「提督、豹変する」
同期から依頼を受け、元提督がとある鎮守府に赴く事になり・・・
注:このssには暴力表現が含まれます。
血や死に描写もありますので、苦手な方は見ない事をお勧めします。
キャラ紹介、
提督:元提督だが、同期の提督からある鎮守府の調査を依頼され、赴くが・・・
鬼提督:元提督にある鎮守府の調査を依頼した人間、元提督とは同期で彼の事を”無能”と呼ぶが、
実力は認めている。
海風:駆逐艦娘、提督と一緒に鎮守府に赴く秘書的存在。
「ごめんなさい・・・ゆ、許して下さい。」
1人の艦娘が土下座をして誰かに許しを求めている。
「ごめんなさぁい・・・ううっ、ごめんなさい。」
彼女はただひたすら泣きながら謝り続ける。
彼女の側にはただ怯え、涙ぐむ艦娘たちが複数おり、
「ああっ・・・79になってる・・・」
謝る艦娘の首元には数字が表示してあり、その表示が80から79に下がる瞬間を見てしまう。
「い、嫌だ・・・嫌だぁああああっ!!!!」
急に立ち上がり狂気の雄叫びを上げ始める。
「嫌ぁああああ!!!! 嫌・・・ぐっ! がはっ、ああーー・・・」
首から血が噴き出し、その場で絶命して倒れる駆逐艦娘。
「またゴミが増えたな・・・海風、掃除して置いて。」
「はい、分かりました提督。」
提督の指示で海風は床に飛び散った血と贓物を処理し始める。
「お前ら何を突っ立っているんだ? さっさと仕事をしろ!」
提督の指示に、怯えていた艦娘たちは震えながら執務室から立ち去る。
・・・
「ここか・・・」
提督と同行していた海風が鎮守府の門に立つ。
「よくお越しくださいました、提督と秘書の・・・」
「海風です、よろしくお願いします!」
海風は元気よく挨拶をする。
「・・・よろしくお願いします、では提督と海風さんの部屋に案内致します。」
艦娘に案内されて、2人はついて行く。
「どうぞこちらです。」
部屋に案内され、2人は荷物を降ろす。
「御用がありましたら、いつでもお呼びください・・・それでは失礼します。」
そう言って、敬礼をすると艦娘はその場から去る。
着いて間もなく、提督は執務室に向かう。
「今日から短期間だけこの鎮守府に着任することになった、よろしく。」
鎮守府に在住中の艦娘を召集させ、皆の前で紹介と挨拶をする提督。
「・・・」
集められた艦娘は何と言うか・・・とても不機嫌であり、中には舌打ちをする艦娘も。
「早速だけど、出撃と遠征について聞きたいことがあるんだけど?」
提督の言葉に、
「ああ? 出撃と遠征? んなもん行ってねーよ!」
重巡の摩耶が「ちっ」っと舌打ちしながら答える。
「? 行っていない、それはどういう意味かな?」
「はぁ? あんた頭がおかしいんじゃねぇか? 行ってないものは行ってない、だ!!」
「・・・」
「あの~、もう失礼してもよろしいでしょうか? 今読書の最中なんです、急に呼ばれて読書の邪魔をされて
はっきり言ってウザいんですけど~?」
潜水艦の伊8にも悪態をつかれる。
「そうか、それは悪かったね。」
素直に提督は謝罪をする。
結局、ほとんどの艦娘たちに悪態をつかれた後、執務室から出て行く皆。
「あっ、大淀。 明日からの任務の事だけど?」
大淀を呼び止め、質問をしようとするも、
「まだいたんですか? 貴方はこの場所にいるにふさわしくありません。
案内された部屋に戻って、もう二度とここには来ないでくれませんか?」
大淀が提督を睨みつける。
「・・・」
提督は何も言わない。
「あっ、おかえりなさい提督♪ どうでしたか?」
部屋で待っていた海風が提督に寄り添う。
「・・・かなり危険だな。 何が起きるか分からない・・・出来るだけオレの側に居ろ、海風。」
「は、はいっ。 分かりました。」
提督の真顔に海風は静かに返事をする。
・・・・・・
翌日、
海風と廊下を歩いていた時の事である。
昨日挨拶をした摩耶と会う。
「おはよう摩耶。」
「おはようございます、摩耶さん。」
2人は挨拶をするが、
ドゴッ!!
