摩美々、起きてくれよなぁ〜頼むよぉ〜
シャニマス二次創作物。
摩美々はメンバーにはイタズラしそうもないが。
摩美々「お疲れ様でーす」
P「おう、お疲れ様。レッスンどうだった 」
摩美々「んー、まあいいんじゃないですか。詳しくは恋鐘にでも聞いてくださ〜い…ふわぁ」
P「そうか、分かった…っておいこら、レッスン後のジャージのまま寝るんじゃない。汗かいてるんだろ、風邪ひくぞ」
摩美々「大丈夫ですよー、たいして動いてませんでしたから」
P「堂々と手抜きを宣言するな。ほれ、そのソファは皆も使うんだ。ゴロゴロして汚したら迷惑だろ」
摩美々「じゃあ大人しく寝てまーす。ぐう」
P「口で言うなよ」
結華「お疲れ様。いやー、今日も頑張っちゃったなあ」
恋鐘「お疲れ様ばい。あ、摩美々先に来とったんやね」
霧子「あれ、まだ着替えてないんだ」
P「おお、ちょうどいい所に。お前達、このイタズラっ娘を何とかしてくれ」
結華「三峰を動かそうってんなら高くつくよPたん。そーだね、あの店のケーキセットかな」
摩美々「パフェがいいです…」
P「起きてんじゃねえか」
恋鐘「摩美々、プロデューサーにあんまり迷惑かけたらいかんよ」
霧子「か、風邪ひくよ」
摩美々「んー、あと五分…」
恋鐘「もう。そりゃ、あのソファーは寝心地よかけどね」
霧子「そうだね、座ってたらつい眠たくなっちゃう」
結華「まあお昼寝ソムリエはづきちさんがオススメする厳選の一品だからね」
P「しょうがないやつだな。おい、こっちはこの後打ち合わせで出なきゃならないんだ。要求があるならさっさと言え」
摩美々「別にー。いいじゃないですか、たまにはダラダラさせて下さいよ〜 」
恋鐘「もう。ここはお家やなかとよ?」
霧子「そ、そうだよ摩美々ちゃん。それに早く着替えた方が」
摩美々「ぐう。むにゃむにゃ」
P「だから口で言うなっての」
結華「これはアレだね〜、まみみんが眠り姫になっちゃったってやつだよ」
恋鐘「眠り姫?」
P「起きてるだろ」
結華「まーまー。つまりだね、眠り姫を起こすものと言えばズバリ、王子様の…何かな?」
霧子「え、ひょっとして……」
恋鐘「だだだ、駄目ばいそがんこつ!」
結華「ふっふっふ。二人は気づいてしまったようだね。さーて、三峰のPはどんな解決方法をみせてくれるのかな?」
P「アホか」
結華「おおっと。迂闊なことを行って大丈夫かなPたん。まみみんに聞こえてたら余計面倒な事になるよ?」
摩美々「傷つきます。すやすや」
P「楽しそうでいいね君達」
恋鐘「ど、どげんするとプロデューサー。まさか」
霧子「あの、お邪魔でしたら席を外しますけど…」
P「こっちもこっちで。ええい、この白黒っぽく見えるけど実はけっこうノリが似ている仲良し達め。あれ、そういやあと一人は」
咲耶「お疲れ様。プロデューサー、レッスンルームの鍵返すよ…ん、どうかしたのかい?」
P「おお、ちょうど良かった。摩美々、お待ちかねの王子様だぞ」
摩美々「ん〜、ちょっと違う。ぐーぐー」
咲耶「え?」
霧子「あ、あの。実は…」
咲耶「……なるほど、摩美々らしいね」
P「そういう事だ、頼んだぞ」
結華「えー。Pたん、それは男らしくないんじゃない?」
P「いやいや、この中で王子様ってんならどう考えたって咲耶だろ」
恋鐘「うーん、まあそうやけど」
霧子「あの、咲耶さんはいいんですか?」
咲耶「そうだね……うーん、私も何だか眠たくなってきたな。摩美々、隣失礼するよ」
摩美々「え?」
P「何?」
咲耶「スペースを上手く使えば大丈夫、私は横にならずに座るから……うん、そうそう」
結華「さくやん、何もそこまで強引に座らなくても」
霧子「摩美々ちゃん、一応目は閉じたままで身体を動かすんだね」
