2015-08-12 08:53:12 更新

概要

東方私立幻想学園高等学校の続編です

※色々とカオスな事になります(キャラ崩壊注意)

※オリジナル主人公、キャラが登場します

※夏編だけでどれだけできるのか心配です…

※水奈月セイヤのイメージイラストを投稿しました

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=50649900



〜はぁ!?霊夢達がバイトぉ!?…大丈夫なのか?それ…〜





6月上旬、とある日の土曜日…





セイヤ「…」スタスタ


霖之助「…」スタスタ



どうも皆さん今日は、水奈月セイヤです。どうして自分が今霖之助さんと歩いているのかと言うと、霖之助さんがとっても良い所に連れて行ってくれるらしいので現在、俺と霖之助さんは瞑想町とは逆の隣町、《連想町》の繁華街を歩いていたので御座候…



セイヤ「えらく浮ついたお店が多いですね…あ、アニメイトだ…寄ってもいいですか?」スタスタ


霖之助「ふふ…アニメイトなんかよりも良い所がこの先にあるよ…特にセイヤ君は絶対に気に入ってくれると思うな」んっふ☆ スタスタ


正直俺はCDショップや楽器屋、それに本屋位しか行かないからな…一体霖之助さんは何処に連れて行ってくれるのだろうか…


ピタ…


霖之助「ここだ…着いたよセイヤ君…」ニコ


セイヤ「こ、ここって…」



メイド喫茶〜☆



セイヤ「メイド喫茶じゃねぇか!?」ガーン


霖之助「気に入ってくれたかい?」


セイヤ「何で霖之助さんがメイド喫茶に!?全然イメージと合わないんですけど!」


霖之助「まぁ確かに僕は全くと言っていい程興味が無いよ?ここは僕の知り合いが最近オープンさせたお店なんだ、取り敢えずセイヤ君、これ付けてね?」鼻眼鏡w髭付きwとシルクハット


セイヤ「えぇ〜…幾ら霖之助さんの頼みでもそれは…」


霖之助「勿論僕もこれを付けるから心配は無用だよ☆」ファンキーな星型サングラスとアフロ


セイヤ「コーヒー飲んだら帰りましょうね?アニメイト行きたいし…」スタスタ


霖之助『その余裕もこれまでだよ、セイヤ君…』んっふっふっふっふっ…



ガチャ…チリンチリン☆



メイドa「お帰りなさいませ!ご主人様☆」


セイヤ「あ〜…ウザいからそういうの勘弁…取り敢えず2人ね、後俺コーヒー一つブラックで…席は適当に座るからよろ…」ヒラヒラ スタスタ…


メイドa「え〜…」ポツン


霖之助『まぁ当然の反応だね…ここからが本番だよセイヤ君…耐えられるかな?』ニコニコ




スッ… 座る


セイヤ「あ〜…吐き気してきた…早く帰りましょうよ霖之助さん…」グテー


霖之助「まぁまぁ、コーヒーが来るまでは待ってなくちゃ駄目だろ?」


セイヤ「そりゃあそうですけど…」はぁ


霖之助「お店の雰囲気は悪く無いだろう?とても清潔感があっていいお店だと僕は思うんだけど…」


セイヤ「まぁ確かに…でも最近オープンしたばかりなんですからそれ位当たり前ですよ…」


霖之助『不機嫌だね……でもその表情もいいよ☆』んっっふ!


メイドb「お待たせ致しましたご主人様☆コーヒーをどうぞ!宜しければ私がふぅふぅしてあげますよ?」ニコ


セイヤ「邪魔だ、消えろ、ウザい!斬り捨てるぞ!それとご主人様って呼ぶな!」


メイドb「ひぃ!も、申し訳ありませんでしたぁ!」うわ〜ん!


セイヤ「チッ…」ゴク…


霖之助『うわぁ〜お…想像以上だね…』んふ


セイヤ「あ、でもこのコーヒーは美味しいな…」コク…


霖之助「このお店のオーナーもコーヒーが好きでね…自分自らコーヒー豆を仕入れて自分で挽いているんだよ…美味しいだろ?」


セイヤ「まさかこんな所でこんな美味しいコーヒーが飲めるなんて思っていませんでした…まぁコーヒーのみで100点ですね…」クイ…


霖之助「……さて、僕も何か注文しようかな」んっっっっふ☆


ピンポーン☆


「はい、只今伺いますので暫くお待ちください!」スタスタ…


「お待たせして申し訳ありません…御注文をどうぞ」


霖之助「この、アツアツホットな私の愛のオムライスを一つ貰おうか…」


「畏まりました、他に御注文は?」


霖之助「セイヤ君は他に何か注文するかい?」


セイヤ「それじゃあコーヒー一つ」ちら…コーヒー飲む


咲夜「畏まりました!御主人様☆」ニコ☆


セイヤ「ブーーーーーーーッ!?」ブシューーー!


咲夜「だ、大丈夫ですか!?御主人様!」


セイヤ『何でだぁ!?何で咲夜がこんな所でメイドなんてやってるんだぁぁぁああ!?』ゴシゴシ…


咲夜「御主人様駄目です!お召し物が汚れてしまいます!」フキフキ


セイヤ『やめろぉ!///その姿で俺に近寄るなぁぁああ!!///』


霖之助『効果覿面みたいだね…セイヤ君を連れてきて本当に良かった…』んふふ…


咲夜「はい、これで大丈夫ですよ」ニコ☆


セイヤ「どどどどうも、すみませんでした///」ドキドキ…


咲夜「それでは私はこれで、ゆっくりお寛ぎ下さい」ペコ スタスタ


セイヤ「ごはぁ!!」ブシュッ…


霖之助「どうだったセイヤ君?…まぁ言わずもがな…みたいだけれどね☆」ニコ


セイヤ「り、霖之助さん…説明を…」ガクガク


霖之助「ご教授しよう…今霊夢達はこのメイド喫茶で働いているよ☆」


セイヤ「な、なんだってぇーーー!!」ピシャーン!


霖之助「ほら、周りを良く見て御覧…」ちら


セイヤ「…本当だ、霊夢に魔理沙に咲夜…レミリアにアリス…妖夢にさとり…それにフランとこいしちゃんまで…」ガクガク…


霖之助「何故バイトをしているのかは言えないが……ここのオーナーに教えて貰ったんだ」


セイヤ「さ、最初に言って下さいよ…ヤバい動機が激しい…///」ドキドキ


霖之助「さぁて…誰が届けに来てくれるのかな…」んっふっ!!


「お、お待たせしました…ご、御主人様…///」


「オムライス持って来たよ御主人様♪」


セイヤ『レミリアにフランーー!?っっ!し、かも…猫耳メイド…だと!?』ドキドキ


レミリア「うぅ…///本当にあ〜んしなくちゃならないのかしら…///」猫耳装備♪


フラン「本当はセイヤだけにしたいんだけど……お仕事なら仕方ないよね…」猫耳装備♪


セイヤ『か、可愛い…///めっさ可愛い…///』ドッキンドッキン☆


霖之助『いやぁ…見ていて飽きないね☆』パシャ☆ スマホで撮影


レミリア「そ、その…///どちらの御主人様に…///」モジモジ


霖之助「あぁ頼んだのは彼だから彼にあーんしてあげて」興味無さそうに撮った写真確認中…


セイヤ「えっ!?///」


フラン「ならお姉様!2人であーんしてあげようか!…そっちの方が早く終わるし」ボソ…


レミリア「そ、そうね!…く、口を開けて下さい…///御主人様…///」はい、あ〜ん…


その時…セイヤに電流走る…!!


鼻眼鏡とシルクハット取る…


セイヤ「レミリア…フラン…俺は…お前達姉妹の…御主人様だ!!」カッ!


レミリア「せ、セイヤーーー!?」ビクゥ!


フラン「な、何でここにーーー!?」ビクゥ!


霖之助「おやおや、バレるのが予想よりも早かったね…」星型サングラスとアフロ取る


セイヤ「ていうか何でお前らこんな所でバイトしてるんだ!俺はそんな破廉恥な子に育てた覚えは無いぞ!」


レミリア「そ、その…理由は言えないわ…」


フラン「でもセイヤにだったら喜んであーんしたげるね?///」


レミリア「と、取り敢えずセイヤ…一旦席を立ちなさい…///」グイッ…


セイヤ「お、おい…///」スクッ…


フラン「じゃあ私内側ね?」スッ…


レミリア「ほらセイヤ…は、早く座って…」グッ…


セイヤ「わ、わかったから…///」


スッ…


セイヤ『これが…幸せ…なのだろうか…///』ドキドキ


レミリア「せ、セイヤ…///あ〜ん…///」すっ


セイヤ「あ、あ〜ん…///」パク…


レミリア「お、美味しい…?///」ドキドキ


セイヤ「あ、あぁ…美味しいよ…///『お前らが可愛過ぎてオムライスの味が分からねぇよ…///』」モグモグ…


フラン「セイヤ!ほらあ〜ん❤︎」すっ


セイヤ「あ、あ〜ん…///」


フラン「えへへ…///美味しい…?///」モジモジ


セイヤ「凄く…///美味しいです…///」ドキドキ


レミリア「全部私達が食べさせてあげるわ…///ご、御主人様…///」モジモジ


フラン「一杯食べてね…?///」モジモジ


セイヤ「あ、あぁ…///」ドキドキ


霖之助『確かあーんは一口だけだった様な気がするんだけど…まぁセイヤ君も幸せそうだし別にいいか☆』愛故に…ね☆



完食♪



セイヤ「ご、御馳走様でした…///」


「レミリアちゃん!フランちゃん!お客様が呼んでるわよぉ!」


レミリア「あ、分かりました!…うぅ」スクッ


セイヤ「ありがとな2人共…凄く美味しかったよ」ニコ


フラン「またあのお客さんの相手するのかぁ…しつこいから嫌なんだよねぇ…」はぁ


セイヤ「まぁそれが仕事だろ?頑張ってこい、バイトが終わるまで俺はここでお前らを待ってるから…な?」ニコ


レミリア「ほ、本当!?」


フラン「終わるまで居てくれるの!?」


セイヤ「あぁ…終わったら皆で何か食べに行こうか…」はは


レミリア「わ、分かったわ!頑張ってくる!」スタスタ


フラン「また来るねセイヤ!」スタスタ


セイヤ「行ってらっしゃい…」ニコ 手フリフリ


スッ…


セイヤ「霖之助さん…ありがとう御座います…ここに連れてきてくれて…」ペコ…


霖之助「んっふ☆気に入ってくれて良かったよ☆」水飲む…


セイヤ「ここは所謂エデンの園…なんですかね…」


霖之助「僕は正直霊夢達のメイド姿にはドキドキしないからね……セイヤ君のメイド服姿なら見たいけれど…」ボソ…


セイヤ「何か言いましたか?」ゴク…


霖之助「いや何も☆?」ニコ


「うわ、本当にセイヤが来てるわ…」


「霖之助もおっす!だぜ!」よっ!


セイヤ「れ、霊夢…!?な、何だよその格好!///」ドキッ…


霊夢「へ、変かしら…///」ミニスカ巫女服☆


セイヤ「へ、変じゃ無いが…///そ、その…似合ってるぞ…///」プイ…


魔理沙「私はどうだ…?セイヤ…///」露出度の高い魔法使いの服


セイヤ「露出度が高ぇよ!!///似合ってるがヤバいから!///」


霊夢「これサービスのポテトよ…///」トン…スタスタ…


魔理沙「ゆっくり☆して行け…だぜ…///」モジモジ スタスタ…


セイヤ「がはっ…!」ブシュッ…ペタン…


霖之助「おやおや…また吐血したね、大丈夫かい?セイヤ君…」


セイヤ「だ、大丈夫だ…///問題ない…///」ビクンビクン…


霖之助『最近のセイヤ君のキャラ崩壊っぷりは凄いね☆』ふもっふ☆


「あっ!セイヤに霖之助さんこんにちは♪」


「はわわ…///セイヤにこんな姿を見せるなんて…///恥ずかしいです…///」モジモジ


セイヤ『今度はアリスと妖夢かよ!!///頼むから一気に出てきてくれ!///お願いだから!///土下座するからぁぁぁぁああ!!///』


アリス「どうしたのセイヤ…?顔赤いよ…?」言わずもがな!不思議の国のアリス様のお通りだ!!


妖夢「うぅ…///」犬耳にミニスカメイド服


セイヤ『だ、駄目だ…///もう無理…///俺は何時から咲夜の様な鼻血や吐血要員になったんだ…///』鼻血ボタボタ☆


妖夢「せ、セイヤ…///」モジモジ


セイヤ「な、何だ…妖夢…」はぁ…はぁ…


妖夢「よ、妖夢を…///セイヤの愛玩動物にして欲しい…///ワン…///」ワン☆


セイヤ「っがぼぁあげぇっ!?」ブシューーーー☆


ドサ…


セイヤ「」ち〜ん☆


アリス「ね?私の言った通りでしょ☆」ニコ


妖夢「は、はい…///」モジモジ…


霖之助『セイヤ君は甘い言葉に弱い…っと』メモメモ…




セイヤ「…ん」ぱち…


「あ、起きたみたいよ、こいし…///」


「せ、あ、違う…御主人様…///おはようございます…///」


セイヤ『起きてもそこは…天国でした…///』


さとり「お、おはよう御座います…御主人様…///」シスター仕様のメイド服


こいし「御主人様…///め、目覚めのコーヒーをい、如何ですか…?///」薄緑のストライプミスリルメイド服


セイヤ「ブッ!!…やば…鼻血でコーヒーに変なトッピングしちまった…」飲んでいたコーヒー見る


さとり「こ、これ…代わりと言ってはなんだけど…///私達が淹れたコーヒー…///」


こいし「御主人様のお口に合うか…///分からないですけど…///良かったら…///」


セイヤ「えっ!?さとりとこいしちゃんが淹れたコーヒー!?飲ませて下さいお願いします!」頭深く下げる


こいし「ど、どうぞ…///」


セイヤ「頂きます…」ゴク…


さとり「ど、どうかしら…?///」ドキドキ


セイヤ「これ…本当にさとりとこいしちゃんが淹れたのか…?」もう一口…


こいし「お、美味しく無いですか…?」ウルッ…


セイヤ「いや、凄く美味しいな…どんな淹れた方したんだ…?」カチャ…


さとり「一般的なペーパードリップっていう淹れ方よ?」


セイヤ「ペーパードリップで良くここまでの深みが出せるもんだな…」


こいし「このお店のオーナーさんに教えて貰ったんです!」


セイヤ「美味しいよ…ありがとな、さとり、こいしちゃん…」ニコ


さとり「よ、喜んでくれて嬉しいわ…///」テレテレ


こいし「ま、また今度…///セイヤさんの為に…///コーヒーを淹れさせて下さい…///」モジモジ


セイヤ「あぁ、宜しくな?」ニコ


さとり「じゃ、じゃあ私達も仕事に戻るわね?///行くわよ、こいし…///」スタスタ


こいし「うん…///それじゃあセイヤさん…また///」ペコ スタスタ


霖之助「最後の方はもう普通にセイヤさん呼びだったね…こいしちゃん」


セイヤ「御主人様って言葉をあいつらから聞いてたら身が持たないんで助かりました…」はは…




咲夜「…」スタスタ…


さわ…


咲夜「ひゃぁ///」ビクゥ!


オタク「ふひっ…」ニヤ


咲夜「ちょ、ちょっと!いきなり何をするんですか!?」


オタク2「おやおやぁ…ボキ達は何もしてないでござるよw」


咲夜「う、嘘を吐かないで下さい!」


オタク「ふひひ…店員がお客様に向かってその様な口を利いてもよろしいですのかなぁ?」


咲夜「っ」スタスタ…


オタク2「ふひひひっ…」ニヤニヤ



妖夢「い、忙しいですぅ…」スタスタ!


サワサワ…


妖夢「うひゃぁ!?」ビクゥ!


オヤジ「お〜♪いい声ぇ〜♪」ははは


妖夢「くっ!こんな事をしてタダで済むとおもってるんですか!?」ググッ…


オヤジ「おい、俺達は客だぞ?オーナーに文句言ってもいいんだぞ?」ニヤァ…


妖夢「くっ…」スタスタ




レミリア「ちょ、ちょっと!そんなにくっ付かないでちょうだい!」さささっ


デブ「おやぁ〜?さっきの根暗な男にはあんなにベタベタしてたのにぃ〜?レミリアちゃんはお客様を選んで行動しちゃうのかなぁ〜?」ふひひひっ


レミリア「そ、それは…」


デブ「だったら僕がオムライスを完食するまで…あ〜んをしてもらうよぉ〜♪」ひひ


レミリア「うぅ…」ウルウル


眼鏡オタク「ほらぁ〜♪フランちゃん、あ〜ん♪」


フラン「や、やだよぉ…食べたくない…」ウルウル


眼鏡オタク「それなら店長呼ぼうかぁ〜?きっとクビになっちゃうねぇ〜フランちゃん♪」ふひーーー☆


フラン『セイヤぁ…』ウルウル




霊夢「ちょ、ちょっと!なに撮ってるのよ!ここは撮影禁止よ!?」


ガリガリ眼鏡「おぉ〜っと失礼♪でも白かぁ…普通だねぇ…」ひひひ


霊夢「なっ!?か、貸しなさい!」バッ


ガリガリ眼鏡「あれあれ?お客様の私物に手を出すなんてねぇ…酷い店員が居たもんだなぁ」


魔理沙「は、犯罪だぞお前ら!」ムカッ


キモデブ「ふひっ…まぁまぁ、魔理沙ちゃんも一緒に楽しもうよぉ〜♪」グイッ


魔理沙「なっ!?は、離せよ!」ジタバタ


キモデブa「ふひひ…興奮するぶひぃ…」はぁ…///はぁ…///


アリス「れ、霊夢…魔理沙…」


キモデブb「ふひぃアリスたんも楽しもうよぉ❤︎」ガシ…


アリス「は、離して!触らないでよ!」


キモデブb「か、可愛がってあげるよぉ…」はぁ…///はぁ…///




さとり「さ、触らないで…」ふるふる


ヤクザ「あぁん!?てめぇ客のする事に一々口を出してんじゃねぇぞ!?」


さとり「ひっ…」ビクゥ!


ヤクザ「ほら、黙って触らせろよ!」


さとり「い、いや…」ふるふる


子分「こいしちゃんも泣いてないで楽しもうよぉ!」さわさわ


こいし「うぇっく…せ、セイヤさぁん…」ウルウル


子分「何そのセイヤさんって!こいしちゃんの好きな人?じゃあそいつに代わって俺がこいしちゃんを可愛がってあげるよ!」さわっ


こいし「ひっ…や、やめて下さい…」ポロポロ




セイヤ「…」ガタッ


ガシ…


霖之助「セイヤ君…何処へ行くつもりだい?」


セイヤ「…決まってるだろ、あいつら全員病院送りにしてやる…緩いな…全員殺す!」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ


霖之助「落ち着くんだセイヤ君、このままじゃ霊夢達の努力が無駄になってしまうよ?」


セイヤ「こんな事を努力って言うなら俺はあいつら全員に嫌われてもこの店を潰す…離さないなら例え霖之助さんを潰してでもあいつらを殺しに行きます…」ギロッ!


霖之助『ぁぁぁ〜///その目!ゾクゾクするぅ〜…///』んっっふ〜ふっ☆


霖之助「来なさいセイヤ君…」スッ…


セイヤ「…」スッ…




ロッカールーム



霖之助「この人がこのお店のオーナー、晴翔さんだ…」


晴翔「晴翔です、宜しくね?セイヤ君…」ニコ


セイヤ『思ってたよりも年輩の方なんだな、30後半くらいか…?』


霖之助「晴翔さん、例の物を…」


晴翔「さぁ、セイヤ君…これに着替えてくれるかい?」つ燕尾服


セイヤ「なっ…え、燕尾服…?」


霖之助「ここのお客達は最近、お店で働いている子達に性的な事をする様になってしまったみたいなんだ…」


晴翔「オープンして3ヶ月…ある少年2人の厳しい掟によって守られていたこのお店が、彼が来なくなってしまった所為でこんな如何わしいお店に変わってしまったんだ…」はぁ


セイヤ「……用はあの客達に分からせればいいんですよね?」受け取る


晴翔「…頼めるかい?」


バッ!!


セイヤ「任せろ…あいつらは……俺が護る!」キュッ… 圧倒的な早着替え! ネクタイ締める動作付き


晴翔「ウホッ…聞いてた以上にいい男の様だね…」ニコ


霖之助「でしょう?やっぱり晴翔さんとは気が合いますね…」ニコ




咲夜「せ、セイヤ!?どうしたんですかその格好!」ビクゥ


妖夢「な、何でセイヤが…燕尾服なんて着てるんですか?…似合ってますけど…///」


セイヤ「話は後だ咲夜、妖夢…俺はあの客達を潰してくる…」スタスタ


咲夜「あっ!ちょっとセイヤ!?」


妖夢「だ、大丈夫でしょうか…」




デブ「さぁレミリアちゃん♪あ〜ん❤︎」


レミリア「うぅ…」スッ


パク…


セイヤ「うん♪やっぱりレミリアが食べさせてくれるオムライスは美味しいな♪」


レミリア「えっ!?セイヤ!?」ビクゥ


フラン「な、何でセイヤがここに!?それに燕尾服なんて着て…格好いいけどぉ…///」ドキドキ


デブ「だ、誰だお前ぇ!僕のレミリアちゃんとの時間を邪魔するなぁ!」


セイヤ「あぁん!?」ドキロリンッ!


デブ「ひっ!」


セイヤ「てめぇ今《僕》のって言ったか?答えろ…返答次第によってはてめぇをあの世に送るぞ…」ガシッ…


デブ「ひぃぃ…」ガクブル


眼鏡オタク「あ、あんた一体何様だ!俺達の邪魔しやがって!」


セイヤ「こいつらの御主人様だけど何か?」


眼鏡オタク「何だとぉ!?そんな証拠が何処にあんだよ!」


グイッ…!グイッ…!


レミリア「きゃっ!?」


フラン「ふぁっ!?」


両腕でレミリアとフランを抱き締める…


セイヤ「ま、こういう事だ…邪魔だから帰れ…ご・しゅ・じ・ん・さ・ま❤︎」ニヤ…


デブ「ぐぬぬぬ…店長だ!店長を呼べ!」


セイヤ「あぁ…それ俺だ」ニコ


レミリア・フラン「「えっ!?」」


眼鏡オタク「な、何だと…」


スッ… 名札見せる


セイヤ「どうも初めまして…店長代理の水奈月セイヤと申します…以後お見知り置きを…」ニコ


デブ・眼鏡オタク「「す、すみませんでした…」」ガク…


セイヤ「それではお客様…まぁ…ゆっくり…していって下さいね?」ニコ スタスタ


レミリア「ま、待ちなさいセイヤ!」スタスタ


フラン「ど、どういう事!?セイヤが店長代理なんて聞いてないよ!?」スタスタ


セイヤ「いや、さっきなったばっかりだからな…」スタスタ


晴翔「どうだったセイヤ君…?…ふふ、どうやら上手くいったみたいだね」ニコ


セイヤ「さて…次は霊夢達か」スタスタ


レミリア「か、格好良かった…///」ドキドキ


フラン「王子様みたい…///」ドキドキ




霊夢「か、貸しなさいよ!」バッ


ガリガリ眼鏡「おぉ!また見えた!シャッターチャンス☆」富竹フラッシュ☆


パシャ☆


ガリガリ眼鏡「ひひひ…さて…どんな感じで写ってるかなぁ…」ピッピッ…


アーーーーーーッ♂ セイヤの胸板…


ガリガリ眼鏡「おぇぇぇぇ…!気持ち悪りぃぃ…」ゲロォ…


セイヤ「気持ち悪いとは失敬ですね…」カメラヒョイ


ガリガリ眼鏡「なっ!か、返せ!」


セイヤ「おぉ〜…上手く撮れてる…あんた、写真家の才能あるかもな」ニコ


ガリガリ眼鏡「あ、どうも…」ペコ


バキィィィィィ☆


セイヤ「ま、破壊するんですけどねー♪」


ガリガリ眼鏡「か、買ったばかりのCameraがぁぁぁぁあ!?」ガーン☆


セイヤ「後はそこのキモい客2人…今すぐ魔理沙とアリスから離れろ…じゃねぇと…」ギロ


キモデブa「は、離れなきゃ何だよ…」ビクビク


キモデブb「お、お前みたいなヒョロい奴…お、俺達3人なら…」


机ドゴォォォォオオオオオン!!!


パラパラ…


セイヤ「この机みたいになりたくないなら……さっさと魔理沙とアリスを離せ…そして二度とこいつらの嫌がる様な事をするな…分かったか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ


ガリガリ眼鏡・キモデブa・b「「「は、はいぃぃ…」」」ガクブルガクブル…


セイヤ「ったく…」スタスタ


魔理沙「せ、セイヤぁ助かったぜぇ…」ウルウル


アリス「助けてくれてありがとう〜…」ウルウル


霊夢「そ、それにしても…手、大丈夫?」ウルウル


セイヤ「大丈夫だ…問題ない…」右手首プラ〜ン☆


霊夢・魔理沙・アリス『『『ぜ、全然大丈夫じゃ無い(ぜぇぇぇええ!よぉぉぉおお!)わよぉぉぉおお!』』』ガーン!


セイヤ「さて…最後はあのヤクザもどき共か…」スタスタ




ヤクザ「さとりちゃぁん…俺とちゅうしよっかぁ?」


さとり「ぜ、絶対に嫌…」ウルウル


ヤクザ「それ以上の事はしないから!ねぇ?」


さとり『いやらしい事ばっかり考えてる癖に…もう嫌ぁ…助けて…セイヤぁ…』ウルウル


子分「ほらほらぁ恋人同士になったんだからキス位いいだろぉ?」


こいし「で、でもさっき…そういう事はしないって…」ウルウル


子分「大丈夫だよぉ!ちょこっとチュッてするだけだからさぁ!」


こいし「ぜ、絶対に嫌です!わ、私にはす、好きな人が居ますから!あなたみたいな屑じゃ無くて、優しくて…強くて…格好良い人が!」ボロボロ


子分「誰が屑だぁぁ!?優しくしてたらいい気になりやがってぇ!」バッ!


さとり「こ、こいし!」


こいし『セイヤさん!』目を瞑る!


ガシッ…


子分「あぁん!?誰だてめぇぇ!?」


セイヤ「てめぇ…今こいしちゃんに何しようとした」ギリギリ…


子分「ってぇなぁ!?さっさと離せよ!あぁ!?」


グイッ!!ドサッ…!


子分「てめぇ…!!」スクッ…


バキィィィィィ!!


子分「ごはぁ!?」ドサッ…


セイヤ「病院のベッドでお寝んねしたくねぇならさっさと俺の目の前から消えろ…」


ヤクザ「おい…お前、俺達に喧嘩売ってタダで済むと思ってんのか?俺達はヤクザだぞ?」


セイヤ「モノホンのヤクザは自分からしゃしゃり出てヤクザだなんて言わねぇんだよ…しかもあんたらカタギだろ?」


ヤクザ「なっ!?」ドキッ


セイヤ「まぁ仮にヤクザだとしてもかなりの下っ端だな…中学の時にヤクザと揉めてその上層部の奴等ともやり合ったからな…嫌でも分かる……まぁボコボコのボロボロにされたが命が助かっただけ儲けモンだ」ニコ


ヤクザ「ど、何処の組のモンだ!てめぇ!」


セイヤ「おいおい、俺ヤクザじゃないんだが…まぁやり合ったのは鴉っていう暴力団だったかな…?確か…」う〜む…思い出せない…


子分「か、鴉組って…この日本の中で最大級の暴力団組織…」ガクブル


セイヤ「さぁ〜て…引いてくれなさそうだしてめぇら纏めて病院送りにしてやるよ…」スタスタ


ヤクザ「う、動くな!」ガシッ…


こいし「きゃあっ!?」


さとり「こいしっ!」


ヤクザ「う、動くとこの小娘の首の骨を折るぞ!」ググググッ!


