2019-06-09 19:01:39 更新

2017年10月27(金) 15:00


中央大学 22号館の教室


集 「ふーー、これで俺たちの1日教室の準備は、大体終わりだね。」


るり 「そうね。

たった2人でよく出来たわ。」



集とるりは、その日の講義後に自分達が中央大学の大学祭でやる、

集が英語以外の教科を、

るりが英語と、その他色々の外国語の基礎を教える「1日教室」の会場を、

先生に許可を取った、22号館の空き教室に準備していた。



るり 「まあ、私たち2人にしては大分上出来よね。

教室の詳しいスケジュールや時間割も、

教室の前の看板に書いて、チラシにもプリントして、何百枚もプリントアウト出来たし、

教える予定の中学・高校で言う5教科の教材も、これだけ揃ったしね。」


集 「まあ、俺の人脈もフル活用して皆さんに作って貰ったからね。」


るり 「………あなたの人脈と情報網、

ホントに怪しいわね。

彼女の私が言うのも何だけど。」


集 「ししし………まあねーー♪」


るり 「一条君に最近聞いた話では、

彼の大学にもあなたそっくりの友人がいるらしいけど………

まあ、それは置いといて。」


集 「ん?」


るり 「頑張るわよ。」


集 「え?」


るり 「だってこれは、

ただ単に一条君や千棘ちゃんや小咲に見せる為の大学のイベントじゃあ無くて、

私に取っては翻訳家(ほんやくか)、

あなたに取っては教師としての始めの一歩でもあるでしょ?

頑張るわよ。」


集 「ああ、そうだね。

頑張るよ!」


第1巻 第241話 完


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