2016-02-20 05:54:22 更新

概要

東方私立幻想学園高等学校の続編です

※色々とカオスな事になります(キャラ崩壊注意)

※オリジナル主人公、キャラが登場します

※色々と意見を下さると嬉しいです

※水奈月セイヤのイメージイラストを投稿しました

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=50649900




〜春が来た!…え?それが何?〜





花見兼新入生歓迎会翌日…



チュンチュン…


チチチチッ…



「セイヤ!起きてますかー!」


「セイヤー!学校行こー!」


「ほら早く起きなさい!」



布団「…」zzz



ガチャ…



布団「…」モゾモゾッ…



スタスタスタスタ…



ガチャ…



「やっぱりセイヤ寝てるね…」


「真面に起きていた事が少ないですからね…妹様も覚えておいてください」


「うん!」


「じゃあ咲夜、フランいくわよ?」


「はい、お嬢様!」


「うん!お姉様!」


「「「せーの!」」」


布団「…」zzz


「「「起っきろー!!!!」」」ドスッ!


セイヤ「エアーマンっ!!??」ごほぉ!!!


咲夜「やっぱりこれをやらないと始まりませんね」


フラン「ほらセイヤ起きてー!学校行こ?」ぐいぐい…


レミリア「朝が本当に苦手なのね…私も得意ではないけどここまでじゃ…」はぁ


咲夜・フラン『『絶対お嬢様(お姉様)の方が寝起き悪い(よ)ですよ…』』


セイヤ「ぁぁ…おはよう…」むくっ


咲夜「さぁ、朝御飯作っておきますから着替えて下さい!」


フラン「ほらセイヤ、バンザーイ!!」


セイヤ「ん?ぉぉ…」バンザーイ


フラン「えへへ///このシャツ…セイヤの匂いがする///」くんくん


セイヤ「当たり前だろ…あ、レミリア…Yシャツ取ってくれ…」


レミリア「これね……ってキャアアア!セイヤ!なんで上半身裸なのよ!?」


セイヤ「だから服着るからYシャツ貸してくれ…」ふぁぁ


レミリア「もう///馬鹿ぁ///」チラチラ見ながらYシャツ渡す


セイヤ「悪いな…あぁ腹減った…」スク


フラン「お姉様!私達は咲夜のお手伝いしよ!」


レミリア「え、ええそうね…早く着替えなさい!セイヤ!」


セイヤ「へいへい…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


咲夜「あ、来ましたね。朝食出来てますよ」


セイヤ「あぁ…」グシグシ


フラン「セイヤまだ寝惚けてるの?」


セイヤ「ん?あぁ、昨日あれから家に帰って小説読んでたから寝るの遅くなったんだ…」


レミリア「あら、感心ね。どんな小説なの?」


セイヤ「知らないと思うぞ?悲しみは哀しみ、喜びは悦びって小説」


咲夜「そのような題名の本があるんですか?」


セイヤ「俺の母さんが書いた小説なんだ…世界で一冊しかない本だよ…」


フラン「そうなんだ…」


レミリア「でも何でそれを昨日読んだのかしら?」


セイヤ「まぁ…色々と思う所があってな…気持ちが落ち着かない時はいつも読むんだ…」


咲夜「そうなんですね…で、気持ちの整理はついたんですか?」


セイヤ「お陰様で…な」


フラン「じゃあ気持ちを切り替えて朝御飯食べよう?」


セイヤ「あぁそうだな」


レミリア「じゃあ咲夜、御願い」


咲夜「はいお嬢様、ではいただきます!」


セイヤ・レミリア・フラン「「「いただきます!」」」


今日の朝食は肉と野菜の炒め物、海藻サラダ、豆腐のお味噌汁、出し巻き卵である


セイヤ「そういえば今日は何やるんだっけ…」


咲夜「今日はクラスの係を決めたりする筈です」


フラン「私はどんな係にしようかなぁ…」


レミリア「フランは何かと物をよく壊すから掲示係にでもなりなさい」


フラン「えぇ〜…つまんなそうだからやだー」


咲夜「セイヤは何かやりたい係とかは無いのですか?」


セイヤ「面倒くさいからやりたくない、が本音だ…」


咲夜「聞いた私が馬鹿でした…」


セイヤ「そういやなんで今日はレミリアとフランまで居るんだ?」


フラン「むっ…セイヤは…私とお姉様が…邪魔なの…?」ぐすっ


レミリア「…御免なさいね…咲夜と2人きりの方が…良かったかしら…」ウル


咲夜「…」ギロッ!


セイヤ「っ!?い、いや?嬉しいぞ?レミリアとフランが起こしに来てくれて!」


レミリア・フラン「「ほ、本当…?」」ウルウル


セイヤ・咲夜「「ぐはぁっ!!!」」ブシューーーーー!!


バタッ…


咲夜「まさか…セイヤと…こんな所で…気が合うとは…思いませんでした…」ガク…


セイヤ「これは…耐えるの…無理だろっ…」ガク…


フラン「お姉様ぁ!セイヤと咲夜が鼻血出しながら倒れたー!!」


レミリア「落ち着きなさいフラン!救急箱持ってきて!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜通学路〜



セイヤ「あぁ…朝から疲れた…」フラフラ…


咲夜「本当ですね…血が足りません…」フラフラ…


フラン「セイヤも咲夜も大丈夫?」スタスタ


レミリア「お父様に電話して迎え来てもらおうかしら…」スタスタ


セイヤ「頼む…それだけは…勘弁してくれ」フラフラ…


「あっ!先輩方!おはようございます!」タッタッタッ


フラン「あ、こいしだ!おはよう!」わーい


こいし「おはようフランちゃん!」


フラン「えへへ!今日はお姉ちゃんと一緒に登校なんだね!」


「おはよう皆」


このピンクのショートヘアーで紫色の瞳をしている女性は古明地さとり、こいしちゃんのお姉さんで俺達と同じ2年生だ。

1年生の頃は俺やアリスと同じクラスだった、何故か小さい頃から他人の心が読める様だったらしくそれが原因でよく虐められてきたらしい。

そのせいか普段も他人とは関わろうとはせず何時も1人でクラスでも孤立していた(俺も当時1人だった)小さい頃の同級生が偶々同じクラスで俺達のクラスでもさとりに対して酷い虐めを行っていた。

俺とアリスはその虐めていた奴等を懲らしめたのだがそれは結構有名な話で俺は更に男友達が作り辛くなったのだがまぁそれは別にいいや、良くないが…それからはさとりも他人に心を開く様になり今の様な関係に至っている。

部活は占い学部でさとり自ら1年生の時に作った部活である。言い忘れていたが俺も人数合わせの為に占い学部の部員である(殆ど顔は出していない)趣味は占い、そして本を読んだり書いたりするのが趣味であり俺やレミリアも彼女のオススメの本を借りたり彼女が書いた小説を読んで感想を言ったりしている。余談だがレミリア同様重度のシスコンで彼女とは気が合うらしい



さとり「…」じ〜


セイヤ「なんだよ…人の顔をじっと見て…」


さとり「そんな…///出会い頭に…大胆ね…///」


セイヤ「…は?」


さとり「おはようのキスをさせてくれ、だなんて…///でもセイヤが望むなら…私…///」モジモジ


セイヤ「いやお前こそ出会い頭になんだよ!?そんな事思ってねぇよ!?」


こいし「え…?お姉ちゃんとセイヤさんて…」ウルウル


フラン「そうだったんだ……セイヤ…御幸せに

……」ニコ…


セイヤ「おいぃ!信じるなよ!これはさとりのジョークだって!おい、咲夜にレミリアも何とか言ってくれ!」クル…


レミリア「…ねぇ…咲夜…胸…貸してもらえる…?」グスッ


咲夜「お嬢様…泣かないでください…私も…悲しいですけど…」ウルウル


セイヤ「お前らもかよ!?なんで泣くんだ!訳がわからねぇよ!!」


さとり『本当に…罪作りな男ね…』ふふっ



〜なんとか説明して誤解は解けたようです〜



フラン「じゃあ本当に付き合ってないんだね!?」


さとり「えぇ、御免なさい。彼をからかうのが私の日課なのよ」


セイヤ「そんな事を日課にするならもっと別の事に時間を使ってくれ…」


こいし「お姉ちゃん…」


咲夜「すっかり忘れていました…さとりの性格…」


レミリア「本当…とんだピエロだわ…私達…」


セイヤ「そういやさとり、これ借りてた小説」つ本


さとり「あ、その…どうだった…?」


セイヤ「ん?あぁ面白かったけど…」


さとり「けど?」


セイヤ「なんでよりによって恋愛物なんだよ…前はミステリーとかホラーとか心理描写が豊富なやつばっか書いてた癖に…」


さとり「まぁ…ね、で本当に面白かったの?」


セイヤ「だから面白かったって…けど、あのシーンもお前が書いたのか…?」


さとり「え?えぇそうだけど…どこかおかしかったかしら?」


セイヤ『いやおかしくは無かったけど…妙に生々しく書いてあったからな…こいつ…そういう経験あったのか…』


さとり「無いわよ?」


セイヤ「やば…読まれたか…」


さとり「安心して…その…初めては…セイヤにあげるから…///」


セイヤ「っ…そう言う事冗談でも言うな…」フイ…


さとり「冗談じゃないわよ…馬鹿…」ぼそ


咲夜「やっぱりセイヤはお馬鹿さんですね…」はぁ


レミリア「馬鹿なんかじゃ足りないわ咲夜…大馬鹿よ…本当…」はぁ


フラン「セイヤの馬鹿…」はぁ


こいし「セイヤさんて…お馬鹿さんなんですね…」はぁ


セイヤ「おい…溜息吐きながら人の事を馬鹿馬鹿言うなよ…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜校門〜



セイヤ「駄目だ…怠くて体が…」フラフラ…


咲夜「教室まで後少しです…頑張りましょう…」フラフラ…


さとり「そういえばなんであの2人はあんなに怠そうなの?」


フラン「朝セイヤを起こしに行ったら鼻血だしちゃたんだ…」


レミリア「最初は何事かと思ったわ…」


こいし「どうしてでしょうね…」


さとり「きっと2人の魅力に魅せられて興奮しちゃったんじゃないかしら」


フラン「こ、興奮…///言ってくれれば添い寝とかしてあげるのに///」


レミリア「フラン…これからは出来るだけセイヤを起こしに行きましょう!」


フラン「うん!お姉様!」


こいし『お姉ちゃん…絶対面白がってる…』


さとり「面白がってなんか無いわよ?」


こいし「…」


「おーい!皆おはようー」タッタッタッ


レミリア「あら、アリスおはよう」


フラン「わー!アリスだ!おはよう!」


アリス「レミリアにフランちゃん、おはよう!」


さとり「おはようアリス」


こいし「おはよう御座います。アリス先輩」ペコ


アリス「さとりとこいしちゃんもおはよう!それと…セイヤと咲夜もおはよー」トンッ


セイヤ「」バタッ…


咲夜「」ドサッ…


アリス「」


レミリア「遂に道半ばにして果てたわね…」


フラン「セイヤも咲夜も白目剥いてる…」


さとり「輸血パック持ってこようかしら」


こいし「お姉ちゃん…病院にしか置いてないよ…」


アリス「な、なんでセイヤと咲夜はこんな事に…」


さとり「朝セイヤを起こしに行ったら2人共鼻血出して倒れたらしいわ」


アリス「男のセイヤは兎も角なんで咲夜まで…」


さとり「それは咲夜がレミ基地フラ基地だからよ…」


レミリア「レミ基地フラ基地って何かしらフラン?」はて?


フラン「???分かんない…」むぅ…


こいし「突っ込みが追いつかないよ…」グス


セイヤ「早く…教室…に…」ビクンビクン…!


咲夜「ウリぃぃぃぃ…」ビクンビクン…!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜下駄箱〜



霊夢「あら、セイヤおはよう、どうしたの?」


セイヤ「ぁぁ…ちょっと朝色々あってな…」


魔理沙「おう、セイヤおはよう!」


セイヤ「朝から…テンション高いな…」


霊夢「いつもじゃない…あ、皆おはよう」


魔理沙「おはようだぜ!!」


セイヤと咲夜以外「「「「「おはよう(御座います)」」」」」


咲夜「うぅ…」げそっ…


霊夢「咲夜までどうしたのよ…」


魔理沙「きっとレミリアとフランが起こしに行ったら2人共鼻血出して倒れたとかそんな所だと思うぜ?」


アリス「魔理沙…鋭い…」


さとり「盗賊の勘ってやつね、きっと」


こいし「魔理沙先輩って盗賊だったんですね!」キラキラ


フラン「すっごーい!魔理沙、今までどんな物を盗んで来たの?」


魔理沙「私はとんでもない物を盗んじまったんだぜ?それは!あんたの心と身体だぁ!」ガバァ


フラン「きゃー!魔理沙くすぐったい〜!」


霊夢「なぁ〜にやってんのよ…」


こいし「あ!フランちゃん、そろそろ教室行かないと…」


フラン「あ、そうだった!じゃあ皆また後でね!」


魔理沙「おう!あ、そうだ!今日皆でお昼一緒に食べないか?」


レミリア「いいわねそれ、私は賛成だわ」


霊夢「私もいいと思うわ」


さとり「私も大丈夫よ?」


フラン「やったー!ねぇチルノとルーミアも誘っていい?」


アリス「勿論!皆で仲良く食べた方がきっと美味しいよ」


フラン「うん!じゃあこいし!早く教室行こ?」


こいし「うん!フランちゃん、すみません先輩方。失礼します…」ぺこり


さとり「教室でもしっかりね?」


レミリア「クラスの男子は漏れなくシカトしなさい、いいわね?」


魔理沙「おいおい…それはちょっと言い過ぎだろ…」


フラン・こいし「「うん!わかった!」」


霊夢「分かっちゃうのか〜…」はぁ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜2年2組(廊下)〜



さとり「じゃあ私は1組だから、また後でね」


魔理沙「おう!お昼にそっちのクラス行くから宜しくな!」


さとり「えぇ、それじゃあ」スタスタ


霊夢「私達も入ろっか」


アリス「そうだね」


レミリア「ほら、セイヤに咲夜も教室着いたから…」


セイヤ「長く険しい道程だったな…」グッタリ…


咲夜「早く入りましょう…」グッタリ…



〜教室〜



紅美鈴「あ、皆さんおはようございます!」


レミリア「あら美鈴、おはよう」


美鈴「あれ?セイヤと咲夜さんはなんで机に突っ伏してるんですか?」


霊夢「鼻血出して貧血なんだってさ…」


魔理沙「まったく…だらしの無い2人だぜ…」やれやれ


セイヤ・咲夜『『まさかあんなに鼻血が出るなんて…』』あぁ〜



ガラッ…



紫「はぁい、皆席ついて〜…ホームルーム始めるわよぉ…」


レミリア「なんか紫先生も元気ないわね…」


セイヤ「そりゃあ昨日あんだけ飲んでりゃな…」


咲夜「でも紫先生、昨日凄かったですね…」


セイヤ「構ってやらないと余計に泣く面倒臭いタイプだからな、昨日は霊菜さんに感謝だわ…」


レミリア「…人は見掛けに寄らないわよね」


紫「はぁいじゃあ早速だけど一時限目はクラスの役割やらなんやら決めるから……黒板に係書いていくからどれがいいか選びなさい」


咲夜「セイヤは結局何の係にするんですか?」


セイヤ「…」


レミリア「セイヤ?」


セイヤ「くぅ〜…」zzz


咲夜・レミリア「「ね、寝てる…」」


咲夜「お嬢様…これはチャンスです…私に良い考えがあるんですが…」ヒソヒソ


レミリア「あら、是非聞かせてちょうだい…咲夜…」ヒソヒソ


咲夜「それはですね……ごにょごにょ」


レミリア「っ!?良い考えね…その案採用させてもらうわ…」ニヤリ…


セイヤ「んぅ…」zzz



キーンコーン☆


カーンコーン☆



セイヤ「んあ…寝てたのか……」ぐしぐし…


セイヤ「やばっ!!俺なんの係になったんだ!!」ガバッ!


咲夜「セイヤが1番好きそうな係にして置きましたから安心してください…」ニヤリ…


レミリア「えぇ…気になるのなら見に行ったらどう…?」ニヤリ…


セイヤ「あ、あぁ…そうさせてもらうわ…」スタスタ


咲夜・レミリア「「ふっふっふっ…」」


「なんだこりゃぁぁ!!」


咲夜・レミリア「「Yes!!」」パチン☆


タッタッタッ…


セイヤ「おい!どういう事だ!何で俺が学級委員の補佐役になってんだよ!?」机バン!


咲夜「寝ているのを邪魔しなかったんですよ?有難く思ってください」


セイヤ「あぁそれはどうも…ってそうじゃ無くてなんでこんな事になってるのか聞いてるんだ」黒板指差し


学級委員長 レミリア・スカーレット


学級委員 十六夜咲夜


学級委員補佐 水奈月セイヤ


レミリア「あら?何か不満でもあるのかしら?」


セイヤ「不満だらけだ!何で俺がお前何かとこんな面倒臭い係なんかに!あ…」


レミリア「お前……なんか…?グス…ヒック…」えぐっ


咲夜「アオォォォォォォォン!!」初号機覚醒BGM


セイヤ「レミリア…俺はお前とずっと一緒に…何かの係をやりたいと思っていたんだ…」キリッ☆


レミリア「さ、最初から…そう…ヒック…言いなさいよ…」グスグス…




霊夢「危なかったわねセイヤ…」遠くから見ていた


魔理沙「もう少しで人間を辞めた咲夜にボロ雑巾みたいにされる所の一歩手前だったぜ…?あれ…」


アリス「咲夜って…怖いね…」


霊夢・魔理沙「「うん…」」こくり




セイヤ「悪かったって…これから頑張るから許してくれ…な…?」何故か膝の上にレミリア乗せてなでなで中


レミリア「グスッ…当然…でしょ…」ヒック


咲夜「ふぅ…何とか人間を辞めずに済みました…」


クラスメイト男子『てゆーかナチュラルにレミリア様をナデナデするだけでは無く膝の上に乗せるなんて…羨ま死ね…』ゴゴゴゴッ


セイヤ『何だ?…何故か男子からの評価が駄々下がりしている様な気がする……ま、気の所為だろ…』なでなで…


レミリア「う〜☆う〜☆」


咲夜『スマホでお嬢様のこの可愛らしい笑顔を撮影せねば!!』使命感!!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今後の予定を一通り話して実習になりました(笑)



霊夢「明日は身体測定と体力テスト…はぁ…」


魔理沙「学校行事の中でも1、2を争う程の嫌な行事だよなぁ…」


アリス「明日の朝は何も食べられないよ…」


咲夜「そうですね……明日が憂鬱です…」


レミリア「私…成長してるのかしら…」ぐすっ


美鈴「だ、大丈夫です!お嬢様はきっと成長していますよ!?」


セイヤ「何でそんな気にしてるんだ?別にどうだっていいだろ…身長とか体重なんて…」


全員(セイヤ以外)「「「「「「あぁん?」」」」」」ギロッ!


セイヤ「すみません…」ぺこり


霊夢「ほんっとあんたは駄目な奴ね…女の子はそういうのを気にするもんなのよ」


魔理沙「そうだぜセイヤ、身長は兎も角として体重の事は言ってはいけない…だぜ…」


セイヤ「わ、悪かったよ…」


アリス「セイヤは気にした事無いの?身長とか体重とか…」


セイヤ「身長はもう少し小さくても良かったんだがな…」


咲夜「去年は幾つだったんでしたっけ?」


セイヤ「去年は確か…179㎝だったかな…」


レミリア「本当に背が高いわね…オマケに脚長いし…」


セイヤ「背が高いと頭ぶつけやすいからいい事なんか何も無いけどな…」


美鈴「でもいい事も沢山ありますよね?高い所に手が届くとか…」


セイヤ「ていうかそれしか無い…」


魔理沙「昔は私や霊夢よりも小さかったのになぁ…」


霊夢「ほんとよねぇ…」


咲夜「小さかった頃のセイヤですか…興味ありますね…」


レミリア「私も見てみたいわ…」


霊夢「あ、見る?魔理沙とセイヤと私で撮った小さい頃の写真あるけど」つスマホ


魔理沙「あ、私も見たいぜ!霊夢〜見せてくれ〜!」


霊夢「わかったから落ち着きなさいよ……はい…」スッ


アリス「わぁ〜3人共可愛ぃ///」


美鈴「セイヤが魔理沙の服の裾掴んでる…///」


咲夜「霊夢…お願いです…その写真転送して下さい///」


レミリア「わ、私もお願いするわ…///」


霊夢「いいわよ?魔理沙、あんたも持ってたわよね?私は咲夜に送るからあんたはレミリアに送ってあげなさい」


魔理沙「あれ?そうだっけ?……合点承知の助だぜ!」確認して気付いた


アリス「あ〜!私も欲しい〜!」


美鈴「あ、私もお願いします!」


霊夢「はいはい、全員に送ってあげるから…」


咲夜「いいですね…」タラ…


レミリア「フランにも送ってあげましょう…」スッスッ…


セイヤ「駄目だ…黄金の番人がノーコン出来ない…」パズドラ中



クラスメイト男子『羨ま死ね…本当に…』グス



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜お昼休み〜




魔理沙「御飯だぜ〜!!」


霊夢「はぁお腹空いた…じゃあ私、さとり呼んでくるわね?」


咲夜「行ってらっしゃい。お嬢様、妹様に連絡してあげましょうか」


レミリア「そうね……お、く、じょうに、集合ねっと」送信


美鈴「私も行っていいですか…?」


アリス「勿論!大勢の方が美味しいよ!」


セイヤ「んじゃ俺は購買行ってくるわ…」スタスタ


美鈴「行ってらっしゃい!」


咲夜「セイヤはまたあの戦場に行くんですね…」


レミリア「今度お弁当作ってきてあげようかしら…」


魔理沙「そういえば前に皆で交代しながら作ってたよなぁ…」


アリス「また皆で作ってあげよっか、男の子が購買のパンだけってきっとお腹空くだろうしね」


美鈴「そうですね!霊夢さんやさとりさんにも伝えて皆で作ってあげましょう!」




この幻想学園高等学校の購買は戦場である。



ガヤガヤ わーーわーー


ざわ…ざわ…


ぎゃーぎゃー



セイヤ「…」はぁ…


ダッ…!



〜10分後〜



セイヤ「あぁ〜…何とか買えたな…」


今日の戦利品はカレーパン、焼きそばパン、コロッケパンにメロンパンそれとタマゴサンドとミックスサンドイッチである


セイヤ「……買いすぎた…」


「あ、師匠!!」


セイヤ「なんだ妖夢か……後師匠はやめろって言っただろ…」


この銀髪ボブカットで黒いリボンをしている女性は魂魄妖夢、学年は俺達同様2年生。

あの完全無欠の生徒会長、西行寺幽々子さんの付き人?の様な感じで一緒に暮らしている。家での立場は庭師らしい

幽々子さんの家がお墓であるからか妖夢も霊夢や幽々子さんと同様に霊感が強いらしく自分の隣には人魂がいる、というみょんな事を言っている。

何故俺が師匠と呼ばれる様になったのかというと1年の頃に俺が妖夢と剣術による試合で妖夢をコテンパンに打ち負かしたせいである、それから師匠なんて呼ばれるようになった(マジで勘弁してほしい)部活は剣道部に在籍している。今現在は1年生の頃にアニメの影響を受けてからスターバーストストリームだか何だかを覚えたいと二刀流の練習に励んでいる。趣味は幽々子様の護衛?と剣術の修行



妖夢「すみません…セイヤは今日も購買ですか?」


セイヤ「あぁ…ていうか珍しいな…お前が購買に来るなんて」


妖夢「朝、私が寝坊したせいで幽々子様の分のお弁当しか用意出来なかったんです…」


セイヤ「幽々子先輩…大食いだからな…」


妖夢「はい……でもこの状況じゃ買うのは厳しそうですね…」しゅん…


セイヤ「……良かったら好きなパンやるよ」


妖夢「え?でもそれじゃあセイヤが…」


セイヤ「遠慮すんな…この中から好きなもん持ってっていいぞ?」


妖夢「で、でも…」


セイヤ「いいって言ってるだろ?好意は受け取っておくもんだ…」頭ポン…


妖夢「ぁ///じゃあ…」


セイヤ「3つまで好きなの選べ、俺は何でもいいからな」


妖夢「では…コロッケパンとメロンパンとタマゴサンドで…」


セイヤ「はいよっと…あ、代金はいらないからな?」


妖夢「え!?でもそんなの…」


セイヤ「それ位いいって……あ、そうだ。これから皆と一緒に屋上で飯食うんだけど妖夢も来るか?」


妖夢「いいんですか…?邪魔になりませんかね…」


セイヤ「気にし過ぎだろ…で、どうする?」


妖夢「あ、えっと…行きたいです…」


セイヤ「それじゃあ自販機で飲み物買ってから屋上行くか」スタスタ


妖夢「は、はい!」タッ…



〜自販機前〜



ピッ…


ガコン!


妖夢「セイヤはまたドクターペッパーですか…」


セイヤ「ん?なんか癖になる美味しさっていうのか、何故か飽きないんだよな。妖夢は何飲むんだ?」


妖夢「私は抹茶オレにします」ピッ…


ガコン!


セイヤ「んじゃ屋上行くか」


妖夢「はい!」スッ…


ドンッ!


不良A「おい、てめぇどこ見て歩いてんだ、あ?」


妖夢「あ、すみません…大丈夫ですか…?」


不良B「あ?大丈夫な訳ねぇだろ…」妖夢の胸倉掴む


妖夢「ひっ…は、離して下さい…」うるっ…


不良A「おいおいw!こいつ涙目になってるぜw!」


ガシッ!!


不良B「あ!?なんだよてめぇ!!」


妖夢「せ、セイヤ…」グス


セイヤ「汚ぇ手で妖夢に触るな…」


不良A「やんのかアァン!?」ブン


ドゴォォッ!!


不良Aの右脇に向かって俺は蹴りを放った


不良A「ぐほぉっ!?」


不良B「てめ!!」ブン!


サッ…!


セイヤ「はぁ…」シュッ!!


バギィッ!!


不良B「かはぁ!?」ドサァァッ!


セイヤ「お前ら1年だろ?ヤンチャもいいが程々にしておくんだな…」


不良A「く、クソッ…」


不良B「痛ぇ…」


セイヤ「分かったら目障りだから消えろ……それと2度と妖夢に近寄るな…それが聞けないってんならお前ら2人をここで徹底的に潰すぞ?」ギロッ!!


不良A・B「「は、はい…すみませんでした…!!」」タッ


セイヤ「はぁ…今年の1年は元気だな…」遠い目


妖夢「あ、あの…セイヤ…ヒック…助けてくれて…ありがとうございます…」ポロポロ…


セイヤ「よしよし怖かったな…ったく女の胸倉掴むなよ…ビックリしたわ…」なでなで…


妖夢「うわぁぁぁん!!」ヒシッ…


セイヤ『もう少し痛め付けとけば良かった……ちょっと甘かったか…』なでなで…


セイヤ「取り合えず泣き止むまでそのままでいいから、な?」なでなで…


妖夢「は、はい…グスッ…」ポロポロ…


セイヤ『落としたパンは……大丈夫そうだな…あいつらに遅いって怒られそうだ…』なでなで…


妖夢「すみません…もう…大丈夫でひゅ…」グスン


セイヤ「んじゃ今度こそ屋上行くか…ほらまだ涙で顔ぐしょぐしょだぞ?」ハンカチで拭いてあげる


妖夢「あ、ありがとうございます///」えへへ


セイヤ「よし……ほら、やっぱり笑った方が妖夢は可愛いな」ニコ


妖夢「っ///」ボンッ☆


セイヤ『何か屋上に行ったら身の危険がある様な……気の所為か…?』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜屋上〜



ガチャッ…



霊夢「あっ!やっと来たわねぇ…って妖夢!!どうしたのその泣き腫らした顔は!?」


妖夢「あ、これはその…」


魔理沙「見損なったぜセイヤ!!妖夢を泣かせるなんて!!」


妖夢「いやあの…」


レミリア「セイヤ…流石の私もそれは見逃せないわ…」


フラン「セイヤ…信じてたのに…」


妖夢「だから話を…」


さとり『セイヤは悪くないみたいだけど面白そうだからこのままにしておきましょう』


こいし『お姉ちゃんが悪い笑みを浮かべてる…』


霊夢・魔理沙・レミリア・フラン「「「「咲夜…」」」」


咲夜「…はい」スッ


霊夢・魔理沙・レミリア・フラン「「「「あの男に裁きを…」」」」パチン


咲夜「…御意」ダッ


セイヤ「……どうせ聞かないだろうけど一応弁解しておく…俺は…悪くない!!」身構え


ソウルスカルプチュア

咲夜 「《魂の彫刻》!!」



「ぐわぁぁぁぁあああああ!!??」



妖夢「あぁ…セイヤ…」うぅ…


霊夢・魔理沙・レミリア・フラン「「「「悪は今…滅びた…」」」」キリッ☆


咲夜「あなたの魂に今…刻み込みましたよ…妖夢の受けたであろう悲しみを…」ふっ…


セイヤ「」ち〜ん☆


ガチャッ…


美鈴「すみませーん!そこでチルノさんとルーミアさんに会ってつい話し込んでいたら遅くなってしまいましたぁ…」


チルノ「主役のあたい、参上!!」バッ!


ルーミア「遅くなっちゃった…」ガッ…


ルーミア「あれ?こんな所にゴミが…」


セイヤ「」ち〜ん☆


美鈴「セイヤ!?どうしたんですかこんな所で!?」


チルノ「返事が無い唯の屍の様だ!!」


ルーミア「何かあったのかー?」


咲夜「彼は女の敵です…」


妖夢「あ、あの!!セイヤは私が1年生の不良に絡まれた所を助けてくれたんです!!」


さとりとこいし以外全員「え…?」


さとり「やっぱりね…」


こいし「お姉ちゃん…言ってあげれば良かったのに…」


セイヤ「」ち〜ん☆




薄れゆく意識の中ふと俺は思った…あぁ、あの時の感はやはり当たっていたんだな…と…




セイヤ「ん…?俺は確か咲夜の連続攻撃を食らって…」


妖夢「あ、目が覚めたみたいですね///…気分はどうですか?///」


セイヤ「なんで俺の顔の前に妖夢の顔が…」


妖夢「セイヤは咲夜の連続攻撃で気を失っていたんです///…私の顔がセイヤの前にあるのは私が膝枕をしてるからですよ///」テレテレ…


セイヤ「そうか…悪かったな…迷惑掛けて」イテテ…


妖夢「だ、大丈夫ですか…?」


セイヤ「なんとか、な…で、お前ら俺に言う事あるだろ…?」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・フラン「「「「「御免なさい…」」」」」しょぼん…


セイヤ「ったく…話をちゃんと聞いてから行動しろ…」


霊夢「ご、ごめんね…」ウル…


セイヤ「まぁそれだけ妖夢の事を心配してたんだろ?だったら仕方ないさ…」


美鈴『セイヤは寛容ですね…』


チルノ「あたいがセイヤの立場だったら激おこぷんぷん丸だけどね!!」


レミリア・フラン「「セイヤ御免なさい(ね)〜!!」」うわ〜ん!


