千鶴「ツンデレ達のプロデューサー談義」
ドラマシアターの投稿はもう限界。なのでひっそりと引越し中です。
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北沢志保「ほんっと、プロデューサーさんには困ったものね」
最上静香「どうかしたの?」
志保「この前のドラマ撮影。クランクインの時に監督さんに挨拶したんだけどね、その時、髭の剃り残しがあったのよ。
しかもそれを伝えても『おーすまん』でおしまいなんだもの。恥ずかしいったらなかったわ」
静香「うっわ。そういえば私もあったわ。ラジオのお仕事の時、ワイシャツのボタンが外れてたのよ」
志保「だらしのない…ほんとに困り物よね」
静香「ええ。」
静香「けど志保はよくそんな細かい所に気付いたわね?男の人なんて、普通あまりまじまじと見ないものだと思うけど。」
志保「へぇ、それを言うなら静香の方こそ、プロデューサーさんのワイシャツだなんて、一体どこ見てたわけ?」
静香「私はたまたま気付いただけよ。」
志保「私もそうだわ。」
静香「…」
志保「…」
二階堂千鶴「二人共、お待たせしましたわ!ゴージャスなセレブのティー、すなわちセレブリティーが入りましたわよ…
って何ですのこの空気!?」
静香「別に。ちょっと志保が変な事を言ったもので。」
志保「静香が妙に絡むものですから。」
千鶴「はあ、本当に相性悪いんですのね、あなた方。どうせまたプロデューサー絡みでしょう?」
千鶴「ほんっと、プロデューサーの話になるとムキになるんですのね。」
静香「なっ…違いますよ!あくまでも志保に原因があるのであって、プロデューサーの事なんてどうでも…」
志保「ど、どうしてプロデューサーさんが出てくるんですか!問題は静香にあるのであって…」
千鶴「はいはいツンデレツンデレ。分かり易いんですこと、伊織がいたらダメ出しくらいますわよ。」
志保「変な事言わないで下さい!もう、今日は帰りますから。」
静香「私も帰ろうかな。」
千鶴「あらそうですの、ではお気をつけて。」
(purururu)
千鶴「あら、電話ですわ。765プロにお電話ありがとうございます…って何だ、あなたですの。」
静香「!」
志保「!」
千鶴「はい、今はわたくしと静香達が。ええ、そろそろ帰るそうですわ。事務所にはわたくしが残っていますから…」
志保「静香、帰るんでしょ。鞄取ってきたら?」
静香「あら、志保こそ弟さんが待ってるんじゃない。早く帰ってあげたら?」
千鶴「…」
千鶴「プロデューサー、本来なら今日は直帰の予定でしたわよね?構いませんわよ、戸締りならやっておきますわ。」
静香「え?」
志保「え?」
千鶴「ま、たまには早く帰って飲みにでも行ってきなさいな。ああ、音無さんがお休みでゴロゴロしてるって言ってましたわよ、お誘いされてみては?」
静香「ちょっと千鶴さん、何言ってるんですか!?」
志保「もう。余計な事ばかり…」
千鶴「…はい、それではお疲れ様でした。(ガチャン)」
千鶴「…二人でたるき亭に行くそうですわよ?」
志保「あ、いけない早く帰らなきゃ。お疲れ様でした!」
静香「こら志保、待ちなさい!お疲れ様でした!」
千鶴「…やれやれ。ほんっと、ツンデレですこと。」
千鶴「よし、戸締りはバッチリですわね、わたくしも帰りますか…ん?」
志保「あ、千鶴さん。待ってましたよ」
静香「お疲れ様です。戸締りは終わりました?」
千鶴「どうしたんですの、たるき亭に行ったのではなくて?」
志保「それが、その。」
静香「この時間だと未成年は入れない、と言われまして。」
千鶴「あらま、そうでしたの。…プロデューサーはどうなさって?」
静香「お店で飲んでるようですね。小鳥さんの声が聞こえましたから。」
千鶴「あら、そうなんですのね。」
志保「ええ。」
千鶴「(あらあら、ガッカリしてますこと。ほんっと、素直じゃないんですから)」
静香「まあ、そんなわけで二人で帰る所ですよ。」
千鶴「そうでしたの。なら、お気をつけて…」
志保「と、思ったんですけどね」
千鶴「はい?」
静香「このまま帰るのも何ですし、千鶴さんにちょっと先程の失礼をお詫びしようかと」
千鶴「え?」
志保「千鶴さんの家って豪邸なんですよね?何しろセレブだそうですし」
千鶴「は?いやあの、そのですね?」
静香「一度お伺いしてみたくって。」
志保「千鶴さんが帰るのを待ってたんです。さ、行きましょうか?」
千鶴「ち、ちょっと!?あ、あのですね。今日はわたくし、大事な用事が…」
静香「こんな時間にですか?」
志保「いいじゃありませんか。気にしませんよ?人間素直が一番だって、さっき千鶴さんに教わりましたし。」
千鶴「か、勘弁なさって〜!」
〜おしまい〜
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