提督「限界だ…」※再投稿
概要
前書き
7/08 更新
提督「長い間提督を続け…」
提督「幾万の功績を手にし…」
提督「艦娘は誰一人として轟沈させず、一人も欠ける事がないように手配し…」
提督「解体は勿論、近代化改修も牧場もオリョクルも行わず…」
提督「提督として完璧だと語られるが」
提督「艦娘からの態度は変わらず、そして…」
Tトク「カッチカチやぞ!!」
提督「俺の息子が限界を迎えた!」
提督「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁヌきてぇぇぇぇぇぇ!!!」
提督「最後にヌいたの何時だったっけな…覚えていないぞ…」
提督「あぁ^~股関がぴょんぴょんするんじゃ^~たまらねぇぜ^^」
提督「只でさえ艦娘がエロいのに…」
提督「おっぱいは高雄とか武蔵とか千代田とか雲龍…ほら、数えなきゃいけない程いるしさぁ…」
提督「美乳なら大和とか金剛型とか伊勢型とか正規空母の方々とかさぁ…」
提督「軽巡とか重巡も違うベクトルで興奮するし…」
提督「ちっぱい駆逐はやばい…あれで興奮したら犯罪者だ…」
提督「潜水艦は御馳走様です」
提督「あとパンツとかブラしてない奴分かってるからな!」
提督「はぁ…抜きたい…むらむらする」
提督「…あ、有給大量にたまってんじゃね?」
提督「というか俺程になれば多少の休みは許可されるんじゃ…」
ー大本営「ええんやで」
提督「有給とれたやったーー!」
提督「ん…待てよ?これ事前に艦娘に伝えたら面倒なことになりそうだな…」
提督「俺の快適なおなぬーライフを邪魔されてはたまらんし…」
提督「それに、駆逐艦の娘達には悪影響が懸念されるし…」
提督「そもそも、おなぬーで休みます!なんて阿呆らしくて伝えられないしな…」
提督「書き置きしていくか…えーと」
(あそこが)
もう限界です
(服が破れた君達と)
まともに付き合っていられません
(しばらく休むので)
さようなら
提督「ふぅ…こんなもんだな」
提督「…でもこれだけじゃあれだなぁ」
提督「念には念を、大本営になんか適当に程度でっちあげておいてもらうよう頼んでみるか…」
ー大本営「まかせとき」
提督「よっしゃ」
提督「おなぬーライフの始まりだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ダッ
ー次の日・執務室ー
コンコン
大淀「提督、失礼します」
ガチャ
大淀「提督…提督ー?」
大淀「…居ないのですか?」
大淀 (寝坊…いえ、でもあの提督が…考えられません)
大淀「提督ー…?」チラッ
大淀「ん…書き置き…でしょうか?」
限界です
まともに付き合っていられません
さようなら
大淀「!?」
大淀「え…そ、そんな…提督が!?」
大淀「…げ、限界とは…」
大淀「…と、とにかく…大本営に連絡を…」
ー大本営「せやで」
大淀「そんな…っ…事実だなんて…」
大淀「で、でも…なんで?」
大淀「…」
まともに付き合っていられません
大淀「これは…私…達の責任…?」
大淀「提督…何が不満だったのですか…?」
大淀「言ってくだされば…直せたかもしれないのに…」
コンコン
コンゴウデース!!
大淀 ビクッ
ガチャ
金剛「テイトー…って、大淀!グッドモーニング!!」
大淀「お…おはようございます…」サッ
金剛「?…元気がないネ!スマイルデース!!」
大淀「は…はい…」
金剛「ところデ、提督はどこデスカー!?」
大淀「て…提督は…」
大淀(…ここで本当の事を伝えたら…皆さんは…)
大淀(鎮守府の混乱を避けるために…今は…)
大淀「て、提督は…少し、休暇を…」
金剛「提督が…休暇?」
大淀「は、はい…」
金剛「oh…寂しくなりまマース…」
大淀(ごまかせ…ました…?)
金剛「私たちは何をすればいいネー?」
大淀「…!…えっと、自由にしてくれて構わない…そうです…」
金剛「フリータイムネ!皆に伝えてきマース!!」
大淀「はい…お願いします…」
大淀(どうしましょう…嘘をついてしまいました…)
ミナサーン テイトクハキュウカダソウデース!!
ハァ!?ナニカンガエテンノヨアノクズ
キタカミサン!デートノチャンスデスヨ!!
ポイ!
フコウダワ
ヒマニナルデチ イツモヒマデチ
スクープノヨカンデス!!
大淀(…何とかしないと)
大淀(この紙は…私が持っておきましょう…)
大淀(どうすれば…提督…?)
大淀(…二言目には提督と…きっと提督に任せっきりだったのがいけないのでしょう…)
大淀(…とにかく、先ずは提督は居た体で書類仕事くらいは終わらせないと)
大淀「先ずは書類の整理からー」
大淀「…困りました。全然終わりません」
大淀「この鎮守府の皆さん、全員のファイルがこんなにも纏められて…」
大淀「…一人一人の近況まで逐一綴られている…」
大淀「この量を…提督はお一人で、毎日…」
大淀「秘書艦もつけずに…ずっと…」
大淀「…」
限界です
大淀「…とにかく終わらせないと」
大淀「ふぅ…終わりました…」
大淀「フタフタマルマル…既に丸一日…」
大淀「…艦娘の個人ファイルの更新」
大淀「この量を…今から…」
大淀「どうしましょう…間に合いません…」
大淀「…いえ、提督はこれを毎日続けてきたんです!…私が一日程度で嘆いていてはいけません!」ハチマキ ギュツ
大淀「…」カリカリカリ
カリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ…
大淀「…はっ!」
提督「…」
大淀「て、提督!!」
提督「…起きたか」
大淀「提督!帰ってきてくれたのですか!?」
提督「はぁ…正直、お前にはガッカリだよ…」
大淀「ーーーえ?」
提督「職務中に居眠り…軍人としての自覚はあるのか?」
大淀「ーーー!っも、申し訳」
提督「いや…もういいや…俺は提督を止めるよ」
提督「こんな奴と仕事をするなんてアホらしいしな…」
提督「じゃあな。大淀」スーッ
大淀「提督!待って!!」タッタッ
提督「…」
大淀「提督!!!」
大淀「ーー!」バッ
大淀「…?」
大淀「…ここは?」キョロキョロ
大淀「私…なんでベットに…」
モゾ
大淀「?」
明石「むにゃ…」
大淀「明石…さん…?」
明石「はっ!…目が覚めたんですね!?」
大淀「(そちらこそ)…えっと、はい」
明石「よかった…」
大淀「あの…なぜ私はここに…?」
明石「執務室で倒れていたところを金剛さんが発見して連れてきてくれたんです」
大淀「…あっ!」
明石「提督のお仕事をなさっていたそうですね?」
大淀「そ、そうなのですが…」
明石「…」
明石「…何か、隠していませんか?」
大淀「…いえ、何も」
明石「…それにしても、提督は最低ですね」
大淀「へ?」
明石「大淀さんに全て押し付けて…自分だけのほほんと休暇を…」
大淀「ち、違います!!」
明石「…はぁ、正直に話してくださいよ」スッ
大淀「!…提督の書き置き…」
明石「金剛さんが運んで来たときにポケットから落ちたんです」
明石「まだ、鎮守府の皆さんには話しても、見せてもいません」
