最上「男らしくなりたい!」提督(は?、この娘男の娘だったのかようわあああぁぁぁぁぁ!!!)
ー演習場ー
天龍「ふふ…怖いか…?」
木曾「弱すぎるっ!!」
武蔵「一斉掃射だ!薙ぎ払え!!」
ー執務室ー
最上「…カッコいいなぁ」ジー
提督(可愛いなぁ…)
最上(…男らしくなれれば、僕もあれだけ強くなれるのかな)
提督(はぁー…最上は何でこんなに可愛いんだろう…)
最上(強くなれれば、提督の役にもっと立てるよね…)
提督(窓の外を眺める最上…この絶景を後の世に残すために油絵でも描くか…)ガチャガチャ
最上(秘書艦だけじゃなくて、艦隊にも入れてもらえるように…)
提督(くっ…後光が眩しすぎて直視できないっ…!)
最上(…!っそうだ!!)
提督(ぁァぁあ…浄化される…尊い…)シュワァァァ
最上「ねぇ、提督!!僕男らしくなりたいんだ!!」バッ
提督「 は? 」
最上「だって僕って、(武蔵や木曾、天龍と比べたら)女々しいじゃないかい?」
提督「うん…」ポロポロ
最上「それに(武蔵や木曾、天龍と比べたら)口調も女っぽいし!」
提督「うん…」ボロボロ
最上「僕も(武蔵や木曾、天龍みたいに)男らしくなって、実戦に出たいんだ!!」
提督「うん…」ドバー
最上(なんで泣いてるんだろう…)
提督(最上とずっと一緒にいたかったから秘書艦にしてたのに…)
最上(はっ、もしかして今頃気がついたのかって言うこと?僕が遂に気がついたから泣いてるのかな?)
提督(男らしくなりたいって…男だったっていうこと?…いやでもまだ確証は…)
最上「ご、ごめん!言うのが遅かったよね!!」
提督「うわぁぁ!言わないでくれ!!聞きたくない!!!」
最上(あ、当たり前すぎて聞くのも嫌だってこと…!?)
提督(そんな…もがみんが…もがみんが…うぅ…)ドババババ
最上「な、泣かないで提督!僕、頑張るからさ!」アタフタ
提督(…いや、でも最上は最上だよな…)
提督(むしろ男だってことは、もう変に気を使わなくても良いって事か…?)
提督(今まで最上が可愛すぎてロクにスキンシップも取れなかったけど…)
提督(男なら…もう遠慮しなくていいよなぁ!?)
最上「そ、それでね!僕が男らしくなるの手伝って欲しいんだけど…て、提督いつも忙しそうだから…だ…駄目だよね…」
提督「!いや、折角最上が自分から言ってくれたんだ!!是非手伝わせてくれ!!!」
最上「ほ、本当かい…?…で、でもあんなに書類が溜まって…」
提督「いいよいいよ!今終わらせたから!!」パッ
最上「えっ…えっえ?」
最上(嘘…あれだけあった書類が一瞬で?)
提督(最上とずっと執務室に居るために長引かせてたけどもうそんな必要はないからな!)
最上(や、やっぱり提督は僕が気がつくまで待っていたんだね…)
最上(僕は提督に無駄な時間を使わせてたんだ…悪いことをしちゃったなぁ…)
最上「ご、ごめんなさい提督!でも、僕頑張るから!よろしくね!!」
提督「あぁ、よろしくな!」ギュッ
最上「ひゃっ!」///
提督「!?」
最上「あっ、あやっ、手…」///
提督「あ、ああっ!すまん!!」パッ
最上「!い、いやっ、ごめん、放さないで!!」ギュッ
提督「!?」
最上(き、きっとこれは提督からの試練だ!男らしくなるなら、男性への抵抗をなくさないと!!)
提督(最上の手やわらけ〜おらムラムラすっぞ!!)
提督(!!)
