隣の芝生はどんな色
アイドルマスター ミリオンライブ!のSS。
小鳥さんとあずささんが事務所で駄弁ってるだけなお話しです。
~閲覧に際しての注意点~
どんな形であれアイドルにプロデューサー以外の恋人がいる設定を受け付けない方は閲覧をご遠慮下さい。
[1 ]
あずさ「プロデューサーさん、今日は恵美ちゃんの撮影の付き添いでしたっけ?」
小鳥「それに美希ちゃんの次回ドラマの打ち合わせもですね。日付が変る前には帰りたいって言ってましたけど。」
あずさ「毎日大変ですね・・・ところで、音無さん?」
小鳥「何ですか?」
あずさ「こんな事、聞いていいか分かりませんけど、その。不安になったりとかしないんですか?いつも女の子に付きっきりで。」
小鳥「え!?何ですか急に。プロデューサーさんはそんな人じゃあ・・・」
あずさ「そ、そうですよね、ごめんなさい。」
小鳥「お仕事ですから。私よりアイドルを優先するのは当然の事です。あの人にとって一番大切なのはまずアイドルの皆、それからアイドルを応援してくれる
ファンの人たち。順番で言ったら私はその次か、もう一個次あたりくらいじゃないですかね?」
あずさ「・・・いいんですか、それで?」
小鳥「ええもちろん。そういうお仕事でそういう人なんだって、理解してます。それに私も同じですから。
私にとっても一番大切なのはアイドルの皆がいつも笑顔でお仕事を頑張ってくれる事です。あずささんを含めて、ですよ?」
あずさ「まあ。どうもありがとうございます。」
小鳥「…まあ、建前ではそうなんですけどね。本音を言えば全くってわけでも。」
小鳥「でもそういうのはプロデューサーさんだけじゃなくてアイドルの子たちにも失礼ですし、それに疑いだしたらきりないですし。」
あずさ「あらあら。なんか、申し訳ありません…」
小鳥「その点あずささんの方はこんな心配は無いんでしょう?そこはいいですよね。」
あずさ「あのそれ、もしかして遠回しにあの人の事…?」
小鳥「あ。ち、違いますよ。ほら、あずささんがいるなら他の人にだなんて絶対目移りしないだろうなって。」
あずさ「そんな事無いと思いますけど。私だって不安になる時もありますし。」
小鳥「そうなんですか?」
あずさ「逢う機会が少ないですから。毎日逢ってる音無さんが羨ましいです。」
小鳥「たまにの方がいい事も多いと思いますよ。相手に逢う時とか、すごく楽しいんでしょう?こっちは毎日だとときめいたりとか全然無いですよ。」
あずさ「けどお二人はほんとに息ピッタリじゃないですか。なんか、長年連れ添った夫婦みたいで。ああいう雰囲気って憧れます。」
小鳥「いるのが当たり前になってるのも良し悪しですけどね。結婚もまだきちんと考えてないってのに。
あ、でもそちらは早めに考えておいて下さいね?本来ご法度なんですから。」
あずさ「善処します...」
小鳥「...ふふ。けどまさか、あずささんと事務所でこんな話する日が来るなんて思いませんでしたよ。」
あずさ「そうですね、してはいけなかったんでしょうけど。」
小鳥「ま、その点は今更言ってもしかたないですよ。けど不安、かあ。大丈夫だろうけどなあ、うーん...」
あずさ「すみません、余計な事を。私の方が心配になったものですからつい...」
小鳥「あずささんの方は大丈夫ですって。心配ならむしろ向こうがしてると思いますよ?」
あずさ「そうだといいんですけど。」
小鳥「まあお互い相手と、選んだ自分の目を信じましょうよ。ね?」
あずさ「そうですね…あら?すみません、じゃあ今日はそろそろ。」
小鳥「お帰りですか?でしたら律子さんそろそろ戻って来ますし、送ってもらった方がいいんじゃ。」
あずさ「えっと、ですね。今メールが来まして。すぐ近くにいるって…」
小鳥「…バレないよう気を付けて下さいね?」
あずさ「はい!それじゃあ失礼します。」
小鳥「さて、と…今日は何食べさせるか、今のうちに考えておこうかな?」
小鳥「…あずささん、迷子になったりなんかしてないわよね?」
…あ、お久しぶりです。もしかして、探してたりなんかしました?ええ、途中までは分かったんですけど。すみません、やっと会えたのに。
…うふふ。でも、あなたの顔見られて、本当にほっとしました。これからもよろしくお願いしますね?
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