モンハン×ラブライブ! 第13話
どうもマグロです。暇になる予定の冬休み全然暇じゃなかったよ…
バトルシーンがモッサリしてるのは愛嬌だと思ってくださいm(_ _)m
操虫棍へ転職した凛!!
今回は試運転のためにクエストに行く予定だったがなんだか波乱の予感!?
第13話 狂龍病
〜貸し家〜
ゴーン…ゴーン…ゴーン…
どこか遠いところから鐘が鳴る音が聞こえる。
現在時刻は朝の6時。
穂乃果「へぇ。ミストルは朝鐘がなるんだ。」
なんと穂乃果は起きていたのだ。
日本よりも人が住む地域が限定されておりなおかつ、手付かずの自然が多いせいかこの世界はどこでも空気が澄んでいる。
そのおかげで穂乃果でも早起きしてしまうのだ。
海未「おはようございます穂乃果。」
穂乃果「あ、海未ちゃん!おはよ〜」
海未「先程の鐘は教会で鳴らされるものらしいですよ。なんでも365日欠かさずなるらしいです。」
穂乃果「欠かさずって凄いね…」
ここで穂乃果はあることに気づく。
穂乃果「あれ?凛ちゃんは?」
海未「もう忘れたんですか?明日は早起きして操虫棍の練習するにゃー。って言ってたじゃないですか。」
穂乃果「あ!そうだった!!
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凛「ていていていていやぁ!!」
凛はラーメンを連れて操虫棍の練習をしていた。
ラーメン「凛はなんで今更武器を変えたのよ?」
凛「ハナちゃんに勧められたにゃ。今の凛には操虫棍がいいって。」
ラーメン「ハナってのが誰かは知らないけど、このでっかい虫も武器の一部なのね?」
ラーメンはよっちんの上に乗りながらそういった。
凛「にこちゃんはよっちんのこと怖くないの?」
ラーメン「にこじゃなくてラーメンでしょ?虫は…怖くないわね…猫になった影響かしら。」
凛「ラーメンはすごいにゃー。」
そういって凛はある冊子を取り出す。
表紙には「操虫棍の心得」と書かれている。
凛「ふむふむ。棍を軸にして大ジャンプ…敵に乗りスタンを取りましょう…」
凛「こうかにゃ?」
見よう見まねでやってみると…
ブンッ!!
ラーメン「ちょ…えぇ……」
凛「これは凄いにゃ!!穂乃果ちゃん達に早く見せたいにゃ!!」
新技はどのようなものなのだろうか。
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〜ミストル貸し家〜
凛の帰宅後ラーメンとホムマンの朝食がふるまわれた
全員「いただきまーす。」
海未「ラーメンのご飯は美味しいですね。」
穂乃果「ねー。でもどこかで食べたことがあるような…」
凛(ギクッ)
ラーメン(ギクッ)
(変な時に勘が冴えるのね!!)
と、凛に目配せするラーメン。
(凛に任せるにゃ!!)
と、ラーメンに目配せする凛。
凛「穂乃果ちゃん何言ってるにゃ!?そんなわけないにゃ!!ラーメンとはこっちで始めてあったにゃ!!」
穂乃果にグッと近寄り身振り手振りで何かを伝えようとする凛。
オーバーリアクション、
オーバーアクションだ。
穂乃果「ん?まぁそうだよね。」
割とすぐに納得する穂乃果。
ほっ、と胸をなでおろす凜とラーメン。
海未「朝から騒がしいですね。」
フフッと笑う海未の機嫌は良さそうだ。
海未「さぁ、今日は久しぶりの狩りです!!町で買い物をしてからギルドに向かいましょう!!」
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〜城下町〜
海未はハンターズギルドの前にある狩り専門用品店に来ていた。
海未「それでは回復薬を10個と麻痺ビンください。」
「あいよ。嬢ちゃん可愛いからオマケしとくね!!」
海未「ありがとうございます!」
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変わって凛はハナに教えてもらった猟虫専門店へ来ていた。
凛「猟虫にあげる餌が欲しいにゃ。」
「じゃあこれなんかどうだい?この猟虫次第だが、飛ぶ速さが多少速くなるかもよ。」
凛「おじさんありがとにゃ!!」
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穂乃果はミストル城の近くにある、あの焼き鳥屋に来ていた。
「おぉ!あんたは昨日の!!」
穂乃果「昨日ぶりです!また買いに来ました!」
「嬉しいねぇ!よし!今日はどうする!」
「えーっと、これとこれと………」
穂乃果が怒られる20分前だ。
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〜ギルド前〜
海未「穂乃果!!なんですかそれ!」
穂乃果「なにって焼き鳥だよ?」
海未「私は買い物しましょうと言いましたが、なぜ狩りに関係ない物を買ってきてしまったんですか!!
