モンハン×ラブライブ!第9話
休みの日にパパッと書いてしまおうと昨日の夕方から今日の午前にかけてこれを書きました。どうもマグロです。
年末までは暇なんでそこそこのペースで書けるかもしれません。
今回も書くのに苦戦しました。いやぁ、お話を書くのは難しい。
下手くそ作者のクロスフェードを読んでいただけると幸いです。
前回はラーメンが喋って終わりました。
今回は作品中の空想キャラが多数増えましたが、作品の最後に詳細を入れました。
第9話 モンスターパレード
ラーメン「凛…あなたに言わないといけないことがあるわ…」
凛は言葉を失った。至極当然のことである。今まで、(⌒▽⌒)だの、´д` ;だのしか言わなかった自身の猫が口を開いたのだから。
凛「ま、まつにゃ。ラーメン話せたのかにゃ?」
ラーメン「えぇ、話せたわ。」
凛「あれ、まつにゃ…
その話し方聞いたことあるにゃ。
そうにゃ怪獣ツインテールに…」
ラーメン「誰が怪獣よ!!」
凛「あれ?違ったかにゃ?もしかしてダンまちに出てくる神様…」
ラーメン「誰がヘスティアよ!!」
凛「じゃああれにゃ!!プリキュアに出てきた!」
ラーメン「該当者が多くて突っ込めないわよ!!」
ラーメン「に、こ、でしょ!!」
凛「えぇ!?にこちゃん!?」
ラーメン「あんた本当にわかんなかったの?」
凛「本当にわかんなかったにゃ…」
凛「でもおかしくないかにゃ?この世界に来たのは凛たちだけのはずにゃ。」
ラーメンは大きくため息をつくと、
ラーメン「忘れもしないわ…まさかあれの原因があんたたちだなんて…」
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時間を遡ること数週間
〜部室前〜
歩く時も笑顔の練習にっこにっこにーでおなじみの彼女は部室前まで来ていた。
にこ「今日もにこは完璧にこ♡」
自信ありげにいつものポーズ。
意気揚々と部室に入ろうとしたその時。
絵里「ハラショォォォォォオ!!」
にこ「えぇ!?絵里どうしたのよ!?」
仲間の危機を察し部室の扉を開ける。
足を踏み入れる。
しかし足場は無く。
無慈悲な重力は皆平等という慈悲のもと、見境なく物を下へ、者を下へと引っ張ってしまう。
もちろん笑顔が引きつった彼女も重力様の慈悲によって自由落下だ。
にこ「にぃぃぃぃこぉぉぉぉ!?」
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凛「それで今に至ると。」
ラーメン「そういうこと。」
ラーメン「しっかしなんで私だけ猫なのよ!まぁ?可愛いからいいけど?」
もはや慣れた駆け引きを凛は華麗にスルーし物思いにふけた。
凛「多分あれにゃ、にこちゃんが猫になっちゃった理由想像がついたにゃ。」
ラーメン「え?あ、そうなの?」
凛の考察をまとめるとこうだ。
1.穂乃果、海未、凛は似たような人間が存在しなかったため心身共に転移した。
2.にこの場合は居酒屋スマイルに瓜二つの「ユクモにこ」が存在してしまった。
3.ゆえに心身はリンクせずアイルーに心のみ転移した。
ラーメン「ふざけんじゃないわよ!?」
凛「そうとしか考えられないにゃ!ドントマインドにゃ!!」
ラーメン「そんな…」
凛「でもにこちゃんのアイルーの動き本物そっくりにゃ。前世は猫か虎かにゃ?」
ラーメン「感覚的にわかるのよ。凛の考察通りなら体が覚えてるってやつじゃない?」
凛「凄いにゃ…流石だにゃ。
でもこれからどうするにゃ?凛たちはどうにか脱出する方法を見つけようとしてるけどにこちゃんも加わる?」
ラーメン「当たり前でしょ?私も一緒に元の世界に返しなさいよ!!」
至極当然である。
ラーメン「あ、あとこのことは穂乃果と海未には内緒にしてよね。」
凛「なんでにゃ!?二人にも話した方が絶対いいにゃ!!」
ラーメン「二人は気を使いすぎるのよ。凛ならいいと思ってそうしただけ。時を見計らって二人にも話すわ。」
凛「わかったにゃ。凛は誰にも話さないし、にこちゃんを離さないにゃ。」
ラーメン「ところで絵里は?」
痛いところをつかれたのはもちろん凛である。
凛「実は…」
二人の会話は日をまたぐまで続いた。
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移動日当日
〜ユクモ村前〜
村の前に行くとガタイのいい男性が数人と華奢な男女が一人づつとマキがいた。
すると見るからに最年長の男性が話しかけてきた。
???「よぉ、あんたらがマキが言ってたハンター達かい。」
穂乃果「はい、穂乃果っていいます。」
ゲンナイ「俺はゲンナイ。商い人をやってる。今回はよろしく頼むぜ。」
すると後ろのこれまたガタイのいい男性ハンターが声をかけてきた。
ハクガイ「ゲンナイの息子のハクガイだ。よろしく。」
次は華奢な男性が話しかけてきた。
カズ「拙者の名はカズと申す。以後お見知り置きを」
日本人の醤油顔。服装も日本の鎧と酷似している男性だ。
その隣にはマキがおり、軽い会釈で挨拶をすます。
残りの男性1人と女性は商い人らしくハンターではないとのことだ。
メンバーの挨拶が終わるとハクガイが口を開いた。
ハクガイ「今回の異常繁殖の事前調査をしてきた。内容を話そう。」
海未「よろしくお願いします。」
三人と三匹はハクガイのメモを見た。
