【艦これ】青葉のカセットテープ集
カセットテープ、良いものですねー。音楽聴いたり、ある時は取材道具に使ったり、ある時は誰かの会話を録音したり…
注意
完結済み
キャラの性格は察してくれ
単冠湾、人気の無いとある場所…
やぁやぁ。私です、青葉です。
いやぁ…、どうですか?体の調子は?
…ふむふむ、まだ完全な状態ではないと。手足がまともに動かないのは当たり前ですよ、仕方のない事です。
明石さんと夕張さんに感謝する事ですよ?あー、あと大鳳さんもでしたっけ?全く、貴方の為に資材をどんだけ注ぎ込んだのやら…、大変だったんですよぉ?
いきなり開発資材100、各資材9000オーバーの消失なんてしたらそりゃ大騒ぎですよ!秘書艦の長門さんなんて青筋浮かんでましたよ〜あはは!
まぁ、資材の消失は赤城さんが全部つまみぐいしたってでっち上げて事なきを得ましたよ。赤城さんそのあと皆さんからリンチにあってましたがねぇ…
そうだった、こんな話をしている場合じゃあありませんでした。えーと確か取材バッグに…、これです。カセットテープ!楽しみにしてたでしょう?
え、そうでもない?またまたぁ、素直じゃないですねぇ〜。球磨さんが食堂で麻雀してたところとか傑作でしたよ!
…え?盗聴は駄目?いやいやいや、何を仰いますか!カセットテープの録音機能がたまたま使いっぱなしだっただけですよー
そうです、たまたまです。ま、そんなことよりも早く聴きたいでしょう?貴方の顔はそんな表情しています。
………。
カセットテープ
『時雨図書館での会話』
単冠湾は大雨に見舞われると全ての活動は中止となる。遠征、出撃は勿論だが、演習もである。そうなると事実上の休暇であるが、する事があまりない為(不活動組は元からなので麻雀などを行っているが)よく、時雨が経営する図書館に活動組は大雨の日には来るのだ。
文月「ふみゅ〜、時雨ちゃんオススメの本はなぁーにー?」
時雨「そうだね、文月にオススメする本は坊ちゃんかな?」
文月「私、むずかしいのは分からないよー…」
時雨「あれ、そうかい…。じゃあ、スイミーはどうかな?面白いよ」
文月「絵がかわいー!時雨ちゃん、私これ借りるよー!」
時雨「うん、いいよ。じゃあこの貸出中カードをそこの掲示板に掛けといてね、返却は来週までだよ」
文月「うん。分かったー、時雨ちゃんありがとー」
時雨「うん。じゃあね」フリフリ…
…ガタッ。
時雨「ふぅ…、ひと段落かな。みんな雨の日に来るから忙しいから困るよ…。おっと、愚痴をこぼす暇があったら本の続きを読まないと」ペラッ…
…ザァアアアアア…
時雨「雨って落ち着くね。安心するというかなんというか…」
???「ぽーい…」
時雨「…?今、なんか声がしたような?」
???「ぽいぽいぽーい!」
時雨「…」
ガタッ…
時雨「夕立。図書館では静かにしてくれないかな?」
夕立「えー、夕立、時雨と遊びたいっぽい」
時雨「僕は閉館まで忙しいから、遊ぶならその後だね」
夕立「ぽーい」
時雨「夕立ってそんなキャラだったっけ?」
夕立「なんかねー、夕立はぽいぽい言っておけばキャラが立つらしいっぽい」
時雨「誰に言われたのさ…」
夕立「青葉さんっぽい」
時雨「駄目だよ、あんなのをアテにしたら恥をかくよ?」
夕立「時雨が言うならそうするっぽい」
時雨「…どんどんぽいを減らすように努力しようね」
夕立「口癖減らすの頑張るずい!」
時雨「別の口癖になってるよ…」
夕立「…時雨ー、夕立も本が借りたいなー」
時雨「夕立が?珍しいね。僕のオススメは坊ちゃんだよ」
夕立「題名がお嬢さんなら夕立借りてたっぽーい」
時雨「…」イラッ。
夕立「時雨、おこなの?」
時雨「時雨、怒ってないよ…」
夕立(どうみても怒ってるっぽい)
時雨「坊ちゃんの良さを分からないなんて…、『こころ』の、Kみたいな目に遭えば良いのに」
tip
こころ。夏目漱石の作品の一つ。
ご存知だと思うが、坊ちゃんも夏目漱石の作品である。
夕立(言ってることが分からないけど、嫌味なのは分かる!)