大淀「…」
明石「…この件を隠したい気持ちはわかります」
明石「発表すれば混乱は免れないでしょう」
明石「でも、隠したところで提督は帰ってきませんし、何も変わりませんよ…」
大淀「…はい」
明石「皆さんに伝えて、どうするかを話し合いましょう」
大淀「…分かりました」
ー集会所ー
大淀「…と言うわけなのです」
曙「…提督の居場所はどこなのよ」
霞「私達を置いていくなんて…」
雷「司令官…」
大淀「…答えては頂けませんでした」
扶桑「そんな…どうして…」
武蔵「私達が追ってこないように…それ以外に理由があるか?」
山城「そこまでする程嫌だった…ってことですか…」
北上「…まぁ、当然だよねー」
北上「大淀さんが倒れる程の仕事を毎日こなしつつ、私達の相手して…」
北上「…罵倒されようが砲撃されようが艦爆されようが嫌な顔せず」
曙「…」
満潮 ビクッ
霞「…私は…」
瑞鶴「っ…」ビクッ
大井「…北上さん」
北上「…ごめん。ちょっと部屋に戻るね」タッタッ
大井「…」タッタッ
金剛「ウェイト!…ま、まだ提督が帰ってこないと決まったわけではありまセン!」
金剛「皆サーン!待っていればきっと…」
シーン
金剛「…きっと」
比叡「…お姉さま」
金剛「…嫌だヨ…こんな別れ方…」
金剛「…テイトク…提督…楽しかったのは…私だけだったのですか…?」
比叡「…私達も部屋に戻りましょう」スッ
U-511「み、みなさん…?どう、したの…ですか?」
伊58「…ユー、大丈夫でち。部屋に戻るでち…」グイ
U-511「えっ…で、でも…admir…それに、みなさん…すこし、こわい…です」
伊58「…大丈夫でち。大丈夫…でち」
U-511「そう…なんですか…よかった…」ニコッ
伊58「…っ!…部屋にいくでち」
U-511「りょーかいです!」スタスタ
伊58「…」スタスタ
霞「ち…違うの…私はぁ…提督…!」フルフル
満潮「…」フルフル
荒潮「…ちょっとよろしくないので、私達も失礼します~」サスサス
長門「…それで、我々はどうすればいいのだ?」
大淀「大本営からは、次の指令があるまで待機していろと…」
長門「そうか…まぁ、妥当か…」
木曾「…提督はもう帰ってこないのか?」
大淀「それは…分かりません…」
木曾「はっきりしろよ、余計な希望を持たせるな。大本営もそんくらいは教えて…」
球磨「ストップくま。ここで熱くなっても仕方ないくま」ガシッ
多摩「そうだにゃ。こうなった以上諦めも肝心にゃ」
木曾「はぁ!?それでいいのかよ!俺は嫌だ!もっと一緒に…っ…」ジワッ
球磨「仕方ないくま…仕方ないんだくま…」ナデナデ
多摩「多摩達も部屋に行くにゃ…」
大淀「…」
電(はわわ…)
電(ダメなのです…皆さんにがバラバラに…)
電(…司令官さん…なんでもするのです…帰ってきて…くれないでしょうか…)
ー提督宅ー
提督「あっひょーーーーーー!!!!!!」シコシコシコシコ
提督「オラオラオラオラオラオラオラ!!!」シコシコシコシコ
提督「たまらねぇ^~ああ~^~」シコシコシコシコ
提督「うっ…」
提督「ふぅ…よく考えたら、年中無休で家にも帰れない…提督ってクソブラックだな…まぁ、公務員の役目なんて国家の所詮パーツであり代用も…」
提督「いやぁ…久しぶりにヌいたな…何年ぶりだ?」
提督「流石にあいつ等の前でこういうことするのは良くないからな…小さい子も居るし」
提督「はぁー…疲れた…誰だよこんな動画見てる奴は…趣味悪いな…」
提督「……もう一発いくか」シコシコシコシコ
ー次の日ー
ー鎮守府ー
大淀「…」
もう限界です
さようなら
大淀「…どうして…気が付かなかったのでしょう…」
大淀「あんなに近くに…居たのに…」
大淀「…私が気づいていれば…こんなことには」ポロ
大淀「…てい…とく…」ポロポロ
大淀「…私は…任務娘として失格ですね…」ポロポロ
大淀「見捨てられて…当然です…」ポロポロ
ー空母寮ー
瑞鶴「…」
北上『艦爆したり…』
瑞鶴「…」
瑞鶴「…伝えてくれてもいいじゃない。提督さん…」ポロポロ
翔鶴「…瑞鶴」
瑞鶴「翔鶴姉ぇ…やだよ…提督ざん…別れたくない…」ギュゥ ポロポロ
翔鶴「…大丈夫。きっと提督は戻ってくるわ」ナデナデ
瑞鶴「で、でもぉ…でいどくざんはぁ…私のぜいで…」ポロポロ
翔鶴「気が付けなかった私も悪いわ…ごめんなさい。瑞鶴、提督…」ナデナデ
瑞鶴「うぅ…うぐっ…」ギュー
瑞鶴「私のせいだぁ…私のせいで…」ボロボロ
翔鶴「瑞鶴…大丈夫…提督はきっと…」ナデナデ
加賀「…赤城さん」
赤城「はい、何でしょうか?」
加賀「ご飯を食べましょう…間宮さん、赤城さんの分も作ってますよ」
赤城「…提督ありきのご飯ですから、食べる訳にはいきません。ごめんなさい、と一言伝えておいてください」
赤城「それに私は提督に甘えて、十分食べてきましたし…」
加賀「片意地か、罪滅ぼしのつもりですか?」
赤城「…ただ、食べる気分ではないだけです」
加賀「赤城さん。そんな事をしていても提督は帰ってきませんよ。分かるでしょう?」
赤城「…」
加賀「なんの解決にもなってませんし、それは貴方の自己満足でしかない…」
赤城「…私は」
加賀「…」
赤城「私は一言あの人に、ごめんなさい、とだけ言いたいのです」
赤城「自分でも何がしたいのかよく分かりません…こんなことしても意味はないのは分かっています」
赤城「でも…でも、せめてこうしていないと、私は私に押し潰されてしまいそうで…」
赤城「…あの人が居ない。それだけなはずなのに…何故ですかね…?」
加賀「赤城さん…」
ー海外艦特別寮ー
レーベ「…提督は…帰ってこないのかな」
マックス「その場合、新しい提督が来るのかしら」
レーベ「う、うーん…どうなんだろう…」
ビスマルク「ちょっと!私達の提督が勝手に何処かへ行くわけないでしょ!?」
マックス「実際、行ったじゃない」
レーベ「マックス…結構ドライだね…」
マックス「そう?」
ビスマルク「とーにーかーく!提督は帰ってくるの!そうじゃなければ、私が許さない!見つけ出して引っ張り戻してやるわ!!」フンス
レーベ「…居場所とか、分かるの?」
ビスマルク「…ソナーとか観測機とか、探知機で!」
マックス「…無理ね」
レーベ「そ、そうだね…」
ビスマルク「…」
マックス「でも、提督を連れ戻すのは賛成。その時が来たら私も行く」
レーベ「…うん。僕も一緒。提督とは別れたくない」
ビスマルク「いい心意気ね貴方達…でも、提督は戻ってくるから、心配はいらないわ!帰ってきたらパーティーよ!ビールにソーセージ!!」
レーベ「いいね…僕もお菓子とか…」
マックス「私もやりたい…」
ー吹雪型寮ー
吹雪「…司令官」グスッ
深雪「まぁー、そう落ち込むなって!元気出せよ!!」
磯波「え、えっと…深雪…」
深雪「おう!どうしたぁ?磯波も慰めてほしいのか?」
磯波「我慢しなくていいよ…声、震えてる…」ナデナデ
深雪「…ありがと」グスッ
初雪「もういや。なにもしたくない」
白雪「…」
叢雲(司令官…貴方無しで私達、どうすればいいのよ…?)