セイヤ「だから気にしてないって…」


魔理沙「セイヤ…ごめんな…?」グス…


咲夜「セイヤ…申し訳ありませんでした…」ウルウル…


セイヤ「ったく面倒臭いな…だからいいって言ってるだろ?」


さとり「本当に…優しい人ね…彼は…」クス


こいし「うん…」


ルーミア「やっぱりたらし…」ボソ…


妖夢『優しくて…///カッコいいですね…///セイヤは…///』ドキドキ…



ガチャッ…



アリス「ご、ごめんみんなぁ〜!遅れ…ちゃった……あれ?何この空気…」



〜皆集まったので昼食を摂ることに〜



アリス「へぇ〜、セイヤに不良から守ってもらったんだぁ…」普通にモグモグ


妖夢「はい…///「汚い手で妖夢に触るな」って言ってくれて…///」みょんモグみょんモグ


レミリア「う、羨ましいわ…」カリスマモグモグ


フラン「いいなぁ…私もそんな事セイヤに言って貰いたいなぁ…「俺のフランに手を出すな!!」みたいに…」破壊神モグモグ


さとり「確かに憧れるわ…今書いてる小説の参考にしましょう」悟った様にモグモグ


こいし「セイヤさんにそんな事言われたら………///」無意識モグモグ


霊夢「この話を本人が聞いていたらどんなに良かったか…」お茶ズズー


咲夜「セイヤは何故町を見ながらパンを食べているのでしょう…」瀟洒にモグモグ


美鈴「チルノちゃん、ルーミアちゃん、良かったらこの玉子焼き食べます?」


チルノ「わーい!美鈴ありがとう!」パク


ルーミア「いただきます…」パク




セイヤ「…」雑にパンを齧る


魔理沙「セイヤどうしたんだ?町眺めながらパン食べて」スタスタ


セイヤ「いや…いい町だよなって思ってさ…」


魔理沙「だなぁ…この町にはいい奴らしかいないからな…」


セイヤ「本当にな…恵まれてるよ…こんなにいい人達に囲まれて…俺は幸せだ…」


魔理沙「昨日からどうしたんだ?いつものセイヤらしくないぜ?」


セイヤ「俺の父さんや母さんが死んでから荒れてたってのは知ってるだろ?その時は全てがどうでも良くってな……俺は今、この時間が心地良くて好きだ…」


魔理沙「…」


セイヤ「どうした魔理沙?俺なんか変な事言ったか…?」


魔理沙「それを皆の前で言ってやったらどうだ?」


セイヤ「……遠慮しておく…」


魔理沙「そういう所は素直にした方が良いと思うぜ…?」


セイヤ「悪かったな…まぁお前には言ったんだ…大目に見てくれ…」


魔理沙「……ほら!皆の所で食べようぜ!」くい


セイヤ「おい……ったく…」ふっ…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜昼食中〜



レミリア「それで…身体測定と体力テストが終わった後は実力テストだけど皆は大丈夫?」


アリス「私は大丈夫だよ?」


霊夢「私も何も問題無いわ」


咲夜「私も大丈夫ですよ、お嬢様」


妖夢「私も幽々子様に勉強を見てもらってるんで大丈夫です!」みょんす!


さとり「私もいざとなったら心を読むから何も心配無いわ」ふふん


こいし「お姉ちゃん…ズルは駄目だよ…」


レミリア「で、問題はそこの3人ね…」チラ


魔理沙「だだだ大丈夫!テストくらいよよよよよ余裕だぜ!!」


美鈴「私もだ、大丈夫ですよ!?多分…」


セイヤ「なる様になるだろ、っとクソ…カルデス強いな…」ブレフロ中


霊夢「あんた達去年もそんな事言って中間と期末のテストで補修くらってたでしょ?」


フラン「え!?セイヤって頭悪かったの!?」


セイヤ「……悪かったな、馬鹿で…」


フラン「ご、ごめんね?…セイヤ、お願いだから嫌いにならないで…」ウルウル


セイヤ「いや…馬鹿なのは事実だからな…ていうか泣くなよ…」なでなで


チルノ「私は天才だからなんの問題もないよ!あたいってば最強ね!」


ルーミア「またそんな事言って…この高校もギリギリ合格だったんでしょ?」


チルノ「うぐっ!!」


魔理沙「そ、そうだ!フランはどうなんだ?テスト大丈夫なのか?」


レミリア「私の妹よ?この高校でも主席で合格する程頭がいいんだから!」ふんす


霊夢「そうなの!?とてもそうは見えないけど…」


フラン「む!霊夢ってば失礼だよ!」


霊夢「ご、ごめんごめん…」


咲夜「なんたってお嬢様と妹様の家庭教師をしているのはあのパチュリー様ですからね…」


アリス「そういえばそうだったね…」


さとり「あの知識の塊みたいな人が家庭教師なら納得ね…」


魔理沙「だぁぁ!パチュリーの話はやめろぉ!」


セイヤ「そういや魔理沙、お前パチュリー先輩から借りてた本まだ返して無いのか?」


魔理沙「あれはもう私の物だからな!!」


こいし「まさか魔理沙先輩が盗賊って言ってたのは…」


美鈴「お察しの通りですよ…魔理沙は借りたら返さないって事で有名なんです…」


咲夜「それでついた渾名が借りパク盗賊の魔理沙…」


さとり「まるでジャイアンみたいよね」


魔理沙「そ、そんなに褒めるなよ///」


チルノ「⑨なんて呼ぼれている私でもわかる…これは褒め言葉ではないって…」


ルーミア「…チルノちゃんの賢さが1上がった」


霊夢「じゃあ今日5時限目で終わりだしセイヤの家で皆でテスト勉強しない?」


セイヤ以外全員「さんせーい!!」


セイヤ「いやいやいや、無理無理無理!!そんなに大人数無理だっての!」


魔理沙「大丈夫大丈夫!案外セイヤの部屋広いから余裕だぜ!」


咲夜「大きめの机に替えれば皆で勉強できますよ」


セイヤ「…どうせもう何言っても聞かないんだろ?」


全員「うん(はい)!!」


セイヤ「…ですよねぇ」はぁ


美鈴「セイヤ…ドンマイです」ポン


セイヤ「ノリノリな奴が慰めるなよ…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜放課後〜



霊夢「さぁて、それじゃあ皆を校門に集めてセイヤの家にレッツラゴー!!」


魔理沙・咲夜・レミリア・アリス・美鈴「「「「「おー!!」」」」」


セイヤ「…」はぁ


クラスメイト男子全員『もう…何も言わん…』



〜校門〜



フラン「あっ、お姉様達遅〜い!」


魔理沙「悪い悪い、紫先生のホームルームがやけに長くて…」


さとり「あら、皆結構早かったのね…」


妖夢「すみません、待たせちゃったみたいで…」


咲夜「いえ、私達も今来た所なんですよ」


霊夢「それでレミリア、パチュリー先輩は来るの?」


レミリア「LINEしたら来るって言っていたわよ?」


こいし「どんな先輩なんですかね…」


魔理沙「図書室の魔女って呼ばれるくらいの老け顔で腰の曲がったババアみたいな女だぜ?」


アリス「魔理沙…先輩に向かって失礼だよ…それ…」


「ほんと、相変わらず下品な言葉を使う泥棒猫だこと…」


レミリア「あらパチェ、思ったより早かったわね」


この長い薄い紫色をした髪に紫の瞳をした女性がパチュリー・ノーレッジさん、3年生で生徒会役員でもある。役職は生徒会書記

1年生の頃からテストは全教科満点、何故この高校に入ったのか疑問に思う程頭がいい。(本人に聞いたら家から近いから、という理由らしい)

本を読む事が大好きで好きすぎる為か図書室に籠っている事が多く授業もサボり気味らしい、レミリア、咲夜、フラン、美鈴とは小さい頃から一緒に居て、特にレミリアと仲がよくお互いにパチェ、レミィと渾名で呼び合う程である。

魔理沙とは何故か仲が悪いが1年の時にあった《咲夜の私物盗難事件》では息の合ったコンビネーションで事件を解決に導いた。(でも普段は呆れる程仲が悪い)

部活は占い学部と読書倶楽部そして生徒会と3つも掛け持ちしている。趣味は読書、読むのも書くのも好きでさとりとはライバルである。


パチュリー「レミィが勉強を見て欲しいっていうから来てみれば…」


レミリア「あら?言わなかったかしら、皆の勉強を見て欲しいって…特にそこの3人」チラ


セイヤ「どうも」ぺこ


美鈴「あ、あはは…パチュリー様すみません…」


魔理沙「私はぜっっっったいこいつになんか教わらないぞ!!」


フラン「魔理沙……見栄張ってもしょうがないよ?」


咲夜「そうですよ、ここはパチュリー様に頼んで赤点を回避するのが懸命です」


アリス「そうだよ魔理沙…ここはひとつ大人になって、ね?」


霊夢「そうよ魔理沙、パチュリー先輩に教わって赤点回避するのと無様に赤点取って補修受けるの、どっちがいい?」


魔理沙「う、うぅ…分かった…パチュリー頼む、私に勉強を教えてくれ…」ペコ


チルノ「おぉ!魔理沙が頭を下げた!付き合いの短いあたいでも分かる!これは珍しい事だって!」


ルーミア「チルノちゃん、その通りかも知れないけど失礼だからね?」


パチュリー「……魔理沙…」


美鈴「こ、これは…」


妖夢「パチュリー先輩に魔理沙の思いが届いたんですかね?」


パチュリー「頭が高いわよ泥棒猫、土下座をしなさい…わかる?土!下!座!分かったら早くその足らない頭を地面にすり着けてお願いしなさい…「偉大なる大先輩パチュリー・ノーレッジ様、どうか私に勉強を教えて下さい」ってほらどうしたの?早くしなさい」


魔理沙とパチュリー以外全員『ぜ、全然届いてなかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』


魔理沙「」ぶちっ


魔理沙パチュリー以外全員『魔理沙(先輩・さん)がキレたぁぁぁぁぁぁ!!』


魔理沙「てめぇパチュリー!人が下手に出てりゃあいい気になりやがって!今日こそボコボコのメタメタにしてやる!!」ガァ


パチュリー「いいわかかって来なさい!引導を渡してやるわ霧雨魔理沙!」


魔理沙・パチュリー「「うぉぉぉおおお!!」」バッ


霊夢「喧嘩する程仲がいい」


咲夜「同族嫌悪」


レミリア「類は友を呼ぶ」


アリス「嫌い嫌いも好きのうち」


フラン「粉砕!玉砕!大喝采!!」


セイヤ「フランお前だけちょっと違う……いや全然違う」


美鈴「あの2人は相変わらずですねぇ…」


さとり「でもいいじゃない…歪み合える人が居るって事は少なくともその人との繋がりはあるって事よ」


妖夢「結構深いですね…その言葉」


こいし「どんなに歪み合っていたとしても辛い時や悲しい時はきっと2人で乗り越えられるよね?あの2人の先輩だったら」


チルノ「偶にこいしが同級生だと思えない事があるんだけどそれ思うのあたいだけ?」


ルーミア「こいしは大人なのかー…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー〜通学路〜




咲夜「そういえば夕飯はどうしましょう…」


セイヤ「おい、まさか俺の部屋で食ってくのか?」


全員「え?違う(んですか・のかしら・のか)の?」


セイヤ「………スーパー寄るぞ!!」


全員「わーい!!」



百鬼夜行商店街 スーパーイマジン



セイヤ「人数多いし無難にカレーでいいだろ…」カレールー手に取る


咲夜「私はバーモンド派です」


魔理沙「私は2段熟カレー」


霊夢「私はジャワカレー」


アリス「私はこくまろ派かなぁ」


レミリア「うちは市販の物は使わないから分からないわ…」


フラン「そういえばそうだね…」


妖夢「うちも幽々子様がグルメなので自分で作ります…」


さとり「うちは色々混ぜて作ってるわね」


こいし「お母さんが色々混ぜた方が美味しいって言ってるからね」


美鈴「私のうちでは主に中華料理なのでカレーは中々食べませんからねぇ…」


ルーミア「うちもそうかな…」


チルノ「あたいの家もそうだなぁ…」


パチュリー「まずカレーを余り食べた事がないわ…」


セイヤ「せっかくだから自分達で作ってみるか…妖夢、必要なスパイスとか教えてくれ」


妖夢「あ、はい!」


咲夜「私も必要な物は分かるので手伝います」


魔理沙「じゃあ私達はお菓子探そうぜ!」


アリス「あ、いいね!」


チルノ「アイス食べたい!」


フラン「お姉様行こう!」


レミリア「はいはい…」


霊夢「どうせセイヤの奢りなんだから沢山買っちゃいましょう」


セイヤ「…1人300円までな…」


セイヤと妖夢と咲夜を除く全員「はーい!」


セイヤ「んじゃ行くか…」


咲夜「は、はい『い、いいのでしょうか』」


妖夢「そ、それじゃあ案内しますね『結構お金かかりそうだけど』」



〜スパイスなどが置いてある商品棚〜



セイヤ「え〜とターメリック、クミン、コリアンダー、チンピ、フェネグリーク、フェンネル、シナモン、カエンペッパー、ガーリックグラニュー、ジンジャー、ディル、オールスパイス、カルダモン、クローブス、スターアニス、セイジ、タイム、ナツメグ、ブラックペッパーベイリーブス」ペラペラポイポイ


咲夜「せ、セイヤストップストップ!」


妖夢「早すぎですよ!!」


セイヤ「そうか?でも合ってるだろ?」


妖夢「私達が居る意味無いじゃないですか!」


咲夜「私と妖夢は何の為にここに居るんですか!?」


セイヤ「???安心するから…?」


咲夜・妖夢「「え…///」」唖然


魔理沙「おーいセイヤー買うもの決まったぞー!!」タッタッタッ


セイヤ「おい…まさかこれ全部か?」


そこには買い物籠一杯に詰められたお菓子の山があった


フラン「えへへ、ちょっと多過ぎたかな?」


セイヤ「ちょっとレベルじゃないだろこの量…」


霊夢「別にいいじゃない…それに今日は皆あんたの家に泊まる事になったんだし」


セイヤ「ったく幾ら掛かるんだよこれ………おいちょっと待ってくれ霊夢さんや」


霊夢「なんですかねセイヤさんや」


セイヤ「今泊まるとか仰いませんでしたかね?」


霊夢「そうですけど何か問題がありますかえ?」


セイヤ「問題?ありまくりだわ!何で男の部屋に女が複数で泊まりに来るんだよ!?あり得ないだろ普通!?」


さとり「どうせ私達を襲う度胸もないのに何を言ってるのよ」


セイヤ「そういう問題じゃないだろ!まず寝る場所どうすんだよ!?」


美鈴・チルノ・ルーミア・こいし「「「皆で床に布団敷いて雑魚寝(します)!!」」」


セイヤ「くっ…だ、だったら着替えは!?」


霊夢・魔理沙・アリス「「「家に取りに帰る!!」」」


セイヤ「まずお前達親に連絡したのか!?親が許す訳無いだろ!!」


レミリア・フラン・パチュリー「「「既に連絡済(だよ)よ?」」」


さとり「…諦めなさいセイヤ」ポン


セイヤ「」白目


咲夜「あ、あの…何だか話を聞いている限りセイヤの家に泊まるって事になっている様ですけど」


魔理沙「そうだぜ?お菓子選んでる時に決めたんだぜ!!」


妖夢「そ、そうなんですか…」


セイヤ「咲夜に妖夢!お前達だけが頼りだ!こいつらに何か言ってやってくれ!!」


咲夜「ちょっと両親に連絡するんでいいですか?」


妖夢「わ、私も幽々子様に連絡します!」


セイヤ「」白目通り越してレイプ目


咲夜「あ、お母さん?ちょっと今日セイヤの家に泊まる事になったんだけど……え?楽しんで来なさい?あ、ありがとうお母さん!うん…楽しんでくるね?…じゃあまたね」ピッ


妖夢「も、もしもし幽々子様ですか?あの…実は今日皆でセイヤの家に泊まるって事になったんですけど…その…私も…え?私の事は気にせずに?…あ、ありがとうございます!あ、今日は特上のお寿司でも出前して下さい…はい…では…」ピッ


咲夜・妖夢「「許可取れました」」Vサイン


セイヤ以外全員「Yes!!」ハイタッチ


セイヤ「あ、ちょうちょだぁ!」現実逃避



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

野菜売り場


セイヤ「えぇ〜と…玉葱と人参…ニンニクとトマトが1個ずつと生姜は家にあるからいいか…」黙々と籠に入れる


フラン「ね、ねぇセイヤ〜機嫌直してよぉ…」ウルウル


セイヤ「あ、後牛乳で味に深みでも出すかな…」スタスタ


フラン「……お姉様ぁ〜!皆ぁ〜!」うわぁ〜ん


霊夢「まさかフランの涙目までもが通じないなんて…」


パチュリー「これは…マズイわね…」


レミリア「よしよしフラン…でもどうするのよ、セイヤ凄く怒ってるわよ…?」


さとり「あら?セイヤはこれっぽっちも怒ってないわよ?」


さとり以外全員「え…?」


さとり「貴方達今までセイヤの家に泊まった事は?」


霊夢「そ、そういえば…無い…わね…」


魔理沙「小さい頃は沢山あったけど確か小学生までだったぜ…」


アリス「要は照れてる…って事?」


さとり「そうなるわね、心が読めて本当に良かったわ…」


こいし「セイヤさん無意識に心の中でどうしたらいいかきっと戸惑っているんですよ」


美鈴「そ、そうだったんですか…良かった…」


ルーミア「セイヤ先輩は怒ってないのかー?」


チルノ「そうみたいだね…」ふぅ


全員「良かったぁ…」


セイヤ『そういえばさとりが居るんだった…ヤバイな…』


レジ


店員「合計で10294円です」チャキーン


セイヤ「」アヘ顔で財布を開く


店員「丁度お預かりします…レジ袋は幾つお付けしますか?」


セイヤ「あ、じゃあ三枚で…後レシートは大丈夫です…」


店員「畏まりました…ありがとうございました」


セイヤ「あいつら…俺が全部袋に入れんのかよ…手伝ってくれたっていいだろ…」グス



〜外〜



咲夜「良かったんですかね…手伝わなくて…」


霊夢「いいのいいの、私達は女の子なんだから」


妖夢「だったら余計に手伝いに行った方が…」


魔理沙「セイヤは心が海の如く広いから大丈夫だぜ!」


アリス「魔理沙…海にも広さが限られてるからね?」


さとり『きっといつか爆発するわね…』


フラン「お姉様、セイヤの部屋にお泊まりするのワクワクするね!」


レミリア「えぇ///皆と一緒とはいえ…セイヤと一つ屋根の下…///」


フラン「結婚したら何時でも一緒なんだろうなぁ…///」


レミリア・フラン「「いいなぁ…///」」う〜☆


パチュリー「妄想姉妹乙…」


美鈴「ぱ、パチュリー様…」


こいし「でもセイヤさん今まで彼女居たことありそうですよね…」


ルーミア「女慣れしてそう…」


チルノ「なんだかんだで優良物件だからね!」


妖夢「そ、そういえば…」


咲夜「で、でも少なくとも高校に上がってからは居ないはずです!!」


レミリア「み、認めないわセイヤに彼女が居たなんて事…私は絶対!」


フラン「そ、そうだよ!……でもセイヤ中学生の時は不良だったって…」


アリス「ね、ねぇ霊夢に魔理沙…実際の所どうなの?」


霊夢「言ったでしょ…中学生の時は私と魔理沙は学校が違かったから分からないのよ…彼女居た事無いとは言ってたけど本当かどうか分からないし…」


魔理沙「だぜ…」


全員「…」


さとり『セイヤが童貞なのは黙っておこうかしら…』



セイヤ「お前ら…少しくらい手伝ってくれたっていいだろ…」ガサガサ…


さとり以外全員「セイヤ!!」


セイヤ「な、なんだよ…」ビクッ


さとり以外全員「今まで彼女が居た事は!?」


セイヤ「はぁ?んな事今はどうでもいいだろ…早く家に行って着替えでもなんでも取りに帰れ」


さとり以外全員「いいから質問に答え(なさい・てよ)て!!」


セイヤ「お前らには関係ないだろ……俺は先に帰ってるから来るなら早くしろよ?」ガサガサ


さとり以外全員「あ…」ショボン


さとり『この空気…どうしましょう…言った方がいいのかしら…?でもセイヤに嫌われるのは嫌…でも大切な友達を見捨てる訳にも……胃がキリキリするぅ…』キリキリ


ブ〜…ブ〜…


さとり『あら…誰かしらこの大変な時に……LINE…?セイヤから…?』キリキリ


自分で言うの恥ずいからさとり頼む


さとり『…』


さとり「皆…聞いてちょうだい…」


さとり以外全員「…何?」ズーン


さとり「セイヤは今まで女の子と付き合った事は疎か手をまともに握った事もない完全無欠の童貞野郎よ。いつも皆に冷たくしてるのは照れ隠し+女の子の扱いが分からないからなのよ…ついでに言うと霊夢は気兼ねなく話せてとても信頼している、俺が困った時は真剣に話を聞いてくれるし実は責任感が人一倍強い奴だって、魔理沙は小さい頃からリーダーシップがあって俺も助けられてる、この部活があるのも今の俺があるのも魔理沙のそして皆のお陰だって思われてるわ、咲夜はいつも自分の為に朝御飯を作ってくれていいお嫁さんになるなだって、それと揶揄うと顔を赤くするのがとても愛らしいなって思ってるみたい、レミリアは行動の一つ一つが可愛らしくて一緒に居て癒される、将来はレミリアの執事になるのもいいかなって思ってるらしいわよ?アリスは子供の為に演劇をやっているそうだけど一生懸命に劇をする姿がとても眩しくて綺麗だってセイヤは思ってるわ、フランはいつも元気一杯で一緒に居ると自分も元気になれる、その元気な笑顔を毎日見れて幸せだって思われてるわ、美鈴はいつも誰かの為に気を配っている姿をよく見る、とても芯が強く誰かの事を1番に考えられる心の優しい女性だって、そして妖夢は偶にみょんな事を言ったりするけどそこが可愛くて見ててホッコリする、俺はそんな妖夢が好きだ…だってさ、パチュリー先輩は頭が良くて綺麗でとても優しい先輩だ、でも寂しがり屋で実は話をするのが好きだっていう所とのギャップが可愛いだって、それとこいしは礼儀正しくて自分も見習わなくちゃならない所が沢山ある、でもお姉ちゃんが大好きで実は甘えん坊な所がとても可愛らしくて微笑ましいだって、チルノはちょっとお馬鹿だけど周りの空気を明るくできる子、それと決めたら最後までやり遂げそうな気の強い所も尊敬しているだって、ルーミアは容姿は可愛い、礼儀は正しい、性格も落ち着いている、まだ会ってから日が浅いけど仲良くなれたらいいなって思ってるらしいわ、後俺は美味しくないぞ?だって」ペラペラペラペラペラ


全員「」


さとり『ふぅ…疲れた……セイヤ、一つ貸しよ?』



セイヤ「なんか余計な事まで言われた気がする…」


※セイヤへの全員の好感度が超絶UPしました※



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜セイヤの部屋〜



キラキラ☆キラキラ☆


キラキラ☆キラキラ☆



セイヤ「こんなもんかな…ついでに掃除もしたから汗掻いた、シャワーでも浴びるか」スタスタ


キュッキュッ…


シャアァーーー…


セイヤ『しかし泊まりに来るのが全員女子…か…』身体ゴシゴシ


セイヤ「変な行動しないように取り敢えず気をつけるか…」身体ゴシゴシ


セイヤ『にしてもテスト勉強か…面倒くさいな』頭ゴシゴシ


シャアァーーー…


キュッキュッ…


セイヤ「あ〜、サッパリした…」ふるふる


ガチャ…


セイヤ「暑いから上は着なくていいや…」身体拭いてパンツとズボン履く


ガチャ…


ペタペタ カチッ


ブオオオオオオォッ…


セイヤ「扇風機の風が気持ちいぃぃぃ…」


ピンポーン☆


セイヤ「空いてるから勝手に入っていいぞ…」


ガチャ…


霊夢「お、お邪魔します…///」


魔理沙「じゃ邪魔するぜ…///」


セイヤ「よう、思ってたよりも遅かったな…どうした?顔赤いぞ?」


霊夢「な、なんでも無いわよ馬鹿…///」


魔理沙「べ、別に何ともないぜ…///」


セイヤ「そうか? ピンポーン ん?誰か来たか、空いてるから入って大丈夫だぞー」


レミリア「お、お邪魔します…///」


フラン「お邪魔します…///」


セイヤ「あぁ、レミリアとフランか…どうした?お前達も顔赤いな」


レミリア「き、気にしないでちょうだい…///なんでもないわ…///」


フラン「そ、そうだよセイヤ…///」


セイヤ「?風邪とかじゃないだろうな…ちょっとじっとしてろ…」レミリアとフランのおでこに手を当てる


レミリア・フラン「「っ///」」ボン


セイヤ「熱はないな…ん?なんでさっきよりも赤くなってるんだ?」


レミリア・フラン視点(妄想)セイヤ『レミリア、フラン…ずっと…俺の側に居てくれるか…?』


レミリア・フラン「「せ、せ、セイヤの馬鹿ぁ!!///」」ブンッ!


バキィッ!


セイヤ「let it go!?」顔面にダブルパンチ


ドサァァー…


セイヤ「痛ぇ…」ムク…


咲夜「せ、セイヤ?大丈夫ですか?」


妖夢「何でこんな所で寝っ転がってるんですか?」


アリス「大丈夫?セイヤ…ていうかなんで上半身裸なの?」


セイヤ「あぁシャワー浴びてたんだ……それと心配してくれてありがとな?」微笑み


咲夜・妖夢・アリス「「「い、いきなり微笑まないで(よ)下さい!!///」」」ブンッ!


セイヤ「15R確変!?」バキィッ!


ドサァァー…


セイヤ「」ち〜ん☆


咲夜「あ、つい…///」


妖夢「せっかく平静を装っていたのに…///」


アリス「でもあれはセイヤが悪いよ…///」


美鈴「お、お邪魔しまーす…」スッ


チルノ「あ、あたいが来てあげたんだから感謝しなよ!?」


ルーミア「お、お邪魔します…なのかー…///」


こいし「せ、セイヤさんが…は、裸で…///」


パチュリー「上半身裸+顔面ボロボロの状態で伸びてるわ…」


さとり『きっとまた変な事やらかしたのね…』はぁ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



セイヤ「知ってる天井だ…」パチ


美鈴「あ、起きましたよ」


セイヤ「あぁ…なんだ、もう勉強始めてるのか…」


咲夜「すみませんセイヤ…突然殴ったりして…」


妖夢「ご、御免なさい…」


レミリア「ゆ、許してくれる?」


セイヤ「大丈夫だから謝るな…ていうか俺裸のままかよ…ちょっと部屋行って着替えてくるわ…」スタスタ ガチャ…


バタン…


全員「咲夜!さっき撮った写真送って(下さいね・よね)ね!?」小声


咲夜「大丈夫です…最高画質で皆様に提供しますよ…」暗黒微笑



ガチャ…



セイヤ「で、誰がどの教科担当なんだ?」


霊夢「私は国語担当よ」


咲夜「私は数学担当です」


レミリア「私は社会担当だわ」


アリス「私は英語担当だよ」


妖夢「私は理科担当です」


パチュリー「私は全般得意だけど今回は魔理沙の頭に徹底的に全てをぶち込むわ」


セイヤ「そうしてやってくれ」


魔理沙「ぶ、ぶち込むってどれだけやればいいんだ?」


パチュリー「こいつを魔理沙の脳にぶち込む!!」ドリルの山


魔理沙「やめろぉ!私が私でなくなるぅ!」ジタバタ


パチュリー「取り敢えず美鈴は魔理沙を抑えておいて!」


美鈴「は、はい!魔理沙!悪く思わないでください!」


セイヤ「それじゃあ霊夢、早速で悪いけど国語教えてくれ」


霊夢「はいはい…で?何がわからないの?」


セイヤ「古文がさっぱりわからん」


霊夢「…じゃあまず古文単語の意味をどれ位知ってるかチェックするから」


セイヤ「頼む…」



ルーミア「ねぇフランちゃん、これ公式どうやって解くの?」


フラン「えっとねぇ…このグラフの1番低い地点は高さ-6だから」



こいし「はい、じゃあチルノちゃん問題です!1875年江華島事件をきっかけに朝鮮と結んだ不平等条約を答えなさい」


チルノ「分からない!!」


こいし「…」



アリス「ねぇ咲夜ぁ…これどうやって解くんだっけ…?」


咲夜「あ、これはですね…」



妖夢「レミリアは凄いですね…黙々と問題を解いてて…」


レミリア「今では高校3年生の問題まで全部解ける様になってしまったわ…主に両親とパチェの所為で」


妖夢「」



パチュリー「じゃあ魔理沙! 2x2y-4xy2を因数分解しなさい」


魔理沙「え、え〜と………2xy(x-2)かな?」


パチュリー「yが1つの足りないぃぃぃぃ!!」


魔理沙「ひぃぃぃぃいいいい!!」ガクガクブルブル


美鈴『パチュリー様…恐ろしい子っ…!!』


さとり「…」勉強してると見せかけて小説書いてる



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜2時間後〜



セイヤ「…疲れた」


咲夜「お疲れ様です、テストは大丈夫そうですか?」


セイヤ「お陰様でな…」


レミリア「美鈴も大丈夫そう?」


美鈴「は、はいなんとか…」霊夢に代わってもらった


魔理沙「」チーン


霊夢「ま、これだけ詰め込めば大丈夫でしょ…」


パチュリー「ふぅ…疲れたわ…」


ルーミア「結局3問しか解けなかったね…」


チルノ「うぅ…」


こいし「げ、元気出してチルノちゃん!私達がまた教えてあげるから!」


フラン「お腹すいたぁ…」


妖夢「もう6時半ですか…そろそろ夕飯の支度をしましょう…」スク


さとり『ふぅ…取り敢えず今日はここまでにしましょう…』パタン


セイヤ「それじゃあ咲夜に妖夢、手伝ってくれ」スク


咲夜「分かりました」スク


妖夢「はい!」



〜台所〜



セイヤ「はい!皆さん今晩は、水奈月セイヤです!今日の献立は皆さんも大好きなカレーライス!先生はこの2人!」満面の笑み


咲夜「い、十六夜咲夜と申します!よ、よろしくお願いします!」カチカチ


妖夢「こ、魂魄妖夢です!よろしくお願いします!」コチコチ


セイヤ「おやおや緊張なさっているんですか?それでは咲夜先生、妖夢先生よろしくお願いします!」


咲夜「は、はい!今日の材料はこちらになります!」



本格 カレーライス 人数約15分


⚪︎生姜1本(みじん切り)

⚪︎ニンニク1個(みじん切り)

⚪︎玉ねぎ5個(みじん切り)

⚪︎トマト3個(みじん切り)

⚪︎人参2本(みじん切り)

⚪︎牛乳500g

⚪︎水750g

⚪︎トマトピュレ600g

⚪︎カレー粉 大さじ4

⚪︎牛肉 スジ約500g

⚪︎塩 少々

⚪︎オリーブオイル 大さじ3くらい

⚪︎スーパーで買ったスパイス各種


妖夢「今回はカレーのルーが少なくてもご飯が進むカレーを作っていきます!」


咲夜「まずはオリーブオイルをフライパンにしいて生姜、ニンニクを弱火で炒ます。香りが出てきたら玉ねぎと人参を入れて弱火と中火の間くらいで15分炒めます。多少焦げてもいいですが、できるだけ混ぜ続けてください。ゴールドになればOKサインです」ジュウジュウ


妖夢「そこにトマトを投入してください。中火にして水分飛ばす感じで5分炒めます」


咲夜「先程セイヤにスーパーで買った20種類のスパイスをボールに入れて混ぜてもらいました。それをフランパンに油を敷いて弱火で焦がさない様に10分程炒めた物を冷凍保存します。セイヤ、持ってきてください」


セイヤ「どうぞ先生」


咲夜「ありがとうございます。次に、この作ったカレー粉を大さじ5程入れて混ぜます。ここも弱火にする事がポイントです」ジュウジュウ


妖夢「ざっと混ぜ終わったら、中位の鍋に移してくださいね?」


セイヤ「では私は牛乳をミキサーに入れて泡が立つまでかき混ぜますか…」ギャルルルル


咲夜「その牛乳も入れペーストになるまで混ぜてください。できたら鍋へ入れます」


妖夢「その鍋の中に、水750cc、トマトピュレ600g、牛のスジ肉を入れ強火で湧かせて、湧いたら弱火で15分煮程煮てください」グツグツ


セイヤ「いやぁ…いい匂いがしてきましたねぇ…」


咲夜「最後に塩、コンソメや、ガラムマサラ、一味唐辛子で好みの味に決めれば完成です。辛くしたいなら一味唐辛子。スパイシーさが欲しいならガラムマサラ。旨味が欲しいならコンソメと塩で調整してくださいね?」


セイヤ「ではこれで?」


咲夜・妖夢「「完成です!!」」


セイヤ「はいカットー!お疲れ様、咲夜に妖夢…」


咲夜「セイヤ…一体何だったんですか?これ…」


セイヤ「いや、料理番組風にやれば気分が乗るかなって…」


妖夢「お、お気遣い感謝します…」



〜リビング〜



セイヤ「ほら出来たぞ?配膳とか手伝ってくれ…」


レミリア「分かったわ、台拭きはどこにあるのかしら?」


セイヤ「そこにある小さな布巾だったらなんでもいいぞ?」


レミリア「じゃあ水に濡らしてくるわね」スタスタ


フラン「カレーだカレーだぁ!!皆の分のスプーンとお皿持ってくる!」スク


さとり「なら私達はレミリアが布巾を持ってくる前に机の上を綺麗にしましょうか」


こいし「うん!」


パチュリー「なら私は咲夜達の所に行って他に持ってくる物が無いか聞いてくるわ」スク


霊夢「お腹空いたぁ…」グテー


魔理沙「腹減ったぁ…」ベター


ルーミア「霊夢先輩と魔理沙先輩は手伝わないのかー?」


アリス「あの2人の先輩は駄目駄目な先輩だからねぇ…私はちょっと炊飯器とか持ってくるからルーミアちゃんとチルノちゃんはさとりとこいしちゃんと一緒に机の片ずけ手伝ってくれる?」


チルノ「了解です!」



〜夕飯の支度が整った様です〜



キラキラ☆キラキラ☆


キラキラ☆キラキラ☆



全員「おぉ〜…」


魔理沙「う、美味そうだぜ…」じゅる


咲夜「結構大変だったんですよ?」


妖夢「そうですね…何せ人数が多かったから…」


フラン「でも凄く美味しそう…」目をキラキラ


レミリア「本当…感服するわ…」


アリス「セイヤも手伝ってたんだよね?」


セイヤ「牛乳をミキサーに入れてかき混ぜたり、料理番組の司会者的な事をやってるのが手伝ったって言えるならな…」


霊夢「あんたそんな事やってたのね…」


さとり「やけにキッチンから声が聞こえると思ったら…」


こいし「でも見てみたかったなぁ…」


ルーミア「こいしに同意…」


美鈴「私も見たかったですね…セイヤの料理番組の司会者の姿…」


チルノ「そんな事より早く食べよー!」


パチュリー「私も早く食べたいわ、本格的なカレーってどんな味がするのかしら」


咲夜「あ、余り期待しないで下さい…」


妖夢「味見はして味の調整はしたんですけど皆さんの舌に合うかどうかまでは…」


セイヤ「ま、食べてみなくちゃ分からないだろ?それじゃ手を合わせて」


パチンッ!


