2016-05-11 01:50:00 更新

概要

※東方私立幻想学園高等学校の続編です

※色々とカオスな事になります(キャラ崩壊注意)

※オリジナル主人公、キャラが登場します

※この作品の終わりはいつになるのだろう…

※水奈月セイヤのイメージイラストを投稿しました

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=50649900

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[人気投票の結果発表]



ガチャッ…


セイヤ「えーはい…どうも皆さん…」


蜚蠊作者「こんにちわんこ蕎麦〜っ❤︎」ニコー☆


霊夢・魔理沙・こいし「「「…」」」シラー…


セイヤ「…」頭パシンッ☆


蜚蠊作者「痛っ…」


セイヤ「すみません……先ずは霊夢、1位奪還おめでとうございます。幼馴染として物凄く鼻が高いです」


霊夢「…」シラー…※今回1位


セイヤ「そ、それと魔理沙。今回の人気投票は霊夢とのワンツーフィニッシュだったな。流石は霧雨魔理沙様!よっ!団長日本1っ!」パチパチパチパチッ☆


魔理沙「…」シラー…※今回2位


セイヤ「『心折れそう…』こ、こいしちゃん…今回は残念だったな。でも次回頑張ろう!な?」


こいし「…」シラー…※今回3位


セイヤ『もう俺のLP0なんですけど…』LP8000→LP0ビーーーッ☆


霊夢「ちょっとセイヤと蜚蠊…」


蜚蠊作者「あの霊夢さん?せめて作者付けてくれへんか?」


魔理沙「人気投票の結果…知ったのいつだって言ったっけかなぁ…」


蜚蠊作者「あー無視ですか…そうですか…」


セイヤ「え、え〜と…最近ですね、はい…」


こいし「前回の人気投票にも投票してませんよね?私達の事嫌いなんですか?セイヤさん」


セイヤ「そ、そんな訳ないだろ…俺はその…お前達の事は好きだよ…」


蜚蠊作者「はいはいはーい!俺も君達の事大好きだおーっ❤︎」


魔理沙「キモいから口開くな夜遊び蜚蠊…」


霊夢「取り敢えずあんたにはこれ刺すから…」っロンギヌスの槍


こいし「私が後ろから押さえて置くので…その隙にブッ刺して下さい…」ガシッ!!


蜚蠊作者「えっ…何?何何何っ!?えぇっ!?ちょっ!ちょっとタンマっ!!流石にそれは洒落にならんっ!!」ジタバタっ!


こいし「暴れないで下さい木偶の坊底辺夜遊び蜚蠊人間っ…」ググググッ!!


蜚蠊作者「悪口長っ!?」


霊夢・魔理沙「「…」」スタスタ


蜚蠊作者「ちょっ!?2人共目がマジなんですけどぉっ!?ちょっとセイヤ君っ!この3人止めてっ!!」


セイヤ「…」ガクブルッ…


蜚蠊作者「このクズ野郎がっ!産まれたての子鹿みたいになりやがってぇぇっ!!」ジタバタっ!


霊夢「行くわよ…魔理沙…」グッ!!


魔理沙「いつでもいいぜ…」グッ!!


霊夢・魔理沙「「せーのっ!!」」グァッ!!


蜚蠊作者「ちょおっ!!?」


「アーーーーーーーーーーーーーーーいっ♂」


セイヤ『此奴と同じ叫び方とか…何か嫌だな…ていうか凄く嫌だ…』



†††5分後†††



†蜚蠊作者⊃≫≫−−−−−


セイヤ『蜚蠊作者が…セントラルドグマにいる天使みたいになってしまった…』ガクブルッ…


霊夢「それで?セイヤ。あんたは私達に謝る必要があるわよね?ん?」


セイヤ「あ、はい…この度は本当に申し訳御座いませんでした…心よりお詫び申し上げます…」ペコ


魔理沙「折角1位に返り咲いたのに、素直に喜べないよなぁ?霊夢ぅ?」


霊夢「そうよねぇ…薄情な幼馴染の所為で、折角の1位も味気無く感じちゃうわよねぇ?」


魔理沙「こいしちゃんもなぁ?1位から3位に転落しても、セイヤが応援してくれたら全然平気だよなぁ?」


蜚蠊作者「そうですぅ♪セイヤさんが応援してくれたら無問題ですぅ♪」キャピっ☆


こいし「えいっ❤︎」ドスゥッ!!


蜚蠊作者「ごるぱぁっ!!?」ゲボォァッ☆


セイヤ『馬鹿な奴め…ですぅ♪』


†蜚蠊作者⊃≫≫−−−−−


魔理沙「流石は蜚蠊…しぶとい奴だぜ…」


霊夢「永遠の2番手の癖に…これだから蜚蠊は…」


蜚蠊作者「誰が永遠の2番手だってぇ!?」ズボォッ!


魔理沙「同世代カースト圧倒的最底辺の癖になぁ…こんなのが2番手…世の中分からないもんだぜ…」


こいし「永遠のっ!…2番手さんですけどね♪」ニコ


蜚蠊作者「2番手2番手うっせぇんだよっ!今の世の中は、No.1よりオンリーワンだからっ!な?セイヤ君」


セイヤ「黙れ…同世代カースト圧倒的最底辺の永遠の2番手…」


蜚蠊作者「………へぇ…そういう事言っちゃうんだ…へぇ〜…ほーほー…」


セイヤ「な、何だよ…その含みのある言い方は…」


スタスタスタスタ


肩ガシッ…


蜚蠊作者「いいのかなぁ?そういう事言っちゃってさ〜あ…コレ、何だかお分かり?」っスマホ


セイヤ「……誰がどう見てもスマホだろ…」


蜚蠊作者「そうそうスマホ…今の世の中は凄いよねぇ…おじさんビックリしちゃうよ…色々ハイテクになって、ハイカラなお店も沢山だもんなぁ…」


セイヤ「あんたもまだ10代だろ…何爺臭い事言ってんだ…」


パッ…


蜚蠊作者「っと、こいしちゃん…君には少しだけお話があるんだよねぇ…」


こいし「え…?な、何ですか…?同世代カースト圧倒的最底辺な永遠の2番手夜遊び蜚蠊人間作者さん…」


蜚蠊作者「だから悪口が長いっ!!…まぁ…これを見てもそんな悪口が言えるかなぁ?」スマホ見せる…


こいし「ふぇ?」スマホ覗く…


こいし『せ、せいやさんっ❤︎好きですっ❤︎だ、だからもっと❤︎』ぎゅうっ❤︎


セイヤ『お、俺もっ…こいしちゃんの事っ…好きだぞっ…』チュッ❤︎


こいし『んむぅっ❤︎んっ❤︎んぁあっ❤︎ひゃあっ❤︎ら、らめっ❤︎せ、せーやしゃんっ❤︎』ビクンッ❤︎


こいし「ひゃわわわぁぁぁっ!?///」ブシューーーッ☆


蜚蠊作者「おーおー…お姉ちゃんと一緒にイヤらしい事しちゃってまぁ…人は見掛けによらないって事だな…」ニヤリ…


こいし「あ、あぅ…///」プシュ〜ッ☆


蜚蠊作者「ちょっとおじさんと事務所の方行こうか…?」肩ポンっ☆


霊夢・魔理沙「「こいしちゃんに何するつもり(だぜっ!)よっ!この蜚蠊がぁぁぁっ!!」」ドスドスゥッ!!


蜚蠊作者「ダバダ〜っ♪」ゲボォァッ☆


ゴトッ…


セイヤ「ん?蜚蠊のスマホか…『一体何があるんだよ…俺には脅しなんて通用しないぞ?ったく…』」拾う…


こいし「あっ!?///せ、セイヤさんっ!///それ見ちゃダメですっ!!///」ワタワタっ!!


セイヤ「ん?」スッ…


セイヤ『こ、こいしっ!こいしっ!』


こいし『せ、せーやしゃんっ❤︎いっ、一緒にっ❤︎わ、私っ❤︎せーやしゃんと一緒にっ❤︎』ビクンッ❤︎


セイヤ『あぁ…俺もっ…こいしと一緒にっ…こいしっ…愛してるぞっ…』チュッ❤︎


こいし『んっ❤︎ひゃ、あっ❤︎んむぅ❤︎あむぅ❤︎んむうっ❤︎…ぷはっ❤︎…せ、せーやしゃんっ❤︎私もせーやしゃんの事っ❤︎愛してますっ❤︎』ぎゅううううっ❤︎


セイヤ『っ…こいし❤︎』チュッ❤︎


チュゥゥゥ〜っ❤︎じゅるるるっ❤︎チュっ❤︎チュパっ❤︎チュパチュパっ❤︎レロレロっ❤︎


セイヤ「///」ブシューーーッ☆


ブゥンッ!!ガチャーンッ☆


蜚蠊作者「なっ!?お、俺のiPho○e6がぁぁぁっ!?まだ本体の支払い残ってるのにぃぃっ!!」ガーーーーーンッ☆


セイヤ「スペルカード的なモノを宣言…堕天の儀式…」っ◻︎


ピカーーーーンッ☆


プシュ〜ッ…


堕天使セイヤ「ほう…あんたから俺を呼び出すなんてな…何か用か?」


霊夢・魔理沙「「だ、堕天使っ❤︎」」キュンっ❤︎


セイヤ「あの蜚蠊…俺達2人で串刺しにするぞ…殺す気でやれ…」


堕天使セイヤ「訳ありか…あんたに命令されるのは癪に触るが、彼奴が生きてる事の方が癪に触るからな…良いだろう…今回だけは、あんたに協力してやろう…」


セイヤ「悪いな…」


堕天使セイヤ「ふん…礼は要らない。黒滅神槍・ロンギヌス…」ジャキンッ!!


セイヤ「よっと…」っロンギヌスの槍


蜚蠊作者「おい…覚悟は出来てるよな…?人のスマホぶっ壊しやがって…俺の…俺の女の子のLINEデータ全部消えちまったじゃねぇかぁぁぁっ!!どう責任取るつもりじゃワレゴラァァァっ!!」


こいし『どうでも良いような気が…』


蜚蠊作者「作者舐めんなって言ったよなぁ…てめぇら全員、此処でDeleteしてやらぁっ!!」ブォンッ!!ジャキッ!!


セイヤ・堕天使セイヤ「「…」」ダッッッ!!!


蜚蠊作者「この大剣クレイモアでッ…全員綺麗に華麗に真っ二つにしてやるッ…」グッッッ!!


ヒュッッッッッッッッッッッ!!!!×2


蜚蠊作者「……あり?」


セイヤ「水奈月セイヤ…スペシャルアタックッ!!」ドヒュッッッッッッ!!!


堕天使セイヤ「堕天の裁き…地の底の底へと堕ちろ…この蜚蠊がッ!!」ドヒュッッッッッッ!!!


ドスゥゥゥゥゥゥッッッ!!!×2


蜚蠊作者「ごはぁぁぁぁんッ!!?…ですよ…」ガクンっ…


セイヤ・堕天使セイヤ「「無様に死に去らせ…そして2度と俺(達)の目の前に現れるな…」」クル…



−−−−≪≪⊂蜚蠊作者⊃≫≫−−−−



霊夢・魔理沙・こいし『『『インパクト的なモノが起きる予感…』』』汗タラリ…


堕天使セイヤ「…」シュゥゥゥーーッ…


霊夢「あ、堕天使が消えたわね…」ちょっと残念…


こいし「せ、セイヤさん…///その…///見ちゃいましたよね…?///」モジモジっ❤︎


セイヤ「み、見てしまったが…///元は断ったから大丈夫だぞ…///」頭ポンっ❤︎なでなでっ❤︎


こいし「えへへ❤︎…で、でも私は…///またセイヤさんと…///エッチぃ事…///したいですっ❤︎」上目遣いっ❤︎


セイヤ「はぅあっ…///『か、可愛いっ…///』」ズキューーーーンッ❤︎


腰抓りッ!×2


セイヤ「ほぁたぁっ!?」ズキィーンッ☆


霊夢「なぁにデレデレしてんのよ馬鹿セイヤ…」


魔理沙「人気投票の結果1位と2位である幼馴染を放ったらかしにするなんて、良い度胸してるぜ…」


セイヤ「ご、ごめんなさい…」


霊夢「いいのかしらねぇ〜…私は2位の魔理沙と約5000票の大差を付けて1位になったのよね〜…誰かに取られちゃっても知〜らない…」チラッ…チラチラッ…


魔理沙『分かりやす過ぎるぜ…霊夢…』


セイヤ「お前達は人気者だからな…お前達と一緒に居る俺が、小っぽけな存在だって思い知らされるよ…」ズーーーーン↓


霊夢『そういう事を自覚して欲しいんじゃないんですけどっ!?勝手に変な自覚してんじゃないわよ馬鹿っ!』


こいし『流石セイヤさん…今日も変わらず鈍感さんだね…』霊夢先輩も魔理沙先輩も早く告白すればいいのに…


魔理沙「ていうかセイヤ、どうして咲夜達が居ないんだぜ?前は上位10人が居た様な気が…」キョロキョロ…


セイヤ「今回は上位3人だけって話になってな…咲夜達には悪いが、今回はお留守番だ…」


霊夢「へぇ〜、そう…『まぁ厄介な姉妹が居ないから私は別にいいけど…』」


こいし『今はお姉ちゃんもフランちゃんもレミリア先輩も居ないから…///私がセイヤさんを独り占め出来ちゃうね❤︎』


セイヤ「まぁ漸くあの蜚蠊も死んだ事だし、改めて乾杯でもするか…」スタスタ


魔理沙「飲み物とかあるのか?」


セイヤ「一応な…霊夢はお茶だろ?魔理沙はファンタで、こいしちゃんは何飲む?」ガチャッ…


こいし「霊夢先輩と魔理沙先輩が飲みたい物は分かって…どうして私が飲みたい物は分からないんですか…?」うるっ…


セイヤ「えっ…い、いや…お、オレンジジュース…?」


こいし「違います…」うるうるっ…


セイヤ「じゃ、じゃあ…ドクターペッパー…?」


こいし「セイヤしゃんっ❤︎」パァァッ☆


霊夢『え…?こいしちゃんってドクターペッパー好きなの…?』


こいし「セイヤさんなら気付いてくれるって信じてましたっ❤︎」ダキィっ❤︎


セイヤ「こ、こいしちゃんってドクターペッパー好きになったのか…?」なでなでっ❤︎


こいし「小さい頃に飲んでたんですけど…///余り好きになれなくて…///でもセイヤさんがいつも飲んでたから…///」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「こいしちゃん…///」ぎゅうっ❤︎


霊夢・魔理沙「「…」」腰バシィンッ!!


セイヤ「すみません…」パッ…


こいし『霊夢先輩と魔理沙先輩に邪魔されたっ…』ムスっ…


トクトクトクトクッ…×2


セイヤ「霊夢様、魔理沙様。どうぞ…」っコップ×2


霊夢・魔理沙「うむ…」受け取る…


トクトクトクトクッ…×2


セイヤ「はい、こいしちゃん…」っコップ


こいし「あ、ありがとうございます…///『セイヤさんはどんな時でもカッコいいなぁ❤︎』」受け取る…


セイヤ「それでは僭越ながら、私が乾杯の音頭を取らせて頂きます」


魔理沙「よっ!ハーレム王っ!」


霊夢「女の子を誑し込み続けて数年!今では立派な誑し野郎ねっ!」


セイヤ「お前ら全然褒めてないだろっ!…オホンッ…今回も本当に申し訳無かった。だがまぁ…霊夢は2位の魔理沙に、圧倒的な票の差を見せ付けて1位に、魔理沙も前回1位だったこいしちゃんを退けての2位、こいしちゃんも1位と2位は魔理沙に取られたものの、その人気は未だ健在…本当に…おめでとうございます…」ペコ


霊夢「や、やっぱりあんたに面と向かって褒められると照れるわね…///」テレテレっ…


こいし「でもセイヤさんに褒められるのが、私は1番嬉しいですよぉ❤︎」ムギュゥっ❤︎


魔理沙「じ、次回はちゃんと投票するんだぜ?///」


セイヤ「あぁ…約束だ…」ニコ


魔理沙「よ、よーし!///確かに約束したぜ?///それじゃあ皆で乾杯だぜっ!///」


セイヤ「よ、よし…それじゃあ、乾杯っ!」スッ!


霊夢・魔理沙・こいし「「「乾p「ちょっと待ったーっ!!」ガシャーーンッ!!


セイヤ「な、何だ何だっ!?」


ザッ!!×7


咲夜「セイヤっ!何故私達を人気投票の結果発表から除外したのですかっ!」※今回4位


フラン「将来のお嫁さんを除外するなんて酷いよっ!フランに投票してくれなかったし…期間中ずっと期待して待ってたのに…」うるっ…※今回5位


妖夢「同年代カースト圧倒的最底辺な蜚蠊作者は、その名に恥じぬ生活振りっ!セイヤはセイヤで期間中ずぅ〜っとブラドさんと剣術の修行っ!私達の事を疎かにするとは良い度胸してますみょんっ!」みょんスカっ!※今回6位


セイヤ「い、いや違うんだっ!あの蜚蠊野郎が俺に知らせてくれなくって…」


レミリア「やっぱりそういう事だったのね…セイヤが進んで私達の事を疎かにする訳無いものね…このッ!糞虫ッ!」ゲシィッ!!※今回7位


蜚蠊作者「」グチャッ…


さとり「いつもいつもゴミ溜めの様な生活をしているんだから…こういう時位役に立って下さい…本当に世間の厄介者ですね、貴方は…」(生ゴミを見る様な目)※今回8位


アリス「臭いからもうごみ収集車に回収して貰おうか…早く焼かれて煙になればいいんだよ、こんな同年代カースト圧倒的最底辺な作者なんて…」※今回9位


文「これは流石の私も写真を撮る気が失せますね…気が失せるに掛けて早く私達の視界から失せて下さい…」※今回10位


セイヤ「もうやめろっ!流石にオーバーキル過ぎるぞお前らっ!」


ダキィッ❤︎


セイヤ「うおぁっ!?」ドシィンッ☆


フラン「せーや❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「ふ、フラン…?」


フラン「フランね…セイヤに投票して貰いたかったんだよ…?なのに…投票してくれなかったから…フラン、すっごく悲しい…」ギュッ…


セイヤ「ご、ごめんな…?次回の人気投票には絶対に投票するから…な?『だがフランに投票したらしたで他の奴等に殺されそうだな…』」なでなでっ❤︎


フラン「ダメ…許さないよ……あのね…///セイヤ…///フラン、ご褒美欲しいな…///」じっ❤︎


セイヤ「ご、ご褒美…?『嫌な予感がビンビンするでやんす…』」汗タラリ…


フラン「ご褒美ちょーだい❤︎キス、しよっ❤︎」スッ❤︎


セイヤ「ちょっ!?んむぅっ!?///」


全員(レミリア以外)「ッ!!?」またかっ!


レミリア「ふ、フランっ…セイヤとキスをするなんてっ…抜け駆けは駄目よと、キツく言い聞かせたというのにっ…」ぷるぷるっ…


文「普段から抜け駆けばかりしている姉に言われても…」


アリス「私がレミリアの妹だったとしても、絶対にレミリアの言う事は聞かないね…」


フラン「んんぅ〜っ❤︎チュゥゥ〜っ❤︎あむっ❤︎んむむぅ〜っ❤︎『セイヤの唇っ❤︎舌っ❤︎唾液っ❤︎甘くて美味しいっ❤︎もっとゴックンしたいっ❤︎』」チュパチュパっ❤︎レロレロっ❤︎


セイヤ『や、やっぱりフラン舌と唾液は…///甘くて美味しいな…///癖になる味だ…///』ヂュルルっ❤︎ジュルっ❤︎


フラン「ぷはぁ❤︎…せーや❤︎もっとフランに❤︎唾液飲ませてっ❤︎キチンと全部ゴックンするからぁ❤︎」擦りっ❤︎ぎゅううううっ❤︎


セイヤ「フラン…」なでなでっ❤︎


フラン「ふにゃ〜んっ❤︎…えへへ〜❤︎もっとネチっこいキスしよっ❤︎せーやっ❤︎」スッ❤︎


霊夢「やっぱり人気投票の結果なんて…」ぷるぷるっ…


魔理沙「人気投票の結果なんてぇ…」ぷるぷるっ…


霊夢・魔理沙「「私達には全っ然関係無い(んだぜーーーーーっ!!)じゃ無いのよーーーーーっ!!」」ウガーーーッ!!


妖夢「つ、次は私の番ですよっ!///」


レミリア「次は姉である私の番よ!というか、貴女達はセイヤとキスをしなくていいわ!セイヤは私のモノなのだから!」


さとり「レミリアの命令には従わないわ…」ふんっ…


こいし「私とお姉ちゃんはセイヤさんの言う事しか聞きませんっ…」ふんっ…


咲夜「私も流石に、その命令を聞く事は出来ませんよ…お嬢様…」プイっ…


霊夢・魔理沙「「いい加減にしろぉぉぉっ!!」」ウガーーーーーーッ!!


文「やっぱり…セイヤさん争奪戦は避けられませんでしたか…どうですか?蜚蠊作者さん。やっぱりセイヤさんが羨ましいですか?」


ズボォッ☆ズボォッ☆


蜚蠊作者「別にぃ〜…気紛れで偶に覗くけどさぁ…彼奴全っ然進歩してねぇし…羨ましいとも何とも思わないさ…」ピュ〜ッ☆


文「そうですかぁ…私達の学校の男子は全員羨ましいと思ってるみたいですよ?」


蜚蠊作者「俺は傍観者の立場だからな…何も感じないさ。それじゃ、後は宜しくやってくれ…俺はスマホ直して仕事行くわ…」スクッ…


文「余り世間では褒められたお仕事では無いかも知れませんけど…お仕事、頑張って下さいね?」


蜚蠊作者「適当にやりますよ、っと…」シュインッッッッッッ…


アリス「ちょっとだからっ!レミリアはキスするの禁止だってばっ!」


妖夢「私もセイヤとキスがしたいですみょーんっ!!」


文「ふふ……皆さーんっ!集合写真撮りましょうよ集合写真っ♪」タッタッタッタッ!



〜貴方の清き1票を私達は望む〜



【完】



蜚蠊作者「ねぇママ…スマホ買い直さない?」


ママ「却下…」カチャカチャっ…


弟「ていうかお兄ちゃん…その怪我どうしたの?凄い怪我だね…」


蜚蠊作者「とあるハーレム王のハーレムメンバーにボッコボコにされた…」




文化祭まであと何日?学園は文化祭ムード一色っ!!



チュンチュン…チチチチッ…



〜朝の4時頃(セイヤの部屋)〜



ジリリリリリッ☆


セイヤ「ん…んんぅ〜…」スッ…スッ…


カチッ…


セイヤ「朝…か…」


「セイヤさん❤︎おはようございます❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「こいしちゃん…おはよう…」なでっ❤︎


こいし「えへへっ❤︎」ぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「こいしちゃんは何時頃に起きてたんだ…?大分目がパッチリしてるが…」


こいし「4時ちょっと前には起きちゃいました…///昨日の夜の事が…///頭から離れなくって…///」


セイヤ「そ、そうか…///」


こいし「そ、そのっ…///セイヤさん…///私、おはようのキス…///して欲しいです…///」モジっ❤︎


セイヤ「えっ…///い、いや…///『こいしちゃん可愛い…///』」ドキドキっ…


こいし「むっ…昨日の夜はあんなにキスしてくれたのに…おはようのキスはダメなんですか?」


セイヤ「わ、分かった……こいし…」スッ…


こいし「セイヤさん❤︎」スッ…


チュッ❤︎


こいし「んっ❤︎んぁ❤︎んむぅ〜❤︎んんぅ〜っ❤︎『朝からセイヤさんとキスっ❤︎それもディープな方っ❤︎私だって、フランちゃんには負けてられないもんっ♪』」ムチュゥゥゥ〜っ❤︎


ちゅぱぁっ❤︎…ダラァ〜っ❤︎


こいし「はぁ❤︎はぁ❤︎…せ、せいやしゃん❤︎私の事❤︎抱き締めて下しゃい❤︎」トロ〜ンっ❤︎


セイヤ「ぐっ…///『こいしちゃん超可愛い…///』」ぎゅうっ❤︎


こいし「ふわぁ〜❤︎幸せぇ〜❤︎」ぎゅううううっ❤︎


「朝から人の妹とキスをして…その上抱き締め合うなんて…私が居るのを忘れてませんか?セイヤ」


こいし「お、お姉ちゃんっ!?///」


パッ…ゴロンっ…


セイヤ「おぉ…さとりも起きたのか…おはよう…」ニコ


さとり「…」ムッスーっ…


こいし『お姉ちゃんがムスっとしてる…』


セイヤ「さ、さとり…?どうしたんだ…?」


さとり「どうしたんだじゃありませんよっ…こいしにおはようのキスをするなんて、最初は私にして下さいっ…」ムスっ…


セイヤ「『ムスっとしてるさとり、可愛いな…///』わ、悪かったよ…で、でもなぁ…こいしちゃんが可愛くてつい…」


こいし「セイヤしゃん❤︎」キュンキュンっ❤︎


さとり「…」プイっ…ゴロンっ…


セイヤ「お、おいさとりっ…拗ねるなって…」後ろからギュゥっ❤︎


さとり「んんっ❤︎…ゆ、許して欲しいですか…?///」ゴロンっ…


セイヤ「あぁ…許してくれないか?さとり」ジッ…


さとり「っ❤︎…き、キスをしてくれたら…///許してあげますよ…?///も、勿論深い方のキスを、です…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「さとりっ…」チュッ❤︎


さとり「んむぅっ!?///」ゴロンっ!


セイヤ「チュっ…ジュルっ…ヂュッ…」レロォっ…


さとり「『せ、セイヤの思考がっ❤︎直接頭の中にっ❤︎流れ込んでくるっ❤︎』んむぅ❤︎んんっ❤︎ふ、あっ❤︎あむっ❤︎んんぅぅっ❤︎」チュゥゥゥ〜っ❤︎レロレロっ❤︎


セイヤ『さとりっ…さとりっ…』レロっ❤︎レロっ❤︎


さとり『セイヤの思考が流れ込んでくるのっ❤︎気持ちっ❤︎良いっ❤︎も、もっと❤︎貴方の心の中っ❤︎私に覗かせてっ❤︎』チュパチュパっ❤︎レロレロっ❤︎


こいし「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!キスする時間、私より長いよ!」セイヤの事ユサユサっ!


ちゅぱぁっ❤︎…ダラァ〜っ❤︎


さとり「はぁ〜❤︎はぁ〜❤︎んっ❤︎…す、すきっ❤︎だいすきっ❤︎」ぎゅううううっ❤︎


セイヤ「さとり…///『さとりん超可愛い…///』」ぎゅうっ❤︎


こいし「せ、セイヤさん…///次はまた…///私と…///」ぎゅうっ❤︎


さとり「こいしは昨日の夜も、沢山セイヤに可愛がって貰ってたでしょう?///朝は私に譲って…///」ぎゅうっ❤︎


こいし「嫌だよ…私はセイヤさんとエッチぃ事する為に生まれてきたんだから❤︎朝もセイヤさんとエッチぃ事、沢山しないと❤︎そうですよね?セイヤさんっ❤︎」チュッ❤︎


セイヤ「んむっ……い、いや…少なくとも、そんな事をする為に生まれてきた訳じゃないと思うんだが…」


さとり「そ、それなら…///2人同時に可愛がって貰うというのはどう…?///」ぎゅうっ❤︎


こいし「え〜…昨日の夜もそうだった気がするんだけど…」ぎゅうっ❤︎


セイヤ『本当にスカーレット姉妹も古明地姉妹も、裸で抱き着く事に躊躇しないんだな…』嬉しい様な…そうじゃない様な…


さとり「セイヤ…今日はスカーレット姉妹丼じゃなくて、古明地姉妹丼でしょ?」ジトーっ…


こいし「またフランちゃんとレミリア先輩の事考えてたんですか?セイヤさんのロリコン…」ジトーっ…


セイヤ「ど、丼とか言うなっ…///それと俺はロリコンじゃないっ…///」


さとり「知ってますよ❤︎小さい女の子が好きな訳じゃなくて、私達の事が好きなんですよね❤︎」チュッ❤︎


こいし「あっ!お姉ちゃんズルい!…私はセイヤさんの体にキスしちゃおっ❤︎」チュッ❤︎チュゥゥゥーーっ❤︎


さとり「んっ❤︎んんぅぅ〜❤︎ヂュルルルっ❤︎ジュルっ❤︎『セイヤの唾液❤︎甘酸っぱくて美味しい❤︎癖になる味だわ❤︎』」ゴキュっ❤︎ゴキュっ❤︎


こいし『セイヤさんの体にマーキングしちゃえ〜❤︎キスマーク沢山付けて、フランちゃんに見せ付けちゃおっと❤︎』チュゥゥゥーーーっ❤︎❤︎❤︎


セイヤ「こ、こいしっ、ちゃんっ…//んむぅっ!?///」ビクッ!


さとり「ふぁ❤︎レロっ❤︎あむぅ❤︎んっ❤︎」チュパチュパっ❤︎


ちゅぱぁっ❤︎…ダラァ〜っ❤︎


ゴロンっ❤︎×2


さとり「セイヤ…///残りの時間一杯まで…///私とこいしの事…///可愛がって…///貴方の好きにしていいから…///だから…///ね…?///」両手を広げるっ❤︎


こいし「セイヤさんっ❤︎きて下さいっ❤︎昨日の夜みたいに❤︎私とお姉ちゃんの事❤︎いっぱいいっぱい可愛がって下さいっ❤︎」両手を広げるっ❤︎


セイヤ「さとり…こいし…お前達2人も、俺の女だ……こんな最低のクズ野郎でも、お前達2人は…俺で良いって言うんだな…?」ギシッ…


さとり・こいし「「❤︎❤︎❤︎」」コクンっ❤︎


セイヤ「さとり…こいし…」スッ…


さとり・こいし「「ふぁっ❤︎」」ビクンッ❤︎



◇◆◇約50分後◆◇◆



セイヤ「…」イソイソ…


忌狂『昨日ノ夜カラ今朝マデオ盛ンダッタネェ〜♪御主人様ァ〜♪』


セイヤ「その呼び方やめてくれ…」ネクタイキュッ…


今回も朝からお見苦しい所をお見せ致しました。水奈月セイヤです。昨日は古明地姉妹がお泊まりしに来ました。さとりもこいしちゃんも滅茶苦茶可愛かったです……いや、現在進行形でも可愛いんだがな…


セイヤ「腹減ったな…」スタスタ


忌狂『朝カラアンナニ激シク運動スレバオ腹空イチャウヨネェ〜♪』ニヤニヤ…


セイヤ「お黙り忌狂…」スタスタ


ガチャッ…


セイヤ「ふぅ…」バタンッ…


テッテッテッテッテッ…


こいし「セイヤさんっ❤︎今朝ご飯作ってますから、ちょっとだけ待ってて下さいねっ❤︎」制服エプロン姿〜❤︎


セイヤ「あ、あぁ…///『制服エプロン姿のこいしちゃんはレアだな…///』」


さとり「私も居るんだけど…」ポツ〜ン…


セイヤ「おぉ…///さとりも似合ってるな…///可愛いぞ?///『さとりも制服エプロン姿か…///めっちゃ可愛い…///』」


さとり「よ、喜んでくれて嬉しいわ…///『最近はセイヤの思考が直接流れ込んでくるから安心出来るわ…///』」モジモジっ❤︎


セイヤ『さとりもこいしちゃんも幼妻みたいだな…///』咲夜とかアリスは普通に良いお嫁さんって感じだし…


さとり「せ、セイヤの妻になら…///いつでもなってあげられますよ…?///」モジモジっ❤︎


こいし「私っ❤︎セイヤさん好みのお嫁さんになれる様に、毎日頑張ってますからっ❤︎」えへへっ❤︎


セイヤ「さとりとこいしちゃんがお嫁さん、か…もしそうなったら、毎日幸せ過ぎて即死しそうだな…」ニコ


テッテッテッテッ…ぎゅうっ❤︎×2


さとり「もしそうなったらじゃなくて…///そうなるんですよ…///私とこいしにあんな事をして…///責任を取らないなんて許しませんからね…///」ぎゅううううっ❤︎


こいし「キチンと責任取って下さいねっ❤︎私、セイヤさんの赤ちゃん産みたいです❤︎」ぎゅううううっ❤︎


セイヤ「さとりもこいしちゃんも積極的になったな…ありがとな?さとりとこいしちゃんの気持ち、凄く嬉しいよ」Wなでなでっ❤︎


さとり・こいし「「幸せ…///」」ぎゅうううううううっ❤︎


ガチャッ!バターンッ!テッテッテッテッテッテッテッテッ!


フラン「セイヤの幼妻!フランちゃん登場っ❤︎」


セイヤ「おぉフラン…大分勢いのある登場の仕方するな…」


フラン「こいしもさとりも退いてよっ!私もセイヤとラブラブしたいっ!」


こいし「嫌だ…」ぎゅうっ❤︎


さとり「私達は姉妹同盟を結んだでしょ?今日は私達がセイヤに甘える日よ…」ぎゅうっ❤︎


フラン「むぅ〜っ…こうなったら…お姉様っ!お願いしますっ!」


スタスタスタスタキュッ…


レミリア「水奈月セイヤの正妻、レミリア・スカーレット…華麗に登場よっ♪」シャラーンっ☆


さとり・こいし「「……へぇ〜…」」シラー…


レミリア「うー……せ、セイヤっ❤︎私とフランとラブラブしましょうっ❤︎貴方は私達姉妹の旦那様よねっ❤︎」グイッ!


フラン「はいはい!さとりとこいしは退いてねっ!此処からはスカーレット姉妹のターンだよっ!」グイッ!


さとり「ちょ、ちょっと!邪魔しないでっ!」


こいし「フランちゃんもレミリア先輩も普段からセイヤさんに甘えてるじゃん!今日位私達古明地姉妹に譲ってよ!」


レミリア「甘えるのは当然の事でしょう?私とフランはセイヤの妻なのだから❤︎そうよね❤︎セイヤっ❤︎」ぎゅううううっ❤︎


フラン「ふにゃぁぁあっ❤︎❤︎❤︎せいやの匂いしゅごいよぉ〜っ❤︎すっごく良い匂いするよぉ〜っ❤︎」擦り擦りっ❤︎クンカクンカっ❤︎


セイヤ『4人全員可愛いな…朝からこんな風に求められるのは素直に嬉しいわ…』Wなでなでっ❤︎


レミリア・フラン「「❤︎❤︎❤︎」」ぎゅむうううううううっ❤︎❤︎❤︎


こいし「お姉ちゃ〜ん…セイヤさん取られちゃったよ〜…」うるうるっ…


さとり「こ、こいしっ…セイヤを取り戻すわよっ…私達の愛する人は、私達の手で取り返すのよっ…」


グシグシっ…


こいし「う、うんっ…」ふんすっ!


さとり「セイヤを離してっ!」グイっ!


こいし「フランちゃんもセイヤさんから離れてよっ!」グイっ!


フラン「ヤダね〜❤︎」むぎゅううううっ❤︎


レミリア「私達姉妹こそが、セイヤのお嫁さんに相応しい女なのよ❤︎」むぎゅううううっ❤︎


「だぁれがセイヤのお嫁さんに相応しいですってぇ?」スタスタ


レミリア「う、う〜…」チラ…


霊夢「いきなり2人して走り出したと思えば…まぁ〜た性懲りも無くセイヤに甘えに行ったのね…」スタスタ


咲夜「お嬢様の渾名は抜け駆けお嬢様に決定ですね」スタスタ


早苗「ならフランちゃんは抜け駆け妹様になりますね…」スタスタ


フラン「も、もうちょっと甘えてられると思ったのにぃ…4人共早過ぎだよぉ…」むぎゅううううっ❤︎


魔理沙「だったら早く離れろだぜぇっ!!」クワっ!!


レミリア「ふんっ…貴女達に怒られても怖くも何ともないわ…」むぎゅううううっ❤︎


咲夜「お嬢様ぁ…」ニコォォォ…


レミリア「ひぅっ……せ、セイヤ…///私を助けてちょうだい…///」むぎゅうっ❤︎むぎゅうっ❤︎


セイヤ「ちょ…///れ、レミリア…///落ち着けって…///」なでなでっ❤︎


咲夜「セ〜イ〜ヤ〜…」ニコォォォ…


セイヤ「『おー怖っ…』れ、レミリア…フラン…俺と一緒に朝ご飯食べよう…な?」ニコ


レミリア「せ、セイヤがそう言うなら…///『セイヤの笑顔は…///』」むぎゅううううっ❤︎


フラン「う、うん…///一緒に朝ご飯食べよ?///『見てるとキュンキュンするぅ❤︎』」むぎゅううううっ❤︎


霊夢「ふぅん…レミリアもフランも、セイヤの言う事しか聞かないって訳ね…」


レミリア「当たり前じゃない…どうして私がセイヤ以外の人の言う事を聞かなければならないのよ…」擦りっ❤︎


フラン「私に命令していいのはセイヤだけだもんっ❤︎ほらほらセイヤぁ❤︎早くフランと一緒に朝ご飯食べようよぉ❤︎」むぎゅううううっ❤︎


セイヤ「そ、そうだな…さとり、こいしちゃん…今日の朝ご飯は何だ?」


さとり「鯖の味噌煮と納豆、カボチャの煮付けとお豆腐とワカメの味噌汁よ…」ムスっ…


こいし「セイヤさんの為に頑張って作りましたっ…」ムスっ…


セイヤ「『彼方を立てれば此方が立たず、か…』なぁレミリア、フラン…さとりとこいしちゃんも俺の隣に居させちゃ駄目か…?」ヒソっ…


レミリア「『姉妹同盟の事もあるし…セイヤが私に頼むのなら…』う〜…分かったわ…」


フラン「うん…さとりとこいしも一緒に、セイヤとご飯食べよ…」


さとり「え、えぇ…///『セイヤの隣で…///』」ドキドキっ❤︎


こいし「う、うん…///『朝ご飯が食べられる…///』」ドキドキっ❤︎


早苗「どうして私達が強制的に除外される訳なんですかっ!?不公平ですよっ!」


魔理沙「早苗の言う通りだぜっ!不公平だぜっ!」


咲夜「私、こういうのは良く無いと思います。やはり皆平等でなければいけませんよね」


霊夢「そこら辺どうなのよセイヤ…あんたちょ〜っと最近、そこに居るWロリ体型姉妹に甘くない?」


セイヤ「え?いや…別に…」


レミリア・フラン「「…」」チラ…


さとり・こいし「「…」」コクン…


レミリア「あら?別に公平も不公平もないんじゃないかしら?」


さとり「そうね。セイヤが嫌がってないんだから、甘いも何も無いと思うけど」


フラン「そーそー!只単にセイヤが私達の方が好きって事じゃん!ねぇ?こいし」


こいし「そうですよ!言い掛かりはやめて下さい!」


霊夢・魔理沙・咲夜・早苗「「「「…」」」」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


レミリア・フラン・さとり・こいし「「「「…」」」」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


バチバチッ☆バチバチバチバチッ☆


セイヤ『これが女の戦い、か…何の為に戦うのかイマイチよく分からないが…美少女同士の喧嘩はちょっとなぁ…見ていて気分の良いもんじゃないし…』※この男は鈍感を通り越して完全にクズ野郎です♨︎



▽△▽10分後▼▲▼



レミリア「ふふっ❤︎ほらセイヤ、あ〜ん❤︎」スッ…


霊夢「…」モグモグ…


セイヤ「あ、あ〜ん…」パクっ…


魔理沙「…」パクっ…


レミリア「どうかしら?美味しい?」


咲夜「…」パク…モグモグ…


セイヤ「あ、あぁ…美味いよ…」モグモグ…


早苗「…」モグモグ…


さとり「レミリア、その鯖の味噌煮を作ったのは私ですよ…」ジトー…


レミリア「あら、セイヤは私が食べさせてあげたから美味しいと言ってくれたのよ」


さとり「それじゃあ私が作った鯖の味噌煮は不味いって事ですか!?」


こいし「はいセイヤさん❤︎あ〜んして下さいっ❤︎」スッ…


セイヤ「あ、あ〜ん…」パクっ…


こいし「そのカボチャの煮付け、私が作ったんです❤︎美味しいですか?」ニコ〜❤︎


セイヤ「味が染み込んでいて大変美味だ…」モグモグ…


こいし「えへへ〜❤︎セイヤさんに褒められちゃいました〜❤︎」テレテレっ❤︎


フラン「じゃあ次はフランの番だねっ❤︎…はいセイヤっ❤︎あ〜んっ❤︎」スッ…


セイヤ「あ〜ん…」パクっ…


フラン「新婚さんみたいで嬉しいよぉ❤︎」ぎゅうっ❤︎


霊夢・魔理沙・咲夜・早苗「「「「…」」」」モグモグ…


セイヤ「ど、どうしたんだ?お前達…」モグモグ…


咲夜「自分の胸に手を当てて考えて下さい」モグモグ…


セイヤ「う〜ん……もう少し胸筋付けた方が良いか?」


霊夢「いやそうじゃないわよっ!!そういう物理的な手を当ててじゃなくて、心の中に問い掛けてみなさいって言ってんのよっ!」バンッ!