ー軽巡洋艦寮ー
北上「提督…もう居ないんだよね…」
北上「はぁ…」
大井「北上さん…元気をだして…」
北上「…いいよね。大井っちは」
大井「?」
北上「提督のこと、どうでもいいもんね…居なくなっても、なにも変わらないもんね…」
北上「私なら、魚雷撃ってくる部下なんて首にするよー」
大井「…」
北上「はぁ、なんかもうやだなー…色々どうでもよくなってきた」
大井「…確かに私は、提督に対して酷い態度をとってきました」
北上「!…おー?」
大井「ですが、提督に対して尽くしてはきたつもりです」
大井「提督のことがどうでもいい…なにも変わらない?勝手に決めつけないでください。幾ら北上さんでも不愉快です!」
北上「言うね大井っちー…じゃあ、なんであんな態度をとり続けたのさ!それが原因で提督が出ていっちゃったかもしれないんだよ!?」
球磨「ーーはいストップくま。そんなくだらないことで喧嘩は止めるくま」
北上「…くだ?」ギロ
大井「…らない?」ギロ
球磨「そうだくま。たかが提督が一人、逃げ出しただけくま。くだらないくま」
大井「…いくら姉さんでも」
北上「言っていいことと悪いことが…」
球磨「とにかく頭を冷やしてこいくま。仮に提督が帰ってきたとして、今のお前らの顔を見たらまた逃げ出すくま」
北上「…そんな人だとは思ってなかったよ。行こ、大井っち」
大井「…そうですね。北上さん」
球磨「…」
球磨(喧嘩を納めるには、共通の敵を作るのが一番だくま)
球磨(…仲間同士で喧嘩なんて見たくないくま。全部提督のせいだくま)
球磨(帰ってきたら絶対…絶対…)
球磨(帰ってきてほしいくま…提督…)
ー二日目ー
某所
提督「はぁ…疲れた…やっぱ体力使うもんだな…」
提督「ご飯…間宮さんのが食べられないのは嫌だな…コンビニいくか…」
ー朝潮型寮ー
朝潮「司令官…大切な約束…は…」グスッ
大潮「うゎ~ん!司令官~!」ドバー
霰「…」グスッ
荒潮「はいはい…泣かないのぉー…」ナデナデ
霞「ごめんなさい司令官ごめんなさい…」ブツブツ
満潮 ウワノソラ
荒潮「…そんなに気に病むことじゃないわ~、二人とも元気を出して~」ナデナデ
朝雲「司令官…本当に帰ってこないのかな…」
山雲「…あまり実感はないわね~」
朝雲「そうだけどさ…でも…なんか…」
山雲「…そうね。悲しい…わ…」
ー風がつく駆逐艦の部屋ー
島風「…提督…えへへ…」
連装砲ちゃん「(´・ω・`;)」
天津風「ちょ、ちょっと島風しっかりなさいよ!」ブンブン
島風「…?…あれ?提督…」
時津風「えぇー!しれぇー見えるの!?どこにもいないよ…隠れてるなら出てきてー!」
雪風「しれぇは居ませんよ…居ないんです…」
雪風「ふふっ…幸運艦なんて、いないんですね…」
天津風(あなた…どこでなにしてるの?このままだと皆、おかしくなっちゃう…)
ー航空戦艦寮ー
山城「…」ウツムキ
扶桑「山城…大丈夫?」
山城「…姉様」フリカエリ ポロポロ
扶桑「…大丈夫な訳ないわね…ごめんなさい」ナデナデ
山城「わ…わたし…いつも提督を…ないがしろにして…」ポロポロ
扶桑「…」ナデナデ
山城「おっ、お礼とか…まだなにも…返せてないのに…」ポロポロ
扶桑「…」ナデナデ
山城「提督も…姉様と同じくらい…大切な人なのに…!」ポロポロ
扶桑「…」ナデナデ
山城「私みたいな欠陥戦艦を、見捨てずにここまでしてくれたのに!」
扶桑「…そうね」ナデナデ
山城「ねえさま…私…!…私…!!」ポロポロ
扶桑「山城…大丈夫よ…金剛さんの言っていた通り、きっと帰ってきてくれるわ…」
扶桑「私達の提督が、私達を見捨てるわけない…あの人が、そんな人だと思う?」
山城「うぐっ…でっ、でも…だ、誰も提督の場所を…」ポロポロ
扶桑「提督から帰ってきてくれるんだもの、私達が知る必要はないわ…」ナデナデ
山城「提督…姉様…」ポロポロ
扶桑「…落ち着くまで、こうしていましょうか」ナデナデ
山城「…はい」ポロポロ
扶桑(提督、山城がこんなにも…貴方は凄い人ですね)
扶桑(どうか、山城の為にも、私のためにも、そして、皆のためにも、帰って来て頂けないでしょうか)
ー某所ー
提督「いやー食った食った」
提督「あれだな…久しぶりに食べるコンビニ弁当は格別だ」
提督「適度に体に悪いものも摂取しないとな…間宮の料理で浄化され過ぎたからそこら辺のバランスを…」
提督「さて、今日はF○2にするかXvi○eoにするか…レンタルでもしてみようかな…」
提督「夢がひろがリング」
ー戦艦寮ー
金剛「…」
比叡「…姉様。元気をだしてください」
霧島「提督が帰ってくる確率は0ではありません」
榛名「皆さんを元気付けられるのは姉様しか…」
金剛「…なんでも私に頼らないで欲しいネ」
金剛「私、そんなに強くない…」
金剛「…」
金剛「比叡、榛名、霧島、ちょっと一人にして欲しいヨ…」
比叡「…はい」
榛名「…あまり思い詰めないでください」
霧島「…お姉さま」
金剛「…」
金剛「テイトク…」グスッ
金剛「ううっ…提督…提督ぅ…」ボロボロ
ー某所ー
提督「いやー、初レンタルだわ…4Kアダルトビデオ…フフフ」
提督「テレビ付けて…」ピッ
台風1145141919号が接近し…
提督「台風か…どうせ直ぐ消えるだろ」
提督「ほっ」ピッ
提督「再生っ、と…」
(自主規制)
提督「うひひっ…」
提督(うわ…女優が※艦娘※に似てる…なんか罪悪感が…)
ー三日目ー
長門 ポケー
陸奥「あらあら…長門、また何処か行ってるの?」
陸奥「ほら、起きなさ~い」ワシャワシャ
長門「!…陸奥、何をやっているのだ…」
陸奥「長門が何処かへ行ってたから…」
長門「私はここに居るぞ…」
陸奥「意識の話よ」
陸奥(はぁ…提督が居なくなってからずっとこんな感じで…)
陸奥(この子、大丈夫かしら…長年付き合ってるから、明らかに無理してるのはわかるのだけど)
陸奥(言ったところで、私がなんとかできる問題じゃないわね…)
長門 ポケー
陸奥「ほらまた…起きなさ~い」ペチペチ
ー重巡洋艦寮ー
加古「うー…提督まだ帰って来ないのかよ…」
古鷹「…本当に行っちゃったのかも」
