2019-06-13 02:56:55 更新

2017年10月29日(日) 13:00


凡矢理会館


草鹿 「えーー、

昼食も食べ終わったところで、

本日のハロウィンパーティーの第2イベントは、

「巨大パンプキンケーキ作り」です。」



ワーワーー ガヤガヤ………


楽 「昼メシの後に、パンプキンケーキ作りとか………

このイベント、食い物中心なのか?」


千棘 「いーじゃない!

私、そういうイベント大好き!」


楽 「まあ、お前はそうだよな。」



表 「最終的には、

料理人の皆さんが、ウェディングケーキ並みの大きさに仕上げるので、

皆さんは、ケーキの生地に味付けを塗ってくださーい。」



パーティー参加者一同 「はーい。」



そして………



千棘 「あっ、楽。

このキャラメルソース塗ったら、このケーキに合いそうじゃない?」


楽 「そうか?

なら、試しに塗ってみたらどうだ?」


千棘 「そうね。

えいっ!」


ベチャ



千棘は、巨大パンプキンケーキの生地にキャラメルソースをペンキ塗りの筆で塗った。


ピチャッ



千棘 「キャッ」



塗った拍子に、千棘の顔に黄色いキャラメルソースが掛かった。



小咲 「えーっと、ここにはイチゴシロップを、

それでこっちにはメロンシロップを………。」



ペチャ ペチャ



ピッ



小咲 「きゃあっ!

やだ、顔にかかっちゃった………。」



小咲の顔には、イチゴシロップとメロンシロップが掛かり、

赤と緑のペンキ模様になった。



千棘 「アハハッ。

小咲ちゃん、顔が赤と緑だよ?」


小咲 「千棘ちゃんこそ、顔が黄色いよ?」


アハハ………



千棘と小咲は、お互いの顔を見て笑い合った。



楽 「千棘のやつ、楽しそーだな………。

ん?」



そーー………



千棘の背後に、万里花がこっそりバケツと筆を持って近付いていた。



万里花 「そーれー、ですわー!」


バフッ


千棘 「キャッ!?」



万里花は、後ろから千棘の顔にココアパウダーを掛けた。



千棘 「ちょっ?

万里花、何するのよ?」


万里花 「フフフ………、

この前のラーメン勝負のお返しですわ。」


千棘 「やったわね………

それならこっちも、お返しよ!」


ベチャ


バフッ


鶫 「お嬢!助太刀します!」


集 「おっ!面白そうな事やってるね〜〜、

それなら俺も!」



ベチャ


ペチャ


パフッ


ワイワイ……… ガヤガヤ………



楽 「おい!何やってんだよお前ら………

やめろよーー………。」



そして………



楽 「………ったく。」


べチャ〜〜。



楽は、止めに入ったが結局、

みんなの調味料塗り合戦に巻き込まれて、

顔も体も調味料まみれだった。



千棘 「アハハッ!

楽、あんたスッゴい顔よ!」


楽 「うるせーー!

お前ら、他の人もいるのに、ハシャぎ過ぎだ!」


千棘 「アハハ………。

ゴメンゴメン。

でも、楽しかったでしょ?」


楽 「………まあな。」


楽 (………なんだかんだで、

このメンバーで遊ぶのは、

やっぱり楽しいな。)


第1巻 第246話 完


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BKGさんから
2019-06-19 07:26:19

このSSへのコメント

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1: SS好きの名無しさん 2019-06-15 19:33:49 ID: S:k8YeYd

細切れに投稿するの止めてもらえませんかね?サイト内検索結果が埋め尽くされて検索妨害レベルになっているんですが。


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