2015-12-27 13:30:50 更新

概要

今回から第2章です!!
どうもマグロです!!
これからよろしくお願いします!!


前書き

ポッケ村から王都ミストルへ移動した穂乃果達。
しかしいきなり問題発生か?


第11話 王都ミストル


〜王都ミストル城門〜


一週間に及ぶ移動の末に三人と三匹は王都ミストルの近くについていたのだ。


時刻は夜中、

穂乃果達は困り果てていた。



海未「まさか城門が開いていないとは思いませんでした」


城門には看板が設けてあり。


〜夜間通行禁止〜


鉄の門はもちろん動かない。

穂乃果達は野宿を強いられていたのだ。


凛「今晩もファンゴ鍋にゃ…肉が臭くてキッツイにゃ」


調理担当はラーメンとホムマンである。


穂乃果「しっかし穂乃果たちのアイルー、戦闘能力皆無だったとわ…」


穂乃果は懐かしそうに語る。



アイルー三匹はクエストには付いて行ってはいたのだ。


しかし、

剣は振れない、

罠は張れない、

爆弾は置けない。


狩りにおいてはスリーアウトチェンジである。


前のハンターから追い出された理由はこれだろう。


しかしその他はとても長けていたのだ、


ホムマンは素材回収と料理が多少。


ラーメンは料理がとても上手だった。まるで弟妹を三人持っているかなような手さばきである。


エティは素材の調合と掃除に長けていた。


ゆえに、行商団のクエストの際は荷物の中で丸まっていたらしい。


こういった移動の際は共に行動し、狩りとは無関係な調理道具や調合機器はアイルー達が持つ。というスタイルが板についていた。



しばらくすると…


ラーメン「(≧∇≦)」


凛「鍋が出来たらしいにゃ!!」


鍋の中身は少しきつい臭いがするがとても美味しそうな仕上がりになっている。


ラーメンは器用に鍋を小皿に分けると三人と三匹に配った。


穂乃果「それでは、最後の野食をー。」


全員「いただきまーす!!」



_______________________




〜翌朝〜



穂乃果達は王都ミストルに入りその規模の大きさに驚く…予定だった。







穂乃果「な、ん、で、」


ガシッ!!


穂乃果は忌まわしい門を掴むと空に向かって叫んだ、



穂乃果「あかないのォォォ!!!」



太陽は最早明け方と言える高さに無かった。


凛「今晩もファンゴ鍋にゃ!?


