいんだよ」
永琳「へぇ…初耳だわ」
セイヤ「聞かれなかったから答えなかった…この答えで満足か?」
永琳「随分と怒ってるわね…いつもなら永琳先生って呼んで、敬語を使ってくれるのに」
セイヤ「男女逆転なんていう奇想天外起こしておいて、その薬作った本人から謝罪されなきゃ怒って当然だろ…で?あんた、どういうつもりなんだ?」
永琳「?…どういうつもりって?」
セイヤ「惚けるな。謝罪無しで幻想町から逃げる訳でも無い、それなのに周りをコソコソコソコソ…何を考えてる」
永琳「……さぁ?」
セイヤ「ワクチン的な物があるなら今直ぐ出せ…怪我しない程度に痛い目見たく無いならな」グッッッ!!
永琳「物騒な人ね。姫様達が見たら泣いちゃうかも知れないわよ?」
セイヤ「なら、見られる前にカタをつけるっていうのはどうだ?…それにな、あんたの腹の中は大分知れた。会ってみるまで確信は持てなかったんだが、な…」
永琳「あら…さとりちゃんとエッチな事して、心を読む能力まで身に付けたのかしら?」
セイヤ「それどんな能力だよっ!?身に付けた覚えなんかないっ!」
永琳「エッチな事をしたのは否定しないのね」クスッ…
セイヤ「っ///もうキレたっ!!」ダッッッッ!!
永琳『貴方は前に、私に言ったわよね?セイヤ君。頭に血が上った人間の行動理論は、兎角読みやすいって…』スッ!
セイヤ『注射器っ!?』何隠し持ってんだこの人はっ!
永琳「喰らいなさいっ!」グッッ!
バシィンッ!
カツーン…バギィッ!
永琳「なっ!?」
セイヤ「……おい、臨界点超えたぞ。善良な生徒に向かって、注射器突き立てるなんてな…」ズォォォォォォ…!!
永琳「『狂気の力っ!?もう完全に使いこなせる様になったの!?』こ、これヤバいかも知れないわね…それよりセイヤ君、今の貴方…東京喰○のト○カちゃんにクリソツね…」
セイヤ「そうかよ…なら、お望み通り…飯も食えねぇ位にバッキバキにしてやる、よぉッ!!」ビヒュヒュッッッ!!
永琳「言葉遣いがダーティーよ?セイヤ君…」ユラァッ!
サッッ!サッッ!
セイヤ「『狂剣の動きが見切られてる…薬か何かでドーピングしてるな、このマッドサイエンティスト…』ダーティーとはまた…俺に似合い過ぎてる言葉だなっ!」ビヒュヒュヒュヒュヒュヒュッッッッ!!!!
ガシガシガシガシッ!!
永琳「っ!?」ブラァーンッ…
セイヤ「四肢の動きを封じた。これで自分に注射器突き立ててのドーピングも不可能だ。さぁ、そろそろ話して貰うぞ…」スタスタ
永琳「……後は天命に任せるしかなさそうね…」ボソ…
セイヤ「俺が悪役ポジに収まってるなんて知られたら、彼奴らにどんな顔されるか分からないからな。俺が知りたいのは、わざわざ俺の感情を逆撫でした理由と、あんたが校内に来た理由…この2つだ」ピタ
永琳「それを知ってどうするつもり?」
セイヤ「言っただろ?あんたの考えてる事は大体読めた。俺達に声を掛けない理由も大体の察しが付く。要はその答え合せがしたいんだよ、俺は」
永琳「女性の四肢を押さえ付けて答え合せ、ね。セイヤ君は随分と悪い子になってしまったのね」
セイヤ「今のあんたは男、俺が女だ。端から見れば、女の子に負ける哀れな男の図だぞ?ほら、さっさと吐いて楽になったらどうだ?今夜はカツ丼作るつもりだから、な?」
永琳「それは嬉しいわね。私にも食べさせてくれるのかしら?」
セイヤ「勿論、全部話す事話して、元の姿に戻ったら、な?」
永琳「そう…でも残念だけれど」
ヒュッッッッッッ!!
永琳「どうやら天は私に味方してるみたいよ?」ニコ
セイヤ「っ!?」バッッッッッ!!
ズバズバズバズバッ!!
ザザザァァーーーーッ!!
セイヤ「……何で片翼の天使様が幻想町に居るんだよ…」
「永琳先生、大丈夫ですか?」
永琳「えぇ、何とか…間一髪といった所ね。助かったわ、サグメ」
サグメ「セイヤ先輩の邪魔なんて死んでもしたくなかったんですけど…あんな条件を出されたら心が揺らいでしまいます…///」ほぅ…///
セイヤ「やっぱりサグメか……ったく、先輩に向かって長刀振り回すなんて、悪い1年生だな」スクッ…
サグメ「すみませんセイヤ先輩。私の野望の為に、どうしても永琳先生の力が必要なんです」ペコ
セイヤ「…おいあんた、人の可愛い後輩ちゃんに何吹き込んだ」
永琳「それを言っちゃうと契約違反で、私が長刀の餌食になるから言えないわ」
セイヤ「ああそうかいそうかい…あんた達はあくまで俺を怒らせたいと…そういう訳か…」ズォォォォォォォォォッ…!!
サグメ「ど、どうしましょう永琳先生っ…セイヤさん物凄〜っく怒ってますけど…」
永琳「大丈夫、問題無いわ。私だって何の策も無しに、セイヤ君をこの中庭に誘導した訳じゃないわ…」ジャキッ!
セイヤ「エアガンか…」ズォォォォォォォォォッ…!!
永琳「流石にこの注射器エアガンから逃げるのは至難の技でしょう?サグメちゃん、援護は任せて」ジャコッ…
サグメ「援護…ですか…」あはは…
セイヤ「サグメも無闇矢鱈に永琳先生の薬投与しない方が身の為だぞ?この人の作る薬は、どんな副作用あるか分かったもんじゃないからな…」ズォォォォォォォォォッ…!!
サグメ「例え副作用があったとしても…私は私の野望の為にこの身を捧げます!」
セイヤ「自分の身を犠牲にしてまで成し遂げたい野望って何だよ…天下統一か?……それなら…狂気の力を制御する為の修行でもさせてもらうかな…」ジャキンッッ!ジャキンッッ!
永琳「っ」ズダダダダダダダダダダダッ!!
グチャチャッ!!…ギギギギギギギギギギギギィィンッ!!
永琳「厄介な力ねぇ…サグメちゃん、お願いね?」
サグメ「頑張りますっ!」ダッッッ!!
セイヤ「花の如くっ…散れっ…【狂天散閃花】ッ!!」ドヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュッ!!
【狂天散閃花】
狂気の力で形作った無数の剣を相手に向かって放つ技。性質を自由に変化させる事が可能な為、相手を捕獲する際に利用する事も出来る。
サグメ「た、たぁ!やぁ!」ズバァッ!ズバァッ!
セイヤ『気の抜けた掛け声の割に…しっかり切り落としてるな…何、この子もしかして逸材…?』見た目片翼の天使だし…
永琳「喰らいなさいっ!!」ドォンッ!
セイヤ「っ」グチャグチャチャッ!!
ボフゥンッ!!
セイヤ「ッ!?『え、煙幕っ!?』」げほげほっ!
永琳「ビリビリ注射器発射!」ダァンッ!
ブスゥッ!
セイヤ「あぎゃあっ!?」ドサァッ!
バチッ!ビリビリッ…
【相手のセイヤは麻痺して技が出にくくなった】
セイヤ「くッ…また新たな力がッ……あ、今の俺ちょっと堕天使ぽかったかも…」ガクッ…
スタスタスタスタ
永琳「勝負あったわね。手加減したのが貴方の敗因よ、セイヤ君」チャキッ…
セイヤ「ま、まだだっ…」グチャグチャッ…!!
ガクンッ…バタッ…
セイヤ「くっ…」
永琳「動こうとしても無駄よ?その薬は私が調合した麻痺薬、そう簡単にわひゃあっ!?」ビクゥッ!
セイヤ「つ、捕まえたぁ…『ていうかわひゃあっ!?って何…?』」グチャチャッ…!!
永琳「っ…えい♪えい♪えい♪」ダァンッ!ダァンッ!ダァンッ!
セイヤ「おっ!?のっ!?Dぃあっ!?」ビリビリッ!!!!
サグメ「え、永琳先生止めて下さい!セイヤ先輩が死んじゃいますっ!」腕ガシッ!
永琳「セイヤ君にはこれ位で丁度良いのよ。普段から女の子誑かしまくって、甘い甘い青春を謳歌してるのだから」
セイヤ「僻み…?」
永琳「…」ダァンッ!
セイヤ「うごぉっ!?…む、無言はやめてっ…無言で撃つのだけはやめてっ…怖いからっ…マジで怖いからっ…」ビリビリッ!
永琳「サグメちゃん、よく考えなさいな。セイヤ君はいつもいつもサグメちゃんの知らない所でエロい事をしてるのよ?それはもう口には出せない様な事を散々、ね」
サグメ「…」チラ
セイヤ「さ、サグメさん…?」汗ダラダラ…
サグメ「永琳先生。その銃、私にも貸してくれませんか?」ニコ
セイヤ「サグメさぁぁんっ!?」
永琳「実はこの銃、もう一丁あるのよ。はい」スッ…
サグメ「どうも…」受け取る…
セイヤ「降参っ!降参しますっ!参りましたっ!だからこれ以上撃つのは勘弁してっ!」
永琳「これは姫様の分っ!」ダァンッ!
セイヤ「聞けぇぇっ!!」ビリビリッ!!
サグメ「セイヤ先輩の馬鹿ぁっ!」ダァンッ!
セイヤ「ひぃぃっ!!」ビリビリッ!!
永琳「これは可愛い愛弟子、鈴仙の分っ!」ダァンッ!
サグメ「いつもいつもフランちゃんとこいしちゃんとイチャイチャしてっ!私達にも構って下さいっ!」ダァンッ!
永琳「これも可愛い愛弟子、てゐの分っ!これは姫様や可愛い愛弟子達の親友、妹紅の分っ!」ダァンッ!ダァンッ!
サグメ「そ、それに何ですかっ!?///え、エッチな事って!!///そ、そういうのはまだっ…///まだ早いと思いますですっ!!///」ダァンッ!ダァンッ!
永琳「そしてこれは…ゆかりんの年齢の分よぉぉっ!!」ダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンダァンッ!!(自分の年齢もバレるので撃つ数を誤魔化しています♨︎)
†††10分後†††
霊夢「あっの馬鹿は一体全体何やってんのよっ!!」スタスタ
咲夜「おかしいですね。不審者に拉致されてしまったのでしょうか…」スタスタ
レミリア「セイヤが不審者如きに遅れを取るわけないでしょう?セイヤは私の専属執事、そして彼氏、更に旦那様なのだから」スタスタ
フラン「その項目はこのフランちゃんにも当てはまってるよ!お姉様!」ぷんすこっ!
魔理沙「この2人の脳内お花畑は快適、基ポジティブ過ぎだぜ…」スタスタ
レミリア「あら魔理沙、もしかして僻んでいるのかしら?私とセイヤが相思相愛なのは揺らぐ事のない事実だというのに…哀れね」クスッ…
フラン「私の脳内お花畑は、いつもセイヤがお手入れしてくれてるんだもんねぇ〜っだ❤︎魔理沙達とは違うの♪」スタスタ
魔理沙「なぁ2人共、ちょっと屋上行こうZE?」親指クイっ…
こころ「あ…セイヤ発見……寝てる…?」スタスタ
鈴仙「ちょ、ちょっと!セイヤの体に刺さってるあれ、注射器じゃないっ!?」ビクゥッ!
妖夢「何とっ!?…セイヤっ!」ダッ!!
タッタッタッタッタッタッ!
こいし「せ、セイヤさんっ!大丈夫ですかっ!?返事して下さいっ!」ユサユサっ!
てゐ「こいしちゃん!揺らしちゃ駄目だよ!」
鈴仙「てゐ!今直ぐ治療の準備をするよ!私は保健室から救急箱とか持ってくるから!」ダッ!!
てゐ「りょ、了解っ!……大丈夫…セイヤは生きてるよ…」脈を確認する限りだけど…
フラン「そ、そんなのっ…決まってるっ…じゃんっ…」ポロポロっ…
幽々子「ぞれなら泣がないの…ゼイヤ君ば大丈夫よ…」なでなで…
フラン「う、うるさいよ豚野郎っ…そんな事っ…一々言われなくたって分かってるもんっ…セイヤはそんな簡単にっ…死んじゃったりなんかしないもんっ…」グシグシ…
幽々子「『強がったりしちゃって…可愛いわ〜♪』でも豚野郎ばやめまじょうね〜…?」なでなで…
セイヤ「あ…がッ…」
神奈子「目を覚ましたっ…セイヤ、大丈夫?」スッ…
セイヤ「み、見て分かるだろっ…大丈夫じゃっ…ねぇって…くッ…まだ体が痺れてやがるッ…」
燐「セイヤって本当にタフだねぇ…背中にビッシリ注射器刺されてるのに…」
セイヤ「か、感心してないでっ…早く、キアリクとかッ…状態異常回復系のっ…魔法かけてくれッ…」
霊夢「それだけ余裕のある台詞吐けるなら、取り敢えずは大丈夫そうね…」
空「先ずセイヤ、それ誰にやられたの?女の子の姿でも、あの鬼の様に強いセイヤをこんな風にしちゃうなんて…」
セイヤ「鬼の様にって…それ褒めてるのか…?」
空「一応褒めてるつもりなんだけど…」
天子「セイヤって実はドMだったんだね……同士!」b ビシィッ☆
セイヤ「一緒にするなっ!!あぐぅあっ!?」ビリビリッ!
てゐ「ちょっと!叫んだり身体動かしたりしない!注射器何十本も刺さってる上に、薬の効果で真面に動けないんだから!」
早苗「体が痺れてって事は…麻痺系統の薬ですかね?」
セイヤ「その通りだよっ…やったのは永琳先生だ。あとサグメも一緒だったな…」
こいし「サグメちゃんもですか!?」
セイヤ「ああ…野望がどうこう言ってたが……これは、俺の単なる憶測に過ぎないが…恐らく、サグメ以外の誰かも永琳先生側に付いてる可能性がある…」
妹紅「嘘っ!?…だとすると、私達が探してる事がバレるのは当然だったって事ね…」
咲夜「それに学校に来る前に、LINEのグルチャに一斉送信で、学校に行くと送ってしまいましたからね…永琳先生は、私達が学校に来るのを知っていて尚、学校に足を運んだという事ですか」ふむ…
さとり「考えていても今はせんなき事よ。先ずはセイヤの治療が最優先だわ。セイヤ、本当に大丈夫?」
セイヤ「あ、あぁ…体の痺れ以外は特に…」
諏訪子「そんな大量に背中に注射器刺されてるのに?」
セイヤ「痛みよりも痺れの方が強いんだよ…麻酔みたいな感覚に近いと思ってくれて構わない…」
レミリア「私のセイヤに、こんな酷い仕打ちをするなんてッ…八意永琳ッ…貴女は必ず、私の手で葬り去ってあげるわッ…」ギリッ…
フラン「お兄様めちゃんこ怖い……でも、葬り去るのはフランも賛成、かな…永琳は絶対に許さない…手足拘束して…精神壊れる位拷問して…手足引き千切って壊してやる…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ!!!!
妖夢「小さい体に大きな闘志…見事ですみょん…」うんうん…
輝夜「そして今のレミリアが死ぬ程怖い件について…」
魔理沙「ま、これだけやったんだ…制裁無しで許して貰えるだなんて、あっちも思ってないだろうぜ。な?霊夢」
霊夢「ま、そりゃそうでしょうね。私達を怒らせるとどうなるか…永琳先生には身を持って知って貰うとしましょ…」
アリス「それにしても…サグメちゃんが永琳先生側に付いてるっていうのが気になるね…ねぇセイヤ、サグメちゃんは野望がどうこうって言ってたんでしょ?」
セイヤ「ん?あぁ…どんな野望かは知らないな…永琳先生も、それ関係の事バラすと、契約違反で自分がバラされる的な事言ってたし…」
咲夜「謎が多過ぎますね…ですが、セイヤの憶測、いえ…推察は当たっている可能性が高いと、私は思います」
輝夜「そうね。どんな条件で味方してるのかまでは知らないけど、サグメちゃんだけが永琳に肩入れしてる可能性は低いと思うわ」
早苗「となると…グルチャでの連絡は止めた方が良いという事ですね…」
鈴仙「ご、ごめん皆っ!遅れた!」タッタッタッタッタッタッ!
セイヤ「おぉ〜…漸く来たか救世主…」
鈴仙「ごめんごめん…早速始めるからてゐ、治療手伝って!」腕捲り!
てゐ「合点だよ鈴仙!」腕捲り!
アリス「ねぇ皆、セイヤが治った後はどうする?肝心の永琳先生が何処に行ったのか分からないしさ」
セイヤ「あぁ…その点は問題無いから心配するな…」
さとり「問題無いから心配するなって、それってどういう意味なの?」
セイヤ「ままま…全部俺に任せとけって…あぎゃあっ!?もっと優しくしてくれっ!」
鈴仙「少しの痛み位我慢してよ!男の子でしょ!!」
セイヤ「刀で斬られたり突かれたりした俺が痛いって言ってるんだぞ!?っていう事は相当だからなっ!?」
てゐ「ていうかセイヤ…今のセイヤは女の子なんだからさ、悲鳴上げるにしてももうちょっと可愛く悲鳴上げられないの?」
セイヤ「ならばご要望にお応えして……あぁんっ❤︎」
全員「はぅっ…///」バッ!
セイヤ「……何で前屈みになってんだよ…」
こころ「しまった…つい…私に薙刀は付いてなかった…不覚…」
てゐ「やっぱり普段通りでいいです…///」モジっ…
セイヤ「『何故に敬語…?』あ、あぁ…分かった…」
〜幻想町(幻想公園)〜
スタスタスタスタ
妹紅「ちょっとセイヤ、本当にこんな所に永琳が居るの?」スタスタ
セイヤ「木を隠すなら森の中ってよく言うだろ?」スタスタ
鈴仙「それ言っちゃうと、人を隠すなら人の中って事になると思うんだけど…」スタスタ
セイヤ「そうだな…人を隠すなら人の中だ。なら、裏切り者を隠すなら…何処だと思う?」スタスタ
ピタッ…
てゐ「……それ…どういう意味?」
セイヤ「当の本人様達が1番良く分かってるんじゃないか?なぁ…輝夜?」
輝夜「…」
セイヤ「あの時の発言が妙に引っ掛かってな…輝夜、お前は言ったよな?『どんな条件で味方してるのかまでは知らないけど』って…」
輝夜「………はぁ…私も言った時にしまったと思ったんだけれどね…他の皆は気付いてないと思ったから油断してたわ。この発言1つで私を疑うだなんて、ちょっと悲しいわね…」
セイヤ「悲しいのはこっちだっての…俺は条件を出されてだなんて言ってないし、お前はどんな条件で味方してるのか[までは]って言ったんだ。という事は、少なからず事情を知ってると見て、まず間違いない」
輝夜「もう開き直るしかなさそうね。そうよ、私は大体の事は知ってる…けど、それだけよ」
セイヤ「開き直るのは構わないが、となると鈴仙にてゐ、妹紅も怪しいって事になるが…その辺3人はどうなんだ?」
鈴仙・てゐ「「…」」俯き…
妹紅「え?え?…裏切r…えっ!?」ワタワタっ!
セイヤ「鈴仙とてゐが黒、妹紅は白…か『ていうか妹紅がテンパってるなんて珍しいな…』」
諏訪子「黒白って…下着の話…?」
セイヤ「いや違ぇよっ!!」
鈴仙「本当はセイヤ達を足止めするっていう計画だったんだけど…もう仕方ないね」
てゐ「皆、出てきていいよ…」
ガサガサッ…
こいし「?…音は聞こえるけど…誰も居ない…」
セイヤ「どうせ永琳先生から透明になる薬とかでも貰ったんだろうよ……後で俺にもくれ!」
レミリア「…」グニィーッ!
セイヤ「痛たたたッ!レミリア痛いっ!頰引っ張るなっ!」
レミリア「まったく…私という女がありながら、貴方はその透明になる薬で何をするつもりなのかしら?」
セイヤ「可愛い冗談だろ?透明になったって面白くも何とも無いしな…」頰サスサス…
魔理沙「全世界の男に殺されそうな発言だぜ…」
妖夢「ですが、姿が見えないからといっても霊力感知で分かる筈です…なのに気付かないなんて…」
セイヤ「言っただろ?木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中、そして…中○君の音痴を隠すならSMA○の中ってな」
フラン「なるほどっ!さっすがセイヤだねっ❤︎」むぎゅうっ❤︎
セイヤ「まぁ、透明になってる奴が居るって分かれば話は別だ。そうだろ?博麗の巫女様」チラ
霊夢「任せときなさい。全員纏めて、男の姿のまま封印してやるわよ」お札スッ…
咲夜「微力ながら私もお手伝い致します」シャキンッ!×6
セイヤ「事情はよく分からないままだが…お前達の計画とやらは此処で頓挫する。悪く思うなよ?輝夜…」ズォォォォォォッ…!!
輝夜「さぁ…それはどうかしらね。まだ分からないわよ?」
バァンッ!!
ギィィンッ!
トスッ!
セイヤ「また懲りずにエアガンか。そうそうそんな馬鹿みたいに喰らってられるかっての…」やれやれ…
神奈子「それ死亡フラグっていうか…フラグよね…?」
鈴仙「掛かったね!セイヤ!」カチッ!
ブシューーーーーッ!!
セイヤ「っ!?げほげほっ!ま、また煙幕かっ!?」ゴホゴホッ!
「それは唯の煙幕じゃないわよ?セイヤ君」ガサガサッ…
レミリア「っ…八意…永琳ッ…」ギリッ…
永琳「そんな怖い顔しないで欲しいわね。レミリアちゃん?」
レミリア「気安く呼ぶなッ…私のセイヤをあんな状態にして…勿論、覚悟は出来ているのよね…?」
フラン「ぶっ壊してやるッ…」ギリッ…
永琳「相変わらずセイヤ君の事になると、見境無くなっちゃう2人ね。怖い怖い…」
妖夢「懺悔は私達のお説教を受けながらたっぷりしてもらうとしましょう…」チャキッ!
早苗「久し振りに大暴れが出来そうですね。セイヤさんをあんな目に遭わせたんです、怪我をするのは勿論覚悟の上なんですよね?」弊を取り出す…
永琳「本当に貴女達はセイヤ君の事になると凄いわね…その愛に感服するわ」両手を軽く挙げる…
さとり「馬鹿にした様な言い方ね…正直に言うと腹立たしいわ。それにご苦労な事ね…私に心を読まれない様にするなんて」
永琳「貴女に心を読まれると都合が悪いだけよ。それに…貴女達がいくらセイヤ君の事を想っていても、当の本人であるセイヤ君はどうなのかしらね」
こいし「……どういう意味ですか?」
永琳「言った通りよ?どんなに相手を想っていても…それが届かなければ意味はないの。それを少なからず皆思っている筈よ」
諏訪子「そ、それは…」
霊夢・魔理沙「「…」」俯き…
永琳「その想いに応えて貰った人も居れば、そうじゃない人も居る…当然よね?だってセイヤ君は、1人しか居ないのだから…」
サグメ「だから私達は…そのたった1人のセイヤ先輩の心が欲しい…」
鈴仙「喩えそれが間違った事だとしても…この問題を解決した暁には、師匠の作った薬を譲ってくれるって事になってる…」
輝夜「その為には町の人達の暴動と、この騒ぎで動き出すであろうセイヤと霊夢達の足止めが必要不可欠だった…」
てゐ「妹紅はそういうのはあんまり好きじゃないからね…真っ向から正々堂々って感じのタイプだし…昔からずっとそんな感じだったからね」
妹紅「そ、そうよ!真っ向から正々堂々、セイヤとぶつかって想いを伝えればっ…」
「私にはそんな勇気無いのよっ!!」
スゥゥ…
咲夜「っ…ぱ、パチュリー様…?」
レミリア「ぱ、パチェ…どうして貴女が…」
パチュリー「……私はずっと…レミィが羨ましかった…」
レミリア「えっ…」
パチュリー「貴女が塞ぎ込んでいた時に…私は何も出来なかった。指を咥えて、私には何も出来ないと決め付けて、その事実を受け入れて…貴女を見捨てた…」
レミリア「ぱ、パチェ…?」
パチュリー「そんな貴女の事を救ってくれたのがセイヤ…あの瞬間からきっと、レミィの世界にはいつもセイヤだけしか居なかった…そうでしょう?」
レミリア「……ええ、そうよ」
パチュリー「でも…私もあの男の事が好き…先輩に向かって生意気な口利いてた時期もあったけれど…必ず最後は、私達の為に動いてくれる…助けてくれる…そんなセイヤの事が、私も好きだった……自分の好きな男が、他の女の子と何をどうしたと聞く私の気持ちが…レミィ、貴女に分かる?」
レミリア「っ」
パチュリー「恨むのは筋違いだし、そういう努力をして来なかった私の原因よ。でも…貴女はいつもそんな事を気にしないでっ…いつもいつもっ…」ギリッ…
燐「……実は私も…さとり様とこいし様に…そういう気持ちを隠して来ました…」チラ…
さとり「お、お燐…?」
空「さとり様とこいし様は良いですよね…いつもセイヤに可愛がって貰っていて…本当に…羨ましいですよ…」チラ…
こいし「お、お空まで…ど、どうしちゃったの…?」
永琳「これで分かったでしょう?貴女達は自分の立ち位置に満足していないのよ。好きな人の前では笑顔で振舞っているけれど、今の貴女達は男の子の姿になって、そういう欲がより強く出ているのよ」
こころ「セイヤも…ずっとこういう気持ちで…」
セイヤ『くっ…何だ…?さっきなら何言ってるんだ…?あ、頭がっ…』くらくら…
永琳「こういう肝心な話を聞いてないなんて、セイヤ君は本当に悪い子ね。まぁ、無理もないでしょうけど…」
フラン「セイヤに何したの…?答えなきゃ…喩え永琳でもッ…殺すッ!!」ギロッ!!
永琳「……結構長く生きてるけど、本気の殺意を向けられたのは初めてだわ。でも安心して良いわよ?フランちゃん…時期に分かるから…」
ドックンッ…
セイヤ「ぐあッ…こ、この感覚ッ…ま、まさかッ…」ドックンッ!…ドックンッ!
永琳「そう…さっきセイヤ君が浴びた煙幕は唯の目眩しじゃない…そう言ったわよね?」
セイヤ「アルコール…か…」ドックンッ!…ドックンッ!
永琳「ご名答」ニコ
ドックンッ!!