時雨「じゃあ、これで良いよ。人間失格夕立に是非読んで欲しいな!」
tip
人間失格
これは太宰の作品である。
…余談だが、走れメロスの誕生秘話はとても面白い。
夕立「ぽーい…」
時雨「返却は来週…と言いたいけど、喜んで良いよ夕立。特別に二週間貸してあげるよ!なーに、僕と夕立との仲じゃないか、遠慮しないで読んでね、感想も待ってるからね!」
夕立「」ガタガタ…
時雨を怒らせると恐ろしい…、改めてそう思った夕立であった…
時雨さん怖いですよねぇ。顔が笑顔なのに目が笑ってないですもん。それだったら、しかめ面した加賀さんに怒られた方がまだマシですね〜
え?今度加賀さんに言っておく?いやいやいや!?ちょっと待ってくださいよぉ〜
………。
いや、本当マジで勘弁してください。はい、私が12割気持ち+3割悪かったです!!
でも、貴方がそんなことを言うって事は早くこの場所から出たいってことですね?分かります、ここ、人気無くて暗いですからねぇ…
私、明石さん、夕張さんのローテでここの場所を監視してますが、夜は怖いですよ。
…では、次のカセットテープを再生しますよぉ。
カセットテープ
『木曾と天龍とまるゆのやり取り』
木曾「しゃあ!!行くぜ天龍!」
天龍「おう!いつでも良いぜー」ぶんっ!ぶんっ!
まるゆ「ぷ、プレイボール!」
木曾と天龍とまるゆの3人の中では野球が流行っていた。
木曾か天龍の一方がピッチャーで、もう一方がバッター、まるゆは必ずキャッチャーである。まるゆがキャッチャーなのはまともに投げられないし、バッターも見当違いの方に振ってしまう為、仕方ない事なのだ。
木曾「…うりゃあ!!」ビュン!
木曾の投げスタイルはサブマリン投法。そこから繰り出されるのはえげつないほど変化するカーブである。
天龍「うら!!」ぶんっ!スカッ…
まるゆ「す、ストラーイク!」
天龍「ちっ、もう少し下だったか…」
カーブの予想は合っていたが、変化の幅までは合わせる事が出来なかったようだ
木曾「へっ…、自分の寮で特訓した甲斐があったぜ!」
木曾は負けず嫌いの性格為か、ここのところ空いている時間を見つけては素振りをしていたそうだ。しかし、上の4人の姉にはたいそう冷ややかな目で見られたそうな。
天龍「その努力は認めてやるが、勝負はまだ終わってねーぞ!!」
木曾「分かってる…よ!」ぶんっ!
続いて放り投げた2球目、鋭い投球はスピードが落ちることなく、そのままど真ん中へ
天龍「!?」ぶんっ!チッ…
まるゆ「ファール!」
天龍の振りかぶった2球目はバットには当たりはしたが、掠めただけに過ぎなかった。
天龍「…驚いたな。伸びの良いストレートだったぜ…」
木曾「ふふ…怖いか?」
天龍「それは俺の臺詞だ!」
木曾「最後はこの新技で決める!消える魔球!!」
天龍「消える魔球だと…?」
消える魔球を聞いた時は驚いた天龍だったが、次第に驚きは高揚に変わった。
天龍「消える魔球ぅ?そりゃあ楽しみだな!!」
木曾「これで、止めだぜ!!」シュッ…
木曾が放り投げたボールは、天龍に向かって投げた危険球。まるゆから見ても明らかに消えていない。だが、天龍には消えて見えていた…
天龍(本当にボールが消えた!?ど、何処だ?)
