【艦これ】長門の息抜き
現在、秘書艦兼提督の長門。久々に暇が出来たので、親しい仲間を集めて執務室でとある遊びを行うのだが…
投げっぱなしのキャラ性格
やまなし、おちなし、いみしんちょう
単冠湾泊地、執務室…
長門「うむ、四人揃ったな!」
陸奥「久々のお休みなんだけど、まさか長門に呼び出されるとは思わなかったわ」
長門「はは、すまんな…。たまには私も陸奥と遊びたい時があるのさ。誰も駆逐艦sとは遊べないしな…」
赤城(流石ながもん。相変わらずの不人気ですね)
tip
ながもん
長門もとい、ながもんは駆逐艦が好きなキャラとして書かれている事があるが、その重度は様々である。
長門「ああ、駆逐艦sの誰かを抱き締めたい!!」
赤城「…鯖折り?」
長門「ぶっ飛ばすぞ」
高雄「私が駆逐艦を抱き締めたら皆何故か寝てしまうんですよね」
陸奥「あら、そうなの?初耳ね」
赤城「おっぱいデカイですからね、寝てしまうのはおっぱい枕が心地よいからだと思いますよ?」
高雄「赤城さんセクハラですね!」
陸奥「赤城さんあまり余計な事を口走らないようにしてね」
赤城「あはは…、私もそういう時がありますって。これくらいの冗談笑い飛ばしてほしいですよ」
陸奥「…まぁ、確かに。これくらいで一々文句は言ってるとね」
長門「話が進まないからな。…今日集まったのは、ちょっとした知恵遊びだ。この人数で常識のあるメンバーなら楽しいだろうな」
陸奥「大体遊びたいなら、不活動組でも呼べば良いのに」
長門「あいつらの遊びは健全じゃないだろ…、賭け事ばかりだと聞くが?」
陸奥「さぁ?私は知らないわね、そんな事」
長門「だろうな、お前も賭け事に参加している一人だからな」
高雄「えっ?そうなんですか陸奥さん!?」
陸奥「…憶えてないわねぇ」
長門「まぁいい。皆同意の元行っているし、自業自得の出来事だ。私達は、健全な遊びをする!」
赤城「駆逐艦sを追いかけている人が言う臺詞とは思えませんねー(健全な遊びですか)」
長門「本音が逆だろ…。赤城、一発殴っても良いか?多分、許されると思うんだ」
赤城「いやいや!さっさと知恵遊びって言うのをしましょうよ!皆さん待っていますから!」
長門「そ、そうなのか?じゃあもう少ししたら始めようかな」
赤城(ちょろ甘…)
長門「では、これから行う知恵遊びだが、私が作った事件の犯人を当ててもらおうと思う。それほど難しくはないから、気楽に考えてほしい」
1月某日。夜、単冠湾で殺人事件が起きた
場所は単冠湾泊地A練2階
被害者はナイフで心臓を刺され即死
目撃者の羽黒によると、犯人はレインコートを着ており、羽黒を見た途端に1階の方に駆け出したそうだ
犯人の顔はフードを被っており、見えなかったそうだ
その後羽黒は勇気を持って犯人を追いかけた。2階を降り、1階に辿り着き、犯人は外に出た。羽黒も追いつこうと追うが、外は雨が降っており羽黒は途中、水溜りで転倒してしまった
犯人はそのまま単冠湾泊地B練の方に逃げ出した。早い話が、外に出て別の建物の中に入ったって事だ
遅れてB練に入った羽黒は犯人が居ないか捜索する。途中で、B練のゴミ箱から犯人が来ていたレインコート、凶器の刃物、血の付いた手袋を発見。そして、容疑者も発見した。
容疑者は、時雨、川内、加古の3人
この3人には身体の何処かが濡れており、時雨は足、川内は髪の毛、加古は両手が濡れていた。おそらく事件当時、外に出ていたと思われる
このB練には出入り口は1ヶ所しかなく、羽黒が出口を封鎖した為確実にこの3人の1人が犯人である
さて、この3人の中で犯人は誰?
赤城「オーディエンスで!」キリッ!