こいし「い、痛いよぉ…セイヤさぁん…お姉ちゃぁん…」ボロボロ


セイヤ「てめぇ…!!限界超えたぞこの野郎ぉぉぉぉぉおおおお!!!!」ググググッ


セイヤ「紅魔流格闘術螺旋ノ型…」ググググググググッ


セイヤ「こいしちゃん伏せろっ!!」バッ!


こいし「っ!!」バッ! 爪で腕を引っ掻いてしゃがむ…


ヤクザ「っっ!てめぇっ!!」


ヒュッッッッッッッ!!!!


ヤクザ「っっ!?」


顎に向かって脚を蹴りあげる


セイヤ「《風花》ぁぁぁああ!!」バギィィィィィィ!!


ヤクザ「ウォエァッ!?」ブチュッ…


ドサッ!!コーンコン…


さとり「は、歯が…砕け散った…」ガクブル



紅魔流格闘術螺旋ノ型《風花》


相手に瞬時に詰め寄り相手の顎目掛けて脚を蹴り上げる格闘技…考案は紅美鈴で完成させたのは水奈月セイヤ本人である



セイヤ「おいそこのお前…」ギロッ…


子分「は、はぃぃ…」ブルブル…


セイヤ「警察には連絡しないで置いてやる…そこのボロ屑を連れてここから失せろ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


子分「は、はい!」ダッ…ガシ…ズルズル



ガチャ…チリンチリン☆



セイヤ「有難うございましたぁ☆もう二度と来やがらないで下さいねぇ☆」ニコ


さとり「セイヤぁ…ありがとうぅ…」ウルウル


セイヤ「はぁ…まさかあそこまでするとは思ってなかった…」なでなで


こいし「うぇぇぇぇん…」ボロボロ


スッ…


セイヤ「こいしちゃん…大丈夫か…?」なで…


こいし「ひっく…えぐ…」ボロボロ


セイヤ「もう大丈夫だ…怖かったな…」なでなで…


こいし「セイヤさぁぁぁん!」ダキッ…


セイヤ「お、おい…///お客様居るから!見られてるから!///」


こいし「ぅぅ…えっく…」涙目で上目遣い☆


セイヤ「…こいしちゃん」肩ガシ…


こいし「ひゃ…ひゃい…///」ポロポロ



セイヤ「俺と……結婚してくれ!!」キリッ



こいし「え…?///」唖然…


全員「正気に戻れこの変態野郎ぉぉぉぉぉおお!!」バキィィィィィ!


セイヤ「バルス!?」ほげぇ!


こいし『せせせセイヤさんと結婚!?///やったよ!HappyEnd♪だよぉ!///』わーい!


セイヤ「」ち〜ん☆


こいし「せ、セイヤさん…///こんな所で寝ていたら風邪を引いちゃいますよ?///」なでなで…


霊夢「こうなったら…」ゴゴゴゴッ


魔理沙「今までの記憶が無くなる位に…」ゴゴゴゴッ


咲夜「ボコボコにしてやりましょう…」ゴゴゴゴッ


ドガバギグシャメキガガゴゴゴッチュィーン☆



肉の塊「」【生肉を入手しました】



全員「いい仕事をしたぁ☆」汗がキラリ☆


こいし「か、髪の毛以外が生肉になっちゃったぁ…」ガクブル


霖之助「セイヤ君!今助けるよ!」バッ


霖之助「香霖堂印!元にモド〜ルボンド!」テッテレー♪


肉の塊「」


霖之助「この肉の塊にボンドを塗りたくる!」塗り塗り…


艶やかな肉の塊「」


霖之助「そして魔法の呪文を……もっふ!ふもっふ!ふふもっっふ!!」パァァァ☆


しゅぅぅぅぅぅ…



セイヤ「っ…俺は、一体…」イテテ…



霖之助「この元にモド〜ルボンド!今なら香霖堂だけの特別価格…3980円でご提供させていただきます!分割でのお支払いも可能ですので皆様!どうかこの電話番号まで…」


霊夢・魔理沙「「何テレビショッピングみたいな事やってる(んだぁぁ!!)のよぉぉ!!」」クロスキックver2


サッ…


霖之助「全く…相変わらず野蛮だね、霊夢に魔理沙…」眼鏡カチャ…



霊夢「ちっ、避けられた…」


魔理沙「反射神経は無駄にいいからな…霖之助の奴…」



「いえ…これまでです…」ブンッ!


コキィィィン☆


霖之助「」眼鏡パリィィィン☆


ドサッ…


霖之助「」ビクンビクン…


セイヤ「霖之助さぁぁぁん!?おい妖夢!霖之助さんの草薙の剣になんて事をするんだ!!」キュゥ…


妖夢「セイヤに被害が及ばない様に危険な芽を摘んだまでです…」ニコ


セイヤ「俺への被害ってどういう事だよ!霖之助さん…大丈夫ですか?」スッ


霖之助「せ、セイヤ君…僕の草薙の剣は…もう駄目…だ…」ビクンビクン…


セイヤ「大丈夫です…まだオーバレイ・ネットワークの構築は可能な筈です!このままエクシーズ召喚しないままでいいんですか!?」


霖之助「ぼ、僕と君とで…オーバレイ…ネットワーク…を構築…エクシーズ…召…喚…」ガク…


セイヤ「霖之助さぁぁぁああん!!」


パコン☆


レミリア・フラン「「はい茶番終了…」」トレーで叩く…


こいし「あ、あの…///セイヤさん…///」モジモジ


セイヤ「ん?こいしちゃんか、どうしたんだ?」


こいし「えっと…///結婚式は洋風と和風…どっちがいいですか?///」モジモジ


セイヤ「???何の事だ…?」はて


こいし「ぇぇぇぇえええええ!?」圧倒的ガーン…!


全員「Yes☆」パチン


こいし「皆さんの所為ですよぉ!?責任とって下さいよぉ!」うわ〜ん!


さとり「あら何の事かしら?」


こいし「折角セイヤさんにプロポーズして貰ったのにぃ!」ウルウル


咲夜「あれ?セイヤはそんな事言ってませんでしたよね?」ちら


ガンダムアリス「ウンソンナコトイッテナカッタヨー」ウィーン


こいし「嘘です!ちゃんとセイヤさんから結婚しようって言われました!」ウルウル


フラン「え〜?そうだったっけぇ〜あたい⑨だから分かんな〜い☆」コツン… テヘペロ☆


こいし「友達の事を馬鹿にしてまでシラを切るつもりなのフランちゃん!?」


レミリア「さて、お仕事お仕事☆」スタスタ


魔理沙「そうだセイヤ!厨房にこころも居るぜ?」スタスタ


セイヤ「えっ!?こころもここでバイトしてたのか!?」スタスタ


霊夢「こころは厨房で和菓子系のデザートを作ってるわよ?」スタスタ


セイヤ「流石、和菓子職人だな…」スタスタ



ワイワイ☆ガヤガヤ☆



こいし「私とセイヤさんのHappyEndがー!」うわ〜ん!


肩ポン…


作者「ドンマイ☆」ニコ


こいし「誰ですかあなた!?」ビクゥ!



暫くして…



こころ「皆…頑張ってるね…」パティシエ衣装


セイヤ「そうだな…それにしてもこころのその格好…可愛いな…///」


こころ「あ…あり…がとう///」モジモジ 福の神


セイヤ「この抹茶のケーキも甘過ぎなくて最高だ…」パク…


こころ「嬉しい…///」テレテレ 福の神


セイヤ「それにしても何でお前らはここでバイトをしてるんだ?」モグモグ


こころ「そ、それは…まだ言えない…」 猿


セイヤ「そっか…ご馳走様…」カチャン…


こころ「せ、セイヤ…怒ってる…?」猿


セイヤ「いや?まぁ時が来たら話してくれるんだろ?ならそれでいいさ」ニコ


こころ「///」コクン



ガチャ…チリンチリン☆



「おぉ〜!可愛い娘達が沢山居るぶひぃ!」


「おい豚!黙ってねぇとぶん殴るぞ!」


「相変わらず正は物騒だねぇ」ふひっ



妖夢「あ、貴方達は…!」


レミリア「滅神高校野球部の…!」


フラン「……誰だっけ?」


セイヤ「さ、早乙女に湯和紙!?な、何でここに!?」


早乙女「おぉ!これはこれは同士セイヤではないかぁ!」


正「なんだぁ?なんでてめぇらがこんな所に居るんだよ…」


セイヤ「それはこっちの台詞だ…」はぁ


晴翔「おぉ!早乙女君に湯和紙君!久し振りだねぇ!」


セイヤ「晴翔さん…まさか厳しい掟でお店を守ってた2人の少年って…」


晴翔「そう、この2人だ!」


全員「えーーーーー!?」


早乙女「照れるでゲス///」ふひっ


正「だから口を閉じろ泥豚…」


早乙女「それより支配人、お店の調子は如何かな…?」キラリン☆


晴翔「君達2人が野球で忙しくなってからこのお店の秩序は壊れて…如何わしいお店へと変わってしまったんだ…」


早乙女「い、如何わしいお店だとぉぉおおおお!?」ブヒィィィィィィ☆


正「くたばれ糞豚ぁぁあ!!」バキィ!


早乙女「イクゥ///」ビクンッ!


晴翔「まぁ今日ここで働いてくれているこのセイヤ君がお客さんに制裁を加えてくれたから何とかなったんだけどね」


セイヤ「早乙女はともかくまさか湯和紙までこんな所に来るなんてな…以外だったよ」


正「俺はこの豚の見張りだよ…ほっとくと何すっかわからねぇからな…」ゲシッ


早乙女「あっ///それよりも同士セイヤよ!まさか貴殿の知り合いの女性達がこの様な格好で接客をしているとは…」むむむ


アリス「あんまりジロジロ見ないでよ…」体隠す動作


霊夢「チップくれるんなら特別に見る事を許可してあげるわよ?」


魔理沙「流石は守銭奴巫女…言う事が汚いぜ…」


霊夢「なんですってぇ?」


魔理沙「何でもないZE☆」アセッ…


セイヤ「まぁお前らなら大丈夫だろうからゆっくりしていってくれ…」


早乙女「では遠慮なく!」スタスタ


正「ったく…何で俺がこんな所に来なきゃならねぇんだよ…」スタスタ



こうして霊夢達の大波乱のバイトが終了したのだった…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日(日曜日)




セイヤ「ぁぁ〜…昨日は疲れたな…」ゴロン


ムクッ…


セイヤ「もう昼…なんか適当に作るか…」スタスタ


ガチャ…バタン…



ピンポーン☆



セイヤ「誰だ?……っ!?まさか!?今度こそAma◯onか!?遂に世界のクラシック大全集が届いたのか!?」キラキラ☆


セイヤ「ヤバい判子判子っと…」ガサゴソ…



ピンポーン☆



セイヤ「はーい!」タッタッタッ☆


ガチャ…


配達員「ち、ちわーす…!み、水奈月セイヤさんに…!お、お届け…!物です…!」はぁ…はぁ…


配達員b・c・d「「「お、重かったぁ…!」」」はぁ…はぁ…



ドドドーーーーン☆×3



セイヤ「な、何ですか…この大きな荷物は…しかも3つも…」


配達員a「わ、分からないですが…そ、速達で…届ける様にと…し、指示が…」はぁ…はぁ…


セイヤ「は、はぁ…」


配達員a「り、料金はもう…払って頂いてるんで…失礼します…」フラフラ…


セイヤ「お、お疲れ様です…」ペコ



ドドドーーーーン☆×3



セイヤ「これ…俺が中に運ぶのか…?」



運び終わりました☆



セイヤ「く、くそっ…!む、無駄に…!疲れた…!」はぁ…はぁ…


ドドドーーーーン☆


セイヤ「取り敢えずこっちから開けてみるか…」ベリベリベリー…


セイヤ「ん…?」箱の中覗き込む…


〜段ボール箱の中〜


霊夢「…」


魔理沙「…」


こころ「…」



そっ閉じ…



セイヤ「…俺は何も見ていない…気を取り直してこっちの段ボールを…」ベリベリベリー…



〜段ボール箱の中〜


咲夜「…」


アリス「…」


妖夢「…」



そっ閉じ…



セイヤ「……何これ…新手のスタンド通販?それとも宗教勧誘か何かか?俺の事はお見通し☆みたいな雰囲気で入信させようってか……最後の段ボールだな…」ベリベリベリー…



〜段ボール箱の中〜



レミリア「あなたの…」


フラン「考えてる事は…」


さとり「お見通し…」


こいし「です…」



バタァァァァアアアン!!



セイヤ「怖ぇぇぇええよぉぉぉおお!!新作ホラー映画の宣伝PVか何かかぁぁああ!!」きゃーー☆


段ボール箱×3「」ガタガタ…


セイヤ「何か動いてるよ!めっさ動いてるよぉぉぉおお!?パラノーマルでアクティビティーしちゃってるよーーーー!?」ガクガクブルブル…


バァァァアアン☆


全員「誕生日おめでとうセイヤ♪」クラッカーパンパン☆


セイヤ「……は?」


霊夢「ふふん!サプライズ大成功ね!」


魔理沙「いやぁ良かったぜ間に合って!」


咲夜「ブラド様が配達業者さんに頼んでくれたお陰ですね!」


レミリア「ふふふふふ、企画はこの私…レミリア・スカーレットだと忘れる事無かれ!」決めポーズ


アリス「よっ!良いぞカリスマ(笑)!」


さとり「本当ね…流石は学年1位の秀才(笑)レミリア・スカーレット(笑)だわ…」


妖夢「ブレイクする程のカリスマ(笑)が無いだけはありますよね!」みょんす☆


レミリア「貴方達それ絶対褒めて無いでしょう!?」


フラン「まぁまぁお姉様(笑)落ち着いて…」


こいし「そ、そうですよレミリア先輩(笑)落ち着いて下さい…」


こころ「レミリア(笑)…落ち着いて…?」


レミリア「何で一々(笑)が付くのよ!酷過ぎるわ!セイヤはそんな事しないわよね!?」ちら…


セイヤ「俺がそんな事をする訳無いだろ?レミリア…」はぁ


レミリア「やっぱりセイヤだけが私の味方だったわぁ!」うわーん


セイヤ「あ、それと言いたい事があるんだが…いいか?」


霊夢「何よ?御礼なら御賽銭でいいわよ?」


魔理沙「私は美味しい物が食べたいぜ!」


セイヤ「いや…さっき誕生日おめでとうって言っただろ?」


咲夜「言いましたけど…それがどうかしましたか?」


セイヤ「いや…非常に言いづらいんだが…」


アリス「何?はっきり言ってよぉ…」


セイヤ「このSSに…誕生日は無いぞ?」


全員「え…?」大飛出


セイヤ「正確に言うとお前らの誕生日が公式で明かされてないから書きようが無い…それに俺だけが誕生日パーティーをやるって言うのもアレだからこのSSでは誕生日パーティーをやるつもりは無かったんだ…」


全員「」白目


セイヤ「やっぱり…知らなかったんだな」はぁ


フラン「そ、そんなぁ…」ウルウル


セイヤ「公式では無いが別のサイトで年月毎の奴を見てみたんだが……レミリアなんか毎月5日が誕生日になってたぞ?」


レミリア「えぇぇ!?」ガーン


魔理沙「おぉw!ならレミリアは500歳越えの婆さんだなw!」あははははw


妖夢「そ、それは凄いですねぇw」あははははw


セイヤ「妖夢…お前なんかみょんと掛けて3月4日が誕生日なんだぞ?人の事笑えないだろ…」


妖夢「みょんーーーーーー!?」ガーン


セイヤ「咲夜も名字の十六夜と掛けて毎月16日が誕生日だしな…」


咲夜「えぇぇ!?」ガーン


セイヤ「と、この様に誕生日なんて祝ってたらそれだけで丸々使っちゃいそうだからな…だから誕生日は無し…って事になったんだ」


全員「…」しょぼ〜ん…


セイヤ「ま、なら今日この場を借りて全員の誕生日パーティーでもすればいいさ……40秒で支度しな…」ニコ


全員「セイヤ(さん〜)ぁ…」パァァァ☆



誕生日パーティー…!開始だ…!



さとり「フラン…悪いのだけれどそのチキン、取って貰っても良いかしら?」


フラン「いいよ?はい!さとり!」つチキン


さとり「ありがとう」ニコ


妖夢「それでそこで魔理沙がですね!」


こころ「…」コクコクッ! 狐


妖夢「パチュリー先輩の本を奪い取ってそのままゴミ箱へシュートしたんですよ!」


こころ「おぉ…!」キラキラ☆ 火男


妖夢「その事に大激怒したパチュリー先輩は魔理沙の首根っこを掴んで空中でグルグル振り回したんですよ!」


こころ「壮大♪」火男


レミリア「ふぅ…セイヤ、紅茶の淹れ方が段々上手くなってきたわね…」くいっ…


セイヤ「お褒めに預かり光栄の極みです…レミリアお嬢様…」服従のポーズ


カチャ☆


レミリア「今一度命ずるわ…私の執事になりなさい…水奈月セイヤ…!」ビシッ☆


セイヤ「有り難い御言葉ですが…それは無理です…」ニコ


レミリア「う〜…」ショボーン


霊夢「まぁ〜たレミリアは懲りずにセイヤを勧誘してるわね…」ズズズー…


咲夜「あのやり取り…もう何度目でしょうか…」


アリス「100回越えてから数えてない…」あはは


魔理沙「んーーー♪このケーキ美味しいぜぇ!」


こいし「魔理沙先輩…もうケーキ食べちゃってる…」


霊夢「あ、ズルいわよ魔理沙!私も食べる!」


アリス「なら私も〜♪」


こいし「わ、私も食べて良いですか?」


咲夜「皆で仲良く食べましょう♪今新しい方を切り分けますね?」シャキン☆ ナイフ構える


さとり『やはりナイフで切り分けるのね…』モグモグ…


フラン『咲夜はナイフ好きだなぁ…』モキュモキュ…



暫くして……からの〜♪



魔理沙「セイヤにプレゼントを贈呈するぜぇ!!」


霊夢「えいっ!」クラッカークイッ



パンパン☆パンパン☆



セイヤ「何だよプレゼントって…」


アリス「元々はセイヤの誕生日って事で計画が進んでたからね!だからプレゼントを買う為にメイド喫茶でバイトをしてたんだよ」


セイヤ「そ、そうだったのか…」


魔理沙「ではまず妖夢と咲夜、そしてこころペアから!」


咲夜「セイヤ…どうぞ…///」つ大きい箱


セイヤ「え、えらく大きい箱だな…開けてみてもいいか?」


妖夢「ど、どうぞ…///」


セイヤ「こ、これって…まさか…」


こころ「wiiUとスマッシュブラザーズ…///」


セイヤ「マジでか!?ありがとな!咲夜、妖夢、こころ!」おぉ〜♪


咲夜『まるで子供みたいですね』ふふ


妖夢『でもセイヤって偶にこういう子供っぽい所もあるんですよね…』みょん☆みょん☆


こころ『そこがまた…いい…///』福の神


魔理沙「では続いて古明地姉妹!」


さとり「セイヤ…受け取って…///」つ縦長の箱


こいし「前に3人でお出掛けした時に聞いていた物を用意させて頂きました…///」


セイヤ「3人で出掛けた時に聞いた?…取り敢えず開けるぞ?」


こいし「はい…///」


セイヤ「これは…!!ウォータードリッパーだ!!」テレテテ〜♪ ゼル伝のBGM


さとり「あの喫茶店で言っていたから…///」


セイヤ「ありがとな!さとり!こいしちゃん!大切に使わせて貰うよ!」これで最高のコーヒーが飲める♪


こいし「そ、そうしてくれると嬉しいです…///」


セイヤ「で、でも確かウォータードリッパーって滅茶苦茶高かった気が…」


さとり「値段の事は気にしないでちょうだい」ニコ


こいし「大事なのは気持ち…ですよね?セイヤさん?」ニコ


セイヤ「…あぁ、これから毎日使わせて貰うから」ニコ


さとり・こいし「「えぇ(はい)」」ニコ


魔理沙「ではでは続いてスカーレット姉妹!」


レミリア「は、はい…///セイヤ…///」つ大きい箱


フラン「セイヤの為に頑張って探したんだ…///」


セイヤ「この箱も大きいな…それじゃあ失礼して…」ガサガサバリバリ…


セイヤ「え…?何でこんな物が…」コンポとヘッドホン


レミリア「え…?気に入らなかった…?」


セイヤ「いやいやいやいや…俺が欲しかったコンポとヘッドホン…それに世界のクラシック大全集まで…」プルプル


フラン「う、嬉しい…?」ウルウル


セイヤ「嬉しいに決まってるだろ…こんな高価な物を俺なんかの為に…」ウルウル


レミリア「えへへ…///喜んで貰えて嬉しいわ…///」テレテレ


フラン「ちょっと予算オーバーしちゃったけどね…///」テレテレ


セイヤ「ありがとな…レミリアにフラン…このコンポとヘッドホンで音楽を聴きながら…レミリアとフランの事を考える事にするよ…」ニコ


レミリア『そそそそれって私とフランの事を…かかか考えながら…///』ドキドキ


フラン『はぅぅ〜…///恥ずかしいけど…凄く嬉しいよぉ…///』ドキドキ


魔理沙「それじゃあ…」ちら


霊夢「最後は私達2人ね…」コク


魔理沙「セイヤっ!受け取れっ!」ヒュッ!


パシッ…


セイヤ「何だこれ…刀…か…?」刀袋に入っている


霊夢「その刀袋から出してみなさい」


セイヤ「偉く沿った刀だな…」スルスルスル〜…


魔理沙「ふふふ…どうだセイヤ!」


セイヤ「竹光か…それも特殊な刀?なのかコレ…?」カチャ…



その刀の様な物は鞘に納められているが刀身は日本刀なんかよりも横幅が広く、そしてまるで三日月の様に軽く沿っている変わった刀だった…



霊夢「ブラドさんに紹介してもらった竹光専門の職人さんに直々に頼んで作って貰ったのよ?」


魔理沙「その名も!………レミリア頼む…///」恥ずかしい///


レミリア「任されたわ!その名も月刀《水無月》!!」バーン☆


セイヤ「月刀…水無月…」カチャ…


霊夢「いつもブラドさんとの剣術の修行をしているでしょう?」


魔理沙「それも…私達を護る為に…な…」


セイヤ「……あぁ…これからも頑張るよ…この刀に…いや、月刀水無月に誓ってな…」ニコ


霊夢「これからも宜しくね…私達のヒーロー…」ボソ


セイヤ「霊夢?何か言ったか?」


霊夢「べ、別に何も言ってないわよ!///」ふんっ


セイヤ「?」


魔理沙「よぉーし!それじゃあ皆で早速スマブラやろうZE☆」


咲夜「賛成です!課金をしてリュウやミュウツー、それにリュカそしてロイなども解禁させましょう!」


セイヤ「おぃぃぃい!何さらっと課金宣言してるんだよぉぉ!?」


妖夢「それ位大目に見てくださいよぉ」


こころ「Xでは居たリュカが…wiiUではサヨナラバイバイ♪させられちゃって…」ウルウル 蝉丸


セイヤ「わ、分かったから泣くなよ…」なでなで


レミリア「遂にあの堕天使ブラピが使えるのね☆早くブラピを解放しましょう!」


魔理沙「取り敢えず今日の目標は全キャラ解放する事だぜ!」


こいし「そうですね!頑張って行きましょう!」


さとり「今回は8人で乱闘が出来るみたいだから楽しさも増えるわね」


フラン「それに私達のmiiが大乱闘に参戦出来るのが更に良いよねぇ♪」ワクワク


アリス「そうそう!私達がスマッシュブラザーズの世界で任天堂の強豪達と大乱闘!燃えてくるよね!」ワクワク


霊夢「それじゃあ早速…」ちら


セイヤ以外全員「レッツパーリィーーー☆」



セイヤ「はは…皆、ありがとな」ボソ



こうして俺達は皆仲良く歳をとったのだった…2年生組は17歳…1年生組は16歳…切ない気持ちになっていくのが分かったが…それをあいつらは笑って吹き飛ばしてくれる…だから俺は、あいつらとずっと一緒に居たいと思えるんだ…きっと…何年、何十年経ってもな…




《皆で仲良くメイド喫茶で!そして皆一緒に歳を取ろう!》 完






【次回予告】



♪エヴァンゲ◯オン予告BGM♪



遂に水無月セイヤの過去を知る者が現れる…


彼の悲しき中学生時代を知る3人の少女…


水無月セイヤの頰から流れる一筋の涙…


そして彼は、再び彼女達を護る事を決意する…


彼の翳すその鋭い刃が、彼女達に仇なす全ての敵を斬り裂く…


彼はその先に…一体何を見るのだろうか…



【次回 幻想学園高等学校〜外伝〜】



「さぁ〜て♪この次もぉ〜!サービスサービスぅ♪」


セイヤ「何変な予告入れてんだこら!外伝なんてやらねぇから!誰得だよそれ!タダでさえ低評価なのにこれ以上評価下げられてたまるかぁ!」


「それじゃあ〜…私が出ますよ☆」キャピッ


セイヤ「私が出ますよ☆、じゃねぇぇよ!!てゆーかお前キャラ被ってるから!巫女さんって所とその喋り方で他の奴等と色々被ってるから!」


「何だか…暫く見ない間に性格変わりましたね…セイヤさん…」


セイヤ「…そりゃあな…あれから2年も経ってるんだ…当たり前だろ」


「そうですか……でも、前よりもカッコ良くなってて安心しました…」ボソ…


セイヤ「何か言ったか?◯◯…」


「いいえ……何も言ってませんよぉ〜だ!」べー タッタッタッ


セイヤ「あ、おいっ!…ったく、本編で覚えとけよな◯◯…」




「ホント…前よりも…カッコ良くなったなぁ… セイヤさん…///」タッタッタッ







〜セイヤの過去を知る者現れる!?巫女さん戦争勃発ぅ!?〜






朝♪



チュンチュン…チチチチ…



セイヤ君のお部屋♪



セイヤ「…」



皆さん、おはようございます…朝ですね、水奈月セイヤです…何故自分が起きているのに布団から出ないのかと言うと…



霊夢「すぅ…すぅ…」zzz


魔理沙「くぅ…くぅ…」zzz


咲夜「すぅ…んん…」zzz


レミリア「う〜…セイヤぁ…///」zzz


アリス「私こそ…にゅーたいぷぅ…」zzz


こころ「お面が…一つ…足りないぃ…」zzz


妖夢「みょむむむ…幽々子様ぁ…ご飯食べ過ぎですよぉ…」zzz


さとり「そんな…装備で大丈夫…かしらぁ…セイヤぁ…」zzz


フラン「駄目ぇ…///セイヤぁ…///激しいよぉ…///壊れちゃうぅ…///」ビクビク…


こいし「真実はぁ…いちゅも…ひとちゅでしゅぅ…」zzz




セイヤ『何で全員俺の布団で寝てんの?しかも変な夢見てる奴もいるし…』えぇ〜…



昨日あれから結局、夜中の0時過ぎまでスマブラ三昧だった為、夜中に女の子達を帰すのはあれだと思い泊めたのだが…泊めなきゃ良かった…



セイヤ「おい霊夢、起きろ」ユサユサ…


霊夢「もう少しだけ寝かせなさいよぉ…」モゾモゾ


セイヤ「モゾモゾするな!おい魔理沙!早く起きろ!」ユサユサ…


魔理沙「私のターン…ドローだぜぇ…」ギュゥ…


セイヤ「待ってぇ!俺カードじゃないから抱き着かないでぇ!?」


布団の中モゾモゾ…


セイヤ「何だ…?」スッ… 布団捲る


こころ「私…綺麗…?」ニコ☆


セイヤ「ぎゃーーーー!?呪怨か!?助けてぇーーー!例のレイの零の霊が出たぁーー!!」


モゾモゾ…スッ…


こころ「おはよう…セイヤ…」ニコ


セイヤ「おいこころ!心臓に悪いからやめろよ!それと今の体勢ヤバいから!エロゲーで言う所のCGイベントみたいになってるから!」こころが騎乗位してる☆


こころ「セイヤの感触…好き…///」ピトー… 福の神


セイヤ「体を密着させるなぁ!!」


咲夜「うるさいですから静かにして下さい…」


セイヤ「朝だって言ってるだろ!いいから起きなさい!」


こころ「起きてる…セイヤのが…///」モジモジ…


セイヤ「朝っぱらから下ネタをかますんじゃない!」


妖夢「いいじゃないですかぁ…まだ6時ですよぉ?」モゾモゾ…


セイヤ「俺が起きたいから頼んでるんだよ!いいから起きろぉ!」ガー!


