モンハン×ラブライブ! 第17話
礼をしようと三人はA-RISEの元に向かったが、アラの口からは驚くべきことを言われたのでした。
一話のPVが2000近くあるのに二話でガクッと落ちてるのって一話がつまんないからですよねこれ。どうもマグロです。
自己満であげてる面が強いとはいえ数字が出ないのは辛いものがありますね。
これからも精進したいと思います。
第17話 謎
穂乃果「私達がアラさんを助ける…?」
海未「それにその水晶はこと…落葉の魔女が持っていたはずのものです。なぜ皆さんが?」
凛「それにどこから来たって…その含みのあるような言い方は…」
三者三様の質問をかける、
アラ「そうね…でもまず、私達の身にあったことを聞いて欲しいの。話はそれからよ…」
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私達はいつもの様に狩りを済ませ、ギルドに帰ろうとしてた。
今私達が生きている世界になんの疑いもなく。今日も獲物を狩り。休み。また狩る。
それが当たり前だと思っていた。
しかしその日は違ったの。
私達は無意識の内に地下にいた。
はっきりとしない意識の中木製の重い扉を開け、中に入り、ある人物と対面した。
私の意識がハッキリした時彼女は言った。
「おかしいとは思わない?」
と、
彼女は続けた。
「なぜ貴方はハンターとして狩り続けるのか。老いは?成長は?
狩りをして得た名声が、装備が増えていくという充足感が成長だと勘違いしていない?」
私は自分を疑ったわ。
確かにそうだ。と。
彼女は間違ったことを言っていない。
彼女は続けた。
「貴方達は今の貴方達の状態までは間違いなく成長し、発達してきた。貴方達はどこからか自然発生したのではなく、両親がいて、そこから生まれた。」
確かに私には父と母の記憶がある。
幼かった日々の記憶も。
「この世界は今、時間軸から切り離され、同じ時間を回り続けている。」
「貴方達と私は別の場所では親しい仲だった。だから貴方達に事実を伝えようと思った。」
「今から数年後と言っても今のこの世界に時間の概念もクソもないけど、穂乃果、海未、凛という三人がミストルを訪れる。
その三人を訪ねて。そうすれば貴方達は正しい何かを取り戻せる。」
私は尋ねた、
「確かにおかしい。だが根拠がない。貴様のデマカセには動じない。」
彼女は言った。
「国王に、在位何年目か聞いてみろ。」
と。
それからは彼女はだんまり。
貴方達はあったことはないと思うけど王は正しくは12年在位してらっしゃるわ。
私達は言われるがまま王の元へ行き聞いた、
「貴方は在位何年目か」
と。
彼は言ったわ、
「在位?今年で2年目だ。」
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アラ「私は息を呑んだわ。この世界は確かにおかしいくなっている。なにも疑わなかった自分が滑稽だわ。」
海未「待ってください!!では、この世界の住民はなんの疑いもなく歳をとることなく生活していたとでも言うのですか!!?」
アラ「そうよ。」
アラは苦虫を噛んだ様な顔をしながら答えた。
アラ「落葉の魔女と私達の目測では10年は同じ年を繰り返していると見てるわ。
だから王様も2年前に在位したまま2年目の年を繰り返しているの。
対狂龍病の薬が出来たのは40年前って聞いてる点から照らし合わせてもその程度とみていい。
そしてその間、人は成長しない。
現に城の国民管理帳を見ても人口の増減に変化が見られない。担当者に聞いても「わからない」の一点張り。
ハンターの死者も0。
危険が伴う狩りにおいて死者が0名なんておかしな話よ。
しかし人間以外は生殖、成長により増え、人によって倒され減っている。
そんな馬鹿げた状態が今よ。」
海未「そんなのまるで……」
[ゲームの中の世界みたいだ]
海未は言葉が続かなかった。
しかし目の前の人物は成長の記憶があり、生い立ちもはっきりしている。
アラ「ちなみに王様に在位何年目か、といつ聞いても2年の一点張りよ。まるで誰かに仕向けられているみたいに。」
海未「その王様のループが始まったという年に何か変わった出来事はないのですか?例えば自然災害があったとか…」
アラ「それはもう調べてあるわ。でも災害ネタは特になにもなし。狂龍病の話もまるでなかったわ。」
アラ「でも一点だけ気になる点があるの。」
そう言うとアラはノートの様なものを取り出した、
アラ「これは今の王の筆録よ。落葉の魔女が渡してきたのだけど、彼の筆跡を私も見たことがあるから間違いないわ。」
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〜親愛なる妻へ〜
お前がいなくなってしまってから数日が経つが未だに信じられない…
お前は本当に死んでしまったのだろうか?