加古「やめてくれよ…そんなの考えたくない…」
ガチャ
衣笠「ねぇ!青葉見てない!?」
加古「え、 居ないの?」
古鷹「提督を探してたり…」
衣笠「何処に行ったか分からないのよ…あの子、無茶してないといいけれど…」
ー潜水艦寮ー
伊19「提督…イク、イタズラしすぎちゃったのね…?」
U-511「ごーやさん、admire、かえって、こない、よ?」
伊58「ごめんね…ユー…」ナデナデ
U-511「?」
伊401「提督ー、私、待ってますよー?…ね?…」
伊8「…」グスッ
伊168「司令官、イムヤのこと嫌いだったの…?」
ー某所ー
提督「ふぅ…粗方見終わったが…」
提督「もう精力ないし、貴重な時間を何に浪費してるんだ…」
提督「見るのやめよ、はぁ…だる」
提督「あいつら今ごろ何してるかな…」
ピンポーン
提督「ん?」
提督「誰だ?…訪ねてくるような奴は居ないと思うんだが」
ピンポーン ピンポーン
提督(面倒だな…居留守しよう)
ピンポンピンポンピンポンピンポーン
提督 イラッ
提督「はぁ、いたずらか何かか?」スクッ
提督「はーい!いまいきまーす!」ダッ
ガチャ
青葉「…」ボロボロ ビショビショ ドロドロ
提督「…あ、青葉?」
青葉「や、やっと見つけました…お手柄です…えへへ…」フラッ
提督「お、おい!」ガシッ
提督「熱っ!びしょびしょだし…」
大風「あぁ逃れられない!(カルマ)」ビュー
大雨「おぼれる!おぼれる!」ドバー
雷「動くと当たらないだろぉ!」ピシャーン
提督「この台風の中…どうして」
提督「一先ず、着替えさせて布団に寝かさないと…」
提督「鎮守府に連絡もしないとな…」
ー四日目 早朝ー
ー執務室ー
時雨「提督…何処へ行ってしまったんだい?」
時雨「提督が居なくなってから、皆元気がないよ」
時雨「提督が居なくなってから、いかに僕達が提督に頼りきってたか…痛感したよ」
時雨「…ねぇ、帰ってきてくれないかな」
時雨「…って、一人で僕は何を言ってるんだろうね」
時雨「…」
電話「ジリリリ!」
時雨「!」ビクッ
時雨(電話…大本営からかな…)
時雨 ガチャ
時雨「はい、もしもし」
『時雨か?』
時雨「っ提督!!」
『うおっ、どうしたそんなに大きな声出して…』
時雨「ううん!…何でもないよ!」
時雨「そ、その、どうかしたのかい?」
『いや、実はな…』
時雨「そうなんだ…それで、青葉さんはどうするつもりだい?」
『そっちまで送っていくよ』
時雨「…じゃ、じゃあ提督はどうするんだい?」
『俺か?…』
時雨「そ、その、鎮守府に戻って来るとか…」
『あぁ…えーと、それはないな(まだ休みたい)』
時雨「そ、そうかい…ごめんね…」シュン
『じゃあ、熱と台風が引いたら青葉を送るよ』
時雨「分かったよ…」
『じゃあな』
時雨「あっ…提督…」
ガチャ
時雨「…」
時雨「み、皆に伝えないと…」
ー某所ー
提督「さて…タオルで拭いて、寝かしたはいいが…」
青葉「ハァ…ハァ…」
提督「重症だな…着替えさせて、薬を飲ませて…あー、両方ないんだよなぁ…」
提督「あと…」チラッ
アダルトA「うっふ~ん」
アダルトB「あっは~ん」
アダルトC「おっほ~ん」
提督「これらと一緒の部屋は不味いし…」
提督「とにかく集めて、押し入れにでもしまっておこう…」ヒョイヒョイ
提督「いや、青葉が先だな…薬と着替えを買わなければ…」
提督「濡れタオルを額に…多分、当分は目を覚まさないだろう」
提督「さっさと行って、帰ってくるか…」
ー鎮守府ー
時雨「と言うわけで、提督が一度だけ帰ってくるんだ」
加賀「…提督が居なければこの鎮守府は成り立たない」
加賀「赤城さんや駆逐の娘達の様に、問題が発生している以上、何とか説得する必要があります」
大淀「で、ですがそう簡単に戻ってきて頂けるのでしょうか…」
加賀「そこですね。私が思うに、まず提督は何が原因で出ていったかを考える必要があります…」
北上「そんなの簡単じゃん。提督に直接聞けばいいんじゃない?」
加賀「…そうですね。理由が分からない以上、本人に聞く他ないのかもしれません」
加賀(その答えに、些か恐怖を覚えるのは、私だけでしょうか)
長門「提督に戻る意思がない場合はどうするのだ?」
シーン…
長門「黙りか…だが、可能性としては寧ろそちらの方が高いだろう」
長門「原因は私達にあるのだけは分かっているのだ」
長門「…考えたくはないが、罵声を浴びせられても仕方がないぞ」
龍驤「まっ、そっち覚悟しといた方がええんちゃう?どんなこと言われても、したこと帰って来とるだけやし」
天龍(考えてみれば、あいつに何一つ返してやれてなかったな…)
日向「提督に従わなかったものは、特に覚悟しておいた方がいいな」
伊勢「ちょ、ちょっと日向…」
日向「何を臆す必要がある。事実だろう」
日向「私としては、提督とは良い関係を気づけていたつもりだったのだ…それを…」
加賀「そこまでにしておきましょう。ここで争っても無意味です」
加賀「各々、思うことはあるでしょうが、今は提督説得のために最善を尽くすべきです…」
ー某所ー
ガチャ
提督「雨も風も雷もやばい…本当によく来たな…」クツヌギ
提督「まだ寝てるよな…寝ててくれよ…」タッタッ
青葉「あっ、司令官…」
提督「うわああああああああああ!!!」ズッシャアアア ヒョイヒョイ ポイポイ
アダルトA「うっふ~ん」ポーイ
アダルトB「あっは~ん」ポーイ
アダルトC「おっほ~ん」ポーイ
青葉「…し、司令官…何を投げたんですか…?」
提督「!…み、見てなかったのか?」
青葉「上体を起こすことも…首も曲げられなくて…」
提督「そ、そうか。重症だな」(危ねー)
提督「着替え買ってきたから…その服濡れてるだろ」
提督(その隙に投げたdvdを回収する…)
青葉「あ、あの…その…」
提督「ん?」
青葉「か、体が動かなくて…」
青葉「司令官に、着替えさせて頂けると…」
提督「うん、…うん?」
提督(嫌々不味いよね女の子の着替え手伝うのなんてパパになってからくらいだし普通機会ないしそんな度胸ないしいや待てよ艦娘ならノーカン…)
提督「別にいいが、青葉は大丈夫なのか?」