セイヤ「回り諄い言い方しないで、最初からそう言ってくれ…」


霊夢・魔理沙・咲夜・早苗「「「「…」」」」イラっ☆


セイヤ「う〜ん……悪い。思い当たる節が全く無い…」さらり♨︎


魔理沙「はぁぁぁぁっ!?そんな訳無いぜっ!もっとよく考えてみろだぜぇっ!!」バンバンッ!


早苗「本当にちゃんと考えましたっ!?考えてませんよねっ!?考えるの放棄してますよねセイヤさんっ!!」バンバンッ!


セイヤ「ちゃんと考えてるさ…考えた上で思い当たる節が無いんだよ…」


レミリア「ふふっ❤︎セイヤ❤︎あ〜ん❤︎」スッ…


セイヤ「あ〜ん…」パクっ…


咲夜「もう直接言いますけど!それですよそれっ!そのあ〜んからパクっと食べるまでの動作の事を私達は言っているんですよっ!」


セイヤ「あ、そうだったのか…」


フラン「もう邪魔しないでよっ!折角セイヤとラブラブしながらご飯食べてるんだからっ!」


霊夢「人が下手に出てれば良い気になって…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


フラン「へっへ〜んだっ♪こっちにはセイヤが居るもんねぇ〜❤︎セイヤは命懸けで私を護ってくれる王子様だもんっ❤︎ねっ❤︎セイヤっ❤︎」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「は、はははっ…」(苦笑)


レミリア「あら、それなら私の王子様でもあるわね♪だって貴方は、私の事を暗い世界から連れ出してくれた、運命の王子様なのだから❤︎」ムギュゥッ❤︎


さとり「そ、それなら私も言える筈よ…///私の事を身を削って助けてくれたセイヤは、私の王子様だわ…///」モジモジっ❤︎


こいし「わ、私は…え、え〜と…その……セイヤさんは私の王子様ですっ!!」クワっ!!


早苗「そ、それだったら私だってそうですよっ!私と諏訪子様と神奈子様の為に、一生懸命頑張ってくれたんですからっ!」


咲夜「私はその様な甘いエピソードはありません…ですがっ!セイヤを想う気持ちは、お嬢様と妹様にも負けていませんっ!」


魔理沙「この不平等問題に終止符を打つ事を要求するぜっ!」


霊夢「取り敢えずあんた達4人は暫くの間、セイヤに甘える事は禁止よっ!」ビシィッ☆


レミリア「だからどうして、私が貴女なんかの言い分を聞かなければならないのかしら?霊夢」


フラン「べーっだ!私はセイヤに甘え続けてやるもんねーっ!それが私の今の生き甲斐なんだもんっ❤︎ふにゃ〜っ❤︎せーや好きぃ❤︎せーやもフランの事好きでしょぉ〜❤︎」ムギュゥッ❤︎


霊夢「こんのっ!もう我慢の限界だわっ!!」テーブルガシッ!


魔理沙「伝家の宝刀っ!卓袱台返しの威力っ!とくと見るがいいぜっ!」テーブルガシッ!


セイヤ「やめろやめろっ!さとりとこいしちゃんが作った料理が台無しになるだろっ!」


早苗「こうなったら戦争ですっ!此処で決着着けてやるですよっ!殺って殺るですよっ!」


こいし「いいですよ!セイヤさんは渡しませんっ!絶対にっ!絶対の絶対にですっ!」


さとり「『普段は温厚な性格のこいしが、こんなにも激情にかられるなんて…これもセイヤ愛の為せる事なのね…』私もその戦争、参加するわ…」


咲夜「この戦争が起こるのはセイヤ…貴方が女性にモテ過ぎるのが原因なんですよ?」


セイヤ「モテ過ぎるって…だから俺は、普通の事しかしてないって何回も…」


咲夜「いえ…セイヤ…貴方は普通などでは断じてありません…」


セイヤ「なん…だと…」スガーーーーーンッ☆


霊夢「このっ!このっ!…はぁ!はぁ!れ、レミリアの奴ッ…ガードが固いわねッ…一分の隙も見当たらないッ…くっ…全然寝技を掛けられないわッ…」ゼェハァ…


レミリア「うー☆うー☆」※カリスマガード中


魔理沙「うぉぉぉおおおおっ!!」


フラン「はぁぁぁああああっ!!」


魔理沙「ブラックマジシャンでダイレクトアタックだZE☆」ビシィッ☆


フラン「トラップカード発動、聖なるバリアミラーフォース♨︎」


魔理沙「私のブラックマジシャンとブラックマジシャンガールがぁぁぁぁっ!!?」Noooooooooooッ☆


咲夜「背は180㎝越えと高く、足も長い…顔立ちも整っている…それに炊事洗濯掃除何でもござれな上に、剣術と格闘術の修行をする傍ら、ピアノやバイオリンなど音楽も嗜む始末…」


セイヤ「顔立ちは整ってねぇよっ!当て付けかこの野郎っ!そして炊事洗濯掃除が出来るのは1人暮しだからだっ!」


咲夜「性格は気立てが良く、真っ先に相手を立て、誰よりも他人を思いやるという優しい性格の持ち主でもあり…命懸けで相手を護ろうとするという、とても綺麗な心の持ち主でもある……以上の事を踏まえ、結論に至ります……セイヤ、貴方は…女の子モテない理由がありませんッ!!皆無ですッ!!もしも学校で貴方の暴力行為が目立っていなかったらと思うと、私は正直ゾッとしますッ!!」クワっ!!


セイヤ「今正に俺がゾッとしてるわっ!褒め殺しはやめろてくれっ!いやこれマジでっ!」


咲夜「確かに貴方には、致命的な欠点が多々見受けられますっ!で・す・がっ!!それを打ち消してしまう程の魅力が、セイヤっ!貴方にはあるんですよっ!それをもう少し自覚して下さいっ!」


セイヤ「んな事自覚して堪るかぁぁぁぁぁっ!!さっきから聞いてりゃいい気になりやがってぇっ!!……褒めてくれてありがとな?咲夜」なでなでっ❤︎


咲夜「礼には及びませんよ❤︎私は唯、有りの侭の事実を述べただけですから❤︎『ふふふふ…///セイヤの撫で撫ではやはり最高ですね…///』」ギュッ❤︎


早苗「こ、こいしちゃん…そ、そろそろ…限界なんじゃないですか…?」ふらふら…


こいし「さ、早苗先輩こそ…好い加減降参して下さい…」ふらふら…


さとり「こいし!無意識よ!無意識的にバランスを取るのよ!」


咲夜『無意識的にバランスって取れるものなのでしょうか…』



〓〓〓幻想町(通学路)〓〓〓



スタスタスタスタ



フラン「今日も登校はセイヤと腕組みしながらだねっ❤︎ねぇねぇセイヤぁ❤︎そろそろフランと付き合っちゃおうYOっ❤︎」ぎゅぅぅぅっ❤︎


魔理沙「そ、それは駄目だぜっ!『まだ私が告白してないから…』」ギュッ❤︎


フラン「えー…何で何でー…セイヤも本当はフランとお付き合いして、たっくさんフランにエッチな事したいんだよねっ❤︎」ぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「の、ノーコメント…」スタスタ


レミリア「ふ、フラン…そろそろお姉ちゃんに譲ってくれないかしら?」うずうずっ…


フラン「あとちょっと〜❤︎もう少しセイヤ分補給させてぇ〜❤︎お姉様ぁ❤︎」むっぎゅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎


こいし『セイヤさんのエネルギーが、フランちゃんに根刮ぎ持って行かれちゃうよぉ…』スタスタ


霊夢「ま、魔理沙!そろそろ交代の時間よ!早く早苗と交代しなさい!」スタスタ


早苗「そうです!早く私と交代して下さい!」スタスタ


魔理沙「も、もう少しだけ待って欲しいぜ…///」スタスタ


咲夜「これ以上待っていたら学校に着いてしまいますよ!」スタスタ


レミリア「ふ、フランっ…///お願いっ…///交代してちょうだいっ…///も、もう我慢出来ないわっ…///」うずうずっ!


フラン「お姉様もセイヤ分補給したいの?」むっぎゅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎


レミリア「し、したいわっ…///私もセイヤ分を補給したいのっ…///だからっ…///」うずうずっ!


フラン「お姉様のセイヤLOVEは凄いねぇ〜♪いいよっ♪じゃあ交代してあげるっ♪」パッ!


レミリア「あ、ありがとう…///フラン…///貴女はお姉ちゃん想いの、最高の妹だわ…///」なでなでっ♪


フラン「お姉様の事も大好きだから当然だよっ!」ふんすっ!


セイヤ『俺の意思は関係無いんだな…まぁ嬉しいから別に良いんだが…』スタスタ


レミリア「そ、それじゃあ私もセイヤに…///うーーーーっ❤︎」ダキィッ❤︎


セイヤ「うおっと…」グラっ…


レミリア「う〜❤︎う〜❤︎…午前の授業を乗り切る為に、しっかりとセイヤ分を補給しないと…///」むっぎゅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎


早苗「さぁ!次は私のターンですよ!」ギュゥッ❤︎


フラン「はふぅ〜❤︎せいやの温もりで一杯だよぉ〜❤︎これで午前中の授業も寂しくないねっ❤︎『でもまだまだ足りないなぁ…今度セイヤとお姉様と私の3人でお泊まりする時に、またセイヤにマーキングして貰わないと❤︎』」スタスタ


魔理沙「ふぅ…///『毎回レミリアとフランはこんな気持ちだったんだなぁ…///心が満たされるっていうのは、最高に幸せな気分になれるぜぇ…///』」スタスタ


さとり「私も早くセイヤ分を補給したいわ…///」スタスタ


こいし「私も…///このままじゃお昼まで我慢出来なくて、セイヤさんの教室に乗り込んじゃうよ…///」スタスタ


咲夜「セイヤは本当にモテモテですね…霊夢…」スタスタ


霊夢「小さい頃にもっと親密になって置けば良かったわ…まさかこんなにモテる男に成長するなんて…未だに信じられないわよ…」スタスタ


咲夜「私は小さい頃のセイヤに出逢っていたとしても、好きになってしまうと思いますけどね…」スタスタ


霊夢「母性本能的な意味合いで、でしょ?」スタスタ


咲夜「そうですね…///今では考えられない汐らしいセイヤ…///是非1度、この目で見てみたかったです…///」スタスタ


霊夢「やっぱり写真で見るだけじゃ足りないわよね…」スタスタ


咲夜「足りませんね…///タイムマシンがこの世に存在すれば、どんなに良いか…///」スタスタ


霊夢「それなら私もタイムマシンで過去に行って、歴史変えてやるわよ…」スタスタ


咲夜「お金持ちにでもなるつもりですか?」スタスタ


霊夢「今の話の流れでどうしてお金の話になるのよっ!!」スタスタ


咲夜「え?いえ…霊夢は守銭奴ですよね?」スタスタ


霊夢「セイヤとの仲を深めたいから過去に行きたいのよ!あんた失礼な奴ね!其処までお金に執着心ある訳じゃないから私は!」スタスタ


咲夜「そうだったんですか…では少しだけ霊夢の認識を改めさせて頂きますね?」スタスタ


霊夢「是非そうして…」スタスタ



⁂⁑⁂幻想学園高等学校(校門)⁑⁂⁑



パチュリー「はいおはよう…」


魔理沙「何だ素っ気無い挨拶だなぁ…それでも生徒会役員かぁ?」スタスタ


パチュリー「素っ気無い挨拶にもなるわよ…毎朝毎朝来る度来る度ハーレム状態なのだから…」


幽々子「朝早く起きて挨拶している私達がお馬鹿さんみたいだわ〜…」


衣玖「流石は幻想学園高等学校のハーレム王様、頭が下がります…」深々〜☆


天子「靴を舐めさせて下さいご主人様っ!そして私の事を、汚い言葉で罵しりながら踏んで下さいっ!」ガバァッ!


セイヤ「ちょっ!?またか天子っ!」サッ!


天子「あの時の様にっ!あの時の様に私を罵倒して下さいご主人様ぁぁぁぁぁっ!」ガバァッ!


セイヤ「怖いわっ!あれは俺じゃないって何度も言ってるだろうがっ!」サッ!


天子「分かってるよっ!分かってるけどっ……この胸の高鳴りが止まないんだよっ!だから責任取って私を罵って!蔑んでっ!そして踏んでっ!!」ガバァッ!!


レミリア「わ、私のセイヤに、邪な気持ちを抱いたまま触らないでちょうだい!」バッ!!


霊夢「普段邪な気持ちを抱いたまま、セイヤに抱き着いたり擦り擦りしたりしてる奴の言う台詞じゃないわよね…」


フラン「セイヤが罵ったり蔑んだり踏んだりするのはフランだけだよっ!そういう特別な事をするのはフランだけなのっ!だから天子は駄目っ!」バッ!!


咲夜「お嬢様と妹様のセイヤ愛は本当に凄いですね…ですが私も負けていませんよ」


さとり「それより天子はまだあの状態なのね…」


こいし「天子さんは確か…堕天使のセイヤさんに罵られ、蔑まれ、そして踏まれたんですよね?」


衣玖「そうです…それからと言うもの…天子はドMになってしまいました…今までもMの片鱗はチラホラ見せていたんですが…もう天子は…」


天子「さぁご主人様っ!どうか私にご褒美をっ!」涎ダラダラッ☆


セイヤ「断るっ!!」


レミリア「せ、セイヤっ…///それなら私と、ディープなキスをしましょう…?///」ムギュゥッ❤︎


フラン「ねぇねぇセイヤぁ❤︎フランとベロチューしよっ❤︎ネチっこいキスでもいーよっ❤︎」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「断るっ!!それとフランっ!ベロチューもネチっこいキスも大差無いからなっ!?名前が違うだけだっ!する事は一緒っ!Do you understandっ!?」


早苗「堕天使なセイヤさんからの罵倒責め…ですか。ほんの少しだけ羨ましいですね…」


魔理沙「羨ましいのか……しかし天子は変わってるなぁ…罵倒されて何が嬉しいのか全く分からないぜ…」


幽々子「私はセイヤ君からそんな事を言われたら、悲しくて泣いちゃうわ〜…」ゆゆ〜…


霊夢「ドM心なんて理解したいとも思わないけどね…」


衣玖「咲夜ちゃんはどう?レミリアちゃんとフランちゃんに罵倒されたら、やっぱり悲しい?」


咲夜「ご褒美だと思う気持ちが半分…悲しいと思う気持ちが半分…ですかね?」


さとり「わ、私…///1度でいいから執事なセイヤに言葉責めされてみたい…///かも…///」ポッ❤︎


こいし「あの物腰が柔らかくて優しくて真摯なセイヤさんに…///見損ないました、って言われたら…///胸の奥から悦びが込み上げてきちゃう…///かも…///」ポッ❤︎


幽々子「実際にそう言われたら、さとりちゃんもこいしちゃんも泣いてしまうと思うわ〜…」


パチュリー「レミィとフランは確実に死のうとするでしょうね…だからセイヤも迂闊に拒否する事が出来ないのよ…」


レミリア「せいや❤︎好きよ❤︎大好きっ❤︎私は貴方の事を、永遠に愛し続けるわ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎


フラン「フランもお姉様に負けないくらいっ❤︎せいやの事が大好きだよっ❤︎愛してるよっ❤︎だから、もっとフランの事見てっ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎


セイヤ「あ、あぁ…///ありがとな?///レミリアとフランがそう想ってくれてると、俺も嬉しいよ…///」Wなでなでっ❤︎


魔理沙「……パチュリー、本当にそう思うか?」


パチュリー「そ、そう思ってるわよっ……少しだけ…」ボソ…


天子「早くこの天子ちゃんを罵倒してっ❤︎その長くて綺麗な足で、私の事を踏み付けてーーーっ❤︎」ガバァッ!


頭ガッ☆


セイヤ『堕天使っ!この惨状は何もかもあんたの所為だからなっ!』ググググッ!


堕天使セイヤ『ふん…今の俺には関係のない事だ。精々頑張る事だな…』


セイヤ『いつか絶対にぶっ潰すッ…』ググググッ!


堕天使セイヤ『今のあんたじゃ、俺を倒す事は叶わない。俺を倒したいと思うのなら、もっと力を付ける事だな』


セイヤ『本っ当にお前と一緒にだけはされたくないわ〜…』ググググッ!


堕天使セイヤ『それはこっちの台詞だ…』



〜幻想学園高等学校(2年2組教室)〜



紫「は〜い…それじゃあ全員昨日決めたグループに分かれて適当にお願いね〜…」手をヒラヒラ…


霊夢「また紫の奴、萃香と飲んでたみたいよ…?」ヒソヒソ…


魔理沙「いい歳して何やってんだか…だぜ…」ヒソヒソ…


咲夜「紫先生はいつ頃結婚するんですかね…」ヒソヒソ…


アリス「その前に彼氏でしょ〜…霊夢達が小さい頃から浮わついた話無かったんでしょ…?」ヒソヒソ…


霊夢「無い無い…」手をスッスッ…


魔理沙「学生時代から萃香と一緒に幻想町の暴君って言われて恐れられてたからなぁ…」ヒソヒソ…


紫「あんた達ぃ…何をヒソヒソコソコソ話してんのよ…言いたい事があるならハッキリ言ったらどぉ…」


咲夜「な、何でもありませんよっ…紫先生っ…」ビクビクっ…


アリス「グループ研究のテーマを何にするか決めてるだけですよ〜…」ビクビクっ…


紫「それならいいけど…ちゃっちゃと決めて纏めなさいよねぇ…」うつ伏せになる…


早苗「あれで教師だって言うんだから驚きですよね…」


美鈴「普通に机に向かってうつ伏せになるとは…教師って案外楽で楽しい職業かも知れませんねぇ…」


諏訪子「う〜ん…まぁ紫先生とか見てると教師って楽そうで良いなぁとか思っちゃうよね」


レミリア「それにしても紫先生は彼氏が居ないのね…ふふっ♪勝ったわ♪」


咲夜「お嬢様…分かっていてお聞きしますけど…その勝ったわ、の意味とは一体…」


霊夢『分かってるなら聞くんじゃないわよ…』はぁ…


レミリア「万年彼氏無しの紫先生と、見た目も性格もイケメンなセイヤが彼氏の私……勝ったわ❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「れ、レミリア悪い…今書類纏めてるから左腕に抱き着かないでくれ…な?」なでなでっ❤︎


レミリア「う〜…」しょぼ〜んっ…


早苗「では右隣に居る私は抱き着いて良いという事ですね?」ニコニコ


セイヤ「用紙抑えるから駄目…」カリカリ…


早苗「さにゃ〜…」しょぼ〜んっ…


咲夜『悄気ているお嬢様可愛いですぅ❤︎』


諏訪子『悄気てる早苗は可愛いねぇ❤︎』


魔理沙「セイヤはまた生徒会の仕事かぁ…」


アリス「グループ研究のテーマ何にするか決めなきゃいけないの知ってるよね?」


セイヤ「知ってる知ってる…もう少しで纏め終わるから先に色々意見出しといてくれ…」カリカリ…


諏訪子「まぁ生徒会の仕事手伝ってるから仕方がないよねぇ…取り敢えず私達で何個か案出そうかぁ…」


美鈴「そうですね!」


魔理沙「それよりもグループ研究かぁ…もっと面白いイベントに参加したかったぜぇ…」


霊夢「何言ってんのよ…あんただって結局はグループ研究にするって言ったじゃない…」


魔理沙「あれはまぁ…流れというか…セイヤがグループ研究が良いって言ったからというか…」


アリス「もう初っ端から面倒臭いイベントは却下ですとか言ったからね…」


諏訪子「あれは酷かったねぇ…」


美鈴「大ブーイングされても動じないセイヤは流石の精神力でしたね…」


レミリア「う〜❤︎セイヤ❤︎セイヤっ❤︎」むぎゅうううううううっ❤︎❤︎❤︎


早苗「さにゃにゃ〜❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「おいレミリアに早苗…腕が駄目だからって、体に抱き着けば良いって問題じゃないからな…?」カリカリ…



〓〓〓3日前の幻想学園高等学校・2年2組教室〓〓〓



セイヤ「はーい静粛に…えーそれでは……何だっけ?レミリア」


レミリア「私と貴方の結婚式をどういう形式で執り行うか、という話し合いよ」


咲夜「違いますよお嬢様!文化祭で行うクラスの出し物をどうするかという話し合いですよ!」


レミリア「いいえ違うわよ咲夜…///私とセイヤは和式では無く洋式で執り行うのよ…///月がよく見える丘の上の教会で…///2人見詰め合いながら…///愛を誓い合うのよ…///」モジモジっ❤︎


咲夜「私の話に耳を傾けて下さいお嬢様っ!」クワっ!


セイヤ「ていうかもうお前の中で結論出ちゃってるだろ…話し合いをする必要無くないか?」


レミリア「それもそうね……そ、それなら…///私と貴方で、2人の今後について話し合いましょう…?///あ…///で、でも…///セイヤの子供を身篭ったら3人になってしまうわ…///」う〜❤︎


セイヤ「少なくとも今この場で話し合う事じゃ無いと思う…」


霊夢「いいからさっさと始めなさいよこの馬鹿3人組っ!」


咲夜「どうして私まで入っているのですか霊夢っ!!」


霊夢「あ、ごめんつい…」今回咲夜は正論言ってたわねそういえば…


セイヤ「えー…では…何処ぞの守銭奴巫女さんがお怒りなので…気を取り直して話し合いを再開したいと思いまーす…」


霊夢「誰が守銭奴巫女よ誰がっ!!」


魔理沙「いや霊夢は守銭奴巫女だろ…」何言ってるんだぜ…


早苗「セイヤさんの言い分は最もです…」何を言ってるんですか…


セイヤ「今年の文化祭…この2年2組で出す出し物は何がいいかという話し合いです…面倒臭い物では無く、時間も手間も掛からない出し物にしましょう……はい…では意見ある人〜…」


美鈴「あっという間に選択肢が絞られましたね…」


辰巳「劇とかどうだ?結構盛り上がると思うんだが」


セイヤ「劇は手間も時間も掛かるから却下です」


裕「じゃあ教室で何か出店をやるのは?」


セイヤ「それも手間と時間が掛かるから却下です」


藤堂「なr「却下デース☆」俺まだ何も言ってねぇぞコラっ!!」机バンッ!


クラス男子a「なら手間も時間も掛からない案、お前が言ってみろよ根暗っ!」


クラス女子b「そうよ!案を出してるのに全部却下ですとか!それなら水奈月君が案を出してみなさいよ!」


ブー☆ブー☆


レミリア「セイヤ…貴方の悪口を言ったあの2人…殺しても良いかしら…?」


咲夜「それは私も同感です。お嬢様」シャキンッ☆×6


セイヤ「まーまーまー落ち着きなさいお2人さん。彼奴らの言い分は最もだ。却下ですとか言ったのは俺だからな、此処は俺が案を出すのが筋ってもんだろ?」


レミリア「セイヤ❤︎」キューンっ❤︎


咲夜「大人です…///」キューンっ❤︎


セイヤ「『いや普通だと思うんだが…』なら俺が案を出そうか……俺の案は…」


全員「…」ゴクリっ…


セイヤ「グループ研究」


全員「え?」


セイヤ「だからグループ研究だよグループ研究。適当にテーマ決めてそれ調べて、デカい用紙に纏めてはい終わり…手間も時間も掛からず、尚且つ面倒臭くない。最高の案だろ?」


辰巳「それの何が面白いんだよっ!それこそ却下デース☆だっつのっ!」


藤堂「文化祭なんだからもっと面白味のある案を出せよっ!」


アリス「私はグループ研究の案に賛成」ノ


諏訪子「私も賛成だねぇ」ノ


早苗「セイヤさんの案を却下する理由がありません」ノ


霊夢「私も面倒臭い出し物は自分の部活の出し物だけで充分だわ…」ノ


魔理沙「まぁ凝った出し物は来年でも良いかぁ…」ノ


セイヤ「フッ…」


その他全員「…」イラっ☆


咲夜「と、いう訳で…私達2年2組の出し物は、グループ研究に決定という事で…」黒板にカキカキ…


クラス男子b「ちょ待てよ!」


セイヤ「何故にキムタク風…」しかも無駄に上手いなあんた…


クラス女子b「咲夜ちゃんとレミリアちゃんはグループ研究なんかで良いのっ!?」


レミリア「?…何故かしら?セイヤが出した案なのよ?セイヤの案を却下する理由なんて無いじゃない」何を言っているのよ…


咲夜「とても良い案だと、私は思いますけどね。各グループ、面白味のあるテーマで纏めれば、来場者達の目にも止まると思いますけど…」


クラス女子c「うぅ〜ん…咲夜ちゃんがそう言うと聞こえは良いけど…」


クラス女子d「折角の文化祭だし…ねぇ?年に一度くらい羽目を外して楽しみたいよ…」


セイヤ「そんなの自分達の部活の出し物で羽目外せ…俺はあんた達の羽目外しに付き合うのは御免だ」


霊夢「本音は?」


セイヤ「クラスの出し物に付き合う程俺は暇じゃない…」


レミリア「セイヤ…///今の貴方、堂々としていて、とても格好良いわ❤︎」ポッ❤︎


クラス男子c「じゃあお前だけクラスの出し物に参加しなきゃ良いだろ!俺は霊夢ちゃん達と楽しくクラスで出し物やるからよ!」


霊夢「は?誰があんた達と楽しく出し物やるって?」


レミリア「セイヤが参加しないのなら、私はクラスの出し物に参加しないわ。それで貴方達がとやかく言うのなら、学級委員長も辞退させて貰おうかしら」


クラス女子e『どれだけ水奈月君の事好きなのよ…』


セイヤ「誤解の無い様に言っておくが、俺はクラスの出し物よりも優先させるべき事柄があるって事だ」


クラス男子e「な、何だよ…そのクラスの出し物よりも優先させるべき事って…」


セイヤ「俺は3年の先輩達に、最後の文化祭を精一杯楽しんで貰いたいと思ってる。だから、俺は自分のクラスの事よりも、どう文化祭を盛り上げるかで頭が一杯なんだよ。その上、自分達の部活の出し物の事も俺が考えてるんだ。と、いう訳で…クラスの出し物位ゆっくり活動させて下さい♨︎」


霊夢達以外全員『最初物凄く良い事言ってたけど結局最後は自分勝手な要望してきたー…』


ガタッ!


美鈴「感動しましたっ…!!」パチパチパチパチッ☆


霊夢達以外全員「えぇっ!?」


諏訪子「まさかセイヤが其処までっ…今回の文化祭に向けて頑張ってただなんてっ…」パチパチパチパチッ☆


アリス「今年の文化祭っ…絶対に成功させようねっ…」パチパチパチパチッ☆


魔理沙「きっとパチュリーも…空の上から喜んで笑ってると思うぜっ…」パチパチパチパチッ☆


パチュリー「死んでないわよ生きてるわよ泥棒猫っ!!」勝手に殺さないでちょうだいっ!


早苗「何だかパチュリー先輩の声が聞こえますけどっ…きっと幻聴ですよねっ…」パチパチパチパチッ☆


咲夜「今年の文化祭を盛り上げる為に奮闘する男、水奈月セイヤ。水奈月セイヤを、皆様、どうぞ宜しくお願いします」手を振り振り…


レミリア「その水奈月セイヤの妻、レミリア・スカーレットの事も宜しく♪」手を振り振り…


辰巳「う〜ん…まぁ良いか。今年の文化祭は3年の先輩達の為に部活の出し物頑張ろうぜ?」


裕「俺達帰宅部だろうが…」


藤堂「なら野球部の出し物手伝ってくれよ。人手足らなくて困ってんだ」


クラス女子a「そ、そうね…今年の文化祭は3年生の先輩達の為に頑張るのも悪くないかも…」


クラス女子b「私達には来年があるけど…先輩達の文化祭は今年で最後だもんね…」


クラス女子c「色々先輩達の出し物手伝うのも楽しそうだし…私は水奈月君の案に賛成するわ!」


クラス女子d「私も!」


クラス女子e「私も賛成!」


セイヤ「ありがと〜ございます!ありがと〜ございます!」


クラス男子b「お、俺達は認めねぇぞ!」


クラス男子c「そ、そうだっ!来年は霊夢ちゃん達と同じクラスになれねぇかも知れねぇってのに!」


クラス男子a「もっと男子に優しいエロチックな出し物を提案しろや根暗っ!てめぇそれでも男かっ!」


霊夢「うわキモっ…」


魔理沙「こういう男の欲望を見せられるのは勘弁して欲しいぜ…こういう醜い男の心の欲望を、否が応でも見せられるさとりには本当に同情するぜぇ…」


アリス「今年の文化祭期間中は、さとりだけセイヤに甘えるの認めてあげようか」


早苗「そうですね…流石にさとりさんが不憫過ぎますからね…」


レミリア「う、う〜…わ、私にも…心を読んでしまう忌まわしい能力がついさっき…」頭を抱えながら…


咲夜「開花していませんよね?お嬢様…」ニコォォォ…


レミリア「……うー…」しょぼ〜んっ…


セイヤ「文句があるなら多数決で決めるか?ま、結果は目に見えてると思うが…な」


男子全員「ぐっ…」


セイヤ「そんなにエロチックなイベントがしたいなら、彼女作って、自分の彼女にエロチックなイベント起こして貰う事だな」ハッ…


クラス女子c「流石にそれは引く…」


クラス女子e「ね?だから霊夢ちゃん達にも嫌われるのよ」


クラス女子d「こうやって私達のクラスの男子見てると、水奈月君がどれだけ真面なのかよく分かるわ」


諏訪子「セイヤがセイヤがって言うけどさぁ…もう少し自分を見詰め直してから言って欲しいよねぇ」


美鈴「まぁどんなに自分を見詰め直したとしても、セイヤには敵いませんけどね」


魔理沙「心の清らかさ加減が違うからな!」


レミリア「それなら、多数決をする必要もないみたいだし…私達、2年2組の出し物はグループ研究という事で決定、という事で良いかしら?」


クラス男子以外全員「異議無〜し♪」


クラス男子全員「ぐぬぬぬぬっ…根暗めぇ〜っ…」


辰巳「そういえば、セイヤ達の部活メンバーは出し物何やるんだろうな」


裕「さぁ?…そういえば、占い学部と合同で出し物するって事しか聞いてねぇな…」


藤堂「美少女ばっかに囲まれながら出し物の準備かよ…そりゃクラスの出し物にやる気が出ない訳だ」



…………………………………………………

……………………………………………

………………………………………

…………………………………

……………………………

………………………

…………………

……………

………




アリス「あの後男子達は大ブーイングだったけど、その後のセイヤの行動で理解したみたいだよね」


魔理沙「休み時間も書類に目を通して、備品をどうするかとか真剣に考えてるからなぁ」


スタスタスタスタ


クラス女子a「み、水奈月君…忙しい所悪いけど、ちょっと良いかな?」


セイヤ「ん?何だ?」


クラス女子a「備品の購入の申請用紙の提出…遅れちゃったんだけど…」ピラ…


セイヤ「遅れちゃったたってなぁ…昨日で締め切りだって言っただろうが…はぁ、分かったよ。ほら」手を出す…


クラス女子a「ご、ごめん…」用紙を渡す…


セイヤ「他に提出し忘れてる用紙とか無いか?校内の備品の貸し出し申請用紙とか…」


クラス女子a「あっ!先輩に黒幕の貸し出し申請しといてって言われたの忘れてたわ!」


セイヤ「はぁ〜…ほら、用紙やるからさっさと書いてこい…」っ用紙


クラス女子a「あ、ありがとう…///」受け取る…


セイヤ「今日中に俺の所に持ってくるか、机の中にでも入れといてくれ…もう1度言うぞ?今日中に!だぞ?」


クラス女子a「わ、分かってるわよ!///私はお婆ちゃんじゃないから!///」


セイヤ「ははっ!悪い悪い…」ニコ


クラス女子a「ふ、ふんっ!///」クルッ…


スタスタスタスタ


セイヤ「さてと、早く書類纏めなきゃな…」向き直る…


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・早苗・美鈴・諏訪子「「「「「「「「…」」」」」」」」ジーーーーーーーッ…


セイヤ「な、何だよ…」汗タラリ…


咲夜「随分とお優しいですね。セイヤ?」


魔理沙「頼れる優男アピールか?セイヤ」


セイヤ「は、はぁ?普通だろ普通…さては、またお前達は変な勘違いしてるな…」


霊夢「あんたのその女誑しっぷりは何処まで行っても変わらないわね…」


セイヤ「だから俺はそんなつもりは無いって…普通に接する事は悪い事じゃ無いだろ?」


レミリア「貴方に我儘を言って良いのは、私とフランだけなのよ…他の女の我儘を叶えるなんて事、私は許さないわ…」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「本当にレミリアは我儘だなぁ…普通に接する位別に良いだろ?な?」なでなでっ❤︎


レミリア「う〜❤︎…で、でも…///」むぎゅううううっ❤︎


諏訪子「セイヤが他の人に頼られるのは嬉しいけど…ねぇ?」


美鈴「何だか複雑な心境です…」


セイヤ「頼られてるのとはまた別だろ…このクラスで生徒会と直接関係してるのが、俺だけだからだろ…」カリカリ…


魔理沙『いや、違うぜ…最近のお前は、他のクラスの男子にも女子にも頼りにされてるぜ…』


霊夢『文化祭の備品管理はあんたがやってるから…皆あんたに相談しに来るしね…しかも親身になって話を聞いてるからそりゃあもう…』


咲夜『最近のセイヤの評判はかなりのものです…次期生徒会長に推薦しようという声も上がっている位ですし…』


レミリア『セイヤが生徒会長で…///私が生徒会副会長兼会計…///そしてフランを書記に…///毎日が最高に幸せで…///夢の様な最高の学園生活に…///』モジモジっ❤︎


アリス『今年の文化祭では、先生達と生徒会から直々に、特別な依頼が来てるし…』


早苗『セイヤさんはもう学園に無くてはならない存在になったんですね……流石セイヤさんですっ❤︎』


美鈴『去年の文化祭では…だりぃ、疲れた、面倒臭ぇ…とか言っていたのに…凄い変わり様ですね…やっぱりパチュリー様達3年生の為なんでしょうか…』


諏訪子『本当に暫く見ない間に良い男になったねぇ…///これはモテても仕方が無いよ…///』ほぅ…


セイヤ『早くグループ研究のテーマ決めてくれないかなぁ…俺は何でも良いんだが…』カリカリ…



◎◎◎10分後◉◉◉



セイヤ「あー…漸く終わった。肩の荷が下りたってやつだな…少しだけだが…」肩グルグル…


霊夢「セイヤ…全然テーマ決まんないんだけど…どうしたら良い…?」


セイヤ「候補すら上がってないのか?」


霊夢「あんた私達の話し合い聞いてないの?」


セイヤ「書類の文字に目を通すので精一杯なんだよ…お前達の会話を聞き取れる程、俺は有能な人間じゃありません…」


霊夢「まぁ仕方ないわね…候補が上がってるテーマは2つ。コンビニについてと、日本の歴史と政治について…」


セイヤ「Oh…コンビニはまぁ良いが…日本の歴史と政治について、か…」


魔理沙「日本の歴史と政治についてとか調べてもツマらないぜ…」


美鈴「もう少し面白いテーマでグループ研究やりませんか?」


咲夜「では美鈴、何か案を出してみて下さい」


美鈴「えっ?……長考で」


アリス「でももっとこうさ…文化祭に来る人達の目に止まるテーマにはしたいよね」


諏訪子「日本の歴史と政治についてなんて事纏めても、誰も興味無いだろうしねぇ…」


早苗「セイヤさんは何かやりたいテーマは無いんですか?」


セイヤ「麻雀とか?」


レミリア「私はセイヤが望むのなら、どんなテーマでも構わないわ…///」モジモジっ❤︎


魔理沙「実質セイヤの案には2票入る訳か…」


霊夢「麻雀の事は麻雀部に任せときなさいよ…」


咲夜「趣味を取り入れて良いというのなら、私はナイフの事について調べて纏めたいですね」


アリス「じゃあ私は世界の人形の全てについてで」


諏訪子「グループ研究のテーマって…案外決まらないものだねぇ…」


セイヤ「う〜ん…簡単に纏められて、尚且つ興味を持って貰えるテーマがいいな…」


霊夢「それが大前提よ…」


セイヤ「なら幻想町の事を纏めるのはどうだ?百鬼夜行商店街の事やら、幻想町の名物、その他諸々を調べて纏める。俺達が住んでる所な訳だし、色々と都合がいいだろ?」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・早苗・美鈴・諏訪子「「「「「「「「おぉ〜…」」」」」」」」


咲夜「た、確かに…そのテーマならば、色々な人達に興味を持って貰えそうですね…」


美鈴「文化祭には幻想町以外の他校の人達も大勢来ますからね…しかも私達が住んでいる町だからこそ書ける事もある筈ですし…」


セイヤ「案外俺達が知らない事を見付けられるかも知れないからな…まぁグループ研究なんてのは、ちょっとした遊び心で纏めるのが丁度良い位だろ」


レミリア「そんな素晴らしい案が出せるなんて…///やっぱり貴方は素敵だわ…///セイヤ…///」う〜❤︎


霊夢『博麗神社の事を書けば、博麗神社の事を知らない地域の人達も参拝しにきて…参拝客が増える…そうすれば、お賽銭はがっぽがっぽ…博麗神社のお賽銭箱はお賽銭で一杯に……これは徹底的に頑張る必要があるみたいね…』ニヤ〜…


早苗「霊夢さんが超悪い顔してますよ…?」ヒソヒソ…


魔理沙「どうせ博麗神社の事を書けば、参拝客が増えてお賽銭ががっぽがっぽとか考えてるんだろ…」


セイヤ「それじゃあテーマも決まった事だし、取り敢えずどんな事を纏めるか話し合うか…」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・早苗・美鈴・諏訪子「「「「「「「「おー♪」」」」」」」」



♢♦︎♢約2時間後(2年2組教室)♦︎♢♦︎



セイヤ「…」zzz


アリス『また最近セイヤの居眠り癖が目立ってきたなぁ…』カリカリ…


諏訪子『夜遅くまで書類整理とかしてるみたいだししょうがないよねぇ…』カリカリ…


レミリア『と、貴女達は思っているのでしょうけど…///実際にはそうじゃないのよね…///セイヤは私とフランと、夜の営みをして疲れてしまっているのよ❤︎知らぬが仏と言うけれど、今の貴女達にはお似合いの諺だわ♪』カリカリ…


早苗『レミリアさん…許すまじ…』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…


美鈴『これはまさかっ…静かなる闘気っ…』



キーンコーンカーンコーン☆



先生「はい、それでは今日はここまで…次の授業について来れる様に、しっかり予習と復習をしてくる事…良いな〜?」教科書トントンッ…


アリス「セイヤ、起きて…授業終わったよ?」ユサユサっ…


諏訪子「お昼休みだよぉ…早く起きろぉ…」ユサユサっ…


セイヤ「かぁ〜…」zzz


アリス・諏訪子「「駄目だ全然起きない…」」


スタスタスタスタザッ!


レミリア「ふふ…どうやら此処は、セイヤの正妻である私、レミリア・スカーレットの出番の様ね❤︎」シャラーンッ☆


霊夢・魔理沙「「咲夜…」」指パチンッ☆


首元ガシッ!


咲夜「さぁお嬢様。此処は霊夢達に任せて、私達は少し離れていましょう」ズルズルズルズルっ!


レミリア「は、離しなさい咲夜っ!命令よっ!私は今から、セイヤに目覚めのキスをするのよっ!おはようのキスをして、セイヤを起こしてあげるのよっ!」ジタバタっ!


早苗「邪魔者は消えましたね。セイヤさん、早く起きないと他の人達を待たせちゃいますよ?」ユサユサっ…


セイヤ「んぁ…?…んんぅ〜っ!!ふぁあ〜あ…あーよく寝た…」グシグシっ…


霊夢「授業後によく寝たって台詞を言うのはあんた位でしょうね…」


アリス「授業開始から5分しないで寝たからね…」


諏訪子「先生に起こされた時腹パンしたしね…」


美鈴「先生、本気で痛そうにしていましたね…」


魔理沙「セイヤは他の奴等とは鍛え方が違うからな!当然だぜ!」


ガラガラッ!


「う〜んと…あっ❤︎セイヤ発見っ❤︎」


「あっ!本当だっ!セイヤさ〜んっ❤︎」


セイヤ「んん…?…フランと…こいしちゃんか…?」


テッテッテッテッテッテッテッ!