セイヤ「いただきます…」


全員「いただきます!!」


パクン…


全員「うまい!!!」テーレッテレー☆


フラン「まろやかで凄く美味しー!」


セイヤ「牛乳入れておいて良かったな…」パク


霊夢「こんなに美味しいカレー食べたの初めてだわ…」


魔理沙「おかわり!」バッ


レミリア「早いわよ…」


さとり「本当にルーが少なくてもご飯が進むわね…」


咲夜「スパイスなどで味が濃いめなので少ないルーでも食べられるんですよ」


アリス「本当…香りも良くって本格的…」


美鈴「明日の朝は御飯食べられないですから今の内に沢山食べておきましょう!」


セイヤと美鈴以外「…」ズーン


セイヤ「…おい……おい…」はぁ


美鈴「す、すみません…」


こいし「どうか…成長しています様に…」


ルーミア「なのかー…」


チルノ「あ、あたいはパーフェクトだからだ、大丈夫!」


魔理沙「ま、まぁ今気にしてもしょうがない事だぜ?折角なんだから美味しく頂こうぜ!な?」


妖夢「そ、そうです!魔理沙の言う通りですね!私もおかわりです!」


レミリア「そ、そうよ!食べなければ成長しないものね!?私もおかわり!」


霊夢「こうなったら徹底的に食べるわよ!いいわね皆!?」


セイヤ以外全員「おー!!」


セイヤ「あーうま…」モグモグ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



レミリア「ようやく洗い終わったわ…」スタスタ


フラン「人数が多いから時間掛かっちゃったね…」スタスタ


さとり「でも5人だったからスムーズにいったわね」スタスタ


こいし「お皿割っちゃった…」シュン


セイヤ「こいしちゃんに怪我が無くて良かったよ…気にしなくていいからな?」頭ポン


こいし『優しい人だなぁ…///』ドキドキ


ワイワイ☆


キャーキャー☆


レミリア「で、何で皆でスマブラしてるのかしら…」


さとり「勉強ばかりじゃあれだから息抜きに、だって…」


フラン「私もやるー!!こいしも行こ?」ぎゅ


こいし「う、うん!」


セイヤ『楽しそうだな…』



魔理沙「お、フランとこいしが来たぜ?」


霊夢「私のマリオで返り討ちにしてあげるわ!」マーリオ!


咲夜「甘いですね霊夢…マルスこそ完全で瀟洒な王子なんです…故に、最強!」マァウス!


フラン「2人とも駄目駄目だね!可愛いは正義!つまりカービィが一番強いんだよ!」カービィ!


こいし「え、えっとじゃあ…ルイージで…」ルイジー!



レミリア「セイヤは何が使い手なの?」


セイヤ「俺か?俺はアイクだな…」


さとり『確かに見た目がセイヤと若干似てる様な…』


レミリア「さとりは?」


さとり「私はネスよ?」


レミリア・セイヤ「「あー…らしいな…」」


さとり「そういうレミリアは?」


レミリア「私はピット君(プラピカラー)よ!」


セイヤ「あ、そうなのか…?」


さとり「私はメタナイトかと思ったわ…」


レミリア「勿論メタナイトも好きよ?」


セイヤ「あ、決着ついたみたいだぞ?」



咲夜「やはりマルスこそ完全で瀟洒な王子ですね!」1位


こいし「咲夜先輩強いですね…」2位


フラン「こいしに負けちゃった…」3位


霊夢「マリオ…あなたはよくやってくれたわよ…」4位



魔理沙「よーし次はアリスと美鈴と妖夢とルーミアだ!」


アリス「よ、よーし頑張るよ!行くよゼルダandシーク!」ゼルダァ!


美鈴「筋肉モリモリマッチョマンの変態!出でよキャプテンファルコン!」キャプテ〜ンファルコン!(変態カラー)


妖夢「退魔の剣の力を見せてあげます!共に悪を討ちましょうリンク!」リィンク!


ルーミア「可愛いからピカチュウなのかー」ピカチュウ!



パチュリー「レミィ達は参加しないの?」


レミリア「私はどちらでもいいわ」


セイヤ「俺もどっちでもいいや…」


さとり「私も」


魔理沙「じゃあ次はお前達な?」


セイヤ「マジかよ…」


レミリア「そういえばパチェは何が使い手だったかしら…」


パチュリー「私はヨッシーの紫カラーよ」


さとり「あら…決着ついたみたいね」



妖夢「やりましたよリンク!エアァ!!」1位


アリス「やっぱりナイト様には敵わないかぁ…」2位


ルーミア「3位なのかー…」3位


美鈴「筋肉モリモリマッチョマンが…負けた…だと?」4位


霊夢「美鈴ファルコンパンチ出し過ぎよ…」


フラン「それにしても妖夢上手かったね…」


妖夢「よく幽々子様とタイマン勝負に付き合わされましたので…」


魔理沙「よーし!じゃあ最後にセイヤとレミリアとパチュリーとさとりな!」


チルノ「ちょ、ちょっと魔理沙!あたいと魔理沙まだやってないじゃない!」


魔理沙「まぁ落ち着けチルノ…私とお前が組めば最強だ…だからこの後にチーム戦をする!」


チルノ「!?わ、分かったよ魔理沙!あたいと魔理沙が組んじゃえば敵無しだもんね!」


魔理沙「そういう事だ!」



セイヤ「ま、取り敢えずアイクっと…」アーイク!


レミリア「行くわよブラピ!」ブラピって言うな!


さとり「すぐにPKしてあげるわ…」ネェース!


パチュリー「頑張りましょう…ヨッシー…」ヨッシー!



霊夢「あの面子じゃあセイヤの圧勝ね…」


咲夜「確かに…」


アリス「あの3人はセイヤとタイマン勝負した事無いもんねぇ…乱闘でも強いもんね、セイヤは…」


フラン「セイヤってスマブラ上手いんだね!」


こいし「なんだか何処かの世界であれ位の大きな剣を振り回してそうですね…」


妖夢「でも何でそんなに上手なんですか?」


霊夢「魔理沙が遊びに来た時は決まってスマブラだったからね…」


咲夜「流石に完全で瀟洒な王子、マルスでも兄には敵わないんですよ…」


アリス「咲夜…あんまり関係ないよね、それ…」


美鈴「でもセイヤの残機、後1しかありませんよ?」


霊夢・咲夜・アリス「「「え…?」」」



セイヤ『いや…やむを得ない事情があるんだよ…』



〜スマブラ中(回想)〜


セイヤ『ここでピットを叩く!』ズバァ!


ヤラレチャッタ


レミリア「あ……グス…」ウルウル


セイヤ『!?』ギョッ




セイヤ『ここでカウンターだ!』甘い!


オオウ!!


さとり「ネスが…グスン…」ポロポロ


セイヤ『えぇ〜…』



セイヤ『これで…決める!!』大天空!!


アワワワワワワワ〜


パチュリ「ヨッシーーーーー!!」うわーん


セイヤ『』白目


〜回想終了〜


セイヤ『という事で現在、気を配りすぎた為残機1で御座います…』


レミリア「よーし!援軍…突撃ー!」イカロスワラワラ


うぉあぁ!!


セイヤ『はい、最下位で御座います…』チーン



〜結果発表〜


レミリア「流石私とブラピ!息の合ったコンビネーションだったわ!」だからブラピって言うなよ! 1位


さとり「ネスも頑張ったわね…」2位


パチュリー「最下位じゃないだけマシね…」3位


セイヤ「悪いなアイク…あんたは護るべきモノの為に戦っていたのに…」4位




霊夢「ご愁傷様…」


咲夜「セイヤらしいですね…」


アリス「変な所で気を使うからね…」


魔理沙「よーし!2人1組でチーム戦だぁ!!」



この後チーム戦をやったのだがかなりカオスな事になったので話すのは省こう…



魔理沙「よーし!じゃあ皆でお風呂に入ろうぜ!」


霊夢「お風呂の大きさ的に4人1組が理想ね…」


咲夜「お嬢様!妹様!一緒に入りましょう!!」鼻血ダラダラ


レミリア「え、えぇ…」


フラン「なんで咲夜は鼻血を出してるの…?」


妖夢「私も咲夜さん達と一緒に入りたいです!」


セイヤ「取り敢えず妖夢…咲夜の事頼むわ…」


妖夢「はい!」


美鈴「ではチルノちゃんにルーミアちゃん!一緒に入りましょう!それにパチュリー様も!」


チルノ「はーい!」


ルーミア「了解なのかー」


パチュリー「はいはい」


霊夢「じゃあ残りは私達ね」


魔理沙「5人居るけど大丈夫か?」


アリス「誰か1人がセイヤと一緒に入るって手もあるよ?」


セイヤとアリス以外全員「ダニィ!?」ピクン


セイヤ「バーロー!んな事出来るわけねぇだろ!!」


アリス「冗談だよー」悪い笑み


セイヤ「ったく…俺は自分の部屋に居るから早く入ってこい…」スク


ガチャ


バタン


全員「一緒にお風呂かぁ…///」ポー



セイヤの部屋



セイヤ「…鼻血出すかと思った……音楽鑑賞しながら小説でも読むか…」耳にイヤホン



咲夜が大量に鼻血を吹き出しましたーーーー!!!



セイヤ「……さぁて現実逃避現実逃避っと」ベットの上に座る


セイヤ「♪」ペラ…



〜暫くして〜



咲夜「酷い目に逢いました…」うぅ


妖夢「自業自得だと思います…」


咲夜「ですがおぜう様と妹様の裸体、この目に今一度しかと刻み込みました…」タラー


妖夢「咲夜…また鼻血…」


霊夢「じゃあ次、美鈴達入っちゃいなさい」


美鈴「鼻血で真っ赤とかいうオチは?」


咲夜「幸い湯船には入らなかったので大丈夫です」


フラン「お姉様、アイス食べよ?」


レミリア「そうね、セイヤにも持って行ってあげましょうか」


ガチャ…


レミリア「セイヤ〜…」そ〜


フラン「アイス食べる〜…?」そ〜



セイヤ「♪」ペラ…


スタスタ…


レミリア「気付いて無いわね…」


フラン「ちょっと驚かせてみよっか…!」


セイヤ『やっぱり伊坂幸太郎さんの小説にハズレは無いな…』ペラ…


レミリア・フラン「「わっ!!」」バッ!


セイヤ「うぉお!?」ビクッ!!


レミリア「まったく…読むのに夢中で気付かないなんて…」


フラン「どんな小説読んでるの?」覗く


セイヤ「伊坂幸太郎さんの「砂漠」っていう小説だ…あとフラン近い…」


フラン「え〜…セイヤは私が近くにいちゃヤダ?」


セイヤ『いやそうじゃなくていい匂いがするんだよ!後風呂上がりの女の子ってこんなに色っぽいのか!?』ドキドキ


レミリア「ちょっ、ちょっとフラン!離れなさい!セイヤが迷惑してるわよ!?」


フラン「え…そうなの…?」ウルウル


セイヤ「してないが……取り敢えず離れてくれ…」


フラン「迷惑じゃないならいいじゃん!えい!」ぎゅ〜☆


セイヤ「やめろぉぉ!!」いやぁ!


レミリア「うー…なら私だって!!」ぎゅ〜☆


セイヤ『だから何でそうなる!?童貞にはキツい!!頭がぐわんぐわんする!大人の階段を戦闘機で突き抜けてる所為でもはや吐き気がするレベルだ!!』ぎゃー


ガチャ…


咲夜「さっきからどうしたんですか…?近所迷惑ですよ…?」やれやれ…


妖夢「咲夜の鼻血も大概迷惑ですよ…」はぁ


咲夜・妖夢「「!?」」ギョッ!


セイヤにレミリアとフランがベットで抱き付いているの図


セイヤ「咲夜に妖夢!いい所に!今度こそ俺を助けてくれ!!」helpme!


フラン「セイヤっていい匂いするぅ…///」う〜


セイヤ「お前達の方がいい匂いするんだよ!頼むから離れてくれ!」


レミリア「本当…///凄くいい匂いで落ち着くわ…///」う〜


セイヤ「俺の話聞いてぇ!?」いやぁ!


咲夜「さてでは…天国を堪能したのなら…」ユラ


妖夢「今度は地獄を堪能しましょう…ね?セイヤァ…?」ユラ


セイヤ「待て!俺悪くないよな!?なぁ!?」


咲夜「お嬢様…妹様…セイヤを決して離さないで下さいね…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


フラン「言われなくても…///」ぎゅー


レミリア「絶対離さないわ…///」ぎゅー


妖夢「良かったですねセイヤ…?絶対離さないらしいですよ…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!


セイヤ「フラン!レミリア!頼む離してぇ!」


レミリア・フラン「「や…///」」ぎゅー


咲夜・妖夢「「…」」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!


セイヤ「我が生涯に………結構悔いあるわぁ…」ホロリ…



「ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」



霊夢「…そっとしておきましょうね☆」ニコ


魔理沙・アリス・さとり・こいし「「「「はーい…」」」」ニコ




美鈴「ふぅ〜…さっぱりしました、あれ?セイヤ、どうしたんですか?」はて


セイヤ「気にするな…」ボロボロのボコボコ


咲夜・妖夢「「ふん!!」」プイ…


チルノ「ルーミア、アイス食べよー!」わーい


ルーミア「うん!」


パチュリー「無様な姿ね…」


セイヤ「ほっとけ…」


霊夢「じゃあ最後に私達ね、行きましょう」


魔理沙「おう!」スク


アリス「着替え着替え…」ごそごそ


こいし「お姉ちゃんとお風呂入るの久しぶりだね!」


さとり「そういえばそうね…」うむむ


フラン「アイス美味しい〜!」ペロペロ


レミリア「お風呂上がりのアイスは格別よね」ペロペロ


咲夜「じゃあ霊夢達が上がるまでスマブラの

続きしませんか?」


妖夢「賛成です!」


美鈴「いいですね!今度こそ負けません!」


チルノ「私もやるー!」


フラン「じゃあ順番来るまでモンストしよお姉様!」


レミリア「いいわね、あら…丁度イザナミ降臨やってるわよ、フラン」


フラン「本当!?私イザナミ欲しい!セイヤ手伝って!」


セイヤ「別にいいが…パチュリー先輩もやります?」


パチュリー「暇だから参加させてもらうわ」



咲夜「私はフォックスにします!」フォックス!


妖夢「では私はかっこ可愛いトゥーンリンクです!」トゥーンリンク!


美鈴「ならば私はダンディーな男、スネークです!」スネーク!


チルノ「アイスクライマーこそ最強!」アイスクライマー!


ルーミア「皆頑張れなのかー」ペロペロ




フラン「私ヴェルダンディで行くね?」


レミリア「私はテキーラね…」


パチュリー「じゃあ私はナポレオンにするわ」


セイヤ「じゃあ俺はヨルムンガンドでいいか…」


フラン・レミリア・パチュリー「「「え…?」」」


セイヤ「???どうかしたか…?」


フラン「セイヤは私の事嫌いなんだね…」グス


レミリア「酷いわセイヤ…」


パチュリー「最低ね…」


セイヤ「お前らヨルムンさんディスるなよ……取り敢えず俺のスタミナ使うから行くぞ?」


フラン「…負けたら罰ゲームね?」


レミリア「もしも負けたら一緒に寝てもらうわよ?」


セイヤ「負けたらどんな命令にも絶対服従してやるよ」


パチュリー「言ったわね?男に二言はないわよね?」


セイヤ「わかったから…ほら行くぞ…」




美鈴「やりました!待たせたなぁ!」1位


咲夜「くっ…不覚…」2位


妖夢「チルノちゃん、元気出して…」3位


チルノ「ち、ちくしょう…」4位



霊夢「ふぅ…いいお湯だったわぁ…」ホカホカ


魔理沙「にしてもアリスいい身体だったなぁ…」ホカホカ


アリス「魔理沙…嬉しいけど親父臭い…」ホカホカ


さとり『まさかのこいしと同じ位だった…』ズーン


こいし「お、お姉ちゃんどうしたの?」ホカホカ




フラン「ほらセイヤの番だよ?」


セイヤ「はいこれで終わりだ…」カーン!!


負けを認めるわ…


レミリア・フラン・パチュリー「「「え…?」」」


セイヤ「お、ヨルムンさん仕事したな…全部で3体か…」


レミリア「せ、セイヤ…今の何?」


セイヤ「何ってイザナミの間にヨルムンさん配置しておいて丁度弱点あったからそのまま動かしただけだよ…」


パチュリー「す、凄いわね…」


セイヤ「凄い人はヨルムンさん4体でクリアするけどな…」


フラン「やったー!イザナミ手に入ったぁ!」わーい☆


レミリア『まさか一撃だなんて…折角いい口実ができたと思ったのに…』


パチュリー『なんて思ってるのでしょうね、レミィは…』はぁ


魔理沙「おーい皆でモンハンやろうZE☆?」


フラン「モンハン!?」キラキラ☆


レミリア「勉強しなくていいのかしら…」


霊夢「ここまで来たらとことん楽しみましょう?」


妖夢「やりましょうやりましょう!私の太刀捌き見せてあげます!」


咲夜「でしたら目標を決めてタイムアタック勝負にしましょうか」


セイヤ以外「賛成!」


セイヤ「お前ら3DS持って来てるのか?」


セイヤ以外「勿論!!」スチャ☆


セイヤ『こいつら始めから勉強する気無かったな…』


ルーミア「でも2人余る…」


こいし「そうですね…チーム分けどうしましょう…」


霊夢「それなら決まってるわ…セイヤと魔理沙、頑張ってね?」


セイヤ「別にいいが…」


魔理沙「ま、楽勝だな!」


咲夜「モンハンも得意ですからね…あの2人は」


レミリア「ゲーム全般得意な様な気がするわ…」


さとり「1年生の時もやったわね…そういえば」


アリス「あの時は3rdだったね…」


フラン「結果は?」


霊夢「私と咲夜にレミリアに妖夢チームVS魔理沙とセイヤとさとりとアリスチームでやったんだけど」


妖夢「魔理沙とセイヤが開始5分でジンオウガを討伐して負けました…」


アリス「私とさとりは閃光玉投げてただけだもんね…」


美鈴・チルノ・ルーミア「「「うわぁ…」」」


咲夜「と、いう訳で魔理沙とセイヤ以外でチーム分けをしましょう」



〜そしてチーム分け結果〜



霊夢「頑張りましょうね?皆!」ライトボウガン使い


レミリア「勿論よ!」ランス使い


咲夜「私の乱舞で敵を切り刻みます!」双剣使い


美鈴「一撃必殺!それが原点にして頂点です!」ハンマー使い




パチュリー「一発一発に魂を込めるわ…」ヘビィボウガン使い


さとり「相手の思考を先読みして立ち回るわ」片手剣使い


こいし「私も頑張ります!」弓使い


フラン「きゅっとして〜…どかーん☆」ガンランス使い



妖夢「皆さんの邪魔にならない…そんな太刀使いに…私はなる!」太刀使い


アリス「妖夢の太刀捌きは華麗だから大丈夫だよ!私も皆を援護するね!」狩猟笛使い


ルーミア「踊る様に戦うのかー…」操虫棍使い


チルノ「あたいこそ最強ね!」チャージアックス使い



セイヤ「すべてを叩き斬る…」大剣使い


魔理沙「セイヤはいつもゲームやる時キャラが変わるぜ…」スラッシュアックス使い



アリス「そして今回私達がやるクエストはイベントクエストの《時代を翔ける竜》!」


咲夜「シャガルマガラですね…燃えてきました!」


さとり「場所は禁足地ね…操虫棍じゃない武器でも乗り攻撃が可能なフィールドね…」


霊夢「それじゃあ皆!」


セイヤ以外「一狩り行こうぜ!!」


セイヤ『本当に…楽しそうだなぁ…』


モーンハーン♪




〜禁足地 ベースキャンプ〜



霊夢「さて…支給品取って行きましょう?」獄弩リュウゼツ改


レミリア「絶対負けないわ!」黒滅龍槍


咲夜「1位目指して頑張りましょう!」封龍剣【極絶一門】


美鈴「乙らない様頑張ります!」テオ=クラリア




パチュリー「それじゃあ皆、頑張りましょうね」蛇帝砲オビュマデュラ


さとり「なるべくスタンを狙いながら立ち回るわ」破龍剣【邪絶一門】


こいし「遠距離が2人だけど大丈夫でしょうか…」蛇帝弓ナゲルマデュラ


フラン「私達ならきっと大丈夫だよ!」デオス・オシリス



妖夢「さぁ皆さん!標的はシャガルマガラ!必ずや打ち倒しましょう!」極封龍刀【裂破】


アリス「私の旋律を響かせる!」叛逆笛ラーガレギオン


ルーミア「頑張るのかー!」THEチェイサー


チルノ「あたいは最強!皆一緒で史上最強!」THEセイヴァー




セイヤ「よし…行くぞ魔理沙…そして俺の相棒…」エピタフイディオン


魔理沙「負ける気がしないぜ!」ステアライズ=ワンド



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シャガルマガラ「ガァァァァアアアア!!!!」



全員「いざ…勝負!!」ダッ





霊夢「滅龍弾よ!くらいなさい!」バシュ!バシュ!


シャガルマガラ「ガァァ!」ブン


ガキンッ!


レミリア「品が無いモンスターは…嫌いよ!」ガード突き


美鈴「ハァ!!」ブン


パシン☆


霊夢「ピヨったわ!咲夜、お願い!」


咲夜「任せて下さい!鬼人化!!」シャキーン


ズババババババッ


咲夜「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」


レミリア「咲夜にばっかりいい所持って行かせないわ!」突進してフィニッシュ


美鈴「目が回るぅ!」グルグルグルグル


霊夢「いい調子ね!」バシュバシュバシュ!





さとり「たぁ!!」ザシュ


シャガルマガラ「ギャア!?」


パチュリー「拡散弾行くわよ!」バシュン


ドンドンドンドンッ


こいし「えいっ!」曲射


バシュバシュバシュバシュ


さとり「やぁ!!」盾当て


パシン☆


さとり・パチュリー・こいし「「「フラン(ちゃん)!!!」」」


フラン「任せて!…きゅっとしてぇ…」キィィィィン


フラン「ドカーン☆!!!」ドオオオオオオオン!!


パチュリー「このまま畳み掛けるわよ!」


さとり「了解です」カチャ


こいし「任せて下さい!」キリキリキリキリッ


フラン「オッケー!」ガシャコンッ





妖夢「たぁぁぁあああ!!」ズバァ!


シャガルマガラ「ギャアオォン!」


妖夢「あなたの血で…私の刀の刀身は赤く染まります…」パチン


アリス「♪」プゥファァン♪プゥファァン♪


【攻撃力と防御力を更に強化】


アリス「ルーミアちゃん!やっちゃって!」


ルーミア「はぁ!やぁ!」ズバズバッ


シャガルマガラ「ギャアア!?」ドテン


チルノ「乗り攻撃に移った!」


ザクザクザクザクッ


シャガルマガラ「ギャアオォン」ズテェン


妖夢「チルノちゃん!お願いします!」


チルノ「OK♪」キュィィィィィイイイイン


バシュッ パシパシパシパシン


シャガルマガラ「ギャアオォンンンンン!」ドテン☆


妖夢「さぁ皆さん!もう一踏ん張りです!」


アリス・ルーミア・チルノ「「「うん(はい)!!」」」





シャガルマガラ「ガアァ!!」狂竜ブレス


セイヤ「よっと…」回避


魔理沙「そんな攻撃当たらないぜ?」回避


セイヤ「ふん…」ザシュ!パシン☆


ピカッ☆ シュゥゥゥン


魔理沙「今だセイヤ!叩き斬れ!」閃光玉投げた


セイヤ「悪いな…魔理沙!」溜め斬りザシュゥゥゥ!!


バキッ


魔理沙「…角折れちゃったぜ?」


セイヤ「こっちの方がやり甲斐があるだろ…?」ふっ


魔理沙「違いないぜ…」ニカ


シャガルマガラ(怒り)「ガァァァァアアアア!!」バサッ







魔理沙「属性…解放!!」バシュゥゥゥウウウン!!


魔理沙「セイヤ!トドメだぜ!!」


セイヤ「大剣三・連・撃!!」ザシュ!パシン☆ザシュゥゥゥウウウ!!


シャガルマガラ「ガァ……ァァ…」


ドサ…


【目的を達成しました】


セイヤ「お前程度の相手じゃ俺と魔理沙には役不足だ…」肩に剣乗せる


魔理沙「楽勝だぜ!」ガッツポーズ☆




妖夢「はぁぁ!!」ズバァ!!


シャガルマガラ「ガァァァァアアアア!……ァア…」ドサ


【目的を達成しました】


妖夢「流石ですね…セイヤと魔理沙は…」パチン


アリス「でも2位は嬉しいね!」


ルーミア「お疲れ様でした…」


チルノ「疲れたぁ…」



霊夢「咲夜!レミリア!美鈴!ラストスパートよ!」弾装填


咲夜「たぁぁぁぁぁぁ!!」ズバズバズバズバッ


レミリア「やぁあ!!」薙ぎ払い


美鈴「やっぱり目が回るぅぅぅぅ!」グルグルグルグルグルグル


シャガルマガラ「ギャア……ァ…」ドサ


【目的を達成しました】


霊夢「ふぅ…3位かぁ…」


咲夜「でも楽しかったですね…」鬼人化解除


レミリア「後はフラン達ね…」剥ぎ剥ぎ


美鈴「くらくらするぅ…」ピヨ☆ピヨ☆




フラン「これで終わりだよ!きゅっとしてぇ…」


キィィィィィィィィン


フラン「ドカーン☆!!」ドオオオオオオオン!!


シャガルマガラ「ガァァァァアアアア!」


ドサ…


【目的を達成しました】


パチュリー「御免なさい…私が乙した所為で…」


こいし「何故かパチュリー先輩ばっかり狙ってましたね…あのシャガルマガラ…」


さとり「あれはストーカーの域に達していたわね…」


フラン「でも楽しかったぁ!!」





霊夢「結局セイヤと魔理沙が1位ね…」


魔理沙「シャガル程度で苦戦する私達じゃないぜ!」


レミリア「そういえば火竜の紅玉が欲しいのよね…」カチカチ


フラン「私もぉ…」カチカチ


咲夜「ではリオレウス希少種でも捕獲しに行きましょうか?」


レミリア「お願いするわ…」


フラン「セイヤも手伝ってぇ…」


セイヤ「了解…俺はもう行けるから先に集会所に行ってるぞ?」カチカチ


妖夢「私達も何か行きましょう!」


魔理沙「ならラージャンのギルクエ行こうぜ!」


チルノ「だったら私行きたい!」


こいし「わ、私も…」おずおず


魔理沙「OK!じゃ集会所2で待ち合わせな!先に行ってるぜ?」カチカチ


アリス「セイヤも魔理沙もヤケに準備早いね…」


魔理沙「セイヤと私はシャガル戦の時に閃光玉くらいしか使わなかったからなぁ…」


さとり「まさか殆どダメージ食らわなかったとか?」


魔理沙「そうだぜ?回復薬系統は応急薬2つくらいしか使わなかったし」


パチュリー「そのゲームの腕前を少し分けて欲しいわ…」


美鈴「ちょっと失礼します……うわ、魔理沙のハンターランク…594…」


レミリア「嘘!?セイヤ!ちょっと貸しなさい!」バッ


セイヤ「あ、おい…」


フラン「ハンターランク581…」唖然


妖夢「私まだ100に上がったばかりです…」


霊夢「この2人が異常なのよ…」はぁ


咲夜「ギルドカードの武器使用率がどれも500超え…」


ルーミア「ゲーム廃人なのかー…」


さとり「それより余った人達で何かクエスト行きましょう」


アリス「じゃあ人妻狩りに行こう!黄金色の」


霊夢「いいわね、夫のよりも太い弾丸ぶち込んであげるわ」


ルーミア「私も行きたいです…」おず


さとり「全然構わないわよ?じゃあ準備が出来次第集会所3に集合ね?」


霊夢・アリス・ルーミア「「「了解(です)」」」


美鈴「ではパチュリー様!私達はオトモと共にジンオウガを討伐しに行きましょう!」


パチュリー「いいわね…私の愛猫レミにゃんの力を見せてあげるわ!」


レミリア「れ、レミにゃん!?パチェ、何よそれ!聞いてないわよ!?」


咲夜「猫耳お嬢様……有りです!!」ブシュッ


妖夢「また鼻血…」


セイヤ「確かに似合いそうだな…てかお前らの中で似合わない奴が居ない様な…」


フラン「皆聞いた…?今度セイヤに猫耳付けて迫ってみようよ…」ヒソヒソ


こいし「…うん、でもどんな反応するのでしょうか…」ヒソヒソ


アリス「きっと両目をハートにして私達の事を…」ヒソヒソ


ルーミア「こ、事を…?」ヒソヒソ


アリス「この先は…とても言えないよ///」ヒソヒソ


チルノ「えぇ〜…生殺しだよぉ…」ヒソヒソ


紅美鈴「き、気になります…」ゴクッ


さとり『そんな事をする勇気があるなら最初からやってそうだけれど……言わないでおきましょうそうしましょう…』


霊夢『何故だかさとりが考えてる事がわかる…私、霊感以外の能力が開花したのかしら…』




その後、皆で楽しくモンハンしました♪




セイヤ「さて…もう22時だしそろそろ寝るか…台所で歯磨きしてくれ、俺はシャワー浴びてくる」スク


フラン「セイヤまたシャワー浴びるの?」モグモグポロポロ


セイヤ「寝る前に身体スッキリさせないと寝れないんだ…あと零してるぞ?」


霊夢「私達が入った後のお風呂だから興奮してるのよ」


魔理沙「全くセイヤはホント素直じゃないぜ!」


セイヤ「……俺は咲夜じゃないぞ…」


咲夜「セイヤ!それは私に対して失礼ですよ!?」


美鈴「咲夜さん、事実ですからしょうがないですよ…」


レミリア「わ、私ももう一回シャワーを…」ソォ〜…


妖夢「ストップ!」ガシッ!