セイヤ「ぐぅぅッ…ぁああッ!?」ドサァッ…
フラン「せ、セイヤっ!」スッ!
セイヤ「は、離れろッ…フランッ…彼奴は俺と違ってッ…何をするかッ…分からないッ…」バサァッ!!×2
フラン「『く、黒い翼っ…』せ、セイヤっ!しっかりしてっ!」ユサユサっ!
チャキッ!
「フランちゃん。セイヤ先輩から離れて…」ジャコッ…
「痛い目を見たくないなら早く離れた方が身の為だよ?」ジャコッ…
フラン「パルスィ…メディまで…」
パルスィ「ごめんね?卑怯とでも何でも罵ってくれて構わないよ。でも私、これだけはどうしても譲れないからさ…」
メディスン「透明になる薬の効果は切れちゃったけど、私達の優位は揺るがないし…喩え友達でも、譲れないものがある…それがこれなんだよ、フランちゃん」
ムクッ…
フラン「セイヤ…」
「チッ…まさか女の姿になっているとはな……フッ、まぁいい…俺が成すべき事は変わらないからな」
幽々子「堕天使…」
堕天使セイヤ「何だこの醜い豚は…さっさと失せろ。目障りだ」
魔理沙「相変わらず口が悪いぜ…」
永琳「堕天使君、久し振りね。私の事を憶えてる?」スタスタ
堕天使セイヤ「はっ…貴様は、一々道端の石ころを憶えているとでも言うつもりか?」
永琳「本当に口が悪い子ね…」
堕天使セイヤ「俺をわざわざ呼び出したのは、俺に協力して欲しい事柄があるからだろ?」
永琳「察しが良くて助かるわ。この薬を貴方の力で、この町に撒いてほしいのよ」スッ…
堕天使セイヤ「……何だこれは…」
永琳「男女逆転を戻す薬と、その一連の記憶を抹消する薬よ」
堕天使セイヤ「ほう…これで元の姿に戻れるという訳か…」
永琳「その通りよ。貴方が引き受けてくれたら、貴方の望みを叶えてあげるわ。私が力を貸して、貴方の望みを全力で叶える……どう?悪い話では無いでしょう?」
堕天使セイヤ「ふんっ…下らないな」
永琳「下ら…ない…?」
堕天使セイヤ「それは今この場にいる奴等全員にも言える事だが、な。他人の力を、薬の力を頼る事しか出来ない愚か者に…俺は力を貸すつもりなどない。自分の望みは、夢は…自らの手で掴み取る!」グッ!
全員「っ」
堕天使セイヤ「まぁその点では…其処のW幼女姉妹と銀髪メイド、後は人形使いと白髪チビ剣士は中々見所がある…おっと、そういえば能面女とドM女も此奴に告白したんだったな…まぁ、あの有罪有罪小煩いチビ閻魔もだが…今この場に居ないみたいだ。フッ、全く…どいつも此奴も物好きな女ばかりだ」
パチュリー「で、でも…私にはそんな勇気…レミィやフラン、咲夜達の様に…セイヤに受け入れて貰えるかどうかなんて…」
堕天使セイヤ「それは貴様に勇気が無いからだ。背中を押して欲しいのか?辛かったと言って貰いたいのか?だとしたら、甘ちゃんにも程があるな」
輝夜「だ、堕天使には分からないわっ!私達の気持ちなんてっ!」
堕天使セイヤ「貴様らの気持ちなど理解したくもないな…虫唾が走る。勇気も振り絞れない弱者が…少しは此奴に告白した奴等を見習ったらどうだ?」胸トントン…
霊夢「恋愛はあんたが思ってる程、そんな簡単な事じゃないのよ…鈴仙達の気持ちは痛い程分かるわ…」
堕天使セイヤ「はっ…同情をする暇があるのなら、貴様も頑張ったらどうなんだ?博麗の巫女。幼馴染が聞いて呆れる振る舞いばかりしている癖に…」
霊夢「っ」ヒュッ!ヒュッ!
バチバチィッ!!
堕天使セイヤ「フッ…怒りに任せて行動を起こす。まるで子供の癇癪だな…」キィィィィィィンッッッッ!!!!
霊夢『超高密度の霊力結界っ…違うっ…霊力とはまた別の力を感じるっ…』
キィィィィィ…ィィィ…ン…
堕天使セイヤ「いいかよく聞け。俺は時が来たら…貴様ら全員を、俺のこの手で殺す。俺を生んだ代償を、此奴が愛する貴様らに払って貰う。このドス黒い感情を消し去る…それが俺の望み、願いだ!」バサァァッ!!×2
永琳「交渉…決裂ね」
堕天使セイヤ「ふふっ…ふふふふふっ…はははははっ!!…交渉だと…?笑わせてくれるなッ…誰が貴様らの様な石ころ共とッ……その身で確と味合うがいいッ!神魔の力をッ!」バッ!!
ドックンッ!!
堕天使セイヤ「ぐうッ…な、何だッ…チィッ…此奴ッ…」グッ!!
バサァァッ!!×2
堕天使セイヤ「彼奴に人格を渡すその前にッ…貴様らをッ!!」ググググッ!!
フラン「ねぇ堕天使…何で堕天使は…私達の事…嫌いなの…?」
堕天使セイヤ「ッ!!貴様らが此奴にッ!どんな感情を押し付けているか分かるかッ!?ドス黒くッ…吐き気を催す様な感覚ッ…吐きたいと思ってもッ…此奴は全てそれを押し込めるッ…それを繰り返した結果、生まれたのがこの俺だッ!!貴様らの所為だッ!貴様らの様な奴等に出逢わなければッ…出逢わなければぁぁッ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッッ!!!!!!!!
てゐ「セイヤ…」
神奈子「やっぱりセイヤも…ずっと何かを悩んでたのね…」
アリス「セイヤがそんなに、私達の事で悩んでたなんて…私、気付かなかった…」
堕天使セイヤ「っ…そ、そんな目で俺を見るなッ…情けをかけられると俺は、苦しくなるッ…ぐッ…く、クソッ!!邪魔をするなぁッ!!」ブンッ!ブンッ!
天子『堕天使の様子が…もしかして心の中で元のセイヤが…』
堕天使セイヤ「チッ…余程貴様らが大事と見えるな…自分の心諸共砕こうと必死だ……だからこそッ!俺は貴様らを殺すッ!この感情を押し付けた此奴とッ!その感情の元凶である貴様らをッ!必ずッ!!」ガクッ…
ボロボロボロボロッ…
諏訪子「翼が…」
堕天使セイヤ「貴様らも憶えて置く事だなッ…人の心とはガラス細工の様に脆く、壊れ、崩れるッ…そして、簡単に黒く染まるという事をなッ…此奴がそんなにも欲しいのならッ…貴様らのその手で、奪い取って見せろッ…」
レミリア「貴方に言われなくても、私はセイヤの欠けた心を埋め続けるわ。私のセイヤを奪い取ろうとする輩は、喩え友人でも…容赦しないッ…」
堕天使セイヤ「フッ…いい眼をするな…レミリア・スカーレット…殺すには惜しい奴だ…うぐぁあッ!?」
フラン「セイヤっ!」ギュゥッ!
堕天使セイヤ「っ…俺に触るなッ!」バッ!
フラン「あうっ…」ドサッ!
咲夜「妹様っ!…堕天使!」キッ!
堕天使セイヤ「気安くッ…俺に触るなッ…俺は彼奴とは違うッ…何もかもがッ…違うッ!」
霊夢「あんたはあの馬鹿と似てるのよ…さっきだって、フランを殺そうと思えば殺せた筈よ。でも、あんたはそれをしなかった…」
堕天使セイヤ「分かった様な口を利くなッ……くっ…うぐぅうあッ…」ググググッ!!
魔理沙「これからはお前の事も理解していこうと思ってるぜ…だから、仲良くしようぜ?な?」
堕天使セイヤ「世迷言をッ…俺の目的は変わらないッ…俺と彼奴、そして貴様らは水と油だッ…」
早苗「変に頑固な所もセイヤさんに似てますね…そこが可愛いんですけど…///」ポッ❤︎
堕天使セイヤ「貴様らはいつか後悔する事になるッ…俺を今この場で消さなかった事をッ…そしてッ…彼奴に惚れた事をッ…」
フラン「私は後悔なんてしないもんねぇ〜♪セイヤ大好きだしっ❤︎愛してるしっ❤︎勿論セイヤも同じ気持ちだもんっ❤︎」
堕天使セイヤ「フッ…人の忠告を真面に聞かない辺り…貴様は本当にあの悪魔に似ているな…いや…彼方が似たと言った方が、この場合は正しいか…」
フラン「あの悪魔に…似てる…?」
堕天使セイヤ「チッ…時間…切れ…か…」ドサッ…
永琳「中のセイヤ君が必死になって止めてくれて助かったわ…まさか交渉が決裂するなんて思ってなかったもの…」ホッ…
妖夢「よくもぬけぬけとそんな台詞を吐けたものですね…」
こころ「堕天使が交渉に乗らなくて…助かった…」
アリス「いや…乗らないの分かるでしょ…だってあの性格だよ?」
魔理沙「あのセイヤは傲慢の塊みたいな奴だからなぁ…」
ムクッ…
セイヤ「くそ…やってくれたな永琳先生…」スクッ…
レミリア「せ、セイヤ…無理はしないでちょうだい…」ワタワタっ…
セイヤ「いや、何とか大丈夫だ…ちょっと頭と体の節々が痛くて、足腰ガクガクなだけだから…」フラフラ…
こいし「それ…ちょっとじゃなくて結構な感じだと思うんですけど…」
永琳「堕天使君が駄目だとなると、もう自分で打ち上げる他無さそうね…それで?セイヤ君、貴方は私達をどうするつもり?」
セイヤ「どうするも何も、ふん縛って全部吐いて貰うに決まってるだろ…」
永琳「それは大変結構な事だけれど、他の皆はどうかしらね?」
セイヤ「はぁ?おい霊夢、打ち合わせ通りに畳み掛けるぞ…」
霊夢「…」
セイヤ「おい霊夢!聞いてるのか!?」
霊夢「…」目逸らし…
セイヤ「っ…魔理沙!」
魔理沙「えっ…な、何だぜ?」
セイヤ「何だぜ?じゃないだろ!打ち合わせ通りに畳み掛けるって言ってるんだ!」
魔理沙「そ、そうだよな…」
セイヤ「そうだよなって…どうしたんだよ魔理沙…」
永琳「皆分からないのよ。堕天使君が言っていた事もあるけれど、それ以前に貴方の気持ちがね…」
セイヤ「また彼奴は余計な事言ったのか…しかも、俺の気持ちが分からないってどういう意味だ…」
永琳「その質問をする時点で、貴方は分かっていないのよ。まぁ、この子達が言葉にしないという所も問題だけど」
さとり「分かってないのは貴女の方でしょ?永琳先生。真面にセイヤと会話もした事がない貴女が、どうしてそこまでの事を言えるの?」
セイヤ「もういい、さとり…口で言っても無駄だ。俺はもうこの人に何を理解して貰おうとも思わない…」
永琳「酷い言われようね…私、嫌われちゃったかしら?」
セイヤ「影でコソコソする様な輩を、好きになれる訳ないだろ…」ズオッッッッ!!!!
永琳「そう…でも、貴方に姫様達を傷付ける事なんて出来ないわよね?」
す
セイヤ「あぁ、死んでもそんな事はしない…だから、傷付ける事無く拘束させて貰う…」ズォォォォォォォォォッ!!
妹紅「ちょっとセイヤ…狂気の力使って大丈夫なの…?」ヒソっ…
セイヤ「安心しろ…相手を傷付けずに拘束する術は身に付けて置いた…紅魔館に浸入してくる暗殺者を拘束する為にな…」ヒソっ…
妹紅「そ、そう…『暗殺者…』」
輝夜「セイヤが来るわよ…」後退り…
サグメ「セイヤ先輩と争うのは…やっぱり心苦しいですね…」後退り…
セイヤ「さて、此処で問題…俺達が必ず引き連れている黒い物、な〜んだ…」ズォッ!!
鈴仙「私達が必ず引き連れてる…黒い物…?」
早苗「黒い物…黒い物……セイヤさんとか?」
セイヤ「俺はピ○ミンじゃない…ていうかそれどういう意味だ?早苗…」ニコォォ…
早苗「あ、いえっ!特にこれと言った意味はありませんよ!?」アセっ…
フラン「セイヤ先生!分かりません!降参です!」シュビッ☆
セイヤ「正解は…」
全員「正解は…?」
セイヤ「影♪」ニコ
全員「えっ…」
セイヤ「影導狂針…【影縫】」グッ!!
永琳「か、影が動いてっ…」
てゐ「気持ち悪っ!!」
影導狂針・影縫
狂気因子を対象の影に埋め込む事で、相手の影を操る事が出来る。性質変化も自由自在だが、操っている最中に移動をする事は出来ない。
ゾワワワワワワッ!!
ガシガシガシガシッ!!
パチュリー「あっ!!」
鈴仙「きゃあっ!?」
セイヤ「何か…目にも耳にも毒な光景だな…」
天子「セイヤはやっぱりドSだったんだね!さぁ!私にもその力を使って思う存分楽しんでっ!」両腕バッ!
セイヤ「よーしお前は少し黙ってろ…」
レミリア「今夜はその力を使って…///私の体を拘束した状態で行為に及ぶのね…///あ、貴方が望むのなら、私はどんな状態でも構わないわ…///」モジモジっ❤︎
セイヤ「よーしお前も黙ってろ…」スタスタ
永琳「今度は私の方が油断したという訳ね…姫様達が私の味方だという事と、私自身の目的までも見抜かれて……完敗だわ」
セイヤ「此処に居る奴以外の記憶は消す…だが、あんた達の記憶は残させて貰うぞ…勿論彼処に居る奴等も例外じゃない…此処に居る奴等全員だ…」
永琳「悪いけど…元に戻る薬はこの記憶を同時に消す薬しかないわ…残念だったわね…」
セイヤ「用意周到なあんたに、この薬しか持っていませんって言われて信じられると思うか?…さて、ボディーチェックの時間だ…」両手ワキワキ…
永琳「え…ちょ、ちょっと…セイヤ君…?」
セイヤ「素直に言えばボディーチェックは免除してやろう…今の俺達は男と女、彼奴らも今は何も言わないだろ…」
永琳「ま、待って!取引よ!貴方だけは元の姿に戻すわ!だから!」
セイヤ「さぁ〜て…俺のテクニックが大人に通用するのか、試させて貰うかな…」スッ…
永琳「いやーーーーーーーっ!!」
諏訪子「ねぇ…皆はやっぱり、元の姿に戻りたいって思う?」
幽々子「私ば早ぐ戻りだいわ〜…」グスっ…
空「ま、まぁ幽々子先輩はそうだろうね…」
レミリア「私も一刻も早く、元の姿に戻りたいわ。私は元の女の姿で、セイヤと幸せになりたいもの」
アリス「私も元に戻りたい…かな。ずっとこのままの姿でって訳にはいかないし…」
早苗「逆に元に戻りたくないって言う人なんて居るんですか?」
魔理沙「私は…ずっと彼奴との関係が進展しないって言うなら…このままでも悪くないかなって、ちょっと思っただけだぜ…」ははっ…
霊夢「魔理沙…」
魔理沙「はは…やる前から諦めムードなんて、私らしく無いよな…」
咲夜『私達が男のままならば…誰も争う事無く、奪い合う事も無いのでは無いでしょうか…このままずっと、セイヤの友人として傍に居れば…』
レミリア「咲夜がそれでいいと言うのなら、それで良いんじゃない?」
咲夜「お嬢様…」
レミリア「私はもう、中途半端な覚悟でセイヤの近くに居るのは止めたわ。セイヤが誰を選んでも、悔いが残らない様にアピールする…そう決めたの……まぁ、もしもそうなったら…私は大事なモノだけあげてしまった、哀れな女の子って事になるけれど、ね…」ニコ…
咲夜「もしもお嬢様がそうなったとしたら…私なんて何番手になってしまうんでしょうね…」
フラン「私は絶対元に戻るよ!ね!こいし!」ふんすっ!
こいし「うんっ!元に戻ったら、今日甘えられなかった分、セイヤさんに甘えまくっちゃうよっ!」ふんすっ!
こころ「やはり…類は友を呼ぶという諺は…間違っていなかった…」
さとり「私も元に戻る…理由はこいしと、あの脳内ピンクなスカーレット姉妹と変わらないわ」
妖夢「それならさとりも脳内ピンクなんじゃ…あ、すみません。髪の色もピンクですから当然ですよね」
さとり「今日の妖夢は本当に当たりがキツいわね…」
幽々子「でじょ〜?」
さとり「幽々子に対して当たりがキツいのはしょうがないかと…」
セイヤ「おっ…やっぱり錠剤タイプを保管してたか。万が一の時は、自分だけ元に戻るつもりだったんだろうが…残念だったな?計画とやらが破綻して」
永琳「セイヤ君…本当に良いの?」
セイヤ「?」
永琳「このまま君が男性のままだと…あの子達の誰かは必ず傷付く事になる…君が居れば、あの子達の体に傷は絶対に付かない…でも、心には大きな傷痕が残る…セイヤ君は、それでも良いと言うの?」
セイヤ「そんな事、とっくに気付いてる…だが、あんたには…関係ないだろ…」
永琳「確かにそうね…直接的な意味では、私には全く関係ないわ…でも、間接的には関係あるのよ…」
セイヤ「俺は俺自身で決めた事を貫き通して…最良の未来を築いていく…あんたの指図は受けない…俺は、彼奴らの指図以外、受けるつもりはない…」
永琳「そう…残念だわ…」
セイヤ「その両目でしっかり見る事だな。俺は絶対に、彼奴らを不幸になんてしない…」クルッ…スタスタ
スタスタスタスタ
永琳「はぁ…本当に、私も後少し若ければ、セイヤ君のハーレムメンバーに入れたのに…」ガックシ…
スタスタスタスタ
セイヤ「ほら、元に戻れる薬だ…」スッ…
霊夢「あ、ありがと…」受け取る…
セイヤ「何だよ。元に戻れるっていうのに、随分と浮かない顔してるな…」
霊夢「べ、別にそんな事無いわよ…」
セイヤ「ふ〜ん…まぁ別にいいが。それじゃあな…」スタスタ
フラン「えっ…せ、セイヤ?」
こいし「い、一緒に帰らないんですか!?」
セイヤ「少し考える時間が欲しいんだ…悪いがお前達だけで先に帰っててくれ。町の人達の事は心配するな…」
レミリア「せ、セイヤっ!命令よ!私の傍に居なさい!」
セイヤ「悪いな、レミリア…その命令、今は聞けない…少しの間でいい…放って置いてくれ…」
レミリア「…」うるっ…
セイヤ「そんな顔しないでくれ、レミリア…それにその顔は、元のレミリアの方が唆る表情だ。だから、男の状態でその表情するのは勘弁してくれ…」はは…
こころ「何処かに行ったり…しない…?」
セイヤ「する訳ないだろ……じゃあ、またな…」クルッ…スタスタ
スタスタスタスタ
レミリア「……貴女達の所為よッ!貴女達の所為でッ!セイヤがッ!私のセイヤがッ!」ギリッ!
鈴仙・パチュリー・輝夜・てゐ・サグメ「「「「「…」」」」」
咲夜「お、お嬢様っ!落ち着いて下さいっ!」
レミリア「チッ…」スタスタ
永琳『セイヤ君…』
〜幻想町(とある場所)〜
セイヤ「はぁ…ったく、彼処から逃げた奴には、後で個別でお仕置きだな…」
忌狂『オ仕置キッテ、イツモ元ノ私トオ姉様ニシテルエロイ事?』
セイヤ「うん言い方悪かったな…お説教ね、お説教……ていうか忌狂、お前いつから起きてたんだ?」
忌狂『結構前カラ起キテタヨ?』
セイヤ「さいですか…ていうか起きてるなら、もっと早くに声掛けてくれよな…」
忌狂『イヤ〜♪女ノ子姿ノセイヤガエロイカラサァ〜♪』
セイヤ「意味分からん…」
忌狂『……マタ、悩ミ事?』
セイヤ「ん?あぁ…まぁ、な…」空を見上げる…
忌狂『マダ月ハ出テナイヨ?』
セイヤ「良いんだよ…出てなくても。ま、月が出てようが出ていまいが、俺の気持ちは晴れないだろうしな…」
忌狂『ウンウン…セイヤハエッチシナイト気持チ晴レナイモンネ…』納得納得…
セイヤ「お前、やっぱり…若干…いや、結構似てるな…フランに」ていうか納得すな…
忌狂『エヘヘ〜…///』褒メラレチャッタ…///
セイヤ「いや褒めてないからね…?……おい堕天使、あんたも随分と好き勝手に行動したみたいだな…」
堕天使セイヤ『ふん…俺は俺の意見を言っただけに過ぎない。あんたがいつもふらふらしているから、あの女共があんな行動を起こすんだ。少しは学習したらどうだ』
セイヤ「学習するのはあんたも同じだ…」
堕天使セイヤ『それで?何故あんたは元に戻らない。まさか、元に戻るのを躊躇しているのか?』
セイヤ「別に…少し引っ掛かる事があるだけだ…それが整理し終わったら、元に戻る…」
堕天使セイヤ『ふっ…もしも俺とあんたが元に戻る事なく、女のままでいる事を選択するというのなら、何も考えずにのうのうと生きられるだろうな…』
忌狂『チョット堕天使ッ!』
堕天使セイヤ『貴様は口を挟むな、忌々しい悪魔め……あんたが女のままでいる事を選べば、俺は必然的に消える事になるだろう。それはそうだ…何故なら、悩みの種である事柄を、根元から断つのだからな…』
セイヤ「…」
堕天使セイヤ『貴様はあの女共を囲っていたいだけだ。彼奴らの幸せを望む?幸せになる姿が見たい?そう言っている割には、あの幼女に手を出したな?どうなんだ?』
セイヤ「…」ギリッ…
堕天使セイヤ『貴様は彼奴らの幸せなど、最初から考えちゃいない。只々貪欲に、只々傲慢に、彼奴らの愛を求めているだけに過ぎない。フッ…詭弁を述べるにしても、もう少し真面に述べられないものかな…』
セイヤ「黙れ…」
堕天使セイヤ『黙れ…?何を言い出すのかと思えば…自分のモノだという証を残しておいて、黙れ、か。笑い話にもならないな…誰か1人を愛する事もままならず、その癖求められれば体を許す、求める…そういう事は1人前だな』
セイヤ「黙れっ…」
堕天使セイヤ『欲望のままに求め合えばいつかは壊れる…それを貴様は理解している筈だ。では何故求めるのか、何故求められても拒まないのか…あんた達はそれを【愛】という…身勝手で愚かとしか言いようがないな…』
セイヤ「黙れっ…!黙れ黙れ黙れッ…!!」
堕天使セイヤ『自分の事を満足に愛せない人間が、他人を愛する事など無理だ。俺に身を預けろ、貴様を…その掃き溜めの様な空間から救ってやる…いや、その空間から救ってやれるのは…俺しかいない…』
セイヤ「黙れぇぇぇぇぇっ!!」ズォォォォォォオオオオオオオオッッッッッッ!!!!!!
オオオオオオ…オオオォォォ…ォォォォォ…ォォォ…ォ…
セイヤ「はぁッ…!はぁッ…!」ゼェゼェ…
堕天使セイヤ『……ふん…やはり貴様は、その程度の人間だったという事か…』スゥゥーーーーッ…
セイヤ「くそ…」ガクッ…
忌狂『セイヤ…』
セイヤ「ははっ…馬鹿みたいだな…俺…全部彼奴の言う通りだ…図星突かれ過ぎて…黙れしか…言えねぇよ…」
〜幻想町(通学路)〜
忌狂『元気出シテヨォ、セイヤ…』
セイヤ「はぁ〜…」トボトボ…
忌狂「堕天使ニボロクソ言ワレテメッチャ凹ンデル…」
セイヤ『彼奴らは元に戻ったのか…?俺も早く元に戻らなきゃな…』トボトボ…
忌狂『ネェセイヤ、マサカズットソノママダナンテ言ワナイヨネ?』
セイヤ「さぁな…風の向くまま気の向くままだろ…」トボトボ…
忌狂「ダメダコリャ…」
「ねぇねぇ暇でしょ?俺達と遊ぼうぜ?な?」
「だから暇じゃないって言ってんでしょ!」
「私達に絡んで来るのはこういう輩ばっかりだぜ…」はぁ…
セイヤ『はぁ…今夜は何も食えないだろうな…』スタスタ
ドンッ…
セイヤ「おい邪魔だ…さっさと失せろ…」
忌狂『ブツカッタセイヤモ悪インジャ…「マァ今ハ機嫌悪ソウダカラ強ク言ワナイゲド…」』
男a「あ?ぶつかって来たのはてめぇだろ、って…お前可愛いな」
セイヤ「は…?」ゾクゥっ…
咲夜「せ、セイヤっ!まだ元に戻ってなかったんですか!?」
セイヤ「咲夜か…何だ此奴ら…お前達の知り合いか?」
妖夢「冗談でもそんな事言わないで下さい…」ムスっ…
金髪男「何何?この子達と知り合いなの?だったら丁度いい…俺達と遊ばね?金は出すからよ」
セイヤ「その後金の分だけ体で払えとか言うんだろ…どうせ」
茶髪男「おいおい分かってんじゃんwなら話は早ぇなw」グイっ!
パシンッ…
茶髪男「あ…?」
セイヤ「悪いな…俺はあんた達と遊ぶつもりもないし、況してやこの女達を連れて行かせる事もしない…」
男b「まさかのリアル百合キタw」
セイヤ「お前達は余程人気者らしいな…毎回毎回碌でも無い男呼び寄せやがって……ま、碌でも無い男っていうのに1番当て嵌まるのは、俺だけどな…」
長髪男「何だこの女…女の癖に自分の事碌でも無い男とか言ってるぞ…?」ヒソヒソ…
金髪男「そういう女の子なんだろ…今時珍しくねぇよ…」ヒソヒソ…
レミリア「セイヤ…貴方は碌でも無い男なんかじゃないわ…私はそんな事、思った事なんて…」
セイヤ「レミリア…そうは言うが、俺がお前にやった事は決して褒められる事じゃない…碌に責任も取れない癖に…お前を傷付けた…それは変わる事のない事実なんだよ…」
レミリア「……それでも…私は嬉しかったわ…私を受け入れてくれた事を…貴方を受け入れられたという事を…喩え表面上だったとしても…それでも私は…」
セイヤ「お前がそうやって言ってくれるのが、唯一の救いだ…レミリア」ニコ
レミリア「セイヤ…」
ザッ…
セイヤ「堕天使…聞こえてるか…」ボソ…
堕天使セイヤ『何だ腰抜け…』
セイヤ「確かにあんたが言ってる事は間違ってない…正論だ。しかも、正論の前にドが付く程のな…」
堕天使セイヤ『…』
セイヤ「あんたの言葉で、俺は確かに決心が鈍った…だけどな、夢を捨てた訳じゃない…」スッ…
アリス『あれは…元に戻る薬…?』
セイヤ「総てをかなぐり捨てても、俺は彼奴らを護り通す…偽善でもいい、傲慢な思い上がりでもいい、何かを失わなきゃ前に進めないのなら…俺自身を、心を…犠牲にしてもいい…」パクッ…
セイヤ「だけどな…この想いだけはっ…この彼奴らを思う想いだけはっ…絶対にっ…」
パキンッ…
セイヤ「幻になんてさせないっ!それが俺、水奈月セイヤの…たった1つの在り方だっ!!」カッ!!
