穂乃果「変態グッズでボロ儲け!」
ちょっぴり破天荒な性格の穂乃果ちゃんが大活躍するSS第7話です!
(放課後の部室)
穂乃果「……………」
部費「」スッカラカン
穂乃果「まずいことになった…部費があと数百円しか残ってない」
穂乃果「部費を横領してちょくちょくゲーセンに通ってたツケが回ってきたな…少しくらい少しくらいと思って結局数万も使っちゃったよ」
穂乃果「皆にバレる前に近いうちになんとかしなきゃ…特に海未ちゃんあたりにバレようものなら………」ワナワナ
ガチャッ!
穂乃果「ひぃぃぃっ⁉︎」ビクッ
海未「おや、穂乃果先に来ていたのですね」
凛「さあ、今日も練習にゃー!」
花陽「ふふ、楽しみだね凛ちゃん」
絵里「穂乃果が先に来てるなんて珍しいわね、何してたの?」
穂乃果「ち、ちょっと自主練をね…あはは」ダラダラ
希「へぇ、偉いやん!」
ことり「でもなんか顔色悪いよ、大丈夫?」
穂乃果「だだだ大丈夫だよ!ほらアレだよ、ちょっとお腹の調子がね……そうだ、練習前にトイレでウ○コしてくるね!」
真姫「いちいち言わないでよ汚いわね…」
にこ「そうよ穂乃果、大体アイドルがそんな下品な言葉使うなんて言語道断よ!せめて”お花を摘みに行ってくるにこ♡”みたいな可愛い表現にしなさい」
穂乃果「いちいちうるさいなぁにこちゃんは…」
にこ「何よ、あんたの為に言ってんのよ!」
穂乃果「そもそもアイドルはトイレに行かないだの、行ったとしてもマシュマロが出てくるだの、アイドルにそんなくだらない幻想を抱いて神格化するような時代は、とうの昔に終わってるよ!」
絵里「と、いうと?」
穂乃果「今の時代、アイドルに必要なのは親しみやすさ!昔のアイドルは手の届かない高嶺の花みたいに扱われてきたけど、それじゃダメだ」
穂乃果「アイドルだって人間なんだからウ○コもするしゲップもする!それの何が悪いのさ、ファンとの垣根を無くしていく為にはそういう人間らしい一面を見せるのも大切だよ」
凛「うーん、何か分かるような分からないような…」
ことり「そもそも、そういう親しみやすさってどうやってアピールするの?」
穂乃果「例えば…にこちゃんのオシッコをビン詰めにしてスクールアイドルのグッズとして売り出すとか」
にこ「は、はあ⁉︎///」
花陽「穂乃果ちゃん、いきなり何を///」
希「唐突に話がブッ飛んだね…」
穂乃果「でもそうすればファンはそれを買って”ああ、アイドルもトイレに行くんだな”って思えるからアイドルをより自分達に近い存在だと感じるようになるよ!」
ことり「だからって親しみやすさには繋がらないと思うよ…」
真姫「倫理的にもアウトよね」
海未「そもそもファンの方に身近に感じてもらいたいなら握手会とかでいいでしょう⁉︎そんな、にこのオシッ……///なんて発想が破廉恥です‼︎///」
穂乃果「ダメだよ、そんなのどこのアイドルだってやっててつまらないよ!それに絶対売れるって!だってにこちゃんのオシッコだよ?」
にこ「ちょ、穂乃果ァ‼︎///」
穂乃果「知ってる?世の中にはね、女子のオシッコの匂いがする香水なんてモノも売られてるんだよ?」
(※本当の話です)
花陽「ソ、ソウナノォ⁉︎///」
凛「マジキチだにゃー…」
絵里「リアルに引くわね…どうしてそんな物作ってるのかしら」
穂乃果「そりゃあ需要があるからでしょ、一部のマニアックな人達からの」
真姫「…何か話の論点ズレてない?」
凛「最初っから少しズレてた気がするにゃ」
にこ「ああもう!この話はおしまい‼︎さっさと練習行くわよ‼︎///」スタスタ
ことり「はーい」
花陽「あはは…」
穂乃果(て言うか、こんなくだらない雑談してる場合じゃないんだよ!何とか横領した部費を取り戻す方法を考えないと……)ウーム
穂乃果(………ん、待てよ?)ハッ
穂乃果(そうだ、いい事思いついた‼︎)ピーン
穂乃果(くっくっく、さっきのオシッコを売るとかいう話、決して無駄では無かったみたいだね)ニヤニヤ
穂乃果(よ〜し、ここはミューズの人気を利用して、いっちょひと儲けしますか!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(翌日の早朝 アルパカ小屋)
アルパカ達「フェェェ」
穂乃果「みんな、今日オシッコがしたくなったらこのタライにするんだよ?イイね?」ガラン
穂乃果(タライには昨日理科室からガメてきたアンモニア水の臭いを付けたから、これでココがトイレだと思ってくれるハズ…)
アルパカ達「フェェェ」