青葉「司令官が…司令官ならいいです…」
提督「そ、そうか…」
提督(お、落ち着け、疚しいことなんて一切ない。ただ着替えさせるだけじゃないか。いつも着替えてるじゃないか。それと何が違うんだ。やればできるやればできる…あっ、dvd回収しないと…)
ー五日目ー
ー鎮守府医務室ー
加賀「…赤城さん、聞いてください。提督が帰って来てくれるようですよ」
赤城「そ、そう…ですか…それは…よかったですね…」ガリガリ
加賀「…だから、食べましょう?点滴だけでは、最低限の栄養しか…」
赤城「そ、それが…食べ物を体が受け付けなくて…」
加賀「…そこまで自分を追い込む必要が」
赤城「今まで食べ過ぎた分ですよ…あはは…」
加賀(…この笑顔には、かつての赤城さんの面影は感じない)
加賀「…」
赤城「嬉しいですね…提督が…帰って来てくれるなんて…」
赤城「今の私を見たら…誉めてくれるでしょうか…」
加賀「…馬鹿、何を誉めるんですか」
赤城「…申し訳無いです。加賀さん」
ー軽巡洋艦
阿賀野「おはよー」
能代「あ、阿賀野姉ぇ、まだ寝てていいんだよ?」
矢矧「無理に起きるのは体に毒よ…」
酒匂「ぴゃぁ…」
阿賀野「えぇ、なに言ってるのー?もう朝だよ」
阿賀野「阿賀野はしっかりとした生活を送るって決めたの」
矢矧「少しずつ、ゆっくりと変えましょう…」
能代「そうだよ阿賀野姉ぇ、体壊しちゃうよ~!」
酒匂「ぴゃあ」
阿賀野「駄目。提督さんがもうすぐ帰ってくるの。阿賀野、提督さんにきちんとした姿見せて、見直してもらうの」
阿賀野「…もう、お別れしたくないの」
能代(馬鹿…阿賀野姉ぇに何かあったら結局…)
ー某所ー
青葉 スース
提督「疚しいことは特に無かったが…落ち着かないな…」
提督「で、なんで来たんだ?鎮守府の皆も知らない内に…台風の中」
提督「寂しいからとかそんなのじゃない筈だし…会いたいにしても多少限度がある」
提督「何より、俺は書き置きを残していったからな」
提督「起きたら聞いてみるか…」
ー鎮守府ー
不知火「…」グー
陽炎「違う違う!もっと頬をあげて!睨まないの!!」グググ
黒潮「なにやっとるんー?新手の拷問かいな」
陽炎「違うわよ!笑顔の練習!!」
黒潮「けったいなことしとるなぁ。不知火姉はんのいつもの笑顔も、独創的で素敵だと思うんやけど」
不知火「…」シュン
黒潮「…なんやえらく元気ないやんか」
陽炎「司令が出ていったのは自分の落ち度だって、ずっと言ってるのよ」
黒潮「笑顔の練習関係あらへんやん」
陽炎「だったら何とかして司令を繋ぎ止めなさいって私が言ってあげたのよ」
陽炎「で、せめてそのしかめっ面くらいは何とかしておきなさいってことで、笑顔の練習!」
黒潮「うん。やっぱ分からへんわぁ」
黒潮「…なんであの司令はんに拘るん」
陽炎「決まってるじゃない!好きだからよ!!」
不知火「…」///
黒潮「そ、そんなはっきりと言うんやね…でも、司令はんのことも考えてやりいやー」
黒潮「それはうちらの勝手やで、司令はんは今が嫌だったからでていったんや」
黒潮「その嫌の原因がうちらにあるなら、うちらはどうしようもできへんのや」
黒潮「なにもあの司令はんに拘らなくても…」
陽炎「出ていったのも司令の勝手でしょ!勝手には勝手で勝負よ!!」
黒潮「いやいや意味が分からへんよ…」
陽炎「黒潮は司令のことが嫌黒潮「そんなことはあらへんよ」
黒潮「うちは司令はんが大好きだから、司令はんのことを考えてるん陽炎「嘘つき」
陽炎「自分の気持ちに嘘ついて、そんなこと言うのはただの逃げよ」
黒潮「…」
陽炎「自分の気持ちを無理矢理妥協させて、これでよかったと言い聞かせて」
陽炎「そんなの絶対に私は嫌。不知火、笑顔の練習の続きよ!」
不知火「…」ニコッ
黒潮「…」
ー某所ー
青葉「んっ…」パチッ
提督(おっ、起きた)
提督「大丈夫か、青葉?」
青葉「はい…」
提督「熱は…大分下がったな。良かった」
青葉「…ごめんなさい」
提督「いや、いい。気にするな」
提督「所で、何で来たんだ?」
青葉「…か、書き置きを聞いて」
提督「なんだ、書き置きの事を知ってるんじゃないか。尚更何で来たんだ?」
青葉「…」
提督「…」
青葉「ご、ごめんなさい」ジワッ
提督(えっ、なんで泣くの?)
提督「…」←気不味さの無言
青葉(…やっぱり司令官…怒ってる…そうだよ…)
青葉(こんなことされたら…誰だって迷惑だよ…)
青葉(私の我が儘で…これ以上司令官に迷惑を…)
青葉「…ごめんなさい…すぐ帰ります…」
提督(えっ、なんでそうなるの?)
提督「かなり距離があるだろ。明日送っていくから」
青葉「…ごめんなさい」
提督「気にしなくていい」
提督(今日の青葉…どうしたんだ?)
提督(俺に原因があるのか?…だとしても思い浮かばないな…)
ー帰鎮守府当日ー
提督「と言う訳で鎮守府だ…」
青葉「ごめんなさい…」
提督「いや、もういいから…本当に」
提督「一応、部屋まで送っていくよ…」
青葉「ありがとうございます…」
ー鎮守府内ー
提督「久しぶりだな…やっぱ広いわ…」
提督「…青葉の部屋どこだっけ」
青葉「えっと…あっちで…す?」
提督「あぁ、あっち…ね?」
提督(なんか凄い速度で走ってくる奴等が…?)
島風「提督っー!」ダダダ
夕立「ぽい!」ダダダ
時津風「しれぇー!」ダダダ
提督「おぉ…久しぶりだな。元気して」
島風「提督っ!」ガバッ
夕立「っぽい!」ガバッ
時津風「しれぇ!」ガバッ
提督「おっとと」ヨロッ
島風「提督…」スリスリ
夕立「…」スリスリ
時津風「う~…」スリスリ
提督「お、おぉ…」ナデナデ
提督(そんなに寂しかったのか?なんか嬉しいなぁえへえへ)
提督「おい…放してくれないか…」ナデナデ
ギュー
提督「…すまん青葉。一人で行けるか?」
青葉「は、はい…ありがとうございました…」
提督「あぁ、体に気を付けろよ」
青葉「っ…はい」タッタッタッ
提督(結局、最後まで元気なかったな…)
提督「…で」
ギュー
提督「なぁ、こっちの都合も考えてくれないか?」
ビクッ
島風「ご、ごめんなさい!…」サッ
夕立「…」サッ
時津風「っ…」サッ
提督(?)