フラン「そうだよっ❤︎セイヤのお嫁さん、フランドール・スカーレットだよっ❤︎」ぎゅうっ❤︎


こいし「会いたかったですセイヤさぁん❤︎」ぎゅうっ❤︎


レミリア「あら…フラン。どうしたの?わざわざ私達の教室に来て…」


フラン「一刻も早くセイヤに会いたくて…///教室来ちゃった…///」擦りっ❤︎擦りっ❤︎


こいし「セイヤさんは寝起きですか?授業中の居眠りはめっ!ですよ❤︎」擦りっ❤︎


セイヤ「パルスィから聞いたぞぉ?2人共、授業中に居眠りして変な寝言言ってたってなぁ…」頰ムニィ〜☆×2


フラン・こいし「「ご、ごめんなしゃ〜い…」」


霊夢「遂にクラスに押し掛けるまでにセイヤ愛が増幅した様ね…」


魔理沙「誰かこの3人を止めてくれだぜ…」


クラス女子c「あの金髪の小さい女の子がレミリアちゃんの妹だよね?」


レミリア「えぇ、そうよ。可愛いでしょう?フランは私の自慢の妹よ♪」ふふんっ♪


クラス女子d「本当に小さくて可愛い妹だね…あんな可愛い妹が居て羨ましいなぁ…」


早苗「騙されてはいけませんよ…ああ見えて物凄いセイヤさん馬鹿なんですから…」


クラス女子d「あ、それは見れば大体分かるよ」


クラス男子a「うっわ…やっぱ超可愛いじゃん…もう1人の子はさとりちゃんの妹だっけ?」


クラス男子b「そうそう!1年の間でもかなりの人気らしいぞ?」


フラン「せいやぁ❤︎フランの事なでなでしてぇ〜❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


こいし「私の頭も撫で撫でして下さい〜❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「はいはい…」Wなでなでっ❤︎


フラン「ふにゃ〜❤︎せいやのなでなで最高だよぉ〜❤︎せいや好きぃ❤︎大好きぃ❤︎」むぎゅううううっ❤︎


こいし「私もセイヤさんの事好きですぅ❤︎」むぎゅううううっ❤︎


クラス男子d「入り込む余地無さそうだな…」


クラス男子c「見せ付けやがって…やっぱり俺、彼奴の事嫌いだわ…」チッ…


咲夜「セイヤは貴方達の様な人達に好かれていようがいまいが、きっと興味ないでしょうけどね…」


アリス「だね。セイヤは私達が居れば良いって言ってくれてるし」


早苗「逆に貴方達に好かれたらセイヤさんが可哀想ですよ」チッ…


クラス男子全員「」


辰巳『相変わらずセイヤ以外の男子には当たりキツいなぁ…』


裕『レミリアちゃんと早苗ちゃんが1番当たりキツいけどな…』


藤堂『あ〜あ…俺もあんな可愛い女の子に擦り寄られてみてぇなぁ…』


ガラガラッ…


妖夢「セイヤ!一緒に屋上でお弁当食べに行きましょう!」


こころ「今日もセイヤの為に…///心を込めてお菓子を作ってきた…///」モジモジっ❤︎


さとり「あら、こいしとフランが居るわ」


鈴仙「あ、本当だ……まぁどうせ、切れたセイヤ分を補給しに来たんでしょ…」


さとり「流石鈴仙、鋭いですね。その通りですよ」


鈴仙「わーい!正解したけど全っ然嬉しくなーい!」


美鈴「今日も皆さん大集合ですね…」


霊夢「そうね…ほらセイヤ、さっさと行くわよ。フランとこいしちゃんも好い加減離れなさい」


フラン「ちぇ〜…もっとセイヤに甘えたかったのになぁ…」


こいし「うぅ…全然補給し足りないよ〜…」


セイヤ「そんなエネルギー補給するんじゃ無くて、皆で一緒に、楽しく弁当食べる方が有意義だろ?ほら、行くぞ…フラン、こいしちゃん」ニコ


フラン「うん…///」左腕ぎゅうっ❤︎


こいし「は、はぃ…///」右腕ぎゅうっ❤︎


スタスタスタスタ


セイヤ「なぁ、今日の俺の弁当作って来てくれたのって誰だ?」スタスタ


妖夢「今日は全員でおかずを一品ずつ持ち寄って、セイヤにお弁当を食べて貰おうという事になってます!」


セイヤ「つまりは究極のなんちゃって弁当って訳だな。理解した」スタスタ


アリス「今日はいつも以上に期待してていいよ♪」


レミリア「今日も貴方の為に、最高のおかずを作って来たわよ❤︎セイヤっ❤︎」ダキィッ❤︎


セイヤ「それは楽しみだな…」なでなでっ❤︎


早苗『レミリアさんよりも美味しいって言って貰いますよぉ〜っ!!』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


美鈴『今度は目に見える程の強大な闘気ですかっ…』


スタスタスタスタ


ガラガラッ…ガラガラトンッ…


辰巳「……俺達も行くか」


裕「また麗音の事慰めなきゃならんのか…」


藤堂「男を慰めるのはもう嫌だ…」はぁ…



♧♣︎♧幻想学園高等学校(屋上)♣︎♧♣︎



てゐ「今日も人が多い事多い事…」


輝夜「今日は全員でセイヤにおかずを分けてあげる日だから…まぁ人が多いのは仕方ないわよ…」


妹紅「セイヤの言うなんちゃって弁当の究極版ね…」


咲夜「セイヤ、お腹の調子はどうですか?」


セイヤ「良好だ。腹が減って死にそうな位良好だ…」


妖夢「それは結構な事ですね♪今日はいつも以上にお腹一杯になる筈ですよ♪」


椛「セイヤの為に精一杯美味しいおかずを作って来ました!味わって食べて下さいね?」ニコ


セイヤ「あぁ、勿論…」ニコ


幽々子「今日は私も、妖夢と一緒にお弁当のおかずを作ったのよ〜♪」


セイヤ「幽々子先輩もですか?それは楽しみですね」


パチュリー「私も今日は自分で作ってみたわ。味の保証は出来ないけれど…」


衣玖「セイヤ君なら美味しいって言いながら全部食べてくれますよ」


幽香「セイヤ君は美味しく作って貰うよりも、真心込めて作って貰いたい派の人だものね?」


セイヤ「そうですねぇ…味よりも真心込もってる弁当の方が、自分は好きですね…」


フラン「私のお弁当は真心すっごい込もってるよっ❤︎だって愛妻弁当だもんっ❤︎」ぎゅうっ❤︎


セイヤ「ありがとな?今日もフランの作ったおかず、楽しみにしてるから…」なでなでっ❤︎


フラン「ふにゃ〜❤︎せいやのなでなでだぁ〜❤︎」むぎゅううううっ❤︎


こいし「むっ…私だってセイヤさんの為に真心込めてお弁当作ってますよっ!」ぎゅうっ❤︎


さとり「わ、私だってそうですっ…」ムスっ…


魔理沙「真心込めて作ってるのは全員同じだぜ…」


レミリア「私は込めているのは真心だけでは無いわ…///私はセイヤへの愛も込めているもの…///」


フラン「わ、私もセイヤへの愛込めてるよっ!だってセイヤの事愛してるもんっ!」むぎゅううううっ❤︎


レミリア「フラン、後出しは卑怯よ…」う〜…


セイヤ「俺って、本当に幸せ者だな…」ホロリ…


燐「そうそう♪セイヤは幸せ者なんだよ♪」


空「最近は私達以外の人達にも認められてきてるしね♪私達も鼻が高いってもんだよ♪」


神奈子「そうね。昔馴染みの私達も鼻が高いわ♪」


霊夢「は?セイヤの昔馴染みは私と魔理沙よ…」


早苗「違いますねぇ…碌に連絡もして来なかった人なんて、幼馴染なんて言えませんよ」


魔理沙「ほほう…私達2人に喧嘩を売るなんて…中々根性あるな…」


レミリア「ふんっ…私の方が、貴女達よりセイヤと親しい仲だわ」


咲夜「お嬢様…争いを拡大する様な発言は控えて下さい…」ヒソっ…


レミリア「だ、だって…4人共、セイヤと昔から知り合いだって自慢するんだもの…」うるっ…


セイヤ「別に昔から知り合いとか関係無いだろ?どれだけ長い時間一緒に居るかって事より、どれだけ濃い時間を過ごしたかって事の方が大事なんだろ?」頭ポンポンっ❤︎


レミリア「セイヤ…///」ポッ❤︎


天子「やっぱりセイヤは天然の誑しだね…」


文「ど天然過ぎて手に負えませんからねぇ…」


四季映姫「だからこそ自覚して欲しいのですが。言っても無駄でしょうね…」


小町「もう何回も言ってますからね…無駄というか、何というか…」


鈴仙「まぁ今はそれより、先ずは私達の作ったおかずをセイヤに分けてお弁当食べようよ♪」


てゐ「それじゃあこの巨大お弁当箱に分けようか」パカッ……スッ…


パルスィ「セイヤ先輩…美味しいって言ってくれるかなぁ…」スッ…


クラウンピース「大丈夫大丈夫♪セイヤ先輩ならきっと、喜んで食べてくれるよ♪」スッ…


美鈴「そうですねぇ♪セイヤなら小躍りしながら喜んで食べてくれるに決まってますよ〜♪」スッ…


霊夢「なら2対2で勝負しない?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


魔理沙「ガチンコ対決でどっちがセイヤの幼馴染に相応しいか決めようぜ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


早苗「くっ…ガチンコ対決でこの2人に勝てる気がしないですっ…」


神奈子「が、ガチンコ対決じゃなくてこのゲームで勝負するのは?」


にとり「私が作ったゲームを争い事に使わないでくれるかな?」



◇◆◇5分後◆◇◆



ギラギラギラギラッ☆



咲夜「さぁどうぞ、セイヤ。召し上がって下さい」ニコ


セイヤ「あ、あぁ…『弁当めっちゃ光ってるよぉ〜…どんだけ輝いてんだよっ…もっとさり気無い感じに輝けよっ…ギンギラギンにさり気無く輝けよぉ〜…』」


さとり「や、やっぱり…寄せた集めみたいなお弁当は嫌だった…?」


セイヤ「い、いやいや!嫌じゃない嫌じゃない!どれも美味しそうだから、何から先に食べるか迷ってたんだ!」ワタワタっ!


フラン「そ、そっかぁ…///沢山食べてね…?///」ぎゅうっ❤︎


こいし「もしも足りなかったら…///私のお弁当のおかず、分けてあげますから…///」ポッ❤︎


セイヤ「い、いやしかし…これは本当に何から食べていいか迷うな…」


妖夢「私は残さず食べてくれればそれで良いですけど…///」


輝夜「確かに妖夢の言う通りね…///食べてくれたらそれで満足よ…///」


全員「///」コクコク…


セイヤ「じゃ、じゃあこの唐揚げから…」スッ…


アリス「え〜…」


セイヤ「な、ならこの竜田揚げを…」スッ…


諏訪子「えー…」


セイヤ「何その反応っ!何から食べても良い訳じゃないのっ!?」


メディスン「ご、ごめんなさい…やっぱり自分が作ったおかずを先に食べて貰いたくって、つい…」しょぼ〜ん…


アリス「やっぱり自分が作ったおかずは最初に食べて貰いたいよね。セイヤだって自分と他の人が作ったおかずがあったら、自分のおかずを最初に食べて貰いたいでしょ?」


セイヤ「あぁ、そうだな……よし!弁当一気食いするか!」お弁当箱ガシッ!!


フラン「わーっ!ダメダメっ!そんな勿体無い事しないでっ!」ぎゅうっ❤︎


パルスィ『どさくさに紛れてセイヤ先輩に抱き着いてるっ!』妬ましいっ!


魔理沙「セイヤは追い込まれると何するか本当に分からないぜ…」


レミリア「そういう所も魅力的だわ❤︎私の事をそこまで愛してくれるなんて…///う〜❤︎早く貴方と結婚をして、毎日お弁当を作ってあげたいわ❤︎」


霊夢「もうあんたが食べたいやつから食べていいわよ…何だか神経すり減らすの疲れるわ…」


セイヤ「俺はお前達のそのプレッシャーで胃に穴が空きそうだわ…」スッ…


パクっ…


セイヤ「うんうん…」モグモグ…


燐「そ、その竜田揚げ作ったの私なんだけどさ…///ど、どうかな…?///」ドキドキ…


セイヤ「…」b ビシィッ☆


燐「よ、良かったぁ…」ホッ…


幽々子「それじゃあ私達も食べましょうか〜♪もうお腹ペコペコだわ〜♪」


こころ「それならば…久し振りにこの私…秦こころがいただきますの挨拶を…」キリッ☆


神奈子「キリッとしてていい表情ね〜♪」


文「よっ!大統領っ!」


諏訪子「訳が分からないよ…」


こころ「では…いただきます…」ペコ


全員(セイヤ以外)「いただきます…」ペコ


セイヤ「お先にいただいておりまする…」パクっ…


鈴仙「見れば分かるよ…」


てゐ「鈴仙、ツッコんじゃ駄目でしょ…」


鈴仙「ごめんつい…」


パチュリー「そういえばセイヤ、貴方…最近この学校で、面白い提案をしている生徒達が居る事を知ってる?」パク…


セイヤ「面白い提案?…いえ、全く」


パチュリー「単刀直入に言うわ。セイヤ、貴方…次の生徒会長に立候補する気はないかしら?」


セイヤ「はははw!冗談でも笑えませんよパチュリー先輩w!」


小町「笑ってる笑ってる…現在進行形でめっちゃ笑ってるから…」パクっ…


サファイア「私知ってるわ…結構セイヤ先輩の事を尊敬…というか、信頼してる1年生も増えてきて…その1年生達が、セイヤ先輩の事を次期生徒会長に推薦しようって…」


セイヤ「え?何それ…初耳なんだけど…」


サファイア「てっきり知っているものだとばかり…」


クラウンピース「でもセイヤ先輩が生徒会長だったら、とっても楽しい学校になりそうでーす♪」


チルノ「麻雀の強さが成績を左右する学校にっ…」ざわっ…


セイヤ「何それ最高じゃん…」


ルーミア「ゲームの勝敗が成績に影響する学校にっ…」ざわざわ…


セイヤ「決めた!僕…生徒会長になる!」クワっ!


幽香「セイヤ君が急に馬鹿な事を言い出したわ…」


咲夜「幽香先輩、セイヤはいつでもお馬鹿さんですから…」


幽香「そういえばそうだったわね…」


セイヤ「えー…私が生徒会長になった暁には…居眠りし放題、ゲームし放題、授業サボり放題という、3つの校則を新たに導入し、生徒達に優しい学校を作る事をお約束致します」


文「よっ!新生徒会長っ!」


魔理沙「生徒達に優しい最高の学校が、今誕生するぜっ!」


美鈴「課題とテストを無くして下さーい!」


セイヤ「良かろう…」


四季映姫「良くありません!もしもそんな校則を導入するというのなら、有罪に処しますよ!」っ悔悟の棒


セイヤ「俺は既に…ドロッドロの重罪人だ映姫っ!恐れるものは何も無いっ!故に…俺は自由なんだっ!」


四季映姫「ラストジャッジメントっ!」ドスゥっ!!


セイヤ「ぐほぁっ!?」


魔理沙・美鈴・文「「「会長ぉぉぉぉっ!!」」」


輝夜「何やってるのよ…」モグモグ…


セイヤ「と、小芝居はこの辺にしといて…パチュリー先輩、俺には生徒会長なんて重役を務めるなんて事、無理です…」


パチュリー「実際に貴方の事を推薦しようと言っている子達が居るのよ?」


セイヤ「気持ちだけ受け取って置きますよ…俺は裏方でノンビリしてる方のが性に合ってますから…」


天子「いやいやいやいや!生徒会の仕事手伝ってくれてるでしょ!?めっちゃ頑張ってるでしょ!?確かに裏方で頑張ってるけどさ!全然ノンビリ出来てないじゃん!毎日忙しなく働いてるじゃん!」


セイヤ「いやあれはアレだって…あの仕事量だったら俺の力のほんの一部分使う位で丁度いいから、楽勝だから、大丈夫だ…問題無い、だから…」


アリス「授業中居眠りする程疲れてる癖に良く言うよ…」


幽々子「セイヤ君になら安心して後任を任せられると思ったんだけど…残念だわ〜…」


セイヤ「そうやって信頼してくれるのは凄く嬉しいですけど…やっぱり俺には合いませんよ、生徒会長なんて役柄は…」


さとり「そんな事無いわよ…人の為に一生懸命に、親身になって話を聞いて…貴方は人の上に立つ人間に相応しいと、私は思うけど…」


こいし「そうです!セイヤさんは、人の上に立つ人間に相応しい人間性をしていますよ!」


早苗「セイヤさんが壇上でスピーチしている所とかを想像するだけで…///胸が…///」キュンキュンっ❤︎


セイヤ「無理なものは無理だ。喩え推薦されたとしても、俺は華麗に背負い投げしてやるからな…」ふんっ…


霊夢「折角他の奴等が信頼してくれてるっていうのに…あんたって奴は…」はぁ…


衣玖「実際にセイヤ君が生徒会長になったら、より学校が良くなる気がするんですけどね…」


幽々子「私は推薦の話が上がる前から、セイヤ君に次期生徒会長になって貰おうかな〜と思っていたんだけど〜…」


セイヤ「頭の悪い生徒会長とか笑い話にもなりませんよ…」


幽々子「私もそこまで頭が良い訳ではないわよ〜?」


パチュリー「幽々子の成績はち中の上よね」


セイヤ「現在の俺の成績は…下の下です!」


霊夢「あんたは唯勉強してないだけでしょうがっ!!」


レミリア「セイヤ…///私と2人で徹夜で勉強をして、一緒に生徒会に入りましょう…?///そうすれば、学校に居ても生徒会室で、私とイチャイチャ出来るわよ…?///」ムギュゥッ❤︎


フラン「ズルいよお姉様っ!そこは私も一緒に生徒会に入れてよっ!姉妹揃って生徒会室でセイヤとイチャラブしちゃおうよっ!」ムギュゥッ❤︎


レミリア「そうだったわね…ごめんなさい、フラン。勿論貴女も一緒よ」ニコ


フラン「やった〜っ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「生徒会室はそんな事をする為に存在してるんじゃないぞ…」それと弁当食えないから抱き着かんといて…


レミリア「そんな事とはどんな事かしら?も、もしかして…///期待してくれているの…?///」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「し、してないっての!///アホな事言ってないで早く弁当食えっ…///」パクっ…パクっ…


レミリア「う〜❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


パチュリー「歴史ある生徒会室で如何わしい事はしないで貰いたいわね…」


幽々子「セイヤ君が壇上に立つ姿、一目で良いから見てみたいわ〜…///」ゆゆゆ〜❤︎


セイヤ「いえすうぃーきゃん…」モグモグ…


アリス「取り敢えず大統領さんに謝ろうか…」


文「う〜ん…近々文々。新聞の大見出し記事は、セイヤさんの生徒会長就任の事を書こうと思ってたんですけど…当てが外れちゃいましたね〜…どうしましょう…」


セイヤ「人の事を大見出しで記事に載せるなって何度言わせる気だ…」パク…


文「いや〜♪セイヤさんの事を記事にすると、生徒の過半数が反応してくれるんでつい♪」えへっ♪


セイヤ「その反応が俺を苦しめてるんだよ!何で俺が野郎共に罵られなきゃならないんだ!」


魔理沙「どうせフルボッコにするんだから関係無いだろ…」モグモグ…


霊夢「相手が何人居ようと、本気出したあんたには誰も敵わないしね…」モグモグ…


早苗「まぁ先に手を出してくるのは相手側ですから、セイヤさんは何も悪く無いですよ」モグモグ…


セイヤ「それで俺が悪いって事になったら本気でキレるわ…」モグモグ…


メディスン「咲夜先輩…やっぱりセイヤ先輩は本気で怒ったら怖いんですか…?」ヒソヒソ…


チルノ「セイヤは学校1の不良だよ…?怒ったら怖いに決まってんじゃん…」ヒソヒソ…


咲夜「チルノちゃんの仰る通り…セイヤが本気で怒ると物凄く怖いですよ…」ヒソヒソ…


ヘカーティア「不良が何人束になっても勝てない程ですからね…」ヒソヒソ…


こころ「セイヤは多人数相手の方が得意…」


妖夢「1対1よりも多人数相手の方が強いという事は、状況判断能力が高いという事ですからね…まぁセイヤは1対1の勝負でも、本気になれば負ける事なんてありませんけど」みょんみょん…


妹紅「女の子の私達と比べられるのは癪に触ると思うけど、全然敵わないものね」


美鈴「そうですね〜…小さい頃から格闘術を嗜んでいましたけど…もう既に遥か遠くまで引き離されちゃいましたからね…」


妖夢「その気持ち、よく分かります…」


四季映姫「セイヤの伸び代は底が知れませんからね…これからもまだまだ成長し続けるのでしょうか…」


セイヤ「日頃から努力を惜しまなけりゃ、伸び代が底知れないのは当たり前だ。俺はまだ満足してないしな…」パクパク…


パチュリー「貴方は本当に努力家ね。貴方を見ていると、こっちも頑張らなくちゃと思わされるわ」


幽香「刺激を与えられるから、私としては丁度良いわ。パチュリーの言う通り、私ももっと頑張らなくちゃと、本気で思わされるもの」


セイヤ「先輩方2人にそこまで言って貰えるなんて光栄です」ニコ


パチュリー・幽香「「///」」プシュ〜☆


諏訪子「誰かあの笑顔何とかしてくれないかなぁ…毎回毎回心乱されて非常に困るんだけど…」


こいし「でもセイヤさんにはいつも笑顔で居て貰いたいですよね…///」ポッ❤︎


さとり「そうね…///やっぱり好きな人には笑顔で居て貰わないと…///」ポッ❤︎


クラウンピース「笑顔のセイヤ先輩は優しくてカッコいい大人の男って感じがするよね❤︎」


サグメ「私は暗黒微笑希望…///」


天子「そういえばサグメちゃんは堕天使なセイヤに気に入られたんだよね?」


サグメ「は、はい…///凄く嬉しかったです…///」モジモジっ❤︎


天子「私はあの時、堕天使なセイヤの罵詈雑言浴びせられて最っ高に興奮したね♪」


衣玖「正直に興奮したと言う辺り、天子…悪い意味で成長しましたね…」よよよ…


美鈴「まるでお嬢様と妹様みたいですねw」ケラケラw


レミリア「セイヤ…///好きよ…///」むぎゅぅぅぅっ❤︎


フラン「フランもセイヤの事大好きだよ❤︎将来は絶対フランと結婚してねっ❤︎フランの事、絶対にお嫁さんにしてねっ❤︎セイヤっ❤︎約束だよっ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「サンドイッチ食べながらサンドイッチの具になるとはこりゃ如何に…」モグモグ…


咲夜『スカーレットサンドイッチっ…セイヤ、その場所をどうか私にお譲り下さいっ…』


早苗『わ、私にも妹か姉が居ればっ…セイヤさんの事をサンドイッチしてあげられるのにっ…』くっ…



〜放課後(誰かを助け隊部室)〜



さとり・こいし・燐・空「「「「…」」」」


セイヤ「あー怠いわー…生きるのって辛いわー…何もかもが面倒臭いわー…」グテェ〜…


レミリア「生きるって事はとても素晴らしいわよね…///」むぎゅぅぅぅっ❤︎


フラン「ねぇ〜❤︎セイヤに抱き着きながら放課後をノンビリ過ごせるなんて❤︎生きるって素晴らしい事だよね〜❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


燐『セイヤが抱き着かれながらグテっとしてる…』


空『ひと昔前に流行したたれぱんだみたい…』


こいし『机の上に垂れてるセイヤさん…///可愛いなぁ…///』ドキドキっ❤︎


さとり「ですが…セイヤに抱き着いても良い理由にはなりませんよ!」腕ガシッ!


レミリア「姉妹同盟を結んだと言っても、貴女に体を許した憶えは無いわよ!さとり!」グッ!!


早苗「フランちゃんも好い加減セイヤさんに抱き着くのは止めて下さい!」腕ガシッ!


フラン「離してよ早苗っ!私はセイヤに抱き着いてないと死んじゃう病なのっ!」むぎゅううううっ❤︎


セイヤ「何だよその変な病気…」グテェ〜…


霊夢「そういえばレミリア、あんたセイヤの執事服はどうなったのよ」


魔理沙「新しいデザインの試作品は着せたんだろ?フランが…」


レミリア「もう出来ている筈なのだけれど…お父様からは何も言われていないのよね…」


咲夜「早くセイヤに着て貰いたいものですね。妹様、セイヤの新しいデザインの執事服はどうでしたか?」


セイヤ「その質問は普通俺にするもんじゃないか…?」


フラン「すっっ…ごくっ!かっこ良かったよっ❤︎」むぎゅうっ❤︎擦りっ❤︎擦りっ❤︎


アリス「写真とか無いの?フランちゃんなら写真絶対撮ってると思ったんだけど…」


フラン「勿論撮ったよっ❤︎私はセイヤ写真コレクターだもんっ❤︎そんな激レア写真を撮り逃す訳無いじゃんっ❤︎」


レミリア「私も持ってるわよ?こいしちゃんも持ってるわよね?」


こいし「は、はい…///今の私の待ち受け画面です…///」モジモジっ❤︎


SOUND ONLY(魔理沙)「その写真…我々にも送信して貰おうか…」例のポーズ…


SOUND ONLY(霊夢)「我々に逆らえばどうなるか…よもや忘れた訳ではあるまいな…」


SOUND ONLY(咲夜)「我々の目的は同じです…ならば、協力し合うのが仲間ではないですかな?」


セイヤ「まだ残ってたのか…その変な被り物…」グテェ〜…


SOUND ONLY(フラン)「できませんな…」


SOUND ONLY(アリス)「ほほう…我々に逆らうと言うのかね?」


SOUND ONLY(こいし)「これは我々が手に入れた魂の写真…そう易々と渡す訳にはいきません…」


SOUND ONLY(早苗)「今後の学校生活をエンジョイしたいと言うのなら…早く提出した方が身の為ですよ?」


セイヤ「もうツッコむのも面倒臭い…」グテェ〜…


レミリア「お父様に今から持って来て貰えないか聞いてみようかしら…」


燐「是非とも聞いて下さいレミリア様っ…」


空「どうか慈悲をっ…英雄王っ…」


レミリア「え、英雄王…?誰の事を言っているのかしら?」


スポッ!!


霊夢「いいから早くその自慢のお父様に持って来て貰いなさいよっ!」ポイッ!!


魔理沙「間に合わなくなって知らないぜっ!?」


アリス「時間は限られてるんだから早くっ!ほら早くっ!!」


早苗「お願いしますレミリアさんっ…多分もう怒ったりしませんからっ…多分っ!!」


さとり『大事な事だから2回言ったのね…』


レミリア「ほ、本当?えぇ…お願い…ごめんなさい、お父様…」


ブラド『はっはっはっ!気にするな!子供の我儘を叶えるのも親の務めだからな!』


レミリア「それじゃあ校門で…えぇ…分かったわ……お父様が持って来てくれる事になったわ…」


全員(セイヤ以外)「セイヤ(さん)の執事服姿が見られる━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!」


セイヤ『今日の放課後も平和だな〜…』ボケェ〜…



♢♦︎♢20分後♦︎♢♦︎



レミリア「そ、それじゃあセイヤ…///私達は部室の外に出ているから…///これに着替えて置いてちょうだい…///」スッ…


セイヤ「え〜〜……えーー!」


霊夢「着替え位で面倒臭がってんじゃないわよっ!その執事服があんたにキチンと合ってるかどうか、私達が見てあげるって言ってんのよ!」


燐「そ、そうだねぇ…///服が体に合ってなくて大変な思いするのはセイヤなんだよ?///」


フラン「ねぇセイヤぁ❤︎お願いっ❤︎フランにセイヤのカッコいい姿見せてぇ❤︎ねっ❤︎ねっ❤︎」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「え〜でもでも〜…俺カッコ良く無いし〜…」グテェ〜…


咲夜「付け加えますと…ブラド様が私達の分のメイド服を持って来て下さいました。此処まで言えば…分かりますよね?」ニコ


セイヤ「お前達のメイド服姿を見たいが為、俺が執事服に着替えるとでも?…フッ…俺も安く見られたものだな…」やれやれ…


全員「…」ガックリ…


セイヤ「と、いう訳で…部室から今直ぐ出て行けッ!!俺は安い男だッ!だから今直ぐ部室から出て行けぇぇぇぇぇっ!!…あ、レミリア。執事服ありがとな?」受け取る…


全員「えぇ〜…」



<〉〈>3分後<〉〈>



セイヤ「…」脱ぎ脱ぎ…


ドア|全員「///」ジーーーーーーーッ…


セイヤ「?」チラ…


ドア「…」し〜ん…


セイヤ『何か視線を感じたんだが…俺の気の所為か…』脱ぎ脱ぎ…


ドア|全員「///」ジーーーーーーーッ…


ドア|咲夜「シャッター音を消せるカメラアプリをインストールして置いて正解でしたね…///」スッ…スッ…


ドア|さとり「側から見れば私達は犯罪者だけど…///この際小さい事を気にするのはやめるわ…///」スッ…スッ…


ドア|フラン「私は動画撮影係だから❤︎セイヤの生着替えを余す事無くデータに取り込んじゃうよ❤︎」⚫︎REC


ドア|レミリア「私は後でフランから動画を送って貰うから…///今の内に私は脳内にも、この光景を焼き付けておくわ…///」ジーーーーーーーッ❤︎


ドア|こいし「相変わらずセイヤさんの着替え方は…///何というか…///その…///エッチぃですね…///」ジーーーーーーーッ❤︎


ドア|アリス「でも立場が本当に逆だよねぇ…セイヤになら見られても平気だけどさ…そういう事しないもんね…セイヤはさ…」スッ…スッ…


ドア|早苗「よ、よく見えませんっ…」ググググッ…


スタスタスタスタ


パチュリー「あら、皆してドアに張り付いて何しているのかしら?」スタスタ


ドア|魔理沙「しーーっ…今良い所なんだぜっ…」


衣玖「?…良い所、ですか?」


ドア|霊夢「今丁度セイヤが執事服に着替えてる所なのよっ…暫くの間静かにしててっ…」


パチュリー「ま、まさか覗きをしているの…?しかもスマホを構えて写真まで撮って…」


衣玖「後で私にも送って下さいね?」


ドア|魔理沙「任せとけだぜっ…」b☆


「何を任せて置け…なのでしょうかね。魔理沙お嬢様?」


ドア|魔理沙「そんなの決まってるぜ!セイヤの生着替え写真を、写真が欲しい奴等全員に送りまくってやるんだぜ!」はははは!


「ほほう…そうですか。本人の承諾を得る事無く、その様な事をしてしまうのですね。お嬢様方は…」


ドア|レミリア「私はセイヤのご主人様兼彼女兼妻なのだから、それ位見逃してくれるわ❤︎だ、だって私達2人は…///愛し合っているんだもの…///」モジモジっ❤︎


「愛し合っていても、本人の意思は尊重するものだとは思いませんか?レミリアお嬢様」


ドア|咲夜「おや…おかしいですね…さっきまで居たセイヤが忽然と姿を消して…」キョロキョロ…


ドア|早苗「本当ですね…何処に行っちゃったんでしょ…」キョロキョロ…


パチュリー「せ、セイヤ…こ、こんにちわ…」ガクブル…


衣玖「よ、よく似合っていますよ…そんな格好良い服を着こなすなんて、流石セイヤ君です…」ガクブル…


「お褒めに預かり光栄です。パチュリーお嬢様、衣玖お嬢様…」ペコ


ドア|アリス「そういえば…何だか…さっきからセイヤの声が聞こえるんだけど…私達の背後から…」ガクブル…


ドア|フラン「それじゃあ質問っ❤︎セイヤはフランの事、愛してる?それとも愛してない?」


「私はフランお嬢様の事を、心の底から愛おしいと思っています。今も、そしてこれからも、私のこの気持ちは変わりません」なでなでっ❤︎


フラン「えへ〜❤︎これはセイヤのなでなでだぁ〜❤︎……あれれ?」クル…


セイヤ「ドアに張り付いて何をしているのですか?フランお嬢様」ニコニコ…


フラン「え、え〜とね…セイヤの生着替えをスマホで動画撮影中…でした…」


セイヤ「フランお嬢様は正直者ですね。そこがフランお嬢様の良い所です…」ニコニコ…


フラン「えへへ〜❤︎」セイヤに褒められちゃった❤︎


セイヤ「ですが…同時に悪い所でもあります。それは他のお嬢様方にも言える事ですけど…ね?」チラ…


全員(パチュリーと衣玖以外)「あわわわ…」ガクブル…


セイヤ「私の着替えを見て何が面白いのか理解出来ませんが…というより、余り理解したいとは思いませんね…」ユラァ…


霊夢「ひぃっ…ちょ!ちょっとタンマっ!あ、あんたは誤解してるわよ!」アタフタっ!


魔理沙「そ、そうだぜ!セイヤは何か誤解してるぜっ!」アタフタっ!


セイヤ「誤解…ですか。誤解も何も無いと思うのですが…」


アリス「私達が誤解だって言ったら誤解なのっ!はいこれでこの話は終わりっ!はい終了っ!」


セイヤ「……レミリアお嬢様は私に嘘を吐いたりはしませんよね?何故なら私達2人は…愛し合っているのですから…愛し合っている者同士の間では、嘘や隠し事は無しですよね?」ニコ


レミリア「う〜…///そ、そうね…///愛し合っている者同士の間で、嘘や隠し事は無しよね…///」モジモジっ❤︎


早苗「ひ、卑怯ですよセイヤさん!そ、そんな事を言われたら…///私だって…///」モジモジっ❤︎


こいし「そんな事をセイヤさんから言われたら…///私、全部洗いざらい吐いちゃうよぉ…///」モジモジっ❤︎


咲夜『お、お嬢様っ…此処は私達の為にどうかっ…』チラッ…


レミリア「ごめんなさい…」ペコ


霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・早苗『『『『『やっぱりアッサリ認めたー…』』』』』orz


さとり「これはしょうがないわよね…///」モジモジっ❤︎


空「しょうがないけど…もう少し私達の事と後の事を考えて欲しいよね…」ガクブル…


燐「お空に同感…」ガクブル…


セイヤ「正直に認めて、謝って下さいましたね。レミリアお嬢様…」なでなでっ❤︎


レミリア「う〜❤︎う〜❤︎」むぎゅううううっ❤︎


セイヤ「さ、ではお嬢様方もメイド服にお着替え下さい…」パッ…


霊夢「え?何?説教しないの?」ポカーン…


セイヤ「?…はい。正直に認めて下さいましたし…私はそれで満足です」


フラン「えー…私はお仕置き希望組なんだけど…」


こいし「わ、私も…///セイヤさんのお仕置き…///受けてみたいです…///」モジモジっ❤︎


フラン「セイヤのお仕置きは激しいよ〜? あのお仕置きで私…///完全にセイヤのモノになっちゃったもん…///まぁ私はセイヤに出逢ったあの日から、ずぅ〜っとセイヤのモノだけどねっ❤︎」キャーッ❤︎


セイヤ「今回はお嬢様方のメイド服姿を見られるという事で、お咎め無しとさせて頂きます。さ、時間は限られていますので、お早く」


魔理沙「な、何か拍子抜けだぜ…」


空「ボロクソに怒られると思ったんだけど…」


燐「天子なら大喜びで説教受けるよね…まぁそれはこいし様もフランちゃんも同じみたいだけどさぁ…」


パチュリー「もしかして私達もメイド服に着替えなければならないの?」


魔理沙「折角服合わせられるんだから合わせて置いた方がいいぜ?」


さとり「部長の特権発動です。着替えましょう」


衣玖「部長さんの命令ならば逆らえませんね…」


セイヤ「では私はこのまま部室の外で待っているので…」


こいし「セイヤさんなら部室に入っても大丈夫ですよ…///」モジモジっ❤︎


咲夜「写真や動画を撮っても咎めたりは致しませんので…///」ポッ❤︎


セイヤ「慎んで遠慮させて頂きます」フイ…


さとり「着替え位で遠慮しなくても良いのに…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「それ以上は仰らなくても、大体の見当が付きますので…」手を前に出す…


咲夜「それでは着替えましょうか…」スタスタ


空「スカートの丈は長いんだよね?」スタスタ


レミリア「当然よ。私はセイヤ以外の男に、太腿を見せたりなんかしないわ」スタスタ


ガラガラトンッ…


セイヤ「さて、と…暇になってしまいましたね…」



⁑⁂⁑10分後⁑⁂⁑



「は、入っていいわよ〜…///」


セイヤ「『もう少し時間が掛かると踏んでいたのですが…思っていたよりも案外早かったですね…』では、失礼します」ガラガラ…


ガラガラトンッ…


セイヤ「ほほう…どうやら私は、秘密の楽園に辿り着いた様ですね…」ポカーン…


レミリア「ど、どうかしら…///セイヤ…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「よく似合っていて、とても可愛らしいですよ。レミリアお嬢様」ニコ


咲夜「私はいつものメイド服では無いので、少し変な感じがしますね…」クル…クル…


セイヤ「そうですか?とても良く似合っていて、私は気になりませんが…」


アリス「メイド喫茶でバイトした時よりは安心出来るデザインだね…」クル…


こいし「今回もセイヤさんが護ってくれるから、私は安心ですっ❤︎」


セイヤ「はい。お嬢様方に手を出す様な輩は、私が決して許しません」ニコ


燐「頼もしいねぇ♪流石執事長だよ♪」


霊夢『この見た目なら女性客来店にも期待出来そうね…』チャキーンッ¥


フラン「むむむっ…でもセイヤは本当にイケメンだね…此処までイケメンだと、他の女の子まで寄って来るかも…」まじまじっ❤︎


セイヤ「そ、そんなにまじまじと見詰めないで下さい、フランお嬢様…それと、私はイケメンなどでは断じて御座いませんので」


衣玖「いえいえ…雑誌に載っているモデルさんみたいですよ。プロのレイヤーさんと言っても良いですけど…」格好が格好ですし…


セイヤ「そう言って頂けるのは嬉しいのですが…何というか…」はぁ…


パチュリー「これ程までに執事服を着こなせる男なんてそうは居ないわよね…」まじまじっ❤︎


アリス「そうだね…長身でスラッとしてるセイヤだからこそ似合うって感じだよね…」まじまじっ❤︎


こいし「きっと執事服って…///セイヤさんの為にある服ですよ…///そうに違いません…///」まじまじっ❤︎


セイヤ「で、ですから…///そんなにまじまじと見詰めないで下さい…///」


魔理沙「何だ何だぁ?もしかして照れてるのかぁ?」ニシシ…


セイヤ「て、照れるに決まっているじゃないですかっ…///お嬢様方の様な可愛らしい方達に見詰められて、照れない男性など存在しませんよ…///嗚呼、顔が熱い…///」


レミリア「ふふ❤︎照れている貴方も素敵よ❤︎セイヤっ❤︎」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「あ、ありがとう御座います…///レミリアお嬢様…///」なでなでっ❤︎


むぎゅうっ❤︎


咲夜「せ、セイヤ…///偶にはお嬢様や妹様では無く、私達の事も構って下さいよ…///」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「さ、咲夜さん…///そ、そう仰られても…私からお嬢様方に触れる訳にはいきませんので…」


霊夢『こっちはずっと影でスタンバってんのよっ!』


レミリア「うー…さ、咲夜っ…セイヤは私のモノよっ…」むぎゅうっ❤︎


咲夜「さぁ、それはどうでしょうかね…それはセイヤが決める事ですよ?お嬢様」むぎゅうっ❤︎


燐「はいはいストップストップ!先ずは客人に譲るのが筋でしょ〜?」


さとり「此処はセイヤから手厚いお持て成し、基熱いお持て成しをして貰いたいわね…///」


フラン「むっ…セイヤと熱く燃え上がるのは私だよっ!セイヤは私の彼氏さんだもんっ!」


こいし「す、少なくともセイヤさんはフランちゃんの彼氏さんじゃないよ!」


フラン「むーっ!セイヤはフランの彼氏さんなのっ!!」がおーっ!


早苗「セイヤさんはまだ誰のモノでもありませんからっ!セイヤさんは、私のモノになる予定ですからっ!」さにゃーっ!