穂乃果「きっと放課後にはタライに大量のオシッコが溜まってるハズだ、後で回収しに来よう!」ダッ
(教室)
穂乃果「おっはよー海未ちゃん!」
海未「穂乃果、今日は珍しく早く学校に行くと聞いていましたが…もしかしてまたダンスの練習ですか?」
穂乃果「もちろん!穂乃果は真面目だからね」ドヤァ
ことり「偉いね穂乃果ちゃん!」
海未「そうですね、穂乃果もやっとアイドルとしての自覚が出てきたようで嬉しいです」
穂乃果「いやいやそれほどでも〜!あっはっはっは!」
(放課後 アルパカ小屋)
アルパカ達「フェェェ」
穂乃果「さてさて、タライにオシッコは溜まってるかな」ガチャリ
タライ「」ジャポジャポ
穂乃果「しめしめ、結構溜まってるね!じゃあこれをボトルに移して持って帰るよ!それっ」ジョボボボボボボボ
ムワァ………
穂乃果「ゲホッ!ゴホッ!くっさオェェ‼︎」
穂乃果「ぐぬぬ…でも耐えなきゃ!お金の為だもの」ジョボボボボボ
穂乃果「………………オェェ」
(数分後)
穂乃果「ふぅ…何とか9本のボトルにオシッコを分けることが出来たね」
穂乃果「さっそく持って帰って最後の仕上げに取り掛かるよ!」ダッ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(穂乃果の家)
穂乃果「…さて、そろそろ読者の皆さんにも私が何故アルパカのオシッコを集めたのか説明しようか!」
穂乃果「結論から言うとね、このボトル詰めされたアルパカのオシッコを、ミューズのメンバーのオシッコと偽ってアキバのスクールアイドルSHOPで売り出すんだよ!」
穂乃果「本当は本人達のオシッコが手に入ればベストなんだけどさすがに難しいし、私のオシッコを使うのは何かこう…個人的にイヤだし」
穂乃果「ガチな変態の人なら一本1万円でも買ってもらえると私は踏んでいる!」ウシシシ
9本の小便入りボトル「」ズラリ
穂乃果「だけど…9人みんな中身が同じオシッコというのは少しつまらないな」
穂乃果「そうだ!穂乃果のオシッコにはアクセントに大好きなイチゴの果汁を少し加えておこう!」チャポン
穂乃果「うーむ、実にフルーティーな香り…穂乃果らしく爽やかな仕上がりのオシッコだね」クンクン
穂乃果「他のメンバーのにも色々加えてみよう!花陽ちゃんは米のとぎ汁、真姫ちゃんはトマトの汁……」チャポン チャポン
穂乃果「絵里ちゃんのはボルシチを入れて香り豊かなロシアンテイストに!」チャポン
穂乃果「あっ…ちょっと入れすぎて赤くなっちゃった……まあいいか、血尿ってことにしておこう」
穂乃果「後はボトルにラベルを貼って……よし、9人分のオシッコ入りボトルが完成したぞ!」
穂乃果「さっそく明日から店頭に置いてもらおう!さてさて、いくら稼げるかな〜♪」ニヤリ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(翌日 スクールアイドルSHOP)
穂乃果「………てなワケで店長、このミューズのオシッコ入りボトルをお店に置かせてくれない?売り上げの半分は私が貰えるという条件付きで」
店長「い、いいとも!……だがその、ちなみにこれは私が個人的に買っても…いいのかい?///」ハアハア
穂乃果「あ、そういえば店長は海未ちゃん推しだっけ、いいよ!ひとつ1万円だから半分の5000円を私にくれれば」
店長「海未たんのオシッコ買ったぁ!」つ5000円札
穂乃果「まいどあり〜♪」
店長「飲んでもいい⁉︎これ飲んでもいい⁉︎///」ハアハア
穂乃果「それはやめといた方がいいと思うよ…(本当はアルパカのオシッコだしな…)」
穂乃果(………とまあ、そんなこんなで店頭にはめでたくミューズのオシッコ入りボトル全9種類が並んだワケですが)
穂乃果(その売れ行きは私が想像していた以上に凄いモノでした)
店長「さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!高坂穂乃果公認、ミューズメンバーのオシッコ入りボトル全9種、本日入荷だよー‼︎」
客1「くれぇっ‼︎くれぇぇっ‼︎ことりちゃんのオシッコをオラにくれぇえええ‼︎」
客2「ワ、ワシはにこちゃんのオシッコが欲しいのじゃ!あのロリ体型はもうホント、たまらんのう‼︎」
客3「オシッコも含めて愛してるぜ真姫ちゃあああああああん‼︎」
店長「押さないで押さないで‼︎ちゃんとレジに並んで下さい!」
客4「おい、海未ちゃんのオシッコは無いのか⁉︎」