いきなり提督の腹部にパンチを入れる。
「!? 何をするんですか摩耶さん!」
海風が叫ぶも、
「ああん? あたし流の挨拶だよ、あ・い・さ・つ!」
摩耶は悪びれる様子も無く、むしろ笑いながら立ち去る。
「大丈夫ですか提督?」
心配になって提督を気遣う。
「うん、大丈夫だ。」
態勢を立て直して、2人は再び歩き出す。
食堂に着き、2人で食事をしていた時の事だ。
「あっ、おはようございます。 え~っと確か・・・」
「不知火です、以後お見知りおきを。」
2人の前に不知火が現れる。
「昨日着任したばかりなんですよね?」
「は、はいっ。 まだ不慣れな所があると思いますが、どうぞよろしくお願いします!」
提督の代わりに海風が丁寧に受け答えする。
「ええ、今ちょうど指摘しようと思ったところですが・・・昨日着任したばかりでは致し方ありませんね。」
不知火は不機嫌そうに呟き、
「すいません、何か皆さんにご迷惑を掛ける様な事をしてしまったでしょうか?」
海風は申し訳なさそうに尋ねるが、
「ええ、ですがそれを事前に伝えなかったこの不知火にも落ち度があります。」
「・・・お、落ち度なんて。」
不知火が急に下手に出て申し訳なく思う海風だが、
「ですが、存在自体落ち度なお2人の方が遥かに不愉快なので、そこは大目に見て貰いたいです。」
「・・・」
一瞬何を言われたのかよく分からない海風。
「何を不思議そうな顔をしているのですか? 要するに!」
不知火は海風の髪を無理やり掴み、
「貴方たちがこの食堂で食事をしていること自体が私たちにとって不愉快極まりないのですよ!!!!」
不知火が鬼のような形相で2人を睨みつける。
「・・・それは悪かったね、では立ち去るとしよう。 海風を離して貰えないかな?」
「・・・理解が早くて何よりです。」
それでも、「ちっ」っと舌打ちしながら海風の髪を乱暴に離し、食堂から立ち去る。
「大丈夫か海風?」
痛そうにしている海風を気遣う提督。
「は、はいっ。 大丈夫です・・・」
怖かったのか少し怯えている海風。
明石に用があり、工廠場へ赴くも、
「何ですか提督、頭の修理をご要望ですか?」
他の艦娘たちと同様に話にも応じてくれない。
それでも、提督は話を続けるも、
「今は開発で忙しいんです、用があるならそこにある”要望書”に用件を書いて大淀に受理して貰えますか?」
明石は不機嫌になり、以降口を開かない。
明石の指示通り、要望書に内容を書いて大淀を尋ねるも、
「まだいたんですか? それに案内された部屋からは出ないようにと伝えたはずですが?」
ペンを片手に「はぁ~」とため息をついて提督を睨みつける大淀。
「要望書を大淀に渡してと明石から言われたものでな。」
そう言って、要望書を大淀に渡すが、
「・・・はい却下~。」
その場で要望書を破り捨てる大淀。
「何ですか? 却下と言ったのです! 早く消えてください!」
またも鬼の様な形相に素直に立ち去る提督。
部屋に戻る途中で、姉妹艦の時雨と夕立に会う。
もちろん別の鎮守府の2人なため、提督とは初対面と言う形になる。
「これから2人でお出かけかな? 時雨と夕立は仲がいいからね~。」
提督は普段通りに言葉を返したつもりだったが、
「何それ? あたしたちに喧嘩売ってるっぽい~?」
「前いた提督といい、今回もほんと命知らずな人間が来たもんだね・・・」
2人は提督を睨みつける、
「・・・」
「僕たちに命令しようなんて思わない事だね、むしろこれから血を見ることになるよ?」
「魚雷は何も海上でしか撃てないと思ったら大間違いっぽい~!」
夕立の片手には複数の魚雷を持っていて、
「提督さんに撃ってもいいっぽい~?」
「いや、ここじゃあまずいよ。 後で掃除をさせられるのは僕たちだから。」
「それは嫌っぽい~、提督さんの残骸を片付けるのは面倒くさいっぽい~!」
そう言って、2人はその場から去る。
「あっ、おかえりなさい提督。」
部屋で待機していた海風。
「どうでしたか、この鎮守府の状況は?」
海風は質問するも、先ほどの事を考慮すると結果は分かり切っていて、
「うん・・・”手の施しようがない”状態だな。」
予想通りの答えが返って来る。
・・・
この鎮守府の艦娘たちは暴力的である。
理由は不明だが、何の前触れも無く提督の指示を聞かなくなった上に提督に暴力をするようになる。
普段温厚である時雨や夕立ですら、豹変したかのような態度へと変わり、
元々いた提督、出張で赴いた提督の大半は艦娘たちの暴力ですぐに辞職、酷い時には鎮守府内で提督に向けて
砲撃をし重傷を負った提督も何人かいる程だ。
「もしもし・・・仕事ご苦労様。」
提督が誰かと連絡をしている。
「鎮守府に来たけど・・・あんたの言う通り、かなり酷い有様だよ。」
どうやら提督に鎮守府出張を命じた人間のようだ。
「改正出来ると思うが、本当にそっちの方向でいいんだな?」
提督がこの鎮守府に来た理由は”艦娘たちの改正”だったようだが、
「・・・分かった、それならオレも何の容赦なく行動できるよ。」
数分会話した後、提督は無線を切る。
「提督・・・」
海風が見守る中、
「まぁ・・・”改正するも処分するも好きな様にしろ”だって。」