魔理沙「ノンノンノン…セイヤはこの怪盗魔理3世が頂く事になってるんだぜ…」チッチッチ…


パチュリー「寝言は寝てから言いなさい泥棒猫、セイヤと全く進展していない癖に…」


魔理沙「何だとーっ!!?…はっ!それはパチュリーだって同じ事だぜっ!セイヤに頭撫でられて、むきゅむきゅ言ってるだけだもんな〜?」


パチュリー「むきゅーっ!!」


衣玖「ま、まぁまぁ皆さん落ち着きましょうよ…」


アリス「衣玖先輩もその調子じゃセイヤに振り向いて貰えないよ?」


衣玖「…アリスちゃん、それはどういう意味ですか…?」


アリス「さぁ〜?」


レミリア「咲夜っ!セイヤを離しなさいっ!セイヤはこれから、私の事を膝の上で抱き締めながら、優雅に残りの放課後を過ごすのよっ!」グイッ!


咲夜「それはお嬢様が勝手に決めた事ですっ!これからの事はセイヤが決める事ですからっ!…と、いう訳でセイヤ…///これから私とお茶をしませんか…?///美味しい紅茶の茶葉を持ってきたのですが…///」


フラン「セイヤはフランの彼氏なのっ!!」ポカポカッ☆


こいし「違うよっ!セイヤさんは私の彼氏っ!!」ポカポカッ☆


さとり「下僕の癖に主人に逆らうなんてっ…貴女達の考えている事、全てセイヤに言っても良いのよっ…?」イライラっ…


燐「別に怖くありませんもんね〜♪」


空「セイヤはレミリアとフランちゃんでそういうの慣れてるだろうし〜♪」


さとり「ぐぬぬっ…」ぷるぷるっ…


セイヤ「お、お嬢様方っ!少し落ち着いて下さいっ!私なんかの様な下賎な輩の事で争わないで下さいっ!」アセアセっ…


霊夢「私の方がセイヤに相応しいって言ってんのよっ!この緑巫女っ!ババコンガ亜種っ!」


早苗「さにゃーーっ!!もうキレましたっ!表で決着着けてやるですよっ!このド底辺守銭奴巫女っ!!」


セイヤ『や、やはりこれは、私の所為なのでしょうか……くっ…この事態を招いたのが、私の所為だと言うのなら…私が収拾を付けるのが道理だというもの…ならば…』


レミリア「せ、セイヤ…貴方は…私を選んでくれるわよね…?だって私達2人は…愛し合っているのだから…」うるうるっ…


咲夜「お、お嬢様っ…涙目なんてズルいですよっ…」


セイヤ「ふふ…そうですね。私達2人は愛し合っている、これは揺らぐ事のない事実です。レミリアお嬢様…ですから安心して下さい…」なでなでっ❤︎


レミリア「セイヤっ…///」キュンっ❤︎


咲夜「そ、そんな…」うるっ…


セイヤ「咲夜さん。そんな顔をしないで下さい。貴女の様な綺麗な女性に、涙は似合いませんよ…」指でクイっ…


咲夜「な、泣かせているのは貴方自身ですっ…それをキチンと理解して下さいっ…」


セイヤ「はい、勿論理解していますよ。ですので、これから細やかなお茶会を開きましょう」ニコ


咲夜「お、お茶会…ですか…?」


セイヤ「はい」ニコ


手をパンパンッ!


セイヤ「お嬢様方、聞いて下さい。この私、水奈月セイヤが、細やかながらお茶会を開かせて頂く事になりました。最高の紅茶と最高のケーキ、そして…スカーレット家執事長の名に懸けて、最高のお持て成しをさせて頂きます」


魔理沙「ん?お茶会?」ボロッ…


パチュリー「紅茶は分かるとしても…ケーキはどうするのよ…」ボロッ…


セイヤ「ご心配には及びません。そこもキチンと考えてありますので…さ、お嬢様方、お茶会の準備に取り掛かりましょう」ニコ


早苗「写真の撮影会付きなら喧嘩を止めてあげてもいいですよ…」ボロッ…


霊夢「こっちも既に引っ込みが付かない所まで来てる訳だしね…あんたが本気で私達の喧嘩を止めたいって言うなら、それ位は許容してくれるわよね?」ボロッ…


セイヤ「しゃ、写真撮影…ですか……わ、分かりました…」に、にこ…


衣玖『セイヤ君の笑顔が引き攣ってます…』


アリス「セイヤ公認で写真撮影が出来るなら…」


燐「そ、そうだねぇ…それならまぁ…」


セイヤ「では私はやる事が出来ましたので、私が戻って来るまでに仲直りをして置いて下さいね?」


全員「…」コクリ…


セイヤ「ふふ…では、また後程…」シュッッッッッッッッッッッ!!!!


全員(咲夜以外)『ドアも窓も開けないで一体どうやって…』


咲夜『セイヤの手品に更に磨きが掛かっていますね…私も負けていられませんっ…』グッ!



⌘⌘⌘約10分後⌘⌘⌘



シュッッッッッッッッッッッ!!!!



セイヤ「申し訳御座いませんお嬢様方、遅れてしまいました…」シュタッ…


霊夢「いや早いからっ!」


さとり「あら、セイヤ…それってもしかして…」指差し…


セイヤ「御察しの通り、これはケーキです。駅前のケーキ屋さんで買って来ました」ニコ


魔理沙「駅前のケーキ屋って此処から歩いて軽く30分は掛かるよな…?」


セイヤ「スカーレット家の執事たる者、この位の事が出来て当然です」


咲夜「私とセイヤ以外は出来ませんけどね…」


セイヤ「喩え地球の裏側に居たとしても、お嬢様のお声1つで馳せ参じるのが、私の務めです。いえ、違いますね…務めでは無く、私が唯そう在りたいと思っているだけでしたね…」


こいし「でもセイヤさんの手作りケーキじゃないんですね…ちょっと残念です…」シュンっ…


セイヤ「確かに完全に手作りという訳ではありませんが…デコレーションは私がさせて頂きました」


全員「え…?」


セイヤ「ケーキのスポンジを焼いている時間はありませんでしたから…駅前のケーキ屋さんに頼んで、焼き立てのスポンジだけを買って来たんです。その後はケーキをデコレーションして、今に至るという訳です…」


燐「ちょっとタンマ…じゃあ何?セイヤは学校から駅前のケーキ屋さんまでを行き来しただけじゃなくて、ケーキのデコレーションまでしてたって事?」


セイヤ「?…はい、そうなりますね。それが何か…」


空『何か…じゃないでしょっ!凄っ!!前から分かってたけどセイヤ凄っ!!』


セイヤ「私達だけで楽しむのも何ですから…来れる方達を全員招待する事と致しましょうか。幸いにもケーキは3つある事ですし…」スッスッ…


パチュリー『しかもケーキを3つ…どう計算しても時間が合わないわ…』ガクブル…


レミリア「セイヤ…///後で私が特別に、貴方に最高のご褒美をあげるわ…///楽しみにしていてちょうだい…///」ヒソっ❤︎


セイヤ「ふふ、それは楽しみですね♪…おや?妖夢お嬢様は部活を抜けてまで参加して下さるそうです♪」


霊夢『そりゃあ…ね…』


魔理沙『セイヤの誘いを断る馬鹿なんて居る訳無いぜ…』


フラン「ねぇセイヤ…麗音とか誘わないよね…?」


セイヤ「?…フランお嬢様は麗音坊っちゃんに参加して貰いたいのですか?」


全員(フラン以外)「麗音…坊っちゃん…?」


フラン「麗音とかセイヤの同級生の男とかは誘わなくていいから…これ以上セイヤとのイチャイチャ、邪魔されたくないもん…」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「ふふ…そうですか。まぁ、私は最初から誘うつもりはありませんでしたけどね」なでなでっ❤︎


早苗「あ、そうなんですか…私は誘うものだとばかり…」


セイヤ「折角お嬢様方と楽しくお茶会を開くのですから、他の者に水を差されるのは、流石の私も癪に触ります」ニコ


早苗「全く持ってその通りですっ!!」流石セイヤさんですっ!!


さとり「取り敢えずその話は置いておいて…セイヤ、約束は守ってくれるのよね?」


セイヤ「?…約束…ですか?」


全員「写真撮影っ❤︎」ニコ〜❤︎


セイヤ「あ…『すっかり忘れていました…』」汗タラリ…


咲夜『メイド服姿でセイヤと写真撮影ですか…///い、今の内にどの様なポーズにするか決めておかないと…///』シャキンッ☆×3


魔理沙「セイヤのポーズはもう既に決まってるから安心していいぜ?」


セイヤ「ふ、普通に立っているだけでは駄目なんですか?」


霊夢「それじゃあ面白味が無いでしょうが…」


アリス「キリッとしたポーズとイケメンなポーズ、何方が良い?」


セイヤ「りょ、両方却下という選択肢は…」


こいし「無いです!どっちか選んで下さい!」


セイヤ「で、では…キリッとしたポーズで宜しくお願い致します…」はぁ…


燐「じゃあ先ずは私から…///」


さとり「こ、此処は先ず私から…///」


早苗「じゃあ全員スマホを撮影者に渡しましょうか…咲夜さん、お願いしますね?」っスマホ


空「私も咲夜に頼もうかな…」っスマホ


咲夜「ど、どうして私なんですか…?」


霊夢「単純にあんたが普段から写真撮りまくってるからでしょ…」


咲夜「それはお嬢様と妹様では…?」


魔理沙「まぁまぁ細かい事は気にするなだぜ…早くしないと他の奴等来ちゃうぜ?」


セイヤ『何でもいいから早く終わらせて頂きたい…』はぁ〜…



﹆﹅﹆約15分後﹅﹆﹅



ガラガラッ!


妖夢「お茶会に馳せ参じた魂魄妖夢、参上ですみょん!」


鈴仙「部活の出し物の手伝い抜け出すの大変だった〜…」スタスタ


てゐ「先輩達にめっちゃ渋い顔されたしねぇ…」スタスタ


こころ「帰宅部万歳…」スタスタ


セイヤ「お待ちしていました。部活の出し物でお忙しい中、わざわざ足を運んで下さってありがとう御座います…」ペコ


妖夢「い、いえ…///部活の出し物よりもこっち優先ですよ…///」


鈴仙「うんうん…///セイヤの誘いを断る理由なんて無いからね…///」


セイヤ「ふふ…そう言って頂けると、誘った甲斐があったと言うものです」ニコ


てゐ「それにしても…セイヤも他の皆もどうしてそんな格好してる訳?」


霊夢「衣装合わせよ衣装合わせ…当日にサイズ合わないとか言っても無理だしね」


鈴仙「あー…そういう事…」


こころ「皆よく似合ってる…そしてセイヤは…///物凄く格好良い…///」ポッ❤︎


セイヤ「お褒めに預かり光栄です。こころお嬢様」ペコ


レミリア「そして今の私は、セイヤ専属のご奉仕メイドなのよ❤︎さぁご主人様❤︎何なりとご命令を❤︎」むぎゅうっ❤︎


フラン「セイヤの命令ならどんな事でも聞いてあげるよ〜❤︎ねぇセイヤぁ❤︎フランに何して貰いたいっ❤︎ねぇねぇ〜❤︎」擦りっ❤︎擦りっ❤︎


セイヤ「では、もう少しこのままで居て下さいますか?」ニコ


レミリア・フラン「「畏まりました❤︎ご主人様❤︎」」むぎゅぅぅぅっ❤︎❤︎❤︎


セイヤ「何だか自分が偉くなった様で、気分が良いですね♪」Wなでなでっ❤︎


咲夜「では私にもご命令をっ!さぁ!ご主人様っ!さぁさぁ!」ズイっ!


こころ「私も…///セイヤの命令なら絶対服従を約束する…///どんな望みも思いのまま…///私の事を好きにしていい…///」ズイっ!


レミリア「セイヤにご奉仕するのは私とフランだけで充分よ…///ね?フラン…」むぎゅううううっ❤︎


フラン「そーだよ!セイヤにエッチなご奉仕するのは私とお姉様だけなのっ!…じゃあセイヤっ❤︎これから保健室行こっ❤︎永琳に頼んで席外して貰うから、保健室のベッドでフランとお姉様とエッチな事しよっ❤︎」むぎゅううううっ❤︎


セイヤ「時と場所は弁えるべきですよ?フランお嬢様…気持ちはとても嬉しいですけど、ね」ニコ なでなでっ❤︎


フラン「ふにゃ〜んっ❤︎『じゃあ今夜は私とお姉様とラブラブエッチするって事だねっ❤︎』」むぎゅううううっ❤︎


ガラガラッ…


輝夜「……呼ばれたから来たのに…何よこの状況…」


萃香「ケーキとお酒飲めるって言うから来たぞ〜…」ヒック…


紫「相変わらず女の子に囲まれて幸せそうな奴ね〜…」


永琳「今日は学校に来て正解だったわ。セイヤ君の手作りケーキが食べられるなんて」


霊夢「うっわ…何よあんた、紫達まで呼んだわけ?」


紫「あ〜ら何よ霊夢…私達は来ちゃ駄目だって言うつもり?」


セイヤ「先生方も最近、文化祭の事で忙しないですからね…こういう時位はゆっくりと寛いで頂こうと思って、お誘いした次第です」


萃香「良い心掛けだな〜セイヤぁ♪さっすがモテ男っ♪女の子への気遣いがよく出来てるねぇ〜♪」うりうりっ♪


永琳「本当ね。世の中の男が全員、貴方みたいな性格だったら、私達も彼氏が出来るというのに…」


鈴仙「喩え世の中の男が全員セイヤみたいな性格だったとしても、師匠に彼氏なんか出来っこ無い無い…」手をスッスッ…


てゐ「その彼氏を実験台にしてポイってするに決まってるからねぇ…」


永琳「ウドンゲにてゐ、喜びなさい…貴女達2人は新薬の実験台決定よ…」


鈴仙・てゐ「「ひぃぃっ!!」」


セイヤ「鈴仙お嬢様とてゐお嬢様が得体の知れない薬の実験台になる位ならば、私がその実験台を引き受けます」キリッ☆


鈴仙・てゐ「「セイヤ様…///」」キュ〜ンっ❤︎


レミリア「セイヤ…///貴方は何て素敵な男性なのかしら…///」う〜❤︎


フラン「セイヤ…///好きっ…///」ふにゃ〜❤︎


永琳「得体の知れない薬…」ガーーン…


萃香「偶に酔い止め薬貰うけど、永琳の酔い止め薬は効くんだよねぇ…」


セイヤ「しかし…他のお嬢様方は遅いですね…やはり文化祭で出す部活の出し物の事で忙しいのでしょうか…」しゅん…


こいし「しゅんとしてるセイヤさん…///やっぱり可愛いなぁ…///」


ガラガラッ!


チルノ「真打登場っ!」バーンッ☆


ルーミア「学校でケーキなんて贅沢なのかーっ!」バーンッ☆


天子「帰宅部で良かった良かった〜♪」ルンルン♪


クラウンピース「Oh〜♪セイヤ先輩の執事服姿、やっぱり素敵ですね〜♪」


ヘカーティア「それもセイヤ先輩の手作りケーキを食べられるなんて…///感激だわ…///」


セイヤ「あ…お、お忙しい中、この様な小さいお茶会に参加して頂き、ありがとう御座います」ペコ


さとり『物凄く嬉しそうね…///可愛いわ…///』


幽香「お呼ばれされたから来たわよ」スタスタ


にとり「セイヤの手作りケーキかぁ…何だか食べるのかなり久し振りかも…」スタスタ


ヒョコっ!


文「射命丸文、取材しに来ましたっ!…あやや!既にスカーレット姉妹とお楽しみ中でしたか!」


レミリア「そうよ❤︎私とフランはセイヤとお楽しみ中なのよ❤︎だから邪魔だけはしないでちょうだい❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


文「あ、それは無理です♪」


フラン「じゃあそういう邪魔しないよ、みたいな事言わないでよっ!…まぁ邪魔されても甘え続けるけどねぇ〜❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


サグメ「またフランちゃんとレミリア先輩がセイヤ先輩に甘えてるっ…」


パルスィ「そろそろ私の嫉妬心が大爆発を起こす頃かも…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


メディスン「パルスィちゃん、大爆発して良いと思うよ…」


セイヤ「ほほう…パルスィお嬢様の友情コンボは大爆発なんですね」


パルスィ「そ、それじゃあ私と友情コンボを…///」


フラン「パルスィはダメ〜♪セイヤとラブラブコンボするのはフランだも〜んっ❤︎ね?セイヤっ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


パルスィ「せ、セイヤ先輩っ!!」クワっ!!


セイヤ「そ、そんな怖い顔をしないで下さいっ!パルスィお嬢様っ!ふ、フランお嬢様…?そろそろ離れて頂けませんか…?ケーキも切り分けたいので…」


フラン「ヤダ…///ずっとこのままがいい…///」むっぎゅうっ❤︎


セイヤ「ふ、フランお嬢様っ…う、腕がっ…」


こころ「ズルいっ…今直ぐ変わってっ…」


セイヤ「フランお嬢様、大変恐縮なのですが…何故かお嬢様方がお怒りなので、抱き着くのを止めて頂けませんか…?」


フラン「セイヤはフランに抱き着かれるのは迷惑…?」うるっ…


セイヤ「い、いえいえっ…迷惑だなんて思っていませんよっ…」


フラン「じゃあこのままでも良いよねっ❤︎」むっぎゅうっ❤︎


全員(レミリアと先生以外)「…」ジーーーーーーッ!!


セイヤ「『お嬢様方の視線が痛いッ…』れ、レミリアお嬢様…フランお嬢様に離れる様言い聞かせて頂けませんか…?」ヒソ…


レミリア「あら?どうして?」むっぎゅうっ❤︎


セイヤ『あ、そうでした…レミリアお嬢様も私に抱き着いているんでしたね…此処はアイコンタクトで先生方に救助要請を…』チラッ…チラチラッ…


紫・永琳・萃香「「「?」」」キョトン…


セイヤ『全く気付いてくれませんでした…』


ガラガラッ!


美鈴「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンッ♪」スタスタ


慧音「誰も呼んでないと思うんだが…」スタスタ


四季映姫「よ、漸く纏め終わりました…」ふらふら…


小町「映姫様、お疲れ様でした…」スタスタ


勇儀「野球部の出し物準備は疲れるわ〜…」スタスタ


セイヤ『こ、これは…何だか助かる予感が致します…』


美鈴「おや?何だか空気が物凄く重いですね…」


四季映姫「なっ!?れ、レミリアにフランちゃん!またセイヤに密着して!有罪にしますよ!?」


レミリア「ふんっ…何が有罪よ。私を裁いて良いのは後にも先にも、セイヤただ1人だけよ」むっぎゅうっ❤︎


セイヤ「れ、レミリアお嬢様っ…映姫お嬢様を煽る様な発言は控えて下さいっ…」あわあわっ…


慧音「そんな事よりケーキと紅茶はまだかい?楽しみにして来たのに、何だか空気が…」


セイヤ「そ、そうですねっ…わざわざ足を運んで下さった皆様を待たせる訳にはいきませんねっ…と、いう訳でレミリアお嬢様、フランお嬢様…」ニコ


レミリア「うー…」むぎゅぅぅぅっ❤︎


フラン「離れたくない…」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「『物凄く嬉しいですけど、同時に物凄く悲しいですっ…』れ、レミリアお嬢様っ…フランお嬢様っ…名残惜しいのですがっ…どうかっ…」血涙ッ…


レミリア「セイヤ…『本当は私達と離れたくは無いけれど…スカーレット家の執事として仕方が無く…』」


フラン「『その証拠にセイヤは血涙流してるし…此処はセイヤを立ててあげなくちゃ!』分かった…その…ごめんね…?」パッ…


セイヤ「『分かって頂けた様ですね…』い、いえいえ…謝る必要などありませんよ。フランお嬢様」ニコ


チルノ「漸くケーキ食べられるよ〜…」


ルーミア「セイヤの決断力が無さ過ぎる所為なのかー!」


セイヤ「申し訳御座いませんでした…」ペコ


アリス「まぁ最終的には離れたから別に良いけどさ…」


霊夢「あんまり良かないけどね…」


セイヤ「あ、あはは…で、ではケーキを食べましょうか…」パカッ…


早苗「ホールケーキが3つですか…それも3つ共美味しそうですね〜…」


メディスン「苺のホールケーキ…美味しそう…」


紫「これ本当にあんたがデコレーションした訳?将来はパティシエにでもなったらどう?」


セイヤ「わ、私にパティシエは無理ですよ…」ヒュッ!シャキンッ☆


幽香『何気なく普通にナイフ取り出したけれど…何処から出したのかしら…』


ガラガラッ!!


幽々子「ケーキ食べに学校に帰って来たわ〜❤︎」ガラガラトンッ!


妖夢「ゆ、幽々子様っ!?」ビクゥッ!


幽々子「セイヤ君の手作りケーキが食べられるってLINEが来たから戻って来たわよ〜♪…あらあら〜♪3つ共とても美味しそうなケーキね〜♪」ジュルリっ☆


魔理沙「幽々子先輩に食い尽くされるぜーっ!」


パチュリー「ゆ、幽々子…?どれか1種類にしてちょうだいね…?」


幽々子「お断りさせて貰うわ〜♪3種類全てを食べないと気が済まないもの〜♪」


セイヤ「わ、私の分を幽々子お嬢様に差し上げますから…心配無さらずとも大丈夫ですよ…」スッ…スッ…


こいし「そ、それなら…///私の分をセイヤさんにあげますね…?///私があ〜んして食べさせてあげますよ…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「こいしお嬢様はお優しいですね」ニコ


こいし「え、えへへっ…///」デレデレっ❤︎


萃香「それなら私も食べさせてやるぞ〜?」


セイヤ「萃香様がですか…?冗談でもそう言って貰えると嬉しいですね」


萃香『冗談じゃないんだけどなぁ…』しょぼ〜んっ…


セイヤ「ふぅ…さぁお嬢様方、お好きな種類のケーキをお取りになって下さい」ニコ


レミリア「セイヤ、その前にケーキの説明をしてちょうだい…」キリッ…


セイヤ「っ…ふふ、畏まりました。レミリアお嬢様…先ずは、栃木県産の苺、とちおとめを贅沢に使用した苺ケーキです。ベリージャムをアクセントとし、唯甘いだけでなく、酸っぱくもある、初恋の様なケーキとなっております」


さとり「初恋の味…///」ポッ❤︎


セイヤ「次に、最高級のチョコレート、ベルギー産のチョコレートを使用したチョコレートケーキです。甘くもほろ苦い、大人の気分を味わう事が出来る1品となっております」


クラウンピース「大人の気分か〜…私には無縁だからな〜…」


早苗『何だかセイヤさんが説明するとどれも美味しそうに聞こえますね…』


セイヤ「最後は秋らしい、洋梨コンポートと林檎ジャムのケーキです。甘く瑞々しい洋梨のコンポートと、細かく刻んだ林檎を生クリームに混ぜた実に秋らしい1品となっております」


魔理沙「ん?なぁセイヤ…この瓶に入ったジャムみたいなのはなんだぜ?」


セイヤ「それはレモンソースで御座います。そのレモンソースを少し付けるだけで、また変わった味を楽しむ事が出来ますよ、魔理沙お嬢様」ニコ


魔理沙「ほほ〜う…」スケールの大きさが段違いだぜ…


レミリア「ふふ、流石私の執事ね。セイヤ」ニコ


セイヤ「当然の事ですよ、レミリアお嬢様。貴女に仕える執事として、この程度のお持て成しが出来ずにどうしますか」


輝夜「レミリアは良いわね…セイヤみたいな完璧イケメン執事がそう言ってくれるんだもの…」ムスっ…


鈴仙「何か世の中って本当に不公平だよね〜…」ムスっ…


こいし「私もセイヤさんに専属執事になって貰いたい…」しょぼ〜んっ…


美鈴「咲夜さん咲夜さん…」コソっ…


咲夜「?…どうかしましたか?美鈴」


美鈴「セイヤって本当に凄いですよね…?まだ執事になってから時間も経ってないのに、執事長に就任して、更にこんな短時間でこんな美味しそうなケーキまで作れるんですから…」ヒソヒソ…


咲夜「そうですね…もうセイヤは、従者としても人間としても、私の遥か先に行ってしまった様です…」


美鈴「咲夜さん…」


「そんな事は御座いませんよ。咲夜さん」髪の毛さらっ…


咲夜「ひゃあっ!?///」ビクンっ!


セイヤ「おや?驚かせてしまった様ですね…申し訳御座いません。咲夜さん」ニコ


咲夜「せ、セイヤ…///ビックリさせないで下さい…///」髪の毛弄り弄り…


セイヤ「私が執事の見習い期間中に、咲夜さんがした事と似た事をしたまでですよ?」ニコ


咲夜「ぅ…///」確かにそうですけど…///


セイヤ「ふふっ……お嬢様方、今回はわざわざ足を運んで下さり、本当にありがとう御座います。お嬢様方には、いつも私の傍に居て下さる御礼として…先生方には、感謝と労いの意味を込めて…そして、今年の文化祭を、最高の文化祭にする為の前祝いとして…」


全員「…」パチパチパチパチッ☆


ペコ


セイヤ「ありがとう御座います。では此処で1つ余興を…お嬢様方、並びに先生方…3秒間、瞼を閉じて頂けますか?」


ざわざわ…


サグメ「ま、まさかキスとか…?///」


ヘカーティア「えっ…///ま、まだ私…///心の準備が…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「私が指を鳴らしたら瞼をお開け下さい。さぁ…カウントダウンを致します。準備は宜しいですか?」


全員「…」フッ…


セイヤ「ふふ…では、1…」シュッッッッッッッッッッッ!!!!


バッババッ!!ヒュッ!!サッサッ!


「2…」シュッッッッッッッッッッッ!!!!


ヒュバッ!!サッ!!バババッ!!カチャン…


「3…」シュッッッッッッッッッッッ!!!!


指パチンッ☆


セイヤ「さぁどうぞ。心行くまでお楽しみ下さい」ペコ


パチリ…


キラキラキラキラキラキラッ☆


全員(レミリアとフラン以外)「い、いつの間にか紅茶とケーキが目の前に…」汗タラリ…


永琳「あ、あの…セイヤ君…?私達まだ、どのケーキを食べたいか言ってないのだけれど…」


セイヤ「先程私がケーキの説明をしていた時に、お嬢様方や先生方の目の動きで、どのケーキを召し上がりたいのか大体の予想は付いていたので…」


四季映姫「私が食べたいと思っていたチョコレートケーキが目の前に…」


小町「私は苺のケーキ…」


チルノ「チョコレートケーキだーっ!やっほーいっ!」


セイヤ「どうやら間違えてはいなかった様ですね。紅茶もそのケーキに合う紅茶をご用意させて頂きました」ペコ


パチュリー「むきゅ〜…悔しいけど凄いわね…」アールグレイ…美味しそうだわ…


パルスィ「セイヤ先輩…///惚れ直しちゃいました…///」ポッ❤︎


フラン「私の苺のケーキ、苺が2つ乗ってるっ❤︎これってセイヤの分の苺?」


セイヤ「はい、フランお嬢様は苺がお好きですから…私からの細やかなプレゼントです」ニコ


フラン「えへへ〜❤︎ありがとセイヤっ❤︎大事に食べるねっ❤︎」ニコ〜❤︎


紫「よく見ると…他の人のケーキにもちょい足しされてるわね…」チラ…チラ…


セイヤ「幽々子お嬢様だけ、3種類のケーキを召し上がるのは、些かながら不公平が生じてしまいますからね。これ位は当然の配慮というものです」


魔理沙「うんうん!不公平は良く無いからな!文化祭もこの調子で頼むぜっ!セイヤっ!」


セイヤ「御意…」ペコ


霊夢「それじゃあそろそろ食べましょ。もう早く食べたくて、さっきからずっと我慢してたのよ」うずうずっ…


魔理沙「それじゃあ…最高級の持て成しをしてくれたセイヤに〜…ありがとーっ!!」スッ!


全員(レミリア以外)「ありがとーっ❤︎」スッ!


レミリア「セイヤ…これからも、私の傍に居てちょうだい。私はもう、貴方無しでは…生きて行けないわ…だから…」


セイヤ「ふふ…」自分の唇に人差し指を当てる…


ピトっ❤︎


レミリア「んっ…///」ドキっ❤︎


セイヤ「私も、もう貴女無しでは生きて行けません。ですからこれからも、私を…貴女の傍に居させて下さい。レミリアお嬢様」ニコ


レミリア「う〜…///め、命令よっ…///セイヤっ…///」


セイヤ「何なりとご命令を…レミリアお嬢様…」


レミリア「い、一生…///私の傍に居なさい…///貴方が死ぬ、その時までずっと…///永遠に…///」


セイヤ「御意…ご主人様…」ペコ


こころ「セイヤっ…紅茶が切れたっ…」ムっス〜っ…


妖夢「こっちも紅茶お代わりですみょんっ!」ムっス〜っ…


燐「セイヤぁ?紅茶が切れたんだけどぉ?」


セイヤ「は、はいっ…只今っ…レミリアお嬢様、行ってきます」


レミリア「え、えぇ……もう…ついさっき、傍に居ると誓ったばかりだと言うのに…」ムスっ…


カチャ…コクっ…


レミリア『でも…貴方は私に誓ったわ。私の傍に居ると…死ぬまでずっと…永遠に、私の傍に居ると…だから、今は何も言わないで置いてあげるわ…セイヤ…』カチャン…


萃香「このケーキ美味いなぁ〜❤︎」モグモグっ…


慧音「本当だな…ケーキ屋のケーキよりも美味いぞ…これ…」モグモグ…


勇儀「流石セイヤ君だね…」パクっ…


セイヤ『ああ…忙しい忙しい…』テキパキテキパキッ☆




〜私は飽くまで、人間ですから♪〜




【完】




♂→♀・♀→♂




〜幻想町(永琳亭)〜




永琳「つ、遂に完成したわっ…飲ませたい相手に飲ませれば惚れてしまうという…脅威の薬がっ…フッ、私はやっぱり天才だった様ね…」


ごちゃ〜っ…


永琳「……まぁそのお陰で、部屋の中は散らかるわ変な薬が出来るわで散々だったけれどね…」執事なセイヤ君にハウスクリーニングを依頼しようかしら…


ガチャッ…


てゐ「あれ?お師匠様。もう実験は大丈夫なんですか?」


永琳「てゐ…えぇ、無事に新薬は完成したわ。疲れたからお茶淹れて貰ってもいい?」


てゐ「は〜い…それにしても、凄い散らかり様ですね…」スタスタ


永琳「余り不用意に触らない方が良いわよ?実験途中で色々変な薬が出来てしまったから…」


てゐ「『変な薬なのはいつもの事でしょ…』あれ?このボールは?」ヒョイ…


永琳「え?あぁ、それはn「ちょっと鈴仙達とキャッチボールして来まーすっ!」あっ!ちょっとてゐっ!それはっ!!」



〜永琳亭(外)〜



ガチャッ!



永琳「ちょっとてゐっ!」バッ!


鈴仙「輝夜パースっ♪」シュッ!


パシッ!


輝夜「ナイスパースっ♪…てゐっ!パースっ!」シュッ!


パシッ!


てゐ「ナイスパス輝夜っ!妹紅っ!シュートお願いっ!」パシッ…パシッ…


妹紅「はいは〜い…いつでも良いわよ〜…」手を振り振り…


てゐ「そう簡単には蹴らせないよ〜…」ググググッ!


永琳「ちょっと姫様と鈴仙っ!あの2人を止めてちょうだいっ!」


輝夜「何でよ?皆楽しんでるんだから良いじゃない…」


永琳「あのボールには濃縮されたある薬が詰まっているのよ!そんな物を蹴ったりしたら、幻想町中に広まってしまうわ!」


輝夜・鈴仙「「えぇっ!!?」」


てゐ「セイヤ直伝のジャイロブラストーッ!」ビシュッッ!


ザザァーッ!グッ…


妹紅「まるで蝿が止まりそうな遅い球ね…」ググググッッッ!!


鈴仙「妹紅ストップストップっ!!」タッタッタッタッタッタッ!


輝夜「そのボールを蹴っちゃ駄目よっ!幻想町中にゾンビウイルスが蔓延してしまうわっ!」タッタッタッタッタッタッ!


永琳「ゾンビウイルスではありませんよ姫様っ!」タッタッタッタッタッタッ!


妹紅「えぇっ!?あッ…」ズルゥッ!


ボゴォォンッッ!!


ヒューーーーーーーーーーッ!!


ボール「…」ピシッ…ビシッ!


永琳「た、大変な事になってしまったわ…あ、あのボールが割れたら…」ガクブル…



ドッパーーーーーーーーンッ☆



てゐ「た〜まや〜♪」


鈴仙「か〜ぎや〜♪…ってそうじゃないそうじゃないっ!師匠っ!これから私達はどうすれば良いんですかっ!?」


永琳「もう無理よ…何もかもが遅いわ。私達は変わってしまうのよ…」


輝夜「か、変わってしまうって…」


妹紅「ん?何だか体がムズムズするわね…」


永琳「嗚呼…これから私はどうすれば…」ガクブルッ…



〜幻想町(白玉楼)〜



ドッパーーーーーーーーンッ☆



サッサッ…ピタ…


妖夢「幽々子様見て下さいっ!綺麗な花火が上がっていますよっ!」


幽々子「あらあら〜♪本当だわ〜♪…でも、今日って何かイベントがあったかしら〜?」ズズズー…


妖夢「確かにそうですね…でも綺麗なんですから良いじゃないですか♪今日は良い事がありそうです♪」サッサッ…


幽々子「セイヤ君と会えちゃったりして〜♪」ふふ…


妖夢「そ、それはとても良い事ですね…///」サッサッ…



〜幻想町(古明地邸)〜



ドッパーーーーーーーーンッ☆



燐「さとり様…今日って何かイベントがありましたっけ?」


さとり「無いと思いますけど…でも、とても綺麗ですね」


こいし「セイヤさんと一緒に見たかったな〜…ねぇお姉ちゃん、今日セイヤさんに会いに行こうよ❤︎」


さとり「それは良い考えね♪お燐、お空、貴女達も一緒に来ますか?」


空「勿論行きますっ!」


燐「お供しますよ!さとり様!」



〜幻想町(セイヤの部屋)〜



ドッパーーーーーーーーンッ☆



セイヤ「んぁ…?何だ…?花火か…?…今日って何かあったっけか〜…?」グシグシ…


レミリア「セイヤぁ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


フラン「ふにゃ〜❤︎せーや好きぃ〜❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


霊夢「すぅ…すぅ…」zzz


魔理沙「怪盗魔理3世登場だぜ〜♪」zzz


咲夜「せ、世界中のナイフが私の手の中に…幸せです…」zzz


アリス「人形に塗れた世界…最高…」zzz


早苗「れ、レミリアさんにはっ…まっ、負けませんっ…」う〜んっ…


セイヤ「……ふぁ〜あ…いいや…俺も2度寝しよ…」ボフっ…


レミリア「セイヤ〜❤︎」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「…」なでなでっ❤︎


レミリア「んっ❤︎…う〜❤︎」zzz


セイヤ「……すぅ…すぅ…」zzz



キャーキャーっ!!ワーワーっ!!



俺はこの時気付かなかった…俺達の体に、異変が起こっている事を…




≪≫≪約1時間30分後≫≪≫



パチリ…



「ん…ふぁあ〜っ…んーっ!よく寝た〜…2度寝して正解だったな…」ノビ〜っ!


ムクッ…


「レミリアとフランが端の方で寝ててくれて助かったな…顔見えないからよく分からないが…」ストッ…


スタスタスタスタ


「先ずは顔洗って彼奴ら起こして、その後は昼飯の準備するかな…」ガチャッ…



▽▲▽セイヤの家(脱衣所)▲▽▲



キュッキュッ…ジャーーーッ…


バシャバシャッ…


「何だか…さっきから鏡に美少女が映ってるんだが…気の所為…だよな…?」ポタポタ…


「私ぃ〜♪何だかぁ〜♪甘い物が食べたい〜♪みたいな〜♪」キャピッ❤︎


「……ま、まさか…いっ、いやいや無い無いっ…しかし…い、一応…」ズボンの中を覗く…


しーーーーん…


「アーーーーーーーーーーーーーーッ♀」



♀♀♀セイヤの部屋♀♀♀



「アーーーーーーーーーーーーーーッ♀」


「ッ!!?」ガバァッ!


ダダダダダダダダダダッ!バァーンッ!


「た、大変だっ!レミ…リア…?」


「っ!!?あ、貴女一体誰よっ!この家は私とセイヤの愛の巣よっ!それを私の許可無し入って来てっ!これは不法侵入、立派な犯罪よっ!」ビシィッ☆


「お、お前…レミリア…なのか…?」汗タラリ…


「えっ?……も、もしかして…セイヤ…?」汗タラリ…


「うるっさいわね〜…まだ朝……って、もう朝じゃなくて10時…」


「お、お前は霊夢か…?」


「?…ちょっ!?あんた達誰よっ!此処はセイヤの部屋でしょっ!?どうして他人が居るのよっ!」


「落ち着いてちょうだい霊夢っ!私よっ!水奈月セイヤの妻っ!レミリア・スカーレットよっ!」


「確かにレミリアはそういう馬鹿な事言うけどっ!レミリアは男じゃないし!それにっ!レミリアは男になったとしても、そんな長身イケメンになる訳無いわよっ!」


「それはどういう意味かしらっ!?霊夢っ!」


「お、落ち着け2人共っ!状況を飲み込めないのは3人共同じだろっ!」


「さっきから五月蝿いぜ〜…」ムクッ…


「おや?もう10時ですか…早く起きてお昼ご飯の準備をしないと…」ムクッ…


「ま、魔理沙(?)に咲夜(?)っ!お前達2人は俺の事分かるよなっ!?」


「なっ!?ま、またセイヤが女連れ込んでるぜっ!」


「セイヤは本当に誑し男ですね。節操無しも程々にして下さい…」


「そうじゃないだろっ!俺だ俺っ!セイヤだっ!」


「ふにゃ〜♪よく寝たー♪セイヤ〜っ❤︎フランとおはようのチューしよ〜っ❤︎…って、セイヤが居ない…」しょぼ〜んっ…


「フランっ!お前は俺だって認識してくれるよなっ!?ていうかお前は変わって無いんだな…」ボイーンっ☆


「……セイヤはそんなダイナマイトボインじゃないよーっ!」がおーーっ!!


「?…おぉ…確かに…今の俺はダイナマイトボインだな…てか柔らかっ!ふっかふかのふわっふわじゃないかっ!」ムニムニっ…


「霊力の質を見ても…セイヤだって事に変わりは無いわ…」


「な、何だ何だ…?何でこの部屋に男が沢山居るんだぜ…?」


「せ、セイヤって…本当はホモだったんですか…?」


「わ、私の体をっ…好き放題滅茶苦茶にした癖にっ!エッチな事も沢山させた癖にっ!した癖にっ!今更ホモでしたなんて言わせないわよ!?セイヤっ!」


「俺はホモじゃねぇーっ!ていうか男の声したまま大声でそんな台詞を言うなぁぁぁっ!」隣人に誤解されるだろっ!


ギャーギャーッ!!ワーワーッ!!


ムクッ…


「ふぁ〜…はぁーよく寝た〜…」グシグシ…


「さにゃ…?さっきまでセイヤさんが隣で子守唄を歌ってくれていた気がしたんですが…夢ですか…」ガッカリ…



♧♢♤♡10分後♣︎♦︎♠︎❤︎



「では状況を整理する。俺は水奈月セイヤだ、OK?」ボイーンっ☆


「何だか不公平だわ…」うー…


「何でセイヤが女の子になったらおっぱい大っきくなるの?セイヤは私とかお姉様みたいなちっこい女の子が好きなんでしょ?」むー…


「そんな事俺に言われても…」


「それにしても大きい胸だなー…元の咲夜とどっこいどっこいじゃないか?」


「まさかセイヤがこんなセクシーダイナマイトになってしまうなんて…驚きです…」


「取り敢えずさ…何か名前決めない?このままの姿で元の名前とか違和感感じちゃうだろうし…」


「じゃあセイヤさんはセイコさんで…」


「俺はジャーマネと関係を持ったと噂された紅白出場常連の歌手かっ!」


「ツッコミが諄いわよっ!!もっとクールでスタイリッシュに纏めてツッコミなさいよっ!」


「何だか今のセイヤさぁ…ト○カちゃんに似てるね?」胸以外…


「トー○ちゃんって…あの東○喰種の○ーカちゃん?」


「うん」コクン…


「ト○カちゃんに謝れやっ!!」クワっ!!


