ことり「今度の衣装は妖怪だよ~♪」のぞにこ「……………………」
超短編です。
勢いだけで書きました。
やっぱりことりちゃん好きですわ。
ことり「というわけで、みんなに着てもらってるのがそうだよ~♪」
穂乃果「妖怪?妖怪ってお化けの?あれ?妖怪とお化けって一緒?幽霊とは違うよね?うーん……」
海未「なにをしょうもないことで悩んでいるのですか。ところで、何故また急に妖怪なのですか?」
ことり「この前のハロウィンイベントのときに考えてたんだけど、イメージと違うな~って保留にしてたの♪せっかく考えたんだし、もったいないなって思って、和服ベースで作ってみました♪ネットで調べながらね。みんなのイメージ通りだと思うんだけど♪」
凛「凛のこれは?なんだか猫みたいだにゃー」
ことり「化け猫だよ♪」
花陽「ネコ耳と尻尾に和服って、シュールだけどなんだか可愛い♪ことりちゃん、私は?」
ことり「花陽ちゃんはねー、一つ目小僧だよ♪目玉模様のアクセサリーと、ミニ三度笠にこだわってみました♪」
真姫「妖怪のことはよくわからないけど、二人ともよく似合ってるわよ」
ことり「うんうん♪ちなみに、真姫ちゃんはつるべ火だよ♪」
真姫「なによつるべ火って。火の妖怪?メジャーなの?」
ことり「ことりも詳しいことはわからないけど、たぶん火の玉とかそういう感じじゃないかな?」
真姫「適当ね。まあ、可愛いからいいけど」
ことり(あと、実は背中にこっそり天の邪鬼イメージの鬼のマークの刺繍も入ってるんだけどね♪真姫ちゃんにはピッタリだよね♪)
穂乃果「ねえねえ!ことりちゃん、穂乃果は!?」
ことり「穂乃果ちゃんは、ぬらりひょん♪」
穂乃果「ぬら?うえぇ、なんかテカテカしてそうな名前……虫?」
ことり「妖怪のリーダーなんだって♪μ'sのリーダーの穂乃果ちゃんと同じだよ♪」
穂乃果「ほぇ~リーダーかぁ。そう言われると、オレンジベースに黒のアクセントがスタイリッシュでカッコいいね!」
ことり「気に入ってくれて嬉しい♪あ、海未ちゃんのは雪女だよ♪」
海未「やはりそうでしたか。所々に雪の結晶があしらってあるので、そうではないかと思いました」
穂乃果「おぉ、海未ちゃんビューチフォー♪やっぱり海未ちゃんは和服が似合うねぇ」
海未「あ、ありがとうございます……///」
絵里「ことり、私は?かんざしも刺して、なんだかやけにきらびやかだけど」
ことり「絵里ちゃんは九尾の狐♪尻尾が九本あるすごい狐さんなんだって♪」
絵里「ハラショー♪ちょっと尻尾が重いような気もするけど、悪くないわ♪ことりのそれは?ヒラヒラして可愛いわね」
ことり「エヘヘ~♪ことりは一反もめんだよ♪」
希「……………………」
にこ「……………………」
絵里「……………………あの、ことり?」
ことり「え?なあに?」
絵里「みんな極力視界に入れないようにはしてたんだけどね?……あの……部室の隅にポツンと立ってるあの二人は……」
ことり「似合ってるよね♪にこちゃんの子泣きじじいと、希ちゃんのぬりかべ♪」
のぞにこ「……………………」
花陽「に、にこちゃん……金って書いた赤い前掛けに……藁の簑を背負ってるだけじゃ……」
凛「希ちゃんにいたっては全身グレーのタイツに四角い被り物してるだけブフォッ!」
絵里「二人とも身体のラインが強調して……クスッ」
真姫「わらっ……笑っちゃダメ……ダメよ……プフッ」
海未「二人のなんとも言えない遠い目がわるいのです……プッ」
穂乃果「アハハハハハハハ!!!」
にこ「」ブチッ
にこ「穂乃果ァ!あんた笑いすぎなのよ!!」
穂乃果「だって……アッハハハハハハハ!!!」
にこ「くぅ~……!!ことりぃ!!」
ことり「?」キョトン
にこ「?……じゃないわよ!!なぁんでにこと希だけこんなやっつけ仕事なのよ!!」
ことり「二人のイメージが」
にこ「希のぬりかべはともかく、こんなにキュートなにこが子泣きじじいってなによ!せめてコロポックルとかにしなさいよ!!」
希「ウチはともかくっておかしない?」
にこ「うわぁ!ぬりかべ!?」
希「誰がぬりかべや!!この状況でよおそんなボケできたなにこっちぃ!!」
にこ「ちょっと!前掛けの上からわしわしするなぁ!!」
絵里「ことり?あの二人の衣装もちゃんとあるのよね?」
ことり「なんで?」
真姫「なんでって、あの二人をあのままステージに出せるはずないじゃない」
ことり「そうかな?」
海未「そうですよ。さすがに色モノ二人はお腹いっぱいです」
にこ「色モノ扱いしてんじゃないわよ雪女!!」
希「ちょっとメジャーどころやからって、ずいぶん上からですなぁ雪女さん!!」
花陽「えっと……子泣きじじいもぬりかべも……妖怪の中じゃ有名だと思うけど……」
凛「にこ泣きじじいとのぞかべ」ボソッ
穂乃果「アッハハハハハハハ!!!!!」
のぞにこ「笑うなぁ!!!」
にこ「ことり!いい加減ちゃんとした衣装出しなさいよ!」
希「せや!こんな悪ふざけでお客さんの前には出られへんよ」
真姫「希……あなたさいたまスーパーアリーナでライブしたとき、だるまとかこけしとか、変な衣装用意してなかったかしら?」
希「覚えがございません」
ことり「……ついさっきね、この部室に妖怪が現れたの」
穂乃果「妖怪?」
海未「いませんよそんなの」
ことり「ううん。いるの。その証拠に、ほら」
絵里「……ケーキのから箱?」
のぞにこ「」ビックゥ‼
ことり「この中にはみんなで食べようと思って作ってきた、チーズケーキが入っていました」
凛「ケーキ!?食べたいにゃー!」
真姫「いや、からっぽじゃない」
ことり「部活が始まる前は確かに入っていたチーズケーキ。誰も来ないからことりはちょっとお手洗いに。その間に、これは無くなっていました」
のぞにこ「」ダラダラ
ことり「部室に戻るとなにやら物音が。こっそり扉のすき間から中を覗いてみると……なんと、妖怪がケーキをつまみ食いしていたのです」
穂乃果「えぇ!?この部室に妖怪が!!」
絵里「いや……あぁ、オチが見えたわ」
花陽「二人の冷や汗がすごいです……」
ことり「そのときの映像がございます」
のぞにこ「」ドキドキ ドキドキ
海未「……二人とも……謝るなら早いほうが」
のぞにこ「すみませんでしたぁ!!!」ゲザァ
このあとめちゃくちゃ謝った。
後日二人は、ことりちゃんにちゃとした衣装を作ってもらいました。
にこ「やーん♪にこってば座敷わらしだ~♪」
希「ウチは刑部狸♪狸の妖怪やで~♪」
ことり「…………やっぱり子泣きじじいとぬりかべの方が」
のぞにこ「それはもういい!!」
ちゅんちゅん♪
なんていうか、妖怪好きなんですよね。
鬼太郎も好きですよ。
ちなみに四期鬼太郎世代です。
Sことりご馳走様です
貴方は本当にわかっていらっしゃる