レミリア「は、離しなさい妖夢!私もセイヤと一緒にシャワーを…!」ジタバタ


さとり「駄目よ…自分だけなんて許されないわ…」ガシッ!


チルノ「どっちにしても無理だと思う…」


こいし「ですよね…」


アリス「きっと顔真っ赤にしながら「こっち来るな」とか言うのが想像できるもん…」


ルーミア「なのかー…」


レミリア「あ、あれ?セイヤは?」ぐい〜


フラン「???…セイヤならとっくにシャワー浴びに行ったよお姉様」モグモグポロポロ


レミリア「そ、そんな…」ガク


妖夢「目的を!」決め!!


さとり「達成しました!」ポーズ!!


霊夢「さて…目的を達成したなら剥ぎ取りand報酬確認タイムよね?」ガシッ


魔理沙「おぉ!リアルモンスターハンターだぜ!」ガシッ


咲夜「お嬢様を……剥ぎ取り……Yes!!!!」ブシァァァァ!!


レミリア「は、離しなさい!!」再び捕まる


フラン「わーい!お姉様を捕獲だぁ!」口がお菓子のカスまみれ


パチュリー「明日の身体検査の前にレミィを身体検査してあげるわ」両手わきわき


レミリア「や、やめなさい!私のカリスマを穢さないで!」


アリス「じゃあそのカリスマをブレイクするね?」ニコ


こいし「わ、私達は見学してますね?」苦笑い


チルノ「そ、そうだね…」


ルーミア「助けられなくてすみません…」ペコ


レミリア「こ、こうなったら…奥の手よ!!」


全員「奥の手…?」霊夢と魔理沙が手を離す



レミリア「スカーレット家秘伝の守り!!《カリスマガード》!!!」バッ



全員「…」シ〜ン



「いやぁぁぁぁぁああああああ!!!!」



〜お風呂〜


セイヤ「レミリアの声…何やってるんだあいつら…」ゴシゴシ



〜 再びリビング〜



セイヤ「おいお前ら…隣の人に怒られるから静かに…」脱衣所から出てきた


咲夜「あ…」レミリアのパジャマ持ってクンカクンカ中


セイヤ「おい…なんで咲夜がレミリアのパジャマを…?」奥覗く


レミリア「ふぇ…?」下着姿


セイヤと咲夜とレミリア以外「え…?」戦利品確認中


セイヤ「俺は……俺は何も見ていない!散歩してくる!!!!」ダッ!


圧倒的ガチャッ…!


圧倒的バタンッ…!



レミリア「セイヤに…見られた…」ウルウル


霊夢「ご、ごめんレミリア!まさかセイヤがこんなに早く上がるなんて!」


魔理沙「な、泣くなレミリア!私達が悪かった!」


レミリア「う…うぅ…えぐっ…」ポロポロ


アリス「よ、よーしよしよし!いい子いい子ぉ!」ナデナデ


フラン「お、お姉様御免なさい!」orz


妖夢・パチュリー・美鈴「「「御免なさい!!!」」」orz


咲夜「誰ですかお嬢様を泣かせたのは!?私が成敗してやります!!さぁ出て来なさい!!」パジャマ片手に鼻血ダラダラ


レミリア以外「あんたもその泣かせた1人(ですよ・でしょ・だよ)よ!!」ガァー


咲夜「なんですと!?」驚愕




〜マンションの外(幻想公園)〜



ピッ…


ガコンッ!


セイヤ「ふぅ…ヤバい…さっきのはヤバいだろ…」ブランコに座ってコーヒー開ける


セイヤ「何故あんな事に…つか咲夜は何でパジャマの匂い嗅いでたんだ?」ゴク


俺はコーヒーを一口流し込んで考えるのを放棄した…それが最良の判断だと思ったからだ


セイヤ「今日も月が綺麗だな…」ふぅ


月の周りには金平糖の様に小さい星が幾つも散りばめられていた、まさに神秘的…というか当たり前の夜空がこんなに綺麗に思えるんだな、昨日の月も綺麗だったけど…今日も変わらず綺麗なままだ


セイヤ「いつ戻ろう…」ゴク


コーヒーを飲みながら言葉を零す、明日も朝が早いからな


セイヤ「……もしも月が消える時、貴方は何を思うのか…希望の光が降り注ぐ時絶望の焔が灯るだろう…欠けた月はやがて満ち貴方を再び照らすだろう」ゴク


俺は思いついた言葉をそのまま口に出す


セイヤ「…臭いな」スク…


ポイッ!


カコンッ…


セイヤ「さて…戻るか…」スタスタ


春の夜風が心地良い風を俺に吹きかける


セイヤ「気持ちいいな…」スタスタ


案外いい時間を過ごせたな…そう思いながら俺は自分の部屋へと歩みを進めた



〜玄関〜


ガチャ


セイヤ「ただいま…」スッ


バタン


霊夢「お、おかえりなさい…」


魔理沙「ご、御飯にするか?」


アリス「お、お風呂にする?」


咲夜「それとも…お、お嬢様…?」グヌヌ


妖夢「咲夜…そんなに嫌なんですか?」


フラン「咲夜が血の涙を流してる…」


さとり「布団の用意はできてるわよ?」


パチュリー「心ゆくまでお楽しみ下さいませ」ぺこり



そこには一つの布団に枕が二つ、そして布団の上にレミリアが正座をしていた



レミリア「ふ、不束者ですが…///セイヤ…初めてだから…優しくしてね…?///」うるっ



こいし「おめでとうございます」パチパチ


ルーミア「おめでとうなのかー」パチパチ


チルノ「めでたいなぁ!」パチパチ


霊夢「おめでとう」パチパチ


魔理沙「おめでとさんだぜ!」パチパチ


咲夜「お、おめでとうござい…ます…!!」血の涙ダラダラ


アリス「咲夜…」パチパチ


妖夢「何はともあれおめでとうございます!」パチパチ


フラン「お姉様、セイヤ…おめでとう!」パチパチ


さとり「二人とも幸せにね?」パチパチ


パチュリー「レミィが大人に…感慨深い物が有るけれど…おめでとう」パチパチ



セイヤ・レミリア「「あ、ありがとう…」」ニコ




俺の大切な人達にありがとう…





父と母にさようなら…





そして全てのリア充達に…





《おめでとう》








【終劇】



















セイヤ「ってストーーーーップ!!!」バッ


霊夢「何よ…折角良い感じに終わらせてあげようと思ったのに…」


魔理沙「そうだぜセイヤ?最高のハッピーエンドだぜ!」


セイヤ「なんで選りに選ってチョイスがエ◯ァンゲリオンなんだよ!?」


アリス「皆で話し合ってこれにしようって決めたんだ」


妖夢「しかし皆さん凄く様になってましたね!」


咲夜・レミリア「「え…?冗談だった(の?)んですか?」」


フラン「咲夜とお姉様は芝居だって思ってなかったんだ…」えー…


さとり「嘘でもセイヤとありがとうが言えたんだから感謝して欲しいわ…」はぁ


こいし「あ、あはは…」乾いた笑い


咲夜「よ、良かった…お嬢様が穢されずにすみました…」ふぅ


美鈴「また咲夜さんそんな事言ってぇ、本当はセイヤの心配もしてたん ヒュッ!!です…よね…え?」


咲夜「美鈴…今何か言いましたか…?」ナイフキラリ☆


美鈴「な、何でもありません!!」敬礼


咲夜「そうですか☆」ニコッ


パチュリー「美鈴…馬鹿ね…」


チルノ「ど、何処からナイフを…」ガクブル


ルーミア「そこには誰も突っ込まないのかー…」


セイヤ「ったく…ほら明日も早いから歯磨いて寝るぞ?」


レミリア以外「はぁ〜い…」


レミリア「…」ショボン


セイヤ「レミリア…」


レミリア「何よ…」ムスッ


セイヤ「芝居でも嬉しかったよ…ありがとな…?」なで


レミリア「え…?……うん…///」ポッ


レミリア以外「天誅!!」バキィ!!


セイヤ「ランドマークタワー!?」ぐはぁ


レミリア「えへへ…///」スタスタ





セイヤ「それじゃおやすみ…」ふぁあ


咲夜「一緒に寝ないんですか?」


セイヤ「当たり前だろ…」ねむねむ


魔理沙「セイヤ…わ、私が一緒に寝てやるぜ?///」


霊夢「だ、駄目よセイヤ!私の所へ来なさい!///」


咲夜「そ、その私と…い、一緒に…寝て下さい…///」モジモジ


レミリア「せ、セイヤ…お願い…私と…///」


アリス「ほ、ほら…おいでセイヤ…?///」ポンポン


フラン「セイヤ…一緒に寝よ…?///」首傾げて


さとり「と、特別に一緒に寝てあげるわよ?///」


こいし「セイヤさん…私と一緒に…寝て下さい!!///」ペコ


美鈴「ほらセイヤ!ここが空いてますよ!」バッ


妖夢「せ、セイヤ!私と…一夜を共にして下さい…///」


チルノ「あ、あたいが一緒に寝てあげてもいいけど!?///」プイ


ルーミア「い、一緒に寝て欲しいのかー…///」


パチュリー「さぁほら…早く来なさい…///」


セイヤ「神は言っている…此処で寝る運命では無いと…」ガチャ…バタン…


全員「…」


霊夢「……寝ましょうか…」


全員「うん(はい・ええ・だぜ)…」ショボン



〜セイヤの部屋〜



セイヤ「さて…寝るか」モゾッ


カチカチンッ☆


セイヤ「おやすみ…」ふぅ


セイヤ「…」


セイヤ「zzz」スゥスゥ…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜夜中 2時半頃〜


セイヤ「ん…トイレ…」ゴソッ


ガチャ


セイヤ「…」ボケ〜 スタスタ


ガシッ!


セイヤ「っ!?何だ!?」ビクゥ!!


チルノ「アイスゥゥ〜…」むにゃむにゃ


セイヤ「…何だチルノか」ふぅ


ゲシッ!


ズテンッ☆


セイヤ「イーノック!?」げはぁ!


パチュリー「決まったぁ…パチュリー選手のシュートが決まりましたぁ…」むにゃむにゃ


セイヤ「何なんだよ一体…」よいしょ


ヒュッヒュッヒュヒュ!!


カカカカッ!!


セイヤ「…え?ナイフ…?」汗タラー


咲夜「やりまひゅね…私のナイフをかわふとは…」むにゃむにゃ…


セイヤ「どんな夢見てるんだよ…」


ガシッ!


セイヤ「え…?」グンッ


スドォォン!!


セイヤ「ルシフェル!?」ぐほぉ!


美鈴「じゃーまんすーぷれっくすぅ…」Vサイン


ゲシィ!


さとり「さとりんキィーック…」


ドゴォ!


こいし「無意識パァンチィ…」


セイヤ「何なんだよ!俺はこんな事される覚えはゲハァ!?」


妖夢「燕返しぃ…」手を翳す


ルーミア「むぅ…」ブンッ!


セイヤ「危なっ!?」サッ…


レミリア「スカーレットデビルゥ!」バッ!


セイヤ「アザゼルッ!?」ホゲェ!


フラン「フォーオブアカインドォ!」ドカバキグシャメキッ!!


セイヤ「死ぬ!?運命!?じゃ!?無い!?」


ドサッ…!


アリス「ん…」コロン…


セイヤ「な…///あ、アリス…」身体が目の前に


魔理沙「マスタースパークッ!!」ドゴォ!


セイヤ「なっ!?」


プニョン☆


アリス「んっ…///」ビクン


セイヤ『や…柔らかい…///ってんな事考えるよりも脱出を…』グッ!


霊夢「夢想〜…」ググッ!


セイヤ「嫌な予感が…」ビクビク


霊夢「封印ーーーーー!!」セイヤとアリスにダイブー!


セイヤ『つかお前ら寝相悪過ぎだろぉぉぉ!!』



こうして夜は更けていった…




朝 6時30分



チュンチュン


チチチチッ




咲夜「ん…朝ですかぁ…?」グシグシ


セイヤ「」目の前〜


咲夜「え…?///キャーーーーッ!!///」バシィン!


ドサッ…


さとり「何よぉ〜…騒がしいわねぇ…」ねむねむ


セイヤ「」覆い被さり〜


さとり「え…え?え?……イヤーー!!///」ドンッ


こいし「お姉ちゃんうるしゃいよぉ〜…きゃっ」ドサッ


セイヤ「」押し倒し〜


こいし「しぇ、しぇいやしゃん!?///」ボンッ


セイヤ「う、うぅん…」モゾ


こいし「んっ…///き、きゃーーー!!///」ドン


フラン「皆どうしたのぉ…」グシグシ…


セイヤ「」ち〜ん☆


フラン「あれ?何でセイヤがここに居るの?………チャンス!!」バッ


妖夢「《現世斬》!!」ドスゥ!


フラン「あぅ!?」トサ…


妖夢「安心して下さい…手刀です」しゃきん☆


パチュリー「あれ…なんでセイヤがここに?」ムクリ


咲夜「分からないです…さっき起きたら目の前居たんですよぉ…///」ドキドキ


霊夢「ふぁあ…おはよう皆…」


魔理沙「んー!よく寝たぜぇ!あれ?セイヤが何でここに?」


アリス「おはよぅ〜…」モゾ…


チルノ「あれぇ…アイスは?」ボケ〜


ルーミア「ん…朝なのか〜…」グシグシ


セイヤ「っ……クソ、もう朝か…結局あんまり寝れなかった…」ムクッ…


霊夢「ていうかなんであんたがここに居るのよ…」


セイヤ「トイレに起きて行こうとしたらお前らの寝相の悪さに邪魔されたんだ、挙げ句の果てに気絶するまでタコ殴りにしやがって…」


魔理沙「そ、そんな事が…」


セイヤ「よくお前らはあの中で寝れたよな……いや寝相が悪い同士だから特に何も問題ないか…」


アリス「ご、ごめんね?」


妖夢「すみませんでした…」ショボン


セイヤ「まぁお前らがぐっすり寝れたんだったらそれでいいよ…体力テストが心配だが…」


さとり「ありがとう…御礼に膝枕してあげるわ、おいで?」ポンポン


セイヤ「いや…なんかしてもらったら癖になりそうだから止めておく…」


さとり「そう…」ショボン


セイヤ「気持ちは嬉しいよ…ありがとな、さとり」なでなで


さとり「え、えぇ…///」カァ


こいし「いいなぁ…お姉ちゃん…」ボソ


チルノ「こいしが嫉妬してる…」ヒソヒソ


ルーミア「恋する乙女なのかー…」ヒソヒソ


美鈴「それにしてもお嬢様は起きるのが遅いですね…」


咲夜「2年生になってもそこは変わらずなんですね…お嬢様は」はぁ


パチュリー「レミィは朝が超が頭に付く程苦手だからしょうがないわ…」


フラン「お姉様起きてぇ…」ユサユサ


布団「う〜〜…や!」モゾモゾッ


霊夢「や!…ですって」キュン


魔理沙「可愛いぜ…」キュン


セイヤ「ったく…ほらレミリア、早く起きろ」ユサユサ


さとり「駄目よセイヤ…もっと工夫した言い方をしないと」


アリス「そうだね!セイヤ…はいコレ」つメモ


セイヤ「…何?コレ読めって?」


咲夜「それを読めばお嬢様は飛び起きると思いますよ?」


布団「う〜…う〜…」モゾモゾ


セイヤ「ほら、レミリア…起きてくれ…それとも俺が皆と先に学校行ってもいいのか?」


布団「う〜…」モゾ


セイヤ「俺は…レミリア、お前と学校に行きたいんだ…」

レミリア「おはよう!!」シャキーン☆



セイヤ以外全員「…」シラー



レミリア「御免なさい…」カリスマ土下座☆


セイヤ『まさか本当に起きるとは…』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



セイヤ「お前ら本当に朝御飯食べないのか?」モグモグ


霊夢「い、いらない…」ぐぬぬ


魔理沙「そうだぜ…私の意思はダイヤモンドよりも硬いんだぜ…」


咲夜「でもお昼前に体力テストも有るのに持つのでしょうか…」


妖夢「お腹空きました…」みょん〜


セイヤ「いいから食べろよ…お前らが心配で色々集中できなくなるだろ…」はぁ


さとり「ほ、本当に心配…?」


セイヤ「当たり前だろ…ほら早く食べないと時間無くなるぞ?」モグモグ


レミリア「じゃ、じゃあ…」


フラン「う〜…でもやっぱり…」


アリス「少しでも減らしたい…」


セイヤ「はぁ…俺はお前らが大切だ、だから余計な心配を掛けさせないでくれ」箸置く


パチュリー「…むきゅ〜」


美鈴「そんな事言われたら…」


セイヤ「頼む…俺はお前らが笑ってる姿が好きなんだ…だからそんな顔してもらいたくない」ぺこり


こいし「分かりました…セイヤさんに心配を掛けさせる訳にはいきませんから…」


ルーミア「心配してくれてありがとう…」


チルノ「沢山食べるから安心してよね?」


セイヤ「あぁ…」ニコ


全員「///」カァ




魔理沙「それじゃあ手を合わせて…いただきます!」


セイヤ以外「いただきます!!」


セイヤ『はぁ…良かった』スク スタスタ


霊夢「一晩寝かしたカレーは更に美味しいわね」


咲夜「そうですね…とっても美味しいです」


アリス「あそこまで言われたら食べない訳にはいかないよ…」


魔理沙「セイヤは本当、卑怯だぜ…」


レミリア「全くだわ……笑ってる顔が好き、かぁ…」


妖夢「本人はあんまり自覚が無いみたいですけど…」


フラン「あれがセイヤの本音なのかな…?」


さとり「その様ね…普段は口にしない癖に」


こいし「珍しいんですね…セイヤさんが本音を口にする事って」


美鈴「殆ど聞いた事がありませんでした…」


パチュリー「何方かと言うと行動で示す様な所があるものね…」


ルーミア「でも嬉しかった…」


チルノ「あたいも…あんなに人の事を思いやれる人なんてそうそう居るもんじゃないよ…」



〜キッチン〜



セイヤ『眠い…』うつらうつら…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜通学路〜




咲夜「しかし皆さんと一緒に登校するのはいいものですね」スタスタ


アリス「出来ればずっと皆で登校したいね」スタスタ


霊夢「じゃあこれからずっとセイヤの家に居候するって事で」チラ


魔理沙「ファイナルアンサー!?」ビシ


セイヤ「正直言うと嫌ではないがそれだったら出来るだけ親と一緒に居てやれ」


さとり「デレたと思ったら物凄いマトモな事を言われたわ…」ヒソヒソ


妖夢「でもセイヤらしいですね……待って下さい!私の両親は今海外に行ってるんでセイヤの家に居候できるんじゃ!?」ハッ


セイヤ「幽々子先輩にはお前が着いてなきゃ駄目だろ…」スタスタ


レミリア「見ていると妖夢の方が先輩に見える程に頼りっきりだものね、幽々子先輩」スタスタ


パチュリー「幽々子は妖夢大好きっ娘だから出て行ったらセイヤは桜の木の養分にされるわね…」スタスタ


美鈴「お、恐ろしいですね…」スタスタ




フラン「待て待てー!!」タッタッタッ


チルノ「あたいのスピードに着いてこれる!?」タッタッタッ


こいし「朝から元気だよね、フランちゃんにチルノちゃんは…」スタスタ


ルーミア「テンション高いのかー…」


フラン「チルノ早いよっあう!?」ドテッ


チルノ「!?フラン大丈夫!?」駆け寄り


レミリア「フラン!?」タッタッタッ


霊夢「どうしたの?」


咲夜「妹様が転んでしまった様です!」タッタッタッ


魔理沙「大丈夫か!?」


レミリア「フラン大丈夫?」


フラン「お姉様〜…」ウルウル


アリス「血が出ちゃってるね…」


妖夢「フランちゃん立てますか…?」


フラン「う、うん…痛っ…」ズキッ


セイヤ「ったく………美鈴っ!」鞄投げる


美鈴「っと!いきなり投げないで下さい!」


フラン「セイヤ?……きゃっ!?」お姫様抱っこ〜


セイヤ「それじゃあ俺はフランを保健室に連れてくから紫さんに言っといてくれ」ダッ


フラン『せ、セイヤにお姫様抱っこしてもらってる///』ドキドキ


レミリア「ちょ、ちょっとーー!?」


魔理沙「ど、どうしてこうなったぁ!?」


霊夢「待ちなさーい!!」


咲夜「もうあんなに遠くに…」


さとり「レミリアといいフランといいあの姉妹はお姫様抱っこに縁があるわね…」


こいし「いいなぁ…」


チルノ「フラン大丈夫かな…」


ルーミア「後で謝ろ?」


妖夢「お昼御飯コンビニで買おうと思っていましたがどうしましょう…」


美鈴「セイヤと妹様の分も買っておきましょうか…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜保健室〜



セイヤ「永琳先生居ますかー?」ガラ


「あらセイヤ君、いらっしゃい…どうしたの?こんなに朝早くに」


この銀髪を三つ編みの様に縛っている女性は八意永琳先生、保健室の先生である。

紫さんや霊菜さん萃香先生とは同期でここの卒業生である、何故この学校で保健の先生をやっているのか疑問に思う程薬剤に対しての知識が豊富にあり、どんな怪我もたちまち治す事から幻想町のブラッ◯ジャックなんて呼ばれている。(しかし御代は一銭も受け取りません)

俺たちと同学年の《鈴仙優曇華院イナバ》や《因幡てゐ》には師匠やらなんやらと慕われている。

同じく同学年の《蓬莱山輝夜》には何故か頭が上がらないらしく、彼女の言う事は基本何でも聞く(理由は聞いたが話してくれませんでした)

紫さんと同様におばさんとかババアとか年増とか言うとキャラが崩壊する程怒ります、ご注意下さい(1年の頃魔理沙がボコボコにされました)


永琳「しかもフランちゃんをお姫様抱っこまでして…そういうプレイなの?若いわねぇ…」


セイヤ「フランが通学路でコケて膝擦り剥いたからここまで運んできたんですよ…」


フラン『セイヤにお姫様抱っこセイヤにお姫様抱っこセイヤにお姫様抱っこセイヤにお姫様抱っこ///』プシュー


セイヤ「ほらフラン着いたぞ?…おい聞いてるのか?」ユサユサ


フラン「えっ!?もう着いたの?」


セイヤ「あぁ、ほら下ろすぞ?」そっ


フラン「あ、ありがとねセイヤ……嬉しかったよ?」


セイヤ「当然の事したまでだよ…これからは気を付けろよ?」なで


フラン「う、うん…///」ドキドキ


永琳「ラブコメなら他所でやって頂戴…」


ガラッ…


「師匠、おはようございます…あれ?セイヤが保健室に居るなんて…またサボり?あ、フランちゃんおはよう」


セイヤ「おお、うどんいい所に来たな」


「もう!うどんって呼ばないでってあれ程言ってるでしょ!?」


こいつが永琳先生の弟子?の鈴仙・優曇華院・イナバ(これが本名だと俺は認めたくない)である、足元に届きそうなほど長い薄紫色の髪に、紅い瞳を持ち頭には何故かウサ耳を装着している。(本人曰くチャームポイントandトレードマークらしい)

見た目がかなり良く中学生の時に新一年生男子の心を鷲掴みにしまくった事から《新参ホイホイ》なんて呼ばれている、本人はあまり異性に興味が無いらしく断っていたらしい。

皆からはうどんちゃんという渾名で親しまれていて友達もかなり多く、勉強もスポーツも人並み以上にでき、同学年だけでなく年上からも好かれるなんとも羨ましい人種である。見た目に似合わず銃が好きで自分の部屋にはモデルガンのコレクションが50丁程ある(部屋に入った際に見た)部活はサバゲー倶楽部に在籍していて男顔負けの射撃技術を誇る。


セイヤ「まだまだ出てないキャラが沢山いるからな…こういう所で登場させて置かないと」


うどん「何の話?……ていうか表記がうどんになってるよ!?戻して!ねぇ戻してよ!!」


セイヤ「寝不足なんだから大声出さないでくれ…油揚げ乗せて狐うどんにするぞ…」


うどん「ひぃ!お、お願いだからそれはやめて」


永琳「セイヤもウドンゲ虐めが様になって来たわね、良い傾向よ」


セイヤ「有り難き幸せ…」ペコ


鈴仙「もうやだぁ…」グス


セイヤ「冗談だよ…悪かったな揶揄ったりして」ポン


鈴仙「……いい子いい子してくれたら特別に許してあげる」


セイヤ「???はいはい、いい子いい子」なでなで


鈴仙「ぅぅ…///」


フラン「あぁ〜!鈴仙ズルい!セイヤ私もぉ!!」頭突き出す


セイヤ「お前ら変わってるな…俺じゃなくて永琳先生にしてもらえよ」Wなでなで


フラン「や…///」


鈴仙「師匠のなでなでも好きだけどセイヤのなでなでの方が好き///」


セイヤ『よく分からないな…』


永琳「フランちゃんセイヤ君のなでなでに夢中になるのは解るけれど取り敢えず傷の手当てしたいからこっちに来て頂戴」ちょいちょい


フラン「う〜……は〜い」スタスタ


鈴仙「フランちゃんが怪我したからセイヤが此処に居るの?」


セイヤ「ちょっと違うな、通学路でフランが怪我をしたから俺が此処まで運んで来た、が正解だ」


鈴仙「相変わらず優しいね…セイヤは」


セイヤ「それが優しいの定義なら世の中の殆どの人が優しい人間だろ…俺は当然の事をしただけだ。そういやさっきもフランに同じ事言ったな…」


鈴仙「もしも私が困っていたら…セイヤは助けてくれる?」


セイヤ「当たり前だ…お前も俺の大切な人の1人だからな」


鈴仙「そ、そう…///」ドキドキ


セイヤ『やばい…寝不足な所為で口から思った事がポンポン出るな』


永琳『だからラブコメなら他所でやって…』傷薬シュー


フラン「う〜!染みるぅー…」ウルウル


永琳「はいもう大丈夫よ、体力テストには支障は無さそうだけど傷口は弄らないようにね?」


フラン「は〜い…」


セイヤ「すみません…有難うございました」ペコ


鈴仙『セイヤってこういう所無駄に礼儀正しいよね』


キーンコーン


カーンコーン


永琳「あら?予鈴がなっちゃったわね…私もそろそろ職員室に戻らなくちゃ」スク


フラン「じゃあ私達も教室行こ?永琳先生、ありがとね!」ギュ タッ


セイヤ「お、おい袖掴むなよ……ていうか走るな!また転ぶだろ!」


鈴仙「では師匠、また後で…セイヤにフランちゃん待ってよぉ!」タッ


永琳『見ていて飽きないわね…あの子達が笑っている姿は』クス



〜1年2組教室前(廊下)〜



フラン「じゃあセイヤに鈴仙!また後でね!」


セイヤ「何で俺達まで1年の教室に…」


鈴仙「まぁまぁいいじゃない」


ガラ…


フラン「それじゃね!」


ドアを開けるとこいしちゃんが手を振っているのが見えた


こいし『セイヤさ〜ん♪』手フリフリ…


セイヤ「…」微笑んで手フリフリ


こいし「えへへ///」手フリフリ…


1年クラス男子全員「…」ギロッ!