「あ、その怒った顔似てるぜ!」


「じゃああんたは元に戻るまでの名前はセーカね?」


セーカ「えーーーっ!?」


「じゃあそういう霊夢は零ね?」


零「ぜっ…」ざわっ…


「ならアリスは…アリスは……クリスで決定だぜ!」


クリス「バーイオハザードっ!!?」ガーーーーンッ☆


セーカ「魔理沙は何だかデュ○ララの借金取りみたいだな……ちょっとこのココアシガレット咥えてみ?」スッ…


「構わないぜ?」スッ…パクッ…


セーカ・零・クリス「「「おぉ〜…」」」ヒュー♪


「魔理沙イカス〜♪」


「様になっていて格好良いですね」


「元のセイヤの方が何億倍も格好良いわ…」シラー…


「確かにそうですね…」シラー…


「じゃあ私の名前は魔理男な?」


セーカ「何故そうなるっ!?」


魔理男「カッコ良い名前だろ?魔理男」


零「まぁ…あんたがそれで良いなら良いんだけど…」


セーカ「さて…じゃあ次は其処の銀髪イケメン!」ビシィッ!


「えっ?わ、私の事ですかっ?」


クリス「咲夜は普通に咲斗とかそんな感じで良いんじゃない?」


咲斗「何だかアッサリと決められ過ぎて納得行きませんね…」


セーカ「レミリアは何だか王族っぽいから……レミリオ?」


レミリオ「貴方が決めた名前なら私は何でも…///この調子で、これから私達の間に産まれて来る子供の名前も決めましょう…?///」モジモジっ❤︎


零『モジモジしてる長身イケメン……おえっ…』


「では皆さん!早く私の名前も決めて下さい!」


咲斗「う〜ん…では真田で」


真田「名前じゃなくて名字じゃないですか…まぁ格好良いですから別に良いですけど…」


「じゃあ最後は私だねっ♪セイヤっ❤︎カッコ良い名前にしてねっ❤︎」


セーカ「いや…お前は見た目変わってないから普通にフランでいいだろ…」


フラン「え〜…何それつまんない〜…」


セーカ「ていうかフラン、お前本当にエクスカリバー付いてるのか?」


フラン「勿論っ!セイヤのより全然小さいけど…」ちょっとショックかな…


セーカ「そういう事口に出さんで宜しい……ていうか、やっぱり元の名前で呼び合わないか?結局全員普通に名前呼び合ってるし…」


クリス「た、確かにそうだね…私もこの名前はちょっと…」


魔理男「私は魔理男のままでもいいぜ?」


咲夜「では此処からは普通に振る舞うという事で…」あ、表記が元に戻りましたね…


レミリア『折角セイヤが私の為に付けてくれた名前だったというのに…』シュンっ…


セイヤ『ていうか胸がデカいのって本当に疲れるんだな…』これは肩凝るわー…


咲夜「それよりも坊っちゃん」


レミリア「坊っちゃん!?それって私の事かしら!?」


咲夜「あ、そういえば妹様も今は男でしたね…では、レミリア坊っちゃんとフラン坊っちゃんという事で」


レミリア「普通に今まで通り、お嬢様と呼んでちょうだい…」


咲夜「いえ…流石にそれは違和感が…」


セイヤ「咲夜は女王陛下の執事みたいだな…」


咲夜「そ、そうですか…?///ありがとう御座います…///」テレっ…


セイヤ『ん?いや待てよ…今のこの状況って…俗に言うイケメン逆ハーとかいう展開なんじゃ…』


いーけない太陽ぉーッ♪


セイヤ『何か別の物語始まっちゃう様な気がするぅぅぅぅぅっ!!?』


フラン「てゆーか不公平なのはお姉様も一緒だからね!何でお姉様が男になった瞬間、セイヤみたいな長身イケメンになるのっ!?ねぇっ!不公平だよっ!」ムクプンっ!


レミリア「そ、そんな事を私に言われても困るわ…」


魔理沙「きっと蓄積されてたカリスマが噴き出したんだろ…」


アリス「普段はカリスマ性皆無だからね…」


レミリア「私はいつでもカリスマが噴き出しているわよっ!!」


セイヤ「しかしまぁ…遂に永琳先生の作った薬が、町中に被害を及ぼす事になるとはな…」


早苗「あ、永琳先生の所為だっていう事は確定なんですね…」


セイヤ「疑う余地無しって感じだ。今までの経験上、な」


霊夢「まぁ元凶は予想付いてるから良いけど…問題なのは今後よ今後…これから私達はこんな姿でどうすりゃ良いのよ…」


魔理沙「永琳先生の所に行って解毒薬貰うのも手だけどなぁ…また時間制とかだったら行くだけ無駄って奴だぜ…」


セイヤ「俺は一刻も早く元の姿に戻りたいんだが…」


咲夜「肩凝りですか?」


セイヤ「あぁ…さっきからずっと肩が…」コキッ…コキッ…


早苗「私達女の子の気持ちが分かりましたか?レミリアさんとフランちゃんには分からないでしょうけどねw」ぷふーっ!


レミリア・フラン「「…」」ぷるぷるっ…


アリス「霊夢と魔理沙も揺れる程無いから分からないんじゃないw?」ぷっw


霊夢「よしアリス、表出なさい…」スクッ…


魔理沙「男の体がどれだけ喧嘩し易いのか気になってたんだぜ…」スクッ…


セイヤ「まぁまぁ…喧嘩はやめろって」ボイーンっ☆


霊夢「あんたに言われるのが1番腹立つわよっ!!」


魔理沙「その余分な脂肪っ!根刮ぎ吸い取ってやるぜっ!」


セイヤ「いやー♪お助けー♪」


咲夜「セイヤも何だかんだで楽しんでいますね…」


アリス「私達も何だか慣れちゃったよね…」


早苗『この状況に慣れた…?何を言っているんでしょうか…』



〓〓〓20分後〓〓〓



セイヤ「で、結局全員で解毒薬を貰いに行くと…」スタスタ


霊夢「さっさと解毒薬貰って帰るのよ!」スタスタ


魔理沙「だけどなぁ〜…何だかこの体、全然慣れないぜぇ〜…」スタスタ


咲夜「その…///主に下腹部の違和感が…///」スタスタ


早苗「セイヤさんはいつもこんな感じだったんですね…///」スタスタ


セイヤ「俺は産まれた時からずっと聖剣と一緒だったからな…それより、俺はこのミサイルが邪魔で仕方ないんだが…」スタスタ


フラン「じゃあそのおっぱいミサイル、私が削ぎ落としてあげるねっ❤︎」ジャキンッ☆


レミリア「そうね❤︎セイヤは私やフランの様な胸をした女の子が好きなのだから❤︎セイヤ本人にも必要無いわよね❤︎」ジャキンッ☆


セイヤ「物理的に削ぎ落とそうとするなっ!怖いわっ!」


アリス「それにしても、周りの人達もかなり動揺してるみたいだね…」スタスタ


咲夜「無理もありませんよ。いきなり男女が逆転してしまうなんて、普通の人達は信じられないでしょうからね…」スタスタ


早苗『ならセイヤさん達は普通では無いと…』スタスタ


セイヤ・レミリア「「…」」スタスタ


霊夢「?…どうしたのよ、セイヤにレミリア…急に大人しくなったりして…」スタスタ


魔理沙「気を紛らせる為に話しようって言ったのはセイヤだろ?」スタスタ


ピタ…


セイヤ「なぁレミリア…お前も俺と同じ感じか…?」


レミリア「え、えぇ…多分同じ感じなんじゃないかしら…」


早苗「?…勿体ぶらずに教えて下さいよ。何かあったんですか?」


セイヤ・レミリア「「トイレ行きたい…」」


霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・フラン・早苗「「「「「「……え?」」」」」」


セイヤ「めっちゃトイレ行きたくなった…」


レミリア「わ、私も…」


霊夢・魔理沙・咲夜・アリス・フラン・早苗「「「「「「」」」」」」(白目)


セイヤ「ど、どうすれば…俺、この体の状態で用を足せる自信が無いんだが…」ガクブル…


レミリア「わ、私もよ…セイヤのグングニルは意のままに操れるけれど…流石に自分のグングニルを操る自信は…」ガクブル…


霊夢「い、1番恐れてた事態がっ…」ガクブル…


咲夜「坊っちゃんには私達が居るから良いですけど…いやでも…今の坊っちゃんは坊っちゃんですから…」ガクブル…


「どうやら此処は僕の出番みたいだね…」コッコッ…


魔理沙「誰だお前はっ!who are youっ!!」ビシィッ☆


「僕が誰かなんてそんな事は些細な事じゃないかな?」コッコッ…


レミリア『ヒールを履いた銀髪ないし白髪の眼鏡美人が登場したわね…誰かしらこいつ…馴れ馴れしいわね。胸も大きいし…』イライラっ…


セイヤ『うわ…凄い美人だな…』ポケェー…


フラン「ねぇセイヤ…もしかして見惚れてるの…?」(虚ろな目)


「それは本当かいっ!?」目がキラキラッ☆


セイヤ「い、いやそんなっ…///」アセっ…


レミリア「あ、貴方は私とフランと結婚するのよっ!それを分かっているのかしら!?」ギロッ!


セイヤ「や、やめろレミリアっ!今のお前が睨むと怖過ぎるっ!めっちゃビビるからやめてくれ頼むからっ!」ビクビクっ…


早苗『あのセイヤさんが本気でビビってる…』ポカーン…


「まぁ僕も元は男の身だ、そっちの方が気兼ね無く居られるだろう?セイヤ君」ニコ


咲夜「元…男…?」ピクっ…


アリス「セイヤ…君…?」


「あっ…し、しまった…」アセっ…


魔理沙「お前…まさか霖之助か…?」


「ち、違うよっ!僕は森近霖之助なんかじゃっ…」ワタワタっ!


フラン「破壊神パンチッ!!」ドゴォォッッ!!


「うぶぁおッ!?」ゲボォァ!


ドサァッ!


霊夢「誰も名字まで言ってないわよ?霖之助さん?」ニコォォ…


霖之助「ち、違うんだ霊夢聞いてくれっ!この姿ならば、百合というジャンルで合法的にセイヤ君とイチャイチャ出来るかとっ…」


アリス「別に百合とかレズは法的に認められてませんからね?」


霖之助「なん…だと…」


レミリア「俺の所有物に手を出そうと考えるなんて…これはお仕置きが必要みたいだな…」バキバキッ!ボキボキッ!


霖之助「何で男口調で話すんだいレミリアっ!」


レミリア「気安く私の名前を呼ぶな蛆眼鏡ッ!私を名前で呼んでいい男は、セイヤとお父様だけよッ!貴方には出会ってからずっとイライラしていたのよ…ちょっとセイヤに慕われているからって調子に乗って…貴方の体の関節、全部真逆にしてあげるから覚悟しなさい…」スタスタ…


早苗「レミリアさんがセイヤさんみたいな事言ってますよ?魔理沙さん」


魔理沙「いや〜…今回は霖之助が悪いからな〜…女の体になったからってセイヤに手を出そうとした罰だぜ…」


霊夢「レミリア、手を貸すぞ…」バキバキッ!


レミリア「ありがとな霊夢。咲夜、あんたも力を貸せ。命令だ」ゴキッ!ゴキッ!


咲夜「御意、ご主人様…」シャキンッ☆×6


フラン「皆セイヤの影響受け過ぎ〜…やっぱりあのイケメン動作はセイヤじゃないとねっ!」セイヤ最高っ❤︎セイヤ愛してるっ❤︎


アリス「取り敢えず全身の血と骨抜いて皮だけにするか…」


霖之助「い、今の僕は女の子…よっ!こんな事してセイヤ君に嫌われちゃうわよっ!『女の話し方をしなければならないなんて…何という屈辱っ…』」くっ…


魔理沙「安心しろ霖之助…あっという間に白目剥かせてやるぜ…」グッ!!


霖之助「う、う…うわぁぁぁぁぁぁッ!!」ダッ!


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・早苗「「「「「「待てやゴラァァァァァァァァッ!!」」」」」」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!


セイヤ『こ、こっ、怖過ぎるっ…俺っていつもあんな感じなのかっ…?』ガクブルッ!


フラン「セイヤ柔こいねぇ〜❤︎腰とすっごい柔こいよ〜❤︎」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「そ、そうか?一応お礼言っとくな?ありがとな…」ニコ


フラン「はぅ…///」グッ…


セイヤ「?…何前屈みになってんだよ…」


フラン「な、何でもないよ…///」前屈みっ☆


魔理沙「全く…梃子摺らせてくれたぜ…」パンパン…


霖之助「」チーンッ☆


早苗「絵面は最悪だったかも知れませんけどスッキリしましたね…」


レミリア「これに懲りたら2度と私のセイヤに近付かない事ね…この害虫ッ!」ゲシッ!!


咲夜「坊っちゃん、その方は既に亡くなっていますよ?」


霊夢「あーあ、余計な時間使った…ていうかレミリア、あんたもう大丈夫なの?」


レミリア「別の意味でスッキリしたから大丈夫よ♪」スッキリ♪


アリス「セイヤは大丈夫?」


セイヤ「お前達が怖過ぎて引っ込んだ…」


早苗「?…フランちゃん?前屈みになったりしてどうしたんですか?」


フラン「セイヤの笑顔を見たら…///体が反応しちゃって…///」コソっ…


早苗「あ…い、今考えるとそれも視野に入れないとマズいかもですね…」汗タラリ…


フラン「さ、早苗…///み、皆にもコッソリ伝えといて…///」モジモジっ❤︎


早苗「わ、分かりました…伝えときます…『男の人の体って不便なんですね…セイヤさんがいつも離れろって言ってた本当の理由ってコレだったんじゃ…』」


セイヤ『胸重い…』はぁ…


「あら…彼処に居るのってもしかして…」ピタ…


「セイヤさーんっ❤︎」テッテッテッテッテッテッテッテッ!


セイヤ「ん?おわぁっ!?」ドサァッ!


「は、はわ…はわわわわっ…セイヤさんに元の私に無い特大ミサイルが…」ガクブル…


セイヤ「も、もしかして…こいしちゃんか…?」


こいし「は、はいっ!やっぱりセイヤさんはちゃんと私だって認識してくれるんですねっ!」むぎゅうっ❤︎


セイヤ『フランと同じで見た目が変わって無いからだなんて言えない…』なでなでっ❤︎


「おうおうおうおう!」ズカズカ!


「イェイイェイイェイイェイ!」ズカズカ!


セイヤ「何だ…このヤクザ擬き2人は…」


「ウチの坊っちゃんに大層な事してくれるじゃないの、ええ?」


「ちょっと組の事務所まで来て貰おうかぁ」


セイヤ「はぁ〜…何やってんだよ、燐に空…」


空「あれ?速攻でバレちゃったよ…」うにゅ〜…


燐「見た目変わったからイケるかなって思ったんだけどねぇ…」


「お遊びはそこまでですよ。お燐にお空」スタスタ


空・燐「「若様っ…」」ザザッ!ビシッ!


魔理沙「も、もしかしてさとりんか…?エラい知的なイケメンになったなぁ…」


さとり「半信半疑でこいしを無意識探知機にしてセイヤを探していたんだけど…まさか本当に見付かるなんて…」私の妹凄い…


こいし「セイヤさん愛なら誰にも負けない自信があるもんっ❤︎」むぎゅうっ❤︎


レミリア「こいしちゃんも見た目は変わっていないのね…フランと同じだわ…」


さとり・こいし・空・燐「「「「……誰?」」」」


レミリア「私よ私っ!水奈月セイヤの妻!レミリア・スカーレットよっ!」うー!


燐「あー…これはレミリアだねぇ…」


空「性懲りも無くセイヤの妻宣言してる辺りがね…」


こいし「レミリアさん背が高くて羨ましいです…どうですか?背が高くなった目線は…」


レミリア「セイヤに何度もお姫様抱っこをして貰っているから見慣れたわ♪」ふふん♪


こいし「…」イラ…


さとり「それにしても皆さんイケメンになりましたね。ジ○ニーズの新しく組んだアイドルユニットか何かですか?」


早苗「褒めても何も出ませんよ〜?」


霊夢「男の姿で褒められてもあんまりねぇ…」


燐「それにしてもセイヤはナイスバディになったね〜…男の状態でも女の状態でもスタイル良いとか羨ましいよぉ…」


空「セイヤ…胸があっても邪魔なだけだって分かった?」


セイヤ「あぁ、今正に身を持って体感している最中だからな」


さとり「持たざる者には分からぬ感覚…」ズーン↓


こいし「そして、持ち得る者には分からないこの絶望感…」ズーン↓


セイヤ「何でそんなに胸に拘るんだ?男の俺には分からないが…さとりもこいしちゃん、レミリアもフランもそのままの方が可愛いぞ?」


レミリア・フラン・さとり・こいし「「「「❤︎❤︎❤︎」」」」キュンっ❤︎


セイヤ「逆に幽々子先輩位あったらと思うと地獄だな…咲夜とアリス、それに早苗と空もかなりのモンだがな…」


早苗「正直私は今のセイヤさんに負けちゃってますよ…」ちょっと悔しい…


アリス「私は咲夜と余り変わらないから、セイヤと大体同じ位かな?」


魔理沙「もう胸の話はやめろだぜーっ!!」ガァーッ!!


さとり「今の魔理沙が怒ると迫力ありますね…」


空「どっかのヤーさんみたい…」


燐「お空に同感…」


セイヤ「いやお前達2人も端から見たらヤーさんだからな?」さとりとこいしちゃんの護衛する…


霊夢「それじゃあ、商店街抜けてさっさと永琳亭行って、解毒薬貰って帰るわよ…」スタスタ


スタスタスタスタ


霖之助「せ、セイヤ…君…」ガクっ…



〜幻想町(百鬼夜行商店街)〜



スタスタスタスタ



魔理沙「殆どの店が閉まってるなぁ…まぁ無理もないぜ…」スタスタ


霊夢「商売上がったりよね、この状況じゃ。でも男女逆転してない人も居るみたいね」スタスタ


咲夜「みたいですね。あ、肉屋さんの親父さんは元の姿のままですよ」スタスタ


セイヤ『あ〜…早く元の姿に戻りたい…』スタスタ


ドンッ…


セイヤ「おっと…あ、すみません。ぼーっとしてたもんで…」


「あ、いえ…此方こそすみません」ペコ


セイヤ「あれ?もしかしてソラウさんですか?」


ソラウ「そうですけど…何方様ですか?」


セイヤ「『あ〜…そういや俺、今女だったっけな…』え〜と…信じて貰えないかも知れないんだが…セイヤだよ、セイヤ」


ソラウ「え…?」


アリス「?…セイヤ、誰この人?知り合い?」


セイヤ「いや、知り合いって言うか…この前この人が財布落としたから拾ってやったってだけだ」


ソラウ「その件はありがとう御座いました」ペコ


セイヤ「いや、別に礼を言われる程の事はしてないから…」


空「この人は元々男の人だったの?」


セイヤ「そうだな……なぁソラウ、お前はこの惨状が起こる前は何してたんだ?」


ソラウ「?…家でゲームしてましたけど…」


セイヤ「『俺達も家で寝てたんだがなぁ…いや、待てよ…』なぁ咲夜、確か俺達が寝る前に、俺の部屋の窓って開けてたよな?」


咲夜「は、はい…全員で寝るにはまだ暑いと思ったんで…」


ソラウ『え…?セイヤさんって女の子複数人と寝てるの…?』


セイヤ「そうか…だから俺達もこの得体の知れないウイルスに侵されたのか…」


早苗「それなら感染していない人が居るのも納得ですね…」うんうん…


セイヤ「悪いな、変な話して。それじゃあな…」クル…


ソラウ「あ、はい…」


さとり「まぁ今更原因を解明しても遅いわよね、もう既に男女が逆転してしまったんだから…それよりも、永琳亭に永琳先生は居るのかしらね…」スタスタ


レミリア「居ないんじゃないかしら…私は夜逃げをしていると思うわ」スタスタ


咲夜「この場合は夜逃げでは無く昼逃げですよ?坊っちゃん」スタスタ


こいし「ねぇフランちゃん、男の人になれた感想は?」スタスタ


フラン「セイヤの気持ちを更に理解出来たから良い機会かなぁ〜って…こいしは?」スタスタ


こいし「私も全く同じ気持ちだよ♪」スタスタ


魔理沙「なぁフラン…その…今のセイヤの笑顔を見てどんな感じだったんだ…?」スタスタ


霊夢「それ私も気になってたのよ。早苗から聞いただけじゃちょっと分からなくて…」スタスタ


フラン「ストレートに言ってもいい?」スタスタ


霊夢・魔理沙「「ど、どうぞ…?」」スタスタ


フラン「こ、興奮した…///」スタスタ


咲夜『坊っちゃんが興奮っ!?これは私が鎮めてあげなければっ…』


フラン「そのまま押し倒して欲望の赴くままにって思った…///」スタスタ


魔理沙「こ、これはセイヤに笑顔禁止令を出さなきゃマズい事になるかも知れないぜ…」スタスタ


霊夢「既に私達はマズい事になってんでしょうが…この馬鹿魔理沙…」スタスタ


アリス「馬鹿が付く程魔理沙、略して馬鹿魔理沙って事だね」スタスタ


霊夢「何?まさかアリス、今頃そんな事に気付いたの?」スタスタ


アリス「恥ずかしながら♪」てへっ♪


魔理沙「人の事を馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿言うんじゃないぜっ!!」


燐「さとり様、お腹空きましたね…」スタスタ


さとり「もうお昼ですからね…永琳亭で解毒薬を貰ったら、セイヤ達と皆で何処か食べに行きましょうか…」スタスタ


空「それ賛成です〜♪」スタスタ



〜幻想町(永琳亭)〜



ざわざわっ!!ざわざわっ!!



フラン「す、凄い人の数だね…」


セイヤ「やっぱり町の奴等も全員、永琳先生の事疑ってるって訳か…」これも日頃の行いだな…


咲夜「すみません。この行列は一体…」


男a「何でも永琳さんが夜逃げならぬ昼逃げをしたって噂があって…早く元に戻してくれって人達がこうして集まってるのよ…」


咲夜「そ、そうですか。ありがとう御座います『坊っちゃんの言う通り昼逃げをしたみたいですね…』」


霊夢「はぁっ!?何っ!?それじゃあ永琳先生は責任取らずに逃げ出したって事っ!?」


セイヤ「所謂ヤり逃げってヤツだな…」ふむ…


レミリア「貴方も私の事体を好き放題にするだけして、ヤり逃げするつもりなのかしら?セイヤ」


セイヤ「責任はキチンと取る…」キリッ…


レミリア「セイヤ…///」ポッ❤︎


こいし「う、う〜ん…絵面が…美少女セイヤさんに窘められるイケメンレミリアさんの図はちょっと…」


「おや?もしかしてそこに居るのはセイヤ達ですか?」スタスタ


早苗「さにゃ?わぁ…もしかして妖夢さんですか?」


妖夢「皆さんお揃いの様ですね…セイヤ達も解毒薬を貰いに?」ピタ…


セイヤ「あ、あぁ…そのつもりだったんだが…どうやら永琳先生は夜逃げならぬ昼逃げをしたみたいでな…『妖夢さん、貴方は何処のるろうにみょんみょんだよ…』」


妖夢「ひ、昼逃げ…ですか。困りましたね…これでは幽々子様が…」


フラン「幽々子がどうかしたの?妖夢」


妖夢「く、口で説明するより、見て貰った方が早いと思います…幽々子様〜…」


「よ、妖夢ゔ〜」ドスドスっ!


ズシィンッ!


魔理沙「……なぁ妖夢、何だ?この肉塊は…」


妖夢「……幽々子様です」


全員「えぇっ!!?」


幽々子「あ、暑いわ妖夢ゔ〜…」ドタプーンっ!!


アリス「あ、あんなに美人で皆の憧れだった幽々子先輩が…ド○えもんの様な体型に…」ガクブル…


燐「哀れ…の一言しか出て来ないねぇ…」


妖夢「今までの暴飲暴食は全て胸に行っていたのですが…男女逆転をした瞬間から、今まで蓄積されていた脂肪が全部噴き出したらしく、ご覧の通りこのザマですみょん…」チラ…


幽々子「早ぐ元に戻じでぇ〜…」


セイヤ「あの幽々子先輩の美声が一転して、天○源一郎ボイスになってしまった…」ガーーーーーンッ☆


レミリア「これは私も少しショックだわ…」


ササッ…


壁|影「…」ジーーーーーーーッ…


妖夢「……セイヤ、咲夜…気付いていますか…?」


セイヤ「あぁ…こっちを見ている奴が1人。何者かは分からないがな…『まぁ大体の察しは付くが、な…』」


咲夜「どうします…?捕らえますか…?」


セイヤ「俺が行く…少し待っててくれ…」シュッッッッッッッッッッッッ!!!!


壁|影「っ!!?」ビクゥッ!


妖夢「女の子の体でも身体能力は健在なんですね…」


咲夜「流石、私達が認めた男性ですね♪」


スタッ…


セイヤ「鈴仙、お前こんな所で何やってんだ。永琳先生は何処に居るんだよ…」


鈴仙「え、え〜と…その…セイヤ…怒ってる…?」汗タラ〜…


セイヤ「別に…もう半分慣れたからな。それに、お前を怒ってもしょうがないだろ?」


鈴仙「う、う〜ん…でも、一応私達の所為でもあるからさ…」指ツンツン…


セイヤ「は…?そ、それどういう事だ…?」


鈴仙「お、怒らないって約束してくれるなら話すけど……怒る?」


セイヤ「聞いてみない事には判断出来ないだろ…まぁ取り敢えず話してみろ、多分俺は怒らないよ…『しかし…イケメンがウサ耳付けてるとか、めっちゃシュールだな…』」


スタスタスタスタ


霊夢「何よそのウサ耳イケメンは…シュール過ぎて笑えないわね…」スタスタ


セイヤ「あ、やっぱり霊夢もそう思うか?」


霊夢「思うに決まってんでしょ…さっきからジロジロこっち見てたのはあんただったのね?鈴仙」


鈴仙「あ、あはは…出て行くタイミングが分からなくて…」


フラン「鈴仙もイケメンになってる……皆イケメンになってるのに…私とこいしだけレーヴァテインがパイルダーオンしただけ…」


こいし「何か…ちょっぴり悔しいね…」


フラン「うん…」


魔理沙「なぁ鈴仙…永琳先生は何処に行ったんだぜ?何だか昼逃げしたって噂が立ってるみたいだが…」


鈴仙「まぁ…逃げたっていうのは強ち間違いって訳じゃないよ…師匠は事態の収拾が付かないって踏んで、男性の姿で逃げ回ってるから…」


幽々子「逃げ回っでるっで時点で、逃げだっで事じゃないがじら〜…」


鈴仙「……ねぇ…何で天龍源○郎さんが幻想町に居るの…?」


妖夢「鈴仙…この人は幻想学園の現生徒会長、西行寺幽々子様ですよ」


鈴仙「…………幽々子先輩。この度は本当に申し訳御座いませんでした…」orz


幽々子「許じであげるわ〜…」


鈴仙「幽々子先輩が懐の深い人で本当に良かった…」


妖夢「懐が深いですけど腹回りは太いですよ?」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・早苗・フラン・さとり・こいし・空・燐「「「「「「「「「「「ぷっw」」」」」」」」」」」クスッw


幽々子「妖夢ゔ〜…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


セイヤ『妖夢がここぞとばかりに幽々子先輩の体型を弄ってるな…』


魔理沙「それで?鈴仙。永琳先生の居場所は分からないのか?」


鈴仙「全然…てゐに輝夜に妹紅も一緒に探してるんだけど、師匠の男姿は後ろ姿しか見てないから…」


ブー☆ブー☆


鈴仙「あ、ちょっとごめんね?…てゐからだ…此方鈴仙、標的は見つかったか?」


妖夢『相変わらず軍人みたいな喋り方ですね…』


鈴仙「何…?3丁目で似た様な人影を見ただと…?」


アリス「鈴仙、スピーカーモードで私達にも聞かせてよ」


鈴仙「あ、ごめんごめん…よっと」スッ…


てゐ『今私と妹紅が追ってるから!鈴仙も早く来てっ!輝夜もこっちに向かうって妹紅が言ってるから!』


鈴仙「了解。今セイヤ達も一緒に居るから、一緒に向かうね?」


てゐ『それは心強いね!このまま電話してしてると見失ないそうだから、そろそろ切るよ!?』


鈴仙「分かった。私達も直ぐに向かうから。それじゃあ」スッ…


咲夜「ですが…何故永琳先生は、幻想町から出て行かずに、この周辺を逃げ回っているのでしょうか…」


霊夢「それはこれから問い質しに行けばいいのよ…」パキパキッ…ポキポキッ…


幽々子「私も早ぐ戻りだいわ〜…」


さとり「それでら…これから永琳先生を探しに行くと言う事ですか?」


燐「話を聞いた感じ、永琳先生に話を聞かないと話が進まないみたいですし…」


空「永琳先生を捕まえて、元に戻る方法を聞きに行きましょう!」


早苗「永琳先生が逃げ回ってるって事は、きっと効果が切れるのは時間制じゃないって事ですからね…」


魔理沙「よーしっ!それじゃあ皆っ!逃げ回ってる永琳先生を捕まえて、元の姿に戻るぜーっ!?」


全員(セイヤ以外)「おーーーーっ!!」


セイヤ『嗚呼…俺はまだこの姿で居なけりゃならんのか…』


こいし「セイヤさん、大丈夫ですか?さぁ!一緒に行きましょうっ❤︎」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「あ、あぁ…早く永琳先生を捕まえて、話聞かなくちゃな…」スタスタ



突然男女が逆転するという、何とも信じ難い状況に呑み込まれた幻想町。立場までもが逆転した俺達に、新たな試練が待っているのだが…それはこれから分かる事だろうな。はぁ…永琳先生の不思議薬に振り回されるのは、これっきりにして貰いたいもんだ…



〜男女男男女男女〜



【続く】




[次編予告]




男女が逆転してしまった俺達…



霊夢『せ、セイヤって…///いつもこんな気分だったのね…///』ドキドキっ❤︎



男女が逆転したという事は…お互いの立場までもが逆転したという事…



妖夢「ちょ、ちょっとやめて下さいっ!///抱き着かないで下さいっ!!///」



男の気持ちを知らなかった少女達。そして、少女達の気持ちを全く持って理解していなかった、無自覚鈍感な誑し男…



セイヤ『彼奴らは…いつもこんな気持ちで居たのか…?男の時と違って…更に強く…胸が締め付けられる…』グッ…



この出来事を通して、大事な事をまた、青年と少女達は学ぶ…



セイヤ『彼奴らにこんな気持ちを背負わせていたなら…俺は、このままで居た方が良いんじゃないのか…?』



青年は思った…自分が男だから、少女達を苦しめているんじゃないか、と…



咲夜『私達が男のままならば…誰も争う事無く、奪い合う事も無いのでは無いでしょうか…このままずっと、セイヤの友人として傍に居れば…』



少女達は考えた…これは良い機会なのでは無いかと…恋い慕う相手と添い遂げられない未来が待っているというのなら…一層事…



堕天使セイヤ『選択とは、無慈悲で残酷な現実と常に隣り合わせだ。あんたは何を望む?このまま女で居る事を望むか?それとも…あんたは…』



もう1人の自分が問い掛ける…その問いに、青年が出した答えとは…



セイヤ「俺は……俺はッ…」グッ!!



[次回]東方私立幻想学園高等学校




【男でも女でも想いは同じ!!】




【番外長編】その執事、奮闘




〜紅魔館(セイヤの私室)〜



スッスッ…キュッ…



セイヤ「…」パチッ…


どうも皆様、おはよう御座います。紅魔館、スカーレット家執事長、水奈月セイヤです。今日は休日の日曜日、太陽の光が神々しい程に館内を照らしている今日この頃、私は私室にて身なりを整えております


セイヤ「ふぅ…しかし、あの方達にも困ったものですね…」スタスタ


ガチャッ…


セイヤ「お待たせしてしまい申し訳御座いません。では、朝礼へと参りましょうか」


辰巳「お、おう…」カチコチッ…


裕「う、う〜す…」カチコチッ…


藤堂「何か慣れねぇな…この格好…」カチコチッ…


麗音「此処がフランちゃんの家…///」ドキドキ…


セイヤ「はぁ〜…やれやれ…」


今日はこの4人の方が、1日執事として紅魔館で働く事になりました。経緯を説明する必要…というより、意味がありませんので、経緯は説明致しませんので、悪しからず


辰巳「悪いなぁセイヤ、無理言ってバイト頼んじまってよ…」スタスタ


セイヤ「構いませんよ。ただし、仕事はキチンとこなして頂きますよ?」スタスタ


裕「わ、分かってるっての…」スタスタ


藤堂「ていうか、お前って本当に執事服姿になると態度変わるんだな…」スタスタ


セイヤ「スカーレット家の執事たる者、常に冷静に、瀟洒な言動を心掛けていなければなりませんので」スタスタ


麗音「そ、それじゃあ僕達もフランちゃんには丁寧語で話した方が良いですか?」スタスタ


セイヤ「貴方方は今日1日だけですので、無理に丁寧語を使う必要はありませんよ」スタスタ


レミリアお嬢様とフランお嬢様には叱られてしまいますし、散々な目に遭ってしまいました。ブラド様が何とか鎮めて下さったから良いものの…



〜紅魔館(エントランス)〜



咲夜「セイヤ、来ましたね」クル…


辰巳・裕・藤堂「「「おぉ〜…///」」」咲夜ちゃんのメイド服姿…///


セイヤ「遅れてしまい申し訳ありません、咲夜さん。では、朝礼を始めましょう」


咲夜「そうですね。辰巳さんと裕さん、そして藤堂さんと麗音さんは、セイヤから館内の案内を受けた後、他の執事さん達から仕事を貰って下さい」


辰巳・裕・藤堂・麗音「「「「は、はいっ…」」」」


咲夜「セイヤはいつも通りでお願いしますね?」


セイヤ「はい。他の方達は昨日送られた出勤内容の通り仕事をこなして下さい。それと、今日はウェダンノワール財閥の社長と、その御子息が訪れる予定です。普段の皆さんなら大丈夫ですので、いつも通り、お願いしますね?」ニコ


全員(咲夜と辰巳達以外)「はいっ!」


セイヤ「では、館内で修繕が必要な所があるかどうかの確認を致しますので…」スタスタ


辰巳「何だか本格的だな…」ヒソヒソ…


裕「流石名家って感じだな…それに、セイヤは執事長だったんだな…彼奴、歳上の事仕切ってるぞ…?」ヒソヒソ…


藤堂「凄ぇな彼奴…給料どれ位貰ってるんだか…」ヒソヒソ…


麗音『フランちゃんに格好良いって言って貰えるかな…///』ドキドキ…


セイヤ「はい。それではこれで朝礼を終わりにします。皆さん、スカーレット家の誇りを胸に抱き、今日も1日頑張りましょう」


全員(同上)「はいっ!!」


セイヤ「では皆さん、それぞれの持ち場について仕事に取り掛かって下さい」


ゾロゾロゾロゾロ…


セイヤ「咲夜さん。やはり大図書館の脚立、それと本棚は新しい物に交換した方が良いみたいですね」


咲夜「やはりそうですか…ブラド様に直接申し出に行きましょう…」


執事a「やっぱセイヤさんって格好良いよなぁ…」


執事b「だなぁ…セイヤさんこそ、執事の在るべき姿って感じだよな…」


執事c「流石は将来、スカーレット家を背負って行くお方だ。器も大きい、気配りも出来る、仕事も出来る、そして何より…」


メイドa「あのカリスマ性よね〜…///ああして咲夜さんと話している姿、とても絵になるわ〜…///」ポケェ〜…


メイドb「セイヤさんが主人になったらどんな風に紅魔館が変わるのか楽しみですねぇ…///」ポケェ〜…


セイヤ「皆さん、此方を見ながら何を話し込んでいるのですか…?……仕事なさいっ!!」バッ!!


全員「は、はいぃーっ!!」ダッ!!


セイヤ「はぁ…全く…」片手で頭を抱える…


咲夜「ふふ、セイヤも頑張って下さいね?お嬢様と妹様のお相手を…」ニコ


セイヤ「さぁ…どうなるのでしょうかね」ニコ


咲夜「お、お嬢様と妹様の相手をする時は…///写真を撮るのを忘れないで下さいね…?///」モジモジっ…


セイヤ「モジモジしながら仰る事では無いかと…」


辰巳「おいセイヤ!館内案内してくれるんじゃねぇのかよ!」


セイヤ「それでは咲夜さん、お互いに頑張りましょう」ニコ


咲夜「は、はい…///」ポッ❤︎


セイヤ「では、また後程」ペコ


クル…スタスタスタスタ


咲夜『今日もとても素敵に決まっていますね…///セイヤの執事服姿…///』ポケェ〜❤︎



♤♠︎♤約20分後♠︎♤♠︎



セイヤ「そして此処が、先程居た私専用の私室です。以上が紅魔館内部の説明です。頭に入りましたか?」


辰巳・裕・藤堂・麗音「「「「さっぱり…」」」」


セイヤ「……はぁ〜…まぁ良いでしょう。貴方方が働くのは今日1日だけですし、何より他の執事の方が貴方方に付きますしね…」私でも1日で憶えられたというのに…


辰巳「なぁセイヤ…あっちの方は行かなくて良いのか?」指差し…


セイヤ「あぁ、彼方は説明しなくても大丈夫です。彼方は男性の立ち入りは厳禁ですので」


藤堂「何だ?メイド達専用の更衣室でもあるのか?」


セイヤ「この先はレミリアお嬢様とフランお嬢様のお部屋です」


麗音「フランちゃんの部屋っ!?」


セイヤ「はい。男性の方が、許可無くレミリアお嬢様とフランお嬢様の部屋周辺に立ち入る事は、固く禁じられています。ですので、貴方方は此処より先の立ち入りは出来ませんので、悪しからず」ペコ


裕「まぁ…何か納得…」


セイヤ「では、私は自分の仕事がありますので、これで…」クル…スタスタスタスタ


藤堂「お、おいセイヤっ…」


セイヤ「?…何でしょうか?あ、エントランスへはこの先の通路を左に曲がり、階段を降りれば直ぐに出られますので…では」クル…


藤堂「いやいや違う違う!」


セイヤ「あの…私も忙しい身ですので、遊びならまた別の日に…」


麗音「あの…セイヤさん…?その先はフランちゃんとレミリア先輩の部屋ですよ…?」


セイヤ「?…はい、勿論存じておりますが…」


辰巳「男性の立ち入りは厳禁なんじゃ…」


セイヤ「私はレミリアお嬢様とフランお嬢様専属の執事ですので…」


麗音「フランちゃん専属の執事っ!?」


セイヤ「はい。私とブラド様のみ、レミリアお嬢様とフランお嬢様の部屋周辺の立ち入りを許可されているんです」


裕「マジかよ…」


セイヤ「マジですよ。このネクタイは執事長の証…そして、このピンバッジが、レミリアお嬢様とフランお嬢様専属の執事である事を表す証です」キランッ☆


藤堂「蝙蝠の羽と…枝に宝石が付いてるな…変なピンバッジだな…」


セイヤ「藤堂さん。殺しますよ?」シャキンッ☆×10


藤堂「ヤベェ超カッケェっ!!」


セイヤ「ふふ…でしょう?」スッ!!


裕『何処からナイフ取り出したんだよ…』そして仕舞うの速っ…


セイヤ「では、私はこれで…お仕事、頑張って下さいね?」クル…スタスタ


スタスタスタスタスタスタ


辰巳「レミリアちゃんとフランちゃんの専属執事…ねぇ…」


麗音「羨ましい…」ぐぬぬっ…


裕「きっと朝からレミリアちゃんとフランちゃんとイチャイチャするんだろうよ…お嬢様、起きて下さい、から始まって…その後は言わずもがな…」


藤堂「お、おい裕…麗音が居る前であんまりそういう事言うなって…」ヒソっ…


麗音「僕もフランちゃんの事起こしてみたい…」


辰巳「嫌われても良いなら起こしに行けばいいだろ?今以上に嫌われたらお前終わりだぞ?」


麗音「これ以上嫌われたくありません…」グスっ…



〜紅魔館(レミリアの部屋前)〜



コンコンッ…



セイヤ「レミリアお嬢様。起床のお時間ですよ?」


しーん…


セイヤ「はぁ…全く、困ったお嬢様ですね……失礼します」ガチャッ…


ギィィ…パタン…


スタスタスタスタ


セイヤ「レミリアお嬢様…レミリアお嬢様、朝ですよ?起きて下さい…」


「う〜…」モゾモゾっ…


ギシッ…


セイヤ「……レミリアお嬢様…起床なさらないのなら…お仕置きをしてしまいますよ…?」ボソッ…


ガバァッ!