理由は天龍の眼帯と立つ打席に問題があった。
天龍の眼帯は右眼にはめており、しかも打席は右打ち。ボールは見にくく、ボールの場所が判るのはホームベースギリギリであった。だが、天龍はその事を判ってて打席に立っているので、何故ボールが消えたのか分からなかった。
バンッ!!
まるゆ「す、ストラーイク!」
天龍「ま、マジかよ…」
まるゆの取ったボールの位置は天龍のストライクゾーンギリギリ。天龍の頭に狙ったボールは急激に落ちるカーブで対応していたのだ。
天龍「木曾もなかなか成長したな…」
木曾「当たり前だろ?だって俺だぜ?」
天龍「お前の消える魔球のトリックは大胆だな…、次からは左打席で打ってやるよ!」
木曾「なんだ、左打席でも打てたのかよ!」
天龍「まぁな、だが。もう負けはないぜ!消える魔球もこれで攻略だからな!」
木曾「へっ、ほざいてろ!次もアウトにしてやるよ!」
まるゆ「あ、あのー。そろそろ時間です…」
木曾「おっと、そろそろ遠征終了時刻か。悪ぃ天龍。長門の所に報告に行ってくる」
天龍「もう時間かー。短いな、まぁ良いぜ、また明日な!」
木曾「おう!」
木曾は遠征の報告に向かう。実は木曾は遠征をサボって天龍と遊んでいたのだ。詳しい話は一つ前のお話、やさぐれ大鳳とやさぐれクマちゃんを見れば分かる。
木曾は今日も満足そうな顔で、長門の執務室に向かっていった…
…え?カッコいい声をしてるけどどんな人ですって?
厨…戦いが好きな人ですよ。私のメモによると、木曾さんの格好は天龍さんに憧れて真似たそうです。
当初の木曾さんは普通の人でしたよ?
球磨さんが言うには吹雪さん並みに普通の性格でつまらなかったそうです。ある日その性格を北上さんが指摘したら、木曾さんは変わってやる!!と言い出して部屋を飛び出したそうです。で、丸一日して戻ってきたら、天龍もど…あの様な性格になったらしいです。
…え。是非その2人が見たい?
物好きですねぇ…
それよりも吹雪さんの方が良いですよ。最近の吹雪さんは少し変わっててですねぇ…
カセットテープ
『吹雪と駆逐艦達の会話』
単冠湾、娯楽室…
吹雪「これは本当に必要だったんでしょうか!」
駆逐艦s(また始まった…)
吹雪「昔から人々というのは、様々な試行錯誤を繰り返してきました。何をどうすれば面白いとか、ここをこうすれば快適じゃないか。とか…」
雪風「吹雪ちゃんはなにが言いたいの?」
吹雪「早い話、最近の世の中はこれは本当に必要だったのか?と疑問に問いたくなる事が多いんです!!」
若葉「ふむ」
吹雪「例えば秋津洲さん!イベント報酬だからって性能が良いわけでもない!苦労して手に入れたのにこんな扱いはないだろうと!必要だったんですか?!」
深雪「仲間を貶すのやめろよ話が荒れるだろ?」
吹雪「いいえ、これはまだ優しい方です。まだあります。アニメ艦隊これくしょん!3話!」
tip
アニメ艦これ3話
アニメ艦これ3話は色々と衝撃だった。まさか、轟沈するとは…続編では新たな犠牲者が出ない事を祈る。
睦月「…」
如月「…」
弥生「…」
吹雪「観ましたよ、私が超活躍すると聞いて1話から観てきましたが、なんですか?私の如月ちゃんが沈んでいるじゃないですか!?」
如月「ま、まぁ…//吹雪ちゃんったら…」
吹雪「私の心まで沈みましたよ!何がしたかったんですか!?だいたいこの手のアニメで沈めちゃダメでしょ!私みたいな如月ファンは何処に怒りをぶつければ良いんですか!」
睦月「相変わらずのキレキレだよ…」