レミリア「じゃあおはようのキスしてくれたら起きるわぁ…」モゾモゾ


フラン「そうそう…早くぅ…」モゾモゾ


セイヤ『こいつら寝ぼけてる所為でか知らんがとんでも無い事口走りやがったよ…』


さとり「まだ眠いわぁ…」モゾモゾ…


こいし「昨日結局セイヤさんの寝顔を見ていた所為で…寝るの3時位になっちゃったんですよねぇ…」モゾモゾ…


セイヤ「今物凄い重要な言葉が聞こえた気がする…」


こころ「気の所為だから…気にしない…///」ぎゅぅぅ… 福の神


セイヤ「こころはいい加減離れろぉ!」


こころ「無理…///」 福の神


セイヤ「」白目



全員起床☆



霊夢「全然寝足りないわ…」グシグシ…


魔理沙「ふぁぁ〜…」グシグシ…


咲夜「取り敢えず…リビングにいきましょうか…」フラフラ…


セイヤ「俺も着替えたいからそうしてくれ…ほら妖夢にアリス!しっかりしろ!」


妖夢「眠いですぅ…」ユラユラ…


アリス「もちょっと寝かせてぇ…」ユラユラ…


セイヤ「いいから顔洗ってその寝癖直して来い…ドライヤーとアイロン貸してやるから」


レミリア「セイヤぁ…」ぎゅぅぅぅ…


フラン「眠いよぉ…」ぎゅぅぅぅ…


セイヤ「眠いのは分かったから抱き着くな!ほらしっかりしろってーの…」Wユサユサ…


レミリア・フラン「「う〜…う〜…」」がくがくゆらゆら…


さとり「ふぁぁ…こいし、ほらしっかりしなさい…」ポンポン


こいし「んん〜…」フラフラ…


こころ「私も…リビングに行こ…」スタスタ


セイヤ「ほら、こころと咲夜を見習って早くリビングに行け…」


咲夜とこころ以外全員「はぁ〜い…」スタスタ



ガチャ…バタン…



セイヤ「はぁ…」脱ぎ脱ぎ…


着替え完了♪


セイヤ「よし…あとは髪を整えるだけだな…」スタスタ


ガチャ…


セイヤ「お〜い…妖夢にアリス、ドライヤーとアイロン…」スッ


全員「え…?」全員下着姿☆ 大飛出


セイヤ「は…?」キョトン…


全員「///」プルプル… 般若


セイヤ「え、え〜と……やってんなぁーーー☆!!」


バタン…カチ…


セイヤ「ん…?あれ…?なにいまの…?」汗ダラダラ


ドンドンドンッ!!


「セイヤ!///今すぐこのドアを開けなさい!///さもないと夢想封印の刑よ!!///」ドンドンッ!


「き、斬ります!///誰が何と言おうと…斬ります!!///」ドンドンッ


「セイヤのエッチ!馬鹿!変態!!レーヴァテインで破壊してやるぅ!!///」ドンドンッ


「セイヤ開けて!何もしないから!ね?ちょっと界◯拳4倍ブチかますだけだから!」ドンドンッ


セイヤ「ひぃぃぃ!!」鍵掛けてあるけど取り敢えずドア抑える


「で、出てきなさいセイヤ!///い、一度ならまだしも二度も私の下着姿を見て!///責任取って結婚しなさい馬鹿ぁ!///」ドンドンッ


セイヤ「訳分かんねぇよ!それに俺は何も見ていない!」グググッ


「……お嬢様の下着の色は…?」


セイヤ「薄いピンク!」即答


「…」し〜ん…


セイヤ「あ……ゆ、誘導尋問とは卑怯だぞ咲夜!!」アセアセ


「…お姉ちゃん、今セイヤさんが考えてる事…分かる…?」


「とても口には出せないわよ?」


セイヤ「変な事とか考えて無いから誤解される様な会話をするのはやめろ!」


息子『親父!片手を空けろ!そしてその片方の手で俺を今すぐ解放してくれ!』(切実)


セイヤ『てめぇは黙ってろってーの!一々会話に参加すんな!』


「咲夜…女の七つ道具の一つ…今が使い時よ」


「その様ですね…」つピッキングセット


カチャ…カチャ…


セイヤ「ま、まさかぁ…」汗ダラダラ


カチン…


セイヤ「か、鍵が開いた…?」


バンッ!!


セイヤ「なっ!?」ググググッ…


扉から手がスッ…


「ねぇセイヤ君…このドア開けてよ…」ズルズル…


セイヤ「怖っ!?」ググググッ


「ねぇ…どうして見てないなんて嘘吐くの…?」ズルズル…


セイヤ「だから怖ぇよ!どこのなく頃にだよ!まだひぐらしは鳴いてないぞ!?」ググググッ


「開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ開けろ…」ブツブツ…


セイヤ「めっちゃ怖ぇぇぇぇえええええ!?」ガクブル…


「えい☆」ガッ…


セイヤ「あっ…」ドサ…


霊夢「セイヤ君見〜つけたぁ〜…」シャキン☆


セイヤ「れ、霊夢…何だその鉈は…」


霊夢「女の子の…」つ鉈


魔理沙「た…」つ鉈


咲夜「し…」つ鉈


レミリア「な…」つ鉈


アリス「み…」つ鉈


妖夢「…」つ楼観剣と白楼剣


さとり「…」つ出刃庖丁


こころ「…」つチェーンソー ジェイソンのお面


フラン「…」つトンカチ


こいし「…」つ電動釘打ち機


セイヤ「マジすかぁ…」ガクブル


全員「手加減無用…」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…


セイヤ「ふっ……月刀水無月の力…見せてやるよ」スチャ…


全員「覚悟っ!!」バッ


セイヤ「遊んでやるぜ…仔猫ちゃん達…」バッ…


ザクザクブシュッ!ヴィィィィィイイン!!ズチャブチュグチグチ!ガンガンガンガン!!バスン!バスン!バスン!グチャッグチャッ!ブチュッブチュッブチ!!ヴィィィィィイイン!



肉片「」【クズ肉を手に入れた】


全員「…」ポタ…ポタ…ポタ…ポタ



その後…自宅で水奈月セイヤは死体として、いや、肉片として発見された…警察はこれを殺人事件と断定し、今も捜査を続けている…そして、彼の机の中から一冊のノートが見つかった、そこにはこう記されている…


どうしてこんな事になったのか、私には分かりません…

これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるでしょう。

……死体があるか、無いかの違いはあるでしょうが。

これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。

それだけが私の望みです。 水奈月セイヤ



幻想郷でなく頃に… 【完】





セイヤ「待て待て待て!酷過ぎるわ!殺され方もそうだが終わらせ方がモロパクりじゃねぇか!!」顔面ヒリヒリ…


霊夢「実際は全員分のビンタで済んだんだから良かったじゃない…」モグモグ…


魔理沙「全く…感謝してほしいもんだぜ、私達の下着姿を全員分のビンタ一発ずつでチャラにしてやったんだから…」モグモグ…


セイヤ「それに真相を暴いて下さいって犯人モロ分かりじゃねぇかよ!このSSの警察はどんだけ無能なんだ!」


咲夜「静かにして下さい…落ち着いてご飯も食べられないんですか?」モグモグ


レミリア「そうよ、そんなんだから17歳になっても童貞なのよ…」お味噌汁スズー…


アリス「そうそう…落ち着きが無い男は女の子に嫌われちゃうよ?」モグモグ…


セイヤ「童貞は関係無いだろぉ!?お前らだって処◯の癖に!」ガァ!


妖夢「せ、セイヤ!破廉恥な言葉を食事中に叫ばないで下さい!斬りますよ!?」台バンッ!


さとり「それに童貞と処◯には決定的な差があるわ…言うなれば月とスッポンね」モグモグ


こころ「…」コクコク おかわり貰える?


こいし「そうですよセイヤさん…それにまだ皆さんに謝って無いですよね?幾らワザとじゃないからと言っても女の子の下着姿を見たんです、謝るのが男性としての礼儀じゃ無いんですか?」どうぞこころさん♪ ありがとう…


フラン「そうそう!こいしの言う通りだよ!さぁセイヤ!ごめんなさいして!」モグモグ


セイヤ「くっ…ご、ごめんなさい」ペコ


全員「宜しい♪許してしんぜよう♪」モグモグ


セイヤ「有り難き幸せ…」ぐぬぬっ…


セイヤ「ていうか何でお前ら制服持って来てるんだ?その為に早く起こしたんだぞ?」


霊夢「え…そ、それは…」アセアセ


魔理沙「ま、まぁ良いだろ?皆で仲良く登校出来るんだしさ!」アセアセ


セイヤ「お前らまさか…最初から俺の家に泊まるつもりだったな…」


咲夜「ち、違いますよ!偶々バッグの中に制服が入っていただけです!」


レミリア「そ、そうよ!言い掛かりだわ!」


セイヤ「それもそうだな……それよりレミリア、俺の家って学校から近いよな?」ニコ


レミリア「そうね!お泊まりの用意をしてきて正解だったわ!それにセイヤと一つ屋根の……あ」


セイヤ「さぁ…お説教の時間だ」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ


全員「ひぇ〜…」ウルウル… 蝉丸


セイヤ「夜中にお前らを帰すのはアレだからと心配して泊めてやったのに…」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ


全員「ゆ、ゆるしてぇ…」ウルウル… 蝉丸


セイヤ「この……ばっかもーーーーーーん!!」ピシャーン☆


全員「ごめんなさーーーい!」うわーん! 蝉丸




〜通学路〜



セイヤ「…」スタスタ


こころ「セイヤ…怒ってる?」スタスタ 姥


セイヤ「はいはい、怒って無いからさっさと学校行きましょうねぇ…」スタスタ


アリス「絶対怒ってるよ…」スタスタ


セイヤ「泊まるなら泊まるって最初から言えよ…ったく、心配した俺が馬鹿だった…」スタスタ


さとり「馬鹿だからしょうがないわよね」スタスタ


セイヤ「何か言ったか?」ギロ…


さとり「ご、ごめんなさい…」ショボン


咲夜「そ、それよりも今日は転校生が来るみたいですよ!」アセアセ…


妖夢「でもこの時期に転校生っておかしいですよね…?」スタスタ


魔理沙「何か訳ありなのか?」スタスタ


セイヤ「どうでもいい…興味ないな…」スタスタ


レミリア「セイヤぁ…機嫌直しなさいよぉ…」スタスタ


霊夢「そうよ…幾ら何でも不機嫌になり過ぎよ?」


セイヤ「だったら今度から泊まる時は泊まるって言ってくれ…」スタスタ


こいし「約束しますからぁ…」スタスタ


こころ「機嫌…直して…」スタスタ 姥


セイヤ「それならこの話はもう無しだ…悪かったなさとり、睨んだりなんかして…」スタスタ


さとり「いえ、私も悪かったわ…ごめんなさいセイヤ…」スタスタ


魔理沙「ちゃんと謝れば許してくれる辺り流石セイヤだぜ…」スタスタ


アリス「サッパリしてるよね…良い意味でも悪い意味でも…」スタスタ


フラン「転校生かぁ…それって何年生?」スタスタ


咲夜「ん〜…確か2年生ですねぇ…それも3人です」スタスタ


霊夢「2年生で3人って…3つ子か何かかしらね…」スタスタ


こいし「1年生には入らないんですね…」スタスタ


フラン「だね〜…ちょっと残念…」スタスタ


妖夢「2年生ですか…仲良く出来れば良いですね…」スタスタ


レミリア「セイヤはどう思ってるのよ?」スタスタ


セイヤ「だから興味ないっての…面倒臭い奴等じゃなけりゃそれでいい…」スタスタ


咲夜「セイヤのその面倒臭がりな性格…治らないんですか?」スタスタ


セイヤ「生憎だな…俺は転校生とか好きじゃ無いんだよ、中学の時もロクな事が無かったからな…」スタスタ


霊夢「何でそこで中学の時の話が出てくるのよ…」スタスタ


セイヤ「別に…」スタスタ


フラン「セイヤは昔の事…あんまり話したがらないよね…」スタスタ


さとり「未だに謎に包まれているものね…」スタスタ


魔理沙「まぁ何にせよ仲良く出来ればそれで良いと思うぜ?な、セイヤ?」スタスタ


セイヤ「あぁ…そうだな…」スタスタ




〜教室〜



おはよー! おっす…


ワイワイ…わいわい…



ガラガラ…



霊夢「さぁ〜て…転校生って何組に来るのかしらね?」スタスタ


アリス「さぁ?咲夜は知ってる?」スタスタ


咲夜「いえ…転校生が来るって事位しか知りませんね…」スタスタ


魔理沙「セイヤ、転校生が来てもガン飛ばすなよ?」スタスタ


セイヤ「飛ばさねぇよ!それに一度たりともガンなんて飛ばした事無いわ!」スタスタ


レミリア「自分が気付いて無いだけかもしれないわよ?先ず私にガン飛ばしてみなさいセイヤ!」Hey!Hey!


セイヤ「こうか…?」ギロッ!


レミリア「……いぃ///」キュン☆


霊夢『他の奴が見たらビビるだけよ…』はぁ


魔理沙『あの目に睨まれて喜ぶのはレミリアとフラン位だぜ…』やれやれ


咲夜「悪く…無いですよね…あの目…///」キュン☆


アリス『ここにも居たよ…』まったく…


美鈴「皆さんおはようございます♪」スタスタ



席に着きました…



咲夜「セイヤ…くれぐれもガンを飛ばさない様に…」クル…


セイヤ「俺は危険物か何かか…分かってるっての…」はぁ…


レミリア「あ、紫先生来たわね…」


紫「はぁ〜い皆おはよう…噂で聞いて知ってる人も居るだろうけど今日は転校生が来てるわ、それも美少女が2人もね♪」ニコ


おぉ〜!


我が世の春が来たぁぁぁぁ!!


紫「はいはい、男子は落ち着いて…それじゃあ入って来ていいわよ〜」チョイチョイ…


「うわぁ…緊張しますね、諏訪子様…」スタスタ


「早苗はもう少し落ち着いて…巫女としての威厳が無くなるよ?」スタスタ


咲夜「き、綺麗な人達ですね…」


レミリア「ほら、セイヤも見てみなさいよ」


セイヤ「今deemo中だ…」〜♪


咲夜・レミリア『『空気が読めない男(ねぇ…)ですねぇ…』』


紫「それじゃあ自己紹介して」


「はい!私の名前は東風谷早苗と言います!皆さん、これから宜しくお願いします!」シュビッ


おぉ〜…可愛い子だな…


お、俺声掛けてみようかな…


「私の名前は洩矢諏訪子、皆、これから宜しくね」


すげぇちっこ可愛い…


なでなでしたい可愛さだな…


レミリア「ほらセイヤ、ちゃんと自己紹介位聞きなさいよ…」


セイヤ「よっしゃぁぁぁ!!世界ランキング300位に入ったぞ!どんなもんだぁぁぁ!!」ガタッ!


全員「っ!?」ビクゥ!


セイヤ「あ…悪い、忘れてくれ…///」座る…


早苗「せ、セイヤさん…?セイヤさんだ!!諏訪子様!セイヤさんが居ますよ!?ほらあそこ!」ユサユサ…


諏訪子「わ、分かった、分かったから落ち着いて早苗…」ガクガク…


レミリア「え…?せ、セイヤ…あの子達と知り合いなの?」ちら


セイヤ「んぁ?…さ、早苗!?それに諏訪子!?な、何でお前らがこの学校に居るんだ!?」


早苗「嘘ぉ!?本当にセイヤさんだぁ!!2年振り位ですかね!お久し振りです!」手フリフリ


諏訪子「そ、その…///久し振り…///」


セイヤ「な…お、お前ら守矢神社はどうしたんだ!?俺が必至こいて守ってやったのに!!」


早苗・諏訪子「「神社ごと引っ越し(した)しました!!」」


セイヤ「…は?」


早苗・諏訪子「「神社ごと引っ越した」」ニコ


セイヤ「お、おぉ…」訳分からん…


紫「それじゃあ早苗ちゃんと諏訪子ちゃんは空いてる席に座って頂戴」


スタスタ…


早苗「それじゃあセイヤさん!これから1年間宜しくお願いしますね?」ニコ 右隣に座る…


セイヤ「後で事情聞くから覚悟しとけよな早苗…」


早苗「どうぞどうぞ♪」ニコニコ


レミリア「むっ…あなたはセイヤの何なのよ…」ジッ…


早苗「あなたこそセイヤさんの何ですか?随分とセイヤさんに馴れ馴れしい様ですけど…」ジッ…


レミリア「私は…セイヤの婚約者よ!///」バーン☆


セイヤ「いや違ぇよ!出鱈目言うなレミリア!」


早苗「…セイヤさんはこう言ってますけど?」じ〜…


レミリア「こ、これからそうなる予定なのよ…///」ごにょごにょ…


早苗「ふ〜ん…私はセイヤさんと中学生の時からの幼馴染だもんね♪」ふふん♪


セイヤ「それを果たして幼馴染と呼んでいい物なのだろうか…それよりも俺を挟んで変な会話するのやめろ…」はぁ


諏訪子『セイヤが遠いなぁ…』はぁ…


紫「はいはい、取り敢えずホームルーム始めたいから静かにしてちょうだい…」パンパン



ホームルーム開始…そして終了…



早苗「セイヤさん、それじゃあ改めて…久し振りですね!」


セイヤ「久し振りですね!…じゃねぇよ!理由を説明しろ!簡潔に、そして可及的速やかに!」


諏訪子「正直言うとセイヤを探して追いかけて来たんだよ///」モジモジ…


セイヤ「はぁ!?」


早苗「だってセイヤさん…あの一件の後、どっか行っちゃったじゃ無いですか…」ショボン


セイヤ「…」


諏訪子「神奈子も心配してたのに、『俺は俺が護りたいと決めた物を…俺の全てを掛けて護る…』なんてカッコつけて…そのまま中学も辞めて…心配してたのに…」


セイヤ「色々あったんだよ…何も言わないで居なくなったのは悪かったよ…」


早苗「でも…またセイヤさんに会えて良かったです!それも同じクラスになれるなんて!」


諏訪子「うん…これから宜しくね?セイヤ…」


セイヤ「あぁ…こちらこそ」ニコ


早苗・諏訪子『『やっぱりこの笑顔…好き(です)///』』


アリス「ちょ、ちょっと待って!話についていけないんだけど!」


早苗「また女の人ですか…あなた達は誰ですか?」ジッ…


魔理沙「私達はセイヤが入っている部活のメンバー…その名も誰かを助け隊だぜ!」バーン☆


咲夜『厨二な名前は駄目なのにこの部活名は言えるんですね…』


早苗・諏訪子『『名前ダサい…』』うわぁ…


セイヤ『久し振りにこの顔いただきました☆』


霊夢「話を聞いてる限りだとセイヤの過去を知ってる様な口振りね…」


レミリア「…問いただす!」


美鈴「差し支え無ければ話して貰っても大丈夫ですか?」


魔理沙「という訳だからセイヤ…どっかに行け☆」


セイヤ「はぁ!?訳分かんねぇよ!お前らがどっか行け!」


早苗と諏訪子以外「いいから行け…」ゴゴゴゴゴゴッ…


セイヤ「…ったく」ガタッ…スタスタ…


ガラガラ…ガラガラピシャ…


早苗「仕方がありませんね……あれは私達が中学2年生に上がったばかりの時の事です…」



〜廊下〜



セイヤ「くそ…何で俺が教室から出て行かなくちゃならねぇんだよ」ブツブツ…スタスタ…


「お、セイヤ!久し振りだね…元気、みたいだね」


セイヤ「あぁ神奈子か…それにこころまで、なんで神奈子と一緒に居るんだ?」


こころ「仲良くなった♪」福の神


神奈子「面白い子だね、こころって…こころ、もう一回あれやってよ」ほれほれ


しゅばっ!


セイヤ「こ、これは…荒ぶる鷹のポーズ…こころ、お前いつの間にその構えを…」ごくり…


こころ「…」無表情で鷹のポーズ…


神奈子「あはははははwww!いいよこころ最高だよーーww!」ゲラゲラ


こころ「喜んでくれて良かった…///」福の神


神奈子「面白いし可愛いしで最高ねぇ…それよりセイヤ、その様子だと早苗も諏訪子もセイヤと同じクラスになったんでしょ?」なでなで…


セイヤ「まぁな…それより何だよ、俺を追い掛けて引っ越しして来たって…」


神奈子「まぁ私を含めた3人は、皆あんたの事を心配してた…それだけ分かれば十分でしょ?それにあの町は物騒だからね、引越すのにも色々メリットがあったし思い切ってこの幻想町に引っ越したって訳…」


セイヤ「そうかよ…」


こころ「セイヤと神奈子は…知り合いなの?」猿


神奈子「まね、中学の時に色々助けて貰ったんだよ…良かったら話してあげるわよ?」


こころ「是非♪」ワクワク 火男


神奈子「それじゃあセイヤ、また後でね〜」ヒラヒラ


こころ「セイヤ…またね?」手フリフリ


セイヤ「あぁ…」ヒラヒラ


セイヤ「さて…そろそろ戻っても大丈夫だろ…」スタスタ…



〜教室〜



ガラガラ…ガラガラピシャ…



セイヤ「ぁ〜…授業面倒臭い…」スタスタ


「セイヤぁぁぁぁ!!」ガバァッ!!


セイヤ「何だ何だ何だ!?」ビクゥ!


霊夢「セイヤ…あんた…色々苦労したみたいねぇ…」ポロポロ…


魔理沙「早苗や諏訪子から聞いたぞぉ…私達は何もセイヤの事を知らなかったんだなぁ…」ポロポロ…


セイヤ「な、何だよいきなり…おい早苗に諏訪子、お前らこいつらに何言ったんだ?」


早苗「べ、別に…何も…言ってませんよぉ…」ポロポロ…


諏訪子「早苗の…言う通りだから…気に…しないで…」ポロポロ…


セイヤ「いやいや、何でお前らまで泣いてるんだ…?」


咲夜「セイヤ…大丈夫ですから…だからもうあんな無茶な事はしないで下さいぃ…」ポロポロ…


レミリア「セイヤには私達が付いてるわ…だからセイヤもずっと私達の前から居なくならないでぇ…」ポロポロ…


アリス「セイヤに…セイヤにこんな悲しい過去があるなんて…私…知らなかったよぉ…」ポロポロ…


美鈴「うぅ…酷いです…何で今まで…話してくれなかったんですかぁ…」ポロポロ…


セイヤ「な、何なんだ一体…」よしよし泣くな…


早苗「セイヤさん…もう黙って…私達の前から…居なくならないで下さい…お願いします…」ペコ…ポロポロ…


諏訪子「お願い…約束して…」ペコ…ポロポロ…


セイヤ「わ、分かった分かったから!教室で泣くなよ!俺が悪いみたいになってるだろうが!何だよこのドッチボールで間違って女子の顔面にボールぶつけちまった様な空気は!おいやめろモブ共!俺をそんな目で見るなぁぁぁぁぁぁ!!」助けてぇ!




果たして…セイヤの過去とは一体どんな物だったんでしょうか…それを知るのは霊夢達だけである…




〜昼休み〜



さとり・妖夢・フラン・こいし・幽々子・パチュリー・鈴仙・てゐ・チルノ・ルーミア・ルナサ・メルラン・リリカ「「「「「「「「「「「「「うわ〜ん!!!!」」」」」」」」」」」」」ボロボロボロボロボロボロ…


セイヤ「多いわぁぁぁぁぁああああ!!」


セイヤ「何だよこの絵面もとい文面!キャラが多過ぎて大変な事になってるじゃねぇかーーーー!!」


早苗「セイヤさんって…男友達…居ないんですね…」


セイヤ「いや居るから!普通に居るからね!?」


霊夢「他の高校の男子だけどね…」


諏訪子「この高校には居ないの?」


魔理沙「居ない居ない…1年の時に女子5人、男子6人病院送りにしてから話し掛ける奴が減ったのなんの…」


早苗「流石セイヤさんですね!」キラキラ☆


セイヤ「何で嬉しそうなんだよ!?不謹慎だぞ早苗!!」


諏訪子「そっちの方が女が寄り付かなくて済むし…実際滅茶苦茶多いけどね…」あ〜う〜…


幽々子「セイヤ君…辛かったでしょうね…」ポロポロ…


妖夢「ずっと1人で…戦って来たんですね…」ポロポロ…


パチュリー「守矢神社をたった1人で…」ポロポロ…


さとり「うぇっく…ぐず…」ポロポロ…


こいし「セイヤさん…ふぇぇえん」ポロポロ…


フラン「セイヤぁ…絶対に居なくならないでねぇ〜…」ポロポロ…


セイヤ「だぁぁぁ!何なんだよお前らは!あれだからね?キャラが多過ぎて誰をどの順番で書けば良いのか分からなくなってるからね?だから今すぐ泣きやめぇーーーーー!!」


早苗「なら久し振りにあの歌歌ってよ!」


セイヤ「何だよ藪から棒に…」


諏訪子「CryBabyって歌だっけ?…セイヤが居なくなる前に歌ってくれた歌でしょ?」


セイヤ「そうだっけか…?」


鈴仙「ならルナサ!メルラン!リリカ!お願いね?」


ルナサ・メルラン・リリカ「「「ぅん…」」」ポロポロ…スクッ…


セイヤ「だから著作的な問題が…」


てゐ「いいから行きなよ…ほら…」ポロポロ…


セイヤ「最悪だ…」スクッ…




ルナサ「メルラン、リリカ…準備は良い?」


メルラン「準備OKだよ姉さん!」b!


リリカ「問題ナッシング!」b!


セイヤ「マジでやるのかよ…」はぁ…




リリカ「…」ピアノ〜♪


セイヤ「……夢に向かって 僕必死だった うまくいかなくて 失敗ばっか世間の雨は冷たくて 誰にも本音言えなくて」〜♪


ルナサ「…」バイオリン〜♪


メルラン「…」シンセドラム〜♪


セイヤ「そう、思えば いつも僕は 無理に笑ってた 強がってた 気を張ってた 涙堪えてた

Cry Baby 今日は我慢せずに 泣いてみな 思いっきり 洗い流してみれば 素直になれた」〜♪


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス「「「「「…」」」」」


セイヤ「何をやっても 何度やっても 思い通りにいかない世の中よ 強がってても 成功はゼロ うまくいかないの 心不安定よ そんな時こそ立ち止まり 人目気にせずに泣けばいい 強がりを捨てよう ありのまま 弱さを見せるのを怖がるな」〜♪


美鈴・さとり・妖夢・幽々子・パチュリー「「「「「…」」」」」


セイヤ「悩み無い様なあの大空だって いつも冷静じゃないよな 雲で覆われる時もあり 晴れかと思えば 時に土砂降り 僕達と同じ そうさ泣く事 恥すかしい事じゃない 泣いた後はそこに光射すあの大空のように」〜♪


こころ・フラン・こいし・チルノ・ルーミア「「「「「…」」」」」


セイヤ「そう、思えば いつも僕は 無理に笑ってた強がってた 気を張ってた 涙こらえてた

Cry Baby 今日は我慢せずに 泣いてみな 思いっきり 洗い流してみれば 素直になれた」〜♪


鈴仙・てゐ・ルナサ・メルラン・リリカ「「「「「…」」」」」ピアノ・バイオリン・シンセドラム〜♪



早苗「全然変わってませんね…諏訪子様、神奈子様…」ポロポロ…


諏訪子「そうだね…全然、あの時と変わってないよ…」ポロポロ…


神奈子「2人共涙脆いねぇ〜…」ウルウル…





文「おかしいですね…何だかレンズがボヤけて見えます…」ボロボロ…






〜放課後〜




セイヤ「ぁぁ〜…」スタスタ


霊夢「何よ…別にそんなに喉やられて無いでしょ?」スタスタ


セイヤ「あのなぁ…あの後何曲歌ったと思ってんだ!15曲だぞ15曲!昼休み過ぎても歌わせやがって!お陰で昼飯食い損ねるは喉痛めるはで最悪だ!」スタスタ


魔理沙「まぁまぁ、私達は満足したしそれで良いだろ?」スタスタ


セイヤ「それはお前らだけだろ!?…今日部活サボるは…ラーメンでも食いに行く」スタスタ…


ガシ…


咲夜「駄目ですよ…お腹が空いているのなら部室でお茶菓子出しますからキチンと参加して下さい…」


セイヤ「そんなんじゃ腹膨れないだろ…いいから離せ、俺は今猛烈にラーメンが食べたいんだ…」グググ…


咲夜「絶対に…離しません…」ギュッ…


セイヤ「離せ離せ!俺はラーメンを今すぐ食べたいんだよ!こってりな豚骨醤油のラーメンが食べたいんだ!」ジタバタ…グググ…


咲夜「離しませんっ!!!!」


セイヤ「っ!?」ビクゥッ!!