ハクガイ「今回異常繁殖しているのはギアノスというモンスターだ。雪山に生息するモンスターで群れをなしている、が、今回は群れとかそういうレベルじゃねぇ。数百単位がうじゃうじゃしてやがる。」
凛「数百ってなんにゃ!?」
マキ「原因も不明。だから私たちで狩りをしながら原因の究明も行うわ。」
通常ギアノスはドスギアノスを中心に5〜10匹の群れをなす生物だ。それが数百となるとどれだけのドスギアノスがいることになるのやら。
まさしく連合軍といったところだろう。
沈黙が場を満たす中、ゲンナイが声を張る、
ゲンナイ「では、武器の貸し出しを行おう!どれ、俺が選んでやる!」
場を和ますのには十分な声量だった。
数分後
ゲンナイのチョイスの元皆に装備が配られる。
海未「私のはレイア装備ですね。弓は私が慣れているので王牙弓を使います。」
穂乃果「私はジンオウ装備だね。武器は慣れてるバーンエッジを使うよ。」
凛「凛はナルガ装備のままにゃ。武器は、知らない武器だにゃ。」
凛の双剣はユクモのもの上等品であろう。
刃渡40〜60cm。どこにも曇りはなく素人目で見ても素晴らしいと思えた。
マキ「それは真ユクモノ双剣よ。でも只物じゃないわ。偶然できた切れ味がおかしいものよ。」
ハクガイ「木材程度なら刀を乗せただけで切れる。数年に一度のレアものだ。」
凛「へぇ、これなら凛でも攻撃できそうにゃ!!」
ゲンナイ「それでは出発する。ベースキャンプまでは全員で移動。後に、穂乃果、海未、凛、ハクガイ、マキ、カズで雪山に突入。荷物が通れる道の確保を頼む。」
ゲンナイ「では行くぞ!!」
全員「おぉ!!」
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数時間後
〜雪山〜
吹き荒ぶ雪風の中ギアノスに囲まれる六人がそこにはいた。
百聞は一見に如かず。とても有名なことわざだ。聞くより見ろ。その真意はやはり実感してこその物である。
穂乃果「こんなのキリがないよ!」
右を見ても左を見てもギアノス。
盾で攻撃を流す。敵を切る。
味方の援護を元に追撃をかます。
また来る敵を切る。切る。切る。
この繰り返しである。
ハクガイは大剣。カズは太刀を使用しているらしい。
二人とも筋金入りのハンターであることは間違いないらしい。
彼らもた穂乃果と同じく休みなく敵を倒している。
しかしモンスターは減らない。
この世界ではモンスターの異常繁殖の事を「モンスターパレード」と呼んでいる。
由来は「人を飽きさせない」である。
右も左も敵、敵、敵、飽きないが戦意はもがれる。なんともやらしいパレードだ。
(皆疲労がたまっているわ。)
冷静沈着なマキは攻撃を続けながらも思考を続ける。
最善手は何か?戦い続けるか?きりがないだろう。
マキはたまらず声を散らす。
マキ「一旦引くわ!こっちよ!!」
マキの声に応え皆動き出す。
メンバーはギアノスのいない雪山の奥へと逃げていく。
マキの判断は間違ってはいないだろう。雪山の奥に逃げることを除いては。
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雪山山頂付近
凛「さすがに多すぎるにゃ…」
ハクガイ「俺が前に来た時より増えてやがる…何がギアノスをあそこまで増やしたんだよ…」
マキ「それがわかんないから来てんでしょ。なんでかは浮かばないけど。」
肩で息をするメンバー。
回復薬などは幸い数がある。
皆思い思いに態勢を整える。
皆が黙った頃合いを見て海未が口を開く。
海未「私に一つ思い当たる節があります。」
穂乃果「なになに?なにかわかったの?」
海未「推察の域ではありますが。生き物が増えるときは冬が近いか、その個体に絶滅の危機が迫った時と昔本で知りました。今回のギアノスは寒さに強いモンスターだと思えるので後者が妥当かと。」
メンバーは海未の考えを最もだと捉えた。
しかし肉食種のギアノスを絶滅まで追い込むようなモンスターがいると思うと、賛同はしたくもなくなった。
しかしその時、
空気が張ったのをハクガイは感じ取った。
絶対的な質量の絶対的な何かの接近を。
ハクガイ「全員黙れ!!隠れるんだ!!」
ハクガイの素早い指示の中全員が思い思いの場所に隠れる。
次の瞬間だった。
ズゥゥン…
そいつは空から飛翔してきた。
盛り上がる筋肉、鋭い眼光。
ギアノスなんざ相手ではない覇者の名にふさわしいそいつはやってきた。
轟龍ティガレックス。
ここ雪山で危険視されているモンスターの一つだ。
偶然同じ場所に隠れた穂乃果と海未。
海未は、はっと息を飲むと一つの結論にたどり着いた。
海未「穂乃果、ヘンゼルとグレーテルって知ってますか…」
穂乃果「?」
海未「ティガレックスはギアノスをグレーテルの如く扱っているんでしょう。獲物は太らせてからとる。
危機に瀕したギアノスを増やし、抽出母体を増やし。うまいギアノスだけ食べようとしている。今考えれば簡単なことでした。」
穂乃果「まじで…?」
自分らしくない反応だと内心苦笑を隠せない穂乃果だった。
(おいおいまじかよ)
ハクガイは苦虫を潰したような顔をしている。
新米ハンター三人に玄人三人。
(足手まとい不可避の三人を三人でカバーなんて、カバーで人が尽きちまう。)
ハクガイの頭は瞬時に状況を判断。脱出のことに頭を切り替える。
しかしヘンゼルとグレーテルの魔女はいかんせん腹を空かしていたらしい。
ハンターの匂いを嗅ぎつけ穂乃果達を捕捉。
轟!!