あの凛ですら、猟虫の買い物をして来たのに!!」
凛「あの凛ってどの凛にゃ!?」
穂乃果「え?狩りに必要なもの?ほら。」
穂乃果はそういって自身の荷物を見せた。
確かに回復薬から食料から砥石から必要なものは一通り入っている。
穂乃果「朝早かったから準備しといたんだー。」
海未は戦慄を覚えた。
海未(ほ、穂乃果に負けた…?)
凛「別に負けてないにゃー。」
海未「人の心を読まないで下さい!!」
凛「なんとなくそう思っただけにゃ〜。」
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〜クエストボード〜
三人は昨日確認したリオレイアのクエストを取りにクエストボードに来ていたが、
穂乃果「あれ?昨日のリオレイアのクエストが無いよ?」
海未「本当ですね。まだ早い時間帯ですが…もう出た人がいるのでしょうか?」
下位の欄にあるはずのクエスト用紙がなく、三人でおかしいと、首を傾げてた。
すると後ろから声をかけられた。
受付「リオレイアのクエストなら難易度が高いと判断されたのでずらしておきました。」
声をかけてきたのは初日の受付さんだった。
指差す方向には内容がガラリと変わったリオレイア討伐クエストが貼られていた。
三人は会釈し礼を言いクエストを見る。
凛「ん〜、なになに?原生林でリオレイアの複数頭討伐または、背甲に傷のあるリオレイアの討伐?なんにゃこれ?」
受付「原生林にリオレイアが変に集まってるらしいんですよ…」
説明をくれたのも、見慣れた受付さんだ。
海未「背中に傷…ですか?弱っているのではなく?」
受付「はい。弱っているどころかむしろ強いらしく…不明点が多いのでとりあえずギルド側で強い個体だと判断しました。」
穂乃果「見つけるのめんどくさいから全部倒しちゃおうよ〜。」
と、あっけらかんとしている穂乃果。大型モンスターを連続で狩ることの辛さをいまいち認識していないらしい。
海未「アイテムが底をついてしまいます。」
凛「時間も足りなくなるにゃー。」
受付「と、とりあえず無理だけはしないでくださいね!!」
受付さんが無理やり話をまとめ、三人は狩りにでることになった。
三人「はい!!」
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穂乃果達が出た数時間後のことだ。
受付「あの三人若いのに偉いなー。私もハンターになれたかなー。」
先ほどの受付が独り言をこぼしながらボードの整理をしていると…
カイル「おいおいおい!!嬢ちゃん!!」
二階からカイルがドタドタと駆け下りてきた。
受付「カイルさん?どうしたんですかそんなに慌てて…?」
カイル「背中に傷のあるレイアのクエスト俺によこしてくれ!!」
受付「どうしてですか?」
カイル「ありゃダメだ!!その辺のハンターに行かせたら!!」
カイルはとても焦っているようだ。
カイル「あの地域のリオレイア感染してんだよ!!」
「感染」その言葉を聞いた受付は素直に驚く。
受付「えぇ!?朝、ホノカさん達が出て行ってしまいました!!」
カイル「はぁ!?なんでよりによってあいつらなんだよ!!死ぬぞ下手したら!!」
カイルの口から不吉な言葉放たれた。
下手したら死ぬと。
カイル「緊急事態だ!嬢ちゃんはギルドの館内放送で行ける奴は原生林に向かわせろ!!」
受付「は、はい!!」
受付はカウンターへと急ぐ。
カイル「おい!!リエ!!リエはいるか!!」
カイルは厨房まで走るとリエを呼んだ。
リエ「なんだいなんだい。酒なら出さないよ。」
朝からうるさいねぇ。と言いたげに奥からリエが出てきた。
カイル「地下室の鍵よこせ!!あれ使うぞ!!」
リエ「はぁ!?」
リエは最初こそ驚いたがすぐに冷静になる。
リエ「わかったよ!あれ取ってきてやるからあんたは別の仕事しな!!」
カイル「ありがてぇ!!」
カイルはドタドタと二階にあがり本部へと向かう。
(おいおい。ウイルスネタは40年ぶりかよ…無事でいてくれよホノカ…)
直後館内に大音量で放送が入る。
受付[緊急事態!!緊急事態!!現在原生林で「狂龍病の個体」を確認!!手の空いてるハンターは討伐に向かってください!!