何故かクラスの男子全員に殺気を向けられた…


セイヤ「理不尽だ…」


鈴仙「自業自得だと思うよ?」


セイヤ『なんでだよ…』



〜2年の教室前(廊下)〜



鈴仙「それじゃ私は3組だから」


セイヤ「あぁ、悪かったな付き合わせちゃって」


鈴仙「ううん、全然良いよ。じゃあセイヤまたね?」


セイヤ「あぁ」ヒラヒラ


ガラッ…


セイヤ「さぁて…んじゃ俺も入るか…」


ガラッ…



紫「お、やっと来たね…話は聞いてるから早く席に着きなさい」


セイヤ「はいよ」スタスタ


ガタガタ…スト…


セイヤ「ふぅ…」


レミリア「セイヤ、フランは大丈夫だった?」


セイヤ「あぁ、特に何とも無かったよ」


レミリア「そう…良かった」ホッ…



紫「それじゃあ1組の子達が終わるまで各自自習ね」



咲夜「そういえばセイヤと妹様の分のお弁当を買って置いたんでお昼はまた皆で屋上で食べましょう」クル


セイヤ「悪いな…で?俺は何の弁当だ?」


レミリア「セイヤのお弁当は唐揚げ弁当よ」


セイヤ「そうか…んじゃ昼まで頑張るか」


咲夜「そうですね。それに今日は久しぶりの部活ですから楽しみです」


レミリア「依頼が果たしてくるのか疑問だけれど」


セイヤ「まぁ依頼が無いなら普通に喋って解散だろ」


咲夜「それも悪くないですね…私は皆さんとお茶を飲みながらお喋りするのも好きなので」


レミリア「私もよ…今年からフランが入って騒がしくなりそうだけれど」


セイヤ「まぁ退屈しないなら俺はなんでもいいや…そんな事よりもキャラがまだ沢山残ってるなぁ…」遠い目


咲夜「セイヤ…メタな発言は控えてください」


レミリア「セイヤと咲夜はなんの話をしているの?」


咲夜「お嬢様…世の中には知らない方がいい事が沢山あるんです」


セイヤ「まぁそういう事だ…」


レミリア「?」はて


咲夜「そんな事よりもセイヤ、体力テストの自信の程は?」


セイヤ「ん?寝不足だから適当にやるよ」


レミリア「私は余り運動が得意ではないからいい成績が残せるか心配だわ…」


咲夜「でもお嬢様は走るのがヤケに得意ですよね?」


レミリア「体力は続かないけれど同学年の中では早い方ね…そういえば」


セイヤ「確かにお前凄い足速いよな…何でだ?」


レミリア「分からないわ…小さい頃から駆けっこだけは誰にも負けた事が無いのよ」


咲夜「女子陸上部にスカウトされる程の足の速さですからね…」


セイヤ「1年の頃にあったな…そんな事」


レミリア「私は陸上に興味ないから断っているのだけれど今でもスカウトが来るわ…」はぁ


咲夜「今日が身体測定と体力テストで明日からは普通授業なんですかね?」


レミリア「そうだと思うわよ?」


セイヤ「面倒だからサボるかな…」


咲夜・レミリア「「それは駄目(よ)です」」


セイヤ「ハモらなくてもいいだろ…冗談だよ」



紫「はい、じゃあ男子は理科室。女子は保健室にそれぞれ移動してねぇ」



咲夜「それじゃあセイヤ、また後で」ガタ


レミリア「それじゃあね」ガタ


セイヤ「あぁ…」ガタ



〜移動中〜



セイヤ『はぁ…早く終わらねぇかなぁ…』スタスタ


男子a「お、根暗のセイヤじゃん霊夢ちゃん達が居なくて元気無いのかぁ?」


セイヤ「ん?」


男子b「女の子しか友達居ないとかそれでいいのかお前」


セイヤ「だったらお前らが友達になってくれよ…」


男子a・b「「え…?」」唖然


セイヤ「何だよ………冷やかしなら俺に構うな」スタスタ


男子a・b『『あ、あいつ…ホモだったのか?』』ゾク


セイヤ『はぁ…男友達が欲しい』スタスタ



理科室



男先生「はい、じゃあ次水奈月セイヤ君」


セイヤ「…」スッ


男先生「背ぇ高いねぇ…」


セイヤ「よく言われます…」ギシ


男先生「それじゃあ背筋伸ばしてね?あ、体重も一緒に測ってるから動かないでね?」


セイヤ「はい…」ピタ


男先生「え〜と…身長が181cmで…体重が63kgっと…はい、降りていいよ」


セイヤ「どうも…」


男先生「はい、じゃあ次…」


セイヤ『はぁ…さっさと教室戻ろう…』スタスタ



〜教室〜



霊夢「あっ、帰って来たみたい」


魔理沙「おー!セイヤどうだった?」


セイヤ「3cm伸びて181だったな」


レミリア「遂に180の壁を越えたわね…」


美鈴「体重はどうでした?」


セイヤ「63kgだ」


咲夜「もう少し食べた方がいいのでは?」


セイヤ「これでも食べてるんだよ…ブラドさんと剣術やってるから筋肉ついて体重増えてると思ったらそうでも無かったな…」


アリス「所謂細マッチョだね!」


霊夢「そういえば昨日裸見たけど1年の頃に比べると筋肉付いてたわね」


魔理沙「セイヤが遂にモヤシの渾名を返上したみたいだぜ!」


セイヤ「お前らそれ褒めてないだろ……で?お前らはどうだったんだ?女子は色々測る所あるだろ?」


レミリア「何!?セイヤ!私への当て付け!?身長どころか胸すら成長してない私への当て付け!?そうでしょ!?だったらハッキリそう言いなさいよ!?」うわ〜ん


咲夜「お、お嬢様…セイヤは別にそんなつもりは全く無いと思いますよ…」


セイヤ「で、結局どうだったんだ?」


霊夢「体重は伏せるわよ?私は154cmだったわ」


魔理沙「私は146cmだったぜ!」


アリス「私は155cmだったよ」


セイヤ「見事に平均値辺りだな…で、咲夜と美鈴は?」


咲夜「私は166cmでした」


美鈴「私は168cmです!」


セイヤ「お前らは身長高いもんな…」


咲夜「せ、セイヤは身長が高い女性は好みではないですか…?」


美鈴「え…?そうなんですか…?」


セイヤ「???…いや?咲夜も美鈴もモデルみたいで綺麗だぞ?」


咲夜・美鈴「「そ、そうですか///」」


霊夢「で、最後はレミリアだけど…」チラ


魔理沙「だぜ…」チラ


アリス「レミリア…」チラ


レミリア「………cmよ」ボソ


セイヤ「ん?何だって?」


レミリア「だから138cmよ!!悪かったわね!小学生みたいな容姿で!うーーー!!」ポロポロ


咲夜「お嬢様は…小学6年生で成長が止まっているんです…」グス


レミリア「咲夜!余計な事言わないで!!」


セイヤ『ブラドさんは化け物並の身長なのにな……どうやらレミリアもフランも、母親のアスワンさん似らしい…』


レミリア「咲夜はいいわよね…身長も胸も成長して…」ユラ


咲夜「お、お嬢様…?」


レミリア「少しくらい私に分けなさい!!」バッ


咲夜「お嬢様!や、やめてくださいぃ!!」


レミリア「この胸も実はPADが入ってるのでしょう!このPAD長!!」揉み揉み


咲夜「ぱ、PADじゃありません!生乳ですぅ!!」


ざわ…ざわ…


レミ×咲、レミ×咲なのか!?


我が生涯に…一片の悔い無し…!!



霊夢「私も胸は少し成長したわ!」ふふん


魔理沙「でもアリスのNICEBODYには負けるぜ…」チラ


アリス「え?そ、そうかなぁ…///」えへへ


美鈴「確かに…小ぶりではある、だが揉み応えのありそうな胸…」


霊夢「キュッと括れたウエスト…」


魔理沙「お尻もとても良い感じで足も細い……男としてはアリスみたいな女性がいいだろセイヤ?」


アリス「そ、そうなの…?セイヤ…?///」


セイヤ「お、俺に振らないでくれ……でも、まぁ確かに…///」ふいっ


アリス「え、えへへ〜…///」テレテレ


レミリア「せ、セイヤ!私は!?」トテトテ


咲夜「お、お嬢様に…穢されてしまい…ましたぁ…///」ピクンピクン


セイヤ「だ、だから俺に感想を求めるなよ……1年の時にも言っただろ?俺は今のレミリアが可愛くて好きだって、2度も言わせるな…恥ずかしい…///」


霊夢「セイヤ私は!?」


魔理沙「私に対しての感想もまだ聞いてないぜ!?」


セイヤ「だからお前ら全員可愛いっての!!///頼むから離れてくれ!!///」


男子a・b『『友達になってやろうか迷っていたが止めだ…爆発しろ!!』』ゴゴゴゴッ



こうして俺は友達が出来るかもしれないチャンスを知らない内に棒に振ったのだった



紫「はぁーいじゃあ次は身体測定ね。男子は校庭、女子は体育館に2人1組で向かってぇ」


霊夢「魔理沙、お願いね?」


魔理沙「了解だぜ!」


アリス「美鈴、一緒に組もう?」


美鈴「はい!よろしくお願いします!」


咲夜「お嬢様、私と組みましょう!」


レミリア「えぇ、宜しくね咲夜」


セイヤ「…」ぼっち〜


霊夢「セイヤ…」


「おいセイヤ!組む奴居ないのか?」


魔理沙「あれ?男子cじゃねぇか!」


男子c「全くこのリア充が……俺が組んでやるからさっさと行くぞ?」


セイヤ「あ、あぁ!」スタスタ


咲夜「物凄く嬉しそうな顔でしたね…」


アリス「本当…」


レミリア「中々見られる顔じゃ無いわね…」


美鈴「私達も体育館に行きましょう!」


ここからは霊夢達の身体測定の様子をご覧いただきます(野郎の身体測定を見ても吐き気がするでしょうからね)



体育館



魔理沙「まずは握力の測定だぜ!」


アリス「じゃあまず美鈴やってみて」


美鈴「了解です!」


咲夜「お嬢様!頑張って下さい!」


レミリア「自信は無いけど頑張ってみるわ」


霊夢「それじゃあ魔理沙、先にやってみなさい」


魔理沙「おう!」ガッツポーズ




魔理沙「ぬがーーーー!!」グググッ


霊夢「声は出てるけど記録は普通ね…」


魔理沙 握力26



美鈴「よいしょ!」グググッ


アリス「流石に武道をやってると握力も強いね…」


美鈴 握力34



レミリア「ふぬぬぬぬぬぅ〜!!」プルプル


咲夜『このお嬢様の表情!是非スマホで撮影したかった!!』鼻血タラ〜


レミリア 握力17



霊夢「いくわよ!ふんっ!」グググッ


魔理沙「おぉ!私が思ってたよりもいい記録だぜ、霊夢!」


霊夢 握力29



アリス「いくよー!えいっ!」グググッ


美鈴「アリスも平均くらいですね!」


アリス 握力23



咲夜「ふぅ…思ってたよりも出ませんね…」


レミリア「咲夜、そういう時はムカッとする事を考えながらやればいい記録が出るかもしれないわよ?」


咲夜「ムカッとする事…ですか」ポワワ〜ン☆


セイヤ『俺、実は咲夜にレミリア、それにフランの事、ずっと鬱陶しいって思ってたんだ…もう俺に2度と関わらないでくれ…』スタスタ


咲夜「アオォォォォォォォン!!!!!」初号機覚醒BGM


バキィ!!


レミリア「咲夜が握力計を粉砕したぁ!?」


全員「嘘ぉ!?」


咲夜「あ、つい…」


咲夜 測定不能




霊夢「次は上体起こしね…」


美鈴「所謂腹筋運動ですね!」


アリス「30秒間でどれだけ出来るか…だね」


咲夜「それじゃあお嬢様、頑張って下さい」


レミリア「任せなさい!」


魔理沙「それじゃあ皆!準備はいいか?」


ピー!


霊夢「よっ!ほっ!」グンッグンッ


魔理沙「おぉー!頑張れ霊夢!」足押さえ


アリス「えいっ!えいっ!」グンッ グンッ


美鈴「アリス!気合いですよ!」熱くなれよぉ


アリス「うん!」グンッ


レミリア「う〜…!!」ピクピクッ


咲夜「お嬢様…まだ10回も行ってませんよ?」


レミリア「う、うるさいわね…」プルプルッ


〜結果発表〜


霊夢 24回


アリス 19回


レミリア 11回



魔理沙「よし!次は私の番だぜ!」


美鈴「やれるだけやります!」


咲夜「お嬢様に足を…支えて貰える…」タラ


霊夢「咲夜はまた鼻血出してるわよ…」


アリス「よく出るよね…」


レミリア「それじゃあ皆、準備はいいかしら?」


ピー!



魔理沙「美鈴に絶対勝ってやるぜ!」グングングンッ


美鈴「いいですよ!受けて立ちましょう!」グングングンッ


霊夢・アリス「「上体起こし位で張り合わないでよ…」」


咲夜『お嬢様の可愛い顔がこんなに近くに!!』グングングングングングンッ


レミリア「咲夜…貴方って凄いわね…」足支え



〜結果発表〜


魔理沙 31回


美鈴 34回


咲夜 46回



魔理沙・美鈴「「まさかの咲夜(さん)が1位…」」ガク


霊夢「咲夜…あんた凄いわね」


アリス「どぉこにそんなパワァが…」若本さん風


レミリア「足支えるのが大変だったわ…」


咲夜『まさかこんな結果になっているとは…』



〜その頃 校庭では〜



セイヤ「よっと…」ブンッ!!


ボスッ


「記録46m!!」


男子c「凄…」唖然


セイヤ『ブラドさんと剣術やってるお陰で肩は強くなったな…』肩グルグル


セイヤがハンドボール投げで阿保な記録を出していた




美鈴「次は長座体前屈ですね!」


レミリア「それは自信あるわ!」


咲夜「お嬢様は身体が柔らかいですからね」


霊夢「私は余り自信ないのよね…」


魔理沙「私もだぜ…」


アリス「以外だよね…得意そうなのに」




咲夜「それじゃあお嬢様、どうぞ」


レミリア「えぇ」ぐい〜〜ペタ


アリス「うわぁ凄いねレミリア…」


魔理沙「柔らかいな…」


レミリア「ふぅ…まぁこんな物ね!」ふんす


レミリア 64cm


霊夢「痛たたっ!もう無理ぃ!」ピタ


霊夢 47cm


咲夜「私も…これが限界です…」プルプル


咲夜 54cm


魔理沙「ギブギブギブッ!!」ピタ


魔理沙 45cm


アリス「よぉ〜…と」ピタ


アリス 52cm


美鈴「あれ…思ったよりも伸びませんでしたね」


美鈴 53cm





アリス「次は反復横跳びだね」


魔理沙「一度に3人出来るからEXILEのあれでもやるか?」


霊夢「Choo Choo TRAINの事?そんな事やる奴なんて居ないでしょ…」チラ


レミリア「咲夜!美鈴!きちんと私に合わせなさい!」クルクル


咲夜・美鈴「「はい!お嬢様!」」クルクル


霊夢・魔理沙・アリス「「「居たよ…すぐそこに」」」



〜その頃 校庭では〜



男子c「さぁて…じゃあ体育館にでも行くかぁ!」


男子b「おう!そうだ!握力対決しようぜ?」


男子a「いいな!負けたらジュース奢りな?」


セイヤ「…」スタスタ


男子c「おいセイヤ!お前も勿論やるよな?」


セイヤ「え…?あ、あぁ…」


男子b「なんだよ辛気臭い顔して…テンション上げていこうぜ?」


セイヤ「悪いな…」


男子a『いい言い方をしてクール、悪い言い方をして根暗、だな』はは


以外にもモブキャラと打ち解けていたセイヤだった…



咲夜「さて、シャトルランは明日やるみたいですし私達は校庭に行きましょうか」スタスタ


レミリア「シャトルランは苦手なのよね…明日の体育の時間が憂鬱だわ…」はぁ


魔理沙「まぁ今気にしても仕方がないぜ?明日は明日の風が吹く!!」スタスタ


霊夢「魔理沙はホントポジティブよね…」スタスタ


アリス「そこが魔理沙の良い所でしょ?」スタスタ


霊夢「まぁ…ね、小さい頃からあの明るさにいつも助けられてたわ…」ふふっ


咲夜「いいですね…私もお嬢様や美鈴、パチュリー様や妹様達と幼馴染みで嬉しかったですけど魔理沙や霊夢、それにセイヤとももっと昔から一緒に過ごしたかったです…」スタスタ


レミリア「そうね…」スタスタ


美鈴「これからもこんな関係が続きますかね…?」


アリス「大丈夫だよ!これからも皆一緒だよ、ね?霊夢、魔理沙!」


霊夢「えぇ…そうね!」


魔理沙「だぜ!!」


「お、お前らはこれから校庭か?」


咲夜「あ、セイヤ。お疲れ様です」


セイヤ「お疲れ…そっちはどうだった?」


霊夢「咲夜が握力計粉砕する程の握力の持ち主って事が分かったわよ?」


セイヤ「ま、マジか…」ゾォ


魔理沙「あとレミリアが基本的にダメダメだったな」あはは


美鈴「そうですね!」あはは


レミリア「わ、笑わないでよ!」


咲夜「それで、セイヤはどうですか?」


男子c「それがセイヤって結構運動出来たんだな」


男子b「ハンドボール投げが46mでクラストップだし」


男子「持久走と50m走、それに立ち幅跳びも男子の平均以上だったんだぜ?」


セイヤ「普通にやっただけだよ…」


レミリア「私のお父様と剣術をやっているんだもの当たり前ね!」ふんす


アリス「それじゃあセイヤ、私達もそろそろ行くから。また教室でね!」手フリフリ


霊夢「手を抜かないでキチンとやりなさいよ?」


セイヤ「わぁってるよ…」


美鈴「それじゃあセイヤ!お昼楽しみにしてますね!」


魔理沙「今日はもっと人集めようぜ!」わくわく


咲夜「いいですね、鈴仙達や幽々子先輩にパチュリー先輩も誘いましょうか」


わいわい


セイヤ「さて…俺達も行くか」スッ


男子a・b・c「「「くたばれぇ!!!」」」ブンッ


セイヤ「ロストサンクチュアリィ!?」バキィ


ドサ


男子a・b・cの評価がかなり下がった…



〜お昼休みに突入〜



霊夢「さて!やっとお待ちかねの昼食タイムよ!」


魔理沙「自販機行こうぜー!」


咲夜「それじゃあ今日は鈴仙達も呼ぶという事で3組の教室に行ってきます」スタスタ


美鈴「それじゃあ妖夢とさとりを呼びに行きましょう!セイヤも来てください!」ぐい


セイヤ「分かったから引っ張るな…」


アリス「フランちゃん達も迎えに行こっか?」


レミリア「そうね…自販機前に皆集合でいいわね?」


霊夢「分かったわ、ついでに《文》も誘う?」


魔理沙「私は別に構わないぜ?」


レミリア「あの子が居るとまたネタにされるわよ?」


アリス「でも同学年だしいいんじゃないかな?」


霊夢「じゃあ私と魔理沙で文連れてくるからレミリアとアリスはフラン達をお願い」


レミリア「分かったわ」


アリス「うん!」


霊夢「ほら魔理沙行くわよ?」


魔理沙「了解だぜ!」



1組教室



ガラッ


セイヤ「おーい…妖夢にさとり〜、居るかぁ…」覗き


妖夢「あ…せ、セイヤ!助けて下さいぃ…」ウルウル


さとり「こいつらがしつこくて困ってるのよ…」チラ


チャラ男a「えぇ〜!妖夢ちゃんもさとりちゃんも厳しー!!」


チャラ男b「こんな根暗木偶の坊なんかじゃなくて俺達と飯食おうぜ?」


セイヤ『またかよ…ベタな展開だ事』はぁ


チャラ男c「ま、そういう事だから!根暗木偶の坊はさっさと失せな!」シッシッ


セイヤ「悪いが俺が先約だ…妖夢、さとり、行くぞ…」ガシ


妖夢「あ、はい…」スッ


さとり「え、えぇ…」スッ


チャラ男b「おい根暗…ちょっと喧嘩が強いからってあんまり俺達舐めんなよ?」


チャラ男a「そうだぞ?俺達の知り合いでやべぇ先輩居るからその人連れてくんぞ?」


セイヤ「あっそ…好きしろ」スタスタ


チャラ男c「てめぇ!逃げんなよ!!」ダッ


足蹴りドゴォ!


チャラ男c「ぐは!」ドテ


セイヤ「先輩でも何でも連れて来いよ…くだらねぇ…」スッ


チャラ男a「てめぇ根暗…放課後覚えてろよ?」


美鈴「せ、セイヤ…大丈夫ですか?」ビクビク


セイヤ「心配すんな…そんな事より早く行かないとあいつらに怒られるぞ?」


妖夢「す、すみませんセイヤ…2回も助けてもらって…」ウルウル


さとり「それより本当に大丈夫なの?あいつら暴走族とかの知り合いが居るらしいけど…」


セイヤ「お前らが気にする様な事じゃないだろ?これはもう俺の問題だ。手を出した俺が悪い」


妖夢「で、でも…」


セイヤ「ったく、この話はこれで終わりだ…飯が不味くなるだろ?」スタスタ


さとり「……分かったわ」スタスタ


美鈴「そ、それじゃあ気を取り直して行きましょう!」


セイヤ『美鈴が居てくれて助かったな…』ふっ



自販機前



フラン「セイヤ達遅い〜!!」ぶー


セイヤ「悪かったな…ちょっと面倒事があったんだ」


こいし「面倒事…ですか?」


妖夢「そ、それがですね…」ガシ


セイヤ「…」首横にふる


妖夢「え?セイヤ?」


セイヤ「こいつらに余計な心配掛けさせたくないんだ…悪いが妖夢、この事は俺達4人だけの秘密だ…いいな?」ヒソヒソ


フラン「む〜!セイヤ!妖夢に何耳打ちしてるの!?」


セイヤ「いや、フランとこいしちゃんに飲み物奢ってやろうと思ってな」


こいし「え!?でも悪いですよ…」


セイヤ「いいって、気にするな…ほらフラン、こいしちゃん好きなの選べ」スタスタ


フラン「わーい!私ミックスサイダー」タッタッタッ


こいし「じゃ、じゃあ私は青りんごサイダーで…」


セイヤ「了解……俺はドクペでいいや」ピッ


妖夢「…セイヤ」


さとり「幾ら何でも優し過ぎよ…」


美鈴「どどど、どうしましょう…」


レミリア「あら?フランったら…セイヤに飲み物奢って貰ってるわ」スタスタ


アリス「こいしちゃんもみたいだね…あれ3人共どうしたの?」スタスタ


美鈴「な、何でもないですよ!?」ビクッ


妖夢「はい…」


さとり「えぇ…」


レミリア・アリス「「???」」


鈴仙「あ!セイヤだ!」


セイヤ「あぁ鈴仙か…それにてゐも」


「セイヤ!久しぶりだね!」


この癖っ毛の短い黒髪をした女性が因幡てゐ、鈴仙や輝夜とは幼馴染で親友である。

この子も何故かウサ耳を装着していて鈴仙同様チャームポイントでありトレードマークでもあるらしい、永琳先生の弟子NO.2である。

一緒に居ると幸運というか良い事があるらしく渾名は幸福を運ぶ兎だとか因幡の素兎などと呼ばれている、悪戯が趣味で魔理沙と1年の頃からパチュリー先輩や鈴仙に悪戯をしまくっている。(他にも被害報告多数)

部活は鈴仙と同様に射撃倶楽部に在籍しているが射撃の腕はイマイチ、だが持ち前の運の良さで弾が勝手に逸れるらしい、実は1年の頃に悪戯倶楽部を作ろうとしたが人数は集まったものの当然の如く先生に却下されました。趣味は悪戯と散歩(竹やぶの中を散歩するのが好きらしい)


てゐ「セイヤ…今度あんたに凄い悪戯してあげるから覚悟しててね?」


セイヤ「お前の悪戯は洒落にならないから勘弁してくれ…」


鈴仙「今日だって教室行って机の中見たらゴキブリのフィギュアがあって……思い出しただけでも寒気が…」ぶるっ


妖夢「そ、それはキツいですね…」


さとり「魔理沙も流石に其処までは……しそうね…」


咲夜「ふぅ…」


美鈴「あれ?咲夜さん輝夜は来ないんですか?」


咲夜「はい、誘ったんですけど永琳先生に用事があるからまた今度誘ってほしいと」


レミリア「そう、後は霊夢と魔理沙と文だけね」


「そう!今日は私も居ますよ皆さん!!」バッ


この魔理沙並みにテンションの高い女性は射命丸文、黒髪のショートヘアで頭にちっこい赤い帽子の様な物を被っている。

彼女はかなりの有名人であるが、しかし理由が特殊で彼女が在籍している新聞部は学園の色々な事を記事にしているのだが彼女が書き上げる記事はどれもまともでは無く人の噂やら事柄など、ある事ない事を書きまくる+盗撮もするなど全く持っていい所がない。

脚色こそがマスメディアと言い張り1年間それを通してきたのだがマジで勘弁してほしい。(今までそれで何回嫌な思いをした事か…)

勉強とスポーツは女性の中ではかなり得意な方でゴシップ記事を書かれ怒った人に追いかけられても必ず逃げ延びるという駿足とスタミナを兼ね備えている。趣味は噂話と面白い事を記事にする事、そして盗撮である


文「むむむ…セイヤさん、何か皆さんに隠し事していませんか?」


セイヤ「い、いや?心当たりがないが…」アセ


文「セイヤさん〜…私は人を見るだけでわかっちゃうんですよぉ〜…」ニヤァ


セイヤ『こいつ……相変わらず勘が鋭いな…魔理沙以上だぞ』


文「それで〜…本当の所はどうなんですか?」


セイヤ「文…後で何でも協力してやるからこれ以上の言及はしないでくれ」ヒソヒソ


文「ほほう、訳ありですか……分かりました!でもその言葉、忘れないでくださいね?」


セイヤ「あぁ…約束するよ」はぁ


霊夢「早速文に絡まれてるわね…」


魔理沙「文の奴は相変わらずだぜ…」


フラン「そういえばお姉様、パチュリーと幽々子先輩は?」


レミリア「先に屋上に行ってるって、飲み物だけ適当に買ってきてって言ってたわ」


咲夜「じゃあパチュリー様には紅茶花伝を…」ピッ


妖夢「幽々子様はお〜いお茶が好きですからそれにしましょう…」ピッ


さとり「それじゃあ待たせても悪いだろうしそろそろ行きましょうか…」


こいし「あれ?そういえばチルノちゃんとルーミアちゃんは?」


フラン「もう屋上行っちゃったよ?」


美鈴「は、早いですね…」


鈴仙「きっとお腹空いてるんだよ」


アリス「私もお腹空いた…」


てゐ「じゃあ早く行こう!」


セイヤ『人数が多い…』ハァ


咲夜「セイヤが溜息ついてますね…」


文「ふっふっふっ…今日は面白い記事が出来そうですねぇ…」キラーン☆



〜屋上〜



パチュリー「あら、やっと来たわね…」


幽々子「ふふっ、皆こんにちは」


チルノ「皆遅かったから先に来ちゃったよぉ!」


ルーミア「何かあったのかー?」


咲夜「すみません…皆が集まるのに時間が掛かってしまって」


魔理沙「ていうか元々自販機前に集合だった筈だぜ?」


霊夢「まぁもういいじゃないの、それより早く食べましょう」


妖夢「あれ?そういえば幽々子様、お弁当はどうしたんですか?」


幽々子「あら、昨日妖夢が言っていたじゃない「特上寿司でも出前して下さい」って」つスマホ(ボイスレコーダー機能)


妖夢「え、まさかお昼の分も出前したんですか?」ガクガク


幽々子「そうよ?しかも1番高くて大きい奴を

2つ」ふふっ


妖夢「えーーっ!?今月の食費がぁ!?」ガーン


美鈴「幽々子先輩、恐ろしい…」ガクブル


さとり「あ、悪魔たん…」ガクブル


妖夢「幽々子様ぁどうするんですか!明日からモヤシ炒めと白御飯で残り2週間を生きる事になっちゃいますよ!?」ガァー


幽々子「な、なんですってぇー!?」ガビーン


レミリア「そこに気付かなかったのね…」


フラン「流石の私もそこは考えるよ…」


セイヤ「まぁ幽々子先輩らしいといえばらしいな…」


こいし「セイヤさん…その一言で片ずけたら妖夢先輩が可哀想ですよ…」


セイヤ「悪いな、こいしちゃん…他に言葉が出ないんだ…」


幽々子「み、皆も食べてちょうだい!そして私と妖夢に愛の手を!」ギブミー


パチュリー「幽々子は自業自得とは言えそれに巻き込まれた妖夢は可哀想ね…」


鈴仙「西行寺家の食卓」


てゐ「次回、最終回!?」


アリス「絶対見てね〜☆」ニコ


妖夢・幽々子「「不吉な事言わないで(下さい)!!」」


文『え〜と…西行寺家、食費が底を尽き明日から二週間モヤシ炒めと白御飯!!はたして生き抜く事ができるのか!?……売れる!!』グッ


咲夜「まぁまぁ、取り敢えずお昼をいただきましょう、では皆さん手を合わせて?」


パチン


咲夜「いただきます!」


全員「いただきます!!」



ルーミア「玉子美味しい…」パクン


チルノ「イカ最高〜!!」モグモグ


魔理沙「いやぁサンドイッチしか買ってなかったから助かったぜぇ!」モグモグ


霊夢「ん〜!大トロ美味しい〜///」トロ〜ン


文「幽々子先輩がグルメで助かりましたねぇ…」モグモグ


幽々子「そ、そうかしら?///」テレテレ


妖夢「良くありませんよ!!幽々子様も照れないで下さい!!」うわぁ〜ん


アリス「妖夢が可哀想だね…」モグモグ


美鈴「本当ですね…あ、アリス良かったらこの黒豆食べます?」スッ


アリス「いいの?…ん〜!甘くて美味しい〜」


レミリア「ねぇフラン、そのサラダ少し分けてくれないかしら?」


フラン「いいよぉ〜!あ、じゃあお姉様のハンバーグ一口ちょうだい!」


レミリア「いいわよ?はい、…もうフラン口に

付いてるわよ?」フキフキ


フラン「んっ…ありがとうお姉様!」ニコー☆


咲夜『私は今!この為に生きている!!』スマホで動画撮影中


鈴仙「咲夜はブレないねぇ…」モグモグ


てゐ「鈴仙、良かったらこれ食べる?好きでしょ?」つアジのお寿司


鈴仙「あ!私アジのお寿司大好きなんだぁ、ありがとうてゐ」パクンチョ


てゐ『計画通り…!!』新世界の顔


鈴仙「……か、辛いですー!!み、水ーーー!!」あわわわわっ


てゐ「鈴仙は本当に騙されやすいなぁ!」あっはっはっは


こいし「なんだかアグレッシブな先輩が多いですね…」モグモグ


魔理沙「ボールを!相手のゴールに!シュー!!」


文「超エキサイティング!!」


魔理沙・文「「それが私達(だぜ)!!」」シャキーン☆


パチュリー「私達を貴方達2人と一緒にしないでほしいわ…」モグモグ


霊夢「同感ね……ん〜!やっぱり大トロは最高で最強ね〜///」トロ〜ン


セイヤ「…」モグモグ


さとり「あ、あの…セイヤ?」


セイヤ「ん?どうした?」


さとり「あ、あの…さっきの事、本当に大丈夫?」


セイヤ「はぁ…あのな、今皆で楽しく飯食べてるんだ…いちいち掘り返すなよ、流石の俺も怒るぞ?」ギロ


さとり「ひっ」ビク


セイヤ「心配するな…俺は大丈夫だって何回も言っただろ?さとりや妖夢が無事なら俺はそれでいいんだ…楽しく食べようぜ?な?」なで


さとり「ご、ごめ…ん…ヒック…なさグス…い

」えぐえぐ


セイヤ「お、おい…泣くなよ、わ、笑え!ほら!に、ニパー☆」高い声で


咲夜「せ、セイヤ!気持ち悪い声でさとりを泣かせないで下さい!!」


セイヤ「ち、違う!これには訳が!」アセ


チルノ「ん?訳?」モグモグ


セイヤ「あ、いや…」


アリス「何か理由があるんでしょ?セイヤ?」


セイヤ『ここで言ったら意味が無い…こ、こうなったら』ふぅ


鈴仙「???セイヤ…どうしたの?」はて


セイヤ「ぼ、僕が全部悪いのですよぉ☆あうあうあぅ〜…」満面の笑み☆


全員「」


さとり以外全員「咲夜(さん)…」


咲夜「は・あ・い❤︎」


さとり以外全員「お・ね・が・い(します)❤︎」


咲夜「りょ・う・か・い❤︎」ダッ


セイヤ「オヤシロ様の祟りなのですよー…」ビクビク



グシャア!!



ぎゃおああああああす!!



さとり『やっぱり好きだわ…彼の事が1番…///』ドキドキ



セイヤ「もう嫌なのですぅ〜…」ボロボロ


咲夜「だから止めて下さい!」ゲシッ


セイヤ「すみません…」グスッ


レミリア「セイヤ…流石にあれは無いわ…」


セイヤ「俺も今頃になって後悔してる…」


霊夢「嘘だ!!!!」例のアレ


全員「!?」ビクゥ


霊夢「あ、あれ?皆どうしたのよ…」


魔理沙「れ、霊夢お前もしかしてL5にかかってるんじゃ無いのか?」


幽々子「霊夢ってヤンデレが似合うわね…」


フラン「ヤンデレだったら私も負けないよ!………ねぇセイヤお兄ちゃん…あの女…だぁれ…?」ユラァ


セイヤ「ふ、フラン落ち着け!話せば分かる!な?」演技だと思ってノッてあげた


フラン「お兄ちゃんからあの女の匂いがする…消毒…しなくちゃ…」つプラスチックフォーク


セイヤ「え…あのぉ…」演技だよな?


