第1巻 第159話 ハヤグイ
10月4日(水) AM:12:00(正午)
京都の町
千棘 「ふーー、お腹空いたーー。
茶道と華道を連続で頑張ったから、
大分お腹空いちゃったーー。」
楽 「お前の場合、
ダラダラしてようがいつもから大食いじゃねーか。」
千棘 「うるさいわねー。
今日は特別お腹が空いたの。
楽、そろそろどっかで、ご飯にしない?」
楽 「ああ、そうだな………ん?」
楽と千棘が通りかかった蕎麦屋(そばや)には、
「本日、1,000円で食べ放題&早食い&大食い大会」、
と、書いてあった。
楽 「へー、こんなんあるんだな。」
千棘 「楽、食べ放題だって!
このお蕎麦屋さんで、お昼食べよーよ!」
楽 「へいへい………」
そして、楽と千棘は蕎麦屋(そばや)に入り………
ズルズルズルゥーー!
店員A 「おーっと、20歳ほどの若い女の子、
凄い食べっぷりです!
前回チャンピオンの2〜3倍の量を平らげている!」
千棘 「まだまだ、あと10杯は軽く行けるわよ!」
楽 「ホント、スゲー食いっぷりだな。
もう、20杯目だぞ………」
前回チャンピオン 「うぐっ!も…もう無理だ………」
ドサッ
店員A 「おーとっ!ここで、前回チャンピオンが脱落です!
優勝は、今回初参加の若い女の子です!」
千棘 「やったぁ!」
客A 「スゲー、食いっぷりだったな………」
客B 「あの細い体のどこに、あんな量のお蕎麦(そば)が入るんだろう………」
店員A 「はい。優勝商品の、緑の茶蕎麦(ちゃそば)です。」
千棘 「やったー。美味しそーー!」
楽 「くくっ!」
千棘 「ん?どーしたの楽、いきなり笑ったりして。」
楽 「いや、お前はやっぱり、そうやって飾らない方が可愛いなあって。」
千棘 「え?」
楽 「いや、お前が俺の為に、
女の子っぽくなろうと頑張ってくれてるのは素直に嬉しーが、
俺はそのままのお前と、心の底から笑いたいと思ったのも、
小野寺よりお前を選んだ理由の1つだ。
だから、そうやって食いたいだけ食って、
遊びたいだけ遊んで飾らず素直に楽しんですお前が、俺は好きだぜ!」
千棘 「ら…楽………ありがとう!
スペクトル凡矢理に帰ったら、
この商品のお蕎麦(そば)、2人で食べよーね!」
楽 「おう!」
第1巻 第159話 完
大変、申し訳ないのですけれども
何とか10話程度纏めてから
投稿していただけないでしょうか。
自分も投稿の際には、他者様のSSを流さないように一万~二万字程度纏めて投稿させていただいております。また可能な限り同じ投稿物内に更新しております。
経験上纏めて更新したほうがPVも多くなりますし、ご一考願えませんでしょうか。
本コメントは削除していただいても結構ですが、その様な考え方もあるとご理解頂ければ幸いです。