咲耶「これでよしと。ではおやすみなさい。さて、私を起こしてくれる王子様はどこかな?」
恋鐘・霧子「!」
結華「なるほど、そう来たかー。Pたんモテモテの巻だねこれは」
P「いやいやいや。おい待てお前ら、悪ふざけにも程があるぞ」
摩美々「聞こえませーん」
咲耶「お姫様にそんな口を聞くのは王子様らしくないよ、プロデューサー」
P「だから起きてんじゃねえか。おい結華、どうするんだよこれ」
結華「三峰に聞かれても困るな〜。ここはもうPたんが覚悟を決めるべきなんじゃない?」
P「こんな事で職を棒に振るレベルの覚悟を決めてたまるか。かくなる上は無理やり引き剥がしてやる。恋鐘、霧子。手伝ってくれ」
恋鐘「あ、あー。何だかうちも眠たくなってきたばい。咲耶、そっちよか?」
霧子「わ、私も眠く……」
P「おい!?」
咲耶「ああいいとも。このソファーは四人掛けだから大丈夫だよ。摩美々、すまないけど横になるのは諦めて」
摩美々「えー……」
P「いや何コレ?」
恋鐘「んしょ、んしょ。よし、霧子はこっちね」
霧子「う、うん。ありがとう」
咲耶「ふふっ。やっぱり女の子はお姫様に憧れを持つものなんだね」
P「ほのぼのしてんじゃねえよ」
結華「あ、あはは。なんか、シュールな光景になったね」
P「くそっ、この一見バラバラに見えて皆仲間思いの悪ノリ大好き仲良しユニットめ」
結華「まーまーいいじゃん、よりどりみどりだよPたん?」
P「不思議だな、ちっとも嬉しくない。よし、こうなったら」
結華「なったら?」
P「…結華、オレは外回りに行ってくるからな。あとは頼んだぞ」
結華「ええ!?ちょ、Pたんそれはないっしょ」
P「こんな時にアンティーカのまとめ役であるお前が頑張らなくてどうする。オレはプロデューサーだから逃げ、じゃなかったお前達の成長を影で見守る。じゃあな!」
結華「あ、待ってよ。こらー、この薄情者ー!Pたんのヘタレ、優柔不断ー!」
結華「……もう、ほんとに出てくだなんて。まあ仕事だから仕方ないけど。あーあ、今度Pたんのおサイフ使ってアンティーカ全員で豪遊してやる。みんな、もうお終いだよー」
四人「………」
結華「ん?ねえ、もうプロデューサーいなくなったんだよ。続けても意味無いってば」
四人「………」
結華「ちょっとなーに、まさか三峰のキスをお望み?いやー参ったな、女の子同士はノーカンって言うけどねえ。さすがにこの人数じゃ…」
四人「………」
結華「え、え、え?ちょっと。まさか、本当に寝ちゃってるの!?」
四人「………すー」
結華「呆れた。あの時間でこんなにぐっすりだなんて。皆よっぽど疲れてたのかな?まあ今日は朝早くに収録してそれからのレッスンだったし無理もないか」
結華「もう。なんか、こっちまで眠たくなってきたじゃない。いいや、こっちも寝ちゃおーっと。ソファーはもういっぱいだから。へへ、Pたんのデスク使っちゃえ。ありゃ安物だなーこの椅子。座り心地悪いや…」
はづき「買い出し戻りました、と。さて、お待ちかねのソファーは……あれ?」
五人「………」
はづき「なんと。そう言えばアンティーカの皆さんはレッスンでしたね、終わった後のお昼寝タイムですか。一人別の場所でおやすみですけど。ふふ、起こすのはかわいそうですし、しばらくこのままにしておいてあげますか」
五人「………」
はづき「それにしても、気持ちよさそうに寝てますね〜。この寝顔を見てたら私もなんだか、ふわぁ。もう床でもいいかな……」
天井社長「おいはづき、来客だ。すまないが茶の用意を頼む………んん?」
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