レミリア「セイヤのお仕置きっ❤︎」うーっ❤︎


セイヤ「おはよう御座います。レミリアお嬢様」ニコ


レミリア「……おはよう…」騙されてしまったわ…


セイヤ「さ、レミリアお嬢様。此方にお召し替えを…」スッ…


レミリア「……貴方は私の執事でしょう?貴方が着替えさせなさい…命令よ」


セイヤ「っ……御意、ご主人様」スッ…


ギシッ…ストッ…


シュルッ…


セイヤ「レミリアお嬢様、今日のご予定を説明させて頂きます。朝食の後、キャメル先生とのダンスレッスン。その後はバイオリンの稽古。昼食を摂った後は、リベール教諭t「オールキャンセル…」え…?」ピタ…


レミリア「聞こえなかったのかしら?オールキャンセルと言ったのよ」


セイヤ「で、ですがレミリアお嬢様…」


レミリア「これは命令よ、セイヤ。折角貴方が執事として紅魔館に居るのに、どうしてそんな無駄な時間を過ごさなければならないのよ…」


セイヤ「……畏まりました。キャメル先生とリベール教諭には、私の方からお断りの電話をして置きます」スッ…スッ…


レミリア「それでいいのよ。それよりもセイヤ…」


セイヤ「?…何でしょうか?」ピタ…


レミリア「貴方…淡々と私の服を脱がせて、淡々と服を着せているけれど…興奮したりしないのかしら?」う〜…


セイヤ「今は仕事中の身の上ですので…それに、レミリアお嬢様の裸は見慣れてしまいました」ニコ


レミリア「な、納得がいかないわ…」うー…


セイヤ「さ、では髪を梳かしましょう。レミリアお嬢様…」


レミリア「その前に…」グイッ!!


チュッ❤︎


セイヤ「んむっ!?///」


レミリア「んっ❤︎…チュっ❤︎…チュルルっ❤︎……ぷはっ❤︎…おはようのキスが抜けているわ…///私の執事だと言うのなら…///私の気持ちを汲み取って、貴方の方からキスをしなさい…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「……では、気持ちを汲み取って差し上げましょうか…レミリア…お嬢様っ…」ドンッ!


レミリア「きゃあっ!?」ボフッ!!


スタスタ…ギシッ…ギシッ…


セイヤ「全く…相変わらず我が儘で、とても聞き分けのないお嬢様ですね。レミリアお嬢様は…」スッ…


レミリア「あっ❤︎…せ、セイっ❤︎ヤっ❤︎あんっ❤︎だ、だっ、めっ❤︎」ビクンっ❤︎


セイヤ「気持ちを汲み取れと仰ったのは、レミリアお嬢様でしょう…?貴女の気持ちは、常に私の心に響いていますよ…」首筋にチュッ❤︎


レミリア「ひゃあっ❤︎…んっ❤︎…せ、せいや❤︎」トロ〜ンっ❤︎


セイヤ「さぁ…レミリアお嬢様…いつも私の部屋でしている様に…可愛らしいおねだり、してみて下さい…」チュッ❤︎


レミリア「んっ❤︎…んちゅ❤︎んっ❤︎んんぅぅ〜っ❤︎…ぷはぁ❤︎…お、お願い…///セイヤっ…///いつものみたいに…///私の事を…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「私の事を…何ですか…?」


レミリア「『セイヤの吐息が耳に掛かって❤︎気持ち良いわっ❤︎』こ、これ以上は…///言わせないでちょうだい…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「では、いつもの様に…その強情な口を…」スッ…


レミリア「あっ❤︎だ、ダメっ❤︎せいやっ❤︎そっ、そこはっ❤︎」ビクンっ❤︎


セイヤ「しかし…この服装のまま事に及んでしまっては、折角レミリアお嬢様が新調なさってくれた執事服に皺が出来てしまいますね…まぁ、それは後で考えるとして…今は、目の前のご馳走を頂く事に専念致しましょう…」グッ…


レミリア『私…///これからセイヤに…///食べられてしまうのね…///いつもの様に、セイヤと愛し合って…///2人一緒に気持ち良くなって…///』ドキドキっ❤︎



≪≫≪≫≪≫1時間後≪≫≪≫≪≫



セイヤ「し、しまった…夢中になり過ぎてしまいました…もうこんなに時間が経ってしまったのですね。少し早目に起こしに来て正解でした…」懐中時計仕舞う…


レミリア「はぁ〜❤︎はぁ〜❤︎」


セイヤ「ああ…折角綺麗にお召し替えをしたのに…」ベッドシーツもこんなに…


レミリア「あ、朝から私の体を好き勝手した癖に…///何を言っているのよ…///」う〜///


セイヤ「ふふ…そうですね。レミリアお嬢様、貴女は…私だけのモノです。愛していますよ…ご主人様…」ニコ


レミリア「っ❤︎…そ、そうよ…///私は…///貴方だけのモノよ…///心も体も貴方に捧げたのだから…///だから私は、貴方だけのモノよ…///セイヤ…///」モジモジっ❤︎


ヒョイっ❤︎


レミリア「ひゃあっ!?///」


セイヤ「では、またお召し替えから始めましょう。今日という1日は、まだ始まったばかりですよ?レミリアお嬢様」ニコ


レミリア「そ、そうね…///貴方の言う通りだわ…///『あ、朝からこんな事をしてしまうなんて…///やっぱり私達は…///』」ドキドキっ❤︎モジモジっ❤︎


スタスタスタスタ…ストッ…


セイヤ「それとレミリアお嬢様、今日はウェダンノワール財閥の社長と、その御子息がいらっしゃるのはご存知ですよね?」スッ…パサッ…


レミリア「えぇ。何でも商談をする前に、是非とも紅魔館で食事をと申し出てきたらしいわ」


セイヤ「商談と食事会だけで済めばいいのですが、ね…」キュッ…


レミリア「?…それはどういう意味かしら?」


セイヤ「いえ、単なる執事の戯言ですよ。レミリアお嬢様…さ、髪を梳かしましょう」なでっ❤︎


レミリア「え、えぇ…///お願い…///『私の執事❤︎私とフランだけの、たった1人の執事❤︎』」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「折角のお洋服が皺になってしまいますよ?レミリアお嬢様」なでなでっ❤︎


レミリア「構わないわよ❤︎私の事を傷物にしたのだから、今更洋服の皺位気にしないでちょうだい❤︎」むぎゅうううううっ❤︎


セイヤ「ふふ、全く…困ったお嬢様ですね。さ、レミリアお嬢様、其方にお座り下さい」


レミリア「えぇ…」スタスタ…ストッ…


セイヤ「では、失礼します…」スッ…


サラっ…スッスッ…


セイヤ「とても手触りの良い髪ですね。レミリアお嬢様の髪は…」スッスッ…


レミリア「いつも貴方に見詰めていて貰いたいもの…///美容に気を遣うのは当然だわ…///」


セイヤ「私はいつでも、貴女の事を見詰めていますよ…レミリアお嬢様」後ろから頰を撫でる❤︎


レミリア「う〜❤︎」その手に触れる❤︎


セイヤ「そういえばレミリアお嬢様。今日は辰巳さんと裕さん、藤堂さんと麗音さんが1日執事として紅魔館に居らっしゃっていますので」スッスッ…スッ…


レミリア「えぇ、分かっているわ。昨日フランとも話し合っていたから…」


セイヤ「ほほう…では、レミリアお嬢様とフランお嬢様からご挨拶をして頂けると…そういう事で宜しいですか?」スッ…スッ…


レミリア「?…貴方は何を言っているのかしら?私とフランは、どうやったらあの汚物達の事を視界に入れずに貴方と愛し合えるかを話し合っていたのよ」


セイヤ「さ、左様で御座いますか…」スッスッ…


スッスッ…


セイヤ「レミリアお嬢様、終わりましたよ。さ、帽子をどうぞ…」スッ…


クル…


レミリア「えぇ…ありがとう、セイヤ❤︎」ニコ


ポスっ…


セイヤ「では、私はフランお嬢様を起こしに行きますので…先にホールでお待ちになっていて下さい」ニコ


レミリア「え、えぇ…分かったわ…『セイヤが離れて行くのは寂しいわね…やっぱり、この感覚は慣れないわ…』」しょぼ〜んっ…


スッ…チュッ❤︎


レミリア「んむぅ!?///…んっ❤︎んんっ❤︎や、あっ❤︎」ピクっ❤︎ピクンッ❤︎


セイヤ「ぷは……暫くの間離れてしまいますからね…レミリアお嬢様、私も…貴女と全く同じ気持ちですよ…」なでっ❤︎


レミリア「せいや…///」ドキドキドキドキっ❤︎


セイヤ「ふふ…では、また後程」ペコ


レミリア「えぇ…///行ってらっしゃい…///あ、あなた…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「はい、行ってきます」ニコ


クル…スタスタスタスタ


ガチャッ…パタンッ…


レミリア「……うーーーーっ❤︎」ボフッ!!


ゴロゴロゴロゴロっ❤︎


レミリア「まだセイヤの温もりが残っているわっ❤︎…私はこのベッドで…///ついさっきまでセイヤと…///うーーーーーっ❤︎もうお腹一杯で朝食が入らないわっ❤︎」ゴロゴロゴロゴロっ❤︎



〜紅魔館(廊下)〜



「うーーーーっ❤︎」



セイヤ『この事については触れないで置きましょう…それがお互いの為でしょうし、ね…』スタスタ


セイヤ『後でベッドシーツを洗濯しなければなりませんね。粗相をしてしまった子供気分です』スタスタ


ピタ…


セイヤ「フランお嬢様、私です。起床なされていますか?」コンコンッ…


「起きてるよ…」


セイヤ「『おっと…この声色は、フランお嬢様が不機嫌な時の声色ですね…これはまた、ご機嫌を取るのに些か苦労しそうです…』失礼します…」ガチャッ…


ギィィ…パタンッ…


セイヤ「フランお嬢様、遅れてしまい申し訳御座い…ま、せん…でし…た…」ポカーン…


フラン「セイヤ遅いよ…また私の事待たせて…」メイド服姿〜❤︎


セイヤ「ふ、フランお嬢様…?その格好は一体…」


フラン「セイヤが1日大変だろうと思って…ミニスカメイド服でご奉仕してあげようかなって思ったんだけど…全然来てくれないんだもん…お姉様とエッチな事してたみたいだし…それも1時間近く…」ムスっ…


セイヤ「お気遣い感謝致します、フランお嬢様。し、しかし…何故私がレミリアお嬢様と…その…していた事をご存知なのですか…?」


フラン「私の部屋…お姉様の部屋の隣だよ?お姉様の喘ぎ声が私の部屋にまで聞こえてきたんだから…」


セイヤ「そ、そういう事ですか…『迂闊でしたね…可愛い声で鳴いて下さいとお願いしたのが間違いでした…』」


フラン「セイヤのバカ…」うるっ…


スタスタスタスタ…ギュゥっ❤︎


フラン「ふぁ❤︎…も、もう…///そんな事したって許さないからね…?///」ドキドキっ❤︎


セイヤ「そんな事を言って…最後にはいつも、私の事を許して下さるじゃありませんか…」なでっ❤︎


フラン「きょ、今日は絶対に許さないからっ…///どんな事したって絶対n「失礼…」んむぅっ!?///」ビクンっ❤︎


セイヤ「ん…チュッ…ジュルッ…」ギュゥッ❤︎


フラン「ふ、にゃ❤︎んんぅ❤︎んむぅ〜❤︎んんっ❤︎『セイヤの舌が❤︎私の口の中❤︎掻き回してるっ❤︎あ、頭の中❤︎真っ白になって❤︎セイヤ色に染められちゃう❤︎』」レロっ❤︎レロレロっ❤︎


セイヤ「『フランお嬢様も…舌を絡めて来ましたね…では、私も…もっと激しく…』ジュルルッ…ヂュルルッ…んっ…チュッ…」むぎゅうっ❤︎


フラン「んむぅ〜っ❤︎んんぅーっ❤︎『も、もっと❤︎もっとセイヤと激しいキスしたいっ❤︎セイヤっ❤︎大好きっ❤︎大好きだよっ❤︎』」ムギュウッ❤︎


ちゅぱぁっ❤︎…ダラァ〜❤︎…


フラン「はぁ❤︎はぁ❤︎…せ、せーや❤︎」ポタ❤︎ポタ❤︎


フランの口元を拭う…


セイヤ「その憂いを帯びた真紅の瞳…とても綺麗で、愛らしいですよ…フランお嬢様。そう…今直ぐにでも、食べてしまいたい位に…愛らしい瞳だ…」ジッ…


フラン「せーや❤︎せーやぁ❤︎」擦りっ❤︎擦りっ❤︎


グッ!


フラン「あっ…///」ポフンっ❤︎


ギシッ…ギュゥっ❤︎


セイヤ「フランお嬢様も、とても良い匂いがしますね…食欲を唆る、とても甘美な、脳髄が蕩けてしまう様な…そんな香りが致します…」首筋にチュッ❤︎


フラン「ふにゃっ❤︎……せ、せーや…///いつもみたいに…///フランの事…///可愛がって…?///せーやになら…///何されてもいいから…///何でもしてあげるから…///だから…///お願い…///」トロ〜ンっ❤︎


セイヤ「っ……そんな事を言われて、我慢出来る程…私は出来た人間では御座いませんよ?フランお嬢様…」パサッ…


フラン「出来た人間じゃ無くてもいいの…///私はせーやが好きなの…///私の傍に居てくれる、私の事を愛してくれる…///強くて、優しくて、カッコいい…///そんなセイヤが、私は好きなの…///」チュッ❤︎


セイヤ「んっ……では、今日も貴女に…刻印を刻み込んで差し上げましょう…一生消えない刻印を…外に、中に…染み込んで、浸透するまで…何度でも、ね…」


フラン「うんっ❤︎フランに、2度と消えないせーやだけのモノだっていう証っ❤︎刻み込んでっ❤︎」両手を広げるっ❤︎


セイヤ「貴女は誰にも渡さない…体中に、体の中に直接…私の全てを…貴女に…」スッ…


フラン「うん❤︎いーよ❤︎せーやの全部、フランが受け止めたげるっ❤︎」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「我慢などせずに、沢山鳴いて下さいね…?その可愛らしい鳴き声を、私にお聞かせ下さい…フランお嬢様…」グッ…


フラン「んんぅ❤︎ん、あっ❤︎せ、せーやっ❤︎せーや好きぃっ❤︎も、もっと❤︎もっとフランの事可愛がってっ❤︎愛してっ❤︎『今日も私、朝からセイヤとラブラブしてるっ❤︎お姉様と同じ位愛して貰わなきゃねっ❤︎』」チュッ❤︎



♧♣︎♧約1時間後♣︎♧♣︎



フラン「せいやぁ❤︎」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「何でしょうか。フランお嬢様」なでなでっ❤︎


フラン「私の事好きぃ?」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「はい。大好きですよ」なでなでっ❤︎


フラン「じゃあじゃあっ❤︎私の事、愛してる?」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「はい、勿論です。愛していますよ、フランお嬢様」ニコ


フラン「ふにゃーっ❤︎私もせーやの事愛してるよぉ〜っ❤︎」擦り擦りっ❤︎


セイヤ「はい、存じておりますよ。私と貴女の気持ちは同じです。フランお嬢様」なでなでっ❤︎


フラン「えへへ〜❤︎朝からセイヤとエッチな事出来て幸せぇ❤︎」擦り擦りっ❤︎


セイヤ「今日もとても可愛らしいお声で鳴かれていましたね、フランお嬢様」むぎゅうっ❤︎


フラン「ふにゃっ❤︎…興奮した…?///」ジッ❤︎


セイヤ「はい、とても…抑え切れずに、暴走してしまいそうな位に、ね」チュッ❤︎


フラン「んっ❤︎…も〜❤︎せいやのエッチっ❤︎」チュッ❤︎



イチャイチャっ❤︎ラブラブっ❤︎



ギィィ…


ドア|ブラド「く、来るのが遅いと思ったら…///フランと愛し合っていたのか…///そうだと知っていれば私だって…///」


ドア|アスワン「あ、あなた…そろそろ戻らないと、フランとセイヤ君に気付かれて…」オロオロっ…


ドア|ブラド「む、娘が男とどの様な事をしているのかを知るのは親の義務だっ…///おおセイヤ君…///そんなに激しく…///今度アスワンとも是非…///」マジマジっ…


ドア|アスワン「も、もう…///あなたったら…///」モジモジっ❤︎



セイヤ「フランお嬢様…気付いていますか…?ブラド様とアスワン様が此方を見ていますよ…」


フラン「う、うん…///恥ずかしいけど…///でも…///せいやとラブラブしてる所を見られるのは…///良いかな…///」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「では、5回戦目に突入する…という事で宜しいですか…?フランお嬢様…」耳元で囁く…


フラン「っ❤︎❤︎❤︎…い、いーよ❤︎フランの事❤︎好きにしてっ❤︎せーやっ❤︎『また私❤︎セイヤに命令されて❤︎エッチな事しちゃうんだ❤︎』」チュッ❤︎



ドア|ブラド・アスワン「「///」」ドキドキドキドキっ!!


レミリア「お父様…お母様…」ジトーーーーー…


ドア|ブラド・アスワン「「はっ…」」


レミリア「まさかお父様とお母様の趣味が出歯亀をする事だったなんて…」ヒキっ…


ブラド「ち、違うんだレミリアっ…私はただっ…」


レミリア「…」ジトーーーーー…


ブラド「しぃましぇん…」しょぼ〜んっ…


アスワン『悄気ている貴方もまた…///』ドキドキっ❤︎


ブラド「と、所でレミリア…お前もセイヤ君と…その…朝の修行を…?」


レミリア「えっ!?///……え、えぇ…///6回程…///」俯く…


ブラド「う、うむ…///そうか…///6回、か…///『セイヤ君は底無し…と…』」メモメモ…


レミリア「う〜…///今夜が楽しみだわ…///早く夜にならないかしら…///」モジモジっ❤︎


アスワン「レミリア、今日はセイヤ君が紅魔館にお泊まりするの?」


レミリア「えぇ…///私とフランと一緒に眠りたいって言ってくれて…///だから今日は私の部屋で、私とセイヤとフランとでお泊まり会を…///」モジモジっ❤︎


ブラド『孫の顔が見られるまでそう遠くなさそうだな…』じーーーん…


アスワン『レミリアとフランが毎日幸せそうで本当に良かった…』じーーーん…


レミリア『今夜は今朝よりも激しく、セイヤと愛し合いたいわ❤︎』う〜❤︎



〜紅魔館(ホール)〜



セイヤ「ブラド様、お待たせしてしまい申し訳御座いません」スタスタ


フラン「ふにゃ〜❤︎」むぎゅうっ❤︎


ブラド「う、うむ…///構わんよ…///少し遅れる位にな…///」


セイヤ「さ、フランお嬢様。レミリアお嬢様の隣に…」フランを下す…


フラン「う、うん…」テッテッテッテッ…


ガタタッ…スッ…


レミリア「ふ、フラン…///おはよう…///」


フラン「お、おはよ…///お姉様…///」


レミリア「フラン…///今朝はセイヤと何回愛し合ったのかしら…?///」


フラン「えっ…///えっと…///5回…///お、お姉様は何回したの…?///」


レミリア「私は6回よ…///」


フラン「え〜…お姉様ズルいっ…私ももう1回セイヤとエッチしとけば良かったぁ…」しょぼ〜んっ…


レミリア「ふふ…///セイヤに滅茶苦茶にされるのは、やっぱり心地良いわね…///これならセイヤが仕事中の間、我慢が出来そうだわ…///」ポッ❤︎


フラン「いいもん…私は今日の夜に沢山セイヤに可愛がって貰うから…」ムスっ…


セイヤ「ブラド様、少し宜しいですか?1つお伝えしたい事があるのですが…」


ブラド「む?何かな?セイヤ君」


セイヤ「今日のレミリアお嬢様とフランお嬢様のご予定を、私の独断でキャンセルさせて頂きました」


ブラド「だろうな…それは私の想定内だった事だ。君は気にしなくてもいい」


セイヤ「畏まりました。ああ、それともう1つだけ宜しいですか?」


ブラド「?」


セイヤ「ドアの隙間からコソコソと出歯亀をするのは、余り当主としては相応しくない行動かと、私は思いますよ」ニコ


ブラド「なっ…///き、気付いていたのか…///」


セイヤ「両親公認なのは嬉しいのですが…やはり見守って貰いたいと思うのが、私の本音ですね」ふふ…


ブラド「い、以後…///気を付けよう…///」


セイヤ「ふふ…では、私は朝食の用意をして来ますので…」ペコ


アスワン「今日の朝食はセイヤ君が?」


セイヤ「はい。何でも、今日はシェフの方がお休みを頂いているそうで…今夜の晩餐も、僭越ながら私が準備させて頂く事になっています」


ブラド『レミリアとフランが君が居る時はシェフの料理は食べないと言って聞かなかったからな…レミリアもフランも、セイヤ君の料理に舌が肥えてしまった様だ…』



§§§5分後§§§



カラカラカラカラッ…


セイヤ「本日の朝食は、生ハムのかいわれサラダ、根菜のポタージュ、ポーチドサーモン…リュスティックをご用意致しました」コトッ…


レミリア「とても美味しそうな香りだわ…」


ブラド「しかし腹に溜まらないものばかりだな…私は朝からガッツリ派の人間なんだが…」


セイヤ「申し訳御座いませんブラド様。レミリアお嬢様もフランお嬢様も、既にお腹が一杯ですので…どうかご容赦下さい」ペコ


フラン「えっ…///お、お腹一杯って…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「レミリアお嬢様もフランお嬢様も…今はこれ位の食事量が丁度良いでしょう…?朝食は1日の始まりには欠かせない物ですから…少しでも食べないと、ね…?」レミリアとフランの耳元で囁く…


レミリア「た、確かにお腹は一杯だけれど…///」モジモジっ❤︎


ブラド「そ、そういう事か///……ならば、我慢するとしようか…」


アスワン「セイヤ君なら心配要らないでしょうけど、レミリアもフランも私に似て、体が小さいから、余り体に障る様な求め方をしては駄目ですよ?」ニコ


セイヤ「勿論心得ております。私は、愛する人が嫌がる求め方や、体を壊してしまう様な求め方は致しません」ニコ


アスワン「流石は将来の旦那様ですね〜♪」


セイヤ「旦那だなんて烏滸がましい…私はあくまで執事ですよ、アスワン様」ニコ


レミリア・フラン「「…」」しょぼ〜んっ…


セイヤ「今はまだ、ね?レミリアお嬢様とフランお嬢様を幸せにするのは、他の誰でも無い…この私です」ニコ


レミリア・フラン「「はぅっ❤︎」」ズッキューーーーンっ❤︎❤︎❤︎


ブラド『セイヤ君は言葉巧みに女の子をドキドキさせる…と』メモメモ…


レミリア「そ、それじゃあお父様…///そろそろ食べましょう…?///『私の旦那が作った真心たっぷりの朝食❤︎』」


セイヤ「真心では無く愛情、ですよ…?レミリアお嬢様…」ボソ…


レミリア「うーーーーっ❤︎❤︎❤︎」


フラン「セイヤの愛情がた〜っぷり詰まった朝食っ❤︎いただきま〜すっ❤︎」


ブラド「では私とアスワンにもその愛情が?」


セイヤ「また別の意味での愛情ですけど、ね。パパ上様」ニコ


ブラド「う、うむっ…///宜しいっ…///『ふっ…漸く私の事をパパ上と呼ぶ様になったか…』」


アスワン「ふふふ…」ニコニコ



♪♩♫約20分後♪♩♫



レミリア「ご馳走様。とても美味しかったわ、セイヤ。流石は私とフランの執事ね❤︎」ニコ


セイヤ「お褒めに預かり光栄です。レミリアお嬢様」ペコ


ブラド「うむ…偶にはサッパリした物を朝食にするのも悪くはないな…」口元拭き拭き…


フラン「けふっ…ふにゃ〜❤︎セイヤの料理は世界一美味しいねぇ〜❤︎」


セイヤ「ありがとう御座います。おや…フランお嬢様、失礼します」スッ…


フラン「えっ…///んんっ…///」


セイヤ「口元をこんなに汚されて…全く…」拭き拭き…


スッ…


フラン「あ、ありがと…///『セイヤ、早く18歳にならないかなぁ…///早くセイヤと結婚したいなぁ…///』」ポケェ〜❤︎


レミリア「セイヤ…その…この後はやっぱり…」


セイヤ「はい。この後私は、紅魔館内の清掃業務、大図書館の脚立と本棚の現状視察、並びに清掃業務。そして、昼食の準備と、今宵の晩餐の下拵えが…」


レミリア「そ、そう…頑張りなさい…」俯き…


頭ポンっ❤︎


レミリア「あ…///」ドキっ❤︎


セイヤ「ふふっ…こんな仕事などさっさと片付けて、午後のティータイムの準備と、レミリアお嬢様とフランお嬢様のお相手をする時間を、設けなければなりませんね」なでなでっ❤︎


レミリア「せいや…///貴方…///」ドキドキドキドキっ❤︎


セイヤ「今の私が優先すべきは、レミリアお嬢様とフランお嬢様の願いを叶える事です。ですが…私はあくまで執事…それも下の者を纏める執事長です。上の者である私が、お嬢様方と唯ラブラブしているだけでは、下の者に示しが付きません…ですから」頰を撫でる…


レミリア「えぇ…私達はいつまでも待っているわ…貴方が、私達姉妹の所に戻って来るのを…いつまでも…」その手に触れる…


セイヤ「レミリアお嬢様…」ジッ…


レミリア「セイヤ…///」ジッ❤︎


ポワポワポワ〜ンっ❤︎❤︎❤︎


ブラド「何という甘い空間っ…甘い空気っ…このゾーン、老いた私には刺激が強過ぎるっ…」


アスワン「若いって素晴らしいわね〜♪」


フラン「フランも仲間に入れてよぉ…」グスンっ…


セイヤ「ふふ…では、お姫様抱っこでお部屋までお送りしますよ。フランお嬢様…」


フラン「えっ❤︎いーのっ❤︎お姫様抱っこっ❤︎お姫様抱っこ〜っ❤︎」ガタタッ!テッテッテッ!


むぎゅうっ❤︎


フラン「そのままフランのお部屋でエッチな事してもいーよっ❤︎」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「まだし足りないのですか?フランお嬢様」なでなでっ❤︎


フラン「フランの事…///もっとお腹一杯にして欲しいなぁ…///」上目遣いっ❤︎


セイヤ「上目遣いは卑怯ですよ、フランお嬢様…ですが、フランお嬢様を食べるのは…今宵の晩まで取っておきましょう…私は、好きな物は最後まで取って置く派の人間ですので…」顎をなでなでっ❤︎


フラン「ふにゃ〜んっ❤︎んっ❤︎ふにゃ〜❤︎『も〜❤︎これは朝までラブラブコース決定だねっ❤︎』」むぎゅううううっ❤︎


レミリア「せ、セイヤ…その…私もお姫様抱っこをして貰いたいのだけれど…」俯きながら…


セイヤ「構いませんよ。ね?フランお嬢様…」


フラン「うんっ!お姫様抱っこじゃ無くなっちゃうけど…でも!セイヤに抱っこして貰いながら、部屋まで行こっ!お姉様っ!」ニコ


レミリア「え、えぇ…///『私達姉妹の事を1番に考えてくれる…///どんな我儘でも笑って聞いて、そして叶えてくれる…///私とフランの、将来の旦那様…///水奈月セイヤ…///』」ガタタッ…テッテッテッテッ…


むぎゅうっ❤︎


レミリア「命令よ、セイヤ…///私とフランを抱っこして、部屋まで送りなさい…///」むぎゅううううううっ❤︎


セイヤ「御意、ご主人様…」ヒョイっ❤︎×2


レミリア・フラン「「ひゃあっ!?///」」ドキーンっ❤︎


セイヤ「ではブラド様、アスワン様、私とお嬢様はこれで失礼致します」頭を軽く下げる…


ブラド「う、うむ…///『セイヤ君がレミリアとフランの旦那、か…ふっ…しかし、財閥の跡取りとしても、紅魔館の主としても、紅魔流抜刀術の当主としても…君になら何もかもを任せられる…勿論、レミリアとフランの事もな…』」


アスワン「あなた…///私にも久し振りに、お姫様抱っこを…///」


ブラド「っ……感謝するぞ!セイヤ君っ!!」ヒョイっ❤︎


アスワン「あの時の事を思い出すわ…///あなたが家の人達の反対を押し切って、私と添い遂げようと言ってくれた時の事を…///」


ブラド「はっはっはっ!今思えば、セイヤ君は私と同じ行動を取ったに等しいな!まぁ…私が軟禁されていた訳だが…今思うと何とも情けない…」


アスワン「セイヤ君なら…レミリアとフランの事を、必ず幸せにしてくれる筈よ…だから私達は、彼を信じましょう…あなた」


ブラド「ああ…私は最初からそのつもりだよ…アスワン…」



〜紅魔館(廊下)〜



スタスタスタスタスタスタ



レミリア「セイヤ…///愛しているわ…///世界中の誰よりも、私は貴方の事を愛しているわ…///」ムギュウッ❤︎


フラン「私だってお姉様に負けない位セイヤの事愛してるもんっ❤︎絶っ対フランと結婚してねっ❤︎セイヤっ❤︎」ムギュウッ❤︎


セイヤ「嗚呼…幸せ夢日和ですね…」スタスタ


「あ、セイヤさん。おはようございます」ペコ


セイヤ「杏花さん、おはようございます。どうですか?紅魔館の仕事には慣れましたか?」


杏花「は、はい…一応は…」あはは…


レミリア「現れたわね…ドジっ娘メイド…」


杏花「お、おはようございます…レミリアお嬢様…今日もセイヤさんとラブラブで羨ましいです…」


レミリア「ラブラブ?当然でしょう?私とセイヤは将来を誓い合った仲なのだから…」ふんっ…


杏花『今日も変わらずレミリアお嬢様が冷たいです…』


フラン「杏花おはよ〜♪」


杏花「おはようございます。フランお嬢様」ペコ


フラン「杏花も早く一人前のメイドさんになれるといいね〜♪」


杏花「そ、そうですね…頑張ります…」


フラン「でもね…杏花…」


杏花「?…はい、何でしょう…」


フラン「私とお姉様セイヤにちょっかい出したら…杏花の事…壊しちゃうからね…?」ニコ…


杏花「っ」ゾクッ…


セイヤ「レミリアお嬢様、フランお嬢様…お痛はいけませんよ?」


レミリア「う〜…」むぎゅうっ❤︎


フラン「ごめんなしゃい…」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「杏花さん、お気を悪くされたのなら謝りますので…どうかレミリアお嬢様とフランお嬢様の事を嫌いにならないで下さい…」ペコ…


杏花「い、いえいえそんなっ…それだけセイヤさんの事を愛しているって事ですからね…私は気にしていませんよ」ニコ


レミリア「ふんっ…知った様な口を利いて…私のセイヤへの愛は、言葉ではどうやっても表せない程強いのよ…」


杏花「羨ましいですねぇ…私にもそんな男性が居れば…」はぁ…


フラン「杏花は彼氏さん居ないの?」


杏花「残念ながら居ませんね…」


フラン「じゃあ杏花の理想の男の人ってどんな人?」


杏花「り、理想の男性ですか……理想の男性は…///」チラ…


セイヤ「?」キョトン…


レミリア「うーーーーっ!やっぱり貴女は敵よっ!ドジっ娘属性とメイド属性でセイヤの気を惹こうという魂胆ねっ!」むぎゅううううっ❤︎


フラン「セイヤはダメだよっ!セイヤは私とお姉様のモノなんだからっ!だからセイヤはダメっ!絶対ダメっ!!」むぎゅううううっ❤︎


杏花「わ、分かってますよお嬢様っ!ですから警戒しないで下さいっ!殺気を放たないで下さいっ!!」オロオロっ!


レミリア「信用出来ないわっ!女という生き物は、裏で何を考えているか分からない生き物なのだからっ!」うー☆うー☆


セイヤ「ではレミリアお嬢様も…裏では私の事を罵倒しているのですね…」よよよ…


レミリア「私は年中無休でセイヤ、貴方の事だけを考えているわ…///心の奥底まで、貴方で染め上げられてしまったもの…///あの時から私はずっと…///貴方の事だけを…///」


セイヤ「レミリアお嬢様…こんな私の事をそこまで慕ってくれて、ありがとうございます…」俯き…


レミリア「せ、セイヤ…貴方、まさか…泣いているの…?」オロオロっ…


フラン「セイヤが泣いてるぅ❤︎可愛い〜❤︎フランがギュッとして慰めたげるねっ❤︎」むぎゅうううううううっ❤︎なでなでっ❤︎


セイヤ「こんな私の事をっ…愛してくれてっ…本当にっ…ありがとうございますっ…レミリアお嬢様っ…フランお嬢様っ…」


レミリア「泣いている貴方は可愛くて素敵だわ❤︎私が慰めてあげるから、泣かないでちょうだい❤︎セイヤ❤︎」むぎゅうっ❤︎なでなでっ❤︎


杏花『セイヤさん…///可愛い…///』キュンっ❤︎



〜紅魔館(2階廊下)〜



セイヤ「お恥ずかしい所をお見せして申し訳御座いませんでした。レミリアお嬢様、フランお嬢様…」スタスタ


レミリア「謝る必要なんて無いわよ、セイヤ…///貴方の愛が強く感じられて、私はとても嬉しかったわ…///」むぎゅうっ❤︎


フラン「もうこれはこのままお部屋で、私とお姉様とラブラブコースだよね❤︎セイヤっ❤︎」むぎゅうっ❤︎


セイヤ「い、いえ…私にはまだ仕事が…」スタスタ


レミリア「泣く程私達に愛されるのが嬉しい癖に…///貴方は何を言っているのかしら…?///」


フラン「ねぇ〜❤︎お仕事頑張れる様に、フランとお姉様がもっともっと愛してあ・げ・る❤︎ちゅっ❤︎」頰にチュッ❤︎


セイヤ「フランお嬢様……私は、本当に幸せ者です…」グスンっ…


フラン「セイヤ泣かないでぇ…」ムギュウッ❤︎


「セイヤ先輩っ…」ぷるぷるっ!


フラン「うげっ…麗音だ…」擦りっ❤︎擦り擦りっ❤︎


麗音「い、今フランちゃんにキスして貰ってましたよねっ?」ぷるぷるっ!


フラン「愛し合ってるんだからキス位当然じゃん…朝はもっと凄い事したもんね〜❤︎セイヤぁ❤︎」


麗音「もっと凄い事っ!?そ、それってどういう意味っ!?」


フラン「麗音が知る必要無いし…ねぇセイヤ❤︎早く私の部屋行こっ❤︎ねぇお姉様ぁ…夜はお姉様の部屋で良いからさ…今回は私の部屋でいい?」


レミリア「えぇ、勿論構わないわよ?」


フラン「やった♪さぁセイヤっ❤︎フランのお部屋へレッツゴーっ❤︎」ビシィッ☆


麗音「ねぇフランちゃんっ!」


フラン「っ…煩いよ…私はもうセイヤのモノなの…セイヤだけのモノなのっ…耳障りな声で、私の名前を呼ばないで…」


麗音「フランちゃん…」


フラン「私はセイヤが相手じゃないと幸せになれない…どうしても…セイヤじゃなきゃダメなの…本当に私の事が好きなら…私の気持ち…分かってよ…」ギュゥッ…


セイヤ「フランお嬢様…」


フラン「私の心と体はもう、セイヤだけのモノなの…絶対に誰にも…心も、体も許さない…ずっとずっと…セイヤと共に生きて行く…それが私の、たった1つの願いだから…」


麗音「…」


フラン「行こ…セイヤ…フランの事、沢山愛して…?もっともっと…セイヤと愛し合いたい…ダメ…?」


セイヤ「駄目ではありませんよ…言ったでしょう?私の気持ちは、貴女と同じだと…」チュッ❤︎


フラン「んっ❤︎…チュっ❤︎ジュルっ❤︎んちゅぅ〜❤︎ん、んんぅぅ〜っ❤︎」チュパっ❤︎レロっ❤︎


ちゅぱぁっ❤︎…タラァ〜❤︎


フラン「せ、せーや❤︎せーやぁ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「行きましょう…フランお嬢様、レミリアお嬢様…私の心と体は、常に貴女達と共に在ります…」


レミリア「えぇ❤︎」ギュッ❤︎


フラン「うん❤︎」ギュッ❤︎


セイヤ「では麗音様…また後程…」スタスタ


スタスタスタスタスタスタ


「完璧に振られたな、麗音」スタスタ


麗音「辰巳先輩…」クル…


辰巳「最初から負け戦だって知ってて好きになったんだろ?フランちゃんは入学する前からセイヤの事好きみたいだったしな…」


麗音「でも…僕は…」


辰巳「俺、実は魔理沙ちゃんから聞いたんだよな…お前がどうしても諦められないって言うから、どうしてフランちゃんがあんなにセイヤの事好きなのかってよ…」


麗音「…」


辰巳「元々は一目惚れ…というか、レミリアちゃんを紅魔館から連れ出す時の真剣な表情を見て、好きになったんだとよ…まぁこれじゃあ一目惚れと変わらんか…」


麗音「…」


辰巳「……フランちゃんは、セイヤに命を救われたらしい…」


麗音「え…?」


辰巳「詳しくは教えてくれなかったんだけどな…セイヤもフランちゃんを助ける過程で、1度死んでるらしいんだ…だけど、確かに死んだ筈なのに…奇跡的に息を吹き返したらしい…」


麗音「命を落としてまで…フランちゃんの事を…?」


辰巳「らしいぞ?体には傷痕も残ってるらしい…酷い傷だって、魔理沙ちゃんは言ってた…彼奴、だからいつも1人で端っこの方で着替えてたんだなって、納得したよ…」


麗音「セイヤ先輩は…自分の命を賭けられる程…フランちゃんの事が好きなんですね…」


辰巳「まぁそんな事はザラだって言ってたけどな…早苗ちゃんもらしいし…彼奴は霊夢ちゃん達の為なら、簡単に命を投げ出せる奴なんだよ…俺達が勝てる訳ねぇよ…」


麗音「フランちゃん…」


辰巳「ま、失恋したのは今に始まった事じゃないだろ?ほら、早く執事aさんの所行くぞ?もう怒鳴られるのは嫌だからな…」スタスタ


麗音「……はい」スタスタ



〜2時間後(フランの部屋)〜



ギシッ…ギシッ…ストッ…



フラン「せいや…///お仕事行くの…?///」はぁ❤︎はぁ❤︎


セイヤ「はい。まだ仕事が何も片付いていないので…」


レミリア「もう今夜の会食もキャンセルして、私達姉妹と一緒に寝ていましょう…?///貴方も本当は、それを望んでいるのでしょう…?///」はぁ❤︎はぁ❤︎


バサッ!スッスッ…ピシッ!


セイヤ「私も本当なら…レミリアお嬢様とフランお嬢様と、もっと甘い時間を過ごしたいと思っています…ですが、私は執事です。職務を全うしてこそ、執事と呼べるのではありませんか?レミリアお嬢様」ニコ


レミリア「それはそうだけれど…」


セイヤ「ふふ…また今夜、一緒に寝ましょう…レミリアお嬢様。今度は夜が明けるまで…ね?」ニコ


レミリア「う〜…///」モジモジっ❤︎


フラン「せいや❤︎お仕事頑張ってねっ❤︎」ニコっ❤︎


セイヤ「はい、また午後のティータイムの時に…」ペコ


スタスタスタスタガチャッ…パタン…


フラン「そういえばお姉様…セイヤはお昼、どうするのかな…」


レミリア「私達が愛妻弁当を作ってあげましょう?きっと喜んでくれる筈だわ♪」


フラン「そうだねっ♪まだまだ1日はこれからだもんっ♪一杯一杯セイヤに尽くしちゃおうねっ❤︎お姉様っ♪」


レミリア「えぇ♪でもその前に…」ゴロン…


レミリア・フラン「「余韻に浸(ろっか…///)りましょう…///」」あんなに激しくセイヤと…///



〜紅魔館(フランの部屋前)〜



セイヤ「ふぅ…///」


「おや?セイヤ。何故妹様のお部屋から?」スタスタ


セイヤ「咲夜さん…いえ、ちょっと…///」


咲夜「貴方のちょっとはちょっとではありませんよ…それよりもセイヤ、今夜の晩餐の準備は出来ていますか?」


セイヤ「咲夜さん…申し訳御座いません…」ペコ


咲夜「?」


セイヤ「私、何1つとして仕事をしていません」


咲夜「……セイヤは塵執事に降格ですね」


セイヤ「どうか慈悲をっ…」


咲夜「ふふっ♪冗談ですよ♪そんな事をしてしまったら、私がお嬢様にお叱りを受けてしまいますからね♪」ニコ


セイヤ「これから汚名挽回、名誉返上のつもりで頑張りますっ…」キリッ…


咲夜「セイヤ…名誉挽回、汚名返上ですよ…」


セイヤ「おっと失礼…所で咲夜さん、何故フランお嬢様のお部屋に?」


咲夜「あっ…そうでした。セイヤ、貴方に頼みたい事があるんですけど…」


セイヤ「仕事が何1つ片付いていない人に頼み事…ですか。咲夜さんはやはり鬼ですね…」ボソ…


咲夜「セイヤ…?」ニコォォ…


セイヤ「咲夜さんはいつも本当にお美しいですね」ニコ


咲夜「もう…///そんな事を言っても仕事は減りませんからね?///」テレテレっ…


セイヤ「それで咲夜さん…その私に頼みたい事とは?」


咲夜「紅魔館の時計台の時計が止まってしまったので、セイヤに直して貰いたいのですが…」


セイヤ「業者さんに頼みなさいっ!!」クワっ!!