長門「あるわけないだろう。というかそのネタを知ってるのは少ないだろ」
陸奥「こんな短い話で、犯人なんて分かるのかしら?」
長門「大丈夫だ、文章を読めば大体のヒントは書いてある。後は、消去法でいけば犯人を特定できる」
高雄「うーん。じゃあ、質問をよろしいでしょうか?」
長門「うむ、言ってみろ」
高雄「レインコートの長さはどれくらいでしょうか?」
長門「良い質問だな!レインコートの長さは袖が手首まで、裾は膝下の長さまである。きちんと雨を弾くから服に雨が沁みたりすることはない!」
高雄「なるほど、では高雄にはこの事件の犯人が分かってしまいました!」
赤城「えっ!?早いですねー、私にも教えてください!」
高雄「自分で考えてください」
赤城「ケチ!」
長門「赤城。これは知恵遊びだからな?知恵を使うんだ」
赤城「む、むぅ…」
陸奥「私も分かったかも知れないわ。確かに文章を読めば分かるわね」
赤城「陸奥さんまで?!わからないのは私ですか…」
陸奥「ヒントはね、濡れている場所ね。容疑者の濡れている場所を確認しながら文章を読むとわかりやすいわね」
赤城「濡れている場所ですか…」
………。
……。
…。
赤城「あっ」
陸奥「どう?分かった?」
赤城「ええ、ばっちりと」
長門「そうか、じゃあ名探偵赤城さんに推理の答えを出してもらうか」
赤城「任せてください。まず、私が注目したのは夜の単冠湾です」
長門「ほう?」
赤城「夜と言えば夜戦…、なら答えは一つ!犯人は夜戦が得意な川だ…」
高雄「バカめ!と言って差し上げますわ」
赤城「えっ?」
高雄「いや、さっきのヒント、ガン無視じゃないですか」
長門「思わず頭を抑えたぞ…」
赤城「じゃあ高雄が答えてくださいよ!」
高雄「私ですか。まぁ構いませんよ、では私の推理を発表しますよ」
容疑者は3人いますが、どんどん消去法で減らしていきましょう。
まずは加古。加古は両手が濡れていたが、犯人は手袋をしていた。B練のゴミ箱からは凶器と一緒に血の付いた手袋が見つかった為。容疑者からは除外される。
次に川内。彼女は髪の毛が濡れていたが、これもあり得ない。羽黒が目撃したのはフードを被った犯人であり逃走中もフードを外していない為、川内が犯人なら髪の毛が乾いていなければならない。
このことから、残った時雨が犯人となる。外は雨で逃走した際に水溜りなどで足が濡れたと思われる。長門さんがレインコートの長さは袖が手首までで、裾が膝下までと明言しているので、条件に当てはまる。
高雄「と、こんなところですかね」
長門「うむ、高雄正解だ、なかなかやるじゃないか」
高雄「ふふっ、それなりに勉学には励んでいたので!」
陸奥「私も高雄と同じ答えだったから良かったわ」
赤城「私も同じ考えでした!」
長門「嘘をつくな!」
長門「次は王道中の王道、密室殺人だな!…と言いたいところだが」
陸奥「?」
長門「この問題は既存の問題でな。もしかしたら知っている人がいるかもしれない」
赤城「じゃあ私も知っているかもしれませんね!」
長門「知らないだろうな。…と願いたい」
高雄「願望してでも赤城さんの発言を否定したいんですか…」
事件の概要
某日、夕方頃、単冠湾の執務室で殺人事件が起きた
被害者は一名。背後から刃物で刺されており、抵抗の後がなかった。しかも、執務室の窓は施錠されており、出入り口の扉にも鍵が掛かっていた。ちなみに、出入り口の扉の鍵は被害者のポケットに入っていた
執務室には窓と出入り口の扉しか入る場所がないので、密室状態の部屋で殺人が起こったことになる
