第1巻 第72話 ヒトカゲ
楽 「九愛太陽(きゅうあいたいよう) レオン」
千棘 「三日月銀兎(みかづきぎんと) シルフ」
シュンッ シュンッ
火向 「太陽ヒョウに三日月ウサギか。ガキが生意気にそんな稀少星獣を………まあいい。」
カシャンッ
火向の星匣 「剣の札(ツルギノフダ)」
シュンッ
刀身が燃えた西洋剣が火向の手元に現れた
楽 (考えてみたら俺、星獣じゃなくて他の星神と戦うの初めてだ………今まであった星神はみんな味方か敵かよく分かんない奴だったからな。)
レオン 「楽!来るよ!」
楽 「え?」
火向 「そーらっと!」
シュンッ
楽 「わわっ!」
ザンッ ボウッ
楽が躱して火向が剣の札で切りつけた店の席の切り口が発火した
楽 「あの刀、切り口が燃えるのか?」
火向 スッ
カシャンッ
火向の星匣 「籠手の札(コテノフダ)」
シュンッ
火向の左手にガスバーナーの様なものが装着された
ボウッ
千棘 「キャッ!」
シルフ 「千棘!盾の札を!」
千棘 「う…うん!」
カシャンッ
千棘の星匣 「盾の札(タテノフダ)」
シュンッ
千棘の左手にウサギの顔を模した丸い盾が現れ、炎を防いで消えた
楽 「盾が一発で消えた!あの籠手の札、俺のより全然火力が高ぇ!」
火向 「やれやれ、所詮はなりたての星神だな。
太陽と月の力と特性を全然引き出せてねぇじゃねぇか!」
第72話 完
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