第1巻 第70話 テキタイ
2017年8月20日夜 集英組一条家
蒼也 「太陽の眠る夜、世を照らし人々に灯りを与え30の歳と姿を持つ月よ、2つの月、愛する男の為に星の世界に足を踏み入れた心優しい姫に新たな星の光を与えよ。」
蒼也 「zyjacya shine last cylf(ザクシャ シャイン ラスト シルフ)「永遠に輝き続けよ、シルフ」
ピカーー!
蒼也 「………「アルドラの匣」ですね。88等星で、7つの内下から3番目です。」
千棘 「何よ、パッとしないわねぇ………」
蒼也 「仕方ないですよお嬢。お嬢は覚醒してから楽の半分の期間なんですから。
むしろ2ヶ月ちょっとでアルドラまで行ければ上出来ですよ。」
千棘 「まあいいや、次頑張ろーー。」
蒼也 「何はともあれ、お2人が格上げ(ランクアップ)してくれたお陰で、無事に「あの組織」に対抗する術が増えたわけです。」
楽 「あの組織?」
蒼也 「ああ、最近日本のこの県にアジトを移したとのビーハイブ御用達の情報屋から連絡があった。まあ、ビーハイブと敵対してる組織で集英組やビーハイブみたいに「いい側」のマフィアじゃないね。」
千棘 「そんな奴らが来てるの?もしかしてダーリンの家の人達が街に入らないようにしてるような?」
蒼也 「その程度ならまだいいんですが。あいつらの犯罪は特別ですからね。」
楽 「特別?」
蒼也 「まあ、この続きは次の訓練の時に話すよ。」
そういうと蒼也は自分の住処に帰っていった
楽 「なんなんだろうな?特別な犯罪って。」
千棘 「さあねぇ、考えても分かんないし。それより、久々に2人で買い物に行かない?
ペイちゃんのエサも買わなきゃいけないし。」
楽 「ペイルな」
そんな訳で………凡矢理ショッピングモール
楽 「オウムのエサはペットショップまで行かないとな、どこだっけ?」
千棘 「そうねぇ、確か………」
ボウッ
楽 「ん!?」
千棘 「えっ!?何?」
客A 「火事だーー!喫茶店が燃えたぞー!」
従業員 「おい!何をしてる。早く消火器を………」
従業員 「それが………さっきからかけているんですが全く消えないんです!」
楽 「火事?一体何なんだぁ!?」
その頃、火事の起こった喫茶店
? 「フフフ………これで邪魔な客と店員は大方追い出せた。後は………」
第70話 完
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