2016-10-30 00:09:24 更新

概要

ドラマシアターの投稿はもう限界。なのでひっそりと引越し中です。


[link_sstoko: SS投稿速報作品URL ]

北沢志保「ほんっと、プロデューサーさんには困ったものね」


最上静香「どうかしたの?」


志保「この前のドラマ撮影。クランクインの時に監督さんに挨拶したんだけどね、その時、髭の剃り残しがあったのよ。


しかもそれを伝えても『おーすまん』でおしまいなんだもの。恥ずかしいったらなかったわ」



静香「うっわ。そういえば私もあったわ。ラジオのお仕事の時、ワイシャツのボタンが外れてたのよ」



志保「だらしのない…ほんとに困り物よね」


静香「ええ。」





静香「けど志保はよくそんな細かい所に気付いたわね?男の人なんて、普通あまりまじまじと見ないものだと思うけど。」


志保「へぇ、それを言うなら静香の方こそ、プロデューサーさんのワイシャツだなんて、一体どこ見てたわけ?」


静香「私はたまたま気付いただけよ。」


志保「私もそうだわ。」


静香「…」


志保「…」



二階堂千鶴「二人共、お待たせしましたわ!ゴージャスなセレブのティー、すなわちセレブリティーが入りましたわよ…

って何ですのこの空気!?」



静香「別に。ちょっと志保が変な事を言ったもので。」


志保「静香が妙に絡むものですから。」


千鶴「はあ、本当に相性悪いんですのね、あなた方。どうせまたプロデューサー絡みでしょう?」

千鶴「ほんっと、プロデューサーの話になるとムキになるんですのね。」



静香「なっ…違いますよ!あくまでも志保に原因があるのであって、プロデューサーの事なんてどうでも…」


志保「ど、どうしてプロデューサーさんが出てくるんですか!問題は静香にあるのであって…」


千鶴「はいはいツンデレツンデレ。分かり易いんですこと、伊織がいたらダメ出しくらいますわよ。」



志保「変な事言わないで下さい!もう、今日は帰りますから。」


静香「私も帰ろうかな。」


千鶴「あらそうですの、ではお気をつけて。」


(purururu)


千鶴「あら、電話ですわ。765プロにお電話ありがとうございます…って何だ、あなたですの。」


静香「!」


志保「!」


千鶴「はい、今はわたくしと静香達が。ええ、そろそろ帰るそうですわ。事務所にはわたくしが残っていますから…」



志保「静香、帰るんでしょ。鞄取ってきたら?」


静香「あら、志保こそ弟さんが待ってるんじゃない。早く帰ってあげたら?」


千鶴「…」


千鶴「プロデューサー、本来なら今日は直帰の予定でしたわよね?構いませんわよ、戸締りならやっておきますわ。」


静香「え?」


志保「え?」


千鶴「ま、たまには早く帰って飲みにでも行ってきなさいな。ああ、音無さんがお休みでゴロゴロしてるって言ってましたわよ、お誘いされてみては?」


静香「ちょっと千鶴さん、何言ってるんですか!?」

志保「もう。余計な事ばかり…」


千鶴「…はい、それではお疲れ様でした。(ガチャン)」


千鶴「…二人でたるき亭に行くそうですわよ?」



志保「あ、いけない早く帰らなきゃ。お疲れ様でした!」

静香「こら志保、待ちなさい!お疲れ様でした!」



千鶴「…やれやれ。ほんっと、ツンデレですこと。」




千鶴「よし、戸締りはバッチリですわね、わたくしも帰りますか…ん?」


志保「あ、千鶴さん。待ってましたよ」

静香「お疲れ様です。戸締りは終わりました?」


千鶴「どうしたんですの、たるき亭に行ったのではなくて?」



志保「それが、その。」

静香「この時間だと未成年は入れない、と言われまして。」


千鶴「あらま、そうでしたの。…プロデューサーはどうなさって?」


静香「お店で飲んでるようですね。小鳥さんの声が聞こえましたから。」


千鶴「あら、そうなんですのね。」


志保「ええ。」


千鶴「(あらあら、ガッカリしてますこと。ほんっと、素直じゃないんですから)」



静香「まあ、そんなわけで二人で帰る所ですよ。」


千鶴「そうでしたの。なら、お気をつけて…」


志保「と、思ったんですけどね」


千鶴「はい?」


静香「このまま帰るのも何ですし、千鶴さんにちょっと先程の失礼をお詫びしようかと」


千鶴「え?」


志保「千鶴さんの家って豪邸なんですよね?何しろセレブだそうですし」


千鶴「は?いやあの、そのですね?」



静香「一度お伺いしてみたくって。」


志保「千鶴さんが帰るのを待ってたんです。さ、行きましょうか?」



千鶴「ち、ちょっと!?あ、あのですね。今日はわたくし、大事な用事が…」


静香「こんな時間にですか?」


志保「いいじゃありませんか。気にしませんよ?人間素直が一番だって、さっき千鶴さんに教わりましたし。」


千鶴「か、勘弁なさって〜!」



〜おしまい〜

[link_sstoko: SS投稿速報作品URL ]

[link_ssmatome: SSまとめ速報作品URL ]


このSSへの評価

この作品はSS投稿速報ユーザーからのみ評価できます
ログイン・ユーザ登録

このSSへの応援

3件応援されています


SS好きの名無しさんから
2017-10-31 09:49:54

あるべんたーさんから
2016-03-11 19:42:12

SS好きの名無しさんから
2016-03-11 11:51:45

このSSへのコメント


この作品はSS投稿速報ユーザーからのみコメントできます
ログイン・ユーザ登録

このSSへのオススメ


この作品はSS投稿速報ユーザーからのみオススメできます
ログイン・ユーザ登録