繰り返します!!………]
「んな!?狂龍病!?もう出ないんじゃなかったのか!?」
「なんか下位の女三人が出ちまった後らしいぜ!!」
「おいおい、大丈夫かよ!?」
「早く準備しろ!めんどくさいことになるぞ!!」
「俺らも行くのか!?」
突如ギルドを襲う緊張感。
ことの重大さを知るのは容易だった。
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〜原生林〜
ギルドでの非常事態をよそに三人は原生林に着いてしまった。
穂乃果「ジャングルみたいだね。」
凛「うっそうとしてるにゃ。」
海未「ホットドリンク等はいらない気候帯ですね。」
穂乃果「じゃあそれぞれの準備ができたら出発だね。」
〜原生林〜
穂乃果達が準備をしている時、原生林では大型モンスターが対峙していた。
グオォォォォォォォォ!!!!
リオレイアが咆哮を放つ。
目線の先には禍々しいオーラを放つモンスター。
リオレイア?
否。
ゴア・マガラだ。
全身から瘴気を放ち、鱗粉のようなものが終始舞っている。
リオレイアの方はかなり疲労しているようだ。
鼻息が荒く無駄な動きも多い。
そのリオレイアがゴア・マガラに飛びつこうとした瞬間。
別のリオレイアが空中から飛来。
喉元をとらえ絶命させた。
空中から現れたリオレイアは目が赤く。身体から瘴気が漏れている。
そう狂龍病のリオレイアだ。
口から漏れる唾液は黒ずんでおり、時折不思議な行動も見せている。
病気に苦しむような印象を受ける。
ゴア・マガラは全身から黒い鱗粉を撒き散らしながらその場を去っていった。
リオレイア二頭をあざ笑うかのように原生林のさらに奥へと。
場に残るのは絶命したリオレイアと狂龍病のリオレイアだけだった。
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〜原生林〜
三人は原生林の奥へ奥へと足を進めていた。
穂乃果「リオレイアいないねー。」
凛「なかなか会わないにゃー。」
海未「複数頭討伐と言われているのにこのエンカウントのしなささはおかしいですね…」
凛「わかったにゃ!きっとめちゃめちゃ強いモンスターがいてみんな逃げちゃったんだにゃ!」
穂乃果「本当に!?だとしたらまずいじゃん!!」
海未「そんなことはないと思うんですが…」
そんなことを和気藹々と話しながら進む三人。
しかし、歩くこと数分。
事態は急展開を迎える。
穂乃果達は絶命したリオレイアを発見したのだ。
穂乃果「あれ見て!!リオレイアが倒れてるよ!!」
確かにリオレイアは絶命しており、なおかつ首元に大きな傷がある。
海未「絶命していますね…しかも喉元の傷…ハンターでは到底つけれない大きさのものです。別個体にやられたのでしょうか?」
凛「でも一匹減ったんだからいいんじゃないかにゃ?ついでに剥ぎ取らせてもらうにゃ。」
そういって凛が小型ナイフをリオレイアに突き刺そうとした瞬間…
海未「二人ともひいてください!!」
ほのりん「!!」
三人が離れた直後絶命していたはずのリオレイアが動き出したのだ。
穂乃果「なんで!?死んでたじゃん!!」
リオレイアはゆっくりと身体を起こすと三人を睨みつける。
リオレイアの眼光は赤く鋭くなっており、口からは唾液が、身体からは黒い瘴気を放っている。
このリオレイアも「感染」したのだ。
しかし三人はこの症状について何も知らない。
ただのリオレイアでないことしかわからなかったのだ。
凛「なんにゃあのリオレイア!!いろいろ汚いにゃ!!」
海未「私も知りませんが普通のものではないことは確かです!!全員集中してください!!」
リオレイアは敵を認識咆哮を放つ。
ギャオォォォォォアアアア!?!?