咲夜「はな…しません」ボロボロ…


セイヤ「お、おい咲夜…?どうしたんだ…?」


レミリア「早苗達から聞いたわよ…?セイヤ…あなた…突然あの子達の前から…姿を消したそうじゃない…」


セイヤ「それはさっきからずっと聞いてるっての…それがどうしたんだよ、もう昔の事だろうが…」


アリス「真面目な話をしてるの!セイヤも真面目に答えて!!」キッ!


セイヤ「っ!?……別に、詳しい事はあいつらから聞いたんだろ?…だったら察しが付くだろ…」


フラン「でも…話を聞いた感じだと…セイヤ、殺されてたかも知れないんでしょ?」


セイヤ「…さぁな」ふい…



スタスタ…ガッッ!!!



ドサァァア…



セイヤ「…てぇな、何すんだよ…魔理沙」


魔理沙「セイヤ…表に出ろ…その腐った根性、私が叩き直してやるぜ」


セイヤ「っ」ペッ…


スクッ…


セイヤ「殴りたきゃ殴れよ…俺はあの選択を間違ってたなんて…思ってないからな」


スタスタ…ガッ!ググググッ!


魔理沙「早苗達がどんな気持ちだったかお前に分かるのか!?自分達の為に命すら掛けてくれて、大切な物を守って貰って…それなのに何も言わずに勝手に居なくなられたあいつらの気持ちが…お前に分かるのかよぉ!」ポロポロ…


セイヤ「…」


魔理沙「答えろ水奈月セイヤ!あいつらの気持ちを分かってた上で居なくなったのか!?…答えろよぉ!!」ガッ!!


ドサァッ…


セイヤ「……あぁ、知ってたさ」グシ…


霊夢「セイヤ……なら何であんたは早苗達の前から居なくなったのよ」


セイヤ「それが条件だったんだよ…守矢神社を

…そしてあいつら3人を護るには…あの条件を飲むしか無かったんだ」ムクッ…


アリス「条…件…?」


セイヤ「その条件は言えないがな…ヤクザに喧嘩吹っ掛けて…ボロボロになって…挙げ句の果てには銃口突きつけられて殺される寸前までいったよ…」


フラン「セイヤ…」


セイヤ「だけど…俺は好き好んであいつらから何も言わずに離れた訳じゃ無い……それだけは信じて欲しい…頼む」ペコ


スタスタ…ギュッ…


魔理沙「最初から…そう言えよ…馬鹿セイヤ…」ポロポロ…


なで…


セイヤ「悪かったな魔理沙…お前の言う通りだよ…」なでなで…


魔理沙「う、うぅ…うわぁぁぁぁん」ボロボロ…ギュッ…


セイヤ「魔理沙…お前は今日会ったばかりの早苗達の為に…ここまで親身になって、俺の事を殴ってくれた、だから…お前はずっとそのままでいてくれ…俺はそんな魔理沙に、きっとこれからも助けられるだろうからな…」なでなで


魔理沙「任せとけ…だぜ…」ボロボロ…ぎゅぅぅ…


レミリア「それじゃあセイヤ!一緒に部活行きましょう?」右腕ギュッ…


咲夜「そうですね!ほら、早くして下さい!」左腕ギュッ…


アリス「そうそう♪それじゃあレッツゴー♪」背中にギュッ…


セイヤ「お〜い…四方八方から抱き着かれたんじゃ歩けませんわよぉ…」


フラン「ねぇ霊夢…」


霊夢「ん?どうしたのよフラン…」


フラン「セイヤは…私達の目の前から…絶対に居なくならないよねぇ…?」ウルウル…


なで…


霊夢「心配しなくても大丈夫よ…あいつは早苗達の一件で…きっと痛い程分かっただろうしね…だから、きっと大丈夫よ」ニコ…なでなで…


フラン「うん♪」ニコ




〜誰かを助け隊 部室〜




フラン「誰だ!誰だ!誰だ〜!」〜♪


咲夜「空の彼方に踊る影〜」〜♪


レミリア「し〜ろ〜い〜つ〜ばさ〜の〜」〜♪


咲夜・レミリア・フラン「「「ピットく〜ん!」」」〜♪


セイヤ「あはははうまいうまいじょうず〜」モグモグ…


フラン「何だか納得いかないなぁ…その反応だと…」


セイヤ「いや…キャラソン的な感じがしてよかったぞ?所謂萌え歌だな…」ズズズー…


魔理沙「セイヤ…萌え歌だなんて言わないぜ…それ…」


セイヤ「あれ?そうか?」コト…


霊夢「それに何でピット君なのよ…普通にガッ◯ャマンでいいじゃない…」


アリス「なら次はガ◯ダム歌おうよ!」


レミリア「いいわね!きっと燃え上がる筈よ」


咲夜「この場合は盛り上がる、ですよお嬢様」


咲夜・レミリア・アリス「「「あはははは」」」


セイヤ『テンション高いなぁ…』ズズズー…


コンコン…


魔理沙「おぉ!依頼人が来たぜ皆!」


霊夢「いつまで歌ってるのよ…ほら咲夜、入れてあげなさい」


咲夜「分かりました」スタスタ…


ガチャ…


早苗「…」モジモジ…


フラン「あ、早苗だ!」


レミリア「どうしたのよ、何か悩み事でもあるのかしら?」


早苗「え、えっと…その…///」モジモジ…


アリス「緊張なんてしなくても大丈夫だからほら、取り敢えず中に入って」スッ…


早苗「は、はぃ…///」カチコチ…


ガタ…スッ…


魔理沙「さて…依頼の内容を聞こうか…お嬢さん…」例のポーズ+グラサン


霊夢「…」魔理沙の左後ろに立つ…


セイヤ『まぁ〜だそのネタ引っ張るのかよ…』モグモグ…


早苗「そ、その…///」モジモジ…


全員「その?」


早苗「あ、あのぉ…///」モジモジ…


全員「あの?」


早苗「えっとぉ…///」モジモジ…


全員「前置きが長い(わよ・ぜ・です・よ)!」


早苗「ひぇぇ!…わ、私を…この部活に入れて下さい!!」バーン☆


全員「え…?」


早苗「だ、駄目ですか?」ウルウル…


魔理沙「そんな事無いぜ!大歓迎だ!」


霊夢「そうね!また新しい部活メンバーが加わったわね!」


咲夜「これから宜しくお願いしますね?早苗」ニコ


レミリア「でもセイヤは渡さないわよ?」


アリス「レミリアは対抗心剥き出しだね…」


フラン「まぁお姉様だからしょうがないよ…」


早苗「皆さん…」ウルウル


セイヤ「それじゃ…これから宜しくな?早苗…」ニコ


早苗「はい!宜しくお願いしますね?セイヤさん!」ニコ


魔理沙「よぉ〜し!じゃあ今日は進入部員の歓迎会として皆でラーメン食べに行こうぜ!」


霊夢「勿論セイヤの奢りでね☆」


セイヤ「おぃぃぃ!やっぱりかぁぁぁ!!」


咲夜「ラーメンを食べたいと言ったのはセイヤですよね?なら当然でしょう」


レミリア「ブレスケア持っていたかしら…」鞄ゴソゴソ…


アリス「無かったら私の分けてあげるから心配要らないよ?」つブレスケア


フラン「あ、アリス!私にも分けてぇ〜」


アリス「勿論良いよ?女の子にとってはニンニクとかニラとか天敵だもんね♪」


早苗「皆さんと…ラーメン☆」キラキラ☆


セイヤ「ったく…ほら早苗、行くぞ?」手を伸ばす…


早苗「はい!」手を取る…




こうして俺達の部活、誰かを助け隊に…新たなメンバーが加わった。名前は東風谷早苗…これからもきっと楽しい日常が俺達を待っているだろう、まぁ辛い事や苦しい事、悲しい事、それに今日みたいに衝突する時もあるだろう…でも、俺達ならきっと…どんなに高い壁でも乗り越えられるさ…そう、皆と一緒なら…な?




《過去は過去、そして私達は未来を見据えて…》



【完】



セイヤ「おい、巫女さん戦争はどうなったんだ?」


早苗「霊夢さん…どっちが真の腋巫女の座に相応しいか…決着を付けましょうか…」ゴゴゴゴッ


霊夢「上等だわ…私こそが元祖の腋巫女…この王座は決して誰にも渡さないわ…」ゴゴゴゴッ


早苗「いざ…」ジリッ…


霊夢「尋常に…」ジリッ…


霊夢・早苗「「勝負!!」」バッ!!


セイヤ『闘う理由がしょうもねぇ…』







〜地獄のマラソン大会!己の限界に挑戦だ!〜







早苗達が転校して来た日の翌日…




朝♪




セイヤ「ん…今日もコーヒーが美味しいですね」ゴク…




皆さんおはようございます、水奈月セイヤです。

今日も珍しく早く起きてしまったので、さとりとこいしちゃんからプレゼントして貰ったウォータードリッパーで絶賛朝コーヒー中です。美味しゅう御座います…



ピンポーン☆



セイヤ「へいよー…」カチャン…


スタスタ…


レミリア「ちょっと早苗!邪魔しないでちょうだい!セイヤを起こすのは私よ!」ぎゃーぎゃー!


早苗「それは今までの話ですよ!これからは私がセイヤさんを起こします!だからレミリアさんはもう起こしに来なくても大丈夫です!」ぎゃーぎゃー!


咲夜「全く…朝から元気ですね、お嬢様も早苗も…」はぁ


霊夢「ホントよね…その元気を分けて貰いたい位だわ…」はぁ


セイヤ「お前ら何朝っぱらから大声出してんだよ…」サクサク…


レミリア「え…?せ、セイヤが起きてる…」


早苗「そんなぁ…折角起こしに来たのに…」


セイヤ「そいつはどうも…しかし今日は随分と大人数で来たな…」ゴク…


諏訪子「起こしに来たんだから感謝したら?」


セイヤ「いやだからどうもって言っただろ?」カチャン…


霊夢「それよりどうしてあんたこんなに早く起きてるのよ…」


セイヤ「俺が聞きたい位だわ…」サク…


咲夜「でも起きているなら何よりです、制服にも着替えてあるみたいですしこれからもその調子で頼みますね?」


セイヤ「case by caseだな…」


早苗「無駄に発音良くしないで下さいよ…」


セイヤ「それよりフランと魔理沙はどうしたんだ?あと神奈子も居ないが」ご馳走様…


諏訪子「神奈子はこころを迎えに行ったよ?」


セイヤ「随分と仲良くなったもんだな…フランと魔理沙は?」


レミリア「フランは日直、魔理沙はアリスに用事があるみたいで先に学校に行ったわ」


霊夢「それよりもレミリアと早苗はもう少し仲良くしなさいよ…出会い頭に喧嘩して、これから毎日こんな事が続くなんて勘弁して欲しいわ…」


レミリア・早苗「それは早苗(レミリアさん)が!」


レミリア・早苗「「むむむ…」」


セイヤ『この2人仲良いな…』




〜通学路〜





霊夢「そういえば明後日にはマラソン大会があるわね…」スタスタ


咲夜「そうですね、去年の最下位は…セイヤでしたもんね…」スタスタ


早苗「え…?セイヤさんって走るの苦手でしたっけ?」スタスタ


諏訪子「中学の時は町の不良達から追いかけられて筈だよね…?路地裏で半殺しにしてたけど…」ボソ…


レミリア「違うわよ…音楽聴きながらウォーキングしてたのよ…セイヤは…」スタスタ


霊夢「今年は真面目にやりなさいよ?」スタスタ


セイヤ「あ〜無理無理、こんな合法的に授業サボれる機会なんてそうそう無いからな…ゲーセンでギタドラでもやりに行くわ…」スタスタ


早苗「サボり癖は全然治ってないみたいですね、相変わらず…」スタスタ


諏訪子「そうみたいだね…」スタスタ


咲夜「お嬢様は今年のマラソン大会は大丈夫ですか?」


レミリア「…当日休むわ」スタスタ


霊夢「私達の知り合いは大体の確率で体力無いからね…パチュリー先輩しかり幽々子先輩しかりさとりやこころetc…」スタスタ


咲夜「私は得意でも不得意でも無いですからね…普通位でしょうか…」スタスタ


セイヤ「咲夜は絶対に得意な部類に入るだろ…」スタスタ


早苗「私は走るの好きですけどね…」スタスタ


諏訪子「私もどちらかと言うと好きな方かな〜…」スタスタ


レミリア「はぁ…今から憂鬱だわ」スタスタ



パラリラパラリラ☆ブンブンブゥゥゥゥゥン!


ブゥン!ブブブブゥン!!



霊夢「何だか校門の方が騒がしいわね…」スタスタ



「こ、こらぁ!こんな所でバイクを吹かすのはやめなさい!」


「そうよ!他の生徒の迷惑だわ!」



咲夜「幽々子先輩にパチュリー先輩…それに衣玖先輩に天子まで…」


レミリア「生徒会のメンバーが何で校門に?」


セイヤ「見りゃ分かるだろ…てか何でゾッキーがこの学校に居るんだ?」


早苗「セイヤさんへのお礼参りとか…?」


諏訪子「あり得る話だね…」


セイヤ「いや…俺最近喧嘩して無いからね?善良な生徒として有名な超が付く程の優等生だからね?」


全員「それは無い(です・よ)わ…」


セイヤ「…」しょぼん…



暴走族総長「この学校に居る1年の覇鏡とか言う奴呼んで来いやぁ!」


幽々子「し、知らないわよ…そんな生徒…」ウルウル


暴走族a「いいから出さんかい!出せねぇならこの学校でそいつが来るまで暴れるどコラァ!!」


パチュリー「そ、そんな事、言われても困るわ…」ウルウル


衣玖「そ、そうよ!先生を呼んで来ても良いんですよ!?」ウルウル


暴走族b「でぇ〜たよ、二言目には先生…先コウが怖くて族やれるかゴラァァ!!」


天子「うぅ…ひっく…」ウルウル


暴走族d「いいからとっとと覇鏡出さんかいゴラァァ!!舐めてッと痛い目遭わすぞぉ!!」


幽々子「よ、妖夢ぅ…セイヤ君〜…」ウルウル



セイヤ「はぁ〜…反省文何枚で済むかなぁ…」スタスタ


霊夢「せ、セイヤまさかあいつらとやり合う機?」


セイヤ「やり合うんじゃねぇよ…殺り合うんだよ…」スタスタ…


咲夜「スイッチ…入ってしまった様ですね…」


レミリア「で、でも相手は15人は居るわよ?大丈夫かしら…セイヤ」ふるふる…


早苗「セイヤさんなら大丈夫ですよ!」


諏訪子「中学の時は《影絶ちの月》なんて呼ばれてたもんね♪」


「その渾名で俺を呼ぶなぁ!!」ガー!


早苗「……怒られちゃいましたね」あはは


諏訪子「決め台詞は『あんたの影は…今絶たれた…』だったよね?確か…」


「んな台詞一度たりとも言った事ねぇよぉ!?」


レミリア『格好良いわね…///』ドキドキ


咲夜『アリですね…///』たらり…


霊夢『駄目だわこの2人…』呆れ…



暴走族c「おらさっさと出さんかいワレェ!!」


天子「うぇぇん…」ポロポロ…


暴走族e「泣いてたら許して貰えると…思ってんじゃねぇぞ糞アマァァァァ!!」ブンッ!


天子「ひっ!?」ビクッ!


「だったらてめぇも許して貰えると思ってんじゃねぇぞクソ野郎ぉぉ!!」飛び蹴りバキィ!!


暴走族e「ギャッッ!?」ドザァ!


天子「せ、セイヤ…」ウルウル


セイヤ「普段は他の奴の事考えないで行動する癖にな…何でお前生徒会に入ってるんだ?天子…」スタッ…


幽々子「セイヤく〜ん…」ウルウル


パチュリー「来るのが遅いわよぉ〜…」ウルウル


セイヤ「いや待ってたのかよ!?…なら、反省文は少な目にして下さいね?」ニコ


衣玖「特別に3枚で許してあげるわ…だからそいつ等全員追い返しなさい…」ウルウル


セイヤ「あぁ…任せろ」クル…


幽々子・パチュリー・衣玖・天子『『『『やっぱり頼りにな(なりますね・るなぁ)わね…セイヤ(君)は……好き///』』』』ドキドキ


暴走族総長「へぇ…俺らとやり合うっていうのか?」


セイヤ「表記が違うな…てめぇらと今からやるのは…殺し合いだ!」ダッ!


暴走族総長「おいてめぇら!あいつを徹底的に潰せぇ!命令だぁ!!」


暴走族全員「おう!!!!」ダッ!


セイヤ「紅魔流格闘術蕭ノ型…」 ボソ…



ヒュッッッッッッッ…



暴走族「なっ!?ど、何処へ…!?」



「《宵闇ノ舞》…」ガゴガガコバギゴズグギボキガスッ!!!!


暴走族「ぅぁ…」ドサドサドサ…


暴走族b「ひ、ひぃ…」ドン…


「あんたで最後だ…」腕掴む…


暴走族b「て、てめぇ!!」クルッ!


セイヤ「はぁ、やっぱり口だけか…」グルンッ!ゴギィッ!!


ドサ…


暴走族b「う、ぅ…腕がぁ…!」ブラン…



早苗・諏訪子『『ちゅ、中学の時と比べ物にならなぃぃぃぃ!?』』ガーン☆


霊夢「うわ…あれ大丈夫なのかしら」


咲夜「あの人の腕…変な方向に向いてますね…」


レミリア「ま、まぁセイヤもよく腕やら首やらが変な方向に向く時があるから…大丈夫じゃないかしら多分…」ボソ…



紅魔流格闘術蕭ノ型 《宵闇ノ舞》


技の名称はレミリア・スカーレットが命名、基本的な格闘の立ち回り方は紅美鈴が考えた物、多人数相手に効果的であり、まるで舞踏会で踊るが如く敵を薙ぎ倒す格闘術である



セイヤ「で…残りはあんたとその他4人だが…まだ殺るか?」ふぅ…


暴走族総長「て、てめぇ何者だ!」


セイヤ「いいだろう特別に答えてやる……聞いて驚け見て笑え!我は四季映姫・ヤマザナドゥ様一の子分!!」シャキーン☆


その場に居る全員「」し〜ん…


四季映姫「ふざけている場合ですかぁ!」バキィ!ドゴォ!


セイヤ「笏ぅ!?まろのじゃあ!?」


ドサ…


セイヤ「いってぇ…おい映姫、いきなり何すんだよ…」スクッ


四季映姫「セイヤ!あなた状況分かってますか!?何でよりによっておじゃる◯なんですか!?」


セイヤ「いやいや閻魔様って言ったらおじゃる◯でしょ?それとも映姫はどろろん閻魔◯派だったのか?」


四季映姫「どっちでもありませんよ!」


セイヤ「まさか…俺は有罪なのか…?映姫…」


四季映姫「…有罪です」


セイヤ「……君〜から〜告げれられた俺はギルティ〜☆」〜♪


四季映姫「だからいい加減にしなさい!」悔悟の棒チョップ☆


セイヤ「はぁ…分かったよジャバザハット様…」


四季映姫「ジャバザハットじゃないわよ!」


セイヤ「え?じゃあジャパネット◯カタ様?」


四季映姫「ジャパネットでも無いわよ!ヤマザナドゥよ!しかも全然これっぽっちも似てないですからね!?」


セイヤ「はいはい今度こそ…シャバドゥビドゥ様…これでいいか?」ニコ


四季映姫「良く無いわよぉ!セイヤなんか有罪有罪有罪!さらにもひとつオマケに有罪よぉ!」うわぁ〜ん!


暴走族総長「てめぇら舐めてんのかぁ!茶番は他所でやれゴラァ!!」


セイヤ「茶番じゃない門番だ…あ、それは紅魔館での美鈴の職業か」あはは


暴走族総長「この野郎ぉ…」プルプル…



咲夜「セイヤが思い切りハッチャケてますね…」


霊夢「少しでも殺伐とした空気を和らげたいんでしょ…幽々子先輩達泣いていたからね」


レミリア「不器用な奴よね…」


早苗「そういう優しい所も変わってませんね…ですよね?諏訪子様?」ニコ


諏訪子「和らげるやり方がかなり変わってしまっているけどね…」




セイヤ「ったく…なら本気で殺しに行くぞ?クソ野郎…」ギロッ!


暴走族総長「来いやゴラァァ!!」


「なんだよぉ〜…朝から騒がしいなぁ〜…」


暴走族i「そ、総長!こいつですよ!俺達の仲間をヤッたのわ!」


暴走族総長「あぁ!?こいつが覇鏡か…」


「お…?何で俺の名前知ってんの?俺ってもしかして有名人?参ったなぁ」あははは


セイヤ「おい…あんたか、覇鏡とか言う1年は…」


覇鏡「イカにもタコにも、俺が覇鏡幻夢だけど何か?」


セイヤ「あんたも後で潰してやるよ…先ずはそこのゴミ屑共をバイクのマフラーで根性焼きしてからだけどな…」


覇鏡「はぁ〜ん、お前が元不良の2年生水奈月セイヤか…ま、こいつらは俺の客みたいだからな、俺も協力するぜ…セイヤパイセン…」


暴走族j「ど、どうしますか総長…こいつら2人相手じゃ…」


暴走族総長「怯んでんじゃねぇ!行くぞてめぇらぁ!!」ダッ!


暴走族k「く、くそぉ!!」


覇鏡「紅蓮の刃で燃え尽きな…」グググッ…


暴走族l「らぁ!!」バットブンッ!!


覇鏡「当たらねぇよそんなヒョロい振りじゃなぁ!!」サッ…


暴走族l「なっ!?」ビク


覇鏡「《緋炎脚》!!」バキィィ!!


暴走族k「貰ったぁ!!」鉄パイプブンッ!!


ザッ…


セイヤ「さて…あんたで試してやるよ」


暴走族k「死ねやぁ!!」


セイヤ「紅魔流格闘術奥義羅刹ノ型…」ググッ…


バッッッ!!


セイヤ「《落花韋駄天》!!」バゴォッ!!


暴走族k「グェアッ!?」ドゴォッ!!



紅魔流格闘術奥義羅刹ノ型 《落花韋駄天》


未完成の格闘術、天高く足を振り上げ相手の脳天目掛けて韋駄天の如くそのまま振り下ろす踵落としの様な技、現在絶賛試行錯誤中…



暴走族総長「な、ぅ…うわぁぁ!?」ダッ!


全員「あ、逃げた…」


暴走族「そ、総長…」ガク…


セイヤ「うわぁ…最低だなぁあいつ」はぁ


覇鏡「で?今度は俺の番なんだろ?」ギロッ!


セイヤ「あ?興が削がれたから別にいいわ…」スタスタ…


覇鏡「おい、人に喧嘩売っておいて逃げるつもりか…」肩掴む


セイヤ「あのな、無鉄砲な行動がどれだけ愚かな行為なのか、自分の身体で感じ無いと分かんねぇのか?1年…」ギロッ!!


覇鏡「っ!?」ビクッ…


霊夢「せ、セイヤ!ほらほら早く行かないと遅刻するわよっ!?」アセアセ


咲夜「そ、そうですよ!ホームルームまで後10分程しかありませんから!」アセアセ


レミリア「パチェ達も無事なんだし早く教室に行きましょう!」アセアセ


セイヤ「分かったよ…」クル…スタスタ…


早苗「あ、相変わらず怖い目をしますねぇ…諏訪子様ぁ…」ガクブル…


諏訪子「ああああうううう…」ガクブル…


ピタ…


セイヤ「それともう一つ…あんたがどこで何をしようと勝手だが、俺の大切な人達に危害が加わる様な真似は今後一切するな…今度こいつらに迷惑掛けた時にはその自慢の足…2度と使いモンにならない様にするからそのつもりでいろ…」スタスタ


幽々子「せ、セイヤく〜ん…ありがとう〜…」ウルウル


パチュリー「助かったわ…ありがとう…///」


天子「ごめん…助けてくれてありがとう…」ウルウル


衣玖「でも反省文は書いてもらいますからね?」


セイヤ「いや免除でいいじゃないですかここまで来たら…」


四季映姫「なら私達の紹介、今してちょうだい…」


セイヤ「……無理」ボソ…


衣玖・天子・四季映姫「「「っ!!」」」ブチッ…



ドゴバギグシャメキメキメキドゴォォォォ!!



衣玖・天子・四季映姫「「「ふんっ!」」」スタスタ…


セイヤ「酷ぃ…」シクシク…


幽々子「自業自得よセイヤ君…」


パチュリー「好感度を上げたり下げたり忙しい奴ね…」


セイヤ「はぁ…教室行こ…」トボトボ…


霊夢「あっ、待ちなさいよセイヤ!」タッタッタッ


咲夜「私達を置いて行かないで下さい!」タッタッタッ


レミリア「将来のお嫁さんを置いて行くとはどういう事よセイヤ!」タッタッタッ


早苗「レミリアさんは少し黙ってて下さい!それにセイヤさんのお嫁さんになるのは私ですから!」タッタッタッ


レミリア「喧嘩なら買うわよ早苗!」グググッ…


早苗「上等ですよ!やってやろうじゃ無いですか!表に出て下さい!白黒ハッキリ付けてやります!」グググッ…


レミリア「ここは既に表よお馬鹿さん!それに白黒ハッキリ付けられるのは四季映姫だけよ!この馬鹿!無知巫女!腋臭巫女!」グググッ…


早苗「失礼な人ですね!私は無知でも無いし腋臭でもありませんから!フローラルな香りですから!この幼女!ペッタン娘!」グググッ…


レミリア「残念だったわね!セイヤは私みたいな小柄な体型の女の子が好きなのよ!NICEBODYだけで今のこの世の中は生きていけないのよ!」グググッ…


早苗「違いますぅ!セイヤさんはきっと私みたいな女性が好きなんですぅ!小学生は家に帰ってのんびりミルクでも飲んでやがれです!」グググッ…


レミリア「頭にキタわ…覚悟しなさい早苗!」バッ!


早苗「やって殺るですよ!」バッ




レミリア・早苗「「勝負!!」」グォッ!!