提督は立ち上がり、
「ではそろそろ移ろうか・・・海風、準備は良いか?」
「はい・・・いつでも可能です!」
2人は準備を始める。
・・・
翌日、
「あっ、おはようございます不知火さん。」
廊下で不知火と会う。
「おはようございます・・・昨日も言ったはずですが、貴方が私たちの前に・・・」
会った早々、海風を睨みつける不知火に、
「すいません、ですが提督が”皆さんにご迷惑を掛けたお詫び”にと・・・」
そう言って、海風が不知火に何かを差し出す。
「? 何ですかこれは?」
不知火が見た物・・・何やら高価そうな装飾品で、
「金の装飾品が施された時計です。」
海風の言う通り、周りは全て純金のようで光り輝いている。
「・・・そ、そうですか。 有り難く頂きます。」
いきなりお詫びにと、高価な装飾品を渡されて戸惑う不知火。
「そ、それでは他の皆さんにもお配りしてきますので、これで失礼します!」
そう言って、海風は立ち去る。
昼になり、
「提督、今戻りました!」
海風が部屋に戻って来る。
「ご苦労様・・・それで、皆は喜んでいたかな?」
「はいっ、皆さん「金、本物の金だぁ!」と大層喜んで、ほとんどの方は腕に装着しておられました。」
「? ほとんど?」
「はい、腕以外・・・中にはふざけて首に装着して「取れない!」と言っている方もいました。」
「そうか、それは好都合だ。」
提督は立ち上がり、
「ではそろそろ行動に映ろうかな。」
提督は海風と一緒に部屋から出る。
・・・
鎮守府に在住している艦娘全員を会議室に集める提督。
いつもならほとんど召集してもこないのだが、先ほど金の時計を配った影響か、全員が集まる。
「忙しいところ悪いね。」
提督はまず皆に謝る。
「ほんとだよ! これから見たいテレビがあるってのに!」
摩耶が不満そうに声を漏らすが、金の時計を腕に装着して少しにやけていた。
「気に入ってくれたようで何よりだ。」
見渡すと、全員の艦娘が金の時計を装着している。
「当然です、こんな高価な物を私たちに配るなんて貴方以外に見た事ありませんよ。」
昨日まで不機嫌だった大淀も時計を見てうっとりしながら言葉を出す。
「夕立、腕じゃなくて首に装着しちゃったっぽい~・・・」
「ははは、それじゃあ首輪じゃん、夕立!」
首に装着して苦しそうにしている夕立を見て笑っている時雨。
「・・・それでは手短に用件を言おうか。」
提督は急に改まり、
「今日から皆には出撃と遠征に行って貰いたい。」
提督の言葉に艦娘たちは一瞬驚き、
「ふざけんな! 誰がお前の指示なんか聞くかよ!!」
早々怒声が響く。
「そうですよ、あなた何様のつもりですか? 私たちにこの時計を配って機嫌を取ろうとしたわけですか?」
艦娘たちの煩い怒号が響く中、
「・・・せぇな。」
「? 今何て?」
聞き取れなかったのか、艦娘の1人が提督に質問する、
「うるせぇな!! ・・・って言ったつもりだが?」
今度は艦娘たちに引けを取らない怒声を響かせる提督。
「・・・」
その瞬間、艦娘たちが一瞬で沈黙する。
「実はね、オレがこの鎮守府に来たのには理由があってね。」
提督は説明する。
「お前たち、前提督・着任したての提督に暴力を振るったのは本当か?」
「・・・」
「そして・・・酷い時には砲撃や魚雷を直接提督にぶちかましたって言うのも、本当なのか?」
「・・・」
「どうなのか? と聞いているんだ・・・質問に答えて欲しいんだけど?」
提督の質問に、
「・・・」
誰1人何も答えない。
まさか反論するとは思わなかったのだろうか・・・いきなりの怒声に全員が驚き口を閉ざした。
「大淀、どうなんだ? 聞いているだろ?」
「・・・」
「おい摩耶、どうなの? さっきまでの偉そうな口ぶりはどこに行った?」
「・・・」
「そうか・・・あくまで無言を貫くんだな? なら仕方がない。」
そう言って、提督は持っていた何かのスイッチを躊躇いなく押す。
「? な、何これ?」
艦娘全員が貰った時計を凝視する。
見た目は時計で、中心に時間が表示されていたが・・・何故か数字の100で固定されそのまま動く気配が無い。
「その数字はお前らの現在の評価ポイントを表している。」
提督が口を開く。
「オレたちに暴言を吐いた時・業務をサボった時・その他不適切だと認識した時に自動的にその数値が下がっていく。」
「・・・」
「そして80を切った瞬間に・・・」
提督の口から思いがけない言葉が、
”その時計は爆発する”
「??? 一体何を言っているのさ?」
時雨は一瞬何を言われたのかが分からなかった。
「聞いていなかったのか? その時計は爆弾だと言ったのだが?」
「そんな・・・嘘、嘘でしょ!?」
嘘と訴えつつ、爆弾と言われて即座に外そうとする艦娘たち。
「!? と、取れない!」
いくら外そうとしても決して外れない時計。
「一旦装着したらオレの開錠許可が下りない限り、外れない仕組みになっている。」
「・・・」
「大丈夫、お前たちが態度を改め、きちんと指示に従ってくれれば爆発する心配は無いから。」
提督は説明するも、
「はっ! そんなハッタリが通用するもんですか! 爆弾と思わせて皆を不安にさせて命令に従えって事?