フラン「お兄ちゃんは私の物…他の女なんかには絶対に渡さない…ねぇお兄ちゃん、私はこんなにお兄ちゃんが好きなのになんで?なんであの女なの?ねぇ答えてよお兄ちゃん…ねぇ…お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん…」ブツブツ


セイヤ「」あ、これ駄目なパターンだ



ブスゥ!ザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクザクゥ!!!



♂アーーーーーーーーッ!?♂



レミリア「ふ、フランが壊れたわ…」ガクブル


妖夢「な、中々の演技力ですね…!!」ガクブル


アリス「あ、あれ演技じゃない…よね?」ガクブル


魔理沙「ふ、フォークをお尻♂に向かってしゅ、シュート…だぜ」ガクブル


咲夜『ヤンデレの妹様………激アツです!!』グッ


パチュリー「咲夜は本当にブレないわね…」


霊夢「お寿司美味しいわね〜…」モグモグ


チルノ「ふぅ…お腹一杯〜…」ゲプッ


ルーミア「チルノちゃんはしたないよ…」ふぅ


美鈴「いやぁ楽しいですねぇ!」ゴクゴク


セイヤ「」とてもお見せできない状態


鈴仙「せ、セイヤぁ大丈夫ぅ?」チョンチョン


てゐ「下手に触ると形が崩れちゃうよ…?」


文『取り敢えず1枚…』パシャ☆


フラン「あれ?私…何してたんだろぉ?」


こいし「ふ、フランちゃん覚えてないの?」ガクブル


フラン「う、うん…確かヤンデレなら私もって所までしか…」うむむ


さとり「取り敢えずセイヤを見てみなさい…」チラ


フラン「え?」チラ


セイヤ「」形象崩壊中


フラン「えぇ!?セイヤが人としての形を保ってないぃ!?」ガーン


幽々子「取り敢えず形を整えましょう…」ペタペタ


魔理沙「おぉ!イケメンも真っ青の超絶美形にしてやるぜ!」ペタペタ


妖夢「お、お願いですから今までのセイヤにしてくださいぃ!」アタフタ


てゐ「私も手伝うよ!」ペタペタ


チルノ「面白そうだからあたいも!」ペタペタ


セイヤ「」ぐぐ〜


霊夢「見てるとかなりくる物があるわね…」


アリス「髪型だけが形象崩壊してないのが何とも言えないね…」


文「いやぁ本当に今日は皆さんと一緒で感謝ですよぉ」パシャ☆パシャ☆


レミリア「あら、セイヤの形が元に…」


綺麗なセイヤ「やぁ☆」歯がキラーン☆


全員「な、なんか爽やかになってるぅ!?」


さとり「が、外見はまんまなのに…」


パチュリー「欠点の根暗が取れてナイスな感じになってるわね…」


綺麗なセイヤ「どうしたんだい皆!もっと笑おうよ」HAHAHA!!


こいし「せ、セイヤさんだけどセイヤさんじゃない…」ガクブル


綺麗なセイヤ「ん?どうしたんだいこいしちゃん…可愛い顔が台無しだよ☆」顎クイッ


こいし「ふぇぇ〜///」キュン


レミリア「咲夜!被害が拡大する前にセイヤに

一撃食らわせなさい!」カリスマ機転発動!


咲夜「御意…!」シュンッ


バッ


ガシッ


綺麗なセイヤ「おっとぉ…咲夜、暴力はいけないよ?折角綺麗なんだ……俺にだけ見せてくれないか?その美しい身体は…」スッ


咲夜「は、離して下さいぃ…///」ビクビク


綺麗なセイヤ「ウブなんだな…可愛がり甲斐があるな…」ペコちゃん〜


霊夢・魔理沙「「いい加減にしろ!!」」首に

向かってクロスキック!!


綺麗なセイヤ「Bad Apple!?」ぐはぁ


霊夢「全く…爽やかじゃなくて唯の変態じゃない…」


魔理沙「勘弁してほしいぜ…ほらセイヤ起きろぉ…」ユサユサ


セイヤ「お、俺の求めるナイスな感じは……んん、あれ?俺はどうなったんだ?」首が変な方向に


鈴仙「あ、戻った」


てゐ「捏ねる段階でなにか間違ったのかな?」


美鈴「ですが首が変な方向に向いてますよ…」あわわ


ルーミア「直すのかー!」ガシッ


セイヤ「ん?ルーミアどうした?」


ルーミア「なのかー!!」えいっ!


セイヤ「んみゃお!?」ゴキィ!


ドサッ…


アリス「今日のセイヤは散々だね…」よしよし


セイヤ「その優しさが心に染みるな…」ほろり


キーンコーン


カーンコーン


妖夢「あ、お昼休み終わっちゃいましたね…」


魔理沙「また明日皆で集まろうぜ?」


幽々子「是非そうしましょう!」お腹一杯食べられそう!


パチュリー「私も特に問題ないわ」


霊夢「まぁ取り敢えず教室に戻りましょう、早く戻らないと遅れちゃうわよ?」


フラン「セイヤ、大丈夫?」


セイヤ「あ、ありがとな…」フラフラ


アリス「ほらしっかりして…」


咲夜・こいし『『やっぱり元のセイヤ(さん)の方がカッコいいです(ね)///』』ポッ


レミリア「はぁ…」


さとり「ライバルが本当に多いわね…」呆れ


レミリア「えぇ…全くよ」


さとり「でも諦めるつもりはないのでしょう?」


レミリア「当たり前よ……でも、今は皆とこんな風に生活するのがとても心地良いわ…」


さとり「…同感ね、1年生の頃はこんな楽しい学園生活が送れるなんて夢にも思ってなかったわ…」


レミリア「私もよ……霊夢や魔理沙に咲夜そして私は1番セイヤに助けられたわ…」


さとり「私も…なんであんな男をこんなに好きになってしまっているのか自分で自分が分からないわ……でも、ふと気が付くと…」


レミリア「セイヤの事を考えてる…かしら?」


さとり「あら、レミリアも心が読めたのね…」ふふっ


レミリア「皆そう言うもの…嫌でも分かる様に

なるわ」


セイヤ「おい、何してるんだ?早く戻るぞ?」


レミリア「えぇ…今行くわ」スタスタ


さとり「頑張りましょうね…」スタスタ


レミリア「お互いに、ね?」スタスタ




教室



紫「じゃあ5時間目と6時間目は5月にある遠足について他のクラスと話し合うから全員体育館に向かってちょうだい」


魔理沙「え!?5月に遠足!?修学旅行とは別に!?」ガタ


紫「そうよ、今年は1年生の時の予算をそのまま繰り越ししたんだけど思ったよりも余ってたみたいだから学園長に相談してOKを貰ったのよ」ウインク☆


魔理沙「よっ!流石超絶美人の紫先生!紫先生バンザーイ!」


クラスメイト全員「バンザーイ!!」わーい


紫「も、もう…そんなに褒めないでよぉ…///」テレテレ


クラス男子『結婚しよ…』


セイヤ『テンション高ー…』はぁ


レミリア「皆で遠足!!」キラキラ☆


咲夜「1年生の頃は幻想山にハイキングでしたよね?」


セイヤ「余り思い出したくないな…」


咲夜「魔理沙とセイヤが迷子になったんですよね…」


セイヤ「あいつの勘は極端なんだよな…」はぁ


レミリア「でも何でクラス毎に決めないのかしら?」


紫「あ〜それは今回は小規模な修学旅行って感じだからね…他のクラスも交えてグループを組んで貰う事になってるのよ」


霊夢「皆で…」


アリス「グループを…」


魔理沙「組むぅ!!よっしゃーもう決まった様なもんだぜ!」


紫「はいはい、テンションが上がるのは分かるけど早く体育館に向かいなさい」やれやれ


咲夜「それじゃあ行きましょうか」ガタ


レミリア「楽しみねぇ…」わくわく


セイヤ『新キャラが登場しません様に…』拝み



〜体育館〜



男先生「はい、じゃあ今からグループ決めをしてもらいます!1組最大10人で決めて下さい!いいですねぇ!?」


はーい!



魔理沙「おーい!鈴仙にてゐ!一緒に組もうぜ?」


鈴仙「あ、魔理沙御免ね?実は《メルラン》ちゃん達と組む事になっちゃってるんだ…」


魔理沙「《プリズムリバー三姉妹》と?」


てゐ「そ、後は輝夜に文に《妹紅》も一緒だよ!他にはねぇ…」


セイヤ「おい待て!そんなに一気にキャラを増やすな!段階があるだろ段階が!」


咲夜「せ、セイヤ!だからメタな発言は控えて落ち着いてください!」ガシッ


セイヤ「これが落ち着いて居られるか!キャラの紹介考えるのもこっちは一生懸命なんだ!そんなにホイホイ出てきてもらっても追いつかないんだよ!」


魔理沙「良かったのか?ホイホイ着いて来ちまって?私はノンケでも構わず喰っちまう女なんだZE☆?」


アリス「で、でも私…魔理沙みたいな女性…好きだから…///」ポッ☆


魔理沙「……嬉しい事言ってくれるじゃない…とっことん悦ばせてやるよ」


セイヤ「無駄に小ネタを挟むな!お前らの脳がクソミソだよこんちくしょう!」


霊夢「セイヤのキャラが崩壊してるわね…」


美鈴「今日のセイヤは見ていて飽きませんね」あはは!


レミリア「は、早くグループ決めしましょう…!!」ワクワク




霊夢「それで、取り敢えず今はこんな感じね…」


魔理沙「こぉんなくわぁんずぃ?」



博麗霊夢

霧雨魔理沙

十六夜咲夜

レミリア・スカーレット

アリス・マーガロイド

紅美鈴

古明地さとり

魂魄妖夢

生ゴミ(水奈月セイヤww)



セイヤ「おい、生ゴミってなんだよ…」


咲夜「女を誑かす歩く生ゴミ……いいじゃないですか、お似合いですよ?」


セイヤ「嬉しくねぇよ…」


妖夢「それにしても後1人どうしましょうか…」


さとり「誰か居ないかしらね?」


レミリア「9人でもいいけれど出来れば大人数で楽しみたいものね…」


美鈴「う〜む…」


セイヤ『はぁ…生ゴミってなんだよ…』


チョンチョン…


セイヤ『せめて粗大ゴミが良かったな……ゲームと一緒に棄ててもらえそうだし』


「セイヤ…無視しないで」チョンチョン…


セイヤ「なっ!?…なんだ《こころ》か」ふぅ…


この薄紫がかって見えるピンク色のロングヘアーに、同じ色の瞳とをした女性は秦こころ、何故か頭にお面を身に付けていてその時の感情で一々付け替えるなんとも面倒臭い奴。(偶に自分の感情と違うお面を付ける事がある)

普段は女のお面を付けているが、嬉しい時は福の神、怒った時は般若、哀しい時は姥、楽しい時は火男、困った時は猿、驚いた時は大飛出、真剣な時は狐、泣く時は蝉丸、とこの様な感じで付け替える。(覚えればどんな気分なのか分かり易いので助かります)

普段は口数が少なく無口であり、感情をお面で表すので俺達以外は分からない事が多く友達も少ない(俺達は覚えるまで頑張りましたw)

1年生の頃、技術室で彫刻刀を使いお面を作っているこころに出会って《希望の面》を作るのを手伝ってから何故か懐かれてしまった、彼女の

家には66種類のお面が飾られている。(かなり不気味でした)

部活は帰宅部で空いた時間でお面を作るのが日課らしい。趣味はお面鑑賞とお面の作成


こころ「セイヤ…なんで私の事無視したの?」姥


セイヤ「いや、ちょっと生ゴミについて考えてたんだ…」


こころ「?」猿


セイヤ「いや、気にしなくていいや…それよりこころはなんでここに居るんだ?他に組む奴居るだろ?」


こころ「…」蝉丸 ウルウル…


セイヤ「まさか…組む奴居ないのか…?」


こころ「…」こく 蝉丸


セイヤ「…霊夢、最後の1人こころでもいいか?」


霊夢「あら、こころ居たの?」


魔理沙「お〜!久しぶりだぜ!元気だったか?」


こころ「…」こくん…


咲夜「じゃあ最後の1人はこころに決定ですね」


こころ「いいの…?」大飛出


レミリア「勿論よ!皆で楽しみましょうね!」わくわく


さとり「レミリアはテンション高いわね…」


美鈴「遠足が決まってからずっとああですよ?」


アリス「余程楽しみなんだね…私も凄く楽しみだけど」


こころ「ありがとう…皆、よろしくね?」福の神


セイヤ以外「よろしく(だぜ・お願いします)ね!」


セイヤ「ふぅ…疲れたな」達成感


こころ「なんでセイヤはそんなにやりきった顔してるの…?」


セイヤ「いや、何でもない…こっちの話だ」なでなで


こころ「///」福の神


妖夢「またセイヤは懲りずにフラグを…」


霊夢「妖夢…言ってたらキリが無いの分かって言ってる?」


こころ「あの、セイヤ…これ…プレゼント…」スッ 狐


セイヤ「ん?こ、これは!ムジュ◯の仮面!?どうしたんだこれ…?」


こころ「セイヤが前に…ゼルダの伝説で1番ムジュラの仮面が好きだって言ってたから…小さく削ってキーホルダーにしたの…」猿


セイヤ「ありがとなこころ…大切にさせてもらうよ…」財布に付ける


こころ「♪」火男


魔理沙「プレゼント…だと…?」ドラゴ⚪︎ボール風


美鈴「なんて女子力の高さ…!好きな人に手作りのキーホルダー…!これはポイント高いですね…!」


ピピピピピピッ…


ボンッ!!


咲夜「くっ…!私の女子力計測スカウターが…!彼女の女子力は最低でも53万はあります…!」


レミリア「わ、私の女子力だって…53万よ!」


霊夢「女子力たったの5か…ゴミめ」ピピピッ


さとり「女子高生の面汚しめ…!」ゴゴゴッ!


アリス「その程度の女子力で私に敵うと思っていたのか…!?」伝説のスーパー女子高生


レミリア「く、くそぉ…」ガクッ…


こころ『楽しいな…』福の神


セイヤ「鳥◯先生御免なさい…」土下座




セイヤ「そういえば結局目的地って何処なんだ?」


咲夜「さっき先生にパンフレット兼しおりを貰ったんで見てみますか…」ペラ



《皆で楽しく遊園地!?空想ランドの旅》



全員「遊園地ぃ!?」大飛出


美鈴「空想ランドって先月オープンしたばかりの遊園地ですよね?」


レミリア「そうよ、お父様も出資して協力していたからある程度の事は分かるわ…」


霊夢「それにしても凄いわね…修学旅行でもないのに…」


魔理沙「テンション上げ↑上げ↑だぜ!」


アリス「今の私なら…なんでもできそうだよ!」スーパーハイテンション


妖夢「待ってなさい魔王さとりん!貴方は必ず私達が倒します!」シャキン☆


こころ「私も…頑張る!」狐


咲夜「私もです!さぁアリスに妖夢、それにこころ!共に魔王さとりんを倒しましょう!」


さとり「あらあら…威勢だけは一人前のみたいね…」セイヤを椅子にして足組み


セイヤ『テンション高すぎだ…お前ら』orz



紫「なんでセイヤはさとりちゃんの椅子になってるのかしら…」



魔理沙「え〜っと…当日が5月2日かぁ…」


咲夜「実力テストが終わって一週間後ですね」


美鈴「これならテストにも身が入りますね!」


レミリア「あら、良い傾向よ美鈴…その調子で頑張りなさい」ニコ


美鈴「はい!お嬢様!」グッ!


アリス「こころちゃんは勉強大丈夫?」


こころ「…」こくん


さとり「こころなら心配要らないわね」ふふっ


霊夢「はぁ…早く来ないかしらねぇ…」


セイヤ「そんなに慌てなくても大丈夫だろ」


妖夢「でも早く来てほしいですねぇ…」みょんみょん


魔理沙「それじゃあ何処回るか決めようぜ!」


レミリア「遊園地の地図はっ…とあったわ」ガサッ


咲夜「広いですねぇ…」


こころ「ハウステンボス並みの敷地面積をほこる…だって…」大飛出


アリス「わぁ〜乗り物が沢山あるねぇ〜」


霊夢「やっぱりジェットコースターは外せないでしょ?」


美鈴「そうですね!遊園地と言ったらジェットコースターですよ!」


レミリア「ジェットコースターもいいけれどフリーホールもいいわよねぇ…」


咲夜「あの下に行成急降下する瞬間が堪りませんねぇ…」


妖夢「私はバイキングが好きですねぇ…」


さとり「あの何とも言えないようなフワフワした感じが癖になるわよね…」


こころ「お化け屋敷…♪」火男


セイヤ「ん?こころはお化け屋敷が好きなのか?」


こころ「これ…見て?」スッ


セイヤ「え〜っと何々、海外の技術で作られた最恐のお化け屋敷、本当の恐怖を貴方に…って写真だけでも雰囲気あるな…」ゾクッ


こころ「行きたい…♪」火男


魔理沙「いいな!お化け屋敷!当日2人1組でタイム競おうぜ!」


こころ「うん…///」福の神


霊夢『2人1組かぁ…』ポワワ〜ン☆


セイヤ『霊夢…俺が手、握っててやるから、心配するな』ギュ


魔理沙『ん〜…』ポワワ〜ン☆


セイヤ『ふっ…あんた程度の奴に魔理沙を怖がらせるなんて許さねぇよ』キリッ


咲夜『セイヤとお嬢様…どっちがいいでしょう…』ポワワ〜ン☆


セイヤ『さ、咲夜…俺の手、握っててくれないか…?』


レミリア『咲夜!め、命令よ!私の側から離れない事!良いわね!?』


咲夜『どちらも捨てがたいですね…』タラ…


レミリア『セイヤと一緒に…///』ポワワ〜ン☆


セイヤ『さ、レミリア…行こうか…大丈夫、何があっても俺が護ってやるよ』微笑み…


アリス『セイヤと回れたら…』ポワワ〜ン☆


セイヤ『アリスお嬢様…さぁ、共にこの迷宮から抜け出しましょう…』スッ


さとり『むむぅ…///』ポワワ〜ン☆


セイヤ『さとり…今俺が何を考えてるのか…分かるだろ?だったら…いいよな?』


妖夢『セイヤとお化け屋敷、ですかぁ…///』


セイヤ『妖夢…この刀に誓おう…この先どんな事があっても、俺は妖夢を護る…』刀構え


こころ『///』ポワワ〜ン☆ 福の神


セイヤ『こころ…大丈夫か?ほら、俺が居るだろ?……仕方ないな、抱き締めてやるから…な?』


セイヤ『…』ポワワ〜ン☆


ジェイソン「」ブィィィィイイイイン!!


セイヤ『やめろぉぉぉぉおおおおお!!』迫真


ザシュゥゥウウウン☆


セイヤ『一度でいいからジェイソン様に会ってみたいな…』


美鈴『セイヤは絶対全く関係の無い妄想をしていそうですね…』はぁ…


魔理沙「それにしても美味しい物も沢山あるみたいだぜ?」


アリス「このウルトラスペシャルスーパーデラックスパフェって奴凄いね…」


霊夢「どんだけデカいのよコレ…でも食べられたら1万円かぁ」


妖夢「幽々子様ならペロリですね…」


セイヤ「あの人の胃袋は常人のそれとは遥かに別物だからな…」


こころ「私…甘いもの好き」


咲夜「流石にこんなに大きな物は食べれないでしょうから、もう少し小さい物を食べましょう」


こころ「うん!」福の神


レミリア「このスカーレットラーメンって…確かお父様の案でできたメニューなのよね…」


美鈴「えぇ!?そうなんですか!?」


さとり「驚く程紅いラーメンね…」


魔理沙「激辛と超辛を超えた何かだぜ…」


霊夢「食べる所を想像するだけで口の中が辛いわ…」


セイヤ「ブラドさん…ラーメン好きなんだな」


こころ「私…辛いの苦手」猿


咲夜「でも他にも30店舗以上のお店があるみたいですね…」


アリス「遊園地内の出店を合わせるともっとあるみたいだね」


妖夢「沢山ありすぎて迷っちゃいますね……でもお小遣いの範囲内でとなると厳しいです…」ショボン〜


霊夢「妖夢…」


魔理沙「あ!だったら《霖之助》の所に行って皆でバイトしようぜ!?」


セイヤ「香霖堂でか?そんな大人数で行っても給料減るだろ」


霊夢「あら、妖夢だけが貰って私達はサポートに回ればいいのよ」


レミリア「霊夢が…自らタダ働きをする…ですって?」


さとり「この霊夢は偽物ね…」


アリス「いつもの守銭奴霊夢じゃない!霊夢を返して!返してよぉ!?」うわーん


霊夢「あんたらさっきから聞いてればぁ!こら、待ちなさい!逃げるんじゃないわよ3バカァ!!」ダッ


わーわー


きゃーきゃー


妖夢「あ、あの…いいんでしょうか…」


咲夜「気にしないで下さい、困った時はお互い様ですよ?」


こころ「皆で楽しく…だよ♪」火男


魔理沙「よーし霖之助にバイトの約束取り付けるかぁ!」スッスッ


美鈴「バイトですかぁ…」ポワーン


セイヤ『霖之助さんには悪いが協力してもらおう…』



男先生「はい!それじゃあ班のメンバー用紙を持ってきて皆さん解散して下さい!」



魔理沙「おっと、じゃあ私ちょっと行ってくるぜ!」スクッ


咲夜「はい、お願いします」


霊夢「はぁ…はぁ…手間掛けさせてくれるわね…」


レミリア・アリス・さとり「「「」」」3人山積み チーン☆


こころ「大丈夫…?」チョンチョン 猿


美鈴「流石博麗の巫女ですね…」


セイヤ「だな…」


妖夢「バイト…///」みょん♪みょん♪




〜放課後〜



紫「はい、じゃあ皆さようなら、部活頑張ってね?帰る人は気を付けて帰る事!いいわね?」


はーい!


クラス男子『嫁にしたい所だぁ…!』


魔理沙「よーし!部活だぜぇ!」


霊夢「今日は依頼くるかしらね?」


アリス「かなぁ?」


美鈴「アリスは新学期始まってから演劇部に顔出しました?」


アリス「……全然☆」てへぺろ


レミリア「それでいいのかしら…」


アリス「だって皆と一緒の方が楽しいんだもん…」


咲夜「なら仕方がないですね!さぁアリス行きましょう!」


アリス「うん!」


セイヤ『さて、俺も行くか…』ガタ



ガラッ!



チャラ男a「おい根暗…ツラ貸せよ…」ギロ


ざわざわ…


何? どうしたんだ?


セイヤ『やべぇ…すっかり忘れてた…』あちゃー…


チャラ男b「おい、逃げるんじゃねぇぞ?お?」


チャラ男c「先輩校門に来てるから早く来いよ…おら」


セイヤ「はぁ…たく」スタスタ


魔理沙「せ、セイヤ?どうしたんだぜ?」


セイヤ「……悪い魔理沙、今日部活サボるわ」スタスタ


霊夢「ちょ、ちょっと!?」


レミリア「ど、とうしたのかしら…?」ふるふる


咲夜「わ、分かりません…」


美鈴「あ、あの…皆さん」おずおず…


魔理沙「美鈴…何か知ってるのか?」


美鈴「は、はい…実は」



〜少女説明中〜



全員「えぇ!?妖夢とさとりを守る為に喧嘩を売ったぁ!?」


美鈴「は、はい…」


アリス「ど、どうして言ってくれなかったの!?」


美鈴「セイヤが…皆に余計な心配を掛けさせたくないって…」


霊夢「あのバカ…!」


レミリア「幾ら何でもそれは…」


ガラッ…


フラン「お姉様!皆!部活行こ!」


妖夢「せ、セイヤ?居ますか?」


さとり「い、居ないわね…」


こころ「セイヤ…今日一緒に帰ろ?……あれ?セイヤは?」猿


魔理沙「妖夢…さとり…それにフランにこころ、セイヤがチャラ男達に連れて行かれた」


妖夢「あ…や、やっぱり」ウルウル


さとり「そ…んな」


フラン「え…?え…?どういう事!?」アタフタ


こころ「分かんない…けどとても大変みたいだね」狐


美鈴「と、とにかくこれからどうしましょう!?」


魔理沙「決まってるぜ…なぁ皆!?」


全員「…うん(えぇ・はい)!!」狐




〜校門〜



不良先輩a「てめぇか…何だよヒョロちぃ奴だなぁ」ははは


不良先輩b「こんなんじゃ遊びにもならねぇぜ」ははは


不良先輩c「お前らこんな奴に負けたのかよ!?情けねぇ!」ははは


チャラ男b「a先輩…こいつ結構やるんですよ…」


不良先輩b「…ふぅん、まぁ楽しませてもらおうぜ?おい来いよ」グイッ!


セイヤ「俺に触るな…自分で歩く」パシン!


不良先輩c「…ぶっ殺すぞ?あ?」


セイヤ「いいから黙って歩けよ低脳の屑共が…」


チャラ男a「あ〜あ、病院送りで済めばいいなあいつ」


チャラ男c「下手すりゃ2度と歩けなくなっちまうな!」ははは



「む?あれはセイヤ君か?…それになんだあの見るからに低俗そうな奴等は」



〜とある空き地〜



不良先輩b「オラァ!!」ドゴォッ!!


セイヤ「ぐは…!?」ドサァッ!


不良先輩c「何だよ口だけか…よっと!!」バキィッ!!


セイヤ「ぐっ!?」かはっ!


不良先輩a「手応えねぇなぁ…」ガシッ!


セイヤ「こほっ…!こほっ…!」


チャラ男b「何だよ…超弱ぇじゃん…」


チャラ男a「拍子抜けだな…」


チャラ男c「じゃあこれから妖夢ちゃんとさとりちゃんでも遊びに誘うかぁ!」ははは


不良先輩b「お、何?その子達可愛い?」ゲシッ!!


チャラ男a「めっさ上玉ですよ?見ます?」スッ


不良先輩c「やっべぇ!めっさ可愛いじゃん!これからその子達呼んで輪姦しねぇ?」


セイヤ「…」ピクッ…


チャラ男a「いいっすねぇ!こいつの目の前でヤッてやりましょうよ!」ははは


不良先輩b「そんじゃ…抵抗できねぇ様に両足の骨折っとくか」グイッ


ヒュッッッッ!!


バギィィッッ!!


不良先輩b「ぐはぁ!?……う、は、鼻が!?俺の鼻がぁ!?」鼻血ダラダラ


セイヤ「…殺す」グイッッ!!


バギィィッッ!!ドゴォッ!!


不良先輩b「うごっ!?がっ!?お、お前ら!見てないで!助けろぉ!?」


不良先輩a「らぁっ!!」足蹴り


ガシッ!


セイヤ「…」グンッ! ヘッドバッド


バギィッッ!!


不良先輩a「くっ!?」グラッ…


セイヤ「…」左手掴んで自分に引き寄せる


バギィィィッッ!!


不良先輩a「はぁ!?」ドサァァァー…!


チャキン☆×4


チャラ男b「クソ!ナイフで滅多刺しにしてやる!!」


セイヤ『ちっ…獲物使うなよ』


チャラ男a・b・c・不良先輩c「「「「死ねぇ!!!」」」」ダッッ!


「セイヤ君!!これを使いなさい!!」ビュッ!


パシッ…!


セイヤ『これは…竹光?ってブラドさん!?』


ブラド「相手は凶器を持った犯罪者……構わず切り捨てろ!!」


スッ…!


セイヤ「紅魔流抜刀術三ノ型奥義…」カチャ…


チャラ男a・b・c不良先輩c「「「「オラァ!!!」」」」ビシュッ!


サッッッ…!


セイヤ「《紅葉》!!!!」ズギャゥッッッッ!!!!


チャラ男a・b・c不良先輩c「「「「ギャッ!!??」」」」ごはぁ!!


ドサァァァァッ…!!


紅魔流抜刀術三ノ型奥義 紅葉


相手の動きに全神経を集中させた後に放つ斬撃、複数の敵が自分に襲い掛かって来た場合にも対応出来る為、大抵は回転斬りの様な形である。


セイヤ「ふぅ…」パチン…


ブラド「ほう…春休み中1度も来なかったから腕が鈍っていると思っていたのだが、どうやら杞憂だったらしい」スタスタ


セイヤ「すみません…助かりました」ニコ…


ブラド「か、勘違いするな!偶々君がこいつらに連れて行かれた所を見て状況が悪そうだったから…///」プイッ


セイヤ「正直危ない所でした…まさかナイフまで持っているとは思わなくて…」はは…


ブラド「まぁ君が無事ならそれでいい、君に何かあったら娘達が悲しむからな…」ふっ


「セイヤ(さん)!!」タッタッタッ!


レミリア「ってお父様!?どうしてセイヤと一緒に居るの!?」


フラン「あ!お父様〜!」わーい♪


ブラド「散歩中に偶然セイヤ君を見かけてな…不穏な空気が漂っていたから後をつけたのだが…案の定だったよ」


セイヤ「ていうかブラドさん、散歩中に何で竹光なんて持ち歩いてたんですか?」


ブラド「……淑女の嗜みだ」


セイヤ『んな化け物みたいな淑女が居てたまるか…後あんた男だろ』


魔理沙「せ、セイヤ…大丈夫か?」


こころ「傷…だらけ」ウルウル 蝉丸


霊夢「顔から血が出てるわよ?本当に大丈夫?」


セイヤ「少し切っただけだ…大丈夫だよ」頭ポン…


アリス「と、取り敢えず永琳先生に救急箱借りて来たから治療しよ?ね?」


セイヤ「ちょっと待ってくれ…その前にやる事がある」スタスタ


不良先輩c「く、クソ…!!」


ガシッ!グイッッ!


セイヤ「おい…てめぇだよな?輪姦がどうのこうの言ってたのは…?」


不良先輩c「だ、だったら何だよ…!」


ゴギィィッッ!!


不良先輩c「ギャァァアアアア!!」ジタバタ!


美鈴「せ、セイヤ…?」


セイヤ「謝れ…今すぐにだ」


不良先輩c「ふっ、ふざけnゴギィィッッ!!ギャアッ!?」


セイヤ「もう一度だけ言うぞ…?謝れ…」


ブラド「せ、セイヤ君止めなさい!どうしたんだ行成!」


アリス「1年生の時…さとりを虐めていた人達を病院送りにした時と…お、同じ目…」ガクガク


咲夜「と、止めないと!!で、でも近付けないです…」ガクガク


妖夢「せ、セイヤ!止めてください!」


さとり「そ、そうよ…!私達は無事だから!ね?」


セイヤ「殺す…こいつらだけは…俺の大切な人達を傷付けるなら…!今ここで全員…!!」


スタスタスタスタ グイッ


セイヤ「…れ、霊夢?」


パァァンッ!!


セイヤ「……え?」ヒリヒリ…


霊夢「あんたが……あんたが居なくなったら意味がないでしょ!?こんな奴等に構わないで!私達はあんたが居ればそれでいいの!!だから…これ以上は…もう…やめて…」ウルウル


肩ポンッ…


セイヤ「…魔理沙」


魔理沙「霊夢の言う通りだぜ?セイヤが退学したりとか少年院とかに入ったら元も子もないぜ…だから…な?」


セイヤ「…わかった、ありがとな…霊夢、魔理沙、皆…」ニコ…


レミリア「せ、セイヤ…?大丈夫?」ウルウル…


セイヤ「あぁ…心配掛けて悪かったな」なでなで


フラン「…セイヤぁ〜!!」ガバッ!