〜下駄箱〜



セイヤ「あれ?レミリアと早苗はどうした?」カタ…スッ…トントン…


諏訪子「知らない方がいいと思うよ?」上履き履き…


セイヤ「?」




〜教室〜




ガラリラッ☆



魔理沙「お、やっと来たかぁ…」


アリス「校門の所見てたけど凄かったね…」あはは…


美鈴「セイヤ!遂にあの落花韋駄天、完成したんですね!?」キラキラ☆


セイヤ「いや、もっと振り下ろしを速くしないとブラドさんとやる時に直ぐ反撃される…今度また改善案くれ、美鈴…」はぁ


美鈴「お安い御用ですよ!他の技の鍛錬もしっかりやって下さいね?」


セイヤ「わかったわかった…」やれやれ…



咲夜「セイヤは何を目指してるんでしょうね…」


霊夢「私に聞かないでよ…」


諏訪子「うわぁ…早苗とレミリアまだやり合ってるよ…」外覗く…


霊夢「え?……何でレミリアと早苗はやり合ってるのよ…」外覗く…


咲夜「うわぁ…凄いですね、キャットファイトの様な可愛いモノじゃ無いのは確かです…」


魔理沙「なんだなんだ?…うわ、レミリアと早苗がガチな喧嘩してやがるぜ…」外覗く…


アリス「形容し難い程の荒れっぷりだね…」外覗く…


美鈴「流石にこれは無いですね…うん」外覗く…


セイヤ「わお…文が好きそうなネタだな…これ」覗く…




〜校庭〜




「いい加減降参しなさい早苗!」ヒュッ!


「絶っっ対に嫌です!」サッ!



文「遅刻なんてどうでも良くなりますね!この惨状を撮れるなら♪」パシャ☆パシャ☆




お昼休み〜♪




セイヤ「で、レミリアと早苗は紫さんに呼び出されて絶賛反省文執筆中か…」


妖夢「それよりもセイヤ…ありがとうございます、幽々子様や他の先輩達を守ってくれて…」


セイヤ「約束しただろ?妖夢と妖夢の護りたい人達は俺が一緒に護ってやるって…」ニコ


妖夢「は、はいぃ…///」ドキドキ…


諏訪子「その約束って?それよりセイヤとはいつ知り合ったの?」モグモグ…


魔理沙「そういや妖夢と初めて出会ったのは確か1年の5月あたりだったっけか?」モグモグ…


霊夢「剣道部の部員達から妖夢を懲らしめてほしいなんていう物騒な依頼から始まったのよね?」モグモグ…


フラン「へ〜…確かに物騒だね」モグモグ…


天子「その話もこの学校じゃ有名な話だもんね…確か最後に剣道部の男子全員セイヤが竹刀で滅多打ちにしたんだっけ?」モグモグ…


四季映姫「あれは有罪を通り越して死罪モノでしたからね…」モグモグ…


咲夜「でもあれはあの男子達も悪かったですよね?アリス」ゴク…


アリス「確かに…セイヤが天罰を下したみたいな感じだったし結果的にあの男子達も妖夢の事を認めたみたいだからね…結果オーライじゃないかな?」ウィンナー美味し♪


幽々子「妖夢から聞いていたけどもその時からよね?セイヤ君の事を意識しだしたのは…ね?妖夢♪」ボソ…


妖夢「ゆ、幽々子様…///でも…懐かしいですね…」みょんモグ…みょんモグ…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

剣道部(道場)



「めーーーーんっ!!」バシィン!


剣道部部長「ぐはぁ!」ドサ…



剣道部女子「い、一本!そこまで!」ビッ!



「ふぅ…」スッ…面を取る…


剣道部部長「こ、魂魄!もう一度だ!」スクッ…


妖夢「もういいです…あなたはやはり、私よりも弱い、ならこれ以上やる必要はありません」スタスタ…


剣道部部長「な、なんだと!」ダッ!


ビュッッ!!


妖夢「同じ事を何度も言わせないで下さい…私は弱い者に興味はありません…」竹刀を向ける…


剣道部部長「くっ…」



剣道部男子a「また魂魄の奴調子に乗ってるな…」ペッ…


剣道部男子b「あぁ、ちょっと強いからっていい気になりやがってよ…喧嘩なら絶対ぇに負けねぇのに…」ちっ…


妖夢「…聞こえましたよ?ならば本当の剣技がどれ程の物か、私があなた達に見せてあげますよ…」ググッ…


剣道部男子b「な、何マジになってんだよ!冗談だよ冗談!」はは…


妖夢「…根性無しばかりですね…これなら家で剣術の修行をしていた方のがマシです…」スタスタ


剣道部男子c「おい…例の奴等はまだ来ねぇのかよ…」


剣道部男子d「今eが呼びに行ってる…もうすぐ来る頃だと思うぜ?」



バンッッッッ!!



「頼もーーー!!」バーン☆


「こら魔理沙!部活中よ!?」


「まぁ魔理沙らしいといえば魔理沙らしいですが…」


「それで良いのかしら…」はぁ


「良いんじゃないかな?でも部員が部活を言い訳に暴力を振るってるって…どんな女の子なんだろうね?」


「どうでもいいが早く帰りたい…」



剣道部部長「お、おぉ!待っていたぞ!」


魔理沙「で?その女の子っていうのはどいつなんだ?」キョロキョロ…


剣道部部長「あの銀髪ボブカットの女だ…部活動だって言い張って竹刀で部員達を滅多打ちにしてるんだ…頼む、力を貸して欲しい…」


霊夢「あんな大人しそうな女の子がねぇ…案外分からない物ね…」


セイヤ「お前らも大概だろ、脳筋暴力女複数名…」ボソ…


咲夜「何か言いましたかセイヤ?」ニコ…シャキン☆


アリス「何だか脳筋とか暴力とか聞こえたけど気の所為だよね?」ニコ…


セイヤ「もやぁだぁ〜♪こんな可愛い女の子達が脳筋とか暴力とかマジウケピ〜なんですけどぉ〜♪」汗ダラダラ…


レミリア「そうよねぇ?セイヤはそんな事言わないわよねぇ?」ニコ…


セイヤ「レミィの言う通りぃ♪てゆーかぁ?これからお茶しに行かないわりとマジでぇ?みたいなぁ?」


魔理沙「それは依頼が終わってからだぜ…ほらセイヤさっさとしろ」


セイヤ「マジでやるのかよ…相手は女の子だぞ?」


妖夢「で…その女の子とはもしかしなくても私の事ですよね?」スッ…


霊夢「まぁそうね、理解が早くて助かるわ…」


妖夢「はぁ…それで?あなた達は何者なんですか?くだらない用事なら帰って下さい、私も暇じゃ無いんで…」


魔理沙「私達はお前を成敗しに来た!その名も…誰かを助け隊!」バーン☆


妖夢「ダサい部活動名ですね…そんなチャラついた部活動の人達が私を成敗?寝言は寝てから言って下さい…」ふん…


魔理沙「だ、ダサい…?私が考えた部活名が…ダサい…ダサい…ダサい…」グワングワン…


セイヤ・霊夢・咲夜・レミリア・アリス『『『『『つ、遂にダサいって言われたぁぁぁ!?』』』』』


魔理沙「あ、頭にキタぜ…おいセイヤ!この銀髪ボブカットの小娘をギッタギタのメッタンメッタンにしてやれだぜーー!!」ウルウル…


セイヤ「な、涙目になるなよ…それに何で俺なんだ?女の子同士で決着付けるのが筋だろ…」


咲夜「相手は剣道部の部長を軽々と伸してしまう程の人物です、ここは紅魔流抜刀術をブラド様から指南してもらっているセイヤが行くべきですよ…」


妖夢「また貧者な男性の相手ですか…そんな貧相な身体で剣の道を志しているなんて反吐が出ますね…私自らがあなたのその剣の道とやらを叩き潰してあげます…」


レミリア「そんな事を言っていられるのは今の内だけよ♪セイヤは私のお父様が直々に鍛えあげている男なのよ?それに紅魔流抜刀術の次期当主なんだから♪」


セイヤ「いや…次期当主なんて聞いて無いんだが…」


妖夢「そうですか…なら早く防具を付けて下さい、早く終わらせたいんで」


セイヤ「あぁ…その事なんだが俺、剣道やった事無いんだよな、だから型にはまらない普通のチャンバラみたいな試合方法でもいいか?」


剣道部全員「っ!?」


妖夢「っ…いいんですか?後悔しても知りませんよ?」


剣道部部長「お、おいあの男に今すぐ伝えろ!魂魄は型のはまらない剣術では化け物並に強いんだぞ!?」


霊夢「だったら化け物同士の試合が観られるわね…」


魔理沙「まぁレミリアの親父さん程じゃ無いだろうけどなw」ははははw


アリス「言えてる言えてるwセイヤが本気でやっても勝てない様な人だもんね!レミリアのお父さんは」あはははw


レミリア「でもそのお父様と唯一対等に闘えるのがセイヤだもの!そのセイヤがあんなみょんwな事を言いそうな銀髪に負けるわけ無いわw」あはははw


セイヤ「取り敢えず俺の武器はこれで良いや…お前は竹刀でもなんでも好きな物使え…」プラスチックの日本刀…


妖夢「あなた…私の事を舐めてるんですか?そんな玩具で私の事を倒せるとでも?」


セイヤ「悪いが女の子に向かって本気出す剣技は持ち合わせてねぇんだよ…いいから早くしろ、俺だって早く帰りたいんだ」スッ…


妖夢「…分かりました、2度と立ち上がれない様徹底的に潰してあげます…」スタスタ…



スッ…ヒュンヒュンッ!



セイヤ「……二刀流か、それも片方が長くてもう片方が短い」


妖夢「降参するなら今の内です…それにあなたは玩具、私は木刀…誰がどう見ても勝敗は明らかです…」


セイヤ「剣の道を志す者なら口じゃ無く剣で語れ…」スッ…


妖夢「……斬ります!!」ダッ!!


ブンッブンブンッ!!


セイヤ「よっほっ…」サッサッ…


妖夢「たぁ!やぁ!」ブンッ!ブンッ!


サッ…トンッ…


妖夢「っ!?」バッ…


セイヤ「今のは胴…だっけか…?」肩に刀トントン…


妖夢「舐めるのも…大概にして下さいっ!!」ググッ…



ヒュッッッ…!



妖夢「《人符・現世斬》」ビシュッ!


サッッ!…ドン…


妖夢「あぅっ!?」ズザァ…


「確かに速いが…でも俺にとっては遅い斬撃だな」クルクルクル…


妖夢「ど、どうして…何故…現世斬を…」スクッ…


セイヤ「ブラドさんの紅桜の方が速いからな…慣れだ慣れ…それより大丈夫か?すれ違いざまに刀の頭の部分ぶつけたんだが…痛かったか?」


妖夢「どこまで私を侮辱するつもりですか……私は絶対に負けるわけにはいかないんです…私の護りたい人の為に…」


セイヤ『こいつのこの目…』


妖夢「ならば…これをどう受けますか!?」ダッ!


セイヤ『誰かを…必死に護り通そうとする人間の目…俺の母さん、それに…紫さんにそっくりだ…』スッ…


妖夢「《剣伎・桜花閃々》!!」ヒュッッッ…!


セイヤ「同じ技を食らうかよ…」サッッ…!


ヒュゥゥゥゥゥ…


セイヤ『花びら…桜のか?』足元を見る…


妖夢「さっきの技とは…違います…!」フッ…



ズバズバズバズバズバズバ!!



セイヤ「っ!?」ガガガガガガガッ!


バシィッッンッ!!


ドサッ!


セイヤ『な、何だ今の技は…一定時間後に…連続の斬撃が…』コホッ…コホッ…


妖夢「一気に畳み掛けます…」スッ…


ブゥゥン…フッ…



霊夢「な、何よあれ!?」


咲夜「ふ、2人に増えた…?」


魔理沙「影分身の術だってばよぉ!!」おぉ!変な線が顔にはいっている…


剣道部部長「あれの技の所為で部員全員で掛かっても駄目だったんだよな…ちっ」ボソ…


アリス「ん?今何か言いましたか?」


剣道部部長「い、いや…何も…」


レミリア『セイヤ…負けないで』



妖夢「魂符…」スッ…


妖夢分身「《幽明の苦輪》…」スッ…


セイヤ「いやお前J◯MPに帰れよ…両眼が変化する復讐に燃える男を助けに帰れよ…」


妖夢「ふざけていられるのも…!」ダッ!


妖夢分身「今の内だけですよ…!」ダッ!


ヒュンヒュンヒュッ!バッ!キュッ…バババババッ!サッ…


セイヤ『2人に増えた分手数が多いな…だがこの分身、本体の動きをトレースしているだけの様だな…』サッ!キュッキュッ!


妖夢分身「避けているだけでは勝てませんよ!?」バババババヒュンヒュッ!


妖夢「諦めて早く私の目の前から立ち去って下さい!」ヒュンヒュッヒュッババ!


セイヤ『意識を集中させろ…ブラドさんの言葉を思い出せ…』フッ…


妖夢・妖夢分身『『目を閉じた!?…本当にどこまで私の事を馬鹿にすれば気が済むんですか…この男は!!』』バババババヒュンヒュッヒュッヒュン!!



〜回想〜



セイヤ『ぐはぁ!?』ドサッ…


ブラド『またか…何時になったら君はこの技を見切れる様になるんだ…』スタスタ…


セイヤ『無茶言わないで下さいよ…その技…見切る事なんて本当に可能なんですか?』スクッ…


ブラド『意識を集中させるんだ、この技は一瞬だけ7つ斬撃が入り混じる…だがその内3つは残像だ、意識を集中させれば自ずとどれが本物の斬撃か、そしてどれが偽物の斬撃かが分かる筈だ…』


セイヤ『意識を集中って…漫画か何かですか、俺にそんな感性はありませんよ』


ブラド『セイヤ君、君は誰かを護る為にここで剣術を習っているのだろう?…ならばその《想い》を力に変えろ、弱音を吐く前に自分が今出来る精一杯の事をしろ』


セイヤ『もう一度…お願いします』フッ…


ブラド「目を閉じる…か、実に君らしいな…セイヤ君…」ダッ!


セイヤ『意識を…集中…』


ブラド『紅魔流抜刀術八ノ型奥義…』グッ…


セイヤ『絶対に…見切ってみせる…!』カッ


ブラド『《薮椿》!!』バッ!ヒュンヒュン!ビシュッ!ビッ!ドヒュンッ!シュッ!



紅魔流抜刀術八ノ型奥義 《薮椿》


7つの斬撃が入り混じる抜刀術、しかしその内の3つは残像でそれを見切るには相応の鍛錬と集中力を必要とする…



ガキッ…サッ…!ガキッ!ササギィィッ…バッ!!


ヒュッッッッッ…!!


『紅魔流抜刀術奥義一ノ型…』スチャ…


ブラド「流石…私が見込んだ男だ!」クルッ!


セイヤ『紅桜ァァァァ!!』ドスッッ!!


ブラド『グヌッッ!!』グググッ…


セイヤ『吹っ飛べぇぇぇぇ!!』グゥンッ!!



ドォォォォオオオン…!



スクッ…



ブラド『ふっ…威力はまだまだだな』ニコ


セイヤ『えぇ〜…』




………………………………………

…………………………………

……………………………

………………………

…………………

……………

………





セイヤ『本体を傷付けられないなら…分身に全てをぶつける…』カッ


妖夢「はぁぁ!!」ブゥン!


サッ…


妖夢分身「これで終わりです!」バッ!!


ヒュッッッッッ…


妖夢・妖夢分身『『き、消えたっ!?』』


「紅魔流抜刀術一ノ型奥義…」グッ…


妖夢分身『私の背後に一瞬で移動した!?』クルッ


セイヤ「紅桜ァァァァアアア!!」ドゴォォオ!!グゥンッ!!



ドォォォォォオオオオン!!



妖夢分身「ぅぅ…」ズルリ…


フッ…


妖夢「ぶ、分身を見破るなんて…」


セイヤ「ふぅ…さて、まだやるか?」


妖夢「いいでしょう分かりました…私はあなたを認めます」スッ…


セイヤ「光栄だな、あんたみたいな可愛い女の子に認めて貰えるなんて」ニコ


妖夢「ですから…私の全てを…この技に込めます…」グググッ…!


セイヤ『凄い闘気だな……俺はなんでこの子にこんなに見惚れてるんだ…凄く綺麗で、儚げで…でも芯が1本真っ直ぐに通ってる、誰かを護る為に…強くあろうとする姿が、こんなにも美しい物だなんてな……俺も、この子の様になれるのだろうか…』構える…


妖夢「幽々子様…私に力を…」ボソ…



フッッッッッッッッッッ!!!!



ドゴォォォンッッ!!


セイヤ『ごはぁ!?は、速い…しかも…空中に打ち上げられる程の…衝撃か…笑えねぇよ』


妖夢「《人鬼・未来永劫斬》!!!!」


ズバ!ズバババババババババババババババッ!!!


バッ!!


ドゴォォォッッッッ!!!



セイヤ「かっっっはっ!?」ヒューーーーッ



ドサッッッッ!



セイヤ「ゴホッッ!…かはっけほっ!…くっ…」ピク…ピク…



霊夢「う、嘘…」


魔理沙「せ、セイヤが…負けた…?」


咲夜「あんな姿…始めて見ました…ブラド様との時も…あんな事は一度も…」


アリス「凄いね…あの子、きっとあの子も…何かを護る為に必死なんだね…」


レミリア「でも大丈夫よ…セイヤも、その誰かを護ろうとする想いは…誰よりも強い筈だから…」



妖夢「この技を使わせたのは…あなたが初めてです…私はあなたの事を認めました、だからこれで終わりです…」クルッ…スタスタ…


「なら……俺も、その《想い》に応えて…俺の……俺が出せる…最高の技で…あんたに…勝ってみせる…」スクッ…グラ…


妖夢「っ!?そんな…未来永劫斬を受けて…何故立ち上がれるんですか!!」


セイヤ「俺にも……護りたいと想う人達が…居るからだ…」フラフラ…フラフラ…


妖夢「私達…似た者同士なのかも知れませんね……私の名前は魂魄妖夢…あなたの名前は…?」


セイヤ「セイヤだ…水奈月セイヤ…魂魄妖夢か…いい名前だな」ニコ フラフラ…


妖夢「ありがとうございます…なら、セイヤの出せる最高の技…見せて下さい…私は絶対に…負けません!!」


セイヤ「行くぞ…」構える!


スチャ…


セイヤ「華は散り、華は崩れ、華は溢れ、華は萎み、そして華は…舞う…!!」グググッ…!


妖夢「私は…幽々子様の為に!!負けません!負けられないんです!それが!幽々子様との約束だから!!」二刀を構える!



シュッッッッッ!



妖夢「っ!?ど、どこに!?」キョロキョロ…


ズバッッ!シュッ!


妖夢「くっ!?」ブンッ!


シュッッ!スバヒュッビシュッ!シュッ!


妖夢「っっ!たぁ!」ブンッ!


シュッッ!ズババッ!シュッ!ヒュババッ!ビシュッ!


妖夢『ざ、斬撃の間隔が…段々と…短くなっている…』ブンッ!


シュッッ!バババッッドッ!バシュッビシュッ!ズバババババッ!シュッッ!ビシュッズバババババッシュッッシュッ!ズバズバッ!バシュ!ズバババババババババババババババッ!!


妖夢『う、動きが…読め…無い…』フラフラ…


キュッ…ザザザザザーーーー…


セイヤ「月華ノ型…《月夜桜》…!!」


ヒュッッッッッッッッッッッ…!!!!


スーーーー…


パチン…


妖夢「幽々子様…申し訳…あり…ません」グラッ…



ドサッ…



月華ノ型 《月夜桜》


四方八方に瞬時に移動しながら相手を斬り裂く剣術、斬撃の間隔が移動する度に短くなり、最終的には相手を目にも留まらぬ神速の剣技で斬り続ける…まるで桜が月夜の大空に舞うかの如く剣は乱れ、相手を彩る…水奈月セイヤの最終奥義、それが月華ノ型《月夜桜》



スタスタスタスタ…


妖夢「せ、セイヤ…?」


グイッ…膝枕…


セイヤ「なぁ妖夢…俺は、あんたに見惚れてたんだ」


妖夢「いいいいきなりなんですか!?///き、斬りますよ!?///」ドキドキ


セイヤ「俺は…妖夢の様に…強くなれるのか…不安になった…誰かを護るなんて言ってた自分が恥ずかしくなる位に…あんたのその、誰かを護ろうとする想いに…俺は負けたんだ…」


妖夢「セイヤは私に勝ったんです…だから、その想いが負けただなんて言わないで下さい…負けた私が恥ずかしくなっちゃいますから」ニコ…


セイヤ「妖夢、これからは…あんたの事も…俺に護らせて欲しい…あんたも、あんたの大切な人も…俺が護ってやる。それが出来る位に強くなってみせる…だから…」ギュッ…


妖夢「しょ、初対面の女性に…///そんな事を言うなんて!///セイヤはタラシなんですか!?///」


セイヤ「こんな気持ちになったのは…お前が初めてなんだ…妖夢…」真剣な眼差し…


妖夢「ぁ…///みょぅぅ…///」しゅ〜☆


剣道部部長「おい!まだ魂魄は元気だろうが!俺達はもっと徹底的に…!!」


セイヤ「あぁ…?てめぇ…今なんて言った…?」妖夢をそっと置いて立ち上がる…


剣道部部長「な、何だよ…だからもっと徹底的に…」


セイヤ「妖夢の目を見て気付かないなんてな…てめぇらは余程の馬鹿らしい…それに妖夢と剣を交えて分かった…こいつはてめぇらみてぇな屑を痛ぶって喜ぶ様な奴じゃ無い…」


剣道部部長「て、てめぇに何が分かるんだ!どけっ!俺がやる!!」


妖夢「えっ!?」ビクゥ!



ブゥゥン!!ドゴォォォォォオオオオオン!!!



セイヤ「妖夢は俺が護る…そう決めたんだ」パチン…


剣道部男子全員「ぶ、部長!?てめぇ!覚悟しやがれ!」竹刀構える…


セイヤ「全員纏めてその性根…叩っ斬ってやるよ…妖夢、竹刀借りるぞ…」スタスタ…スッ…


妖夢「ど、どうぞ…」殺気が凄い…



霊夢「何はともあれ♪」


魔理沙「依頼解決だぜ☆」


咲夜「あの…あれ止めなくていいんですか?」


アリス「咲夜…あれ止める事出来ると本気で思ってるの?」


咲夜「……無理ですね」


レミリア「それよりも…何だかあの子とセイヤ、凄くいい雰囲気だった様な…」う〜…


霊夢「あいつが護るって決めたみたいだししょうがないじゃない…」はぁ…


魔理沙「きっとあいつはこれからも背負い続けるだろうな!それが…セイヤの生き方だろうからな!」




約1週間後のある日…



〜白玉楼(庭園)〜




妖夢「やぁ!はぁ!たぁぁ!!」ブンッブンッブゥゥン!


幽々子「今日は何時にも増して張り切っているわねぇ?妖夢…」ズズズー…


妖夢「きょ、今日はセイヤが家に来るんです///今の内にキチンと体を慣らしておかないと…///」モジモジ…


幽々子「あら、もしかして私と妖夢の王子様のぉ?」コト…


妖夢「幽々子様はセイヤに会った事はありますか?」


幽々子「噂でなら聞いた事があるわよぉ?何でも元不良で隣町では有名だったみたいねぇ…」


妖夢「でも見た目とは裏腹に剣術に真面目でとっても強い人ですよ!…私よりも遅く始めたのに強いのが悔しいですけど…」ショボン…


幽々子「妖夢…」


「おい妖夢、来たぞ…」スタスタ


妖夢「あ///せ、セイヤ…///」ドキ…


幽々子『急に乙女の顔になったわねぇ…』ズズズー…


セイヤ「始めまして…ですよね?幽々子先輩…」


幽々子「あなたがセイヤ君ねぇ?妖夢から話は聞いているわぁ」ニコ


セイヤ「はい、それで妖夢…もう始めるのか?」チラリズム…


妖夢「当たり前です!さぁセイヤ!掛かって来てください!」二刀構える!


セイヤ「あぁ…行くぞ!」スチャ…



ダッッ!



ギィィィィン!!



修行終了後…



幽々子「それにしても凄いわねぇセイヤ君、まさか妖夢に勝ってしまう程の実力だなんてぇ…」ズズズー…


妖夢「ぅぅ…悔しいですぅ…」チビチビ…


セイヤ「これは…力の無い俺が、あいつらを護る為の…たった一つの手段なんだ…だから俺は、これからも負けられない…負けちゃいけないんだ…」刀に触れる…


妖夢「セイヤ…」


セイヤ「それにこれからは妖夢…お前も護るって決めた事だしな。お前の為に…俺はこれから、俺の持てる全てを賭けて…お前を護る…約束だ」ニコ


妖夢「は、はぃ…///で、でも私だって負けません!絶対セイヤを追い越して最強の剣術使いになります!」みょんす!


幽々子「あらセイヤ君、私は護ってくれないのかしらぁ?」


セイヤ「勿論幽々子先輩も…俺の大切な人です…必ず、護り通してみせますから…」ニコ


幽々子「あ、ありがとう…///『何かしらぁ///…このモヤモヤした気持ち…///』」ドキドキ…


妖夢「それならこれからはセイヤの事を師匠と呼ばせて下さい!」みょん〜☆


セイヤ「し、師匠はやめろ!俺はそんな大層な人間じゃない!」スクッ!


妖夢「師匠!さぁ修行の続きを!」スクッ!


セイヤ「だから師匠じゃねぇってのぉ!」ダッ!


妖夢「待って下さい師匠!」ダッ!




「お願いだから師匠はやめてくれ!」ダダダダダダダダッ!


「師匠師匠師匠ぉ〜♪」ダダダダダダダダッ!




幽々子「ふふ♪これから楽しくなりそうねぇ…後の2年間、精一杯楽しむ事にしましょう♪」ズズズー…




……………………………………

………………………………

…………………………

……………………

………………

…………

……





諏訪子「唯の惚気話だった…」


妖夢「そ、そんな事無いですよ!///」


幽々子「妖夢、誰がどう見ても惚気話よ…」


妖夢「幽々子様までぇ〜…」


魔理沙「まぁ2年生に上がるまでセイヤはありとあらゆる女子生徒にフラグを建てまくってたからなぁ…」はぁ


霊夢「等の本人は自覚が無いからタチが悪いのなんの…」


アリス「そりゃあ男子に嫌われて当たり前だよね…」


咲夜「全くです…競争率が高いとかいう次元を遥かに超えています…」


天子「で?そのセイヤは?」


四季映姫「街を見ながら黄昏てますよ…」


幽々子「セイヤ君は本当に屋上で街を見るのが好きねぇ…」


魔理沙「まぁ天然の厨二病だからな…」


咲夜「お嬢様が付ける技の名前も『レミリア、お前センスあるな…』なんて言ってましたから…」


霊夢「まぁセイヤもレミリアも月が好きだからね…でも月が嫌いな人なんて、私達の知り合いでは居ないでしょうけども…」


四季映姫「そうですね…時に欠け、時に満ち、そしてまた欠ける…まるで人生の様ですからね…」


天子「その言葉…セイヤの言葉だよね?四季映姫」


四季映姫「な、何でバレたんですか?」アセアセ…


天子「私の時にもそう言ってたもん…キザな男だよね、セイヤって…」


妖夢「そして最後には…『俺はお前ら全員を欠けさせる事なく、護り通してみせる…』ですよね?」


魔理沙「あははは!全く、完全な厨二病だぜセイヤの奴!」


アリス「でも不思議と…心に来るんだよね…」


咲夜「きっと言葉の重みが違うからですよ…早苗や諏訪子から聞いた話を合わせると…余計に…」


霊夢「これからも、あいつには助けられそうね…良い意味でも、悪い意味でも…」


天子「良い意味は人間性や優しさ…」


四季映姫「悪い意味は恋愛面で…ですね…」


幽々子「まぁそれがセイヤ君よね、きっと…」


妖夢「その通りです!必ず私達の魅力をセイヤに魅せつけてやります!」みょん!