提督「あ、あぁ…ありがとう」
提督(やけに素直だな…やっぱり皆おかしくないか?)
提督(少し心配だな)
提督「…そうだな。食事くらいしていくか」
島風「!」
夕立「!」
時津風「!」
提督「一緒に食べないか?」
島風「行きます!」
夕立「ぽいぽい!」
時津風「はやくいこ!しれぇ!!」
提督「分かった分かった…」
提督(元気になったな…やっぱり勘違いか)
ー食堂ー
提督「いやーなんか懐かしいな」
島風「はやくー!」グイグイ
時津風「うー!」グイグイ
夕立「ぽいぽい!」グイグイ
提督「わ、分かったって…」
提督(あれ?昼時なのに人居ないな…)
提督「すいません。間宮さーん。海軍定食を…」
間宮「…て、提督?」
提督「あれ、見て分かんないかな…軍服の方が…」
伊良湖「提督さん!」
提督「おぉ、久しぶりだな…あの、間宮さん。提督です」
間宮「えぇ、その、分かってはいますよ…来ることも知っていましたし…」
提督「じゃ、じゃあなにか問題でも?」
提督(やばい、服装のセンスがないとか…)
間宮「…そ、その、事情の方は」
提督(この気まずそうな感じは…ナニしてたのがばれてみたいだな…)
提督「…そうですね。(おなにーは)考え直したんですけど」
提督「どうしても…我慢できなくて」
伊良湖「…」
間宮「…私達の責任なのは分かってはいるんですが…」
提督「いえいえ!とんでもない!」
間宮「…申し訳ありません。私の食事で解消できるものなら…(ストレス的な意味で)」
提督「そんな…間宮さんに責任はありませんよ…(服脱がないですし)」
間宮「せめて今日くらいは、どうか…」
提督「そんな重く捉えないで下さいよ…では、海軍定食をお願いします」
間宮「…かしこまりました」ニコッ
提督(あぁ^~たまらねぇぜ。もう気が狂うほど、可愛らしいんじゃ)
間宮「貴女達も、今日くらいはどうかしら」
島風「食べる!」
夕立「ぽーい!」
時津風「うん!」
提督(今日くらいは?)
提督「…間宮さん。他の娘は?」
間宮「…そのことなんですが」
提督「えぇ!?俺が帰ってくるまで食べない!?」
間宮「はい…」
間宮「それだけならよかったのですが…」
間宮「やはり体調を崩したり…赤城さんなんかは食べ物を体が受け付けなくなってしまって…」
提督「重症じゃないですか!意味不明ですし…直ぐに行ってきます!!」
間宮「あっ…えっ…と…会っていただけるんですか?」
提督「当たり前じゃないですか!」
間宮「そ…その…ありがとうございます」
提督「…?」
島風「提督…?」
時津風「うー…」ギュッ
夕立「行っちゃうっぽい…?」
提督「大丈夫。赤城を連れてくるから一緒に食べよう」ナデナデ
島風「…はい!」
時津風「…うん」サッ
夕立「ぽい!」
提督「じゃあ、間宮さん。赤城も盛り…いや、大和盛り頼みますね!」
間宮「…はい!お待ちしております」
ー医務室ー
提督「赤城!」
加賀「提督…!?」
赤城 「…ィ…?」ボソボソ
艦娘s ザワザワ
提督(…多いだろ。出撃後より居るんじゃないか?)
提督「ほ、他も…えーと…」
提督「とにかく赤城!大丈夫なのか!?」ガバッ
赤城「…ィ…ゥ…」ボソボソ
提督「え?なに?」
加賀「…大丈夫です。と言っています」
提督「どこをどうとったら大丈夫なんだこれは!?」(今の聞こえたのか)
提督(思った以上に更に重症じゃないか…腕なんかこんな細く…しばらく出撃もできないな。弓も引けるのか?)
提督「ご飯を食べよう!間宮さんに頼んである!!」
提督「他の娘もそうだ!食堂に…いや、俺が持ってきた方が…」
赤城「…ィ……ィ…」ボソボソ
提督「…」
加賀「提督、ごめんなさい…と」
提督「謝るならこんなことしないでくれ!なんのために資源を他所から貰ってきてると思ってるんだ…」
提督「食ったら許してやるから!待ってろ!!」
赤城 ポロポロ
提督「ほら、お粥!」
赤城「…」
加賀「…その、提督。赤城さんは食べ物を」
提督「分かってるよ!いいかよく聞け!赤城だけじゃない!今ここに居る全員だ!」
提督「俺はな、お前らが苦しんでる姿は何よりも見たくないんだ!」
提督「その原因が空腹だろうが、悲しみだろうが、怒りだろうが、どんなことであっても絶対に嫌だ!」
提督「だからしなかった!解体!オリョクル!牧場!改修!轟沈なんて以ての他だ!」
赤城 ポロポロ
提督「…お前の今の姿を…見るのはとても辛いんだ」
提督「お前だけじゃない、他の皆もそうだ。しかも、どうやら俺が原因みたいだな」
提督「…すまなかった。君達の中で俺がそんな存在だとは思ってなかったんだ」
提督「俺も少し考え直すから…せめて、食べ物は食べてくれ」
提督「…以上だ」
※前日オナニーしてました※
赤城「…」ポロポロ
提督「…赤城、お粥だ」
提督「あーん」スッ
赤城「…」
赤城 アーン パクッ
赤城「…」ポロポロ
赤城「…ぉ…ぃ…し…ぃ…」ポロポロ
提督「…そうか。よかったな」
加賀「…よかったですね。赤城さん」ニコッ
赤城「…は…ぃ…」ニコッ ポロポロ
提督「…加賀。赤城にお粥を食べさせてやってくれ」
加賀「…分かりました」
提督「それと、後から話をしよう」
加賀「!…分かりました」
提督「じゃあ、すまない赤城。他の娘も気になるんだ」
赤城「て…ぃ…とく」
提督「なんだ?」
赤城「あり…が…と…ぅ…ござ…」
提督「…あぁ。食べてくれてありがとう。赤城」
加賀「…」
提督「…秋月、照月、初月」
秋月「…」
照月「…」
初月「すまない…僕が止めるべきだった…」
提督「餓死寸前まで…普段から食べてなかっただろ…」
初月「…僕は意志が弱くて…最後までできなかったんだ…」
初月「…姉さん達の意志に…敵わなくて…」
初月「…はは…あんな大口叩いてたのに…僕、全然強くないね…」
初月「こんな僕に…もう、秋月型なんて…」
提督「初月」ガシッ
初月「…」
提督「卑下しなくていい…ありがとな。秋月達の面倒を見てくれてて」
提督「本当なら俺が逸早く駆けつけるべきなんだ…よくやってくれた。ごめんな、初月」
初月「…ちょっと、すまん」ギュッ
提督「…あぁ」ナデナデ
初月「…」ギュー