これはきっと、幽霊の仕業に違いない。だって、執務室は密室で誰も入れなかったんだから。幽霊が壁をすり抜けて被害者を刺したんだ…
長門「といったものだ。お前達にはこの密室殺人のトリックを暴いてもらう」
赤城「いや、情報不足ですよこんなの。分かるわけないじゃないですか」
長門「では情報が欲しいならくれてやる。質問しろ」
赤城「そうですね。まず、被害者は自殺した?」
長門「いいや、被害者は自殺していない。バリバリ他殺だ」
陸奥「バリバリ他殺って言葉、なんか斬新ね…」
高雄「では、施錠されていた窓のガラスは割れていた?」
赤城「どういうことですかそれ?」
高雄「もし、窓が割れていたのなら外から手を突っ込んで鍵を掛けれますからね〜」
赤城「屁理屈じゃないですかそれ!?」
長門「…まぁ、この密室殺人の答えは屁理屈だけどな。ちなみに窓のガラスは割れていない」
高雄「うーん。あると思ったんだけど…」
陸奥「じゃあ、執務室には第3の扉隠し扉があったとか」
長門「隠し扉の類いは存在しない」
赤城「実はマスターキーがあって、犯人はそれを使って出入り口に鍵をかけた!」
tip
マスターキー
マスターキーとは、ホテルで鍵を失くしたりした時などで使われる鍵で、全ての部屋を開ける事ができる万能鍵である
長門「執務室の鍵はマスターキーでは開かず、しかも被害者のポケットに入っていた鍵しか執務室の鍵は存在しない」
赤城「うっ…、なんかどんどん追い詰められているような…」
陸奥「もしかして、いままでのお話の中に嘘があったりするのかしら?」
長門「いや、いままでの話の中に嘘は一度も付いていない、全て真実だ」
陸奥「これは難しいわね…」
赤城「被害者は執務室に入る前から犯人に刺されており、犯人から逃げようと執務室に逃げた。鍵を掛けて被害者はその場で力尽きた!こうすれば密室殺人は成立します!」
陸奥「ありそうな答えね」
長門「被害者は執務室で背中を刺された。最後に執務室の扉に鍵を掛けたのは犯人である」
赤城「はぁあああああ!!?」
高雄「まぁまぁ、赤城さん落ち着いて」
赤城「だって渾身の推理をあっさり否定ですよ!落ち着く?無理ですね!高雄の乳でも突いてやりましょうか?!」
高雄「セクハラは止めてください!!」
陸奥「気になっている事があるのだけれど…」
長門「なんだ?」
陸奥「密室の条件ってなにかしら?」
長門「…条件か。…」
陸奥(すこし長門の顔が曇ってるわね…)
長門「そうだな、密室とは。全ての出入り口が閉じられて出入りが出来ない状態の事を言うな」
陸奥「この事件はその密室に当てはまるのかしら?」
長門「…その質問は拒否する」
赤城「はい?それおかしくないですか?質問を拒否したら密室になってないのと一緒じゃないですか」
長門「全ての出入り口が閉じられても出入りできる奴も居るだろう?虫とか、幽霊とか」
高雄「また屁理屈ですか…」
陸奥(これは結構なヒントね。密室状態ではなく、密室に見せかけた部屋って事が高いわね)
赤城「分かりました!天井に穴が空いていた!」
長門「天井に穴は空いていないし、床も壊れていない!」
赤城「頭にきました。高雄の乳を揉みしだきます」
高雄「やめてぇえええ!?」
陸奥「えーと。窓は施錠されていたわよね?」
長門「そうだな、施錠されていた」
陸奥「で、唯一の出入り口の扉も施錠されていたと」
長門「扉に鍵が掛かっているからな」
赤城「やっぱり密室ですよねこれ…」
高雄「出入り口は窓か扉なのに、しかも両方開いてないですし」
陸奥(なんだろう、今の違和感…)
もしかして…!
