モンハン×ラブライブ!第5話
バトルシーンって難しィィィィ!!
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初心者クエストに突如乱入したジンオウガ!!穂乃果と海未の運命はいかにっ!!
第5話 対決 ジンオウガ!!!
穂乃果「…ジンオウガ……」
海未「っ!?」
アォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!
バチバチバチッッ!!!!!!!
背甲はタテガミのように逆立ち、全身で電気を帯びている。
海未「私でもわかります!!」
海未「このモンスターはマズイです!!」
圧倒的実力差ゆえにジンオウガから放たれるプレッシャーは相当なものだった。
穂乃果「わかってる!!わかってるけどっ!!」
穂乃果「今背中を向けたら絶対にやられちゃうよ!!」
隙を見せればやられる事くらい海未でもわかっていた。
海未「神の加護があるじゃないですか!!」
海未「それにジンオウガの様子が明らかにおかしいですっ!!」
バチバチバチッッバチバチバチッッ!!!!!!!
ジンオウガを纏う電気は今も増え続けている。
海未「全身から電気を放つモンスターなんて聞いたことがありません!!」
思いついめたように下を向く穂乃果。
穂乃果「でも…でもっ!!」
穂乃果が下を向いた隙をジンオウガは見逃さなかった。
バチッ ブンッ!!
電気がはじける音ともにジンオウガは尻尾を振る。
海未「穂乃果!!」
穂乃果「っつ!?!?」ダッ
穂乃果すれすれを尻尾が通り過ぎる。
後ろに大きく後退。
避けなければ死んでいただろう。
ザザッ
穂乃果「…動きが速すぎる!!」
全身びっしょり冷や汗をかく。
海未「だから言ったんです!!引き返しましょう!!」
しかし穂乃果は首を縦に振らなかった。
穂乃果「どうせ…」
穂乃果「どうせ戻るなら挑戦したいんだっ!!」
海未「……穂乃果……?」
穂乃果「…私思うんだ…」
穂乃果「海未ちゃんにこの世界で会えたのはただのラッキーだと思う…」
穂乃果「凛ちゃん、絵里ちゃんに会うにはもっと危険なところに行かないといけないかもしれない…」
穂乃果「それなら…こんなところで立ち止まってる暇はないんだ!!」
穂乃果の闘志を感じ取ったのだろう。
ジンオウガは応じたのだ。
力無き挑戦者に。
グァオォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!
ズドォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!
海未「ジンオウガの形態が変わった!?」
超・帯電モードである。
ジンオウガの周辺に小さな雷が落ち続けている。
海未「穂乃果の主張は最もです!」
海未「ですが…ですが!これは早すぎます!!」
穂乃果「海未ちゃんに強制はしないよ…私はやるの…やるんだ…」
もはや周りが見えていなかった。
穂乃果の目はジンオウガただ一点を見つめていた。
海未「ほ、穂乃果…?」
穂乃果「やってやるんだ!!」ダダッ
海未の説得虚しく穂乃果は駆け出してしまった。
教官「そこまでよ!!」
凜とした声。教官が来たのだ。
海未「教官!!」
状態を瞬時に判断最善手を叫ぶ。
教官「穂乃果!!早くこっちへ来きてください!!」
穂乃果「嫌です!!」ダッ
穂乃果はかまわなかった。
海未「穂乃果っ!!」
ジンオウガは嘲笑するように、
グルルルルルルル…
唸ると、
バチバチバチッバチチチチチチ!!!!!!!
身体中の電力を解放せんと身を震わせる。
教官「マズイ…落雷はマズイわ…」
落雷。
即死技であることは想像がつく。
気づけば辺りは暗くなり今にも雨が降り出しそうだった。
教官「海未!!穂乃果に睡眠ビンで矢を!!!」
海未「はいっ!!」ビュン!!
海未は教官の指示のもと穂乃果に矢を放つ。
ブスッ
穂乃果「あっ…」バタッ
モンスターを眠らすだけの睡眠薬だ。
人なんざ一撃で眠らせてしまった。
教官は穂乃果に近寄ると、
教官「モドリ玉を使うわ!!海未!こっちへ来て!!」
海未「はいっ!!」
教官は地面に緑色の玉を叩きつけた。
ボシュン!!シュワー…
直後三人がいた場所が激しい音とともに抉れた…
〜渓流ベースキャンプ〜
海未「ハァ…助かりました教官…」
教官「あなた達の帰りが遅いと思って行ってみたらあのざまよ。」
教官「とりあえず無事で良かったわ…」
水を飲んで呼吸を整えてから海未は答える。
海未「肌で実感しました。あのモンスターは私たちには早すぎる…と。」
教官「そうね…穂乃果さんが起きたら話しましょう。なぜ、あの戦闘を避けなければならなかったのか…を。」
〜数分後〜
穂乃果「…ん?」ムクッ
海未「穂乃果!!!」
海未は穂乃果に駆け寄る。
穂乃果「…海未…ちゃん…?」
最初はウトウトとしていたが突然飛び起きた、
穂乃果「そうだ!!ジンオウガ!!」
教官は穂乃果の肩を掴むと、
教官「ここはベースキャンプよ。あなたを無理やり連れ帰ったわ。」
穂乃果「そうですか、わかりました。今すぐジンオウガを…」
バチンッ!!!!!!!