とっても幼稚な発想ね!」
駆逐艦の1人が提督に詰め寄る。
「私は信じないわよ、これが爆弾? 中央の数値が80切ったら? やってやろうじゃない!」
そう言って、提督の説明を無視してひたすら罵声を浴びせ続ける駆逐艦娘。
「提督のクズ! マヌケ! 死にぞこない!!」
全く恐れていないのか、遠慮なく罵声を続ける艦娘を見て、
「はぁ~、せっかくの忠告を無視して。」
提督は呆れたように時計を起動、駆逐艦娘の中央の数値が罵声を浴びせるごとに、1、2とどんどん数値が下がっていく。
「ちょっと曙! やばいよ! 本当に止めた方が!!」
仲間の艦娘が制するも、
「煩い!! こんなハッタリに乗せられる私じゃないわ! このバカで役立たずのクソ提督!!」
曙は罵声を続ける・・・そして遂に、
「8、80を切って・・・79になった。」
提督が言った通りなら、この後爆発することになるが、
「・・・ほら見なさい! 爆発しないじゃない! 提督の嘘っぱちだったのよ!!」
曙が皆の前で叫ぶ。
「ほら見てよ! 爆発しないじゃない! 提督の言っていた話は嘘!! う・そ・・・!? ぎゃあああああっ!!!!」
突然曙が苦しみ始め、そして・・・
「あ~あ、腕が吹き飛んでしまったな。」
曙の腕が地面に落ち、断面から血が吹き上げる。
「海風、落ちたゴミ(曙の手)と汚れ(曙の血)を掃除して。」
「はいっ、お任せください。」
そう言って、何の抵抗も無く掃除を始める海風。
「うああっ・・・腕、腕がっ! 腕がぁああ!!!!」
腕が吹き飛び、パニックになっている曙に、
「煩いですよ? 静かにして頂けませんか?」
側で掃除をしている海風が曙を睨みつける。
「・・・」
曙と側に居た艦娘たちは恐ろしくて何も答えられない。
「じゃあ今から全員の評価ポイントを解放するね・・・スイッチオン、と。」
起動した瞬間、艦娘全員の時計の数値が100から99に変わった。
「まぁ、せいぜい頑張ってくれ・・・特にふざけて首に装着したお前たち、80を切って待つのは・・・確実な死だからな。」
捨て台詞を吐いて、提督と海風は去って行く。
・・・
その後、さっきまで提督に罵声を浴びせていた艦娘たちが嘘のように静まり返り、出撃と遠征指示も文句1つ言わずに行う。
「これからはきちんと命令にも従います、提督に罵声を言ったりしません! 絶対に誓います・・・
ですからこれを・・・外して頂けませんか?」
複数の艦娘が涙ながらに爆弾の開錠を求めていたが、
「命令に従う? 罵声を言わない? それって当然の事じゃない?」
提督の言い分に、
「・・・」
誰1人反論が出来ない。
「あ~あ、また2下がったね・・・あまりにも下らない発言をしてオレを不機嫌にさせたからなぁ~。」
提督はにやにやと怯える艦娘たちを睨みつける。
出撃・遠征から帰還する艦娘たち。
「何で・・・何で99から87に下がってるの!? ちゃんと指示に従って出撃したじゃない!?」
しかも、艦娘毎に下がる数値は違っていて、
「お前とお前は被弾しただろ? オレの出撃命令に被弾と言う言葉は無い、つまり命令違反って事だよ。」
「そ、そんな・・・それって。」
「ああ? 散々偉そうに罵声を言っていた分際が、あの程度の出撃で被弾出来るご身分か?