野郎共「なっ!?」眩しっ!
堕天使セイヤ『フッ…そう来なければな…その選択を間違えたと、貴様は後悔する事になる。自分自身…そう、この俺の手で…貴様を失意のドン底に突き堕としてやる…』
シュゥゥゥゥゥ〜ッ…
「ふぅ…やっぱりこの体の方が、色々としっくりくるな…よく帰って来てくれたな、我が聖剣…エクスカリバーよ」
茶髪男「おえぇっ!マジかよっ!此奴女装した男だったのかぁ!!」オロロロロロロっ☆
長髪男「いやいや!女装だからっていきなり背とか伸びねぇだろ!胸とかどうやって説明すんだよ!」
男a「気持ち悪ぃぃ…吐いても吐いても足りねぇぇぇ…」オロロロロロロっ☆
セイヤ「なら…」頭ガシッ!
男a「は…?」
セイヤ「頭地面に減り込ませて吐いてろッ!!」ガァァンッッッ!!
男a「ギャッ!!??」グチャッ!!
幽々子「あらあら…セイヤ君が先に手を出したわ〜…」珍しい…
セイヤ「いや、幽々子先輩…俺はナンパされましたからね?これは正当防衛ですよ。色々な意味での、ね」コキッ…ゴキッ…
金髪男「てめぇ!…おらぁッ!」ヒュッ!!
ガシッ!
金髪男「なっ…」
セイヤ「ほら、歯ぁ食い縛れ…全部へし折られたくなければな…」グッッッ!!
金髪男「ひっ!!」
セイヤ「ッ!!」ゴギャッッッ!!!
金髪男「ぶぎゃぅッ!!???」ドザァァァァッ!!
コーンッ…コロッ…
セイヤ「チッ…3本か。ていうか拳痛っ…」
金髪男「あ…あがっ…」ピクピクッ…
男b「お、おい…此奴まさかっ…あの影絶ちの月じゃねぇのかっ…」ガクブルッ…
諏訪子「出たよ出たよ出ちゃったよぉ!あの通り名がさぁ!」
早苗「諏訪子様は本当にその通り名が好きですね…」
茶髪男「ま、間違いねぇ…あの右目が隠れる程長い黒髪…鬼みてぇに強い腕っ節…そして極めつけは…」
長髪男「女の子囲ってヘラヘラしてるクソ野郎…間違いねぇ!此奴があの伝説の不良、影絶ちの月だぁ!!」
セイヤ「誰が女の子囲ってヘラヘラしてるクソ野郎だゴラぁっ!!」
フラン・こいし「「セイヤ(さーーーんっ❤︎)ーーーっ❤︎」」ダキィッ❤︎
セイヤ「Wi-Fiっ!?」ドシーーーンっ☆
フラン「ふにゃーっ❤︎やっと元のセイヤに会えたよぉーっ❤︎…スンスンっ❤︎…ふにゃぁぁああっ❤︎せーやの匂いだぁぁあっ❤︎❤︎❤︎」クンカクンカっ❤︎
こいし「いい匂いっ❤︎いい匂いだよぉっ❤︎セイヤさんの匂いっ❤︎最高だよーっ❤︎」クンカクンカっ❤︎
セイヤ「ちょっと待てフランにこいしちゃんっ!時と場合を考えてから行動してくれっ!」ジタバタっ!
フラン「考えるよりも先に…///セイヤに甘えたかったの…///あうぅ❤︎せーやの温もりを感じるぅ❤︎」むぎゅうっ❤︎
こいし「この優しい匂いと❤︎それとは真逆の逞ましい体❤︎このギャップが癖になっちゃうよぉ❤︎」むぎゅうっ❤︎
セイヤ「おいお姉ちゃん2人っ!見てないで妹2人の暴走を止めろっ!」
レミリア・さとり「「羨ましい…」」指咥え…
セイヤ「くっ…」駄目だこりゃっ…
茶髪男「あ、あの〜…俺達はお邪魔な様なのでそろそろ…『さっさとズラからねぇと再起不能にされかねねぇっ!』」
セイヤ「あ?おい、あんた達…唯で帰れると思ってるのか…?あんた達全員、2度と女抱けない体にするまで帰さないぞ…?」ギロッ!!
男b「ま、マジすみませんっ…許して下さいっ…お願いしますっ…」orz
妹紅「凄いよこの男達、土下座してる…」プライド無いのか…
「さ、咲夜さ〜んっ…皆さ〜んっ…」タッタッタッタッタッタッ!
咲夜「おや、美鈴…どうして此処に?」
美鈴「どうしてじゃないですよっ…何で私を放置してっ……あ、あれ?そういえば私…どうして折角の日曜日に学校なんかに…」あれ?
咲夜『セイヤが上手くやったみたいですね…』
美鈴「それよりも咲夜さん…どうしてあの男の人達は土下座してるんですか?」それも妹様とこいしちゃんがセイヤに抱き着いて…
咲夜「あの男の人達は私達をナンパしたんです。それにキレたセイヤが、不良2人を瞬く間に再起不能に…そしてその強さに気付いた不良達が…」
美鈴「同じく再起不能にされるのを恐れて謝罪している、と…なるほどなるほど♪そういう事だったんですか♪」うんうん♪
セイヤ「あのさ…俺は別に謝罪をして貰いたい訳じゃないの…分かる?」
茶髪男「はい…」
フラン「セイヤぁ❤︎」擦りっ❤︎擦り擦りっ❤︎
こいし「セイヤさぁん❤︎」擦り擦りっ❤︎擦り擦りっ❤︎
セイヤ「フランにこいしちゃん…今割と大事な話してるから…ちょっとの間だけ擦り擦り自重しようか…」
フラン・こいし「「はぁ〜い❤︎」」擦り擦り擦り擦りっ❤︎❤︎❤︎
セイヤ『全然分かってくれてない…』
長髪男「な、なぁ!どうすりゃ許してくれんだよ!土下座しただろ!?」
セイヤ「土下座で許して貰おうなんていう、甘い考えしてる時点で許せないな…」
神奈子「ま、まぁまぁセイヤ…別に私達が何かされたって訳じゃないんだしさ…許してあげたら?」
セイヤ「お前達に何かしてたら、問答無用で殺してるだろ…」
妖夢「言っている事は物騒でも、私達の身を案じてくれているから嬉しいですね…///」
霊夢「取り敢えず此奴ら帰していいわよ…別にどうでもいいし…」
魔理沙「だな。不快だからさっさと帰れだぜ…」シッシッ…
セイヤ「……はぁ…分かったよ。おいあんた達…さっさと失せろ。そこでノビてるボロ雑巾2つも連れて行け…」
茶髪男「は、はいっ…おい…行くぞ…」肩車…
金髪男「は、歯がっ…俺の歯がっ…」ヨロヨロ…
スタ…スタ…スタ…スタ…スタ…
こころ「セイヤ…///ありがとう…///助かった…///」ポッ❤︎
セイヤ「別に俺は何もしてないだろ…偶々通り掛かっただけだ」
さとり「それにしてもセイヤ、どうして貴方は元に戻ってなかったの?まだ悩み事があったのは見てて分かったけど…」
セイヤ「男は色々と考える事多くて、悩み事だらけなんだよ…ま、そっとして置いてくれた点は感謝するよ…」
レミリア「セイヤ…お帰りなさい」ニコ
セイヤ「な、何だよ急にっ…恥ずかしいからやめろっ…何がお帰りなさいだよっ…」
レミリア「あら、私の愛する元のセイヤが戻って来てくれたのだから、お帰りなさいで合っているでしょう?」
セイヤ「お前は本当に、幽霊とか心霊現象以外に関しては物怖じしないな…」
「あ、あのっ…セイヤっ…」
セイヤ「ん?何だ?鈴仙…」
鈴仙「そ、その……ごめんなさいっ!私…どうしてもセイヤに見て貰いたくてっ…それで…」
パチュリー「わ、私も…ごめんなさい…駄目な事だとは分かっていたけれど…それでも…」
セイヤ「……なぁ、俺は何に対して謝られてるんだ?さっぱり理解出来ないんだが…」
てゐ「き、決まってるでしょ…自分の身勝手な欲望の為に…町の人達や皆に迷惑掛けて…セイヤの事裏切ってさ…」
セイヤ「別に、それでいいんじゃないか?身勝手な欲望の為に行動しても…そっちの方が人間らしいよ…おっと、これじゃ自分で自分の事を正当化しようとしてるみたいだな…」
サグメ「で、でも…」
セイヤ「俺は何も怒ってない…振り返るのは悪い事じゃないが、俺を見てて分かるだろ?悩んで前に進めない事が、どれだけ愚かで、無様で、醜悪なのかって事を…」
サグメ「そ、そんな…セイヤ先輩は…」
フラン「セイヤはそんなんじゃないよっ!いつも私達の事を1番に考えてくれてるじゃんっ!」ムギュゥッ❤︎
こいし「そうですっ!私はそんなセイヤさんが大好きなんですっ!」ムギュゥッ❤︎
サグメ『取られたっ…』ガーーーーンッ☆
セイヤ「ありがとな…お前達は本当に優しいな…その優しさに、俺はいつも救われてる…だから、これからも俺の傍に居てくれ…頼む…」ニコ
早苗「せ、セイヤさんがっ…」
諏訪子「超が付く程の正直者にっ…」
セイヤ「俺って普段どんな風に思われてるんだ…?」
魔理沙「ま!事態はこれにて一件落着って事で!皆でセイヤの家ですき焼きでもやろうぜ!」
霊夢「勿論あんたの自腹だからね?」
セイヤ「へいへい…」
咲夜「それではセイヤの家に行く前にスーパーに寄りましょう♪冷蔵庫の中にすき焼き用のお肉はありませんから」スタスタ
美鈴『セイヤの家の冷蔵庫事情を知っている咲夜さん…』スタスタ
パチュリー「レミィ、私は負けないわよ?」スタスタ
レミリア「あら、それは私への宣戦布告かしら?結構前に宣戦布告は受けた筈よ?」スタスタ
パチュリー「あの時と同じだとは思わない事ね」スタスタ
レミリア「喩えセイヤがパチェに構っていたとしても、セイヤが向ける私への愛は、パチェとは全然違うからいいけれど♪」スタスタ
パチュリー「むきゅ〜っ…」スタスタ
妹紅「鈴仙達も正々堂々勝負する気になった?」スタスタ
てゐ「なったなった…」スタスタ
輝夜「やっぱりセイヤに怒られるのは嫌だものね…」スタスタ
鈴仙「セイヤが私達に優しくて助かったよ…」スタスタ
サグメ「ねぇ、フランちゃんにこいしちゃん…そろそろセイヤ先輩から離れたら?」スタスタ
フラン「やだ…///ずっとこのままがいい…///」むぎゅうっ❤︎
こいし「セイヤさん暖かいです…///」むぎゅうっ❤︎
グイっ!×2
さとり「こいし、そろそろお姉ちゃんとお話ししましょう?」ニコニコ
アリス「ちょっと私とお人形について語り合おうか…ね?フランちゃん?」ニコニコ
フラン・こいし「「ひぇぇ…」」ガクブルッ…
セイヤ「なぁ、霊夢、魔理沙…」
ピタ…
霊夢「?…何よ?」
魔理沙「どうしたんだぜ?」
セイヤ「お前達2人は…本当の所、俺の事をどう思ってるんだ?」
霊夢・魔理沙「「…」」
セイヤ「俺達3人は子供の頃から親の付き合いで一緒に居る事が多かった…その所為か、俺はお前達2人の気持ちを碌に考えてこなかった…だからお前達2人の気持ちを聞きたくなったんだ…」
霊夢「……私達2人の気持ちは、彼処に居る全員と全く同じよ…」
魔理沙「そうじゃなければお前みたいな甲斐性無しと一緒に居ないぜw」
セイヤ「お、同じってどういう意味…」
霊夢「さ〜ね〜…それはあんた自身が気付きなさ〜い…」クルッ…スタスタ
魔理沙「ここまで言っても気付かないなんて…最早病気の類だぜ…」クルッ…スタスタ
霊夢「病気の類じゃなくて病気なのよ…」スタスタ
スタスタスタスタ
堕天使セイヤ『どうやらあんたは、筋金入りの馬鹿みたいだな…』
セイヤ「堕天使…」
堕天使セイヤ『あんたがそんなだから、俺の様な異物が生まれるんだ。少しは自らの行いを見直して、反省する事だな…』
セイヤ「そうだな…だけど、また気付かされたよ…」
堕天使セイヤ『?』
セイヤ「俺も彼奴らも、好きで同じ場所に居るって事がな…」
堕天使セイヤ『っ……フッ』
妖夢「セイヤーーっ!早く買い物に行きましょうっ!」手をフリフリっ!
幽々子「すき焼き早く食べたいわ〜っ♪」手をフリフリっ!
セイヤ「ああ…今行くよ…」スタスタ
「お前達の傍に…な」
〜迷い巡って辿り着いた答え〜
【完】
チュンチュン…チチチッ…
〜とあるマンション(セイヤの部屋)〜
セイヤ「くぅ…かぁ〜…」zzz
フラン「ふにゃ〜❤︎せーやぁ❤︎」頭ガンッ☆
セイヤ「うがっ……んぁ?」パチリッ…
目覚まし時計「6時やで工○」
セイヤ「6時か……おい、お前ら起きろ…フランっ…」ユサユサっ…
フラン「えへへへ〜❤︎」むにゃむにゃ…
セイヤ「駄目か…さとり起きろ、朝だぞ…」ユサユサっ…
さとり「ね、眠い…」ギュゥッ❤︎
セイヤ「眠いのは俺も一緒だっ…だから起きろっ…」ユサユサっ…
さとり「もう少し…だけ……くぅ〜…」zzz
セイヤ「ぐぬぬっ…霊夢、魔理沙、Wake up!」
霊夢・魔理沙「「すぅ…すぅ…」」zzz
セイヤ「咲夜さーん!アリスさーん!早苗ェ!起きろっ!」
咲夜「今日はセイヤが朝ご飯を用意して下さい…」ゴロンっ…
アリス「お願いねぇ…」ゴロンっ…
早苗「何で私だけさん付けじゃないんですかねぇ…」ゴロンっ…
セイヤ「早苗は完全にふて寝だろ!いいから起きろ!遅刻するぞ!」
咲夜・アリス・早苗「「「…」」」シーーーーーーン…
セイヤ「……こ、こいしちゃんは起きてくれるよな〜?」
こいし「お姉ちゃんとフランちゃんが密着してるからやです…」プイっ…
セイヤ「分かった分かったよ!俺が起きればお前達も起きるんだな!?」ムクッ!
フラン・さとり「「あぁ〜…」」ズルルっ…
セイヤ「さて、朝飯何にするかな…」
モゾモゾっ…スポッ☆
レミリア「セイヤ…どうして私には声を掛けてくれないのかしら…?」ジトーーっ…
セイヤ「ずっと俺の下半身でモゾモゾしてるからに決まってるだろ…起きてるの明白だからな…敢えて声掛けなかったんだよ…俺なりの優しさだ」
レミリア「うー…仕方がないわね…そういう事にして置いてあげるわ…」擦り擦りっ❤︎
セイヤ「擦り擦り自重しろ下さい…」
モゾモゾっ❤︎ぎゅうっ❤︎
レミリア「好き…///好きよ…///セイヤ…///」擦り擦りっ❤︎
セイヤ「わ、分かったからっ…///そんな事するなら俺と朝飯作るの手伝ってくれっ…///」
さとり「またレミリアとイチャイチャして…懲りない人ね…」むぎゅっ❤︎
フラン「フランともイチャイチャしよ〜❤︎セイヤぁ❤︎セイヤ専用のフランがセイヤの為にたっぷりご奉仕してあげるぅ❤︎」むぎゅっ❤︎
こいし「わ、私もご奉仕しますっ!セイヤさんの為なら何だって出来るんですからっ!」
セイヤ「OK分かった落ち着こうっ!男としてはかな〜り嬉しいがっ!視線がロンギヌスの槍の如く突き刺さってるからっ!…はっ!!」チラッ!
霊夢「OK分かったわ…あんたは朝からそんなに幼女に囲まれたいのね…」
魔理沙「それじゃあ同じ土俵に立つ為に、永琳先生からAP○X4869貰ってくるか…だぜ」
咲夜「では私はその前に、自分の小さかった頃の写真をセイヤに送って、反応を見て置きましょう」スッスッ…
アリス「なら私はtwi○terで拡散希望を…」スッスッ…
レミリア「『tw○tterで拡散される→ネットの人達にセイヤとの関係がバレる→セイヤは逃げられない→強制結婚&子作り』セイヤっ❤︎私達のイヤらしい関係を、t○itterで拡散して貰いましょうっ❤︎」むぎゅうっ❤︎
セイヤ「レミリア…お前碌でもない事考えてただろ…」
さとり「レミリアはtwitte○の圧力でセイヤを逃さないつもりです…」
セイヤ「その頭の回転をもっと別の所で活かして欲しいもんだ…」
フラン「twit○er…その手があったね♪じゃあ早速…え〜と…私の彼氏の写真うpしますた。コメント待ってるよ、っと…」スッスッ…
こいし「高校卒業後は即結婚の予定です、っと…」スッスッ…
セイヤ「俺の知らない所で俺の個人情報流出させるな…」Wビシッ…
フラン・こいし「「あぅ…」」痛い…
セイヤ「さて、と…じゃあ朝飯の準備するかな…」スクッ…
レミリア「わ、私も手伝うわ…///」スクッ…
早苗「れ、レミリアさんが手伝うなら私も手伝います!」スクッ!
咲夜「で、では私も…」スクッ…
セイヤ「じゃあもうお前達が作ってくれよ…」
レミリア「私は貴方の手伝いをしたいのよ…貴方が作らないのなら、私は何も手伝わないわ…」プイっ…
早苗「不本意ですが私も同意見です…」プイっ…
咲夜「同じく…」プイっ…
セイヤ「お、おう…///『うーん…///可愛い…///』」
フラン「むっ…じゃあフランも手伝う〜っ❤︎」むぎゅうっ❤︎
こいし「セイヤさんが望むなら、私…///裸エプロンになります…///」むぎゅうっ❤︎
フラン「む〜っ…そ、それなら私だってっ!」
セイヤ「なん…だと…」
妄想フラン『セイヤっ❤︎一緒にご飯食べよっ❤︎今日はセイヤの大好きな肉じゃがだよっ❤︎』
妄想こいしちゃん『セイヤさんっ❤︎一緒にご飯作りましょっ❤︎』
セイヤ「///」ポケェ〜…
グニィッ☆
セイヤ「痛っ……悪い魔理沙、助かった…危うく禁断の世界に取り残される所だった…」
魔理沙「全く…しっかりしてくれだぜ」
セイヤ「じゃあ俺がメインで作るから、サラダの盛り合わせとか、食器並べとかはお前達がやってくれ…」
全員「はーい♪」ノ
〓⌘〓約30分後〓⌘〓
セイヤ「はい、完成。これで最後だ」コトッ…
全員「おぉ〜…」
アリス「これはハンバーグ?何だか黒い物が…」
セイヤ「それは豆腐とヒジキ、それと食感を良くする為に鶏肉を少し入れて作ったハンバーグだ…」ストッ…
さとり「これ、ソースも手作りよね?」
セイヤ「ん?ああ、まぁな…おろしポン酢ベースのソースだ。朝はやっぱりこってりした物よりあっさりした物の方が良いと思ってな…」悪い、お茶取って…
魔理沙「完全なオリジナルハンバーグ…女子力高過ぎだぜ…」私達女の存在意義…
霊夢「あ…そういえばセイヤ、何で玉子焼きが2種類あるのよ」はいお茶
セイヤ「いや、お前達は甘い玉子焼き派と出し巻き玉子派の2組に分かれてるだろ?だから2種類作ったんだよ」39…
フラン「私は甘い玉子焼き好きぃ〜❤︎セイヤとお揃いだよぉ❤︎」擦りっ❤︎
早苗「私は出し巻き玉子派ですから…///作って貰えて嬉しいですねぇ…///」
咲夜「セイヤは本当に女性への気遣いがマメですね…そんなにモテたいのですか?」
セイヤ「俺の行動意味が明後日の方向向いてるのは何故…?」男にも気遣いするよ?一応…
こいし「後は秋刀魚の塩焼きに…油揚げと豆腐のお味噌汁…良い匂いですぅ」美味しそう…
セイヤ「ご期待に添える味かは保証し兼ねるけどな。はい、それじゃあ手を合わせて…」パチン…
全員「…」パチン…
セイヤ「いただきます」ペコ
全員「いただきます」ペコ
パクっ…
さとり「あら…このハンバーグ、とても美味しいわ…」モグモグ…
レミリア「っ…ほ、本当だわ…流石、セイヤが愛を込めて作ったハンバーグね❤︎」モグモグ…
フラン「し・か・も!セイヤが素手でこねこねした、セイヤの味が染み込んだハンバーグだよっ❤︎」もきゅもきゅっ…
セイヤ「何でわざわざ変な言い回しするんだ…っと、テレビテレビ」ピッ…
TV「今朝のニュースです。連続強盗犯が今朝、幻sプツンッ…
セイヤ「あ、おい…何でテレビ消すんだよ、霊夢。まだお母さんが観てるでしょうが」
霊夢「だから何であんたがお母さんなのよ。こういう時位、テレビ観てないで私達と会話しなさいよね…」パクっ…
セイヤ「いやこういう時位って…最近ずっとこうだろ…」ズズズー…
咲夜「テレビを観るのでは無く、私達と会話をしましょうよ」モグモグ…
セイヤ「そう言われてもなぁ…昨日の夜に飽きる程話しただろ…あ、秋刀魚美味い…」モグモグ…
魔理沙「昨日は昨日、今日は今日だぜ!」モグモグ!
セイヤ「じゃあ東京都知事はいつ頃辞めるのかっていう話題で…」モグモグ…
アリス「どうせその内辞めるでしょ…税金無駄に使い倒してた訳だし…」モグモグ…
早苗「朝に東京都知事がどうたらの話…夢がありませんね…」モグモグ…
セイヤ「えー…なら、最近学校ではどうだ?」ズズズー…
さとり「それは両親と話す事よ…」ズズズー…
セイヤ「じゃあ政治家は全員死ねばいいと思ってる奴、挙手…」
全員「…」ノ
セイヤ「Oh…」パク…
フラン「じゃあセイヤと結婚するのはフラン1択だと思う人ーっ❤︎はい挙手っ!挙手挙手っ!」はいはいはーいっ!
シーーーーーン…
フラン「……チッ…残念、釣られなかったね…」パクっ…
霊夢「釣られる訳無いでしょ…」ズズズッ…
魔理沙「何考えてるんだぜ…」モグモグ…
こいし「ふふふっ…フランちゃん、やっぱり幼妻ポジションは私みたいだね♪」ふんすっ!
フラン「むっ……はいセイヤぁ❤︎あ〜んっ❤︎」スッ❤︎
こいし「むむっ……セイヤさぁん❤︎あ〜んして下さぁい❤︎」スッ❤︎
その他全員「…」ジーーーーーーーーッ…
セイヤ「そしてまた、ロンギヌスな視線が俺を襲うのであった…」ズズズー…
〜学校へ行く時間の様です〜
〜幻想町(通学路)〜
フラン「貴女の為に捧げるこの身と心♪肌重ねた分だけ想いが〜♪強くなる♪」スタスタ
こいし「求めた代償が、喩え〜♪この命だとして〜も〜♪」スタスタ
フラン・こいし「「私は決して、後悔など致しません……キャーーーっ❤︎セイヤ〜っ❤︎(さ〜んっ❤︎)」」むぎゅぅぅぅっ❤︎
セイヤ「歌うなっ…///恥ずかしいだろっ…///」スタスタ
アリス「まぁ恥ずかしいよね…しかも歌った筈であるその記憶が無い訳だし…」スタスタ
レミリア「♪」ルンルンっ♪
咲夜「お嬢様、お嬢様もセイヤのキャラソンを聴いているのですか?」スタスタ
セイヤ「キャラソンって言い方やめろ…」スタスタ
レミリア「えっ?///ええ…///永久の運命歌という…///あの英雄セイヤが歌っている曲よ…///」スタスタ
咲夜「あっ!確かにあれはいい曲ですよね!」スタスタ
魔理沙「まぁ歌ってるのはセイヤ本人だけどな…でも確かにいい曲だぜ」うんうん…
早苗「それよりレミリアさん!そろそろセイヤさんの鞄を私にも持たせて下さいよ!」スタスタ
レミリア「これは私がセイヤに頼まれて持っているのよ。だから貴女には持たせないわ」プイっ…
早苗「さにゃにゃ〜っ…」ぷるぷるっ…
霊夢「あんた達は本当に懲りないわね…」ルンルン♪
さとり「そういう霊夢もリズムに乗っているみたいだけど…霊夢は何を聴いてるの?」スタスタ
霊夢「えっ?///……ろ、ロストドリーム…///」スタスタ
さとり「恥ずかしがる事無いわよ?あれは名曲だから…」うんうん…
セイヤ「もう勘弁して…」グスンっ…
フラン「よーし!じゃあ次っ!Labyrinth of love!行ってみよーっ♪」ギュッ❤︎
こいし「おー!いえー!」ギュッ❤︎
フラン「次はセイヤも一緒に❤︎3人で歌おうねっ❤︎」擦りっ❤︎
こいし「堕天使さんVoiceでよろですっ❤︎」擦りっ❤︎
セイヤ「闇の炎に抱かれながら消えたい…」スタスタ…
堕天使セイヤ『フッ…恥ずかしいと言うのなら、俺が代わりに歌ってやろうか?』
セイヤ『引っ込んでろ厨二天使』
魔理沙「そういえば、今度また新イベントやるってにとりが言ってたな」スタスタ
早苗「前回は町内イベントと学園内イベントでしたからね〜…次はどんなイベントか楽しみです♪」スタスタ
セイヤ「お前達はまだあの糞ゲーやってるのか…早く捨てろよ…」スタスタ
咲夜「無理ですね。あれこそ、私が長年追い求め続けた理想の恋愛シュミレーションゲーム…恋愛、戦闘、音楽…どれを取っても最高の出来…そしてやり込み要素も満載…あれ程のゲームはそうそうありません」スタスタ
霊夢「最近のゲームはやり込み要素って言ってもね〜…素材がどうこうで作業ゲーに成りがちだし…」スタスタ
さとり「そういう点では、このゲームは良い意味での作業よね。目的の素材が出なくてもリターンが大きいから」スタスタ
フラン「好感度の上限もどんどん上がって来てるしね〜♪早く新しいCGとボイスの追加アップデート来ないかな〜❤︎」スタスタ
こいし「この前のアップデートは最高だったもんね!……あの、セイヤさん…///エッチぃボイス…///ご馳走様でした…///」ペコ…
セイヤ「やめて……やめてっ…」※大事な事なので別の意味を込めて2回言いました♨︎
咲夜「では言うのは止めましょう。但し、今後もアップデートへの協力は惜しまないで下さいね?」スタスタ
セイヤ「惜しみたいけど惜しめないんだよ。弱み握られてるからな…」スタスタ
レミリア「よ、弱みっ!?きっ、聞いてないわよっ…それにしても、私のセイヤの弱みを握るなんてっ…許せないわっ…」ぷるぷるっ!