セイヤ『あぁ〜…風が気持ちぃ〜…夏とか来なけりゃいいのになぁ〜…』あ〜…



放課後…



セイヤ「それにしてもなんでレミリアと早苗は喧嘩なんてしてたんだ?」


レミリア『セイヤを巡って争ってたなんて言えないわ…///』ボロボロ…


早苗『言っても良いんですが…恥ずかしいです…///』ボロボロ…


美鈴「そういえばセイヤ、反省文は書いたんですか?」


セイヤ「ん?あぁ書いたぞ?」



〜職員室〜



紫「さて…セイヤの反省文は…っと」スッ…



ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…を3枚分



紫「怖いっ!!何なのよコレ!怖すぎるわ!…まさかレミリアちゃんや早苗ちゃんのも…」スッ…


セイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤセイヤ…を10枚分



セイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさんセイヤさん…を同じく10枚分



紫「ひぃぃぃーーーー!!」ゾクゾクゥ…!



〜教室〜



セイヤ「ま、ちゃんと3枚分書いたんだからこれで文句無いだろ」スタスタ…


咲夜『絶対にふざけて書いてますね…あの様子だと…』


アリス『逆に今までまともに書いてた事が無いような…』


霊夢「それより魔理沙、今日はどうするのよ…」


魔理沙「まぁいつも通り依頼が来ないなら駄弁って解散…て感じでいいと思うぜ?」


美鈴「相変わらず適当な部活ですよね…」


魔理沙「まぁそれが売りだからな!もうすぐエアコンの工事も入る事だし快適な部室で毎日ダラダラするっていうのも乙だぜ!」


霊夢「まぁそれが私達らしいからね…」


咲夜「それなら早く部室に行きましょう、妹様もきっと先に行っている筈ですから」スタスタ


アリス「咲夜、今日のお茶菓子何?」スタスタ


咲夜「今日はこころから頂いた芋羊羹ですよ♪」


霊夢「それホント!?ほら魔理沙!早く部室に行くわよ!」ガシッ…


魔理沙「わわわっ!分かったから落ち着け霊夢!…本当に和菓子が好きな奴だぜ」スタスタ


レミリア「ほら、早苗も行きましょう?」スタスタ


早苗「そうですね、今日はセイヤさんと将棋でも指しましょうかね〜…」スタスタ


レミリア「むっ!セイヤは私とチェスをやるのよ!セイヤはあなたなんかと将棋なんてやらないわ!」


早苗「ふふん!お洒落な言葉にセイヤさんは騙されない筈です!それに中学の時は良く私と将棋を指してましたもんねーだ!」べー!


レミリア「そ、それなら私だって、セイヤを私の部屋に招いて優雅に紅茶を飲みながらよくチェスをやっているもの!」うー!


ギャーギャー!


美鈴『楽しそうですね…皆さんが羨ましいです』ふふ…




〜誰かを助け隊 部室〜




セイヤ「王手…」パチン…


早苗「あっ!…ま、参りました…」うぅ…


レミリア「駄目駄目ね早苗!さぁセイヤ!今度は私とチェスで勝負よ!」ビシッ!


セイヤ「いやレミリア、お前まだ懲りないのか?何十連敗してると思ってるんだよ…」


レミリア「うっ!きょ、今日の私は一味違うのよ!いいから勝負しなさい!命令よ!」うー!うー!


セイヤ「分かった分かった…ならクイーンは落として置いてやるよ」トン…


レミリア「大きなお世話よ!正々堂々と勝負しなさいセイヤ!」うーーー!!


セイヤ「へいへい…」元の位置に戻す



早苗「また負けちゃいましたぁ…」トボトボ…


フラン「セイヤって将棋もチェスも強いよね…私も手合わせしてもらったけど全然歯が立たなかったよぉ…」モグモグ…


霊夢「しかも飛車角落としで勝つなんてね…」ズズズー…


魔理沙「セイヤもそうだけどあいつの両親も多趣味だったからなぁ…」羊羹美味いな…


咲夜「でもセイヤは霖之助さんには勝てないって言ってましたよね?」ズズズー…


アリス「霖之助さんも基本暇人だからね…香霖堂に行った時には将棋とか他のゲームでセイヤと遊んでるらしいし…」ホントだこの羊羹凄く美味しい…流石こころだね♪


早苗「今まで勝った事が数える位しかありませんしね…それも飛車角落としで…」ボソ…


霊夢「強いと言えば麻雀も凄く強いわね、セイヤは…」羊羹のお代わりを寄越しなさい…


咲夜「確かにそうですね、紫先生達と麻雀大会をやったのを思い出します」どうぞ…それより霊夢、これで何個目ですか?


霊夢「そうそう、私も自信あったのに4位だったしね…あの時は悔しかったわ」7個目♪


魔理沙「想いを牌に込める程度の能力みたいな感じだったぜ…」霊夢…食い過ぎだぜ…


アリス「紫先生と萃香先生との闘牌は今でも鮮明に憶えてるなぁ…」霊夢はもう無しね?


霊夢「セイヤは一時期麻雀にどっぷり浸かってたみたいだからね…中学の最後も紫と萃香と霖之助さんでよく卓を囲ってたって言ってたわ」それ無理♪羊羹は私の物よ♪バクバク…モグモグ…


フラン「私なんて初戦でセイヤと当たっちゃったから初戦敗退だよ…」あれ?羊羹もう無い…酷いよ…


早苗「ほぇ〜…そう云えば私も諏訪子様と神奈子様、それにセイヤとよく麻雀をやってましたねぇ……あれ?セイヤが勝ってる姿しか思い当たらない…何ででしょう?諏訪子様も神奈子様も強かった筈なのに…」私の羊羹…どこ…?


咲夜「漆黒の髪を靡かせ…黒き翼をはためかせる天才、水奈月セイヤ…なんてのはどうですか?」大福があるんでこれで我慢して下さい…早苗…妹様…


魔理沙「咲夜…お前もやっぱりレミリアと同類だな…」ご馳走様…


咲夜「褒めてくれてありがとうございます!魔理沙!」お嬢様と一緒♪


アリス「咲夜、悪い意味でだと思うよ?」



セイヤ「ナイトをcの5へ…レミリア、チェックメイトだ…」


レミリア「う〜…も、もう一度よ…」


セイヤ「ったく…負けず嫌いな奴だな」はぁ…


レミリア「こ、今度こそぉ…」むむむぅ〜…


霊夢「あら、やっぱりセイヤの勝ちみたいね」ヒョコ…


セイヤ「おい霊夢、交代してくれ…将棋とチェス二戦ずつやった所為で流石に疲れた…」ガタッ…


レミリア「あっ、セイヤ!勝ち逃げは許さないわよ!」うー!うー!


セイヤ「霊夢に勝ったらまた相手してやるからちょっと待っててくれ…」スタスタ


霊夢「と、いう訳よ…手加減なんかしないから全力で掛かって来る事ね…」ガタガタスッ…


レミリア「…いいわ、全力で相手をしてあげる…」



セイヤ「ふぅ…」ガタガタスッ…


咲夜「セイヤ、お茶をどうぞ…」スッ…コト…


セイヤ「あぁ咲夜、ありがとな…」ズズズー…


魔理沙「にしてもよくやるぜレミリアも…」


フラン「暇な時には決まってチェスだもんね、お姉様…ちょっと見学してこよ♪」ガタッ…


アリス「弱い訳じゃないんだけどセイヤが強過ぎるんだよ…」


セイヤ「そうか?だったら霖之助さんは将棋の位で言う所の竜王レベルだな…」コト…


早苗「そんなに強いんですか?霖之助さんって方は…」大福美味しいですね♪


セイヤ「飛車角金落ちで負けた事があるな…」


早苗「そ、それは凄いですね…」


魔理沙「それよりもだ…お前らはマラソン大会どうするつもりなんだ?」ズズズー…


咲夜「どういう事ですか?」


魔理沙「今さっき学校のホームページを見てみたんだがこんな物が…」スッ…


フラン「え〜と〜…マラソン大会でビリが居た部活動にはペナルティがある…何これ?」


アリス「ペナルティってどんなんだろうね…それに私達の部活動には…」ちら…


セイヤ「ん?何だよお前ら…」ズズズー…


早苗「セイヤさん…マラソン大会ではどうするって言ってましたっけ?」


セイヤ「合法的にサボれるからゲーセンでギタドラやりに行く…?」コト…


魔理沙「そんな事言ってたのかこいつは!?」


セイヤ「てかペナルティって何なんだよ…」


咲夜「このペナルティって確実にセイヤの為にある様な気がするんですが…」


アリス「だって去年は確か2時間遅れでゴールしたんだよね?」


セイヤ「さぁね…忘れた」ズズズー…


早苗「それ殆ど肯定してるような物ですよ、セイヤさん…」


魔理沙「兎にも角にもだ!今年は真面目に参加してもらうからなセイヤ!」


セイヤ「気が向いたらな…」やっぱりお茶美味いな…


咲夜「気が向かなくてもせめて走って下さい…歩かなければいいですから…」


アリス「紫先生も藍学園長も大変だよね…」



レミリア「ふふん!霊夢、チェックメイトよ」


霊夢「あちゃー…やっぱりレミリアも強いじゃないのよ…」


フラン「お姉様は運動以外は基本得意だからね…頭を使うゲームとか特に…」モチャモチャ…


レミリア「さぁセイヤ!再戦よ!」



セイヤ「マジかよ…まぁ霊夢はどちらかと言うと将棋派だからな、しょうが無いと言えばしょうが無いか…」ガタッ…


咲夜「お嬢様も懲りないですよね…色々な意味で…」


アリス「未だにセイヤを自分専属の執事にしようとしている辺りが余計にね…」


早苗「えぇ!?そんな事をしようとしてるんですかレミリアさんは!絶対に許しませんよそんな事!」ぷんぷん


魔理沙「まぁそっちの方は既に100連敗以上してるから心配要らないぜ…」ズズズー…



そして放課後が過ぎていく…



ガラガラ…カチャン…



魔理沙「さぁてこの後どうする?」鍵鞄に入れる…


霊夢「どこか寄り道でもする?」


レミリア「う〜…結局一回も勝てなかったわ…」


咲夜「お嬢様、気を落とさないで下さい…」


アリス「セイヤはこの後どうするの?」


セイヤ「俺はこの後レミリアとフランの家に行く予定だ」


フラン「ホント!?じゃあ泊まっていってよ!ねぇいいでしょ?」ユサユサ…


セイヤ「いや…普通に稽古して帰るよ…」がくがく


早苗「皆さんが言っていた剣術の修行ですよね?」


魔理沙「何だよぉ〜…なら私達も付いてっていいか?」


セイヤ「いや俺に聞かれても…」


霊夢「別にいいわよね?レミリア」


レミリア「全然構わないわよ?」


咲夜「それじゃあ決まりですね」


アリス「きっと早苗は腰抜かすだろうね♪」


早苗「そんなに凄いんですか?」


魔理沙「朝学校来る時にセイヤの格闘技見たんだろ?あれなんかより何倍も凄いぜ?」


フラン「いつかセイヤは紅魔館の主になる存在だもんね♪」


セイヤ「いや初耳なんですけど…」


レミリア「絶対に主になって貰うから覚悟してなさい、セイヤ…」ボソ…


霊夢「ま、決まっているなら早く行きましょう?」スタスタ




〜紅魔館〜




道場…




ブラド「はぁあ!!」ブゥン!


ガギィン!バッ!


セイヤ「…」シュッッ…!


ヒュンヒュッ…バババババッ!


ブラド「…」ガギギギギギィイイン!!


シュッ…!シュッ…!シュッ…!


ブラド『移動で私を撹乱させるつもりか…』キョロキョロ…


シュッ…!シュッ…!ヒュッッ…!!


ブラド「そこだっ!!」カチャ…ビシュッッ!!


ヒュゥ………


ブラド「なっ!?」


「紅魔流抜刀術六ノ型奥義…」カチャ…



ヒュッッッッッッ…



ブラド『まさか…君の得意な奥義で…やられるとはな…本望だよ…セイヤ君…』グラッ…



ドサァァ…



セイヤ「雛罌粟…」パチン…




霊夢「つ、遂にブラドさんから一本取ったわ…」


魔理沙「いやぁ…長かったなぁ…」


咲夜「何百戦やってようやく一勝ですか…」


アリス「引き分けは今まであったけども勝ちは無かったよね確か…」


レミリア・フラン「「お父様っ!」」タッ



セイヤ「ブラドさん…大丈夫ですか?」膝付ける…


ブラド「何…これ位どうって事は無いさ…それよりもよくやったなセイヤ君…遂に師を越えたか…」


セイヤ「いえ…まだまだブラドさんには敵いません…これからもあいつらを護るの為に…ご指導の程、宜しくお願いします…」ペコ…


ブラド「ふはは…本当に…食えない男だな君は…」


レミリア「お、お父様大丈夫?」


フラン「怪我してない?」


ブラド「まだまだ若い者に負けるつもりは無いからな…これ位ヘッチャラだ!それより折角セイヤ君が私から一本取ったんだ、何故私の心配をする…」


レミリア「お父様は…大切な家族だから…」ウルウル


フラン「勿論セイヤが勝って嬉しいけど…でもそれでお父様が怪我したら…嫌だもん…」ウルウル


ブラド「レミリア…フラン…ありがとう」ウルウル… Wなでなで


レミリア・フラン「「えへへ…///」」テレテレ…


セイヤ『やっぱり…家族って良いものだな…』クル…スタスタ…


霊夢「ようやくブラドさんから一本取ったわね…」


セイヤ「あぁ…それより早苗は?」


咲夜「あそこで気絶してますよ?」ちら…



早苗「」ち〜ん☆


アリス「早苗〜…終わったよぉ〜…?」ユサユサ…



魔理沙「そういえばあの零ノ型の紅魔転生は完成したのか?」


セイヤ「ん〜…あれは完成と言って良いのやらって感じだな…」


霊夢「結局あれは何が駄目だったの?」


セイヤ「紅魔転生は極限まで溜めた居合いで相手を斬る技だろ?だけどその一撃を防がれたら終わりだ…だから」


咲夜「だから…何ですか?」キョトン


セイヤ「…俺口で説明するの苦手なんだよな…ブラドさん!」



ブラド「ん?どうしたんだね、セイヤ君」



セイヤ「練習用の人形貸して貰ってもいいですか?防御の型をした奴借りたいんですが…」



ブラド「おお、好きに使ってくれて構わないよ?」



セイヤ「ま、実際見せた方が早いだろ」スタスタ


咲夜「また人間離れした技を観る事になりそうですね…」


霊夢「咲夜…あんたも大概人間離れしてるって…」


魔理沙「だぜ…」



人形「…」


セイヤ「…」スーーー…



アリス「刀身を鞘から抜き放った?」



セイヤ「…」ポイッ…カランカラン…


ググググググッ…!



魔理沙「鞘投げやがったぜ?セイヤの奴…」


ブラド「紅魔転生は…セイヤ君が完成させたよ…それもあの月夜桜に似た形でね」


レミリア「月夜桜…妖夢の時に使ったセイヤの最終奥義…」


フラン「お父様との時も偶に使うよね?」


ブラド「うむ…だがあの最終奥義、動く毎に斬撃の手数が増えるが唯それだけの物だ…最初の溜めから繰り出される紅魔転生、そして連続で斬り刻む月夜桜…これが合わされば」


霊夢「強撃と速さ…その両方が補える…」


ブラド「その通りだ…その技の名は…」



セイヤ「紅い魔は…今、転じて生まれ変わる…紅い月と…それを覆う桜の花びらで…!」ググググッ…!



ヒュッッッッッッッッッッッ…!!!!




人形「」バギィィッ!!


シュッッ…!


人形「」バギィィッ!!


シュッ…!シュッ…!


人形「」バギィィッ!バギィィッ!


シュッ…!シュッ…!シュッ…!シュッ…!


人形「」バギィィッ!バギィィッ!バギィィッ!バギィィッ!


シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ…!!


人形「」バギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギッッッッ!!



フッッッッッ…!!



セイヤ「紅魔ノ型…《紅月桜花》…!!!!」ビシュッッッッッ…!!



ドゴォォォォォォォォォオオオオオオン!!!!


モクモクモクモク…


木粉「酷いょ…」あとかたも無い…


ヒュンヒュンビュッ…!


セイヤ「あんたの紅い血で…月は紅く染まる…なんてな♪」ニコ



紅魔ノ型 《紅月桜花》


紅魔流抜刀術最終奥義…水奈月セイヤの最終奥義、月華ノ型月夜桜と紅魔流抜刀術零ノ型奥義紅魔転生の合わせ技である。

極限まで溜めた斬撃を相手に放ったのち瞬時に移動し、その威力を落とすこと無く相手を四方八方から滅多斬りにする神速の連続斬撃攻撃、最後の一撃には今まで蓄積された速度と威力を乗せ一気に相手へと開放する。

紅い魔は今、転じて生まれ変わるであろう…byブラド・スカーレット☆



ブラド以外全員「おぉ〜!!」キラキラ☆


ブラド「私もそろそろ引退かな…」ボソ…ははは…


セイヤ「ふぅ…」スタスタ…


早苗「セイヤさん見てましたよ!凄かったですね!今の剣技!」


セイヤ「あれを完成させるのに苦労したけどな…それに、まだ妖夢が居る…」


魔理沙「妖夢も日々強くなってる筈だからな!」


セイヤ「あぁ…男としても、同じ道を志す者としても…あいつには負けられないからな」ニコ


霊夢「それより皆…」


全員「ん…?」


霊夢「お腹空かない☆?」に、にこ…


咲夜「霊夢、あなた羊羹沢山食べましたよね?」


フラン「そうだよ霊夢!私と早苗の分まで食べた癖に!」ぷんぷん!


霊夢「あ、あははは…」


ブラド「はははは!それじゃあ今夜はうちで食べて行くといい!セイヤ君、シャワールーム貸してあげるから浴びて来なさい」


セイヤ「はい、すみません…色々と」はは…


ブラド「気にすることは何も無い…それじゃあ他の皆はアスワンを手伝ってくれるかな?いきなり人数が増えてしまってはアスワンも困ってしまうだろうからな」


全員「はーい!」


セイヤ「それじゃあ後でな…」スタスタ…


魔理沙「おーう!」



紅魔館(ホール)



ブラド「それじゃあ皆「いただきまーす!!」えぇ〜…」つグラス


ワイワイ…ガヤガヤ…


セイヤ「すみません…ブラドさん…」


ブラド「い、いいんだよ…」ははは…


霊夢「やっぱり美味しいわね!アスワンさんの料理は!」パクパク


魔理沙「絶品だぜ!最高だぜ!」パクパク


咲夜「うむむ…どうやったらここまでの境地に辿り着けるのでしょうか…」モグモグ…


アリス「確かに…味付けから栄養バランスまで全てが完璧…これぞ出来る女の料理…って奴だね…」モグモグ…


レミリア「いつかお母様の様になれたらセイヤにプロポーズを…///」モグ…


フラン「お姉様…プロポーズって男性がするのが普通だよね?それにまだセイヤと付き合ってすらいないのに…」パクン…


早苗『お、美味しいですぅ…悔しいですぅ…』パクパク


ブラド「セイヤ君…どうだね、紅魔流抜刀術の真髄は見えたか?」


セイヤ「まだそんな所にまでいっていませんよ…ブラドさんにもまともに勝てないのに真髄だなんて…」


ブラド「いつか君になら見える筈だ…その時は私に代わりこの紅魔館を、そして紅魔流抜刀術を継いで欲しい」ゴク…


セイヤ『なんだか紅魔流抜刀術の真髄見えなくていい様な気がしてきた…』モグ…


ブラド「ふぅ…いつかレミリアとフランが君と結婚するのか…感慨深い物があるな」ボソ…


セイヤ「何か言いましたか?」ムグムグ…


ブラド「……いや何も『本当に普段の彼は…なんて言うかアレだな…うん』」パク…


セイヤ「?」ムグムグ…



美味しい料理…完食につき…



テラス…



ヒューーーーーーーー…



咲夜「ふぅ…」


「どうしたんだ?咲夜…」スタスタ


咲夜「セイヤですか…」ちら


セイヤ「月見ながら黄昏れるのは中学生まで…だろ?」


咲夜「ふふ…返されてしまいましたね、その言葉」ニコ


セイヤ「いつか言い返してやろうって思ってたんだよ」ニコ


咲夜「そうですか……セイヤ」


セイヤ「ん?何だ?」


咲夜「セイヤは…何を目指していますか?」


セイヤ「…質問の意味が分からん」


咲夜「セイヤは紅魔流抜刀術をブラドさんから指南してもらっています、そして自分でも美鈴と一緒に格闘術を体得しようとしていますよね?」


セイヤ「あぁ…まぁそうだな」


咲夜「セイヤはその先に…何を求めているんですか?」


セイヤ「いや、悪い咲夜…マジで質問の意味が分からないんだが…」


咲夜「……セイヤは私達を護る為に剣術や格闘術を覚えてるんですよね?」


セイヤ「まぁ…な」


咲夜「私達が大人になったら…セイヤはどうするつもりなんですか?」


セイヤ「っ…言わないでくれ」


咲夜「私達はいつか大人になります、今の関係を続けるにも…いつかは限界が来る筈です……その時、セイヤは……誰を「やめてくれ!!!!」」


全員「っ!?」ビクゥッ!!


セイヤ「はぁ…!はぁ…!」肩で息をする…


咲夜「逃げないで下さいセイヤ……私達の幸せは…最終的にはあなたに…セイヤ自身に委ねなければならないんですから…」ボソ…


セイヤ「俺は…!俺は…今のこの時間が…!」


咲夜「それは逃げです…私も今のこの時間がとても心地良く…大切です……だからこそ…先の未来から…逃げないで下さい…」


セイヤ「っ!!」ダッ!!


ブラド「せ、セイヤ君っ!?」



タッタッタッタッタッタッタ…バンッ!!



咲夜「…」


霊夢「咲夜…」


魔理沙「言っちまったんだな…?」


咲夜「…」コクン…


アリス「そっか…でもしょうが無いよね」ニコ


レミリア「将来の事なんて…誰にも分からないわ」


フラン「最後に決めるのは…セイヤ自身だもんね♪」


ブラド「大罪人だな…セイヤ君は、こんなに君の事を想ってくれているのに…自分は答えを出す所か…気付かずに逃げてしまうなんて」



紅魔館(庭園)



タッタッタッ…タッタッ…ピタ…


セイヤ「くそ…くそ……くそぉぉぉぉおおおお!!」



ヒューーーーーーーーー…



セイヤ「何で…何でなんだ咲夜…何でそんな質問…するんだよ」ガク…


その答えは…闇夜に紛れ、風に乗せられ消えていく…決して返ってくる事の無い…質問…


セイヤ「父さん…あんたが言っていた大人になるって事が…今の俺には…さっぱり分からない…答えてくれ…父さん」ポロポロ…



「なぁ父さん…大人になるってどういう事なんだ?」


「あ?…そりゃあアレだ…下の毛生えたら大人だよ大人…」スパ〜


「いや…俺もう生えてるんだが…」


「じゃあ大人でいいんじゃねぇのか?」消し消し…


「唯の下ネタじゃねぇかよ…もっと真面目に答えてくれよ…理屈っぽくても漠然としてでもいいから」


「そうさなぁ……愛する人が出来て、愛する人の為に働いて、愛する人の為に生きていく……こんな感じでいいか?」シュボッ…スパ〜〜


「本当に理屈っぽくて漠然とした答えだな…」


「まぁお前にもそういう人が出来たら分かる時が来る…いいんだよ理屈っぽくても、漠然としてても、それが自分の決めた道なら、振り返らねぇで真っ直ぐ突き進むこったな」赤マル最高♪


「…」


「それに今、というかお前が産まれてから母さんと…より一層の親愛関係が築けたとも思ったなそういや…」スゥ〜…スパ〜


「臭い台詞だな…恥ずかしくないのかよ、息子の前でそんな言葉言って…」


「いやいや全然?まぁ一度浮気がバレてコテンパンにされたけどな!」あははは!


「思い出させないでくれ…あれトラウマなんだよ…」はぁ…


「ま!しっかり前見て、誰かを護れる様な強い男になるんだな!大切な人達…全てを幸せにする位の気持ちでいけよ?俺達の息子、水奈月セイヤ」ニコ 消し消し…


「へいへい…分かりましたよ…お父様」はぁ…



セイヤ「大切な人達全員を幸せになんて…出来る訳…ねぇだろ…糞親父」ポロポロ…


「セイヤ…」


セイヤ「咲…夜…」ポロポロ…


咲夜「すみません…あんな質問をしてしまって……悪気があってあんな質問をした訳では無いんです…許して下さい」ペコ


スクッ…スタスタスタスタピタ…


咲夜「セイヤ…?」


ギュッ…


咲夜「な、なななな///」ブシュ〜


セイヤ「決めたよ父さん……俺は俺の決めた道を…真っ直ぐ突き進む………あんた達の息子として…後悔しない様…生きていく…」ボソ…


咲夜「せせせせセイヤ!?///いきなりどうしたんですか!?///」ドッキンドッキン…


セイヤ「もう少しだけ…このままで居させてくれ…咲夜」ギュ〜ッ…


咲夜「は、はい…///」ギュッ…


セイヤ「っ……抱き合うのって…心地良いな」


咲夜「はい…///」ぎゅ〜…



月が浮かぶ夜…俺は少しだけ大人になった様な気がした、父さんの言っていた言葉の意味は…未だに分からないままだが、何と無く…言いたい事は分かった気がする。

後ろを振り返るな、前だけを見つめろ。

周りを気にするな、自分を気遣ってくれる奴等だけを見ていろ…そして



「誰かを護れる強い男になれ…失う事を恐れない位に強くなれ…たとえその先にどんな事が待っていても、その人達となら…きっと乗り越えられる…理不尽な事、辛い事、悲しい事もあるだろう…だけど必ず、嬉しい事や楽しい事がお前やその人達を待ってる…だから自分の道を突き進め、そして決して恐れるな…約束だぞ…?セイヤ…」



父さんから聞いた言葉の中で…一番印象に残っている言葉…俺もいつか…その言葉の意味を理解する時が来るのだろうか…いや、きっと理解してみせるさ……なんてったって、あんたらの息子なんだからな…




〜そして…少年は大人になる…大切な者達を幸せにする為に〜




【完】




セイヤ「いやいやいやいや!マラソン大会は!?俺は別にいいんだがタイトル詐欺もいい加減にしろ!毎回タイトルと最後のアレが違うのに今まで突っ込まなかったがもう我慢の限界だ!!」


作者「ままま!いいんじゃないの?思春期に少年は大人になる♪みたいな感じでいいんじゃないの?」


セイヤ「黙れ低脳作者!俺はもうキレたぞ!」チャキ…


作者「あるぇ〜?いいのかなぁ〜?Deleteされちゃっても、あ!いいのかなぁ〜セイヤく〜ん?」


セイヤ「くっ…ひ、卑怯者め…正々堂々勝負しろ…」


作者「別に?俺はいいけど?エクスカリバーとか?魔鎚ミョルニルとか?今流行りのゴールデンフ○ーザ?みたいに?なっちゃうから?別に?いい?けどぉーーーーーー!?」


セイヤ「…」イライラ…


「ここは僕達に任せてくれ…セイヤ君」ニコ


「ちっ…何で俺がこんな事を…」


セイヤ「り、霖之助さん…それにお前は、覇鏡幻夢…」


霖之助「この低脳作者は僕達に任せてセイヤ君はマラソン大会、頑張って来なさい」んふっ☆


覇鏡「いや、俺もマラソン大会が控えてるんだが?」


霖之助「あれ?セイヤ君に迷惑掛けたから何か恩返しがしたいっていうから連れて来たんだけど?」


セイヤ「は…?」


覇鏡「な、何言ってんだこのホモ野郎!///お、俺は別にそんなつもりで!///」ワタワタ


霖之助「ま、僕には関係無いから良いんだけどね♪」ふんもっふ☆


覇鏡「ちっ…///」


作者「お〜お〜…どうやらやるつもりみたいだね…掛かって来な…」


霖之助「さ、セイヤ君早く元の世界に帰るんだ」ニコ


覇鏡「一つ貸しだぜ?セイヤパイセン…」ニッ


セイヤ「…あぁ」ニコ


ヒュンッ…


「おらどうした来いや!」


「残念…後ろです」ズルッ!