被弾無しで帰って来いや!!」
提督の怒声が出撃から帰還した艦娘たちの耳に響く。
「て、提督さん・・・夕立の数値が90になってるっぽい~・・・」
遠征で帰還した夕立が恐る恐る意見する。
「遠征は無事に成功したっぽい~・・・資材もちゃんと確保出来たっぽい~・・・それなのに、何で?」
夕立の怯えた口調に、
「何でって? 大成功じゃないから。」
提督は即答する。
「成功なんて当たり前、遠征って言うのは大成功を出すのが主な役割、キラ付けを怠ったお前たちが悪い!」
「・・・」
夕立は何も反論できない。
「気にするな、まだ10ある・・・まぁ、切ったら時雨の目の前で首がスパーン! ああっ、怖っ。」
他人事のように呟いて部屋に戻る提督。
・・・
「夕方になりましたね提督。」
気付けば既に夕方、時間的に夕食の時間だ。
「食堂へ行って何か食べようか。」
そう言って、海風と一緒に食堂に向かう。
「すいません、提督に頼まれてお弁当屋さんを探したのですが・・・」
海風は申し訳なさそうに、袋から弁当を取り出す。
「いいよ、確かこの辺りは売店がほとんど無くて近場にコンビニがあった位だ。」
そう言って、コンビニで買って来て貰った弁当を温めて2人で夕食を摂る2人。
「あのぅ、提督。」
食事中に誰か話し掛けて来た・・・大淀である。
「これが明日からの任務表です。 目を通して下さい。」
昨日までは2人の存在自体を否定していた大淀が、提督に今後の任務を報告し始める。
「出撃・遠征の編成は今日と同じでよろしいでしょうか?」
大淀から渡された書類に目を通すと、
「いいんじゃない、明日も同じ編成で頼むよ。」
提督からの許可を貰い、
「かしこまりました・・・それでは、失礼します。」
大淀はそそくさと去って行く。
夜になり、部屋で海風と軽い晩酌をしていた時の事だ。
「提督、いる?」
扉を叩き、入って来たのは・・・時雨と夕立。
「おや、時雨に夕立じゃないか? どうした、眠れないのか?」
「・・・」
眠れないのは当然の事である、昼間に時計爆弾を装着された上に被害者が目の前に出たのだから。
「提督さん・・・夕立の時計が・・・」
よく見ると、夕立の数値が90から84まで降下していた。
「夕立、何か悪いことしたっぽい~? あれから気持ちを改めて頑張ってるっぽい~・・・それなのに何で?」
かなり怯えた表情で尋ねる夕立に、
「何でだろうね?」
知らない振りをする提督。
「提督! 冗談言っている場合じゃないんだよ!! 本当に夕立が死ぬかもしれないのに何でそんな平然としてられるのさ!?」
提督の態度が気に入らなかったのか、激高する時雨に、
「うん、死ねばいいじゃん。」
提督は躊躇いも無く答える。
「言い忘れていたけど、オレがこの鎮守府に派遣された本当の理由は・・・鎮守府の再建だ。」
「鎮守府の再建? ど、どう言う意味?」
時雨は言っている意味が分からない。
「鎮守府にいる害虫を駆除し、新たな教育を受けた艦娘を鎮守府に着任させ本来の上官と部下との関係を築かせること・・・
それがオレに与えられた依頼だ。」
「・・・」
「つまり、この鎮守府で言う害虫と言うのは他でもない、お前たちって事さ。」
「じゃ、じゃあ僕たちに・・・死ねって言うの?」
悟った様で急に震えだす時雨。
「うん、そう依頼されてる・・・最悪処分しても構わん、と言われてる。」
提督は同期から指示された内容を話す。
「でも、オレとしては処分は可哀そうだと思ってる・・・いくら悪い人間でもこの世に生きる命である以上、簡単に芽を摘む
行為はオレは好かない。」
「えっ・・・じゃあ僕たちを助けてくれるのかい?」
時雨が一瞬顔を上げる。
「まずは1週間、それを付けたまま爆発せずに無事に乗り越えられたら・・・」
「乗り越えられたら? この時計を外してくれるのかい!?」
時雨は淡い期待を抱いて提督に尋ねるも、
「数値を僅かに+αしてやる。」
残酷にも外してくれるわけでは無い、ただ数値を上げると言うだけだ。
「そんな・・・そんな事って、あんまりだ! 酷過ぎるよ!!」
時雨が叫び出す。
「そうなの? 散々前提督と新提督に暴力振るっていたんだろう? 反撃する提督がいないと本気で思っていたの?
だったらお前たちの完全な推測ミスだね。」
提督は躊躇いなく答える。
「後もう1つ、昼まで散々偉そうにしていたお前らが突然心を入れ替えたとか言っていたが、そんなのはオレには関係ない。
夜に飲みに誘おうが夜戦の誘いや、オレに媚びを売ろうが数値は上がらない、それは覚えて置け?」
「・・・」
時雨は何も答えられず、夕立はただ怖くて泣きじゃくっている。
「あのぉ~、時雨さんに夕立さん?」
海風が輪に入って来て、
「提督と今日のお仕事の終わりに軽く晩酌をしているのです・・・はっきり言って2人は邪魔ですので、早く消えて頂けませんか?」
海風が2人を睨む。
「・・・」
「海風の言う通りだ・・・昼間も言ったが、オレたちが不機嫌になっても数値が下がるから・・・