霊夢「因みにあんた、どんな弱み握られてんのよ」スタスタ
セイヤ「お前達に言ったら弱み握られてる意味無いだろ…」スタスタ
レミリア「わ、私にも教えなさいっ!これは命令よっ!」ビシィッ☆
セイヤ「悪いな、レミリア…これだけは言えないんだ…」スタスタ
レミリア「そ、そんな…」うるっ…
セイヤ『許してくれ、レミリア…俺はこの秘密を知られる訳にはいかないんだ。俺が…俺が…休日にか○あげクン食べたさに…約10軒のローソ○を走り回っただなんて…口が裂けても、絶対に言えないっ…』スタスタ
忌狂『他ノ人カラシタラ物凄クドウデモイイヨウナ…』
さとり「からあ○クン…」ボソ…
セイヤ「っ!!?」バッ!
フラン「?…どうしたの?セイヤ?いきなり振り返ったりして…」むぎゅっ❤︎
さとり「約10軒のローソ○…溜まりに溜まった欲望、その欲望の赴くままに…ロ○ソンの○らあげクンを買い占め、同じくからあげ○ンを買いに来た幼気な少年を泣かせた…」ボソボソっ…
セイヤ『う、迂闊だったーっ…さとりんに心読まれたーっ…』汗ダラダラ…
レミリア「うー…私はセイヤに信用されていないのね…」うるうるっ…
さとり「レミリア、レミリア…」肩ポンポン…
レミリア「何かしら…?さとり…ふふ、笑いたいのなら笑いなさい…」
さとり「良い事を教えてあげましょう……ごにょごにょ…」ヒソヒソヒソヒソ…
セイヤ「お、おいっ!さとりちょっと待てっ!」アセっ!
咲夜「……セイヤの態度を見限りだと、どうやらさとりが全貌を掴んだ様ですね…」
レミリア「……セイヤ、今夜は唐揚げを沢山作ってあげるわ❤︎」ニコっ❤︎
セイヤ「バレたかーっ…」
アリス「何々?さとり、私達にも教えてよ」
さとり「勿論です…」ニヤリ…
セイヤ「さとりんさんっ!ちょっとタンマっ!」ダッ!
フラン「あぅ…セイヤぁ…」もっと腕組んでたかった…
こいし『お姉ちゃんが悪い顔してる…』セイヤさんの腕…///細かった…///
「きゃーーっ!ひったくりよーっ!」
魔理沙「ひったくり?」
大男「どけどけっ!邪魔だっ!!」チャキッ!
霊夢「ナイフっ!?フランっ!こいしちゃんっ!」
大男「邪魔だっつってんだろッ!!」グアッ!!
フラン・こいし「「えっ?」」クル…
ゴギャッッ!!ゴギィッ!!
大男「ギャッ!!?」ズザァーッ!!ドンッ!
スタスタスタスタ
大男「痛ッて〜……ひっ!?う、腕がッ!俺の腕がァァッ!!!?」プラーン…
「おい、あんた…」ピタ…
大男「ひぃっ…」ビクッ…
セイヤ「あんた…誰の女に刃物向けてるんだ……あぁッ!?」ゴッッ!!
大男「ぎゃあッ!?」ズザァッ!!
セイヤ「おいッ!答えろッ!!…答えろっつってんだろうがッ!!」バギィッ!!
大男「ギャァァァアアッ!!?……あがっ…あ…」ボタボタっ…
セイヤ「殺してやるッ…殺してやるッ!!」ゴッッ!!ゴギィッ!!
魔理沙「お、おい…セイヤが…」ガクガクッ…
早苗「ぼ、暴走しちゃってます…ど、どうしましょう…」ガクガクッ…
セイヤ「死ねッ!死ねッ!!俺の大切な人を傷付ける奴はッ!傷付けようとする奴はッ!全員死ねぇぇッ!!」ゴギィッ!!バギィッッ!!
霊夢「馬鹿っ!何やってんのよあんたっ!」ガシッ!!
咲夜「そんな事をしたら本当に死んでしまいますっ!」ガシッ!!
セイヤ「はぁッ…!はぁッ…!」ゼェ…ゼェ…
ズズズズッ…グラァッ…
大男「」グチャッ…
セイヤ「は、ははっ…ザマァ見ろ…誰にモ奪わせナイ…コノ場所はっ…俺ダケのモノだ…はハはっ…ハハハハッ…」
レミリア「セイヤ…」手をギュッ…
セイヤ「っ……レミリア…?俺は…」
レミリア「気にしなくても大丈夫よ…フランもこいしちゃんも無事よ…それに、ほら…私も居るでしょう…?ずっとずっと、貴方だけの傍に…」ギュゥッ…
セイヤ「レミリア…」
テッテッテッテッ…×2
フラン「セイヤ?大丈夫?」ギュッ❤︎
こいし「セイヤさぁん…」ギュッ❤︎
セイヤ「わ、悪い…な。学校…行くか…」落ちていたバッグを拾う…
スタスタスタスタスタスタ
セイヤ「ほら…このバッグ、あんたのだろ?」っバッグ
女性「あ、はい…あの…ありがとうございます…」ペコ
セイヤ「感謝をする必要なんて無い…」
女性「え…?」
セイヤ「俺は俺の為に行動を起こした。唯、それだけだ…あんたの為じゃない…あんたがどうなろうが、俺の知った事じゃない……行くぞ、レミリア、フラン、こいしちゃん…」フイ…
レミリア「ええ…」スタスタ
フラン「うんっ❤︎」スタスタ
こいし「…」ペコ…テッテッテッ…
スタスタスタスタ
早苗「何だか…最近のセイヤさん…ちょっと中学の時に似てきて……違いますね。戻って来ている気がします…」
咲夜「以前より増して、感情の起伏が激しくなっていますね。私達の事だけに関して、ですけど…」
アリス「この前は確か…映姫と小町が当たり屋みたいな人達に絡まれた時だったよね?」
さとり「ええ…反論した小町に、相手の男が小町の胸倉を掴んで…その後はセイヤが…」
魔理沙「1人は両手両足の骨を折っての大怪我…もう1人も内臓破裂の重傷…だぜ。前からその2人に被害届けがあった所為か、お咎め無しだったから良かったけど…このままじゃいつか、本当に人を殺しちゃいそうだぜ…」
霊夢「普段はいつも通りのセイヤだけど…こうして私達が絡まれたりすると…今みたいな行動を起こす様になったわね。ま、それは前からだから特に気にはならないけど…」
咲夜「明らかに振るう暴力の質が変わって来ていますね。それがどうした、という話ですけど…」
さとり「出来る事ならば…あのセイヤを私は、見たくはありません……私の好きなセイヤは、優しい笑顔で微笑み掛けてくれる、そんなセイヤだから…」俯く…
早苗「それなら私達がもっとセイヤさんの傍に居て、安心させてあげればいいんですよ!セイヤさんの傍で支えてあげれば、ずっといつもの明るく元気な、私達の大好きなセイヤさんです!」
霊夢「……ええ、そうね。早苗の言う通りだわ。あの馬鹿は私達が居なきゃ駄目みたいだし」
アリス「暗くなっててもしょうがないからね!私達が明るくなきゃ、根暗なセイヤがもっと根暗になっちゃうしw!」ケラケラw
魔理沙「あれ以上根暗になったら苔生えちゃうぜw!」ケラケラw
咲夜「そうと決まれば、私達も早くセイヤの所へ行きましょう。それに、早くセイヤの所へ行かないと、お嬢様達にリードされてしまいます」
早苗「さにゃっ!?それは聞き捨てなりませんっ!」ダッ!!
さとり「お姉ちゃんを出し抜くとは良い度胸ね!こいし!」ダッ!!
アリス「あっ!ちょっと待ってよ!早苗にさとりっ!」タッタッタッタッタッタッ!
咲夜「ふふっ…」タッタッタッタッタッタッ!
霊夢「…」
肩ポン…
霊夢「魔理沙…」
魔理沙「霊夢、大丈夫か?」
霊夢「まぁ、ね…大丈夫じゃないのは、彼奴の方だから…」
魔理沙「私達は幸せ者だなぁ…セイヤにあれだけ想って貰えて」
霊夢「複雑過ぎるわよ……まったく…複数人に、同じ量の愛情注ごうなんて…ほんと、馬鹿な奴…」
魔理沙「でも見限れないんだろぉ?」ニヤニヤ
霊夢「あ、当たり前でしょっ…///す、すすっ…///好きなんだからっ…///」プイっ!
魔理沙「おーおー♪霊夢も随分と素直になったな〜♪」ニヤニヤっ…
霊夢「あ、あんたはどうなのよ…///」
魔理沙「ん?何がだぜ?」
霊夢「だ、だからっ…///あんたはあの馬鹿がどんな風になっても…///その…///好きなの…?///」
魔理沙「おう!」ニカッ☆
霊夢「……そ」
魔理沙「ほら!私達も行こうぜ?霊夢!」タッタッタッタッタッタッ!
霊夢「はいはい…」タッタッタッタッタッタッ!
〜幻想町(幻想学園高等学校・2年2組)〜
美鈴「ほおほお…朝から大変でしたね。お疲れ様です」ペコ
諏訪子「いやいや〜…それにしても、セイヤは最近荒れに荒れてるねぇ…」
妖夢「相手が何もして来なければ、セイヤは何もしませんよ。セイヤは真の漢ですからね♪」みょんすっ!
文「あやや〜…そうですねぇ。セイヤさんよりも、幻想町の治安の悪さの方が問題ですから…」
四季映姫「そうですね。セイヤこそ正義!セイヤ・オブ・ジャスティスですっ!」悔悟の棒ブンブンッ!
霊夢「ていうか何であんた達が私達のクラスに居んのよ…あんた達とはクラスは別でしょうが…」※少女頬杖中につき
小町「まぁまぁ良いじゃないか、そんな堅い事を言わなくても」
こころ「やはりセイヤの顔を見なければ落ち着かない……違うっ…セイヤの顔を見なければっ…今日という1日が始まらないっ…」(狐)
神奈子「うんうん…こころ、良い事言ったわ」コクコク…
鈴仙「まぁ今はもう文化祭ムード一色な訳だし、少しでもセイヤの負担を減らして、セイヤに文化祭を大いに楽しんで貰おうよ」
てゐ「セイヤも私達が構ってあげてれば、機嫌直していつも通りヘラヘラするでしょ♪」
輝夜「まぁ私達と一緒に居る時は、別に何も変わらないけれどね」
アリス「そういえば咲夜、咲夜は確か…セイヤと文化祭デートの約束取り付けたんだよね?」
咲夜「えっ!?///あ、はい…///まぁ…///一応は…///」モジモジっ❤︎
さとり「こいしとフランも約束を取り付けたって、上機嫌よね…」
早苗「わ、私だってそんな約束位、簡単に取り付けて見せますからっ…」ガクブルッ…
美鈴「咲夜さんは良いですね〜…私も好きな人と文化祭でデートするのは夢ですし」
レミリア「主を、姉を差し置いて文化祭デートを取り付けるだなんて…それも、人の旦那を寝取る様な真似まで…許せないわ」ギロリーンッ☆
咲夜「は、ははっ…『これは…お嬢様達に邪魔されない様…もう1度、デートプランの見直しをした方が良さそうですね…』」ふむ…
魔理沙『此奴らは先輩達に花を持たせようって気が無いのか…だぜ』
セイヤ「…」ボケェ〜…
アリス「またそんなボケェ〜っとした顔して、もうちょっとだけシュッとした顔出来ないの?」
セイヤ「そんな事言われてもな…自分で言うのも何だが、俺っていつもこんな感じだろ?」
アリス「うん…まぁ、そうなんだけどさ。だからこそ普段からシュッとした顔しておけば、いつもシュッとした顔になるでしょ?」
セイヤ「年がら年中シュッとした顔してたら身が持たないっての…」
アリス「別にキリッとした顔しててって言ってる訳じゃないんだけど…そんなに難しい?」
セイヤ「あぁ、難しいね。喩えるなら、俺がテストで全教科満点取るぐらい難しい」グテェ〜っ…
アリス「『たれセイヤ…///』そ、そんなに難しい事なんだ…」
燐「はいはいシャンとするっ!猫が好きな私でも、流石に猫背は認められないなぁ!」グイッ!
空「はいっ!顔上げてっ!背筋伸ばしてっ!明後日の方向向いてっ!さぁっ!」頭グイッ!
セイヤ「明後日の方向向いちゃいかんだろ…」
さとり「あ、もうこんな時間…最後に最近いつも欠かさずしている事をして、教室に戻りましょうか…///」スタスタ
ダキっ❤︎むぎゅぅぅううっ❤︎❤︎❤︎
さとり「ふぅ〜…///セイヤは暖かくて落ち着くわ…///寒い時期には外せないわよね…///」むぎゅぅぅぅっ❤︎
霊夢「はいはーい…午前の授業を乗り切る為に、セイヤを抱き締めたい人は此方に並んで下さーい…1回たったの200円ですよー…」
魔理沙「今なら寒い時期限定での特別価格だぜー…」
さとり「ふぅ…///満足だわ…///はい霊夢、200円」っ200円
霊夢「はい毎度ありー…」チャキーンッ¥
レミリア「ちょっと!また私の許可無くそんな事をしてっ!そういう事は、妻である私を通してからにして貰いたいわね!」ズカズカッ!
妖夢「魂魄式デコピンッ!」ピシィッ☆
レミリア「うーーーっ!?」
妖夢「ふっ…またつまらない相手にデコピンをしてしまいました…あ、霊夢。私も1回お願いします」っ200円
霊夢「はいはい毎度ー…」チャキーンッ¥
セイヤ「俺を勝手に身売りするな…」これ言うの何度目だよ…
四季映姫「ではタダで良いと?」
鈴仙「霊夢と魔理沙がセイヤの価値はタダじゃないからってお金取ってるんだけど…」
セイヤ「俺に価値なんて1円も無いからな…」
こころ「そんな事はないっ…セイヤの価値は億レベルっ…一生涯掛けて払うっ…だからローンを組んで買わせて欲しいっ…」(切実)
セイヤ「生命保険掛けてないしな…俺…」
輝夜「あ、そういう意味ね…」
てゐ「ビックリしたー…また自暴自棄になったのかと思ったよー…」ホッ…
美鈴「それより、早くしないと予鈴鳴っちゃいますよ?」
早苗「それより私達は駄目なんですか?」
神奈子「早苗達はセイヤと同じクラスだから駄目ね」
諏訪子「何だか不公平な気がするねぇ…」
文「でしたら来年はセイヤさんと別のクラスになれば良いんですよ♪」
アリス「うわっ…それは嫌だね…」
さとり『来年こそはっ…去年と同様、セイヤと同じクラスにっ…』グッ…
小町「ふぅ…///落ち着く…///」ギュッ❤︎
四季映姫「小町っ!早く私と代わって下さいっ!」悔悟の棒でペシペシっ!
燐「ちょっと映姫っ!次は私の番なんだけどっ!」
空「順番はキチンと守りましょうっ!これは人として、最低限のマナーだよ!」
セイヤ「ああ…温い…」
◎◉◎2時間後◉◎◉
紫「はい、じゃあ各自部活でやる出し物の準備、又はクラスの出し物の準備に取り掛かってちょうだい」
ガタタッ…
ざわざわ…ざわざわ…
セイヤ「んーーっ…あ〜…疲れた」コキッ…コキッ…
アリス「HP後に紫先生に呼び出し食らってたもんね」
セイヤ「相手が相手だったからお咎め無しだったが、やり過ぎだって言われたな」
諏訪子「右腕骨折と左足が粉砕骨折、まぁやり過ぎと言えばやり過ぎだねぇ」
セイヤ「死ななかっただけマシだと思って欲しいもんだ。しかし、まさかあの大男が連続強盗犯だったとは思わなかったな」
アリス「朝にセイヤの家のリビングでちょっと観たやつだよね。霊夢に直ぐ消されたけどさ」
霊夢「ちょっとあんた達、早くこっち来なさいよ。今日でこれ完全に纏めて、部活の出し物に集中するんだから」
セイヤ「はいはいよー…っと」ガタタッ…
アリス「諏訪子は部活の出し物の方も手伝ってくれるんでしょ?」ガタタッ…
諏訪子「まぁねぇ〜♪神奈子とこころも手伝いたいって言ってたから、その代わり…約束は守ってよぉ?」
アリス「3日間有効な入場優先権でしょ?約束は守るよ、私はセイヤとは違うからね♪」
セイヤ「…」⊃≫≫−−−−−グサリッ…
レミリア「セイヤっ!?あ、アリスっ…貴女という女はっ…私のセイヤに言葉の槍を突き刺さないでちょうだいっ…」言葉の槍ガシッ!
アリス「事実を言っただけじゃん…」そんなに怒らなくても…
レミリア「セイヤっ!今助けてあげるわっ!…うーーっ!うーーーーっ!!」ググググッ!!
魔理沙「言葉の槍って物理的に掴めるもんなんだな…」しかも引き抜くつもりか…
レミリア「はぁ…はぁ…さ、咲夜っ!手伝いなさいっ!」
咲夜「あ、はい…」スタスタ
セイヤ「今抜いたら心の闇が飛び出るかも知れないから、そっと抜いてくれると助かる…」
レミリア「せーので引くわよ?準備は良いかしら?咲夜…」グッ…
咲夜「はい…」グッ…
レミリア「せーのっ!」グンッ!!
咲夜「く、うっ!結構心の奥深くまで刺さっていますねっ!」ググググッ!!
美鈴「そこまで分かるんですねぇ…ちょっと抜いてみたいかも…」
スポーーーーーーンッ!!
「ふぐぅっ!?」グサァッ!!
レミリア「せ、セイヤっ!大丈夫っ!?怪我はしていないわね…でも心は重症よ。だから私が治してあげるわ❤︎勿論舐めて❤︎」さわさわっ❤︎さわさわっ❤︎
早苗「レミリアさんっ!今直ぐセイヤさんから離れやがれですっ!」さにゃーっ!
セイヤ「なぁ…そんな事より…さっきすっぽ抜けた言ノ葉の槍、誰かに刺さらなかったか?」
霊夢「ちゃっかりそれっぽい名前付けてんじゃないわよ…」
咲夜「そういえば…先程『ふぐぅっ!?』という呻き声に似た叫び声が聞こえた様な気が…」キョロキョロ…
紫「うぅ…」⊃≫≫−−−−−
全員『紫(さん)先生に刺さってるーーーっ…』ガビーーーンッ☆
紫「BBAじゃない…私はBBAなんかじゃないわっ…」グスンっ…
諏訪子「これは相当ヤバいねぇ…紫先生のトラウマに見事、クリーンヒットしたみたいだよ…」
早苗「下手気にその話題に触れようものなら、跡形も無く消し去られそうですしね…」
霊夢「どうせその内勝手に抜けるでしょ…ほら、さっさと作業始めるわよ…」
紫「BBAなんかじゃないもんっ…」グスンっ…
〻〻〻30分後〻〻〻
セイヤ「で、持ち寄った案を紙に纏めたまではいいが…」
アリス「これじゃあ興味持って貰えそうにないね…」
レミリア「やはりここは私が書いてきた【セイヤとレミリアのラブラブ日記(真実)】を紙に纏めるのが良いと思うわ❤︎」
セイヤ「却下…」
レミリア「うー…」しょぼ〜んっ…
霊夢「何でその案が通ると思ったのよ…」
魔理沙「それ以外が真面だったからなぁ…余り強く言えないから困るぜ…」
早苗「見る人がもっと興味を持つ様に、書き方を工夫するという事は出来ますよね?」
美鈴「確かに…文字ばかりじゃ退屈でしょうし、可愛いイラストとか、面白い絵文字なんかを書き足すのはどうでしょうか?」
セイヤ「それはいいアイディアだな。しかし、どんな配置にするか…イラスト大きくし過ぎても、肝心の文章が入らなきゃ本末転倒だしな…」
「お困りの様ですねっ!」シュバッ!
スタッ…
文「記事の事なら、この幻想学園新聞部部長…射命丸文にお任せあれっ!」あややーんっ☆
咲夜「さて、アイディアは出ましたが…手詰まりなのには変わりありませんね…」ふむ…
レミリア「注目して欲しい記事を大きく見せるのは基本よね…」
早苗「ですがどの記事を大きくしましょう…」
文「敢えてツッコまないという斬新な攻撃っ!?」ガーーーーンッ☆
霊夢「あんたの書く記事、出来れば参考にしたくないのよね…ていうか目を通したく無いというか…」
諏訪子「他人の悪い所を探して書き殴った様な記事だしねぇ…」
アリス「まぁそういうの好きな人が多いから、今も新聞部が在るんだろうけど…」
文「なっ…ど、何処ぞのカリスマ(笑)が書こうとした記事よりかは全然マシですよっ!」
レミリア「カリスマ(笑)とは誰の事かしらっ!?」うーーーっ!!
セイヤ「ていうか文…お前、クラスの出し物とか部活の出し物は大丈夫なのか?」
文「ノンノン♪セイヤさん達と一緒にされては困りまぁ〜すねっ♪」チッチッチッ♪
全員「…」ちょっとイラっ☆
文「さてさて♪そんな記事作成初心者の皆さんは、一体どんな記事を書こうとしてるんですかねぇ〜♪」ヒョコッ☆
ペラッ…
文「ふむ…ふむふむ……ほぉ〜…幻想町の歴史と町並みについて、ですか…あれ?博麗神社のいい所纏めてみた?え?」ペラッ…
霊夢「博麗神社の宣伝も兼ねてるのよ♪どう?ナイスアイディア&纏め方でしょ?」ふぅんっ♪
文「相変わらずお金が絡むと凄い行動力ですねぇ…これに関しては、纏め方100点満点中100点満点ですよ…流石幻想町の守銭奴巫女、博麗霊夢さんです…」ペラッ…
霊夢「その言い方、好い加減止めないと本気で裏山辺りに封印するわよ…?」
早苗「私もちょこ〜っとだけ守矢神社の宣伝を盛り込みました☆」てへっ☆
諏訪子「守矢煎餅♪守矢神社境内で絶賛発売中だよぉ♪」ビシィッ☆
アリス「誰に向かって言ってるの…?」
ブー☆ブー☆
セイヤ「ん?…お、フランとこいしちゃん、クラスでやる出し物の準備、終わったみたいだぞ?」
レミリア「早いわね…まぁフラン達のクラスはグループ別の物作りだと言っていたから、早く終わるのも納得だわ」
セイヤ「俺達のクラスに呼んでも大丈夫か?」
魔理沙「良いんじゃないか?私達のクラスにも、他のクラスの奴等来てるみたいだしな…」
諏訪子「フランちゃん達が居れば、セイヤのモチベーションが上がって早く終わるかも知れないしねぇ…」ニヤニヤ
セイヤ「ば、バーロー…///そんな事ある訳無いだろ…///」
咲夜「照れ隠しでバーローを使わないで下さいよ…それじゃあセイヤ、パルスィちゃんも一緒に呼んであげて下さいね?」
セイヤ「分かってるよ……やる事無くて暇なら、俺達のクラスの出し物手伝って下さい…っと」送信…
文『後輩に手伝って貰うんですね…』
そ・し・て
フラン「セイヤに求められてやってきましたーっ❤︎」わーいっ❤︎
こいし「セイヤさんの為なら!喩え火の中水の中無意識の中ですっ!」ふんすっ!
パルスィ「セイヤ先輩、皆さん、こんにちは」ペッコリン☆
セイヤ「よく来てくれた。そしてパルスィ、こんにちは」ニコ
パルスィ「///」テレテレっ❤︎
レミリア「それじゃあフラン、私が文字を書くから、貴女はそれをその油性マジックで上からなぞって書いてちょうだい」シャーペンスチャッ☆
フラン「やだっ…」プイっ…
レミリア「え…?」
フラン「私はセイヤに言われたから来たんだもんっ…セイヤの言う事しか聞かないよっ…」
レミリア「えー…」
アリス「それじゃあこいしちゃん、私と一緒にここに可愛いイラスト描こうか♪」
こいし「嫌ですっ…セイヤさんと作業出来ないなら何もしませんっ…」プイっ…
アリス「ええー…」
咲夜「もしかしてパルスィちゃんも…?」
パルスィ「全くの同意見ですっ…」プイっ…
早苗「居る意味無いじゃないですかっ!それっ!」
テッテッテッテッ…むぎゅうっ❤︎×2
フラン「私はセイヤの言う事しか聞かないもんね〜っだ❤︎…えへへっ❤︎セイヤぁ❤︎セイヤぁ❤︎」擦り擦りっ❤︎
こいし「セイヤさん❤︎とっても暖かいですぅ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎
パルスィ「あっ!ちょっと!フランちゃんにこいしちゃんズルいっ!」
霊夢「あんた…選択ミスったんじゃない…?」
セイヤ「俺もそんな気がしてきた…」
フラン「ねぇねぇ❤︎何手伝って欲しいのぉ❤︎フランに何でも命令してぇ❤︎」ぎゅうううっ❤︎
こいし「私にもお願いしますぅ❤︎」ぎゅうううっ❤︎
セイヤ「そ、それじゃあ…フランはレミリアの手伝い、こいしちゃんはアリスと咲夜の手伝い、パルスィは俺と諏訪子の手伝いをして貰おうかな…」
パルスィ『よしっ…よしよしっ!』ガッツポッ☆
フラン「えーーっ!?何で私がお姉様のお手伝いなのぉ…」むぎゅぅぅぅっ❤︎
こいし「私もセイヤさんのお手伝いしたいですぅ…」むぎゅぅぅぅっ❤︎
セイヤ「君達2人の過剰なスキンシップ受けてたら、動揺して作業進まなそうなんだよ…」
フラン「全然動揺してないじゃん…こんなにギュッてして擦り擦りしてるのに…」ムスっ…
セイヤ「俺の心の中は現在スパーキング状態なんだよ…悟られない様にするこっちの身にもなってくれ…」ヒソっ…
こいし「我慢なんてしなくてもいいじゃないですか…」ムスっ…
セイヤ「世の中を生き抜く為には、本音と建前が必要なんだよ…こいしちゃん…」
パルスィ「ほらほら♪フランちゃんとこいしちゃんはあっちだよ♪さ、早く行った行った♪」手をヒラヒラ♪
フラン・こいし「「むむむぅ…」」ぎゅぅぅぅっ❤︎
♪♫♬10分後♪♫♬
文「そして、此処に重要となる文章を書き込む…と、どうでしょう?」
霊夢「す、凄いわね…流石新聞部…」
魔理沙「毎回毎回悪ふざけというか、人の悪い所ばっかり書いてるが…技術だけは本物みたいだぜ…」
咲夜「ここには可愛い仔犬さんの絵を描きましょうか…」描き描き…
アリス「じゃあ此処には猫かな…」描き描き…
こいし「わぁ…咲夜先輩もアリス先輩も絵が上手ですね…フランちゃんの言ってた通りだぁ…」
レミリア「フラン、次はこっちの方をお願い…」カキカキ…
フラン「はぁ〜い…『セイヤとラブラブ出来ると思って来たのになぁ……はっ!でもでもっ…頑張ったらご褒美として、セイヤからすっごいエッチな事して貰えるかもっ❤︎…よーしっ!頑張るぞーっ❤︎』」カキカキカキカキッ!