提督(いやいや最上は男!!ムラムラは流石にやばい!!!)ブンブン
最上「…///」ギュー
最上(て、提督の手…おおきくてかたい…!そんなことより恥ずかしくて死にそう!!)///
提督(必死で俺の手を握るもがみんマジGuilty…死ぬ…)
提督(…いやでも…)
最上「…うぅ///」ギュー
提督(本当に男だよな?確かに胸はないように見えるが絶妙な膨らみを感じないこともない…)
提督(おててだってこんなに柔らかいし嗅覚は溢れんばかりのもがみの香りを訴えているというのに…)
最上「て、提督…そろそろ良いかなぁ…?」///
提督「?あ、あぁ」
提督(よく分からんが)
最上「ふぅー…」パッ
最上「やっぱり、提督の手は大きいね!体も大きくて筋肉もあるし」
提督「あぁ、軍人として最低限の訓練は受けたからな」
最上「僕も早くそんな風に(男らしく)なりたいなぁ」
最上(そしたら強くなれそうだし!)
提督(ならなくていいよ!考え直せ!)
最上「ねね、僕にもトレーニングって奴?教えてくれないかな!」
提督「別に構わないよ、仕事も終わらせたからな」
最上「やったぁ!」ピョンピョン
提督(一々股間に来る…いや俺はゲイじゃない!)
ー鎮守府トレーニングルームー
提督「じゃあ簡単なストレッチから始めるかな」
最上「はーい!!」
提督(はぁージャージ姿の最上は天使!)
提督「そこで座って脚を伸ばしてくれ」
最上「うん!」ビヨーン
提督「つま先に手は届くか?」
最上「うー、んー…と、届かない…!」
最上「ずっと執務室に居たからかなぁ…身体が鈍っちゃったかも…」
提督 グサッ
最上「あ、い、いや!提督は悪くないんだよ!?僕が言うのが遅かったからね!!」
提督「すまん…じゃ、じゃあ後ろから押すからな。痛かったら言ってくれ」
最上「うん!」
提督(最上は男…ある程度は密着しても問題はないよな!!)
提督「よっこらっと」
最上「!」///
最上(ち、近い!近いよぉ!!提督がこんな距離…て言うか覆いかぶさられてる!!)///
提督(最上小さいな…て言うかめっちゃいい匂いする何だこれまじやばい)
提督(…だが男だ!!!!!!)
提督「も、最上?押すぞ?」
最上「ひゃい!」///
提督(ひゃい?)
最上「う、うん!」///
提督「よいしょ…」グググ
最上「…あ、あぁっ、ん…」///
提督 ピクッ
最上「ん……んく…〜っ!…」///
提督(仏説摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩)
最上「んんぅ…ぁぅ…ぁ…っ!」///
提督(行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄!!!!!!!)
最上「〜〜〜っ!んぁっ」///
提督「…ごめん。ちょっと待ってくれ」パッ
最上「はぁはぁ…ど、どうしたんだい…?」///
提督「トイレに行ってきてもいいか?」
最上「え、えっ?べ、別にいいんじゃないのかい…?」
提督「ごめんな」ビュン
最上「は、速い…!凄いなぁ…!」
ー鎮守府庭ー
提督「ストレッチもまだ早かったな、軽く走る所から始めよう」
最上「はーい!」
提督「俺も一緒に走るけど、最上のペースに合わせるからな」
最上「うん、分かったよ!」
〜10分後〜
提督「…」タッタッタッ
最上「はぁはぁ…」タッタッタッ
提督(最上の後ろめっちゃ良い匂いする…)
最上 グキッ
最上「っ!?」ヨロッ
提督「!」ガシッ
最上「いてて…ご、ごめんね…」
提督「いや…大丈夫か?」
最上「う、うん…っ!…」
提督「ちょっと無理をさせたか…背負って帰るよ…」
最上「え、えっ…僕は大丈夫…」
提督「変色してる。大丈夫な訳無いだろう…」ヒョイ フニッ
最上「うわっ…あ、ありがとっ」///
提督「いや、初日から少しハード過ぎたかもな…ごめん」
提督(…なんかフニッてしてる…これは一体…?)