いぃやぁぁにゃぁぁぁぁ!!」


あっちでぶーぶーこっちでぶーぶー


穂乃果と凛はただをこね始めた。


確かに門は開かない。

しかし看板の言ってることと、門の現在の状態は全く一致していない。


これはどうしたものかと海未は空を見上げようと視界を前から上に移し始めた。


その時海未はあるものを見つけた、



海未「二人とも!上を見てください!」



ほのりん「へ?」


二人は素直に上を見る。



そこには大きな文字で、


「業務用連絡口」


その下に、


「必要時以外開放厳禁」


移動で疲れたハンターの視界はここまで狭まるのかと三人は落胆した。



_______________________


〜王都ミストル正面門〜



穂乃果「門おっきぃ…」


凛「門おっきぃにゃぁ…」


海未「凄いですね、何年かかったのでしょうか…?」



王都ミストル正門はとても大きかった。

横幅数10m。

高さはそれに見合ったものと考えていいだろう。


門からは国の中心にあるミストル城も見え、一種の芸術のようになっている。


人は終始通っており、

これから狩りに行く者、

行商団らしい人達、

王都外の畑に行く者、

多種多様である。


と、その時。


門兵「討伐済みモンスターが通ります!!道を開けてくださーい!!」



人々は一際歓声をあげると道を開けた。


穂乃果達もそれに乗じて横にそれる。


凛「モンスターが通る?楽しみだにゃ!」



しばらくするとポポ三頭が姿を現した。その後ろには青色の鱗に包まれたリオレウスが現れた。もちろん倒された状態であり縄に縛られて荷台に積まれている。



「リオレウス亜種を討伐したのか!?すげぇな!!」


「流石王都を代表するハンターだぜ!!」


「全員女性なんだろ?良くやるぜ」


住民は口々にそのハンターを讃えている。


海未「とても人気のハンターがいるらしいですね。」


穂乃果「凄い人気だね〜顔を見てみたいよ。」


そんな話をしていると…



「おい!討伐したハンター達が帰ってきたぞ!!」


「「おぉぉぉぉ!!!!」」


穂乃果達もそちらを見てみると、


太刀、ガンランス、狩猟笛をそれぞれ携えたハンター達が歩いていた。


太刀のハンターはレイア亜種装備の背が低めのハンターだ。


ガンランスのハンターはセルレギオス装備をつけており歩く姿は勇ましく見えた。


狩猟笛のハンターはアグナコトル亜種装備であり、女性特有のゆったりとした歩き方である。



皆自信ありげに闊歩している。


私たちは強い。


そう姿が語っていた。


三人が頭の装備を外すと、国民の歓声は一際大きくなった。




が、穂乃果達は凍り付いた。


海未「こんなところにもそっくりさんはいるんですね…」


凛「こっちの世界でも人気者にゃ。羨ましいにゃ…」


穂乃果「うわぁ…こっちでもツバサさんに会えるなんて…」








そう、A-RISEだったのだ。


ツバサ、アンジュ、エレナ、


こっちの世界でもダンシンダンシンノンストップなダンシン


人気爆発A-RISEだったのだ。


入手困難な装備を付けている点から実力も折り紙つきなのだろう。



A-RISEが観衆に手を振りながら穂乃果達の前を通り過ぎようとした時、



ツバサ?「あら?」



ツバサのそっくりさんと目があったのだ。


すると穂乃果の方へ寄って来た。


珍しいものを見つけたような目つきだ。


ツバサ?「あなたがホノカさんね?噂は聞いているわ。」


穂乃果「う、噂!?ななななんのことですか…?」


突然話しかけられたせいで呂律が回らないらしい。


ツバサ?「上位のティガレックスを下位の武器で討伐したらしいじゃない。モンスターパレードも切り抜けたみたいだし。」


噂とは物凄い速さで伝わるものだと実感した。


ツバサ?「私はあなたを評価しているわ。今後が楽しみね。」



フフッ、と笑うその姿がとてもカッコよかった。

穂乃果は言葉を失っていた。


アラ「私の名前はアラ。髪の長いあっちはイローエ、あっちのふわふわしてるのがドルセッザよ。」


綺羅ツバサがアラ


統堂英玲奈がイローエ


優木あんじゅがドルセッザ


名前が全く違うが雰囲気は完全にA-RISEだった。



アラ「じゃあ私たちギルドに行かないといけないから。また会いましょ?」


そう言うと三人はまた歩き出してしまった。


三人が去った後の道は先ほどの風景に戻りつつあった。



_______________________


〜ミストルハンターズギルド〜


凛「これもでかいにゃ!!!」


流石が王都といったところだろう。


ハンターズギルドは人で賑わっている。


海未「一階は食事処と受付。

二階はギルド本部、となっていますね。」


穂乃果「カイルさんに会えるかもね!!」


_______________________


王都ミストルは世界人口の3割が生活していると言われている。

村、と言うより国、の規模である。


国土の端から端までガーグァを走らせても8時間はかかるらしい。

(ガーグァの足を秒速5m前後だと思っています)



そんな王都は高さ20mに及ぶ城壁に囲まれおり、空からの進入以外は危険に犯されることはないとか。


国の中心から見て南西から南東にかけて川も流れており水不足は心配ないとのことだ。


国の真ん中にはミストル城がある。

国王は存在するらしく、国民に愛される親民的な人物らしい。


_______________________



穂乃果達が呆然とギルドを見ていると受付嬢らしき人物が声をかけてきた。


受付「ミストルハンターズギルドへようこそ!何かお困りですか?」


海未「今日からこちらでお世話になろうと思っている者なんですが…この二階の本部とはなんのことですか?」


海未は疑問に思っていることを素直に聞いてみた。


受付嬢「はい!こちらはギルド本部となっています。

ギルド本部とは世界に存在するギルドの元締めに位置する機関です。

ギルド本部では三ヶ月に一度会議が開かれ各村のギルドマスターの皆さんに集まっていただいたり。

地方で起きた非常事態。直近で言えば雪山のモンスターパレードでしょうか?そういったものの処置をどうするかなどの決定も行います。

世界の平和を守るための機関。

と言ってもいいものです!!」


日本の国会のようなものだろうか?