「うわっ!?汚ねぇモン見せんじゃねぇよ!」


「な、何をするぅ!」ムス○大佐風…


ズンッッ!


「アーーーーーーーーーーッ♂!?」


「オェェ…気持ち悪ぃ…」キラキラキラキラ☆







〜マラソン大会開幕!詐欺じゃないよ!?ホントだよ!?〜







幻想学園高等学校(屋上)




ワイワイ…ワイワイ…



咲夜「…」モグ…モグ…


レミリア「何だか咲夜、昨日の夜からあんな感じよね…」モグモグ


霊夢「セイヤ…昨日ちゃんと仲直りしたの?」モグモグ


セイヤ「ん?ちゃんとしたがどうしたんだ?」パク…


魔理沙「…確かに嘘を吐いている訳では無さそうだな」モグモグ


アリス「でも完全に上の空って感じだよね?」モグモグ


さとり『確かにセイヤは嘘を吐いてはいないわでも………何なのよこの甘々な展開は!ズルいわ!ズル過ぎるわ咲夜!』ウルウル…


こいし『何でお姉ちゃん涙目なんだろう…』モグ…


こころ「神奈子…良かったら食べる?」ミートボール


神奈子「いいの?じゃあ遠慮なくいただきまーす!」パクン…


こころ「どう?」


神奈子「バッチグーだよこころ♪」b グッ!


こころ「///」テレテレ 福の神


妖夢「早苗と諏訪子もどうですか?このおひたし」


早苗「あ、いただきまーす!」ヒョイパク…


諏訪子「美味しいね」シャクシャク…


妖夢「喜んで貰えて良かったです♪」


幽々子「ねぇパチュリー、体育祭の資料出来たぁ?」モグモグ…


パチュリー「全然…夏休み入る前に体育祭とか正直勘弁願いたいわ…仕事が増えるだけだもの」モグモグ…


チルノ「はい美鈴!あたい特製のアイスクリーム分けてあげるよ!」


美鈴「いいんですか?それじゃあ一口…」パクン


チルノ「どお?イケるでしょ?」


美鈴「んー!冷んやりしてて美味しいですね!夏になったらまたお願いしても良いですか?」


チルノ「任せときな!あたいは最強だからね!」胸ドンっ


フラン「う〜ん…」スッスッ…


ルーミア「フランはゲームをしてるのかー?」ヒョコッ…


フラン「うん…セイヤに勧めてもらった脱出ゲームのアプリなんだけど…難しくて全然解けないんだよね…」スッスッ…


ルーミア「脱出ゲーム…セイヤは色々なゲームをやってるのかー…」


魔理沙「そういやさとりを虐めてたあのクソ女、定時制の高校で虐められてたみたいだぜ?」モグモグ…


レミリア「ま、因果応報って奴よね…いい気味だわ」モグモグ…


霊夢「まぁセイヤの所為で2度と真面な学校生活が送れなくなったのは確かね…」モグモグ…


セイヤ「俺の所為でって何だよ所為でって…」ドクペ美味しい…


咲夜「まぁこれで彼女達、もとい彼等は2度と虐めなんてしないでしょうね…今絶賛虐められ中みたいですが」ゴク…


アリス「あ、咲夜が元に戻った…」モグ…


早苗「そういえばまだセイヤさんが虐めっ子達を病院送りにした話、聞いてませんでしたよね?」ズズズー…


諏訪子「どんな感じで病院送りにしたの?」ズズズー…


セイヤ「お前ら物騒だな…病院送り病院送りって…」カン…


幽々子「物騒なのはそれを実行したセイヤ君でしょぉ?」ズズズー…


パチュリー「よくあそこまで暴れて一週間の謹慎で済んだわよね…」紅茶花伝も悪くないわね…


美鈴「まぁそれだけの事を彼等が働いたという事でしょうけど…」う〜ん…マンダム…


さとり「まぁ紫先生や藍学園長のお陰でもあるわよね…」


フラン「ねぇ…話しても大丈夫なら話してよさとりー…」


チルノ「それともやっぱり思い出したく無い?」


ルーミア「無理にとは言わないのかー…」


さとり「別に悪い事ばかりでは無かったから…話してもいいわよ?」


こいし「その事、お姉ちゃんは話してくれなかったよね?」


さとり「えぇ…こいしはそのままでいいのよ、こんな能力…本来は持つべきじゃないのだから…」ニコ…


こいし「お姉ちゃん…」


さとり「でも…私のこの能力を…そして私の事を好きだって…セイヤは言ってくれた…あの時の事を…私は忘れない…」空を見上げる…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1年4組 (教室)




セイヤ「ふぁぁ〜…」グシグシ…


アリス「セイヤ…また寝不足なの?」スタスタ…


セイヤ「あぁ…まぁなぁ〜…」グデー…


アリス「だらし無いからやめなよ…それにまだ男友達出来てないんでしょ?」


セイヤ「ははは…俺の高校デビューは失敗したんだよ…俺ガイルだよったく」はぁ…


アリス「お願いだから果肉ブームだけは出さないでね?待ちガイルは人来らず…だよ?」


セイヤ「それは待ち人来らず…だろ?無理にガイルと掛けなくてもいいだろ…」



ガラガラ…ガラガラバタン…



さとり「…」スタスタ…



来たよ…化け物が…


人の心を盗み見る化け物…気持ち悪ぃ…


さっさと学校辞めないかなぁ…


ねぇ…?私達の考えてる事見て影で笑ってるんだよきっと…


趣味悪〜い…



さとり「…」机チラ…


死ね化け物!!


学校来んな!!


さとり「っ」ガタガタッ…スッ…




アリス「今日も古明地さん…影口言われてるね…セイヤ?」ちら…


セイヤ「くぅ〜…かぁ〜…」zzz


アリス「…」ゴミを見るような目…


ガラガラッ…


教師「おらお前ら〜…席つけ〜!」ガラガラッピシャ…


セイヤ「んぁぁ…眠ぃ…」グシグシ…


教師「おい水奈月!それに古明地!お前ら昼休み職員室に来い!昨日の放課後呼んだのに来なかっただろ!」


さとり「…」


セイヤ「うっせーから黙れ…その薄い髪の毛全部引っこ抜くぞ…」うつらうつら…


教師「っ」ぷるぷる…



〜昼休み〜



セイヤ「おい古明地、だっけか?先生に呼ばれてるんだろ?一緒に行くか?」スタスタ


さとり「…」ペラ…


セイヤ「おい…聞いてるのか?」机見る…


セイヤ「っ!?…なんだよこれ」


さとり「…」パタン…ガタッ…


スタスタ…


セイヤ「お、おい!説明しろよ!」スタスタ


さとり「…」スタスタ…


肩ガシッ…


セイヤ「説明しろ…何だあの机…」


さとり「今まで気付かなかったんですか?…それと私には関わらない方が身の為ですよ?私は人の心を読む…化け物だから…」グッ…スタスタ…


セイヤ「…」スタスタ


掃除用具入れ「Welcome…」ガチャ…


セイヤ「一番落ちるのを頼む…」


掃除用具入れ「OK…」新品の雑巾と洗剤…


セイヤ「感謝する…」


掃除用具入れ「へっへっへっ…また来なぁ…」バタン…


さとり「何をするつもりですか?」


セイヤ「何って落とすんだよ…綺麗さっぱりな」スタスタ


さとり「余計なお世話です…今すぐやめて下さい…」


セイヤ「お前はさっさと職員室に行け…またあのハゲに怒られるぞ?」スタスタ


さとり「…」クル…スタスタ…


セイヤ「抗菌EXパワーを舐めるなよ……あれ?それって確か風呂掃除用だっけか?…ま、いいか…」スタスタ



昼休み終了…



ガラガラ…ガラガラピシャ…



さとり「…」スタスタ…


机「生まれ変わったよ?」キラキラ☆


さとり「っ」ガタガタッスッ…ペラ…



アリス「あれ?セイヤどうしたの?」スタスタ


セイヤ「くそぅ…腹減った…」グゥ〜…


アリス「皆待ってたんだよ?何やってたの?」


セイヤ「別に…あのハゲの残りの髪の毛どうするか考えてたら昼休み終わった…」グゥゥ…



ガラガラ!



ハゲ「おい水奈月!お前なんで昼休み職員室に来なかったんだ!!……ちょっと待って!?何でハゲ表記なの!?せめて教師付けてお願いだから!」


セイヤ「俺は今腹減ってイライラしてんだよ…黙らねぇならリーブ21の予約キャンセル入れるぞコラ…」イライラ…


ハゲ「な、何で私がリーブ21に通っている事を……あ、今の無し!先生行ってないから!リーブ21になんて行ってないからぁぁぁぁ!!」


さとり『あの男の思考に…私への罵倒の言葉が無かった…どうして…?』



放課後♪



アリス「セイヤ!部活行こ♪」スタスタ


セイヤ「お前は演劇部に顔出せよアリス…」


アリス「ん〜…後ででいいよ☆」


セイヤ『何の為に演劇の練習したんだよ…俺達は…』はぁ…


さとり「…」ガタッ…スタスタ…


女子a「ちょっと古明地さん…少しお話でもしない?」


女子b「ちょっとa!古明地さんと話す事なんて何も無いでしょうw」あははは!


女子c「そうそうwだって心が読める化け物!だもんねw」あははは!


さとり「っ」ズキッ…


女子a「いいからほら!さっさと来なさいよ!」グイッ!


パシャっ…


女子a「……は?」ポタポタ…


セイヤ「あー悪い悪い…余りに綺麗な顔面なんで花瓶の水で水の滴るいい女演出しようと思ったら逆効果だったわー…」つ花瓶


アリス「せ、セイヤ!?いきなり何やってるの!?」


セイヤ「胸糞悪いんだよ…てめぇら、俺がキレねぇ内に失せろ…じゃねぇとその顔面蹴り飛ばすぞ…」ギロッ…!!


女子b・c「「ヒッ!」」ビクビクッ!


女子a「あ、あんた!私達にこんな事してタダで済むと!ガシャァァァァアアアン!!…思って……るの…」


セイヤ「失せろ…!!」ギロッ!!



タッタッタッタッタッタッ!!



セイヤ「悪いな机…お前は悪くないのに…」机起こす…


机「へっ…いい蹴りだったぜ?兄ちゃん…」


セイヤ「そう言って貰えると嬉しいよ…」ニコ


アリス「せ、セイヤ…?何で机に向かって喋り掛けてるの?」


セイヤ「いや蹴っ飛ばしたから…?」


アリス「それよりもあの子達どうするの?あんな事しちゃって…」


セイヤ「知るか…興味ないな」スタスタ


「待ってください!」


セイヤ「ん?」クル…


さとり「どうして…助けてくれたんですか?」


セイヤ「……別に、あいつらが気に入らなかった…唯それだけだ…」クル…スタスタスタスタ…


アリス「あっ!待ってよセイヤ!」タッタッタッ…



ガラガラ……ガラガラバタン…



さとり『今度は…私の事を心配して……助けてくれた……何で…?どうして…?』




翌日の朝…



さとり「…」スタスタ…



おいまた化け物が登校してるぞ?


この学校ってどうなってるんだろうな?


気持ち悪い…


さっさと学校辞めて死ねよ…



さとり『もう嫌…辛い…苦しい…何で私だけ…どうして…』ウルウル…スタスタ…



〜校舎裏〜



さとり「えぐっ…ひっく…うぇぇ…」ボロボロ…



おい…立てよ…


た、頼む…もうやめてくれぇ…


お、お前…た、退学になるぞぉ!?



さとり「ぐすっ…声……喧嘩…?」スク…スタスタ…


ちら…



セイヤ「はぁ〜ん…ならこの写真、校内ホームページに載せるがそれで良いんだな?」スマホチラチラ…


男子a「ひ、卑怯だぞ!」


ドゴォッッッ!!


男子a「ォェェエエ…」バチャバチャ…


男子b「ひ、ひぃぃぃ…!!」ガクブル…


セイヤ「卑怯なのはてめぇらだ…古明地の机に死ねだの何だの落書きしやがって…」スタスタ…


男子b「た、助け…ズガッッッッ!!」


ズザァァァ!


セイヤ「…」ヒュッッ!!


バキィァッ!!


男子a「コァッッ!?」バタッ…


男子a「オェェ…ゲホッゲホッ…」ポタポタ…


男子b「ァァ…あぁ…」鼻血ボタボタ…


セイヤ「先公にチクったらてめぇらも退学だ…そこら辺よく考えて行動する事だな…分かったら今すぐ消えろ…」


男子a「ゥァォ…」スクッ…フラ…フラフラ


男子b「ぐ、グゾゥ…」ボタボタ…フラフラ…



セイヤ「お〜♪さっぱりした☆…さて、一時限目は………面倒臭いからサボろ♨︎」イヤホン付ける…


セイヤ「矮小さく惨めに生きた生命が死んではドアを叩くでしょう…」〜♪



スタスタスタスタ…



さとり「…ねぇ」


セイヤ「ようこそ我が…ってなんだ古明地か、どうしたんだこんな所で…もうすぐホームルーム始まるぞ?」イヤホン外す…


さとり「さっきの男達との喧嘩…見させて貰いました…」


セイヤ「あっそ…で?」


さとり「どうして…2度も私を助けてくれたんですか?」


セイヤ「別に、唯の気まぐれだ…深い意味は無い…」


さとり「私に関わると…あなたも虐められますよ?」


セイヤ「別に興味ないね。虐められたらそいつら全員纏めて潰すだけだ」


さとり「……強いんですね」


セイヤ「俺は強くなんか無い…力だけの強さなんて…本当の強さじゃ無いからな…」


さとり「それでも…私よりは…強いですよ」


セイヤ「あんた心が読めるんだろ?俺の心…どうだった?変じゃ無かったか?」


さとり「とても綺麗で…まるで夜空に輝く星々と…丸いお月様みたいな心でした…」


セイヤ「恥ずい!めっちゃ恥ずいんだけどそれ!俺そんな心持ってるのか!?」


さとり「…」


セイヤ「どうしたんだよいきなり黙って…」


さとり「……私は…小さい頃から、この変な能力の所為で虐められてきました…中学に上がってもそれは変わらなくて…高校では頑張って友達を作って楽しい学校生活を送ろう…そう思って入学して…でも小学校の頃の同級生がクラスに居て…友達を作る前に…えぐっ…虐めぐすっられ…て…皆に死ねって言われてエグ…学校に来るなってうぇっく…言われて…辛かった…悲しかった…苦しかった…」ボロボロ…


セイヤ「…」


さとり「私は普通の…学校生活を送りたい…えぐえぐっ…だけなのに…グスッ…どうしてぇ…うぇぇぇぇん!!」ボロボロ…


スク…スタスタ…


ギュゥゥ…


セイヤ「だったら…俺があんたの側に居てやる……これからあんたは…俺が護ってやる…だからもう…泣くな…」ぎゅぅぅ…


さとり「うぇっく…ぅ、うわぁぁぁぁぁん!」ぎゅぅぅぅ…






セイヤ「落ち着いたか?」なでなで…


さとり「…」コクン…


セイヤ「ま、これから宜しくな?古明地…」なでなで…


さとり「……り」ボソ…


セイヤ「ん?」


さとり「さとりって…呼んで…私もセイヤって呼ぶから…」


セイヤ「あぁ…さとり」ニコ


さとり「っ///」ドキンッ!


セイヤ「どうした?顔赤いぞ?泣き腫らした所為か?」


さとり『な、何…この気持ち…暖かくて……彼の顔を見ると…心臓の鼓動が…///』ドッキンドッキン…


セイヤ「あぁそれとさとり、お前敬語で喋ってるだろ?あれやめてくれ…何だかムズ痒くて慣れない…」


さとり『これが…恋?…男の人を好きになったの…初めてだから…よく分からないわ…///』ドッキンドッキン…


さとり「分かったわ…これから宜しく…せ、セイヤ…?///」ニコ…


セイヤ「何だ…思った通りだ…笑った顔、可愛いな…さとり」ニコ


さとり「///」プシュ〜…


セイヤ「さて…まだ一時限目の途中だが教室に戻るのか?…俺はこのままここでサボるつもりだが…」


さとり「私も…せ、セイヤと一緒に…サボるわ…///」ドキドキ…


セイヤ「意外だな…そういうのに厳しいと思ってたんだが…」座る…


さとり『セイヤの心の中…本当に綺麗、それに…私と一緒にサボれて…う、嬉しいって思ってくれてる…///』ドキドキ…


セイヤ『俺の思ってる事…筒抜けなんだろうな…はははは』遠い目…



暫くして…



セイヤ「それでさとり…何でくっ付いてるんだ…?」パズドラドラ☆


さとり『この気持ち…///凄く心地いい…///』ピトー…


セイヤ「あり…負けちった」GameOver…


さとり「せ、セイヤ…良かったらお昼…一緒に食べない?///」


セイヤ「ん?俺は構わないが…」


さとり「で、出来ればその…///ふふ、2人きりで…///」


セイヤ「それじゃあ中庭ででも食べるか…」


さとり『全然嫌がらない…///嬉しい…///』




一時限目終了につき…




ガラリラリラッ☆



セイヤ「…」スタスタ


男子a・b「「ひっ!?」」ビクッ!


ハゲ「おい水奈月に古明地!お前ら2人何処に行ってたんだ授業サボって!」


セイヤ「黙れハゲ…波平みたいになりたくねぇなら今すぐリーブ21に帰れ…」


ハゲ「だからリーブ21なんて行ってないって言ってるだろうが!水奈月はともかく古明地まで授業をサボって!」


セイヤ「はいはい、言いたい事は分かったから早く職員室に帰れハゲ…」ヒラヒラ…


ハゲ「ぐぬぬ…この不良生徒めぇ…」


セイヤ「不良で結構コケコッコー…」スタスタ


アリス「また授業サボって…霊夢達に怒られるよ?」


セイヤ「同じクラスじゃ無いから問題無いだろ…」


アリス「それに古明地さんまで授業サボるなんて…2人で何かやってたの?」


セイヤ「別に…どうだっていいだろ」フイッ…


アリス「むぅ〜…」頰プクー☆



昼休み〜…



ガラガラ…



魔理沙「おーうセイヤー!お昼一緒に食べようぜー!」スタスタ


セイヤ「悪いが今日は先約が居るんだ…お前らで適当に食べてくれ…」ガタッ…


霊夢「先約って?」


さとり「せ、セイヤ…その…///」モジモジ…


レミリア「誰よこの子…」


セイヤ「さっき言った先約だ…それじゃあさとり、中庭で良いか?」スタスタ


さとり「え、えぇ…///」スタスタ


咲夜「だ、誰ですかね…あの女の子…」


魔理沙「ま、まさかセイヤのか、彼女とか…か?」ガクブル…


アリス「多分違うよ…あの子は私達と同じクラスメイトの古明地さとりさん…」


レミリア「ず、随分とセイヤに馴れ馴れしいわよね…」ぷるぷる…


アリス「あの子は…ちょっと訳ありなんだよ…」


霊夢「…その話、聞かせてもらえる?」


アリス「お昼食べながら話そうか…」スタスタ


咲夜「何やら面倒事があるようですね…」スタスタ


レミリア「う〜…セイヤとお昼…」スタスタ…


魔理沙「まぁ〜た厄介事かぁ〜…セイヤは何に首突っ込んでいるのやら…だぜ」スタスタ




中庭☆




さとり「セイヤは購買のパンなのね…」お弁当出す…


セイヤ「まぁな、自分で朝早く起きて弁当作るなんて面倒臭いからな…」パリッ…モグ…


さとり「セイヤって料理が出来るの?」パク…


セイヤ「人並みにはな、一人暮らしだから自然と覚えたって感じだ」ゴクゴク…


さとり「セイヤの両親は?」


セイヤ「居ないよ…中学2年の時に交通事故で死んだ…」カン…


さとり「ご、ごめんなさい…」しゅん…


セイヤ「さとりが謝る事じゃ無いだろ…それに俺と一緒に居るなら嫌でも読めるんだろ?」


さとり「それが…セイヤの心の奥深くにある…変な扉の様な物の所為で…詳しい事は読めないのよ」パクン…


セイヤ「何だよその扉の様な物って…」モグ…


ふるふる…


さとり「分からないわ…セイヤってもしかして………他人に一線を引いてる?」


セイヤ「っ!!……厄介な奴だな…あんた」ゴク…


さとり「っ…ご、ごめんなさい!き、嫌いにならないで!セイヤが居なくちゃ…私…私…」ウルウル…


セイヤ「悪い…言い方が悪かったな、確かに俺は…他人と一線を引いてる様な気がする…俺は…他人と接する事が怖いんだ…」


さとり「他人と接するのが…怖い…?」


セイヤ「色々あったんだよ俺も…中学の時にな…」


さとり「セイヤが…?」


セイヤ「両親を失って…親友を失って…その後にも護りたい人達が見つかったが…何も出来ないまま、何も言えないまま…俺はこの学校に来た…」ゴク…


カン…


セイヤ「まぁでも…ある人達のお陰で…一応俺は今ここに居られるんだ…その人達には感謝はしてる…でも、どうしても俺は…他人に心を許す事が出来ないんだ」


さとり「セイヤ…」


セイヤ「まぁでもこれからは少しずつでも慣れていければ良いななんて思ってるんだ……さとりを護る為にも…な?」ニコ


さとり「う、うん…///」ドキッ…



それよりパン2つじゃ足らなかったな…


良かったら私のお弁当、分けてあげるわよ?


いいのか?


えぇ、ほら…あ、あ〜ん…///


いや、恥ずかしいから止めてくれ…



渡り廊下…



女子a「ちっ…」


女子b「どうするa、古明地の奴…かなり調子乗ってきてるわよ?」


女子c「やっちゃう?」


女子a「当たり前でしょ…徹底的に潰すわよ…」




女子トイレ…



さとり『これから…本当の学校生活が送れるようになるのかしら…』


「聞こえる〜?古明地さ〜ん♪」


さとり「ひっ!?」ビクゥ!


「ひっ!だってよぉ〜?可愛い〜❤︎」


「あんた、あの根暗が居るからって調子乗ってるでしょ?」


さとり「そ、そんな…調子になんて乗って…ません…」ブルブル…


「あっそ〜♪ま、私達には関係無いけどなんかムカつくのよねぇー……と、言う訳でbやっちゃって☆」


「はぁーい♪」ぐっっ…!



バシャァァァアア!!



さとり「つ、冷たい!」ビクッ…


「ま、古臭いけど効果は覿面だよねぇ〜この方法って…」ガコン…


「あの根暗にチクったら次はこんなもんじゃ済まないから覚悟しときなよね…古明地さん☆」


「a怖すぎぃ〜!」あははは!


さとり「ひっく…ぇぐ…」ボロボロ…


「ったく…媚び諂ってんじゃねぇぞクソ女ぁぁ!!」ガァァン!


さとり「ひっ!!ご、ごめんなさい…ごめんなさい…」ブルブル…ボロボロ…


「ほらほらaもう行こう?次の授業遅れちゃうよ?」スタスタ


「次は体育だし着替える事が出来て良かったねぇ〜♪」スタスタ


「あぁ〜♪スッキリしたぁ〜♪」スタスタ


さとり「うぇぇぇぇん…」ボロボロボロボロ…




1年1組 教室




アリス「セイヤ、次は体育だよ?男子は出て行かないと変態扱いされるよ?」バックドン…


セイヤ「残念だったなアリス…俺は既に変態扱いされてるよ…変人扱いもされてるがな…」ははは…


アリス「自虐らないでよ…セイヤ…」悲しい人を見る目…


セイヤ「そんな目で俺を見ないでくれ…」スタスタ



校庭…



女体育教師「は〜い、じゃあ今日は男子はサッカー、女子はソフトボールに別れて下さいねぇ〜?」


「はぁ〜い…」


女体育教師「あら?古明地さんは今日お休みですか?」


女子a「知りませ〜んw♪」


女子b「てゆ〜か古明地って誰よw?」あははは!


女子c「さぁw?」あははは!


アリス「あ、あの!私探しに行って来ます!」


セイヤ「アリスは授業受けてろ…俺が探してくる…」スタスタ


女体育教師「み、水奈月君!またサボりですか!?いい加減にしなさい!」


セイヤ「あぁん…?」ギロッ!


女体育教師「ひっ!?」ビクッ!


男子a「うわ、女に向かってあんな目付き出来んだなあいつ…」


男子b「だな、何で霊夢ちゃん達はあいつと部活動なんて出来るんだろうな?」


男子c「言えてる言えてる、アリスちゃんも可愛いのに勿体ねぇよなぁ…」


セイヤ「…」スタスタ


アリス「セイヤ…古明地さんの事…お願いね?」


セイヤ「あぁ…」ニコ スタスタ



女子トイレ…



さとり「えぐえぐっ…ひっく…」ボロボロ…


ドンッ…扉に背を付ける


さとり「ひっ!?」ビクゥ…


「また泣いてるのか…?さとり…」


さとり「セイ…ヤ…?」ボロボロ…


「またあいつらか…」


さとり「あ、あの人達は関係ないわ…私が勝手にグスッ……一人で…ひっく……泣いてる…だけよ…」ボロボロ…


「さとりがそう言うなら…そうなんだろうな…」


さとり「そう…よ…だからぇぐ…気にしない…で…ひっく…」ボロボロ…


「さとり…頼むから泣かないでくれ、それと差し支え無いなら出てきてほしい…」


さとり「嫌…よ…」ボロボロ…


「頼む…今さとりが出てきてくれないなら………俺はあいつらを殺しに行かなくちゃならなくなる…」


さとり「そ、それは…やめて…私なんかの為に…セイヤがそんな事する必要なんて…どこにもないから…」ボロボロ…


ガチャ…


セイヤ「ビショ濡れだな…」ギュッ…


さとり「抱き締めないで…セイヤの体操服が…濡れちゃうわ…」ボロボロ…


セイヤ「体操服の替えなんて幾らでもある…でも…さとりは、たった一人しか居ないだろ…」ぎゅぅぅ…


さとり「セイ…ヤぁ…」ぎゅぅぅ…ボロボロ…


セイヤ「さとり…俺はお前のその能力も…そしてお前自身の事も…好きだ」ぎゅぅぅ…


さとり「それって…どういう意味…?///」ぎゅぅぅ…ボロボロ…


セイヤ「分からない…でも…俺の護りたいと想う人達は…もう誰も……傷付けさせない」ぎゅぅぅ…


さとり「うん……うん///」ぎゅぅぅ…ボロボロ…



女子トイレ外…



女子a「…」ギリギリ…


女子b「どうすんのa…あいつ完璧に調子乗ってくるよ?」


女子a「ねぇc…あんたの彼氏の友達、童貞の奴等居るんでしょ?」


女子c「a…あんたまさか」


女子a「二度と表歩けない位に可愛がってあげるわ…古明地さん」ニコォォ…



放課後…



さとり「セイヤ…やっぱりまだ私には早いわよ…」ぶるぶる…


セイヤ「今から怯えててどうすんだよ…変わりたいっていったのはお前だろ…」はぁ


さとり「で、でも…」


セイヤ「今アリス達が霊夢達呼びに行ってるから早く緊張解けって…俺が言うのも何だがかなりいい奴等だよ、だから心配すんなって…」ポン…なでなで…


さとり「え、えぇ…///」ドキドキ…


ハゲ「こらぁ水奈月ぃ!!今度こそ職員室に来い!!来なけりゃ生徒指導で反省分書かせるぞぉ!!」ガァー!


セイヤ「ちっ…ハゲのお出ましか…」ガタッ…


さとり「い、行ってらっしゃい…」


セイヤ「直ぐ戻るから霊夢達が来たら伝えておいてくれ…」スタスタ


さとり「分かったわ…」ニコ


ハゲ「早く来いこの不良木偶の坊!」ガシッ!