ほら、時雨の数値が2下がってるぞ。」
「! ・・ううっ。」
提督の言う通り、時雨の数値が99から97に降下している。
「まぁ頑張れ、後腕が吹き飛んだ曙だけど・・・今度はオレが丁重に首に装着させたから。」
「!? く、首にって・・・」
提督の言葉に時雨は体を震わせる。
「でも欠損しているから出撃は二度と出来ないね・・・せめて雑用だけでも頼もうかと思っているが、
それすら出来ない様では、本当に必要のないゴミだな。」
そう言って、まだ部屋にいる時雨と夕立を追い出した。
・・・
翌日になり、
「出撃組と遠征組が全員集まりません・・・一体どうしたって言うの!?」
大淀が何度も時間を見ては焦りだす、
「おはよう大淀。」
提督が執務室にやって来る。
「あっ、おはようございます! それが・・・」
大淀が現状報告をするも、
「じゃあ仕方ないね、違う艦娘を配置に着かせて。」
「で、ですがそれでは元々配備予定の艦娘はどうしたら?」
大淀は尋ねるも、すぐにはっと気づく。
「だからさぁ、”違う艦娘を配置に着かせろ”と言っただろう?」
提督が睨みつける。
「・・・か、かしこまりました。 少々お待ちください。」
そう言って、大淀は急いで部隊を再編成し始める。
・・・この日、大きめのずだ袋が複数鎮守府から捨てられたとの知らせを後に知る大淀。
・・・
提督と海風が鎮守府に赴いて1週間が経過、
会議室に在住している艦娘全員を召集させる提督。
「うん、1週間前と違って誰1人罵声も何も言わなくなった、とてもいい事だ。」
提督は口を開く。
「しかし・・・数が前より少ないな。 一体どうしたんだろうねぇ海風?」
「そうですね、恐らく鎮守府から逃げたのではないでしょうか。」
知っているのに敢えて何も知らないかのような口ぶりの2人。
「・・・」
誰1人として口を開かない艦娘たち。
「まずは1週間それを身に付けたまま生活しろと指示したからな。 ここにいる皆はそれなりに頑張ったと見える。
それに敬意を表し・・・」
「じゃ、じゃあこれを外してくれるの!?」
艦娘たちから希望と安堵した言葉が出るも、
「外さないよ? 数値を引き上げるだけ(きっぱり)」
そう言って、提督がスイッチを押すと、各艦娘たちの時計の数値が+15された。
「なっ・・・外してくれるんじゃないのか!?」
摩耶は驚き、提督に噛みつく。
「当然だろ、たった1週間で改正したとは到底言えない。 最低でも1年はお前たちに付ける必要があるな。」
「い、1年って・・・」
1年と言われて一部の艦娘たちが絶望する。
「大丈夫、1週間出来たんだから次は頑張って1年! 1年出来たら次は10年! 余裕だろ?」
そう言って、笑いながら海風と部屋に戻って行く提督。
恐怖からか、出撃と遠征、更には部屋から出られない艦娘が出てくる。
しかし、当然数値が減る要因となり、ほとんどの艦娘が”80を切る”恐怖からか、部屋から出てくるも、
一向に部屋から出ない艦娘は、”腕が吹き飛んでいる”か”首が吹き飛んでいる”状態である。
無理を承知で、提督に必死に頭を下げる艦娘たちも少なからずいる。
「お願いします! もう絶対に逆らうような真似は致しません! 過去に暴力を振るった提督達に謝罪もします!
もう自分勝手な真似は致しません・・・ですから・・・ですからぁ!!!!」
数値が80の艦娘たちが涙ながらに訴えるも、
「あっ・・・79になった。」
提督の言葉に、
「!!? 嫌だ・・・嫌だぁああああ!!!!」
すぐに仲間の艦娘に助けを訴えるが、
「・・・? あ、あれ? 爆発しない?」
確かに、いくら時間が過ぎても爆発する気配が無い。
「故障? じゃ、じゃあ私はた、助かったの? 良かったぁ。」
そう思い、緊張感が解けるも、
「この中で代わりに死ぬ人間はいるか?」
提督から意味深な発言が飛び出す。
「ど、どう言う意味ですか?」
当然周りは意味が分かっていない。
「80を切った時、近くに仲間がいる場合・・・身代わりで助けることが出来るぞ。」
「・・・」
「当然身代わりになった人間は死ぬ、そして助けられた人間は助けた人間の数値に上書きされる。」
「・・・」
「さぁ、誰が救いの手を差し伸べるのかなぁ?」
提督がにやにやしながら光景を見つめる。
「・・・た、助けて。」
80を切った艦娘が仲間に助けを求めるが、
「・・・」
全員が無言で首を振り、今まで一緒だったのが何事も無かったかのように、全員が部屋から出て行く。
「待って・・・待ってよ皆!!」
必死で叫ぶも、彼女は1人残される。
「冷たいな~、所詮我が身可愛さってわけだな。」
提督は興ざめしたようで、深いため息をつく。
「嫌・・・嫌だぁ、助けて提督!!」
彼女は泣きじゃくりながら助けを求める。
「助けて!! 助け・・・がはっ!!!! あっ あっ ぶしゅう あぐぅ・・」
首から血が噴き出し、絶命する。
「壮大に血が飛び散ったな・・・海風、悪いけど掃除手伝って。」
「はいっ、お任せください。」