狂龍化リオレイアの咆哮は禍々しい物へと変貌を遂げていた。
立ち止まっていても何も始まらないと、凛は駆け出すとよっちんを構えた。
凛「凛からいくにゃ!!いくにゃよっちん!!エキスハンター!!射出ー!!」
凛は猟虫を棍を軸に射出。
猟虫は錐揉み回転しながらリオレイアに着弾。
赤、白、黄のエキスを集め凛の元へ帰ってくる。
凛がそのエキスを受け取ると…
凛「キタキタキタキタにゃ!!力がみなぎるにゃ!!」
凛の身体が三色に薄く発光。
元気100倍凛ちゃんマンだ。
穂乃果「凛ちゃん凄い!!」
海未「やりますね凛!!穂乃果!!私たちも続きましょう!!」
穂乃果「おぉ!!」
穂乃果と海未も狂龍化リオレイアに攻撃を仕掛ける。
穂乃果「はぁぁぁぁっ!!」
ザシュザシュザシュッ!!
穂乃果の斬撃はリオレイアの右足を捉えるが、
穂乃果「なにこれ!?刃が通りにくいよ!?」
力を大きく消費したことに疑問を覚える。
海未「穂乃果!!凛!!麻痺瓶を入れました!!ひいてください!!」
ほのりん「了解!!」
バシュッバシュッ!!
海未の矢は狂龍化リオレイアに着弾したが、麻痺にはならなかった。
海未「なっ!?麻痺にならない!?」
次は自分の番と言わんばかりに、
三人が引いたタイミングを狙い狂龍化リオレイアは三人突っ込んでくる。
しかし速度がやたら遅い。
穂乃果「このリオレイアやっぱり変だよ!!」
凛「穂乃果ちゃんの言う通りにゃ!!どうするにゃ!?」
海未「リスクは承知です!攻撃を続けましょう!!」
凛「わかったにゃ!!ここは凛に任せて欲しいにゃ!!」
そういうと凛は操虫棍を持ちかけ出す。
凛「いくにゃ!!」
操虫棍を地面に突き刺すと棍を軸に一回転、棍を抜きもう一度棍を地面に立てそれを軸にさらにジャンプ。
凛は狂龍化リオレイアの上部に躍り出た。
穂乃果「凄いや!!いけぇ!凛ちゃん!!」
凛「任せるにゃ!!」
凛は操虫棍をぐるぐる回し狂龍化リオレイアの頭部に叩き込んだ。
狂龍化リオレイアはたまらずスタン状態に陥る。
海未「二人とも今です!!」
三者三様攻撃を加える。
しかし、
狂龍化リオレイアはスタン状態から突如その場で回転。
凛、穂乃果を弾き飛ばした。
穂乃果「うわっ!?」
凛「にゃ!?」
海未「穂乃果!!凛!!大丈夫ですか!?」
二人はすぐ立ち上がる。
が異変に気付く。
穂乃果「うわっ!?なにこれ!?」
凛「気持ち悪いにゃ!!」
穂乃果、凛の身体な黒いオーラがまとわりついているのだ。
色はリオレイアから溢れる瘴気に似ている。
明らかな変貌に狼狽する二人。
海未「一旦引き返しましょう!!いいですね!!」
穂乃果「了解!!」
凛「わかったにゃ!!」
三人は固まりモドリ玉を使う。
ベースキャンプに戻るその瞬間。
穂乃果は見た。
三人ではなく見当違いの方向に攻撃を加えるリオレイアを。
何かに苦しむように。
何かから逃れるように暴れるリオレイアを。
_______________________
〜原生林ベースキャンプ〜
ベースキャンプに戻りあれやこれやと試したが、
ほのりん「気持ち悪い〜…」
海未「ウチケシの実が効かない…どうしたら…」
穂乃果と凛は黒いモヤモヤに苦戦していた。
唯一無事の海未もお手上げのようだ。
三人揃って困っていると。
聞き慣れた声が後ろからかけられた。
???「お困りのようね。私たちはさしずめ救世主ってとこかしら?」
海未「え!?アラさんにイローエさんにドルセッザさん!?」
そこにはA-RISEの三人がいたのだ。
イローエ「カイルさんから話を聞いた。」
ドルセッザ「感謝してよね。」
アラ「と、いうわけで。」
アラ「あなた達を助けに来たわ!」
To be continue?
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