初月「…グスッ…ヒグッ…」ポロポロ
提督「ごめん、初月。あとは任せて、ゆっくり休んでくれ」
初月「Zzz…」グスッ
提督「…」ポンポン
提督(…どうするべきだ。軽い気持ちでオナニーしたかっただけなのに…)
秋月「…う、うん…」
提督「!秋月!!」
秋月「…ん」
秋月「!…ほぁ……提督…!」
秋月「あ、秋月…待ってました…!」
秋月「いい子にしてたら…きっと来てくれるって…信じて…」
提督「ごめん!秋月!本当にごめん!!」
提督「とにかく、今はこれを食べてくれ!!」
提督「飯は食わせた…次は…」
瑞鶴「ブツブツ」
翔鶴「そ…その…」
提督「…瑞鶴」
瑞鶴「ブツブツ」
提督(自傷まで…相当自分を…)
提督「翔鶴…妹を…すまない…」
翔鶴「いえ…姉として、瑞鶴をどうすることもできませんでした…」
翔鶴「お願いします…瑞鶴を、助けてあげてください」ペコリ
提督「あぁ、分かってるさ…」
瑞鶴「ブツブツ」
提督「瑞鶴」
瑞鶴「ブツブツ」
提督「…」スッ
瑞鶴「ごめんなさい提督さん爆撃してごめんなさいそっけない態度とってもごめんなさいお仕事ちゃんとしなくてごめんなさい資源使ってごめんなさい建造されてごめんなさいこの鎮守府に居てごめんなさい死にきれなくてごめんなさい迷惑かけてごめんなさい無視してごめんなさい大破してごめんなさい…」
提督「…」
提督「瑞鶴」ナデ
瑞鶴「っ!…」ギョロ
提督「…俺が分かるか?」ナデナデ
瑞鶴「…あ、あ…あ…?」
瑞鶴「…提督さん?」
提督「あぁ、そう「ごめんなさい!ごめんなさい提督さん爆撃してごめんなさいそっけない態度とってもごめんなさいお仕事ちゃんとしなくてごめんなさい資源使ってごめんなさい建造されてごめんなさ提督「瑞鶴」ギュ
提督「もういいさ、怒ってなんかいない」ナデナデ
瑞鶴「…」
提督「瑞鶴は何も悪くない」
瑞鶴「…」ポロ
提督「かなり痩せたな…大丈夫か?」ナデナデ
瑞鶴「…ううっ…でいどくざん…捨てないで…」ボロボロ
提督「捨てるわけ無いだろ。安心してくれ」ナデナデ
瑞鶴「ごめんなさい…ごめんなさい…」ギュゥ
提督「…取り返しがつかなくなってきた」
提督「…」
朝潮「し、司令官…」
荒潮「…来てくれたの…嬉しいわ…」
霞 ウツロ
満潮 ガクブル
提督「…ごめんな。朝潮、荒潮」
朝潮「朝潮よりも…荒潮が…皆を気遣って…」
荒潮「あらぁ…?」
提督「そうか、荒潮…よく頑張ってくれたな」ナデナデ
荒潮「あらぁ…あらあら…」
荒潮「…もう勝手に、どこかへ行かないで」ギュ
提督「あぁ、行かないさ」
荒潮「…霞と満潮をお願いします」
提督「あぁ、任せてくれ」
提督「霞、満潮、俺が分かるか?」
霞「…!」
満潮「…司令官」
満潮「…な、なに…何か用?」ビクビク
霞「…」ビクビク
提督「あぁ、そんなに怯えなくて大丈夫だ…先ずは」
霞 ビクッ
満潮「…」ビクビク
提督「すまなかった。二人とも」ナデナデ
霞「…な?」
満潮「…なん…で?」
提督「心配かけたな…本当にごめん。悪かった」ナデナデ
提督「もう勝手にどこへも行かないからさ…元気を出してくれ」ナデナデ
満潮「お、怒ってないの…?」
提督「怒る?」
霞「ずっと司令官のこと、罵ってきて…」
提督「いやぁ、慣れると気持ちがよくも感じるぞ」
満潮「…」
霞「…」
提督「…」
提督(これに反応を示さないとは…相当まいってるな…)
提督「…とにかく、俺は怒ってない。安心してくれ」
満潮「ほ、本当に?」
霞「お、怒ってないの?」
提督「あぁ…嘘つく必要ないだろ?」
満潮 ホッ
霞 ホッ
満潮 フラッ
霞 フラッ
提督「!おい?」ガシッ
満潮「Zzz…」
霞「Zzz…」
提督「…寝たのか、それならよかったが」
提督「こいつらがこんなになる程のことが未だかつてあったかな…」
提督「…他のやつらも心配だ!」
提督「…」
金剛
提督「…金剛、聞こえるか?」
金剛 ピクッ
金剛「テ…テイトク?」
提督「!…体は大丈夫か?」
金剛「テイトクッ!」ギュゥ
提督「おっ…と…すまなかったな」ナデナデ
金剛「テイトク!テイトク!!」ギュゥゥ ポロボロ
提督「…」ナデナデ
金剛「会いたかった…」ギュゥゥゥ ポロボロ
提督「…語尾が消えてるぞ」ナデナデ
金剛「…もう、jokeのタイミングじゃないヨ…」ニコ
提督「あぁ…すまなかったな」ナデナデ
金剛「…榛名や霧島、比叡にも会って欲しいネ…」
提督「…偉いなお前は。姉妹のことを考えて」ナデナデ
金剛「ん…」///
金剛「…」
金剛「で、でもやっぱりもう少しこうして…」
提督「あぁ、しばらく一緒に居よう…」ナデナデ
金剛「…ありがとう…サンキューネ!」
提督「…」
提督「すまない…言いたいことがあったら全部言っていいぞ」
金剛「…?」
提督「今回の件で、皆色々あったな…俺の軽率な行動の結果だ。すまない」
提督「それぞれで思っていたことは良くも悪くも話してくれた。もし、金剛も何かを思っていて」
金剛「…」
提督「それがどんな言葉であろうと、俺は甘んじて受けるよ…」
金剛「…」
提督「…」ナデナデ
金剛「…ばか!テイトクのバカネ!何で何も言わないで突然消えちゃうんですカ!!」
金剛「テイトクのせいで…皆がバラバラになりかけて…」
金剛「私、皆を元気付けようと頑張ったのに…全然効果がなくて…」
金剛「テイトクは自分の存在の大きさを、考え直した方がいいヨ!」
提督「…その通りだな。すまなかった、金剛」ナデナデ
金剛「…違うネ。私達、たくさん迷惑を掛けてきたヨ…」
金剛「これは罰ネ…今までの私たちへの…」
提督「そんなことはないぞ」
金剛「…で、でも」
提督「俺はお前達のことを今までに一度も面倒だと思ったことはない」
提督「まぁ、確かに手の掛かる娘も居ないとは言わないが…」
提督「…お前達の過去は知ってるし、今の境遇もできるだけ理解してるつもりだ」
提督「俺は提督だ。君達の全てを受け入れる義務がある」
提督「…それに、今更な話だろう。何年付き合ってきたんだ」
提督「今になって突然折れて、消えたりなんかしないさ…」
金剛「テイトク…」