咲夜「あの時計台はとても古い物ですので…業者さんに直して貰うのは不可能なんですよ…」


セイヤ「でしたら尚更私に頼むのは場違いですよっ!私は時計台の修理などした事はありませんっ!!」


咲夜「そうですか…でしたら最後の手段を使わざるを得ませんね…」スタスタ


セイヤ「最後の…手段…?」嫌な予感が致します…


コンコンッ…


咲夜「お嬢様、妹様、咲夜です」


ガチャッ…


レミリア「何かしら…///咲夜…///私とフランは今…///余韻に浸っている最中なのだけれど…///」はぁ❤︎はぁ❤︎


咲夜「かはぁっ…///」吐血ッ☆


フラン「あれ…///せいやぁ❤︎まだフランとエッチし足りないの…?///」ポケェ〜❤︎


咲夜「エッチッ!?///し足りないッ!?///」かはぁッ!!


セイヤ「咲夜さん…早くその最後の手段というものを…可及的速やかに…」


咲夜「そ、そうですね…///お嬢様、妹様…///セイヤに時計台を修理する様命令して下さい…///」鼻血ボタボタっ☆


セイヤ「っ!!?」


レミリア・フラン「「時計台の修理…?///」」はぁ❤︎はぁ❤︎


咲夜「はい…セイヤがお嬢様と妹様に命令されれば時計台の修理をすると」鼻拭き拭き…


フラン「時計台壊れちゃったの?」


咲夜「その様です。何分古い物ですから…業者さんにも直す事は不可能らしいので…」


フラン「確かにセイヤなら直しちゃうかもね❤︎」


セイヤ「私はあくまで執事ですっ!時計台の修理など出来ませんよっ!」


レミリア「確かにベッドの上での貴方は、本当にただの悪魔よね…///私の事をあんなに激しく…///う〜❤︎やっぱり今夜が楽しみだわ❤︎」モジモジっ❤︎


咲夜「と言う訳で、お嬢様、妹様…お願いします」ペコ


レミリア「分かったわ、咲夜。セイヤ、命令よ…時計台を直しなさい!」


フラン「直してくれたら今夜、セイヤの望む格好でエッチしたげる〜❤︎」


咲夜「何ですとっ!!?///」鼻血ブシュッッ☆


セイヤ「い、御意…ご主人様…『時計台の修理なんて…私に出来るのでしょうか…』」ペコ


レミリア「それじゃあセイヤ…///またティータイムの時に…///あ、それと…///お昼は私とフランがお弁当を作ってあげるわ❤︎楽しみにしていてちょうだい❤︎」ギィィ…


フラン「それじゃね〜❤︎」手を振り振り❤︎


ギィィ…パタン…


咲夜「……セイヤ、後で色々な意味でお説教ですよ」ニコ…


セイヤ「……御意」ペコ



▽▲▽約3時間後▲▽▲



セイヤ「はぁ〜…疲れました」ストッ…


セイヤ「時計台の修理、昼食の準備から晩餐の下拵え…レミリアお嬢様とフランお嬢様のティータイムの用意…その他諸々の仕事が漸く片付きました…」


ゴソゴソ…スッ…


セイヤ「しかし、全てはこの昼食の為に…レミリアお嬢様とフランお嬢様お手製のお弁当…嗚呼、とても良い香りがお弁当箱から…」クンクン…


「お、セイヤ…お前も今から休憩か?」スタスタ


セイヤ「おや…辰巳さんに裕さん、それに藤堂さんと麗音さん…貴方方も今から休憩ですか?」


裕「そうそう…全然仕事が終わらなくてよ…ていうかこの館広過ぎだろ…」ストッ…


セイヤ「世界有数のトップ企業、その社長のお家ですからね。館の大きさは会社の大きさ、ですかね」パカッ…


藤堂「お、何だそれ。もしかして手作りの弁当か?」


セイヤ「はい。レミリアお嬢様とフランお嬢様お手製のお弁当です」とても美味しそうですね…


辰巳「お前は良いよな…俺らなんてコンビニ弁当だぞ?賄い付きかと思ってたがそんな事無かったな…」ピリピリ…


セイヤ「咲夜さんと美鈴さんとパチュリーお嬢様にはお昼をお出ししましたけどね」


藤堂「何だよ!じゃあ俺らにも食わせてくれよ!」


セイヤ「何も言われなかったので…」パクっ…


麗音「フランちゃんの作ったお弁当は美味しいですか?セイヤ先輩」パク…


セイヤ「はい。天にも昇る心地が致します」ニコ


麗音「そうですか…」パク…


辰巳「おいセイヤ…何かフォローとか出来ねぇのかよお前は…」コソっ…


セイヤ「フォローをする必要などありませんよね?元々フランお嬢様は、私の所有物です。よって、私がフランお嬢様に何をしようと、貴方方には関係ありません」パク…


裕「そんな言い方無いだろうが!麗音がどんな気持ちでっ!!」スクッ!


セイヤ「私は何も間違った事は言っていません。フランお嬢様は私のモノ…これは決して覆る事の無い事実です」パク…


麗音「っ」


セイヤ「はぁ…煩わしい。私は別の場所で食べます。貴方方と一緒に食べていると、折角レミリアお嬢様とフランお嬢様が作ってくれたお弁当が、不味くなってしまいます…」スクッ…スタスタ


裕「てめぇ根暗ッ!!」スクッ!


腕ガシッ!


辰巳「止めろ、裕。セイヤは何も間違った事言ってねぇだろ?でもなセイヤ、お前…言い方ってもんがあるだろ…」


クル…


セイヤ「言い方…?笑わせないで下さい。貴方方に、私の何が分かると言うのですか…?やはり…私の事を理解してくれるのは…お嬢様方だけの様ですね…」クル…スタスタ


藤堂「お、おいセイヤっ!」


スタスタスタスタスタスタ


裕「何だよ…じゃあ霊夢ちゃん達は分かってるってのかよ…畜生…」


「どうしたんですか?騒がしいですね…」スタスタ


辰巳「咲夜ちゃん…」


咲夜「また貴方達はセイヤの事を怒らせたのですか?好い加減セイヤの機嫌を損ねる様な態度は控えて下さい…」


藤堂「こ、今回は俺達全く悪くないぞ?」


裕「麗音が傷心中だっていうのに…セイヤの奴…」


咲夜「傷心中…ですか。既に決まっていた現実を再度、セイヤに突き付けられたという訳ですね…」


裕「咲夜ちゃんまでそういう言い方するんだな…」


咲夜「私の事をどう思おうと、貴方達の勝手ですからね。きっとセイヤも、同じ事を貴方達に言ったでしょうし」


藤堂「良くお分かりの様で…」


咲夜「セイヤの考えている事は大体分かりますので…貴方達はセイヤの事を全く理解していない…いえ、そういえば理解しようともしていませんでしたね…すみません」ペコ


辰巳「お、俺は彼奴の事をっ…セイヤの事を理解しようとしてるっ!」スクッ!


咲夜「貴方達には無理ですよ。もう何回も言っていますよね?……貴方達に…セイヤを理解する資格などありません…では、私もまだ仕事が残っていますので…失礼します」ペコ


スタスタスタスタ


セイヤ『嗚呼…もうこんな時間だ。無駄な時間を過ごしてしまいましたね…味わってお弁当を食べた後、今宵の晩餐の準備に取り掛からないと…』スタスタ



♯♯♯約20分後♯♯♯



セイヤ「さて、お持て成しの準備に取り掛かると致しましょう」


スッ…コトッ…


セイヤ「先ずは食器選び…商談とは、如何にも堅苦しい雰囲気…その雰囲気を和らげる、和みをモチーフにしたこの食器で、今宵の晩餐を彩ると致しましょう…」ニコ


チャキッ…ヒュンヒュンパシッ!


セイヤ「シルバーは一点の曇りもなく磨き上げる…そう…まるで鏡の様に……鏡の…様に…」キュッキュッ…


グニャアッ!!


セイヤ「っ…おっと、私とした事が…余りにも綺麗に磨き過ぎた所為で、私の顔が映ってしまいました。やれやれ…これは給料から天引きされてしまいますね…」コトッ…


バファッ!!…スッ…


セイヤ「次はテーブルセット…」


パチッ…パチッ…


セイヤ「テーブルに添えるフラワーアレンジメントは、紅魔を表す真紅の薔薇を…本数は誠実の意を込めて18本…」スッ…スッ…


パチッ…スッ…


セイヤ「しかし…薔薇を大量に購入し過ぎてしまいましたね…」パチッ…


ズラーーーーーーーーーーッ…


セイヤ「私とした事が…柄にも無く、少々張り切り過ぎてしまった様ですね…」パチッ…


セイヤ「これはどう致しましょう…捨てるには余りにも勿体無い……っ…決めました。ではこう致しましょう」ズォォォッ!!


ヒュンヒュンパシッ!スパッ!


ポタ…ポタ…ポタ…


セイヤ「黒く紅い薔薇…とても邪悪で綺麗な色ですね…黒赤色をした薔薇の花言葉は…決して滅びる事の無い愛、永遠の愛…ふふ…」チュッ❤︎


セイヤ「さて、と…この真紅の薔薇、全てを赤黒く染め上げて差し上げなければ…」スタスタ



〜紅魔館(レミリアの部屋)〜



レミリア「はぁ…やっぱりセイヤが居ないと詰まらないわね…」コトッ…


フラン「じゃあお姉様は私とチェスするのは詰まらないの?」コトッ…


レミリア「そういう事では無いけれど…でも、貴女もセイヤが傍に居た方が楽しいでしょう?」コトッ…


フラン「それはそうだけど…セイヤはお仕事忙しいし…あんまり我儘言ったら嫌われちゃうかも…私、セイヤにだけは嫌われたくないもん…」コトッ…


レミリア「あら、それじゃあフランは私に嫌われても良いのね?」コトッ…


フラン「そんなの絶対ヤダっ!私はお姉様にも嫌われたく無いっ!」コトッ!


レミリア「ふふっ…冗談よ。ほら、取り乱したりするから…チェックメイトよ」コツンッ…


フラン「あ……た、タイム」


レミリア「タイムは無しよ♪」ニコ


フラン「またお姉様に負けた…」ガクッ…


コンコンッ…


レミリア・フラン「「この優しくも心に響く激しいノックは…///まさか…///」」ドキドキっ❤︎


「レミリアお嬢様、フランお嬢様。セイヤです」


フラン「やっぱりセイヤだっ❤︎お仕事終わったのかな❤︎」ドキドキっ❤︎


レミリア「分からないわ…///は、入って良いわよ…///」ドキドキっ❤︎


「失礼します」ガチャッ…


スタスタ…ギィィ…パタン…


セイヤ「お忙しい中申し訳御座いません。レミリアお嬢様、フランお嬢様」ペコ


レミリア「丁度チェスが終わって暇だった所よ…///そ、それで…///何か私達に用かしら…?///ま、まさかまた…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「いえ…レミリアお嬢様とフランお嬢様に、是非ともプレゼントしたい物が…」


フラン「プレゼントっ❤︎何何っ❤︎今度は何をフランにプレゼントしてくれるのっ❤︎も、もしかして…///赤ちゃん…///とか…?///そんなぁ❤︎まだ早いよぉ〜❤︎子供を作るのは高校を卒業してからだって言ったのはセイヤじゃ〜んっ❤︎」モジモジっ❤︎


セイヤ「何を仰っているのですか…少しこの場でお待ちになっていて下さい。今持って来ますので…」スタスタ


ガチャッ…


レミリア「な、何をプレゼントしてくれるのかしら…///もうセイヤからは殆ど大事な物を貰ったというのに…///」モジモジっ❤︎


フラン「ねぇ〜❤︎…はっ!ま、まさかっ…///結婚指輪だったりして〜っ❤︎」きゃー❤︎


レミリア「け、結婚指輪っ!?///も、もう…///セイヤは気が早いのね…///私達はまだ高校生だと言うのに…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「お待たせしました。受け取って下さい…」スッ…


レミリア・フラン「「///」」左手を出す❤︎


セイヤ「あの…レミリアお嬢様、フランお嬢様…何故左手を…」


レミリア「早く指輪を薬指にはめてちょうだい…///」


フラン「これで私達…///セイヤのお嫁さんだね…///まぁ最初からセイヤのお嫁さんなんだけどっ❤︎」


セイヤ「私がお渡ししたいものはコレですよ…コ・レ…」ゴトッ…


レミリア「……薔薇…?」


フラン「赤黒い薔薇…だね…」


セイヤ「薔薇で御座います」ニコ


レミリア・フラン「「…」」ズーーーーーーーーーンッ↓


セイヤ「『おや?反応が薄いですね…』あの…お気に召しませんでしたか…?」


レミリア「そ、そんな事は無いわ…とても嬉しいわ…ありがとう…『大きく期待していただけに、反動が…』」しょぼ〜んっ…


フラン「うぅ…やっぱり結婚指輪はまだ早いよね…」しょぼ〜んっ…


セイヤ「『ああ…そういう事ですか…』薔薇を2本程失礼します…」ヒョイヒョイ…


ババババッ!ババッ!!シュバババババッ!!


セイヤ「さ、レミリアお嬢様、フランお嬢様。今一度左手を此方に…」


レミリア・フラン「「?」」左手を出す…


スッ…スッ…


レミリア・フラン「「あ…///」」ドキっ❤︎


セイヤ「私特製の薔薇の指輪です。如何でしょうか…」


レミリア「と、とても嬉しいわ…///セイヤ…///」薬指を見詰める…


フラン「綺麗…///」うっとり…


セイヤ「お気に召した様で幸いです」ペコ


レミリア「『そういえば…薔薇は色や本数で意味が変わると、前にパチェが話していたわね…』その…セイヤ?この薔薇は何本あるのかしら?」


セイヤ「999本、からのマイナス2本で御座います」


レミリア「『999本の意味は一体どんな意味だったかしら…それにこの赤黒い薔薇の意味も気になるわ…』せ、セイヤ…///この色と本数にはどんな意味が込められているのか…///教えてちょうだい…///」また私の勘違いだったら恥ずかしいわ…///


セイヤ「ググレカスっ!!」ピロリロリロっ♪


レミリア「呪文を唱えるかの様に罵倒するのは止めてちょうだいっ!!」傷付くわっ!


セイヤ「ふふ…ですが、その意味を知りたいのでしたら、ご自分で調べてみては如何ですか?レミリアお嬢様」ニコ


レミリア「う、う〜…///『だから…///その笑顔は反則よ…///』」モジモジっ❤︎


セイヤ「では、私はまだ晩餐の支度がありますので、これで失礼します」ペコ


フラン「またね〜❤︎愛してるよっ❤︎セ・イ・ヤっ❤︎」ニコっ❤︎


セイヤ「はい。私も愛していますよ❤︎フランお嬢様❤︎」ニコ❤︎


フラン「ふにゃぁぁぁぁぁっ❤︎」バターンッ☆


スタスタスタスタガチャッ…パタン…


フラン「セイヤの笑顔っ…///強力過ぎるよぉ…///」ビクンビクンっ❤︎


レミリア「///」モジモジモジモジっ❤︎


フラン「?…お姉様?どうしたの?スマホ見ながら顔赤くして……まさかっ!セイヤの新しい写真GETしたのっ!?私にもちょうだいちょうだいっ!!」ガバァッ!


レミリア「ち、違うわ…///フラン、これを見なさい…///」スッ…


フラン「えっと〜…薔薇は色と本数で意味が変わります…へぇ〜そうなんだ〜……えっ…///こ、これって…///」カァっ…


レミリア「赤黒い色をした薔薇は…///決して滅びることのない愛、永遠の愛…///」ドキドキドキドキドキドキっ❤︎


フラン「薔薇の花が999本…///それは…///何度生まれ変わっても、あなたを愛する…///」ドキドキドキドキドキドキっ❤︎


レミリア「う〜❤︎セイヤ❤︎」指輪を見詰める…


フラン「ふにゃ〜❤︎セイヤぁ❤︎」指輪を見詰める…



〜紅魔館(2階廊下)〜



スタスタスタスタ



セイヤ『レミリアお嬢様とフランお嬢様は…本当に喜んでくれていたのでしょうか…本当は私に気を遣って、喜んでくれていただけなのでは…?』スタスタ


咲夜「おや?セイヤ。晩餐の支度はもう終わったのですか?」


セイヤ「咲夜さん…いえ、これから支度に取り掛かる所です」


咲夜「そうですか♪」ニコ


セイヤ「……咲夜さん。これを受け取ってもらえますか?」スッ…


咲夜「?……綺麗な薔薇ですね…赤黒い色をした薔薇…まるで貴方の様ですね。セイヤ」ニコ


セイヤ「っ……そう、思いますか?」


咲夜「はい…燃え上がる様な真紅に…黒く塗り潰され様としている感じが…とても貴方に似ています…」


セイヤ「そうですか…」


咲夜「ふふ♪この薔薇、大切にさせて貰いますね♪家に帰るまで、花瓶にでも挿して置きましょう♪」ルンルンっ♪


スタスタスタスタ♪


セイヤ『咲夜さんには…白く美しい…純白の薔薇の方が、お似合いでしたね…』またしても私とした事が…



そして…



〜紅魔館(正門)〜



ザッ…



ノワール「此処が…紅魔館か。何とも不気味な屋敷だな…ギャラン、行くぞ」スタスタ


ギャラン「はいはい、お父様」スタスタ


美鈴「あ、ノワールさん。今晩は…ようこそ紅魔館へ。私は紅魔館の門番を任せて貰っている、紅美鈴です」ペコ


ノワール「うむ。今日はお招きに預かり感謝する」


美鈴「いえいえ♪では、正門を開けますね…開けゴマっ!」


ノワール・ギャラン「「そんな古臭い呪文で開くわけ…」」


ギィィィィィ…!!


ノワール・ギャラン「「開いた…」」


ズズーン…


スタスタスタスタピタ…


「初めまして、ノワール様。私、僭越ながらこの紅魔館で執事長を務めさせて頂いている、水奈月セイヤと申す者です。以後、お見知り置きを…」ペコ


ノワール「君が執事長…?まだ学生じゃないか…」


セイヤ「はい。幻想学園高等学校2年…それが普段の私です」


ギャラン「へぇ〜…お前が執事長を…へぇ〜…」ジロジロ…


セイヤ「時にノワール様。後ろのお二方は…」


美鈴「後ろの?…わひゃあっ!?い、いつの間にっ…」


「「…」」


ギャラン「あぁ、此奴らは俺の執事だ。こっちの名前はリード、こっちはヤードだ」


リード・ヤード「「…」」ペコ


美鈴「ふ、双子の執事…息もピッタリ合っていそうですね…」


セイヤ「ではノワール様、そしてリードさんとヤードさん。改めまして、紅魔館へようこそ…晩餐の準備は整えてあります、さ、此方へ…」


ノワール「うむ…」スタスタ


ギャラン「腹減った〜…」スタスタ


リード・ヤード「「…」」スタスタ


セイヤ「美鈴さん、貴女も紅魔館の中へ」


美鈴「え?わ、私もですか?」


セイヤ「使用人は全員、ホールの方に集まる様にと、ブラド様から仰せつかりましたので…後の事は警備員さん達に任せて下さい」


美鈴「は、はい…分かりました」スタスタ


セイヤ『さて、何事も無ければ良いのですが…』スタスタ



〜紅魔館(エントランス)〜



ギィィィィィ…



スタスタスタスタ


ノワール「ほほう…中は結構綺麗だな。趣のある良い館だ…む?」ピタ


「初めまして、だな。ウェダンノワール財閥社長、ノワール」スタスタ


ノワール「これはこれは…スカーレット財閥社長のブラドさんでは無いですか。今回は晩餐へのご招待、ありがとうございます」ペコ


ブラド「気を楽にしてくれ…今回は商談を交えてはいるが、親睦会の様なものなのだからな…」


ノワール「ん?そっちの2人は…」


ブラド「私の娘です。レミリア、フラン、ご挨拶を」


レミリア「初めまして。ブラド・スカーレットの娘、レミリア・スカーレットです」ペコ


フラン「同じく、フランドール・スカーレットです。初めまして」ペコ


ギャラン「へぇ…可愛いじゃん。俺はギャラン、宜しくな」


レミリア「よ、宜しく…『何よ此奴…馴れ馴れしいわね…』」に、にこ…


フラン「よ、宜しくぅ…『キモっ…死ねばいいのに…』」に、にこ…


咲夜『お嬢様と妹様…苦笑いを浮かべていますね…というより、嫌々笑っているんですね…』


セイヤ「私の所有物に馴れ馴れしい方ですね。全身の骨を砕いてバラバラにして差し上げましょうか…」ニコニコ…


咲夜「セイヤ、気持ちは分かりますけど堪えて下さいね?」


セイヤ「勿論です。私は堪え性な方だと自負しておりますので」ニコ


咲夜『貴方は私達の事になると、全然堪え性じゃありません…』


パチュリー「レミィ、フラン…例えあの男がクソ野郎だとしても、罵詈雑言を吐いては駄目よ…?」ヒソヒソ…


レミリア「分かっているわ…折角セイヤが晩餐の準備をしたんだもの…セイヤの頑張りを無駄にする様な事、私はしないわ…」ヒソヒソ…


フラン「今直ぐにでも紅魔館から出てって貰いたいけど…これが終わったらセイヤとイチャラブ出来るから❤︎私頑張るよっ❤︎」ヒソヒソ…


パチュリー「そ、そう…頑張ってちょうだい、2人共…」ヒソヒソ…


リード・ヤード「「…」」キョロキョロ…



〜約30分後(紅魔館・ホール)〜



セイヤ「どうぞ。此方、フォアグラのテリーヌで御座います」コトッ…


ノワール「おお…これは美味しそうだ。君、本当に高校生か?」


セイヤ「今の私はあくまで執事、お客様に最高のお持て成しするのは当然です」


ノワール「執事としても出来過ぎている気がするが…まぁ良いだろう…」


セイヤ「…」ペコ


ギャラン「まぁまぁだな…俺の執事の方が美味い料理作れるぞ?」


セイヤ「私が至らぬばかりに、申し訳御座いませんでした。ギャラン様」ペコ


レミリア「チッ…『何奴も此奴も本当にッ…こんなにも美味しい料理をまぁまぁ?私のセイヤに頭を下げさせるなんてッ…』」イライラっ…


フラン「死ね…無残に死ね…全身バラバラになって壊れて死んじゃえ…『こんなに美味しいのにッ…何がまぁまぁなの…ムカつくッ…ムカつくッ!!』」イライラっ…


パチュリー「セイヤの料理をまぁまぁ…ねぇ。あの男の舌は壊死している可能性があるわ。私はあの男を病院に連れて行く必要があると思うわ」イライラっ…


咲夜「パチュリー様、落ち着いて下さい。セイヤが堪えているんです。私達も我慢して堪えましょう」ニコニコっ…


美鈴「咲夜さん…笑顔が怖いです…」ビクビクっ…


小悪魔「でもあの男の人は何も分かっていませんね。皆さんがイライラする気持ちも分かります。かく言う私も…」イライラっ…


ブラド「セイヤ君、また一段と腕を上げた様だな。私は嬉しいぞ」うんうん…


アスワン「私も教えた甲斐があって良かったです♪」ニコ


セイヤ「いえ、私はまだまだです…スカーレット家の執事たる者、万人に受け入れられる、そんな料理を作れなくては…」ニコ


ブラド・アスワン『『凄く…///良い子です…///』』ドキっ…


レミリア「セイヤ、そろそろデザートを持って来て貰えるかしら?」


セイヤ「いけませんよレミリアお嬢様。まだお客様が食べ終わっていないじゃありませんか」


レミリア「う〜…貴方は私の事を1番に考えていればそれでいいのよ…」ムスっ…


フラン「私もセイヤの作ったケーキ食べた〜いっ❤︎」


セイヤ「っ…畏まりました。直ぐにお持ち致します」ペコ


咲夜「セイヤの手作りケーキですか…私達もまた食べたいですね…」


パチュリー「そうね…ただレミィ達が食べている所を見るのは、ね?」


セイヤ「ふふ、皆さんの分も用意してありますよ?ブラド様が許可を出して下さいましたし、ね?ブラド様」


ブラド「うむ。ケーキは皆で食べようと思ってな、セイヤ君には事前に言ってあったんだ」


美鈴「それじゃあ私達もっ!?」


ブラド「ああ!皆でセイヤ君手作りのケーキを食べようではないかっ!」はっはっはっ!


使用人達「やったーーーーーーっ!」


小悪魔「セイヤさんの手作りケーキは、プロのパティシエが腰を抜かした後、泣き喚いて土下座をするレベルですからね♪」ウキウキっ♪


セイヤ「レベルの基準がよく分かりませんが…これは一応褒め言葉、ですよね…?」


ブラド「良かったら其処の執事2人もどうかな?味は私が保証しよう」


リード「…」チラ…


ヤード「…」チラ…


リード・ヤード「「…」」コクン…


ブラド「ふっ、決まりだな。セイヤ君」


セイヤ「…」ペコ



⌘⌘⌘10分後⌘⌘⌘



カラカラカラカラッ…



アスワン「美味しそうなケーキ…」


ブラド「これは…チーズケーキか…?」


セイヤ「お待たせして申し訳御座いません。苺、ブルーベリー、ラズベリーを使ったトリプルベリーチーズケーキに御座います」


フラン「綺麗〜♪それにすっごく美味しそ〜っ❤︎」


セイヤ「フランお嬢様はベリーを使ったケーキが大好きですからね。今回のケーキは、私の自信作です」ニコ


パチュリー「珍しいわね。貴方が自信作だと銘打つなんて」


セイヤ「私の持てる全てをこのケーキに込めましたので、これは流石に自信作でなければいけませんよね?」ニコ


セイヤ「では、僭越ながら切り分けは私が…」シャキンッ☆


咲夜「私もお手伝いしますよ、セイヤ」シャキンッ☆


美鈴『またこの2人は何処からとも無くナイフを…』


スーーッ…


セイヤ「さ、レミリアお嬢様。どうぞ」ニコ


レミリア「あ、ありがとう…///セイヤ…///『やっぱり貴方の笑顔は、いつ見ても心が癒されるわ…///』」受け取る…


セイヤ「どうぞ、フランお嬢様」ニコ


フラン「ありがと…///『ふにゃ〜❤︎セイヤの笑顔はやっぱり最高だよぉ〜❤︎』」受け取る…


ブラド「それでは頂こうか」


パクっ…


杏花「お、美味しい…」


藤堂「う、美味い…超美味ぇっ!こんな美味いケーキ初めて食ったっ!」パクパクっ!


辰巳「店出せるレベルだぞこれ…本当に何でも出来るんだな、彼奴は…」パクっ…


ノワール「ふむ…確かにこれは美味い、甘酸っぱくもチーズケーキ本来の味を消してはいない…驚きだ、まさかこれ程とは…」パク…


カチャン…


ノワール「所でブラドさん、そろそろ仕事の話をしてもいいかな…」


ブラド「甘い物を食べている時に甘くない話ですか?まさか貴方が空気読め男とは」パク…


ノワール「確かに私は晩餐を楽しみに来た…だが、本当の目的は仕事だ」


ブラド「仕事ばかり熱心になっていたら、大切な物を見失ないますよ?社長」パク…


ノワール「っ…それはどういう意味だ」


ブラド「貴方は昔の私にとても良く似ている。仕事に会社、周りの人間は利用出来る人間かそうじゃないかの区別だけ…家族の事を考えている様で、その実何も考えていない…大黒柱失格の腑抜け野郎…それが昔の私です」


ノワール「私がその様な人間だと?」


ブラド「違っていたのなら失礼…唯、そんな私を、彼は救ってくれた」チラ


セイヤ「お嬢様方が喜んで下さって、私はとても嬉しいです」ニコ


レミリア「わ、私も嬉しいわ…///貴方の作るケーキを食べながら、貴方に寄り添えるなんて…///」ピトー❤︎


フラン「セイヤにくっ付くのはやっぱりやめられない止まらない〜❤︎」ピトー❤︎


ノワール「彼が…?」


ブラド「ああ…彼は凄い男だ。他人の為に、大切な者の為に命を張れる…私が憧れだった生き方をする男…それが彼、水奈月セイヤという人間だ」


ノワール「……そうか。だが、私には関係の無い話だ。用件を言っても良いかな?」


ブラド「……ああ」


ノワール「我が社としては、御社ともっと強い結び付きが欲しいと思っている。世界有数のトップ企業、スカーレット財閥と結び付きが強くなれば、我が社もその世界有数のトップ企業に仲間入りだ」


ブラド「……回り諄いな。もっと直接的な言い方をしたらどうだ?」


ノワール「では…スカーレット財閥のご令嬢であるレミリア・スカーレットさんを、私の息子、ギャラン・ウェダンノワールの伴侶として貰いたい」


レミリア「うー?」パクっ…


セイヤ「…」ピクっ…


咲夜・フラン・美鈴・パチュリー・小悪魔『『『『『せ、セイヤ(さん)の顔付きが…』』』』』ガクガクブルブル…


ブラド「貴様…私の娘を…」


ノワール「其方としても悪い話ではないでしょう?ギャランも偉く彼女を気に入っている様だ」


ギャラン「そういう事♪なぁレミリア、生涯俺の伴侶として、傍に居てくれないか?」ニコ


レミリア「汚い笑顔を私に向けるな、穢らわしい」カチャン…


ギャラン「え…?」


レミリア「穢らわしいと言ったのよ。聞こえなかったのかしら?正直、貴方の声を聞くだけで虫唾が走るのよ。この害虫」ギロッ!!


ギャラン「そ、そんな事言って…本当は嬉しいんだろ?な?」手を伸ばす…


ブラド「っ…貴様っ!!」


パシンッ!!


ブラド・ノワール「「っ!?」」


ギャラン「なっ…て、めぇッ…」


セイヤ「私のレミリアお嬢様に、気安く触れないで頂きたい…」


レミリア「せ、せいや…///」キュンキュンっ❤︎


ギャラン「た、高が執事の分際でッ…この俺の手をッ…」ぷるぷるっ…


セイヤ「貴方が私の所有物に触れようとしたのが悪い。レミリアお嬢様は、私のモノです。頭のてっぺんから足の爪先まで、総てが私のモノ…髪の毛1本足りとも、貴方には渡しません」なでなでっ❤︎


レミリア「う〜❤︎う〜❤︎」ムギュゥッ❤︎


ギャラン「てめぇは何なんだッ!執事の分際で意気がりやがってッ!」


セイヤ「私ですか?最初に申した筈です。私はあくまで、執事ですよ。で・す・が…これに関しては口を出させて頂きます。私のレミリアお嬢様に、触れないで下さい」ニコ


レミリア「うーーーーっ❤︎❤︎❤︎」ムギュゥゥゥゥッ❤︎❤︎❤︎


セイヤ「それよりも貴方、身分が高い癖に随分と口が悪いですね。これは、躾が必要でしょうか…まぁ、それはレミリアお嬢様も同じですけど、ね?」ニコ


レミリア「貴方の躾なら…///私は喜んで受けるわ…///」モジモジっ❤︎


ギャラン「そうかよ…執事の分際で、仕えてるお嬢様に手を出してるってのか…」


セイヤ「はい♪何度も犯して、侵して、また犯す…そんな日々です♪」ニコっ♪


レミリア「も、もう…///恥ずかしいわ…///貴方はどうせ今夜も、私の体を好き放題するつもりなのでしょう…?///セイヤ…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「おや?それを望んでいるのはレミリアお嬢様とフランお嬢様でしょう?」ふふ…


レミリア「そ、そうだけれど…///で、でも…///」むぎゅううっ❤︎


セイヤ「今宵は月が消え、朝日が顔を出すまで、寝かせませんからね…?レミリアお嬢様…」耳元で囁く…


レミリア「はい…///」むぎゅううううううっ❤︎


ノワール「貴様っ!これはどういう事だっ!!」ガタンッ!!


ブラド「どういう事とは?」


ノワール「惚けるなッ!あの娘が既に傷物だと?ふざけるんじゃないッ!!」


ブラド「それは此方の台詞だッ!!下郎ッ!!!!」ガターンッ!!


ノワール「っ」ビクッ…


ブラド「私の娘、レミリア・スカーレットとフランドール・スカーレットは…彼処に居る彼、水奈月セイヤのモノだッ!!それを貴様らはッ!!私が唯一信頼する男、セイヤ君を侮辱するだけでなく…娘までもを愚弄するとは…許せんッ!!」ギロッ!!


セイヤ「あぁそれと貴方、レミリアお嬢様に半径30㎝以上近付かないで頂きたい。此処から先は、私の領土ですので」シッシッ…


レミリア「その通りよ。私の心と体はセイヤだけのモノなのだから…吐き気を催すから、早く離れてくれない?貴方、腐臭がするのよね」シッシッ…


フラン「消ーえーろっ!消ーえーろっ!早く紅魔館から出てけーっ!この蛆虫っ!!」べーっ!


咲夜「セイヤの料理にケチを付ける様な人は、この館に足を踏み入れるなど言語道断です」


パチュリー「美鈴、貴女は門番でしょう?どうして害虫を招き入れたりしたのよ」


美鈴「一応お客さんだったので…一応!!」


小悪魔「お金持ちだか社長さんのご子息だか知りませんけど…図々しいにも程がありますよね?レミリアお嬢様を伴侶としてだなんて…」


フラン「お姉様に相応しい男の人はセイヤだけなんだよ!あと私っ❤︎」ふにゃーんっ❤︎


咲夜「わ、私も…///セイヤに相応しい女性になれるよう、日々精進しています…///」髪の毛弄り弄り…


ギャラン「………せ…」ボソ…


レミリア「?…何を呟いているのかしら?早く紅魔館から出て行きなさい。害虫」


ギャラン「此処にいる奴等を全員殺せッ!!リードッ!ヤードッ!!」


リード・ヤード「「…」」コクン…


ジャキンッ!!


セイヤ「……おやおや、どうやら…舞踏会の幕が、切って落とされた様ですね…」スッ!!


シャキンッ!!×6


セイヤ「では、害虫駆除を始めましょうか。ですが、唯駆除するだけでは味気が無い…狂った様に、踊らせて差し上げますよ。貴方方の悲鳴と、私の想いが奏でる狂想曲で…ね?」ニコ


リード・ヤード「「殺せ…それが命令…」」グッッッ!!


セイヤ「どうやら貴方方2人にも…躾、基…調教が必要みたいですね…」グッ…


ブラド「咲夜君、他の使用人達を至急避難させてくれ!」


咲夜「は、はい!お嬢様と妹様も避難を」


レミリア「悪いけれど咲夜、私はこの場から離れる訳にはいかないわ」


フラン「私も絶対離れないよ。セイヤが闘うんだから…見届けなくちゃ…」


セイヤ「おや?それは私が負けるとお思いなのですか?レミリアお嬢様、フランお嬢様」


レミリア「貴方が負けるだなんて、私は思っていないわ。でも私には、セイヤ…貴方の闘いを見守る義務があるのよ…」


セイヤ「義務…?」


レミリア「えぇ…貴方が私達の為に、命を賭けて闘おうとしているのに、その私達が背を向けてこの場から離れるなんて事…私には出来ないわ。それに、貴方は私達姉妹の執事でしょう?なら尚更、私達はこの闘いの行く末を見守る義務がある…そうでしょう?セイヤ」ニコ


セイヤ「……ふふ…そうですか」ニコ


レミリア「命令よ、セイヤ。勝ちなさい…勝って証明しなさい。スカーレット家の執事としての証明を…私達姉妹の執事としての証明を…そして…私達の事を、本気で愛しているという証明を…して見せなさい!セイヤ!」


フラン「勝った後にはご褒美あげるから頑張ってっ❤︎今夜は寝かせてくれないんでしょ?なら早く終わらせて、お風呂入って、3人でラブラブしよっ❤︎セイヤっ❤︎」ニコ


スッ…


セイヤ「御意、ご主人様…」跪く…


ダッッッ!!


リード「余所見をッ…」ブォンッ!!


ヤード「するなッ…」ブォンッ!!


ガシガシッ!!


リード・ヤード「「っ」」


セイヤ「全く…主人の愛に舌鼓をうつ事も叶わないとは…貴方方は本当に、どうしようも無い方達ですね…」ギリギリッッッ!!


リード・ヤード「「くっ…」」パッ…


ガランッ…ガランガランッ…


セイヤ「では1つ、古くから言い伝えられている言葉を…貴方方にお教えしましょう。人の恋路を邪魔する者は…」グンッッッ!!


リード・ヤード「「ッ!!?」」グラァッ!


セイヤ「馬に蹴られてッ…」ググッッッッ!!!


ダンッッ…!!


セイヤ「月まで吹っ飛びなさいッ!!」ゴッッッッッ!!!!


リード・ヤード「ぐッ…はぁッ!!?」ゲボォァッ!!



ドゴォォォォオオオオオオオオンッッッッ!!!!



スッスッ…ピシッ!


セイヤ「また1つ賢くなられた様で良かったです」ニコ


パチュリー「セイヤ、間違っているわよ…人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえ…でしょう?」


セイヤ「死んじまえだなんてっ…何という言葉遣いっ…パチュリーお嬢様!下品な言葉遣いはめっ!ですよ?」ニコ


パチュリー「むきゅ〜…」間違いを指摘してあげたのに怒られたわ…


リード・ヤード「「ぐッ…う…」」ムクッ…


セイヤ「……おやおや、中々しぶとい方々の様ですね。早く死んじまえばいいのに…」やれやれ…


パチュリー「貴方今死んじまえって言ったわよねっ!?下品な言葉遣いは駄目なのでしょうっ!?」


セイヤ「おっと失礼。私とした事が…下品な言葉遣いを…」


ギャラン「執事1人に何手間取ってるんだッ!お前達は俺の執事だろッ!?」


レミリア「貴方達はどれだけ私の男を侮辱すれば気が済むのかしら…?セイヤは、お前達なんかには絶対に負けない…」


リード「ッ!!」ビヒュッッッ!!


セイヤ「…」ギィィィィィッ…!!


ヤード「ッ!!?…ッ!!」ドヒュッッッッ!!!


セイヤ「…」サッッ…グッッッ!!


ヤード「っ」ビクッ…


セイヤ「…」ドゴォッッッ!!!


ヤード「うぼぁッ!!?」ゲボォァッ!!


フラン「セイヤは絶対、誰にも負けないっ…私達がセイヤを想い続ける限りっ…セイヤは絶対っ!誰にも負けないっ!!」


リード「っ…よくもッ!!」ブォンッッ!!


シュッッッッッッッッッッッ!!!


リード「消え…た…?」グラァ…


ジャララララッ…シャキンッ!!×20


「【秒針の雨】(Second hand of rain)」ヒュッッッッ!!!×20


ドヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュッ!!


ザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクッ!!


リード「がッ!!?あぁぁッ!?」ブシュブシュッ!!


ヤード「リー、ドッ…ぐぅうッ…」


ストッ…!!


セイヤ「さぁ…御二人の何方からインテリアになって頂きましょうか…」シャキンッ!!×6


ヤード「負け、なれッ…ないッ!!」ダッッッ!!!


ギィンッッ!!


セイヤ「貴方方2人の様な方が…何故あの様な方に仕えているのか、私には理解出来ませんね…」ギギギギギギッ!!


ヤード「ッ!!」ギギギギギギッ!!


ギャラン「な、何でだっ…何で2人掛かりで勝てないっ…」


レミリア「呆れた…貴方にはまだ、何も見えていないのね…」


ギャラン「俺に偉そうな口をっ…叩くなっ…」ギロッ!!


レミリア「ふふっ…それは威嚇のつもりかしら?だとしたら笑えるわ…貴方の様な塵屑、生きている価値なんて無い…だから、無様に地に這い蹲って死になさい」ニコ


ギャラン「ははっ…ははははっ…死ぬのは…てめぇだッ!!」チャキンッ!


レミリア「っ!?」


ダッッ!!


フラン「お姉様っ!!」


咲夜「お嬢様ッ!!」ダッッッ!!


パチュリー「レミィっ!!」


ブラド・アスワン「「レミリアっ!!」」


セイヤ「すみません…どうやら、貴方方との舞踏会はこれで幕を閉じなければならない様です…」ニコ…


リード・ヤード「「っ」」


セイヤ「ダンスの途中にも関わらず、退席する事を御許し下さい。では、失礼」シュッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!


ギャラン「俺のモノにならねぇってんなら死ねッ!!レミリアッ!スカーレットぉぉぉッ!!」グンッ!!