私は嘘だと思う。
お前は深い眠りについているだけだ。
私は城のものに頼み、お前の身体を保存する様に頼んだ。
城の地下、深く深く深いところに部屋を設け、氷山の一角とともにお前を閉じ込めた。
しかし皆に「その場しのぎだ」と言われた。
私は疑いを少しづつ持つ様になった。
しかし、私の前にある旅の者が訪れた、
彼は私がお前のことを話す前に、
「動いている王妃をまた見たいのでしょう?」
と、続けた。
私は彼の誘いに乗った。
なんでも赤、青、緑、燈、黒、金、銀の玉を集めれば良いと言うのだ。
それは龍が宿す玉のことらしい。
これは王都のハンターに頼むとしよう。
それさえ提供すれば彼はお前を助けてくれるらしい。
あぁ、ローザ、君に会いたい、君を抱きしめたい、君と食事がしたい、君と話したい、ローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザローザ…」
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凛「く、狂ってるにゃ…」
海未「正気の人間が書く様な終わり方ではありませんね。」
アラ「確かに今の王はローザ王妃の事を愛していたわ。」
アラ「でもそれだけじゃないの。私はこれを見るまで王妃の死を知らなかったわ。そして、王による龍の玉を集める命令なんかも一度も耳にしてないの。」
アラ「そして今の王はこのノートを書いた人物とは思えないほどピンピンしてるの。王妃の死なんかなかったかの様に」
海未「つまりそれは、王の前に現れた者の準備が出来ていないことにつながり、その人物が犯人である可能性が高いということの裏付けにもなりますね。」
アラ「私達もその結論にたどり着いてその者の捜索を続けたの。でもなにも証拠は得られなかったの。」
海未「つまり、今私達に出来ることは…」
アラ「釈然としないけど王の命令に従うしかないのよ…でもそれはその者の準備が出来てしまうことにもなるわ。」
海未「不思議なくらい用意周到な上に、人間には到底なしえない様な離れ業でこの状況を作り上げてるのですね…」
アラ「そしてその命令は今朝、まさしく出されたの。ここ数年音沙汰がなかったのに貴方達がここに現れるや否や、命令が出された。
私達は改めて確信したわ。
貴方達がキーマンだと。」
穂乃果「なるほど…」(さっぱりわからないZO)
凛「私達が…」(なんのことかにゃっ)
海未「しかしそれはおかしいはずです、貴方達には落葉の魔女、そして私達を信じきるためには情報が不十分すぎるんじゃ…」
アラ「私はこのおかしな状況をわざわざ教える落葉の魔女の行動を元に動いてるの。
もし彼女が主犯なら話さず隠し通す方が得策に決まってるじゃない。彼女が信じてる人物なんだから貴方達を信じない理由はないわ。」
海未「なるほど……」
話がひと段落した様だ、海未は「ふむ」と現状を飲み込もうとしている。
それに合わせてほのりんの二人も慌てた様に考える素振りを始める。
アラ「そしてこの水晶ね、これは落葉の魔女から渡された者よ。これを見せれば貴方達は私達の話を信じてくれるって言ってたのよ。」
穂乃果(信じるけど内容がわかんないよ!)
海未「わかりました。」
凛(わかるの!?!?)
海未「ちなみに今の話を他の人物にしたのですか?」
アラ「話したところで無駄よ。みんな「お前達馬鹿か?」みたいな顔して話を聞いてすらくれないわ。」
アラ「だから私達は決めたの。貴方達と共に玉を集め、犯人と会うと。」
アラ「そのためにはさっき話した玉が必要になるわ。
赤はリオレウス
青はラギアクルス
緑はジンオウガ
燈はティガレックス
黒はジンオウガ亜種
そして、
金はリオレイア希少種
銀はリオレウス希少種
これらの個体の中でも相当な年数生きているもの体内に玉は宿るというわ。それらを狩り、体内から玉を回収する。
そしてそれを王に届ける。」
アラは一息おくと、
アラ「そして私達は私達の時を取り戻すのよ。」
決意に満ちた瞳が燃え上がっていた。
海未「わかりました。私達も可能な限りサポートします。異論はないですね、穂乃果!凛!」
穂乃果「その龍達を倒せばいいんでしょ!私達に任せて!」
凛「絶対に助けるにゃ!!」
ほのりん(やっとわかった!!)
*わかってません
アラ「ここからは手分けしましょう。
貴方達はドン・ドルマに向う用事があるんでしょ?
だからジンオウガの亜種とリオレウスをお願いするわ。
私達はジンオウガ、ティガレックスを狩るわ。」
穂乃果「ラギアクルスは?」
アラ「ラギアクルスは巨大な上に、水中に生息するの。だから私達六人で挑むつもりよ。」
凛「この金と銀はどうするにゃ?」
アラ「この二匹はそもそも全く出会えないの…だからとりあえずこの二匹以外の討伐を目標とするわ。
幸い時間は無限にあるんだし。」
穂乃果「アラさん………」
気丈に振る舞うアラの瞳は微かに辛さが浮かんでいた。
アラばかり話していて気づかなかったがイローエもドルセッザも心なしか辛そうな顔をしている。
この三人に襲いかかっている現実は穂乃果自信がいくら想像を膨らましても至らないものなのだと穂乃果は実感した。
しかし弱冠数十歳でその現実に立ち向かう三人の決意の固さも同時に伺えた。
穂乃果「よぉぉぉし!!よくわからないけど、絶対にアラさん達の現実を取り戻そう!!」
凛「よぉぉぉし!!その意気にゃぁぁぁ!!凛も頑張るにゃぁぁぁぁ!!!」
穂乃果の呼応に凛が答える。
二人の意気がアラ達にも届いたのだろう。
アラ「えぇ、頑張りましょう。」
イローエ「あぁ、絶対だ。」
ドルセッザ「えぇ、絶対に。」
三人は決意を抱き直したのか。
それは三人にしかわからない。
しかし確かに運命は動き始めたのだった。
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