提督「だから心配しないでくれ、またいつもの生活に戻していこうな」ナデナデ
金剛「…」ウルッ
提督「あー、また涙が出てきたぞ…」フキフキ
金剛「デイドグ…」ポロポロ
提督「泣くな泣くな…金剛には笑顔が一本だ」
金剛「そんなこと言われて、泣かない方がおかしいヨ…」ポロポロ
提督「…悪かったな。金剛」ナデナデ
金剛「…ごめんなさい。テイトク…」
提督「重巡洋艦寮…ここだったよな?」
摩耶「…!…っ提督!!」ダダダ
提督「おぉ、摩耶…元気そうで」
摩耶「馬鹿野郎!!」ギュゥ
提督「おっ…と…」ガシッ
摩耶「何処行ってたんだよぉ!あたし達に黙って…どれだけ心配してたのか分かってんのかよぉ…」ギュゥゥゥ
提督「あぁ…ごめんな」ナデナデ
摩耶「ばかばかばかぁ…あたし色々言ってきたからさぁ…余計に心配で…」
提督「摩耶は何も悪くないさ」ナデナデ
摩耶「嘘だろ…馬鹿なあたしだって自分が何してきたかくらい覚えてる…」
摩耶「…気が済むまでぶん殴ってくれよ」
提督「お、おい。何を言い出すんだ」
摩耶「…不安なんだよ…本当はお前から恨まれてるんじゃないかって…また突然行っちゃうんじゃないかって…」
摩耶「だからさ…あたしの体使って本当のこと教えてくれ」
摩耶「どうでもいいならぶん殴ってくれ。恨んでるならぶん殴ってぶっ飛ばしてくれ」
提督「結局ぶん殴ってるじゃないか…」
摩耶「いいんだよ…これ以上あたしを不安にさせないで…」
提督「…摩耶、大丈夫だ」
摩耶「で、でも…」
提督「何をそんなに怯える必要があるんだ、摩耶らしくない…」
摩耶「…だって」
摩耶「お前がまた居なくなったら、あたし…あたし…」
提督「大丈夫だ。安心してくれ」
提督「俺は居なくならないよ。皆とも約束してきたからな」
摩耶「… 」
提督「…って、これじゃあなんだか別れ際みたいだな」
提督「まぁ、とにかくいつもの摩耶に、普段通りのお前になってくれ!頼む!」
摩耶「…」
摩耶「…んだよ、ふざけんなよぉ…そんな風に優しくされると…」
摩耶「…こ、これだけは言わせてくれ」
提督「ん…なんだ?」
摩耶「あ、あたしさ…あ、あれでも…これでも…す、すっごく感謝してんだ…ぜ…」
提督「…」
摩耶「あたし口悪いからさ…色んな鎮守府回されてぐれてたけど…」
摩耶「お前は私を受け入れてくれて…なんか裏があるんじゃないかと思ってたけどさ…本当に優しくしてくれて…」
提督「…摩耶」
摩耶「…く、クソが!勝手に居なくなるなよな!」///
提督「あぁ、約束するよ」ナデナデ
摩耶「…うん」
提督「おじゃましまーす…」ガチャ
鈴谷「…誰?」
熊野「…御来客ですの?」
提督「あぁ…鈴谷、熊野。提督だ…すまなかった」
鈴谷「…提督?」
熊野「…ぁ」
提督「…えーと。帰ってきた…んだ」
鈴谷「ほ、本当に…?」
熊野「提督…ですの?」
提督「あぁ、幻覚でも、夢でもないぞ」
鈴谷「提督…ちょっち来て…」
提督「?…あぁ」
鈴谷「ね、ね…手、こっちに…」
提督「あぁ、分かった…」スッ
鈴谷「…」ゴクリ
鈴谷「…」ソーッ
提督「…?」
鈴谷「…!」ギュッ
鈴谷「ぁ…」スリスリ
鈴谷「ほ、本物だ…熊野…本物の提督…」スリスリ ポロポロ
提督「あ、あぁっとすまない!」ナデナデ
提督(また泣かせてしまった…)
熊野「ほ、本当にですの…?」
鈴谷「うん…温かい…撫でてくれるし…」スリスリ ポロポロ
提督「…色々、ごめんな」ナデナデ
鈴谷「ううん…おかえり…待ってた…」ポロポロ
熊野「あ、あの…熊野も居ましてよ…」ツンツン
提督「あぁ、分かってる。ごめんよ」ナデナデ
熊野「ん…わ、わたくしも提督の扱いを心得ていなく…」
熊野「…ごめんなさい」
提督「あぁ、気にしなくていい。熊野は何も悪くない」ナデナデ
熊野「…そ、そう言ってまた消えてしまうのではなくて…?」
提督「…すまないな。そこまで思う程追い詰めてしまって」
提督「大丈夫だ、信じてくれ」ナデナデ
熊野「…分かりましたわ」
鈴谷「ね…嘘とか…勘弁ね…」ギュ
提督「あぁ、勿論だ…だから、安心してくれ」
提督「ここで重巡洋艦は最後だ…」ガチャ
提督「邪魔するぞー…」
衣笠「その声…」バッ
青葉「司令官…?」
青葉「な、なんで…すぐ帰るって…」
提督「皆の様子を見て、これは放っておくべきでははないと思ってな…」
青葉「じゃ、じゃあ、皆が元に戻ったら…」
提督「あぁ…安心してくれ。大丈夫だ、ずっと居るよ」
青葉「ほ、本当に…?」
提督「あぁ、嘘をつくわけないだろう?」
青葉「あ、青葉…聞きましたよ…?信じていいんですか…?」
提督(…そういえば、追ってくる程だったな)
提督「…あぁ、大丈夫だよ」ナデナデ
青葉「な、なら信じます…ずっと見てますからね…」
衣笠「…ちょっとぉ、衣笠さんも居るのよ!」
提督「あぁ、悪い悪い」
衣笠「全く…久しぶり!提督!」
提督「衣笠は元気そうだな…いや、よかった」
衣笠「あはは…」
衣笠「…」 ウツムキ
提督「…衣笠?」
衣笠「…これが元気そうに見えるの?」ポロポロ
提督「あぁ!衣笠、すまない!!」
衣笠「もう帰ってこないと思ってた…」ポロポロ
提督「心配かけてすまなかった!一段落したら、なんでも言うこと聞いてやるからさ…」
青葉「!…あ、青葉、録音しました!!」
衣笠「グスッ…ふふっ、やったね青葉…」ゴシゴシ
提督「!…あ、ちょっと…待て!」
提督「限度は考えてくれよな!?頼む!」
衣笠「…今じゃダメかな?」
提督「今?」
青葉「大丈夫ですっ!すぐ終わります!!」
提督「おぉ、急に元気になったな…まぁ、すぐ終わるなら…」
青葉「恐縮です!ガサー!決まってるよね?」
衣笠「提督、抱き付かせて!」
提督「幸せな時を過ごした…」
提督「って、次だ!」
提督「球磨型艦の寮…何事もないといいんだが…」
提督「邪魔するぞ…」コンコン ガチャ
北上「誰ー…勝手に開けないでよ…」
北上「って提督!…来てくれたの!?」
提督「あ、あぁ…流石にな…」
北上「ねぇ!球磨姉さんに会って!」
提督「…球磨がどうかしたのか?」
北上「え、えぇと…私と大井っち…その…」
提督「…細かいことはあとで聞くよ。とりあえず球磨に会いに行く」