2016-02-21 05:13:48 更新

概要

眠い頭で書いたSSはお話として成立しているのか…
眠いです…


3000字で終わるSSS


書く理由?

2016冬イベでドロップしたので。



突然ある日うちの泊地に提督が着任した。

なんか、見た目が好青年で、しかもカッ、カッコいい。

だけど、私には少し気になることがある。


彼の面影?魂?雰囲気?から…信濃の気配がするの…




執務室…


浜風「おはようございます提督!」


提督「うん。おはよう。えーと…」


浜風「浜風です」


提督「そうそう、浜風さん。すまないね、僕は名前を覚えるのに精一杯でね。それにしても、名前に同じ漢字がある艦娘が多いよね」


浜風「そ、そうですね。雪風とか、島風とか天津風さんとか秋津風さんとか…」


提督「君は凄いね。僕はもうその時点でお手上げだよ…」


浜風「えーと、そのうち覚えますよ!心配いりません!」


提督「そうかい?ゆっくり覚えれれば良いけどね。ところで、浜風さん」


浜風「あっ、呼び捨てで構いません」


提督「うーん…、じゃあ浜風」


浜風「な、なんでしょう?」


提督「今日はどんな用で執務室に来たのかな?昨日と一昨日も来たけど、特にこれといった用がなかったよね?」


浜風「わ、悪いですか?!」


提督「いや、別に悪くはないよ。けどさ毎日のようにこう来られると何かあると思うんだ。そして、君…いつも緊張してないかい?」


浜風「気のせい、だと思いますが…!」


提督「…じゃあ」スッ…



浜風「?え、えーと…?何故、手を出しているのでしょうか…」


提督「握手だよ、握手。嫌いかい?」


浜風「なっ何故!?」


突然の提督の行動に驚く浜風。


提督「仲良くしようって意味の握手だよ、握手は嫌いだったのなら、この手は文字通り悪手だったね…」スッ…


そう言って寂しそうに手を引っ込める提督。


浜風「あっ…、す、すみません」


提督「ううん。別に気にしてないよ、浜風も僕のちょっとした行動に付き合ってありがとう。そこの椅子にでもくつろいだらどうだい?なんならお菓子でも…」


浜風「いえいえいえ!?結構ですから!提督がそこまでしなくても大丈夫ですから!」


提督「そうかい。残念だね」


浜風「あ、あの提督。私がここのところ毎日執務室に来る理由を説明をしようと思うんですが…聞きます?」


提督「いきなりだね?そう言われると聞きたくなるね、うん」



なんだろう、このふわっとした会話風景…



浜風「私が毎日来る理由。それは…提督の事で気になることが…」


提督「なんだろうね…、加速装置で最大何キロ走れると…」

浜風「違います」


提督「」



割と提督は夕張達につけてもらった機能で加速装置がお気に入りで、みんなに話そうとするが、あまり聞いてくれないので、すこし寂しいのだ…



浜風「私が気になることは提督の雰囲気?でしょうか、面影と言えばいいのか…信濃、信濃の気配がするんです!」


提督「信濃?……誰?」


浜風「それは…、昔、守りきれずに沈んでしまった人で…」


提督「そう…、それは…悲しいね。でも、僕に信濃さんの気配が?」


浜風「そうなんです。なんででしょうね…、提督とは全く接点がないのに…」


提督「分からないけど、最初から信濃さんに似てるのか、それとも…」


浜風「そ、それとも?」


提督「…ま。気のせいかな…」


浜風「なんですかそれ!!」


期待外れの答えに思わず叫ぶ浜風。


提督「もしかしたら僕が信濃さんに似てくるとかだったりして…」


浜風「えっ…」


提督「はいはい、この話は一旦中止。それよりも浜風、この前のチョコは美味しかったよ。また作って欲しいなぁ…なぁんて」


浜風「えっ?えっ?」

突然話を切られ、突然チョコの話にあたふたする浜風。あたふたするのには理由がある。ついこの前はバレンタインデーであり。様々な艦娘がチョコレートを持ってきた日であり、浜風もその1人であったのである。


