第番外話 新春!!モン×ラブSP!!
新年を迎えたモンハンの世界でのお話と+α。
留学前の忙しい中間を縫って書きました(尸)良作とは言い切れませんが読んでやってください。
第番外回 新春!!モン×ラブSP!!
12月の末の夜の出来事だ。
クリスマスの興奮冷めやらぬ中、
ミストルハンターズギルドではまた人が集まっていた。
ギルドの入り口にはユクモ村から仕入れた巨大な門松が設置されている。
そう、今日は大晦日。
皆が年始を今か今かと待ちわびていた。
穂乃果「明日から新年だね!!海未ちゃん!!凛ちゃん!!」
海未「はい!!なんでも新年に入る前に教会の鐘が108回なるとか!!」
凛「まんまにゃ!?凛達の世界とダダ被りにゃ!?」
穂乃果「でも教会のゴーンじゃ新年っぽくないよね…」
凛「教会のゴーンってなんにゃ!?」
海未「確かに教会ゴーンでは新年っぽくないですね…」
凛「教会ゴーンってなんにゃ!?もしかしてついていけてないの凛だけにゃ!?」
マキ「何をごちゃごちゃ言ってるかは知らないけど大晦日に使う鐘はユクモ村からの提供品でやるから普段とは違う音なの。
なんというか、深い音がなるのよ。」
穂乃果「あ、和風ゴーンなら問題ないね。」
凛「和風ゴーン!?ワッフルコーン的なやつにゃ!?
あ、今の面白くないにゃ!!無しで良いにゃ!!」
海未「寺ゴーン的な音なら問題ないですね!!」
凛「もうツッコまないにゃ!!寺ゴーンなんて知らないにゃ!!」
ワイワイと女子四人で話し込んでいると…
ゴーン…ゴーン…
除夜の鐘的な何かが鳴り始めた。
ハナ「はい、これコーファだよ。寒い夜に夜更かしなんて身体が冷めちゃうよ。」
ニコ「私もこっちに来て初めてコーファの作り方を知りました!!とても美味しいですね!!」
ハナとニコがコーファを持ってきた。
今年の新年会はなんでもユクモとミストルの合同で行うらしく、ユクモ村から遠路はるばるたくさんの人間が来ている。
ニコ「でも数千人分のおせち料理を作るなんて骨が折れますよ…」
ハナ「煮物作るだけなのにグラビモスの堅殻で作られた鍋を3つも使うとは思いませんでした…」
穂乃果「二人とも大変そうだね…こっちに来ててもいいの?」
ハナ「はい!リエさんに少し休んでいいって言われたので仕上げの前に休みに来ました!」
穂乃果、海未、凛、ハナ、ニコの五人が一つの机を囲み団欒していると…
カイル「オゥオゥ。新年そうそうに女子会かい?」
カイルが絡みに来た。
片手に酒瓶。
お酒をもっていないときがすまないのだろうか。
穂乃果「えぇ!?年明けちゃったの!?」
カイル「外でハンター共が騒いでたろうが。ガンナーどもが空砲撃ちまくったりしてたろ?」
凛「全く聞こえなかったにゃ…女子会楽しんでたら何も聞こえなくなってたにゃ…」
海未「と、とりあえず新年明けましておめでとうございます。」
全員「おめでとうございます!」
穂乃果「じゃあ、みんなで今年の抱負を言って行こう!!」
穂乃果の突然の提案。
穂乃果「今年中にバーンエッジを強化したい!!」
はい、次は海未ちゃん!と、穂乃果が目配せするので仕方なく、と海未も抱負を言う。
海未「弓の射程をもう少し長くしたいですね…」
流れができたので自然と凛も続く。
凛「よっちんを強くするのと、操虫棍をうまく使えるようになりたいにゃ。」
ハナ「みなさんに喜んでもらえるような料理を作りたい!!」
ニコ「食事処スマイルの発展と繁盛!!」
マキ「ハンターランクを上げたいわ!」
これで五人が言い終えたと思ったところで。
ホープ「じゃあうちは商売繁盛でえぇかな?」
気づかないうちにホープも座っていた。
穂乃果「うぇえ!?のぞ…ホープさん!?」
ホープ「びっくりさせちゃった?うちも女子会に混ぜてーや。」
ふくよかなボディのお色気おねぇさん?に女子会はいささか厳しい気もする。
海未(ホープさんはカイルさんと同い年だからおば…)
ホープ「海未ちゃんは変なこと考えちゃだ〜め。」
海未「!?」
ホープも参加し会話が盛り上がろうとした時リエがやって来た。
リエ「ほら、あんた達。明日は朝からイベントがあんだから早いとこ上がって明日の準備しな。」
年始から威勢のいい声のリエも流石にお疲れのようだ。