吹雪「そんなに沈めたいなら那珂ちゃん辺りを沈めて後日ドロップみたいなオチにすれば良かったですよ!」
弥生「いや…、それはそれで…駄目だと思う…」
吹雪「他にも必要なのか?と思った物です!」
・梯形陣
・友軍艦隊
・年末行われたしめ縄イベント
・アニメ艦これ続編
tip
梯形陣
艦これの戦闘陣の一つ。これに関してはデメリットが多いと言う噂が…
だが、何故か夜戦マップでは人気がある陣らしい。メリットがあるのか分からないが。
吹雪「絶望しました!不必要な事が多い世の中に絶望しました!」
初雪「な、何が必要で何が不必要なのかは、個人次第だし…」
吹雪「あーもうやだ!私、改ニになるもん!私だけでも必要な存在になってやるぅうううう!!!」
曙「やれやれだわ…、こんな態度の吹雪が必要な提督は何人いるだろうか」
吹雪「ど、どういう事ですか!?」
曙「必要、不必要だと言うけどさ。私的に今のあんたは不必要ね、うるさいし」
吹雪「…なっ!?」
雷「そうねー、必要必要言ってる割に吹雪が必要かどうかを考えると、うーん…ってなるわよね」
吹雪「ちょっと!?」
暁「じゃあ、今の吹雪ちゃんは必要ないね。ね?みんな?」
駆逐艦s「うん」
吹雪「そ、そんな…。私が不必要?この主役級の私が…?ぐ、おおおををを!?絶対に、絶対に必要になって帰ってくるんだからぁ!!」ダダダッ!!
ガチャ、バタン!!
若葉「必要とか不必要よりも変わってくれれば何も文句はないのだがな」
雪風「あっ、今若葉ちゃんが良い事言ったー!」
若葉「…そうか?」
この後、吹雪は1人オリョクルを行い吹雪改になれる所まで練度が上がったそうだ。だが、必要となる存在になるまで改にならないそうだ。
どうですか?吹雪さん。お茶目でしょう?うちの艦娘達はキャラが濃いですからねー
……。
え、濃すぎる?今の世の中キャラの濃さほどキャラを覚えやすい特徴はないですからね!私はほら、優秀な取材キャラですからぁ〜
……。
貴方にはどんな特徴があるでしょうね?明石さんからは、速度重視に改造してると言ってましたが、夕張さんからは様々な機能を付けたとおっしゃっています。それは、本当に必要なものでしょうかねぇ?
今日のテープは残り2本ですよ。私だって全部聴かせるわけじゃないですよ。ネタが尽きるのですよー
ただでさえこのカセットテープを作るのは大変なんですよ?ああ、こちらの話ですはい。
ではでは、次はこれを…
カセットテープ
『加賀と瑞鶴のお話?』
射撃場…
加賀「…よくもまぁ、こんな腕で敵を撃破してきたわね。五航戦ってこんなものだったかしら?」
瑞鶴「ぐぐぐぐ…!」
現在の瑞鶴は、この頭でっかちの無表情野郎の加賀に怒られています。
たかだか的当てにこんなケチ付けることないでしょう!
加賀「…何?その顔は不満があるのかしら?」
瑞鶴「別にありませんけどー、まぁ強いて言うなら。的当てごときでなんで文句つけられないといけないのかなーって!的には当たってるでしょう!」
加賀「…ふっ」
は、鼻で笑われた?こ、この野郎!
瑞鶴「なによ?」
加賀「それだから甘いのよ、五航戦のヒヨコ」
ぶちっ…
瑞鶴「もー頭にきた!!おうこら加賀今から的当てで勝負よ!」
加賀「別に構わないわよ。ハンデは片目瞑りくらいが良いかしら?」
瑞鶴「無しでいいわよ!あんたなんか怖くない、吠え面かかせてやるわよ!!」
加賀「…そう?じゃあ、的当てのルールは私が決めるわよ」
瑞鶴「なんであんたが決めるのよ?!」
加賀「怖いの?」
瑞鶴「はぁ?」
加賀「的当てのルールを決めるくらいでヒヨコはピーピー鳴くのね」
ぶちぶちっ!?