そう言って、飛び散った血と地面に散らばった贓物の掃除を始める2人。
・・・
提督と海風が鎮守府にやって来て半月が経過、
鎮守府に在住中の艦娘が半分まで減り、今も限られた数値の中で必死に生活している。
「そろそろ頃合いだな・・・少し外出するね、帰りは夕方になるよ。」
今日の業務を海風に任せて、提督は外出する。
「おい、海風。 頼むよ・・・この時計を外してくれよ!」
執務中に、提督がいなくなったころを見計らい艦娘たちが海風に詰め寄る。
「海風、僕たちは同じ姉妹艦だろ? 少しでも同情しているなら・・・お願い、これを外してよ!」
「外して欲しいっぽい~・・・もう夕立は嫌っぽい~!」
最初は偉そうで悪態ばかりついていた艦娘たちが徐々に改正へと向かっているも、
「まだまだ反省しているように見えませんね。」
海風は冷ややかな態度で接する。
「そんな・・・もう十分に反省しているって! もう悪態をついたり命令無視なんてしないよ・・・
皆だって思ってるから!」
「でも・・・それは”時計が装着しているから仕方がなく従っているだけ”ですよね? 時計を外せばまた
最初に戻るのではないですか?」
「そんな事ない! 僕は、いや・・・僕たちは誓ってあんな横暴な態度は取らないから!! だから許して、
もうこんな凶器を取り除いてよ!!」
時雨が必死に説得するも、
「皆さん、暇なのですか? 数字が下がっていることに気付いてもいないんですね?」
「えっ・・・そ、そんな。」
海風に言われて時計を見ると、確かに2、3降下している。
「どうして・・・発言の権利すら与えられないの? そんなのただの奴隷じゃないか!!」
時雨は激高するが、
「そうではありません、”執務中に会話を始める程暇なのですか?” と聞いているんです。」
「・・・」
確かに本来仕事をする側から見れば”サボり”と判断される、海風は目の前にいる全員を”サボり”と認識していた。
当然ながら業務妨害で全員のポイントが減るのは当然の結果だ。
「ですから皆さんは全く反省していないですね、と言いたいのですが?」
改めて海風が冷酷な表情で接する。
「ううっ。」
必死に説得をしていた時雨も摩耶も大淀も・・・散々泣きじゃくっていた夕立でさえも、全てを諦めたかのように
1人、1人と執務室から出て行く。
「やっと静かになりました・・・ふぅ~。」
海風は提督の分まで書類に目を通す。
・・・
提督と海風が鎮守府に来て1か月が経ち、
「オレがこの鎮守府に滞在する期間は終わった。 では帰る支度をしようか。」
そう言って、提督と海風は帰る支度をし始める。
「えっ、帰るの提督?」
廊下の掃除をしていた時雨が荷物を持った2人に出会う。
「うん、オレたちが頼まれたのは1か月間、昨日で最終日だから帰るんだ。」
「時雨さん、それに他の皆さんには短期間ですけど、本当にお世話になりました!」
海風は深々と礼をする。
「ちょっと待って! じゃあこの時計はどうなるの? 帰るのに外してくれないの?」
「そりゃあそうでしょ? 外してまた横暴になっても困るじゃん。」
「・・・」
「安心しろ、オレたちがいなくなっても数値が下がる条件は変わらない・・・間もおかずに新しい提督が着任する
はずだから、その提督が不快に思ったり命令無視と思わなければ下がる心配は無いよ。」
提督は明るく返すも、
「でも、数字が下がっても・・・上がることは二度と無いって事、だよね?」
時雨は恐る恐る尋ねるも、
「おっ、流石時雨! 読みが早い。」
「・・・」
予想通りの結果に、時雨は何も言えない。
「まぁ仕方がない、それがもし爆発した時・・・それがお前たちの運命ってやつだ。
お前たちがやらかした事、それは”オレを敵に回した事”だね~。」
「じゃあ帰るか。」と言って海風と共に鎮守府を後にする2人。
・・・
提督が言っていた通り、鎮守府に新たな提督が着任する。
しかし、この提督・・・実は、前に艦娘たちから暴力を振るわれ、逃げた提督だった。
「本当に大丈夫だろうか・・・また殴る蹴るだのされなければいいんだけど。」
本営の指示とはいえ、再び暴力の日々をと考えると不安でいっぱいのようだ。
「いかんいかん、本営の話によれば艦娘たちの態度は改正されたと聞かされた・・・それを信じよう。」
そう思いつつ、鎮守府を目指す。
「長旅お疲れ様です、提督。」
鎮守府門で全艦娘が列を作って待機していた。
「ああ、その・・・ひ、久しぶり。」
おどおどした口調で挨拶をする提督。
「お久しぶりです、提督。 早速ですが明日からの出撃と遠征のご相談が・・・」
任務娘の大淀が進んで提督に声を掛け、今後の日程を伝えていく。
数日が経ち、
「そうか、艦娘共は暴力も振るわず、悪態も付かず命令通りに動いているか・・・そうかそうか。」
中将の鬼提督が無線で連絡を取っている。
「いや、もうオレが気に掛ける必要は無いだろう。 恐らくその鎮守府は大丈夫だ、また何かあったら連絡しろ。」
そう言って、無線を切る鬼提督。
「ふむ・・・あの無能提督、またもやってくれたな。」
