2019-06-05 21:42:49 更新

2017年10月25日(水) 12:00


イオンモールキリオ 凡矢理店


レストラン


千棘 「このハンバーグステーキ、

おかわり下さーい!」


ガッガッ


店員A 「はーい。」


楽 「お前ホント、よく食うよなぁ………。」


千棘 「だって、ここのハンバーグステーキ、美味しーんだもん♪」


楽 「まあ、良いけど………。」



ゲームセンター


ウィーン ガシャンッ


千棘 「やったーー!

ついにクレーンゲームで一つ、ヌイグルミを取れたーー!」


楽 「やったな千棘!

あま、俺の勝ちだけどな。」


ドサッ



楽は、千棘が1つ取った時にはすでに5〜6個のヌイグルミを取っていた。



千棘 「むむむ………

あんたやっぱり、こういうの得意ね。

あ!そうだわ、次はパンチングマシーンで勝負ってのはどう?」


楽 「しねーよ!

星体技(せいたいぎ)まで使えるようになったお前に俺が勝てるわけねーし、

お前は自分のバイト先があるキリオのゲーセンでも、

マシーンを壊す気か!」



映画館


千棘 「ぐぅ〜〜、ぐぅ〜〜。」


ムニャムニャ


楽 「やっぱり寝たか。

こいつ、昔から興味があまり無い映画観ると、すぐコレだよ………。」



スタスタ………


千棘 「うーん、まだちょっと眠い………。」


楽 「お前、ホントにすぐに映画館で寝るよな………。」


パクッ モグモグ………



映画館を出た楽と千棘は、

クレープを食べながらキリオの道を歩いていた。


千棘 「ふふっ、でもこういうデートもなんか、久々で良いよね。」


楽 「え?」


千棘 「ほら私たち、ホントの恋人になってから、「恋人らしさ」があるデートばっかしてきたでしょ?

それも良いけど………

なんだか私たち、気取り過ぎだったのかも、

あんたといる時はやっぱり、

こうやって2人の好きなところ行ったり、

2人でバカやったり………

そういうのが1番私は楽しいわ。」


楽 「………ああ、そうだな。

俺は恋人らしいデートも、

お前とバカやってるデートも、

両方楽しいけどな。」


第1巻 第234話 完


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