店長「すみません、売り切れでして…(さっき私が買ったからだ…)」
客5「なんでメンバー1人につき1本しか入荷してないんだ!足りねえよ増やせ増やせ‼︎」
客6「そうだそうだ!」
客7「少なくともかよちんのオシッコは大量入荷しろ!」
店長「す、すみません!どうにかして再入荷できるよう、穂乃果ちゃんに頼んでみます!」
ウワサーノチョコレート オーイシイ♪
穂乃果「ん?店長から電話だ」←連絡用にアドレス交換した
穂乃果「ええっ⁉︎もっとたくさんオシッコを作れないかって?」
穂乃果「面倒だなぁ…今日渡した9本は全部売れたんでしょ?それだけで私は5000×9=45000円の儲けだから、(横領した部費を取り戻すには)充分過ぎる程の金額なんだけど…」
穂乃果「………え⁉︎売り上げの8割は私が貰ってもいいって⁉︎」ピクッ
穂乃果(これは…部費を取り戻すだけじゃなく穂乃果のお小遣い稼ぎとしても相当良いんじゃ…)ゴクリ
穂乃果「分かったよ店長!これから毎日お店に新鮮なオシッコを届けに行くから!」
穂乃果「大丈夫大丈夫!全てこの高坂穂乃果にお任せあれ‼︎」ビシッ
穂乃果(それからというもの穂乃果は毎朝アルパカ小屋に忍びこんではオシッコを集め続け、ボトル詰めしてお店に届けにいくのでした)
穂乃果(おかげでお店は大繁盛、穂乃果の収入は1週間も経たないうちに数十万円に達し、リピーターが後を絶たない状態です)
穂乃果(そう、私の人生はまさに順風満帆だったのです)
穂乃果(………この日まではね)
(ある日の放課後 部室)
花陽「今日は練習休みだね〜」
凛「皆でどこか遊びに行くにゃ!」
穂乃果「あ、それなら最近できたスイーツのお店行かない?私が奢るからさ!」ニコニコ
にこ「ええっ⁉︎」ガタッ
穂乃果「どうしたの?」
真姫「あの超ドケチで金に汚い穂乃果が…」
ことり「人に食べ物を…奢る⁉︎」
希「ありえへん、挙動天地や…」
穂乃果「ふふん、私だってたまにはそれぐらいするよ♪」ニコニコ
ことり「そういえば穂乃果ちゃん最近妙に機嫌いいよね、何かあったの?」
穂乃果「いやぁ実は最近ちょっとした臨時収入があってね、もうフトコロが潤って潤って‼︎思わず笑っちゃうんだよ、あっはっはっは!」下品な笑い
ことり「そ、そうなんだ…」
凛「ところで、絵里ちゃんと海未ちゃんは何で今いないのにゃ?」
希「ああ、実は絵里ちのお祖母様がロシアから遊びに来てるそうで…」
にこ「お土産にミューズのグッズをプレゼントしたいらしくて、アキバのスクールアイドルSHOPに行ったわよ」
穂乃果「えっ」
希「海未ちゃんはその付き添いなんやって」
凛「ふーん、そうなんだぁ」
穂乃果「……………」ダラダラ
ことり「ほ、穂乃果ちゃんどうしたの顔色悪いよ⁉︎」
真姫「さっきまであんなに嬉しそうに話してたのに…急に何なのよ」
穂乃果「な、何でもないよ、あは、あはははは………」真っ青
(スクールアイドルSHOP)
絵里「ここに来るのも久しぶりねぇ」
ワイワイ ガヤガヤ
海未「見てください絵里!ミューズのコーナーにたくさんの人だかりが‼︎」
絵里「ホントだわ…嬉しいわね、それだけ私たちも人気のアイドルになってきたのよ」
海未「でも、あそこまで人が集まるというのも何だか不思議ですね」
絵里「新しいグッズでも入荷されたのかしら」チラリ
『高坂穂乃果公認!ミューズメンバーのオシッコ入りボトル全9種好評発売中‼︎』
絵里「…えっ」
海未「…は?」
客19「海未ちゃんの‼︎海未ちゃんのオシッコまだ残ってるか店長!」
店長「はいありますよ、穂乃果ちゃんに無理言っていつもより多めに入荷してますから!」
客25「うあああ!絵里ちゃんのオシッコ入りボトルは俺の物だあああ‼︎」
客32「何を言う、私が先に見つけたんだぞ!」
店長「取り合いのケンカはおやめくださいお客様!明日また穂乃果ちゃんが新鮮な絵里ちゃんオシッコを用意してくれますから‼︎」
ワーワー ギャーギャー
絵里「」
海未「」
(その後 部室にて)
ガチャッ!
海未(重武装)「穂乃果の馬鹿はどこです‼︎」ガシャンガシャン
絵里(重武装)「出てきなさい!今度こそ殺してやるわ‼︎」ガシャンガシャン
ことり「ほ、穂乃果ちゃんなら…」
凛「みそぎをしてケジメを付けるとか言って、さっき出ていったにゃー…」
END
面白かったです 次回作期待
↑頑張ります!
この穂乃果ちゃん、ゲスくて好きです(笑)
応援してます、頑張ってください!
↑ありがとうございます‼︎
こち亀感パネェ