瑞鶴「やってやるわよ!どんなルールでもやるわ!!」
加賀「(やりました)じゃあルールはこうするわ。蒼龍。書くもの持ってきてちょうだい」
蒼龍「えっ?あっ、はい」
カキカキ…
加賀「できたわ」
一、的当てに使う的は直径30cmの的
一、距離は20mの場所から
一、加賀、瑞鶴、加賀…と交互に撃つ
一、的はどちらかが外すまで絶対に変えない
一、矢を撃つ事に間宮券、伊良湖券のどちらかを支払う
一、矢を外した時点で決着。その時点で集まった券は全て勝利した方に回収される
加賀「文句ないわね?」
瑞鶴「ちょっ、勝負に間宮券伊良湖券使うの?」
加賀「当たり前でしょう?ね、赤城さん」
赤城「はい!当たり前ですね加賀さん!」
あ、あの暴食、絶対加賀に買収されたわね!?
加賀「航戦のリーダーが言うのだから間違いないわね。じゃあ、始めるわよ…」
こうして、私と加賀は勝負を始めた。
お互いに一歩も引かない勝負だけど…途中からここで問題が出てきた…
飛龍「36本目。瑞鶴の番です」
瑞鶴「ま、待ちなさいよ…的をよく見なさい!もう端っこらへんしか空いてないじゃない!」
加賀「…で?」
瑞鶴「で?じゃないわよ!もう当たる場所がほとんどないって言ってるのよ」
加賀「多少は残ってるのでしょう?」
多少って後、5cmしか隙間空いてないんですけど!?
瑞鶴「ここで負けたら間宮伊良湖券が…」
あっ、やばい。手が震えてきた…
で、でもここで当てればほぼ勝利確定。ここさえ凌げば私の勝ち!あの加賀の奴にでかい顔ができる!!集中集中…
瑞鶴「ふぅ……、…!」
スパンッ!!
飛龍「め、命中!」
瑞鶴「や、やったわ!」
飛龍「37本目、加賀」
加賀(ふぅん。やるじゃない」
瑞鶴「へ?いまなんて?」
スパンッ!
加賀「やりました」
飛龍「め、命中…。嘘でしょ…」
む、無理矢理隙間を作って的にねじ込んだ…?どんな矢を射ってんのよあいつ!?
瑞鶴「…お、おぅ…」
加賀「降参かしら?」
瑞鶴「は、はい…」
もう、当てられる隙間もない。私の負けは確定した…
加賀「沢山の間宮、伊良湖券を手に入れました」ホクホク…
私の間宮、伊良湖券がぁ……、ひ、酷い、鬼、悪魔っ!!
加賀「じゃあ、5枚は赤城さんに…」
赤城「ありがとうございます!加賀さんズッ友でいましょう!」ビュン!
そういうと赤城さんは速攻で射撃場を出ていった…あの暴食め!!!
加賀「で、間宮、伊良湖券を8枚ずつ私に…残りは、ヒヨコに返すわ」
瑞鶴「ぴよっ!?…じゃなくて、なんのつもり?」
加賀「こんなに券があっても邪魔だから。そんなことも分からないのかしら?」
瑞鶴「…あ、ありがたくもらっておくわ!」
加賀「…少しは成長してるところもみれたわ」ボソボソ…
瑞鶴「何か言った?」
加賀「別になにも。私は赤城さんと御飯食べるから、後片付けよろしく」
…こ、今回は私がたまたま負けただけであって次はこうはいかない!覚えてろ!加賀!!
飛龍「加賀って割とツンデレだよね」
蒼龍「だね」
次で最後のテープですねぇ…、また夜が明ければお別れ〜ってやつです。
……。
意味が分からないと?