陸奥「分かったわ!この密室事件のトリックが!!」
長門「…ほう?」
……………。
………。
…。
陸奥「実はこの密室事件には大きな誤解があったの」
高雄「大きな誤解ですか?」
陸奥「そう、いままでずっと執務室は窓も扉も開けることができないと思っていたけど、本当は違うのよ」
赤城「いやいや、窓は施錠されて、扉も施錠されていたんですよ?」
陸奥「そこよ」
赤城「はい?」
陸奥「長門が話してた内容なんだけど、確かに言ってたわね、窓は『施錠』されていると」
赤城「え、ええ…」
陸奥「これはまだ良いのよ。きちんと開きませんって証明している言葉だからね、問題はもう一つの方…、執務室の扉ね。長門は執務室の扉についてはなんて言っていたかしら?」
赤城「確か…、鍵が掛かっていると」
陸奥「そう、鍵が『掛かって』いるだけよ」
高雄「鍵が掛かっていたら、扉は開かないのですが?」
陸奥「本当にそうかしら?」
高雄「?」
陸奥「日本語って結構曖昧な表現が多いじゃない?例えば『貴方のお父さんは死んでいませんね?』赤城ならこの表現どう思うかしら?」
赤城「私なら、私のお父さんは死んでません!生きています!お父さんはいませんけど!」
高雄「…!?なるほど…」
陸奥「じゃあ高雄はこの表現をどう思う?」
高雄「私は、私のお父さんは死んでますね、この世にはいません。お父さんはいませんけど」
陸奥「そう、一つの言葉で二つの意味がある。これが密室事件を作ったトリック。実際は密室事件でもなんでもなかったの」
長門「…」
陸奥「執務室の扉には鍵が『掛かって』いた。これは鍵が施錠されていると私達は思っていた。けど、本当は…ただ単純に鍵が扉に『掛けられていた』のよ!」
赤城「な、なんだってー!!」
長門「それはおかしいと思うが?」
陸奥「なにがかしら?」
長門「執務室の扉の鍵は被害者のポケットの中と言っていた。なら、執務室に掛けられていた鍵はなんなんだ?鍵を掛けようにも執務室の鍵はないじゃないか」
陸奥「なんだって良いのよ。大事なのは鍵が掛けられていた事、被害者のポケットに開ける鍵が入っていようが、執務室の出入り口には掛けられる鍵さえあれば良いのよ、金庫の鍵、引き出しの鍵、家の鍵でも良いわ」
長門「ぐっ…」
陸奥「この事件は地の文の叙述トリックで構成された密室もどきであり、執務室の扉は誰でも開閉可能であった!」
長門「せ、正解だな…。よく見抜いたな!」
陸奥「あらあら、私だってやるときはやるのよ」
高雄「表現の使い方にはこんな使い方もあるんですか…勉強になります」
長門「…あと一つだけ謎を解いてもらおうかな。最後は少し簡単にしてあるから存分に考えてほしい」
長門「いままでの問題は殺人事件ばっかりだったからな、今度はクイズ形式の問題だ」
赤城さんの事が大好きな加賀さん。今週は赤城さんの為にある法則性に則って1週間料理を作りました
1日目の料理はマグロ丼
2日目の料理は秋刀魚の塩焼き
3日目の料理は天ぷら
4日目の料理はラーメン
5日目の料理は巻き寿司
6日目の料理はお餅
さて最終日の料理ですが、加賀さんはどの料理を作ったでしょうか?
とんかつ
ビーフステーキ
焼肉
カツ丼
赤城「」ダラダラ…
高雄「あの…、赤城さん。よだれが出てます…」
赤城「!?」フキフキ…
長門「後で、机も拭けよ…」
赤城「す、すいません…」
陸奥「ある法則性ねぇ。全然分からないけど」
長門「最初は確かに分からないかもしれないが敏感な奴なら後々気づくと思う」
赤城「あはんっ♡やぁん♡ぁん♡的な奴ですか?」
長門「お前、そろそろ鉄拳制裁しても良いだろうな。歯を食い縛れ…」
赤城「あ、いや冗談ですから!?すいません!!」
高雄「マグロ、秋刀魚、天ぷら…」
陸奥「どう?解けたかしら?」
高雄「とりあえず口に出して考えているのですが…、なぁんか閃きそうでして」
陸奥「ふぅん。じゃあ私もラーメン、巻き寿司、お餅…」
赤城「饅頭…豆御飯…味噌おでん…ジャムパン…もずく…」
長門(…赤城。それは偶然なのか?それとも…)
赤城「判りました」ニヤリ…
長門「…偶然であってほしい」ダラダラ…
………。
……。
…。
赤城「これは結構面白い問題でしたよ、長門」
長門「ふん、自信があるのは構わないが当てなきゃ意味ないからな?」
赤城「外しませんよ、これに関しては当てれますので」
陸奥「焦らさないで早く教えなさいよ」
赤城「ふふふ…良いでしょう!」
赤城「この1週間の食事にはある事が共通しているのですが、皆さんは口に出して何か気づきませんでしたか?」
陸奥「…残念だけど」
高雄「全然ですね」
赤城「では、ゆっくりと口を動かして1週間の食事を発音してください!」
陸奥「ま・ぐ・ろ」
高雄「て・ん・ぷ・ら」
陸奥「ラー・メ・ン」
高雄「お・も・ち……?」
赤城「おっ、高雄さん何か気づきました?」
高雄「これってあれですか?1週間の食事の法則性にあるものは、『料理を発音する際に唇を一回閉じる』ですか?」
赤城「そうです!!ここまで重なる偶然は早々ありません。しかも、答えの中のビーフステーキしか唇を閉じるものはないです!さぁ、どうですか長門さん!?」ふんふん!