鼓膜を破らんとティガレックスの方向が空気を切り裂く。
(これは無理だわ。やるしかねぇわ。)
ハクガイは逃走を断念。ティガレックスとの闘争を試みる。
ハクガイ「やるぞてめぇら!!足だけはひっぱんじゃねぇ!!」
ゲンナイ譲りの大声でメンバーを鼓舞する。
それに呼応するように他の五人も動き出す。
カズ「6人もいれば問題ないっ!」
太刀を抜刀しながら駆け出すカズ。
マキ「ほら!あんたたち!初仕事よ!!」
ペイントボールを標的に投げつつ穂乃果達に声をかけるマキ。
穂乃果「よしっ!!やるぞ!!」
海未「何もやらないより数倍ましです!!」
凛「凛の力見せてやるにゃ!!」
地球育ちの新米ハンター三人も駆け出す。
今モンスターパレードの根源を断ち切らんと穂乃果達が動き出す!!
To be continue?
メンバーが増えたので武器紹介。
+作中に出てきたメンバーの軽いプロフィールの説明を。
(大体装備は一式で揃えてるので簡略化します)
穂乃果
ジンオウ装備(借り物)
バーンエッジ
海未
レイア装備(借り物)
王牙弓
凛
ナルガ装備
真ユクモノ双剣(借り物)
(切れ味チート仕様)
ハクガイ
ディアボロ装備
輝剣リオレウス
本作では説明しませんが輝剣はゲンナイからの譲り受け物。
出身地は第1作でおなじみココット村です。
ゲンナイさんは怪我で引退したハンター設定なので息子はそれを継いだ形です。
外見は少し長めのオールバック。
肩幅も高さもデカイ。
いかにも大剣使いって感じです。
カズ
ジエンモーラン装備
真ユクモノ太刀
カズは日本人寄りの設定なのでジエン装備です。
出身地はバルバレ。
装備は4gの世界観出身なのでダレンモーランとかジエンモーランとか狩ってたからという理由もあります。
元々はゲンナイさんの弟子だった設定のつもりです。
お侍さんです。髷もゆってます。
背がある細マッチョって感じですね。
マキ
レイア亜種装備
フルフルボウⅡ
(マキは2gのポッケ村出身のハンターのつもりです。
自分が初めて触れたモンハンシリーズ出身はμ'sメンバーに頼みたいと思ってました。
レイア装備は一応借り物ですが行商人メンバーの一員なので無期限貸出状態。
フルフルボウⅡは2gといえばフルフルと思って持たせました)
その他メンバー
ゲンナイ
元ハンター。
腕は銀レウスを狩れたほど。
出身はココット村。
引退理由はテオテスに足をやられたという無理やり設定。
杖を突いてるつもりです…
印象は4gの我らの団の団長って感じです。
作中では書きませんでしたが行商人のメンバーで男性と女性を一人づつ紹介していませんが、男性はいるだけです。
女性の方はスピリチュアルな彼女のつもりで今後書いていく予定です。
説明は以上です。
次回は記念すべき第10作ですね。
ティガレックス戦をどのように書くかウンウン悩んでます。
凛ちゃんにティガレの眼球ぶち抜いてもらおうかなー。とか。
ハクガイの溜め斬りで尻尾ぶった切ってもらおうかなー。とか。
海未ちゃんとマキちゃんになんかタッグ技してもらおうかなー。とか。
長々と話しましたが説明はここでおしまいです。
第1作が200人以上の方に読んでいただいてもらっていたようでなんかもう、ね?
これからも頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
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