夢は遠き幻ですよ、悪い夢だろうが、良い夢だろうが全ては覚めてしまうんですねぇ…
あなたが追いかけるのは現実ですよ?夢を追っても辿り着けません。現実を受け入れることです。
早くこのカセットテープを聴き続ける夢から覚めて皆さんとお話できる現実を追いかけるんですよー
ではでは。これは最後のテープです。ここら辺に置いておきますから…
………?
は?届かない?リハビリと思ってそこから動けばいいんですよぉ。ま、この距離なら5分くらいで辿りつくと思います。
頑張ってくださいねー
ガチャ…バタン。
…………!?
……。
…。
ガシャン!?
ザザッ…ピーーー…
カセットテープ
『単ー湾全体の断ー的会ー』ザザッ…
時雨図書館…
ねぇ…知ってーい?
単冠湾のーーのドッグ
ザザッ…
ーそれ?ザザッ…
いやね、単冠ーの裏山があーーしょ?あそこさー、昔はー渠ドッグがあっーそうだけど。ザザッ…
どうも、最ー誰かがーるようなのよね…
ザザッ…
なーそれ怖いっーい…ザザッ…
ピー…
単冠湾外…
本ーですって!僕ははっーーと見たんですよ!
ザザッ…
なにをーよ?
明ーさん、ー張さんがその使われていない入ードッグにー入りしているを!ザザッ…
ふーん。最近起きた資ー消失事件とーかー系あるのか?ザザッ…
いや…、ーーーでは、判りませーけど…
何だそりゃ…
ピー…
娯楽室…
今度肝試ーしてみなー?ザザッ
ど、どこによ…
単冠ーの裏山、ーわれていない入渠ーーーよ!ザザッ…
や、やめた方がーーのです…
ザザッ…
なに、ー怖いの?
でも、彼処出入りー止の看板もーーし、しかも、青葉さんとか、明石さんがーーっていて入れないよね?ザザッ…
それは朝とーだけだろ?夜なら、ー丈夫じゃね?ザザッ…
最悪、ー装を付けて行けばーーないだろうザザッ…
じゃあ、今度行こうか…
ピー…
射撃場…
瑞ー知ってるよね?ーーの噂。ザザッ…
あー、夜になるとー山の使われてない入渠ドッグに明かりがーいているって話だっけ?ザザッ…
そうそう、赤ーさんと加賀ーんが気になってーーうがないから、今度見にーこうかってザザッ…
こ、ーーわねそれ…ザザッ…
あれ?ー鶴ビビってるぅ?ザザッ…
び、ビビってーいわよ!行ってやろうーーない!ザザッ…
ようし、今度見に行って確かめるぞー!
ピー…プツン……。
単冠湾の何処か…
明石「ふぅ…ひと段落ですね」
夕張「最後のメンテナンスも終わったから後はあの人の頑張り次第ですね」
明石「でも心配なんですよねー」
夕張「何が?」
明石「最近単冠湾でほら…」
夕張「ああ、あの噂ね。このままだと入渠ドッグに突撃されるわね」
明石「どっちが先なんでしょうね、あの人が入渠ドッグから出るのが先か、あの人が入渠ドッグで見つかるのが先か」
夕張「せめて入渠ドッグ以外から見つかって欲しいわね。入渠ドッグで見つかった=不完全って言うのがバレますし。長門さんからすれば解体命令直行コースですし」
明石「せめて、動けるアピールをしておかないとマズイですよね…あれだけ様々な機能を付けているんですからね」
夕張「そうよねー、大鳳も楽しみにしてるからね。ここまでの苦労は無駄にしたくないわね」
明石「見つかるのも時間の問題ですが私達でなんとか頑張ってあの人をアピールさせましょう!」
夕張「そうですよね。ここまで来たんですから働いて貰わないと困りますよ!」
明石「では、そろそろ夕張さん定期報告はお開きで…」
夕張「そうね、また空いた日に」
ガタガタ…
バタン…
おしまい。
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