提督「でも、君のチョコは凄かったよ。わざわざハート型にしたのは理由があるかい?」


浜風「えっ…いや…」

ハート型にしたのは義理ではないが、本命でもない。なんでこんなチョコを作ったのだろう…


提督「しかも、間にはビスケット?が挟んであったから普通のチョコとは違うよね。特別な作り方ができるんだね?」


浜風「あっ…うぅ…」

少し顔が赤くなる浜風。本当になんでこんなに手間のかかるチョコを作ったのだろう…


提督「着任したばかりの僕にこんなに手間のかかるのを作ったのは本当に僕の為なのかな?」


浜風「………」

どうなんだろう。そこを聞かれると疑問が現れる。本当に私は提督の為に作ったのだろうか?


提督「これってさ。信濃さんの気配がしたから、もしかしたら僕が信濃さんかもしれないから作ったりして…」


浜風「……くっ」

そうなのかもしれない。私もこんなに出来の良いチョコを作れるとは思っていなかった。誰が為に作ったと言われれば今ならこう答えるのであろう。


浜風「…信濃さんの為かもしれませんね」


提督「かもね。僕の為にここまで本格的なのを作れるのは中々のことだからね。でも、信濃さんもきっと喜んでいるかもしれないよ?」


浜風「えっ、それってどういう…」


提督「ここにはいなくても、見守ってるかもしれないって事さ。肉体は死んでも精神は残り続けるものでね。案外信濃さんは何処かに宿っているかもしれないね」


浜風「言ってることが分かりません…」


提督「…まぁ。こういう話ってオカルトだからね。信じる人と信じない人がいるからね。生まれ変わりとか」


浜風「生まれ変わり?まさか…」


提督「ある日、信濃さんが生まれ変わって出てくるかもしれないね。その時は笑顔で迎えてあげなよ?」


浜風「えっ、あっ、はい。そうです、ね…」


モヤモヤとした雰囲気で浜風は答える。

一体提督は結局、なにが言いたいのか分からなかった。ただ、興味を惹かれる話題はあった、生まれ変わりや精神の話…


希望を持てばまた会えるのだろうか?

信濃はまた私の前に現れるのだろうか?もし、その時が来れば…私は…



スタッ…



浜風「提督。今日はありがとうございました。面白い話をしていただいて」


提督「あはは、面白かったかな…?あまり、なにもしてないと思うけど。君がそう思ってるならそうなのかな?」


スッ…


浜風は突然提督に向かって手を差し出す。


提督「」ニコッ…


提督は笑顔で浜風の手を握る。


浜風「…//」


浜風は少し照れくさい顔をしていたがとても満足していた。


提督「じゃ、今後ともよろしくね」


浜風「はい、今後ともよろしくお願いします提督」


笑顔でそう応える浜風。その後、なにか重い物が外れたのか、軽い足取りで執務室から出て行くのであった…





提督「さてさて、仕事の続きをしないとね…、それにしてもチョコレートが多いな。みんな僕…ばっかりに…渡さなくて…いいのに…」モグモグ…



そう言ってチョコレートを頬張る提督。バレンタインデーの事を知らない提督にとってはちょっとしたお菓子だと思っているようだ。




『想い』とは考え方によっては幸せになったりするものである。ただ、『片方』しか知らなかった想いは自分に幸せは感じず、相手にしか幸せは訪れない…

『両方』が同じく想いを知れば幸せだろう…





おしまい


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2016-09-03 01:54:18

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このSSへのコメント

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1: ゼニヤッタ 2016-02-22 10:09:36 ID: QGeDEjtW

自分でSSを書いて思いますが、2日で閲覧が3000超えるものなのでしょうか…?
どう考えても水増しされてるような気がしますけど…


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