長門「机に乗り出してこっちに近づくな…、正解だから!」
赤城「イェイ!!」
高雄「おー、やりましたね赤城!」
赤城「私の実力からすれば当然ですから!」
陸奥「貴方ってこういう時は慢心するわよね…」
赤城「てへっ☆」
長門「…おっと。もうこんな時間か。もうすぐ、他の鎮守府から演習の約束を取り付けていてな。ここでお開きにしようと思う」
陸奥「あら、いつの間に…私も買い物に行かないと、寒くて寒くて」
高雄「そりゃあそうでしょうね。私もお付き合いしますよ?」
赤城「あっさり解散するんですねー、んー私は、加賀さんと伊良湖食堂に行ってきます!」
tip
伊良湖料亭
この泊地では、伊良湖料亭と間宮食堂がある。間宮食堂はデザートが豊富であるが、伊良湖料亭は値は張るが中々豪華な食事を提供する
高雄「また加賀さんに支払わせる気ですか」
赤城「加賀さんは善意で行っているので、その気持ちを無駄にしたくはないので!!」
長門「言ってろ。では、今日は私の暇つぶしに付き合ってくれて感謝する。また、時間が空いた時はよろしく頼む!」
知恵を使う遊び、何も考えずにダラダラ過ごす時があったらこういう暇つぶしをするのも良いかもしれない…
おしまい
否。終ラセナイ。
長門がいた執務室に置いていた紙。そこには出されていない問題が置いてあった…
その紙には答えは書かれてなく、問題文だけが書かれていた。
とある屋敷で殺人事件は起きた。
場所は時忘れの屋敷。ここには『時計が存在しない』
時を忘れてゆっくりと過ごしてほしいことから『腕時計、携帯電話、あらゆる時間を確認できるものは屋敷の中には持ってくることができない』
…が。
来賓の方々は時計がないと困る為。特別に『1台だけ』時計を持ってくることができる。
被害者は屋敷の主、死亡推定時刻は解剖の結果夜の23時。現場は屋敷の主の部屋で屋敷の3階にある。
背後から銃で頭を撃ち抜かれた後があった。『即死』であり、撃たれて30分後に死亡したとかではない。23時時点で撃たれて死亡した。
事件当時は10名ほどが屋敷の2階で21時から0時までパーティーを行っていたが、パーティー会場から出たのが4名の為、容疑者は4名に絞られた。
容疑者は4名
それぞれのアリバイはこうだ…
Aは22時頃に3階にいる屋敷の主に食事を届けたが、その時は生きていた。
Bは22時30分に電話をする為15分程席を外した。
Cは23時30分にトイレをしに部屋を出た。15分程度で戻ってきた。
Dは0時頃に屋敷の主にパーティーの終了の挨拶をしてもらおうと部屋に入ったら既に死亡していた。
他の人達の証言。
Aは前から屋敷の主に恨みを抱えていたらしい…
Bは今回のパーティーの幹事を務めていた。
Cはパーティー中に時間が分かるように壁に掛けれる時計を持ってきており、壁に設置していた。
Dは屋敷の主の娘と恋仲だった。
さて、一応これでも犯人は特定できるのだが…
犯人は一体4人の内の誰だろうか?
一応おしまい。
イエスorノークイズ好きです。読みながらいろいろ考えていました。続編を希望します
続編の希望ですね、コメントありがとうございます。
現在は別の作品を作っているので、一段落ついたら制作をしてみようと思います。
面白いです!ただ全然解りません!自信を持って言えます。解りません!落ち着いたら答えを出して欲しいというのは独り言です♪
最後の問題の事ですかね?
答えは別にあっと驚く程ではないですが…
ヒントを申し上げますと、時間というものは分からないと困るものですね。ええ、『本当』に。