レミリア『急に頑張り始めたわね…どうしたのかしら…』カキカキ…
早苗「美鈴さん、この纏めた資料、セイヤさん達の所に持って行ってあげて下さい」トントンッ…
美鈴「アイアイサーっ♪」受け取ってビシッ☆
スタスタスタスタ
美鈴「セイヤ、これ資料です」スッ…
セイヤ「お、ありがとな…」受け取る…
美鈴「どうですか?作業の方は。捗ってますか?」
セイヤ「あぁ、パルスィ達が来てくれたし、この方面のベテランである文も一緒だからな…作業が捗る捗る」カキカキ…
パルスィ「そ、そんなぁ…///セイヤ先輩に褒められると照れちゃいますよぉ…///」カキカキ♪
諏訪子「パルスィちゃん、書く位置ズレてるズレてる…」カキカキ…
ガラガラッ!
「漫研の文化祭で出す漫画のサンプルっ!欲しい人はカモンカモーンっ♪あ、因みに女性限定だ〜♪」スタスタ
セイヤ「げっ…芳香…」
芳香「お〜お〜♪セイヤ君じゃ〜ないの♪こんな所で会うなんて、奇遇だねぇ♪」
セイヤ「此処は俺のクラスだ…」
こいつの名前は宮古芳香。2年4組在籍の漫画研究会部員だ。因みに、俺はこいつが苦手だ
魔理沙「お、芳香。どうしたんだぜ?何か文化祭で出す漫画のサンプルとか叫んでたが…」
芳香「ふふふっ…夏コミで限定出版した漫画がネットで大好評だったんだ♪だから文化祭でも似た様なの出版しようかなと思ってね♪見る?」スッ…
魔理沙「ぅ…///ど、どうせあれなんだろ…///私は遠慮しとくぜ…///」
芳香「早く魔理沙もこっち側に来たらぁ?結構魔理沙も興味あるんだろう?うりうりぃ…」つんつんっ…
魔理沙「わ、私は屈したりしないぜっ…///」
フラン「なつこみ…って何だっけ?お姉様」
レミリア「夏のコミックマーケット…通所夏コミ。都内某所で開催されている、オタクの、オタクによる、オタクの為の、夏の一大イベントの事よ」カキカキ…
フラン「お姉様詳しいねぇ…」
レミリア「パチェが1度だけ行った事があると話していたから…炎天下の中、何時間も並ばなければならないらしくて…その1度だけでうんざりしたと言っていたわ」カキカキ…
芳香「あれ?皆には言ってなかったっけ?私が夏コミで出版した漫画の事…」
こいし「どんな漫画なんですか?見せて下さい見せて下さい♪」
フラン「私も見てみた〜いっ♪」
パルスィ「芳香先輩って漫画描けるんですね……嫉妬します」ボッ!!
早苗『ミディアムパルスィちゃん降臨…ですねぇ…』
セイヤ「だ、駄目だっ!フランとこいしちゃんとパルスィは絶っっっ…対に駄目だっ!」
フラン「えー…何でぇ?」
セイヤ「何でも、だ。俺の事を本気で好きだと言うなら、頼む…芳香の漫画は読まないでくれ…」くっ…
フラン「う、うん…///分かった…///『セイヤの事愛してるもん❤︎そのセイヤが言うんだから❤︎言う事聞かなくちゃ❤︎』」モジモジっ❤︎
こいし「わ、分かりました…///『セイヤさんの事は絶対に裏切れないよぉ❤︎』」モジモジっ❤︎
パルスィ「は、はいっ…///わ、分かりましゅたっ…///『嫉妬なんてしてる場合じゃないっ❤︎遂にセイヤ先輩が、私の事を意識してくれてるんだからっ❤︎』」モジモジっ❤︎
芳香「チッ…この1年生3人組は、結構妄想力豊かだって聞いてたから期待してたのにな…」あわよくば漫研に勧誘を、と思ってたんだけど…
もうお気付きだろう。そう、この宮古芳香は…腐っているんだっ!それはもう頭の先から足の爪先部分まで、体の部分が余す事なく腐り切っているんだよっ!
セイヤ「フラン達1年生組は…俺が護るッ…お前の好きな様にはさせないぞ…宮古、芳香っ!」
芳香「ふぅんっ!結構結構♪護れる物なら護り切ってみるがいい…セイヤ諸共、こっちの道に引き摺り込んでやるっ!」
セイヤ・芳香「「…」」バチバチバチバチッ☆
アリス「おおっ…凄い気迫のぶつかり合いだね…」
霊夢「ていうかまだ芳香はセイヤのBL本描いてるのね…懲りない奴ねぇ…夏の終わりにこっ酷く怒られたばっかだっていうのに…」やれやれだわ…
咲夜「霊夢だって、この前芳香に貰った、執事セイヤ×ノーマルセイヤのサンプル漫画、まだ持っているんですよね?」
霊夢「えっ!?///す、捨てたに決まってんでしょっ…///あんなもんっ…///」
咲夜「ふふ…強情な態度を取っていても、私には隠せませんよ…?」アリスの顎クイっ☆
アリス「や、めろっ…俺は……俺には…好きな奴が居るんだっ…」
咲夜「ふふふっ…その減らず口…いつまで叩けるのか、実物ですね…」スッ…
アリス「あっ…」
霊夢「あぁぁぁぁ…///」両手で顔を覆う…
レミリア『私とセイヤのラブラブ漫画を描いて欲しいと頼んだら…速攻で却下されてしまったのよね…だから私は、彼奴が嫌いだわ…』カキカキ…
咲夜「因みに芳香、今回はどの様な作品なんですか?」
芳香「今回は英雄セイヤ×ノーマルセイヤによる、兄弟物だよ♪」
レミリア「っ!!?『英雄セイヤとノーマルセイヤの兄弟物っ!?』」バッ!!
早苗「あ、レミリアさんが食い付きましたよ?美鈴さん」
美鈴「お嬢様は英雄セイヤの大ファンですからねぇ…あのゲームの英雄セイヤルートで、感動の余り大泣きしたとか何とか…」
早苗「あー…確かにあのルートは、涙無くしては見られないルートですからね…此処はレミリアさんに完全同意です」
美鈴「あのゲームのCGイラストを描いているのも芳香ですからねぇ…尊敬しているかと聞かれると…どうとも言えませんが…」
早苗「腐女子じゃなかったら尊敬出来るんですけどねぇ…」うんうん…
美鈴「全く持ってその通りです…」うんうん…
芳香「まぁ今回はこの位にしておいてあげよう…私はまだまだ広報活動をしなくちゃならないからね…」クルッ…
頭ガシッ…
セイヤ「待て…その前にその本を置いて行って貰おうか…」ググググッ…
芳香「こ、断るぅ〜ッ…」ググググッ!!
セイヤ「いいから渡せッ…その腐った脳味噌諸共、頭蓋骨を粉砕してやろうかッ…?」ギリギリギリギリッ…
諏訪子「言ってる事が大分物騒だねぇ…」
芳香「こ、これは私の魂ッ…そう簡単に渡す訳にはいかないなぁッ…」あ痛たたたたっ…
セイヤ「そんな魂も纏めて粉砕してやるッ…」ギリギリギリギリッ…
咲夜「ま、まぁまぁセイヤ…少し落ち着いて下さい。いつもの寛大な心をしたセイヤは何処へ行ってしまったんですか?」
セイヤ「それとこれとは話が別だろ…お前は自分が題材にされた漫画を描かれたとして、嫌じゃないのか?」
咲夜「私が題材にされた漫画を…ですか…」ふむ…
妄想レミリア『咲夜…///』
妄想咲夜『お嬢様…』キリリッ☆
咲夜「……悪く、ないですね…///」
セイヤ「お前に聞いた俺が馬鹿だった…」
芳香「隙ありッ!!」バッ!!
セイヤ「なっ!?このっ…」グアッ!!
芳香「宮古式痴漢撃退術ッ…向こう脛強撃ッ!!」シュッ!!ガギィッ!
セイヤ「ぐぉぁあッ!?」ドシーーンッ☆
フラン「せ、セイヤぁっ!」バッ!
アリス「ちょっとっ!大丈夫っ!?」バッ!
美鈴「弁慶ですら痛くて泣いたと言われる向こう脛を的確に…芳香、出来ますね…」キリッ☆
セイヤ「言ってる場合かッ…痛たたたたっ…」
フラン「じゃ、じゃあ…///フランがぺろぺろしてあげるね…?///」スッ❤︎
こいし「それは私がやるからっ!」フランの右腕ガシッ!
パルスィ「いやいや!此処は私が引き受けるからっ!」こいしの右腕ガシッ!
セイヤ「救急箱持って来てくれないかなぁ…」ヒリヒリ…
芳香「ふはははははーっ!それでは、私はこれでっ!…さらばだーっ!」ダダダダダダダダダダッ!
セイヤ「に、逃げるなっ!この卑怯者っ!」
キキィィッ!
セイヤ「おっ?『もしかして頭にきたか?なら…今度こそ逃がさないっ…さぁ、カモ〜ン…』」キラーンッ☆
芳香「あーそれと…このセイヤ出演の漫画、ぐっちょんぐっちょんのぐっちょんぐっちょんだから♪そこんとこよ・ろ・し・くぅ❤︎」ウインクッ☆
セイヤ「ぐっちょんぐっちょんのぐっちょんぐっちょんって!それ唯のぐっちょんぐっちょんじゃねぇかっ!やめろぉっ!俺の知らない所で俺を汚すのやめてぇぇっ!お願いだからっ!300円あげるからぁぁっ!!」
レミリア「貴方の心と体は、私が既に汚したでしょう?///だから今度はもっとキツく、強く…///私の事を求めて、汚してちょうだい…///セ・イ・ヤっ❤︎」擦りっ❤︎
セイヤ『可愛い…///』なでっ❤︎
レミリア「❤︎」うー❤︎うー❤︎
霊夢「取り敢えず芳香なんかに300円渡すなら、私に300円渡しなさい…」手を出す…
セイヤ「何故そうなる…」
芳香「まだ見ぬ同士の為にっ…無限の彼方へ〜っ…さぁ行くぞぉっ!!」ダダダダダダダダダダッ!!
セイヤ「あっ!ヤバっ!逃げられたっ!」
魔理沙「まぁほっとけば良いんじゃないか?どうせ漫画の中だけだせ!」
セイヤ「そんな呑気に構えるなよ…まったく、他人事だと思って…」はぁ…
ガラガラッ…
さとり「セイヤ、私達のクラスは出し物制作終わったわよ。あら、どうしてこいし達が?」スタスタ
妖夢「わぁ…沢山女の子に囲まれてますね……あっ…すみません、いつもの事でしたね♪」テヘペロっ☆
セイヤ「おぉ、さとりに妖夢…いや、情けない話なんだが…フランとこいしちゃんとパルスィに、俺達のグループ研究の纏め手伝って貰ってたんだ…」あと妖夢、ツッコマないぞ?
妖夢「そういう事ですか。早く終わるに越した事はありませんし、それに、先生方も何も言わないんですから良いんじゃないですか?」それを言っている時点で、ツッコんでいるのと同じですよ…
さとり「こいし、セイヤに迷惑を掛けてないわよね?」ジロリっ…
こいし「か、掛けてないよっ…?セイヤさん、私、迷惑掛けてないですよね?」
セイヤ「え?あ、あぁ…こいしちゃん含めて、3人共凄く良い子にしてるぞ?」ニコ
フラン・こいし・パルスィ『『『セイヤ(さん・先輩)の優しい顔❤︎好き❤︎胸がキュンキュンしちゃう❤︎』』』キュンキュンっ❤︎
咲夜「相変わらずセイヤは年下に甘いですねー…」右頬グニィーッ☆
魔理沙「そんなんだからロリコンだって言われるんだぜー…」左頬グニィーッ☆
セイヤ「いへへへへッ!!ほへんなはいっ!ゆるひへふらはいっ!!」
さとり「まだ終わっていない様だし…私も手伝うわ」スタスタ
妖夢「それならば私も、微力ながらお手伝いしましょう!」スタスタ
セイヤ「さとりはともかく…妖夢は良いのか?部活の出し物の準備、終わってるのか?」頬サスサス…
妖夢「セイヤと少しでも、一緒に居たいからに決まってるじゃないですか…セイヤの鈍感…」ボソ…
アリス「セ〜イ〜ヤ〜…」右頬グニィーッッ☆
早苗「女の子の気持ちは硝子工芸品の如く繊細なんですっ!もっと慎重に、丁寧に、細心の注意を払って取り扱って下さいっ!」左頬グニィーッッ☆
セイヤ「いへへへへへへへッ!!ごべんなざいごべんなざいッ!!そへほはなへっ!ひんひょうほへいねひほはいひんのひゅういはへんふほはひひひあひだほっ!?」ジタバタッ!!
文「はいっ!では此処で、あのセイヤさん馬鹿で有名なカリスマ(笑)、レミリア・スカーレットさんに今のセイヤさんの言葉を解説して頂きましょうっ!ではレミリアさん、宜しくお願いします」ペコ
レミリア「痛いとごめんなさい、そして…早苗、慎重と丁寧と細心の注意は、全部同じ意味合いだぞ…と、セイヤは叫んでいるわ」
文「ほほう…流石セイヤさん馬鹿ですね」
レミリア「ふふんっ♪セイヤの事を知り尽くしている私にとっては、セイヤの言っている事、考えている事を読む位、造作も無い事だわ♪」
フラン「私だって分かってたのにぃ…」ムスっ…
諏訪子「セイヤは女の子のハートを鷲掴みには出来ても、それを保管するのが下手くそ過ぎるんだよねぇ…」やれやれ…
お昼の時間まで作業しました♨︎
キーンコーンカーンコーン…
セイヤ「嗚呼…時が来た事を告げる鐘の音が、校舎内に鳴り響いている…」ガックリ…
アリス「普通にお昼休みの鐘が鳴っている、じゃ駄目なの?」
セイヤ「何も言うな…ツッコマれると急に恥ずかしくなる…」
魔理沙「その場の勢いでそういう事言うからだぜ…」
セイヤ「返す言葉も御座いません…よっと…」スクッ…
さとり「あら、1年生達のお迎え?」
セイヤ「その通り…遅くなるつもりは無いから、ちょっとだけ待っててくれ…」
妖夢「では私達も他の人達を迎えに行きましょうか。呼ばないと怒られちゃいますから…」スクッ…
セイヤ「あ、それと…手伝ってくれてありがとな?お陰で助かったよ」
さとり「せ、セイヤの為だから…///」モジモジっ❤︎
妖夢「そ、そうですね…///困った時はお互い様ですよ…///」モジモジっ❤︎
ダキっ❤︎ぎゅぅぅぅっ❤︎
フラン「えへへ〜っ❤︎これでまた、セイヤの好感度上がっちゃったねっ❤︎」擦りっ❤︎
こいし「さぁセイヤさんっ❤︎チルノちゃん達を迎えに行きましょうっ❤︎」ギュウッ❤︎
セイヤ「何だ?フランとこいしちゃんも一緒に迎え行ってくれるのか?」
フラン「うんっ❤︎『セイヤは誰にも渡さないもんっ…』」ニコーっ❤︎
こいし「当然ですっ❤︎『フランちゃんと2人きりにさせたら、セイヤさん食べられちゃうもんっ…』」ニコーっ❤︎
パルスィ「わ、私も付いて行きますっ!!『フランちゃんとこいしちゃんに任せたら…セイヤ先輩が襲われちゃうっ…』」
セイヤ「それじゃあ4人で行くか」スタスタ
フラン『むふふっ❤︎学校全員に、私とセイヤがラブラブだって見せ付けちゃおっ❤︎』ムギュッ❤︎
こいし『何て事をフランちゃんは考えてる筈…なら、私だって負けてられないっ…』ムギュッ❤︎
パルスィ「セイヤ先輩〜…」腰にムギュッ❤︎ ズルズルズルズルッ…
レミリア「それじゃあパチェにも連絡してあげようかしら…」スマホスッスッ…
妖夢「それなら私は幽々子様に連絡しなくても良さそうですね」幽々子様はパチュリー先輩と同じクラスですから
さとり「所で、こいし達1年生組が居なくなったから聞くけど…///その…///芳香がこんな本を…///」スッ…
美鈴「そ、それってまさか…///」
コクンっ…
さとり「英雄セイヤとノーマルセイヤが組んず解れつする漫画よ…///確かこういう類のジャンルをBLと言うのよね…///」
魔理沙「も、貰っちゃったんだな…///」
さとり「半ば強引に押し付けられた形だけど…な、内容は中々に中々で…///初心者にも安心安全だって言うから…///つい…///」
咲夜「まさか妖夢も…?」
妖夢「えっ…///あ、はい…///サンプルで無料だと言うので…///」
霊夢「あんた達馬鹿ねぇ…タダより高いもんは無いのよ?」
アリス「霊夢、これ百鬼夜行商店街のコロッケ無料券なんだけど…要る?」っコロッケ無料券
霊夢「要る…」キリリッ☆
魔理沙「タダって言葉に食い付いてる食い付いてる…」
レミリア「そ、その…///さとり…///そのサンプル…///私に見せて貰えないかしら…///」
さとり「良いけど…レミリアは貰っていないの?」
レミリア「私…彼奴の事、余り好きじゃないから……だからお願いっ…ちょっとだけで良いから見せてちょうだいっ…」
さとり「え、ええ…どうぞ」スッ…
レミリア「あ、ありがとう…///『ど、ドキドキするわっ…///英雄セイヤと、私の愛するセイヤが…///どんな風に絡み合うのかしら…///』」ドキドキドキドキっ❤︎
早苗「あ、レミリアさん…私にも見せて下さい」ヒョコっ…
諏訪子「私もちょっと興味あるねぇ…」ヒョコっ…
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
セイヤ「執事の奴…こんな痕残して……俺のモノだって主張してるつもりなのか…」脱ぎ…
パサッ…
セイヤ『今夜…兄さんに、何て言い訳すれば良いんだ…』
ガチャッ…
英雄セイヤ「おかえり、セイヤ。どうだ?バイトの方は…」
セイヤ「に、兄さんっ…」バッ!
英雄セイヤ「?…何だよ。いきなり開けたのは悪かったが、そんな驚く事ないだろ…」スタスタ…ギィィ…パタンッ…
セイヤ「う、うるさい…いいから出てけよ。何でわざわざ俺の部屋に入って来るんだ…」
英雄セイヤ「そんなの決まってるだろ…」スタスタ
顎クイっ…
英雄セイヤ「可愛い弟がバイトで疲れて帰って来たんだ。兄貴が優しく迎えてやるのは、当然の事だろ?」
セイヤ「か、顔が近いっ…///離れろっ…///」
英雄セイヤ「そんな恥ずかしがるなよ…ま、恥ずかしがる顔も可愛いから、俺は構わないがな…」スッ…
セイヤ「やっ、めろっ…やめてっ、くれっ…兄さんっ…」
英雄セイヤ「抵抗されると、グッとくるな……ん?この痕は…」
セイヤ「あ…そ、それは…」
英雄セイヤ「……そうか。彼奴の仕業か…お前は、彼奴を受け入れたんだな…?」ギリッ…
セイヤ「ち、違うっ…俺は…」
英雄セイヤ「俺は……何だよ…?」
セイヤ「俺は…」
続きは製品でっ♪
全員「///」ドキドキドキドキドキドキっ❤︎
咲夜「こ、これは…///絶対にセイヤに見せてはいけませんね…///」ドキドキっ❤︎
霊夢「漫研の奴等全員が、串刺しの刑にされてるのが目に浮かぶわ…///」ドキドキっ❤︎
魔理沙「うおぉぉ…///私は屈したりしないぜぇぇ…///」ドキドキドキドキっ❤︎
レミリア『わ、私は現実志向の人間よっ…///そうでしょうっ…///レミリア・スカーレットっ…///だって、攻められる立場はいつも、私自身なのだからっ…///でも…///正直欲しいわ///……で、でもっ!///やっぱり現実でセイヤに抱かれる方のが、100億万倍気持ちが良いし…///で、でもぉ…///』モジモジモジモジっ❤︎
美鈴「よく先生にバレませんね…///バレたら1発でOUTですよね?///これ…///」
妖夢「この学校は緩いですからね…///何せ、校内でお酒を飲んでいる先生が居るくらいですから…」
諏訪子「うん…漫研の人達咎めたとしても、それ言われたらきっと何も言えないねぇ…先生達」
早苗『くっ…買うか迷いますっ…ですが、万が一セイヤさんにバレたらと思うとっ…』ぐぬぬぬっ…
アリス「さとりは製品版買うつもりなの?」
さとり「正直な所、買うか迷ってます…///」ポッ❤︎
アリス「だよね…///これはちょっと見逃せないかな…///」ポッ❤︎
ヒョコ…
ドア|芳香『計画通り…』ニヤリ…
〜幻想学園高等学校(1階廊下)〜
セイヤ「…」スタスタ
フラン「えへへ〜❤︎セイヤ大好きぃ❤︎愛してるよぉ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎
こいし「セイヤさん最高ですぅ❤︎胸キュンが止まらないですぅ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎
パルスィ「セイヤ先輩ぃ〜…」ズルズルズルズルッ…
「おいおい…また根暗先輩の奴、フランちゃん達侍らせてるぞ…」
「チッ…いい御身分だな…」
「セイヤ先輩、今日も変わらずモテモテね…」
「フランちゃん達も大概だと思うけどね…」
フラン『むふふふっ…///皆が、私とセイヤのラブラブな光景を目に焼き付けてるねっ❤︎セイヤは誰にも渡さないよっ❤︎』擦りっ❤︎
セイヤ『死合わせだなぁ…死合わせだとも…死と隣合わせ、略して死合わせだ…』スタスタ
こいし「セイヤさん❤︎幸せそうな顔してますねっ❤︎私も勿論幸せですよっ❤︎」ニコーっ❤︎
セイヤ「あぁ、フランとこいしちゃん、それにパルスィが抱き付いててくれるから…俺は死合わせだ…」ニコ
パルスィ『セイヤ先輩の笑顔が見れないっ…』ギュゥゥゥゥゥッ❤︎
フラン「えへへへへっ❤︎じゃあもっと強く抱き付いてあげるっ❤︎」むっぎゅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎
こいし「はぅぅ…///『セイヤさんの笑顔凄過ぎるよぉ〜❤︎キュンキュンするの止まらないぃ❤︎』」キュンキュンキュンキュンっ❤︎❤︎❤︎
パルスィ『声だけでキュンキュンしちゃうなんて…///恐ろしい…///セイヤ先輩恐ろしいよぉ…///』キュンキュンっ❤︎
セイヤ「お、着いたな…」ピタ…
ガラガラッ…
セイヤ「おーい…昼飯の時間だぞー…」
ヒョコッ!!
チルノ・ルーミア「待ってましたっ!(なのかーっ!)」
セイヤ「うぉおっ!?」ビクゥッ!
チルノ「……またセイヤはフラン達甘やかしてるんだね…」
ルーミア「交代しろなのかーっ!」
フラン「やーだねっ❤︎セイヤは私のモノだもんっ❤︎絶対に離れないよっ❤︎」むぎゅうっ❤︎
スタスタ
メディスン「セイヤ先輩発見っ❤︎…と思いきやっ!またフランちゃん達が抜け駆けしてるっ!」
クラウンピース「好い加減私達にそのポジション譲ってよっ!」こいしの腕ガシッ!
こいし「ちょっと離してっ!セイヤさーん❤︎助けて下さーいっ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎
ヘカーティア「パルスィもそこを退いてっ!セイヤ先輩の匂い嗅げないじゃないっ!」ググググッ!
パルスィ「いーやーだーっ…!!」ギュウウウウウウッ!
ワラワラっ…ワラワラっ…
セイヤ「ちょ、ちょっと待てっ…落ち着けお前らっ…」下半身が圧迫されて苦しいッ…
フラン「セイヤが嫌がってるじゃんっ!チルノもルーミアも邪魔っ!離れてよっ!」ギュウウウウッ!!
チルノ・ルーミア「「断るッ!!(なのかーっ!!)」」ググググググググッ!
サグメ「セイヤ先輩見〜つけたっ❤︎…な、なななっ!ま、またセイヤ先輩争奪戦がっ!!」ワナワナっ!
サファイア「で、出遅れたッ…サニー、ルナ、私達も行くわよっ!」ダッ!!
サニー・ルナ「「了解っ!」」ダッ!!
サグメ「あっ!?ちょ、ちょっと!置いてかないでーっ!」ダッ!!
セイヤ「何か来たぁぁっ!!待て待て待て待てっ!俺は増援を発動した憶えないんですけどぉっ!?」
サファイア・サニー・ルナ「「「アターーークっ❤︎」」」ドーーンッ❤︎
クラウンピース・ヘカーティア・メディスン「「「きゃあっ!?」」」ガシッ!!
セイヤ「おごぉッ!?『俺を衝撃吸収板代わりにするなぁぁっ!!』」ドシーーーーンッ!!