セイヤ「掴むなハゲが移るだろ!」


ハゲ「移りません〜!ハゲは移りませんよこのお馬鹿さん〜!それに先生ハゲてないからね?全っ然ハゲてないからね!?これっぽちもハゲてませんけど何かぁぁぁ!?」ウルウル


セイヤ「謝るんで許してヒヤシンス…」スタスタ


ハゲ「分かればいいんだよぉ…」スタスタ…



ガラガラ…ガラガラピシャ…



さとり『皆が来るまで読書でもしていましょう…』ペラ…


「古明地さぁ〜ん?」


さとり「ひっ…な、何か…用ですか?」ビクビク…


女子b「ちょっと付き合って欲しい所が有るんだけどぉ〜…」


さとり「ひ、人を待っているから…そ、その頼みは聞けません…」ビクビク…


女子c「あっそぉ〜…ならあの根暗、私達の先輩に潰してもらおっかぁ〜…」ニコ


さとり「…え?」


女子a「私達の先輩、暴走族に入っててさぁ…人数も多くて30人でチーム組んでるんだよねぇ…」


さとり「せ、セイヤには…手を出さないで…下さい…お願いします…」ビクビク…


女子b「だったら付き合ってくれるよねぇ?」ニコ


さとり「は、はい…」スク…スタスタ…



ガラガラ…ガラガラピシャ…





スタスタスタスタスタスタ…



ガラリラッ☆



バッ!!



霊夢「博麗神社の美人看板巫女!古明地さとりとやら!さぁさぁ私にGive!Me!Money!!博麗霊夢…見参!!」シャキーン☆


咲夜「PADじゃ無くて生乳です!完全で瀟洒な人間を目指して日々精進!十六夜咲夜…推参!」シャキーン☆


レミリア「私こそがカリスマの原点!完全無欠の吸血鬼!今夜も楽しい夜になりそうね…レミリア・スカーレット…降臨!」シャキーン☆


アリス「全ての人形は私の物!あなたも操ってあげましょうか?人形使いアリス・マーガロイド…参上!」シャキーン☆


霊夢・咲夜・レミリア・アリス「「「「そしてここに御座すが我等が団長!!」」」」バッ!


魔理沙「天下無敵で神出鬼没…!百鬼夜行をぶった斬り…!弱気を助け強きを挫く…!誰かを助け隊の団長、霧雨魔理沙たぁ〜私の事でぇーーい!!」いよ〜っ!ポポンッ!!



し〜ん…



霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス「「「「「だ、誰も(居ないぜ…・居ませんね…)居ないわね…」」」」」ヒューーーーーーー…


霊夢「どういう事よ…誰も居ないじゃ無いのよ…」


咲夜「無駄に口上を言ってしまった様ですね…」


レミリア「帰っちゃったんじゃないかしら…」


アリス「それは無いよ…それにセイヤも居ないし……まさかっ!!」


魔理沙「どうしたんだアリス?」


ガラガラ…


クラスメイト男子「ヤバいヤバい!教科書忘れちまったよ!」タッタッタッ…


アリス「ね、ねぇ!男子君!古明地さん何処に行ったか知らない!?」


クラスメイト男子「え?えっと確か女子aさん達とどっか行ったけど?」


アリス「どうしよう…そ、そうだセイヤは!?」


クラスメイト男子「根暗なら先生に職員室連れて行かれてたけど…」


アリス「セイヤに知らせないとっ!!」タッタッタッタッタッタッ!


魔理沙「お、おいアリス!説明してくれ!何がどうなってるんだよ!」


アリス「魔理沙達に話したよね…古明地さんの事…」


咲夜「は、はい…確か虐められてるって…」


アリス「古明地さんを連れて行ったのが…主犯の女の子達なんだよ…」ぷるぷる


レミリア「と、という事は…」ガクブル


アリス「状況は最悪だね…早くセイヤに知らせないとっ!!」タッタッタッ!


霊夢「私達も手分けして探すわ!」タッタッタッ!


アリス「お願いね!!」ガラガラ!タッタッタッタッタッタッ!



職員室(生徒指導室)



ハゲ「全く…水奈月は何で素行がそんなに悪いんだ…紫先生や藍学園長からは聞いてるんだぞ?」


セイヤ「別に…あんたには関係無いだろ」


ハゲ「埒が明かないな…」はぁ…


「失礼します!!」


ハゲ「何だアリス君…今このお馬鹿を生徒指導中なんだが…」


アリス「せ、セイヤ…古明地さんが…女子a達に連れて行かれたって…」はぁ…はぁ…


セイヤ「っ!!」ガタッ!


アリス「霊夢達も探してくれてるから…セイヤも…古明地さんを探すの…手伝って…」はぁ…はぁ…


セイヤ「分かった…」ダッ!


ガシッ…


ハゲ「まだ生徒指導の途中だぞ水奈月!」


セイヤ「離せ!!」ギロッッ!!


ハゲ「っ…駄目だ!!」


セイヤ「……先生、お願いですから…離してください…お願いします…」ペコ…


ハゲ「み、水奈月…?」


セイヤ「今までの非礼や暴言は全て謝ります…だから離してください…」


ハゲ「ど、どうしたんだ…いきなり…」


セイヤ「俺は…さとりを護るって決めた…だから俺の全てを掛けて護らなくちゃならない…たとえ…誰かを殺す事になったとしても…」


ハゲ「水奈月…お前、何を言って…」バッッ!


タッタッタッタッタッタッ!!


アリス「す、すみませんハゲ!失礼します!」タッタッタッタッタッタッ!


ハゲ「おいアリス君!今ハゲって言ったよね!?しかも呼び捨てでハゲ呼ばわりしたよね!?先生付けないでハゲって言ったよねアリス君ーーーーーーー!?」




空き部室…




女子a「ほら、早く入れよ古明地…」


さとり「こ、ここで…何をするんですか?」ビクビク…


女子b「入りゃあ分かるからとっとと入れ…他の奴等が来るだろうが…」ドンッ…


女子c「ま、拒むんならあの根暗がボコられるだけだから良いんだけどねぇ♪」



ガチャ…バタン…カチ…



先輩男子a「お、この子がさとりちゃん?可愛いじゃん♪」スパ〜…


先輩男子b「うわマジだ!こんな可愛い子で童貞捨てられるなんて俺らラッキーだな!」フゥ〜…


女彼氏「ガッつき過ぎだろおめぇら…」クチャクチャ…


先輩女子a「面白い物観れるっていうから来たけどマジで面白そうじゃん!」


先輩女子「動画撮って一儲けとか出来そうじゃない?」あはは!


先輩男子c「それよか早くヤろうぜ?俺もうヤバくてよ…」


女子b「さっすが童貞先輩w」


先輩男子c「うっせw」ヘラヘラ


さとり「な、何…この人達…」ガクガクブルブル…


女子a「何って見りゃ分かんでしょw?あんたはこれからこの先輩達にレイプされんのよw」


さとり「そ、そんな…」ウルウル…ガクガク…


先輩男子c「それじゃ俺からでいいか?」


先輩男子d「おめぇの後とかマジで勘弁なんだけどw」


先輩男子c「どうせ夜通しヤるんだから関係ねぇだろっ…と!」ガシッ!


さとり「や、やめて!離して!」ジタバタ!


先輩男子c「…ちっ!」パァァン!


さとり「………え?」ヒリヒリ…


先輩男子c「あんま調子乗ってると速攻犯すぞ?」ググッ…


ドサッ!


先輩男子c「何だよ白かよ…ま、ヤる分には関係ねぇよな?」カチャカチャ…


女彼氏「おいおい早ぇなwこれだから童貞はw」


先輩男子e「おいさっさと射精して代われよなぁ…」


先輩男子a「ば〜かw!童貞は早漏だって相場は決まってんだよw」ヘラヘラ


先輩男子e「確かにそうだなw」ヘラヘラ


先輩男子c「おらてめぇも脱げよ!」グイッ!


さとり「い、嫌!お願いだから触らないで!」グググッ…


先輩男子c「おらぁ!!」バキィ!


さとり「ウッ!」ゲホッ…


先輩女子a「うわぁ〜cやる事派手だねぇ〜w」


先輩女子b「きっとヤる事も派手だよw」


先輩男子d「誰うまだよw」ヘラヘラ




さとり「ひっく…グスッ…」下着姿…


先輩男子c「さぁ〜て…それじゃあ童貞捨てさせて貰いましょっか♪」ズルッ


さとり「い、嫌…助けて…セイヤ…」ボロボロ


女子a「子の後に及んで根暗かよw…あいつは助けになんて来ねぇよw」


女子b「今頃あのハゲに説教食らってる所だろうしねw」


先輩男子c「あ〜ヤベェ…マジで興奮してくるわぁ〜…それじゃあさとりちゃんの初めて頂きまゴギィィッ!!!…す…」ドサッ…


女子c「は?」


「俺も実は童貞なんだよなぁ…俺も混ぜてくれよ…先輩方…」スタスタ


女子a「ね、根暗…何でここに!?そ、それに鍵掛けた筈なのにどうやって…」ガクガク…


セイヤ「壊した…以上…」スタスタ


さとり「せ、セイヤ…」ボロボロ…


セイヤ「また…泣かせちゃったな…」上着掛ける…


さとり「セイヤ…セイヤ…セイヤぁぁぁ!!」ぎゅぅぅ…


セイヤ「もう大丈夫だ…早くここから逃げろ…な?」


さとり「せ、セイヤは…?」ボロボロ…


セイヤ「……あいつら全員…病院で寝たきりの生活させてやる」ギロッッッ!!!


さとり「わ、私もここに…居るわ」ボロボロ…


セイヤ「さとりには……見せたく無いんだ…黙ってこの部室から出て行ってくれ」ニコ…


さとり『凄く…悲しい表情…』ボロボロ…


さとり「わ、分かったわ…」スクッ…フラフラ…


女子c「お、おい待てよ!」ガシッ!ゴギィィッ!!


女子c「ギャァァァアア!?」ドサッ!


さとり「っ!?」ビクゥッ!


「振り返るな!!さっさと逃げろ!!」


さとり「っ!!」タッタッタッ!


バタン…


女彼氏「てめぇ…タダで済むと思うなよ?」スクッ…


セイヤ「はははは…!はははははは…!はははははハハハハハハハハハハハハハッ!!」ユラユラ…


先輩女子b「な、何こいつ…頭イカれちゃったの?」ヒキッ…


ヒュッッッッッ!!


ゴギィィッッ!!!


先輩女子b「ゴェアッッ!?」ドサッ…


ゴッッ!!ゴッッ!!ゴッッ!!ゴッッ!!


先輩女子b「」ゴチュッ!ゴチュッ!ゴチュッ!ゴチュッ!


先輩男子e「て、てめぇっ!!」ブンッ!


ガシッ…ゴギィィッッッ!!


先輩男子e「ウワァァァァアア!?う、腕ガァァァァアアアア!?」ブラァ〜ン…


セイヤ「もう片方…」ガシッ…ゴギィィッッ!!


先輩男子e「ウワァァァァアア!!ウワァァァァアア!!」ガクッ…


セイヤ「うるせ…」ドゴォォッッ!!


ゴチュッッッ!!


ドサッ…


先輩男子e「」ボタボタボタボタ…


セイヤ「……次」ニコ…



部室外…



ゴチュッッ!!ドチュッッ!!ガンッガンッガンッ!!バギィィッッッ!!ブチュッッ!!グチャグチャグチャグチャ…


「や、やめてくれ!!く、来るな!!あ、あぁ…ゴギィィッッッ!!ギャァァァア!?」ブチュッッッゴギッッッ!!グギィッッ!!


「お、俺は何も悪くないっ!」ダッ!


バタンッ!!


女彼氏「た、頼むっ!!古明地さん!先生呼んで来てくれ!!」ガシッッッ!!


「駄目だろ…玩具が逃げ出しちゃ……一名様…ご案内ぃ…」ズルズルズルズル…


女彼氏「は、離して下さい!お願いします!も、もうこんな事しませんから!!」ボロボロ…


「なら………死ね」グンッッ!ドォォォオオン!


バタンッッ!!


グチャッ!ゴチュッッ!ガンッッ!ガンッガンッ!ガンッ!ガァァァンッッ!!ズルズルズルズルズルズル…



さとり『せ、セイヤの…こ、心の奥の扉……ま、真っ黒だった………セイヤの目の色と同じ……深淵…』ガクガクブルブル…



タッタッタッタッタッタッ!



霊夢「いた!紫こっちよ!」


魔理沙「お、おいさとり…だっけか?大丈夫か?」


咲夜「そ、それは男子の制服…中にセイヤが居るんですか!?」


さとり「あ…ぁ…セイヤが…中で…」ガクガクブルブル…


紫「落ち着いて…セイヤが中に居るのね?」


さとり「わ、私をた、助けてくれて…で、でも中で私を、お、犯そうとした奴等を…」ガクガクブルブル…


紫「っ!!ま、まさかっ!!」ダッ!


レミリア「ゆ、紫先生っ!?」



バンッ!!



紫「セイヤ!!…っ!?」ビクッ…



セイヤ「あ〜あ…」ゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッゴチュッ…


先輩男子c「」ボタボタボタボタボタ…


紫「あ、辺り一面血だらけ…あんたがやったの?セイヤ…」ふるふる…


セイヤ「おい…さとりに何しようとしたんだっけか?」ゴチュッ…


先輩男子c「」ドチュッ…


セイヤ「あ〜…確か犯そうとしたんだったっけぇ…根性あるなっっっっ!!!」ドゴォォォォッッッッ



ドチャッッ…ズルズルズルズルドサッ…



セイヤ「……血の音だけじゃ満足出来ないな…やっぱ骨とか悲鳴とかじゃないと♪」ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!


スタスタスタスタ…



ガシッッ…ブンッッ!!



バァァァアアンッ!!



全員「っ!?」ビクゥッ!!



ザザザザザーーーーー…スクッ…



セイヤ「何だ…邪魔…」スタスタ…


肩ガシッ…


紫「セイヤ…あんた何するつもり…?」


セイヤ「知らね…」グイッ…スタスタ…


ドゴォォォォ!!


セイヤ「っ!?」ドサッ…


紫「やめなさい…命令よ」


ブンッッ!


紫「っ!?」ガッ!!


バッ…


セイヤ「…」ユラユラ…


紫「……どうやら力づくじゃ無いと無理そうね!」ダッ!



霊夢「え、何…あんなセイヤ…見た事無いわ…」ブルブル、


魔理沙「そ、それに…全身が血だらけだぜ…」ブルブル


咲夜「み、皆さん…あ、あれ…」指差す…


アリス「な、何…咲夜?…ひっ!?ぶ、部室が…部室が…血だらけ…」ブルブル…


レミリア「あ、あれ…セイヤがやったの?」ブルブル…



紫「…」ゴッッ!!


セイヤ「ゴホッ…!ゲホッ…!」ガクッ…


紫「!!」バギィィッッ!!


ドサッ…


セイヤ「…」グググッ…ボタボタ…


紫「ごめんね◯◯…ごめんねセイヤ…」ポロポロ…ググググググッッッッッ!!



ドゴォォォォオオオン!!!!



グググ…ググッ…ぱた…



セイヤ「」


紫「ごめん…ごめんね…」グシグシ…


霊夢「紫…せ、セイヤは…」


紫「セイヤを保健室に…頼める?皆…」ニコ…


咲夜「は、はい!セイヤ…しっかりして下さい…」肩貸す…


レミリア「完全に気を失っているわ…咲夜、一人じゃ辛いでしょ?私も手伝うわ…」肩貸す…


魔理沙「セイヤとレミリアとじゃ身長差が……今はふざけてる場合じゃ無かったぜ…」スタスタ…


紫「古明地さん、そんな姿を他の人に見られるのは嫌でしょ?あなたも保健室に行って来なさい…」ニコ


さとり「は、はい…」スタスタ…


紫「救急車を呼ばないと…幸い命に別状は無いみたいだけれど」


アリス「あの…紫先生、さっきのセイヤは……本当にセイヤだったんですか?」


紫「……それは色々終わってから話すわ…霊夢、アリスちゃんを連れて早く保健室に…」


霊夢「紫、ちゃんと説明して貰うわよ?」


紫「必ず話すわ…だから今は引いて頂戴…お願い…」


霊夢「…分かったわ、行きましょうアリス?」スタスタ…


アリス「う、うん…」スタスタ…



スタスタスタスタ…



紫「また約束…破っちゃったわね…◯◯」ポロポロ…




〜保健室〜





セイヤ「すぅ…すぅ…」


さとり「…」



永琳「ふぅ…まぁセイヤ君は大丈夫そうね」


紫「そう…ありがとね、永琳…」


永琳「別にいいわよこれ位…それよりもセイヤ君にやられた子達は?」


紫「重症者が4人…他の子達も手酷くやられていたわ…」


永琳「…そう、それとセイヤ君の制服のポケットからスマホが出てきたんだけれど…」つスマホ


紫「ボイスレコード機能……あの子達はやっぱり古明地さんに乱暴しようとしていたみたいね…」


永琳「それでもあれはやり過ぎよ…一歩間違えれば死んでいてもおかしくない様な怪我だったわ…」


紫「それを今から…霊夢達にも話さなければならないのよね…」


永琳「私は粗方聞いたからアレだけれど……霊夢ちゃん達は堪えられるのかしら…」


紫「それは話してみなければ分からない事よ…永琳は…それを聞いた時……どう思った?」


永琳「……凄く悲しい気持ちになったのは確かね…セイヤ君は嫌がるだろうけれど…同情したわ…」


紫「そう…なら霊夢達を待たせているから…セイヤと古明地さんの事、お願いね?永琳…」スタスタ…


永琳「任せておきなさい…」ニコ…



セイヤ「すぅ…すぅ…」


さとり「セイヤ…」




〜会議室〜



ガチャ…バタンスタスタ…



紫「ふぅ…」ガタガタ…スッ…


霊夢「紫、セイヤは?」


紫「大丈夫よ…今はぐっすり眠ってるわ…」


魔理沙「それで紫先生…あの時のセイヤは一体何だったんだ?こういっちゃ何だが……まるで人殺しの目をしてたぜ…?」


紫「あながち間違いでは無いわ…これから話す事は…他の誰にも言わないと、ここで誓ってちょうだい…」


咲夜「分かりました…」


紫「……セイヤの両親が中学生の時に亡くなったのは知っている?」


レミリア「何度かセイヤの口から聞いたわ…」


紫「父の名前は水奈月則夫、母の名前は水奈月文子、霊夢や魔理沙は知っているからアレだけれど…他の皆は名前までは知らないわよね?」


アリス「はい…」


紫「セイヤは両親を亡くしてから変わってしまったわ…正確には他にも原因は有るのだけれどそれは言えない…」


霊夢「隣町から噂が来るほど荒れてたのよね?」


紫「そうよ…両親の死と、その他の出来事、そして力を行使して手に入れる優越感と興奮…それの所為でセイヤの心の奥深くはどんどん黒く染まっていってしまった…」


魔理沙「心が…黒く…?」


紫「古明地さんから聞いたのだけれどセイヤの心の奥深くには扉の様な物があって、あの時のセイヤは……その扉が開かれていてまるで深淵の様だったって言っていたわ…」


咲夜「深淵…ですか…」


紫「私は昔、文子に頼まれたのよ…もしもの時はセイヤを宜しくねって…」


レミリア「それで一時期セイヤを保護していたのね?」


紫「そういう事…まさかあそこまで荒んでいるとは思っていなかったわ…」


アリス「そんな事があったんですね…」


紫「あの子は感情の起伏が激しい子になってしまったのよ…あなた達を護ろうとする時、またあいつはあの様な残酷な手段に出るかもしれない…その時はあなた達がセイヤを助けてあげて…お願い…」ペコ


霊夢「言われ無くてもそうするわ…」


魔理沙「だぜ!あいつは私達の大切な人だからな!」


咲夜「そうですね…その通りです」ニコ


レミリア「しょ、しょうが無いから私がずっと側に居てあげてもい、いいわよ?///」


アリス「誰もそこまで頼んで無いよ…」ジトー…


紫「ありがとね…皆…」ウルウル…




〜保健室〜




さとり「セイヤ…どうして私の為に、そこまでしてくれるの…?」


セイヤ「すぅ…すぅ…」


さとり「私には…そんな事をしてもらう様な価値なんて…無いのに…」ウルウル…


セイヤ「すぅ…すぅ…」


さとり「…」ポロポロ…


「おい…泣くなって…言ってるだろ…」


さとり「…セイヤ?」ポロポロ…


セイヤ「たく…隣で泣かれると…寝にくいだろ…」


さとり「い、今先生達を…!」スクッ…


ガシッ…


セイヤ「余計な事すんな…」ギュ…


さとり「で、でも…」


セイヤ「今は少しでも…さとりと一緒に居たいんだ…」ギュゥ…


さとり「セイヤはまだ……私の側に居てくれるの…?」ポロ…


セイヤ「もう聞くな……言っただろ…側に居てやるって…」


さとり「…」ポロポロ…


セイヤ「悪いな……さとりや他の奴等には…見せたくなかったのに…」


ふるふる…


さとり「そんな事無いわ…セイヤはどうなったって…セイヤだもの…」ポロポロ…


セイヤ「はは……ならこれからも…宜しくな?…さとり…」ニコ…


さとり「勿論よ…セイヤ…」ニコ…


セイヤ「それじゃ…俺はも少し寝る…」フッ…


さとり「おやすみなさい…セイヤ…」




永琳『彼のこの強い心は…一体何処から来るのでしょうね……誰かを護り通そうとする心…か…私も後少しだけ若かったら…なんて事言うのは野暮よね…?』ふふ…




……………………………………

………………………………

…………………………

……………………

………………

…………

………





こいし「お姉ちゃん…」ポロポロ…


さとり「こいし何泣いてるのよ…」なでなで…


こいし「だって…だってぇ…」ポロポロ…


さとり「私は大丈夫よ…セイヤや霊夢達のお陰で私は変わる事が出来たのだから…」ニコ


霊夢「その後私達の部活に誘ったけど断ったのよね」


魔理沙「まさか自分で部活を作りたいなんて言い出すなんてなぁ…」


さとり「でも自分で変わろうって決めたのだからしょうがないわ…セイヤやあなた達に頼りっきりになるんじゃ意味が無いもの…」


咲夜「さとりは大人ですね…尊敬しますよ」ニコ


レミリア「見た目は小学生だけれどね!」


アリス「はいはい…レミリアちゃん飴ちゃんあげるから少しだけ黙ってましょうねぇ?」つ飴


レミリア「子供扱いしないでちょうだい!……頂くわ…」コロコロ…


パチュリー「レミィ…残念な子…」哀れみの目


妖夢「そんな事があったんですね…知りませんでした…」


さとり「余り自分から進んで話をしようとは思えない様な話だもの…」


幽々子「辛かったでしょうね…これからは私達が付いているから…何でも相談してちょうだい…」ニコ


さとり「はい」ニコ


チルノ「でも聞けば聞くほどセイヤって凄いよね?」


諏訪子「凄い所じゃ済まないよ…中学の時とは本当にスケールの大きさが違うね…」


ルーミア「あの…中学の時の話も充分過ぎる位凄かったですよ?」


早苗「荒れてたってレベルじゃなかったですからね…」


霊夢「ていうかセイヤはまた町眺めてるの?」


魔理沙「飽きないなぁあいつは…」





セイヤ「…」


「ねぇ…セイヤ…」


セイヤ「ん?どうしたフラン?」


フラン「あのね…もし……もしも私が…私じゃ無くなっちゃったら…セイヤは…どうする…?」


セイヤ「…どういう意味だ?」


フラン「………やっぱり何でも無いよ!」ニコ…


セイヤ「変な奴だな…」ポン…なでなで


フラン「セイヤ…これからも……宜しくね?」


セイヤ「?…こちらこそ」ニコ


フラン「私…セイヤが好きだよ…大好き………だから…さよなら…」ボソ…


セイヤ「今何か言ったか?」なでなで


フラン「だから何でも無いよ!ほら!皆の所に戻ろ?」グイッ!


セイヤ「ちょ!おいっ!」タッタッタッ…


フラン「さよなら……私の大好きな人…」つー…




俺はこの時のフランの言葉の意味が分からなかった…そこで気付けていればどれだけ良かっただろう…この時から1週間後……俺は再び思い知らされる事になる、この世界がどれだけ残酷で、理不尽で、悲しい世界であったのかを…そして…この幻想町に……絶望の雨が…降り注ぐ…




〜古明地さとりの過去…そして、フランドールの想い…〜





【完】







【次編予告】





『あのね…もし……もしも私が…私じゃ無くなっちゃったら…セイヤは…どうする…?』




俺は気付いてやれなかった…




『セイヤ…私、セイヤの事が…ずっと好きだったんだ…』




俺だってそうだ…




『セイヤが殺してくれるんだったら…私はそれでいいよ……大好きな人だから…』




そんな事…言わないでくれ…





『セイヤ…最後に一つだけ…私のお願い…聞いて欲しいな…』




叶えてやれなかった…俺が臆病者なばっかりに…




『エッチしよ…?死んじゃう前に…セイヤと一つになりたいんだ……駄目…?』




1人の青年と1人の少女は…想いを確かめ合う…




『俺は…お前を助ける為に…ここに来たんだ…』




全てを失った青年は…




『死ぬまで一緒に居てやるって…約束したのにな…』




狂気に堕ちた少女を救う為に…




『悪いな…約束……守れそうに…ない…』




自らの命を懸けて…




『これが俺の…最初で…最後の………奥義だ…』




少女を狂気の淵から呼び戻す…




『御免な……フラン…皆………さよならだ』ニコ…



青年の命の灯火は…花びらの様に…散ってゆく…呆気無く……しかし……確かに青年は笑っていた……今まで彼女達に向けていた笑顔で…そしてこう呟いた…





『終命ノ型………彼岸花…』





さようなら幻想町…さようなら幻想学園…そして…さようなら………皆…





《狂気を宿した少女、フランドール・スカーレット…そして、水奈月セイヤの最後…》






To Be Continued…


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このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2015-06-27 02:13:06 ID: WR-Aw6XJ

この水奈月セイヤの父親?が言っている台詞、とても良い台詞ですね。
誰かモデルになっている人が居るんですかね?宜しければ返答お願いします

2: 残響 2015-06-27 02:26:22 ID: WR-Aw6XJ

コメント有難うございます。
この台詞は自分の父親が言っていた言葉をかなり弄りまくって出来た台詞です。
いい台詞だと言ってくれた事が自分はとても嬉しいです。
これからも頑張っていきますので宜しくお願いします。

3: SS好きの名無しさん 2015-06-27 03:30:07 ID: tfeZFMbo

一作目から見てるけどやっぱ面白いわ。
更新頑張って下さいm(__)m

4: 残響 2015-06-27 05:18:16 ID: WR-Aw6XJ

勿論です!
これからも頑張って更新して行きますんで宜しくお願いしますorz

5: 残響 2015-06-27 05:26:45 ID: WR-Aw6XJ

これからも厨二展開やら甘々な妄想サクセスストーリー展開になるかも知れませんが皆さん。
生暖かい目で見守って頂けると幸いです。

6: 残響 2015-06-28 07:14:04 ID: 6TJ6wAvs

やめて皆…優しくしないで…調子乗っちゃうから…マジで調子乗っちゃうから……………………マラソン大会どうしよ…ボソ

7: SS好きの名無しさん 2015-06-29 07:03:29 ID: qlT0PTAh

え?何この予告!?次で最終回なの!?

8: SS好きの名無しさん 2015-07-26 14:32:34 ID: f9TpTNqG

終わるん!?終わらんといて!


このSSへのオススメ

3件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2015-06-27 03:28:30 ID: 3QAKMifN

こうゆうの割と好きだわ

2: SS好きの名無しさん 2015-06-28 04:09:53 ID: 6TJ6wAvs

今まで読んで来たssの中でもかなり好きな作品です
これからも頑張って下さい

3: SS好きの名無しさん 2015-06-28 04:26:56 ID: 0uKD35Lo

何故こんな良作を今まで知らなかったのか…


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