とにかく重要機関であることはわかった。


受付嬢「他に質問はこざいますか?」


海未「いえ、特には。ご丁寧にありがとうございます。」


受付嬢は小さく会釈するとギルドに消えていった。


穂乃果「凄いね、」


凛「凄いにゃ。」


海未「とりあえず中に入りましょう。」


三人はおっかなびっくりギルドに入っていくのだった。


_______________________


〜ギルド内〜


穂乃果達が中に入るとハンターが食事スペースで口喧嘩をしていた。


ハンターa「テメェ人様にぶつかっといてごめんも言えねぇのか?あぁん?」


ハンターb「いちいちぶつかったくらい騒ぐんじゃねぇよ。チ◯コついてんのかてめぇ…」


大柄な男性二人が睨み合っている。


「いいぞ!」


「やれやれ!」


周りのハンターは見世物感覚で二人を囲んでいる。


ハンターa「てめぇ腹立つな…一発殴ってもいいんだぜ?」


ハンターb「上等だごらぁ、来いよ…」


先ほどは気づかなかったが小柄な女の子が間に入り二人をなだめていた。眼鏡をかけたとても気弱そうな女の子だ。


???「二人とも…やめてくださぃ…」



「いいぞ!ハナちゃん!」


「かわいいぞ!!」


どうやらその子目当てのハンターもいるらしい。


ハンターa「嬢ちゃん、邪魔だから下がってくんねぇか?あぁん?」



ハナ「だ、だめですぅ!喧嘩はだめですぅ!」


ハンターb「ちっ、しつけぇな。邪魔なんだよ!!」



ドンッ!!



ハンターの一人がその子を押し倒してしまった。



すると歓声が大きくなる。



「来るぞ!!!」


「ハナちゃんやっちまえ!!」





海未「何をしているんでしょうか…ここからではよく見えませんが喧嘩ですかね?」


凛「ハナちゃんコールが増えてるにゃ!きっと面白いことが起きるにゃ!」


穂乃果「そうだね!!行ってみよう!!」



三人はハンター達の山に潜り込む。


無理やり騒ぎの真ん中を覗いてみた。


ハナちゃんらしき人物を見たとき凛が一際大きな声を上げる、


凛「かよちんにゃ!!ハナちゃんってかよちんのことにゃ!!」



そう、ハナという女の子は花陽そっくりだったのだ。


うみほの「もう驚きません(かないよ)。」



そんな駆け引きをしている中もハンター達のボルテージは上がり続ける。


「ハッナーちゃん!!」


「ハッナーちゃん!!」



すると押し倒されたハナが起き上がり…



ハナ「いってぇな…この木偶の坊がっ…」


ドスの効いた迫力のある低音でハナは口を開く、


凛「ッッ!?!?!?!?」



ハンターb「あぁん!!誰が木偶の坊だごら!!もう一回言ってみろ!!」





ハナ「………てめぇだよ……」





ハンターb「んだとぉ!!!」





ハナ「てめぇだって言ってんだよぉ!!!」




覇気を纏った荒々しい語調のハナの体がブレる、




ビュンッ ゲシッ




ハナは跳躍すると190cmはある男の鼻っ面に蹴りを叩き込んだ。




ハンターb「……お……おぉ…?」


ズゥゥゥン…




情けない声と共にハンターは倒れてしまった。




ハナ「おとといきやがれっ!!」




お下品にも中指を突き立ててハナは捨て台詞を吐いた、





「「「ウォォォォォォォォ!!!」」」





ギルド内のボルテージは最高潮を迎えていた。


海未「花陽はこちらだと凄いですね…」


穂乃果「中指立ててるよ怖いよ…」


凛「ははっ…かよちんって不良だったにゃ…ははっ…はははぁん…」


バタンッ


凛はその場に倒れた。



大波乱の幕開けとなった、

ラブライブ×モンハン第2章

今後どうなるのか楽しみである。



To be continue?


後書き

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SS好きの名無しさんから
2016-08-14 23:53:54

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2016-08-14 23:53:57

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2015-12-13 00:52:52 ID: jgbNCF1n

凄く面白いです!頑張って下さい


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