穂乃果「…え?」
海未が穂乃果をぶったのだ。
友人にぶたれることに慣れない穂乃果は状況を理解できなかった。
海未「いい加減にしてください!!!」
海未は今にも泣き出しそうだ。
海未「人の心配をよそに穂乃果は身勝手すぎます!!」
海未「あなたを大切にしている人間を無視しないでくださいっ!!!」
言い切ると海未の目は涙でいっぱいだった。
穂乃果「海未ちゃん……」
教官「何があったかは知りませんが、私からあなた達に言わないといけないことがあるわ。」
穂乃果「…はい。」
教官「神の加護については聞いてるわね?」
海未「はい、二度なら力つきることが出来るという…」
教官「あれにペナルティーがないとでも思ったのですか?」
穂乃果「あ…」
教官「ダメージは必ず受けるわ。」
教官「今回のジンオウガ遭遇は不測の事態でした。」
教官「強力なモンスターの攻撃をユクモ装備で受けた時のダメージは…」
教官「あなた達の心をへし折りハンター生活にピリオドを打つわ。」
告げられたその事実は非常に残酷だった。
海未「…もしもですよ!?もしも穂乃果があのまま続けてたら…」
教官「死ななくても、モンスターとは一生対峙できなくなったでしょうね。」
驚愕の事実に二人は言葉を失った。
2人「…………。」
穂乃果「ごめんね海未ちゃん…」
突然の謝罪に驚く海未。
海未「穂乃果…!」
それ以来穂乃果は口を開かなった。
気まずいのも仕方がない。
教官「ジンオウガ討伐は私からギルドにクエストを発注しておきます。」
教官「私の配慮が足りずにこのようなことになってしまったことを詫びさせてね…」
穂乃果「…………。」
(海未ちゃんには悪いことしたな…)
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〜ギルド受付〜
あったことを受付に話した。
受付「そんなことがあったんですか!?」
穂乃果「はい…自分の状況判断能力の低さを知りました…」
海未「穂乃果の良いところは思いっきりの良さですが…裏目に出てしまいましたね…」
3人「…………。」
受付「そ、そうだ!!」
2人「?」
受付「お二人ともユクモの温泉に入ったことないですよね!!」
海未「お風呂自体は入ったことはありますが…」
受付「違うんですよ!!」
受付「後ろの混浴があるじゃないですか。あそこはユクモ村で一番標高の高い位置にある温泉なんです!!」
穂乃果「へぇ…」
受付「なのでかは知りませんがあそこに入るとスッキリしますよ!!今なら男性客もいませんし、是非是非入ってみてください!!」
受付は満面の笑みで二人に勧めた。
何度もこういった場面を見てきたのだろう。
さすがの対応である。
海未(受付さんのせめてもの気遣いでしょうか…とても、ありがたいです)
海未「そうですね、温泉には興味がありますし、入ってみませんか?穂乃果。」
穂乃果「あ…うん…」
穂乃果は歯切れの悪い返事を返した。
まだ渓流での出来事を気にしているのだろう。
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〜ギルド浴場〜
番台「女性の方2人ご入浴にゃ〜」
チャポン
海未「いい湯ですね〜」
穂乃果「本当だね〜」
温泉とは身体だけでなく心も休ませてくれるのだろう。
二人はいくらか話しやすい雰囲気に包まれていた。
2人「…………。」
海未「穂乃果。」
穂乃果「」ビクッ
海未「私は怒っています。しかし穂乃果のことを嫌いになったりは絶対にしません。」
穂乃果「海未ちゃん…」
穂乃果は少し泣きそうだ。
海未「でも、これからは私の意見もちゃんと聞いてくださいよ?」
海未は少し間を空けると、
海未「私たちはチームなんですから。」
優しい笑みを穂乃果に向けた。
穂乃果はたまらずポロポロ泣き出してしまった。
穂乃果「ゴメンね海未ちゃん…私バカだったよ…」
穂乃果「これからは海未ちゃんと…」
穂乃果「一緒に頑張るからね!!」
泣きながらではあるがはっきりと海未に宣言した。
海未「はい!!」
二人はまた少し絆を深めたのだった。
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〜数分後〜
穂乃果「それにしても…」
海未「はい…」
穂乃果「いい湯だねぇ〜」
海未「そうですね〜」
ユクモ名物天然温泉。
皆さんもここを訪ねることがあれば是非入ってみるといい。
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〜ギルド受付〜
穂乃果達がギルドを離れてから数時間後大柄な男が2名受付に駆け込んだ。
受付「受付へようこ…」
ハンターa「クエストだ!!」
受付「はい!?」ビクッ
ハンターa「クエストを発注してくれ!!」
ハンターはえらく慌てている。
受付「あ、はい!!な、内容は…」
するとハンターは突拍子も無いことを言い出した。
ハンターa「アイルーの群れの王様とか言う奴を倒してくれ!!」
受付「はぁ!?」
To be continue?
穂乃果
防具
頭 ユクモノカサ
胴 ユクモノドウギ
腰 ユクモノオビ
腕 ユクモノコテ
足 ユクモノハカマ
武器 バーンエッジ
海未
頭 ユクモノカサ
胴ユクモノドウギ
腰 ユクモノオビ
腕 ユクモノコテ
足 ユクモノハカマ
武器 ユクモノ弓
概要でも言いましたがバトルシーンって難しい。今後も頑張ります。
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