全員「は〜い。」
どうやらイベントについては未然に伝えられているらしい。
日本でのμ'sの7人は各々の家に戻り始めた。
リエ「ハナとニコは帰るんじゃないわよ!?まだおせち詰め終わってないんだから!!」
日本でのμ'sの5人は各々の家に戻り始めた。
リエ「ほら、これに詰めていきな。」
二人の目の前には重箱が1.10.100…
恐ろしい数だ。
ハナ「何ですかこの重箱の数…」
ニコ「にこぉ…」
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〜翌朝〜
清々しい朝の空気に包まれてこの世界にも初の朝日が昇り始めた頃。
リエ「あけましておめでとうございます。」
ハナ「今年もよろしくお願いします。」
ギルドの入り口でリエとハナは新年の挨拶をハンターや町人にしていた。
「リエさんとハナちゃんもよろしくねー。」
「ことよろ〜」
「晴れ着姿が様になってるね〜。」
二人はユクモで仕入れた和服を着ている。
お正月の文化はユクモから発信されたらしく、人種が多種多様なミストルは敏感にそれをキャッチし、正月という文化を定着させたらしい。
〜ギルド内〜
ギルド内ではカイルの指示のもと、ハンター達が巨大な酒樽を担いでいる。
カイル「もうちょい右だ!あ、いや左!左!んあ!?右だ!!」
カイルのしっちゃかめっちゃかな指示が響き渡っている。
「「「「どっちだよ!!!」」」」
カイル「わかりにくいんだよこれ!!」
ハンター達はしびれを切らしブチ切れている。
ハクガイ「あけましておめでとうございます。朝から騒がしいですね。」
遅れてハクガイもギルドに到着。
カイルに挨拶を済ます。
カイル「正月なんだからこれ位で丁度いいんだよ。」
「よくねぇよ!!」
ハンター達はあーだこーだいいながら今を楽しんでいるらしい。
ハクガイがその様子を見守っていると。
ニコ「ハクガイさーん!手が空いてるならおせちを運んで欲しいにこー。」
ニコが厨房から顔を出している。
ハクガイ「わかった今行く!」
ニコは知り合いを見つけるとすぐ声をかけてるらしい。
穂乃果「私たち客だよね…」
穂乃果の手には数の子が。
海未「忙しそうですし、いいんじゃないですか?」
海未の手には黒豆が。
凛「助け合いにゃ〜。」
凛は重箱を抱え行ったり来たりを繰り返している。
そこにハクガイも加わり作業をする。
知り合いならと、手伝うあたり日本人に似た何かを感じる。
ニコ「あ、マキさん!!手伝って!!」
マキ「ゔぇえ!?私!?!?」
ちょうどギルドに入ったマキも声をかけられ生贄に。
人員はまだ増え続けるらしい。
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各テーブルに重箱が並べられ、隙間なく人々が席に着いた時にはお昼時を迎えていた。
カイル「えぇー。みなさん、新年あけましておめでとうございます。
今後の我ら、ハンターの発展を祈って本部を代表し、新年の挨拶とさせていただきます。」
普段から気の抜けたカイルが珍しくまともなことを言っている。
カイル「次に、こちらに用意された巨大な酒樽の開封をハナちゃんにやってもらいたいと思います。今回の樽は半径10m、高さはギルドの二階と同じ位です。では、ハナちゃんこちらへ…?」
カイルがハナの方を向くと…
身の丈以上のハンマーを担ぎ。
堂々と闊歩し酒樽の下に近寄るそのお方は。
裏ハナさんだ。
席に着いていた凛はまたしてもガクブルしている。
マキ「ハナは武器持つとあんな感じよ。」
凛「狩りの間ずっとあんな感じとか耐えられないにゃ!!」
悶える凛を尻目に裏ハナはギルドにこだまする声で叫ぶ。
ハナ「お前ら…楽しんでるかぁぁぁ!!!」
「ウォォォォォォ!!!!」
ハナ「酒を浴びるように飲みたいかぁぁぁ!!!」
「ウォォォォォォォ!!!」
ハナ「なら飲ましてやるぜぇぇw」
ハナはそういうと樽の上に飛び乗った。
凛「今笑ってたにゃ!この状況を楽しむなんて本物のハナちゃんじゃないにゃ!!」
海未「そっちですか!?今めちゃくちゃ飛びましたよ!?!?」
驚く二人を尻目にハナがハンマーを振るう。
ハナ「くらいやがれぇぇ!!!」
ドガァァァン!!!