フラン「セイヤprpr❤︎」ぺろぺろっ❤︎ぺろぺろぺろぺろっ❤︎
こいし『セイヤさんって舐めても美味しいですぅ❤︎』ぺろぺろっ❤︎
セイヤ「うぷっ…///あぷっ…///な、何してっ…///や、やめっ…///」ジタバタっ!
その他全員「っ!!!??」ガーーーーーーーーーーンッ☆
フラン「美味ちぃ❤︎せーや美味ちぃよぉ❤︎」ぺろぺろぺろぺろっ❤︎
こいし「ご飯何杯でも食べられそうですぅ❤︎」ぺろぺろぺろぺろっ❤︎
「お、おいっ…///根暗先輩の奴、女の子に顔舐めさせてるぞっ…///」
「だ、駄目だっ…///チェリーな俺には刺激が強過ぎるっ…///」
「セイヤ先輩の変態っ…///生徒指導の先生に言付けちゃいますよっ…///」
「う、羨ましい…///かな…///」
「えぇっ!?///」
セイヤ「み、見てないでっ…///誰かっ…///助けてっ…///」ガクガクガクガクッ…
フラン『顔中フランの唾液塗れにしたげるっ❤︎…それに、こいしには負けられないっ…』ぺろぺろぺろぺろっ❤︎
こいし『わ、私だってっ…セイヤさんのモノなんだからっ…その証をちょっとでも残さないとっ…』ぺろぺろぺろぺろっ❤︎
クラウンピース「こ、こうなったらっ!私もセイヤ先輩の体弄ってやるぅーっ!」ガバァッ!
ズボォッ❤︎…さわさわっ❤︎
セイヤ「おぉぉっ!?///ちょ、ちょっとタンマっ!!///」
サファイア「お昼前の軽い運動〜❤︎…1、2っ❤︎3、4っ❤︎」さわっ❤︎さわっ❤︎さわっ❤︎さわっ❤︎
サニー・ルナ「「5、6っ❤︎7、8っ❤︎」」さわっ❤︎さわっ❤︎さわっ❤︎さわっ❤︎
サグメ「そ、そんな卑猥な準備体操ないよっ…///い、1…///2…///3…///4…///『こ、ここここれはっ…///せ、セイヤ先輩のっ…///ふ、ふふっ、腹筋っ❤︎』」さわさわっ❤︎
パルスィ『体は細いのに…///筋肉は凄い…///セイヤ先輩って、細マッチョなんだ…///』さわさわっ❤︎
セイヤ「い、好いっ…///加減にっ…///」プシューーーーッ☆
ルーミア「漸く腕が空いたのかー…///『この長くて細い綺麗な指…///堪らないのかー…///』」くにくにっ❤︎
チルノ「うっほーーっ☆細いけど逞しい筋肉が付いた腕っ❤︎流石最強っ❤︎いやーいいねーっ❤︎最高だねーっ❤︎」揉み揉みっ❤︎
ヘカーティア『記念に1枚…///』カシャーッ☆
フラン「セイヤprpr❤︎」ぺろぺろっ❤︎
こいし「セイヤさんprpr❤︎」ぺろぺろっ❤︎
セイヤ「好い加減に…///」プシューーーーーーッ☆
フラン・こいし「「prpr❤︎prprっ❤︎」」ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろっ❤︎❤︎❤︎
セイヤ「好い加減にっ…///しろぉぉぉっ!!///」ガァァァァッ☆
全員「わぁぁぁっ!?」
セイヤ「てめぇらぁぁっ!///オサレにBLEACHされてーのかぁぁぁっ!?///」プシューーーーーーーーッ☆
メディスン「せ、セイヤ先輩の理性が臨界点を突破したっ!?」
フラン「ち、違うっ…あ、あれはっ!セイヤが恥ずかしさの限界を超えちゃったんだよっ!そうに違いないよっ!」だってセイヤ辞典にそう書いてあるもんっ!
こいし「そ、そんな…どうして限界を超えちゃったんだろ……誰かがセイヤさんに変な事したんだっ!誰がやったのっ!?」
チルノ・ルーミア・パルスィ・クラウンピース・ヘカーティア・サグメ・メディスン・サファイア・サニー・ルナ「「「「「「「「「「「いやいやいやいやっ!!誰がどう考えても2人の所為でしょっ!!」」」」」」」」」」」
フラン・こいし「「えっ…」」嘘…
チルノ・ルーミア・パルスィ・クラウンピース・ヘカーティア・サグメ・メディスン・サファイア・サニー・ルナ「「「「「「「「「「「自覚無しかッ!!」」」」」」」」」」」
フラン「だ、だってぇ…///2人きりの時はもっと凄い事してるんだよ…?///ふにゃぁ❤︎思い出しただけで、体の奥がキュンキュンしちゃうよぉ❤︎」モジモジっ❤︎
こいし「セイヤさん激しいもんね…///私の体は小さいのに、あんな風にされちゃうなんて…///」モジモジっ❤︎
チルノ・ルーミア・パルスィ・クラウンピース・ヘカーティア・サグメ・メディスン・サファイア・サニー・ルナ「「「「「「「「「「「くっ…」」」」」」」」」」」羨ましいっ…
セイヤ「///」コォォォォ…
サニー「で、でも…これからどうやってあのセイヤ先輩を止めるのよ…」
ルナ「何だか口から黒い煙出してるし…新世紀始まっちゃいそうだよね…」あっちは白い煙だけど…
セイヤ「イケない娘を…オサレにBLEACH…してやろうかぁぁぁっ!!」ダッ!!
全員「ぎにゃぁぁぁぁああっ!!?」ダッ!!
ダダダダダダダダダダダダダダダッ!!
慧音「こらこらっ!廊下は走るんじゃないって言ってるだろうっ!!」
フラン「うわーんっ!ごめんなさーいっ!もうお家以外でぺろぺろしたりしないからーっ!」ダダダダダダダダダダッ!
こいし「我慢出来なかったんですーっ!許して下さーいっ!」ダダダダダダダダダダッ!
メディスン「全然謝罪になってないよっ!」ダダダダダダダダダダッ!
サグメ「堕天使さーんっ!助けて下さいーっ!!」ダダダダダダダダダダッ!
ダダダダダダダダダダダダダダダッ!!
慧音「はぁー…全く……ふふっ、やっぱりこの学園に赴任して正解だったな♪」スタスタ
〜幻想学園高等学校(屋上)〜
霊夢「遅い…遅過ぎるっ…」イライラっ…
アリス「予定の時刻より5分も経ったよ…何やってるだか…」
魔理沙「いや…5分位大目に見ようぜ…?」
鈴仙「甘いっ…甘いよ魔理沙っ!そうやって甘やかすからドンドン付け上がっちゃうんだって!」
魔理沙「そ、そういうもんなのか…?」
咲夜「確かにセイヤは多少時間にルーズな所がありますが、1年生達には特に甘いですからね…甘えられたら断らず、されるがままになるのが最近のセイヤの傾向です…と、セイヤ辞典に乗っています…」辞典ペラペラ…
魔理沙「セイヤ辞典って何だぜっ!!」
咲夜「その名の通り、セイヤに関する全てが乗っているっぽい辞典の事です。監修は匿名希望のと事です」っセイヤ辞典
魔理沙「監修したのが誰だか知りたい所だけどっ!それはアテになるのかっ!?」
咲夜「乗っているっ【ぽい】ですからね。余りアテにはならないかと…ですが定価が500円(消費税別)なので、中々にお手頃価格ですよ?」
魔理沙「う、う〜ん…確かにお手頃だけど…」
レミリア「せ、セイヤっ…は、早く来てくれないかしらっ…写真や動画や歌やドラマCDでは、そろそろ限界だわっ…」ガクガクッ…
早苗「沢山コレクションあるんですから…それで少しは我慢して乗り切って下さいよ…ダメリアさん?」※イヤホン装着中
パチュリー「そろそろ生のセイヤVoiceをレミィに聴かせないと、禁断症状を起こしそうね…禁断症状を発症したレミィの相手は面倒だから、早くセイヤに来て欲しいわ…」
幽々子「はいパチュリ〜♪強がり禁止よ〜♪早く来て欲しいのはパチュリーが望んでいるからでしょ〜♪」ニコニコ
パチュリー「……むきゅ〜…///」
ギィィッ…
全員『キタっ…///』バッ!!
セイヤ「くっ…悪い…待たせたな……だが、安心しろ…奴等は、連れて来た…」bグッ☆
全員『満身創痍で色々と打ち拉がれた主人公みたいな登場してきたーーーーーーっ…』ガビーーーンッ☆
セイヤ「永く…険しい道程だった…」空を見上げる…
さとり「何があったのっ!?…はっ!!もしかしてこいし達がっ…」
トボトボ…
こいし「セイヤさんに怒られちゃったぁ…」グスンっ…
フラン「ちょっとセイヤの顔、ぺろぺろしただけなのにぃ…」グスンっ…
ヘカーティア「ちょっとじゃないでしょうっ!?顔中彼方此方舐め回してっ!……羨ましいわっ!!」クワっ!!
クラウンピース「何で私達まで…」グスンっ…
パルスィ「確かに公衆の面前で色々したのは悪かったと思うけど…フランちゃんとこいしちゃんより全然マシだよね…?」
ルーミア「うんうん…公衆の面前で顔をぺろぺろするより全然マシなのかー…」コクコク…
チルノ「理不尽な説教に異議を申し立てーるっ!」ノ
セイヤ「うるさいっ…お前達の所為で、周りからめっちゃ白い目で見られたんだぞっ…」コソッ…
フラン「本当は嬉しかった癖に…///フランの腰、ギュッてしてたじゃん…///」擦りっ❤︎
こいし「照れ隠しで女の子怒っちゃめっ❤︎ですよ❤︎」擦りっ❤︎
セイヤ「時と場所を弁えてくれっ…」W頰ムニュゥ〜☆
フラン・こいし「「ほ、ほへんなひゃいっ!ひをふへまふっ!」」頰が伸びる〜…
妖夢「まぁ何はともあれ、無事に全員揃った事ですし、お昼ご飯食べましょうよ♪」
てゐ「セイヤが女の子甘やかすのはいつもの事だしねぇ〜…正直慣れたよ…いや、まぁ慣れちゃ駄目なんだけどね」
サグメ「そういえば…セイヤ先輩の家にお泊まりした人は、セイヤ先輩の特製お弁当がお昼ご飯なんですよね?」座る…
アリス「ま、まぁそうだね…///昨日の夜に作った残り物の詰め合わせだけど…///」
サファイア「それでも羨ましいですよ〜…」
レミリア「ふふっ❤︎今日の私は、このお弁当を食べる為に頑張っていたと言っても過言ではないわ❤︎さぁ、ご対面よっ❤︎」パカッ…
ピカーーーーーーーーッ☆
チルノ・ルーミア・パルスィ・クラウンピース・ヘカーティア・サグメ・メディスン・サファイア・サニー・ルナ「「「「「「「「「「「うっ!?ま、眩しいっ!!これがお弁当っ!?」」」」」」」」」」」顔を手で覆う…
セイヤ「お前達は大袈裟だなぁ…オーバーリアクションにも程があるだろ…」
パルスィ「いいなぁ…いいなぁ〜…」指咥え…
サニー「先輩方ばっかりズルいですよ〜…」
メディスン「あとフランちゃんとこいしちゃん…私達と同じ1年生組なのに…」ジトっ…
フラン「ふっふ〜んっ♪私はセイヤに愛されてるんだから当然だよ〜❤︎」パカッ…
こいし「えへへ❤︎セイヤさんの愛を頂いちゃいますですっ❤︎」パカッ…
神奈子「うはぁ…やっぱり豪華ねぇ…」
美鈴「中身は全部同じなんですか?」
セイヤ「昨日の夜に多目に作ったからな…残り物+αって所か…」
こころ「ズルい…」ムスっ…
四季映姫「確かにっ…私達もセイヤが作ったお弁当、食べたいですっ…」ムスっ…
セイヤ「そ、そんなに食べたいなら…///俺の弁当、全部やるよ…///」コトッ…スススッ…
諏訪子「えっ!?いいのっ!?」
ルナ「やったやった♪セイヤ先輩のお弁当が食べられる〜っ♪」キャッキャッ☆
セイヤ「そ、その代わりに…///お前達の弁当、少しで良いから俺に分けてくれ…///」
幽々子「勿論よ〜❤︎…それじゃあ私は玉子焼きを…」ヒョイっ…
妖夢「あっ!!幽々子様ズルいですよっ!ここはじゃんけんで公平にっ!」
幽々子「早いもの勝ちよ〜♪」代わりに鮭の切り身を…
幽香「それなら私は、ミートボールと豚の角煮を交換しようかしら…」ヒョイっ…スッ…
衣玖「それじゃあ私もミートボールを…そして私は代わりにロールキャベツを…」スッ…
咲夜『みるみる内にお弁当が消えていきますね…』おお…
早苗『セイヤさんのお弁当は人気高いてすねぇ…恐れ入りますっ…』
セイヤ『俺の弁当、多目に入れて置いて助かった…まさか本当にこんな事になるとは…』ホッ…
さとり『やっぱりセイヤは優しいわね…///気配りを先に実行していたなんて…///惚れ直しちゃう…///』ほぅ…///
お弁当「…」こんもり
セイヤ「おお…なんちゃって弁当再び…」
天子「はい!それじゃあ今日は皆のアイドル、天子ちゃんがいただきますを言っちゃうよ〜♪」
文「ドMなアイドルとはこりゃ如何に…」
小町「鞭で打たれて喜ぶアイドルとか、考えただけでも売れなさそうだ…」
四季映姫「そっち方面の方には途轍も無い需要があると思いますよ?」
天子「失敬だね!私はセイヤ以外の人に暴言吐かれたり、詰られたり、叩かれたりしても嬉しくないよっ!」
レミリア「うーっ!」ペチィンッ☆
天子「あぁっ❤︎」ペタンッ…
レミリア「人の旦那を穢さないでちょうだい。喩え妄想の中だとしても許せないわ」汚物を見る目…
天子「嗚呼…///快感…///」ゾクゾクっ❤︎
衣玖「この前男子に言われた時は鬼の様に起こっていたのに…」
幽香「男の子と女の子でカテゴリーが分かれているんでしょうね……ふふ、なら…セイヤ君に代わって、私が天子を調教してあげようかしら…」ふふふふふふっ…
パチュリー「怖いからその笑み止めてちょうだい。幽香」
チルノ「そんな事よりお腹空いたー…」
ルナ「ペコペコのペコペコですよぉ…」
天子「ふぅ…落ち着いた。それじゃあ手を合わせて!」パチンッ…
全員「…」パチンッ…
天子「いただきます!」ペコ
全員「いただきます…」ペコ
輝夜「偉いわよセイヤ!今日も皆と一緒にいただきますが言えたわね!」
早苗「セイヤさんが成長してくれて、私は嬉しいです…」ホロリ…
鈴仙「いや〜…感慨深いものがあるよね…ついこの間まで、いただきますをズラして変な事ばっかり言ってたもんね…」ホロリ…
セイヤ「だからお前達は大袈裟だっての…ていうか俺は子供かっ!」
霊夢「その子供みたいな真似してたのが、ついこの間までのあんたなのよ」
クラウンピース「んーっ♪この玉子焼き美味しいーっ❤︎」モグモグっ♪
サグメ「ピースちゃんは良いなぁ…玉子焼き取れて…」モグモグっ…
ヘカーティア「サグメも豆腐ハンバーグ取れたじゃない…贅沢な事言っちゃ駄目よ」モグモグ…
ルーミア「フランちゃん!玉子焼きを寄越せなのかーっ!」ヒュバッ!
フラン「ダメだよっ!これは私の為にセイヤが愛情たっぷり込めて作ってくれた、私専用の愛情お弁当なんだからっ!」バッ!
パルスィ「こいしちゃんも少し分けてよっ!」ヒュバッ!
こいし「駄目駄目っ!一口足りとも分けないよっ!これは私のお弁当っ!」バッ!
諏訪子「いやぁ…下級生人気半端じゃないねぇ…ね?セイヤ?」モグモグ…
空「セイヤのお弁当がお宝扱いされてるよ?どう?嬉しい?嬉しいんだよね?」モグモグ…
セイヤ「いや…俺の作った弁当なんかより、お前達の作った弁当の方がお宝扱い受けてるからな…?」モグモグ…
燐「それは男子からでしょ?私達からしたら、セイヤのお弁当の方がお宝なの…分かる?だからこれからは、もっと沢山作って来てね?」モグモグ…
セイヤ「『食費が馬鹿にならなさそうだが…喜んでくれてるようだし…ま、いいか…』はいはい、分かりましたよ…」モグモグ…
こころ「そういえばセイヤ…今日の午後は部活の出し物…手伝いに行くからよろ…」モグモグ…
セイヤ「よろって…ていうか悪いな、手伝って貰って…」パク…
こころ「構わない…///セイヤが良ければ…///当日も手伝いに行く…///」モグモグ…
セイヤ「い、良いのか?そこまで手伝って貰って…ていうか、そしたらメイド天国が更にメイド天国になるな…」うーん…心臓に悪い…
早苗「まぁセイヤさん専用のメイド天国ですけどね♪他の人達には指を咥えて見て貰いましょう♪」モグモグ…
さとり『元々は部費UPが目的で…最大の目的がセイヤの執事服姿だから…一応早苗の言う通りという事になるわね…』うん…間違ってないわ…
セイヤ「ていうか写真撮影厳禁な訳だが、絶対撮らせて欲しいって言ってくるよな?何と言っても超が付く美少女がメイド服着てるんだぞ?」シャクシャク…
霊夢「一応条件付きでなら写真撮影OKよ?」
フラン「えっ!?き、聞いてないよ霊夢っ!私絶っっ対にやだからねっ!セイヤ以外の奴と写真撮影するのっ!」
霊夢「大丈夫大丈夫♪写真撮影1回につき250万円だから♪盗撮した場合は罰金として、倍の500万円♪」ニコ
フラン「500万円なんて安いよっ!だってお姉様の1ヶ月お小遣い、500万円だもんっ!」
魔理沙「いやいやいやいやっ!待て待て待て待てっ!マジでかっ!それはマジでなのかフランっ!!」
アリス「魔理沙、動揺するのは分かるけど取り敢えず落ち着こうか…」はい深呼吸して…
レミリア「安心しなさい、必要以上に下ろしたりはしていないから。全部セイヤと結婚した時の為に貯金しているわ」うー❤︎やっぱりこのお弁当には、セイヤの私への愛が沢山詰まっているわ❤︎
てゐ「いや…逆に安心出来ないから…それ…」パク…
妹紅「因みに私の1ヶ月のお小遣いは1万円…咲夜は?」モグモグ…
咲夜「私はよく食材を買いに行ったりしますから、5万円程…ですが自分で自由に使えるのは2万円程度でしょうか…」パクっ…
サファイア「メイド長の月のお小遣いが2万円…やっぱり学生だからかしら…」モグモグ…
妖夢「今こうして考えてみると…私はお給料とお小遣いが別ですから、結構貰っていますね…」パクっ…
幽香「でも幽々子の所為で金欠だと…」モグモグ…
妖夢「……その通りですみょん…」グスンっ…
パチュリー「その元凶たる幽々子はどうなの?」モグモグ…
幽々子「ん〜…3万円位かしらねぇ〜…」モリモリっ!
霊夢「お小遣いの話はもう良いわよっ!どうせ私よりお小遣い少ない奴なんて居ないんだからっ!」パクパクっ!
燐「それでぇ?かなぁり高給取りなセイヤは月のお小遣いどれ位な訳ぇ?」パクっ…
魔理沙「香霖堂で霖之助の手伝いとかしてるもんな?」
セイヤ「だから俺は通帳管理してないし、必要最低限の額しか貰ってないっての…旅行やらで出費が嵩んだ時には追加で貰ったりするが…」
衣玖「やっぱり学生は必要最低限の額を持っていれば十分ですよね…」うんうん…
霊夢「そ、そうそうっ!学生の分際でお小遣いうん万円とか!うん百万とか!必要ない必要ないっ!」手をブンブンッ!
美鈴「霊夢、物凄く必死ですねぇ…」モグモグ…
諏訪子「まぁ言ってる事は間違ってないからねぇ…『バイトしようにも博麗の巫女としての職務があるからねぇ…何とも難儀な…』」パク…
輝夜「そ・れ・よ・り・もっ!」ビシィッ☆
セイヤ「な、何だよ輝夜…人の事指差したりして…」パクっ…
ルーミア「まだ私達が分けたオカズの感想を言って貰ってないのかーっ!」
メディスン「あ、あの…恩着せがましいかも知れませんが…その美味しいですか…?」ドキドキっ…
セイヤ「あ、あぁ…どれも美味しいよ……だけど悪い…誰が何を作ったのか、大体しか分からないんだ…」モグモグ…
ヘカーティア「まだ食べて貰って舌が覚えていませんでしょうし…仕方がないですよ…」シュンっ…
ルナ「早く咲夜先輩やアリス先輩、妖夢先輩みたいになりたいです…」シュンっ…
こころ「セイヤは凄い…凄く凄い…ので…もう誰が何を作ったのか覚えた…」モグモグ…
セイヤ「高く評価してくれるのは嬉しいが、流石にそれは無理です…すみません…」ペコ
咲夜「執事なセイヤならば、きっと利き茶ならぬ利きお弁当が出来る筈です…」モグモグ…
美鈴「あ〜…確かに出来そうなイメージですよね?軽〜く利きお弁当して、その後の決め台詞は勿論」ゴクゴク…
フラン「スカーレット家の執事たる者、これ位出来なくてどうします…だね!ふにゃ〜❤︎セイヤカッコ良いよぉ❤︎」ポケェ〜❤︎
文「執事なセイヤさんの写真は中々の売れ行きですからね。文化祭が楽しみですよ♪」ゴクゴク…
霊夢「ちょっとそれ本当っ…文、私にも売る手伝いさせなさい。勿論儲けは分けて貰うけどね…」コソッ…
文「やっぱりお金が絡んだ時の条件反射能力が異常に高いですねぇ…霊夢さんは…」モグモグ…
早苗「普段のセイヤさんも大分不可能を可能にしますけど、執事なセイヤさんの不可能を可能に率は異常ですからね!」パクっ!
てゐ「ほんとそれ!この前聞いた弾丸弾き返すとか凄過ぎて流石に嘘でしょって思ったよ!」パクっ!
セイヤ「勝手に俺の評価が上がって行く……それと文、お前さっき何て言った…?」パク…
文「えっ…な、何も言ってませんよ〜…?やだなも〜…セイヤさんったら〜…」目逸らし…
セイヤ「そうか…?なら、まぁ…別にいいが…」モグモグ…
さとり「レミリア…勿論今日も、執事服を持って来ているんですよね…?」ヒソ…
レミリア「ふふ…勿論よ。でもさとり、執事なセイヤも、私に惚れ込んでいるから…貴女が絶望しても、私は責任を取らないわよ…?」ヒソヒソ…
さとり「ふんっ…セイヤは渡さないから…」プイっ…
レミリア「ふんっ…それは私の台詞よっ…」プイっ…
こいし『お姉ちゃんとレミリア先輩、何だかんだ言っても仲良しさんだよね〜…』レミリア先輩は早苗先輩の時の方が凄いし…
幽々子「それとセイヤく〜ん♪今日の放課後、ちょっとだけ時間貰っても良いかしら〜?」ご馳走様〜♪
衣玖「あ、幽々子…それは流石にセイヤ君に悪いんじゃ…」
パチュリー「そうよ幽々子、セイヤだって忙しい身なのだから…私と衣玖が手伝えない分を、セイヤが補っているのよ?そうじゃなくても、関係無い生徒会の仕事も手伝って貰っていると言うのに…」むきゅー…
セイヤ「?」結局何なんだ?
幽々子「で、でも〜…他の男子に頼むのはちょっと〜…不安というか、頼り無いというか、信用出来ないというか…」人指し指をつんつん…
魔理沙「いやー…幽々子先輩も大分はっきりと言うなー…」モグモグ…
アリス「物凄くバッサリと言い切ったね…他の男子が居たら、またセイヤに被害が及ぶよ」モグモグ…
妹紅「まぁセイヤなら1分も掛からず返り討ちだけど…」パク…
小町「間違い無い…」パク…
四季映姫「ですが過剰防衛は駄目ですよ?セイヤ」悔悟の棒ビシィッ☆
セイヤ「はい…」
幽々子「セイヤ君が良い子なのは、今この場に居る全員がよ〜く分かっているけれど…やっぱりセイヤ君には全校生徒全員に良い子だと思って欲しいのよ…」しょぼ〜んっ…
セイヤ「気持ちは嬉しいんですが…俺は良い子じゃないし、幽々子先輩達以外の生徒にどう思われようが、別に興味無いんで…」
幽々子「でも私達は気になっちゃうのよ〜…こんなに良い子なのに、他の生徒達は分かってくれないし…」
霊夢「それでも入学当時に比べればかなり増えたと思いますよ?」パク…
さとり「2年生と3年生の先輩はセイヤに喧嘩を売って、悉く返り討ちに遭いましたからね…前の2年生が3年生に上がっても、結局セイヤに返り討ちですから…学習能力が無いのかと思いました」
幽香「それじゃあ何だか、私達まで学習能力無いと思われちゃうわよね…」
幽々子「セイヤ君達は来年3年生だし…執事なセイヤ君に一役買って貰って…評判を上げようかと思って…だから〜…」人指し指つんつんっ…
セイヤ「そう思って貰えるだけで、自分は十分ですよ。幽々子先輩、お気遣い…ありがとうございます」ニコ
幽々子「好きな人なのだから当然だわ〜…///」ボソボソ…
妖夢『幽々子様っ…もっと大きな声で言わないと聞こえませんよっ…セイヤは都合のいい所だけ地獄耳なんですからっ…』
セイヤ「ですが、その相談に乗るか乗らないかは全くの別問題です。幽々子先輩、自分の出来る事ならば、させて下さい」
幽々子「ほ、本当〜♪」パァァッ☆
衣玖「い、良いんですか?私達が言うのもアレですけど、かな〜り面倒臭い仕事ですよ?」
天子「執事なセイヤならパパッと終わらせちゃうと思うけど…一応これって私達生徒会の仕事なんだよねぇ…」
セイヤ「別に構わないさ。書類確認とか書類整理より面倒臭い仕事なんてないからな」ニコ
輝夜「セイヤはジッとして作業するのか嫌いそうだものね…」
魔理沙「いや、実際そうだぜ?集中力無いというか、落ち着きが無いというか…」
こいし「セイヤさんはずっと甘えて貰っていないと不安になっちゃうんですよね❤︎」ダキっ❤︎ギュッ❤︎
フラン「私もセイヤに甘えてないと不安になって死んじゃうから❤︎これで対等だよねっ❤︎」ダキっ❤︎ムギュッ❤︎
サグメ「だからフランちゃんとこいしちゃんは甘え過ぎっ!」
クラウンピース「私もセイヤ先輩に甘えたーいっ!」
咲夜「良かったですね、セイヤ♪やはり変わらずモテモテじゃないですか♪」ニコニコ♪
神奈子「本当に選り取り見取りねぇ♪女の子選び放題とか、世の中の男子が1度は夢見る最高のシチュエーションじゃない?」ニコニコ♪
小町「いつか背中を刺される事になっても、私は知らないからな…」プイっ…
美鈴「セイヤの背後を取って、尚且つ刺す事が出来る人間が居るなら、私は是非とも見てみたいですね♪」ニコニコ♪
セイヤ「は、ははっ…ははははっ…『笑顔が怖い…』」
そして放課後〜♪
〜幻想学園高等学校(誰かを助け隊部室)〜
〜♪♪〜♪〜〜♪♪♪
コンポ「淡く煌めく月の、光…君と眺めたこの月は…何色に染まるの…?強く、強く求め合った日々…体の奥底まで君を、穢した…」
セイヤ「っ///」ヒュバババババッ!