セイヤ「…」Wなでなで


アリス「い、一時はどうなるかと思った…」


妖夢「セイヤって…キレると怖いですよね…?」ガクガク


咲夜「普段が優しい分、余計に怖いですね…」


こころ「怖かった…」蝉丸 ウルウル


セイヤ「…霊夢」スタスタ


霊夢「にゃ…にゃによ」ヒック…グスッ…


ギュゥゥッ…


霊夢「ふぇ…?///」ドキンッ…


セイヤ「霊夢のお陰で…俺は間違いを犯さないで済んだ…ありがとう…」ギュゥゥ…


霊夢「ちょ、ちょっと///皆見てる!皆見てるからぁ!!///」ドキンドキン…


魔理沙「まぁ……今回は霊夢に譲ってやろうぜ?」


さとり「…そうね」


アリス「いいなぁ〜…」指咥え…


レミリア「ふ、フラン…!我慢よ!」プルプル


フラン「う、うんお姉様…!私頑張る!」プルプル


ブラド「娘達を傷付けるとは…!!許さんぞセイヤ君!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…!!


咲夜「ま、まぁまぁブラド様…落ち着いて下さい」


妖夢「もう…大丈夫ですかね?」


美鈴「みたいですね…」


こころ「羨ましい…」姥





ブラド「取り敢えずこの俗物共は私が警察に突き出しておくよ」


セイヤ「すみません…よろしくお願いします」ペコ


ブラド「構わないよ……あ、そうだ皆、今日良かったら我が家に夕食でも食べに来なさい」


霊夢「え…?いいんですか?」


ブラド「勿論だ!…ただしセイヤ君には剣術の修行に付き合ってもらうがね」ニヤリ


セイヤ「げっ…」


ブラド「それでもいいのなら是非来なさい…まぁそこは皆次第だが」チラ


セイヤ以外全員「是非!!」福の神


ブラド「そうかそうか!なら沢山のご馳走を用意して待っているよ!ここに居ない知り合いも呼びなさい!賑やかな方が楽しいからね!」はっはっはっはっ


チャラ男a「く…ちくしょ」スク


ブラド「貴様は大人しくしていろぉ!!!」ドゴォォォッッッ!!!!


チャラ男a「ごほぁ!!??」ズザーーーー!!


全員『こ、怖ぇ…』ゾォ〜 大飛出


ブラド「ふぅ…では皆、また後で会おう」手をフリフリ


魔理沙「じゃ、私達も一旦家に戻るか!」スタスタ


霊夢「そうね」スタスタ


レミリア「じゃあお父様、また家で」スタスタ


フラン「じゃあね!お父様!」フリフリ


ブラド「うむ」フリフリ


アリス「はい!もう大丈夫だよ!」


咲夜「絆創膏剥がさないで下さいね?」


セイヤ「あぁ…ありがとな、アリス、咲夜」


妖夢「幽々子様も呼んで大丈夫でしょうか…」


さとり「きっと大丈夫よ…こいしにも連絡しておきましょう」スッスッ


美鈴「皆で夕食会ですか!楽しみですね!」


こころ「楽しみ…♪」ワクワク 火男




〜紅魔館前〜



ズ〜〜〜〜〜〜ン☆



魔理沙「相変わらず…」


霊夢「大きくて…」


アリス「不気味な所だよねぇ…」


咲夜「そうですか?落ち着きますけどね…」


パチュリー「私と咲夜と美鈴は長いからね…」


美鈴「そうですね!」


セイヤ「嫌だぁ!俺お家帰るぅ!!」ジタバタ


妖夢「今更駄々をこねないで下さい!」ガシ


さとり「そうよ!折角来たんだから楽しみましょうよ!」


セイヤ「お前らが家に押し掛けて来て無理矢理連れ出したんだろうが!?」


こころ「それでセイヤがね…?俺は怒ったぞぉ!不良共ぉ!!…って言った途端、髪の毛が金髪に…」般若のお面を被りながらジェスチャー


こいし「ふぇぇ〜…怖いですぅ」ガクガク


チルノ「そ、それで!?」


ルーミア「続きが気になるのかー!」


こころ「そしてセイヤはブラドさんに刀を渡してもらって……紅魔流抜刀術三ノ型奥義《紅葉》!!…って回転斬りで不良達を…」般若の面


こいし・チルノ・ルーミア「「「おぉ〜…!!」」」キラキラ☆


魔理沙「なんでこころが知ってるんだ?」


霊夢「ブラドさんにこっそり聞いたらしいわよ?」


文「やっぱり面倒事があった様ですね…」


鈴仙「でも皆を招待ってスケールが凄いよねぇ…」


てゐ「お金持ちだからねぇ…でも楽しそうだしいいじゃん!」


幽々子「美味しい物が沢山食べられるのね!?妖夢、早く行きましょう!!」涎ダラダラ


妖夢「幽々子様…涎出てますから」はぁ


ギィィィィイイイイ


レミリア「皆さん今晩は…ようこそ紅魔館へ」ペコ


フラン「さぁ皆、どうぞ」スッ


アリス「わぁやっぱりその服似合ってるね!可愛いよ2人共!」


レミリア「あ、ありがとう///」俯き


フラン「えへへ〜///」テレ


セイヤ「しかしそのドアノブカバーみたいな帽子、いい加減被るのやめろよ…」ぼそ


霊夢「本当、こいつは…」はぁ


魔理沙「自分がプレゼントした物を自分でディスってるぜ…」はぁ


咲夜『取り敢えず夜景モードで撮影を…』イジリイジリ


鈴仙「それじゃあお邪魔しまーす!」


てゐ「どもー!」


幽々子「妖夢!さぁ行くわよ!」ガシ


妖夢「ちょ、ちょっと幽々子様ぁ!引っ張らないで下さいぃ!」


こいし「お姉ちゃん!私達も行こう!」ギュ


さとり「えぇ」スタスタ


魔理沙「よっしゃー!突撃だぜぇ!」ダッ


霊夢「全く魔理沙は…」スタスタ


咲夜「ではパチュリー様、美鈴、私達も行きましょうか?」スッ


パチュリー「そうね」スタスタ


美鈴「そうですねぇ…お腹空きましたぁ…」スタスタ


セイヤ「…」月を見上げる


レミリア「セイヤ…入らないのかしら?」


フラン「え…?セイヤ帰っちゃうの?」ウルウル


セイヤ「ん?いや……レミリア、あの台詞頼むわ…」ポン スタスタ


レミリア「…えぇ」


フラン「あぁ〜!あれだねお姉様!」





「楽しい夜になりそうね」






紅魔館 エントランスホール



文「いやぁ〜!まさにネタの宝庫です!」パシャ☆パシャ☆


ブラド「ふふっ…気に入って貰えた様で嬉しいよ」階段から降りてくる


文「あやや!貴方がこの紅魔館の主様ですね!是非取材をさせて貰いたいのですが!」


ブラド「うむ、私が答えられる事は話そう……この子達が他の知り合いだね?初めてまして、私がこの紅魔館の主ブラド・スカーレットだ」


鈴仙「お、お邪魔します…」ぺこり


てゐ「こ、今晩は」ペコ


チルノ「あ、あたいの方が、つつ、強いからね!?」


ルーミア「チルノちゃん……すみません、今晩は」ぺこ


こいし「ほ、本日は御招き頂きありがとうございます!ふ、フランちゃんの友達の古明地こいしと言います!」ぺっこりん


ブラド「うむ、フランから話は聞いているよ、これからも娘と仲良くしてくれ。こいしちゃん、チルノちゃん、ルーミアちゃん」


こいし・チルノ・ルーミア「「「は、はい!!」」」


幽々子「今晩は、西行寺幽々子と申します、以後お見知りおきを…」ぺこり


ブラド「むっ、西行寺の所の娘さんか…」


幽々子「は、はい…父をご存知なんですか?」


ブラド「知ってるも何も君の父親も知っているが君のお祖父様と妖夢君のお祖父様は私の師匠なんだ…」


妖夢「そ、そうだったんですか?」


ブラド「うむ、私の父は早くに亡くなってしまってね…私が紅魔流抜刀術を完全に覚える前に死んでしまったんだ…その時に君達のお祖父様に剣術の指南をしてもらった、という訳だ」


レミリア「そんな事が…」


フラン「お父様あんまりそういう事話さないもんねぇ」


ブラド「残念ながら息子が出来なかった所為で紅魔流抜刀術は私の代で終わるかと思っていた…しかし将来レミリアとフランの旦那になるセイヤ君になら紅魔流抜刀術を継がせてもよいと思っているのだが…」チラ


セイヤ『やっぱりスクストは最高だな…』スッスッ


ブラド「普段の彼はなんと言うか…」


咲夜「危機感などが足りませんから仕方がありませんよ」


フラン「お、お姉様…さっきお父様が私達の将来の旦那さんはセイヤだって…///」ヒソヒソ


レミリア「た、確かに聞こえたわ…お父様公認なら…///」ヒソヒソ


アリス「親公認かぁ…」


霊夢「私も認めて貰ってるわよ?」


魔理沙「ダニィ!?聞いてないぞ霊夢!」


霊夢「聞かれなかったからね」ふふん


こころ「私も…お婆ちゃんがいいよ…って♪」火男


こいし「……今度パパとママにセイヤさんの事紹介しよっか、お姉様」


さとり「…そうね、遅れを取る訳にはいかないものね…」


鈴仙「皆凄いねぇ…」


てゐ「鈴仙もモタモタしてると取られちゃうよ?」


鈴仙「え!?…うん」ショボン


文「泥沼現場!?いいですねぇ!!」パシャ☆パシャ☆


妖夢「お嫁さんになったらどんな感じなんですかね…///」


幽々子「妖夢〜!私を置いて行かないでぇ!?」ウワーン


パチュリー「完全に年上とは思えないわね、幽々子は…」


美鈴「あ、あはは…」


チルノ「広いねぇ!!」タッタッタッ


ルーミア「チルノちゃん転ぶよ…?」


ブラド「さて、セイヤ君……来るんだ!!」ガシッ


セイヤ「なっ!?は、離せぇ!!」ジタバタ


ブラド「往生際が悪いぞ!!将来のレミリアと

フランの旦那がそんなんでどうする!?」ズルズル


セイヤ「訳がわからねぇ上に引きずるなぁ!!」ズズズズ


ブラド「君達も良ければ修行の様子を見学しないかい?特にそこの…名前を聞いてもいいかな?」セイヤの首根っこ掴みながら


文「あ、申し遅れました!私、射命丸文と申します!」ビシッ


ブラド「いい名前だ……文さんにとってきっと面白い物が見れると思うがどうだね?」


文「是非お願いします!」キラキラ☆


ブラド「という事だ、さぁ早く着替えて修行をするぞ!!」ズルズル


セイヤ「」諦めたご様子 ズズズズ


魔理沙「おぉ!久し振りにあの戦いが見れるのか!行こうぜ皆!」ダッ


霊夢「そうね、あれは見なくちゃ損だもの」スタスタ


幽々子「セイヤ君はそんなに剣術の腕がいいの?」


妖夢「幽々子様にも話をしましたが、私は手も足も出ませんでした……それと一度だけ修行の様子を見せて頂いたんですが…凄いとしか言えませんでしたね…」ははは


こころ「早く…行こ♪」火男 ギュ


咲夜「ふふっ、慌てなくても大丈夫ですよこころさん…」スタスタ


こいし「き、緊張するぅ…」ドキドキ


さとり「私も見るのは初めてなのよね…」


レミリア「セイヤは本当に凄いのよ!」ふんす


フラン「お父様と互角だもんね!」ふんす


パチュリー「なんでレミィ達が誇らし気なのよ…」


レミリア・フラン「「だ、だってぇ…未来の旦那様(だもん)だもの///」」キャー☆


アリス「むっ…」ほっぺたギュー


レミリア・フラン「「あ、ありしゅぅいひゃいいひゃい〜!」」う〜


美鈴「お嬢様も妹様も面白い顔ですねぇ!」あはは


鈴仙「どんな感じなんだろうね…」


チルノ「きっとシャキーンのドガーンのギュイーンだよ!」


てゐ「訳が解らないよ…」


ルーミア「すみません…これがチルノちゃんなんです…」



〜紅魔館 武道場〜



ガッ ガガガガガガッ!


ギィィィィン!!


ビュンビュン ヒュッ!


バッ ババッ


全員「」口ポカーン


ブラド「セイヤ君!踏み込みが甘いぞ!!」ビュンビュン


キギッ


セイヤ「ブラドさんも歳ですか…?腕の振る速度にキレがありませんよ…っと!!」カチャ


ブラド『来るか…!?』ピク


セイヤ「紅魔流抜刀術《皐月》!!」ビシュッ


紅魔流抜刀術《皐月》 鞘と刀との摩擦を最小限に留めて放つ斬撃、これを極めた者は斬った相手に気付かれる事なくその者を殺す事が出来るようになるとされる


ブラド「まだ甘いぞ!?」ガキィン!


ドッ 腹に蹴り


セイヤ「くっ!?」スタッ


ブラド「今度は此方の番だ!!紅魔流抜刀術《雪椿》!!」ビュッヒュン!


紅魔流抜刀術《雪椿》 刀を抜いた瞬間に円を描き回転の威力を乗せて敵を流し切る技、その昔大量の血で雪を紅く染めたという伝承がある


セイヤ「速いっ!?……腕は衰えてないですね」 服が破れる


ブラド「ほう…あれを避けるか…」カチャ


セイヤ「こうなったら…」スチャ


セイヤ・ブラド「「手数で勝負!!」」


ダッ


セイヤ・ブラド「「紅魔流抜刀術秘儀二刀奥義!!」」鞘と刀を両手に


セイヤ・ブラド「「《紅枝垂》!!」」バッ


紅魔流抜刀術秘儀二刀奥義《紅枝垂》 刀から鞘を完全に抜き放ち音速を超える斬撃で敵を滅多斬りにする秘儀、居合いを志す紅魔流抜刀術とは対象的な物で編み出したのはブラド・スカーレット本人。この二刀流から繰り出される斬撃は常人に見切る事はまず不可能である


ガガガガガガガガガガガガッ!!!!


セイヤ『これでもまだ駄目かッ!?』ビュンビュン


ブラド『流石は私が認めた男……だが!』ババッバババッ


ギン!ガッ!ギィィィィン!ガガガガガガッ!!


セイヤ『くそッ…連続の斬撃の中に変則的な斬撃を混ぜてくる…このままじゃ反応が遅れる!!』バッ!ヒュンビュンビュン!


ブラド「どうした!その程度では無いだろう!?」


ビヒュン!バッバババッ!サッ


カチンッ


ブラド『刀身を鞘に戻した…!?』ビュンビュンバババババッ!


セイヤ『紅魔流抜刀術《緋桐》!!』バッ


紅魔流抜刀術《緋桐》 刀の縁部分を逆手持ちに

して一気に抜き放つ居合いの型、攻撃と防御を両方補う事が出来る抜刀術だが相手の動きを完璧に読む事ができる眼を持っていないと不可能な大技である


ブラド『この連続斬撃の中を掻い潜り尚且つ次の私の行動を先読みしていたのか!?だが今放った斬撃、迷いがあったな…』パチン


セイヤ『クソッ!抜き放つのに躊躇した所為でブラドさんに時間を与えたか!?』ヒュッ


ブラド「紅魔流抜刀術《睡蓮》!!」バッ


紅魔流抜刀術《睡蓮》 この抜刀術は護り専用の居合いである、神速を超える居合いで瞬間的に相手の放った斬撃に合わせその衝撃を完全に消し去る事が出来る


ガギィィィィィィン!!


バッ!


ブラド「ふぅ…」カチン


セイヤ「はぁ…はぁ…」カチン



魔理沙「あ、相変わらずだぜ…」


霊夢「いつ見ても口が開いちゃうわね…」


咲夜「す、凄い…としか言えないですね…」


アリス「あ、あははは…」乾いた笑い


レミリア「や、やっぱり……カッコいぃ〜///」ホウ〜


フラン「う〜☆う〜☆///」ドキドキ


美鈴『さっきの二刀での斬撃…ブラドさんが394振り、セイヤが327振り…ですか』うむむ


パチュリー「美鈴が真剣な顔をしてるわ…」


こいし「お、お姉ちゃん…」


さとり「分かってるわ、さとり…惚れ直したんでしょ?」


こいし「う、うん///」


妖夢「や、やっぱりセイヤは凄いです!!」キラキラ☆


幽々子『あらあら妖夢ったらこんなに目を輝かせて……でもセイヤ君は凄いわね…やだ、私も好きになっちゃいそうだわ///』ポッ


鈴仙「」ぶくぶく 泡吹いて気絶


てゐ「」白目剥いて気絶


チルノ「あ…あ…」余りの衝撃に言葉が出ない


ルーミア「チルノちゃん、カオナシみたいだよ?」


こころ「セイヤ頑張って…!」狐


文「いいね!いいねぇ!!最っ高だねぇ!!!!」パシャ☆パシャ☆パシャ☆パシャ☆



ブラド「ふぅ…では終わりにするか!」グググゥゥ〜!!


セイヤ「そう…ですね!」グググゥゥ〜!!



魔理沙「な、何だあの型?」


霊夢「身体を思い切り反らしてるわ…」


レミリア「あ、あの型は初めて見るわね…」


咲夜「一体どんな技なのでしょうか…」


アリス「きっと期待を裏切らない物なのは確かだよ」ははは 笑いが乾いている



セイヤ・ブラド「「紅魔流抜刀術零ノ型奥義…!!」」ダッ


ビュッ!!


セイヤ・ブラド「「《紅魔転生》!!!!」」バッ


バキィィィィィン!!


ヒュンヒュンヒュンヒュン


カランカランッ


ブラド「やはり…引き分けになったか…」


ドスッ


セイヤ「はぁ…はぁ…」床に座る


タッタッタッ


魔理沙「お、おい!今の居合いは何だ!?見た事なかったぜ!?」


レミリア「お、お父様…あの型は?」


ブラド「あぁ…セイヤ君と共に編み出した、紅魔流抜刀術零ノ型奥義《紅魔転生》だ」


フラン「ぜ、零ノ型?」


セイヤ「あぁ…紅魔流抜刀術は本来1から10の奥義があるみたいなんだが何と無くカッコいいだろ?零って漢字」


妖夢「セイヤとブラドさんが編み出したんですよね!?す、凄いです!」


ブラド「あの抜刀術は溜めの動作から抜くまでに時間が掛かる分紅魔流抜刀術の中では最強の一撃だ……まだまだ課題は残っているがな」


セイヤ「そうですね…っと」スクッ


こころ「セイヤ…タオル…使う…?」おずっ 猿


セイヤ「あぁ、こころ助かる…」フキフキ


チルノ「は、はいセイヤ!さっきブラドさんの奥さんから水渡して上げてくれって頼まれたの!!か、勘違いしないでよ!?」つ水


セイヤ「お、おぉ…ありがとう」ゴクゴク


鈴仙「あ、セイヤ!少し切れてるよ!?絆創膏貼るから服脱いで!」グイッ


セイヤ「あ、あぁ…」上脱ぎ


こいし「せ、セイヤさん…これどうぞ…///」つカリ梅


セイヤ「カリ梅か……くぅ〜!酸っぱい!!」


こいし「梅にはレモンと同じクエン酸が含まれているんです、クエン酸には疲れの原因になっている乳酸の生成を抑える働きがあるとされていて、疲労回復、筋肉痛解消の効果があるって言われているんです」


セイヤ「そうなのか…物知りだなこいしちゃんは、ありがとう」なでなで


こいし「え、えへへ///」ドキドキ


ブラド「…」


咲夜「ブラド様…どうなされたんですか?」


ブラド「アスワン〜!!セイヤ君がハーレム状態だよぉ〜!!慰めて〜!!」ダッ


チルノ「巨体な男が泣きながら走ってる…」


ルーミア「シュールなのかー…」


幽々子「お腹…空いた…」



壁|アスワン「あらあらぁ…」ふふふ




ブラド「ふぅ…何とか落ち着いた…そうだセイヤ君、汗を掻いて気持ち悪いだろう?一緒に

風呂にでも入らないか?」


セイヤ「いいんですか?正直汗が服に張り付いて気持ち悪かったんですよ」


ブラド「良かったら君達もどうかな?家の風呂は男湯と女湯に分かれているから心配は要らないよ?」


セイヤ『ここは銭湯かよ…』はぁ


魔理沙「そ、そのぉ…着替えが…」


ブラド「あぁ、その点も大丈夫だ…元々君達にはドレスを着てもらう予定だったからね」


霊夢「ドレス…ですか?」


ブラド「うむ、折角皆美人なんだ、こういう時くらい華やかな姿を彼に見せて上げてもいいんじゃないか?」チラ


鈴仙「で、では御言葉に甘えて…」


さとり「入らせていただきますね?」


ブラド「そうしてくれ、アスワンに君達用のドレスを用意させているからお風呂から上がったら楽しみにしておくといい」


フラン「わーい!皆でお風呂だぁ!」


ブラド「さて、私達はそろそろ行こうか?セイヤ君」スタスタ


セイヤ「そうですね…じゃまた後でな」ヒラヒラ


アリス「ドレス…かぁ…///」


パチュリー「アリスはドレスが似合いそうよね…」


アリス「そ、そうですか?///でもパチュリー先輩はもっと綺麗なんだろうなぁ…///」


パチュリー「お、煽てても何も出ないわよ?///」プイ


こいし「私は似合わないだろうなぁ…」


ルーミア「私もなのかー…」


さとり「レミリアはどう?ドレスは良く着るのでしょう?」


レミリア「私はドレス、好きじゃないわ…身体のラインが出るんだもの…」


レミリア・さとり・こいし・ルーミア「はぁ…」


美鈴「皆さん気にし過ぎですよぉ!」ボイーン


レミリア・さとり・こいし・ルーミア「巨乳は黙って(て下さい・て頂戴)なさい!!」


美鈴「えーーーー!?」ガーン


幽々子「お腹…空いたわ…」グギュルル〜


妖夢「幽々子様、空腹は最高のスパイスですから…後少し頑張って下さい!」


こころ「…」もみもみ


こころ「セイヤも大きい女の子の方が好きなのかな…?」ショボン 姥


てゐ「セイヤはきっとそんな事気にしないよ」


チルノ「そうそう!ほらこころ!一緒にお風呂行こう!」ガシ


こころ「う、うん…!」福の神


文『皆さんの裸…!これは売れる…!!』にひひ


ガシッ…!


咲夜「文…分かってますよね?」ナイフキラリン☆


文「は、はい…」ガクブル


魔理沙「それじゃあ皆!お風呂行こうぜ!?」


全員「おー!!」



〜紅魔の湯 男性脱衣所〜



ブラド「ふぅ…修行をやった後の風呂は格別だからな、そう思うだろ?セイヤ君」脱ぎ脱ぎ


セイヤ「えぇ…まぁ…」いそいそ


ブラド「何を恥ずかしがっているんだ?男ならもっと堂々としろ!」仁王立ち


\デェェェェン/


セイヤ『あんたのその存在感溢れるソレと俺の

息子を比べられたくないんだよ!!』


ブラド「全く…タオルなど要らないだろう!!」バッ!


セイヤ「あっ!?ちょっ!?」


息子「やぁ…///」


ブラド「………すまぬ」


セイヤ「ち、ちくしょぉぉぉぉぉおおおお!!」ちくしょう状態



〜紅魔の湯 女性脱衣所〜



「ちくしょぉぉぉぉぉおおおお!!」



霊夢「セイヤの声が聞こえるわね…」脱ぎ脱ぎ


魔理沙「恐らくブラドさんのソレと比べて負けたんだと思うぜ?」脱ぎ脱ぎ


鈴仙「せ、セイヤの息子…ですか…///」カァ


パチュリー「鈴仙もウブなのね…」脱ぎ脱ぎ


アリス「うわぁ…パチュリー先輩着痩せするタイプなんですね…胸とお尻が…///」


文「なんというボン!キュッ!ボン!羨ましいですね…」


パチュリー「私なんかよりもあっちの方が凄いわよ…」ちら


アリス・文「「あっち?」」ちら


美鈴「いやぁ〜皆でお風呂なんて夢の様ですね幽々子先輩!」圧倒的ボン☆キュッ☆ボン


幽々子「そうね…ふぅ〜胸がキツかったわ…」徹底的ボン☆キュッ☆ボン


アリス・文「「」」チーン☆


フラン「お姉様!早く入ろ!」スッポンポン☆


レミリア「ふ、フラン!はしたないから前位タオルで隠しなさい!」つタオル


フラン「は〜い…」タオル一枚


咲夜『落ち着け…!落ち着くんだ十六夜咲夜…!!まだだ…!まだ出すな…!!』ピクピク


レミリア・フラン「「どうしたの…?咲夜…?」」キョトン☆


咲夜『セイヤ…!!私の…勝ちです!!!!』ドブシャァァァァアアアア!!!


妖夢「あれ誰が掃除するんでしょうか…」脱ぎ脱ぎ


ギュ…


妖夢「ひゃうぅ!?///」ビクン


こころ「妖夢…入ろ…?」


妖夢「あ、こころですか…びっくりしましたぁ…///」ドキドキ


こころ「?」キョトン


さとり『はぁ…セイヤと一緒に入れたら』ポワワ〜ン


セイヤ『ほらさとり…おいで…?』キラキラ☆


さとり『なんていう事に…』ドキドキ


こいし「お姉ちゃんどうしたの?」タオル一枚


さとり「えっ!?な、何でもないわ!入りましょうこいし」スタスタ


こいし「?」スタスタ



〜大浴場(露天風呂)〜



てゐ「広〜い!!」


チルノ「ひゃっほーう!」バシャーン


ルーミア「チルノちゃん危ないのかー…」


霊夢「しかし広い露天風呂ねぇ…」ペタペタ


魔理沙「星空が綺麗だぜぇ…」空見上げ


咲夜「本当に綺麗ですね…」上向き〜


パチュリー「咲夜は別の意味で上を向いているけどね…」はぁ


フラン「お姉様!洗いっこしよ?」


咲夜「…」ピクン


レミリア「いいわね…じゃあこっちに来なさい、フラン」ちょんちょん


フラン「うん!」てってってっ


タッタッタッタッタッタッ ピタッ


咲夜「フラッビァァァァァアアアアン!!」ブシャーーーー!!


妖夢「おおぅ…鼻血のアーチですね…」


アリス「妖夢、一緒に洗いっこしよっか?」


妖夢「あ、いいですね、お願いします…」


こころ「妖夢…アリス…私も」ヒョコ


アリス「いいよ、こころちゃんの隅々まで洗ってあげる」ウインク☆


こころ「お、お願い…///」俯き


アリス・妖夢『『やだ…この子可愛い///』』キュン☆キュン☆


鈴仙「良かったら私達も洗いっこしない?霊夢に魔理沙」


霊夢「あら、いいわね」


魔理沙「お願いするぜ!」


こいし「お姉ちゃん私達も…」おずおず


さとり「そうね…こいし、お願いするわ」ニコ


美鈴「幽々子先輩、どうですか?」


幽々子「あら、じゃあお願いしようかしら」ニコ


咲夜『燃え尽きました…真っ白に…』明日の⚪︎ョーのポーズ


文『タダで諦める訳がありません!だって私は!マスメディアだから!!』パシャ☆パシャ☆




〜男側大浴場 (露天風呂)〜


きゃーきゃー


いやーん☆



セイヤ「///」ブクブクブクブク


ブラド「ふっ…まだまだ青いな、セイヤ君」


セイヤ「ほ、ほっといてくれ…///」プイ


ザバッ


ブラド「どうだね、背中の流し合いでも…」


ザバッ


セイヤ「は、はぁ…」



所変わって女湯



咲夜「み、皆さん来て下さい!こんな所に覗き穴が!!」


全員「ダニィ!?」バッ


咲夜「どうやらブラド様にセイヤが背中を流してあげるみたいですね…」


魔理沙「結構大きな穴のお陰で見やすいぜ…」


鈴仙「ていうかこれ、本来なら立場が逆だよね…?」


霊夢「よく言うじゃない、細けーこたぁーいーんだよ、って」


さとり「ま、そういう事ね…」


レミリア「う〜…声しか聞こえないわ」


フラン「見えないよぉ〜…」



再び男湯



ブラド「セイヤ君も筋肉が付いて来たようだね…最初の頃よりかは大分マシな身体つきになってきたようだ」ゴシゴシ


セイヤ「いえ、ブラドさんのお陰です…」


ブラド「これからも娘達を…そして彼女達を宜しく頼むよ?」ゴシゴシ


セイヤ「言われ無くても…最初からそのつもりです……あいつらは、俺の…大切な人達だから」


ブラド「食えない男だな、君は……セイヤ君は彼女達の中で彼女にするなら誰がいいんだ?」ゴシゴシ



女湯



全員「!?」ピクンッ



男湯



セイヤ「彼女…ですか?」


ブラド「そうだ…私から見ても彼女達は魅力的な女性達ばかりだ、まぁ私の妻には敵わないがな!!」はっはっはっはっ ゴシゴシ


セイヤ「そう…ですね、全員……じゃ駄目ですか?」


ブラド「っ!?君はハーレムルートを選択するのか!?」ゴシゴシ


セイヤ「いや、そうじゃないですよ…唯、俺はあいつらの事が…全員同じ位好きなんです…うまくは言えませんが……でもそれが、俺が今出せる答えです…」


ブラド「…そうか」ゴシゴシ


セイヤ「まぁあいつらが俺にそんな感情を抱いてるなんてありえませんがね…」あはは


爪でガリィ!!


セイヤ「ハウンドドッグ!?」ぎゃー


ブラド「全く…交代だ」クル


セイヤ『痛ってぇ…!!』涙目



再び女湯



パチュリー「そんな事だろうと思ったわ…」


妖夢「じゃあ今は皆対等なんですね?」


幽々子「ふふっ…これからは各々の努力次第、って事になるわね」


アリス「皆等しく好き…かぁ…」


さとり「でも嬉しいわね…」


てゐ「まぁらしいからいいんじゃない?」


こころ「セイヤが…私達の事を…好き…///」福の神


霊夢「ちょっと皆、なんか湿っぽい話してるみたいよ?あの2人」


全員「えっ?」



男湯



ブラド「背中を流すのが上手いな…セイヤ君」


セイヤ「そ、そうですか?」ゴシゴシ


ブラド「私には息子が居ないからね…こういうのは新鮮だよ…セイヤ君の両親は元気なのかな?」


セイヤ「……いえ、俺の両親は事故で亡くなりました…中学2年の時です…」ゴシゴシ


ブラド「…そうか…すまぬ」


セイヤ「いえ、大丈夫ですよ……春休み中の旅行の帰りに運転手が居眠り運転をしていたらしくて、そのトラックが俺達の車に突っ込んで来たんです。幸い、何でしょうかね…自分はこの目の傷だけで済みました…でも、父さんも母さんも、とても……言えない様な無惨な遺体で……あんなに綺麗だった母さんも…男らしくて、憧れだった父さんも……居なくなってしまったんです…」ポロポロ


ブラド「セイヤ君…今日だけは私の事を父親だとおもってくれて構わない…」


セイヤ「…え?」ポロポロ


ブラド「何だ?不満なのか?」


セイヤ「い、いえ…じゃあ……父さん?///」ニコ


ブラド「///」ズキューン❤︎



女湯



全員「萌え死ぬぅ!!///」こころお面複数 ブシャァァァアアアア!!