提督(…あぁ、俺も疲れてるのか)
最上「ううん…元はと言えば僕の言い出したことだからね…」
提督「いや、正直執務室に縛り付けていたのは反省してるんだ…」
最上「んー、僕は別に…だって提督と二人っきりで楽しかったし…」ギュゥ
提督「そ、そうか…」
提督(柔らかい肌!いい香り!耳元で聞こえる最上の声!)
提督(桃源郷ここに極まれり…)
提督(だがっ…男っ…!ところがどっこいっ…!ざわ…ざわ…!)
最上「…でも、トレーニングもまともにできないなんてやっぱり僕、駄目なのかなぁ…」
提督「んー、そんな事はないさ。俺だって最初は駄目だと思ってたよ」
最上「そうなの?」
提督「あぁ、最初からできる奴なんて一握りの奴だけだよ。そんな事考えてないで、帰って一緒に風呂でも入ろう」
最上「ん…そうだね…」
最上「…えっ!?」
提督「うおっ!どうした?」
最上「え、あ、いや、今、一緒って…?」
提督「あ、あぁ、怪我もしてるし、今までずっと一緒に居たのに、(男だと)気が付いてやれなくて(姉妹たちと一緒の風呂で)ゴメンな。ついでに色々話し合おう」
最上「う、うん…」///
最上(え、ど、どういう事?急展開すぎるよぉ!!)
ー執務室ー
提督「これとこれ…シャンプーは俺のを使うか?」
最上「ううん…僕の部屋にあるからいいよ、着替えもそこにあるから…」///
提督「いやー提督用の風呂場なんて普段使わないからなぁ…」
提督「執務室の風呂場は二人で入るには狭すぎるし…」
最上「え、えっと…本当に一緒に入るのかい…?」///
提督「あぁ…あ、嫌だったら断ってくれても」
最上「あ、いや、そういう訳じゃないんだけど…恥ずかしくて…」///
提督(恥ずかしい?…あー、皮がむけてないとか…)
提督「んー、まぁあれだったらタオルで隠せばいいさ」
最上「え、う、うん…」///
最上(ほ、本当に入るつもりなんだ!?で、でも突然どうして…)
最上(…あ)
提督『あ、あぁ、怪我もしてるし、今までずっと一緒に居たのに、気が付いてやれなくてゴメンな。ついでに色々話し合おう』
最上(も、もしかして僕が提督の事を好きだって…)///
最上(で、でも何で気づかれたんだろう…僕そんな素振り…)
提督「よーし、最上の部屋に行くぞー」
最上「あ、三隈が居るかも…!こんな所恥ずかしすぎて見られたくない…」///
提督「あー、その件はもう既に散々言われてるんだ…」
最上「え、えっ!?」
提督「ほら、ずっと執務室に一緒に居るだろう…」
最上「…確かに」
最上(ん…じゃ、じゃあずっど前からバレてたってこと!?)///
提督「とりあえず行こうか」
最上「う、うん」///
ー風呂場更衣室ー
提督「普通の銭湯みたいだな…今まで使っていなかったがこんなに豪華だったのか」
最上「僕達のお風呂場より小さいけど、提督と二人きりだから広く感じるよ!」
提督(二人きり…)
提督(って、何ちょっとドキッとしてるんだ!最上は男だぞ!!)
最上「あ、で、でね、提督…お願いがあるんけど…」
提督「ん?何だ」
最上「さ、流石に着替えてる所は恥ずかしくて…で、でも肩は貸して欲しいんだ…」
提督(着替えが恥ずかしい?…まぁ、そういう子もいるのかな…)
提督「分かったよ、目を瞑っておく。終わったら言ってくれ」
最上「あ、ありがとう」/// スス
提督「…」
提督(衣擦れの音…何故だ…なんでこんなにも興奮するんだ!?)