レミリア「❤︎」ルンルン♪
コンポ「求め続ける事は…正解なのだろうか…?分からない…知らない…このまま溶け合いたい…」
さとり「やっぱりこれは良い曲ね…///流石人気No.2の曲…///」テキパキ…
こいし「作業が捗るね〜❤︎」テキパキ…
コンポ「乱れ、踊り狂いそうになる位に…俺を…求めてよ…」
魔理沙「で、でもこの曲って…///ちょっとエロい曲だよな…?///」テキパキ…
フラン「そこが良いんだよっ❤︎あのセイヤが…///真剣な表情でえっちぃ歌歌ってる姿…///想像しただけで胸キュンが止まらないよぉ〜❤︎」ふにゃ〜っ❤︎
コンポ「絡まった糸は…きっと運命の糸で…君と俺を、キツく縛ると…思わせて欲しい…」
早苗「う〜ん…///これは何とも言えないですねぇ…///」テキパキ…
こころ「セイヤになら…///ギチギチに縛られても構わない…///」テキパキ…
コンポ「この先にある未来…君と歩み続けて…月が綺麗なこんな夜すら…情欲に溺れる…」
咲夜「しかし歌詞と曲が合っていてとても良いですね…///特にギターとバイオリンの音の加減が絶妙で…///」テキパキテキパキっ!
アリス「心に響くってこういう事を言うんだろうね…///」テキパキ…
こころ「響いているともっ…私の心にもっ…」ヒョコっ!
アリス「うん、ごめんね?こころじゃなくて私の心にだから…」テキパキ…
コンポ「抱き締め…キスをして…刃を突き刺す……永遠を誓った、甘美なる愛…永久のDestiny…」
全員「キャーーーーっ❤︎」
セイヤ「っ///」ぷるぷるっ…
レミリア「うー…///やっぱり良いわね…///永久の運命歌…///私が今まで聴いてきた歌の中で、1番心に響いた曲だわ…///」モジモジっ❤︎
霊夢「で、でもやっぱりエロいわね…///情欲に溺れるって…///刃を突き刺すって…///」テキパキ…
燐「でも1番と合わせて考えると、中々に切なくてそれを更に引き立たせてる様な感じしない?」
空「分かる分かる…運命だと決め付けたく無いけど、それを運命と思いたいって想う気持ちが込められてるよね…」うんうん…
レミリア「ふふ…分かっているじゃない2人共。そう…そうなのよっ!運命だと言うのなら、自分と相手にあるその糸を更にキツく縛って、永遠の物にしよう…何度愛を囁いても、何度愛し愛し合っても、何度肌を重ね合わせても…不安を拭う事が出来無い…それでも尚、互いが互いを理解し合って、信頼し合って、愛し合って行く…そうっ!永遠にっ!…そんな英雄セイヤの強い願いが!想いが!この歌には込められているのよっ!」(力説)
全員「おぉ〜…」パチパチパチパチッ☆
早苗「レミリアさんっ…私っ…感動しましたっ…」うるうるっ…
咲夜「流石お嬢様ですっ…」うるうるっ…
諏訪子「ふっ…恐れ入ったよ……レミリア、君が英雄セイヤのファン…No.1だよ…」パチパチパチパチッ☆
レミリア「ふふっ❤︎当然だわ❤︎」うー☆うー☆
セイヤ「ちょっと待って頂きたいっ!!///」机バンッ!!
全員「っ!?」ビクゥッ!!
セイヤ「さっきから何なのですかっ!///いきなりコンポを取り出したかと思えば、人の黒歴史を流し始めたりしてっ!///ちょっと静かにしてて…と申し付けられたから何も言いませんでしたが、もう我慢の限界ですっ!///実家に帰らせて頂きますっ!///」
魔理沙「それは旦那を見限って暫く離れようとする妻の台詞だぜ…」
セイヤ「細かい事は良いじゃありませんかっ!……まったく…良いですか?この様な汚物を垂れ流した曲を聴いていては…いつか耳が腐り落ちて…」チラ…
こいし「ちょっとお姉ちゃんっ!何でスマホ繋げようとしてるのっ!?次は私の番でしょっ!」
さとり「い、良いじゃない…私も作業効率を上げる為に、自分の好きな曲を聴きたいわ…」
こいし「そんなの私だって一緒だよっ!」
空「じゃあ間を取って此処は私が…///」ソロ〜っ…
燐「ストッパ!」ガシッ!
早苗「次は私の番ですよっ!聴きたい曲が山程あるんですからっ!」
咲夜「それは全員同じ気持ちですっ!あ、お嬢様は除外ですけどね♪」ニコ
レミリア「うー…ま、まぁ仕方がないわね。私はセイヤと、愛を確かめ合う作業に取り掛かるとするわ…///」ソロ〜っ…
フラン「お姉様ズルいっ!そんなの駄目だよっ!私だってセイヤとラブラブ作業したいっ!」ガシッ!
霊夢「ロストドリーム…///」ソロ〜っ…
魔理沙・アリス「「れ〜い〜む〜…?」」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
霊夢「はっ…!!」ビクッ!
ギャーギャーっ!ワーワーっ!
諏訪子「良かったねぇセイヤ♪皆セイヤの歌う曲、大好きみたいだよぉ?」腰ポンっ☆
こころ「生歌を披露してくれると…///嬉しい…///」ギュッ❤︎
セイヤ「本当にもう…勘弁して頂きたい…」グスンっ…
ガラガラッ…
神奈子「おやおやまぁまぁおやまぁまぁ…これ一体何の騒ぎ?」
天子「はーい!天子ちゃん参上っ!」
衣玖「遅くなってすみません…」
パチュリー「また言い争い?全員懲りないわね…」ガラガラトンッ…
セイヤ「お疲れ様です。おや?幽々子お嬢様は何方に?」
パチュリー「幽々子なら先生達の所に行っているわよ。今日は校門前とかの飾り付けをするでしょう?だから色々と事前に連絡を、ね?」
セイヤ「ああ…そういう事ですか。此方ももうそろそろ飾り付けが終わりますので…後は当時に準備すれば間に合いそうです」
衣玖「やっぱり綺麗な飾り付けですね。これなら校門前の飾り付けも期待出来そうです♪」ニコ
セイヤ「余り期待しないで下さい…ガッカリされた時に凹みますので…」
天子「それで?私達はもう要らない感じ?」
セイヤ「ふふ、そんな事御座いませんよ。では、そうですね…このレースカーテンを彼方の窓に飾り付けて頂けますか?」スッ…
神奈子「うわっ…綺麗なレースカーテンね。これ、もしかして市販で買ったの?」
セイヤ「これは咲夜さん作のレースカーテンですよ。私は未だに裁縫が苦手なので、こういう分野は相変わらず咲夜さんに頼りっきりで…」何とも情けない限りです…
幽々子「このシャンデリアって…もしかして天井に飾るシャンデリア…?」指差し…
セイヤ「え?あ、はい…その通りです。自作なのですが、中々難しいものですね…シャンデリア作りとは…」はは…
衣玖「これが…」
天子「自作…」
咲夜「セイヤは裁縫が出来ないのに、何故かシャンデリアは自作出来るという謎の才能を持った人ですからね…」ボロッ…
フラン「紅魔館の時計台も直せちゃうもんね〜❤︎さっすが私の彼氏さんだねっ❤︎」ダキっ❤︎
セイヤ「おっと……あの、フランお嬢様に咲夜さん…何故ボロボロなのでしょうか…」
フラン「穢れなき戦いをしてたからだよっ❤︎セイヤは気にしなくていーのっ❤︎フランに抱き着かれてればいーのっ❤︎」むぎゅぅぅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎
セイヤ「そ、そうですか…?では、深くは聞きません…」
早苗「戦いは無益な事だとか正論言うヒロインウザいなぁと思っていましたけど…私は正しかったんですねっ…レミリアさんっ…」ガクッ…
肩ポン…
レミリア「そうよ、早苗。確かに戦争はいけない事…でも、無益な争いを無くす為の、尊い闘争もあるのよ…英雄セイヤのシナリオは、私達にその事を教えてくれた…そうでしょう?」
早苗「流石英雄セイヤさんシナリオ128回クリアした女ですっ…言葉の重みが違いますっ…」くっ…
セイヤ「ゲームは1日2時間半までですよ?お嬢様方…」
パチュリー「そこは1時間じゃないのね…」
セイヤ「私が大体、1日2時間半程ゲームをしているので…」ゲームアプリを入れてですけど、ね…
燐「ふぅ…何とか落ち着いたぁ…」
空「ちょっと熱くなり過ぎちゃったかもね…まぁ大事な事だから争ってた訳だけど…」
アリス「何の曲を流すのかから、どの曲が1番良いかの論争に発展しちゃったからね。だからこそこの前人気投票やったんだけどさ」
魔理沙「まぁ取り敢えずちゃっちゃと終わらせて、セイヤがこれからやる手伝い、私達も手伝ってやろうぜ?」スタスタ
さとり「セイヤが居れば早く終わりそうだけど…少しでも負担を減らしてあげたいものね」スタスタ
霊夢「校門前とかの飾り付けとか…普通は先生とかが先導してやるもんでしょうに…紫達学校の先生は一体何やってんのよ、まったく…」スタスタ
こいし「ま、まぁまぁ霊夢先輩…先生方も色々と忙しいんですよ…」スタスタ
〜幻想学園高等学校(職員室)〜
幽々子「失礼しました〜…」ペコ
ガラガラッ…ガラガラトンッ…
紫「ふぅ…これで今年の文化祭は何とかなりそうね…」
萃香「何だ何だぁ?結局セイヤに丸投げするのか?ゆかり〜ん♪」スタスタ
紫「ゆかりん言うなっ!…ていうかしょうがないじゃない…去年の文化祭は私達が飾り付けしたけど、派手過ぎるとか、昔の匂いがするとか、最終的にはケバいなんていう客まで居たのよ?これはもう今年の文化祭は、去年の客達を見返してやらないと…私の気が済まないわ」
萃香「『私も去年の文化祭の飾り付けは無いと思ったけどなぁ…』ま、まぁ今年は期待して良いんじゃないか?何たってあのセイヤが、直々に飾り付けしてくれるんだからね♪」ストッ…
ガラガラッ…
慧音「ん?どうしたんだ、紫に萃香…何だか楽しそうだが」
勇儀「はぁーっ…やっと大方の準備が終わったーっ…」
永琳「差し入れにケーキ持って来たけど、貴女達も食べる?」ガラガラトンッ…
萃香「おぉっ♪もしかしてセイヤの手作りケーキかっ♪」机バンッ!
永琳「残念…これは普通に近くのケーキ屋で買ったものよ」
萃香「な〜んだ…」グテェーっ…
紫「ならお茶が必要ね。ついでに藍も呼んでくるわ。ちょっと待ってて」ガタッ…スタスタスタスタ
萃香「なぁ永琳〜…何でセイヤにケーキ作ってくれって頼まないんだよぉ…」ぶーぶーっ…
永琳「今の私にはセイヤ君に何かを頼める様な立場に居ないから、とだけ言っておくわ…」
慧音「含みのある言い方だな…逆に気になるだろう?そんな言い方されたらさ…」
勇儀「セイヤ君に何かしたのか?あんなに良い子なのに…まぁちょっと女の子に甘い所があるけど、まぁそれは男の子だしね」
慧音「いやいや…あれはちょっとじゃないだろう…かな〜り甘いと思うけどね、私は」
萃香「私も学生だったらなぁ…もっと近付いて甘えられるのにぃ…」
永琳「何?やっぱり萃香はセイヤ君の事狙ってる訳?」
萃香「だってあんな良い男、今まで見た事ないしさぁ…小さい頃はへなちょこって感じだったけど…高校生になって見違える位に変わってて…」
慧音「まぁ良い男っていうのは同意するが…女の子に関して右往左往してるのは頂けないな…」
勇儀「セイヤ君ロリコンだって噂強いし、萃香ならギリギリイケるんじゃない?」
萃香「誰がロリ体型だぁーっ!」
永琳「誰がどう見ても貴女しか居ないでしょう…」
藍「あ、あの〜…紫様…?私、まだ仕事が残ってるんですけど〜…」スタスタ
紫「女教師同士で話し合うのも仕事の内よ♪待たせたわね、さぁ!ケーキ食べるわよ♪」スタスタ
勇儀「セイヤ君呼んで紅茶淹れて貰う?」
慧音「わざわざその為だけに呼び出すのは悪いだろ…」
男教師a「おや、これから先生方でお茶会ですか?良いですねぇ…」
女教師a「う〜ん♪紅茶の良い匂いがします♪」クンクン…
紫・永琳・萃香・藍・勇儀・慧音「「「「「「紅茶の匂い…?あ、確かに…」」」」」」
女教師a「紫先生と藍学園長が来る前まで、ずっと後ろで水奈月君が紅茶を淹れてましたよ?」
紫・永琳・萃香・藍・勇儀・慧音「「「「「「嘘ぉっ!?」」」」」」クルッ!!
萃香「い、いつの間に…」
永琳「永琳と藍は気付かなかったの!?」
紫「ぜ、全然…」
藍「湯気がチラッと見えてましたけど…まさか紅茶の用意がされていたなんて…」
男教師a「いやぁ…見事な淹れ方でしたよ。確か水奈月は、スカーレットさんの所で執事をやっているんですよね?紫先生」
紫「え、えぇ…今では確か、執事長の役職を貰ったとか…当時は物凄く喜んでいたけれど…」
勇儀「紫と藍の前では変に畏まったりしないんだな、セイヤ君は」
藍「そういうのは無しって言ってありますからね♪」ニコ
慧音「ん?置き手紙?」ガタッ…
ヒョイっ…カサカサッ…
先生方へ
先生方、お疲れ様です。永琳先生がケーキを持って来ていると、幽々子お嬢様からお聞きしました。僭越ながら私が、どんなケーキにも合う、最高の茶葉を使用した紅茶をご用意致しました。宜しければ、ケーキと一緒にお飲みになって頂けると幸いです。
PS. 永琳先生、私はもう怒ってなどいませんよ?永琳先生のお心遣いは、身に染みて実感致しました。永琳先生、そしてその他の先生方、これからもご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
水奈月セイヤより
永琳・萃香・藍・勇儀・慧音「「「「「「やっぱり…///凄く…///良い子です…///」」」」」」
紫『あの馬鹿…ていうかPS長い…』はぁ…
〜幻想学園高等学校(誰かを助け隊部室)〜
シュタッ…
セイヤ「只今戻りました。お嬢様方、お待たせしてしまい申し訳御座いません」跪く…
レミリア「頭を上げなさい、セイヤ。貴方が私の総てを受け入れてくれている様に、私もまた…貴方の総てを受け入れているのよ。だから、気にしないでちょうだい…」なでっ❤︎
セイヤ「お心遣い、感謝致します。レミリアお嬢様…」
こいし「私もセイヤさんの頭を撫で撫でしたいですっ!」
フラン「私もセイヤの頭なでなでするぅ〜っ❤︎」
早苗「シャラップ!3人共静かにしやがれですよっ!それとレミリアさんっ!セイヤさんを自分だけの所有物みたいに扱うの、好い加減止めて下さいっ!」ビシィッ☆
レミリア「ふんっ…誰が何と言おうと、セイヤは私のモノよ❤︎…ふふ❤︎貴方の髪も、とてもサラサラしていて撫で心地がいいわね❤︎」なでなでなでなでっ❤︎
セイヤ「お、お褒めに預かり…///光栄です…///『や、やはり…///頭を撫でれるのは恥ずかしいものですね…///』」
咲夜「それにしても、幽々子先輩は凄いですね…擦れ違っただけで、永琳先生がケーキを持っている事が分かるなんて…」
幽々子「ふふふ〜♪そんなに褒められると照れちゃうわ〜♪」
妖夢「誰も褒めてませんよ…幽々子様の食い意地に呆れ果ててるだけです…」
空「妖夢の言う通り…ほんと、呆れる程の食いしん坊さんだね…幽々子先輩は…」
幽々子「空ちゃんまで酷いわ〜…」
パチュリー「ほら幽々子…早く行くわよ?手伝って貰う身なのだから、貴女が先導しなさい」
幽々子「は〜い…」スタスタ
セイヤ「さぁ、では私達も参りましょうか…」髪の毛グシャグシャ〜☆
霊夢「ちょっとセイヤ…髪…」
アリス「寝起きみたいに髪の毛グッシャグシャだよ…?」
セイヤ「おっと失礼…」スッスッ…
魔理沙「髪が短ければそんな事にはならないのにな〜…」
こいし「セイヤさんは髪が長くて良いんですっ!それがセイヤさんなんですからっ!ね?お姉ちゃん?」
さとり「そうね。それに、髪を掻き分けてセイヤの顔を見るっていう事も出来るから…///」モジモジっ❤︎
燐『それってメリットの内に入るのかなぁ…?』
さとり「お燐は何も分かってないわね…」やれやれ…
燐「心読まれた上に駄目出し食らっちゃったよ…」
〜幻想学園高等学校(外)〜
天子「ていうかさ、別にレミリア達は来なくて良かったんじゃないの?何もやる事無いのに」スタスタ
レミリア「私の目の届かない所で、私の所有物をいい様にされるのは癪なのよ」スタスタ
妖夢「レミリアは本当に…何というか…何でもかんでも言い切りますよね…」スタスタ
咲夜「そこがお嬢様の良い所です。まぁ…同時に悪い所でもありますが…」スタスタ
フラン「セイヤってほんとにモテモテだよね…理由は分かるけど…あんまりモテモテだと何かやだなぁ…」スタスタ
セイヤ「私はモテモテではありませんよ…それと、どうして私がモテモテだと嫌なのですか?フランお嬢様」スタスタ
フラン「だって…いつか私に飽きて、離れて行っちゃうかも知れないじゃん…女の子選び放題なんだもん…セイヤ…」スタスタ
セイヤ「ふふっ…そうですか。では、しっかりと手綱を握っていて下さいね?フランお嬢様…」手をギュッ❤︎
フラン「えっ…///う、うんっ❤︎」むぎゅうっ❤︎
セイヤ「せめて握り返す程度に…抱き着かれるのはちょっと…」スタスタ
フラン「ど〜して〜❤︎フランとラブラブするの好きでしょっ❤︎そ・れ・にっ❤︎キチンと手綱握ってててって言ったの、セイヤじゃんっ❤︎」ぎゅぅぅぅぅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎
セイヤ「そ、それはそうですが…」
早苗「さにゃにゃ〜…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
レミリア「わ、私も主として…///手綱をしっかりと握って置かないと…///」ソォ〜っ…
パチュリー「レミィは駄目よっ!フランも駄目だけれどっ!」ガシッ!
セイヤ『後ろを振り向いたら地獄を見る事になりそうですね…』スタスタ
レミリア「離しなさいパチェっ!うーっ!」グンッ!
パチュリー「むきゅっ!?」しまった!
テッテッテッテッ!ムギュッ❤︎
レミリア「ふふっ❤︎しっかりと手綱を握っていてあげるから、覚悟しなさい❤︎セイヤ❤︎」ぎゅううううっ❤︎
セイヤ「は、はい…お願いしますね…?レミリアお嬢様…」に、にこ…
レミリア「う〜…///」むっぎゅうっ❤︎
早苗「パチュリー先輩っ!どうして離しちゃうんですかっ!?」
こころ「ああなってしまったら厄介…かなり厄介っ…かなり…羨ましいっ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
幽々子「もう皆でセイヤ君に抱き着いちゃえば良いと思うわ〜♪」
魔理沙「どうやらその手しか無さそうだぜ…」ポキッ…ポキッ…
霊夢「生きてる事を地獄だと思わせてやろうじゃないっ…」コキッ…コキッ…
燐「あっそれ♪突撃ーっ!」ダッ!!
ダダダダダダダダダダッ!!
こいし「セイヤさーーーんっ❤︎愛してますぅーーっ❤︎」ダキィィッ❤︎❤︎❤︎
セイヤ「ダージリンッ!?『私の背後を取るだけで無くッ…腰のくびれを的確にッ…』」かはっ!!
妖夢「みょふふ…///このくびれた腰、そして…///この腹筋…///堪りませんですみょん…///」擦り擦りっ❤︎
こいし「はぁ〜❤︎心の底から癒されちゃうよぉ〜❤︎」擦り擦りっ❤︎
霊夢「レミリアっ!代わりなさいよっ!あんたはもう十分に甘えたでしょっ!?」グイグイッ!
レミリア「私に気安く触れていいのは、セイヤだけよと何回も言っているでしょうっ!?私の心と体は、セイヤだけのモノなのだからっ!」ぎゅうううううううっ❤︎❤︎❤︎
早苗「勝手に捧げてろですよっ!」グイグイッ!
アリス「フランちゃんも好い加減譲り合いの精神っていうのを学ばないとっ!」グイグイッ!
魔理沙「アリスの言う通りだぜっ!私達は誰かを助け隊の部活仲間だろっ!?仲間には優しくしないとなっ!」グイグイッ!
フラン「ドントタッチミーっ!私に触っていいのはセイヤだけなのっ!心も体もセイヤだけのモノなのっ!」ぎゅうううううううっ❤︎❤︎❤︎
衣玖「結局こうなるんですねぇ…」はぁ…
幽々子「セイヤ君は本当にモテモテね〜♪競争率が高くて大変だわ〜♪」ニコニコ
「ちょっと!好い加減にしてって言っているでしょうっ!?」
「近付かないでよっ!変な誤解とかされたら迷惑なのっ!」
セイヤ「っ…お嬢様方…少しだけお時間を頂いても宜しいでしょうか?」
レミリア「はぁ!はぁ!…抱き着いたままでも良いと言うのなら…構わないわよ…?」ゼェハァ…
スタスタスタスタ
咲夜「えっ!?ちょ、ちょっとっ!?何処へ行くんですかっ!?」タッタッタッタッタッタッ!
諏訪子「私達を置いて行くなーっ!」タッタッタッタッタッタッ!
スタスタスタスタスタスタピタッ…
セイヤ「ピースお嬢様、ヘカーティアお嬢様…何かありましたか?」
クラウンピース「あっ!セイヤ先輩っ!」タッタッタッタッタッ…ススッ!
ヘカーティア「セイヤ先輩っ!助けて下さいっ!」タッタッタッタッタッタッ…ササッ!
3年男子a「げっ…根暗っ…」
3年男子b「ヤバっ…」
フラン「どうしたの?ピースにヘカ、あの汚物共に何かされたの?」よしよし…
クラウンピース「あの先輩達が…文化祭一緒に回ろうって…嫌だって何度も言ってるのにしつこくてさ…」
セイヤ「……ほぉ」ギロリッ!!
3年男子a・b「「ひぃっ!?」」ビクゥッ!
魔理沙「おーおー…ビビってるビビってる…」
神奈子「これも変わらず凄い眼光だわねぇ…」
天子「神奈子、ちょっと日本語おかしい…」
さとり『素敵っ❤︎あの鋭い目付き、ゾクゾクしちゃうっ❤︎』ゾクゾクっ❤︎
こいし「お姉ちゃん…」気持ちは分かるけど…うわぁ…
パチュリー「貴方達は3年生でしょう?そんな強引に文化祭を一緒に回ろうと誘う必要ないじゃない…」
幽々子「年相応という言葉を理解して欲しいわ〜…」
アリス「それはちょっと違うと思う…」
3年男子a「だ、だからこそだよっ!高校最後の文化祭だからこそ、女の子と一緒に回りたいんじゃんかっ!」
早苗「救いようが無い位気持ちが悪いですね…」おぇっ…
3年男子b「文化祭一緒に回ろうって誘うのが、何がいけないってんだよっ!」
セイヤ「いえ、別にお誘いする事は大変宜しい事かと…」
全員「えっ…」
セイヤ「?…高校生活最後の文化祭、出店や出し物を女の子と一緒に楽しく見て回る…大変宜しい事だと、私は思いますが…何か間違っていますか?」
クラウンピース「せ、セイヤ先輩…?」
ヘカーティア「そんな…」うるっ…
3年男子a「な、何だよ根暗ぁ!分かってんじゃんっ!そうそうっ!俺達は最後の文化祭を楽しk「で・す・がっ!」えっ?」
セイヤ「1度断られたのならば、大人しく引き下がるのが男の道理と言うものです…それをしつこく、何度も何度も女性に頼み込むのは…哀れを果てし無く通り越して、糞虫の所業だと言わざるを得ません…」
燐「セイヤって、ナンパが底無しに嫌いな男じゃ無かったっけ?」
セイヤ「しっかりとした理由があるのならば、私は許容致しますよ?燐お嬢様。私が嫌いなものは、女性が嫌がるような行為を平然とする男性なのですから」ニコ
フラン・こいし「「か、かっこいぃ…///」」ズッキューーーンっ❤︎❤︎❤︎
3年男子a「て、てめぇは女の子に囲まれてるから、そうやって余裕かましてられんだよっ!」
3年男子b「そ、そうだそうだっ!お前なんかに、俺達の気持ちが理解出来る訳ねぇんだよっ!」
セイヤ「貴方達の気持ちなど、理解したいとも思いませんがね…それに、私は中学1年3年と、女性に関して全くの無縁でしたが…貴方達の様な、愚かな行為は1度足りともした事が御座いません…そう、悪魔に誓って、ね」2年の頃には早苗お嬢様達が居らっしゃいましたからノーカンですし…
神奈子「その代わり、レディースの連中をフルボッコにした事は、クラスの皆には内緒よ?」しー…
セイヤ「神奈子お嬢様。少しの間、お口にチャックでお願いします…」
3年男子a「な、ならっ!1度俺達の苦しみを味わってみやがれってんだぁ!」
セイヤ「分かりました。その提案、受け入れて差し上げましょう…」跪いてレミリアの手を取る…
レミリア「えっ…///せ、セイヤ…?///」ドキッ❤︎
セイヤ「レミリアお嬢様、この愚かな執事たる私の願い…聞いて頂けますか…?」
レミリア「え、えぇ…///き、聞いてあげるわ…///何でも言ってちょうだい…///『上目遣いセイヤ❤︎これは激レアだわ❤︎で、でも…///写真を撮ったりしたら怒られてしまうわよね…///』」ドキっ❤︎
セイヤ「今年の文化祭…私と2人きりで、見て回って頂けないでしょうか…」
レミリア「っ!!?ほ、ほほっ、本当っ!?もっ、勿論よっ!約束よっ!?確かに今、全員の前で約束したわよっ!?」手をぎゅうっ❤︎
セイヤ「え?い、いや…あの…」断わって貰いたいのですが…
レミリア「せ、セイヤと2人きりで文化祭デートっ…///やったっ…///やったわっ…///」うー❤︎うー❤︎
3年男子a・b「「…」」ジーーーーーーーーッ…
その他全員「…」ジーーーーーーーーッ…
セイヤ「あ、えっと…その……一件落着ですねっ♪」ニコ
霊夢・魔理沙「「してないだろうがーーーーっ!!」」Wキィィクッ!!