けたたましい音共に酒樽の板と酒がギルドの一階になだれ落ちる。
「ウォォォォォォォ!!!」
ハナ「あっはっはっはwwww
最高だゼェェwww」
裏ハナさんは有頂天になり色々ぶっ壊れている。
凛「あっはっはっはwwwwもうハナちゃんとか知らないにゃwwwwどうにでもなるにゃwwww」
穂乃果「凛ちゃんが壊れた!?」
海未「もう手遅れですね。」
新年早々こんな感じで大丈夫か?
と言われれば大丈夫ではないハンターズギルド。
ハンター達の叫び声と、
ハナの高笑いと、
皆の笑い声が辺りを包んでいる。
この後やりすぎだと国側から注意を受けたのはまた別の話だ。
今後のミストルを中心とするストーリーの展開が今から楽しみである。
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〜ドン・ドルマ〜
時は新年を過ぎた頃。
絵里が街を歩いていると、
???「お前がエリとかいうやつか?」
ローブの男が絵里に声をかける。
???「神々の導きを受け天空より舞い降りし血を違える異系の女。」
隣から変わった喋り方のローブを着た女性が男に続く。
???「異系っていうから期待してたのに普通に僕らと同じ人間じゃないですか。
ねぇライム様?本当にこの人に用事があるの?」
その横からさらに小柄なローブを着た男の子?がローブの男性に声をかける。
ライム「あぁ間違いない。アヤセエリと言うのが本名らしい。
あとな、ユズは話し方、オレンジは俺を様と呼ぶのをやめてくれ。」
ユズ「堕天せし我の言葉に常識は通用しない。選ばれし者の聖典に紡がれし言葉こそ我の真意を語るにふさわしい。」
オレンジ「俺の中ではライム様はライム様だからいやですよぉ。」
二人はライムの言葉にそれぞれ答える。
その駆け引きをよそに絵里は一人ライムの言葉に疑問を覚えた。
数学だけ不得手になってしまった絵里でもさすがに気づいたらしい。
絵里「そこのライムさん?なぜ私の本名を知ってるの?ストーカーさん?」
ライム「あぁ、そのことかな?」
ローブで顔は見えないが男はいたって冷静に返事をする。
ライム「詳しくは我々について来てもらえると分かるかな?」
絵里「私の身の保証は?」
ライム「もちろん大丈夫だ。仮にでも君がハンターならなおのことだろ?」
絵里「確かにそうね。で、どこに行けばいいの?」
ライム「少し長旅になるが、シナト村まで来てもらおう。」
シナト村、ホープの、龍人族の村だ。
ライム「そこの村長と会ってもらう。」
絵里の元に突如現れたライム、ユズ、オレンジの三人。
彼らの目的は?なぜシナト村へ?
絵里に告げられる真実とは?
To be continue?
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はい、皆さんあけましておめでとうございます。
マグロでございます。
あと10日で海外とか辛み…(1/9現在)
というわけでモン×ラブ新春SPどうだったでしょうか?
ハナちゃんの狩りが見たい!
と言うコメントがあったので(狩りには行けなかったけど)ハナちゃんにハンマーを振ってもらいました。
あとは絵里サイドストーリーに少し発展がありましたね。
次に書くのは1年後ですが!!
というわけで新年の挨拶とコメントはここまで。
次に皆さんとお話できる日を楽しみにしています。
マグロでした!!
(留学の準備終わってネェェェ…)
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