提督(俺はゲイじゃない!ホモじゃない!…バイかもしれない?)
最上「い、いいよ?」///
提督「うん?」パチッ
最上「は、恥ずかしいから体にタオル巻いてるんだけど…良いかな…?」
提督「あぁ、俺が言い出したことだから…?」
最上「?」
提督(な、なんだこのエロさっっ!犯罪的だ!!エロすぎるっ!!!)
提督(て言うか胸元から太ももにかけて色っぽ過ぎるだろう!?)
提督(ああああ何だこの子は男何だ!!!!)
最上「て、提督?」
提督「ん!い、いや、何でもない!風呂に入ろう!!」
最上「て、提督?服脱いでないよー!?」
ー風呂場ー
チャポン
提督「ふぅ〜…」
最上「…」///
提督 チラッ
提督(え?もうのぼせてる?)
最上「え、えっと…いい湯加減だね!」///
提督「そ、そうだな…」
提督(顔真っ赤だけど…)
最上「んっ…やっぱり足が痛いや…」
最上「だからさ提督…持たれても…いい?」///
提督「えっ…あ、あぁ…いいぞ?」
最上「ありがと…」/// スス
提督(ん…ほぼ密接じゃないか!!)
提督(柔らかい!火照った最上の顔…ふーん、エッチじゃん)
提督(…ん?)
最上「…?」///
提督(あれ?このすき間…谷間…もといおっぱい…)
提督(…いやいやいや、誰だって胸寄せたら谷間くらいできるよなうん…)
提督(俺だって頑張ればできるし…)
最上「…ね、提督…話し合いって…」
提督「ん!…あぁ…」
提督「…」
最上「…?」///
提督(し、しまった!最上がエロすぎて何を話そうか忘れてしまった!)
提督(じ、自分でも何を言ってるか分からんがとにかく最上がエロい!!!)
提督(と言うかやっぱり最上は女の子なんじゃ…)
提督(いや!だとしたら俺は唯の変態になってしまう!だからそんな事は有り得ない!!!)
提督「そ…その、俺の事(上司として)どう思ってる…?」
最上「!」
最上(こ、これってこのまま告白!?)///
最上「あ、あっ…えっと…」///
提督「…」
提督(顔が沸騰してる?)
最上「はわわ…」///フラッ
提督「!っ」ガシッ
提督「大丈夫か?のぼせ…て…
チュッ
提督「…」
最上「…えへへ、ブツかっちゃった」///
提督 プツン
提督 ガバッ
最上「んっ!?」///
最上「…」ジーッ
提督「…なんで指輪を見てるんだ?」
最上「ん、いや、えへへっ」///
最上「男らしくなりたかったなって!」
我ながらいい終わり方ができたと思います…
もがみんはやはり良いッ!!!至福ッ!!!
草
アンジャッシュ式スタイルでテンポよく進んでいくのがまた笑いを誘う構成。面白いです
素晴らしい
モガミン is GOD.
こいつで決まりだぜぇ!(?)
早く勘違いに気づくんだ!早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞぉ!
レイテ沖海戦のスリガオ海峡海戦で『最上』は大破し、那智と衝突、じ後、曙により『雷撃処分』されている。泣けて、泣けて仕方がない。
蛸壺屋TK同人誌
艦娘、太平洋戦争シリーズ第7巻
『レイテに散る。』
レイテ沖海戦、スリガオ海峡海戦で最上は大破、後、那智と衝突
曙に雷撃処分される。
最上『もういい。曙、沈めてくれ。』
泣けて、泣けて、仕方がない。
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コメント欄が衝撃的で最上さんの可愛さが飛んでいくところだった
でも提督が手を出した時点ではまたモガミンを男だと勘違いしているんだよなぁ
やっぱ好きなんすね
↑その某先輩思考やめてくれぇ…(切実
やっぱもがみんは天使なんやなって。