ドサッ



ガラリラッ☆



アスワン「皆ぁ〜…湯加減はどうかしらぁ…?」ペタペタ


全員「」一面血塗れ〜


アスワン「い、いやぁぁぁぁぁあああ!!」ムンクの叫び



男湯



ブラド「むっ!アスワンの悲鳴!セイヤ君、背中を流してくれてありがとう!またお願いするよ!」鼻血タラー


セイヤ「い、いえ…あの何で鼻血が」


ブラド「のぼせたんだ!!」


セイヤ「いや、でも」


ブラド「のぼせたんだよぉぉぉおおお!!」ダッ


ガラッ


バタン


セイヤ「な、何だったんだ…?……もう一度浸かるか」ペタペタ


チャポン


セイヤ「ふぅ………父さん、母さん…俺は今、とても幸せだ…」星空眺めながら



脱衣所



セイヤ「さっぱりしたぁ…あれ?手紙だ…」カサッ


そこにある服に着替えなさい、着替えたらエントランスホールに集合、いいね?


ブラド・スカーレット


セイヤ「おいおい、これって…」はぁ




エントランスホール



霊夢「まさかの不意打ちだったわね…」淡い赤と白を基調にしたドレス(背中に大きな白いリボンが付いている)


魔理沙「セイヤの奴…卑怯だぜ」黄色と黒のフリルが印象的なクールなドレス


咲夜「それにしても霊夢も魔理沙も似合ってますね…そのドレス」漆黒のドレスに(胸に白い花のブローチ)が付いている大人な感じ


霊夢「そ、そうかしら///」


魔理沙「ドレスなんて初めて着たぜ///」


フラン「お姉様どう?」クルクル 背中に七色の

宝石が散りばめられた赤とピンクのドレス


レミリア「とっても似合ってるわよ、フラン」真紅を基調にし黒のフリルをあしらった大人なドレス


アリス「ど、どうかな…?」青を基調に白のラインそしてフリルが着いた大人しい感じのドレス


美鈴「正に不思議の国のアリスって感じです!とっても似合ってますよ!」緑のドレスに赤と白のラインが入ったチャイナ服の様なドレス


こいし「お、お姉ちゃん…こんな感じ、かな?」ミントグリーンを基調に白と薄い黄色のフリルが付いたドレス


さとり「こいしはドレスが似合うわね…」赤紫のドレスに白のレース頭には綺麗な髪留め


妖夢「幽々子様…変じゃないですかね…?」純白のドレス(足部分が開いていてフワフワしている)シンデレラの様なドレス


幽々子「凄く綺麗だわ………不本意だけれどセイヤ君との結婚式は和風よりも洋風の方がいいかしらね」ふふっ 桜色を基調に白練色のフリルとリボンが付いたドレス


妖夢「せせせ、セイヤとの結婚式!?///」プシュー


鈴仙「皆綺麗だなぁ…」薄紫色のドレスをフワフワしたフリルであしらった可愛らしいドレス


てゐ「鈴仙も充分過ぎる程似合ってるよ…」ピンク色のドレス(足元の部分が波うっている様)なドレス


パチュリー「まぁ、こんなものかしらね…」紫色のリボン、そして月の様なカットが背中入った大胆なドレス


文「パチュリー先輩、大人ですねぇ…」薄茶色のドレスに紺色のリボンとレースが付いた大人な色合いのドレス(真珠のネックレス付き)


パチュリー「文が着ているドレスも普通の人には着こなせない様なドレスよ…尊敬するわ」


文「あ、ありがとうございます///」テレ


チルノ「ルーミアお姫様みたいだね!」空色基調に氷の形をしたブローチそして白のリボン


ルーミア「こころ先輩は和風のお姫様なのかー?」白基調に赤のレースとフリフリのリボン(胸には薔薇のブローチ)


こころ「あ、ありがとう///セイヤは…喜んでくれるかな…?」猿 撫子色を基調にし藍色の帯で彩った純和風のドレス


「お、皆早いな…」スタスタ


魔理沙「おぉセイヤ遅…かっ…たな…」


セイヤ「どうした…?」THE執事服 ネクタイを緩める動作付き


霊夢『相変わらず破壊力抜群ね///』


咲夜『前に私が用意した物とは別ですね…///』


レミリア『私専用の執事になってほしいわ…///』


セイヤ「…」ジィー


フラン「ど、どうしたの?どこか変かな?///」


セイヤ「あ、悪い…皆綺麗で見惚れてたんだ///」


美鈴「ほ、本当ですか…?」


セイヤ「あぁ…正直な感想だよ」ニコ


さとり『あれが皆の言っていた執事服姿のセイヤ…いいわ///』ポッ


こいし『レミリア先輩はこの姿のセイヤさんにお姫様抱っこしてもらったんだぁ…憧れるなぁ///』


妖夢「アリスも見るのは初めてですか…?///」ドキドキ


アリス「う、うん///聞いてた以上にカッコいいね…///」ドキドキ


妖夢「は、はいぃ///」ドキドキ


鈴仙「うわぁ///胸がキュンキュンするぅ///」


てゐ「なかなか着こなせる服ではないのは確かだよね…」


幽々子「あらあら…凄く様になってるわね」


パチュリー「そうね…背が高いから余計に似合ってるわ…」


チルノ「あれが魔理沙が話してた羊セイヤかぁ…///」


ルーミア「チルノちゃん、羊じゃなくて執事、だよ」はぁ


こころ「」余りの衝撃に意識が飛んでいる


文「セイヤさん!良かったら一枚撮っても宜しいですか?」カメラ構え


セイヤ「い、いやそれはちょっと…」


全員「是非ツーショットでお願い致します!!」バッ


セイヤ「っ!?」ビクゥ




文「じゃあ霊夢さん!セイヤさん笑ってぇ!」



セイヤ「なんでお姫様抱っこなんだよ…」


霊夢「い、いいじゃない…女の子の夢なのよ///」



文「魔理沙さん表情堅いですよぉ!」




セイヤ「何だか新鮮だな…」


魔理沙「だだだだ、だぜぇ///」



文「咲夜さんもっと笑って下さい!」



セイヤ「咲夜どうしたんだ?」


咲夜『うぅ〜///緊張しちゃいますよぉ〜///』



文「レミリアさんは何時も通りですね♪」



セイヤ「まさかまたする事になるとは…」


レミリア『う〜☆う〜☆///』ドキドキ



文「アリスさんは笑顔が得意ですねぇ」



セイヤ「お芝居ではこんな事したっけな」


アリス『夢が現実になっちゃった///嬉しい///』



文「妖夢さんもアタフタしてますね…」



セイヤ「妖夢、大丈夫か?」顔近づける


妖夢「あぅ〜///『カッコ良すぎですよぉ///』」みょんみょん



文「さとりさんも堂々としてますね…」



セイヤ「さとりも綺麗だな…」ボソ


さとり『やめて!///今の状態で不意打ちはやめて!///』



文「鈴仙さんは緊張し過ぎですよ…」



セイヤ「鈴仙…お前大丈夫か…?」


鈴仙「だだ、大丈夫!そのままでいて///」ギュ



文「てゐさんは同様のどの字もありませんね」



セイヤ「なんで皆はあんなに顔真っ赤にしてるんだ?」


てゐ『知らぬが仏……使い方が違うな』はぁ



文「こころさんの感情が荒ぶってましたね…」



こころ「セイヤ…私の側に…ずっと居てくれる…?」狐


セイヤ「あぁ…ずっと一緒だ」ニコ


こころ「///」福の神のお面で顔を隠す



文「フランちゃんはとっても嬉しそうですね」



フラン「ね、ねぇセイヤ…フランお嬢様って言って…?」


セイヤ「ん?…フランお嬢様」ニコ


フラン「///」ドッキンドッキン



文「こいしちゃんも嬉しそうですねぇ」



セイヤ「こいしちゃんも可愛いな…」


こいし「ふぇぇ〜///そ、その…セイヤさんもカッコいいですよ?///」


セイヤ「ありがとう…」にこ


こいし「///」プシュー



文「幽々子先輩は似合いますねぇ」



幽々子「ふふっ…今回だけ特別に幽々子様って呼んでもいいわよ?」


セイヤ「じゃあ……幽々子様?」微笑み


幽々子「///」ボフンッ!!


セイヤ『っ!?桜の花びらが飛び出た!?』




文「パチュリー先輩も様になってますねぇ」



セイヤ「パチュリー先輩も憧れたりするんですね…」


パチュリー「あら、意外かしら?」


セイヤ「いえ…とても可愛らしいと思いますよ?」ニコ


パチュリー「むきゅ〜///」



文「チルノちゃんは何故かベクトルが違う…」



チルノ「さぁ羊よ!行けぇ!」背中に乗る


セイヤ「どうしてこうなった…」orz



文「ルーミアちゃんも本物のお姫様みたいですねぇ…」



セイヤ「さぁルーミア姫…共に参りましょう」ニコ


ルーミア「な、なな、なのか〜///」プシュー


セイヤ「あ、あれ?」流れを汲んだ結果失敗した




ブラド「おぉ…やはり私の見立ては間違ってなかったようだね」スタスタ


セイヤ「ブラドさんは私服なんですね…」


ブラド「今夜の主役は君達だからね…さぁ、食事の用意が出来ているから中に入ってくれ」


幽々子「やっと食べられるぅ…」ヘタヘタ


パチュリー「それじゃあ行きましょうか」スタスタ



ガッチャン



広々空間〜☆ に料理ズラーッ☆



セイヤ「舞踏会会場か!!」ガァ!


ブラド「セイヤ君は此処に入る時に必ずそう突っ込むね!」はっはっはっ


霊夢「セイヤじゃ無くても突っ込むわよ…」


魔理沙「無駄に広い、だぜ…」


咲夜「小さい頃はここでよく走り回っていましたね」


レミリア「懐かしいわね…」


ブラド「さぁ皆、遠慮せずどんどん食べてくれ」


鈴仙「これがお金持ちが食べる料理かぁ…」


チルノ「食べなきゃ失礼だね!いただきまーす!!」海老チリパクン


幽々子「ふぅ……ここのシェフはいい仕事をするわね」口フキフキ お皿の山


妖夢「幽々子様いつの間に!?」ギョッ


魔理沙「じゃあ私もいただくぜ!」チキン片手


パチュリー「こういう時はまず乾杯をするのが普通でしょうに…」


美鈴「まぁこっちの方が私達らしいですよ!」


さとり「この生ハム美味しいわね」ハムハム


こいし「ローストビーフも美味しいよお姉ちゃん!」モグモグ


アリス「わぁ〜、ケーキも沢山種類あるね!」


こころ「…」黙々とお皿にケーキを乗せる


アリス「こ、こころちゃんは甘い物が好きだもんね…」あはは


こころ「ケーキ好き…///」福の神


てゐ「文、このローストチキン食べる?」ヒョイ


文「い、いやぁ…私、鳥を使った料理が苦手なんですよぉ…」


てゐ「そうなんだ、こんなに美味しいのに…」ムグムグ


フラン「みょれもおいひいめ」モギュモギュ どれも美味しいねと言っている


ルーミア「フランちゃん…何言ってるのかわからないよ…?」


美鈴「中華料理もあるなんて感激ですねぇ」パクパク


霊夢「蟹が食べられるなんて思ってなかったから嬉しいわ」チュルン☆


レミリア「はい、セイヤには野菜ね?」お皿に野菜山盛り


セイヤ「なんでやねん…」


咲夜「普段セイヤは野菜を食べませんからね…こんな時くらい沢山食べて下さい」


セイヤ「こんな時だからこそ他に食べるもんがあるだろ…」ムシャムシャ


魔理沙「と、言いつつも食べるんだな…」


セイヤ「まぁ事実だしな…」ムシャムシャ


妖夢「セイヤは野菜が嫌いなんですか?」


セイヤ「好きでも嫌いでもないな……生の野菜だけは勘弁してほしいが」ムシャムシャ




幽々子「あら…こっちのテーブルも料理が無くなってしまったわね…」口フキフキ


ブラド「」魂抜けてる


チルノ「どうしたの?」チョンチョン


パチュリー「幽々子の余りの食欲に魂が抜けてしまう程驚いた様ね…」はぁ


こころ「ケーキ美味しい…」もきゅもきゅ


アリス「本当…有名なパティシエさんが作ったのかなぁ?」もきゅもきゅ


フラン「ケーキはお母様の手作りだよ?」モグモグ


美鈴「小さい頃からよくアスワンさんのケーキを食べていましたからねぇ…」


こころ「私は和菓子しか作れない…」猿


てゐ「作れるだけ凄いよ、私なんて料理はからっきしだもん」


鈴仙「私も…」


文「すみませーんブラドさん!そろそろお話の方を聞かせてもらっても宜しいですか?」キラキラ☆


ブラド「お、おぉ…そういえば約束をしていたね、こっちの席で話そうか?」スタスタ


文「はい!お願いします!」キラキラ☆



さとり「ふぅ…もうお腹一杯」


こいし「あんまり食べ過ぎると太っちゃうもんね…」


魔理沙「私は!身体測定が終わったからもう何も怖く無いぜ!!」パクパク


霊夢「魔理沙の言う通りね!こんな美味しい料理そうそう有り付けないもの!」パクパク


咲夜「私も今日はお腹が空いているのでもう少しだけ…」モグ


レミリア「私も沢山食べて来年こそは!」モグ




セイヤ「…」コーヒーを一口


妖夢「セイヤ…隣、いいですか?///」ヒョコ


セイヤ「ん?妖夢か…いいぞ?」隣の椅子を引く


妖夢「ありがとうございます……そ、その…楽しいですね?///」


セイヤ「あぁ……それにしても本当に新鮮だな、お前らがドレス着てるなんて」


妖夢「セイヤの格好も充分過ぎる程新鮮ですよ?///」


セイヤ「俺は普通の服の方が良かったな…ピシッとしてるのは苦手だ…」ゴクッ


妖夢「あ、あの…セイヤ…お願いが有るんですけど…聞いて貰えますか?///」


セイヤ「なんだよ行成…俺が出来る範囲でなら聞いてやるが…」


妖夢「その…///これを…///」つ珠数


セイヤ「これ珠数、だっけ?しかもなんか高そうだな…で?これがどうした?」


妖夢「その…これを出来るだけ外さないで付けていて欲しいんですけど…///」


セイヤ「つまりくれるって事か?」


妖夢「は、はい…///」


セイヤ「カッコいいな…これ……どうだ?」左手首に付ける


妖夢「に、似合ってますよ?///凄く…///」


セイヤ「風呂に入る時と寝る時以外は付ける様にするよ……これは厄除けか何かの効果でもあるのか?」ジャラ


妖夢「そ、そんな所です///」


セイヤ「ふ〜ん……ありがとな、大切にさせてもらう」ニコ


妖夢「は、はい…///じゃ、じゃあ私は皆の所に戻りますね!///」ガタ タッタッタッ


セイヤ「あ、あぁ………マジでカッコいいなこれ」珠数弄る




妖夢「き、緊張しました…///」ドキドキ


幽々子「妖夢…さっきセイヤ君に渡したのは?」


魔理沙「なんだぁ?妖夢もセイヤにプレゼントか?」モグモグ


妖夢「は、はい…///その…珠数を…///」


幽々子「じゅ、珠数ってまさか《魄念珠数》の事!?」


妖夢「は、はい…///」


幽々子「はぁ…本当にあの子でいいの?」


妖夢「はい…私のこの気持ちは…決して変わる事は無いでしょうから…」


幽々子「まぁ妖夢が決めた事なら私は何も言わないわ…頑張りなさい」ニコ


妖夢「はい!」みょんす!


さとり「さっきから話が見えないのだけれど…」


アリス「その魄念珠数って何?」


幽々子「魄念珠数は魂魄家の女の子が13の時に作る珠数の事で、これからその人と添い遂げたいって思える人に渡す為の大切な珠数の事よ」


フラン「そ、それをセイヤにあげたの!?」


妖夢「は、はい…本当は渡すのを迷っていたんですが…昨日今日と助けて貰って、此処に来る前にも真剣に考えたんですけど……やっぱり私はセイヤとずっと一緒に居たいって…思ったんです」


鈴仙「ほ、ほえ〜…」


てゐ「スケールの大きさが半端ないね…」


美鈴「妖夢はセイヤにベタ惚れですね…」


こいし「私は一目惚れの様なものですから……これって不純なのかな…」シュン


パチュリー「人を好きになるのにそんな物は些細な事だと思うわよ?」


霊夢「そうよね、自信持っていいと思うわ…その気持ちに嘘は無いんでしょ?」


こいし「は、はい…///まだセイヤさんの事は良く分からないですけど…それでも私はセイヤさんが好きです…///」


ルーミア「究極のたらしなのかー…」


こころ「競争率が高いなぁ…」猿


レミリア「高いなんてレベルじゃ済まないわよぉ…」




セイヤ「コーヒーお代わり…」ガタ


アスワン「ふふっ…セイヤ君、楽しそうね…?」


セイヤ「あ、どうも……退屈しないですよ…あいつらと居ると…」チラ


アスワン「セイヤ君はもっと素直になりなさい…そうすれば彼女達はもっと喜ぶと思うわよ…?」


セイヤ「柄じゃないんで……これでも偶に素直に物を言ってるんですよ?」


アスワン「あら、そうなの?とてもそうは見えないけれど…?」ふふ


セイヤ「恥かしいんですよ…あいつらに自分の気持ちを伝えるのが…」


アスワン「そう…若い証拠ね…」ふふふ


セイヤ『アスワンさんに言われてもピンと来ないなぁ…』


ブラド「セイヤ君…その…良ければ酌をしてもらいたいんだが…いいかな?」おずおず


アスワン『あらあらぁ…珍しい事もあったものだわ、彼がお酌をして欲しいだなんて』ふふっ


セイヤ「文の取材は終わったんですか?」


ブラド「あぁ…一通り話をしたからね、彼女も満足してくれたみたいで良かったよ」


セイヤ「そうですか、なら俺で良ければ付き合いますよ」ニコ


ブラド「そ、そうか!それじゃあこっちに来なさい!」スタスタ


セイヤ「は、はい…」スタスタ




文「いやぁ!興味深い話が沢山聞けましたよぉ〜!」満足気


魔理沙「結構話長かったみたいだな…」


文「あはは、つい話し込んでしまいましてぇ…」


フラン「お父様の話退屈じゃ無かった?」


文「とんでもない!レミリアさんとフランさんのお父さんは凄い方ですよ!色々な経営理念や会社の在り方なんかの話も聞かせて頂いて感激の一言です!」キラキラ☆


幽々子「文ちゃんは変わってるわねぇ…」




ブラド「では頼むよ…」ゴト


セイヤ「ワインですか…銘柄は?」


ブラド「古くからスカーレット家の人間はワインが好きでね……これは私の父が作った物だよ」


セイヤ「はぁ…何年物ですか?」


ブラド「45年…かな…君と話をしながら飲みたくてね、取っておいたんだよ」


セイヤ「光栄です…俺は未成年なんで飲めませんからね?」


ブラド「未成年にお酒を勧めるなんて出来ないよ…セイヤ君には雰囲気だけでも味わって貰いたいからね…これを飲みなさい」ゴト


セイヤ「ぶどうジュース…」はは


ブラド「果汁100%だぞ?」はっはっはっ


トクトクトクトクッ


セイヤ「それでは…」スッ


ブラド「この美しい月と…」スッ


セイヤ「彼女達の美しさに…」チラ


セイヤ・ブラド「「乾杯…」」チン☆


ブラド「本当はグラスを鳴らすのは良くないんだが…」ゴクッ


セイヤ「まぁ雰囲気が大事ですからね…」ゴクッ


セイヤ「っ…変わった味がしますね…このぶどうジュース…」もう一口ゴクッ


ブラド「そうか?でも美味しいだろ?」


セイヤ「はい…まぁ」コトッ


ブラド「…私は、君と出会えて良かったよ…」コトッ


セイヤ「…酔いが回るの速くないですか?」


ブラド「茶化すな…これは私の本心だよ」


セイヤ「素直に嬉しいです…でも何でですか?」ゴクッ


ブラド「君が一番分かっている筈だ…レミリアの為に刀を振るったあの日を…私は決して忘れる事は無いだろう」ゴクゴクッ コト


セイヤ「あぁ…あの時の事ですか…注ぎますよ?」トクトクッ


ブラド「すまぬ……あの時は口の悪い小僧だと思っていたが、誰かの為に自分を犠牲にできる…そんな男だと知った時、私は君に憧れたんだ…」


セイヤ「俺はそんな大層な人間じゃありません……父さん、そして母さんが死ぬまで通してきた人として、最低限の事を…俺はしているだけです」自分のグラスにも注ぐ


ブラド「君の両親は立派だな……君の父親とも飲んでみたかった…」ゴクッ


セイヤ「父さんは生きていたとしても無理ですよ…下戸ですから」ははは


ブラド「むっ…そうだったのか」


セイヤ「俺で良ければこれからも付き合いますよ?」ニコ


ブラド「……それでは、お願いしようかな」ふっ




霊夢「なんだか…良い雰囲気ね…」


咲夜「セイヤが物凄く大人に見えます///」


魔理沙「セイヤは世慣れしてるからなぁ…正直同い年とは思えないぜ…」


パチュリー「ああいう姿を見ていると何だかキュンとくる物があるわ…」


アリス「大人同士の会話って感じがして凄くカッコ良い///」


妖夢「いつかセイヤと一緒に大人な時間を過ごしたいです///」みょんみょん☆


こころ「大人な…時間…///」お面で顔を隠す


フラン「お父様、いいなぁ〜…」う〜


レミリア「私達にはまだ早いわね…」


さとり「逆にセイヤがおかしいのよ…大人に話を合わせて尚且つ気に入られるなんて…」


美鈴「まぁ経緯が経緯ですからねぇ」


ルーミア「私も早く大人になりたいのかー…」


鈴仙「でも…きっと大人になったら今この時に戻りたいって思うんだよ…」


てゐ「そうだね…だから悔いが残らないように今を楽しもう!」


幽々子「その通りね…後悔しても決して戻らないのが人生だもの」


こいし「はい…後悔しないように精一杯楽しみます!」


チルノ「そうだね!後悔なんか絶対したくないもん!あたいは最強を目指すよ!!」




ブラド「ふぅ…酔いが回って来た様だ、ペースを落とそうかな…」コト


セイヤ「…」ぼ〜


ブラド「ん?セイヤ君、どうしたんだい?」


ガシッとぶどうジュースの瓶掴む


ブラド「ん?」


ゴクゴクゴクゴクゴクゴクッ


アスワン「えぇ!?」


セイヤ「っはぁ!!……足りねぇ」フラッ コロンコロン


ブラド「なっ!?セイヤ君どうしたんだ!?……まさかっ!?」空の瓶を見る


《ぶどうジュース》風ワイン15%と小さく表記されている


ブラド「……紛らわしい!!そして肝心な表記が小さい!!」パリン☆


ゴクゴクゴクゴクッ


ブラド「ちょっ!?急性アルコール中毒になるぞ!?」バッ


セイヤ「…ん」


ブラド「か、空っぽぉ〜…」スッカラカン☆


スタスタスタスタッ



霊夢「あら?セイヤがこっちに向かってくるわね…」


魔理沙「おーいセイヤぁ!話はもういいのかぁ!」


セイヤ「…」ぼー


咲夜「何だか…様子が変ですね…」


アリス「顔が真っ赤だよ…?どうしてだろ」


妖夢「セイヤ…大丈夫ですか?」てってってっ


セイヤ「…妖夢」


妖夢「は、はい?」


セイヤ「この珠数、大切にするよ……これは俺からのほんの気持ちだ…チュッ」ホッペにキス


妖夢「」バターン☆


パチュリー「む、むっきゅぅぅぅうううう!?」


美鈴「セイヤがよよよ、妖夢にキスをしたぁ!?」


文『思わず撮ってしまいました…』ははは


スタスタ


セイヤ「こころ…」


こころ「なな、何!?セイヤ!」お面交互に付け替える


セイヤ「こころもありがとな…こんな俺の為にこんな手間の掛かる物を作ってくれて…愛してるよ」チュッ


こころ「」バターン☆


チルノ「たらしを超えて何かに目覚めたぁ!?」


セイヤ「レミリア…フラン…」クルッ


レミリア「ななな、何かしりぁ!?」


フラン「どどど、どうしたにょ!?」


セイヤ「修行をする前にブラドさんが言ってたよな?レミリアとフランの旦那は俺だとか何とか……その意味…今やっと分かったよ…」スタスタ


チュッ チュッ


セイヤ「宜しくな…俺の未来の奥さん」ニコ


レミリア「」カリスマバターン☆


フラン「」狂気に取り憑かれバターン☆


幽々子「ま、まさに…黒い天使…堕天使だわぁ!?」


てゐ「せ、先輩!指示を!!」


幽々子「ぜ、全員撤退よ!ヤられたら二度とこの世に戻って来れなくなるわ!!」


鈴仙「幽々子大佐!こいし二等兵とルーミア三等兵が堕天使に拘束されましたぁ!!」ビシィ!


幽々子「なぁ〜にぃ!ヤっちまったなぁ!!」


セイヤ「こいしちゃんとルーミアちゃん捕まえたぁ❤︎」ガシガシッ


こいし「ひゃぅうう!?///」ビクン


ルーミア「は、離して欲しいのかー!///」


セイヤ「…駄目☆」ニコ


チュッ チュッ


こいし・ルーミア「「///」」チーン☆


バッ!!


咲夜「せ、セイヤ!止めて下さい!」


アリス「こ、こんなの何時ものセイヤじゃないよ!」


セイヤ「…これが俺の本心だって言ったら?」


咲夜「そ、それでもお酒の力を借りてこんな事をするなんて不純です!!」


アリス「そ、そうだよ!それにセイヤの事を好きじゃなかったらどうするつもりだったの!?」


セイヤ「悪いが今の俺には関係ないな…俺のこの気持ちを伝えきるまで…俺は止まらないぞ?」バサッ 黒い翼の幻が見える


咲夜「む、無駄にカッコ良いですね…」くっ


アリス「負けるわけにはいかないんだよ……行くよ!?咲夜!!」スーパー女子高生 シュインシュイン


咲夜「はい………不肖十六夜咲夜、お嬢様と共に過ごした16年間を…私は決して忘れません…!」ナイフ構え


アリス「お願いだから今死亡フラグ立てるのは止めてぇ!?」シュインシュイン


セイヤ「来いよ…可愛がってやるぜ?子猫ちゃん」手の先クイクイ


アリス・咲夜「「舐めるなぁ!!」」バッ


アーーーーーーーーッ///!!


さとり「もう駄目だ…お終いだぁ…逃げるんだぁ、勝てる訳がない…今のセイヤは伝説のスーパー堕天使なんだぁ」orz


パチュリー「何を寝言言ってる!不貞腐れる暇があったら闘え!!」ガシ


さとり「勝てっこない…やはりセイヤはスーパー堕天使なんだぁ…」


パチュリー「そこまで性根が腐っていたとは!消え失せろ!二度とその面見せるなぁ!!」ダッ


セイヤ!この偉大なる大魔法使い、パチュリー・ノーレッジが相手よ!


…パチュリー先輩…手加減はしませんよ?


ほざけっ!お遊びはいい加減にしろって所をみせてやるわ!


……それは楽しみですね



さとり「先輩が闘っているというのに……くぅぅぅううう!!」


さとり「私がスーパーさとりんよ!!ちゃぁぁああああ!!」バッ



セイヤ「ふふっ…どうたんですか?お疲れなら自分が膝枕をして差し上げますよ?」


パチュリー「むきゅうぅ…」ゼェ…ハァ


さとり「パチュリー先輩…私も…闘います!!」スッ


パチュリー「……感謝はしないわよ?」ふっ


さとり「…行きますよ!?」


さとり・パチュリー「「やぁあああ!!」」バッ


アーーーーーーーーッ///!!





セイヤ「ふぅ…鈴仙にてゐ…幽々子先輩、それに美鈴とチルノ…ご馳走様でした❤︎」ニコ


幽々子・鈴仙・てゐ・美鈴・チルノ「「「「「///」」」」」チーン☆



壁|文『最高の記事に成りそうです!!』ひゃっはー☆


セイヤ「…」フッ!!


壁|文『消えた…!?』


セイヤ「いけない娘だ…」カメラヒョイ


文『あの一瞬で私の背後に回り込んだ!?』


セイヤ「お仕置きが必要みたいだな…」スッ


あややぁぁぁぁあああ///!?




文「///」チーン☆


セイヤ「さて…」スッ




霊夢「…」ドン☆


魔理沙「…」デデン☆



セイヤ「やっぱり最後は…霊夢、魔理沙…おまえら2人だな…」ニコ


霊夢「セイヤ…一応聞いて置くけど…引く気は無いのよね?」


セイヤ「あぁ…おまえら2人が俺のメインディシュだ…」


魔理沙「それは光栄だが…負けるつもりは無いぜ?」


セイヤ「…それでこそ、霊夢と魔理沙だ」バサッ


霊夢「始めましょうか…」お札を両手に


魔理沙「この装備で何処までやれるか試してやるぜ!」箒構える


セイヤ「いざ…」グッ


霊夢「尋常に…」スッ


魔理沙「勝負…!!」バッ





バッ! ブンブン!! ヒュッ!


ガッ! バババッ!


セイヤ「くっ…」後ろに飛ぶ


霊夢「魔理沙!!」


魔理沙「分かってるぜー!!」ブンッ


ガシッ


セイヤ「甘いな…」グググッ


魔理沙「……やっぱりお酒が入ってるセイヤは…爪が甘いぜ…」ニヤッ


セイヤ「なっ!?」バッ


魔理沙「今更気付いても遅いぜ!セイヤ!霊夢!?」


霊夢「ありがとね魔理沙?……セイヤ!これで終わりよ!!」バババッ


セイヤ『……やっぱり、この2人には…敵わない、か…』フッ


霊夢「《夢想封印》!!」バッ



ドゴォォォオオオオオン!!!!



ブラド「…彼女達は普通の高校生だよな?」汗ダラダラ


アスワン「そ、そうだと思うわよ…?」ガクガクブルブル



セイヤ「…」地面に倒れてる


霊夢「手間…掛けさせるんじゃ無いわよ」スタスタ


魔理沙「全くだぜ…」ハァ


セイヤ「……きっと、目が覚めたら…忘れてるだろうから言っておく…霊夢、魔理沙…好きだ……勿論他の皆もな」


霊夢「…知ってるわよ、そんな事」ニコ


魔理沙「霊夢も私もセイヤが好きだぜ?」ニカ


セイヤ「そう…か」うつらうつら


霊夢「……魔理沙?」チラ


魔理沙「ん?……おう!」コクッ


セイヤ「ん…?何だ…?」うつらうつら


スッ スッ


霊夢「おやすみ…セイヤ」チュッ


魔理沙「いい夢…見るんだぜ?」チュッ


セイヤ「っ!?…あぁ…いい夢が……見られ…そう…だ…」カクン


霊夢「寝ちゃった…わね///」カァ


魔理沙「は、恥ずかしかったぜ///」カァ


セイヤ「くぅ…くぅ…」zzz


霊夢「さ、さぁて!皆起こして帰るわよ!魔理沙!?」


魔理沙「お、おう…だぜ!!」




ブラド「アスワン…私はセイヤ君を家まで送ってくるよ…」スタスタ


アスワン「えぇ…行ってらっしゃい、あなた」ニコ



俺は夢を見た…皆が俺を好きでいてくれる夢、なんとも都合が良い夢だな、と他の奴等は思うだろう……でも、俺は嬉しかった…夢の中の自分は恵まれてるなと思った。この夢が覚めたら俺は覚えているのだろうか……きっと半分も覚えていないだろう、だってこれは《夢》だからな………なぁ、また今度…この夢の続きを…見せてくれないか?そんな事を思いながら俺の意識は静かに暗闇の中へと沈んでいった




To Be Continued…


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1: SS好きの名無しさん 2015-07-26 08:46:13 ID: f9TpTNqG

このss大好き!!

2: 残響 2015-07-26 08:52:18 ID: P7pTSi42

こんな駄作に…勿体無き御言葉…!!


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