セイヤ「アッサムっ!?」ズザァァッ!!
胸倉ガシッ!
霊夢「どう考えても配役ミスってるでしょっ!?誰がどう考えてもあのカリスマ(笑)に、そんな高度な考え見通すのは無理でしょっ!」グングンッ!!
魔理沙「アホかっ!馬鹿かっ!それとも能無しかっ!」ゲシッ!ゲシッ!
セイヤ「れ、レミリアお嬢様ならっ…私の考えを理解してくれていると思ってっ…」魔理沙お嬢様痛いですっ!
魔理沙「無能な執事にはお仕置きだぜぇぇぇっ!!」チョークスリーパーだZE☆
セイヤ「くっ、苦しッ…息がッ…」腕ペシペシっ…
霊夢「勿論私達とも一緒に文化祭回るのよねぇっ!?ええっ!?どうなのよっ!」
魔理沙「イエスマイロードなら右手をっ!イエスユアハイネスなら左手をっ!イエスユアマジェスティーなら両足を上げろだぜぇっ!」ググググググググッ!!
セイヤ「っ!!」ジタジタバタバタっ!
霊夢「どうやらトリプルOKみたいね…魔理沙」
魔理沙「おうっ!」パッ!
セイヤ「っ!ゲホゲホっ!かはっ……ふぅ…危うく天に召される所でした…」
フラン「お姉様良いなぁ…セイヤと2人っきりで文化祭デート出来るなんて…」ムスっ…
こいし「レミリア先輩ズルいですっ…」ムスっ…
レミリア「ふふんっ♪これが正妻の力と言うものよ♪やっぱり私は、1番セイヤに愛されている女なのね❤︎『2日目と3日目に開催される、一般参加OKのベストカップルコンテストに、セイヤと参加しようかしら❤︎』」うー❤︎うー❤︎
アリス「何だか私達も一緒に文化祭回れる事になったみたいだよ?」
空「霊夢と魔理沙に感謝だね…」ホッ…
衣玖「誘う勇気が無かったんで助かりました…」ホッ…
3年男子a「ふざっけんな根暗ぁっ!」ダッッ!!
3年男子b「こうなりゃヤケだぁっ!!俺達の憎しみの力を思い知れぇッ!!」ダッッ!!
セイヤ「肉シミ…?それはいけませんね…」ヒュッッッッッッッッ!!!!
3年男子a・b「「なっ!?」」また消えっ…
セイヤ「…」シュッッッ!
ヒュンヒュンヒュンッ…グルグルグルグルッ…グンッ!!
3年男子a・b「「うぉぉぉおおあっ!?」」ブラーーーーンッ…
スタッ…
セイヤ「少しの間、其処で頭を冷やしてみては如何でしょう…」スクッ…
3年男子a・b「「頭に血が昇るだろうがぁぁぁっ!!降ろせぇぇぇっ!!」」バタバタっ!
セイヤ「では、誰かが通り掛かる事を祈る事ですね…」スタスタ
3年男子a・b「「いいから降ろせぇぇぇッ!!」」バタバタっ!
妖夢「無様ですみょん…」スタスタ
燐「ていうかその執事服ってさ、どれだけの物が詰まってるの?さっきのナイフと糸でしょ?」スタスタ
セイヤ「ナイフとTNKワイヤーは常備してあります。その他にもありますが…学校では必要無いものなので…」スタスタ
諏訪子「ナイフもワイヤーも必要無いと思うけどねぇ…」スタスタ
咲夜「ナイフは乙女の必需品ですよ?諏訪子」スタスタ
諏訪子「そりゃ戦乙女にとっては必需品だろうねぇ…」スタスタ
レミリア「セイヤと2人きりで文化祭デートっ❤︎セイヤと2人きり❤︎2人きりでっ❤︎」モジモジっ❤︎スタスタ…
咲夜「せ、セイヤっ…私との約束、勿論憶えていますよねっ…?」コソッ…
セイヤ「も、勿論ですよ…それと、安心して下さい、咲夜さん。私は先約を疎かにする様な事は、決して致しませんので…」コソッ…
咲夜「そ、それならば良いんですよ…///」モジモジっ❤︎
セイヤ『しかし…これでこの場に居る全員と、文化祭を回るというルートが確定した訳ですが……私の罪が重なり続けていますね…』スタスタ
〜幻想学園高等学校(昇降口前)〜
ざわざわっ…ざわざわっ…
文「あやや?これは一体何の騒ぎですかね?」ピタッ…
椛「あっ!そういえば、今日はセイヤが執事服姿で校門とか色々な所に飾り付けをするって、こころと神奈子が言ってたんでした!」
文「そういえばそうでしたねっ!椛っ!行きますよっ!」ダッ!!
椛「あいあいさーっ!」ダッ!!
タッタッタッタッタッタッタッタッタッ!
キキィィッ!
文「おっとぉ!霊夢さん達じゃないですかっ!…あれ?セイヤさんは?」キョロキョロ…
霊夢「あ〜…彼奴ならほら…彼処に居るわよ」屋上指差し…
文・椛「「屋上…?んん?」」眼を凝らす…
セイヤ「…」後ろ裾バタバタっ…
文「おぉ〜…髪と後ろ裾がバタバタと風に靡いていて、何ともまぁ…」パシャパシャッ☆
椛「絵になりますね〜❤︎……あ、でも…何でセイヤが屋上に?」
2年男子a「飛び降りでもすんじゃねw」
2年男子b「だったら願ったり叶ったりだなw」
レミリア「死ねッ…家畜にも劣るこの糞共がッ…」チィッ…
フラン「肥溜めで溺れて、無様に死ねッ…」チィッ…
美鈴「お、お嬢様と妹様…ものっ凄く怖いですぅ…」
1年男子b「このまま頭蓋骨カチ割って死ねってのw」
1年男子a「そうなれば俺達にもチャンスあるよなw」
四季映姫「〜〜っ!!セイヤを愚弄した罪ッ!その身で持って贖いなさいッ!!」ダッ!!
小町「映姫様っ!落ち着いて下さいっ!」ガシッ!!
四季映姫「離して下さい小町っ!彼奴ら地獄に叩き落せませんっ!!」ジタバタッ!
椛「あの…それで結局の所、セイヤは何をするつもりなんですか?」
魔理沙「それは見てれば分かるぜ……お、始まるか?」
セイヤ「スカーレット家の執事たる者、レミリアお嬢様とフランお嬢様の執事たる者…音楽を聴きながら、最高のパフォーマンスが出来ずにどうします…」イヤホンを耳に刺す…
パチュリー「セイヤ…あの…本当にこんな形で飾り付けをするの…?」
幽々子「も、もうすこ〜し音便な飾り付け方を〜…」
セイヤ「なりません。私はスカーレット家の執事…そして、レミリアお嬢様とフランお嬢様の執事です。主人が見ている前で、無様な飾り付け方などをしては、その名が穢れてしまいます」
衣玖「ちょっと大袈裟な気が…」
セイヤ「まぁ、レミリアお嬢様とフランお嬢様の名が穢れなかったとしても…体の穢れはもう、どうしようもありませんけど、ね…」ボソ…
天子「?…セイヤ、今何か言った?」
セイヤ「いえ…唯の独り言、基戯言ですよ」ニコ
天子「そ、そっか…///『いい笑顔…///』」ドキドキっ❤︎
コッコッコッ…スッ…
セイヤ「では、行って参ります…」ニコ
幽々子・パチュリー・天子・衣玖「「「「い、行ってらっしゃ〜い…」」」」
セイヤ「ふふっ♪……いざっ!」トンッ…
モブ全員「と、ととっ、飛び降りたぁぁぁぁぁあああああっ!!!!???」
3年男子a「本当に飛び降りる奴があるかぁぁぁぁっ!!」
1年女子a「きゃぁぁぁあああっ!!」両手で顔を覆うっ!
ヒューーーーーーーーーーーーッ!!!!
セイヤ「幻想学園文化祭へ、ようこそっ♪」クルンッ!ビシュッッ!!
ピーーーーーーーーッ!!ヒュンヒュンッ!カッ!
バファッ…
こいし「わぁ〜♪垂れ幕だぁ〜♪」キャッキャッ☆
さとり「そ、それよりセイヤはっ!?」キョロキョロっ!
咲夜「セイヤなら彼方に居ますよ?」指差し…
セイヤ「…」シュタタタタタタタタタタタッ!!!!
2年男子c「は、速過ぎて見えねぇ!」
3年男子c「辛うじて其処に居るっていう事ぐらいしか分かんねぇよっ!」
セイヤ「スカーレット家の執事たる者…」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュッ!!
シュタタタタタタタタタタタッ!!!!
セイヤ「この程度の飾り付けが出来ずに…」ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュッ!!!!
ドォォンッ!!ドォォンッ!!
ヒュバババババババババババッ!!!!
クルンッ…スタッ!
クルッ…
セイヤ「どうします…」ニコ
モブ全員「お…お、おおっ…おおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
早苗「いやぁ…一瞬の出来事でしたね…」
空「はぁあ〜❤︎やっぱり格好良い〜❤︎」キューンっ❤︎
燐「1年間嫌ってたのが馬鹿らしいと思っちゃうねぇ〜❤︎」キューンっ❤︎
こころ「それにしても…あの2つの門…何時、何処から、どうやって持って来たのだろうか…」
神奈子「こころ、どうせセイヤの事だから…スカーレット家の執事たる者、その程度の事が出来ずにどうします…って言われるのがオチよ?」
こころ「これは出来ずにどうしますというレベルじゃない…あの門1つ持って来るのに…多分大人4、5人は必要な筈…」
神奈子「そしたらまた、スカーレット家n「セイヤが超人だという事は分かった…だからもうあい…」何よも〜…」
アリス「一瞬にして学校が不思議の国に…」
「来るべき朝を抹消し、永遠の夜を…醜き傀儡を破壊し、永久の安らぎを…そして、愛すべき者の生き血を啜り、悠久の時を…これぞスカーレット家の執事…」コッ…コッ…コッ…コッ…
霊夢「相変わらず影響受けやすい奴ねぇ……ま、まぁ…///格好良いけど…?///」
セイヤ「ふふ、ありがとう御座います」ペコ
3年女子a「ちょっと水奈月君!凄いじゃん!」タッタッタッタッタッタッ!
1年女子b「凄く格好良かったですぅ…///」
2年女子a「レミリアちゃんの執事だって噂、本当だったんだぁ!」
フラン「セイヤは私の執事でもあるんだよっ❤︎」ちょーカッコいいんだよっ❤︎
1年女子c「ちょっと羨ましいかもぉ…///」
2年女子b「サーカス団の人みたいで良かったわよ?」
3年女子b「水奈月君って本当はサーカス団の人とかw?」
セイヤ「私がサーカス団の人…?ふふ、烏滸がましい…私はあくまで執事ですよ?」
椛「何ですか何ですかぁ…デレデレしちゃって…」ムスっ…
クラウンピース「やっぱりセイヤ先輩も男の人だから、女の子に囲まれるのが嬉しいんだ…」シュンっ…
ヘカーティア「私達だからっていう事じゃないんですね…」シュンっ…
咲夜「そう思いますか?そう思っているのなら、それは間違いですよ?」
椛・クラウンピース・ヘカーティア「「「え…?」」」
妖夢「何故なら、さっきからセイヤは…笑っていないからです。ほら」
1年女子d「今度またゆっくり、お話しさせて貰っても良いですか…?///」
セイヤ「は、はぁ…機会があれば、是非…」顔ピクピクっ…
諏訪子「物凄く困った顔してるねぇ…」ていうか顔が引き攣ってる…
セイヤ「で、では…私はこれで、失礼致します…」そそくさっ…
魔理沙「あ、逃げたぜ…」そしてこっちに来たぜ…
セイヤ「ふぅ…」
レミリア「せ、セイヤっ…///」テッテッテッテッ…
セイヤ「レミリアお嬢様。私の、貴女の執事としての振る舞いは如何でしたか?」
レミリア「と、とても立派だったわよ…///流石、私の愛する男性だわ…///」モジモジっ❤︎
セイヤ「ありがとう御座います、レミリアお嬢様…」ペコ
レミリア「これからも…///貴方の身と心を、私の為に捧げ続けてくれるかしら…?///セイヤ…///」セイヤの両手をギュッ❤︎
セイヤ「っ……Your will、Wife should be my love…」耳元で囁く…
レミリア「えっ…///せ、セイヤ…///い、今の意味って…///」ドキドキっ❤︎
セイヤ「レミリアお嬢様ならば、簡単に理解出来ますよね…?私は、飽くまで執事です……ですからいつか、この立ち位置は返させて頂きますよ…?それまで貴女は、私のご主人様ですから…ね?レミリア、お嬢様…」ボソボソっ❤︎
レミリア「んぁ❤︎…え、ええ…///いつか必ず、その立ち位置を変えてみせてちょうだい…///旦那様…///」ニコっ❤︎
セイヤ「はい…必ず…」レミリアの手をギュッ❤︎
アリス「はーいはいっ!ちょっと飾り付けの説明お願いしてもいいかな?執事様?」グイッ!
早苗「レミリアさんは暫く其処でジッとしてやがれですよ!」グイッ!
セイヤ「ちょ、ちょっとアリスお嬢様に早苗お嬢様っ…引っ張るのはっ…」
タッタッタッタッタッタッ…
レミリア「私の…///将来の旦那様…///」うー…///
〜その時まで、貴女に返し続ける言葉は〜
【完】
[次回予告]
文化祭を2日前に控えた俺達は、とある問題に直面した
セイヤ「夢喰い漠…?」
霊夢「そうよ…本来は悪夢を喰らい、2度とその悪夢を見る事が無くなるって言われている夢喰い妖怪、漠…」
セイヤ「で?その夢喰い漠様がどうしたんだ?」
俺の幼馴染で由緒ある神社、博麗神社で巫女を務める博麗霊夢。彼女から聞かされたのは、人を夢の世界へと誘い、その精神を喰らい尽くすという妖怪の話だった
妖夢「最近、巷では人が眠りから覚めず、眠り続けるという奇怪な現象が起きています。セイヤも既に、ニュースでご存知ですよね?」
セイヤ「あ、あぁ…まぁな…」
幽々子「それが実は…妖怪の仕業らしいのよね〜…」
人を夢に誘い、精神を喰らい尽くす妖怪…漠。未だに俺達の学校からは被害が出ていないが、それも時間の問題との事だ。
霊夢「お願い、セイヤ…あんたの力を貸して欲しいのよ…頼める?」
セイヤ「あぁ…他でもない、お前達の頼みだ。断る理由なんて無いだろ?」ニコ
こうして俺達は、漠と対峙する為に、漠が作ったとされる夢の世界へと飛び込む事を決意した……だが
セイヤ「な、なっ…なんじゃこりゃぁぁぁぁあああっ!!!!」
魔理沙「おぉ〜…」キョロキョロ…
咲夜「こ、此処は一体…」キョロキョロ…
レミリア「何だか…見た事ある世界ね…特にゲームの中で…」キョロキョロ…
フラン「ドラクエだーーーっ❤︎セイヤっ❤︎フランと一緒に勇者になろっ❤︎男勇者と、女勇者で子作りすればきっと❤︎最強の勇者が産まれるよっ❤︎」むぎゅうっ❤︎❤︎❤︎
俺達が誘われたのはドラクエ(?)の世界。レトロというか、何というか…レベルと職業が全てな世界に、俺達は放り込まれた。
アリス「セイヤ達しか入れないかもって思ってたけど、私達も入れるんだね…」キョロキョロ…
早苗「私の職業…何でしょうか…」アイコン…職業を見るアイコンは何処に…
霊夢「まさか寝てる全員が夢の中に引き摺り込まれるなんて…しかも妖夢と幽々子先輩居ないし…」
こうして俺達は、この世界を平和に…基この夢をクリアしなければならなくなった。
果たして、水奈月セイヤ達はこの夢の世界から抜け出す事が出来るのか!?そして、水奈月セイヤの驚くべき職業とは!
セイヤ「次回、幻想学園高等学校。導かれし者が伝説の大地で悪霊の神々を葬り去り、尚且つ空と海と大地と呪われし姫君を星空の守り人に守って貰いながらエデンの戦士たちが天空の花嫁を妻に娶り、そして伝説へ……あれ?文化祭は?」
[オマケ短編]
セイヤ「ちょこっとぉ…」
全員「水奈月先生ーーーーっ❤︎」ダキィィッ!!
セイヤ「ぐわらばぁっ!?」ドシーーンッ!!
〜幻想学園高等学校(2年2組教室)〜
セイヤ「はーい…如何にもな感じでスタートしましたね…どうも、1日教師の水奈月セイヤでーす…」
レミリア「はいっ!」ノ
セイヤ「おっ…早速質問ですか?レミリアさん…」
ガタタッ…
レミリア「セイヤ先生と結婚するにはどうすれば良いでしょうか❤︎」うー❤︎
セイヤ「はい、貴女は全くブレませんねー…それと、俺は1日教師ですので、先生は止めて下さーい…」
霊夢「そんな事よりっ!さっきの予告は何っ!?」ガタタッ!
セイヤ「あー…やっぱり突っ込んできますか…ぶっ込んできちゃいますか…」
魔理沙「当たり前だぜっ!」
咲夜「文化祭の準備編が終わり、漸く文化祭の本編が始まるって思っていたのに!何故此処に来て妖怪騒動なんですかっ!しかもドラクエネタが満載みたいですし!」
セイヤ「いーんだよ別に…見てる人なんて居ないに等しいんだから…どうせもう見てる人も、キムタ○みたいに、好きにやっちゃってー精神全開だからね…それと同時に、今まで見てきたし、一応見てやるか、見てやるよ精神も全開だからね…」
アリス「で、でも…一応こんな物語でも、オススメとか評価とか応援とかされてる訳だし…そんな極少数の数少ない読み手の人達の期待を裏切るような真似はちょっと…」
セイヤ「2回言ったよね?今極少数と数少ないって、同じ意味合いの言葉2回言ったよね?」
妖夢「あ、流石に2回言われるのは堪えるんですね…でもやはり、極少数でも、読んでくれている人達が居るのは事実ですから…」
セイヤ「だぁから…それも義理だって…喩えるならぁ、えっと…アレだよアレ……そうそう!ホームレスにワンカップ買ってあげるような感じだよ、あの感じだよ」
早苗「ホームレスにワンカップ買ってあげる人なんて、この世の中に居るんですか…?」
セイヤ「蜚蠊作者は前に、夜の仕事帰りに路地裏で寝てたホームレスの傍に、ワンカップ置いて立ち去ったとか言ってたぞ?」
フラン「へぇ〜…ま、どうでもいいけどね…蜚蠊作者が何処で何してようと……そんな事よりぃ…///早く文化祭でセイヤとイチャラブデートしたいなぁ…///」モジモジっ❤︎
こいし「そうですそうですっ!私達と一緒に、文化祭デートするんですよねっ!?」机バンバンッ!
セイヤ「えー意見はそれぞれだと思いますが…まぁそれはクレーム多かったら別の機会にしますよ…幸い、此処はメタに溢れたメタ世界…メター・ザ・ワールドですからね…操作なんて簡単だから、エネコン操作するより全然楽だから…」
魔理沙「歩くメタ発言機が何か言ってるぜ…まぁ確かに、社長のエネコン操作に比べたら楽だろうなぁ…」
さとり「その発言自体が既にメタだものね…」
セイヤ「あ、それと…別にドラゴンクエストが30周年だからとか、そういうのは関係ないからね…だって俺勇者じゃないし、ロトの装備欲しいとか思ってないし…ロトの剣格好良いなぁとか、全然思ってないからね…勘違いしないでよね…」
アリス『ロトの装備欲しいって思ってるんだ…』
レミリア「お父様、至急ロトの装備のレプリカを作ってちょうだい!え?どうして?…決まっているじゃない!愛する旦那からの、私に向けたメッセージなのよ!?聞き逃す訳にはいかないわっ!!」うーっ!!
魔理沙「発注しようとするなよっ!ていうか1から作るのかっ!?」
咲夜「私は天空装備の方が格好良いと思うんですが…」
さとり「セイヤにはメタキン装備の方が合ってると思うわ。メタるキングの装備、略してメタキン装備…」
こいし「お、お姉ちゃんw掛けないでよっw」クスクスっ…
早苗「な、中々に上手いですw確かにwセイヤさんに合ってますねwメタキン装備w」ぷふっw
セイヤ「誰がメタるキングだ誰が…」
霊夢「あんた以外居ないでしょうが…」
フラン「でもぉ…///セイヤと一緒に冒険するもの良いかなぁ…///そういうシチュエーションで妄想した事あるし…///また夢が叶っちゃうね…///」モジモジっ❤︎
こいし「セイヤさんと魔王討伐…///あ、でも…セイヤさんが勇者じゃ一瞬で魔王さんが消し炭にされるかも…」
幽々子「堕天使君が魔王の方がしっくりくるものね〜…もう一層の事、堕天使君を魔王に仕立て上げない?」
セイヤ「嫌ですよ…あんな奴の相手を一々するなんて…」
咲夜「それに幽々子先輩、堕天使は何方かと言うと、魔剣士や堕剣士の方が合っていると思うのですが…」
幽々子「あぁ〜…言われてみれば確かにそうね〜…」厨二だものね〜…
妖夢「まぁなるようになりますよね…今までもそうでしたし、これからもきっとそうでしょうね…」
魔理沙「行き当たりばったりとはこの事だぜ…」
霊夢「ま、それも私達らしくて良いんじゃない?」
セイヤ「はい、という訳でー…これからも頑張りますんで…宜しくお願いしまーす…」ペコ
霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・フラン・さとり・こいし・妖夢・幽々子「「「「「「「「「宜しくお願いしまーす♪」」」」」」」」」ペコッ!
魔理沙「よーし!それじゃあ打ち上げ行こうぜー!」ガタタッ!
セイヤ「何だよ打ち上げって…まさかまたカラオケか?」
フラン「もっちろん❤︎…えへへっ❤︎セイヤの生歌聴き放題だ〜っ❤︎やった❤︎やったっ❤︎」ガタタッ…
早苗「デュエットの座は渡しませんからね!」スタスタ
咲夜「それは皆平等で良いじゃないですか、早苗…」スタスタ
こいし『セイヤさんとデュエット…///私、上手く歌えるかな…?///』ドキドキっ❤︎
霊夢「料金はあんた持ちだからね?セイヤ」スタスタ
セイヤ「へいへい…」スタスタ
妖夢「ゴチになりますみょんっ!」ビシッ!
幽々子「カラオケ店の料理って結構美味しいのよね〜♪食べまくっちゃうわよ〜♪」スタスタ
さとり「セイヤ、大丈夫…?苦しいなら半額出すわよ…?」コソッ…
セイヤ「文化祭の時の為に、執事の仕事と香霖堂の仕事とリサイクルショップのバイト頑張ったからな…何とかなるさ。それに、女の子に割り勘させるなんて、男が廃るだろ?」ウインクパチンッ☆
さとり「か、格好良い…///」キュンキュンっ❤︎
アリス「じゃあカラオケ行った後は、いつも通りセイヤの家に泊まりだね」ガラガラッ…
咲夜「今日もまだまだ楽しくなりそうですね?セイヤ♪」ニコ
セイヤ「あぁ…そうだな…」ガラガラッ…
トンッ…
レミリア「ええ…ええ!分かったわ!ありがとう、お父様!それじゃあ切るわね?…セイヤっ!スカーレット財閥が総力を挙げて、ロトの装備のレプリカを作ってくれるそうよ!」バッ!
ガラーーーーーーーーンッ…
レミリア「え…?」誰も居ないわ…
レミリア「うー…セイヤが私を見捨てるなんて…」うるうるっ…
ブー☆ブー☆
レミリア「?…誰からかしら…」グスっ…
{おやすみなさい❤︎セイヤ❤︎愛しているわ❤︎)
(あぁ、俺もだよ。おやすみ、レミリア}
{う〜…///)
《今日》
(レミリア、早く来い。置いて行くぞ?}
レミリア「う〜…///」テッテッテッテッテッテッテッ…ガラガラッ…ガラガラッ…
トンッ…
to be continued…
ヒャハーー‼後編来たぜ‼\(^o^)/前編は今までの投稿作品の中で一番長かったですね?性別逆転の続編キタコレDA ZE 🌟
セイヤの女体化…見てみたい気持ちがあるけど、一番レミリアが気になる…(幽々子様…哀れなり…)
久し振りに水無月specialが出てきたな。
あれは食べ物ちゃう宇宙物質Xやねん‼どう考えても不味いと思う。(お空と幽香とお鱗後はセイヤ‼)味覚が変な風な構造なのか?(# ゜Д゜)
セイヤ君を女の子化させた絵描こうと思って描いてみたけど悲惨なことになってしまった......作者さんが思っているものと絶対違うって言い切れるくらいに...(´;ω;`)
アスワンさんがブラドさんみたいになっていることは、ブラドさんはアスワンさんみたいになっちゃてることね。
ブラドさん!?ロリ化しただと!?
んなアホな、筋肉ムキムキマッチョメンが性別が逆転したら、ロリ化しただとーー!?コイツはgreatですぜ‼
セイヤが一日消えた世界的なお話を見てみたい...(ゝω∂)
壁でセイヤ達を見ていた人物は誰だ?
えーりーん!!えーりーん!助けてえーりーん‼助けてえーりーん‼答えはえーりーん先生でした‼
メタイ作者さん。
文化祭やっときました〜!、後セイヤ君喧嘩変わらず強い…
相変わらずレミリアは脳内真っピンクだな。痴女め💢💢
相変わらず面白い
あれ文化祭はどうなるですか?
メタイ‼
次回は…ドラクエ…だと!?…(しかも1〜9って…)