実は提督に鎮守府の改正を依頼したのは鬼提督だが、改正するか失敗するかの結果は半信半疑だった鬼提督。
しかし、無能提督は見事鎮守府を改正したのだ。
「しかし、あの無能・・・事前に計画をしていたとは・・・」
鬼提督は少し前の出来事を思い出す。
・・・
提督と海風が鎮守府から出て翌日の事、
「待っておったぞ無能! あの鎮守府の結果報告を聞かせよ!」
鬼提督に促され、椅子に座ると提督が詳細を報告する。
「鎮守府にいる艦娘の半数は絶命しました。」
「ふむ、そうか。」
「残りの半数は改正の余地があるとみなし、生かす結論に致しました。」
「ふむ・・・どうやって手懐けたのかは知らんが、本当にあいつらは態度を改めたのだろうな?」
「ええ、大丈夫でしょう。」
各艦娘たちに装着させた時計型爆弾・・・実はあの時計、”提督が鎮守府から去った時点で無効化される”のだが、
「いずれは気づくかと思います、「私たちは助かった」と。」
「ほぅ・・・それで? 絶命した半数の艦娘たちの補充は考えているのか?」
「はい、”ゴミ処理場”から絶命した同名艦を鎮守府に補充させました。」
「何? 同じ人間を補充させた? 一体何の利点があると言うのだ?」
わざわざ絶命した同じ艦娘を補充させる意味が分からない鬼提督。
「簡単な事です・・・彼女たちに”お前たちの代わりはいくらでもいる”と脳裏に焼き付けたかったのです。」
提督がやった事、それは艦娘たちに爆弾を装着させて、いつ爆発するか分からない恐怖を与えるのが目的ではなく、
もし、死んでも”代わりはいくらでもいる、だから死んでも構わない”と言う自分たちの存在価値を植え付けたかったようだ。
「少し手荒な方法でしたが・・・結果的に暴力は無くなり、提督も安心して業務をこなせるのですから問題ないのでは?」
以上の提督の結果報告に、
「うむ、そうだな。 本当にご苦労だった・・・また貴様に頼むやもしれん、その時は頼むぞ!」
「はい、お安い御用です。」
そう言って、鬼提督に敬礼をして去って行く。
・・・
「ふむ・・・あの無能提督め。」
鬼提督は天井を見つめながら、
「あれだけの実力があれば、簡単に大将・元帥にもなれただろうに。」
鬼提督はぼそっと呟く。
その後、提督と海風は無事に店に帰還。
嫁の村雨と一緒に翌日から店を開店、いつものように多忙な日々が続くのだった。
「提督、豹変する」 終
此のくらい今までコロコロ去れた提督の痛みに比べれば当然だ。狂犬は暴力でしか公正しない。どうせ口だけだ。
だが、やり過ぎると
「ゴミ捨て場」の連中が
黙って無いか?
暴力には上としたを決める以外にも。
快楽で行う者がいる。つまり首輪を着ける前は快楽で人を傷つけていたんだ。
其は正にブラックの特徴。並ば其を是正するには去れた痛みを与えるしかない。
自業自得だね。
けどね。調教には救いも必要。
良いことしたらカウンターの数字を
プラスにして徐々に従順にして
監視する必要が有るね。行き過ぎた圧政は反乱につながる。首輪着けて気長にいくしかない。
この作品の続きはあるの?(・ε・` )
何かめっちゃ気になる。
やはりクリーンにする方向か。
そしてさいごは疲れたこが解体を自分で言うまで追い込み反省した者だけ生かしそれ以外は消すか。おお怖い。まあ手順踏んで数減らしたほうが安全に処理できる。
遅くらなせならば海風改2おめでとうございます。
>だが、やり過ぎると
>「ゴミ捨て場」の連中が
>黙って無いか?
黙認する方向じゃないかな?提督側が事前に何かしらの取引してそうな感じがするしな
それと艦娘たちが暴力的になった理由はあるのかな?
やけに高性能な機械だなあw
普通はプログラム道理にしか動かないのに
融通のきく機械だなあ。
面白ぇ。
こういうの好き
面白ぇ。
こういうの好き
掃除人はクールに去るぜ!
2ですが8さんへ。
黙認すると言っても
艦娘が凶暴化した理由次第かも。
しかし…前提督のせいで艦娘が凶暴化し
後任の提督が傷つきながらも艦娘を
更正させるSSは沢山あるが
本来なら、この提督のように
容赦無くするのが当たり前なんだよな。
理由どうあれ、善良な後任提督に対し
暴力を振るったのだから。
お疲れさまでした。
7さん、
ありがとうございます♪
しかし、まだ海風に更なる改装を行っていません。
個人的に海風の元の姿が好きな事と、海風が1人しか
いないため、改装しようか悩んでおります・・・
皆さんコメントありがとうございます♪
「ゴミ捨て場」の言葉が出ている時点で、
細かな所まで読んで頂いているのが分かり、
とても感謝しております♪
方法は別にして取り敢えず不穏分子を容赦なく排除して排除した代わりをまともな者に置き換えていく、自分の立場や身分を徹底的に叩き込んで矯正して既存の考え方(思想)を完全に壊して上官更に言えば国や軍に対する忠誠心を植え付けるスタイルですか。
国の改革や軍隊のブートキャンプ等でよく用いられる方法ではありますね。