レミリア『セイヤっ…』瞼を閉じる…


ドチュッッ!!


ギャラン「ッ!!!?」


レミリア「っ……な、何ともないわ…ど、どうして…」瞼を開ける…


ポタ…


レミリア「これは…血…?」


「レミリア…お嬢様…お怪我は…ありませんか…?」


レミリア「せ、せい…や…?」


セイヤ「良かった…お怪我は無い様ですね…私とした事が…咄嗟の判断で…貴女の盾になる事しか…出来ませんでした…」ポタ…ポタ…ポタ…


レミリア「せ、せいや…か、肩に…」ブルブル…


セイヤ「ああ…お気になさらず…この程度の怪我…どうと言う事はありません…」ニコ


麗音「せ、セイヤさんの肩にっ…な、ナイフがっ…」ガクガク…


咲夜「せ、セイヤっ…直ぐに治療をっ…」


ギャラン「は、ははっ…ば、馬鹿な奴だ!自分を犠牲にして助けやがったっ!!ははっ!はははははっ!!」


レミリア「せいやっ!せいやぁっ!!」ぎゅぅぅぅっ!!


セイヤ「ご安心下さい、レミリアお嬢様…私は大丈夫ですから…ね?」なでなでっ❤︎


レミリア「だっ、大丈夫な訳っ…無いじゃないっ…肩にナイフがっ…そんなに深くっ…」ぎゅぅぅぅぅぅっ!!


チュッ❤︎


レミリア「んむっ…///んんぅっ…///んっ、ちゅっ…///んむぅ〜っ…///ぷはっ…///せ、セイヤっ…貴方はこんな時に何をっ…」


セイヤ「落ち着きましたか…?レミリアお嬢様…」


レミリア「落ち着ける訳無いでしょうっ!?私は今真面目んむぅっ!?///」ビクッ…


セイヤ「んっ…チュっ……ぷは……レミリアお嬢様は…とても暖かいですね…レミリアお嬢様の鼓動が…こんなに近くに…貴女の鼓動を聴いていると…私は、とても落ち着きます…」むぎゅっ❤︎


レミリア「せい、や…///」ドキドキっ❤︎


セイヤ「私は言ったでしょう…?レミリアお嬢様…私は死ぬ事も、況してや消える事も無い…貴女が幸せになる、その瞬間を見届けるまで…私は決して死にません…」パッ…


スクッ…スボォッ!ブシュッ…カランカランッ…


セイヤ「さて、覚悟は宜しいですか?私のレミリアお嬢様に刃を向けた事…後悔させてあげましょう…」コッ…コッ…


ギャラン「よ、寄るなッ!!今度はマジでブッ刺すぞッ!!」チャキンッ!


セイヤ「貴方は一体何本のナイフを隠し持っているのですか?まぁ、ナイフを隠し持っている数は、私や咲夜には遠く及びませんけど、ね」コッ…コッ…コッ…


ギャラン「寄るなってッ…言ってんだろうがぁぁっ!!」グンッッ!!


フラン「セイヤっ!!!」


ガシッ!!


ギャラン「なっ!?は、離せッ!!」グッ!グッ!


セイヤ「離しませんよ…私がこのナイフを離せば、また別の人に被害が及ぶ…私は、私以外の誰かが傷付く姿を…見たくはありません」ググググッ!!


ブシュッ…ピュッ…ポタッ…ポタッ…ポタッ…


ギャラン「っ…な、何でてめぇは其処までしてッ!他人を助け様とするッ!他人なんて道具だろッ!?利用するだけして、捨てちまえば良いだろうがッ!」


セイヤ「ふふっ…笑わせないで下さい。私は私の愛する者達を守る…そう心に固く誓っているんです…世の中の人は、こんな私の事を偽善者と呼ぶでしょう…ですが、私は偽善者と罵られ様が構わない…愛する者達の傍に、寄り添い続ける為に…私は、私の想いのまま…行動し、求め、歩み、進み続ける…唯、それだけです…」ズォォォッ!!


ギャラン「く、黒い…煙…?」ガクガクブルブルッ…


辰巳「な、何だよ…アレ…」


裕「あ、彼奴は…セイヤは…」


セイヤ「歯を食い縛りなさい、ギャラン・ウェダンノワール…私のお嬢様に近付くだけで無く、傷付け様とした罪…その身で持って償って頂きます…」グンッッ!!


ギャラン「あ、ああっ…」グラァッ…!!


セイヤ「狂天…滅脚ッ!!」ドギャッッッッッッッッ!!!!


ボギゴギィッ…ゴチュッ!!


ギャラン「ぎゃぁぁぁぁあああッ!!??」ズザァァッ!!


ズルズルッ…ズルズルズルズルッ…


ギャラン「あ、足がぁッ…俺のッ…あっ、足がぁぁッ…」ズルズルッ…


セイヤ「おやおや…無様に地に這い蹲って…まるで芋虫の様ですね…今の貴方は、大変素敵に無様なお姿で、とても好感が持てますよ…」ニコ


ギャラン「り、リードぉっ…ヤードぉっ…おっ、俺を助けろぉ〜っ…」ズルズルッ…


リード・ヤード「「…」」フイ…


セイヤ「ふふ…これはお笑いだ。どうやら貴方は、真の意味であの方々2人に信頼されていなかった様ですね…」ニコ


ギャラン「そ、そんなぁ…」


チャキッ!!


セイヤ「……はぁ…ナイフの次は拳銃ですか?物騒な物を紅魔館に持ち込んだりして…本当にいけないお客様ですね…」


ノワール「茶番は終わりだ、糞執事」


セイヤ「糞執事とは随分な物言いですね、ノワール様…確かに私は、否応無しにレミリアお嬢様とフランお嬢様を貪り喰った…そう、確かにそれは事実です…ですが、流石に糞は言い過ぎですよ糞は…せめてもっとオブラートに包んで頂きたいものですね」


レミリア・フラン「「は、恥ずかしいわ(よぉ)…///」」カァァァァっ❤︎


咲夜「セイヤっ!お嬢様と妹様をどんな風に貪り喰ったのですかっ!?詳細をっ!!私に夜通しお聞かせ下さいっ!」クワっ!!


パチュリー「貴方達は4人は全員、危機感という言葉を勉強し直しなさいっ!!」むっきゅーーっ!!


小悪魔「拳銃を向けられてるんですよっ!?どうしてそんな悠長に言葉を交わせるんですかっ!?信じられませんっ!!」


セイヤ「そうですねぇ…事のあらましで良ければ、今この場を借りてお話しして差し上げますよ?咲夜さん」ニコ


咲夜「お願いしますっ!!」orz


美鈴「ですから危機感を持って下さいっ!!」


ノワール「えぇい黙れっ!!詰まらん小芝居をっ!全員頭をブチ抜くぞっ!!」チャキッ!!


美鈴「ひぃぃっ!すみませんすみませんっ!!」ペコペコっ!


セイヤ「美鈴さん。こんな下郎に頭を下げる必要などありませんよ…」


ノワール「貴様っ…」チャキッ!


セイヤ「銃を持たないと強気に出れない小心者に…私は殺せませんよ」


ノワール「ふん…強がりおって…愛する女の前で格好付けたいのは道理だが、余り大人を舐めるなよ?小僧…」


セイヤ「小僧?何を仰っているのですか?私は既にズルズルのズル剥けボーイ…そう…よって私は、小僧では御座いません!断じてっ!」キリッ☆


ノワール「そういう意味では無いッ!…どうやら貴様は、余程早く死にたいらしいな…愛する女達の前で…無様に死ねっ!糞執事っ!」グググッ…


レミリア・フラン「「セイヤっ!!」」


咲夜「ま、まさか本当に引き金をっ!?」


ダァァンッ!!ギィィンッッッ!!!


ノワール「………は?」


セイヤ「おや…弾き返したつもりだったのですが…中々思う様にはいきませんね……さぁ…もう1発どうぞ?」ニコ


ノワール「くっ…弾が逸れたかっ…次こそ、その眉間に風穴を開けてやるッ…」グググッ…


ダァァンッ!!ギィィンッッッ!!!


ドチュッッ!!


ノワール「ッ!!?ぐぉぉああああッ!!?」ドザァッッ…


藤堂「な、何だ…?何が起こったんだ…?いきなりあのおっさんが倒れたが…銃が暴発したのか…?」


ブラド「そんな…まさかっ…信じられんっ…」


アスワン「あ、あなた…?セイヤ君は一体…」


ブラド「セイヤ君は…銃弾を弾き返したんだ…あの…ナイフ1本で…」


アスワン「っ!!??」ギョッ!


セイヤ「2発中的確に的を射る事が出来たのは1発…2分の1の確率ですか。私もまだまだ鍛錬が足らないという事ですね…」コッ…コッ…


ノワール「世迷言をッ…貴様は馬鹿だな…この銃h「その銃、コルト・ローマンですよね?」なっ…」


セイヤ「コルト・ローマン…357口径のアメリカ銃器メーカー、コルト社が1960年代に開発した、コルトMkIIIシリーズの回転式拳銃…アメリカの警察が使用する、比較的入手し易いお手軽な回転式拳銃ですね」コッ…コッ…


ノワール「は、はは…知っているのなら話が早いっ…わ、私に手を出そうとした瞬間に、貴様は愛するお嬢様と永遠にお別れする事になる…私のこの銃でなっ…」チャキッ!!


セイヤ「貴方はまだ懲りないのですね…貴方に、私は殺せませんよ…」


ノワール「な、舐めるなぁぁッ!!」カチッ!


ダァァンッ!!ギィィンッッッ!!!


ノワール「っ……な、何故…生きているっ…わ、私は確かに…貴様の眉間に向けて…」


セイヤ「スカーレット家の執事たる者、銃弾を弾き返せなくてどうします…」ニコ


ノワール「銃弾を…弾き返す…だと…?」汗タラリ…


麗音「そ、そんな…銃弾を弾き返すなんて事…」


小悪魔「す、凄過ぎます…セイヤさんは…一体何処まで…」


美鈴「セイヤ…どうして貴方は…其処まで私達の事を…」うる…


セイヤ「どうやら私も、無駄話をする時間は無い様ですね。流石に肩の傷が痛むので、そろそろこの下らない寸劇に、幕を引くと致しましょう…」


ノワール「ひ、ひぃぃっ!」ズルズルッ…


セイヤ「おやおや♪親子揃って芋虫の真似事とは、本当に仲がお宜しいですね♪」コッ…コッ…


ギャラン「だ、誰かっ!俺達を助けろっ!」ズルズルッ!


セイヤ「いやぁ実に無様ですね♪とてもお上手ですよ♪一層の事、手足を切断して本当の芋虫にして差し上げましょうか?」ニコニコ


ギャラン「あ、悪魔っ…お前は悪魔だっ!人間の皮を被った悪魔めっ!!」


セイヤ「おや…人間風情が良く分かりましたね」ピタ…


ノワール・ギャラン「「え…?」」


セイヤ「何度も何度も何度も…幾度と無く申した筈ですよ…私は…【悪魔で】…執事ですから、と…」ニコォォォ…


ノワール・ギャラン「「あ、あああっ…あああああっ…」」ガクガクブルブルッ!!


セイヤ「闇から闇へ…2度と光差す事の無い世界へ…貴方方をお連れ致しましょう…私の愛する者達を傷付け様とした罪は…そこで償って頂きます…」ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッ!!!!!!!!


ノワール「た、頼むっ…許してくれっ…そ、そうだっ!金をやるっ!地位と名誉、そして女っ!全部貴様にくれてやろうっ!」ズルズルッ…


セイヤ「興味ありませんね…」コッ…コッ…


ギャラン「な、ならっ!これから先は俺達がお前を守ってやるよっ!も、勿論お前の言う大切な人達も全員だっ!だからっ!なっ!?」ズルズルッ…


セイヤ「貴方方の様な者達の手を借りずとも、私1人でお嬢様方を護り抜いてみせます。他の者は要らない…お嬢様方の傍に居るのは、私1人だけで十分です」コッ…コッ…


ノワール「な、ならば何が欲しいっ!貴様の望む物を言ってみろっ!私がそれを与えてやろうっ!」ズルズルッ…


ピタ…


セイヤ「私が望む物は此の世でたった1つ…それは、お嬢様方の愛…唯、それだけです。永遠の命も、永遠の若さも、私は要らない…」


辰巳「セイヤ…」


セイヤ「お嬢様方の幸せを、私が見届けた時に…貴方が傍に居てくれて良かった…そう言って貰いたい…」


裕「…」


セイヤ「お嬢様方が最後を迎える時…私が傍に居たとしたら…良い人生だった…そう言って貰いたい…」


藤堂「…」


セイヤ「もしも…私がお嬢様方の傍に居続ける事が叶うのならば…私が、この手で…お嬢様方の事を幸せにしてあげたい…」


麗音「セイヤ…先輩…」


セイヤ「だから私は…お嬢様方の幸せを、私の目的を邪魔する者を…絶対に許さない…この場所を奪うと言うのなら、その者達は全員…私の手で排除する…」シャキンッ!!


ノワール「た、頼むっ…慈悲をっ…」


セイヤ「死ね…そして、2度と俺達の前に姿を現わすな…」グンッッッッ!!!


ブラド「セイヤ君止めるんだッ!!」


ピタッ!


セイヤ「ふふ…何てね♪冗談ですよ♪冗談♪本気で殺す訳無いじゃありませんか♪私はまだ犯罪者になるつもりはありませんよ♪」ヒュンヒュンパシッ!


ブラド「な、何だ…驚かせおって…」ホッ…


ノワール・ギャラン「「」」※気絶中


テッテッテッテッテッテッテッテッ!


レミリア・フラン「「セイヤぁぁぁっ!!」」ダキィッ!!


セイヤ「っと…レミリアお嬢様、フランお嬢様…」Wなでなでっ❤︎


咲夜「セイヤっ!怪我は大丈夫ですかっ!?」タッタッタッタッタッタッ!


パチュリー「早く止血しないとっ!」


セイヤ「お、大袈裟ですね…私は…大丈…夫…」フラァッ…


ドサァッ…


ブラド「せ、セイヤ君ッ!!」ダッッ!


レミリア「せ、セイヤっ!しっかりしなさいっ!」ユサユサっ!


咲夜「お嬢様っ!揺らしてはいけませんっ!は、早く止血出来るものをっ!早くッ!!」


美鈴「セイヤ!失礼しますっ!」グッ…


ジワァッ…


パチュリー「出血が酷過ぎる…無理矢理ナイフを引き抜いた所為だわ…」


小悪魔「手の平の傷も酷いです…早く手当てしないと…」


杏花「きゅ、救急箱持って来ましたっ!」タッタッタッタッタッタッ!


フラン「セイヤぁ…死んじゃやだぁ…」ムギュゥッ!!


セイヤ「私は…死にませんよ…フラン…お嬢様…」なでっ❤︎


ブラド「君はっ…また無茶な事をしてっ…」


セイヤ「無茶や無謀は…承知の上です…その無茶な事や、無謀な事をしてでも…私には…護りたい人が居る…だから…」


レミリア「分かったわ…分かったから…これ以上喋らないでちょうだい…命令よ…」ポロポロ…


セイヤ「畏まりました…レミリアお嬢様…」ニコ…


レミリア「お、お願いっ…せいやっ…死なないでっ…あ、貴方が居なくなってしまったら…私は生きている意味なんてっ…」ポロポロ…


頭ポンポンっ❤︎


セイヤ「全く…縁起が悪いですよ、レミリアお嬢様…私は死なないと申しているじゃありませんか…」なでなでっ❤︎


レミリア「せいやっ…」ギュッ…


セイヤ「何だか…眠くなって来ました…朝早く起きていたのが今頃になって…」


パチュリー「ちょっとっ!寝ちゃ駄目よっ!」


フラン「や、やだ…もうあんな思いするのはやだっ…セイヤが居なくなるなんてやだぁぁぁっ!!」


咲夜「い、妹様っ!落ち着いて下さいっ!!」ガシッ!


フラン「ヤダヤダヤダぁぁぁぁぁぁッ!!死んじゃヤダぁぁぁッ!!」ジタバタッ!


咲夜「『妹様ッ…』め、美鈴っ!手伝って下さいっ!思いの外力が強くてっ!」ググググッ!!


美鈴「は、はいっ!失礼します!妹様っ!」ガシッ!


セイヤ「咲夜さん…美鈴さん…フランお嬢様を…宜しくお願いしますね…?」ニコ


フラン「ヤダぁぁぁっ!!セイヤぁぁぁぁぁぁっ!!」ボロボロ…


セイヤ「私は疲れたので…少し…眠りますね…?」瞼を閉じる…


レミリア「いやっ!セイヤっ!瞼を開けてっ!…め、命令よっ!瞼を開けなさいっ!私の命令が聞けないと言うのっ!?返事をしなさいっ!セイヤっ!!」ユサユサっ!


フラン「せ、セイヤお願いっ!フランもっと良い子になるからっ!もっともっとセイヤの為に良い子になるからっ!だからお願いっ…ずっとフランの傍に居てよぉ…」ボロボロ…


セイヤ『私って信用されていませんね…まぁ…前にもこんな事がありましたから…当然と云えば当然なのでしょうか……忌狂様…後の事は頼みます…』



『御意ッ❤︎ゴ主人様ッ❤︎』



〜約3時間後(紅魔館・レミリアの部屋)〜



セイヤ「んっ……んん…」パチリ…


ムクッ…


セイヤ『俺は何で裸なんだ…?ん?肩に包帯…そうか…誰かが手当てしてくれたんだな…』


『ア、セイヤ…漸ク起キタ…』


セイヤ『忌狂か…』


忌狂『モォ〜…セイヤノ愛スル可愛イ女ノ子ガ必死ニ看病シテタノニ、セイヤッテバ全然起キナインダモ〜ン…』


セイヤ『俺の愛する可愛い女の子…?』


忌狂『ベッドノ左側見テゴラン…』


セイヤ「ん?」チラ…


レミリア・フラン「「すぅ…すぅ…」」zzz


セイヤ「レミリア…フラン…」


忌狂『元ノ私ナンテ凄カッタンダヨ?泣イテ喚イテ暴レマクッテ、セイヤカラ離レヨウトシナカッタンダカラ…』


セイヤ「そうか…」Wなでっ❤︎


レミリア「んっ❤︎…せいや❤︎」zzz


フラン「んん❤︎…えへへ〜❤︎せいやぁ❤︎」zzz


忌狂『セイヤガ起キルマデ粘ッテタンダケド…疲レテ寝チャッタミタイデネ…ゴ覧ノ通リダヨ』


セイヤ「レミリアもフランも寝顔可愛いなぁ…///」デレデレっ…


忌狂『聞イチャイネェ〜…』


レミリア「う〜❤︎せいやからなでなでして貰っているわ❤︎」パチリ…


フラン「せいやになでなでして貰ってりゅ〜❤︎」パチリ…


忌狂『セイヤ愛ガ半端ジャナイヨ…元ノ私ト元オ姉様…』撫デラレタダケデ誰ダカ分カルナンテ…シカモ寝テル状態デ…


セイヤ「ああ…起こしちゃったか…」残念…


レミリア「せ、セイヤっ!貴方、起きていて大丈夫なのっ!?」ガバァッ!


フラン「沢山血を出してたんだからっ!寝てなきゃダメだよっ!」


セイヤ「血は止まってるから平気だって……それより腹減った…」ぐうぅ〜…


フラン「お腹空いたの?」


セイヤ「お前達が作ってくれた弁当以降何も口にしてないからな…晩餐の料理の味見はしてたが…」


フラン「じゃ、じゃあ…///私とお姉様が作った肉じゃが…///食べる…?///」


セイヤ「肉じゃがっ…」涎ダラダラっ☆


レミリア「貴方は本当に肉じゃがが好きね…」


フラン「じゃあ今から持って来てあげるっ❤︎ちょっと待っててねっ❤︎」ニコっ❤︎


セイヤ「あぁ」ニコ


フラン「えへへっ❤︎」テッテッテッテッテッテッ…


テッテッテッ…ガチャッ!バタンッ…


レミリア「…」


セイヤ「…」


セイヤ『く、空気が重い…何故だ…』


忌狂『ソリャーセイヤガ無茶ナ事シタカラデショー…』


セイヤ「『え〜…』な、なぁレミリア…そういえば、咲夜や他の奴等はどうしたんだ…?この部屋には居ないみたいだが…」


レミリア「咲夜達には帰って貰ったわ…帰らないって粘られたけれど…貴方の傍には、私とフランが居れば十分だと思ったから…」


セイヤ「そ、そうか…」


レミリア「……やっぱり貴方は、咲夜達も居た方が良かったかしら…?」


セイヤ「『流石にこの状況での選択肢は分かる…』いや…お前達2人が居てくれれば、俺はそれで良いよ…レミリア」ニコ


レミリア「そ、そう…///良かったわ…///」


セイヤ「それと…心配掛けたみたいで悪かったな…まさか彼奴が、お前に刃を向けるとは思わなかった…」


レミリア「本当よ…また私達に、心配掛ける様な事をして…」


セイヤ「そんな事言われてもな…お前が傷付いたりしたら…俺は…」


レミリア「セイヤ…」


セイヤ「俺は口先だけで、お前達の事を護るって口にしてる訳じゃない…俺は自分の命よりも、お前達の命や体の方が大切なんだ…」


レミリア「それを言ったら…私だってそうだわ…私は貴方が居ないのなら、生きている意味なんて無い…貴方と一緒に、人生を歩んで行けないのなら…私は…生きていてもしょうがないわ…私はそれ位、貴方の事が好きなの…愛しているのよ…セイヤ…」


セイヤ「レミリア…」


ギシッ……ギシッギシッ…ギュッ❤︎


レミリア「だからお願い…お願いだからっ…無茶な事はしないでちょうだいっ…私は貴方が居ない世界なんて耐えられないわっ…ずっとずっと、私達の傍に居なさいっ…命令よっ…」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「だから…俺は居なくなったりしないって…俺は永遠に、お前の傍に居続けてやる…嫌だとか、鬱陶しいとか言っても…もう離れてやらないからな?レミリア」ニコ


レミリア「っ❤︎……そんな魅力的な台詞を言われたら…///我慢なんて出来ないわ…///」スッ…


セイヤ「れ、レミリア…?」


レミリア「キス…///しても良いかしら…?///私は今、無性に貴方とキスがしたいわ…///貴方の口内を、私の唾液で一杯にしたいの…///駄目…///かしら…///」ドキドキっ❤︎


セイヤ「レミリア…」グイっ❤︎


レミリア「あっ❤︎」ドキンっ❤︎


ぎゅうっ❤︎


レミリア「せ、せいや❤︎せいやっ❤︎」ムギュウッ❤︎


セイヤ「レミリアは暖かくて柔らかいな…///小さいからすっぽり収まるし、抱き心地が…///」ぎゅぅぅぅっ❤︎


レミリア「貴方に小さいと言われると悪い気がしないわ…///それよりもせいや…///早くキスをしてちょうだい…///」上目遣いっ❤︎


セイヤ「れ、レミリア…///」


レミリア「いつも通り…///レミィって…///呼んでちょうだい…///私の唾液、全部飲み干して…///せいや…///」スッ❤︎


セイヤ「レミィ❤︎」スッ❤︎


チュッ❤︎


レミリア「んっ❤︎チュっ❤︎ヂュルっ❤︎『セイヤとの唾液交換っ❤︎セイヤの唾液❤︎甘くてとても美味しいわっ❤︎』」チュパチュパっ❤︎レロレロっ❤︎


セイヤ「『レミィのキスは激しいな…///歯の裏側まで舐めんでも…///』ヂュルッ❤︎チュルッ❤︎レロォっ❤︎」ヂュパヂュパっ❤︎


レミリア『も、もっと❤︎貴方の想いを感じたいわっ❤︎』ヂュパッ❤︎ヂュルルルッ❤︎


ガチャッ!


フラン「セイヤ〜っ❤︎肉じゃが持って来たよ〜っ❤︎あと鯖の味噌煮も作った〜っ❤︎」バタンッ!テッテッテッテッ!


レミリア「んんぅ〜っ❤︎んっ❤︎むむぅっ❤︎『ら、らめっ❤︎せいやのキスっ❤︎はっ、激しいっ❤︎気持ち良いっ❤︎せいやの感情が全て、私に流れ込んで来るわっ❤︎』」ゴキュっ❤︎ゴキュっ❤︎


フラン「そっか…セイヤはお姉様の唾液でお腹一杯なんだね…」うるっ…


バッ!


レミリア「ふ、フランっ!?///あ、貴女いつから其処にっ!?///」


フラン「ついさっきだよ…セイヤは肉じゃがより、お姉様の唾液の方が好きなんだね…」うるうるっ…


セイヤ「いや肉じゃがと唾液を比べるなよっ!…い、良いからこっち来い…///か、片腕じゃ上手く食べられないから…///お前が食わせてくれ、フラン…///」頰ポリポリ…


フラン「えっ…///わ、私が…?///」


セイヤ「な、何だよ…嫌なのか?」


フラン「う、ううん…///嫌じゃない…///じゃあ食べ終わるまで…///フランがセイヤにあ〜んして食べさせてあげるね…///」スタスタ…


レミリア『もう少しセイヤとキスをしていたかったわ…で、でも…///今夜は朝までラブラブコースの予定だし…///焦る必要は無いわよね…///あ、でも…セイヤは病み上がりだし…体に負担を掛ける訳には…』しょぼ〜んっ…


セイヤ「俺は1度言った事は撤回しない…///今の内に覚悟しておけ…///レミィ…///」


レミリア「せいや❤︎」ズッキューーーーーーーーンっ❤︎


ストッ…


フラン「えへへ〜❤︎沢山あるからねぇ❤︎ぜぇ〜んぶフランが食べさせてあ・げ・るっ❤︎」ニコっ❤︎


セイヤ「あ、あぁ…///頼む…///『フラン可愛い…///』」


フラン「ふーっ❤︎ふーっ❤︎…はいセイヤっ❤︎あ〜んしてっ❤︎」スッ❤︎


セイヤ「あ、あ〜ん…///」パクっ…


モグモグモグモグ…


フラン「どう?美味しい?」


ゴクンっ…


セイヤ「ジャガイモにもニンジンにも、味がキチンと染み込んでて美味いな…味の濃さも俺好みだ、フランは俺の好みを良く分かってるな…偉いぞ…」なでなでっ❤︎


フラン「ふにゃ〜❤︎せいやに褒められちゃったぁ❤︎やった❤︎やったぁ❤︎」擦りっ❤︎


レミリア『私も一緒に作ったのだけれど…』う〜…


セイヤ「レミリアも偉いぞ…レミリアとフランが作る料理を食べる度に、上達してるのが良く分かるよ…」なでっ❤︎


レミリア「う〜❤︎そ、そんなの当然だわ…///旦那の好みを知っているのは、妻として常識だもの…///」モジモジっ❤︎


フラン「お姉様の言う通りだよっ❤︎ほらほらっ❤︎もっと食べて食べてっ❤︎…ふーっ❤︎ふーっ❤︎…はい、あ〜んっ❤︎」スッ❤︎


セイヤ「あ、あ〜ん…///」パクっ…


レミリア「ふ、フラン…そろそろ私も、セイヤに食べさせてあげたいわ…」


フラン「お姉様はセイヤとベロチューしてたからダメっ!…はいセイヤぁ❤︎あ〜んっ❤︎」スッ…


レミリア「うー…」


セイヤ『許してくれレミリア…流石にこれはフォロー出来ない…』パクっ…


フラン「たっくさん食べてっ❤︎早く怪我治してねっ❤︎」スッ…


セイヤ「あ、あぁ…///」パクっ…



☆☆☆約1時間30分後★★★



セイヤ「///」ドキドキっ!!


フラン「ふっふ〜んっ❤︎どうどうっ❤︎お父様に買って貰ったんだ〜っ❤︎」クルクルっ☆


レミリア「あ、貴方と過ごす夜の為に…///新しいネグリジェを買って貰ったのだけれど…///ど、どうかしら…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「よ、良く買って貰えたな…///そんな過激なネグリジェ…///ま、まぁ…///似合ってるよ…///凄く可愛い…///『ブラドさん…あんたは分かってるっ…分かってるけど余り嬉しくないっ…いや、まぁ…///レミリアとフランが着てるのは可愛いから嬉しいが…///』」だけどレースタイプは駄目だろっ!


フラン「似合ってるよだって❤︎買って正解だったね♪お姉様っ♪」ニコ


レミリア「え、えぇ…///良かったわ…///」モジモジっ❤︎


フラン「それよりセイヤ…本当に大丈夫…?怪我してるのに…」


セイヤ「だから平気だって…そ、そんな事より早く…///ち、近う寄れ…///」チョイチョイ…


フラン「はぁ〜いっ❤︎お姉様、セイヤ様のご指名だよっ❤︎早く行こっ♪」グイっ!


レミリア「ま、待ってフランっ!///まだ心の準備がっ!///」


フラン「もうセイヤと何百回もエッチな事してるでしょ!お姉様は緊張し過ぎだよ!」ムクプンっ☆


レミリア「そ、そうだけれど…///や、やっぱりセイヤの事を考えると…///体の奥が疼いて…///」


フラン「だったら尚更だよ!それじゃあセイヤの所に〜っ❤︎」ガシッ!


レミリア「えっ!?ちょ、ちょっとフランっ!?」ビクゥッ!


フラン「GOっ❤︎」ブゥンッ!!


レミリア「うーーーーっ!?」ヒューーーーーンッ!


セイヤ「キャッチ…」ギュゥッ❤︎


レミリア「ふぁっ❤︎」ビクンっ❤︎


フラン「さっすがセイヤっ❤︎ナイスキャッチっ❤︎」b〜☆


セイヤ「フッ…任せておけ…」b〜☆


レミリア「じ、実の姉を投げ飛ばすなんて…で、でも…///貴方が受け止めてくれると、私は信じていたわ…///セイヤ…///」ムギュゥッ❤︎


フラン「だってお姉様焦れったいんだも〜ん…私は早くセイヤとラブラブしたかったのっ❤︎」ギシッ…ギシッ…


レミリア「それは私も同じだけれど…///わ、私って焦れったいかしら…?///セイヤ…///」むぎゅっ❤︎


セイヤ「い、いや…///普段は全然そんな事無いと思うが…///」柔っこい…///


フラン「ねぇねぇ❤︎先ずはキスからしよっ❤︎まだ私セイヤとキスしてないもんっ❤︎」ズイっ❤︎


セイヤ「いや昼間にした様な気が…」


フラン「もぉ〜…先ずはムード作りからっ!男の人なんだから、セイヤがリードしてムード作らなきゃダメでしょっ!」プンプンっ☆


セイヤ「フランにムード云々と言われてしまった…ま、まぁその通りだが…///」


フラン「それじゃあはいっ❤︎ちゅ〜❤︎」ぐいぐいっ❤︎


セイヤ「///」チュッ❤︎


フラン「んっ❤︎は、あっ❤︎んんぅっ❤︎んっ❤︎んむんぅ〜っ❤︎」ヂュルルッ❤︎じゅるるるっ❤︎


セイヤ「ぷはぁっ…あ、相変わらず激しいキスだな…///」


フラン「もー!何で顔離しちゃうのっ!?顔離しちゃダメっ❤︎」ブチュッ❤︎


セイヤ「んむぅっ!?///」ボフッ!


フラン「『ふにゃ〜っ❤︎セイヤの唾液直飲みっ❤︎❤︎❤︎』んっ❤︎んっ❤︎あむっ❤︎」レロレロっ❤︎レロォっ❤︎チュゥゥゥ〜っ❤︎


イッチャっ❤︎❤︎❤︎イッチャっ❤︎❤︎❤︎


レミリア『む、ムードを壊す程の激しいキスね…///』ドキドキっ…


フラン「はぁ❤︎はぁ❤︎…んっ❤︎ちゅっ❤︎んちゅっ❤︎んんぅっ❤︎」ヂュパヂュパっ❤︎


セイヤ「チュッ…ちゅるっ…レロッ…ジュルルッ…」ぎゅうっ❤︎


ちゅぱぁっ❤︎…ダラァ〜っ❤︎


フラン「も、もうだめぇ❤︎がまんできないよぉ❤︎」ポケェ〜っ❤︎


レミリア「わ、私もそろそろ…///我慢の限界だわ…///は、早くキスをして…///私の事…///滅茶苦茶にしてちょうだい…///セイヤ…///」モジモジっ❤︎


セイヤ「寝不足で登校する事になっても知らないからな…」グッ!


ポフンっ…


フラン「ふぁっ❤︎…い、いーよ❤︎ひゃあっ❤︎んんぅっ❤︎」ビクっ❤︎ビクンっ❤︎


セイヤ「レミィ…」グイっ!


レミリア「ひゃあっ!?///」ピトっ❤︎


セイヤ「…」チュッ❤︎


レミリア「んむぅっ❤︎んんぅぅ〜っ❤︎んっ❤︎ぷはっ❤︎…せ、せいやっ❤︎も、もっと❤︎んむぅ❤︎」ビクンッ❤︎ビクビクッ❤︎


フラン「せ、せーやっ❤︎ふ、フランにもきしゅしてっ❤︎」トロ〜ンっ❤︎


セイヤ「ぷは…あぁ、お望み通り…朝まで可愛がってやるからな…」スッ…


レミリア「せいや❤︎せいやぁ❤︎」擦りっ❤︎擦りっ❤︎擦り擦りっ❤︎




〜朝6時(紅魔館・レミリアの部屋)〜



チュンチュン…チチチチッ…



レミリア・フラン「「はぁーっ❤︎はぁーっ❤︎」」ピクっ❤︎ピクンっ❤︎


セイヤ「あ、朝の6時、か…か、体が…」ガクガクッ…


ボフンッ…


レミリア「せいや…?///」はぁ❤︎はぁ❤︎


セイヤ「レミリア…フラン…大丈夫か…?」Wぎゅうっ❤︎


フラン「ふぁ❤︎…う、うん…///ちょっと眠いけど…///だいじょーぶたよ…///」ムギュゥッ❤︎


レミリア「わ、私も大丈夫よ…///私は貴方の愛で動いているから…///」ムギュゥッ❤︎


フラン「私もだよぉ❤︎せいやにいっぱいいっぱい愛してもらったから❤︎今日1日頑張れるよっ❤︎」むぎゅぅぅぅっ❤︎


セイヤ「そ、そうか…///」Wなでなでっ❤︎


レミリア「セイヤ…///愛してるって…///言ってちょうだい…///」擦りっ❤︎


セイヤ「愛してるよ…レミリア…」なでなでっ❤︎


レミリア「う〜❤︎」むぎゅうううっ❤︎


フラン「フランにも言ってぇ❤︎もっと近くで愛してるって囁いてぇ❤︎」擦りっ❤︎擦り擦りっ❤︎


セイヤ「フラン…愛してるよ…」耳元で囁く…


フラン「ふにゃぁ❤︎幸せだよぉ❤︎」むぎゅうううっ❤︎


レミリア「そ、それじゃあ…///制服に着替える前にもう1回だけ…///」擦りっ❤︎


フラン「わ〜いっ❤︎もう1回セイヤとエッチ出来る〜っ❤︎」胸にチュッ❤︎


セイヤ「まぁまだ時間あるからな…本当に時間一杯までする羽目になるとは…」Wなでなでっ❤︎


レミリア「セイヤ…///愛しているわ…///私達3人は、ずっとずっと…///永遠に一緒よ…///」ムギュゥッ❤︎


フラン「私達の前から居なくなったり…嫌いになっちゃ嫌だからね…?ずっとずっと…セイヤと一緒がいい…セイヤが一緒じゃなきゃ、フランヤダ…だからお願い…」ムギュゥッ❤︎


セイヤ「あぁ…分かってるよ…レミリア、フラン…」Wぎゅうううっ❤︎


レミリア「あぅ❤︎…も、もう無理だわっ❤︎せいやぁっ❤︎」ガバァッ❤︎


フラン「ふにゃぁぁあっ❤︎もう無理ぃっ❤︎せいやぁぁっ❤︎」ガバァッ❤︎


セイヤ「これは遅刻コース…かもな…」ニコ


レミリア「もう遅刻も学校もどうでもいいわっ❤︎私の事を求めてっ❤︎せいやっ❤︎」むっぎゅううううううううっ❤︎❤︎❤︎


フラン「せいや全部受け止めてあげるからぁっ❤︎だからフランの想いも受け止めてぇっ❤︎せいやぁっ❤︎」むっぎゅううううううううっ❤︎❤︎❤︎


セイヤ「…」ニコ




「御意、ご主人様…」むぎゅうっ❤︎





〜その執事、奮闘〜



【完】



どうも皆様。スカーレット家執事長、水奈月セイヤです。突如として、天子お嬢様のお屋敷に招待された、私とレミリアお嬢様とフランお嬢様。更に、何故かお目付役として、紅魔館メイド長の咲夜さんも同行する事に…そして、何の前触れも無く、私は比那名居家のお屋敷に仕える執事達と勝負をする事に…咲夜さんもメイド達と激しいバトルを展開…ですが、私は負ける訳にはいきません。さぁ、レミリアお嬢様…ご命令を……御意、ご主人様。スカーレット家執事長の名に懸けて、貴女の名に懸けて、必ずや勝利して見せましょう。



次回、幻想執事。その執事、対抗…スカーレット家の執事たるmちょ、ちょっとレミリアお嬢様っ…フランお嬢様っ…い、いけませんっ…此処は比那名居家のお屋敷ですよっ…








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1: SS好きの名無しさん 2016-04-14 07:46:58 ID: TaGe906a

作者さん。もしかして?今回は読者の人が考えたオリキャラが出てくる?

2: 残響 2016-04-14 16:09:03 ID: _zYiBcSh

ネタバレしますと文化祭編中には登場します。

3: SS好きの名無しさん 2016-04-14 16:18:52 ID: TaGe906a

本当ですか!?セイヤと戦いますか?

4: ソラウダポ 2016-04-14 22:49:40 ID: KxwRKhTW

|ω・私)チラッ

5: 残響 2016-04-18 03:45:29 ID: IXfp2T80

≫3。私の今の構想だと、セイヤだけで無く霊夢達とも戦う感じです。それとソラウさんも近い内に百鬼夜行商店街で出会う感じになると思います。

6: SS好きの名無しさん 2016-04-18 07:19:03 ID: bUkekVi1

マジかよ!?コイツはgreatですぜ?コイツは?霊夢達と戦闘?高スペックのオリキャラに敗北する未来しか見えない気がする。

7: ソラウダポ 2016-04-19 08:02:56 ID: 79UUKAXo

|o^)ヤッタネ!

8: SS好きの名無しさん 2016-04-19 17:28:55 ID: 79UUKAXo

話を「聞かない」で、話をするなら適当に流せばいいのだよ。

9: SS好きの名無しさん 2016-04-20 16:32:11 ID: lXh7uYyT

セイヤと周りの考えてることがすごくチガウ・・・w

10: SS好きの名無しさん 2016-04-23 20:24:25 ID: ljBSXXz2

レミリアとフラン。お前ら黙れよ‼
スカーレット痴女シスターズ?・・・プッ😁💨💨ワロス、テラワロス
セイヤのバッキャローが‼キレろよ?
ぶちギレろ!?

11: SS好きの名無しさん 2016-04-24 09:59:13 ID: Wjm2i-W3

作者さん。勝手な考えなんですけど、オリキャラに追加要素を提案したんですけど、良いですか?

12: ソラウダポ 2016-04-27 20:44:23 ID: YvalIacD

先生たちの担当教科ってそれぞれなんですか?

13: SS好きの名無しさん 2016-04-29 07:35:50 ID: 6RsCNy9M

あっ、察したよ?あれか?性別が入れ替わる話か?

14: SS好きの名無しさん 2016-04-30 20:49:48 ID: 8d1vtdiu

・・・・・女子化したセイヤのイラストを出来れば書いてほしいです。ダイナマイトボディーのセイヤか・・・かなりのセクシーなんだろうな?あれ?そういえば、これは幻想町全体に影響されていることは・・・・・・読者が考えたオリキャラも女子化しているのか!?こんなことは置いといて、永淋早く元に戻る薬作って‼\(^o^)/

15: SS好きの名無しさん 2016-05-03 00:35:03 ID: 8k6A5LuX

主さんの発想力ってどこからくるんだろう...

16: ソラウダポ 2016-05-03 22:38:07 ID: 8k6A5LuX

本編の続きがwktk!

17: SS好きの名無しさん 2016-05-09 20:56:06 ID: g8wbXESg

もうそろそろこの物語は終わるのか。
次回は文化祭編なのか~?楽しみなのだ~🎵


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1: ソラウダポ 2016-04-14 22:49:00 ID: KxwRKhTW

wktk!

2: SS好きの名無しさん 2016-04-15 07:24:00 ID: QV3xrZQu

このシリーズ最高すぎる!!


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